JPH10301639A - 振動抑制装置 - Google Patents

振動抑制装置

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Publication number
JPH10301639A
JPH10301639A JP11303797A JP11303797A JPH10301639A JP H10301639 A JPH10301639 A JP H10301639A JP 11303797 A JP11303797 A JP 11303797A JP 11303797 A JP11303797 A JP 11303797A JP H10301639 A JPH10301639 A JP H10301639A
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JP
Japan
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steel plate
electromagnet
position detecting
electromagnets
cover
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Pending
Application number
JP11303797A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamamoto
山本  明
Shukichi Shutoku
修吉 酒徳
Kyoji Murakishi
恭次 村岸
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置検出装置の誤動作や故障を防止すること
が可能な位置検出装置を有する振動抑制装置を提供す
る。 【解決手段】 図示せぬ溶融亜鉛槽から搬送装置によっ
て搬送され、上下方向に張設された状態で走行する鋼板
1の片側に所定の間隔を空けて、電磁石3が配設されて
いる。位置検出装置4は、鋼板1を挟んで上記電磁石3
に対応する位置に所定の間隔を空けて配設されており、
鋼板の変位を検出し、コントローラ5に供給する。コン
トローラ5は、位置検出装置4から供給される鋼板1の
変位が最も小さくなるよう、電磁石3を励磁するための
励磁信号を生成し、電磁石3の吸引力を制御する。ま
た、位置検出装置4の全体を覆うようにカバー6が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行する板状の鋼
板の位置を検出して、鋼板の振動や湾曲を低減する振動
抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、製鉄設備の圧延ラインで生成さ
れた帯板状の鋼板に表面処理を施す溶融亜鉛メッキライ
ンにおいては、溶融亜鉛槽から引き上げられた鋼板を走
行させながら、スリット状噴出口を有する噴出ノズルか
ら加圧空気または加圧ガスを噴出させて、過剰な溶融亜
鉛メッキを鋼板から吹き落として所要のメッキ厚とする
ことが行われている。
【0003】このような表面処理過程においては、鋼板
は走行するだけではなく、走路面に対して振動しながら
走行しているため、噴出ノズルと鋼板との距離が変動す
る。この結果、加圧空気または加圧ガスから鋼板が受け
る力が変動してメッキ厚が不均一となり、品質の劣化を
招くことになる。そこで、特開平5−245522号公
報および特開平5−245523号公報に開示されてい
るように、鋼板の走行路を挟んで対向する一対もしくは
複数対の電磁石と、鋼板の走行位置を検出する位置検出
装置とを設け、位置検出装置によって検出された鋼板の
ずれ量に応じて、各電磁石を励磁し、吸引力を相互に切
り換えることにより、鋼板の振動および湾曲を低減する
装置が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鋼板の表面処
理ラインにおいては、上記の装置が溶融亜鉛槽の近くに
設置されているため、上記の装置に亜鉛ヒュームが付着
して、やがて堆積してしまう。上記の装置中の位置検出
装置に亜鉛ヒュームが堆積すると、位置検出装置が鋼板
ではなく、堆積した亜鉛ヒュームの位置を検出するとい
った誤動作が生じる。このため、一定期間ごとにブラシ
で擦るなどの作業を行い、位置検出装置に堆積した亜鉛
ヒュームを取り除く必要がある。しかし、このような作
業を行うと、位置検出装置本体に傷が付いて故障すると
いった問題が生じる。
【0005】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、位置検出装置の誤動作や故障を防止すること
が可能な位置検出装置を有する振動抑制装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、走行する鋼板の走路面に対
して所定の間隔を空けて配置される電磁石と、上記鋼板
に対して、非接触式で上記鋼板までの距離を検出する位
置検出装置と、上記位置検出装置によって検出された距
離に基づいて、上記位置検出装置から上記鋼板までの距
離が一定となるように、上記電磁石の励磁電流を制御す
る制御装置とを備える振動抑制装置において、上記位置
検出装置の全体を覆うようにカバーが設けられているこ
とを特徴とする。
【0007】上記の構造の上記振動抑制装置は、亜鉛ヒ
ュームなどの屑や塵埃が付着しやすい環境で使用して
も、屑や塵埃が上記カバーに付着し、上記位置検出装置
が保護される。このため、位置検出装置の誤動作や故障
を防止することができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の振動抑制装置において、上記位置検出装置が、
上記鋼板の走路面を挟んで上記電磁石と反対側に、上記
電磁石に対向するように配設されていることを特徴とす
る。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の振動抑制装置において、上記電磁石が、上記鋼
板の走路面の両側に複数配設され、上記位置検出装置
が、上記電磁石の少なくともいずれか一つの内部に配設
されていることを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の振動抑制装置におい
て、上記位置検出装置が、上記鋼板の走行する方向に沿
って間隔をおいて複数配設されていることを特徴とす
る。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
に記載の振動抑制装置において、上記位置検出装置が、
複数の上記電磁石の全ての内部に配設されていることを
特徴とする。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
ないし請求項5のいずれかに記載の振動抑制装置におい
て、上記電磁石および上記位置検出装置が上記鋼板の幅
方向に複数設けられていることを特徴とする。
【0013】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
ないし請求項6のいずれかに記載の振動抑制装置におい
て、上記位置検出装置が無機絶縁材料で構成されている
ことを特徴とする。
【0014】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
ないし請求項7のいずれかに記載の振動抑制装置におい
て、上記電磁石が無機絶縁材料で構成されていることを
特徴とする。
【0015】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
ないし請求項8のいずれかに記載の振動抑制装置装置に
おいて、上記カバーの材料が、非磁性および絶縁性を有
することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第一実施形態 (1) 第一実施形態の構成 図1は、本発明の第一実施形態による振動抑制装置の構
成を示す概念図である。同図において、1は帯板状の鋼
板を示す。鋼板1は、鋼板の表面に亜鉛メッキを施すた
めの図示しない溶融亜鉛槽から搬送装置によって図中の
下方から上方へ搬送される。搬送装置は複数のローラを
備えており、ローラに鋼板1を張架して走行させる。2
は、そのローラのうちの一つを示す。鋼板1の片側に
は、所定の間隔を空けて電磁石3が配設されている。鋼
板1を挟んで電磁石3に対応する位置には、鋼板1と所
定の間隔を空けて位置検出装置4が配設されており、鋼
板の振動による変位を検出し、コントローラ(制御装
置)5に供給する。コントローラ5は、位置検出装置4
から供給される鋼板1の変位が最も小さくなるよう、電
磁石3を励磁するための励磁信号を生成し、電磁石3の
吸引力を制御する。また、位置検出装置4の全体を覆う
ようにカバー6が設けられている。
【0017】このような振動抑制装置によって、振動を
抑制された鋼板1は、図示しないノズルから噴出される
加圧空気または加圧ガスによって過剰な溶融亜鉛メッキ
が吹き落とされることによって、所要のメッキ厚になさ
れる。
【0018】上記電磁石3は、無機絶縁材料で構成され
ており、無機絶縁電線を所定のターン数巻回し、無機絶
縁薄葉材でテーピング保護したコイルを鉄心にはめ込
み、無機ワニスを用いて、鉄心とコイルとを固着させる
ことにより得られる。
【0019】上記電磁石3を構成する無機絶縁材料と
は、無機絶縁電線、無機ワニス、無機絶縁薄葉材等を指
し、これらは、各々、400℃以上の耐熱性を有してい
る。
【0020】無機絶縁電線の導体には、通常用いられる
銅では耐酸化性、アルミニウムでは強度に問題があるの
で、ニッケル、金、白金および白金ロジウム等の耐熱性
を有する導体が好ましい。ここで、ニッケルは約600
℃の耐熱性を有しおり、その他の導体は約700℃の耐
熱性を有している。
【0021】また、無機絶縁電線の絶縁層には、ポリボ
ロシロキサン、ポリカルボシラン、ポリシラスチレン、
ポリシラザン、ポリチタノカルボロシラン系およびオル
ガノシロキサンのうち1種類を使った樹脂、もしくはこ
れらの物質のうち2種類以上を混合してなる樹脂と、無
機充填剤とを溶剤に溶解または分散させたセラミック系
絶縁体が用いられる。無機ワニスは、酸化マグネシウ
ム、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化カルシウム、酸
化ホウ素、シリカ、マイカ、タルク等の酸化物系セラミ
ックのうちの1つ、もしくはこれら酸化物系セラミック
のうち、2種類以上が混合されたものを、水および有機
溶剤で希釈して粘度を下げたものが用いられる。
【0022】上記位置検出装置4には、無機絶縁材料で
構成された渦電流式位置センサーが用いられる。図2に
示すように、渦電流式位置センサーは、ほぼ円筒状のボ
ビン8と、ボビン8の周囲に巻回されたコイル9とを備
える。ボビン8の図中の左端面には、ボビン8の中心軸
線を通るネジ穴10が形成されており、このネジ穴10
には中空ボルト11が螺合されており、これによってボ
ビン8と中空ボルト11とが同軸上に連ねられている。
ネジ穴10には、無機接着剤12が塗布され、これによ
りボビン8と中空ボルト11は接着されている。
【0023】ボビン8には、ネジ穴10と同心上に小径
の穴13が形成されている。穴13は、ネジ穴10に螺
合された中空ボルト11の内部空間と同軸に連通する。
また、ボビン8の外周面から穴13の右端に連通する二
本の穴14、15が形成されている。ボビン8は、耐熱
性、絶縁性、非磁性、加工性を要するため、ジルコニ
ア、アルミナ、シリカ系等のセラミック成型品である。
【0024】中空ボルト11は、その外周のネジ部を所
定の位置に配置された取り付け部6Bのネジ穴に螺合す
ることによって、この渦電流式位置センサーを固定する
ためのものであり、また、このネジ部を利用して、コイ
ル9と被検出物である鋼板1とのギャップ調整を行うこ
とが可能になっている。この中空ボルト11は、600
℃以上の耐熱性を有する材料からなる。例えば、鉄、ス
テンレス鋼、ニッケル、チタン等の金属材料やジルコニ
ア、アルミナ、シリカ系等のセラミック成型品を用いる
ことができる。但し、金属材料を使用する場合には、中
空ボルト11とコイル9との間隔を最低15mm以上、
好ましくは20mm以上あける必要がある。これは、導
電性物質がコイルの近くにあると渦電流式位置センサー
の検出感度に外乱を与えるためである。
【0025】ここで、コイル9は、無機絶縁電線を所定
の巻き数、ボビン8の外周面に整列巻きすることによっ
て形成されおり、コイル9の各巻線間、およびボビン8
とコイル9との間が無機ワニス17によって固着されて
いる。コイル9を構成する無機絶縁電線の両端部9a、
9bは、それぞれ穴14、15を通じて穴13を経て中
空ボルト11の内部まで通されている。また、図中の右
側から中空ボルト11には、無機同軸ケーブル16が挿
入されており、この無機同軸ケーブル16と無機絶縁電
線の両端部9a、9bが接続されている。
【0026】さて、無機絶縁電線の両端部9a、9bと
無機同軸ケーブル16の接続構造は、次のように構成さ
れている。まず、無機絶縁電線の両端部9a、9bの絶
縁層を剥がして導体部を露出しておく。また、無機同軸
ケーブル16においては、外部導体18を露出させ、さ
らに無機絶縁層19から内部導体20の先端部を露出し
ておく。そして、図3に示すように、無機絶縁電線の両
端部9a、9bを二つの金属管21の内部にそれぞれ挿
入し、金属管21の他方端側から外部導体18および内
部導体20をそれぞれ挿入して無機絶縁電線の両端部9
a、9bと突き合わせる。
【0027】次に、金属管21を側方から押圧すること
により、無機絶縁電線の両端部9a、9bおよび導体1
8、20を金属管21に圧着する。そして、金属管2
1、無機絶縁電線の両端部9a、9bの導体部および導
体18、20とにニッケル等の耐酸化性を有する金属で
メッキを施し、そのメッキ層の周囲を覆うように無機絶
縁クロス22を設け、無機ワニス17aによって固定す
る。そして、無機ワニス17によって無機絶縁電線の両
端部9a、9b、金属管21および同軸ケーブル16を
固定する。
【0028】なお、位置検出装置4には、図4に示すよ
うな渦電流式位置センサーを用いてもよい。同図におい
て、図2と共通の構成要素には、同一の符号を付けて、
その説明を省略する。コイル9のリード線としては、同
軸ケーブル16が用いられ、その接続構造は、上記の接
続構造と同様である。
【0029】この渦電流式位置センサーにおいては、ボ
ビン8に周溝23が形成されており、この周溝23に収
まるようにコイル9が巻回されている。コイル9には、
無機ワニス17bが含浸されており、この無機ワニス1
7bにより、コイル9の各巻線間、およびコイル9とボ
ビン8との間が固着されている。
【0030】また、周溝23の内部かつ無機ワニス17
bが含浸されたコイル9の外側にはセラミックパテ24
が充填されている。セラミックパテ24の外周面は平滑
にされ、かつ周溝23に隣接するボビン8の外周面と面
一になされている。また、図示はしないがセラミックパ
テ24を充填する代わりに無機ワニス17bをコイル9
に含浸させて硬化させた後、周溝23の内部かつ無機ワ
ニス17bが含浸されたコイル9の外側に、セラミック
製の半円リングを両側からはめ込んで無機接着剤によっ
て固着してもよい。
【0031】上記位置検出装置4を構成する無機絶縁材
料とは、無機絶縁電線、無機ワニス、セラミックパテ2
4、無機接着剤12、セラミック成型品、無機同軸ケー
ブル16を指し、これらの耐熱性は、それぞれ600℃
以上を有している。ここで、無機絶縁電線としては、電
磁石3と同様のものが用いられる。また、無機同軸ケー
ブル16の外部導体18および内部導体20には、無機
絶縁電線の導体と同様な導体などが用いられ、無機同軸
ケーブル16の無機絶縁層19には、無機絶縁電線の絶
縁層と同様なセラミック系絶縁体が用いられている。ま
た、無機同軸ケーブル16の保護被覆層は、シリカ繊維
またはアルミナ長繊維などの無機絶縁材料から形成され
る。また、無機絶縁クロス22には、ガラス繊維、アル
ミナ繊維、シリカ繊維等の無機絶縁繊維を織ったものが
用いられる。
【0032】無機ワニス17,17a,17bは、酸化
マグネシウム、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化カル
シウム、酸化ホウ素、シリカ、マイカ、タルク等の酸化
物系セラミックのうちの1つ、もしくはこれら酸化物系
セラミックのうち、2種類以上が混合されたものを、水
および有機溶剤で希釈して粘度を下げたものが用いられ
る。また、無機接着剤12は、上記の酸化物系セラミッ
クのうちの1つ、もしくは、2種類以上が混合されたも
のを、水および水ガラスによって濡れ性や流れ性を調整
したものであり、セラミックパテ24は、上記の酸化物
系セラミックのうちの1つ、もしくは、2種類以上が混
合されたものに、多量の無機充填剤が加えられたもので
ある。
【0033】図2および図4に示すように、カバー6
は、位置検出装置4を覆うように筒状に形成されてお
り、鋼板1側には、肉厚の小さい壁部6Aが設けられて
いる。また、位置検出装置4の取り付け部6Bは筒状の
カバー6を固着するための部分であるとともに、カバー
6とともに、位置検出装置4の全体を覆うカバーとなっ
ている。ここで、壁部6Aの肉厚を小さくするのは、渦
電流式位置センサーの測定感度の向上の観点から位置検
出装置4と鋼板1との距離をできる限り短くするためで
ある。但し、カバー6の壁部6A以外の面の肉厚につい
ては、スペースに問題が生じない限り特に制約を受けな
い。
【0034】カバー6の材料としては、非磁性および絶
縁性を有するものが要求される。これは、導電性や磁性
を有する材料をカバー6として用いると、位置検出装置
が壁部6Aの位置を検出してしまうためである。また、
位置検出装置4は溶融亜鉛槽の近くに設置されるため、
位置検出装置4を覆うカバー6にも位置検出装置4と同
様に600℃以上の耐熱性が要求される。これらの要件
を満たすカバー6の材料としては、アルミナ、ベリリ
ア、マグネシア、シリカ、チタニア、ムライト、スピネ
ル、コージライト、ジルコニア等の一つまたは複数をセ
ラミック板またはマイカ板に混合したものなどを用いる
ことができる。
【0035】(2) 第一実施形態による効果 第一実施形態の構成において、鋼板1は、ローラ2によ
って上方に向かって、振動を生じた状態で搬送されてい
る。位置検出装置4は、鋼板1までの距離を示す距離信
号を出力する。コントローラ5は、距離信号に対して比
例、積分、微分等の信号処理を施し、距離信号に含まれ
る脈流的な成分を無くすように、電磁石3の励磁信号を
生成し、この励磁信号によって電磁石3の吸引力を制御
する。この結果、上下方向に張設状態にある鋼板1は、
電磁石3によって、図1上の右側に引っ張られ、鋼板1
の位置が一定となる。このことによって、ノズルから加
圧空気または加圧ガスを噴出させて過剰な亜鉛メッキを
鋼板1から吹き落として所要のメッキ厚にする工程にお
いて、ノズルから噴出される加圧空気または加圧ガスか
ら鋼板1が受ける力が一定となり、均一なメッキ厚が得
られる。
【0036】また、鋼板1の走路面を挟んだ同一線上の
位置で、位置検出装置4による鋼板1までの距離の検出
と、電磁石3の吸引力による鋼板1の位置を一定にする
ための修正とを行うことができるため、振動抑制装置が
より正確な制御を行うことができる。
【0037】また、亜鉛ヒュームがカバー6に付着する
ことによって位置検出装置4が保護される。このため、
位置検出装置4の誤動作防止のために亜鉛ヒュームを取
り除くときは、カバー6をブラシなどで擦るだけでよ
い。従って、位置検出装置4本体に傷が付き故障すると
いった問題がなくなる。
【0038】また、電磁石3および位置検出装置4は、
400℃以上の耐熱性を有する無機絶縁材料から構成さ
れているので、400℃の高温下でも、電磁石および位
置検出装置としての性能を失うことなく、高温雰囲気で
長期間の使用が可能となる。
【0039】B.第二実施形態 (1) 第二実施形態の構成 次に、図5は、本発明の第二実施形態による振動抑制装
置の構成を示す概念図である。なお、図1、図2および
図4に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略
する。同図において、一対の電磁石3a、3bが鋼板1
を挟んで対向するように配設されている。そして、図6
に示すように、図中の左側の電磁石3aには、鋼板1の
変位を検出する位置検出装置4が内蔵されている。ま
た、位置検出装置4の全体を覆うようにカバー6が設け
られている。
【0040】電磁石3a、3bは、第一実施形態におけ
る電磁石3と同様に構成されている。コントローラ(制
御装置)5aは、位置検出装置4から供給される鋼板1
の変位が最も小さくなるよう、電磁石3a、3bを励磁
するための励磁信号を生成し、この励磁信号によって電
磁石3a、3bの吸引力を制御する。
【0041】(2) 第二実施形態による効果 第二実施形態の構成において、鋼板1は、ローラ2によ
って上方に向かって、振動を生じた状態で搬送されてい
る。位置検出装置4は、鋼板1までの距離を示す距離信
号を出力する。コントローラ5aは、距離信号に対して
比例、積分、微分等の信号処理を施し、距離信号に含ま
れる脈流的な成分を無くすように、電磁石3a、3bの
励磁信号を生成し、この励磁信号によって電磁石3a、
3bの吸引力を制御する。この結果、上下方向に張設状
態にある鋼板1は、電磁石3a、3bによって、図面右
側または左側に引っ張られ、鋼板1の位置が一定とな
る。このことによって、ノズルから加圧空気または加圧
ガスを噴出させて過剰な亜鉛メッキを鋼板1から吹き落
として所要のメッキ厚にする工程において、ノズルから
噴出される加圧空気または加圧ガスから鋼板1が受ける
力が一定となり、均一なメッキ厚が得られる。
【0042】また、鋼板1が、図面上左側の電磁石3a
と右側の電磁石3b両側から吸引力を受けることができ
るため、鋼板1の位置を一定にするための修正をより正
確に行うことができる。また、位置検出装置4による鋼
板1までの距離の検出と、電磁石3aの吸引力による鋼
板1の位置を一定にするための修正とを同じ位置で行う
ことができるため、振動抑制装置がより正確な制御を行
うことができる。
【0043】また、亜鉛ヒュームがカバー6に付着する
ことによって位置検出装置4が保護される。このため、
位置検出装置4の誤動作防止のために亜鉛ヒュームを取
り除くときは、カバー6をブラシなどで擦るだけでよ
い。従って、位置検出装置4本体に傷が付き故障すると
いった問題がなくなる。
【0044】また、電磁石3a、3bおよび位置検出装
置4は、400℃以上の耐熱性を有する無機絶縁材料か
ら構成されているので、400℃の高温下でも、電磁石
および位置検出装置としての性能を失うことなく、高温
雰囲気で長期間の使用が可能となる。
【0045】C.第三実施形態 (1) 第三実施形態の構成 次に、図7は、本発明の第三実施形態による振動抑制装
置の構成を示す概念図である。なお、図5に対応する部
分には同一の符号を付けて説明を省略する。同図におい
て、電磁石3a、3bは、上述した第二実施形態と同様
に、鋼板1を挟んで対向するように配設されている。位
置検出装置4aは、図中の右側の電磁石3bに内蔵さ
れ、位置検出装置4bは、位置検出装置4aと鋼板1の
同一面側に並行に配設されている。また、位置検出装置
4a、4bの全体を覆うようにカバー6a、6bが設け
られている。
【0046】位置検出装置4a、4bは、第一実施形態
における位置検出装置4と同様に構成されている。ま
た、カバー6a、6bは、第一実施形態におけるカバー
6と同様に構成されている。コントローラ(制御装置)
5bは、位置検出装置4a、4bから供給される鋼板1
の変位が最も小さくなるよう、電磁石3a、3bを励磁
するための励磁信号を生成し、電磁石3a,3bの吸引
力を制御する。
【0047】(2) 第三実施形態による効果 第三実施形態の構成において、鋼板1は、ローラ2によ
って上方に向かって、振動を生じた状態で搬送されてい
る。位置検出装置4a、4bは、鋼板1までの距離を示
す距離信号を出力する。コントローラ5bは、距離信号
に対して比例、積分、微分等の信号処理を施し、距離信
号に含まれる脈流的な成分を無くすように、電磁石3
a、3bの励磁信号を生成し、この励磁信号によって電
磁石3a、3bの吸引力を制御する。この結果、上下方
向に張設状態にある鋼板1は、電磁石3a、3bによっ
て、図面右側または左側に引っ張られ、鋼板1の位置が
一定となる。このことによって、ノズルから加圧空気ま
たは加圧ガスを噴出させて過剰な亜鉛メッキを鋼板1か
ら吹き落として所要のメッキ厚にする工程において、ノ
ズルから噴出される加圧空気または加圧ガスから鋼板1
が受ける力が一定となり、均一なメッキ厚が得られる。
【0048】また、位置検出装置4a、4bの二つの位
置検出装置によって、鋼板1までの距離の検出を行うた
め、より正確な距離の検出がなされる。
【0049】また、亜鉛ヒュームがカバー6a、6bに
付着することによって位置検出装置4a、4bが保護さ
れる。このため、位置検出装置4a、4bの誤動作防止
のために亜鉛ヒュームを取り除くときは、カバー6a、
6bをブラシなどで擦るだけでよい。従って、位置検出
装置4a、4b本体に傷が付き故障するといった問題が
なくなる。
【0050】また、電磁石3a、3bおよび位置検出装
置4a、4bは、400℃以上の耐熱性を有する無機絶
縁材料から構成されているので、400℃の高温下で
も、電磁石および位置検出装置としての性能を失うこと
なく、高温雰囲気で長期間の使用が可能となる。
【0051】D.第四実施形態 次に、図8は、本発明の第四実施形態による振動抑制装
置の構成を示す概念図である。なお、図5または図7に
対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。
同図において、電磁石3a、3bは、上述した第二実施
形態または第三実施形態と同様に、鋼板1を挟んで対向
するように配設されている。電磁石3a、3bには、各
々、位置検出装置4c、4dが内蔵されている。また、
位置検出装置4c、4dの全体を覆うようにカバー6
c、6dが設けられている。
【0052】位置検出装置4c、4dは、第一実施形態
における位置検出装置4と同様に構成されている。ま
た、カバー6c、6dは、第一実施形態におけるカバー
6と同様に構成されている。コントローラ(制御装置)
5cは、位置検出装置4c、4dから供給される鋼板1
の変位が最も小さくなるよう、電磁石3a、3bを励磁
するための励磁信号を生成し、電磁石3a,3bの吸引
力を制御する。
【0053】(2) 第四実施形態による効果 第四実施形態の構成において、鋼板1は、ローラ2によ
って上方に向かって、振動を生じた状態で搬送されてい
る。位置検出装置4c、4dは、鋼板1までの距離を示
す距離信号を出力する。コントローラ5cは、距離信号
に対して比例、積分、微分等の信号処理を施し、距離信
号に含まれる脈流的な成分を無くすように、電磁石3
a、3bの励磁信号を生成し、この励磁信号によって電
磁石3a、3bの吸引力を制御する。この結果、上下方
向に張設状態にある鋼板1は、電磁石3a、3bによっ
て、図面右側または左側に引っ張られ、鋼板1の位置が
一定となる。このことによって、ノズルから加圧空気ま
たは加圧ガスを噴出させて過剰な亜鉛メッキを鋼板1か
ら吹き落として所要のメッキ厚にする工程において、ノ
ズルから噴出される加圧空気または加圧ガスから鋼板1
が受ける力が一定となり、均一なメッキ厚が得られる。
【0054】また、位置検出装置4c、4dの二つの位
置検出装置によって、鋼板1までの距離の検出を行うた
め、より正確な距離の検出がなされる。また、鋼板1が
電磁石3a、3bの吸引力を受けることができるため、
鋼板1の位置を一定にするための修正をより正確に行う
ことができる。また、位置検出装置4cと電磁石3aお
よび位置検出装置4dと電磁石3bとが同じ位置で、鋼
板1までの距離の検出と、鋼板1の位置を一定にするた
めの修正とを行うことができるため、振動抑制装置がよ
り正確な制御を行うことができる。
【0055】また、亜鉛ヒュームがカバー6c、6dに
付着することによって位置検出装置4c、4dが保護さ
れる。このため、位置検出装置4c、4dの誤動作防止
のために亜鉛ヒュームを取り除くときは、カバー6c、
6dをブラシなどで擦るだけでよい。従って、位置検出
装置4c、4d本体に傷が付き故障するといった問題が
なくなる。
【0056】また、電磁石3a、3bおよび位置検出装
置4c、4dは、400℃以上の耐熱性を有する無機絶
縁材料で構成されているので、400℃の高温下でも、
電磁石および位置検出装置としての性能を失うことな
く、高温雰囲気で長期間の使用が可能となる。
【0057】E.第五実施形態 (1) 第五実施形態の構成 図9は、本発明の第五実施形態による振動抑制装置の構
成を示す概念図である。なお、図1、図5、図7および
図8に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略
する。同図において、鋼板1の一方には、電磁石3-1、
3-2、……、3-nが鋼板1の幅方向にn組設けられてい
る。そして、上記電磁石3-1〜3-nには、各々、鋼板1
の変位を検出する位置検出装置4-1、4-2、……、4-n
が内蔵されている。また、位置検出装置4-1、4-2、…
…、4-nの全体を覆うようにカバー6-1、6-2、……、
6-nが設けられている。この場合、図示しないコントロ
ーラは、位置検出装置4-1〜4-nから供給される鋼板1
の変位が最も小さくなるように、電磁石3-1〜3-nを励
磁するための励磁信号を生成し、電磁石3-1〜3−nの
吸引力を制御する。
【0058】電磁石3−1、3-2、……、3-n、位置検
出装置4-1、4-2、……、4-nおよびカバー6-1、6-
2、……、6-nは、それぞれ第一実施形態における電磁
石3、位置検出装置4およびカバー6と同様に構成され
ている。
【0059】(2) 第五実施形態による効果 第五実施形態の構成において、鋼板1は、振動を生じた
状態で搬送されている。位置検出装置4-1〜4-nは、鋼
板1までの距離を示す距離信号を出力する。図示しない
コントローラ(制御装置)は、距離信号に対して比例、
積分、微分等の信号処理を施し、距離信号に含まれる脈
流的な成分を無くすように、電磁石3-1〜3-nの励磁信
号を生成し、この励磁信号によって電磁石3-1〜3-nの
吸引力を制御する。この結果、上下方向に張設状態にあ
る鋼板1は、電磁石3-1〜3-nによって、図面右側また
は左側に引っ張られ、鋼板1の振動および湾曲を低減す
ることができる。このことによって、ノズルから加圧空
気または加圧ガスを噴出させて過剰な亜鉛メッキを鋼板
1から吹き落として所要のメッキ厚にする工程におい
て、ノズルから噴出される加圧空気または加圧ガスから
鋼板1が受ける力が一定となり、均一なメッキ厚が得ら
れる。
【0060】また、鋼板1の幅方向の複数の場所で、鋼
板1までの距離の検出を行うために、より正確な距離の
検出がなされる。さらに、鋼板1が幅方向に複数設けら
れた電磁石の吸引力を受けることができるため、鋼板1
の位置を一定にするための修正をより正確に行うことが
できる。
【0061】また、電磁石3-1〜3-nおよび位置検出装
置4-1〜4-nは、400℃以上の耐熱性を有する無機絶
縁材料から構成されているので、400℃の高温下で
も、電磁石および位置検出装置としての性能を失うこと
なく、高温雰囲気で長期間の使用が可能となる。
【0062】なお、第五実施形態では、電磁石3-1〜3
-nおよび位置検出装置4-1〜4-nを鋼板1の一方に配設
するようにしたが、これに限らず、第一ないし第四実施
形態に示す電磁石および位置検出装置の構成で、鋼板1
の幅方向に複数設けるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、位置検出装置の全体を覆うようにカバーを設けるた
め、亜鉛ヒュームなどの屑や塵埃がカバーに付着し、位
置検出装置が保護される。このため、位置検出装置の誤
動作や故障を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態による振動抑制装置の
構成を示す概念図である。
【図2】 上記の振動抑制装置の位置検出装置付近の側
断面図である。
【図3】 上記位置検出装置のコイルを構成する無機絶
縁電線と同軸ケーブルとの接続構造を示す断面図であ
る。
【図4】 図2の位置検出装置の変形例を示す側断面図
である。
【図5】 本発明の第二実施形態による振動抑制装置の
構成を示す概念図である。
【図6】 第二実施形態による振動抑制装置の電磁石に
内蔵された位置検出装置付近の側断面図である。
【図7】 本発明の第三実施形態による振動抑制装置の
構成を示す概念図である。
【図8】 本発明の第四実施形態による振動抑制装置の
構成を示す概念図である。
【図9】 本発明の第五実施形態による振動抑制装置の
構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1 鋼板 2 ローラ 3,3a,3b,3-1〜3-n 電磁石 4,4a,4b,4c,4d,4-1〜4-n 位置検出装
置 5,5a,5b,5c コントローラ(制御装置) 6,6a,6b,6c,6d,6-1〜6-n カバー 6A 壁部 6B 取り付け部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する鋼板の走路面に対して所定の間
    隔を空けて配置される電磁石と、 上記鋼板に対して、非接触式で上記鋼板までの距離を検
    出する位置検出装置と、 上記位置検出装置によって検出された距離に基づいて、
    上記位置検出装置から上記鋼板までの距離が一定となる
    ように、上記電磁石の励磁電流を制御する制御装置とを
    備える振動抑制装置において、 上記位置検出装置の全体を覆うようにカバーが設けられ
    ていることを特徴とする振動抑制装置。
  2. 【請求項2】 上記位置検出装置が、上記鋼板の走路面
    を挟んで上記電磁石と反対側に、上記電磁石に対向する
    ように配設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の振動抑制装置。
  3. 【請求項3】 上記電磁石が、上記鋼板の走路面の両側
    に複数配設され、上記位置検出装置が、上記電磁石の少
    なくともいずれか一つの内部に配設されていることを特
    徴とする請求項1に記載の振動抑制装置。
  4. 【請求項4】 上記位置検出装置が、上記鋼板の走行す
    る方向に沿って間隔をおいて複数配設されていることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    振動抑制装置。
  5. 【請求項5】 上記位置検出装置が、複数の上記電磁石
    の全ての内部に配設されていることを特徴とする請求項
    3に記載の振動抑制装置。
  6. 【請求項6】 上記電磁石および上記位置検出装置が上
    記鋼板の幅方向に沿って複数設けられていることを特徴
    とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の振動
    抑制装置。
  7. 【請求項7】 上記位置検出装置が無機絶縁材料で構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6の
    いずれかに記載の振動抑制装置。
  8. 【請求項8】 上記電磁石が無機絶縁材料で構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれ
    かに記載の振動抑制装置。
  9. 【請求項9】 上記カバーの材料が、非磁性および絶縁
    性を有することを特徴とする請求項1ないし請求項8の
    いずれかに記載の振動抑制装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020018437A (ko) * 2000-09-01 2002-03-08 신현준 연속 용융 아연 도금 라인의 강판 진동 제어 방법 및 장치
JP2014181378A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Nisshin Steel Co Ltd 溶融めっき設備

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