JPH10309807A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH10309807A
JPH10309807A JP8478197A JP8478197A JPH10309807A JP H10309807 A JPH10309807 A JP H10309807A JP 8478197 A JP8478197 A JP 8478197A JP 8478197 A JP8478197 A JP 8478197A JP H10309807 A JPH10309807 A JP H10309807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
recording head
pump
nozzle surface
suction cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP8478197A
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English (en)
Inventor
Junji Nakahara
淳二 仲原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引キャップのキャッピング時に、吸引キャ
ップの内部を大気に開放し、気泡が記録ヘッドに侵入す
るのを防止することができるインクジェット記録装置を
提供する。 【解決手段】 吸引ポンプ42は、ポンプケーシング5
2内に、第1及び第2のピストン部材53,54が独立
して移動可能で、ポンプケーシング52は、吸引口52
aと排出口52bとを軸線方向に一定間隔を存して有す
る。第1のピストン部材53は、大気開放部52c側に
位置し、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うま
で、吸引口52aを大気に開放された状態とする切り欠
き部53aを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平8−72266号公報に記
載されるように、インクジェット記録装置の吸引ポンプ
において、多種多様な制御を可能とするために、筒状の
ケーシング内に1対のピストン部材を互いに対向して設
け、前記ピストン部材間に容積可変のポンプ室が形成さ
れるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、吸引キャッ
プが記録ヘッドのノズル面に密着されるキャッピング時
には、吸引ポンプの吸引口はピストン部材にて閉塞され
ているため、吸引キャップがノズル面に密着されたとき
に、吸引キャップが弾性変形し、その内部の空気が圧縮
され、ノズル孔に作用することとなり、いわゆるメニス
カスを壊し、気泡を記録ヘッド内に侵入させるおそれが
あった。
【0004】そこで、例えば特開平5−169680号
公報に記載されるように、インク排出口が大気連通孔と
しても機能し、吸引キャップのキャッピング時に吸引キ
ャップの内部を大気に開放するものが提案されている
が、この吸引ポンプはピストン部材が1つだけの構造で
あり、前述した如き2つのピストン部材を有する吸引ポ
ンプに適用することができない。また、このようにイン
ク排出口と大気連通孔とが共用されていると、インク排
出口にインクが残っているときには、その残っているイ
ンクが大気連通孔としての機能を阻害するおそれがあ
る。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、吸引キャップのキャッピング時に、吸引キャップの
内部を大気に開放することができるインクジェット記録
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
媒体にインク液滴を吐出して記録動作する記録ヘッド
と、該記録ヘッドのノズル面を開閉可能に覆うようにノ
ズル面に対し接離可能な吸引キャップと、該吸引キャッ
プを通じて前記記録ヘッドのノズルからインクを吸引す
る吸引ポンプと、前記吸引キャップの接離動作に連動し
て前記吸引ポンプの作動を制御するポンプ制御手段とを
備えるインクジェット記録装置において、前記吸引ポン
プは、前記吸引キャップに接続された吸引口と吸引され
たインクを排出する排出口とを有し一端部側が大気に開
放されている筒状のポンプケーシングと、該ポンプケー
シングの内部に摺動可能に嵌合された第1及び第2のピ
ストン部材とを備え、前記ポンプケーシングの一端部側
に第1のピストン部材が配設されるとともに第1及び第
2のピストン部材の間に容積可変のポンプ室を形成する
ものであり、前記ポンプ制御手段は、前記吸引キャップ
が記録ヘッドのノズル面を覆った状態で、前記ポンプ室
を吸引口に接続すると共に拡大するように、前記両ピス
トン部材を相対移動する制御と、前記ポンプ室を排出口
に接続すると共に圧縮するように、前記両ピストン部材
を相対移動する制御と、前記吸引キャップが記録ヘッド
のノズル面を覆うまで、前記両ピストン部材を、前記吸
引口が前記一端部を通じて大気に開放される状態となる
ように位置する制御とを有するものである。
【0007】よって、吸引キャップが記録ヘッドのノズ
ル面を覆った状態で、ポンプ制御手段によって、吸引ポ
ンプのポンプ室を吸引口に接続すると共に拡大するよう
に吸引ポンプの両ピストン部材が相対移動されて、吸引
動作が行われる。また、ポンプ制御手段によって、前記
ポンプ室を排出口に接続すると共に圧縮するように、前
記両ピストン部材が相対移動されて、排出動作が行われ
る。さらに、前記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面
を覆うまで、ポンプ制御手段によって、前記両ピストン
部材が、前記吸引口が前記一端部を通じて大気に開放さ
れる状態となるように位置させられ、吸引キャップが記
録ヘッドのノズル面を覆う際に、吸引キャップが弾性変
形しても、その内部の空気が圧縮されることがなく、よ
ってノズル孔に作用していわゆるメニスカスを壊し、気
泡を記録ヘッド内に侵入させるおそれがない。特に、ポ
ンプケーシングの一端部を通じて大気に開放されるの
で、排出口を通じて大気に開放する従来の構造とは異な
り、排出口にインクが残っている場合であっても、その
残っているインクによって大気連通孔としての機能が阻
害されるということがない。
【0008】請求項2の発明は、請求項1のインクジェ
ット記録装置において、前記ポンプ制御手段が、前記第
1のピストン部材を、前記吸引キャップが記録ヘッドの
ノズル面を覆うまで、前記吸引口よりもポンプケーシン
グの他端部側に位置させるものである。
【0009】よって、第1のピストン部材を、前記吸引
キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記吸引
口よりもポンプケーシングの他端部側に位置させるよう
にしているので、吸引口が大気に開放され、吸引キャッ
プが記録ヘッドのノズル面を覆う際に、吸引キャップの
内部の空気が吸引口を通じて大気に開放される。
【0010】請求項3の発明は、請求項1のインクジェ
ット記録装置において、前記第1のピストン部材が、前
記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、吸
引口を大気に開放された状態とする連通部を有するもの
である。
【0011】よって、第1のピストン部材が、前記吸引
キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、吸引口を
大気に開放された状態とする連通部を有するので、吸引
キャップが記録ヘッドのノズル面を覆う際に、吸引キャ
ップの内部の空気が吸引口から連通部を通じて大気に開
放される。
【0012】請求項4の発明は、請求項3のインクジェ
ット記録装置が、前記連通部は、第1のピストン部材に
形成された切り欠き部である。
【0013】よって、連通部は、第1のピストン部材に
形成された切り欠き部であるので、構造が簡単である。
【0014】請求項5の発明は、請求項1のインクジェ
ット記録装置において、前記ポンプケーシングが、前記
一端部側から吸引口、排出口の順に備え、前記ポンプ制
御手段が、前記両ピストン部材を、前記吸引キャップが
記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記吸引口よりもポ
ンプケーシングの他端部側に位置させ、その後前記吸引
キャップが記録ヘッドのノズル面を覆った状態で、前記
第1のピストン部材を前記吸引口よりもポンプケーシン
グの一端部側に位置させると共に、ポンプ室を拡大する
方向に両ピストン部材を相対移動させるものである。
【0015】よって、両ピストン部材を、前記吸引キャ
ップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記吸引口よ
りもポンプケーシングの他端部側に位置させることで、
吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆う際に、吸引
キャップの内部の空気が吸引口を通じて大気に開放され
る。その後、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆
った状態で、前記第1のピストン部材を前記吸引口より
もポンプケーシングの一端部側に位置させると共に、ポ
ンプ室を拡大する方向に両ピストン部材を相対移動さ
せ、吸引・排出動作が行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0017】図1はインクジェット記録装置の全体構成
を示す概略斜視図である。同図において、インクジェッ
ト記録装置1は、左右方向に延びる回転軸(図示せず)
によってフレーム2に回転可能に支承される円筒形状の
プラテンローラ3を有する。プラテンローラ3は、給紙
カセット又は手差し給紙部から供給された印刷用紙4
(記録媒体)を、記録ヘッド5に対面させながら搬送す
るものであり、いわゆる紙送り機構LMの一部を構成し
ている。尚、前記記録ヘッド5は、印刷用紙4にインク
液滴を吐出するノズルを有し印刷用紙4に対し記録動作
を行うインクジェット式であり、紙送り機構LMは、該
紙送り機構LMを駆動し印刷用紙4を搬送するLFモー
タ(紙送りモータ)14(図4参照)を備えている。
【0018】前記印刷用紙4は、フレーム2の後方の用
紙供給口(図示せず)から矢印A方向に供給され、プラ
テンローラ3の回転により矢印B方向に送給され、用紙
排出口(図示せず)から矢印C方向に排出されるように
構成されている。前記プラテンローラ3の前方には、キ
ャリッジ6がプラテンローラ3の軸線に沿って矢印D方
向に移動可能に設けられている。
【0019】前記キャリッジ6は、記録ヘッド5及び該
記録ヘッド5に供給されるインクを収容したインクカー
トリッジ7をそれぞれ着脱可能に搭載している。尚、本
例ではイエロー、ブラック、シアン、マゼンタの4色に
ついてのヘッド部を有する記録ヘッド5及びインクカー
トリッジ7がそれぞれ搭載されている。
【0020】前記プラテンローラ3の軸線と平行にキャ
リッジ軸8が設けられ、このキャリッジ軸8にはキャリ
ッジ6がスライド可能に嵌挿されている。また、キャリ
ッジ6の係合部6aが、キャリッジ軸8と平行に延びる
ガイドレール9によって案内されるようになっている。
これによって、キャリッジ6に搭載された記録ヘッド5
は、プラテンローラ3の軸線に沿ってスライド移動によ
り往復移動可能となっている。前記キャリッジ6はタイ
ミングベルト11の一部に固着され、該タイミングベル
ト11がタイミングプーリ12,13間に巻き掛けられ
てキャリッジ機構CMが構成され、前記一方のタイミン
グプーリ12にCRモータ10(キャリッジ駆動モー
タ)が連結されている。よって、CRモータ10が回転
駆動されることで、キャリッジ機構CMを介して、キャ
リッジ6が、印刷用紙に記録を行う記録エリアにおいて
往復移動するようになっている。また、キャリッジ機構
CMとCRモータ10とによって、前記記録エリアと、
後述する吸引キャップ41、吸引ポンプ42及びワイパ
部材32による回復動作を行う回復エリアとの間を移動
させる移動手段が構成されている。尚、前記CRモータ
10としては、ステップモータ又はDCモータが使用さ
れる。
【0021】また、前記プラテンローラ3に対応する記
録エリアの右側には、記録ヘッド5の不吐出あるいは吐
出不良を回復するためのパージ機構RMが配設された回
復エリアが形成されている。このようなパージ機構RM
を設けているのは、インクジェット式の記録ヘッド5
は、使用中に内部に気泡が発生したり、インクが乾燥し
たりする等の原因により吐出不良を起こすので、これを
良好な吐出状態に回復させるためである。
【0022】前記パージ機構RMは、記録ヘッド5の移
動経路内に突出した突出位置と記録ヘッド5の移動経路
より後退した待機位置との間を移動可能で、突出位置に
おいて記録ヘッド5のノズル面に密着する吸引キャップ
41と、前記突出位置において、記録ヘッド5が吸引キ
ャップ41に覆われているときに、負圧を発生させ、前
記吸引キャップ41を通じて、記録ヘッド5内のインク
を吸引除去する吸引ポンプ42と有する吸引手段31を
備えている。
【0023】前記吸引手段31に隣接して、記録エリア
側に記録ヘッド5のノズル面を払拭するように記録ヘッ
ド5に対し相対移動可能なワイパ部材32が、その反対
側に記録を行わない際に記録ヘッド5のノズル面を覆い
インク蒸発を防止してノズル面が乾燥するのを回避する
保存キャップ装置33がそれぞれ配設されている。
【0024】そして、前記ワイパ部材32、吸引キャッ
プ41及び吸引ポンプ42が、回転駆動されるカム部材
43を有する駆動手段に関連づけられ、前記ワイパ部材
32の進退、吸引キャップ41の進退及び吸引ポンプ4
2の作動は、共通のカム部材43の回転によって制御さ
れるように構成されている。
【0025】前記カム部材43は、図2に示すように、
一体的に設けられた駆動ギヤ46を有し、該駆動ギヤ4
6が、後述の切り換え機構121によって、キャリッジ
6が回復エリアにあるときに、紙送り機構LMのLFモ
ータ14により回転駆動される駆動ギヤ(図示せず)に
係脱可能に噛み合うように構成され、LFモータ14を
駆動手段として、カム部材43が正回転駆動されるよう
になっている。
【0026】また、前記ワイパ部材32を支持するワイ
パホルダ34の後端部(カムフォロア部)がカム部材4
3の第1のカム溝43aに移動可能に係合し、それによ
って、カム部材43が回転することで、前記ワイパ部材
32が、記録ヘッド5の移動経路内に突出する突出位置
と、記録ヘッド5の移動経路よりも後退した待機位置と
の間を、記録ヘッド5の移動経路に対して直交する方向
に往復移動可能で、前記突出位置において記録ヘッド5
のノズル面を払拭するように制御される。
【0027】また、前記吸引キャップ41は、キャップ
ホルダ44に支持され、該キャップホルダ44の後端部
(カムフォロア部)が、前記第1のカム溝43aと同一
面側のカム部材43の第2のカム溝43bに移動可能に
係合している。
【0028】前記吸引ポンプ42は、フレーム部材51
に取り付け固定された円筒状のポンプケーシング52内
に、第1及び第2のピストン部材53,54が独立して
移動可能に嵌挿されている。そして、ポンプケーシング
52には、吸引口52aと排出口52bとが軸線方向に
一定間隔を存して設けられ、吸引口52aには吸引パイ
プ55を介して吸引キャップ41が接続され、排出口5
2bは、吸着材57が収容された廃インクタンク58に
連係されている(図1参照)。また、ポンプケーシング
52の一端部側が大気に開放された大気開放部52cと
なっており、該大気開放部52c側から吸引口52a,
排出口52bの順に備え、さらに、前記一端部側に第1
のピストン部材53が、他端部側に第2のピストン部材
54が配設されている。
【0029】さらに、第1のピストン部材53の外周に
は、大気開放部52c側に開口した切り欠き部53aが
形成され、該切り欠き部53aが、吸引キャップ41が
記録ヘッド5のノズル面を覆うまで、吸引口52aを大
気に開放された状態とする連通部として機能する。第1
のピストン部材53において第2のピストン部材54側
の端部は、全周においてポンプケーシング52と密着し
ている。
【0030】第1及び第2のピストン部材53,54
は、それぞれ第1及び第2の駆動軸部材61,62の一
端部に連結され、該駆動軸部材61,62によって駆動
され、ポンプケーシング52内において両ピストン部材
53,54間にポンプ室を形成するようになっている。
【0031】前記第1の駆動軸部材61は、第2の駆動
軸部材62内に摺動可能に嵌挿され、各駆動軸部材6
1,62の他端部が、前記カム溝43a,43bとは反
対面側のカム部材43の第3及び第4のカム溝43c,
43dに移動可能に係合している。
【0032】従って、前記カム部材43が一定のタイミ
ングで回転駆動されることで、吸引キャップ41のキャ
ッピング、吸引ポンプ42によるインクの吸引、及びワ
イパ部材32による記録ヘッド5のノズル面の払拭が順
に行われ、吸引ポンプ42によって吸引されたインク
は、吸引ポンプ42を介して廃インクタンク58に吐出
され、そして廃インクタンク58内の吸着材57に吸着
される。
【0033】前記保存キャップ装置33は、図1に示す
ように、保存キャップ71を有し、該保存キャップ71
を支持するケーシング72が、キャリッジ6の移動方向
と平行に延びるガイドロッド部材73にスライド移動及
び回動が可能なるように支承されている。また、前記ケ
ーシング72は、キャリッジ6の、記録エリア外方への
移動時に該キャリッジ6に係合して、キャリッジ6と一
体的にスライド移動するための係合凸部72aが前方に
突設されている。そして、キャリッジ6が記録エリアか
ら回復エリア側に移動すると、キャリッジ6がケーシン
グ72の係合凸部72aに係合するので、保存キャップ
71はキャリッジ6の移動に追従してスライド移動する
(図1において右方向)。このスライド移動の際、ケー
シング72は、図示しない傾斜カム手段の作用によりガ
イドロッド73の回りに回動し、その結果、保存キャッ
プ71は記録ヘッド5に接近する方向へ回転し、保存キ
ャップ71は記録ヘッド5のノズル面に接触して、キャ
ッピングを行うことになる。その後、再びキャリッジ6
が記録エリア方向に移動する場合には、保存キャップ7
1が記録エリア側に移動しながら記録ヘッド5から離
れ、キャリッジ5が回復エリアから脱すると、初期状態
に戻る。
【0034】次に、前記実施の形態に係るインクジェッ
ト記録装置1の制御部を図4のブロック図を参照しつつ
説明する。この制御部は、周知の演算処理装置であるC
PU100を中心に構成される。CPU100は、イン
ターフェース101を介して、パソコン等のホストコン
ピュータ102の接続され、ホストコンピュータ110
2からの印刷指令を受け、その指令に従って種々の印刷
を実行するようになっている。
【0035】ホストコンピュータ102の機能構成とし
て典型的なものにウインドウシステムがある。このウイ
ンドウシステム上に、各種のアプリケーション(A)
(B)・・・(n)が設けられ、また、フォントドライ
バ、CRTドライバ、キーボードドライバ、マウスドラ
イバ、プリンタドライバ等が組み込まれている。各種の
アプリケーションの実行中に、インクジェット記録装置
1を使用して印刷する場合には、このプリンタドライバ
によって記録装置の印刷機能に適合した画像に関する出
力データが作成される。
【0036】前記CPU100には、操作パネル10
3,ROM104,RAM105が接続されている。操
作パネル103は、用紙サイズその他の種々のパラメー
タを設定し、それらを表示するものである。ROM10
4は、インクジェット記録装置1の制御上必要な種々の
プログラム類を格納するものである。RAM105は、
ホストコンピュータ102から転送された印刷データ
や、インクジェット記録装置1の制御上必要な種々の数
値の一時記憶を行うものであり、また、バックアップメ
モリ105aを有する。
【0037】前記CPU100は、LF駆動回路11
1、CR駆動回路112、ヘッド駆動回路113を介し
てLFモータ14、CRモータ10、記録ヘッド5を駆
動制御するようになっている。
【0038】LFモータ14は、切り換え機構121を
介して、パージ機構RM又は紙送り機構LMのいずれか
一方を駆動するように構成されている。即ち、パージ機
構RMは、紙送り手段としてのLFモータ14を利用し
て駆動されるように構成されており、その駆動力は切り
換え機構121を介して伝達される構成になっている。
【0039】そして、前記CPU100と、パージ動作
時においてのみパージ機構RMにLFモータ14よりの
駆動力が伝達されるように切り換える切り換え機構12
1と、所定のタイミングで回転駆動されるカム部材43
とにより、吸引ポンプ42の作動を制御してパージ動作
を行わせるポンプ制御手段が構成され、害ポンプ制御手
段によって、吸引キャップ41が記録ヘッド5のノズル
面を覆った状態で、前記ポンプ室52eを吸引口52a
に接続すると共に拡大するように、前記両ピストン部材
53,54を相対移動する制御と、前記ポンプ室52e
を排出口52bに接続すると共に圧縮するように、前記
両ピストン部材53,54を相対移動する制御と、前記
吸引キャップ41が記録ヘッド5のノズル面を覆うま
で、前記両ピストン部材53,54を、前記吸引口52
aが前記一端部を通じて大気に開放される状態となるよ
うに位置する制御とを行うようになっている。
【0040】CRモータ10は、キャリッジ機構CMを
駆動するもので、該キャリッジ機構CMのキャリッジ6
の動きにより、前記切り換え機構121の切り換えがな
される。
【0041】前記パージ機構RM、紙送り機構LM、キ
ャリッジ機構CMは、それぞれのセンサを備えており、
該センサによる検知信号は、カウンタ群122を介して
CPUに入力される。パージ機構RMは、パージHPセ
ンサ131を有し、該パージHPセンサ131は、吸引
ポンプ42が原点位置にあるときに、その旨をカウンタ
群122のパージ位置カウンタ122aに報知する。こ
の信号はパージ機構によるパージ動作の基準とされる。
【0042】紙送り機構LMは,PEセンサ132を有
し、該PEセンサ132は、新たに供給される印刷用紙
4の先端により信号を発し、カウンタ群122のLF位
置カウンタ122bに報知する。この信号が縦方向の記
録位置制御の基準となる。
【0043】キャリッジ機構CMは,CR位置センサ1
33を有し、該CR位置センサ133は、CRモータ1
0の駆動パルスをカウントしてキャリッジの位置を検知
し、カウンタ群122のCR位置カウンタ122cに報
知する。この位置情報は、横方向の維持位置制御の基準
となるほか、印刷用紙4の新規供給動作及び印刷済み用
紙の排出動作の可否の判断基準となる。
【0044】以上のように構成されたインクジェット記
録装置1の動作について説明する。
【0045】まず、インクジェット記録装置1において
は、通常、記録ヘッド5は回復エリアのうちの特に保存
キャップ71で覆われた状態で待機位置にある。そし
て、記録データが入力されると、記録が行われる。
【0046】印刷用紙4は、プラテンローラ3と記録ヘ
ッド5との間に供給され、CRモータ10の作動により
記録ヘッド5が待機位置から記録開始位置に移動させら
れる。このとき、保存キャップ71は後退される。その
結果、記録ヘッド5が、記録データに基づいてインクを
噴射しつつ記録エリアにおいて往復移動せしめられるこ
とによって、印刷用紙4上に印刷が行われる。
【0047】そして、RAM105の記録データメモリ
に記録すべき記録データがなくなり、記録が終了する
と、記録ヘッド5が記録終了位置から待機位置に移動さ
せられ、前進した保存キャップ1にて覆われ、使用しな
い間のノズル面の乾燥が防止される。
【0048】また、使用者の判断によって、操作パネル
103におけるパージスイッチが操作され、パージ指令
が入力されると、パージ機構RMを作動させるパージモ
ードに入り、吸引作動プログラムが実行される。即ち、
CRモータ10によるキャリッジ機構CMの駆動によっ
て、記録ヘッド5が上記待機位置から吸引キャップ41
と対向するパージ可能な位置に移動せしめられる。記録
ヘッド5が待機位置にあるとき、既に切り換え機構12
1によって、LFモータ14がパージ機構RMに駆動力
を伝達可能な状態に切り換わっている。そして、LFモ
ータ14からの駆動力により、カム部材43が一回転
し、所定のパージ位置にある記録ヘッド5に対し吸引キ
ャップ41及びワイパ部材32を接離する動作、吸引ポ
ンプ42により吸引・排出動作が行われる。ここで、吸
引動作には、吸引キャップ41をノズル面に密着させて
吸引ポンプ42により記録ヘッド5からインクを吸引す
る動作、吸引キャップ41の少なくとも一部をノズル面
から離して吸引ポンプ42により吸引キャップ41内か
らインクを吸引する、いわゆる空吸引動作が含まれる。
【0049】尚、かかるパージスイッチは、インク吐出
不良が生じた場合、インクカートリッジが交換される場
合、メンテナンスを行う場合等のインクを吸引する必要
がある場合に操作されるものである。
【0050】続いて、上記インクジエット記録装置1に
おけるパージ動作について、図5及び図6に基づいて説
明する。
【0051】インクジェット記録装置1についてパージ
動作が行われる場合は、CPU100によってCR駆動
回路112を介してCRモータ10が駆動され、上記の
如く、記録ヘッド5が吸引キャップ41と対向する位置
に移動せしめられ、カム部材43による制御によって、
吸引キャップ41、吸引ポンプ42等の作動が制御さ
れ、それによって良好なインクの吐出状態を回復するた
めの一連のパージ動作が行われる。
【0052】まず、カム部材43の回転角が0゜付近の
待機状態では、吸引ポンプ42の両ピストン部材53,
54は両者間のポンプ室の容積を最小にして排出口52
b付近に位置する(図5(a)参照)。尚、吸引キャッ
プ41は記録ヘッド5から離れた待機位置にある。
【0053】それから、カム部材43が回転駆動される
と、その回転角が6゜付近から第1及び第2のピストン
部材53,54が一体となって大気開放部52cへ向け
徐々に移動し、97゜付近(図5(b)参照)で若干移
動速度を速める。このとき、吸引口52aは、第1のピ
ストン部材53の切り欠き部53aを通じて大気に開放
されている。
【0054】一方、前記両ピストン部材53,54の移
動の途中において、57゜付近から吸引キャップ41が
待機位置から、記録ヘッド5の移動経路側に徐々に前進
せしめられ、97゜付近で吸引キャップ41が記録ヘッ
ド5のノズル面を覆うキャッピングを行うことになる。
【0055】よって、吸引キャップ41によるキャッピ
ングが行われる際には、ポンプケーシング52の大気開
放部52cに切り欠き部53aを通じて吸引口52a、
吸引チューブ55、及び吸引キャップ41の内部が連通
され、それらが前記大気開放部52cを通じて大気に開
放されることとなるので、吸引キャップ41が記録ヘッ
ド5のノズル面を覆う際に、吸引キャップ41が弾性変
形しても、その内部の空気が圧縮されることがなく、よ
ってノズル孔に作用していわゆるメニスカスを壊すおそ
れがない。
【0056】そして、吸引キャップ41が完全に記録ヘ
ッド5のノズル面を覆った後に、カム部材43の回転角
が114゜付近になると、両ピストン部材53,54が
移動を停止する。このとき、第1のピストン部材53が
吸引口52aよりも大気開放部52c側に位置し、吸引
口52aと大気開放部52cとの連通を遮断する。両ピ
ストン部材53,54間のポンプ室の容積は最小のまま
である(図5(c)参照)。
【0057】カム部材43の回転角が122゜から12
9゜に変化する間、第1のピストン部材53は静止した
ままで第2ピストン部材54が第1のピストン部材53
との間のポンプ室52eが広がる方向に移動せしめられ
る(図5(d)参照)。このポンプ室52eは吸引口5
2aと接続しているから、第1の吸引動作が開始され
る。この第1の吸引動作によって、小さな負圧で吸引が
行われ、記録ヘッド5内に空気が含まれている場合に
は、その空気とともにインクが吸引される。
【0058】それから、カム部材43の回転角が129
゜から145゜になるまでの間、第1及び第2のピスト
ン部材53,54が、前記ポンプ室52eの容積を維持
し、第1の吸引動作(図6位置A参照)が継続され(図
5(d)参照)、145゜から171゜まで第1のピス
トン部材53によって吸引口52aを閉塞する方向に移
動せしめられ(図5(e)参照)、第1の吸引動作が終
了する。この時、第2のピストン部材54は、排出口5
2bを閉塞している。
【0059】その後、カム部材43の回転角が171゜
から179゜までの間前記状態を維持し、それに続く1
79゜から205゜までの間、排出口52bを第2のピ
ストン部材54で閉塞した状態で、第1のピストン部材
53を吸引口52aを開放する方向に移動させ、ポンプ
室52eを拡大して負圧を高め、最終的に図5(f)に
示すように吸引口52aを開放し、カム部材43の回転
角が239゜となる付近までその状態が維持される。よ
って、吸引キャップ41によるキャッピングが解除され
るカム部材43の回転角221゜付近まで、第1の吸引
動作よりも吸引力が大きくかつ吸引時間が長い第2の吸
引動作(図6位置B参照)が行われる。この第2の吸引
動作により、記録ヘッド5内のインクが一気に吸引さ
れ、良好な吐出状態に回復される。
【0060】即ち、吸引キャップ41は、図6に示すよ
うに、回転角が97゜から221゜付近まで記録ヘッド
5のノズル面への密着状態が維持されるが、221゜か
ら吸引キャップ41は徐々に後退し記録ヘッド5から離
間せしめられる一方、ポンプ室52eは負圧状態にある
から、記録ヘッド5からはインクを吸引せず、吸引キャ
ップ41内の残留インクを吸引する、いわゆる空吸引動
作が開始されることになる。
【0061】それから、カム部材43の回転角が239
゜から272゜までの間、第1のピストン部材53が吸
引口52aを開放した状態のまま、第2のピストン部材
54が排出口52bを開放する直前まで移動せしめられ
(図5(g)参照)、ポンプ室52eをさらに拡大しつ
つ空吸引動作が行われる。
【0062】そして、カム部材43の回転角が272゜
から282.5゜までの間、第2のピストン部材54が
排出口52bを開放する方向への移動を継続する一方、
第1のピストン部材53が吸引口52aを閉塞する方向
に移動し、空吸引動作を終了する。そして、第2ピスト
ン部材54がポンプ室52eを排出口52bに開放する
位置まで移動し、カム部材43の回転角が282.5゜
付近で移動を停止するが(図5(h)参照)、第1のピ
ストン部材53は、前記移動をカム部材43の回転角度
が338゜付近になるまで継続し、ポンプ室52eを圧
縮し、積極的に排出動作を行う(図5(i)参照)。こ
れによって、ポンプ室52e内のインクが廃インクタン
ク58に排出される。
【0063】排出動作後、カム部材43が338゜から
345゜までの間両ピストン部材53,54は停止状態
を維持し、その後354゜までの間両ピストン部材5
3,54が少し戻され、初期状態と同様の状態に戻さ
れ、その状態が354゜から360゜(=0゜)まで維
持されて、初期状態となる。
【0064】また、ワイパ部材32は、カム部材43の
回転角が0゜から269゜まで待機状態を維持し(図6
参照)、269゜から290゜まで徐々に前進し、29
0゜で突出位置となり、290゜から310゜までの間
その突出位置を維持し、回復エリア側から記録エリア側
に移動する記録ヘッド5のノズル面を払拭する(図6参
照)。310゜から331゜まで徐々に後退し、待機位
置となり、そしてそのまま360゜となる。
【0065】前記実施の形態においては、第1のピスト
ン部材53が、前記吸引キャップ41が記録ヘッド5の
ノズル面を覆うまで、吸引口52aを大気に開放された
状態とする連通部としての切り欠き部53aを形成して
いるが、それに代えて、前記第1のピストン部材53
を、切り欠き部53aよりも第2のピストン部材54側
の部分のみで構成しても同様の効果が得られる。つま
り、ピストン部材としての強度、耐久性が維持される範
囲において第1のピストン部材53を薄く形成すること
で、吸引キャップ41が記録ヘッド5のノズル面を覆う
まで、その第1のピストン部材53全体を吸引口52a
よりもポンプケーシング52の他端側に位置させること
ができる。そして、以降の動作は、前記実施の形態と同
様に実行できる。
【0066】前記実施の形態の場合、切り欠き部53a
の長さ分だけ厚い材料を使用することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0068】請求項1の発明は、上記のように、ポンプ
制御手段が、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆
った状態で、前記ポンプ室を吸引口に接続すると共に拡
大するように、前記両ピストン部材を相対移動する制御
と、前記ポンプ室を排出口に接続すると共に圧縮するよ
うに、前記両ピストン部材を相対移動する制御と、前記
吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記
両ピストン部材を、前記吸引口が前記一端部を通じて大
気に開放される状態となるように位置する制御とを有す
るようにしているので、記録ヘッドよりのインクの吸引
・排出動作が行うことができるのに加えて、前記吸引キ
ャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、両ピストン
部材を、前記吸引口が前記一端部を通じて大気に開放さ
れる状態となるように位置させているので、吸引キャッ
プが記録ヘッドのノズル面を覆う際に、吸引キャップが
弾性変形しても、その内部の空気が圧縮されることがな
く、よってノズル孔に作用していわゆるメニスカスを壊
し、気泡を記録ヘッドに侵入させるおそれがない。特
に、ポンプケーシングの一端部を通じて大気に開放され
るので、排出口を通じて大気に開放する従来の構造とは
異なり、排出口にインクが残っている場合であっても、
その残っているインクによって大気連通孔としての機能
が阻害されるということがない。
【0069】請求項2の発明は、第1のピストン部材
を、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、
前記吸引口よりもポンプケーシングの他端部側に位置さ
せるようにしているので、吸引キャップが記録ヘッドの
ノズル面を覆う際に、吸引キャップの内部の空気を吸引
口を通じて大気に開放することができる。
【0070】請求項3の発明は、第1のピストン部材
が、前記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うま
で、吸引口を大気に開放された状態とする連通部を有す
るので、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆う際
に、吸引キャップの内部の空気を吸引口から連通部を通
じて大気に開放することができる。
【0071】請求項4の発明は、連通部を、第1のピス
トン部材に形成された切り欠き部としているので、簡単
な構造で、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆う
際に、吸引キャップの内部の空気を吸引口から連通部を
通じて大気に開放することができる。また、ピストン部
材として厚い材料を使用しても、切り欠き部の長さ分だ
けストロークを長くする必要がなく、吸引ポンプを小型
にできる。
【0072】請求項5の発明は、両ピストン部材を、吸
引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記吸
引口よりもポンプケーシングの他端部側に位置させるよ
うにしているので、吸引キャップが記録ヘッドのノズル
面を覆う際に、吸引キャップの内部の空気が吸引口を通
じて大気に開放することができ、請求項1の発明と同様
に、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆う際に、
吸引キャップが弾性変形しても、その内部の空気が圧縮
されることがなく、よってノズル孔に作用していわゆる
メニスカスを壊すおそれがない。また、その後、吸引キ
ャップが記録ヘッドのノズル面を覆った状態で、前記第
1のピストン部材を前記吸引口よりもポンプケーシング
の一端部側に位置させると共に、ポンプ室を拡大する方
向に両ピストン部材を相対移動させるようにしているの
で、通常の吸引・排出動作が損なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るワイパ部材、吸引キャップ、吸引
ポンプ及びカム部材との関係を示す横断面図である。
【図3】本発明に係る吸引ポンプを示す断面図である。
【図4】インクジェット記録装置の制御部のブロック図
である。
【図5】(a)〜(i)はそれぞれ吸引ポンプの動作説
明図である。
【図6】カム部材の回転角と、吸引キャップ、ワイパ部
材及び吸引ポンプ(第1及び第2のピストン部材)との
動作説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 5 記録ヘッド 14 LFモータ 31 吸引手段 32 ワイパ部材 41 吸引キャップ 42 吸引ポンプ 43 カム部材 52 ポンプケーシング 52a 吸引口 52b 排出口 52c 大気開放部 53 第1のピストン部材 53a 切り欠き部(連通部) 54 第2のピストン部材 100 CPU 121 切り換え機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインク液滴を吐出して記録動
    作する記録ヘッドと、該記録ヘッドのノズル面を開閉可
    能に覆うようにノズル面に対し接離可能な吸引キャップ
    と、該吸引キャップを通じて前記記録ヘッドのノズルか
    らインクを吸引する吸引ポンプと、前記吸引キャップの
    接離動作に連動して前記吸引ポンプの作動を制御するポ
    ンプ制御手段とを備えるインクジェット記録装置におい
    て、 前記吸引ポンプは、前記吸引キャップに接続された吸引
    口と吸引されたインクを排出する排出口とを有し一端部
    側が大気に開放されている筒状のポンプケーシングと、
    該ポンプケーシングの内部に摺動可能に嵌合された第1
    及び第2のピストン部材とを備え、前記ポンプケーシン
    グの一端部側に第1のピストン部材が配設されるととも
    に第1及び第2のピストン部材の間に容積可変のポンプ
    室を形成するものであり、 前記ポンプ制御手段は、前記吸引キャップが記録ヘッド
    のノズル面を覆った状態で、前記ポンプ室を吸引口に接
    続すると共に拡大するように、前記両ピストン部材を相
    対移動する制御と、前記ポンプ室を排出口に接続すると
    共に圧縮するように、前記両ピストン部材を相対移動す
    る制御と、前記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を
    覆うまで、前記両ピストン部材を、前記吸引口が前記一
    端部を通じて大気に開放される状態となるように位置す
    る制御とを有するものであることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ制御手段は、前記第1のピス
    トン部材を、前記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面
    を覆うまで、前記吸引口よりもポンプケーシングの他端
    部側に位置させるものであるところの請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のピストン部材が、前記吸引キ
    ャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、吸引口を大
    気に開放された状態とする連通部を有するものであると
    ころの請求項1記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記連通部は、第1のピストン部材に形
    成された切り欠き部であるところの請求項3記載のイン
    クジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプケーシングは、前記一端部側
    から吸引口、排出口の順に備え、 前記ポンプ制御手段は、前記両ピストン部材を、前記吸
    引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記吸
    引口よりもポンプケーシングの他端部側に位置させ、そ
    の後前記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆った
    状態で、前記第1のピストン部材を前記吸引口よりもポ
    ンプケーシングの一端部側に位置させると共に、ポンプ
    室を拡大する方向に両ピストン部材を相対移動させるも
    のであるところの請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
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