JPH10304562A - 直流送電システム - Google Patents

直流送電システム

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JPH10304562A
JPH10304562A JP9104084A JP10408497A JPH10304562A JP H10304562 A JPH10304562 A JP H10304562A JP 9104084 A JP9104084 A JP 9104084A JP 10408497 A JP10408497 A JP 10408497A JP H10304562 A JPH10304562 A JP H10304562A
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JP9104084A
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Hideo Ito
秀夫 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30—Reactive power compensation

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転電流が小さい場合に一定の電圧基準で運
転したり、運転中の端子が故障により脱落した場合に電
圧基準が低い値になっていたりすると、効率の悪い運転
状態になってしまい、交流系統の無効電力を不要に消費
する運転状態となり交流系統容量が小さい場合は交流電
圧の歪みや電圧変動が発生する。 【解決手段】 直流多端子送電系統の線路低下定数と電
力変換器の電流基準とに基づき電圧基準を補正すること
により、各電力変換器間の電圧偏差は確保しつつ、電流
基準が小さくなると電圧基準は大きくなり、電流基準が
大きくなると電圧基準は小さくなることで効率の高い制
御特性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流側が共通の直
流線路に接続され交流を直流に変換可能で且つ直流を交
流に変換可能な電力変換器を組み合わせて構成された直
流送電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、一般的な直流並列多端子送電設
備の構成図である。図7において、変換器10、20、
30は図示しない変換器用変圧器を介して交流電力系統
に各々連系され、変換器10、20、30の直流側はそ
れぞれ直流リアクトル11、21、31と直流線路1
2、13、22、23、32、33を介して接続されて
いる。
【0003】又、制御装置は、共通制御装置40と変換
器制御装置51、52、53とからなっており、各変換
器が協調して運転制御するようになっている。又、各変
換器を制御するための検出器としては、図8に示すよう
に変換器10には、直流電流検出器14と直流電圧検出
器15が設けられている。ここでは、変換器10につい
てのみ示したが変換器20、30にも同様に設けられ
る。
【0004】ここで、変換器制御装置について説明す
る。図9は変換器制御装置51、52、53の制御ブロ
ック図である。変換器制御装置は、電流基準設定器10
0の出力と、電流基準設定器101の出力と電流基準設
定器102の出力との差とを入力とし、いずれか小さい
方を選択する最小値選択回路110と、電流基準設定値
102の出力と直流電圧検出値とを入力とし、直流電圧
検出値が所定値より低下したときに電流基準に補正を加
える直流電圧低下時電流基準補正回路111と、電流基
準設定値102の出力と直流電圧低下時電流基準補正回
路111とから求められる電流基準と直流電流検出値と
の差を入力とし、定電流制御を行う第1の定電流制御回
路112と、最小値選択回路110の出力と直流電流検
出値との差を入力とし、定電流制御を行う第2の定電流
制御回路113と、電圧基準設定器103の出力と交流
電圧検出値と直流電流検出値とを入力とし、定電圧制御
を行う定電圧制御回路114と、交流電圧と直流電流と
を入力とし、定余裕角制御を行う定余裕角制御回路11
5と、図示しない転流失敗検出要素等の保護回路が動作
したときに位相制御角を約120度に固定する位相進め
回路116と、第1の定電流制御回路112の出力と定
電圧制御回路114の出力とを入力とし、いずれか大き
い方を選択する最大値選択回路117と、第2の定電流
制御回路113の出力と定余裕角制御回路115の出力
と位相進め回路116の出力と最大値選択回路117の
出力とを入力とし、いずれか小さい方を選択する最小値
選択回路118と、最小値選択回路118の出力を基に
系統の電圧位相に同期して変換器を駆動するゲート信号
を出力する位相制御回路119と、順変換運転時に閉と
なり逆変換運転時に開となるスイッチ130とからな
る。
【0005】図10(a)は変換器が順変換運転を行う
場合の運転特性であり、特性曲線上で、A1−A2の部
分は交流電圧と変換器用変圧器の漏れインピーダンス等
で決定されるレギュレーション特性領域で、A2−A3
の部分は第2の定電流制御回路113が作用する定電流
特性領域で、A3−A4の部分は定電圧制御回路114
が作用する定電圧特性領域で、A4−A6の部分は第1
の定電流制御回路112が作用する定電流特性領域であ
る。
【0006】図10(b)は変換器が逆変換運転を行う
場合の運転特性であり、特性曲線上で、B1−B2の部
分は第2の定電流制御回路113が作用する定電流特性
領域で、B2−B3の部分は定電圧制御回路114が作
用する定電圧特性領域で、B3−B4の部分は第1の定
電流制御回路112が作用する定電流特性領域で、B4
−B5の部分は定余裕角制御回路115が作用する定余
裕角特性領域である。
【0007】具体的に、変換器51と変換器52が順変
換運転を行い、変換器53が逆変換運転を行う場合を例
に各制御回路の動作について説明する。順変換運転を行
い直流電圧決定端子として動作する変換器51において
は、電流基準設定器100(設定値=10%)の出力
と、電流基準設定器101(設定値=10%)の出力と
電流基準設定器102(設定値=60%)の出力とを減
算した値とが最小値選択回路110に入力され、いずれ
か小さい方が出力される。この最小値選択回路110の
出力は電流基準値として直流電流検出値との偏差がとら
れ第2の定電流制御回路113に入力される。つまり、
第2の定電流制御回路113は、電流基準設定器100
の設定値で動作する回路となり、直流電流が10%以上
の場合は位相遅れ角を大きくするように動作する。
【0008】電流基準設定器102の出力と直流電圧低
下時電流基準補正回路111の出力とはスイッチ130
が閉であるので加算され電流基準値として直流電流検出
値との偏差がとられ第1の定電流制御回路112に入力
される。ここで、電圧制御端子として運転する変換器の
電流基準設定値は、逆変換運転を行う変換器の電流基準
設定値から別の順変換運転を行う変換器の電流基準設定
値を減算した値に電流マージンとして10%程度大きく
設定するため、直流電流が零から電流設定運転領域では
電流検出値より電流基準設定値の方が大きいため第1の
定電流制御回路112の制御信号は、制御遅れ角を小さ
くし直流電圧を大きくするように動作する。
【0009】定電圧制御回路114は、電圧基準設定器
103(設定値=100%)の出力と交流電圧検出値と
直流電流検出値とを入力とし、電圧基準設定器103
(設定値=100%)の出力から制御信号を出力するよ
うに制御している。
【0010】定余裕角制御回路115は、逆変換運転を
行う変換器の転流失敗を防止し、余裕角を確保するため
の回路であり、交流電圧検出値と直流電流検出値とから
逆変換運転領域の位相遅れ角を演算し、この値を逆変換
運転時の制御角のリミッタ値としている。
【0011】位相進め回路116は、転流失敗検出要素
等の保護回路が動作したときに位相制御角を約120度
に固定するように制御信号を出力する。最大値選択回路
117は、第1の定電流制御回路112の出力とを入力
とし、いずれか大きい方を出力する。通常は、定電圧制
御回路114の出力の方が大きくなるので、定電圧制御
回路114の出力が選択される。
【0012】最小値選択回路118は、第2の定電流制
御回路113の出力と定余裕角制御回路115の出力と
位相進め回路116の出力と最大値選択回路117の出
力とを入力とし、いずれか小さい方を出力する。通常
は、最大値選択回路117の出力が一番小さいので、最
大値選択回路117の出力即ち定電圧制御回路114の
出力が選択される。
【0013】このようにして、順変換運転を行い直流電
圧決定端子として動作する変換器51においては、定電
圧制御が行われる。次に、順変換運転を行うもう一方の
変換器52の変換器制御回路について説明する。
【0014】電流基準設定器100(設定値=10%)
の出力と、電流基準設定器101(設定値=10%)の
出力と電流基準設定器102(設定値=50%)の出力
とを減算した値とが最小値選択回路110に入力され、
いずれか小さい方が出力される。この最小値選択回路1
10の出力は電流基準値として直流電流検出値との偏差
がとられ第2の定電流制御回路113に入力される。つ
まり、第2の定電流制御回路113は、電流基準設定器
100の設定値で動作する回路となり、直流電流が10
%以上の場合は位相遅れ角を大きくするように動作す
る。
【0015】電流基準設定器102の出力と直流電圧低
下時電流基準補正回路111の出力とはスイッチ130
が閉であるので加算され電流基準値として直流電流検出
値との偏差がとられ第1の定電流制御回路112に入力
される。ここで、電流基準設定値は、逆変換運転を行う
変換器の電流基準設定値から別の順変換運転を行う変換
器の電流基準設定値を減算した値に設定するため、直流
電流が零から電流設定運転領域では第1の定電流制御回
路112の制御信号は、直流電流検出値と電流基準設定
値とが一致するように動作する。
【0016】定電圧制御回路114は、電圧基準設定器
103(設定値=110%)の出力と交流電圧検出値と
直流電流検出値とを入力とし、電圧基準設定器103
(設定値=110%)の出力から制御信号は位相制御角
を小さくするように制御している。
【0017】定余裕角制御回路115は、逆変換運転を
行う変換器の転流失敗を防止し、余裕角を確保するため
の回路であり、交流電圧検出値と直流電流検出値とから
逆変換運転領域の位相遅れ角を演算し、この値を逆変換
運転時の制御角のリミッタ値としている。
【0018】位相進め回路116は、転流失敗検出要素
等の保護回路が動作したときに位相制御角を約120度
に固定するように制御信号を出力する。最大値選択回路
117は、第1の定電流制御回路112の出力とを入力
とし、いずれか大きい方を出力する。通常は、定電流制
御回路112の出力の方が大きくなるので、定電流制御
回路112の出力が選択される。
【0019】最小値選択回路118は、第2の定電流制
御回路113の出力と定余裕角制御回路115の出力と
位相進め回路116の出力と最大値選択回路117の出
力とを入力とし、いずれか小さい方を出力する。通常
は、最大値選択回路117の出力が一番小さいので、最
大値選択回路117の出力即ち定電流制御回路112の
出力が選択される。
【0020】このようにして、順変換運転を行う変換器
52においては、定電流制御が行われる。次に、逆変換
運転を行う変換器53の変換器制御回路について説明す
る。
【0021】電流基準設定器100(設定値=10%)
の出力と、電流基準設定器101(設定値=10%)の
出力と電流基準設定器102(設定値=100%)の出
力とを減算した値とが最小値選択回路110に入力さ
れ、いずれか小さい方が出力される。この最小値選択回
路110の出力は電流基準値として直流電流検出値との
偏差がとられ第2の定電流制御回路113に入力され
る。つまり、第2の定電流制御回路113は、電流基準
設定器100の設定値で動作する回路となり、直流電流
が10%以上の場合は位相遅れ角を大きくするように動
作する。
【0022】電流基準設定器102の出力と直流電圧低
下時電流基準補正回路111の出力とはスイッチ130
が開であるので加算されることなく電流基準設定器10
2の出力と直流電流検出値との偏差がとられ第1の定電
流制御回路112に入力される。第1の定電流制御回路
112では、電流基準設定器102の設定値100%の
電流を流すように、制御遅れ角の大きい逆変換運転領域
の制御信号を出力し、直流電流が増加した場合には、さ
らに制御角を遅れ方向に動作させ、変換器の直流電圧を
上昇させる。反対に直流電流が減少した場合には、制御
遅れ角を小さくして電流基準設定値になるように制御す
る。
【0023】定電圧制御回路114は、電圧基準設定器
103(設定値=90%)の出力と交流電圧検出値と直
流電流検出値とを入力とし、電圧基準設定器103(設
定値=90%)の出力から位相制御信号は制御遅れ角を
小さくするように制御している。電圧基準設定器103
の設定値90%は、直流電圧決定端子として動作する定
電圧制御回路の運転電圧と直流線路の抵抗値による電圧
低下分を考慮して決定される。
【0024】定余裕角制御回路115は、逆変換運転を
行う変換器の転流失敗を防止し、余裕角を確保するため
の回路であり、交流電圧検出値と直流電流検出値とから
逆変換運転領域の位相遅れ角を演算し、この値を逆変換
運転時の制御角のリミッタ値としている。
【0025】位相進め回路116は、転流失敗検出要素
等の保護回路が動作したときに位相制御角を約120度
に固定するように制御信号を出力する。最大値選択回路
117は、第1の定電流制御回路112の出力とを入力
とし、いずれか大きい方を出力する。通常は、定電流制
御回路112の出力の方が大きくなるので、定電流制御
回路112の出力が選択される。
【0026】最小値選択回路118は、第2の定電流制
御回路113の出力と定余裕角制御回路115の出力と
位相進め回路116の出力と最大値選択回路117の出
力とを入力とし、いずれか小さい方を出力する。通常
は、最大値選択回路117の出力が一番小さいので、最
大値選択回路117の出力即ち定電流制御回路112の
出力が選択される。
【0027】このようにして、逆変換運転を行う変換器
53においては、定電流制御が行われる。上述した各変
換器制御回路の運転特性は、図11(a)に示す運転特
性曲線で表され、各変換器の運転点は運転特性曲線上の
交点Pとなる。
【0028】また、上述した変換器制御回路では、変換
器51を電圧決定端子として説明したが、各端子が協調
して運転するためには共通制御装置から各端子に設定さ
れる電圧・電流基準値により電圧決定端子が決定され
る。変換器52が電圧決定端子として動作する場合は、
運転特性曲線は図11(b)のようになり、変換器53
が電圧決定端子として動作する場合は、運転特性曲線は
図11(c)のようになる。
【0029】また、変換器51が順変換運転を行い、変
換器52、53が逆変換運転を行う場合の運転特性は図
12のようになる。図12(a)は変換器51が直流決
定端子として動作する場合の運転特性曲線で、図12
(b)は変換器52が直流決定端子として動作する場合
の運転特性曲線で、図12(c)は変換器53が直流決
定端子として動作する場合の運転特性曲線である。この
ように端子の潮流が反転した場合でも協調して運転され
る。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】このような直流多端子
構成で定格運転領域まで安定な運転を行う条件としては
各端子の電圧制御が干渉しないように直流線路のインピ
ーダンスを考慮して直流電圧基準を与える必要がある。
【0031】しかし、運転電流が小さい場合に一定の電
圧基準で運転したり、運転中の端子が故障により脱落し
た場合に電圧基準が低い値になっていたりすると、効率
の悪い運転状態になってしまい、交流系統の無効電力を
不要に消費する運転状態となり交流系統容量が小さい場
合は交流電圧の歪みや電圧変動が発生する。
【0032】また、このような運転状態を改善するため
に電圧設定値の変更を行う場合に何らかの理由により電
圧基準設定信号を各端子に与える時間がずれたりした場
合は安定な運転が得られないことがある。
【0033】そこで本発明は上記問題点を解決するため
に、直流多端子構成において、運転電流領域により効率
の良い運転を行い、直流電圧設定変更時の運転において
も安定な運転状態を得られるようにした直流送電システ
ムを提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る直流送電システムでは、直
流送電系統の線路低下定数と電力変換器の電流基準とに
基づき電圧基準を補正することにより、各電力変換器間
の電圧偏差は確保しつつ、電流基準が小さくなると電圧
基準は大きくなり、電流基準が大きくなると電圧基準は
小さくなることで効率の高い制御特性を得ることができ
る。
【0035】本発明の請求項2に係る直流送電システム
では、請求項1記載の直流送電システムにおいて、直流
送電系統の運転連系系統構成が変更されたときにはそれ
に応じて線路低下定数を変更することで、各運転連系系
統構成で効率の高い制御特性を得ることができる。
【0036】本発明の請求項3に係る直流送電システム
では、電圧基準が変更されると各電力変換器の電圧基準
を同時に変更することで、連系運転時の制御干渉等の発
生を防止することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態のブロック図であり、従来との変更点のみ示し
ている。
【0038】共通制御装置40は、運転電圧を決定する
電圧基準設定回路41と、各変換器の電圧基準を補正す
る電圧補正設定回路42、43、44と、電圧基準設定
回路41の出力と電圧補正設定回路42、43、44の
出力とを加算する加算器45、46、47とからなり、
変換器10の直流電圧基準は、電圧基準設定回路41の
出力と電圧補正設定回路42の出力とを加算器45で加
算された信号となり、変換器20の直流電圧基準は、電
圧基準設定回路41の出力と電圧補正設定回路43の出
力とを加算器46で加算された信号となり、変換器30
の直流電圧基準は、電圧基準設定回路41の出力と電圧
補正設定回路44の出力とを加算器47で加算された信
号となる。
【0039】変換器10の電圧基準設定回路103は、
変換器が連系運転する直流送電線の電圧低下定数を設定
する線路定数設定回路150と、線路定数設定回路15
0の出力の極性を反転させる極性反転回路151と、変
換器の潮流方向により変換器が順変換運転のときには線
路定数設定回路150の出力を選択し、逆変換運転のと
きには極性反転回路151の出力を選択するスイッチ1
52と、スイッチ152の出力と電流基準設定器102
の出力とを乗算する乗算器153と、スイッチ152の
出力と乗算器153の出力とを加算する加算器154
と、共通制御装置40からの変換器51の直流電圧基準
と加算器154からの電圧補正信号とを加算する加算器
155とからなる。
【0040】また、変換器20の電圧基準設定回路20
3、変換器30の電圧基準設定回路303も同様の構成
となっている。次に本発明の第1の実施の形態の動作
を、変換器10、20が順変換運転を行い、変換器30
が逆変換運転を行う場合を例に説明する。
【0041】変換器10を電圧決定端子とすると、共通
制御装置40における電圧基準値の配分は、運転電圧を
決定する電圧基準設定回路41の出力が変換器10の電
圧基準信号となるため、電圧補正回路42の補正信号は
0%に設定される。
【0042】変換器20の電圧基準信号は他の変換器の
電圧制御運転の干渉防止として運転電圧より5%程度高
い値に設定されるように、電圧補正回路43の補正信号
は+5%に設定される。また、逆変換運転を行う変換器
30の電圧基準信号は運転電圧より5%程度低い値に設
定されるように、電圧補正回路44の補正信号は−5%
に設定される。
【0043】そして、電圧基準設定回路103では、線
路低下定数が5%(電流基準値が0%から100%に変
化したときに直流電圧低下が5%発生する)であるとす
ると、変換器10は順変換運転であるのでスイッチ15
2は線路定数設定回路150側を選択し、乗算器153
で線路定数設定回路150の出力と電流基準値とが乗算
される。電流基準値が0%の時は、乗算器153の出力
は0%となり、更に加算器154の出力は5%となる。
加算器155では共通制御装置40からの電圧基準値1
00%と加算器154の出力5%が加算され、電圧基準
値として105%が出力される。また、電流基準値が5
0%の時は、乗算器153の出力は2.5%となり、更
に加算器154の出力は2.5%となる。加算器155
では共通制御装置40からの電圧基準値100%と加算
器154の出力2.5%が加算され、電圧基準値として
102.5%が出力される。
【0044】電圧基準設定回路203では、線路低下定
数が5%(電流基準値が0%から100%に変化したと
きに直流電圧低下が5%発生する)であるとすると、変
換器20は順変換運転であるのでスイッチ252は線路
定数設定回路250側を選択し、乗算器253で線路定
数設定回路250の出力と電流基準値とが乗算される。
電流基準値が0%の時は、乗算器253の出力は0%と
なり、更に加算器254の出力は5%となる。加算器2
55では共通制御装置40からの電圧基準値105%と
加算器254の出力5%が加算され、電圧基準値として
110%が出力される。また、電流基準値が50%の時
は、乗算器253の出力は2.5%となり、更に加算器
254の出力は2.5%となる。加算器255では共通
制御装置40からの電圧基準値105%と加算器254
の出力2.5%が加算され、電圧基準値として107.
5%が出力される。
【0045】電圧基準設定回路303では、線路低下定
数が5%(電流基準値が0%から100%に変化したと
きに直流電圧低下が5%発生する)であるとすると、変
換器30は逆変換運転であるのでスイッチ352は極性
反転回路351側を選択し、乗算器353で線路定数設
定回路350の出力と電流基準値とが乗算される。電流
基準値が0%の時は、乗算器353の出力は0%とな
り、更に加算器354の出力は5%となる。加算器35
5では共通制御装置40からの電圧基準値95%と加算
器354の出力5%が加算され、電圧基準値として10
0%が出力される。また、電流基準値が50%の時は、
乗算器353の出力は2.5%となり、更に加算器35
4の出力は2.5%となる。加算器355では共通制御
装置40からの電圧基準値95%と加算器354の出力
2.5%が加算され、電圧基準値として97.5%が出
力される。
【0046】このような電圧基準設定回路において、共
通制御装置40から連系潮流運転条件の電流基準値が変
換器10については60%から40%に変更され、変換
器30については100%から80%に変更されると、
変換器の運転点は図2に示すように、変換器10の運転
点はP1からQ1に変化し、変換器20の運転点はP2
からQ2に変化し、変換器30の運転点はP3からQ3
に変化する。
【0047】つまり、各端子間の電圧偏差を確保しつ
つ、順変換運転を行う変換器10の電圧制御特性は電流
基準値が少なくなると高い値に変化し、逆変換運転を行
う変換器30でも同様の特性であるので電流基準値によ
り電圧基準値が変化することで運転電流の小さい領域で
は効率の良い運転点に移行する。
【0048】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図3は本発明の第2の実施の形態のブロック図
であり、図1に示した電圧基準設定器に新たな線路定数
設定回路156と、運転連系構成により線路定数設定回
路150の出力と線路定数設定回路156の出力とを切
り換えるスイッチ157が設けられている。
【0049】例えば、変換器の運転連系構成状態が多端
子運転状態から2端子運転状態に変化すると、線路低下
定数も変化するので、運転連系構成状態により線路定数
設定回路150の出力と線路定数設定回路156の出力
とを切り換えることによって、線路低下定数を変化さ
せ、運転効率の高い運転点を得ることができる。
【0050】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図4は本発明の第3の実施の形態のブロック図
であり、図1に示した電圧基準設定器に新たに設定値変
更信号により電圧基準値を変更する信号保持回路158
が設けられている。
【0051】例えば、連系運転において、電圧決定端子
を順変換運転を行う変換器10から順変換運転を行う変
換器20に変更する場合は、共通制御回路40において
電圧補正回路42と電圧補正回路43の値を変更する。
このとき、変換器制御装置側つまり電圧基準設定器10
3、203の信号が同時に変更されないと、変換器の連
系運転が制御干渉等を起こして、電流分担が指令値通り
に流れない等の不安定な運転になることがある。
【0052】このため、電圧指令値や電流指令値を変更
する場合には、共通制御装置40から電圧指令値や電流
指令値と共に、設定値変更信号を各端子を制御している
変換器制御装置に送信することで、各変換器制御装置で
の電圧指令値の変更を同時にすることができ、電圧指令
値が変化した場合でも安定した運転点を得ることができ
る。
【0053】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図5は本発明の第4の実施の形態のブロック図
であり、図4に示した第3の実施の形態の電圧基準設定
器と異なる点は、信号保持回路158が潮流反転信号に
より動作する点である。
【0054】このため、電圧指令値や電流指令値を変更
する場合には、共通制御装置40から電圧指令値や電流
指令値と共に、潮流反転信号を各端子を制御している変
換器制御装置に送信することで、各変換器制御装置での
電圧指令値の変更を同時にすることができ、電圧指令値
が変化した場合でも安定した運転点を得ることができ
る。
【0055】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。図6は本発明の第5の実施の形態のブロック図
であり、図4に示した第3の実施の形態の電圧基準設定
器と異なる点は、信号保持回路158が起動停止信号に
より動作する点である。
【0056】このため、電圧指令値や電流指令値を変更
する場合には、共通制御装置40から電圧指令値や電流
指令値と共に、起動停止信号を各端子を制御している変
換器制御装置に送信することで、各変換器制御装置での
電圧指令値の変更を同時にすることができ、電圧指令値
が変化した場合でも安定した運転点を得ることができ
る。
【0057】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1に係
る直流送電システムでは、直流送電系統の線路低下定数
と電力変換器の電流基準とに基づき電圧基準を補正する
ことにより、各電力変換器間の電圧偏差は確保しつつ、
電流基準が小さくなると電圧基準は大きくなり、電流基
準が大きくなると電圧基準は小さくなることで効率の高
い制御特性を得ることができる。
【0058】本発明の請求項2に係る直流送電システム
では、請求項1記載の直流送電システムにおいて、直流
送電系統の運転連系系統構成が変更されたときにはそれ
に応じて線路低下定数を変更することで、各運転連系系
統構成で効率の高い制御特性を得ることができる。
【0059】本発明の請求項3に係る直流送電システム
では、電圧基準が変更されると各電力変換器の電圧基準
を同時に変更することで、連系運転時の制御干渉等の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のブロック図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の運転特性曲線。
【図3】 本発明の第2の実施の形態のブロック図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態のブロック図。
【図5】 本発明の第4の実施の形態のブロック図。
【図6】 本発明の第5の実施の形態のブロック図。
【図7】 一般的な直流並列多端子送電設備の構成図。
【図8】 直流並列多端子送電設備の電力検出装置の配
置図。
【図9】 変換器制御装置のブロック図。
【図10】 直流並列多端子送電設備の運転特性曲線。
【図11】 直流並列多端子送電設備の運転特性曲線。
【図12】 直流並列多端子送電設備の運転特性曲線。
【符号の説明】 10、20、30・・・変換器 40・・・共通制御装置 41・・・電圧基準設定回路 42、43、44・・・電圧補正回路 103、203、303・・・電圧基準設定回路 150、156、250、256、350、356・・
・線路定数設定回路 151、251、351・・・信号極性反転回路 152、157、252、257、352、357・・
・スイッチ 153、253、353・・・乗算器 154、155、254、255、354、355・・
・加算器 158、258、358・・・信号保持回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流側が共通の直流線路に接続され交流
    を直流に変換可能で且つ直流を交流に変換可能な電力変
    換器を組み合わせて構成された直流送電システムにおい
    て、システム運転時の基準となる電圧を設定する電圧基
    準設定手段と、この電圧基準設定手段の出力を各電力変
    換器の運転状態により補正する第1の電圧基準補正手段
    と、直流送電系統の線路低下定数と電力変換器の電流基
    準とに基づき第1の電圧基準補正手段の出力を補正する
    第2の電圧基準補正手段とを具備したことを特徴とする
    直流送電システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の直流送電システムにおい
    て、第2の電圧基準補正手段は直流送電系統の運転連系
    系統構成が変更されたときにはそれに応じて線路低下定
    数を変更することを特徴とする直流送電システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の直流送電システムにおい
    て、電圧基準が変更される場合に所定の信号に従って各
    電力変換器の電圧基準を同時に変更する信号保持手段を
    具備したことを特徴とする直流送電システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109962488A (zh) * 2017-12-25 2019-07-02 Abb瑞士股份有限公司 高压直流输电系统
CN114725973A (zh) * 2021-01-06 2022-07-08 许继电气股份有限公司 一种并联三端直流输电系统极退出后功率确定方法

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