JPH1030583A - 流体機械 - Google Patents
流体機械Info
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- JPH1030583A JPH1030583A JP18936596A JP18936596A JPH1030583A JP H1030583 A JPH1030583 A JP H1030583A JP 18936596 A JP18936596 A JP 18936596A JP 18936596 A JP18936596 A JP 18936596A JP H1030583 A JPH1030583 A JP H1030583A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、軸受け部材に対して旋回運動をなす
旋回部材の自転を確実に規制し、アンバランス量を抑制
して振動の減少を図り、よって圧縮効率の向上に寄与す
る流体機械を提供する。 【解決手段】自転防止機構は、主軸受け6に設けられる
第1の中間部材取付け部51と、旋回部材であるローラ
11に設けられ第1の中間部材取付け部と対向する部位
にあるとともに偏心する第2の中間部材取付け部52
と、第1の中間部材取付け部と第2の中間部材取付け部
にそれぞれ掛合され、互いに偏心する第1の掛合部54
と第2の掛合部55を備え、上記ローラの公転運動にと
もなって旋回をなし、かつローラの自転を防止する中間
部材53とを具備した。
旋回部材の自転を確実に規制し、アンバランス量を抑制
して振動の減少を図り、よって圧縮効率の向上に寄与す
る流体機械を提供する。 【解決手段】自転防止機構は、主軸受け6に設けられる
第1の中間部材取付け部51と、旋回部材であるローラ
11に設けられ第1の中間部材取付け部と対向する部位
にあるとともに偏心する第2の中間部材取付け部52
と、第1の中間部材取付け部と第2の中間部材取付け部
にそれぞれ掛合され、互いに偏心する第1の掛合部54
と第2の掛合部55を備え、上記ローラの公転運動にと
もなって旋回をなし、かつローラの自転を防止する中間
部材53とを具備した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば冷凍サイ
クル装置に用いられ、作動流体としての冷媒ガスを圧縮
する流体機械に関する。
クル装置に用いられ、作動流体としての冷媒ガスを圧縮
する流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より多用されるロ―タリ式の圧縮機
ばかりでなく、近時提供されることが多いスクロール式
圧縮機では、回転軸に偏心部が設けられ、この偏心部と
掛合するローラあるいは旋回スクロールが旋回運動をな
す。
ばかりでなく、近時提供されることが多いスクロール式
圧縮機では、回転軸に偏心部が設けられ、この偏心部と
掛合するローラあるいは旋回スクロールが旋回運動をな
す。
【0003】特に、スクロール式圧縮機では、固定スク
ロールと旋回スクロールとの相対位置を保持する必要か
ら、旋回スクロールの自転を確実に規制した旋回運動、
すなわち公転運動を行なわせて、シ―ル性を向上させ効
率の良い圧縮を可能としなければならない。
ロールと旋回スクロールとの相対位置を保持する必要か
ら、旋回スクロールの自転を確実に規制した旋回運動、
すなわち公転運動を行なわせて、シ―ル性を向上させ効
率の良い圧縮を可能としなければならない。
【0004】旋回スクロールの自転防止手段として、従
来、いわゆるオルダム機構が採用される。このオルダム
機構は、互いに直交するX方向とY方向にキー部を備え
たオルダムリングが、軸受け具と旋回スクロールとの間
に介在される。これら軸受け具と旋回スクロールには、
上記オルダムリングのキー部と掛合するキー溝が設けら
れる。
来、いわゆるオルダム機構が採用される。このオルダム
機構は、互いに直交するX方向とY方向にキー部を備え
たオルダムリングが、軸受け具と旋回スクロールとの間
に介在される。これら軸受け具と旋回スクロールには、
上記オルダムリングのキー部と掛合するキー溝が設けら
れる。
【0005】このオルダム機構を備えることにより旋回
スクロールの自転を防止することが可能である。ただ
し、オルダムリングの動きの方向と反対方向に変位し
て、ウエイトバランスを取るものが必要である。そのた
め、スクロール式圧縮機では、回転軸にバランスウエイ
トを一体に設け、もしくは別体として取付けられる。
スクロールの自転を防止することが可能である。ただ
し、オルダムリングの動きの方向と反対方向に変位し
て、ウエイトバランスを取るものが必要である。そのた
め、スクロール式圧縮機では、回転軸にバランスウエイ
トを一体に設け、もしくは別体として取付けられる。
【0006】しかしながら、回転軸とともにバランスウ
エイトが回転運動をなすのに対して、オルダムリングは
XY方向の往復運動を組合わせて変位するので、運動性
が相違する。したがって、バランスウエイトで完全に動
釣合いを取ることができず、アンバランス量の発生が避
けられず、振動の発生要因となる。
エイトが回転運動をなすのに対して、オルダムリングは
XY方向の往復運動を組合わせて変位するので、運動性
が相違する。したがって、バランスウエイトで完全に動
釣合いを取ることができず、アンバランス量の発生が避
けられず、振動の発生要因となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近時、流体機械とも呼
ばれるヘリカルブレード式圧縮機が提案されている。こ
れは、固定のシリンダ内に、旋回部材であるローラピス
トンが偏心配置される。このローラの周面に沿って螺旋
状溝が設けられ、螺旋状のブレードが出入り自在に嵌め
込まれて、シリンダとの空間を複数の圧縮室に区画形成
する。上記ローラは駆動手段によってシリンダ内で公転
運動される。
ばれるヘリカルブレード式圧縮機が提案されている。こ
れは、固定のシリンダ内に、旋回部材であるローラピス
トンが偏心配置される。このローラの周面に沿って螺旋
状溝が設けられ、螺旋状のブレードが出入り自在に嵌め
込まれて、シリンダとの空間を複数の圧縮室に区画形成
する。上記ローラは駆動手段によってシリンダ内で公転
運動される。
【0008】この種の圧縮機において、上記ローラは公
転運動のみ必要であり、たとえば公転運動にともなう自
転運動があると、円滑な公転運動が阻害されて圧縮効率
に影響が出る。
転運動のみ必要であり、たとえば公転運動にともなう自
転運動があると、円滑な公転運動が阻害されて圧縮効率
に影響が出る。
【0009】自転防止機構として用いられているのは、
ここでもオルダム機構である。したがって、オルダムリ
ングの動きは往復運動の組合わせであるので、バランス
ウエイトで完全に動釣合いを取ることができず、アンバ
ランス量の発生が避けられず、振動の発生要因となる。
ここでもオルダム機構である。したがって、オルダムリ
ングの動きは往復運動の組合わせであるので、バランス
ウエイトで完全に動釣合いを取ることができず、アンバ
ランス量の発生が避けられず、振動の発生要因となる。
【0010】本発明は上記事情にもとづいてなされたも
のであり、その目的とするところは、軸受け部材に対し
て旋回運動をなす旋回部材の自転を確実に規制し、アン
バランス量を抑制して振動の低減化を図り、よって圧縮
効率の向上に寄与する流体機械を提供することにある。
のであり、その目的とするところは、軸受け部材に対し
て旋回運動をなす旋回部材の自転を確実に規制し、アン
バランス量を抑制して振動の低減化を図り、よって圧縮
効率の向上に寄与する流体機械を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の流体機械は、請求項1として、軸受け部材と、
この軸受け部材に旋回自在に支持される旋回部材と、こ
の旋回部材を公転駆動する駆動手段と、この駆動手段に
よって公転運動する上記旋回部材と、上記軸受け部材と
の間に介設され、旋回部材の公転運動にともなう自転を
防止する自転防止機構とを具備した流体機械において、
上記自転防止機構は、上記軸受け部材に設けられる第1
の中間部材取付け部、および旋回部材に設けられ上記第
1の中間部材取付け部と対向する部位にあるとともに偏
心する第2の中間部材取付け部と、上記第1の中間部材
取付け部と第2の中間部材取付け部にそれぞれ掛合さ
れ、互いに偏心する第1の掛合部と第2の掛合部を備
え、上記旋回部材の公転運動にともなって旋回をなし、
かつ旋回部材の自転を防止する中間部材とを具備したこ
とを特徴とする。
本発明の流体機械は、請求項1として、軸受け部材と、
この軸受け部材に旋回自在に支持される旋回部材と、こ
の旋回部材を公転駆動する駆動手段と、この駆動手段に
よって公転運動する上記旋回部材と、上記軸受け部材と
の間に介設され、旋回部材の公転運動にともなう自転を
防止する自転防止機構とを具備した流体機械において、
上記自転防止機構は、上記軸受け部材に設けられる第1
の中間部材取付け部、および旋回部材に設けられ上記第
1の中間部材取付け部と対向する部位にあるとともに偏
心する第2の中間部材取付け部と、上記第1の中間部材
取付け部と第2の中間部材取付け部にそれぞれ掛合さ
れ、互いに偏心する第1の掛合部と第2の掛合部を備
え、上記旋回部材の公転運動にともなって旋回をなし、
かつ旋回部材の自転を防止する中間部材とを具備したこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2として、請求項1記載の流体機械
において、上記中間部材は、第1の掛合部が円形ピン体
であり、第2の掛合部がこの円形ピン体の軸方向に沿っ
て、かつ偏心して設けられる円形孔部であり、上記軸受
け部材の中間部材取付け部は、上記第1の掛合部である
円形ピン体に軸着する円形孔部であり、上記旋回部材の
中間部材取付け部は、上第2の掛合部である円形孔部に
軸着する円形ピン体であることを特徴とする。
において、上記中間部材は、第1の掛合部が円形ピン体
であり、第2の掛合部がこの円形ピン体の軸方向に沿っ
て、かつ偏心して設けられる円形孔部であり、上記軸受
け部材の中間部材取付け部は、上記第1の掛合部である
円形ピン体に軸着する円形孔部であり、上記旋回部材の
中間部材取付け部は、上第2の掛合部である円形孔部に
軸着する円形ピン体であることを特徴とする。
【0013】請求項3として、請求項1記載の流体機械
において、上記中間部材は、第1の掛合部が円形ピン体
であり、第2の掛合部がこの円形ピン体の一端面に偏心
して突設される円形ピン体であり、上記軸受け部材と旋
回部材の双方の中間部材取付け部は、各円形ピン体に軸
着する円形孔部であることを特徴とする。
において、上記中間部材は、第1の掛合部が円形ピン体
であり、第2の掛合部がこの円形ピン体の一端面に偏心
して突設される円形ピン体であり、上記軸受け部材と旋
回部材の双方の中間部材取付け部は、各円形ピン体に軸
着する円形孔部であることを特徴とする。
【0014】請求項4として、請求項1ないし請求項3
記載の流体機械において、上記第1,第2の中間部材取
付け部は、上記軸受け部材と旋回部材の軸芯を介して対
称位置の2ヶ所に設けられることを特徴とする。
記載の流体機械において、上記第1,第2の中間部材取
付け部は、上記軸受け部材と旋回部材の軸芯を介して対
称位置の2ヶ所に設けられることを特徴とする。
【0015】請求項5として、請求項2および請求項3
記載の流体機械において、上記中間部材を構成する第
1,第2の掛合部は、互いの偏心量を上記旋回部材の旋
回半径と等しく設定したことを特徴とする。
記載の流体機械において、上記中間部材を構成する第
1,第2の掛合部は、互いの偏心量を上記旋回部材の旋
回半径と等しく設定したことを特徴とする。
【0016】請求項6として、請求項1ないし請求項5
記載の流体機械において、上記旋回部材は、ヘリカルブ
レード式圧縮機を構成するローラピストンであることを
特徴とする。
記載の流体機械において、上記旋回部材は、ヘリカルブ
レード式圧縮機を構成するローラピストンであることを
特徴とする。
【0017】このような課題を解決する手段を備えるこ
とにより、請求項1ないし請求項6の発明のいずれにお
いても、簡素な構成の自転防止機構で、かつ確実に旋回
部材の公転運動にともなう自転を規制する。
とにより、請求項1ないし請求項6の発明のいずれにお
いても、簡素な構成の自転防止機構で、かつ確実に旋回
部材の公転運動にともなう自転を規制する。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面にも
とづいて説明するに、ここに開示する流体機械であるヘ
リカルブレード式圧縮機は、たとえば空気調和機の冷凍
サイクルに用いられるものとする。
とづいて説明するに、ここに開示する流体機械であるヘ
リカルブレード式圧縮機は、たとえば空気調和機の冷凍
サイクルに用いられるものとする。
【0019】図1に示すように、密閉ケース1は、軸方
向を水平方向に向け両端が開口するケース本体1aと、
このケース本体1aの一端開口部を閉塞する上蓋1b
と、他端開口部を閉塞する蓋板1cとから構成される。
向を水平方向に向け両端が開口するケース本体1aと、
このケース本体1aの一端開口部を閉塞する上蓋1b
と、他端開口部を閉塞する蓋板1cとから構成される。
【0020】この密閉ケース1内には、圧縮機構部3お
よび電動機部4が収容される。すなわち、密閉ケース1
の軸方向ほぼ中央部を境に、図において右側の部分が圧
縮機構部3、左側の部分が電動機部4となる。
よび電動機部4が収容される。すなわち、密閉ケース1
の軸方向ほぼ中央部を境に、図において右側の部分が圧
縮機構部3、左側の部分が電動機部4となる。
【0021】上記圧縮機構部3は、両側端が開口する中
空筒体であり、かつその両側端の外周面に一対の鍔部5
a,5bが突設されたシリンダ5を有している。このシ
リンダ5の少なくとも一方の鍔部5aは、上記密閉ケー
ス1を構成するケース本体1aに圧入嵌着され、シリン
ダの位置決め固定がなされている。
空筒体であり、かつその両側端の外周面に一対の鍔部5
a,5bが突設されたシリンダ5を有している。このシ
リンダ5の少なくとも一方の鍔部5aは、上記密閉ケー
ス1を構成するケース本体1aに圧入嵌着され、シリン
ダの位置決め固定がなされている。
【0022】上記シリンダ5の一方側(図の左側)の側
面には、軸受け部材である主軸受け6が固定具7を介し
て取付け固定され、シリンダの開口部が閉成される。他
方側(図の右側)の側面には、副軸受け8が固定具7を
介して取付け固定され、シリンダの開口部が閉成され
る。
面には、軸受け部材である主軸受け6が固定具7を介し
て取付け固定され、シリンダの開口部が閉成される。他
方側(図の右側)の側面には、副軸受け8が固定具7を
介して取付け固定され、シリンダの開口部が閉成され
る。
【0023】このような主軸受け6と副軸受け8の軸芯
に沿って、駆動手段を構成するクランクシャフト9が挿
通され、回転自在に枢支される。上記クランクシャフト
9は、主軸受け6と副軸受け8との間であるシリンダ5
内に貫通し、かつ主軸受け6から図の左側方向に突設さ
れ、電動機部4の回転軸部9Zを構成する。
に沿って、駆動手段を構成するクランクシャフト9が挿
通され、回転自在に枢支される。上記クランクシャフト
9は、主軸受け6と副軸受け8との間であるシリンダ5
内に貫通し、かつ主軸受け6から図の左側方向に突設さ
れ、電動機部4の回転軸部9Zを構成する。
【0024】上記クランクシャフト9についてなお説明
すると、上記主軸受け6と副軸受け8との間の周面に
は、互いに離間した位置で、かつクランクシャフト軸芯
aとは所定寸法eだけ偏心した軸芯bの2つのクランク
部9a,9bが一体に設けられる。
すると、上記主軸受け6と副軸受け8との間の周面に
は、互いに離間した位置で、かつクランクシャフト軸芯
aとは所定寸法eだけ偏心した軸芯bの2つのクランク
部9a,9bが一体に設けられる。
【0025】図の左側のクランク部9aを第1のクラン
ク部と呼び、右側のクランク部9bを第2のクランク部
と呼ぶ。互いのクランク部9a,9bは同一の所定幅寸
法に形成される。
ク部と呼び、右側のクランク部9bを第2のクランク部
と呼ぶ。互いのクランク部9a,9bは同一の所定幅寸
法に形成される。
【0026】第1のクランク部9aのさらに左側の部位
に隣接して、カウンタバランス部9cがクランクシャフ
ト9と一体に設けられる。このカウンタバランス部9c
は、上記第1のクランク部9aの偏心突出方向とは軸芯
を介して反対側の周面部位に偏心している。
に隣接して、カウンタバランス部9cがクランクシャフ
ト9と一体に設けられる。このカウンタバランス部9c
は、上記第1のクランク部9aの偏心突出方向とは軸芯
を介して反対側の周面部位に偏心している。
【0027】また、第2のクランク部9bのさらに右側
の部位に隣接して、クランクシャフト9とは別体のカウ
ンタバランサ10が嵌着される。このカウンタバランサ
10は、上記第2のクランク部9bの偏心突出方向とは
反対側の周面部位に偏心している。
の部位に隣接して、クランクシャフト9とは別体のカウ
ンタバランサ10が嵌着される。このカウンタバランサ
10は、上記第2のクランク部9bの偏心突出方向とは
反対側の周面部位に偏心している。
【0028】このようなクランクシャフト9と上記シリ
ンダ5との間には、旋回部材であるローラピストン(以
下、ローラと呼ぶ)11が介在される。このローラ11
は、材質が鉄よりも比重の小さな、たとえばアルミ合金
の素材から選択され、両端が開口する円筒体であり、軸
方向長さはシリンダの軸方向長さと一致する。
ンダ5との間には、旋回部材であるローラピストン(以
下、ローラと呼ぶ)11が介在される。このローラ11
は、材質が鉄よりも比重の小さな、たとえばアルミ合金
の素材から選択され、両端が開口する円筒体であり、軸
方向長さはシリンダの軸方向長さと一致する。
【0029】ローラ11の内周部には段状の内腔部12
が形成されていて、特に、上記クランクシャフト9の第
1,第2のクランク部9a,9bと対向する部位は、こ
れらクランク部と同一幅で、かつ外周面と回転自在に摺
接する第1,第2の内腔枢支部12a,12bとなって
いる。
が形成されていて、特に、上記クランクシャフト9の第
1,第2のクランク部9a,9bと対向する部位は、こ
れらクランク部と同一幅で、かつ外周面と回転自在に摺
接する第1,第2の内腔枢支部12a,12bとなって
いる。
【0030】このことにより、ローラ11の軸芯bは第
1,第2のクランク部9a,9bの軸芯bと一致し、シ
リンダ5などの軸芯aに対してe寸法だけ偏心している
ことになる。そして、ローラ11の外周壁一部はシリン
ダ5の内周壁一部に軸方向に沿って転接するように寸法
設定されている。
1,第2のクランク部9a,9bの軸芯bと一致し、シ
リンダ5などの軸芯aに対してe寸法だけ偏心している
ことになる。そして、ローラ11の外周壁一部はシリン
ダ5の内周壁一部に軸方向に沿って転接するように寸法
設定されている。
【0031】上記ローラ11の主軸受け6側端部と、ロ
ーラ11との間には、後述する自転防止機構13が介設
される。この自転防止機構13の存在によって、旋回部
材であるローラ11の自転を規制するものである。
ーラ11との間には、後述する自転防止機構13が介設
される。この自転防止機構13の存在によって、旋回部
材であるローラ11の自転を規制するものである。
【0032】上記ローラ11の外周面には、副軸受け8
取付け側端部から主軸受け6取付け側端部へ徐々にピッ
チを小とする螺旋状溝14が設けられ、この溝には螺旋
状のブレ−ド15が出入り自在に巻装される。
取付け側端部から主軸受け6取付け側端部へ徐々にピッ
チを小とする螺旋状溝14が設けられ、この溝には螺旋
状のブレ−ド15が出入り自在に巻装される。
【0033】上記ブレード15は、たとえば弗素樹脂な
ど高滑性素材が用いられ、その内径寸法はローラ11の
外径寸法よりも大に形成される。ブレード15は、強制
的に直径を縮小した状態で螺旋状溝14に嵌め込まれて
おり、その結果、ローラ11ごとシリンダ5内に組み込
まれた状態でブレード15の外周面が常にシリンダ内周
壁に弾性的に当接するよう膨出変形している。
ど高滑性素材が用いられ、その内径寸法はローラ11の
外径寸法よりも大に形成される。ブレード15は、強制
的に直径を縮小した状態で螺旋状溝14に嵌め込まれて
おり、その結果、ローラ11ごとシリンダ5内に組み込
まれた状態でブレード15の外周面が常にシリンダ内周
壁に弾性的に当接するよう膨出変形している。
【0034】上述したように、ローラ11が公転運動し
てシリンダ5に対する転接位置が移動すると、転接部位
が接近するのにともなってブレード15は螺旋状溝14
内に没入し、転接位置でブレード外周面はローラ外周面
と完全に同一になる。
てシリンダ5に対する転接位置が移動すると、転接部位
が接近するのにともなってブレード15は螺旋状溝14
内に没入し、転接位置でブレード外周面はローラ外周面
と完全に同一になる。
【0035】逆に、転接部位が通過すれば、ここからの
距離に応じてブレード15は螺旋状溝14から突出し、
転接部位とは軸芯bを介して180°対向する部位で、
ブレード15の突出長さが最大になる。この後は、再び
転接部位に接近して行くので、上述の作用になる。
距離に応じてブレード15は螺旋状溝14から突出し、
転接部位とは軸芯bを介して180°対向する部位で、
ブレード15の突出長さが最大になる。この後は、再び
転接部位に接近して行くので、上述の作用になる。
【0036】上記シリンダ5とローラ11を径方向に沿
って断面してみると、シリンダ5に対してローラ11が
偏心して収容され、かつローラの周面一部がシリンダに
転接状態にあるところから、これらシリンダとローラと
の間に三ケ月状の空間部が形成されることになる。
って断面してみると、シリンダ5に対してローラ11が
偏心して収容され、かつローラの周面一部がシリンダに
転接状態にあるところから、これらシリンダとローラと
の間に三ケ月状の空間部が形成されることになる。
【0037】上記空間部を軸方向に沿ってみると、ロー
ラ11の螺旋状溝14にブレード15が巻装され、その
外周面がシリンダ5内周壁に転接しているところから、
ローラとシリンダとの間はブレードによって複数の空間
部に仕切られる。
ラ11の螺旋状溝14にブレード15が巻装され、その
外周面がシリンダ5内周壁に転接しているところから、
ローラとシリンダとの間はブレードによって複数の空間
部に仕切られる。
【0038】これら仕切られた空間部を圧縮室16…と
呼ぶ。各圧縮室16の容積は、上記螺旋状溝14の設定
から、副軸受け8側端部から主軸受け6側端部に亘っ
て、徐々に容積が小となる。
呼ぶ。各圧縮室16の容積は、上記螺旋状溝14の設定
から、副軸受け8側端部から主軸受け6側端部に亘っ
て、徐々に容積が小となる。
【0039】一方、上記密閉ケース1を構成する蓋板1
cには、吸込み管17が貫通して設けられるとともに、
この近傍位置に吐出管18が接続される。上記吸込み管
17は冷凍サイクルを構成する蒸発器に連通され、上記
吐出管18は同じく冷凍サイクルを構成する凝縮器に連
通される。(いずれも図示しない) 上記密閉ケース蓋板1cを貫通する吸込み管17は、密
閉ケース1内部において、上記副軸受け8に設けられる
接続部8aに接続される。この接続部8aは、副軸受け
8のシリンダ5接合面に開口している。上記吐出管18
は、その開口端を密閉ケース1内に臨ませられる。
cには、吸込み管17が貫通して設けられるとともに、
この近傍位置に吐出管18が接続される。上記吸込み管
17は冷凍サイクルを構成する蒸発器に連通され、上記
吐出管18は同じく冷凍サイクルを構成する凝縮器に連
通される。(いずれも図示しない) 上記密閉ケース蓋板1cを貫通する吸込み管17は、密
閉ケース1内部において、上記副軸受け8に設けられる
接続部8aに接続される。この接続部8aは、副軸受け
8のシリンダ5接合面に開口している。上記吐出管18
は、その開口端を密閉ケース1内に臨ませられる。
【0040】上記副軸受け接続部8aの対向端に対向す
るシリンダ5の鍔部5b部位には、凹陥部19が設けら
れ、吸込み管17から導かれるガスを一旦溜められるよ
うになっている。
るシリンダ5の鍔部5b部位には、凹陥部19が設けら
れ、吸込み管17から導かれるガスを一旦溜められるよ
うになっている。
【0041】上記ローラ11の一端部には図示しないガ
ス通路用凹部が設けられる。このガス通路用凹部は、公
転運動をなすローラ11がどの位置にあっても、シリン
ダ5に設けられる上記凹陥部19と対向する。したがっ
て、これらガス通路用凹部と凹陥部19とで、吸込み管
17から導かれたガスを一旦貯溜する、容積の大きなバ
ッファ部21が形成される。
ス通路用凹部が設けられる。このガス通路用凹部は、公
転運動をなすローラ11がどの位置にあっても、シリン
ダ5に設けられる上記凹陥部19と対向する。したがっ
て、これらガス通路用凹部と凹陥部19とで、吸込み管
17から導かれたガスを一旦貯溜する、容積の大きなバ
ッファ部21が形成される。
【0042】上記主軸受け6の側面部には図示しない吐
出用孔が設けられていて、この吐出用孔を介して、シリ
ンダ5およびローラ11側端空間部と、電動機部4側空
間部とが連通される。
出用孔が設けられていて、この吐出用孔を介して、シリ
ンダ5およびローラ11側端空間部と、電動機部4側空
間部とが連通される。
【0043】上記螺旋状溝14のピッチの設定から、上
記バッファ部21が設けられる側の圧縮室16が吸込み
部Aとなり、これと反対側の吐出用孔24が設けられる
側の圧縮室16が吐出部Bとなる。
記バッファ部21が設けられる側の圧縮室16が吸込み
部Aとなり、これと反対側の吐出用孔24が設けられる
側の圧縮室16が吐出部Bとなる。
【0044】そして、上記主軸受け6とクランクシャフ
ト9およびローラ11とで囲繞される第1の空間部25
が形成される。また、クランクシャフト9とローラ11
とで囲繞される第2の空間部26が形成される。さら
に、副軸受け8とクランクシャフト9およびローラ11
とで囲繞される第3の空間部27が形成される。
ト9およびローラ11とで囲繞される第1の空間部25
が形成される。また、クランクシャフト9とローラ11
とで囲繞される第2の空間部26が形成される。さら
に、副軸受け8とクランクシャフト9およびローラ11
とで囲繞される第3の空間部27が形成される。
【0045】上記クランクシャフト9の副軸受け8側端
面から中途部である主軸受け6の枢支部分に亘り、かつ
クランクシャフトの軸芯に沿って案内用孔28が設けら
れる。この案内用孔28の開口端と、副軸受け8のシャ
フト枢支部開口端は、副軸受け端面に固定具29を介し
て取付けられる閉塞板30によって閉塞される。
面から中途部である主軸受け6の枢支部分に亘り、かつ
クランクシャフトの軸芯に沿って案内用孔28が設けら
れる。この案内用孔28の開口端と、副軸受け8のシャ
フト枢支部開口端は、副軸受け端面に固定具29を介し
て取付けられる閉塞板30によって閉塞される。
【0046】上記案内用孔28とクランクシャフト9外
周面とは、複数のガス用孔31,32および油用孔33
〜36で連通される。そして、上記案内用孔28ととも
に、油用孔33〜36からなる給油通路Sが構成され
る。
周面とは、複数のガス用孔31,32および油用孔33
〜36で連通される。そして、上記案内用孔28ととも
に、油用孔33〜36からなる給油通路Sが構成され
る。
【0047】上記密閉ケース1の内底部には潤滑油を集
溜する油溜り部37が形成される。この油溜り部37の
潤滑油中に、副軸受け具8のシャフト枢支部に接続され
る油吸上げ管38が浸漬される。
溜する油溜り部37が形成される。この油溜り部37の
潤滑油中に、副軸受け具8のシャフト枢支部に接続され
る油吸上げ管38が浸漬される。
【0048】この油吸い上げ管38の接続部は、副軸受
け8枢支部の内周面であるクランクシャフト9の摺接面
に連通している。これらと対向するクランクシャフト部
位には、給油ポンプ部39が設けられる。
け8枢支部の内周面であるクランクシャフト9の摺接面
に連通している。これらと対向するクランクシャフト部
位には、給油ポンプ部39が設けられる。
【0049】上記ローラ11の第2の内腔枢支部12b
には、この左右両側面に開口され貫通する複数の油逃げ
用連通孔40が設けられる。この油逃げ用連通孔40
は、上記第2の空間部26と第3の空間部27とを互い
に連通する。
には、この左右両側面に開口され貫通する複数の油逃げ
用連通孔40が設けられる。この油逃げ用連通孔40
は、上記第2の空間部26と第3の空間部27とを互い
に連通する。
【0050】上記ローラ11の特に第1の内腔枢支部1
2aには、その内周面から上記螺旋状溝14底面に亘っ
て油案内孔41が設けられる。この第1の内腔枢支部1
2aと掛合するクランクシャフト9の第1のクランク部
には、上記油案内溝35aが設けられるところから、ク
ランクシャフトの1回転中に必ず1度は油案内溝35a
が油案内孔41に連通するようになっている。
2aには、その内周面から上記螺旋状溝14底面に亘っ
て油案内孔41が設けられる。この第1の内腔枢支部1
2aと掛合するクランクシャフト9の第1のクランク部
には、上記油案内溝35aが設けられるところから、ク
ランクシャフトの1回転中に必ず1度は油案内溝35a
が油案内孔41に連通するようになっている。
【0051】上記ローラ11の吐出部B側端部には、こ
の内周面から外周面に亘って油逃げ孔42が設けられ
る。上記ケース本体1aに圧入されるシリンダ5の鍔部
5aには、図の上部側にガス案内孔43が設けられ、下
部側の油溜まり部37の潤滑油に浸漬される部位には油
案内孔44が設けられる。
の内周面から外周面に亘って油逃げ孔42が設けられ
る。上記ケース本体1aに圧入されるシリンダ5の鍔部
5aには、図の上部側にガス案内孔43が設けられ、下
部側の油溜まり部37の潤滑油に浸漬される部位には油
案内孔44が設けられる。
【0052】各案内孔43,44とも、鍔部5a両側面
を貫通して設けられ、この鍔部によって仕切られる密閉
ケース1内部を連通する。すなわち、ガス案内孔43は
上記吐出部Bから吐出される高圧ガスを導通案内するた
めのものであり、油案内孔44は上記油溜まり部37の
潤滑油を導通案内するためのものである。
を貫通して設けられ、この鍔部によって仕切られる密閉
ケース1内部を連通する。すなわち、ガス案内孔43は
上記吐出部Bから吐出される高圧ガスを導通案内するた
めのものであり、油案内孔44は上記油溜まり部37の
潤滑油を導通案内するためのものである。
【0053】一方、上記電動機部4は、主軸受け6から
突出するクランクシャフト9の回転軸部9Zに嵌着され
るロータ45と、このロータの外周面と所定の間隙を存
して上記ケース本体1a内周面に嵌着されるステータ4
6とから構成される。
突出するクランクシャフト9の回転軸部9Zに嵌着され
るロータ45と、このロータの外周面と所定の間隙を存
して上記ケース本体1a内周面に嵌着されるステータ4
6とから構成される。
【0054】つぎに、上記自転防止機構13について詳
述する。図2に示すように、軸受け部材である上記主軸
受け6と、旋回部材である上記ローラ11に、第1の中
間部材取付け部51と、第2の中間部材取付け部52
が、互いの軸芯を介して対称の位置に、2ヶ所設けられ
る。
述する。図2に示すように、軸受け部材である上記主軸
受け6と、旋回部材である上記ローラ11に、第1の中
間部材取付け部51と、第2の中間部材取付け部52
が、互いの軸芯を介して対称の位置に、2ヶ所設けられ
る。
【0055】上記第1の中間部材取付け部51は、たと
えば主軸受け6のローラ11摺接面に設けられる円形孔
部であり、第2の中間部材取付け部52はローラ11の
主軸受け6摺接面に突設される円形ピン体である。
えば主軸受け6のローラ11摺接面に設けられる円形孔
部であり、第2の中間部材取付け部52はローラ11の
主軸受け6摺接面に突設される円形ピン体である。
【0056】これら円形孔部51の軸芯と円形ピン体5
2の軸芯とは、径方向に偏心量nだけ偏心している。こ
の偏心量nは、ローラ11の軸芯bがシリンダの軸芯a
に対する偏心量eと等しく、かつローラ11の後述する
旋回半径に等しい。
2の軸芯とは、径方向に偏心量nだけ偏心している。こ
の偏心量nは、ローラ11の軸芯bがシリンダの軸芯a
に対する偏心量eと等しく、かつローラ11の後述する
旋回半径に等しい。
【0057】そして、円形孔部51の直径φda は、円
形ピン体52の直径φdb よりも大に設定されており、
かつ円形ピン体52の周面が円形孔部51の周面内側に
対向し、決して円形ピン体52の周面が円形孔部51の
周面から突出しない寸法設定がなされている。
形ピン体52の直径φdb よりも大に設定されており、
かつ円形ピン体52の周面が円形孔部51の周面内側に
対向し、決して円形ピン体52の周面が円形孔部51の
周面から突出しない寸法設定がなされている。
【0058】また、これら円形孔部51と円形ピン体5
2の軸方向長さは、少なくとも互いに一致する。もしく
は、円形孔部51の軸方向長さが円形ピン体52の軸方
向長さの2倍を越えない範囲内で長くしても支障がな
い。
2の軸方向長さは、少なくとも互いに一致する。もしく
は、円形孔部51の軸方向長さが円形ピン体52の軸方
向長さの2倍を越えない範囲内で長くしても支障がな
い。
【0059】53は、上記主軸受け6の円形孔部51
と、ローラ11の円形ピン体52とに掛合する第1の掛
合部54と、第2の掛合部55を備えた中間部材であ
る。この中間部材53は、肉厚である軸方向長さが、主
軸受け6の円形孔部51およびローラ11に突設される
円形ピン体52の軸方向長さとほぼ一致する円形ピン体
であり、その直径は上記円形孔部51に掛合するよう寸
法設定される。
と、ローラ11の円形ピン体52とに掛合する第1の掛
合部54と、第2の掛合部55を備えた中間部材であ
る。この中間部材53は、肉厚である軸方向長さが、主
軸受け6の円形孔部51およびローラ11に突設される
円形ピン体52の軸方向長さとほぼ一致する円形ピン体
であり、その直径は上記円形孔部51に掛合するよう寸
法設定される。
【0060】すなわち、中間部材53の周面自体が第1
の掛合部54を構成する。そして、上記第2の掛合部5
5は、第1の掛合部54の軸芯と偏心する軸芯で、中間
部材の両側面を貫通して設けられる円形孔部である。
の掛合部54を構成する。そして、上記第2の掛合部5
5は、第1の掛合部54の軸芯と偏心する軸芯で、中間
部材の両側面を貫通して設けられる円形孔部である。
【0061】この円形孔部55の直径は、上記ローラ1
1の円形ピン体52と掛合するよう寸法設定されてい
る。上記主軸受け6の円形孔部51の直径φda とロー
ラ11の円形ピン体52の直径φdb 、およびこられの
偏心量nの設定から、中間部材55の上記円形孔部55
は、完全に中間部材の周面内に設けられる。
1の円形ピン体52と掛合するよう寸法設定されてい
る。上記主軸受け6の円形孔部51の直径φda とロー
ラ11の円形ピン体52の直径φdb 、およびこられの
偏心量nの設定から、中間部材55の上記円形孔部55
は、完全に中間部材の周面内に設けられる。
【0062】このようにして構成されるヘリカルブレー
ド式圧縮機であり、電動機部4に通電してロータ45と
ともにクランクシャフト9を一体に回転駆動する。この
クランクシャフト9の回転力は、第1,第2のクランク
部9a,9bを介してローラ11に伝達される。
ド式圧縮機であり、電動機部4に通電してロータ45と
ともにクランクシャフト9を一体に回転駆動する。この
クランクシャフト9の回転力は、第1,第2のクランク
部9a,9bを介してローラ11に伝達される。
【0063】クランク部9a,9bが偏心して設けられ
ており、ここにローラ11の内腔枢支部12a,12b
が回転自在に掛合しているので、ローラ11はクランク
部に押される。しかも、クランクシャフト9とローラ1
1との間に設けられる自転防止機構13は、後述するよ
うにしてローラ11の自転を規制するところから、ロー
ラは公転運動をなす。
ており、ここにローラ11の内腔枢支部12a,12b
が回転自在に掛合しているので、ローラ11はクランク
部に押される。しかも、クランクシャフト9とローラ1
1との間に設けられる自転防止機構13は、後述するよ
うにしてローラ11の自転を規制するところから、ロー
ラは公転運動をなす。
【0064】その一方で、吸込み管17から低圧の冷媒
ガスが吸込まれ、シリンダ5とローラ11とで形成され
るバッファ部21に一時的に溜められる。そして、吸込
み部A側の圧縮室16に導かれる。
ガスが吸込まれ、シリンダ5とローラ11とで形成され
るバッファ部21に一時的に溜められる。そして、吸込
み部A側の圧縮室16に導かれる。
【0065】ローラ11の公転運動にともなって、ロー
ラのシリンダ5内周面に対する転接位置が周方向に漸次
移動し、ブレ−ド15は螺旋状溝14に対して出入りす
る。すなわち、ブレード15はローラの径方向に突没移
動する。
ラのシリンダ5内周面に対する転接位置が周方向に漸次
移動し、ブレ−ド15は螺旋状溝14に対して出入りす
る。すなわち、ブレード15はローラの径方向に突没移
動する。
【0066】吸込み部A側の圧縮室16に導かれた冷媒
ガスは、ローラ11の公転運動にともなって吐出部B方
向の圧縮室16に順次移送される。冷媒ガスは圧縮さ
れ、最も吐出部B側の圧縮室において所定圧まで上昇し
高圧化する。
ガスは、ローラ11の公転運動にともなって吐出部B方
向の圧縮室16に順次移送される。冷媒ガスは圧縮さ
れ、最も吐出部B側の圧縮室において所定圧まで上昇し
高圧化する。
【0067】高圧ガスは、吐出部Bの圧縮室16から吐
出され、第1の空間部25に充満してから、主軸受け6
に設けられる吐出用孔24を介して電動機部4側の空間
部に導かれる。そして、ガス案内孔43を介して圧縮機
構部3側の空間部に導かれ充満し、吐出管18から凝縮
器へ導出される。
出され、第1の空間部25に充満してから、主軸受け6
に設けられる吐出用孔24を介して電動機部4側の空間
部に導かれる。そして、ガス案内孔43を介して圧縮機
構部3側の空間部に導かれ充満し、吐出管18から凝縮
器へ導出される。
【0068】なお、主軸受け6の軸芯に対してローラ1
1の軸芯が偏心量eを保持しつつ旋回運動をなすところ
から、上記自転防止機構13においては、第1の掛合部
54と第2の掛合部55が上記偏心量eと同一の偏心量
nに設定されているので、第1の掛合部54の軸芯を支
点として第2の掛合部55が旋回運動をなす。
1の軸芯が偏心量eを保持しつつ旋回運動をなすところ
から、上記自転防止機構13においては、第1の掛合部
54と第2の掛合部55が上記偏心量eと同一の偏心量
nに設定されているので、第1の掛合部54の軸芯を支
点として第2の掛合部55が旋回運動をなす。
【0069】すなわち、主軸受け6の円形孔部51に掛
合する中間部材53の第1の掛合部54の軸芯位置は一
定を保持し、この軸芯を中心として、ローラ11に突設
される円形ピン体52と、このピン体に掛合する中間部
材53の円形孔部55が公転運動をなす。
合する中間部材53の第1の掛合部54の軸芯位置は一
定を保持し、この軸芯を中心として、ローラ11に突設
される円形ピン体52と、このピン体に掛合する中間部
材53の円形孔部55が公転運動をなす。
【0070】しかも、主軸受け6とローラ11とに掛合
する中間部材53は、これら主軸受け6とローラ11の
軸芯を介した対称位置に2つ設けられるところから、主
軸受け6に対するローラ11の自転を完全に規制でき、
純粋に公転運動のみを行なわせることとなる。
する中間部材53は、これら主軸受け6とローラ11の
軸芯を介した対称位置に2つ設けられるところから、主
軸受け6に対するローラ11の自転を完全に規制でき、
純粋に公転運動のみを行なわせることとなる。
【0071】図3に示すような、自転防止機構13Aで
あってもよい。この場合、主軸受け6に設けられる中間
部材取付け部51は円形孔部であることと、その直径φ
daは先に図2で説明した実施の形態と同一である。
あってもよい。この場合、主軸受け6に設けられる中間
部材取付け部51は円形孔部であることと、その直径φ
daは先に図2で説明した実施の形態と同一である。
【0072】したがって、この円形孔部51に掛合する
後述する中間部材53Aの第1の掛合部54も、先に説
明した実施の形態と全く同一の円形ピン体からなる。上
記中間部材53Aにおける第2の掛合部55Aは、第1
の掛合部54である円形ピン体の一端面に突設される円
形ピン体からなる。そして、この円形ピン体55Aが掛
合するローラ11に設けられる中間部材取付け部52A
は、円形孔部からなる。
後述する中間部材53Aの第1の掛合部54も、先に説
明した実施の形態と全く同一の円形ピン体からなる。上
記中間部材53Aにおける第2の掛合部55Aは、第1
の掛合部54である円形ピン体の一端面に突設される円
形ピン体からなる。そして、この円形ピン体55Aが掛
合するローラ11に設けられる中間部材取付け部52A
は、円形孔部からなる。
【0073】これら円形ピン体55Aと円形孔部52A
の直径φdb は、先に説明したものと同一でよく、かつ
第1の掛合部54などに対する偏心量nも先に説明した
ものと同一の設定でよい。
の直径φdb は、先に説明したものと同一でよく、かつ
第1の掛合部54などに対する偏心量nも先に説明した
ものと同一の設定でよい。
【0074】しかも、主軸受け6とローラ11とに掛合
する中間部材53Aは、これら主軸受け6とローラ11
の軸芯を介した対称位置に2つ設けられており、ここで
も主軸受け6に対するローラ11の自転を完全に規制で
き、純粋に公転運動のみを行なわせる。
する中間部材53Aは、これら主軸受け6とローラ11
の軸芯を介した対称位置に2つ設けられており、ここで
も主軸受け6に対するローラ11の自転を完全に規制で
き、純粋に公転運動のみを行なわせる。
【0075】また、図4に示すように、自転防止機構1
3Bはスクロール式圧縮機を構成する旋回スクロールS
の自転防止にも用いることができる。すなわち、軸受け
Zに中間部材取付け部Zaである円形孔部が設けられ、
旋回部材である旋回スクロールSに中間部材取付け部S
aである円形孔部が設けられる。互いの軸芯は適宜偏心
して設定される。
3Bはスクロール式圧縮機を構成する旋回スクロールS
の自転防止にも用いることができる。すなわち、軸受け
Zに中間部材取付け部Zaである円形孔部が設けられ、
旋回部材である旋回スクロールSに中間部材取付け部S
aである円形孔部が設けられる。互いの軸芯は適宜偏心
して設定される。
【0076】中間部材53Bは、第1の掛合部54Bと
第2の掛合部55Bとも円形ピン体であり、偏心量は円
形孔部Za,Sa相互の偏心量と一致し、かつ上記円形
孔部に掛合する直径に設定されることは、言うまでもな
い。
第2の掛合部55Bとも円形ピン体であり、偏心量は円
形孔部Za,Sa相互の偏心量と一致し、かつ上記円形
孔部に掛合する直径に設定されることは、言うまでもな
い。
【0077】したがって、自転防止機構13Bは旋回ス
クロールSの自転を確実に規制する、上述のものと同様
の作用効果が得られる。図5は、再びヘリカルブレード
式圧縮機に戻って、吐出用孔24に逆止弁60を備えた
例である。この逆止弁60は、逆止弁支持板61によっ
て押さえ支持される。(なお、上記実施の形態と同部品
に付いては、同番号を付して新たな説明を省略する。) すなわち、上記吐出用孔24は、主軸受け6のフランジ
部に設けられていて、シリンダ5およびローラ11側端
空間部と、電動機部4側空間部とを連通するために設け
られることは、上述の通りである。
クロールSの自転を確実に規制する、上述のものと同様
の作用効果が得られる。図5は、再びヘリカルブレード
式圧縮機に戻って、吐出用孔24に逆止弁60を備えた
例である。この逆止弁60は、逆止弁支持板61によっ
て押さえ支持される。(なお、上記実施の形態と同部品
に付いては、同番号を付して新たな説明を省略する。) すなわち、上記吐出用孔24は、主軸受け6のフランジ
部に設けられていて、シリンダ5およびローラ11側端
空間部と、電動機部4側空間部とを連通するために設け
られることは、上述の通りである。
【0078】圧縮作用中に電動機部4を停止すると、停
止直後は圧縮室16内部のそれぞれの空間の圧力は互い
に異なりバランスがとれておらず、吐出用孔24に吐出
された高圧ガスが圧縮室16の吸込み側に逆流するの
で、ローラ11が逆回転してしまう。このようなローラ
11の逆回転を防止するために、上記逆止弁60を備え
ている。
止直後は圧縮室16内部のそれぞれの空間の圧力は互い
に異なりバランスがとれておらず、吐出用孔24に吐出
された高圧ガスが圧縮室16の吸込み側に逆流するの
で、ローラ11が逆回転してしまう。このようなローラ
11の逆回転を防止するために、上記逆止弁60を備え
ている。
【0079】図6は、上記ローラ11の周面に巻装され
る螺旋状ブレード15の抜け止めをなすブレードストッ
パ70の取付け例である。(なお、ローラ11およびブ
レード15とも図1に示し、ここでは図示しない) すなわち、シリンダ5の両端に形成される鍔部5a,5
bの周面から、ねじ孔部70と段付き孔部71が連設さ
れる。段付き孔部71の最も大きな直径はねじ孔部70
のねじ径よりも小さく設定される。
る螺旋状ブレード15の抜け止めをなすブレードストッ
パ70の取付け例である。(なお、ローラ11およびブ
レード15とも図1に示し、ここでは図示しない) すなわち、シリンダ5の両端に形成される鍔部5a,5
bの周面から、ねじ孔部70と段付き孔部71が連設さ
れる。段付き孔部71の最も大きな直径はねじ孔部70
のねじ径よりも小さく設定される。
【0080】上記段付き孔部71に、ブレードストッパ
72が挿入される。このブレードストッパ72の頭部は
段状に形成され、段付き孔部71に掛合する。そして、
ブレードストッパ72の端部はシリンダ5内に突出す
る。
72が挿入される。このブレードストッパ72の頭部は
段状に形成され、段付き孔部71に掛合する。そして、
ブレードストッパ72の端部はシリンダ5内に突出す
る。
【0081】上記ねじ孔部70には、押さえボルト73
が螺着される。この押さえボルト73は、ねじ孔部70
に螺着された状態で、その下端面がブレードストッパ7
2頭部面に当接する。
が螺着される。この押さえボルト73は、ねじ孔部70
に螺着された状態で、その下端面がブレードストッパ7
2頭部面に当接する。
【0082】したがって、シリンダ5内に突出するブレ
ードストッパ72端面で上記ブレード15の抜け止めを
なし、かつブレードから径方向の力がブレードストッパ
72に掛かっても、これは押さえボルト72によって押
さえられるので、脱落が確実に規制される。なお、本発
明の流体機械は、圧縮機に限定されるものではなく、流
体を移送するポンプにも適用できることは、勿論であ
る。
ードストッパ72端面で上記ブレード15の抜け止めを
なし、かつブレードから径方向の力がブレードストッパ
72に掛かっても、これは押さえボルト72によって押
さえられるので、脱落が確実に規制される。なお、本発
明の流体機械は、圧縮機に限定されるものではなく、流
体を移送するポンプにも適用できることは、勿論であ
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明は、
自転防止機構として、軸受け部材に設けられる第1の中
間部材取付け部と、旋回部材に設けられる第2の中間部
材取付け部と、それぞれの取付け部に掛合する掛合部を
備えた中間部材とからなり、上記第1,第2の中間部材
取付け部は対向するとともに偏心する。
自転防止機構として、軸受け部材に設けられる第1の中
間部材取付け部と、旋回部材に設けられる第2の中間部
材取付け部と、それぞれの取付け部に掛合する掛合部を
備えた中間部材とからなり、上記第1,第2の中間部材
取付け部は対向するとともに偏心する。
【0084】請求項2の発明は、第1の掛合部を円形ピ
ン体、第2の掛合部を円形孔部とし、中間部材取付け部
は、円形ピン体に軸着する円形孔部と、円形孔部に軸着
する円形ピン体とした。
ン体、第2の掛合部を円形孔部とし、中間部材取付け部
は、円形ピン体に軸着する円形孔部と、円形孔部に軸着
する円形ピン体とした。
【0085】請求項3の発明は、第1の掛合部を円形ピ
ン体、第2の掛合部を円形ピン体とし、中間部材取付け
部は、各円形ピン体に軸着する円形孔部とした。請求項
4の発明は、第1,第2の中間部材取付け部を、軸受け
部材と旋回部材の軸芯を介して対称位置の2ヶ所に設け
た。
ン体、第2の掛合部を円形ピン体とし、中間部材取付け
部は、各円形ピン体に軸着する円形孔部とした。請求項
4の発明は、第1,第2の中間部材取付け部を、軸受け
部材と旋回部材の軸芯を介して対称位置の2ヶ所に設け
た。
【0086】請求項5の発明は、第1,第2の掛合部の
偏心量を、旋回部材の旋回半径と等しく設定した。請求
項6の発明は、旋回部材は、ヘリカルブレード式圧縮機
を構成するローラピストンとした。
偏心量を、旋回部材の旋回半径と等しく設定した。請求
項6の発明は、旋回部材は、ヘリカルブレード式圧縮機
を構成するローラピストンとした。
【0087】したがって、請求項1ないし請求項6の発
明によれば、軸受け部材に対して旋回運動をなす旋回部
材の自転を確実に規制し、アンバランス量を抑制して振
動の低減化を図れる効果を奏する。
明によれば、軸受け部材に対して旋回運動をなす旋回部
材の自転を確実に規制し、アンバランス量を抑制して振
動の低減化を図れる効果を奏する。
【図1】本発明の一実施の形態を示す、ヘリカルブレー
ド式圧縮機の縦断正面図。
ド式圧縮機の縦断正面図。
【図2】同実施の形態の、軸受け部材と旋回部材および
中間部材の相対関係を表す斜視図。
中間部材の相対関係を表す斜視図。
【図3】他の実施の形態の、軸受け部材と旋回部材およ
び中間部材の相対関係を表す斜視図。
び中間部材の相対関係を表す斜視図。
【図4】さらに他の実施の形態の、スクロール式圧縮機
における軸受け部材と旋回部材および中間部材の相対関
係を表す斜視図。
における軸受け部材と旋回部材および中間部材の相対関
係を表す斜視図。
【図5】さらに他の実施の形態の、ヘリカルブレード式
圧縮機の一部縦断正面図。
圧縮機の一部縦断正面図。
【図6】さらに他の実施の形態の、ブレードストッパの
押さえ構造を表す説明図。
押さえ構造を表す説明図。
6…軸受け部材(主軸受け)、 11…旋回部材(ローラピストン)、 9…駆動手段(クランクシャフト)、 13…自転防止機構、 51…第1の中間部材取付け部、 52…第2の中間部材取付け部、 54…第1の掛合部、 55…第2の掛合部、 53…中間部材。
Claims (6)
- 【請求項1】軸受け部材と、 この軸受け部材に旋回自在に支持される旋回部材と、 この旋回部材を公転駆動する駆動手段と、 この駆動手段によって公転運動する上記旋回部材と、上
記軸受け部材との間に介設され、旋回部材の公転運動に
ともなう自転を防止する自転防止機構とを具備した流体
機械において、 上記自転防止機構は、 上記軸受け部材に設けられる第1の中間部材取付け部、
および上記旋回部材に設けられ上記第1の中間部材取付
け部と対向する部位にあるとともに偏心する第2の中間
部材取付け部と、 上記第1の中間部材取付け部と第2の中間部材取付け部
にそれぞれ掛合され、互いに偏心する第1の掛合部と第
2の掛合部を備え、上記旋回部材の公転運動にともなっ
て旋回をなし、かつ旋回部材の自転を防止する中間部材
と、を具備したことを特徴とする流体機械。 - 【請求項2】上記中間部材は、第1の掛合部が円形ピン
体であり、第2の掛合部がこの円形ピン体の軸方向に沿
って、かつ偏心して設けられる円形孔部であり、 上記軸受け部材の中間部材取付け部は、上記第1の掛合
部である円形ピン体に軸着する円形孔部であり、上記旋
回部材の中間部材取付け部は、上第2の掛合部である円
形孔部に軸着する円形ピン体であることを特徴とする請
求項1記載の流体機械。 - 【請求項3】上記中間部材は、第1の掛合部が円形ピン
体であり、第2の掛合部がこの円形ピン体の一端面に偏
心して突設される円形ピン体であり、 上記軸受け部材と旋回部材の双方の中間部材取付け部
は、各円形ピン体に軸着する円形孔部であることを特徴
とする請求項1記載の流体機械。 - 【請求項4】上記第1,第2の中間部材取付け部は、上
記軸受け部材と旋回部材の軸芯を介して対称位置の2ヶ
所に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項
3記載の流体機械。 - 【請求項5】上記中間部材を構成する第1,第2の掛合
部は、互いの偏心量を上記旋回部材の旋回半径と等しく
設定したことを特徴とする請求項2および請求項3記載
の流体機械。 - 【請求項6】上記旋回部材は、ヘリカルブレード式圧縮
機を構成するローラピストンであることを特徴とする請
求項1ないし請求項5記載の流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18936596A JPH1030583A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18936596A JPH1030583A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1030583A true JPH1030583A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16240108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18936596A Pending JPH1030583A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1030583A (ja) |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP18936596A patent/JPH1030583A/ja active Pending
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