JPH10310802A - 膜被覆粉体の連続製造装置 - Google Patents
膜被覆粉体の連続製造装置Info
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- JPH10310802A JPH10310802A JP12222797A JP12222797A JPH10310802A JP H10310802 A JPH10310802 A JP H10310802A JP 12222797 A JP12222797 A JP 12222797A JP 12222797 A JP12222797 A JP 12222797A JP H10310802 A JPH10310802 A JP H10310802A
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Abstract
物膜を形成した粉体を再現性良く連続的に大量に製造で
きる装置を提供すること。 【解決手段】 被覆対象粉体懸濁液の供給管、加水分解
性金属化合物の溶液を導入する供給管、加水分解剤の不
活性ガス混合物の供給管を備え、その槽の内部にイカリ
型の攪拌羽根を有する攪拌機と高速攪拌機とを備え、前
記加水分解性金属化合物の加水分解により粉体表面に均
一に金属酸化物膜あるいは金属膜を形成させるための反
応槽と、膜を被覆した粉体を洗浄するための洗浄槽、前
記膜被覆粉体の乾燥機、熱処理機を有し、前記反応槽及
び洗浄槽の少なくとも一方がその側壁に上液の排出口を
多段に設けたものであることを特徴とする膜被覆粉体の
連続製造装置。
Description
化物膜あるいは/及び金属膜を単層又は多層に有する粉
体を連続的に製造する装置に関し、特にカラー磁性トナ
ーやカラー磁性インキ用として使用可能な着色粉体や、
その他の分野において広く使用できる白色度の高い粉体
を大量に製造できる連続製造装置に関するものである。
化物粉体を金属アルコキシド溶液中に分散し、該金属ア
ルコキシドを加水分解するとにより、該核粒子の表面に
第1の金属酸化物の皮膜を形成し、さらにその金属酸化
物の被膜の上に、同じ皮膜形成技術によって、第1の金
属酸化物の皮膜とは異な異なった金属酸化物の被膜を形
成する方法を開示している(特開平6−228604号
公報)。また、本発明者は前記の多層金属酸化物被膜を
有する粉体をさらに改良し、金属酸化物被膜のみではな
く、金属酸化物被膜と金属被膜とを交互に複数層有する
ようにした多層被膜を有する粉体も発明した(特開平7
−90310号公報)。
としてフェライトや酸化クロムなどの磁性体粉末を使用
し、その磁性体粉末の表面に金属酸化物の被覆膜を形成
し、その上に金属コバルトや金属銀の被覆膜を形成する
ことにより、十分に白色の磁性粉体を得ることを開示し
た。さらにまた、本発明者らは金属粉体として金属銀や
金属銅のような熱伝導性の良い金属粉体に金属酸化物膜
を設けることにより熱伝導性の良い絶縁性粉体を得る
等、金属粉体又は金属酸化物粉体の表面に金属膜と金属
酸化物膜を交互に複数層設けることにより、高い機能性
をもつ粉体を開発した(特開平7−90310号公
報)。また、同様に金属又は金属化合物粉体の表面に金
属酸化物の多層膜を形成させる際に、その金属酸化物膜
を多層被覆した粉体を熱処理することにより、より緻密
で安定した金属酸化物多層膜を有する粉体を製造するこ
とができること、多層膜被覆粉体において、多層膜のう
ち少なくとも1層の膜は、金属塩を弱アルカリ性水溶液
で処理し、加水分解することにより金属酸化物膜あるい
は金属膜として形成される多層膜を有する粉体を製造す
ることができる技術を開発した。
物粉体以外の材質の粉体、例えば樹脂粉体のような有機
性粉体やガラス製粉体等にも広く適用できる、有機性粉
体やガラス製粉体等の上に金属膜や金属酸化物膜を複数
層設けることができる技術を開発した。このようにして
開発した技術によって、電子写真法複写機などに使用さ
れるキャリア不要の1成分系現像用の乾式カラートナに
使用する粉末、特に電子写真法などにおいてはより解像
度が良くコントラストの高い画像を得ることができ、粒
径が小さく、白色度の高い粉体を得ることができるよう
になった。
より前記機能性の高い金属膜又は金属化合物膜被覆粉体
を製造することができる技術的理由は、金属製粉体、金
属化合物製粉体、金属酸化物製粉体、ガラス製粉体、磁
性を有する金属製粉体、有機高分子製粉体などの種々の
粉体の表面に厚さが均一でかつ緻密な金属酸化物膜が形
成することができること、それも複数層に金属酸化物膜
を形成することができることによるものである。このよ
うに、種々の粉体の表面に厚さが均一で緻密な金属酸化
物膜を形成することが可能なのは、粉体を脱水したアル
コール中あるいはアルコールと水の混合液中に分散し、
充分攪拌しながら、被覆膜形成に用いる金属アルコキシ
ドや金属塩のような加水分解性金属化合物の溶液を加
え、この均一混合物に徐々にアルコールと水の混合液あ
るいは弱アルカリ性水溶液などの液状加水分解剤あるい
は加水分解剤を含む液を添加し、前記粉体表面で前記金
属アルコキシドなどの加水分解性金属化合物を加水分解
して、前記粉体表面に金属水酸化物などを生成させ、生
じた金属水酸化物などをゲル化し、製膜するという技術
によるものである。この技術によって得られる粉体表面
で生成する金属水酸化物などのゲルの層は、その厚みが
均一でかつ緻密であり、それから導かれる粉体表面に生
成される金属酸化物の被覆膜の厚みが均一でかつ緻密で
あることによるものである。
ず、もっと広く種々の材質の粉体、例えば有機性粉体や
ガラス製粉体等の表面に複数の金属酸化物被覆膜や金属
被覆膜を形成する方法については、既に前記した公開公
報に記載しており、実験室規模、あるいは小規模の製造
では非常に再現性が良い結果が得られているが、実用化
に際して厚みが均一でかつ緻密である被覆膜を前記粉体
の表面に多層に、均一に、かつ再現性良く、工業的に大
量に製造できるようにするのは技術的には容易ではな
い。実際に大量に製造するに際しては、膜の形成が均一
に行われるためには、加水分解反応が均一に行われるよ
うにしなければならないし、被膜が形成された粉体と反
応液との分離をどのようにするか、或いは被膜が形成さ
れた粉体を乾燥機へ送る場合に前記粉体同士の結着を十
分に防ぐことができるかなどの種々の問題があることは
当然予測されることである。本発明の目的は、前記の金
属酸化物被覆膜や金属被覆膜を形成すべき種々の材質の
粉体を脱水したアルコールなどの反応媒体中に分散・懸
濁させ、十分攪拌しながら金属アルコキシドのような加
水分解性金属化合物の溶液および加水分解剤を加え、粉
体表面上に金属酸化物被覆膜あるいは金属被覆膜を形成
し、この操作を繰り返して複数層の被覆膜を有する粉体
を再現性良く大量に製造できる製造装置を提供すること
にある。
下に示す手段により解決することができた。 (1)被覆対象粉体を均一に分散した懸濁液の供給管、
加水分解性金属化合物の溶液を導入する供給管、加水分
解剤の不活性ガス混合物の供給管を備え、その槽の内部
にイカリ型の攪拌羽根を有する攪拌機と高速攪拌機とを
備え、前記加水分解性金属化合物の加水分解により粉体
表面に均一に金属酸化物膜あるいは金属膜を形成させる
ための反応槽と、膜を被覆した粉体を洗浄するための洗
浄槽、前記膜被覆粉体の乾燥機、熱処理機を有し、前記
反応槽及び洗浄槽の少なくとも一方がその側壁に上液の
排出口を多段に設けたものであることを特徴とする膜被
覆粉体の連続製造装置。 (2)前記反応槽が前記洗浄槽を兼用したものであるこ
とを特徴とする前記(1)記載の膜被覆粉体の連続製造
装置。 (3)前記被覆対象粉体を均一に分散した懸濁液の供給
管に、前記被覆対象粉体を定量供給装置から供給し、溶
媒を供給して攪拌し前記被覆対象粉体を均一に分散した
懸濁液を形成する粉体投入機を接続し、前記供給管を通
して前記被覆対象粉体の懸濁液を反応槽に導入するよう
にしたことを特徴とする前記(1)又は(2)記載の膜
被覆粉体の連続製造装置。
剤の不活性ガス混合物の供給管が、中心管には不活性ガ
スを運搬媒体として、所定量の気体状加水分解剤又は加
水分解剤ミストを通し、外側管には不活性ガスを通す二
重管からなることを特徴とする前記(1)ないし(3)
のいずれか1項記載の膜被覆粉体の連続製造装置。 (5)前記反応槽および洗浄槽において、槽中の液の水
面より上の水準に複数の洗浄液供給口を設けてなること
を特徴とする前記(1)ないし(4)のいずれか1項記
載の膜被覆粉体の連続製造装置。 (6)前記連続製造装置に、加水分解性金属化合物の溶
解装置、アルコールを中和するアルコール系中和槽又は
水を中和する水系中和槽、アルコール回収装置、回収ア
ルコール貯留槽及び粉体移送装置を付属装置として設け
てなることを特徴とする前記(1)ないし(5)のいず
れか1項記載の膜被覆粉体の連続製造装置。
る前記加水分解剤がアルコール、水、アルコールと水混
合液あるいはアンモニアガスであることを特徴とする前
記(1)ないし(6)のいずれか1項記載の膜被覆粉体
の連続製造装置。 (8)前記加水分解性金属化合物供給管から供給される
前記加水分解性金属化合物が金属アルコキシドであるこ
とを特徴とする前記(1)ないし(7)のいずれか1項
記載の膜被覆粉体の連続製造装置。 (9)前記熱処理機が、前記乾燥した膜被覆粉体を蓋と
本体とからなる試料容器に収納してたものを加熱・熱処
理するものであり、前記試料容器は前記蓋の中央部に前
記試料が通過しないメッシュを備え、かつ前記蓋は容器
本体にボルト止めしてなる試料容器であることを特徴と
する前記(1)ないし(8)のいずれか1項記載の膜被
覆粉体の連続製造装置。 (10)前記被覆対象粉体を反応槽に投入する前段階
で、前記被覆対象粉体の被覆膜種類切替え時の特性変化
を信号変化として検出する検出器を設け、検出器からの
特性変化信号により諸原料供給の条件変更を指示する制
御装置を設けてなることを特徴とする前記(1)又は
(2)記載の膜被覆粉体の連続製造装置。
連続的に製造するのに適するが、その製造の手段からい
って、単層膜被覆被覆粉体を連続的に製造するのにも使
用することができるものである。以下に、単層膜被覆粉
体を製造する、あるいは複数層膜被覆粉体を連続的に製
造する製造手順と、それらの製造に必要な単機能製造装
置および単機能製造装置の組合せについて説明する。本
発明の膜被覆粉体の単機能製造装置、および単機能製造
装置の組合せを以下に記載するようにすることによっ
て、前記説明した製造プロセスを大量生産手段の段階に
適するものとでき、それによって本発明の単層膜又は多
層膜被覆粉体を多量かつ連続的に製造することが可能に
なった。
で行う製造プロセスの典型的な形態を図9にブロックフ
ローシートとして示す。なお、図9では、基本的な概念
で示しているため、具体的な構造のものではなく、所要
の作用を有する装置として示している。図9では、粉体
あるいは粉体と加水分解性金属化合物を溶解する溶媒と
のスラリーを投入する粉体投入装置61、粉体(あるい
は多層被覆の場合には膜被覆粉体)に金属酸化物被覆膜
を被覆する反応槽62、膜被覆粉体を洗浄する洗浄槽6
3、膜被覆粉体を乾燥するための乾燥装置64および熱
処理のための熱処理装置65からなる製造装置の組合せ
が例示されている。また、連続製造のため好ましい態様
の1例として、粉体貯蔵槽66と工程を制御するための
制御装置68を連結したものを前記投入装置61の前段
に配備して、粉体(あるいは膜被覆粉体)に1層の膜を
被覆する工程が終了した時、制御装置68によって次の
工程条件に切り換える機能をもたせたものが点線のブロ
ックとして示されている。このような機能を製造工程に
付与することにより製膜装置の条件を自動的に変更する
ことが可能になり、自動的に連続製造ができるようにな
る。なお、前記反応槽62が洗浄槽63を兼ねる場合に
は、洗浄槽63は省略することができる。
して、製造に必要な諸原料の添加装置(図示せず)、溶
媒中和槽69(加水分解性金属化合物を溶解する溶媒が
アルコールまたはアルコールと水との混合溶媒である場
合にはアルコールを中和するアルコール系中和槽69
a、水の場合は水を中和する水系中和槽69b)、アル
コール回収装置71、回収アルコール貯槽72および粉
体移送経路が示されている。
置、洗浄装置、乾燥装置および熱処理機について個々に
説明する前に、図9のブロックフローシートに従い本発
明の多層被覆膜粉体の連続製造の工程を説明する。図9
において、先ず粉体投入装置61から粉体(通常は粉体
を溶媒中に分散したスラリーとする)を反応槽62に移
送する。反応槽62は反応の種類により二種類に分けら
れ、反応槽62aは高い反応性の加水分解性金属化合物
である金属アルコキシドを用いてアルコールを媒体と
し、加水分解剤には水を用いて、粉体表面に金属酸化物
被覆膜を生成させる反応槽であり、反応槽62bは反応
性の低い加水分解性金属化合物である金属塩化物を用
い、水あるいは弱アルカリ性水溶液(アンモニア水溶液
あるいはそのミスト)を用いて、粉体表面に金属酸化物
被覆膜、場合によって金属被覆膜を生成させる反応槽で
ある。どちらの反応槽で被覆膜を形成するかは予め制御
装置に記憶させ、後記するように例えば粉体貯蔵槽66
に粉体計量計67を取り付け、残量によって製造条件を
切替えるようにシグナルを出し、シグナルによって制御
装置を作動させて自動的に製造条件を選択・設定させる
ことが望ましい。もちろん手動で選択・切替えしても良
い。
た粉体は、反応槽62aあるいは反応槽62b中で沈殿
してスラリーとなり、洗浄槽63に送液され、そこで洗
浄される。前記反応槽中の上澄液および洗浄槽63での
洗浄液(前記上澄液および洗浄液は上液ともいわれ
る。)は、後に説明する反応槽62a内面あるいは反応
槽62b内面に開口された複数の洗浄口から反応槽の壁
面を伝って流下させて反応槽を洗浄するのに使用され
る。同様に洗浄槽63内面に開口された複数の洗浄口か
ら洗浄槽63の壁面を伝って流下させて洗浄槽63を洗
浄するのに使用される。余剰の洗浄液は、それがアルコ
ール主体の液の場合はアルコール中和槽69a、水主体
の液の場合は水中和槽69bに送液し、中和する。中和
されたアルコール系液はアルコール回収装置71に送液
し、回収されたアルコールは回収アルコール貯槽72に
保存する。
は、乾燥装置64に移送して乾燥する。乾燥された膜被
覆粉体は、熱処理装置65で熱処理されて安定化され金
属酸化膜被覆粉体あるいは金属膜被覆粉体となる。多層
膜被覆粉体とするためには、前記乾燥された金属酸化膜
被覆粉体あるいは金属膜被覆粉体(以下金属酸化膜被覆
粉体と略記する)を再び前記粉体投入装置61に移送し
て、前記とは異なった条件で金属酸化膜を生成させ重層
金属酸化膜被覆粉体とする。この際、本発明の好ましい
態様としては、第1回の原料粉体の残量を粉体計量計6
7で計量し所定の残量(例えば残量ゼロ)の時シグナル
を制御装置68に送り、そのシグナルにより、予め前記
粉体の表面反射スペクトル値に対応させて反応槽62の
条件を制御装置68に記憶させておき、反射スペクトル
測定値をシグナルとして制御装置68を稼働させ、反応
槽62に供給する加水分解性金属化合物の種類や量、二
重管から反応槽62に供給する水のミストやアンモニア
などの供給量などの原料の供給条件を変更し、引いては
膜被覆粉体の反応条件を自動的に変更することにより、
連続して多層膜被覆粉体を製造することができる。もち
ろん、本発明では反射スペクトル測定装置を設置せず反
応槽42の条件を手動で設定して製造装置を稼働させて
も良い。
ついて図を用いて以下に説明する。図1に示す装置は、
粉体あるいはスラリー投入装置(以下「粉体投入装置」
という)、膜被覆装置(製膜装置または「反応槽」とい
う)と洗浄装置を組み合わせた組合せ装置であり、図2
に示す装置は、反応槽における上液排出口を多段に設け
た態様を示す概要図であり、図3に示す装置は、反応槽
内部における攪拌装置を示す概要図であり、図4に示す
装置は、洗浄槽からの粉体を含有する液を濃縮装置、乾
燥機からの溶媒蒸気の回収の状況を示すものであり、図
5に示す装置は、スプレードライ装置(「乾燥装置」の
一例)と分級装置、篩、および計量機に載せた粉体熱処
理用容器を組み合わせた組合せ装置であり、図6に示す
装置は、熱処理炉(「熱処理装置」の一例)であり、こ
の順に配列して単層膜被覆粉体を製造し、この工程を繰
り返した場合には多層膜被覆粉体を製造することができ
るものである。
は、反応性の高い加水分解性金属化合物である金属アル
コキシドを用いてアルコールを媒体として粉体表面に金
属酸化物被覆膜を生成する場合、あるいは反応性の低い
加水分解性金属化合物である金属塩化物等を用いて水を
媒体とし、アルカリ性触媒を用いて粉体表面に金属酸化
物被覆膜を生成する場合の2種の態様がある。図9のブ
ロックフローシートには前者を金属酸化物膜アルコール
系反応槽とし、後者を金属膜水系反応槽として示してあ
る。図9に示す連続製造装置を使用すれば、金属酸化物
被覆膜と金属被覆膜を共に有する多層被覆膜粉体を連続
的に製造することができる。
属アルコキシドを用いてアルコールを媒体として粉体表
面に金属酸化物被覆膜を生成する場合に用いる具体的な
装置を示してある。図1を用いて本発明の粉体表面に膜
を被覆する工程について以下に説明する。図1には、粉
体と溶媒を混合してスラリーにし、スラリーを反応槽2
に投入する粉体投入機1、粉体表面に金属酸化物被覆膜
を生成する反応槽2および金属酸化物膜被覆粉体を洗浄
する洗浄機3を連結した組合せからなる部分を示す。先
ず反応槽2に投入するための粉体のスラリーを調製する
粉体投入機1においては、粉体投入機1の中に溶媒7
(例えばアルコール、好ましくはエチルアルコール)を
入れ、フィーダ8から粉体9を投入する。フィーダ8と
しては、定量ホッパーあるいは振動フィーダなどの定量
供給機で一定量の粉体が予備混合機(連続式)あるいは
高速攪拌機に投入して、粉体を溶媒と混合できるように
する。攪拌機6により粉体投入機1の中で粉体9を溶媒
7中に分散せしめスラリーとする。弁を開放し、粉体投
入機1の中のスラリーを供給管10により攪拌機11を
設けた反応槽2中に移送する。
成させる反応槽2では、前記粉体投入機1からスラリー
を反応槽2中に移送し、反応槽2に設置されている溶液
供給管12から加水分解性金属化合物溶液13(金属ア
ルコキシドをエチルアルコールに溶解した溶液)を供給
し、攪拌機11で攪拌しながら反応槽2の上部に設けら
れた二重管14から加水分解剤(ガス状)15を不活性
キャリアガスと共に添加し、加水分解性金属化合物を加
水分解せしめて粉体表面に金属水酸化物よりなるゲル状
膜を生成させる。
は、ミスト化された加水分解剤の場合、ガス状加水分解
剤が管中で目詰まりを起こさないように、二重管14の
中央管には不活性キャリアガスと共にガス状加水分解剤
15を通し、外側管に不活性キャリアガス16を通すよ
うな工夫をするのが良い。また、このようなガス状加水
分解剤の供給管である二重管14は、加水分解剤を交換
可能とし、例えば前記粉体計量計67からのシグナルに
より起動された制御装置68により、選択されたガス状
加水分解剤を供給するようにする。同様に、図示されて
いる溶液供給管12を、制御装置68により適当な加水
分解性金属化合物溶液13を供給管12に供給する。
加水分解性金属化合物および加水分解剤を溶媒中に共存
させ、攪拌しながら一定時間反応させると粉体の表面に
金属水酸化物よりなるゲル状膜が生成する。このように
して生成するゲル状膜は例えば加水分解剤の量により制
御することが可能で、一定の膜厚のものとして生成させ
ることができる。また、前記別の金属膜水系反応槽(別
の製膜装置)では前記金属アルコキシドの代わりに金属
塩化物、加水分解剤としてアンモニアを添加した水を使
用すると粉体あるいは金属酸化物被覆粉体の表面に金属
水酸化物ゲル状膜を生成させることができる。また、通
常反応槽2内の上部は窒素ガス17で満たされていて、
不活性雰囲気を形成している。
内部にイカリ型の攪拌羽根をもつ攪拌機22と高速で回
転する高速攪拌機23を設ける。前記の攪拌機22は、
反応槽2の内壁に接するような形状を持つイカリ型の攪
拌羽根が反応槽2の内壁に接して低速で回転するため
に、粉体の沈殿を防ぎながら反応を行う。その際槽内部
に層流を起こし、その攪拌羽根の回転により粉体もそれ
と一緒に回転されるが、それと同時に沈降もするので、
粉体の沈殿を防ぐようにその攪拌羽根が底部に接して回
ることにより沈殿した粉体粒子をかきあげる作用をす
る。また攪拌羽根の回転は壁面への膜被覆粒子が付着す
るのを防止することができる。このように、反応槽2の
壁面はそれに接してイカリ型の攪拌羽根が回るために、
耐摩耗性のポリテトラフロロエチレンで形成することが
好ましい。また、高速攪拌機23は、反応槽2内で前記
金属アルコキシドなどと加水分解剤との反応が均一に行
われように高速で回転する。前記反応槽の壁面は、反応
原料に塩化物や硫酸塩を使用する場合には、耐酸性の金
属材料で構成するか、ポリテトラフロロエチレンなどの
耐酸性の樹脂で被覆することが好ましい。
(「反応終了後にその攪拌を停止して静置した際におけ
る液の上部にある液」をいう)の取り出し口21を多段
に設けてある。これは、反応槽2内における膜を被覆す
る反応においては、最終製品の粒径によっては、反応終
了時に液中に膜被覆粒子が浮遊している高さが相違して
おり、上液を取り出してその粒子を処理する場合には、
その異なる高さに対応する取り出し口21をいくつかの
段で設けることが必要である。前記したように、反応槽
2で、イカリ型の攪拌羽根を低速で回転するときには、
膜の形成される粒子の沈殿を防ぎながら徐々に沈降させ
ることにより粒子の分級が行われる。また、製品によっ
ては、ある程度の粒度分布をもつ粒子が形成するような
場合、さらには、加水分解によれ生成した金属水酸化物
の一部が被膜の形成に与からずに固相粒子を形成してい
るような場合には、分級によって分けることができ、そ
の分級した粒子をその粒径に応じてそれぞれの用途に用
いることができる。
のはトナー用、0.5〜1μmの範囲のものはインキ
用、5〜30μmのものは化粧品用などとすることがで
きる。また、万一前記の金属酸化物の固相粒子が生成し
た場合には、粒径が小さく、最も沈降速度が遅いので、
膜被覆粒子を沈降した後、上液と共に取り出し、乾燥し
た後、金属酸化物粉末として使用することが可能であ
る。このように、分級する際には、前記のイカリ型の攪
拌羽根を粒子が底面に沈殿しない程度にゆっくりと回転
攪拌させることにより、上部で膜被覆粒子を沈降速度の
差により濃縮し、さらに分級することができる。そし
て、同時に反応槽2の容器底部での固着を防ぐことがで
きる。多段に排出口を設けた場合に、その排出口から抜
き出す時間と抜き出す位置を選択することにより、粒子
の分級をより良く行うようにすることができる。
酸化物の固相粒子が生成しない場合でも、液の中には原
料の未反応物が残っているので、膜被覆粒子を沈降濃縮
した際に、上液として取り出し、残液別回路で貯蔵し、
それを乾燥処理することにより、同じく金属酸化物粉末
として使用可能である。さらに、図1のように、反応槽
2の次に洗浄槽3を設け、反応槽2内での反応終了後、
膜被覆粒子を沈降濃縮したものを洗浄槽3へ送り、そこ
で膜被覆粒子を洗浄する場合には、この洗浄槽3にその
側壁に上液を取り出すための排出口21を多段に設ける
ことができる。反応槽2において、反応終了後に洗浄液
を洗浄液開口から供給して洗浄を行う場合には、前記の
洗浄槽3を省略することもできる。
2(図9の製膜装置の反応槽62に相当する)の下部に
は洗浄槽3が設けられており、洗浄槽3では前記反応槽
2で製造した金属水酸化物ゲル状膜を有する粉体(ある
いは金属酸化物被覆粉体)をアルコールあるいは水で洗
浄する。場合によりアルコール・水混合液で洗浄しても
良い。反応槽2から洗浄槽3にスラリー状の粉体を移送
する際、移送管にスラリーが付着しないようにスラリー
ポンプを使用して移送するのが良い。またこの際、反応
槽2中にスラリーが滞留しないように攪拌を続けながら
移送するのが良い。また、粉体の洗浄を要しない場合
は、この部分(洗浄槽3が設けられている部分)には乾
燥装置を設けて被覆粉体を乾燥しても良い。前記反応槽
2および洗浄槽3中の洗浄液は、洗浄液供給管19を通
して洗浄用開口20に運ばれ、洗浄用開口20から流出
した上液18によって反応槽2および洗浄槽3の内壁が
洗浄される。反応槽2における反応終了後の羽根や壁面
の付着物は、その容器の洗浄用開口の一部あるいは上部
に、溶媒噴射ノズルをつけ、圧力噴射すると落としやす
くなり、次の反応への汚染を防ぐことができる。
に多段に取り出し口21を設けてあるが、その取り出し
口21のための管をP1 ,P2 ,P3 ,P4 と示すと、
例えば取り出し管P1 を開けた場合の液面はL1 という
ことになる。そして、各管P 1 ,P2 ,P3 ,P4 に対
応して液面としてL1 ,L2 ,L3 ,L4 を設定するこ
とができる。そして、反応槽2において攪拌機22をゆ
っくりと回転させることにより膜を形成した粒子がその
粒径に相当した位置に分級されているので、液の上方ほ
ど粒径の小さい粒子があることになるので、粒子が細か
くなり、下方にくるほど粒子が粗くなる。このことか
ら、反応終了してから洗浄後、例えば取り出し管P1 を
開けて液を液面L1 まで排出して細かい粒子を取り出
し、次に取り出し管P2 を開けて比較的細かい粒子を取
り出し、最後に取り出し管P4 を開けて粗い粒子を取り
出すようにして、分級した粒子を分離することができ
る。
る取り出し口の液面との関係や、攪拌機22と高速攪拌
機23との位置関係などを示す。この反応槽2におい
て、各取り出し管から分級した粒子を含む液を取り出し
た後、反応槽2から最後に残った液(反応残液)24を
取り出し、図4に示すように、濃縮機25に入れて減圧
下に蒸留することにより濃縮し、蒸留残存液である濃縮
液26を乾燥機27に導いて乾燥すると、粉体を得るこ
とができる。この粉体は反応原料から副生するチタニ
ア、シリカなどの酸化物の粉体であって、この得られた
粉体は顔料となり、トナーの副原料となり、また化粧品
ともなる。濃縮機25及び乾燥機27から出る溶媒の蒸
気29はコンデンサー30へ導き、冷却して凝縮させて
液とし、蒸留装置へ戻すか、又は回収して再度原料の溶
媒に使用するようにする。この乾燥機27は、図9で示
す乾燥装置64に相当するものである。
て、例えば図5に示したスプレードライヤー4を用いて
前記洗浄した被覆粉体を乾燥し金属酸化膜被覆粉体とす
る場合について説明する。図5には、本発明において最
も汎用される空気式スプレードライヤー4を示した。空
気式スプレードライヤー4では、上部のノズル31に前
記金属水酸化物ゲル状膜を有する粉体あるいは金属酸化
物被覆粉体(以下単に「粉体」ということがある)をス
ラリー状態で供給し、ノズル31からスプレードライヤ
ー4中に乾燥空気と共に噴出させて乾燥する。前記洗浄
装置3からスラリー状の粉体を乾燥装置に移送する場合
にも、洗浄装置3内でスラリー状の粉体の攪拌を続けな
がら移送するのが良い。
に送り、ここで分級する。分級された乾燥粉体はメッシ
ュで篩分けし、粒度を整えた粉体は、ポッパー33から
計量機35上に載置された試料容器34(熱処理用容器
となる)の中に収納して、次の熱処理炉に移送する。ま
た、乾燥した粉体は図5に示されているように定量供給
機(ホッパー33)を経て試料容器34に収納しても良
いが、直接試料容器34に収納しても良い。ただし、こ
の際試料容器34に収納する乾燥粉体の重量は計量機3
5で計量して収納する乾燥粉体の重量を一定にして、熱
処理炉で熱処理した際焼きムラが生じないようにするの
が良い。また、乾燥粉体を前記試料容器34に収納して
熱処理炉で熱処理するに際し、前記試料容器34中に乾
燥粉体を解砕するため、1〜3種類位の大きさの異なる
解砕媒体を乾燥粉体と共に収納することが望ましい。前
記解砕媒体も熱処理した際焼きムラが生じないように前
記計量ホッパー33で計量して収納することが望まし
い。
くかつ解像性も優れたカラー磁性トナーやカラー磁性イ
ンキ用として使用可能な着色粉体とするためには、30
0℃から1000℃、好ましくは400℃から700℃
の範囲の温度で熱処理することが好ましい。この目的の
ため、本発明の多層膜被覆粉体は乾燥した後、必要なら
ば解砕しつつ熱処理することが好ましい。このため、3
00℃から1000℃の範囲と高い温度での、本発明の
多層膜粉体の(連続製造装置における、)好ましい熱処
理炉としては、図8に示した回転式チューブ炉に送って
熱処理するのが好ましい。また、前記したように、乾燥
粉体を収納する試料容器に粉体と共に解砕媒体を収納し
て、熱処理中に粉体を解砕することが好ましい。
納して粉体を解砕しながら熱処理するのに使用する試料
容器34の構造の詳細を図6に示した。図6では、分解
した状態で示しているが、上から、蓋36を試料容器本
体35に固定するボルト37とその中央部に粉体の流出
を防止するためのメッシュ38を設けた試料容器34の
蓋36、中央に、その上部に前記蓋34を固定するボル
ト孔とリング39を備えた試料容器本体35、その下に
リング39の1例(平面図)を示す。図6から理解され
るように、試料容器34の上部の2か所以上をボルトの
メス穴とし、これに対応した穴を蓋36にも開け、さら
にやはり対応した穴を有するリング39を嵌めて、これ
らを外側からボルト37で閉める。図6に示した試料容
器34の試料容器本体35には、その下部にもリング3
9が嵌めてある。試料容器34の蓋36の中央には排気
口を開け、好ましくは300メッシュより細かい目の金
網(メッシュ)38を取り付けて粉体の流出を防いでい
る。
3を経て前記試料容器34に定量的に粉体と解砕媒体を
収納した後、試料容器の蓋36を閉め、試料容器をロー
ラーアキューム式コンベアなどで熱処理炉内に移動す
る。コンベアの最後にガイドをつけ、このガイドで試料
容器34を蓋36がある口の方を排気側になるように横
に倒して熱処理炉内に置く。なお、図7では、リング3
9をメス穴を有する試料容器本体34にボルト37によ
り固定する態様を、横断面図で示した。この図により、
リング39の厚み(t+α)は、ボルト37の頭の厚み
(t)より厚いのでボルト37を閉めてもボルトの頭は
試料容器本体34に触れないことがわかる。
体を300℃以上の高温で熱処理するのに好ましく使用
できる熱処理炉5を示した。熱処理炉5内の回転チュー
ブ式炉42はシャッター52で外界と隔離し、挿入用予
備室48のシャッター52を開け閉めすることにより、
炉5における回転チューブ式炉42内の雰囲気を保って
いる。前記予備室と熱処理を行う回転チューブ式炉へ
は、反応容器44(前記の試料容器34)を挿入棒46
で押し込むが、内管が回転しているので、ガイドスロー
プと窒素ガスなどのガス圧を利用して反応容器44を回
転している回転チューブ式炉42へ落とす。この際、前
記したように反応容器44を蓋36がある口の方を排気
側になるように横に倒して熱処理炉5内に置く。また、
熱処理終了後は、反応容器44をガス圧を利用して反応
管42を押し出し、スロープを利用して冷却室に反応容
器44を移送する。
細に説明する。図8において、少なくとも前記炉42の
上下2か所に発熱体43が付属しており、前記炉42
(「反応室」42ともいうことができる)の中に乾燥し
た粉体を収納した反応容器44に入れ、反応室42に窒
素ガスを通し、反応室42を駆動チェーンを介してモー
タ45で回転させながら、反応室42の外部に設けた発
熱体43で加熱し、試料を300℃から1000℃、好
ましくは400〜700℃の範囲で熱処理する。熱処理
して金属酸化物被覆層を安定化された粉体は、反応室4
2からスロープを利用して冷却室に引出し、冷却後、反
応容器44の蓋36を開け、粉体を反応容器44から解
砕媒体と共に取り出し、解砕媒体を振動篩により篩分け
て粉体を分離するのが好ましい。さらに製膜が必要な粉
体は、図1の粉体投入機1に戻すが、現在製膜中の粉体
が加工し尽くされ、粉体計量計からのシグナルで次工程
に必要な製造条件が整備されてから行うのが良い。所定
の層の構成に膜被覆を終了した粉体は、所定の粒子分布
に分級した後袋詰めする。
に水蒸気が吸収され水含有量が上がると製膜反応(加水
分解反応)の制御が出来なくなる。また、粉体が湿気を
吸収するとやはり製膜反応の制御が出来なくなるので、
恒温恒湿の雰囲気を保って製造することが必要である。
類を自動的に変更できるようにするため、前記粉体投入
槽に供給する溶媒、反応槽に供給する加水分解剤および
加水分解性金属化合物の溶液などの変更を指令するのに
使用する特性としては、前段階で供給していた粉体の
量、前段階で完成した膜被覆済粉体の量あるいは前
段階で完成した膜被覆済粉体の表面反射スペクトルなど
が挙げられる。しかして前記、あるいはの特性か
ら得られる信号(シグナル)によって操作される制御装
置を設置することにより、前記本発明の諸原料の選択的
供給、供給量の調節を供給ポンプや弁を調節して自動連
続的に多層膜被覆粉体の連続製造を可能にすることがで
きる。しかしながら、本発明の前記課題は、原料の種
類、量などの調節を手動的に行うことによっても、本発
明の多層膜粉体の連続製造装置によって達成することが
できる。
る。ただし、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではない。 実施例1 図9に示したブロックフローシートの中、金属酸化膜ア
ルコール系反応槽を用い、アルコール系の回収工程によ
りアルコールを回収する方式により、カルボニル鉄粉に
二酸化チタン膜を単層被覆する場合について説明する。
図1に示した粉体投入機1にフィーダ8を用いてBAS
F製カルボニル鉄粉(平均粒径1.8μm)20kgを
投入しつつ、側管からエタノール40kgを送液し攪拌
機6で攪拌してスラリーを作る。このスラリーを供給管
10から反応槽2に移送し、反応槽2に乾燥窒素をキャ
リアガスとして脱イオン水6kgとエタノール47.4
kgからなる混合液をミスト化し二重管14を通して送
気する。一方、溶液供給管12からチタンエトキシド4
kgをエタノール118.7kgに溶解した溶液を送液
し、反応槽2中で攪拌機11で攪拌しながら25℃で6
時間反応させてカルボニル鉄粉の表面に水酸化チタンの
ゲル層からなる被覆膜を形成した。
ルボニル鉄粉を沈降分離させ、沈降分離したカルボニル
鉄粉は、図5に示すスプレードライヤ4のノズル31か
らドライヤの室内に噴出させて、水酸化チタンのゲル状
被覆膜を有するカルボニル鉄粉を乾燥させる。一方カル
ボニル鉄粉を沈降分離させた後の反応槽2中の反応液は
図9に示すアルコール系中和槽に送液し、塩基を加えて
中和し、中和した液はアルコール回収装置でアルコール
を回収し、回収アルコールは回収アルコール貯槽に蓄
え、必要に応じて脱水アルコールとして粉体投入機1に
送液し、再使用する。また、熱処理して安定化した酸化
チタン被覆カルボニル鉄粉は必要により解砕し、分級
し、所定の粒度の酸化チタン被覆カルボニル鉄粉製品と
して出荷する。
ートの中、金属酸化膜アルコール系反応槽を用い、アル
コール系の回収工程によりアルコールを回収する方式に
より、カルボニル鉄粉に1層目としてシリカコーティン
グ、次に2層目として二酸化チタン膜をコーティングす
る二層被覆する場合について説明する。
F製カルボニル鉄粉(平均粒径1.8μm)10kgを
投入しつつ、側管からエタノール30kgを送液し攪拌
機6で攪拌してスラリーを作る。このスラリーを反応槽
2に移送し、反応槽2に乾燥窒素をキャリアガスとして
脱イオン水8kgとアンモニア水(29%濃度)11k
gからなる混合液をミスト化し二重管14を通して送気
する。一方溶液供給管12からシリコンエトキシド6k
gをエタノール49.3kgに溶解した溶液を送液し、
反応槽2中で攪拌機11で攪拌しながら25℃で6時間
反応させてカルボニル鉄粉の表面にケイ素の水酸化物の
ゲル層からなる被覆膜を形成した。
たカルボニル鉄粉を沈降分離させ、沈降分離したゲル状
被覆膜を有するカルボニル鉄粉は図5に示すスプレード
ライヤー4のノズル21からドライヤーの室内に噴出さ
せてケイ素の水酸化物のゲル状被覆膜を有するカルボニ
ル鉄粉を乾燥させる。乾燥後回転式チューブ炉を用いて
加熱処理を650℃で30分間施こし、シリカコート粉
体Aを得た。加熱処理後再度、得られたシリカコート粉
体A10kgをエタノール39.7kg中に分散し、こ
れにシリコンエトキシド3kgとアンモニア水(29%
濃度)5.5kgを添加し、攪拌しながら5時間反応さ
せ、1回目と同様に真空乾燥及び加熱処理を施こし、シ
リカコート粉体Bを得た。得られたシリカコート粉体B
は分散性が良く、それぞれ単粒子であった。
て説明すると、”熱処理装置”と”粉体投入装置61”
の間に設けられている粉体計量計67により、最初の原
料であるカルボニル鉄粉が使用し尽くされたかを計量
し、残量ゼロで粉体計量計67のシグナルにより制御装
置68を作動させるという方式に従い、予め登録された
切替え条件により、図1の反応槽2に整備されている二
重管14に供給する不活性気体の種類、その濃度および
側管12に供給されるべき種類の加水分解性溶液が、次
工程の水酸化チタンのゲル状被覆膜生成に必要な条件、
すなわち乾燥窒素をキャリアガスとして脱イオン水5.
7kgとエタノール47.4kgからなる混合液をミス
ト化したものを二重管14に供給するように条件変更さ
れ、一方溶液供給管14からチタンエトキシッド3.6
kgをエタノール18.7kgに溶解した溶液を送液す
るように条件が変更される。
にフィーダ8を用いてを投入しつつ、側管からエタノー
ル47.4kgを送液し攪拌機8で攪拌してスラリーを
作る。このスラリーを反応槽2に移送すると自動的に二
重管14と溶液供給管12から反応用原料が反応槽2に
供給され、反応槽2中で攪拌機11で攪拌しながら25
℃で6時間反応させて前記シリカコート粉体(シリカコ
ートカルボニル鉄粉)の表面に水酸化チタンのゲル層か
らなる被覆膜を形成される。
たシリカコート粉体(水酸化チタン被覆シリカコートカ
ルボニル鉄粉)を沈降分離させ、沈降分離した水酸化チ
タンのゲル状被覆シリカコート粉体Bを図5に示すスプ
レードライヤ4のノズル31からドライヤの室内に噴出
させて、水酸化チタンのゲル状被覆膜を有するシリカコ
ート粉体を乾燥させる。かくして得られた2層膜被覆カ
ルボニル鉄粉は乾燥後回転式チューブ炉5を用いて加熱
処理をを650℃で30分間施こし、安定化したシリカ
・チタニア粉体(酸化チタン被覆カルボニル鉄粉)を得
た。さらにシリカ・チタニア粉体に1回目のチタニアコ
ーティングと同様に粉体9kgをエタノール158.7
kg中に分散し、これにチタンエトキシド3.6kgを
加え、さらに脱イオン水5.4kgとエタノール47.
4kgの混合溶液を30分間かけて滴下した後、25℃
で5時間反応させ、真空乾燥および加熱処理を施こし、
安定化されたシリカ・チタニア粉体を得た。得られたシ
リカ・チタニア粉体は必要により解砕し、分級し、所定
の粒度の製品として出荷する。また、この粉体の分光反
射曲線のピーク波長は552nmであり、ピーク波長で
の反射率は40%で、鮮やかな緑色であった。
属酸化物膜被覆粉体や多層の金属酸化物膜と金属膜が被
覆されている粉体を再現性良く連続的にかつ大量に製造
することができる。特に、粉体として磁性体粉末を使用
して、カラー磁性トナーやカラー磁性インキ用として使
用可能な着色粉体を大量に製造することができる。
よび洗浄槽を組み合わせた部分の説明図である。
の部分の説明図である。
明図である。
み合わせた部分の説明図である。
よび分級機を組み合わせた部分の説明図である。
使用する試料容器の本体と蓋の概観を示す図である。
ルトを取り付ける仕方の説明図である。
の熱処理に使用する回転式チューブ炉の概観を示す図で
ある。
の製造の工程を説明するブロックフローシートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 被覆対象粉体を均一に分散した懸濁液の
供給管、加水分解性金属化合物の溶液を導入する供給
管、加水分解剤の不活性ガス混合物の供給管を備え、そ
の槽の内部にイカリ型の攪拌羽根を有する攪拌機と高速
攪拌機とを備え、前記加水分解性金属化合物の加水分解
により粉体表面に均一に金属酸化物膜あるいは金属膜を
形成させるための反応槽と、膜を被覆した粉体を洗浄す
るための洗浄槽、前記膜被覆粉体の乾燥機、熱処理機を
有し、前記反応槽及び洗浄槽の少なくとも一方がその側
壁に上液の排出口を多段に設けたものであることを特徴
とする膜被覆粉体の連続製造装置。 - 【請求項2】 前記反応槽が前記洗浄槽を兼用したもの
であることを特徴とする請求項1記載の膜被覆粉体の連
続製造装置。 - 【請求項3】 前記被覆対象粉体を均一に分散した懸濁
液の供給管に、前記被覆対象粉体を定量供給装置から供
給し、溶媒を供給して攪拌し前記被覆対象粉体を均一に
分散した懸濁液を形成する粉体投入機を接続し、前記供
給管を通して前記被覆対象粉体の懸濁液を反応槽に導入
するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2
記載の膜被覆粉体の連続製造装置。 - 【請求項4】 前記反応槽に設けた前記の加水分解剤の
不活性ガス混合物の供給管が、中心管には不活性ガスを
運搬媒体として、所定量の気体状加水分解剤又は加水分
解剤ミストを通し、外側管には不活性ガスを通す二重管
からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれか1項記載の膜被覆粉体の連続製造装置。 - 【請求項5】 前記反応槽および洗浄槽において、槽中
の液の水面より上の水準に複数の洗浄液供給口を設けて
なることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれ
か1項記載の膜被覆粉体の連続製造装置。 - 【請求項6】 前記連続製造装置に、加水分解性金属化
合物の溶解装置、アルコールを中和するアルコール系中
和槽又は水を中和する水系中和槽、アルコール回収装
置、回収アルコール貯留槽及び粉体移送装置を付属装置
として設けてなることを特徴とする請求項1ないし請求
項5のいずれか1項記載の膜被覆粉体の連続製造装置。 - 【請求項7】 前記加水分解剤供給管から供給される前
記加水分解剤がアルコール、水、アルコールと水混合液
あるいはアンモニアガスであることを特徴とする請求項
1ないし請求項6のいずれか1項記載の膜被覆粉体の連
続製造装置。 - 【請求項8】 前記加水分解性金属化合物供給管から供
給される前記加水分解性金属化合物が金属アルコキシド
であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいず
れか1項記載の膜被覆粉体の連続製造装置。 - 【請求項9】 前記熱処理機が、前記乾燥した膜被覆粉
体を蓋と本体とからなる試料容器に収納してたものを加
熱・熱処理するものであり、前記試料容器は前記蓋の中
央部に前記試料が通過しないメッシュを備え、かつ前記
蓋は容器本体にボルト止めしてなる試料容器であること
を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項記
載の膜被覆粉体の連続製造装置。 - 【請求項10】 前記被覆対象粉体を反応槽に投入する
前段階で、前記被覆対象粉体の被覆膜種類切替え時の特
性変化を信号変化として検出する検出器を設け、検出器
からの特性変化信号により諸原料供給の条件変更を指示
する制御装置を設けてなることを特徴とする請求項1又
は請求項2記載の膜被覆粉体の連続製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12222797A JPH10310802A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 膜被覆粉体の連続製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12222797A JPH10310802A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 膜被覆粉体の連続製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10310802A true JPH10310802A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14830724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12222797A Ceased JPH10310802A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 膜被覆粉体の連続製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10310802A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110624475A (zh) * | 2019-10-29 | 2019-12-31 | 太原科技大学 | 一种工业污水处理发酵菌株固定化颗粒制备设备 |
| CN114191832A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-03-18 | 宜宾锂宝新材料有限公司 | 一种三元正极材料的一体化干燥包覆设备及其使用方法 |
| CN114737175A (zh) * | 2022-06-13 | 2022-07-12 | 常州金襄新材料科技有限公司 | 一种银包铜粉连续输送装置 |
| CN116117134A (zh) * | 2022-12-19 | 2023-05-16 | 宜春市炜博农业发展有限公司 | 一种软磁粉包覆设备及软磁粉包覆工艺 |
| CN117286472A (zh) * | 2023-10-19 | 2023-12-26 | 中建材玻璃新材料研究院集团有限公司 | 一种粉体镀膜设备及镀膜方法 |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP12222797A patent/JPH10310802A/ja not_active Ceased
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN116117134B (zh) * | 2022-12-19 | 2026-01-02 | 江西艾特磁材有限公司 | 一种软磁粉包覆设备及软磁粉包覆工艺 |
| CN117286472A (zh) * | 2023-10-19 | 2023-12-26 | 中建材玻璃新材料研究院集团有限公司 | 一种粉体镀膜设备及镀膜方法 |
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