JPH10307242A - 熱敏感物質の導入装置 - Google Patents
熱敏感物質の導入装置Info
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- JPH10307242A JPH10307242A JP9134486A JP13448697A JPH10307242A JP H10307242 A JPH10307242 A JP H10307242A JP 9134486 A JP9134486 A JP 9134486A JP 13448697 A JP13448697 A JP 13448697A JP H10307242 A JPH10307242 A JP H10307242A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属管等の第1部材内に熱敏感物質を導入す
るための導入管等の第2部材を進入配置する装置にあっ
て、導入管の損傷を防止することを目的とする。 【解決手段】 熱的処理を受ける部分を備える第1部材
1で構成される空間内に、第2部材2で構成される導入
通路を通じて熱敏感物質を導入する装置であって、上記
導入通路は、上記空間外の固定された位置に配置する入
口2Aと、上記熱的処理を受ける部分から離隔して上記
空間内に配置する出口2Bとを備え、上記第2部材2
は、上記入口と上記出口との間に配置し上記第1部材1
と弾性的に接触する弾性接触領域6と、該弾性接触領域
6と上記入口との間に配置し上記第1部材との接触に要
する支持力を生成する弾性変形領域5と、上記弾性接触
領域6と上記出口2Bとの間に配置し上記熱的処理を受
ける部分から離隔した上記第1部材1と非弾性的に接触
する非弾性接触領域7とを備える。
るための導入管等の第2部材を進入配置する装置にあっ
て、導入管の損傷を防止することを目的とする。 【解決手段】 熱的処理を受ける部分を備える第1部材
1で構成される空間内に、第2部材2で構成される導入
通路を通じて熱敏感物質を導入する装置であって、上記
導入通路は、上記空間外の固定された位置に配置する入
口2Aと、上記熱的処理を受ける部分から離隔して上記
空間内に配置する出口2Bとを備え、上記第2部材2
は、上記入口と上記出口との間に配置し上記第1部材1
と弾性的に接触する弾性接触領域6と、該弾性接触領域
6と上記入口との間に配置し上記第1部材との接触に要
する支持力を生成する弾性変形領域5と、上記弾性接触
領域6と上記出口2Bとの間に配置し上記熱的処理を受
ける部分から離隔した上記第1部材1と非弾性的に接触
する非弾性接触領域7とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱敏感物質、すな
わち、熱により変質・変性したり、損傷を受け易く、所
期の性質をもち得なくなる物質を発熱位置を過ぎた当該
発熱位置よりも離隔した位置/場所(奥の方にある場
所)に導入するための装置に関し、詳しくは、この導入
装置を発熱位置から離隔した位置に安定に設置すること
が可能な装置に関する。
わち、熱により変質・変性したり、損傷を受け易く、所
期の性質をもち得なくなる物質を発熱位置を過ぎた当該
発熱位置よりも離隔した位置/場所(奥の方にある場
所)に導入するための装置に関し、詳しくは、この導入
装置を発熱位置から離隔した位置に安定に設置すること
が可能な装置に関する。
【0002】熱敏感物質の典型例は光ファイバであり、
本発明の場合、光ファイバとは1本又は2本以上の光フ
ァイバ又は光ファイバ束或はこれらを備えたケーブル
(線状体)状の構造体全般を指す。
本発明の場合、光ファイバとは1本又は2本以上の光フ
ァイバ又は光ファイバ束或はこれらを備えたケーブル
(線状体)状の構造体全般を指す。
【0003】
(イ)熱敏感物質を熱的影響から保護するための手法は
種々提案されている。
種々提案されている。
【0004】例1:特開平5−288971号 この技術では、金属板をその長手方向に管状成形し、そ
の突合せ端面をレーザ溶接、TiG溶接、プラズマ溶接
(特開平7−146425号)のような溶接器により溶
接して金属管とする。熱敏感物質である光ファイバは、
光ファイバ導入管を通して成形中の金属管内に供給され
る。この導入管は溶接器による溶接位置よりも奥の管内
にまで挿入され、溶接による光ファイバへの熱的影響を
導入管により極力抑えている。
の突合せ端面をレーザ溶接、TiG溶接、プラズマ溶接
(特開平7−146425号)のような溶接器により溶
接して金属管とする。熱敏感物質である光ファイバは、
光ファイバ導入管を通して成形中の金属管内に供給され
る。この導入管は溶接器による溶接位置よりも奥の管内
にまで挿入され、溶接による光ファイバへの熱的影響を
導入管により極力抑えている。
【0005】例2:特開昭59−101713号 この技術では、コルゲート金属外装付電気ケーブルを製
造する技術が開示されている。金属テープを管状に成形
し、金属テープの突合せ目を溶接して金属管を形成す
る。この過程で金属管内にケーブル本体が挿入されて行
く。そして溶接部においては、水密コンパウンドに代表
される空間充填物質を、注入装置を兼ねた略円弧断面の
ケーブル保護管がケーブルと溶接部との間に配置する。
このケーブル保護管により、ケーブルへの熱的影響を極
力抑えることができる。そして、ケーブル保護管は当然
充填物やコンパウンド自体を熱的損傷や変質・変性から
保護していることは明白である。
造する技術が開示されている。金属テープを管状に成形
し、金属テープの突合せ目を溶接して金属管を形成す
る。この過程で金属管内にケーブル本体が挿入されて行
く。そして溶接部においては、水密コンパウンドに代表
される空間充填物質を、注入装置を兼ねた略円弧断面の
ケーブル保護管がケーブルと溶接部との間に配置する。
このケーブル保護管により、ケーブルへの熱的影響を極
力抑えることができる。そして、ケーブル保護管は当然
充填物やコンパウンド自体を熱的損傷や変質・変性から
保護していることは明白である。
【0006】(ロ)熱敏感物質の例としての光ファイバ
を、溶接して形成される金属管の長手方向に導入管を用
いて装填する例としては次のものがある。その場合、管
状に成形中の金属管を直状とこれに対して湾曲せる導入
管を挿入する湾曲型導入管の形式と、逆に金属管を湾曲
した状態としこれに直管状の導入管を挿入する直管型導
入管の形式とがある。
を、溶接して形成される金属管の長手方向に導入管を用
いて装填する例としては次のものがある。その場合、管
状に成形中の金属管を直状とこれに対して湾曲せる導入
管を挿入する湾曲型導入管の形式と、逆に金属管を湾曲
した状態としこれに直管状の導入管を挿入する直管型導
入管の形式とがある。
【0007】例3:特許第2505334号 この文献では、導入管を金属管の溶接面とは反対側の内
壁に対して、導入管を弾性的に圧接することで次の効果
を得る。
壁に対して、導入管を弾性的に圧接することで次の効果
を得る。
【0008】 金属管の溶接面とは半径方向で反対側
の内壁側に導入管が安定に設置され、溶接位置から離隔
した位置に光ファイバが配置するので、熱的影響を極力
小さくでき、又、導入管が静的に配置されるので、上記
効果が長期に保てる。
の内壁側に導入管が安定に設置され、溶接位置から離隔
した位置に光ファイバが配置するので、熱的影響を極力
小さくでき、又、導入管が静的に配置されるので、上記
効果が長期に保てる。
【0009】 金属管溶接部と、導入管との間にすき
間が形成されるので、 (i)溶接スパッタが堆積しても、長時間にわたりスパ
ッタ堆積物が溶接部分に到達しない。したがって、長期
間(長尺物)操業が可能になる。すなわち、長時間にわ
たり溶接不良が生じないという効果を得る。
間が形成されるので、 (i)溶接スパッタが堆積しても、長時間にわたりスパ
ッタ堆積物が溶接部分に到達しない。したがって、長期
間(長尺物)操業が可能になる。すなわち、長時間にわ
たり溶接不良が生じないという効果を得る。
【0010】(ii)又、溶接雰囲気(外装管内)を形成
したり、溶接に近い光ファイバや導入管の冷却するガス
が通流するすき間が確保される。溶接健全性が向上し、
長尺物操業も可能となる(熱的悪影響も更に低減する)
という効果も得る。
したり、溶接に近い光ファイバや導入管の冷却するガス
が通流するすき間が確保される。溶接健全性が向上し、
長尺物操業も可能となる(熱的悪影響も更に低減する)
という効果も得る。
【0011】(ハ)なお、例3においては、ガスとして
冷却ガスやアルゴンガス等の不活性ガスが使用されてい
るが、通常これらのガスは溶接を健全に行うために、乾
燥した上で通流することは古くからよく知られている。
冷却ガスやアルゴンガス等の不活性ガスが使用されてい
るが、通常これらのガスは溶接を健全に行うために、乾
燥した上で通流することは古くからよく知られている。
【0012】(ニ)例4:特開平4−350808号 この文献には、直管型導入管が金属管の内壁面に弾性的
に圧接された例が開示されている。先述の例3では、湾
曲型導入管と金属管内の導入管を構成する部分に弾性支
持機構を設けて、直管状態にされた導入管の例が開示さ
れている点でこの特開平4−350808号の導入管と
は異なる。直管型導入管は、製造装置全体が湾曲型導入
管を採用した場合よりも長くなり、建屋上の問題を生ず
るが、光ファイバと導入管との接触を回避できるという
利点がある。
に圧接された例が開示されている。先述の例3では、湾
曲型導入管と金属管内の導入管を構成する部分に弾性支
持機構を設けて、直管状態にされた導入管の例が開示さ
れている点でこの特開平4−350808号の導入管と
は異なる。直管型導入管は、製造装置全体が湾曲型導入
管を採用した場合よりも長くなり、建屋上の問題を生ず
るが、光ファイバと導入管との接触を回避できるという
利点がある。
【0013】(ホ)例5:特開平4−335307号 この文献に開示されている導入管は、断面形状が特殊で
はあるが、基本的には例4同様の直管型導入管である。
しかし、例4の場合と異なり、必ずしも管自体の弾性を
有効に利用(この点では例3の湾曲型導入管でも同じ)
して金属管内壁へ圧接する必要はなく、例3の格別な弾
性支持機構でも構わないが、とにかく溶接部近傍で金属
管の溶接面とは反対側の内壁に圧接するように支持機構
を設けている。その場合、単に圧接すればよく、弾性変
形までさせる必要はない。
はあるが、基本的には例4同様の直管型導入管である。
しかし、例4の場合と異なり、必ずしも管自体の弾性を
有効に利用(この点では例3の湾曲型導入管でも同じ)
して金属管内壁へ圧接する必要はなく、例3の格別な弾
性支持機構でも構わないが、とにかく溶接部近傍で金属
管の溶接面とは反対側の内壁に圧接するように支持機構
を設けている。その場合、単に圧接すればよく、弾性変
形までさせる必要はない。
【0014】(ヘ)例6:特開平4−335309号 ところで、湾曲型導入管を、直状の金属管内壁に対して
導入管の湾曲部が過度に圧接されると、金属管内で導入
管の先端がもち上がって溶接面側に近づいてくる。
導入管の湾曲部が過度に圧接されると、金属管内で導入
管の先端がもち上がって溶接面側に近づいてくる。
【0015】この現象は、導入管の金属管内壁への「押
し付け過ぎ」によって起こるものであり、この結果、自
由端である導入管端部が押し付け力とは反対側、すなわ
ち、溶接面側へ上がって(近づいて)行き、最終的に
は、接触してしまう。この接触は、当然ながら、金属管
径が小さい場合に起こり易い。
し付け過ぎ」によって起こるものであり、この結果、自
由端である導入管端部が押し付け力とは反対側、すなわ
ち、溶接面側へ上がって(近づいて)行き、最終的に
は、接触してしまう。この接触は、当然ながら、金属管
径が小さい場合に起こり易い。
【0016】それ故、この文献では、金属管の接触面側
の内壁との接触で起こる導入管先端部の摩耗を極力抑え
るべく、先端部表面、特に溶接面と接触する側の表面に
クロムメッキ等の硬化処理を施して導入管の耐久力を向
上させている。
の内壁との接触で起こる導入管先端部の摩耗を極力抑え
るべく、先端部表面、特に溶接面と接触する側の表面に
クロムメッキ等の硬化処理を施して導入管の耐久力を向
上させている。
【0017】(ト)例7:特開平4−335308号 この文献では、レーザ溶接で製管する例について開示さ
れており、導入管外表面を、レーザ光を高率に反射する
面にすることにより、レーザ迷光から導入管を保護する
ことができ、したがって導入管内を通過する光ファイバ
やジェル状充填物(熱敏感物質)を熱的悪影響から保護
することもできる。
れており、導入管外表面を、レーザ光を高率に反射する
面にすることにより、レーザ迷光から導入管を保護する
ことができ、したがって導入管内を通過する光ファイバ
やジェル状充填物(熱敏感物質)を熱的悪影響から保護
することもできる。
【0018】
(イ)光ファイバや電線ケーブルあるいは充填物といっ
た熱敏感物質を熱的悪影響から保護する手段としての導
入管や熱遮蔽体の金属管内への装填及びそれらの部材を
溶接位置と熱敏感物質との間(金属管内)に配置して、
熱的影響を抑制する手法は今や公知である。
た熱敏感物質を熱的悪影響から保護する手段としての導
入管や熱遮蔽体の金属管内への装填及びそれらの部材を
溶接位置と熱敏感物質との間(金属管内)に配置して、
熱的影響を抑制する手法は今や公知である。
【0019】(ロ)その手法の一つとしての導入管を
「溶接面とは反対側の金属管の内壁に圧接して支持す
る」技術(例3〜6)には、次のような問題点がある。
「溶接面とは反対側の金属管の内壁に圧接して支持す
る」技術(例3〜6)には、次のような問題点がある。
【0020】 導入管を金属管内壁に押し付ける力が
大きすぎると、導入管先端が金属管の内壁の別位置に接
触して、例6の問題を生じてしまう。この場合、例6に
示す方法で、問題の解決を図ることも可能であるが、基
本的には導入管先端部と溶接面側の内壁との接触は避け
た方が良い。なぜならば、金属管(外装管)径が小さな
外装管被覆光ファイバケーブルを製造しようとする場合
には、導入管径も小さくなり、導入管先端部と光ファイ
バとの機械的接触が起こり易くなり、光ファイバが機械
的に損傷し、完成した製品の品質を低下させかねない。
このような光ファイバの機械的損傷は、導入管先端がも
ち上がっている場合に起き易く、金属管の径が小さい
程、その可能性は高い。
大きすぎると、導入管先端が金属管の内壁の別位置に接
触して、例6の問題を生じてしまう。この場合、例6に
示す方法で、問題の解決を図ることも可能であるが、基
本的には導入管先端部と溶接面側の内壁との接触は避け
た方が良い。なぜならば、金属管(外装管)径が小さな
外装管被覆光ファイバケーブルを製造しようとする場合
には、導入管径も小さくなり、導入管先端部と光ファイ
バとの機械的接触が起こり易くなり、光ファイバが機械
的に損傷し、完成した製品の品質を低下させかねない。
このような光ファイバの機械的損傷は、導入管先端がも
ち上がっている場合に起き易く、金属管の径が小さい
程、その可能性は高い。
【0021】したがって、導入管は言うまでもなく、少
なくとも金属管内においては光ファイバが導入管先端に
機械的損傷が起こる程強く接触しないように、直管状態
にあることが望ましい。この直管状態を実施する手法と
して例4に示した金属管内の弾性支持機構があるが、こ
のような機構は金属管径が大きい場合には採用し易い
が、長時間操業の過程で金属管内壁との動的接触(摺
接)により破損し易く、一般には汎用的とは言えない。
なくとも金属管内においては光ファイバが導入管先端に
機械的損傷が起こる程強く接触しないように、直管状態
にあることが望ましい。この直管状態を実施する手法と
して例4に示した金属管内の弾性支持機構があるが、こ
のような機構は金属管径が大きい場合には採用し易い
が、長時間操業の過程で金属管内壁との動的接触(摺
接)により破損し易く、一般には汎用的とは言えない。
【0022】 湾曲型導入管は、直管型導入管に比べ
て、装置全体を小型化することができるが、例3に開示
されているような誇張された略L字型になる程までに湾
曲させることは金属管内壁と光ファイバとの湾曲部にお
ける機械的接触が起こるという点で好ましくない。それ
は、光ファイバが脆い樹脂で被覆されている場合に樹脂
の剥離が起こり、導入管内での堆積を起こす。この堆積
は、光ファイバと同一導入通路でガスやジェル(粘性流
動体)を金属管内に向けて流す場合には、大きな悪影響
を生じにくい。剥離堆積物を金属管内に押し流してしま
うからである。
て、装置全体を小型化することができるが、例3に開示
されているような誇張された略L字型になる程までに湾
曲させることは金属管内壁と光ファイバとの湾曲部にお
ける機械的接触が起こるという点で好ましくない。それ
は、光ファイバが脆い樹脂で被覆されている場合に樹脂
の剥離が起こり、導入管内での堆積を起こす。この堆積
は、光ファイバと同一導入通路でガスやジェル(粘性流
動体)を金属管内に向けて流す場合には、大きな悪影響
を生じにくい。剥離堆積物を金属管内に押し流してしま
うからである。
【0023】しかし、過度に湾曲した導入管は、光ファ
イバの金属管に対する余長の制御(例8:特開平7−5
6064号)を行う上では、制御をより高度なものにし
てしまい、操業条件を早期に確立するための因子を増や
すという点で望ましいものではない。その理由は、湾曲
度が高いと光ファイバと導入管内壁が接触して光ファイ
バに摩擦力と言えるバックテンション(進行方向に逆向
きに働く力)が働く。そして余長を制御するためには、
このバックテンションの大きさを考慮した上で、巧妙に
制御の仕方を工夫しなければならなくなり、操業の安定
化に時間がかかるためである。
イバの金属管に対する余長の制御(例8:特開平7−5
6064号)を行う上では、制御をより高度なものにし
てしまい、操業条件を早期に確立するための因子を増や
すという点で望ましいものではない。その理由は、湾曲
度が高いと光ファイバと導入管内壁が接触して光ファイ
バに摩擦力と言えるバックテンション(進行方向に逆向
きに働く力)が働く。そして余長を制御するためには、
このバックテンションの大きさを考慮した上で、巧妙に
制御の仕方を工夫しなければならなくなり、操業の安定
化に時間がかかるためである。
【0024】したがって、湾曲度を小さくした導入管に
することが望ましい。すると建屋上の問題もある程度緩
和するし、バックテンションも大きくならないし、光フ
ァイバもこすれて損傷するという問題も少なく、特に金
属管内に挿入されていない導入管部分を短くしてやると
建屋上の問題(物理的制約の問題)を解決する上で好ま
しい。
することが望ましい。すると建屋上の問題もある程度緩
和するし、バックテンションも大きくならないし、光フ
ァイバもこすれて損傷するという問題も少なく、特に金
属管内に挿入されていない導入管部分を短くしてやると
建屋上の問題(物理的制約の問題)を解決する上で好ま
しい。
【0025】ところが、このような形状の導入管を採用
しても、導入管の押し付け力の調整を誤ると、前記の
問題は解決しない。更にこのような導入管を、何らの対
策を採ることなしに採用すると、導入管が金属テープの
突合せ開口端面部に接触し易くなる。これを防止するた
めには、導入管の固定装置を改良して、より強い力を導
入管に加えて、導入管の軌道を例3に開示されたような
略L字型に湾曲した導入管がたどる軌道に近い状態にし
てやればよい。しかし、単に入力部に印加する力を増や
しただけでは、導入管を破損させる可能性がある。又、
実際導入管の径は小さいのでその可能性は高い。しか
も、弾性を確保するためには薄肉にせざるを得ず、過度
の大きな力を一箇所に印加するのは問題がある。しかも
入口部だけでの方向や固定力だけの調整で、導入管の軌
道を最適化することは必ずしも容易ではない。
しても、導入管の押し付け力の調整を誤ると、前記の
問題は解決しない。更にこのような導入管を、何らの対
策を採ることなしに採用すると、導入管が金属テープの
突合せ開口端面部に接触し易くなる。これを防止するた
めには、導入管の固定装置を改良して、より強い力を導
入管に加えて、導入管の軌道を例3に開示されたような
略L字型に湾曲した導入管がたどる軌道に近い状態にし
てやればよい。しかし、単に入力部に印加する力を増や
しただけでは、導入管を破損させる可能性がある。又、
実際導入管の径は小さいのでその可能性は高い。しか
も、弾性を確保するためには薄肉にせざるを得ず、過度
の大きな力を一箇所に印加するのは問題がある。しかも
入口部だけでの方向や固定力だけの調整で、導入管の軌
道を最適化することは必ずしも容易ではない。
【0026】本発明は、従来の固定装置とは別に、金属
管より外部での領域における導入管の軌道を微調整する
装置を付加することを目的としている。
管より外部での領域における導入管の軌道を微調整する
装置を付加することを目的としている。
【0027】更に、本発明は、従来では、例6のごとく
導入管先端を硬化処理して摩耗問題を解決してきたが、
クロムメッキ処理に代表される硬化処理或いは表面処理
をより簡単な方法で代替することを他の目的としてい
る。
導入管先端を硬化処理して摩耗問題を解決してきたが、
クロムメッキ処理に代表される硬化処理或いは表面処理
をより簡単な方法で代替することを他の目的としてい
る。
【0028】更に、本発明は、従来、例7のごとくレー
ザ照射からまず導入管を、次いでその結果として光ファ
イバのような熱敏感物質を保護するために、レーザ照射
位置に対応する導入管の位置をその近傍に高反射層を形
成していたが、高反射層と同効果を奏し、かつより簡単
な手法で、これを代替することをさらに他の目的として
いる。
ザ照射からまず導入管を、次いでその結果として光ファ
イバのような熱敏感物質を保護するために、レーザ照射
位置に対応する導入管の位置をその近傍に高反射層を形
成していたが、高反射層と同効果を奏し、かつより簡単
な手法で、これを代替することをさらに他の目的として
いる。
【0029】本発明は、上記課題に鑑みて成されたもの
であり、長時間の操業に適した、熱敏感物質の導入装置
及び導入管を提供するものである。
であり、長時間の操業に適した、熱敏感物質の導入装置
及び導入管を提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、次の第1ないし第5発明により達成される。
的は、次の第1ないし第5発明により達成される。
【0031】<第1発明>熱的処理を受ける部分を備え
る第1部材で構成される空間内に、第2部材で構成され
る導入通路を通じて熱敏感物質を導入する装置であっ
て、上記導入通路は、上記空間外の固定された位置に配
置する入口と、上記熱的処理を受ける部分から離隔して
上記空間内に配置する出口とを備え、上記第2部材は、
上記入口と上記出口との間に配置し上記第1部材と弾性
的に接触する弾性接触領域と、該弾性接触領域と上記入
口との間に配置し上記第1部材との接触に要する支持力
を生成する弾性変形領域と、上記弾性接触領域と上記出
口との間に配置し上記熱的処理を受ける部分から離隔し
た上記第1部材と非弾性的に接触する非弾性接触領域と
を備えることを特徴とする装置。
る第1部材で構成される空間内に、第2部材で構成され
る導入通路を通じて熱敏感物質を導入する装置であっ
て、上記導入通路は、上記空間外の固定された位置に配
置する入口と、上記熱的処理を受ける部分から離隔して
上記空間内に配置する出口とを備え、上記第2部材は、
上記入口と上記出口との間に配置し上記第1部材と弾性
的に接触する弾性接触領域と、該弾性接触領域と上記入
口との間に配置し上記第1部材との接触に要する支持力
を生成する弾性変形領域と、上記弾性接触領域と上記出
口との間に配置し上記熱的処理を受ける部分から離隔し
た上記第1部材と非弾性的に接触する非弾性接触領域と
を備えることを特徴とする装置。
【0032】<第2発明>上記第1発明において、第1
部材は、テープを管状に変形して、その両端を突き合わ
せて熱的処理により接続することで形成される管状体で
あり、第2部材は管状体内部に熱敏感物質を案内する導
入管であり、弾性接触領域は、上記テープの表面又は上
記管状体の内壁面と弾性的に接触する領域であり、弾性
変形領域は、該弾性接触領域と上記入口との間で略円弧
状に弾性変形して、上記テープの表面又は上記管状体の
内壁面との接触に要する支持力を生成する領域であり、
非弾性接触領域は、上記弾性変形領域が構成する略円弧
の略接線方向に延伸して、上記熱的処理を受ける部分か
ら離隔した上記管状体の内壁面上に非弾性的に配置する
領域であることとする装置。
部材は、テープを管状に変形して、その両端を突き合わ
せて熱的処理により接続することで形成される管状体で
あり、第2部材は管状体内部に熱敏感物質を案内する導
入管であり、弾性接触領域は、上記テープの表面又は上
記管状体の内壁面と弾性的に接触する領域であり、弾性
変形領域は、該弾性接触領域と上記入口との間で略円弧
状に弾性変形して、上記テープの表面又は上記管状体の
内壁面との接触に要する支持力を生成する領域であり、
非弾性接触領域は、上記弾性変形領域が構成する略円弧
の略接線方向に延伸して、上記熱的処理を受ける部分か
ら離隔した上記管状体の内壁面上に非弾性的に配置する
領域であることとする装置。
【0033】<第3発明>テープを管状に変形してその
両端面を突き合わせて熱的処理により接続することで形
成される管状体内部に熱敏感物質を案内する導入管であ
って、上記導入管は、上記導入管の外部の固定された位
置に配置する入口と、上記熱的処理を受ける部分から離
隔して上記管状体の内部に配置する出口と、上記テープ
の表面又は上記管状体の内壁面と弾性的に接触する弾性
接触領域と、該弾性接触領域と上記入口との間で略円弧
状に弾性変形して上記テープの表面又は上記管状体の内
壁面との接触に要する支持力を生成する弾性変形領域
と、上記弾性変形領域が構成する略円弧の略接線方向に
延伸して上記熱的処理を受ける部分から離隔した上記管
状体の内壁面上に非弾性的に配置する非弾性接触領域と
を備え、上記支持力が生じない不使用時には、上記弾性
変形領域は真っ直ぐな又は湾曲した又は屈曲した第1管
部分の一部又は全部であり、上記非弾性変形領域は真っ
直ぐな第2管部分の一部又は全部であり、上記弾性接触
領域は、上記第1及び第2管部分を連結する第3管部分
又はその近傍を含む領域であることを特徴とする装置。
両端面を突き合わせて熱的処理により接続することで形
成される管状体内部に熱敏感物質を案内する導入管であ
って、上記導入管は、上記導入管の外部の固定された位
置に配置する入口と、上記熱的処理を受ける部分から離
隔して上記管状体の内部に配置する出口と、上記テープ
の表面又は上記管状体の内壁面と弾性的に接触する弾性
接触領域と、該弾性接触領域と上記入口との間で略円弧
状に弾性変形して上記テープの表面又は上記管状体の内
壁面との接触に要する支持力を生成する弾性変形領域
と、上記弾性変形領域が構成する略円弧の略接線方向に
延伸して上記熱的処理を受ける部分から離隔した上記管
状体の内壁面上に非弾性的に配置する非弾性接触領域と
を備え、上記支持力が生じない不使用時には、上記弾性
変形領域は真っ直ぐな又は湾曲した又は屈曲した第1管
部分の一部又は全部であり、上記非弾性変形領域は真っ
直ぐな第2管部分の一部又は全部であり、上記弾性接触
領域は、上記第1及び第2管部分を連結する第3管部分
又はその近傍を含む領域であることを特徴とする装置。
【0034】<第4発明>熱的処理を受ける部分を備え
る第1部材で構成される空間内に、第2部材で構成され
る導入通路を通じて熱敏感物質を導入する装置であっ
て、上記導入通路は、上記空間外の固定された位置に配
置する入口と、上記熱的処理を受ける部分から離隔して
上記空間内に配置する出口とを備え、上記第2部材は、
上記入口と上記出口との間に配置し上記第1部材と弾性
的に接触する弾性接触領域と、該弾性接触領域と上記入
口との間に配置し上記第1部材との接触に要する支持力
を生成する弾性変形領域と、上記弾性接触領域と上記出
口との間に配置し上記熱的処理を受ける部分から離隔し
た上記第2部材と非弾性的に接触する非弾性接触領域と
を備え、上記弾性変形領域の少なくとも一箇所で第2部
材に力を加えることで、上記弾性変形領域を弾性変形さ
せる又は上記弾性変形領域の弾性変形を増大させる変形
手段を備えることを特徴とする装置。
る第1部材で構成される空間内に、第2部材で構成され
る導入通路を通じて熱敏感物質を導入する装置であっ
て、上記導入通路は、上記空間外の固定された位置に配
置する入口と、上記熱的処理を受ける部分から離隔して
上記空間内に配置する出口とを備え、上記第2部材は、
上記入口と上記出口との間に配置し上記第1部材と弾性
的に接触する弾性接触領域と、該弾性接触領域と上記入
口との間に配置し上記第1部材との接触に要する支持力
を生成する弾性変形領域と、上記弾性接触領域と上記出
口との間に配置し上記熱的処理を受ける部分から離隔し
た上記第2部材と非弾性的に接触する非弾性接触領域と
を備え、上記弾性変形領域の少なくとも一箇所で第2部
材に力を加えることで、上記弾性変形領域を弾性変形さ
せる又は上記弾性変形領域の弾性変形を増大させる変形
手段を備えることを特徴とする装置。
【0035】<第5発明>第4の発明において、熱的処
理を受ける部分を備える部材で構成される空間に、上記
空間外の固定された位置に配置する入口と上記空間内に
固定されずに配置する出口とを備える導入通路を通じて
熱敏感物質を導入する装置であって、上記空間外に配置
して、上記導入通路の軌道を調整する軌道調整手段を備
えることを特徴とする装置。
理を受ける部分を備える部材で構成される空間に、上記
空間外の固定された位置に配置する入口と上記空間内に
固定されずに配置する出口とを備える導入通路を通じて
熱敏感物質を導入する装置であって、上記空間外に配置
して、上記導入通路の軌道を調整する軌道調整手段を備
えることを特徴とする装置。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にもとづいて本発
明の実施の形態を説明する。
明の実施の形態を説明する。
【0037】<第一実施形態>図1において、符号1
は、光ファイバ等の熱敏感物質が挿入・充填される第1
部材としての金属管の一部を示しており、その中に上記
熱敏感物質のための湾曲せる第2部材としての導入管2
の出口側が進入配置されている。
は、光ファイバ等の熱敏感物質が挿入・充填される第1
部材としての金属管の一部を示しており、その中に上記
熱敏感物質のための湾曲せる第2部材としての導入管2
の出口側が進入配置されている。
【0038】上記金属管1は位置3にて熱的処理を受け
る。例えば、走行せる金属テープを管状に形成しその突
合せ側縁同士が上記位置3にて溶接を受け、完全な金属
管となって左方へ走行する。
る。例えば、走行せる金属テープを管状に形成しその突
合せ側縁同士が上記位置3にて溶接を受け、完全な金属
管となって左方へ走行する。
【0039】上記導入管2は図のごとく、金属管1外の
入口2A近傍位置4にて支持されており、弾性変形領域
5で弾性湾曲変形した後、その後流位置で金属管1の内
壁面と接触する弾性接触領域6を有し、それより下流の
出口2Bまでが非弾性接触領域7でほぼ直管状となって
いる。かかる導入管2は、非弾性接触領域7には、弾性
変形領域6で生ずる支持力の影響が殆ど或は全く及ばな
いので、金属管1の内壁面への過度な押し付け力により
出口部2Bが上方にもち上がってしまうような自由端的
挙動を示さない。支持力の影響は弾性接触領域6以降に
は及ばない。
入口2A近傍位置4にて支持されており、弾性変形領域
5で弾性湾曲変形した後、その後流位置で金属管1の内
壁面と接触する弾性接触領域6を有し、それより下流の
出口2Bまでが非弾性接触領域7でほぼ直管状となって
いる。かかる導入管2は、非弾性接触領域7には、弾性
変形領域6で生ずる支持力の影響が殆ど或は全く及ばな
いので、金属管1の内壁面への過度な押し付け力により
出口部2Bが上方にもち上がってしまうような自由端的
挙動を示さない。支持力の影響は弾性接触領域6以降に
は及ばない。
【0040】かかる本実施形態の導入管の弾性接触領域
を説明するに先立ち、従来の導入管の弾性接触機構を説
明する。
を説明するに先立ち、従来の導入管の弾性接触機構を説
明する。
【0041】従来、導入管は入口部で固定支持されてい
るだけであり、金属管への挿入前(解放状態)は管軸方
向に重力が作用しているのみであり、図2の状態Aのご
とく略直管状であった(図では軸線のみを示す)。ある
いは、若干の円弧状の塑性変形を与えておいた状態Bの
ごとくであった。かかる導入管の先端側を金属管内に挿
入し、徐々に金属管の内壁に強く押し付けて行くと、状
態Aもしくは状態Bから状態Cそして状態Dに至る。そ
れに伴い、接触点もB1からC1そしてD1と移行して
行く。
るだけであり、金属管への挿入前(解放状態)は管軸方
向に重力が作用しているのみであり、図2の状態Aのご
とく略直管状であった(図では軸線のみを示す)。ある
いは、若干の円弧状の塑性変形を与えておいた状態Bの
ごとくであった。かかる導入管の先端側を金属管内に挿
入し、徐々に金属管の内壁に強く押し付けて行くと、状
態Aもしくは状態Bから状態Cそして状態Dに至る。そ
れに伴い、接触点もB1からC1そしてD1と移行して
行く。
【0042】状態Cは長期操業の際には好適である。金
属管内壁に倣う形状だからである。しかし、状態Dにな
ると、導入管は金属管内壁に強く押し付けられて、導入
管の先端部2Cが長い範囲にわたりもち上がってくる。
これは導入管の先端部側の自重が、先端部の上昇を抑え
られる程大きくないからである。基本的には、導入管は
入口を固定したままで金属管内壁に押し付けられてる限
り、その先端は自由端として挙動するので状態Cに保つ
ための微調整が長期操業のために重要な要素の一つであ
った。
属管内壁に倣う形状だからである。しかし、状態Dにな
ると、導入管は金属管内壁に強く押し付けられて、導入
管の先端部2Cが長い範囲にわたりもち上がってくる。
これは導入管の先端部側の自重が、先端部の上昇を抑え
られる程大きくないからである。基本的には、導入管は
入口を固定したままで金属管内壁に押し付けられてる限
り、その先端は自由端として挙動するので状態Cに保つ
ための微調整が長期操業のために重要な要素の一つであ
った。
【0043】次に、本発明の導入管の弾性接触機構につ
いて説明する。
いて説明する。
【0044】図3に示すごとく、導入管は当初状態Aの
ように直管状であり、金属管と弾性接触すべき領域6よ
りも入口側の部分においても直管状である。次に、導入
管を入口部2A側で若干湾曲させて初期変形を与え、解
放状態で状態A′となるようにする。かかる状態では、
金属管に押し付けられたときには、該入口部2Aの直後
流位置が弾性接触領域6となるが、この弾性接触領域6
は従来のものよりは入口側に寄ることとなる。なお、該
弾性接触領域6よりも後流側で出口端までの範囲は、状
態Aでも状態A′でもほぼ直管状であり、弾性変形のな
い状態にある。
ように直管状であり、金属管と弾性接触すべき領域6よ
りも入口側の部分においても直管状である。次に、導入
管を入口部2A側で若干湾曲させて初期変形を与え、解
放状態で状態A′となるようにする。かかる状態では、
金属管に押し付けられたときには、該入口部2Aの直後
流位置が弾性接触領域6となるが、この弾性接触領域6
は従来のものよりは入口側に寄ることとなる。なお、該
弾性接触領域6よりも後流側で出口端までの範囲は、状
態Aでも状態A′でもほぼ直管状であり、弾性変形のな
い状態にある。
【0045】このような導入管を金属管に挿入するとそ
の形態は図4のごとくになる。すなわち、図3の状態
A′のごとく部分2Aで初期変形を与えられている導入
管は、位置4で固定支持され、弾性接触領域6で金属管
と支持力をもって接し、該弾性接触領域6と位置4との
間の弾性変形領域5が半径Rの大きな略円弧状を描いて
湾曲している。一方、上記弾性接触領域6よりも後流側
の長い範囲にわたる非弾性接触領域7は上記支持力の影
響がないとは言えないが、導入管の先端(出口)が金属
管内壁からもち上がる程ではなく、該金属管内壁上に横
たわっている状態である。
の形態は図4のごとくになる。すなわち、図3の状態
A′のごとく部分2Aで初期変形を与えられている導入
管は、位置4で固定支持され、弾性接触領域6で金属管
と支持力をもって接し、該弾性接触領域6と位置4との
間の弾性変形領域5が半径Rの大きな略円弧状を描いて
湾曲している。一方、上記弾性接触領域6よりも後流側
の長い範囲にわたる非弾性接触領域7は上記支持力の影
響がないとは言えないが、導入管の先端(出口)が金属
管内壁からもち上がる程ではなく、該金属管内壁上に横
たわっている状態である。
【0046】すなわち、図5において、本発明によると
状態Bのごとくになる。本発明では入口部で初期湾曲変
形を与えている分だけ、弾性接触領域6での支持力が小
さいし、又該領域6が入口側に寄っているために、該弾
性接触領域6より後流側でのもち上がりがない。勿論、
本発明にあっても支持力を過大にすると上記後流側でh
0なる最大もち上がりが生じ、そのため溶接位置3でh1
だけもち上がり、先端部(出口)が金属管内壁に接する
かあるいはh2だけ若干もち上がったりする。
状態Bのごとくになる。本発明では入口部で初期湾曲変
形を与えている分だけ、弾性接触領域6での支持力が小
さいし、又該領域6が入口側に寄っているために、該弾
性接触領域6より後流側でのもち上がりがない。勿論、
本発明にあっても支持力を過大にすると上記後流側でh
0なる最大もち上がりが生じ、そのため溶接位置3でh1
だけもち上がり、先端部(出口)が金属管内壁に接する
かあるいはh2だけ若干もち上がったりする。
【0047】本発明では、仮にh0,h1,h2があって
も非弾性接触領域7が長いために、該領域での導入管の
自重を受けてそれらの値は極めて小さくなる。なお、導
入管の先端部(出口2B)が金属管と擦れることを考慮
して該先端部、特にその下側に硬化処理を施しておくこ
とは好ましい。
も非弾性接触領域7が長いために、該領域での導入管の
自重を受けてそれらの値は極めて小さくなる。なお、導
入管の先端部(出口2B)が金属管と擦れることを考慮
して該先端部、特にその下側に硬化処理を施しておくこ
とは好ましい。
【0048】図5の状態について、さらに詳述すると、
状態Bは適正な押し付け力のもとでの配置なのだが、こ
れを強く押し付けすぎると状態Cのようになる。状態C
では押し付けすぎの結果、弾性接触領域6が状態Bのと
きに比べ入口側に移行し、弾性接触領域6と非弾性接触
領域7との遷移領域が自由端類似の挙動をしてh0だけ
もち上がる。この場合、導入管の先端部は該導入管の自
重により金属管内壁(溶接面の反対側の内壁、すなわち
下面)に近づこうとしたり、あるいは内壁に接したまま
の状態となるので、導入管先端の下部が摩耗する原因と
なる。しかし、上記の遷移領域のもち上がり現象は、非
弾性接触領域での導入管の自重により、より小さく抑え
られるし、元々小さなh0に対して、先端部で起こる変
化h2は非常に小さい。h2は、非弾性接触領域が長い程
小さく、無視できる位である。
状態Bは適正な押し付け力のもとでの配置なのだが、こ
れを強く押し付けすぎると状態Cのようになる。状態C
では押し付けすぎの結果、弾性接触領域6が状態Bのと
きに比べ入口側に移行し、弾性接触領域6と非弾性接触
領域7との遷移領域が自由端類似の挙動をしてh0だけ
もち上がる。この場合、導入管の先端部は該導入管の自
重により金属管内壁(溶接面の反対側の内壁、すなわち
下面)に近づこうとしたり、あるいは内壁に接したまま
の状態となるので、導入管先端の下部が摩耗する原因と
なる。しかし、上記の遷移領域のもち上がり現象は、非
弾性接触領域での導入管の自重により、より小さく抑え
られるし、元々小さなh0に対して、先端部で起こる変
化h2は非常に小さい。h2は、非弾性接触領域が長い程
小さく、無視できる位である。
【0049】これに対して、従来の場合では、たとえ上
記h0が小さなレベル変化であっても非弾性接触領域の
長さでないので、自重による効果は期待できずh2は大
きな値となり、無視できなくなる。
記h0が小さなレベル変化であっても非弾性接触領域の
長さでないので、自重による効果は期待できずh2は大
きな値となり、無視できなくなる。
【0050】したがって、本発明の構成によれば、導入
管のレベルの微調整をそれ程厳しい条件下で行わなくと
もよくなる。その結果、突発的事故の確率が減り、長時
間操業に好適となる。
管のレベルの微調整をそれ程厳しい条件下で行わなくと
もよくなる。その結果、突発的事故の確率が減り、長時
間操業に好適となる。
【0051】特に、弾性変形領域よりも非弾性接触領域
の方が十分長い場合の方が効果的であり、又、図5の状
態Bと状態Cとの比較から明らかなように、弾性接触領
域が非弾性接触領域により近い方が効果的となる。後者
の意味からすると、「弾性変形領域が円弧状のとき、弾
性接触領域がその円弧の接点で、しかもその接点におけ
る接線方向に非弾性接触領域が延伸する」構造が望まし
い。前者の意味からすると非弾性接触領域の導入管全長
(入口から出口までの長さ)に占める割合が高いほど望
ましいと結論される。この割合は70%以上であること
が望ましい。
の方が十分長い場合の方が効果的であり、又、図5の状
態Bと状態Cとの比較から明らかなように、弾性接触領
域が非弾性接触領域により近い方が効果的となる。後者
の意味からすると、「弾性変形領域が円弧状のとき、弾
性接触領域がその円弧の接点で、しかもその接点におけ
る接線方向に非弾性接触領域が延伸する」構造が望まし
い。前者の意味からすると非弾性接触領域の導入管全長
(入口から出口までの長さ)に占める割合が高いほど望
ましいと結論される。この割合は70%以上であること
が望ましい。
【0052】しかし、この「70%以上」という値域は
実績値であって、機械計算で裏付けられている訳ではな
い。正確に算定するためには、導入管を構成する各領域
の弾性係数、断面形状、長さ等の種々のパラメータを考
慮せねばならない。
実績値であって、機械計算で裏付けられている訳ではな
い。正確に算定するためには、導入管を構成する各領域
の弾性係数、断面形状、長さ等の種々のパラメータを考
慮せねばならない。
【0053】なお、図5に示したもち上がり量h0は、
従来のものが示す「浮き上がり」量に比べても通常は小
さい。従来の方は、場合によっては導入管が金属テープ
の突合せ端面に達してしまう位である。
従来のものが示す「浮き上がり」量に比べても通常は小
さい。従来の方は、場合によっては導入管が金属テープ
の突合せ端面に達してしまう位である。
【0054】次に、本発明の実施形態装置をより詳細に
説明する。
説明する。
【0055】図6は本実施形態装置の使用時を示す概要
構成図である。図6において、符号11は管状に成形さ
れつつ走行する金属管である。該金属管11は、右方に
位置するリール(図示せず)に巻回されて金属テープを
成形ロール12(12A,12B,12C)により管状
とされ、ガイドシューで位置決めされつつ案内され、レ
ーザ溶接手段14により突き合せ部が溶接されて完全な
る金属管となる。成形ロール12直前位置では、上記成
形中の金属管11内に、湾曲せる導入管15が進入配設
されている。
構成図である。図6において、符号11は管状に成形さ
れつつ走行する金属管である。該金属管11は、右方に
位置するリール(図示せず)に巻回されて金属テープを
成形ロール12(12A,12B,12C)により管状
とされ、ガイドシューで位置決めされつつ案内され、レ
ーザ溶接手段14により突き合せ部が溶接されて完全な
る金属管となる。成形ロール12直前位置では、上記成
形中の金属管11内に、湾曲せる導入管15が進入配設
されている。
【0056】上記導入管15は入口部15Aと出口部1
5Bとを有し、入口部15Aから入ってくる光ファイバ
のような熱敏感物質を出口部15Bを経て上記金属管1
1内に送り込んでいる。上記導入管15は、入口部15
A近傍で、導入管の軌道を変える変形手段としてのマニ
ュホルド16により保持されている。該マニュホルト1
6は紙面に対して直角な軸線まわりに回動して位置調整
が可能であり、その結果、該導入管15のパスラインの
角度変化θを調整できる。導入管15がマニュホルド1
6で保持される位置aと金属管11と接触し始める位置
bとの間は導入管15の弾性変形領域(第1管部分)で
ある。又、該位置bとその後流側の位置cとの間では、
導入管15は金属管11に対して弾性力(支持力)をも
って接触しており、弾性接触領域(第3管部分)を形成
している。この弾性力は該弾性接触領域内のみに存在
し、位置cより後流側には存在せず、位置cから出口部
15Bまでは導入管15は金属管11内で応力のない状
態で置かれているだけであり、非弾性接触領域(第2管
部分)を形成している。したがって、この非弾性接触領
域では、それより上流側と同様に弾性変形可能なように
作られていても良いが、変形しないで高剛性に作られて
いても良い。
5Bとを有し、入口部15Aから入ってくる光ファイバ
のような熱敏感物質を出口部15Bを経て上記金属管1
1内に送り込んでいる。上記導入管15は、入口部15
A近傍で、導入管の軌道を変える変形手段としてのマニ
ュホルド16により保持されている。該マニュホルト1
6は紙面に対して直角な軸線まわりに回動して位置調整
が可能であり、その結果、該導入管15のパスラインの
角度変化θを調整できる。導入管15がマニュホルド1
6で保持される位置aと金属管11と接触し始める位置
bとの間は導入管15の弾性変形領域(第1管部分)で
ある。又、該位置bとその後流側の位置cとの間では、
導入管15は金属管11に対して弾性力(支持力)をも
って接触しており、弾性接触領域(第3管部分)を形成
している。この弾性力は該弾性接触領域内のみに存在
し、位置cより後流側には存在せず、位置cから出口部
15Bまでは導入管15は金属管11内で応力のない状
態で置かれているだけであり、非弾性接触領域(第2管
部分)を形成している。したがって、この非弾性接触領
域では、それより上流側と同様に弾性変形可能なように
作られていても良いが、変形しないで高剛性に作られて
いても良い。
【0057】次に、導入管について、マニュホルドから
開放したときの形態について説明すると、導入管は図7
(A)のごとく入口部側が予め湾曲されているものと、
図7(B)のごとく直管状のものとがある。両者の場
合、入口部15A側に弾性変形領域となる予定の部分
(第1管部分)Aと、出口部15B側の長い範囲での非
弾性接触領域となる予定の部分(第2管部分)Bと、中
間の弾性接触領域となる予定の部分(第3管部分)Cと
を有している。第2管部分Bは導入管の全長に対して7
0%以上を占めることが好適であるが、いずれにせよこ
の部分での自重が大きくなる方が良い。又、該第2管部
分には、一部分以上を予め直管状に塑性加工しておいて
も良い。その際、塑性加工部分は第3管部分に隣接して
いることが好ましい。
開放したときの形態について説明すると、導入管は図7
(A)のごとく入口部側が予め湾曲されているものと、
図7(B)のごとく直管状のものとがある。両者の場
合、入口部15A側に弾性変形領域となる予定の部分
(第1管部分)Aと、出口部15B側の長い範囲での非
弾性接触領域となる予定の部分(第2管部分)Bと、中
間の弾性接触領域となる予定の部分(第3管部分)Cと
を有している。第2管部分Bは導入管の全長に対して7
0%以上を占めることが好適であるが、いずれにせよこ
の部分での自重が大きくなる方が良い。又、該第2管部
分には、一部分以上を予め直管状に塑性加工しておいて
も良い。その際、塑性加工部分は第3管部分に隣接して
いることが好ましい。
【0058】次に、導入管の各部分についての材質や形
状について説明する。
状について説明する。
【0059】導入管の全部を共通の材質で形成するのが
最も簡単である。この場合、1本の管状体を機械加工し
て、第1そして第3管部分を高弾性率にし、第2管部分
を高剛性にすることができる。例えば、第1そして第3
管部分の管の肉厚を第2管部分の肉厚よりも小さくす
る。又、肉厚は同じだが、管径を第2管部分の方が大き
いようにすることも一策である。或いは、高弾性の1本
の管状体の第2管部分のみに機械加工を施して加工硬化
現象を与える。或いは高弾性の1本の管状体の第3管部
分に近い第2管部分の領域のみに加工硬化を与える。複
数本の管状体を接合して1本の導入管にする場合には、
図8のごとく第1そして第3管部分となる部分を、細管
16であって高弾性のものと、金属管内で導入管として
の機能を全うする程度の内外径を有するものであって、
上記細管よりは剛性が高い第2管部分となる太管17と
を溶接しても良い。この場合、内径は細管16そして太
管17の両者共等しくとも、違っていても良いが、違う
場合には接合部分では同径であって、滑らかに径の変化
をして、それぞれの径に遷移することを要する。図8の
上半部そして下半部にそれぞれ例示するように、いずれ
の場合も、接合部分には外観上、段差がなく、滑らかに
径が変化するように加工すると良い。
最も簡単である。この場合、1本の管状体を機械加工し
て、第1そして第3管部分を高弾性率にし、第2管部分
を高剛性にすることができる。例えば、第1そして第3
管部分の管の肉厚を第2管部分の肉厚よりも小さくす
る。又、肉厚は同じだが、管径を第2管部分の方が大き
いようにすることも一策である。或いは、高弾性の1本
の管状体の第2管部分のみに機械加工を施して加工硬化
現象を与える。或いは高弾性の1本の管状体の第3管部
分に近い第2管部分の領域のみに加工硬化を与える。複
数本の管状体を接合して1本の導入管にする場合には、
図8のごとく第1そして第3管部分となる部分を、細管
16であって高弾性のものと、金属管内で導入管として
の機能を全うする程度の内外径を有するものであって、
上記細管よりは剛性が高い第2管部分となる太管17と
を溶接しても良い。この場合、内径は細管16そして太
管17の両者共等しくとも、違っていても良いが、違う
場合には接合部分では同径であって、滑らかに径の変化
をして、それぞれの径に遷移することを要する。図8の
上半部そして下半部にそれぞれ例示するように、いずれ
の場合も、接合部分には外観上、段差がなく、滑らかに
径が変化するように加工すると良い。
【0060】さらには、図8及び図8の太管の断面を図
9に示すように、該太管17の下部を図示のa−a,b
−b、或いはc−cのごとく削り取ってもよい。これで
も、上部の肉厚部で高剛性を得られる。さらには、太管
を全周にわたり細管の外径と同じになるように削り取っ
てもよい。その場合、太管(第2管部分)には加工硬化
が起こり剛性が高くなるからである。
9に示すように、該太管17の下部を図示のa−a,b
−b、或いはc−cのごとく削り取ってもよい。これで
も、上部の肉厚部で高剛性を得られる。さらには、太管
を全周にわたり細管の外径と同じになるように削り取っ
てもよい。その場合、太管(第2管部分)には加工硬化
が起こり剛性が高くなるからである。
【0061】導入管の材質は基本的には金属が好まし
い。導入管の作成の容易性からである。例えば、銅、銅
合金、ステンレス鋼、チタンなどの高融点金属又はその
化合物である。しかし、本発明は金属でなくとも実現可
能であり金属以外のものであっても良い。
い。導入管の作成の容易性からである。例えば、銅、銅
合金、ステンレス鋼、チタンなどの高融点金属又はその
化合物である。しかし、本発明は金属でなくとも実現可
能であり金属以外のものであっても良い。
【0062】第2管部分の自重が大きい方が良いことは
既述の通りであるが、第1及び第3管部分との関係で
は、この第1及び第3管部分の重量よりも大きいことが
良い。その際、第2管部分の重量は第1管部分の重量よ
りも大きいことが好ましい。そして、各部分の重量関係
は、第2管部分、第1管部分、次に第3管部分という順
に重いのが良い。
既述の通りであるが、第1及び第3管部分との関係で
は、この第1及び第3管部分の重量よりも大きいことが
良い。その際、第2管部分の重量は第1管部分の重量よ
りも大きいことが好ましい。そして、各部分の重量関係
は、第2管部分、第1管部分、次に第3管部分という順
に重いのが良い。
【0063】第2管部分の自重が大きい方が望ましいこ
とは、上述の通りである。すなわち、本発明に係る導入
管であっても、金属管に押し付け過ぎると、弾性変形が
可能な領域(おそらく第3管部分)と、第2管部分との
境界領域がもち上がる(図5に示したh0が生ずる)。
この影響は第2管部分の重量が大きいほど少ない。た
だ、上記のh0を小さくするに足る自重はどの位なのか
については、h0を発生させる上方向の力の大きさにも
よるので絶対値としては定められない。
とは、上述の通りである。すなわち、本発明に係る導入
管であっても、金属管に押し付け過ぎると、弾性変形が
可能な領域(おそらく第3管部分)と、第2管部分との
境界領域がもち上がる(図5に示したh0が生ずる)。
この影響は第2管部分の重量が大きいほど少ない。た
だ、上記のh0を小さくするに足る自重はどの位なのか
については、h0を発生させる上方向の力の大きさにも
よるので絶対値としては定められない。
【0064】次に、導入管の他の可能な形態について説
明する。
明する。
【0065】本発明において、特開平4−335305
号に示されるごとく、導入管を金属管への挿入部までは
太くし、金属管への挿入に伴い徐々に先細りとなるテー
パ構造とすることが可能である。したがって、導入管の
出口の内径は、入口の内径よりも小さくなる。
号に示されるごとく、導入管を金属管への挿入部までは
太くし、金属管への挿入に伴い徐々に先細りとなるテー
パ構造とすることが可能である。したがって、導入管の
出口の内径は、入口の内径よりも小さくなる。
【0066】上記特開平4−335305号では導入管
を保持するマニュホルド部を境に、シール管(光ファイ
バ供給管)と、導入管とが別になっているが、本発明で
も導入管の入口はこの例同様、シール管を含まない部分
で長さが画定されるのである。
を保持するマニュホルド部を境に、シール管(光ファイ
バ供給管)と、導入管とが別になっているが、本発明で
も導入管の入口はこの例同様、シール管を含まない部分
で長さが画定されるのである。
【0067】導入管をテーパ構造とする場合、図10
(A),(B)のような形態が考えられる。なお、図示
のものは不使用時の自由状態の形態を示している。その
際、第2管部分のすべての領域が高剛性である必要はな
い点はすでに言及した通りであり、同様に、第2管部分
のすべての領域が弾性変形領域である必要はない。
(A),(B)のような形態が考えられる。なお、図示
のものは不使用時の自由状態の形態を示している。その
際、第2管部分のすべての領域が高剛性である必要はな
い点はすでに言及した通りであり、同様に、第2管部分
のすべての領域が弾性変形領域である必要はない。
【0068】図10(A)では、第2管部分(C)とテ
ーパ部分(A1)との間の距離が比較的長く、これらの
中間に位置する領域(B+A2)に第3管部分(弾性接
触領域)(B)が発生する。この中間領域(B+A2)
から、第3管部分(B)を除いた領域(A2)が弾性変
形領域となる場合もあれば、テーパを構成する材質の性
質によっては、テーパ先端(細い部分)のある「一定の
領域」までは十分弾性変形することもあり、そのときに
は、その「一定の領域」をも含む領域が弾性変形領(A
2′)となる場合もある。この「一定の領域」(A2′
−A2)がテーパ全域ならば、第1管部分(A)のすべ
てが弾性となるこというまでもない。
ーパ部分(A1)との間の距離が比較的長く、これらの
中間に位置する領域(B+A2)に第3管部分(弾性接
触領域)(B)が発生する。この中間領域(B+A2)
から、第3管部分(B)を除いた領域(A2)が弾性変
形領域となる場合もあれば、テーパを構成する材質の性
質によっては、テーパ先端(細い部分)のある「一定の
領域」までは十分弾性変形することもあり、そのときに
は、その「一定の領域」をも含む領域が弾性変形領(A
2′)となる場合もある。この「一定の領域」(A2′
−A2)がテーパ全域ならば、第1管部分(A)のすべ
てが弾性となるこというまでもない。
【0069】図10(B)では、第2管部分(C)とテ
ーパ部分(A1)との間の距離が短く、この中間領域内
に第3管部分(B)と弾性変形領域(A2)ができる場
合もあれば、図10(A)の場合と同様に、弾性変形領
域(A2′)がテーパ部分(A1)の領域まで及ぶこと
もある。
ーパ部分(A1)との間の距離が短く、この中間領域内
に第3管部分(B)と弾性変形領域(A2)ができる場
合もあれば、図10(A)の場合と同様に、弾性変形領
域(A2′)がテーパ部分(A1)の領域まで及ぶこと
もある。
【0070】ところでテーパ構造でジェル(充填物)を
金属管内に抽入する場合には、導入管の形態上、第2管
部分とテーパ部分との間で導入管が破壊(穴があく)し
易い。ジェルを高圧で抽入するからである。しかも、こ
の中間領域は弾性変形領域を含んでいる。このため、不
使用時に図10(A),(B)のごとくの直管型にし、
使用時に湾曲させると、湾曲部の通路断面積が減少し、
更に高圧がかかり破壊し易くなる。テーパ部分を溶接す
る場合には特に危険であり、溶接部で壊れることがあ
る。このような傾向は、弾性変形領域が図(10B)の
上側に示す領域(A2′)のように湾曲の半径が小さい
場合に特に顕著となる。それ故、不使用時のおいても図
11のごとく当初から第2管部分(特に弾性変形領域)
を湾曲させておき、弾性変形しても通路断面積が大きく
変化しないような設計にしておくことが望ましい。この
ような設計は、テーパ構造を有する導入管の場合に特に
重要であることは上記説明からも明らかである。
金属管内に抽入する場合には、導入管の形態上、第2管
部分とテーパ部分との間で導入管が破壊(穴があく)し
易い。ジェルを高圧で抽入するからである。しかも、こ
の中間領域は弾性変形領域を含んでいる。このため、不
使用時に図10(A),(B)のごとくの直管型にし、
使用時に湾曲させると、湾曲部の通路断面積が減少し、
更に高圧がかかり破壊し易くなる。テーパ部分を溶接す
る場合には特に危険であり、溶接部で壊れることがあ
る。このような傾向は、弾性変形領域が図(10B)の
上側に示す領域(A2′)のように湾曲の半径が小さい
場合に特に顕著となる。それ故、不使用時のおいても図
11のごとく当初から第2管部分(特に弾性変形領域)
を湾曲させておき、弾性変形しても通路断面積が大きく
変化しないような設計にしておくことが望ましい。この
ような設計は、テーパ構造を有する導入管の場合に特に
重要であることは上記説明からも明らかである。
【0071】<第二実施形態>既述したように、導入管
の先端部(出口部)は金属管と擦れることがあり、その
対策として該先端部を硬化させる加工・処理を行うこと
が望ましい。例えば、特開平4−335309号では、
具体的に30μm以上の厚さの硬質クロムメッキ処理を
行うことが教示されている。しかし、かかるメッキ処理
は、実際には手間と費用がかかる。本発明ではこれを解
消する簡単な手法を提供する。
の先端部(出口部)は金属管と擦れることがあり、その
対策として該先端部を硬化させる加工・処理を行うこと
が望ましい。例えば、特開平4−335309号では、
具体的に30μm以上の厚さの硬質クロムメッキ処理を
行うことが教示されている。しかし、かかるメッキ処理
は、実際には手間と費用がかかる。本発明ではこれを解
消する簡単な手法を提供する。
【0072】先ず、第一の手法としては図12(A),
(B)に示すごとく、導入管先端部の少なくとも摩耗可
能性のある部分の肉厚を増加させ、摩耗により先端部が
鋭角化して光ファイバを傷付けることを抑制し、より長
期操業に適したものとする。
(B)に示すごとく、導入管先端部の少なくとも摩耗可
能性のある部分の肉厚を増加させ、摩耗により先端部が
鋭角化して光ファイバを傷付けることを抑制し、より長
期操業に適したものとする。
【0073】次に第二の手法としては、導入管先端部の
少なくとも摩耗可能性がある部分に別の材質を第4部材
として融着、半田付け、溶接等の接着方法により取り付
けることである(図13(A)〜(D)における斜線部
分参照)。上記第4部材は導入管と同一の材質であって
も別の材質であっても構わない。この第4部材は耐摩耗
性物質であることが望ましい。しかし、肉厚であれば長
時間操業に資するので、必ずしも耐摩耗性物質でなくと
も良い。
少なくとも摩耗可能性がある部分に別の材質を第4部材
として融着、半田付け、溶接等の接着方法により取り付
けることである(図13(A)〜(D)における斜線部
分参照)。上記第4部材は導入管と同一の材質であって
も別の材質であっても構わない。この第4部材は耐摩耗
性物質であることが望ましい。しかし、肉厚であれば長
時間操業に資するので、必ずしも耐摩耗性物質でなくと
も良い。
【0074】<第三実施形態>金属管を溶接する際のレ
ーザ溶接に代表されるスパッタが飛散する溶接において
は、導入管の耐久性を高めるための工夫が必要である。
特にレーザ溶接においては、特開平4−335308号
に開示があるように、レーザ光を高率に反射する面を導
入管の外表面に形成する技術がある。しかし、この特開
平4−330308号に開示されている具体例は、導入
管表面の研摩により反射率を向上させる方法、導入管表
面に特殊コーティングを施して反射率の向上を図る方法
のみである。
ーザ溶接に代表されるスパッタが飛散する溶接において
は、導入管の耐久性を高めるための工夫が必要である。
特にレーザ溶接においては、特開平4−335308号
に開示があるように、レーザ光を高率に反射する面を導
入管の外表面に形成する技術がある。しかし、この特開
平4−330308号に開示されている具体例は、導入
管表面の研摩により反射率を向上させる方法、導入管表
面に特殊コーティングを施して反射率の向上を図る方法
のみである。
【0075】しかしながら、上記の方法のうち後者は高
価になりがちであり、前者にしても結果的に迷光レーザ
照射位置及び近傍の導入管の肉厚を低下させることにな
る。したがって、導入管は何度も使えず耐久性が低下す
る。
価になりがちであり、前者にしても結果的に迷光レーザ
照射位置及び近傍の導入管の肉厚を低下させることにな
る。したがって、導入管は何度も使えず耐久性が低下す
る。
【0076】そこで、本発明では、先ず溶接部(レーザ
溶接に限らない)又は溶接面に対向する導入管の面の肉
厚を図14のごとく大きくして、溶接スパッタにより導
入管が損傷することを防止することとした。この厚肉部
を上記特開平4−335308号に開示されているよう
な研摩処理を施しても、肉厚低下はあっても導入管の耐
久性への悪影響を遅延させることができ、又、1本の導
入管を使用できる回数も増加する。但し、あまり肉厚に
すると、溶接スパッタが短時間で堆積した場合に溶接面
にその堆積物が接触し易くなる。この肉厚増加は、程度
の問題でありそれ程増加させなくとも十分効果がある。
しかも、溶接スパッタの発生を溶接条件の適正化などに
より極力抑制できるので従来通りの長尺物製造に支障は
生じない。なお、肉厚部は鍛造や切削により簡単に形成
できる。
溶接に限らない)又は溶接面に対向する導入管の面の肉
厚を図14のごとく大きくして、溶接スパッタにより導
入管が損傷することを防止することとした。この厚肉部
を上記特開平4−335308号に開示されているよう
な研摩処理を施しても、肉厚低下はあっても導入管の耐
久性への悪影響を遅延させることができ、又、1本の導
入管を使用できる回数も増加する。但し、あまり肉厚に
すると、溶接スパッタが短時間で堆積した場合に溶接面
にその堆積物が接触し易くなる。この肉厚増加は、程度
の問題でありそれ程増加させなくとも十分効果がある。
しかも、溶接スパッタの発生を溶接条件の適正化などに
より極力抑制できるので従来通りの長尺物製造に支障は
生じない。なお、肉厚部は鍛造や切削により簡単に形成
できる。
【0077】しかし、上記のような「厚肉部」は鍛造や
切削によらずとも、別部材としての第3部材を所定位置
に、図15(A),(B)に示す溶接や図16(A),
(B)に示す機械的係合により導入管に取り付けること
が容易に実現することができる。その際、斜線で示され
る第3部材は、図15(A),(B)にあっては導入管
との適宜接合隅部で溶接され、又図16(A),(B)
にあっては第3部材の腕部先端に形成された鉤部が導入
管の係止凹部に弾性的に係止するといった方法が採用で
きる。
切削によらずとも、別部材としての第3部材を所定位置
に、図15(A),(B)に示す溶接や図16(A),
(B)に示す機械的係合により導入管に取り付けること
が容易に実現することができる。その際、斜線で示され
る第3部材は、図15(A),(B)にあっては導入管
との適宜接合隅部で溶接され、又図16(A),(B)
にあっては第3部材の腕部先端に形成された鉤部が導入
管の係止凹部に弾性的に係止するといった方法が採用で
きる。
【0078】上記別部材は、レーザ溶接に用いるレーザ
光の反射率が高い材質、表面加工状態であるならば、レ
ーザ溶接で金属管を構成する場合には、実に優れた結果
を生ずる。このような第3部材が図16(A),(B)
に示されるように導入管へ機械的に係合している場合に
は、適宜新しい第3部材に交換することが容易なので、
同じ導入管を何度も使用することができる。
光の反射率が高い材質、表面加工状態であるならば、レ
ーザ溶接で金属管を構成する場合には、実に優れた結果
を生ずる。このような第3部材が図16(A),(B)
に示されるように導入管へ機械的に係合している場合に
は、適宜新しい第3部材に交換することが容易なので、
同じ導入管を何度も使用することができる。
【0079】上記別部材の材質は、導入管の材質と同じ
でも異なる材質であっても構わないが、種々可能性のあ
る材質のうち、レーザ波長と対応させて選択する必要が
ある。又、基本的に第3部材表面は鏡面状態であること
が望ましい。
でも異なる材質であっても構わないが、種々可能性のあ
る材質のうち、レーザ波長と対応させて選択する必要が
ある。又、基本的に第3部材表面は鏡面状態であること
が望ましい。
【0080】<第四実施形態>導入管の湾曲率を上げす
ぎると、光ファイバと導入管の肉厚とが接触し、この接
触により光ファイバに生ずるバックテンション(摩擦力
に対応)が、余長制御を複雑化する。一方、直管型導入
管を使用するとそのような問題はなくなるが、金属テー
プの供給手段の装置全体における配置の問題や、直管自
体の長さの問題により、今度は装置を配備する建屋での
レイアウトの問題が生ずる。これらに対して、湾曲率が
低く、かつ金属管外部に出ている部分の長さが短い導入
管を用いるのが望ましいことは第一に考えつくことであ
る。
ぎると、光ファイバと導入管の肉厚とが接触し、この接
触により光ファイバに生ずるバックテンション(摩擦力
に対応)が、余長制御を複雑化する。一方、直管型導入
管を使用するとそのような問題はなくなるが、金属テー
プの供給手段の装置全体における配置の問題や、直管自
体の長さの問題により、今度は装置を配備する建屋での
レイアウトの問題が生ずる。これらに対して、湾曲率が
低く、かつ金属管外部に出ている部分の長さが短い導入
管を用いるのが望ましいことは第一に考えつくことであ
る。
【0081】しかしながら、このような導入管を用いる
と、導入管が金属テープの表面又は金属管の肉厚に弾性
的に圧接する力が弱くなる。
と、導入管が金属テープの表面又は金属管の肉厚に弾性
的に圧接する力が弱くなる。
【0082】そこで本発明では、特殊な機構をもつ支持
装置を案出し、圧接力の向上を図ることとした。この支
持装置は、導入管を所定の形態に湾曲させるべく変形さ
せるので、変形手段とも軌道調整手段ととも言える。
装置を案出し、圧接力の向上を図ることとした。この支
持装置は、導入管を所定の形態に湾曲させるべく変形さ
せるので、変形手段とも軌道調整手段ととも言える。
【0083】この支持装置の原理を示す構成図は図17
のごとくである。該装置はマニュホルド20と、押圧力
を発生するアーム24とを有している。マニュホルド2
0は、固定された支持部21と、導入管25を支持しか
つ自身は支持部21に対して紙面に直角な軸線まわりで
回動可能に該支持部21により支持されている回転体2
2と、該回転体22を所望の回動位置で支持部21に対
して固定する固定手段23とを備えている。
のごとくである。該装置はマニュホルド20と、押圧力
を発生するアーム24とを有している。マニュホルド2
0は、固定された支持部21と、導入管25を支持しか
つ自身は支持部21に対して紙面に直角な軸線まわりで
回動可能に該支持部21により支持されている回転体2
2と、該回転体22を所望の回動位置で支持部21に対
して固定する固定手段23とを備えている。
【0084】上記アーム24は紙面に対して直角方向に
延びていて、その位置は上記導入管の軸線に対して直
角、すなわち湾曲曲線の法線方向に適宜移動可能かつ適
宜位置に設定可能となっている。
延びていて、その位置は上記導入管の軸線に対して直
角、すなわち湾曲曲線の法線方向に適宜移動可能かつ適
宜位置に設定可能となっている。
【0085】かかる装置によると、先ず固定手段23を
解放した状態で、アーム24を導入管に押し付け、該導
入管の軌道(導入管の軸線の軌跡)を図18のごとく軌
道Iから軌道IIへ変更させる。
解放した状態で、アーム24を導入管に押し付け、該導
入管の軌道(導入管の軸線の軌跡)を図18のごとく軌
道Iから軌道IIへ変更させる。
【0086】当初の上記軌道Iは、支柱型のアーム24
が力fを作用点S0′で作用することにより導入管を軌
跡IIに移動し、導入管の弾性反発力fgが上記力fと等
しくなった位置(f=fg)で安定化する。軌道IIは長
時間操業に適した軌道であり、弾性接触領域の水平・垂
直方向移動問題や、導入管の金属テープ突合せ端部との
接触等の問題も生じない。
が力fを作用点S0′で作用することにより導入管を軌
跡IIに移動し、導入管の弾性反発力fgが上記力fと等
しくなった位置(f=fg)で安定化する。軌道IIは長
時間操業に適した軌道であり、弾性接触領域の水平・垂
直方向移動問題や、導入管の金属テープ突合せ端部との
接触等の問題も生じない。
【0087】本実施形態では、上記支持機構は、従来の
入口部分の固定装置とは別に設けられているが、物理的
には一体の装置として構成しても構わない。
入口部分の固定装置とは別に設けられているが、物理的
には一体の装置として構成しても構わない。
【0088】かかる本実施形態の支持装置では、弾性変
形により円弧状に湾曲した弾性接触領域に働く支持力の
増加を図ったり、或いは支持力そのものを発生させたり
するようになる。
形により円弧状に湾曲した弾性接触領域に働く支持力の
増加を図ったり、或いは支持力そのものを発生させたり
するようになる。
【0089】この支持により弾性変形領域に付勢される
力の方向は、基本的には、或いは、力の方向の成分とし
て弾性変形領域の支持(入口部ではない)位置に置ける
法線方向である。この支持力は金属管の長手方向であっ
て、導入管の出口から入口に向かう方向、すなわち、金
属テープの進行方向とは逆の方向に作用する成分と、そ
れと垂直であって弾性接触領域において導入管を金属管
又は金属テープに押し付ける支持力成分とに分解され
る。したがって、支持力が発生ないしは増加することに
なるし、導入管の引きずり現象や、導入管の入口部にお
ける把持力(十分な支持力を生成させるに足りるだけ
の、従来よりも大きな力)の不足分が補われるので導入
管の横すべり現象、浮き上がり現象を効果的に防止でき
る。
力の方向は、基本的には、或いは、力の方向の成分とし
て弾性変形領域の支持(入口部ではない)位置に置ける
法線方向である。この支持力は金属管の長手方向であっ
て、導入管の出口から入口に向かう方向、すなわち、金
属テープの進行方向とは逆の方向に作用する成分と、そ
れと垂直であって弾性接触領域において導入管を金属管
又は金属テープに押し付ける支持力成分とに分解され
る。したがって、支持力が発生ないしは増加することに
なるし、導入管の引きずり現象や、導入管の入口部にお
ける把持力(十分な支持力を生成させるに足りるだけ
の、従来よりも大きな力)の不足分が補われるので導入
管の横すべり現象、浮き上がり現象を効果的に防止でき
る。
【0090】かかる支持装置によれば導入管を新しい形
態に変えたとしても、又、旧来の導入管であったとして
も、当該導入管を金属管或いは金属テープとの位置関係
の点で最適な軌道上に置くことが可能となる。
態に変えたとしても、又、旧来の導入管であったとして
も、当該導入管を金属管或いは金属テープとの位置関係
の点で最適な軌道上に置くことが可能となる。
【0091】そのため、弾性接触領域の移動問題を解決
できる。又、弾性接触領域に働く支持力を調整・微調整
できる。したがって、旧来の導入管の問題としての「先
端部浮き上がり現象」は勿論のこと、本発明における導
入管の非弾性領域の適正配置が可能になる。
できる。又、弾性接触領域に働く支持力を調整・微調整
できる。したがって、旧来の導入管の問題としての「先
端部浮き上がり現象」は勿論のこと、本発明における導
入管の非弾性領域の適正配置が可能になる。
【0092】従来の導入管の軌道を再現することが可能
なので、新しい形態の導入管を導入しても、従来製造プ
ロセスの条件を補正することなくそのままラインに設置
して操業できる。
なので、新しい形態の導入管を導入しても、従来製造プ
ロセスの条件を補正することなくそのままラインに設置
して操業できる。
【0093】さらには、軌道を微調整できるので、操業
パラメータの一つである光ファイバに導入管との接触で
働くバックテンションを制御でき、製造条件の最適化を
図り易くなる。
パラメータの一つである光ファイバに導入管との接触で
働くバックテンションを制御でき、製造条件の最適化を
図り易くなる。
【0094】次に、支持装置のアームに関し、具体的構
成例を図19にもとづき説明する。
成例を図19にもとづき説明する。
【0095】図19において、X方向に延びるアーム3
1を該X方向に移動可能に支持する保持体32は基台3
3から垂立せる支柱34で縦方向Yに移動可能に支持さ
れている。上記保持体32はハンドル35,36により
操作されるセット機構が内装されている。上記ハンドル
35は保持体32に対するアーム31のX方向の選定さ
れた位置で、そしてハンドル36は支柱34をY方向の
選定された位置で該保持体32を固定する。
1を該X方向に移動可能に支持する保持体32は基台3
3から垂立せる支柱34で縦方向Yに移動可能に支持さ
れている。上記保持体32はハンドル35,36により
操作されるセット機構が内装されている。上記ハンドル
35は保持体32に対するアーム31のX方向の選定さ
れた位置で、そしてハンドル36は支柱34をY方向の
選定された位置で該保持体32を固定する。
【0096】かかる装置によれば、基台33を導入管3
0に対して適宜位置、例えばアームが軽く導入管30に
接する位置に配置し、これと共にアーム31の保持体3
2からの突出量を調整してハンドル35でこれを固定し
た後に、保持体32を下方に移動させてアーム31に導
入管30への所定の当接力を与える。この当接力が適切
な値に調整されたならば、ハンドル36を操作してこれ
を固定する。
0に対して適宜位置、例えばアームが軽く導入管30に
接する位置に配置し、これと共にアーム31の保持体3
2からの突出量を調整してハンドル35でこれを固定し
た後に、保持体32を下方に移動させてアーム31に導
入管30への所定の当接力を与える。この当接力が適切
な値に調整されたならば、ハンドル36を操作してこれ
を固定する。
【0097】既述した支持装置は導入管を押すアームが
1本の例であったが、アームを複数設けて導入管の軌道
を矯正することも可能である。かかる場合に例を図20
に示す。図20の支持装置はアーム41,42,43そ
して44の4本のアームを有している。導入管40を所
定の形に湾曲させるために、アーム41は導入管40の
下側に、そして他のアーム42,43,44は導入管4
0の上側に位置している。上記複数のアームの数、位置
は導入管の適切な湾曲曲線に応じて適宜変向・選択され
る。
1本の例であったが、アームを複数設けて導入管の軌道
を矯正することも可能である。かかる場合に例を図20
に示す。図20の支持装置はアーム41,42,43そ
して44の4本のアームを有している。導入管40を所
定の形に湾曲させるために、アーム41は導入管40の
下側に、そして他のアーム42,43,44は導入管4
0の上側に位置している。上記複数のアームの数、位置
は導入管の適切な湾曲曲線に応じて適宜変向・選択され
る。
【0098】このような図20の装置は、基本的に原理
は図17〜19の場合と同じであるが、支柱型アームを
複数設置して、複数箇所で軌道調整を行うことによっ
て、1本のアームの場合では成し得なかった微調整が可
能となる場合がある。かくして、導入管の弾性接触領域
の位置が移動せず安定し、導入管の金属管の入口に対す
る位置も安定して導入管の引き込まれとか金属管との衝
突も防止される。
は図17〜19の場合と同じであるが、支柱型アームを
複数設置して、複数箇所で軌道調整を行うことによっ
て、1本のアームの場合では成し得なかった微調整が可
能となる場合がある。かくして、導入管の弾性接触領域
の位置が移動せず安定し、導入管の金属管の入口に対す
る位置も安定して導入管の引き込まれとか金属管との衝
突も防止される。
【0099】かかる装置によると、複数箇所で導入管の
軌道を矯正するので、最適の軌道とすべく精度よく設定
できる。又、導入管の当接力をあまり大きくすると、導
入管に無理がかかる場合に、応力を複数箇所に分散させ
るために有効である。特に、当接力をより金属管又や金
属テープ表面に近い位置で加えることは非弾性接触領域
を熱源から遠ざける位置に配置する点で重要である。
軌道を矯正するので、最適の軌道とすべく精度よく設定
できる。又、導入管の当接力をあまり大きくすると、導
入管に無理がかかる場合に、応力を複数箇所に分散させ
るために有効である。特に、当接力をより金属管又や金
属テープ表面に近い位置で加えることは非弾性接触領域
を熱源から遠ざける位置に配置する点で重要である。
【0100】導入管の最適軌道を予め計測しておいて、
これをアーム群(アーム列)で或いはアーム面でその軌
道を再現するように構成することも可能である。
これをアーム群(アーム列)で或いはアーム面でその軌
道を再現するように構成することも可能である。
【0101】かかる例を図21(A),(B)に示す。
本例では、導入管の最適軌道を予め実験等で予め計測し
ておき、図21(A)のごとくこの曲線に沿って、アー
ムに相当する複数の案内ロールを配し或いは図21
(B)のごとくこの曲線に沿った曲板を設けることとす
る。両者の場合共に、上記最適曲線を含む平面に平行な
支持壁を設け、該支持壁の面に上記案内ロールを植設し
たり曲板を取り付けて案内溝を形成するようにする。
本例では、導入管の最適軌道を予め実験等で予め計測し
ておき、図21(A)のごとくこの曲線に沿って、アー
ムに相当する複数の案内ロールを配し或いは図21
(B)のごとくこの曲線に沿った曲板を設けることとす
る。両者の場合共に、上記最適曲線を含む平面に平行な
支持壁を設け、該支持壁の面に上記案内ロールを植設し
たり曲板を取り付けて案内溝を形成するようにする。
【0102】<第五実施形態>次に、本発明に好適な導
入管の例を示すこととする。
入管の例を示すこととする。
【0103】第二実施形態そして第三実施形態には、導
入管の摩耗し易い先端部やレーザ溶接手段が配される位
置にくる部位に保護部材として第3部材を該導入管に取
り付けたが、図22にはこれらの第3部材をもった導入
管全体の形態が示されている。
入管の摩耗し易い先端部やレーザ溶接手段が配される位
置にくる部位に保護部材として第3部材を該導入管に取
り付けたが、図22にはこれらの第3部材をもった導入
管全体の形態が示されている。
【0104】図22の例にあっては、導入管50はステ
ンレス鋼でできており、第1管部分及び第3管部分をな
す範囲はテーパ形状部51となっている。非弾性接触領
域となる範囲は比較的太い直管状をなし上記テーパ形状
部51よりも剛性が高いものとなっている。
ンレス鋼でできており、第1管部分及び第3管部分をな
す範囲はテーパ形状部51となっている。非弾性接触領
域となる範囲は比較的太い直管状をなし上記テーパ形状
部51よりも剛性が高いものとなっている。
【0105】先端部における第4部材52、そしてレー
ザ溶接部位における第3部材53は共に銅合金で作られ
ている。銅合金は耐摩耗性の点では好ましくはないが、
摩耗よりも金属管内壁を傷付けたくない場合にはこれで
十分である。そもそも、例えば10時間操業する場合に
は、その10時間問題なく作ればよいのである。
ザ溶接部位における第3部材53は共に銅合金で作られ
ている。銅合金は耐摩耗性の点では好ましくはないが、
摩耗よりも金属管内壁を傷付けたくない場合にはこれで
十分である。そもそも、例えば10時間操業する場合に
は、その10時間問題なく作ればよいのである。
【0106】図22に示された導入管は軸線が直線であ
るが、図23の導入管は予め湾曲形成されている。図2
3の上側にした状態は導入管が不使用時にあって金属管
とは接触しておらず自由な状態にあるときの図、図23
の下側に示されたものは金属管と圧接しており弾性的に
湾曲変形を加えられている状態である。なお、保護部材
として第3部材53、第4部材52は図22のときと同
じである。
るが、図23の導入管は予め湾曲形成されている。図2
3の上側にした状態は導入管が不使用時にあって金属管
とは接触しておらず自由な状態にあるときの図、図23
の下側に示されたものは金属管と圧接しており弾性的に
湾曲変形を加えられている状態である。なお、保護部材
として第3部材53、第4部材52は図22のときと同
じである。
【0107】図23のものにあっては、導入管が不使用
時には、弾性接触領域となるべき部分Bと弾性変形領域
となるべき部分Aは次第に入口部55Aに向け拡がるテ
ーパ状となっている。該テーパ形状と非弾性接触領域と
なるべき部分Cとの遷移部では径が拡がっているが、光
ファイバ等の導入の際の案内を円滑とするために下面が
ほぼ連続した曲線をなし、上面側で段状傾斜部を設けて
上記拡径を行っている。
時には、弾性接触領域となるべき部分Bと弾性変形領域
となるべき部分Aは次第に入口部55Aに向け拡がるテ
ーパ状となっている。該テーパ形状と非弾性接触領域と
なるべき部分Cとの遷移部では径が拡がっているが、光
ファイバ等の導入の際の案内を円滑とするために下面が
ほぼ連続した曲線をなし、上面側で段状傾斜部を設けて
上記拡径を行っている。
【0108】上記導入管50は、使用時にあっては、上
記テーパ状部のうち比較的径の小さい部分、すなわち部
分Bと、部分Aのうち部分Bに寄った部位にとで主に湾
曲変形する。
記テーパ状部のうち比較的径の小さい部分、すなわち部
分Bと、部分Aのうち部分Bに寄った部位にとで主に湾
曲変形する。
【0109】
【発明の効果】以上のごとく、第一発明では、第2部材
は弾性接触領域と出口部との間で第1部材との間で非弾
性で接触する領域を有しているために、出口部がもち上
がるような挙動がなく、第1部材との過大な摩擦が防止
できると共に第1部材の熱的処理を受ける部位での熱的
影響を最小限に留められるという効果を得る。又、第二
の発明は、第1部材をテープから作られる金属管、第2
部材を熱敏感物質を該金属管へ導入するための導入管と
しており、それによって光ファイバ等の熱敏感物質を金
属管へ導入する際に、導入管の保護が図れる。第三の発
明では、第1及び第3管部分のそれぞれの適宜範囲で弾
性変形領域、非弾性接触領域そして弾性接触領域を設定
することとしたので、導入管を所定条件に適合せる形態
にすることができる。第四発明では、少なくとも一箇所
で導入管を所定形状に変形させる変形手段を備えてお
り、容易かつ正確に所定形状にできる。第五発明では導
入管の軌道を調整する軌道調整手段を備えることとした
ので、第四発明での所定形状に更に微調整加えて正確な
ものとできる。
は弾性接触領域と出口部との間で第1部材との間で非弾
性で接触する領域を有しているために、出口部がもち上
がるような挙動がなく、第1部材との過大な摩擦が防止
できると共に第1部材の熱的処理を受ける部位での熱的
影響を最小限に留められるという効果を得る。又、第二
の発明は、第1部材をテープから作られる金属管、第2
部材を熱敏感物質を該金属管へ導入するための導入管と
しており、それによって光ファイバ等の熱敏感物質を金
属管へ導入する際に、導入管の保護が図れる。第三の発
明では、第1及び第3管部分のそれぞれの適宜範囲で弾
性変形領域、非弾性接触領域そして弾性接触領域を設定
することとしたので、導入管を所定条件に適合せる形態
にすることができる。第四発明では、少なくとも一箇所
で導入管を所定形状に変形させる変形手段を備えてお
り、容易かつ正確に所定形状にできる。第五発明では導
入管の軌道を調整する軌道調整手段を備えることとした
ので、第四発明での所定形状に更に微調整加えて正確な
ものとできる。
【図1】本発明の第一実施形態装置の概要構成を示す図
である。
である。
【図2】図1の導入管との比較のために従来の導入管の
変形過程を示す図である。
変形過程を示す図である。
【図3】図1の導入管の弾性接触機構を示す図である。
【図4】図1の導入管の金属管内での変形状態を示す図
である。
である。
【図5】図4の導入管の先端側でのもち上がり状態を示
す図である。
す図である。
【図6】図1の装置の具体的形態を示す図である。
【図7】図6の自由状態での導入管を示し、(A)は湾
曲型、(B)は直管型を示す図である。
曲型、(B)は直管型を示す図である。
【図8】本実施形態の導入管の変形例を示す図である。
【図9】図8の導入管の第2管部分での拡大断面図であ
る。
る。
【図10】本実施形態の導入管の他の変形例で入口側が
テーパ状のものを示し、(A)はテーパ部が短いもの、
(B)はテーパ部が長いものを示している。
テーパ状のものを示し、(A)はテーパ部が短いもの、
(B)はテーパ部が長いものを示している。
【図11】図10の導入管の変形例で湾曲型を示す図で
ある。
ある。
【図12】本発明の第二実施形態の導入管の先端部を示
す図で、(A)は上部が強化されたもの、(B)は上下
部で強化されたものを示す。
す図で、(A)は上部が強化されたもの、(B)は上下
部で強化されたものを示す。
【図13】図12の変形例として第3部材が取り付けら
れたものを示し、(A)は上部に突出して、(B)は上
下で平滑面をなすように、(C)は上部で平滑をなすよ
うに、(D)は上下凹部をなすようにして第3部材が取
り付けられている図を示す。
れたものを示し、(A)は上部に突出して、(B)は上
下で平滑面をなすように、(C)は上部で平滑をなすよ
うに、(D)は上下凹部をなすようにして第3部材が取
り付けられている図を示す。
【図14】本発明の第三実施形態であり、第4部材が導
入管と一体に形成されているものを示す。
入管と一体に形成されているものを示す。
【図15】図14の変形例として第4部材が別体として
形成され、導入管へ溶接により取り付けられているもの
を示し、(A)は、長手方向断面図、(B)は(A)の
B−B断面図である。
形成され、導入管へ溶接により取り付けられているもの
を示し、(A)は、長手方向断面図、(B)は(A)の
B−B断面図である。
【図16】図14の変形例として第4部材が別体として
形成され、導入管へ機械的取付により取り付けられてい
るものを示し、(A)は、長手方向断面図、(B)は
(A)のB−B断面図である。
形成され、導入管へ機械的取付により取り付けられてい
るものを示し、(A)は、長手方向断面図、(B)は
(A)のB−B断面図である。
【図17】本発明の第四実施形態装置の概要構成を示す
図である。
図である。
【図18】図17装置のアームを導入管へ押したときの
力及び軌道変化を示す図である。
力及び軌道変化を示す図である。
【図19】図17装置のアームの取付けについての具体
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図20】図17装置の変形例を示す図である。
【図21】図17装置の他の変形例を示す図で、(A)
はアーム列で構成されるもの、(B)はアーム面で構成
されるものを示す。
はアーム列で構成されるもの、(B)はアーム面で構成
されるものを示す。
【図22】本発明の第五実施形態としての導入管を示す
図である。
図である。
【図23】図22の変形例としての導入管を示し、導入
管の使用時と不使用時の形態を対比して示す図である。
管の使用時と不使用時の形態を対比して示す図である。
1 第1部材(金属管) 2 第2部材(導入管) 2A 入口 2B 出口 5 弾性変形領域 6 弾性接触領域 7 非弾性接触領域 11 金属管 15 導入管 15A 入口部 15B 出口部 16 変形手段(マニュホルド) 20 変形手段、軌道調整手段(マニュホルド) 40 導入管 50 導入管
Claims (46)
- 【請求項1】 熱的処理を受ける部分を備える第1部材
で構成される空間内に、第2部材で構成される導入通路
を通じて熱敏感物質を導入する装置であって、上記導入
通路は、上記空間外の固定された位置に配置する入口
と、上記熱的処理を受ける部分から離隔して上記空間内
に配置する出口とを備え、上記第2部材は、上記入口と
上記出口との間に配置し上記第1部材と弾性的に接触す
る弾性接触領域と、該弾性接触領域と上記入口との間に
配置し上記第1部材との接触に要する支持力を生成する
弾性変形領域と、上記弾性接触領域と上記出口との間に
配置し上記熱的処理を受ける部分から離隔した上記第1
部材と非弾性的に接触する非弾性接触領域とを備えるこ
とを特徴とする熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項2】 非弾性接触領域は、支持力の影響により
弾性変形しない領域であることとする請求項1に記載の
熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項3】 弾性変形領域は、弾性接触領域と入口と
の間で弾性変形する略円弧状の領域を備え、非弾性接触
領域は、上記弾性接触領域から出口に向かって、上記弾
性変形領域が構成する略円弧の略接線方向に延伸して上
記空間内に配置する略直線状の領域を備えることとする
請求項1に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項4】 非弾性接触領域は、入口と出口を両端と
して画定される第2部材の長さの70%以上を占めるこ
ととする請求項1に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項5】 熱的処理を受ける部分を備える第1部材
で構成される空間は、金属テープが管状に成形され、そ
の突き合わせ端面が溶接により接続されることで構成さ
れる、熱敏感物質の外装管であることとする請求項1に
記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項6】 熱敏感物質は、電線、光ファイバ又は空
間充填物質であることとする請求項1に記載の熱敏感物
質の導入装置。 - 【請求項7】 第2部材で構成される導入通路は、空間
の外部から内部に挿入される熱敏感物質の導入管である
こととする請求項1に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項8】 弾性変形領域は、導入管を第1部材に押
し付けることで、入口と弾性接触領域とを両端として略
円弧状に変形する湾曲管領域を備え、非弾性変形領域
は、上記弾性接触領域と出口とを両端とする領域内に、
上記湾曲管領域の構成する略円弧の略接線方向に延伸し
て上記空間内に配置する直管領域を備えることとする請
求項7に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項9】 直管領域は、湾曲管領域の変形に起因し
て生ずる支持力により弾性変形しない領域であることと
する請求項7に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項10】 導入管の入口の断面積は、その出口の
断面積よりも大きいこととする請求項7に記載の熱敏感
物質の導入装置。 - 【請求項11】 導入管の出口の部分肉厚は、熱的処理
を受ける部分に面する側の方が、そうでない側よりも大
きいこととする請求項7に記載の熱敏感物質の導入装
置。 - 【請求項12】 熱的処理を受ける部分を備える第1部
材で構成される空間は、金属テープが管状に成形され、
その突き合わせ端面が溶接により接続されることで構成
される、熱敏感物質の外装管であり、第2部材で構成さ
れる導入通路は、空間の外部から内部に挿入される上記
熱敏感物質の導入管であり、上記導入管の肉厚は、突き
合わせ端面の溶接部に対面する部分の方がそうでない部
分よりも大きいこととする請求項1に記載の熱敏感物質
の導入装置。 - 【請求項13】 導入管は、突き合わせ端面の溶接部に
対面する外表面に張り付けられた第3部材を備えること
とする請求項12に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項14】 溶接はレーザを使用し、第3部材は、
上記レーザ反射率の高い物質であることとする請求項1
3に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項15】 導入管の出口の部分の肉厚は、突き合
わせ端面に面する側の方が、そうでない側よりも大きい
こととする請求項12に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項16】 導入管は、突き合わせ端面に面する側
の出口の先端部又は外表面に張り付けられた第4部材を
備えることとする請求項15に記載の熱敏感物質の導入
装置。 - 【請求項17】 第4部材は、耐摩耗性物質であること
とする請求項16に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項18】 第4部材は導入管の下側部分に設けら
れていることとする請求項17に記載の熱敏感物質の導
入装置。 - 【請求項19】 第1部材は、テープを管状に変形し
て、その両端を突き合わせて熱的処理により接続するこ
とで形成される管状体であり、第2部材は管状体内部に
熱敏感物質を案内する導入管であり、弾性接触領域は、
上記テープの表面又は上記管状体の内壁面と弾性的に接
触する領域であり、弾性変形領域は、該弾性接触領域と
上記入口との間で略円弧状に弾性変形して、上記テープ
の表面又は上記管状体の内壁面との接触に要する支持力
を生成する領域であり、非弾性接触領域は、上記弾性変
形領域が構成する略円弧の略接線方向に延伸して、上記
熱的処理を受ける部分から離隔した上記管状体の内壁面
上に非弾性的に配置する領域であることとする請求項1
ないし請求項18のうちの1つに記載の熱敏感物質の導
入装置。 - 【請求項20】 弾性変形領域は湾曲管部分であり、非
弾性接触領域は直管部分であることとする請求項19に
記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項21】 熱的処理を受ける部分は、管状に成形
してできるテープの突き合わせ端面の溶接部又は溶接面
であり、上記熱的処理を受ける部分から離隔した上記管
状体の内壁面は、上記溶接部又は溶接面とは反対側の内
壁面であることとする請求項19に記載の熱敏感物質の
導入装置。 - 【請求項22】 テープを管状に変形してその両端面を
突き合わせて熱的処理により接続することで形成される
管状体内部に熱敏感物質を案内する導入管であって、上
記導入管は、上記導入管の外部の固定された位置に配置
する入口と、上記熱的処理を受ける部分から離隔して上
記管状体の内部に配置する出口と、上記テープの表面又
は上記管状体の内壁面と弾性的に接触する弾性接触領域
と、該弾性接触領域と上記入口との間で略円弧状に弾性
変形して上記テープの表面又は上記管状体の内壁面との
接触に要する支持力を生成する弾性変形領域と、上記弾
性変形領域が構成する略円弧の略接線方向に延伸して上
記熱的処理を受ける部分から離隔した上記管状体の内壁
面上に非弾性的に配置する非弾性接触領域とを備え、上
記支持力が生じない不使用時には、上記弾性変形領域は
真っ直ぐな又は湾曲した又は屈曲した第1管部分の一部
又は全部であり、上記非弾性変形領域は真っ直ぐな第2
管部分の一部又は全部であり、上記弾性接触領域は、上
記第1及び第2管部分を連結する第3管部分又はその近
傍を含む領域であることを特徴とする熱敏感物質の導入
装置。 - 【請求項23】 第2管部分は、第1管部分の弾性変形
領域に比べて剛性が高いこととする請求項22に記載の
熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項24】 第2管部分の長さは、導入管の全長の
70%以上であることとする請求項23に記載の熱敏感
物質の導入装置。 - 【請求項25】 第2管部分は予め直管状に塑性加工さ
れた領域を有することとする請求項22に記載の熱敏感
物質の導入装置。 - 【請求項26】 第2管部分の重量は第1及び第3管部
分の重量の和よりも大きいこととする請求項22に記載
の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項27】 第2管部分の重量は第1管部分の重量
よりも大きいこととする請求項26に記載の熱敏感物質
の導入装置。 - 【請求項28】 重量の大小関係が、第2管部分>第1
管部分>第3管部分を満足していることとする請求項2
6に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項29】 熱的処理を受ける部分を備える第1部
材で構成される空間内に、第2部材で構成される導入通
路を通じて熱敏感物質を導入する装置であって、上記導
入通路は、上記空間外の固定された位置に配置する入口
と、上記熱的処理を受ける部分から離隔して上記空間内
に配置する出口とを備え、上記第2部材は、上記入口と
上記出口との間に配置し上記第1部材と弾性的に接触す
る弾性接触領域と、該弾性接触領域と上記入口との間に
配置し上記第1部材との接触に要する支持力を生成する
弾性変形領域と、上記弾性接触領域と上記出口との間に
配置し上記熱的処理を受ける部分から離隔した上記第1
部材と非弾性的に接触する非弾性接触領域とを備え、上
記弾性変形領域の少なくとも一箇所で第2部材に力を加
えることで、上記弾性変形領域を弾性変形させる又は上
記弾性変形領域の弾性変形を増大させる変形手段を備え
ることを特徴とする熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項30】 変形手段は、弾性変形領域の少なくと
も一箇所で当該弾性接触領域の構成する略円弧の法線方
向に力を加えることで、上記弾性変形領域を弾性変形さ
せ、又は、上記弾性変形領域の弾性変形を増大し、上記
弾性接触領域の移動を防止する手段であることとする請
求項29に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項31】 弾性接触領域の移動は、第1部材の法
線方向及びこれと垂直な方向のうちの少なくとも一つの
方向の移動であることとする請求項30に記載の熱敏感
物質の導入装置。 - 【請求項32】 導入通路の軌道を所望の位置に設定す
る軌道調整手段を備えることとする請求項31に記載の
熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項33】 軌道調整手段は、弾性変形領域の少な
くとも一箇所で第2部材に力を加えることで、弾性変形
領域の弾性変形の程度を調整する手段であることとする
請求項32に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項34】 第1部材は、テープを管状に変形し
て、その両端を突き合わせて熱的処理により接続するこ
とで形成される管状体であり、第2部材は管状体内部に
熱敏感物質を案内する導入管であり、弾性接触領域は、
上記テープの表面又は上記管状体の内壁面と弾性的に接
触する領域であり、弾性変形領域は、該弾性接触領域と
上記入口との間で略円弧状に弾性変形して、上記テープ
の表面又は上記管状体の内壁面との接触に要する支持力
を生成する領域であり、非弾性接触領域は、上記弾性変
形領域が構成する略円弧の略接線方向に延伸して、上記
熱的処理を受ける部分から離隔した上記管状体の内壁面
上に非弾性的に配置する領域であることとする請求項2
9ないし請求項33のうちの1つに記載の熱敏感物質の
導入装置。 - 【請求項35】 熱的処理を受ける部分を備える部材で
構成される空間に、上記空間外の固定された位置に配置
する入口と上記空間内に固定されずに配置する出口とを
備える導入通路を通じて熱敏感物質を導入する装置であ
って、上記空間外に配置して、上記導入通路の軌道を調
整する軌道調整手段を備えることとする請求項29に記
載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項36】 軌道調整手段は、出口を熱的処理を受
ける部分から離隔して配置する手段であることとする請
求項35に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項37】 軌道調整手段は、空間内における導入
通路を熱的処理を受ける部分から離隔して配置する手段
であることとする請求項35に記載の熱敏感物質の導入
装置。 - 【請求項38】 軌道調整手段は、導入通路を構成する
部材の少なくとも一箇所で位置調整を行う手段であるこ
ととする請求項35に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項39】 熱的処理を受ける部分を備える第1部
材で隔絶されて構成される空間内に、上記空間外の固定
された位置に配置する入口と上記空間内に配置する出口
とを備え、第2部材で構成される導入通路を通じて熱敏
感物質を導入する装置であって、上記空間外に配置し
て、上記第1部材と上記第2部材とが圧接する領域の位
置又は範囲を調整する位置調整手段を備えることとする
請求項29に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項40】 位置調整手段は、出口を熱的処理を受
ける部分から離隔して配置する手段であることとする請
求項39に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項41】 位置調整手段は、空間内における導入
通路を熱的処理を受ける部分から離隔して配置する手段
であることとする請求項35に記載の熱敏感物質の導入
装置。 - 【請求項42】 テープを管状に変形して、その両端面
を突き合わせて熱的処理により接続することで形成され
る管状体内部に熱敏感物質を案内する導入管を備える熱
敏感物質の導入装置であって、導入管の軌道を微調整す
る軌道調整手段を備えることとする請求項29に記載の
熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項43】 軌道調整手段は、管状体内における導
入管を熱的処理を受ける部分から離隔して配置する手段
であることとする請求項42に記載の熱敏感物質の導入
装置。 - 【請求項44】 テープを管状に変形して、その両端面
を突き合わせて熱的処理により接続することで形成され
る管状体内部に熱敏感物質を案内する導入管を備える熱
敏感物質の導入装置であって、上記管状体外に配置し
て、上記導入管と上記テープ又は上記管状体とが接触す
る領域の位置又は範囲を調整する接触調整手段を備える
こととする請求項29に記載の熱敏感物質の導入装置。 - 【請求項45】 導入管とテープ又は管状体とが接触す
る領域は、上記導入管と上記テープ又は上記管状体とが
圧接する領域であることとする請求項44に記載の熱敏
感物質の導入装置。 - 【請求項46】 導入管とテープ又は管状体とが接触す
る領域は、上記導入管と上記テープ又は上記管状体とが
弾性的に接触する領域であることとする請求項44に記
載の熱敏感物質の導入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13448697A JP3500037B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 熱敏感物質の導入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13448697A JP3500037B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 熱敏感物質の導入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10307242A true JPH10307242A (ja) | 1998-11-17 |
| JP3500037B2 JP3500037B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=15129464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13448697A Expired - Fee Related JP3500037B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 熱敏感物質の導入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3500037B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5241153A (en) | 1989-12-05 | 1993-08-31 | Nkk Corporation | Apparatus for manufacturing metal tube covered optical fiber cable and method therefor |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP13448697A patent/JP3500037B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3500037B2 (ja) | 2004-02-23 |
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