JPH1030539A - プラグキャップ一体型点火コイル装置の取付構造 - Google Patents

プラグキャップ一体型点火コイル装置の取付構造

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JPH1030539A
JPH1030539A JP8183842A JP18384296A JPH1030539A JP H1030539 A JPH1030539 A JP H1030539A JP 8183842 A JP8183842 A JP 8183842A JP 18384296 A JP18384296 A JP 18384296A JP H1030539 A JPH1030539 A JP H1030539A
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尚司 本舘
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可樹 蜂屋
Jiro Shimizu
治郎 清水
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 シリンダヘッド34に取付けた点火プラ
グ35に、プラグキャップ51を一体に備えた点火コイ
ル装置50を嵌合し、一方、シリンダヘッドの上方にフ
ァンシュラウド36を設け、ファンシュラウドに、弾性
体37を介して点火コイル装置を取付けたプラグキャッ
プ一体型点火コイル装置の取付構造である。シリンダヘ
ッドの上方から突起部34aを突出させ、突起部にプラ
グキャップの近傍位置にて弾性体を介して点火コイル装
置を係合した。 【効果】 点火プラグを取付けたシリンダヘッドに、プ
ラグキャップ一体型点火コイル装置を係合したので、点
火プラグと点火コイル装置との間にズレが生じても、点
火コイル装置を有効に保持できる。このため、点火コイ
ル装置のプラグキャップと点火プラグとの嵌合状態を、
確実に且つ安定した状態に維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの点火プラ
グに直接取付ける、プラグキャップ一体型点火コイル装
置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラグキャップ一体型点火コイル
装置として、例えば、実開昭62−179364号公報
「点火コイル」の技術がある。この技術は、その公報の
第1図によれば、点火栓3(番号は公報に記載されたも
のを引用した。以下同じ。)に嵌着する点火栓接続キャ
ップ19を、同心に配列したコア15、二次コイル1
4、一次コイル12でこの順に囲い、これらを有底円筒
のケース11で囲って、点火コイル10を構成したもの
である。そして、この技術は、シリンダヘッド2に点火
栓3をねじ込み、この点火栓3に点火コイル10を差込
んだものであるが、この点火コイル10は、実質的にエ
ンジンカバー6に取付けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンジンカバ
ー6が樹脂であるので、シリンダヘッド2とエンジンカ
バー6とで、振動に差が出るため、ズレが生じる。その
結果、点火栓3に外力が作用する。点火コイル10は、
点火栓接続キャップ19の他に一次・二次コイル12,
14及びコア15を内蔵しているので重く、この重量が
点火栓3に作用するので、取付け強度を考慮する必要が
生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために請求項1は、シリンダヘッドに取付けた点火
プラグに、プラグキャップを一体に備えた点火コイル装
置を嵌合し、一方、シリンダヘッドの上方にファンシュ
ラウドを設け、このファンシュラウドに、弾性体を介し
て前記点火コイル装置を取付けたプラグキャップ一体型
点火コイル装置の取付構造において、前記シリンダヘッ
ドの上方から突起部を突出させ、この突起部にプラグキ
ャップの近傍位置にて前記弾性体を介して点火コイル装
置を係合したことを特徴とする。
【0005】点火プラグを取付けたシリンダヘッドに、
プラグキャップ一体型点火コイル装置を係合したので、
点火プラグと点火コイル装置との間にズレが生じても、
点火コイル装置を有効に保持できる。このため、点火コ
イル装置のプラグキャップと点火プラグとの嵌合状態
を、確実に且つ安定した状態に維持できる。
【0006】請求項2は、前記突起部を、前記シリンダ
ヘッドに設けた空冷用フィンと一体にしたことを特徴と
する。
【0007】突起部が空冷用フィンの役割を果たすこと
ができる。また、シリンダヘッドに、空冷用フィンとと
もに突起部を一体に設けるので、突起部の構成が簡単で
ある。
【0008】請求項3は、シリンダヘッドの上方にファ
ンシュラウドを備え、また、シリンダヘッドに点火プラ
グを取付け、この点火プラグにプラグキャップを一体に
備えた点火コイル装置を嵌合させたプラグキャップ一体
型点火コイル装置の取付構造において、前記点火コイル
装置を、ファンシュラウドを貫通させて前記シリンダヘ
ッドに締結したことを特徴とする。
【0009】点火プラグを取付けたシリンダヘッドに、
プラグキャップ一体型点火コイル装置を取付けたので、
点火プラグと点火コイル装置との間にズレが生じても、
点火コイル装置を有効に保持できる。このため、点火コ
イル装置のプラグキャップと点火プラグとの嵌合状態
を、確実に且つ安定した状態に維持できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」は運転者から見た方向に従い、また、図
面は符号の向きに見るものとする。図1は本発明に係る
スクータ型自動二輪車の側面図であり、スクータ型自動
二輪車1は車体フレーム2と、この車体フレーム2を覆
う車体カバー11と、前輪21と、後輪22と、運転者
が座るシート25と、燃料タンク26と、パワーユニッ
ト31と、リヤクッション47等からなる。
【0011】車体フレーム2は、ヘッドパイプ3と、こ
のヘッドパイプ3に支承した前輪21懸架用フロントフ
ォーク4と、ヘッドパイプ3の後下方に延出したダウン
チューブ5と、このダウンチューブ5の下端から後方に
連設したリヤフレーム6とからなる。リヤフレーム6
は、ダウンチューブ5の下端から後方に略水平に延びる
左右1対の前部フレーム部6a(この図では一方のみを
示す)と、これらの前部フレーム部6aの後部から後上
方に延びる左右1対の中間フレーム部6bと、これらの
中間フレーム部6bの後端を相互に連結する後部フレー
ム部6cとからなる、平面視略楕円状フレームである。
【0012】車体カバー11はヘッドパイプ3の前部及
び前輪21の上部を覆うフロントカバー12及びにフロ
ントサイドカバー13と、運転者の脚部前方を覆うレッ
グシールド14と、運転者の足元を支持するフロアボー
ド15と、車体フレーム2の後部両側面を覆うリヤロア
カバー16と、車体フレーム2の後部上部を覆うリヤア
ッパカバー17と、後輪22の上部を覆うリヤフェンダ
24とからなる。
【0013】リヤアッパカバー17に開閉可能にヒンジ
装着したシート25は、リヤアッパカバー17の上部の
開口部を覆う役割を果たす。燃料タンク26は、レッグ
シールド14の下方において、前部フレーム部6aに取
付けたものである。
【0014】パワーユニット31は、前部の2サイクル
強制空冷型エンジン32と、後部の無段変速機39とを
一体的に組立たユニットである。無段変速機39は、こ
の無段変速機39に取付けた後輪22に、エンジン32
の出力を伝達するものである。
【0015】自動二輪車1のリヤサスペンションは、車
体フレーム2の後部にリヤクッション(ダンパ)47で
パワーユニット31を吊下げた、スイングアーム方式で
あり、パワーユニット31をスイングアームとしたこと
を特徴とする。詳述すれば、リヤサスペンションは、パ
ワーユニット31の前部を、リンク機構41で中間フレ
ーム部6bに前後(自動二輪車1の走行方向)揺動可能
に取付け、パワーユニット31の後部を、リヤクッショ
ン47で中間フレーム部6bに懸架したものである。
【0016】図2は本発明に係るエンジンと燃料タンク
の側面図であり、燃料タンク26とエンジン32との配
置関係を示す。リンク機構41は、中間フレーム部6b
に取付けた支持部42と、この支持部42に前後(自動
二輪車1の走行方向)揺動可能に支持したリンク43
と、このリンク43の揺動先端に前後揺動可能に連結し
たピボット44とからなり、このピボット44は、エン
ジン32のシリンダブロック(図示せず)上部に一体形
成したものである。
【0017】エンジン32は、エンジン前端部に着脱可
能な点火コイル装置50を備え、この点火コイル装置5
0は、燃料タンク26の後部近傍に配設したものであ
る。なお、27は燃料タンク26に給油するために、リ
ヤアッパカバー17の前部に設けたリッドである。
【0018】図3は本発明に係るエンジンと燃料タンク
の平面図であり、燃料タンク26に点火コイル装置50
が近接するため、燃料タンク26の後部を斜めにカット
して干渉を避けるようにしたことを示す。点火コイル装
置50にカプラ71で接続する外部配線72は、平面視
左側(この図の下側)を向いて配線したものであり、こ
のため、カプラ71及び外部配線72が、燃料タンク2
6の後端面26aに当たることはない。なお、26bは
燃料タンク26に給油するための給油口である。
【0019】点火コイル装置50の回路(二次コイル5
4及び一次コイル56)構成は次の通りである。図4は
本発明に係る点火コイル装置の回路図である。二次コイ
ル54の回路構成は、第1巻回端部54aを、二次コイ
ル用正極端子64と電波雑音防止用抵抗器65とキャッ
プ用端子66とプラグキャップ51とを介して点火プラ
グ35に接続し、第2巻回端部54bを、一次・二次コ
イル用負極端子68を介してアースに接続したものであ
る。一次コイル56の回路構成は、第1巻回端部56a
を、一次コイル用正極端子67を介してCDIユニット
(容量放電点火装置)69に接続し、第2巻回端部56
bを、一次・二次コイル用負極端子68を介してアース
に接続したものである。
【0020】図5は図2の矢視5線図であり、シール用
充填剤を充填しない状態の点火コイル装置50の平面姿
を示す。一次コイル用正極端子67と一次・二次コイル
用負極端子68とは、ケース57の上部(この図の表
側)に並設し、更に、カプラ差込口58内に延びたもの
である。二次コイル用正極端子64とキャップ用端子6
6とは、二次コイル用ボビン53の端子基盤53bに並
設したものである。
【0021】図6は図5の6−6線断面図であり、点火
コイル装置50の断面構成を示す。点火コイル装置50
は、後述する点火プラグ35に嵌着するためのプラグキ
ャップ51を、これと同心に配列したヨーク(鉄芯)5
2、二次コイル用ボビン53及び一次コイル用ボビン5
5でこの順に囲い、更に、これらをケース57で囲った
ものである。詳述すると、ケース57は電気絶縁性樹脂
にて、ドーナツ状底部57aと、この底部57aの内外
縁から立上がった内筒部57b及び外筒部57cとを、
一体に形成した上部開放ケースである。
【0022】内筒部57bは、プラグキャップ51を保
持するためのキャップ保持部の役割と、ヨーク52を保
持するためのヨーク保持部の役割とを兼ねた部材であ
る。詳しくは、内筒部57bは、上端部に導電性プラグ
キャップ51を一体成形により固定し、壁内に内筒部5
7bと同心のヨーク52を埋設したものである。ケース
57の内筒部57bと外筒部57cとの間の空間Sは、
一次コイル用ボビン55と、この一次コイル用ボビン5
5内に嵌合した二次コイル用ボビン53とを嵌合するも
のである。すなわち、電気絶縁性樹脂からなる一次・二
次コイル用ボビンは、ケース57と別部品である。
【0023】二次コイル用ボビン53は、外周に二次コ
イル54を巻回した円筒部53aと、この円筒部53a
の上部縁に掛け渡した水平状の端子基盤53bとを、一
体に形成した下部開放ボビンである。端子基盤53b上
に固定用突起53cにて固定した上記キャップ用端子6
6は、プラグキャップ51の上端部51aに連結した構
成である。一次コイル用ボビン55は、外周に一次コイ
ル56を巻回した円筒状ボビンである。
【0024】ところで、ケース57(内筒部57bと外
筒部57cとの間の空間Sを含む)へは、電気絶縁性樹
脂からなるシール用充填剤59を、上部開放端から充填
することができる。ケース57に取付けた上記カプラ差
込口58は、プラグキャップ51の軸心と直交する面
に、ほぼ平行に延出したものである。なお、53dは二
次コイル54の第1・第2巻回端部54a,54bを絡
げるコイル端部絡げ部、55aは一次コイル56の第1
・第2巻回端部56a,56bを絡げるコイル端部絡げ
部である。
【0025】図7は本発明に係る点火コイル装置をエン
ジンに係合した状態の断面図であり、ファンシュラウド
36に、弾性体37を介して点火コイル装置50を取付
けたプラグキャップ一体型点火コイル装置の取付構造に
おいて、シリンダヘッド34の上方から突起部34aを
突出させ、この突起部34aにプラグキャップ51の近
傍位置にて弾性体37を介して点火コイル装置50を係
合したことを特徴とする。エンジン32は強制空冷型で
あり、このため、シリンダブロック33及びシリンダヘ
ッド34をファンシュラウド(強制空冷用エンジンカバ
ー)36で囲った空間に、エンジン32の側端部に設け
られたファン(図示せず)により発生した空気流を流し
て、エンジン32を冷却する構成である。シリンダヘッ
ド34は、点火プラグ35をねじ止めするとともに、こ
の点火プラグ35に沿って上方から突出させた2個の棒
状の突起部34a,34a(この図では1個のみ示
す。)を、一体に形成したものである。これらの突起部
34a,34aは、弾性体(弾性係合部材)37を介し
て点火コイル装置50を係合する部材であり、シリンダ
ヘッドに設けた空冷用フィンと一体にしたものである。
【0026】詳しくは、弾性体37はゴム材等の可撓性
材料にて、中央のマウント用筒部37aと、この筒部3
7aの下部から周囲に延びる平板部37bとを一体に形
成した部材である。筒部37aは、上記2個の棒状の突
起部34a,34aに弾性嵌合する2つの嵌合孔37
c,37c(図6参照)を形成し、これら嵌合孔37
c,37cと突起部34a,34aとの嵌合にて、突起
部34a,34aに係止するものである。なお、嵌合孔
37cは図6に示すように平面視略T字状孔である。ま
た、突起部34aも、嵌合孔37cの形状に合致した平
面視略T字状突起である。
【0027】一方、ファンシュラウド36は点火プラグ
35に臨むノズル36aを備え、このノズル36aは弾
性体37の筒部37aが嵌装されることで、弾性保持さ
れる。なお、弾性体37の平板部37bは、シリンダヘ
ッド34の冷却用フィン34b…(…は複数を示す。以
下同じ。)の先端と当接し、ファンシュラウド36の振
動を吸収する役割を果たす。弾性体37は、筒部37a
内にケース57を嵌合することで、点火コイル装置50
をマウントする。そして、点火コイル装置50を弾性体
37にマウントした状態で、プラグキャップ51は点火
プラグ35に嵌合した状態になる。なお、61はケース
57に取付けた弾性シール部材であり、点火プラグ35
にプラグキャップ51を嵌着した際の点火プラグ35外
周のシールをするものである。
【0028】次に、上記構成の点火コイル装置50の組
立手順を説明する。図8は本発明に係る点火コイル装置
の組立手順説明図である。 (1)先ず、二次コイル用ボビン53に二次コイル54
を巻回し、一次コイル用ボビン55に一次コイル56を
巻回する。 (2)一次コイル用ボビン55内に二次コイル用ボビン
53を嵌合する(矢印)。 (3)二次コイル用ボビン53を組込んだ一次コイル用
ボビン55を、ケース57の内筒部57bと外筒部57
cとの間の空間Sに嵌合する(矢印)。 (4)二次コイル用ボビン53の上端の固定用突起53
cと、プラグキャップ51の上端部51aとに、キャッ
プ用端子66をスナップフィットにて固定する(矢印
)。 (5)図4に示す各端子64,66,67,68に巻回
端部54a,54b,56a,56bや電波雑音防止用
抵抗器65を取付ける。 (6)最後に、ケース57内にシール用充填剤59(図
6参照)を充填し、内部をシールして、組立作業を完了
する。
【0029】次に、上記構成の点火コイル装置50をエ
ンジン32に係合する手順を説明する。図9は本発明に
係る点火コイル装置の係合手順説明図である。 (1)先ず、シリンダヘッド34に点火プラグ35を取
付ける。 (2)ファンシュラウド36のノズル36aに弾性体3
7を嵌装する。 (3)エンジン32にファンシュラウド36を被せ、突
起部34a,34aに嵌合孔37c,37cを固く嵌合
することで弾性体37を係止する(矢印)。 (4)筒部37a内にケース57を嵌合することで、弾
性体37に点火コイル装置50をマウントする(矢印
)。その結果、点火コイル装置50はエンジン32に
係合された状態になる。同時に、プラグキャップ51も
点火プラグ35に嵌合された状態になる(矢印)。こ
れで、係合作業を完了する。
【0030】なお、図8に示す点火コイル装置50の組
立手順、図9に示す点火コイル装置50の係合手順は、
上記構成の理解を容易にするために説明したものであ
り、これらの手順に限定するものではない。
【0031】次に、上記構成の点火コイル装置50の作
用を図4に基づき説明する。低電圧をCDIユニット6
9から一次コイル用正極端子67→一次コイル56→一
次・二次コイル用負極端子68の経路で印加すると、二
次コイル54に発生した高圧電流がプラグキャップ51
→点火プラグ35→アースの経路で流れ、点火プラグ3
5はスパークを発生してエンジン32(図7参照)に点
火する。
【0032】次に、上記構成のエンジン32が揺動した
場合の燃料タンク26との関係を説明する。図10
(a)〜(c)は本発明に係るエンジンと燃料タンクの
関係の作用説明図である。リヤクッション47(図1参
照)が伸縮方向の中間位置にある状態では、(a)に示
すようにリンク機構41のピボット44が比較的高位に
あり、点火コイル装置50が燃料タンク26の後端面2
6a上端よりも上方にある。
【0033】リヤクッション47が最も伸びた状態で
は、(b)に示すようにピボット44が上記(a)より
も低位にあり、更に、エンジン32がこの図で反時計回
りに揺動するので、点火コイル装置50が燃料タンク2
6の後端面26a上端近傍にある。
【0034】リヤクッション47が最も縮んだ状態で
は、(c)に示すようにピボット44が上記(a)より
も低位にあり、エンジン32がこの図で反時計回りに更
に揺動するので、点火コイル装置50が燃料タンク26
の後端面26a上部近傍(上記(b)よりも若干低位)
にある。
【0035】このように、点火プラグ35(図7参照)
及び点火コイル装置50を、車体フレーム2にリンク機
構41を介して揺動可能に取付けたエンジン32に取付
けたので、点火プラグ35及び点火コイル装置50の揺
動範囲を狭くできる。このため、燃料タンク26をエン
ジン32に接近して配置することにより、スペースを有
効活用できる。
【0036】図11は本発明に係る点火コイル装置をエ
ンジンに係合した状態(変形例)の断面図であり、この
変形例は、点火コイル装置50を、ファンシュラウド3
6を貫通させてシリンダヘッド34に締結したことを特
徴とする。なお、上記図7に示す構成と同様の構成につ
いては同一番号を付し、その説明を省略する。シリンダ
ヘッド34は、点火プラグ35に沿って突出させた2個
の突起部34c,34c(この図では1個のみ示す。)
を、一体に形成したものである。ファンシュラウド36
は、突起部34cの上端位置に一致した貫通孔36bを
開け、この貫通孔36bに弾性体81付きカラー82を
嵌装したものである。点火コイル装置50のケース57
はブラケット57dを一体に形成し、このブラケット5
7dにボルト挿通用カラー83を嵌装したものである。
【0037】点火コイル装置50は、2つのカラー8
3,82を挿通したボルト84を突起部34cにねじ結
合することで締結されることになる。すなわち、突起部
34cの上端面に、弾性体81付きカラー82とボルト
挿通用カラー83とブラケット57dとを重ね合わせ
て、これらの部材をボルト84にて突起部34cにねじ
止めすることで、点火コイル装置50をシリンダヘッド
34に締結することができる。
【0038】なお、上記実施の形態において、突起部3
4a及び嵌合孔37cの数量は、弾性体37を安定的に
係合できばよく、2つに限定するものではない。また、
突起部34a及び嵌合孔37cの形状を問わない。更
に、変形例における突起部34cやブラケット57dの
数量も同様である。更に、弾性体37は、突起部34a
に係止するとともに、点火コイル装置50を係合させる
ものであればよく、ファンシュラウド36のノズル36
aに嵌装する構成に限定するものではない。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、シリンダヘッドに取付けた点火プラ
グに、プラグキャップを一体に備えた点火コイル装置を
嵌合し、一方、シリンダヘッドの上方にファンシュラウ
ドを設け、このファンシュラウドに、弾性体を介して前
記点火コイル装置を取付けたプラグキャップ一体型点火
コイル装置の取付構造において、前記シリンダヘッドの
上方から突起部を突出させ、この突起部にプラグキャッ
プの近傍位置にて前記弾性体を介して点火コイル装置を
係合したことを特徴とする。
【0040】点火プラグを取付けたシリンダヘッドに、
プラグキャップ一体型点火コイル装置を係合したので、
点火プラグと点火コイル装置との間にズレが生じても、
点火コイル装置を有効に保持できる。このため、点火コ
イル装置のプラグキャップと点火プラグとの嵌合状態
を、確実に且つ安定した状態に維持できる。
【0041】請求項2は、前記突起部を、前記シリンダ
ヘッドに設けた空冷用フィンと一体にしたことを特徴と
する。
【0042】突起部が空冷用フィンの役割を果たすこと
ができる。また、シリンダヘッドに、空冷用フィンとと
もに突起部を一体に設けるので、突起部の構成が簡単で
ある。
【0043】請求項3は、シリンダヘッドの上方にファ
ンシュラウドを備え、また、シリンダヘッドに点火プラ
グを取付け、この点火プラグにプラグキャップを一体に
備えた点火コイル装置を嵌合させたプラグキャップ一体
型点火コイル装置の取付構造において、前記点火コイル
装置を、ファンシュラウドを貫通させて前記シリンダヘ
ッドに締結したことを特徴とする。
【0044】点火プラグを取付けたシリンダヘッドに、
プラグキャップ一体型点火コイル装置を取付けたので、
点火プラグと点火コイル装置との間にズレが生じても、
点火コイル装置を有効に保持できる。このため、点火コ
イル装置のプラグキャップと点火プラグとの嵌合状態
を、確実に且つ安定した状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係るエンジンと燃料タンクの側面図
【図3】本発明に係るエンジンと燃料タンクの平面図
【図4】本発明に係る点火コイル装置の回路図
【図5】図2の矢視5線図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】本発明に係る点火コイル装置をエンジンに係合
した状態の断面図
【図8】本発明に係る点火コイル装置の組立手順説明図
【図9】本発明に係る点火コイル装置の係合手順説明図
【図10】本発明に係るエンジンと燃料タンクの関係の
作用説明図
【図11】本発明に係る点火コイル装置をエンジンに係
合した状態(変形例)の断面図
【符号の説明】
32…エンジン、34…シリンダヘッド、34a…突起
部、34b…冷却用フィン、35…点火プラグ、36…
フアンシュラウド(エンジンカバー)、36a…ノズ
ル、36b…貫通孔、37…弾性体(弾性係合部材)、
50…点火コイル装置、51…プラグキャップ、52…
ヨーク、53…二次コイル用ボビン、54…二次コイ
ル、55…一次コイル用ボビン、56…一次コイル、5
7…ケース、57a…ドーナツ状底部、57b…内筒部
(ヨーク保持部)、57c…外筒部、57d…ブラケッ
ト、59…シール用充填剤、81…弾性体、84…ボル
ト、S…内筒部と外筒部との間の空間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに取付けた点火プラグ
    に、プラグキャップを一体に備えた点火コイル装置を嵌
    合し、一方、シリンダヘッドの上方にファンシュラウド
    を設け、このファンシュラウドに、弾性体を介して前記
    点火コイル装置を取付けたプラグキャップ一体型点火コ
    イル装置の取付構造において、前記シリンダヘッドの上
    方から突起部を突出させ、この突起部にプラグキャップ
    の近傍位置にて前記弾性体を介して点火コイル装置を係
    合したことを特徴とするプラグキャップ一体型点火コイ
    ル装置の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、前記シリンダヘッドに設
    けた空冷用フィンと一体であることを特徴とした請求項
    1記載のプラグキャップ一体型点火コイル装置の取付構
    造。
  3. 【請求項3】 シリンダヘッドの上方にファンシュラウ
    ドを備え、また、シリンダヘッドに点火プラグを取付
    け、この点火プラグにプラグキャップを一体に備えた点
    火コイル装置を嵌合させたプラグキャップ一体型点火コ
    イル装置の取付構造において、前記点火コイル装置を、
    ファンシュラウドを貫通させて前記シリンダヘッドに締
    結したことを特徴とするプラグキャップ一体型点火コイ
    ル装置の取付構造。
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