JPH10311692A - ヒートパイプの製造方法 - Google Patents
ヒートパイプの製造方法Info
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- JPH10311692A JPH10311692A JP12074097A JP12074097A JPH10311692A JP H10311692 A JPH10311692 A JP H10311692A JP 12074097 A JP12074097 A JP 12074097A JP 12074097 A JP12074097 A JP 12074097A JP H10311692 A JPH10311692 A JP H10311692A
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- Japan
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- working fluid
- sealed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産性に優れるヒートパイプを実現する。
【解決手段】 沸騰法によるヒートパイプの製造方法で
あって、下端を封止したパイプ10に液相状態の作動流
体20を注入し、このパイプ10に熱風30を当てる工
程を含むもの。
あって、下端を封止したパイプ10に液相状態の作動流
体20を注入し、このパイプ10に熱風30を当てる工
程を含むもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒートパイプの製造
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートパイプは密封された空洞部を備え
ており、その空洞部に収容された作動流体の相変態と移
動により熱の輸送が行われるものである。もちろん、ヒ
ートパイプを構成する容器(コンテナ)を熱伝導するこ
とで運ばれる熱もあるが、ヒートパイプは主に作動流体
による熱移動作用を意図した熱移動装置である。
ており、その空洞部に収容された作動流体の相変態と移
動により熱の輸送が行われるものである。もちろん、ヒ
ートパイプを構成する容器(コンテナ)を熱伝導するこ
とで運ばれる熱もあるが、ヒートパイプは主に作動流体
による熱移動作用を意図した熱移動装置である。
【0003】ヒートパイプ内の作動流体としては通常、
水や水溶液、アルコール、その他有機溶剤等が使用され
る。特殊な用途としては水銀を作動流体に用いる場合も
ある。前述したようにヒートパイプは内部の作動流体の
相変態等の作用を利用するものであるから、密封された
内部に作動流体以外のガス等の混入をなるべく避けるよ
うに製造されることになる。このような混入物は通常、
製造途中に混入する大気(空気)や作動流体中に溶存し
ている炭酸ガス等である。
水や水溶液、アルコール、その他有機溶剤等が使用され
る。特殊な用途としては水銀を作動流体に用いる場合も
ある。前述したようにヒートパイプは内部の作動流体の
相変態等の作用を利用するものであるから、密封された
内部に作動流体以外のガス等の混入をなるべく避けるよ
うに製造されることになる。このような混入物は通常、
製造途中に混入する大気(空気)や作動流体中に溶存し
ている炭酸ガス等である。
【0004】ヒートパイプは密封された内部に作動流体
以外のガス等の混入をなるべく避けるように製造される
ことになるが、その他、ヒートパイプ内の作動流体の量
が適量になるよう制御する必要もある。作動流体の量が
過剰に多かったり、或いは少なかったりすると、製造さ
れたヒートパイプが要求される熱移動特性を実現しなく
なるからである。
以外のガス等の混入をなるべく避けるように製造される
ことになるが、その他、ヒートパイプ内の作動流体の量
が適量になるよう制御する必要もある。作動流体の量が
過剰に多かったり、或いは少なかったりすると、製造さ
れたヒートパイプが要求される熱移動特性を実現しなく
なるからである。
【0005】従来知られたヒートパイプの製造方法とし
て沸騰法がある。簡単に説明する。まず片方の端部を封
止したパイプに水等の作動流体(作動液)を注入する。
この際、当然ながら、封止した端部を下方にしながら作
動流体を注入する。次いで、封止した端部付近を加熱
し、注入した液相状態の作動流体を蒸発させる。作動流
体の蒸気はパイプ上方の開放端部から放出を続けるが、
この際、蒸気と共にパイプ内の不要なガス(空気)の大
部分も共に放出されていく。そして、パイプ内の不要な
ガス(空気)が十分放出された頃を見計らって、パイプ
の開放端部を封止し密封する。こうして作動流体が封入
されたヒートパイプが製造される。
て沸騰法がある。簡単に説明する。まず片方の端部を封
止したパイプに水等の作動流体(作動液)を注入する。
この際、当然ながら、封止した端部を下方にしながら作
動流体を注入する。次いで、封止した端部付近を加熱
し、注入した液相状態の作動流体を蒸発させる。作動流
体の蒸気はパイプ上方の開放端部から放出を続けるが、
この際、蒸気と共にパイプ内の不要なガス(空気)の大
部分も共に放出されていく。そして、パイプ内の不要な
ガス(空気)が十分放出された頃を見計らって、パイプ
の開放端部を封止し密封する。こうして作動流体が封入
されたヒートパイプが製造される。
【0006】尚、上述の加熱工程においては、パイプ内
の不要なガスの放出だけでなく、作動流体も蒸発放出し
ていき、パイプ内部に残存する作動流体の液量も減少を
続けていく。従って沸騰法においては、その放出量を見
込んで適量の作動流体が封止後のパイプ内に残るように
制御する必要がある。
の不要なガスの放出だけでなく、作動流体も蒸発放出し
ていき、パイプ内部に残存する作動流体の液量も減少を
続けていく。従って沸騰法においては、その放出量を見
込んで適量の作動流体が封止後のパイプ内に残るように
制御する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述の沸騰法
によるヒートパイプの製造方法において、液相状態の作
動流体を注入した後、そのパイプの加熱手段として、パ
イプ下部を含む領域を熱した油に浸すか、或いはヒータ
ー等を用いる方法によりパイプ下部を含む領域を加熱し
ていた(図7)。図7(ア)は、下端を封止したパイプ
15内に作動流体(の液)25を所定量注入した後、そ
のパイプ15の下端付近をヒーター90で加熱している
状況を示している。図7(イ)は、ヒーター90に替わ
り、熱した油82にパイプ16の下端付近を浸している
状況を示している。符号26は作動流体、符号83は油
槽、符号250と260はパイプ上端から放出される蒸
気を示すものである。
によるヒートパイプの製造方法において、液相状態の作
動流体を注入した後、そのパイプの加熱手段として、パ
イプ下部を含む領域を熱した油に浸すか、或いはヒータ
ー等を用いる方法によりパイプ下部を含む領域を加熱し
ていた(図7)。図7(ア)は、下端を封止したパイプ
15内に作動流体(の液)25を所定量注入した後、そ
のパイプ15の下端付近をヒーター90で加熱している
状況を示している。図7(イ)は、ヒーター90に替わ
り、熱した油82にパイプ16の下端付近を浸している
状況を示している。符号26は作動流体、符号83は油
槽、符号250と260はパイプ上端から放出される蒸
気を示すものである。
【0008】しかしながらこのような方法では、パイプ
の加熱温度の制御が難しく、しばしば作動流体の突沸等
が生じていた。突沸が生じると、作動流体の蒸気ばかり
か液相状態の作動流体の一部もパイプ外に飛び出てしま
いやすい。このためパイプ内に残すべき作動流体の量の
制御が難しくなるという問題があった。もちろん、従来
の方法によっても作動流体の突沸を防ぐことは不可能で
はないが、パイプの加熱に用いる油の温度制御等が難し
く、このことがヒートパイプの製造コスト上昇の原因に
なっていた。
の加熱温度の制御が難しく、しばしば作動流体の突沸等
が生じていた。突沸が生じると、作動流体の蒸気ばかり
か液相状態の作動流体の一部もパイプ外に飛び出てしま
いやすい。このためパイプ内に残すべき作動流体の量の
制御が難しくなるという問題があった。もちろん、従来
の方法によっても作動流体の突沸を防ぐことは不可能で
はないが、パイプの加熱に用いる油の温度制御等が難し
く、このことがヒートパイプの製造コスト上昇の原因に
なっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述したような事情か
ら、作動流体量の制御が行いやすく、生産性に優れるヒ
ートパイプの製造方法を開発することが望まれていた。
本発明者らは次の発明を提供する。即ち、一端が封止さ
れたパイプに液体状態の作動流体を注入する工程と、封
止された前記一端が下方になるような略直立状態にて前
記パイプに熱風を当てる工程と、前記パイプの他端を封
止する工程とを含むヒートパイプの製造方法である。前
記パイプに注入された作動流体の残液量は、前記熱風の
温度、風速または風量を調整することで制御すると良
い。
ら、作動流体量の制御が行いやすく、生産性に優れるヒ
ートパイプの製造方法を開発することが望まれていた。
本発明者らは次の発明を提供する。即ち、一端が封止さ
れたパイプに液体状態の作動流体を注入する工程と、封
止された前記一端が下方になるような略直立状態にて前
記パイプに熱風を当てる工程と、前記パイプの他端を封
止する工程とを含むヒートパイプの製造方法である。前
記パイプに注入された作動流体の残液量は、前記熱風の
温度、風速または風量を調整することで制御すると良
い。
【0010】前記パイプの他端を封止する工程は、通常
は上記したパイプに熱風を当てる工程の途中に施す。こ
のようにして、製造すべきヒートパイプ内にガス(空
気)が残りにくくするのである。
は上記したパイプに熱風を当てる工程の途中に施す。こ
のようにして、製造すべきヒートパイプ内にガス(空
気)が残りにくくするのである。
【0011】パイプに熱風を当てつつパイプの他端を封
止するには、一旦、パイプ他端をかしめて仮封止し、し
かる後、溶接等で本封止する方法が実用的である。
止するには、一旦、パイプ他端をかしめて仮封止し、し
かる後、溶接等で本封止する方法が実用的である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明のヒートパイプの製
造方法を模式的に示したものである。下端が封止された
パイプ10を用意する。そのパイプ10に作動流体20
(液相状態の作動流体)を所定量注入する。次いでパイ
プ10に熱風30を当てることでパイプ10を加熱す
る。その温度上昇によって作動流体20は蒸発が促進さ
れ、その蒸気200はパイプ10の上端から放出され
る。
造方法を模式的に示したものである。下端が封止された
パイプ10を用意する。そのパイプ10に作動流体20
(液相状態の作動流体)を所定量注入する。次いでパイ
プ10に熱風30を当てることでパイプ10を加熱す
る。その温度上昇によって作動流体20は蒸発が促進さ
れ、その蒸気200はパイプ10の上端から放出され
る。
【0013】蒸気200がパイプ10の上端から放出す
る。この際、パイプ10内に残る不要なガス(空気)の
大部分も蒸気200と共にパイプ10外に放出される。
充分、不要なガスが放出された時点を見計らって、蒸気
200がパイプ10の上端から放出されている状態で、
一旦、パイプ10の上端をかしめて仮封止する。次い
で、溶接等によりパイプ10の上端を封止し、作動流体
20が所定量収容されたヒートパイプが製造される。
る。この際、パイプ10内に残る不要なガス(空気)の
大部分も蒸気200と共にパイプ10外に放出される。
充分、不要なガスが放出された時点を見計らって、蒸気
200がパイプ10の上端から放出されている状態で、
一旦、パイプ10の上端をかしめて仮封止する。次い
で、溶接等によりパイプ10の上端を封止し、作動流体
20が所定量収容されたヒートパイプが製造される。
【0014】上記の工程において、加熱前のパイプ10
に注入した作動流体は、その一部が蒸発により減少して
いく。従って、その蒸発減少分を見込んで、当初に注入
する作動流体の量や、上記工程における条件等を決める
必要がある。
に注入した作動流体は、その一部が蒸発により減少して
いく。従って、その蒸発減少分を見込んで、当初に注入
する作動流体の量や、上記工程における条件等を決める
必要がある。
【0015】本発明においては、上記加熱を熱風30を
パイプ10に当てることでパイプ10の温度を上昇させ
ている。このような方法を採用すると、作動流体20の
蒸発量の制御がしやすい利点がある。その熱風30の風
速や温度、或いは風量を調整すれば、比較的容易に作動
流体20の蒸発量の制御が実現できる。風量は風速で管
理すると簡便である。
パイプ10に当てることでパイプ10の温度を上昇させ
ている。このような方法を採用すると、作動流体20の
蒸発量の制御がしやすい利点がある。その熱風30の風
速や温度、或いは風量を調整すれば、比較的容易に作動
流体20の蒸発量の制御が実現できる。風量は風速で管
理すると簡便である。
【0016】
【実施例】図1を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。 本発明例1 パイプ10はほぼ円形断面のパイプ体で、径5mm、肉
厚0.3mm、長さ300mmのものである。パイプ1
0の下端は溶接により封止してある。このパイプ10に
作動流体20(沸騰脱気した水)を0.3ml注入し、
次いでこのパイプ10を加熱室40に配置し、更にパイ
プ10に熱風30を当てることで温度を上昇させた。
る。 本発明例1 パイプ10はほぼ円形断面のパイプ体で、径5mm、肉
厚0.3mm、長さ300mmのものである。パイプ1
0の下端は溶接により封止してある。このパイプ10に
作動流体20(沸騰脱気した水)を0.3ml注入し、
次いでこのパイプ10を加熱室40に配置し、更にパイ
プ10に熱風30を当てることで温度を上昇させた。
【0017】蒸気200の放出に伴ってパイプ10内に
残る不要なガス(空気)も引きずられてパイプ10外に
放出されるが、加熱時間が短時間に過ぎると、パイプ1
0内のガスが充分に放出されない。一方、過剰に長時間
加熱を続けることは製造上の無駄である。この実施例に
おいては、120℃程度の熱風で概ね1分間加熱すれ
ば、パイプ10内に残る不要なガス(空気)が充分に放
出されることが実験の結果判った。尚、この加熱時間を
含めて、加熱条件はパイプ10の種類等によって変わる
ものである。
残る不要なガス(空気)も引きずられてパイプ10外に
放出されるが、加熱時間が短時間に過ぎると、パイプ1
0内のガスが充分に放出されない。一方、過剰に長時間
加熱を続けることは製造上の無駄である。この実施例に
おいては、120℃程度の熱風で概ね1分間加熱すれ
ば、パイプ10内に残る不要なガス(空気)が充分に放
出されることが実験の結果判った。尚、この加熱時間を
含めて、加熱条件はパイプ10の種類等によって変わる
ものである。
【0018】そこで、熱風30を当てる条件として、熱
風30を当てる時間を1分間、その温度(パイプ10が
配置される位置での熱風30の温度)を120℃とし、
その風速(パイプ10が配置される位置での風速)を種
々変化させた。パイプ10の上端の仮封止は、その加熱
を続けた状態で行った。仮封止はかしめることで行い、
しかる後の本封止は溶接によって行った。
風30を当てる時間を1分間、その温度(パイプ10が
配置される位置での熱風30の温度)を120℃とし、
その風速(パイプ10が配置される位置での風速)を種
々変化させた。パイプ10の上端の仮封止は、その加熱
を続けた状態で行った。仮封止はかしめることで行い、
しかる後の本封止は溶接によって行った。
【0019】風速を種々変化させて製造したヒートパイ
プを調査し、その内部に残る残液量を測定した。図2は
その結果を示すものである。
プを調査し、その内部に残る残液量を測定した。図2は
その結果を示すものである。
【0020】尚、熱風30を加熱すると共に循環させる
熱風発生装置50は、例えばヒーターとファンとを用い
て構成すれば良い。
熱風発生装置50は、例えばヒーターとファンとを用い
て構成すれば良い。
【0021】本発明例2 熱風30を当てる条件として、熱風30を当てる時間を
1分間、風速(パイプ10が配置される位置での風速)
を10m/秒として、その温度(パイプ10が配置され
る位置での熱風30の温度)を種々変化させた。その他
の条件等は実施例1と同様である。結果を図3に示す。
1分間、風速(パイプ10が配置される位置での風速)
を10m/秒として、その温度(パイプ10が配置され
る位置での熱風30の温度)を種々変化させた。その他
の条件等は実施例1と同様である。結果を図3に示す。
【0022】従来例 図4に示すように、下端を封止したパイプ11内に所定
量の作動流体21を注入し、そのパイプ11のほぼ全体
を熱した油80に浸すことでパイプ11の温度を上昇さ
せた。符号81は油槽である。その他、パイプ11の液
状や作動流体量等は実施例1、2と同様である。この従
来例では、油80に浸す時間を1分間とし、油80の温
度を種々変化させて製造したヒートパイプを調査し、そ
の内部に残る残液量を測定した。図5はその結果を示す
ものである。
量の作動流体21を注入し、そのパイプ11のほぼ全体
を熱した油80に浸すことでパイプ11の温度を上昇さ
せた。符号81は油槽である。その他、パイプ11の液
状や作動流体量等は実施例1、2と同様である。この従
来例では、油80に浸す時間を1分間とし、油80の温
度を種々変化させて製造したヒートパイプを調査し、そ
の内部に残る残液量を測定した。図5はその結果を示す
ものである。
【0023】さて従来例での結果である図5を見ると、
油温度が125℃を超えるあたりから、残液量が非常に
少なくなっていることが判る。これは油80の温度が高
すぎて、パイプ11内の作動流体21の蒸発量が多すぎ
た結果である。また急激な作動流体の沸騰による突沸に
よって、かなりの量の液相状態のままの作動流体21が
パイプ11外に飛び出てしまっていた。
油温度が125℃を超えるあたりから、残液量が非常に
少なくなっていることが判る。これは油80の温度が高
すぎて、パイプ11内の作動流体21の蒸発量が多すぎ
た結果である。また急激な作動流体の沸騰による突沸に
よって、かなりの量の液相状態のままの作動流体21が
パイプ11外に飛び出てしまっていた。
【0024】油80の温度が100〜125℃程度にお
いても、作動流体21の突沸が起こり、残液量のバラツ
キが目立っていることが判る。
いても、作動流体21の突沸が起こり、残液量のバラツ
キが目立っていることが判る。
【0025】一方、本発明例での結果である図2を見る
と、熱風30の風速が比較的低い段階(15m/秒以下
程度)では、残液量の変化は比較的緩やかであることが
判る。また残液量のバラツキも図5に比べ少なかったこ
とが判る。本発明例での別の結果である図3についても
同様、残液量のバラツキは少ない。また、熱風30の温
度が140℃以下程度までは、残液量の変化は比較的緩
やかであった。
と、熱風30の風速が比較的低い段階(15m/秒以下
程度)では、残液量の変化は比較的緩やかであることが
判る。また残液量のバラツキも図5に比べ少なかったこ
とが判る。本発明例での別の結果である図3についても
同様、残液量のバラツキは少ない。また、熱風30の温
度が140℃以下程度までは、残液量の変化は比較的緩
やかであった。
【0026】上述したように、本発明のヒートパイプの
製造方法によれば、残液量のバラツキが少なく安定した
製造が可能になる。また、図2、3と図5とを比較すれ
ば判るように、熱風30の風速や温度の変化に対して残
液量の変化は比較的緩やかであるから、より残液量の制
御が容易になっている事も意味している。この意味でも
本発明のヒートパイプの製造方法は実用的であると言え
る。
製造方法によれば、残液量のバラツキが少なく安定した
製造が可能になる。また、図2、3と図5とを比較すれ
ば判るように、熱風30の風速や温度の変化に対して残
液量の変化は比較的緩やかであるから、より残液量の制
御が容易になっている事も意味している。この意味でも
本発明のヒートパイプの製造方法は実用的であると言え
る。
【0027】ところで、図6はパイプに作動流体を注入
する作業を示す説明図である。図6(ア)に示すように
パイプ12の内径が太い場合はともかく、図6(イ)に
示すように、パイプ13の内径が細い場合は、液相状態
の作動流体23を注入する際、その表面張力等によって
パイプ13の途中に一部留まってしまうことがある。そ
こで、図6(ウ)に示すように、注入管62をパイプ1
4の下端部付近まで届くようにして作動流体24を注入
すると良い。尚、図中、符号60、61は注入管、符号
22は作動流体である。
する作業を示す説明図である。図6(ア)に示すように
パイプ12の内径が太い場合はともかく、図6(イ)に
示すように、パイプ13の内径が細い場合は、液相状態
の作動流体23を注入する際、その表面張力等によって
パイプ13の途中に一部留まってしまうことがある。そ
こで、図6(ウ)に示すように、注入管62をパイプ1
4の下端部付近まで届くようにして作動流体24を注入
すると良い。尚、図中、符号60、61は注入管、符号
22は作動流体である。
【0028】上述の実施例においては、パイプの内径は
約4.6mmと比較的小さいものであった。従って、パ
イプに作動流体を注入する作業は図6(ウ)に示すよう
な方法によって作動流体を注入すると簡便である。
約4.6mmと比較的小さいものであった。従って、パ
イプに作動流体を注入する作業は図6(ウ)に示すよう
な方法によって作動流体を注入すると簡便である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のヒートパイ
プとその製造方法は、作動流体の量の管理が容易で、生
産性に優れたものである。
プとその製造方法は、作動流体の量の管理が容易で、生
産性に優れたものである。
【図1】本発明に係わるヒートパイプの製造方法を示す
概略的説明図である。
概略的説明図である。
【図2】実施例における本発明例の実験結果である。
【図3】実施例における本発明例の実験結果である。
【図4】実施例における従来例のヒートパイプの製造方
法を示す概略的説明図である。
法を示す概略的説明図である。
【図5】実施例における従来例の実験結果である。
【図6】パイプに作動流体を注入する工程を示す説明図
である。
である。
【図7】従来のヒートパイプの製造方法を示す説明図で
ある。
ある。
10 パイプ 11 パイプ 12 パイプ 13 パイプ 14 パイプ 15 パイプ 16 パイプ 20 作動流体 21 作動流体 22 作動流体 23 作動流体 24 作動流体 25 作動流体 26 作動流体 200 蒸気 210 蒸気 250 蒸気 260 蒸気 30 熱風 40 加熱室 50 熱風発生装置 60 注入管 61 注入管 62 注入管 80 油 81 油槽 82 油 83 油槽 90 ヒーター
Claims (2)
- 【請求項1】 一端が封止されたパイプに液体状態の作
動流体を注入する工程と、封止された前記一端が下方に
なるような略直立状態にて前記パイプに熱風を当てる工
程と、前記パイプの他端を封止する工程とを含むヒート
パイプの製造方法。 - 【請求項2】 前記熱風の温度、風速または風量を調整
することで、前記パイプに注入された作動流体の残液量
を制御する、請求項1記載のヒートパイプの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12074097A JPH10311692A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | ヒートパイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12074097A JPH10311692A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | ヒートパイプの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10311692A true JPH10311692A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14793818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12074097A Pending JPH10311692A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | ヒートパイプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10311692A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004061080A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Hitachi Cable Ltd | ヒートパイプの製造方法 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP12074097A patent/JPH10311692A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004061080A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Hitachi Cable Ltd | ヒートパイプの製造方法 |
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