JPH10306776A - 高圧ポンプのシール構造 - Google Patents

高圧ポンプのシール構造

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JPH10306776A
JPH10306776A JP11985197A JP11985197A JPH10306776A JP H10306776 A JPH10306776 A JP H10306776A JP 11985197 A JP11985197 A JP 11985197A JP 11985197 A JP11985197 A JP 11985197A JP H10306776 A JPH10306776 A JP H10306776A
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JP
Japan
Prior art keywords
plunger
seal
coil spring
cylinder
seal member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11985197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Mitake
一利 三武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKUSUI CHEM IND Ltd
JIINASU KK
Original Assignee
HAKUSUI CHEM IND Ltd
JIINASU KK
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Publication date
Application filed by HAKUSUI CHEM IND Ltd, JIINASU KK filed Critical HAKUSUI CHEM IND Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール効果を安定させることができ、それに
より、シール材の寿命を長くすることができる高圧ポン
プのシール構造を提供する。 【解決手段】 シリンダ5内を往復移動する軸体3と、
シリンダ5内壁との間に形成される有底筒状の隙間に嵌
挿されるシール材6と、そのシール材6と上記隙間底面
との間に配置されるコイルスプリング7と、シール材6
におけるコイルスプリング配置側と反対側に配置され、
シール材6を介してコイルスプリングによる付勢力を受
けつつ、シール材6を上記付勢力と反対方向に押圧する
増締めボルト12とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液相下で高圧、超
高圧を発生させる高圧ポンプのシール構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧流体を扱う往復ポンプの一般
的な構成は、図3に示すように、クランクケース60内
に設けられたクランク軸61と、そのクランク軸61に
対して一方端部が連結されているコンロッド62と、そ
のコンロッド62の他方端部に連結されシリンダ63内
を往復移動するプランジャー64と、クランクケース6
0の開口部を閉塞するようにしてその先端部に取り付け
られるバルブケース65とから主として構成されてい
る。
【0003】その動作は、吸込行程では、同図( a) に
示すように、プランジャー64が左へ移動し、その移動
した容積分だけバルブケース65内の容積が大きくなる
とともに減圧され、大気圧の力により給水口66から流
体が吸入され、吸込側弁67を介してバルブケース65
内に流体が取り込まれる。また、吐出行程では、同図(
b) に示すように、プランジャー64が右に移動し、プ
ランジャー64の前方の流体は、吐出側弁68を押し開
いて吐出口69から排出される。
【0004】また、プランジャー64が往復する構成で
は、吐出流れにおいて圧力や流量が変動するため、一般
的に、吐出管路の途中に圧力脈動吸収用のアキュムレー
タを設けて脈動を軽減させたり、シリンダ数を多くする
ことにより、いわゆる多連式とすることによりクランク
軸が1回転する間の吐出回数を多くして流れを平均化し
ている。
【0005】この種の往復ポンプのシール構造は、プラ
ンジャーとそのプランジャーを収納しているシリンダ内
壁との隙間に、プランジャーの軸に沿ってリング状の樹
脂製パッキンを複数枚積層配置したものが一般的であ
る。そして、パッキンの加工誤差等を吸収するために、
パッキンの一方側から圧縮コイルスプリングを用いて押
圧するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のシール構造では、パッキンの加工誤差に加えてスプリ
ング自体の弾性力においてもばらつきがあって押圧力が
安定しておらず、シール部分から漏れが始まると、もは
やシール材の寿命が尽きていることになり、規定されて
いる漏れ量を超えると、シール材を直ちに交換しなけれ
ばならなかった。従って、漏れが生じた際にシール効果
をさらに高めてシール材の寿命を長くすることができる
シール構造が要望されていた。
【0007】本発明は以上のような従来のシール構造の
課題を考慮してなされたものであり、シール効果を安定
させることができるとともに、漏れが生じた際にシール
効果を高めてシール材の寿命を長くすることができる高
圧ポンプのシール構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ内を
往復移動する軸体とシリンダ内壁との間に形成される有
底筒状の隙間に嵌挿されるシール材と、該シール材と隙
間底面との間に配置されるコイルスプリングと、シール
材におけるコイルスプリング配置側と反対側に配置さ
れ、シール材を介してコイルスプリングによる付勢力を
受けつつ、シール材を付勢力と反対方向に押圧する増締
め手段と、を備えてなる高圧ポンプのシール構造であ
る。本発明において、増締め手段の一例としては、軸体
を軸通した状態でシリンダと螺合するように構成されて
いる例えばボルトから構成することができる。
【0009】本発明において、シール材は、軸体の軸方
向にラミーシールと樹脂製バックアップリングとを交互
に多数積層したもので構成することが好ましい。このよ
うなシール構造によれば、シリンダ内壁と軸体との液密
性が高められ、スラリーを高圧で扱う場合においても液
密性が確保される。本発明における流体とは、液体、及
び粉体からなる素材を含む液状流体を示す。
【0010】本発明のシール部構造に従えば、シリンダ
内に軸体を組み込んだ際に増締め手段は、漏れのない最
小の締め代でシール材を受けるものとし、漏れが発生し
た場合には漏れがなくなるまで押圧力を徐々に高めるこ
とができ、増締めが行われることによって、シール材の
寿命を大幅に延長させることができる。また、シール材
に加える押圧力を、シール機能の低下に応じて徐々に大
きくすることができるため、シリンダ内壁と軸体とのシ
ール効果が安定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した好ましい実施
の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本
発明を往復ポンプに適用した場合の一実施形態を示した
ものである。なお、説明に際しては、往復ポンプのヘッ
ド側を前、クランクケース側を後ろとして説明する。同
図において、駆動部ピストン1の後端は、連結棒を介し
てクランクケース内のクランク軸に連結されており(図
示しない)、駆動部ピストン1の先端には、プランジャ
ー接続部2を介してセラミック製円筒スリーブ付きのプ
ランジャー若しくは円柱形のプランジャー(軸体)3が
接続されている。なお、同図においては駆動部ピストン
1が上死点に位置する状態を示している。
【0012】プランジャー3は、スリーブからなるスプ
リング受け4を介して筒状のプランジャーケース(シリ
ンダ)5内に挿入されており、プランジャーケース5胴
部内壁とプランジャー3胴部とスプリング受け4とによ
って仕切られる有底筒状の隙間内には、シール材6が嵌
挿されている。このシール材6は、スプリング受け4を
支えとしている圧縮コイルスプリング7によって矢印A
方向に付勢されている。
【0013】上記シール材6は、詳しくは図2に示すよ
うに、プランジャー3を軸通しているグランドパッキン
としてのラミーシール6aと、パッキンスペーサとして
の樹脂製リング6bとを交互に複数枚積層することによ
って構成されている。ラミーシール6aは、麻にテフロ
ン樹脂またはシリコン樹脂を含浸させたパッキンであ
り、帯状のものを輪状に成形して接続したものである。
そしてその接続部分は、プランジャー3を軸通させたと
きにプランジャー3の軸方向にその接続位置が揃わない
よう、90゜ずつずらした状態(プランジャー直径方向
断面において)で配置されるものとする。
【0014】一方、樹脂製リング6bは、耐溶剤性、靭
性及び成形性に優れた例えばポリエーテルエーテルケト
ン,ポリエチレン,高密度ポリエチレン,超高分子量ポ
リエチレン,ポリアミド,ポリアセタール,ポリカーボ
ネート,ポリフェニレンオキシド,ポリブチレンテレフ
タレート,ポリサルフォン,ポリフェニレンサルファイ
ド,ポリアミドイミド,フッ素系樹脂,シリコン系樹脂
等の中のいずれか一種または二種以上を用いてリング状
に成形したものである。なお、例示したこれらの樹脂
は、処理流体に応じて使い分けられる。
【0015】また、スプリング7と樹脂製リング6bと
の間にはスプリング受け座8が挿入されている。このよ
うにラミーシール6aと樹脂製リング6bとを交互に組
み合わせた構成によれば、液密状態を確実に維持した状
態でアルミナ、炭酸カルシウム等の無機物を含むスラリ
ーを圧送することができる。なお、図2において、符号
1 は駆動部ピストン1が上死点に位置するときのプラ
ンジャー3の先端位置を示し、符号B2 は同じく下死点
に位置するときのプランジャー3の先端位置を示してい
る。
【0016】図1において、プランジャーケース5は窓
枠状の支持フレーム9を介して図示しないクランクケー
スに固定されており、プランジャーケース5と支持フレ
ーム9とは、プランジャーケース5を支持フレーム9の
支持部9aに形成されている貫通孔9b内に嵌合させる
ことによって組み合わすことができるようになってい
る。
【0017】詳しくは、プランジャーケース5はその取
付け方向(矢印A方向)に向かって外径が段階的に減少
する大径部と小径部とを有し、小径部5aが上記貫通孔
9b内に嵌合され、小径部5aと大径部5bとの境界で
ある階段部端面が貫通孔9bの開口周縁に係止され、そ
れによってプランジャーケース5の挿入深さ、すなわち
位置決めができるようになっている。
【0018】また、支持フレーム9に位置決めされたプ
ランジャーケース5の先端側にはプランジャーケース5
の先端側を閉塞するようにしてヘッドプレート10が配
置され、このヘッドプレート10は、取付ボルト11を
用いて支持部9aに締め付け固定されるようになってい
る。ヘッドプレート10には取付ボルト11を貫通させ
るための貫通孔10aが4箇所形成されており、ヘッド
プレート10の貫通孔10aそれぞれに取付ボルト11
に軸通させ、ヘッドプレート10をプランジャーケース
5の前端面に当接させ、ナット11aを取付ボルト11
に螺合して締め付けを行うことにより、支持部9aとプ
ランジャーケース5とヘッドプレート10がそれぞれ一
体化される。また、それによってプランジャーケース5
内に加圧室5cが形成される。
【0019】また、ヘッドプレート10には、プランジ
ャー3先端と対応する位置に通路10bが形成されてお
り、この通路10bの一方端としての入口はポンプ室5
cと連通しており、通路10bの他方端としての出口
は、後述する弁としてのバルブケースを接続するための
継手部10cと連通している。
【0020】ヘッドプレート10は、ナット11aを取
り外すことによりプランジャーケース5から取り外すこ
とができ、次いでプランジャーケース5を支持部9aか
ら取り外せば、プランジャー3が現れる。さらに、クラ
ンクケースに植えられているボルト13に螺合されてい
るナット13aを取り外せば、支持フレーム9をクラン
クケースから取り外すことができる。
【0021】プランジャーケース5の後端部には深さ
“d”からなるねじ孔部5dが形成されており、このね
じ孔部5dに対し、増締め手段としての貫通孔を備えた
増締めボルト12が螺合されている。上記ねじ孔部5d
における深さ“d”は増し締め代となる。
【0022】増締めボルト12には、上記ねじ孔部5d
と螺合する雄ねじ部12aが形成されており、その先端
には、シール材6が挿入されている環状溝部内に嵌挿し
得る筒状部12bが形成されている。この筒状部12b
は、シール材6の後端に当接してシール材6を矢印B方
向に押圧するようになっている。
【0023】また、増締めボルト12の後端には、増締
めボルト12締め付け用として、六角レンチが取り付け
られる六角頭部12cが形成されている。なお、六角頭
部12cは、これに限らず、フックスパナ用の引掛け用
溝を円周方向に6箇所以上形成したものであってもよ
い。また、雄ねじ部12aには緩み止めナット14が螺
合され、プランジャーケース5の後端面と当接るように
なっている。なお、増締めボルト12の後端部には、往
復移動するプランジャー接続部2先端部を避けるように
して空隙部が形成されている。
【0024】次に、上記構成を有する増締め構造の動作
について説明する。プランジャーケース5内にプランジ
ャー3を軸通させた状態で、プランジャーケース5に増
締めボルト12が螺合される。そして増締めボルト12
を所定深さ締め込んだときにスプリング7の付勢力が働
き、増締めボルト12はスプリング7によって押圧され
るシール材の後端を支持する。すなわち、増締めボルト
12は、漏れのない最小の締め代でシール材6を支持し
ている。
【0025】往復ポンプの運転により、シール部分にお
いて漏れが発生すると、増締めボルト12の六角頭部1
2cに六角レンチを取り付けて締め込み、漏れがなくな
るまで増締めボルト12の締め付け力を徐々に高めてい
く。
【0026】従来、例えばVパッキン等を用いたシール
構造においても、漏れが生じた場合に増し締めを行い、
漏れを止める方法が採られている。しかしながら、従来
のシール構造では、シール材の一方が壁面によって固定
されているため、増し締めにおける締め付け力を高くす
ると、プランジャー3の摩擦抵抗が急激に大きくなると
いう問題がある。すなわち、従来のシール構造では締め
代が小さいため、増締めを微調整することが困難であ
る。
【0027】これに対して本発明では、増し締めを行う
につれてコイルスプリング7が徐々に収縮されるため、
増締め代“d”の範囲において増締めによる締め付け力
を、徐々に高めていくことができる。すなわち、締め代
が大きいため、容易に増締めを微調整することができ
る。
【0028】なお、上記実施形態では、プランジャーケ
ース5の大径部5b端部を、支持部9aの貫通孔9bの
周縁に当接して位置決めする構成であったが、これに限
らず、支持部9bに座ぐり加工を施し、円筒形プランジ
ャーケースをその座ぐり加工した底面に当接するように
挿入することによって位置決めすることもできる。ま
た、本発明は、上記実施形態に示した往復ポンプに限ら
ず、液相下で高圧、超高圧を発生させる任意の高圧ポン
プのシール部構造に適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、高圧ポンプにおいてシール効果を安定
させることができるとともに、漏れが生じた際にシール
効果を高めてシール材の寿命を長くすることができる。
また、補修に係わる時間を大幅に低減させることができ
るという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール部構造を示す正面縦断面図であ
る。
【図2】図1のシール部の構造を示す要部縦断面図であ
る。
【図3】従来の往復ポンプの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 駆動部ピストン 2 プランジャー接続部 3 プランジャー 4 スプリング受け 5 プランジャーケース 6 シール材 7 コイルスプリング 9 支持フレーム 12 増締めボルト 14 緩み止めナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復移動する軸体と前記シ
    リンダ内壁との間に形成される有底筒状の隙間に嵌挿さ
    れるシール材と、 該シール材と前記隙間底面との間に配置されるコイルス
    プリングと、 前記シール材における前記コイルスプリング配置側と反
    対側に配置され、前記シール材を介して前記コイルスプ
    リングによる付勢力を受けつつ、前記シール材を前記付
    勢力と反対方向に押圧し得る増締め手段と、 を備えてなることを特徴とする高圧ポンプのシール構
    造。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、前記軸体を軸通した状
    態で前記シリンダと螺合できるように構成されている請
    求項1記載のシール構造。
  3. 【請求項3】 前記シール材は、前記軸体の軸方向にラ
    ミーシールと樹脂製バックアップリングとを交互に多数
    積層したものである請求項1または2に記載のシール構
    造。
JP11985197A 1997-05-09 1997-05-09 高圧ポンプのシール構造 Withdrawn JPH10306776A (ja)

Priority Applications (3)

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JP11985197A JPH10306776A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 高圧ポンプのシール構造
US09/074,217 US6171070B1 (en) 1997-05-09 1998-05-07 High-pressure reciprocating pumps
EP98108547A EP0877164A3 (en) 1997-05-09 1998-05-11 High-pressure reciprocating pumps

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JP11985197A JPH10306776A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 高圧ポンプのシール構造

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JP11985197A Withdrawn JPH10306776A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 高圧ポンプのシール構造

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JP (1) JPH10306776A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104930296A (zh) * 2015-06-12 2015-09-23 美钻能源科技(上海)有限公司 液压双向管道密封装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104930296A (zh) * 2015-06-12 2015-09-23 美钻能源科技(上海)有限公司 液压双向管道密封装置

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Effective date: 20040803