JPH10307860A - 回路性能解析装置 - Google Patents

回路性能解析装置

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JPH10307860A
JPH10307860A JP9134360A JP13436097A JPH10307860A JP H10307860 A JPH10307860 A JP H10307860A JP 9134360 A JP9134360 A JP 9134360A JP 13436097 A JP13436097 A JP 13436097A JP H10307860 A JPH10307860 A JP H10307860A
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JP
Japan
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circuit
unit
interface specification
condition
signal
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JP9134360A
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English (en)
Inventor
Kenji Masuda
健二 増田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路設計装置によって設計された被設計回路
が、所定のインターフェース仕様を満足しているか否か
を自動的に解析する。 【解決手段】 登録部110内には、入力信号および出
力信号のタイミング条件を示すインターフェース仕様が
登録されている。取込部120は、設計装置200によ
って出力される回路設計データ210の中から遅延情報
を取り込む。条件比較部130は、登録部110に登録
されている所定のインターフェース仕様によって仕様が
定められている信号を解析対象信号として認識し、取込
部120が取り込んだ遅延情報に基づいて、被設計回路
についての解析対象信号に関する実際のタイミング条件
を求め、登録部110に登録されているインターフェー
ス仕様上のタイミング条件と、被設計回路についての実
際のタイミング条件とを比較する。比較結果は、提示部
140によって表示され、保存部150に保存される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路性能解析装置に
関し、特に、コンピュータを利用した自動回路設計装置
によって設計された被設計回路が、所定のインターフェ
ース仕様を満足しているか否かを解析する回路性能解析
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路の需要が多様化すること
により、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit )やFPGA(Field Programmable Gate Arra
y )といった製品のニーズが益々増えてゆく傾向にあ
る。このような多様な集積回路の設計手段としては、い
わゆるEDAツール(Electronic Design Automation T
ool )と呼ばれているコンピュータを利用した回路設計
装置が一般に利用されている。このEDAツールでは、
ライブラリとして用意された種々のセルの中から、被設
計回路に必要なセルを抽出し、これらのセルに対して自
動配置配線を行う処理が実行され、所望の回路を自動的
に設計することができる。また、このEDAツールに
は、被設計回路内を伝播する個々の信号について、回路
内部での遅延情報を求める機能も備わっており、EDA
ツールから最終的に出力される回路設計データには、被
設計回路の物理的な回路構成を示す情報とともに、個々
の信号についての遅延情報も含まれている。
【0003】一般に、電子機器の中では、1つの集積回
路を単独で用いることは非常にまれであり、通常は、い
くつかの集積回路を互いに接続して用いることが多い。
このように、他の集積回路に対して接続して用いること
を前提とする設計を行う場合、所定のインターフェース
仕様に準拠した設計を行う必要がある。インターフェー
ス仕様としては、たとえば、「PCIバス」のような世
界的な標準規格となった仕様もあれば、特定の企業が独
自に採用したローカルな仕様もあり、非常に多様なイン
ターフェース仕様が利用されている。インターフェース
仕様は、その集積回路についての入力信号および出力信
号のタイミング条件を示すものであり、具体的には、入
力信号に関しては、セットアップ時間およびホールド時
間、出力信号に関しては、出力遅延時間、出力イネーブ
ル時間、出力ディスエーブル時間などのタイミング条件
が、仕様として定められることが多い。
【0004】EDAツールを利用して、所定のインター
フェース仕様に適合した集積回路を設計する場合、通常
は、EDAツールから出力される回路設計データ内の遅
延情報を利用して、個々のタイミング条件がインターフ
ェース仕様に適合しているか否かを検証する作業を行う
ことになる。すなわち、回路設計データ内の遅延情報を
利用すれば、被設計回路についての個々の信号のセット
アップ時間、ホールド時間、出力遅延時間、出力イネー
ブル時間、出力ディスエーブル時間などのタイミング条
件を求めることができるので、これら個々の信号ごとの
タイミング条件を、それぞれインターフェース仕様で定
められているタイミング条件と照らし合わせる作業を行
えばよい。あるいは、所定のタイミングで入力信号を与
える回路シミュレーションを実行し、このシミュレーシ
ョンの結果に基づいて、所定のインターフェース仕様に
適合するか否かを判断する手法も採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たタイミング条件の照合作業は、非常に労力を必要とす
るものであり、オペレータに多大な作業負担を強いるも
のである。すなわち、オペレータは、満足すべきインタ
ーフェース仕様によって定められている個々の信号につ
いて、回路設計データ内から遅延情報を取り出し、仕様
に準拠しているか否かを個々の信号ごとに判断する処理
を行う必要があった。また、回路に対する設計変更が行
われた場合には、遅延情報も変更されるため、再び同様
の判断処理を行う必要があり、かなりの作業負担が強い
られていた。
【0006】そこで本発明は、回路設計装置によって設
計された被設計回路が、所定のインターフェース仕様を
満足しているか否かを自動的に解析することができる回
路性能解析装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、回路設計装置によって設
計された被設計回路が、所定のインターフェース仕様を
満足しているか否かを解析する回路性能解析装置におい
て、入力信号および出力信号のタイミング条件を示すイ
ンターフェース仕様を登録することができるインターフ
ェース仕様登録部と、回路設計装置によって出力される
被設計回路に関する回路設計データの中から遅延情報を
取り込む遅延情報取込部と、インターフェース仕様登録
部に登録されている所定のインターフェース仕様によっ
て仕様が定められている信号を解析対象信号として認識
し、遅延情報取込部が取り込んだ遅延情報に基づいて、
被設計回路についての解析対象信号に関する実際のタイ
ミング条件を求め、インターフェース仕様登録部に登録
されているインターフェース仕様上のタイミング条件
と、被設計回路についての実際のタイミング条件とを比
較する条件比較部と、条件比較部における比較結果を提
示する比較結果提示部と、を設けたものである。
【0008】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る回路性能解析装置において、条件比較部に
おける比較結果を保存する比較結果保存部を更に設け、
比較結果提示部に、比較結果保存部に保存されている過
去の比較結果を提示する機能をもたせるようにしたもの
である。
【0009】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
または第2の態様に係る回路性能解析装置において、イ
ンターフェース仕様登録部に、複数のインターフェース
仕様を登録する機能をもたせ、条件比較部が、オペレー
タが選択した特定のインターフェース仕様に関する条件
比較処理を実行できるようにしたものである。
【0010】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
〜第3の態様に係る回路性能解析装置において、インタ
ーフェース仕様によって示されるタイミング条件とし
て、入力信号に関しては、セットアップ時間およびホー
ルド時間を、出力信号に関しては、出力遅延時間、出力
イネーブル時間、出力ディスエーブル時間を、それぞれ
定めるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る回路性能解析装置の基本構成を示すブロック図であ
る。この図において一点鎖線で囲った部分が、本実施形
態に係る回路性能解析装置100の構成要素である。こ
の回路性能解析装置100は、回路設計装置200によ
って設計された被設計回路が、所定のインターフェース
仕様を満足しているか否かを解析する機能を有する。回
路設計装置200は、いわゆるEDAツールと呼ばれて
いるコンピュータを利用した回路の自動設計装置であ
り、回路性能解析装置100は、回路設計装置200か
ら出力される被設計回路に関する回路設計データ210
に含まれている遅延情報を利用して、この被設計回路の
解析を行うことになる。
【0012】この実施形態では、回路性能解析装置10
0は、インターフェース仕様登録部110と、遅延情報
取込部120と、条件比較部130と、比較結果提示部
140と、比較結果保存部150と、によって構成され
ている。もっとも、これらの各構成要素は、この回路性
能解析装置100の機能に着目して個々の機能ブロック
として抽出した構成要素であり、実際には、回路性能解
析装置100は一般的な汎用コンピュータを利用して構
成されている。インターフェース仕様登録部110は、
入力信号および出力信号のタイミング条件を示すインタ
ーフェース仕様を登録する機能をもった構成要素であ
り、この実施形態では、予めいくつかのインターフェー
ス仕様が登録されている。一方、遅延情報取込部120
は、回路設計装置200によって出力される被設計回路
に関する回路設計データ210の中から、解析に必要な
遅延情報を取り込む機能を有する。条件比較部130
は、インターフェース仕様登録部110に登録されてい
る所定のインターフェース仕様によって仕様が定められ
ている信号を解析対象信号として認識し、遅延情報取込
部120が取り込んだ遅延情報に基づいて、被設計回路
についての解析対象信号に関する実際のタイミング条件
を求め、インターフェース仕様登録部に登録されている
インターフェース仕様上のタイミング条件と、被設計回
路についての実際のタイミング条件とを比較する処理を
行う構成要素であり、回路性能解析装置100の中枢機
能を果たす構成要素である。比較結果提示部140は、
この条件比較部130における比較結果を提示する機能
を有する構成要素であり、具体的には、ディスプレイ装
置やプリンタ装置などによって構成されている。また、
比較結果保存部150は、条件比較部130における比
較結果を保存する機能をもった構成要素であり、具体的
には、磁気ディスクなどコンピュータ用の記憶装置によ
って構成されている。比較結果提示部140は、この比
較結果保存部150に保存されている過去の比較結果を
提示することができる。
【0013】上述したように、この回路性能解析装置1
00は、汎用コンピュータを利用して構成される装置で
あり、インターフェース仕様登録部110,条件比較部
130、比較結果提示部140などは、実際には、この
コンピュータに接続されたディスプレイ装置,キーボー
ド,マウスなどの入出力機器を利用して構成されてお
り、この汎用コンピュータに所定の専用アプリケーショ
ンソフトウエアを組み込むことにより、各構成要素の機
能が実現されることになる。
【0014】図2は、この装置を動作させたときに、デ
ィスプレイ装置上に得られる表示画面10を示してい
る。第1の表示領域11には、現在、この回路性能解析
装置100としてのアプリケーションソフトウエアが動
作中であることを示すタイトル表示がなされている。第
2の表示領域12は、種々のコマンドを入力するための
メニューバーを表示するための領域であり、図示の例で
は、「ファイル」なるコマンド名と「画面」なるコマン
ド名とが表示されている。これらの各コマンド名をマウ
スでクリックすると、それぞれプルダウンメニューが表
示され、ファイル操作に関する種々のコマンドや、画面
表示に関する種々のコマンドが表示される。ユーザは、
マウスにより所望のコマンドを指示することにより、所
望のコマンドを入力することができる。なお、第3の表
示領域13は、後述する種々の画面を表示するための作
業領域となる。
【0015】メニューバーを利用して仕様選択用画面の
表示コマンドを与えると、第3の表示領域13(作業領
域)内に、図3に示すような仕様選択画面20が表示さ
れる。この仕様選択画面20は、現在、インターフェー
ス仕様登録部110内に登録されているインターフェー
ス仕様の一覧を表形式で示す画面である。このように、
本実施形態の装置では、インターフェース仕様登録部1
10に、複数のインターフェース仕様を登録しておくこ
とができる。この仕様選択画面20の一覧表示では、各
インターフェース仕様について、一連のシリアル番号
と、インターフェース仕様名と、コメントとが1行に表
示される。図示の例では、「PCI Target」なるインター
フェース仕様と、「Local Bus 」なるインターフェース
仕様との2つのインターフェース仕様が登録されている
状態が示されている。コメント欄には、各インターフェ
ース仕様がどのような仕様であるのかを認識するために
必要なコメント(ユーザが任意に入力することができ
る)が示されている。
【0016】この回路性能解析装置100では、標準化
組織団体によって規格として採用された標準的なインタ
ーフェース仕様(たとえば、PCIバスの仕様など)
を、初期状態においてインターフェース仕様登録部11
0に予め登録してある。ユーザーは、この他にも、自由
に種々のインターフェース仕様を登録することができ、
仕様選択画面20には、その時点で登録されている全イ
ンターフェース仕様が表示されることになる。新たな仕
様を登録する場合には、図3に示す仕様選択画面20の
下部に示されている仕様番号欄21に、新たなシリアル
番号(この例の場合は、No.3)を入力し、仕様名欄
22に登録すべき新たなインターフェース仕様の仕様名
を入力し、コメント欄23を入力すればよい。
【0017】この仕様選択画面20は、現時点で登録さ
れている全インターフェース仕様を一覧表示する画面と
して機能するとともに、これらのインターフェース仕様
の中から、特定のインターフェースを1つだけ選択する
作業を行う画面としても機能する。たとえば、ユーザ
は、一覧表の任意の行をマウスでクリックすることによ
り、特定のインターフェース仕様を選択することができ
る(あるいは、仕様番号欄21に特定のインターフェー
ス仕様のシリアル番号を入力してもよい)。
【0018】特定のインターフェース仕様を選択した
ら、続いて、メニューバーを利用して仕様設定画面を表
示させるコマンドを与えると、第3の表示領域13(作
業領域)内に、図4に示すような仕様設定画面30が表
示される。この仕様設定画面30は、特定のインターフ
ェース仕様の詳細な内容を示すとともに、この仕様の設
定や変更を行うための画面である。図示の例では、仕様
設定画面30は、標題部31、入力信号部32、出力信
号部33、登録ボタン34によって構成されている。標
題部31には、現在選択されているインターフェース仕
様のシリアル番号、仕様名、コメントが表示されてお
り、入力信号部32には、入力信号に関するタイミング
条件の設定が表示されており、出力信号部33には、出
力信号に関するタイミング条件の設定が表示されてい
る。入力信号部32および出力信号部33の各欄には、
マウスおよびキーボードを利用して直接数値を入力する
ことができ、ユーザが数値入力を行った後に、登録ボタ
ン34をマウスでクリックすると、表示されている各タ
イミング条件が、インターフェース仕様登録部110内
に正式に登録されることになる。なお、新たなインター
フェース仕様を設定する場合、既存のインターフェース
仕様の設定内容を複製し、必要な箇所のみの設定を変更
するような作業を行うことも可能であるが、このような
複製作業を行うための処理の詳細についての説明は省略
する。
【0019】この図4に示す例では、入力信号部32に
設定される入力信号に関するタイミング条件は、各信号
の信号名と、セットアップ時間(最小値MIN と最大値MA
X )と、ホールド時間(最小値MIN と最大値MAX )とに
よって構成されている。ある集積回路についてのセット
アップ時間とは、図5に示すように、クロック信号CL
Kのラッチタイミング(図示の例では立上がりエッジ)
の時刻t0より、どの程度前から入力信号Sinの値が確
定していればよいかを示すパラメータであり、図示の時
間tsを規定するパラメータである。また、ホールド時
間とは、クロック信号CLKのラッチタイミング時刻t
0より、どの程度後まで入力信号Sinの値が保持されて
いればよいかを示すパラメータであり、図示の時間th
を規定するパラメータである。入力信号部32に設定さ
れたタイミング条件は、各信号についてのこれらの時間
パラメータを示すものである。
【0020】一方、出力信号部33に設定される出力信
号に関するタイミング条件は、各信号の信号名(入力信
号部32と出力信号部33との双方に同じ信号名が設定
されている場合、その信号は双方向性信号であることを
示す)と、出力遅延時間と、出力イネーブル時間と、出
力ディスエーブル時間とによって構成されている。ある
集積回路についての出力遅延時間とは、図6に示すよう
に、クロック信号CLKのラッチタイミング(図示の例
では立上がりエッジ)の時刻t0に対して、どの程度遅
れて出力信号Sout の確定値が得られるかを示すパラメ
ータであり、図示の時間tdを規定するパラメータであ
る。また出力イネーブル時間とは、出力レベルがハイイ
ンピーダンス状態から0または1の論理値を示す電圧状
態に達するまでの時間を示すパラメータであり、出力デ
ィスエーブル時間とは、出力レベルが0または1の論理
値を示す電圧状態からハイインピーダンス状態に達する
までの時間を示すパラメータである。
【0021】ごく一般的に利用されているインターフェ
ース仕様では、この図4に示す例のように、入力信号に
関しては、セットアップ時間およびホールド時間を、出
力信号に関しては、出力遅延時間、出力イネーブル時
間、出力ディスエーブル時間を、それぞれタイミング条
件として設定することが多いが、タイミング条件の設定
形式はこの図4に示す形式に限定されるものではなく、
この他、どのような形式でタイミング条件を設定しても
かまわない。
【0022】さて、上述したように、インターフェース
仕様登録部110内には、複数のインターフェース仕様
が登録されているが、回路設計装置200によって設計
した被設計回路が特定のインターフェース仕様に適合し
ているか否かを判定する処理を行うには、ユーザは、ま
ず、図3に示すような仕様選択画面20を利用して、特
定のインターフェース仕様を選択する。続いて、メニュ
ーバーを利用して処理実行画面を表示させるコマンドを
与えると、第3の表示領域13(作業領域)内に、図7
に示すような処理実行画面40が表示される。この処理
実行画面40の標題部41には、プロジェクト名および
現在選択されているインターフェース仕様名が表示され
る(この実施形態では、被設計回路はプロジェクト単位
で管理されており、プロジェクト名は被設計回路のグル
ープを示す機能を果たす)。
【0023】判定処理を実行するには、この処理実行画
面40内のスタートボタン42をマウスでクリックすれ
ばよい。これにより、条件比較部130に対して、比較
処理を行う旨の指示が与えられる。途中で比較処理を中
止する場合には、中止ボタン43をマウスでクリックす
ればよい。比較処理が実行されると、条件比較部130
は、まず、インターフェース仕様登録部110に登録さ
れている複数のインターフェース仕様の中から、どのイ
ンターフェース仕様が選択されているかを認識し、更
に、その選択されているインターフェース仕様によって
仕様が定められている信号を解析対象信号として認識す
る。たとえば、図4に示す「PCI Target」なるインター
フェース仕様が選択されていた場合、入力信号部32に
設定されている5種類の入力信号と、出力信号部33に
設定されている5種類の出力信号とが、解析対象信号と
して認識されることになる。
【0024】続いて、条件比較部130は、遅延情報取
込部120が取り込んだ遅延情報に基づいて、被設計回
路についての解析対象信号に関する実際のタイミング条
件を求める処理を実行する。既に述べたように、回路設
計装置200が出力する回路設計データ210には、被
設計回路に関する遅延情報(回路を構成する抵抗素子や
容量素子、配線層に基づく寄生抵抗や寄生容量などによ
って、各部でどの程度の信号遅延が生じるかを示す情
報)が含まれており、この遅延情報に基づいて、特定の
信号についてのタイミング条件の臨界値を求めることが
できる。たとえば、被設計回路の入力段の遅延情報を参
照すれば、特定の信号についてのセットアップ時間の臨
界値を求めることができる。このように、回路設計デー
タ210に含まれる遅延情報に基づいて、被設計回路に
ついての個々の信号のタイミング条件を算出する手法
は、既に公知の技術であるため、ここでは詳しい説明は
省略する。
【0025】こうして、遅延情報に基づいて、被設計回
路についての必要な信号に関する実際のタイミング条件
を算出したら、この実際のタイミング条件を、インター
フェース仕様登録部110内のインターフェース仕様上
のタイミング条件と比較する処理を実行する。たとえ
ば、図4に示す例の場合、入力信号部32に設定されて
いる5種類の入力信号と、出力信号部33に設定されて
いる5種類の出力信号とのそれぞれについて、セットア
ップ時間、ホールド時間、出力遅延時間、出力イネーブ
ル時間、出力ディスエーブル時間などが比較されること
になる。具体的には、遅延情報から求めた実際の時間値
が、入力信号の場合は、仕様上の最小値MIN 以下で、出
力信号の場合は、仕様上の最小値MIN と最大値MAX との
間の値であれば、条件満足との比較結果が得られること
になる(図4の例のように、仕様上、最小値MIN か最大
値MAX かのいずれか一方しか定義されていない場合は、
一方の条件が満足されていればよい)。
【0026】この比較処理の結果、すべての信号につい
て、実際のタイミング条件がインターフェース仕様上の
タイミング条件を満足していた場合には、比較結果提示
部140によって、図7に示す処理実行画面40のステ
ータス表示部44に、「インターフェース仕様を満足す
る」旨の表示がなされることになる。逆に、1つでも仕
様上のタイミング条件を満足しない信号があった場合に
は、「インターフェース仕様を満足しない」旨の表示が
なされ、条件を満足しなかった信号名が表示されること
になる。このとき、実際の時間値を表示し、実際のタイ
ミング条件と仕様上のタイミング条件との間にどの程度
の差が生じていたのかを示すようにしてもよい。また、
実際の時間値と仕様上の最小値MIN との差や、実際の時
間値と仕様上の最大値MAX との差を求め、これらの差も
表示するようにすれば、個々の信号ごとにどの程度の時
間的余裕が存在するかを認識することができる。
【0027】なお、条件比較部130で行われた比較の
結果は、比較結果保存部150に逐次保存される。この
とき、上述した各信号ごとの時間的余裕に関する結果も
合わせて保存しておくのが好ましい。このように比較結
果を逐次保存しておくようにすれば、設計変更を行った
ような場合、設計変更の前後における改善の度合いを比
較することができ便利である。
【0028】最後に、この回路性能解析装置100を用
いた処理操作の手順を、図8の流れ図に示す。まず、ス
テップS1において、解析対象となるインターフェース
仕様が、インターフェース仕様登録部110内に登録済
みか否かを判断し、登録済みの場合には、ステップS2
において、解析対象となるインターフェース仕様の選択
を行う(図3に示す仕様選択画面20を用いた選択操
作)。一方、未登録の場合には、ステップS3におい
て、このインターフェース仕様を新規登録する作業を行
う(図4に示す仕様設定画面30を用いた設定操作)。
続いて、ステップS4において、解析処理の実行を指示
する(図7に示す処理実行画面40におけるスタートボ
タン42の操作)。
【0029】解析処理が実行されると、まず、ステップ
S5において、遅延情報の取り込みが行われる。すなわ
ち、遅延情報取込部120によって、回路設計データ2
10内から遅延情報が取り込まれる。そして、ステップ
S6において、解析対象となる全信号についてのチェッ
クが行われる。まず、ステップS7では、インターフェ
ース仕様登録部110内に登録されている該当信号の仕
様上のタイミング条件が取り出され、ステップS8で
は、遅延情報取込部120内の遅延情報に基づいて、該
当信号の実際の遅延時間が求められる。そして、ステッ
プS9において、仕様上のタイミング条件と実際の遅延
時間とが比較され、ステップS10において、比較結果
が比較結果保存部150に逐次保存される。このような
チェック処理が、ステップS6を介して、解析対象とな
る全信号について行われると、続くステップS11で、
比較結果保存部150内にストアされていた比較結果に
基づいて、全信号がタイミング条件を満足していたか否
かが判定される。ここで、肯定的な判断がなされた場合
には、ステップS12へと進み、比較結果提示部140
によって、「インターフェース仕様を満足する」なる肯
定的な表示がなされるが、否定的な判断がなされた場合
には、ステップS13へと進み、比較結果提示部140
によって、「インターフェース仕様を満足しない」なる
否定的な表示がなされることになる(この場合、どの信
号がどの程度の時間差で、条件を満足しなかったかが表
示される)。
【0030】このように、本発明に係る回路性能解析装
置を用いれば、予めインターフェース仕様登録部110
に所望のインターフェース仕様を登録しておくだけで、
被設計回路がこの仕様を満足するか否かを自動的に判定
することができる。また、どの信号がどの程度の余裕を
もって条件を満足したか、あるいはどの程度の差で条件
を満足しなかったか、といった細かな結果を得ることが
できるので、設計変更を行う上で有用な情報を得ること
が可能になる。また、設計変更を行った場合でも、イン
ターフェース仕様自体は、インターフェース仕様登録部
110に登録されているので、設計変更後の新たな回路
に対しても直ちに解析を行うことが可能である。更に、
インターフェース仕様登録部110内には、複数の異な
るインターフェース仕様を登録しておくことができるの
で、同一の被設計回路に対して、種々のインターフェー
ス仕様に対する解析を容易に行うことができる。また、
PCIバスなどの標準的なインターフェース仕様につい
ては、初期状態において予めインターフェース仕様登録
部110内に登録しておくようにすれば、ユーザは、標
準仕様のインターフェースについての解析を行う場合、
インターフェース仕様の内容についての登録作業を省く
ことができ、非常に効率的な作業が可能になる。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る回路性能解析
装置によれば、予め登録したインターフェース仕様に基
づいて解析を行うようにしたため、回路設計装置によっ
て設計された被設計回路が、所定のインターフェース仕
様を満足しているか否かを自動的に解析することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る回路性能解析装置の
基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す装置を動作させたときに、ディスプ
レイ装置上に得られる表示画面10を示す図である。
【図3】図1に示す装置における仕様選択画面20の一
例を示す図である。
【図4】図1に示す装置における仕様設定画面30の一
例を示す図である。
【図5】入力信号のタイミング条件として利用されるセ
ットアップ時間tsとホールド時間thとの概念を示す
タイミング図である。
【図6】出力信号のタイミング条件として利用される遅
延時間tdの概念を示すタイミング図である。
【図7】図1に示す装置における処理実行画面40の一
例を示す図である。
【図8】図1に示す装置を用いた処理操作の手順を示す
流れ図である。
【符号の説明】
10…表示画面 11…第1の表示領域(タイトル領域) 12…第2の表示領域(メニューバー領域) 13…第3の表示領域(作業領域) 20…仕様選択画面 21…仕様番号欄 22…仕様名欄 23…コメント欄 30…仕様設定画面 31…標題部 32…入力信号部 33…出力信号部 34…登録ボタン 40…処理実行画面 41…標題部 42…スタートボタン 43…中止ボタン 44…ステータス表示部 100…回路性能解析装置 110…インターフェース仕様登録部 120…遅延情報取込部 130…条件比較部 140…比較結果提示部 150…比較結果保存部 200…回路設計装置 210…回路設計データ CLK…クロック信号 Sin…入力信号 Sout …出力信号 t0…ラッチタイミング ts…セットアップ時間 th…ホールド時間 td…遅延時間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路設計装置によって設計された被設計
    回路が、所定のインターフェース仕様を満足しているか
    否かを解析する回路性能解析装置であって、 入力信号および出力信号のタイミング条件を示すインタ
    ーフェース仕様を登録することができるインターフェー
    ス仕様登録部と、 回路設計装置によって出力される被設計回路に関する回
    路設計データの中から遅延情報を取り込む遅延情報取込
    部と、 前記インターフェース仕様登録部に登録されている所定
    のインターフェース仕様によって仕様が定められている
    信号を解析対象信号として認識し、前記遅延情報取込部
    が取り込んだ遅延情報に基づいて、前記被設計回路につ
    いての前記解析対象信号に関する実際のタイミング条件
    を求め、前記インターフェース仕様登録部に登録されて
    いるインターフェース仕様上のタイミング条件と、前記
    被設計回路についての実際のタイミング条件とを比較す
    る条件比較部と、 前記条件比較部における比較結果を提示する比較結果提
    示部と、 を備えることを特徴とする回路性能解析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回路性能解析装置にお
    いて、 条件比較部における比較結果を保存する比較結果保存部
    を更に設け、比較結果提示部が、この比較結果保存部に
    保存されている過去の比較結果を提示する機能を有する
    ことを特徴とする回路性能解析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の回路性能解析
    装置において、 インターフェース仕様登録部が、複数のインターフェー
    ス仕様を登録する機能を有し、条件比較部は、オペレー
    タが選択した特定のインターフェース仕様に関する条件
    比較処理を実行することを特徴とする回路性能解析装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の回路性
    能解析装置において、 インターフェース仕様によって示されるタイミング条件
    として、入力信号に関しては、セットアップ時間および
    ホールド時間を、出力信号に関しては、出力遅延時間、
    出力イネーブル時間、出力ディスエーブル時間を、それ
    ぞれ定めたことを特徴とする回路性能解析装置。
JP9134360A 1997-05-08 1997-05-08 回路性能解析装置 Pending JPH10307860A (ja)

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