JPH10305833A - フィルム巻回体収納箱 - Google Patents
フィルム巻回体収納箱Info
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- JPH10305833A JPH10305833A JP30871297A JP30871297A JPH10305833A JP H10305833 A JPH10305833 A JP H10305833A JP 30871297 A JP30871297 A JP 30871297A JP 30871297 A JP30871297 A JP 30871297A JP H10305833 A JPH10305833 A JP H10305833A
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Abstract
フィルム切断端の仮留め部への係止を改良した使用者に
とって使い勝手のよい仮留め部を有するフィルム巻回体
収納箱を提供する。 【解決手段】 仮留め部を有するフィルム巻回体収納箱
の前板の少なくとも1箇所に凹面加工部Eを凹面加工部
Eが掩蓋片の先端縁部に配備した切断具Kが前板と重な
る位置で区分される前板の二領域に跨って設けたことを
特徴とする仮留め部を有するフィルム巻回体収納箱。ま
た、底板及び/あるいは掩蓋片に必要に応じて下記の凹
面加工部を設ける。 1)凹面加工部を底板の長手方向両脇部に設ける。 2)凹面加工部Gを掩蓋片の少なくとも1箇所に設け
る。
Description
いられるラップフィルム等のフィルム巻回体を収納する
箱において、特に使用者にとってフィルムのつまみやす
さや引き出しやすさという使い勝手を簡便とする改良技
術に関する。
オーブンでの調理等で使われる食品包装用ラップフィル
ム等のフィルム巻回体は、ポリオレフィン系樹脂フィル
ム、塩化ビニリデン樹脂フィルム等をロール状に巻回し
たフィルム巻回体として板紙製の箱に収納されており、
使用者は使用する時に箱内のフィルム巻回体から所望の
長さのフィルムを箱外へ引き出し、箱体の所定の部位に
長手方向に沿って配備してある切断具で切断して使用す
るようになっている。近年、図1(a)に示すような使
用後にフィルム切断端が収納室側に巻き戻ることを防ぐ
ためにフィルム仮留め部を設けて使用者が使いやすいよ
うに工夫したフィルム巻回体収納箱も提供されており、
特開平1−9151号公報では箱体の仮留め部として表
面平滑に架橋性硬化ニスを塗布し架橋硬化することでフ
ィルム切断端をフィルムが有する自己密着性により係止
することを、特公平7−100507号公報では、樹脂
フィルム材や紙材からなる基材の表面に貼着層及び樹脂
層(非貼着層)を設けたフィルム保留部を箱体の外面に
取り付けることでフィルム切断端を保留することが提案
されている。使用者がフィルム仮留め部Qを有する収納
箱に収納されたフィルム巻回体から所望の長さのフィル
ムを切り取って使用するには、一例として図6(a)に
示すように一方の手で箱を持ち掩蓋片5の先端に取り付
けられた鋸刃に触れないように蓋体13を開き、同時に
収納室12から前板1に沿うように切り残されたフィル
ム切断端をもう一方の手の指でつまみ、次に図6(b)
に示すように所望の長さのフィルムSを箱外へ引き出し
た後に蓋体13を閉じた状態で鋸刃で切断し、そして図
6(c)に示すように切断後はフィルム切断端は収納室
12から前板1に沿うように切り残され前板1に設けら
れたフィルム仮留め部Qに係止されるため次回に使用す
る時には再び図6(a)の動作から始まるという一連の
動作の繰り返しでフィルムを切り取って一般的には使用
している。この一連の動作において、箱体の持ち方や指
の位置、一回の使用後の箱の置き方は使用者個々の任意
である。前記の使い方をされるフィルム巻回体収納箱で
使い勝手をより簡便にする目的で、例えば図6(a)で
フィルムの切断端を指でつまみやすくするために実登平
6−3004003号公報では蓋縁の受承部(切断具が
前板1と重なる位置)に指穴を用意することを、図6
(c)でフィルム切断端が仮留め部Qにしっかりと係止
されず、収納室側に巻き戻ることを防ぐために特開平7
−48980号公報では掩蓋片に箱体の長手方向全長に
帯状に配置される仮留め部と重なる位置に凹面加工部を
設けることを、又、実公平7−34823号公報では前
側板に掩蓋片側へ加圧して隆起された隆起部表面にフィ
ルム保留部を設けてフィルムを粘着して保持すること、
つまり凸面加工部を設けることをそれぞれ提案してい
る。これらの他、フィルム巻回体収納箱の使い勝手をよ
り簡便にする方法として特開平9−12036号公報
で、蓋を開ける時に指を掛ける位置を手触りだけで迅速
に探し出すことができるように掩蓋片に指先が入り込む
程度の大きさの凹陥部をエンボス方式で形成することが
提案されている。
ム仮留め部を設け、さらに凹凸面加工を施したフィルム
巻回体収納箱であっても前記の一連の動作を繰り返し行
う使用者にとってはまだ使いにくさがある。使いにくい
点を具体的に以下に示す。
を指でつまむ時、収納箱に仮留め部Qが設けられている
ことで前板1との間に隙間なくフィルム切断端が張り付
いてしまうためつまみにくさを感じたり、張り付き方に
よってはフィルム切断端を前板1から剥がす作業が加わ
って著しく使い勝手が悪くなることがある。
き出す時、フィルム巻回体Rと収納室12の内壁との回
転摩擦抵抗によって引き出しにくさを感じることがあ
る。特に巻長が長いフィルム巻回体Rの場合はその重量
と相まって顕著である。又、フィルムを切断する時の指
の位置は必ずしも掩蓋片5であるとは限らないので、フ
ィルム切断端が仮留め部Qに指で押しつけられないため
係止が確実ではない。
箱体を置く時に蓋体13が上になるように箱を静置する
とフィルム切断端を仮留め部Qに押しつけるために箱体
に凹凸面加工が施されていると、前記1)と同様に前板
1との間に隙間なくフィルム切断端が張り付いてしまい
つまみにくい。凹凸面加工が施されていないと、使用者
は箱体を必ずしも蓋体が上になるように静置するとは限
らないため時として箱体が横倒しとなったまま放置さ
れ、蓋体13が半開きの状態となりフィルム切断端が仮
留め部Qに完全に係止されず収納室側に巻き戻ってしま
い、次に使用する時にフィルム切断端を収納室12から
取り出す不便さを感じることとなる。
でつまみやすくするために実登平6−3004003号
公報で公知である蓋縁の受承部(切断具が前板1と重な
る位置)に指穴を用意する方法は、フィルム切断端はつ
まみやすくなるがフィルム巻回体を使用中に収納室側に
開放穴を設けることになるため指穴部からのゴミや異
物、虫などの侵入があり衛生上の問題がある。又、図6
(b)に示されるフィルムSを引き出す時、フィルム巻
回体と収納室内壁との回転摩擦抵抗によって引き出しに
くさを感じることがあり特に巻長が長いフィルム巻回体
Rの場合はその重量と相まって顕著であるが、この使い
にくさを解決する手段は未だ提案されていない。さら
に、図6(c)に示される一回の使用後に箱体を置く時
にフィルムを仮留め部Qに係止するために特開平7−4
8980号公報で公知である収納箱に仮留め部Qと仮留
め部Qと重なる位置に凹面加工部を設けることで確かに
フィルムの収納室12側への巻き戻りが防がれ、使用の
都度いちいちフィルム切断端を収納室12から取り出す
不便さは解消されているが、フィルム切断端が前板1に
張り付いてしまった場合の不便さや箱が横倒しとなった
時の仮留め部Qへの係止の不確実さは解消されていな
い。又、実公平7−34823号公報で公知である前側
板に掩蓋片側へ加圧して隆起された隆起部表面にフィル
ム保留部を設ける手段であっても、その隆起部が掩蓋片
5で覆われている部分に限定されているためフィルム切
断端は加圧隆起部を含む前板1の掩蓋片5で覆われてい
る部分に張り付いてしまい、つまみにくさを解消するこ
とができない。一方、特開平9−12036号公報で公
知である掩蓋片へ凹陥部を設ける手段も、蓋を開ける時
の指位置の指標にはなるが、凹陥部が指先が入り込む程
度の大きさでしかないためフィルム切断端の仮留め部Q
への係止の不確実さは解消されていない。
ただしい調理の合間に特に感じるつまみにくさや引き出
しにくさという使いにくさを総合的に解消し、使い勝手
がより簡便で衛生的なフィルム巻回体収納箱を提供する
ものである。
解決するためになされたものである。すなわち、前板
1、底板2、後板3、及び脇板8の各壁面で形成される
上部が開口した直方体の収納室12と、その収納室12
の後板3の上端縁から開閉可能で収納室12を覆う方向
に連接した蓋板4と、その蓋板4の前端縁から前板1を
覆う方向に延出した掩蓋片5と、脇掩蓋片11の各壁面
で形成される蓋体13からなる直方体の箱体において、
掩蓋片5で覆われる前板1の表面に切断後のフィルム切
断端を係止する仮留め部Qを有し、上記収納室12に収
納したフィルム巻回体Rから所望の長さのフィルムFを
引き出し上記掩蓋片5の先端に配備した切断具Kの刃先
で切断して用いるフィルム巻回体収納箱に前板1の少な
くとも1箇所に凹面加工部Eを設け、好ましくは前記凹
面加工部Eは凹面加工部Eが前記掩蓋片5の先端に配備
した切断具Kが前板1と重なる位置で区分される前板1
の二領域に跨るように設けられており、さらに好ましく
は3箇所以上に設けられていること、又は、凹面加工部
Eに加え、凹面加工部Fが底板2の長手方向両脇部に設
けられており、好ましくは凹面加工部Fは長手方向に傾
斜して設けられていること、あるいは、凹面加工部E、
又は凹面加工部Eと凹面加工部Fの両方に加え、凹面加
工部Gが掩蓋片5の少なくとも1箇所に設けられてお
り、好ましくは前記凹面加工部Gが上記仮留め部Qと重
なる位置に少なくとも上記仮留め部Qの面積以上の大き
さで仮留め部Qの全体を覆う形状で設けられていること
を特徴とするフィルム仮留め部を有するフィルム巻回体
収納箱を提供するものである。
に説明する。図2は本発明によるフィルム仮留め部を有
するフィルム巻回体収納箱を例示したもので、図2
(a)は開蓋時の収納箱を例示した組立模式図、図2
(b)は閉蓋時の収納箱を例示した組立模式図である。
本発明を例示する図2(a)において、その収納箱その
ものは、前板1、底板2、後板3、及び脇板8の各壁面
で形成される上部が開口した直方体の収納室12と、そ
の収納室12の後板3の上端縁から開閉可能で収納室1
2を覆う方向に連接した蓋板4とその蓋板4の前端縁か
ら前板1を覆う方向に延出した掩蓋片5と脇掩蓋片10
の各壁面で形成される蓋体13からなり、前板1の外側
表面にはフィルム仮留め部Qが設けられている直方体の
箱体で、収納室12に収納したフィルム巻回体Rから所
望の長さのフィルムSを引き出し、掩蓋片5の先端に配
備した切断具Kで切断して使用し、使用後はフィルム切
断端が仮留め部Qに係止される。この時、仮留め部Qの
形状や面積は特に制限はなく、又、鋸刃の形状も直線
状、V字状、逆V字状等いずれでもよく、鋸刃の材質も
金属、バルカナイズドファイバー、樹脂含浸等の硬化処
理を施した紙、砥粒又は基材に砥粒を固着したもの等、
従来公知のものであれば、特に制限はない。
は、図1(a)、(b)に示す従来品と同様に、図3の
平面展開図に示す前板1と局部で接着されている開封片
6を切り放し線fから除去した状態で示してある。さら
に詳細には、蓋板4から脇板8を覆うように延出した脇
掩蓋片10を有し、直方体の箱体の長手方向に沿う掩蓋
片5の先端縁部の裏面側に切断具Kとして金属製の鋸刃
をカシメ具14で固定した場合の収納箱で例示してい
る。上述した収納箱の構造は、従来公知の収納箱と共通
する構造である。
(b)の閉蓋状態での組立模式図や図3の平面展開図に
示されるように(1)凹面加工部Eを前板1の少なくと
も1箇所に凹面加工部Eが上記掩蓋片5の先端縁部に配
備した切断具Kが前板1と重なる位置で区分される前板
1の二領域に跨って設けられており、即ち、閉蓋状態に
おいて凹面加工部Eが、前板1の掩蓋片5で覆われる領
域と覆われていない領域との二領域に跨って設けられて
おり、好ましくは3箇所以上に設けられていること、
(2)前記凹面加工部Eに加え、凹面加工部Fが底板2
の少なくとも2箇所にさらに設けられており、好ましく
は底板2の長手方向両脇部に傾斜して設けられているこ
と、(3)あるいは、前記凹面加工部E、又は凹面加工
部Eと凹面加工部Fの両方に加え、凹面加工部Gが掩蓋
片5の少なくとも1箇所に設けられており、好ましくは
前記凹面加工部Gが上記仮留め部Qと重なる位置に少な
くとも上記仮留め部Qの面積以上の大きさで仮留め部Q
の全体を覆う形状で設けられていることである。
は、凹面加工部Eは、図6(a)で使用者が蓋体を開け
てフィルム切断端をつまむ時、従来の箱体では図4
(a)に示すように前回使用後に前板1の仮留め部に係
止されたフィルム切断端は、前板1に隙間なく張り付い
てしまい指でつまみにくいが、本発明の箱体では図4
(b)に示すように凹面加工部Eが上記掩蓋片5の先端
に配備した切断具Kが前板1と重なる位置で区分される
前板1の二領域に跨って設けられているために、前板1
とフィルム切断端の間に隙間があき簡単に指でつまむこ
とができるようになる。凹面加工部Eは一箇所に設ける
だけでも効果があるが、使用者がフィルム切断端をつま
む位置は使用者個々の任意であるので3箇所以上に設け
ることが好ましい。凹面加工部Eの一箇所あたりの面積
及び形状は特に限定されないが、長手方向の幅について
は制約がある。幅が狭すぎるとフィルム切断端を指でつ
まむには無理があり、幅があまり広すぎるとフィルム自
体が非常に薄く又軟らかいものであるためフィルムが撓
んでしまい、凹面加工部Eの表面にフィルム切断端が張
り付いてしまうことがあり指でつまみやすくする効果が
低下する。凹面加工部Eの一箇所あたりの長手方向の幅
は指一本の太さ以上の幅でフィルムが撓まない範囲であ
ることが好ましく、具体的には10〜100mmの範囲
であることが好ましい。凹面加工部Eを設ける間隔は特
に限定されないが離れすぎていると凹面加工部の間の前
板表面にフィルム切断端が張り付いてしまうため10〜
30mmの間隔で設けることが好ましい。
記のように所定の条件の下に設けるとともに、切断具K
が前板のより下方に、たとえば更に5mm程度下方に位
置するように掩蓋片を下方に延長した場合には、フィル
ムカット後に前板上に残るフィルムが長くなる結果、フ
ィルムが巻き戻りにくくなる。
ィルム切断端をつまんでフィルムを引き出す時、従来の
箱体では図5(a)に示すように収納室に収納されたフ
ィルム巻回体は底板2と全幅に亘って接触しているが、
本発明の箱体では図5(b)に示すように凹面加工部F
のみで接触するためフィルム巻回体の回転摩擦抵抗が小
さくなり、引き出しやすくなる。凹面加工部Fは底板2
の少なくとも長手方向左右両脇部に設けられていればよ
く、一箇所あたりの面積及び形状は特に限定されない
が、左右両脇部とも同じ方向で長手方向に傾斜して設け
られていることが好ましい。長手方向に傾斜させること
で、図3に平面展開図で示される収納箱の紙基材をまず
折り返し片7を前板1の裏側に180゜折り返した後、
折り線c、eで内側に三つ折りされて前板1と開封片6
を局部接着して短冊状の折り畳みカートンとし、この折
り畳みカートンを直方体状に起函して一方の脇板側から
フィルム巻回体を挿入した後、脇板8及び脇板補助片
9、9’を90゜折り返して接着し、最後に蓋体側の脇
掩蓋片10及び補助脇掩蓋片11を90゜折り返して接
着して挿入、組立を完了する一般的な箱体製造方法にお
いて、フィルム巻回体Rを収納室12に挿入する時、凹
面加工部Fで突っかかり挿入不良を起こさないので好ま
しい。
ィルムを切断する時、箱を持つ手や指の位置は使用者個
々の任意の位置であるので、従来の箱体では必ずしもフ
ィルム切断端が指で仮留め部Qに押しつけられるとは限
らないが、本発明の箱体では凹面加工部Gがフィルム切
断端を強制的に仮留め部Qに押しつけるため、箱を持つ
手や指の位置に関わらず、蓋を閉めただけでフィルム切
断端は仮留め部Qに係止される。凹面加工部Gは掩蓋片
5の少なくとも1箇所に設けられていればよく、凹面加
工部Gの面積や形状は仮留め部Qの面積や形状と同様に
特に限定されないが、凹面加工部Gが仮留め部Qと重な
る位置において2ケ所以上に設けられており、また同位
置において少なくとも仮留め部Qの面積以上の大きさで
仮留め部Qの全体を覆う形状で設けられていることが蓋
を閉めただけでフィルム切断端を確実に仮留め部Qに係
止するためにも好ましい。また、図示していないがフィ
ルムの滑りを防止する目的で、掩蓋片の凹面加工部Gを
施していない部分と重なる前板部で、刃の当たる部分に
凸面加工を施すこともできる。
される収納箱の紙基材を打ち抜く時に同時に加工するこ
とができる。それぞれの凹面加工部の深さは特に限定さ
れるものではないが、使用する紙基材の紙質にもよる
が、打ち抜きにより紙基材が破れない程度で紙基材の厚
みの半分以上の深さであることが好ましい。具体的には
0.3〜2mmの範囲が好ましい。0.3mm以下では
つまみやすさの効果が十分でなく2mm以上では収納室
側に陥没しすぎるためフィルム巻回体を収納室に収納す
るスペースが不足する。
特に制限はないが、厚さ0.35〜1.5mm程度の板
紙で通常は0.35〜0.9mm(坪量で300〜60
0g/m2)の範囲の比較的薄い方の板紙が採用され
る。又、紙基材を打ち抜く時に凹面加工を施すので凹面
加工適性の良好な板紙であればより好ましいが、生産コ
ストとの関連で適宜選択されればよい。そして、脇板補
助片9、9’や補助脇掩蓋片11や局部接合部等の箱体
の組立時に糊代となる部分は除いて箱体の表面に露出す
ることとなる板紙表面部は、箱体の耐水性を高める目的
で耐水性の透明ニス等で全面をコーティングしたり、箔
押し加工や艶だし加工等の後加工を施すこと等は全く自
由である。また、この場合、引き出し性の点から折り返
し片7の折れ線(図3中7と1との境界線)の部分を残
してニス等をコーティングしてもよい。
する際に、前板側の脇板補助片9’の折れ線(図3中1
と9’の境界線)を表側から裏側に向けて押圧していた
が、この方法では折り線が収納室側に膨らむ。この線状
の膨らみに脇板補助片9の先端が乗ると、収納室の内寸
が小さくなるので、フィルム巻回体の側面が収納室の内
側面と接触するようになり、フィルムを引き出すときに
飛び出しやすくなる。そのため、この9’の折れ線を逆
罫にすると、つまり裏側から表側に向けて押圧し折り線
が収納室側に膨らまないようにすると飛び出し防止に寄
与する。
その周辺部にフィルムの滑りをよくしてフィルムの引き
出しをよりスムーズにする滑剤を塗布することもでき
る。
好ましい態様として以下のものがある。
した際は、掩蓋片5の内側先端に取り付けられた切断具
Kを覆うように掩蓋片5の先端に切り放し線fを介して
連設された開封片6が前板1の下方に接着した状態とな
っている。
を切り放し線fから切り放すのであるが、このとき開封
片6が途中で破れることがある。切り放し線は、通常図
7に示すように、掩蓋片と開封片にまたがる切り込み線
16とそれから両片の境界に沿って延びる切取線15と
を一つの単位とし、適宜間隔を介してこの単位を不連続
に連設することにより構成されている。さらにこの切り
放し線を介して掩蓋片に連設する開封片の内側にはこれ
を前板に接着固定するためスポット的に接着部17が形
成されている。そして、前記の開封片6が途中で破れる
不具合は、前記切り込み線の直下あるいはそのごく近傍
に接着部が形成されている場合に発生する。そこで前記
接着部は、前記切り込み線から離れた部位に設けること
が好ましい。
お、本発明は本実施例によって制約されるものではない
ことは当然である。
(商品名;「テンマコート」、天間製紙(株)製)を用
いて組立後の箱体の最大長が約312mmとなるような
図3の平面展開図に示される凹面加工部E〜Gを設けた
紙基材を作製した。この紙基材の仮留め部Qには架橋性
紫外線硬化型ニス(商品名;フラッシュドライ、東洋イ
ンキ製造(株)製)を使用し、縦15mm、横100m
mの長方形に表面平滑に塗布、架橋硬化して作製した。
凹面加工部はそれぞれ深さは0.5mmで、前板1に凹
面加工部Eを仮留め部Qの下半分を囲むように15mm
間隔で3箇所に凹面加工部Eの下辺が掩蓋片5の先端に
配備した切断具Kが前板と重なる位置で区分される前板
1の二領域に跨って設け、底板2に凹面加工部Fを長手
方向の両脇部に縦30mm、横40mmの大きさで箱体
の前板1側から見て右向きに斜めに傾斜して設け、掩蓋
片5に凹面加工部Gを仮留め部Qと重なる位置で、縦1
7mm、横102mmの長方形で設けた。この紙基材
を、接着剤としてホットメルトタイプの接着剤(商品
名;エスダイン、積水化学工業(株)製)を用いて前述
の一般的な箱体製造方法で箱体に組み立てたものを30
0箱用意した。
様にして作製した紙基材を実施例1と同様の方法で箱体
に組み立てたものを300箱用意した。
部を有するフィルム巻回体収納箱に紙管に巻回された巻
き幅寸法約300mm、巻長20mの塩化ビニリデン系
樹脂フィルム(商品名;サランラップ、旭化成工業
(株)社製)を収納し、100人のモニターに配布して
下記比較項目(フィルムのつまみやすさ、引き出しやす
さ、フィルムの係止(巻戻り防止)確度)に示す使い勝
手について、以下の評価基準に従い比較評価を行い、そ
の結果を表1にまとめた。
てほぼ全員のモニターによってフィルムのつまみやす
さ、引き出しやすさ、フィルム切断端の前板への係止効
果の改良が確認された。又、掩蓋片5に凹面加工部Gを
設けることで、凹面加工部Gと仮留め部Qでフィルムが
挟み込み固定されるため、切断時にフィルムの横滑りが
抑制されフィルム切断性がよくなる(切りやすくなる)
という副次的効果が発現することも確認された。
けることなく上述の凹面加工部を設けることで、ゴミや
異物、虫などの侵入がなく衛生的で、フィルム切断端を
非常につまみやすくなり、フィルムを引き出す時の抵抗
が小さくなり(軽い力で引き出せる)、蓋体を閉めるだ
けで1回の使用後にはフィルム切断端が仮留め部に確実
に係止されるため、使用者にとって格段に使い勝手がよ
くなったばかりでなく、フィルム切断性(切りやすさ)
も改良されるという極めて実用性に優れる発明である。
の一例を示す組立模式図で、aは開蓋状態、bは閉蓋状
態を示す。
箱の一例を示す組立模式図で、aは開蓋状態、bは閉蓋
状態を示す。
箱に使用する紙基材の一例を示す平面展開図。
回体収納箱を脇板側から見た断面図で、aは従来図、b
は本発明図を示す。
回体収納箱を前板側から見た断面図で、aは従来図、b
は本発明図を示す。
の一般的な取り扱い方の説明図。
分説明図で、開封片の前板への接着部と切り放し線の切
り取り線との位置関係を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 前板1、底板2、後板3、及び脇板8の
各壁面で形成される上部が開口した直方体の収納室12
と、その収納室12の後板3の上端縁から開閉可能で収
納室12を覆う方向に連接した蓋板4と、その蓋板4の
前端縁から前板1を覆う方向に延出した掩蓋片5と、掩
蓋片脇板10の各壁面で形成される蓋体13からなる直
方体の箱体であって、掩蓋片5で覆われる前板1の表面
に切断後のフィルムSを係止する仮留め部を有し、上記
収納室に収納したフィルム巻回体Rから所望の長さのフ
ィルムSを引き出し上記掩蓋片5の先端縁部に配備した
切断具Kの刃先で切断して用いるフィルム巻回体収納箱
において、前板1の少なくとも1箇所に凹面加工部Eを
凹面加工部Eが上記切断具Kが前板1と重なる位置で区
分される前板1の二領域に跨って設けたことを特徴とす
るフィルム巻回体収納箱。 - 【請求項2】 凹面加工部Eが3箇所以上に設けられて
いることを特徴とする上記請求項1に記載のフィルム巻
回体収納箱。 - 【請求項3】 凹面加工部Fが底板2の少なくとも長手
方向両脇部に設けられていることを特徴とする上記請求
項1に記載のフィルム巻回体収納箱。 - 【請求項4】 凹面加工部Fが長手方向に傾斜して設け
られていることを特徴とする上記請求項3に記載のフィ
ルム巻回体収納箱。 - 【請求項5】 凹面加工部Gが掩蓋片5の少なくとも1
箇所に設けられていることを特徴とする上記請求項1に
記載のフィルム巻回体収納箱。 - 【請求項6】 凹面加工部Gが上記仮留め部Qと重なる
位置に少なくとも上記仮留め部Qの面積以上の大きさで
仮留め部Qの全体を覆う形状で設けられていることを特
徴とする上記請求項5に記載のフィルム巻回体収納箱。 - 【請求項7】 凹面加工部Gが掩蓋片5の少なくとも1
箇所に設けられていることを特徴とする上記請求項3に
記載のフィルム巻回体収納箱。 - 【請求項8】 凹面加工部Gが上記仮留め部Qと重なる
位置に少なくとも上記仮留め部Qの面積以上の大きさで
仮留め部Qの全体を覆う形状で設けられていることを特
徴とする上記請求項4に記載のフィルム巻回体収納箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30871297A JPH10305833A (ja) | 1997-03-04 | 1997-11-11 | フィルム巻回体収納箱 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4925397 | 1997-03-04 | ||
| JP9-49253 | 1997-03-04 | ||
| JP30871297A JPH10305833A (ja) | 1997-03-04 | 1997-11-11 | フィルム巻回体収納箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10305833A true JPH10305833A (ja) | 1998-11-17 |
| JPH10305833A5 JPH10305833A5 (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=26389627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30871297A Pending JPH10305833A (ja) | 1997-03-04 | 1997-11-11 | フィルム巻回体収納箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10305833A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008133048A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-06-12 | Kureha Corp | 包装用容器 |
| JP2012020760A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Yoshio Ono | フィルム収納箱 |
| JP2012030826A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Kureha Corp | 包装容器 |
| JP2012081978A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Kureha Corp | 包装容器 |
| JP2012101814A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Kureha Corp | ラップフィルム収納容器およびラップフィルム供給具 |
| JP2019051973A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 旭化成株式会社 | 粘着フィルム収納箱及び粘着フィルム収納装置 |
-
1997
- 1997-11-11 JP JP30871297A patent/JPH10305833A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008133048A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-06-12 | Kureha Corp | 包装用容器 |
| JP2012020760A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Yoshio Ono | フィルム収納箱 |
| JP2012030826A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Kureha Corp | 包装容器 |
| JP2012081978A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Kureha Corp | 包装容器 |
| JP2012101814A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Kureha Corp | ラップフィルム収納容器およびラップフィルム供給具 |
| JP2019051973A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 旭化成株式会社 | 粘着フィルム収納箱及び粘着フィルム収納装置 |
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