JPH10311771A - 油検知装置 - Google Patents
油検知装置Info
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- JPH10311771A JPH10311771A JP9120988A JP12098897A JPH10311771A JP H10311771 A JPH10311771 A JP H10311771A JP 9120988 A JP9120988 A JP 9120988A JP 12098897 A JP12098897 A JP 12098897A JP H10311771 A JPH10311771 A JP H10311771A
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Abstract
漏れ,霧状の微粒子になって漏洩する霧状油,および水
面に浮いて流出する薄膜状の油を検知でき、漏洩面積,
膜厚やその分布,漏洩量,漏洩油種および漏洩部位を特
定する。 【解決手段】検知対象とする油の吸収波長を含むパルス
光を照射し、油を構成する分子を励起して蛍光させる照
射装置10と、この照射装置10により励起された油の
蛍光波長を選択する波長選択素子21と、油が蛍光を発
している時間を選択して観測する観測装置20と、この
観測装置20の出力を画像処理および信号処理のいずれ
かを行う処理装置30とを備えた。
Description
よび車両などの部品からの油漏れを検知し、この油の漏
洩膜厚,漏洩面積,および漏洩量を演算することができ
るとともに、漏洩した油の油種および部位を特定可能な
油検知装置に関する。
測定技術には、特公平4−18763号公報に開示され
た生産中の「鋼板表面の塗油量測定方法及び装置」が挙
げられる。この従来例は、塗油された鋼板または鋼板の
表面にレーザ光を照射して蛍光させ、上記鋼板表面から
の蛍光の内、油のみに含まれる成分の蛍光スペクトル強
度を測定すると、この蛍光スペクトル強度が膜厚に比例
するため、塗布した油膜を求めることができるようにし
たものである。
測定を行うと、蛍光強度の測定値が下地鋼板や鋼帯の表
面粗度の影響を受けるため、予め表面粗度毎の蛍光強度
−塗油量の関係を示す検量線で用意しておき、この検量
線と蛍光強度の測定結果から塗油量を求めるようにして
いる。したがって、塗布面積が既知であれば、塗油量か
ら膜厚を容易に推定することが可能となる。
−129987号公報に開示された「柑橘等の油胞損傷
判定装置」が挙げられる。この従来例においては、装置
と検査対象である柑橘が、蛍光灯などによる外乱の影響
を防ぐため暗室内に置かれ、柑橘の表面に紫外線を照射
して油胞の損傷部位を蛍光させている。そして、フィル
タを用い、この蛍光の内で強度が強いスペクトル領域を
選択して高感度カメラや光検出センサで観測し、画像処
理または信号処理を行って損傷部位の蛍光面積を求める
ものである。
が存在し、その破損部から高圧作動油が漏洩すると、上
記破損部から油が高圧で吹き出すため、霧状の微粒子に
なって広域に飛散して漏洩する場合がある。この霧状漏
油の検知技術には、巡回による機器の目視検査,油触に
より静電容量や抵抗が変化する油センサ,および霧状漏
油により屈折率が変化する光ファイバ式センサが知られ
ている。
油流出を監視する技術には、水表面にレーザ光を照射し
て、その反射光を検知して水と油の反射率の違いから油
の流出を検知する方法が知られている。
18763号公報に開示された油膜測定装置や、特開平
6−129987号公報に開示された油胞判定装置をプ
ラント内機器および車両などの部品からの油漏れ検知に
適用した場合、以下の課題が生じる。
陽光や照明などの外乱光が存在する明るい環境では適用
することができない。これは、外乱光が増加するため、
検知する油の蛍光強度に対する外乱光の割合が多くな
り、S/N比が低下するためである。
厚測定精度の低下が挙げられる。すなわち、油の蛍光強
度は、膜厚の他に照射装置の照射強度に依存する。この
ため、照射装置が劣化して照射強度が低下するに従っ
て、膜厚が同一でも油が発する蛍光強度が弱くなる。そ
の結果、油検知装置では上記蛍光強度から膜厚を演算す
るため、照射強度が低下すると、膜厚を本来の膜厚より
薄く判定することになる。
の油検知技術では、プラント内機器および車両などの部
品からの油漏れに対して、漏洩した油の膜厚分布,漏洩
面積,漏洩量の演算,および漏洩油種の特定が不可能で
ある。
は、検査員が霧状漏油の雰囲気中を巡視することは安全
上好ましくなく、このような視界不良になると、予想さ
れる状況下で漏洩部位を特定することは困難である。
知感度は、機器から漏れて滴下する程度の油量である。
油が霧状の微粒子になって広域に飛散する霧状油では、
油センサで検知する油の量が微量となるため、検知する
ことが困難である。
光ファイバに付着した部分を漏洩部位と判定する。この
光ファイバ式による検知では、霧状漏油は広域に飛散し
て光ファイバに広く付着するため、漏洩部位の特定が困
難になるといった課題がある。
トや建物の排水口からの油流出を監視する反射式の油検
知技術では、水面に浮いて薄膜状になった油の反射率が
水の反射率より大きいことを利用して検知する。このた
め、水より反射率が大きければ油以外でも検知すること
可能性があるといった課題がある。また、反射式の油検
知技術では、流出する油の膜厚,流出面積,流出量,お
よび流出油種を把握することができないといった課題も
ある。
されたもので、プラント内機器および車両などの部品か
らの油漏れ,霧状の微粒子になって漏洩する霧状油,お
よび水面に浮いて流出する薄膜状の油を検知することが
でき、検知場所や検知雰囲気の制限、太陽光や蛍光灯な
どの外乱や照射装置の劣化などによる誤検知が少なく、
漏洩面積,膜厚やその分布,漏洩量,漏洩油種および漏
洩部位を特定することができる油検知装置を提供するこ
とを目的とする。
めに、請求項1の発明は、検知対象とする油の吸収波長
を含むパルス光を照射し、油を構成する分子を励起して
蛍光させる照射装置と、この照射装置により励起された
油の蛍光波長を選択する波長選択素子と、前記照射装置
により油が蛍光を発している時間を選択して観測する観
測装置と、この観測装置の出力を画像処理および信号処
理のいずれかを行う処理装置とを備えたことを特徴とす
る。
装置において、照射装置が、パルス光源と、このパルス
光源からのパルス光の照射波長を選択する波長選択素子
とを有し、この波長選択素子を曲面形状に形成したこと
を特徴とする。
装置において、観測装置がゲート機能を備え油の発光を
観測する光検出素子を有し、この光検出素子により観測
した漏油の検知信号を積算処理する信号積算処理装置を
処理装置に設けたことを特徴とする。
装置において、観測装置が高速シャッタおよび映像増倍
機能を有する映像増倍管を有し、この映像増倍管にて油
の蛍光を検知した検知画像を積算処理する画像積算処理
装置を処理装置に設けたことを特徴とする。
装置において、処理装置が漏洩した油の膜厚を演算する
膜厚演算装置を備えたことを特徴とする。
の油検知装置において、照射装置がパルス光の照射波長
を選択し測定できる膜厚範囲を調節可能な照射波長選択
装置を備えたことを特徴とする。
の油検知装置において、照射装置がパルス光の照射強度
を測定して漏洩した油の膜厚の測定精度を補正する光源
劣化補正装置を備えたことを特徴とする。
装置において、膜厚演算装置が観測装置で観測した油の
蛍光強度に基づいて膜厚を演算することを特徴とする。
装置において、膜厚演算装置が観測装置で観測した漏油
の検知信号が一定値になるまで積算処理し、その積算回
数から油の膜厚を推定することを特徴とする。
知装置において、処理装置が、監視対象に対する距離情
報から検知画像の蛍光強度を補正して蛍光強度分布を求
め、この蛍光強度分布から油膜の厚さ分布を演算する膜
厚分布演算装置を備えたことを特徴とする。
記載の油検知装置において、観測装置が、高速シャッタ
および映像増倍機能を有する映像増倍管を有する一方、
処理装置が、検知画像から油の蛍光領域を抽出し、これ
と膜厚分布演算装置による膜厚の演算結果から漏洩量を
求める油量演算装置を備えたことを特徴とする。
知装置において、観測装置が、高速シャッタおよび映像
増倍機能を有する映像増倍管を有する一方、処理装置が
霧状の微粒子になって飛散して漏洩した油の検知画像か
ら漏洩部位を特定する漏洩箇所特定装置を備えたことを
特徴とする。
知装置において、照射装置がパルス光を目的の監視領域
に照射する照射ヘッドを有し、この照射ヘッドの前部に
所定間隔をおいて反射板を取り付けたことを特徴とす
る。
知装置において、観測装置が二種以上の観測波長で油を
観測し、その蛍光強度の比から油種を判別する油種判別
装置を処理装置に設けたことを特徴とする。
基づいて説明する。
係る油検知装置の第1実施形態を示し、図1はその構成
図である。この第1実施形態の油検知装置は、火力発電
所内の各種機器における漏油を検知するものである。
置は、検知対象とする油の吸収波長を含むパルス光を照
射して、油を構成する分子を励起して蛍光させる照射装
置10と、この照射装置10により励起された油の蛍光
波長を選択する波長選択素子を有し、油が蛍光を発して
いる時間を選択して観測する観測装置20と、この観測
装置20の出力を画像処理または信号処理する処理装置
30とから大略構成されている。
ン)フラッシュランプなどのパルス光源11と、このパ
ルス光源11から照射されたパルス光12を絞り光ファ
イバ13に導入するためのレンズ14と、このレンズ1
4に導入されたパルス光12を監視領域の近傍まで伝送
する上記光ファイバ13と、この光ファイバ13を通し
て伝送されたパルス光12を目的の監視領域に照射する
ための照射ヘッド15とから構成されている。
素子を備え、パルス光12の照射波長を選択することが
可能な照射波長選択装置16と、光ファイバ13により
伝送されたパルス光12の照射強度を測定して膜厚の測
定精度を補正する光源劣化補正装置17と、光ファイバ
13により伝送されたパルス光12を監視領域の広さに
拡大して照射するための照射レンズ18とから構成され
ている。
観測するための波長選択素子である観測フィルタ21
と、観測する領域を監視領域に合わせるレンズ22と、
油の発光を観測するとともに、ゲート機能を有し光検出
素子としての光電子増倍管23とから構成されている。
また、観測装置20は信号伝送線24を介して処理装置
30と接続されている。
イミングを制御するタイミング制御装置31と、このタ
イミング制御装置31からのタイミング信号をパルス光
源11へ伝送するタイミング信号伝送線32と、光電子
増倍管23の出力信号を積算処理する信号積算処理装置
33と、漏洩した油の膜厚を演算する膜厚演算装置34
と、信号積算処理装置33の処理結果および膜厚演算装
置34で求めた膜厚を表示する出力モニタ装置35と、
油漏れの有無を知らせる警告器36とから構成されてい
る。また、処理装置30は信号伝送線37を介して照射
ヘッド15と接続されている。
する。)39は、火力発電所で使用されている油を例に
挙げる。火力発電所で使用されている油には、ガスター
ビン油(G/T油),スチームタービン油(S/T
油),高圧作動油としての電気作動油(EHC油)など
がある。ここで、検知対象とする漏油39は、ガスター
ビン油として蛍光灯などの通常照明下に設置された機器
38から漏洩しているものとする。また、このような漏
油39には、表面にゴミやほこりが付着した漏油,漏洩
後ラード状に変質した漏油,さらにはグリースなどの半
固体潤滑剤の漏油,および固体潤滑剤の漏油なども含ま
れる。
明する。
かつ高出力であるほうが望ましく、発光のパルス幅が短
ければ、パルス光12の照射後の油が発光している時間
をより長く選択して観測できるため、S/N比が大きく
なるからである。また、高出力であれば、監視領域を広
げることが可能となる。ここでは、パルス光源11にX
e(キセノン)フラッシュランプした場合を例にとり説
明する。
ルス光源11を発光させる。この発光の繰り返しタイミ
ングは、監視したい時間間隔に合わせ任意に決めること
が可能であり、3Hzとした。そして、パルス光源11
から出射したパルス光12は、レンズ14によって絞ら
れて光ファイバ13に導入される。そして、この光ファ
イバ13によってパルス光12が照射ヘッド15へ導か
れる。なお、光ファイバ13はパルス光12を伝送可能
であればよく、ここでは石英コアの光ファイバとした。
この光ファイバ13により、遠隔で狭隘な部分に設置さ
れた照射ヘッド15へパルス光12を容易に導くことが
できる。
を備え、パルス光12の照射波長を選択することができ
る照射波長選択装置16によって照射波長を選択する。
この照射波長選択装置16の波長選択素子には、例え
ば、カラーガラスフィルタや干渉フィルタが選択され、
その形状は一般的な平板形状であり、照射波長は、油種
がガスタービン油である漏油39の吸収波長を含み、こ
の油を励起発光させてその蛍光強度から膜厚が演算でき
る波長とする必要がある。
と、この励起光により発する蛍光には式(1)に示す関
係がある。すなわち、
図2に示すように、膜厚dが薄いと膜厚dと蛍光強度I
f が一対一の対応関係にあって蛍光強度If から膜厚d
の演算が可能であるが、膜厚dが厚くなると蛍光強度I
f が飽和するため膜厚の演算が不可能になる。この時、
蛍光強度If の飽和は、式(1)におけるe -βd 項の
吸収係数βに大きく依存する。このため、目的の膜厚d
を測定するには、測定範囲で蛍光強度If が飽和せず、
膜厚dと蛍光強度If とが一対一の対応関係となる照射
波長を選択する必要がある。
象油の吸収特性に基づいてこの吸収係数βを満たす照射
波長を選定する。まず、膜厚演算装置34では、式
(1)の蛍光強度If がIa ・α・(1−e-1)/β以
下の場合、蛍光強度が一対一の対応関係にあって蛍光強
度If から膜厚dの演算が可能になるように設定する。
したがって、e -βd 項からβ・dは式(2)を満たす
必要がある。
(100μm)とすると、βは式(3)を満たす必要が
ある。
ービン油の吸収波長を図3に示す。吸光度Aには、式
(4)に示す関係がある。
6、光路長さL=0.01mであり、この値と式(3)
の値を式(4)に代入すれば、吸光度A≦0.26とな
る。ここで、吸光度A=0.26として図3に示す吸収
特性からこの値となる波長を選択すると、照射波長は3
60nm付近が望ましいと選定することができる。
ービン油を測定するためには、照射波長が360nmと
なるような波長選択素子を照射波長選択素子16に設
け、また、膜厚演算装置34には、式(1)と蛍光強度
の測定値から膜厚dを求めることができるように、この
時の励起光強度Ia ,蛍光の効率α,吸収係数βの膜厚
演算条件を記憶している。
〜100μmを測定するため求めた照射波長を表1に示
す。
4に、高圧作動油としての電気作動油(EHC油)の吸
収波長を図5に示す。表1より、照射波長が280n
m、360nmとなるような波長選択素子が照射波長選
択装置16に設けられている。そして、膜厚演算装置3
4には、膜厚演算条件と式(1)から膜厚を求めること
ができるように、各油の膜厚演算条件が記憶されてい
る。
い、照射波長を360nmと選定したパルス光12を照
射ヘッド15から漏油39に照射する。漏油39は、こ
のパルス光12を吸収して蛍光を発する。この蛍光は、
ガスタービン油であるため図7に示す発光波長を有して
いる。一方、監視領域には、漏油39の蛍光の他に太陽
や蛍光灯などの外乱光や背景となる機器38の発光が存
在している。
00〜450nmに設定した観測装置20の光電子増倍
管23により、漏油39の蛍光を観測する。観測装置2
0の観測フィルタ21は、ガスタービン油の発光波長を
選択して観測できるように選定されている。但し、漏油
39を蛍光させる照射波長360nmと観測フィルタ2
1によって選択する観測波長が重ならないように考慮し
た。ここで、参考に電気作動油およびスチームタービン
油の発光波長を図6および図8にそれぞれ示す。したが
って、油種ごとに観測フィルタ21の観測波長を選定す
ることで、特定の油種のみを選択的に検知することがで
きる。
油および高圧作動油である電気作動油の漏油の発光時間
は、それぞれ図9、図10および図11に示すように、
概ね500ns以内で減衰している。このため、S/N
比を大きくするには、パルス光12の時間幅は油の発光
時間より十分短い方が有利である。
で観測した漏油39の蛍光を検知した検知信号は、信号
伝送線24を経て処理装置30へ伝送される。この処理
装置30では、タイミング制御装置31の照射タイミン
グに基づいてパルス光12の照射後で漏油39が蛍光し
ている時間の信号だけを抽出する。この信号が、漏油3
9の蛍光を検知した漏油検知信号である。この漏油検知
信号を膜厚演算装置34に送出すれば、この膜厚演算装
置34により予め記憶しておいた膜厚演算条件と式
(1)から膜厚を求めることができる。
観測フィルタ21による観測波長の選択機能と、処理装
置30による観測時間の選択機能とにより、太陽や蛍光
灯などの外乱光や背景となる機器38の発光があって
も、漏油39の蛍光を高感度に検知可能となる。
長を選択して漏油39を蛍光させると、膜厚演算条件と
式(1)を記憶した膜厚演算装置34によって、太陽や
蛍光灯などの外乱光や背景となる機器38の発光があっ
ても、測定できる膜厚範囲を調整して漏油39の膜厚を
求めることができる。この時の油種には、例えばガスタ
ービン油,スチームタービン油,および高圧作動油が挙
げられる。
定することができ、出力モニタ装置35に油漏れの有
無,膜厚,および漏油検知信号を必要に応じてモニタ表
示することができる。そして、警告器36によって警告
ランプまたは警告音を発して油漏れを知らせることも可
能である。
置17の作用および効果を説明する。
強度Ia が低下すると、式(1)から同じ膜厚でも蛍光
強度If が減少する。この場合、処理装置30では照射
強度Ia の低下を認識することができず、蛍光強度If
の減少は漏油39の膜厚が薄くなったと判断する。この
ため、パルス光源11の低下により膜厚の測定精度が低
下することになる。
低下を照射ヘッド15に備えた光源劣化補正装置17に
より改善する。すなわち、光源劣化補正装置17によ
り、照射ヘッド15から照射されるパルス光12の照射
強度Im を測定する。そして、予め記憶しておいた基準
照射強度Ib を用い、式(5)に従い劣化率γを求め
る。
て処理装置30に送出し、光電子増倍管23の検知信号
に劣化率γを掛ける。この演算を式(1)で考えれば、
低下した照射強度Im の場合から基準照射強度Ib にお
ける蛍光強度を算出したことになる。この光電子増倍管
23の検知信号に劣化率γを演算してパルス光源11の
照射強度の低下を校正した補正検知信号に基づいて漏油
検知信号を抽出して膜厚演算装置34に送出し、予め記
憶しておいた膜厚演算条件と式(1)から膜厚を求め
る。
3の検知信号に劣化率γを演算した補正検知信号に基づ
いて漏油39の膜厚を求めることで、経年劣化などが原
因となるパルス光源11の照射強度の低下を校正するこ
とができ、膜厚測定精度の低下を防止することが可能と
なる。
置33の作用および効果を説明する。
め、照射波長選択装置16を用い照射波長を360nm
と選定したパルス光12を照射ヘッド15から漏油39
に照射する。この漏油39は、このパルス光12を吸収
して蛍光を発する。
00〜450nmに設定した観測装置20を光電子増倍
管23により漏油39の蛍光を観測する。
で観測した漏油39の蛍光を検知した検知信号は、信号
伝送線24を経て処理装置30へ伝送される。この処理
装置30では、まず上記検知信号に光源劣化補正装置1
7で求めた劣化率γを演算することで、補正検知信号と
する。これにより、パルス光源11の劣化による膜厚測
定精度の低下を改善することができる。
イミングに基づいてパルス光12の照射後で漏油39が
蛍光している時間の補正検知信号だけを抽出する。この
補正検知信号は、パルス光源11の繰り返しタイミング
が3Hzであるため、1/3秒毎に得られ、順に信号積
算処理装置33へ送出される。そして、この信号積算処
理装置33では、上記補正検知信号を積算回数だけ積算
して漏油検知信号を得る。ここで、上記積算回数は20
回、21 回、22 回、……27 回、28 回で任意に変え
ることができ、漏油検知信号は以下の式(6)である。
知信号以外に、発光波長が油の蛍光波長に近く、高強度
で時間的にランダムな外乱を検知して誤検知信号を観測
しても、積算処理の効果によって、この誤検知信号によ
る影響を低減させることができる。上記漏油検知信号
は、膜厚演算装置33に送出され、予め記憶しておいた
膜厚演算条件と式(1)から膜厚を求める。
設定回数だけ積算処理した漏油検知信号によって漏油を
判断するため、油の蛍光以外に、発光波長が油の蛍光波
長に近く高強度で時間的にランダムな外乱を検知して誤
検知信号を観測しても、積算処理の効果によって、この
誤検知信号による影響を低減することができる。また、
出力モニタ装置35では、積算設定回数,漏油検知信号
を必要に応じてモニタ表示することができる。
検知装置の第2実施形態を示す構成図である。なお、前
記第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して
説明する。以下の各実施形態も同様である。
知装置は、前記第1実施形態と同様に照射装置10と、
観測装置20と、処理装置30とから大略構成されてい
る。照射装置10は、パルス光源11と、このパルス光
源11から照射されたパルス光12を絞り光ファイバ1
3に導入するためのレンズ14と、このレンズ14に導
入されたパルス光12を監視領域の近傍まで伝送する上
記光ファイバ13と、この光ファイバ13を通して伝送
されたパルス光12を目的の監視領域に照射するための
照射ヘッド15とから構成されている。
照射強度を測定して膜厚の測定精度を補正する光源劣化
補正装置17と、パルス光12を監視領域の広さに拡大
して照射するための照射レンズ18と、光ファイバ13
により伝送されたパルス光12から照射波長を選択し、
曲面形状に形成された波長選択素子40とから構成され
ている。
観測するための波長選択素子である観測フィルタ21
と、観測する領域を監視領域に合わせるレンズ22と、
油の発光を観測するため高速シャッタ機能を備えた光検
出素子としてのアバランシュフォトダイオード41とか
ら構成されている。また、観測装置20は信号伝送線2
4を介して処理装置30と接続されている。
イミングを制御するタイミング制御装置31と、このタ
イミング制御装置31からのタイミング信号をパルス光
源11へ伝送するタイミング信号伝送線32と、アバラ
ンシュフォトダイオード41の出力信号を積算処理し
て、その積算回数から漏洩した油の膜厚を演算する膜厚
演算装置42と、この膜厚演算装置42で求めた膜厚を
表示する出力モニタ装置35と、油漏れの有無を知らせ
る警告器36とから構成されている。また、処理装置3
0は信号伝送線37を介して照射ヘッド15と接続され
ている。
る漏油39は、ガスタービン油であり、蛍光灯などの通
常照明下にある機器38から漏洩しているものとする。
明する。
様にXeフラッシュランプとし、その照射波長は検知対
象である漏油39の吸収波長を含み、漏油39を励起発
光させ、その蛍光強度が膜厚に比例する波長とする。そ
こで、膜厚dの油が吸収する励起光と、これにより発す
る蛍光の関係を示す式(1)を式(7)に示すように近
似する。
る。そして、この近似式が成立するのは、式(8)が成
り立つ場合である。
て、0≦d≦10-4の条件で式(8)を満たすβを選定
する。βは任意に選定可能であり、ここではβ=102
とする。
求め、図3に示す検知対象油であるガスタービン油の吸
収波長から、この吸光度を満たす波長を選択する。式
(4)から吸光度Aを求める。
=0.0026となる波長を選択すると、照射波長は3
80nm付近が望ましいと選定できる。したがって、膜
厚0〜100μmのガスタービン油を測定するため、照
射波長が380nmとする必要がある。また、膜厚演算
装置42には、漏油と判定する漏油判定膜厚の蛍光強度
を基準蛍光強度値として記憶する。
〜100μmを測定するために求めた照射波長を表2に
示す。
nm、380nmとなるような波長選択素子40が設け
られている。また、同様に膜厚演算装置42には、漏油
と判定する各油の基準蛍光強度値が記憶されている。
の照射波長を380nmに選定して膜厚0〜100μm
のガスタービン油,スチームタービン油,高圧作動油の
漏油を蛍光させると、式(8)に示すように蛍光強度が
膜厚に比例する関係を得ることができる。
0の作用および効果を説明する。
明下にある機器38からガスタービン油の漏油39を検
知するため、タイミング制御装置31によってパルス光
源11を前記第1実施形態と同様に3Hzの繰り返しタ
イミングで発光させる。パルス光源11から出射したパ
ルス光12は、レンズ14によって絞られて光ファイバ
13に導入される。そして、この光ファイバ13によっ
てパルス光12が照射ヘッド15へ導かれる。この照射
ヘッド15では、まず、パルス光源11の劣化による測
定精度の低下を改善するため、光源劣化補正装置17で
劣化率γを求める。
って、漏油の油種に合わせてパルス光12の照射波長を
選択して照射する。漏油39はガスタービン油であるた
め、照射波長が380nmとなるような波長選択素子4
0とした。この際、波長選択素子40を曲面形状の構造
とすることで、照射ヘッド15内部で光ファイバ13か
ら出射して拡がるパルス光12の全角度成分が波長選択
素子40に対して常に垂直に入射するようになる。
択素子に垂直に入射しないと、選択波長が目的とする波
長からずれる特性がある。このため、平板状の波長選択
素子を適用した場合には、光ファイバ13から出射した
パルス光12が拡がって波長選択素子に垂直入射しない
角度成分があるため、選択波長が照射角度によって変化
してしまう。
選択素子40を用いることにより、波長選択素子40の
選択波長がパルス光12の入射角度によって変わり、こ
のために起こる照射ヘッド15の照射波長が照射角度に
よって変わる照射波長の角度依存性を取り除くことがで
き、照射波長をあらゆる方向にも一様に380nmとす
ることができる。この曲面形状の波長選択素子40に
は、例えば、カラーガラスフィルタや干渉フィルタが挙
げられる。
ォトダイオード41および膜厚演算装置42の作用およ
び効果を説明する。
たパルス光を吸収して蛍光を発する。この蛍光は、前記
のように図7に示す発光波長で、図10に示す発光時間
を有している。そこで、観測フィルタ21の観測波長を
400〜450nmと設定した観測装置20のアバラン
シュフォトダイオード41をタイミング制御装置31を
用いてゲート動作させ、パルス光照射後の200nsの
間だけ蛍光を観測する。
ード41で観測した検知信号は、処理装置30へ伝送さ
れる。この処理装置30では、検知信号に光源劣化補正
装置17で求めた劣化率γを演算することで補正検知信
号とする。これにより、パルス光源11の劣化による膜
厚測定精度の低下を改善することができる。この補正検
知信号は、パルス光源11の繰り返しタイミングが3H
zであるため1/3秒毎に得られ、順に膜厚演算装置4
2へ送出される。
を積算処理していき、各積算回数における蛍光強度を演
算する。この積算処理は、蛍光強度の測定値が予め記憶
しておいた基準蛍光強度値になるまで行い、この時の積
算回数値を求める。膜厚は、この積算回数値を用い、膜
厚と蛍光強度が比例することを利用して式(10)によ
り求める。
設定した漏油判定膜厚になると漏油と判定する。出力モ
ニタ装置35では、漏油の有無,膜厚,積算回数値,補
正検知信号,基準蛍光強度値とその膜厚を必要に応じて
モニタ表示することができる。また、警告器36によっ
て警告ランプまたは音を発して漏油を知らせることも可
能である。
1による観測波長を選択して、アバランシュフォトダイ
オード41をゲート動作させてパルス照射後の一定時間
だけ油の蛍光を観測することにより、蛍光灯の外乱や背
景となる機器38の発光があっても、油の発光波長を選
択して発光時間だけを観測することができる。また、式
(7)が成り立つ照射波長を選択すると、油の蛍光と膜
厚を比例させることができる。そして、アバランシュフ
ォトダイオード41の検知信号を予め記憶した基準蛍光
強度値になるまで積算処理してその積算回数値を求めれ
ば、式(10)により漏油の膜厚を演算することが可能
となる。
検知装置の第3実施形態を示す構成図である。
知装置は、前記第1実施形態と同様に照射装置10と、
観測装置20と、処理装置30とから大略構成されてい
る。照射装置10は、パルス光源11と、このパルス光
源11から照射されたパルス光12を絞り光ファイバ1
3に導入するためのレンズ14と、このレンズ14に導
入されたパルス光12を監視領域の近傍まで伝送する上
記光ファイバ13と、この光ファイバ13を通して伝送
されたパルス光12を目的の監視領域に照射するための
照射ヘッド15とから構成されている。
素子を備え、パルス光12の照射波長を選択することが
可能な照射波長選択装置16と、光ファイバ13により
伝送されたパルス光12の照射強度を測定して膜厚の測
定精度を補正する光源劣化補正装置17と、光ファイバ
13により伝送されたパルス光12を監視領域の広さに
拡大して照射するための照射レンズ18とから構成され
ている。
観測するための波長選択素子である観測フィルタ21
と、観測する領域を監視領域に合わせるレンズ22と、
油の発光時間のみを選択して観測するための高速シャッ
タ機能および映像増倍機能を備えた映像増倍管である高
速ゲート付きのイメージインテンシファイア43と、こ
の高速ゲート付きのイメージインテンシファイア43で
観測した油の蛍光した画像を像伝送するためのイメージ
ファイバ44と、このイメージファイバ44で伝送され
た画像をモニタ表示するために撮像するCCDカメラ4
5とから構成されている。
イミングと高速ゲート付きのイメージインテンシファイ
ア43のシャッタタイミングを制御してパルス光12の
照射後の油が発光している時間のみを選択して観測する
ためのタイミング制御装置31と、このタイミング制御
装置31からのタイミング信号をパルス光源11へ伝送
するタイミング信号伝送線32と、CCDカメラ45の
出力画像を積算処理する画像積算処理装置46と、監視
対象と照射ヘッド15間の距離情報,監視対象と観測装
置20間の距離情報から油の蛍光強度を補正して漏洩し
た油の膜厚分布を演算する膜厚分布演算装置47と、漏
洩した油の漏洩量を求める油量演算装置48と、画像積
算処理装置46の処理結果,膜厚分布演算装置47で求
めた膜厚分布,油量演算装置48で求めた漏洩量を表示
する画像モニタ49と、油漏れの有無を知らせる警告器
36とから構成されている。また、検知対象とする漏油
39は、ガスタービン油であり、蛍光灯などの通常照明
下にある機器38から漏洩しているものとする。
明する。
態と同様にXeフラッシュランプが使用され、タイミン
グ制御装置31によって3Hzの繰り返しタイミングで
発光させる。パルス光源11から出射したパルス光12
は、レンズ14によって絞られて光ファイバ13に導入
される。この光ファイバ13によってパルス光12が照
射ヘッド15へ導かれる。この照射ヘッド15では、ま
ず、照射波長を選択する。漏油39はガスタービン油で
あるため、照射波長選択装置16の波長選択素子によっ
て上記照射波長を380nmとした。
精度の低下を改善するため、光源劣化補正装置17で劣
化率γを求めておく。この後、監視領域の大きさに合わ
せて任意の大きさに調節して照射する。漏油39は、照
射ヘッド15から照射されたパルス光を吸収して蛍光を
発する。この蛍光は、前記のように図7に示す発光波長
で図10に示す発光時間を有している。
00〜450nmと設定し、タイミング制御装置31に
よりパルス光照射後の200nsの間だけ高速ゲート付
きのイメージインテンシファイア43をシャッタ動作を
させて漏油39の蛍光を観測する。以上のような作用の
結果、観測フィルタ21と高速ゲート付きのイメージイ
ンテンシファイア43によって、油の発光波長を選択し
て発光時間だけを観測すると、蛍光灯などの外乱や背景
となる機器38の発光があっても油の蛍光だけを選択的
に観測することができる。
シファイア43で観測した漏油39の検知画像は、イメ
ージファイバ44で像伝送された後、CCDカメラ45
で撮影される。この後、上記検知画像は処理装置30へ
画像信号として送出される。
化補正装置17で求めた劣化率γを演算することで補正
検知画像とする。これにより、パルス光源11の劣化に
より膜厚測定精度の低下を改善することができる。この
補正検知画像は、パルス光源11の繰り返しタイミング
が3Hzであるため1/3秒毎に得られ、順に画像積算
処理装置46へ送出される。
検知画像を積算回数だけ積算して漏油検知画像を得る。
ここで、積算回数は1〜28 回で任意に変えることがで
き、漏油検知画像は以下の式(11)である。
像を求めることで、油の検知画像以外に、発光波長が油
の蛍光波長に近く高強度で時間的にランダムな外乱を検
知して誤検知画像を観測しても、積算処理の効果によっ
てこの誤検知画像による影響を低減させることができ
る。
置47の作用および効果を説明する。
した漏油検知画像中で各画素の位置を横xと縦yで表
し、1≦x≦X、1≦y≦Yとする。ここで、Xは画像
モニタ49の横方向画素の最大値、Yは画像モニタ49
の縦方向画素の最大値を示している。
ら膜厚分布を求めるが、画素(x,y)に対応する実際
の監視部位が変わると、観測装置20までの距離や照射
されるパルス光強度が異なるため、単純に各画素の蛍光
強度から膜厚分布を求めることができない。
強度を補正して膜厚分布を求めるため、検知距離条件と
基準膜厚条件を記憶しておく。ここで、上記検知距離条
件とは、画素(x,y)に対応する監視部位と照射ヘッ
ド15間の距離Lp (x,y)、監視部位と観測装置2
0間の距離Lo (x,y)である。上記基準膜厚条件と
は、監視部位と照射ヘッド15間の基準距離Lpb,監視
部位と観測装置20間の基準距離Lobにおける励起光強
度Ia ,蛍光の効率α,吸収係数βの膜厚演算条件であ
る。そして、以下の式(12)に従い、各画素の蛍光強
度I(x,y)から補正した蛍光強度分布If (x,
y)を求める。
度が距離の二乗に反比例し、これにより発する蛍光強度
も距離の二乗に反比例することを利用して、各画素の蛍
光強度I(x,y)から蛍光強度分布If (x,y)を
求めている。そして、この蛍光強度分布If (x,y)
と式(1)とから膜厚分布F(x,y)が求まる。
置47を用い、監視対象と油検知装置の距離情報から検
知画像の蛍光強度を補正して蛍光強度分布If (x,
y)求め、この蛍光強度分布と式(1)から油膜の厚さ
分布F(x,y)を求めることができる。
8の作用および効果を説明する。
には、まず漏油検知画像から漏油の蛍光領域を抽出し
て、1≦x≦X、1≦y≦Yで以下に定義するS(x,
y)を求める。
算する。
て計算することができる。
8によって、膜厚分布演算装置47で求めた膜厚分布と
漏油検知画像から抽出した蛍光領域を演算することで、
式(14)に示す漏洩量および式(15)に示す漏油の
面積を求めることができる。
(x,y),面積D,漏洩量Vのいづれからでも判定可
能であり、いづれの場合も設定値を越えると漏油と判定
することができる。漏油検知画像は、画像表示するため
の画像モニタ49により逐次モニタすることができる。
同時に、漏油の膜厚分布F(x,y),面積D,漏洩量
Vを画像モニタ49に表示することも可能である。
て警告ランプまたは音を発して漏油を知らせることもで
きる。加えて、油の膜厚分布F(x,y),面積D,漏
洩量Vを把握できるため、製造中あるいは使用中にある
機器や車両の潤滑部などを監視すれば、油の塗布状況や
潤滑状態の監視が可能となる。
検知装置の第4実施形態を示す構成図である。
知装置は、前記第1実施形態と同様に照射装置10と、
観測装置20と、処理装置30とから大略構成されてい
る。照射装置10は、パルス光源11と、このパルス光
源11から照射されたパルス光12を絞り光ファイバ1
3に導入するためのレンズ14と、このレンズ14に導
入されたパルス光12を監視領域の近傍まで伝送する上
記光ファイバ13と、この光ファイバ13を通して伝送
されたパルス光12を目的の監視領域に照射するための
照射ヘッド15とから構成されている。また、照射ヘッ
ド15は、パルス光12を監視領域の広さに拡大して照
射するための照射レンズ18を具備している。
観測するための波長選択素子である観測フィルタ21
と、観測する領域を監視領域に合わせるレンズ22と、
油の発光時間のみを選択して観測するための高速シャッ
タ機能および映像増倍機能を備えた高速ゲート付きのイ
メージインテンシファイア43と、この高速ゲート付き
のイメージインテンシファイア43で観測した油の蛍光
した画像を像伝送するためのイメージファイバ44と、
このイメージファイバ44で伝送された画像をモニタ表
示するために撮像するCCDカメラ45とから構成され
ている。
イミングと高速ゲート付きのイメージインテンシファイ
ア43のシャッタタイミングを制御してパルス光12の
照射後の油が発光している時間のみを選択して観測する
ためのタイミング制御装置31と、このタイミング制御
装置31からのタイミング信号をパルス光源11へ伝送
するタイミング信号伝送線32と、観測した油粒子の時
間変化から油の漏洩部位を特定する漏洩箇所特定装置5
0と、この漏洩箇所特定装置50によって特定された漏
洩部位を画像表示する画像モニタ49と、油漏れの有無
を知らせる警告器36とから構成されている。
ムタービン油が蛍光灯などの通常照明下にある機器38
から霧状の微粒子になって飛散して漏洩した場合を想定
する。この霧状漏油51は、プラント内機器で高圧作動
用に使用されている油が漏洩した場合に起こる可能性が
ある。
明する。
のパルスレーザの選定は、発光波長によって決定し、そ
の発光波長は検知対象である霧状漏油51の吸収波長を
含み、霧状漏油51を励起発光させる波長である必要が
ある。
から考えて、全ての油を励起発光させるためにパルスレ
ーザの発光波長は200〜280nmの紫外領域にあれ
ばよいことがわかる。また、監視領域が拡がるためパル
スレーザは高出力で、かつレーザ光自体が外乱とならな
いように短パルスであることが望ましい。
スの観点から油検知装置に利用可能なパルス光源として
は、チタンサファイアレーザ,エキシマレーザ,窒素レ
ーザ,およびYAGレーザなどがある。ここでは、パル
ス光源11としてYAGレーザの第四高調波(発光波長
266nm、パルス幅5ns:FWHM(半値全幅))
を用いた。
から観測フィルタ21の観測波長を350〜400nm
と設定した観測装置20によって、図14に示す蛍光灯
などの通常照明下にある機器38からスチームタービン
油の霧状漏油51を検知する。そして、タイミング制御
装置31によってパルス光源11を発光させる。この時
の発光の繰り返しタイミングは、監視したい時間間隔に
合わせ任意に決めることが可能であり10Hzとした。
は、レンズ14によって絞られて光ファイバ13に導入
される。この光ファイバ13によってパルス光12が照
射ヘッド15へ導かれる。この照射ヘッド15では、照
射レンズ18によりパルス光を監視領域の大きさに合わ
せて任意の大きさに調節して照射する。すると、霧状漏
油51は、照射ヘッド15から照射されたパルス光を吸
収して蛍光を発する。この蛍光は、前記のように図8に
示す発光波長で図9に示す発光時間を有している。
て、パルス光照射後の200nsの間だけ観測装置20
の高速ゲート付きのイメージインテンシファイア43を
シャッタ動作させる。このように、観測フィルタ21と
高速ゲート付きのイメージインテンシファイア43を用
いて油の発光波長を選択して発光時間だけ観測すると、
蛍光灯などの外乱や背景となる機器38の発光があって
も油の蛍光だけを選択的に観測することができる。
ンシファイア43で観測した漏油の検知画像は、イメー
ジファイバ44で像伝送されCCDカメラ45で撮影さ
れる。この検知画像は、パルス光源11の繰り返しタイ
ミングが10Hzであるため1/10秒毎に得られ、順
に処理装置30の漏洩箇所特定装置50へ画像信号とし
て送出される。
秒毎に伝送されてくる検知画像の時間変化から漏洩部位
を特定する。その検知画像は、霧状漏油51であるため
画像中に無数の小さな油粒子が蛍光を発した画像とな
る。そこで、ある検知画像と、さらに1/10秒後の検
知画像とを比較する。これらの両検知画像を比較する
と、各油粒子の軌跡からその移動方向を求めることがで
きる。そして、各油粒子の移動方向元を追っていくこと
により、機器38の漏洩部位を特定することができる。
9により検知画像は逐次モニタすることができる。この
画像モニタ49には、漏油のみ蛍光した検知画像を得る
ことができ、また微量の漏洩でも蛍光すれば検知できる
ため、早期検知が可能となる。さらに、必要に応じて漏
洩部位を明示することもできる。加えて、漏油を知らせ
る警告器36によって警告ランプまたは音を発して漏油
を知らせることも可能である。
1と高速ゲート付きのイメージインテンシファイア43
によって、油の発光波長を選択して発光時間だけを観測
すると、蛍光灯などの外乱や背景となる機器38の発光
があっても、油の蛍光だけを選択して観測することがで
きる。そして、検知画像が画像中に無数の小さな油粒子
が蛍光を発した画像となるため、検知画像とその一定時
間後の検知画像とを比較することにより、各霧状油粒子
の移動方向を計算して移動元を辿ることで、機器38の
漏洩部位を特定することができる。
検知装置の第5実施形態を示す構成図である。
知装置は、前記第1実施形態と同様に照射装置10と、
観測装置20と、処理装置30とから大略構成されてい
る。照射装置10は、パルス光源11と、このパルス光
源11から照射されたパルス光12を絞り光ファイバ1
3に導入するためのレンズ14と、このレンズ14に導
入されたパルス光12を監視領域の近傍まで伝送する上
記光ファイバ13と、この光ファイバ13を通して伝送
されたパルス光12を目的の監視領域に照射するための
照射ヘッド15とから構成されている。また、照射ヘッ
ド15は、パルス光12を監視領域の広さに拡大して照
射するための照射レンズ18を具備している。
観測するための波長選択素子である観測フィルタ21
と、観測する領域を監視領域に合わせるレンズ22と、
油の発光時間のみを選択して観測するための高速シャッ
タ機能および映像増倍機能を備えた高速ゲート付きのイ
メージインテンシファイア43と、この高速ゲート付き
のイメージインテンシファイア43で観測した油の蛍光
した画像を像伝送するためのイメージファイバ44と、
このイメージファイバ44で伝送された画像をモニタ表
示するために撮像するCCDカメラ45とから構成され
ている。
持部材54が取り付けられ、この支持部材54に反射板
53が固定されている。これにより、反射板53は、観
測装置20の前部に対して所定の間隔をおいて配設され
ることになる。
イミングと高速ゲート付きのイメージインテンシファイ
ア43のシャッタタイミングを制御してパルス光12の
照射後で油が発光している時間のみを選択して観測する
ためのタイミング制御装置31と、このタイミング制御
装置31からのタイミング信号をパルス光源11へ伝送
するタイミング信号伝送線32と、油漏れの状態を画像
表示するための画像モニタ49と、油漏れの有無を知ら
せる警告器36とから構成されている。
油は、プラントや建物の排水口から流出するスチームタ
ービン油とする。上記排水口からの流出油は数μm程度
の非常に薄い油膜であり、汚水表面に浮いた薄膜状漏油
52となって流出する場合が多い。そこで、装置の検知
感度を向上させるため、監視部位の排水口底面に漏油の
蛍光を反射する反射板53を設置し、底面で反射する漏
油の蛍光も観測するようにしている。
明する。
示す排水口から流出したスチームタービン油の薄膜状漏
油52を検知する。そして、タイミング制御装置31に
よってパルス光源11を発光させる。この時の発光の繰
り返しタイミングは、監視したい時間間隔に合わせ任意
に決めることが可能であり10Hzとした。
は、レンズ14によって絞られて光ファイバ13に導入
される。この光ファイバ13によってパルス光12が照
射ヘッド15へ導かれる。この照射ヘッド15では、照
射レンズ18によりパルス光を監視領域の大きさに合わ
せて任意の大きさに調節して照射する。すると、薄膜状
漏油52は、照射ヘッド15から照射されたパルス光を
吸収して蛍光を発する。この際、観測装置20では、薄
膜状漏油52から直接観測する蛍光に加えて排水口底面
に設置した反射板53により排水口底面で反射した蛍光
も観測することができるため、観測光量を増加させるこ
とができる。この蛍光は、前記のように図8に示す発光
波長で図9に示す発光時間を有している。
50〜400nmと設定し、タイミング制御装置31に
よって、パルス光照射後の200nsの間だけ観測装置
20の高速ゲート付きのイメージインテンシファイア4
3をシャッタ動作をさせて薄膜状漏油52の蛍光を観測
する。
大させ、観測フィルタ21と高速ゲート付きのイメージ
インテンシファイア43を用いて油の発光波長を選択し
て発光時間だけ観測すると、水面に蛍光灯などの反射光
やその他の外乱となる光があっても、薄膜状で微量な漏
油も感度よく検知することができる。
ンシファイア43で観測した漏油の検知画像は、イメー
ジファイバ44で像伝送されCCDカメラ45で撮影さ
れる。この検知画像は、パルス光源11の繰り返しタイ
ミングが10Hzであるため1/10秒毎に得られ、順
に処理装置30へ画像信号として送出される。
像モニタ49により検知画像は逐次モニタすることがで
きる。この画像モニタ49には、漏油のみ蛍光した検知
画像を得ることができ、また微量の漏洩でも蛍光すれば
検知できるため、早期検知が可能となる。さらに、漏油
を知らせる警告器36によって警告ランプまたは音を発
して漏油を知らせることも可能である。
から直接観測する蛍光に加え、排水口底面に設置した反
射板53により排水口底面で反射した蛍光も観測するこ
とができるため、観測光量を増加させることができる。
そして、この薄膜状漏油52の蛍光に対して、観測フィ
ルタ21と高速ゲート付きのイメージインテンシファイ
ア43を用い、油の発光波長を選択して発光時間だけを
観測すると、水面に蛍光灯などの反射光やその他の外乱
となる光があっても、薄膜状で微量な薄膜状漏油52を
感度よく検知することができる。
検知装置の第6実施形態を示す構成図である。
知装置は、前記第1実施形態と同様に照射装置10と、
観測装置20と、処理装置30とから大略構成されてい
る。照射装置10は、パルス光源11と、このパルス光
源11から照射されたパルス光12を絞り光ファイバ1
3に導入するためのレンズ14と、このレンズ14に導
入されたパルス光12を監視領域の近傍まで伝送する上
記光ファイバ13と、この光ファイバ13を通して伝送
されたパルス光12を目的の監視領域に照射するための
照射ヘッド15とから構成されている。また、照射ヘッ
ド15は、パルス光12を監視領域の広さに拡大して照
射するための照射レンズ18を具備している。
するために観測波長を選択する観測波長選択装置55
と、観測する領域を監視領域に合わせるレンズ22と、
油の発光時間のみを選択して観測するための高速シャッ
タ機能および映像増倍機能を備えた高速ゲート付きのイ
メージインテンシファイア43と、この高速ゲート付き
のイメージインテンシファイア43で観測した油の蛍光
した画像を像伝送するためのイメージファイバ44と、
このイメージファイバ44で伝送された検知画像をモニ
タ表示するためのCCDカメラ45とから構成されてい
る。観測波長選択装置55は、複数の波長選択素子を備
えており、観測波長を選択することができる。
イミングと高速ゲート付きのイメージインテンシファイ
ア43のシャッタタイミングを制御してパルス光12の
照射後で油が発光している時間のみを選択して観測する
ためのタイミング制御装置31と、このタイミング制御
装置31からのタイミング信号をパルス光源11へ伝送
するタイミング信号伝送線32と、監視対象に対する距
離情報から油の蛍光強度を補正して漏洩した油の膜厚分
布を演算する膜厚分布演算装置47と、漏洩した油の油
種を判別する油種判別装置56と、膜厚分布演算装置4
7で求めた膜厚分布,油種判別装置56で判定した油種
を画像表示する画像モニタ49と、油漏れの有無を知ら
せる警告器36とから構成されている。
油種が不明であり、蛍光灯などの通常照明下にある機器
から漏洩しているものとする。
明する。
漏油を観測してその蛍光強度の比から漏洩油種を判別す
る。これは、油の蛍光波長が油種に特有であるため、蛍
光強度比が油種に固有の値となることを利用したもので
ある。例えば、式(16)で定義する観測波長300n
mと観測波長400nmの蛍光強度比を求めると、表3
に示すように蛍光強度比が油種に固有の値となって油種
判別が可能となる。また、二種の観測波長は任意に選ぶ
ことが可能である。
で漏油を観測してその蛍光強度の比を求めると、この蛍
光強度の比が油種に固有の値となるため漏油の油種判別
が可能となる。
示す蛍光灯などの通常照明下にある機器38から漏洩し
た漏油39の油種を判別するに際し、YAGレーザの第
四高調波(発光波長266nm、パルス幅5ns:FW
HM)を用いた。また発光波長を266nmとすること
で、油種に拘わらず検知対象とする全油種を励起発光さ
せることが可能となる。
0Hzで発光させる。パルス光源11から出射したパル
ス光は、レンズ14によって絞られて光ファイバ13に
導入される。この光ファイバ13によってパルス光12
が照射ヘッド15へ導かれる。この照射ヘッド15で
は、照射レンズ18によりパルス光を監視領域の大きさ
に合わせて任意の大きさに調節して照射する。すると、
漏油39は、照射ヘッド15から照射されたパルス光を
吸収して蛍光を発する。
波長を300nmとし、タイミング制御装置31によっ
てパルス光照射後の200nsの間だけ観測装置20の
高速ゲート付きのイメージインテンシファイア43をシ
ャッタ動作をさせて観測波長300nmの検知画像を観
測する。この高速ゲート付きのイメージインテンシファ
イア43で観測した検知画像は、イメージファイバ44
で像伝送され、CCDカメラ45で撮影される。その
後、検知画像は処理装置30へ送出される。また、観測
波長選択装置55の観測波長を400nmとして、同様
に観測波長400nmの検知画像が観測されその画像信
号が処理装置30へ送出される。
によって観測波長300nmの検知画像における蛍光強
度分布I300 (x,y)を求め、次に観測波長400n
mの蛍光強度I400 (x,y)を求め、それらの信号を
油種判別装置56へ送出する。この油種判別装置56で
は、式(17)に示す観測波長300nmと観測波長4
00nmの蛍光強度比分布R(x,y)を求め、この蛍
光強度比分布R(x,y)と表3から、画素(x,y)
に対応する漏洩部位の漏洩油種を判別する。
像,蛍光強度分布,および蛍光強度比分布は、画像モニ
タ49によって逐次表示することができる。この画像モ
ニタ49には、漏油のみ蛍光した検知画像を得ることが
でき、また微量の漏洩でも蛍光すれば検知できるため、
早期検知が可能となる。さらに、漏油を知らせる警告器
36によって警告ランプまたは音を発して漏油と漏洩油
種を知らせることも可能である。
1と高速ゲート付きのイメージインテンシファイア43
によって、油の発光波長を選択して発光時間だけを観測
すると、蛍光灯などの外乱や背景となる機器38の発光
があっても油の蛍光だけを選択して観測することがで
き、さらに二種の観測波長で漏油を観測してその蛍光強
度の比を求め、この蛍光強度の比が油種に固有の値とな
るため漏油の油種判別を行うことができる。
よれば、検知対象とする油の吸収波長を含むパルス光を
照射し、油を構成する分子を励起して蛍光させる照射装
置と、この照射装置により励起された油の蛍光波長を選
択する波長選択素子と、照射装置により油が蛍光を発し
ている時間を選択して観測する観測装置と、この観測装
置の出力を画像処理および信号処理のいずれかを行う処
理装置とを備えたことにより、照射装置が検知対象油の
吸収波長を含むパルス光を放出可能となり、油を励起発
光させることができる。この油の蛍光波長を選択するた
めの波長選択素子を備え、油の発光時間を選択して観測
する観測装置によって検知することで、油の発光波長と
発光時間を選択して観測することができ、各種機器や物
質の発光や蛍光灯などの外乱光の中から検知対象である
油の微弱な蛍光を選択的に検知することができる。
または画像処理を施すことで、検知感度を向上させて検
知場所や検知雰囲気に制限がなく、蛍光灯などの外乱や
照射装置の劣化による誤検知を低下させ、漏洩面積,膜
厚やその分布,漏洩量,漏洩油種および漏洩部位を特定
することができる。
油検知装置において、照射装置は、パルス光源と、この
パルス光源からのパルス光の照射波長を選択する波長選
択素子とを有し、この波長選択素子を曲面形状に形成し
たことにより、点光源から発したパルス光を波長選択素
子に対して常に垂直に入射させることができ、波長選択
素子の選択波長がパルス光の入射角度によって変わるこ
とを防止でき、いかなる方向にも目的とする波長を放射
する照射装置を提供することができる。
油検知装置において、観測装置がゲート機能を備え油の
発光を観測する光検出素子を有し、この光検出素子によ
り観測した漏油の検知信号を積算処理する信号積算処理
装置を処理装置に設けたことで、観測装置の検知信号を
一定時間で積算処理し、この処理信号によって油漏れを
判断することにより、監視点付近において発光波長が油
の蛍光波長に近く高強度で時間的にランダムな外乱が発
生しても、一定時間の処理信号で油漏れの有無を判断す
るため、誤検知を低減させることができる。
油検知装置において、観測装置が高速シャッタおよび映
像増倍機能を有する映像増倍管を有し、この映像増倍管
にて油の蛍光を検知した検知画像を積算処理する画像積
算処理装置を処理装置に設けたことで、観測装置の検知
画像を一定時間で積算処理し、この処理画像によって油
漏れを判断することにより、監視領域において発光波長
が油の蛍光波長に近く、高強度で時間的にランダムな外
乱が発生しても、一定時間の処理画像で油漏れを判断す
るため、誤検知を低減させることができる。
油検知装置において、処理装置が漏洩した油の膜厚を演
算する膜厚演算装置を備えたことにより、観測装置の検
知強度が油の膜厚に依存することを利用して、処理装置
で信号処理または画像処理を施すことにより、油の膜厚
を演算することができる。
5記載の油検知装置において、照射装置がパルス光の照
射波長を選択し測定できる膜厚範囲を調節可能な照射波
長選択装置を備えたことにより、照射装置において、測
定する膜厚で照射強度と蛍光強度との関係が飽和せず、
対応関係にある条件の照射波長を選択することで、処理
装置において、膜厚と蛍光強度が対応することを利用し
て油の膜厚を求める際に、測定可能な膜厚範囲を調節す
ることができる。
5記載の油検知装置において、照射装置がパルス光の照
射強度を測定して漏洩した油の膜厚の測定精度を補正す
る光源劣化補正装置を備えたことにより、照射強度が低
下して油の蛍光強度が低下することによる膜厚測定の精
度低下を改善することができる。
油検知装置において、膜厚演算装置が観測装置で観測し
た油の蛍光強度に基づいて膜厚を演算することで、処理
装置において、膜厚と蛍光強度が対応することにより、
観測した蛍光強度から油の膜厚を求めることができる。
油検知装置において、膜厚演算装置が観測装置で観測し
た漏油の検知信号が一定値になるまで積算処理し、その
積算回数から油の膜厚を推定することにより、処理装置
に油漏れと判定する油漏れ判定膜厚の蛍光強度を記憶し
ておき、観測装置の検知信号がこの蛍光強度になるまで
積算処理して積算回数を求め、膜厚と蛍光強度が比例す
ることを利用して(油漏れ判定膜厚)/(積算回数)に
より、油の膜厚を求めることができる。
の油検知装置において、処理装置は、監視対象に対する
距離情報から検知画像の蛍光強度を補正して蛍光強度分
布を求め、この蛍光強度分布から油膜の厚さ分布を演算
する膜厚分布演算装置を備えたことで、監視対象に対す
る距離関係から検知画像の蛍光強度を補正して蛍光強度
分布を求めると、膜厚と蛍光強度が対応することによ
り、油の膜厚分布を求めることができる。
は10記載の油検知装置において、観測装置は、高速シ
ャッタおよび映像増倍機能を有する映像増倍管を有する
一方、処理装置は、検知画像から油の蛍光領域を抽出
し、これと膜厚分布演算装置による膜厚の演算結果から
漏洩量を求める油量演算装置を備えたことにより、検知
画像から油の蛍光領域を抽出して、これに膜厚分布演算
装置で演算した膜厚分布を演算することで、漏洩量を求
めることができる。
の油検知装置において、観測装置は、高速シャッタおよ
び映像増倍機能を有する映像増倍管を有する一方、処理
装置が霧状の微粒子になって飛散して漏洩した油の検知
画像から漏洩部位を特定する漏洩箇所特定装置を備えた
ことで、検知画像とその一定時間後の検知画像を比較す
ることにより、各霧状油粒子の移動方向を計算して移動
元を辿ることで機器の漏洩部位を特定することができ
る。
の油検知装置において、照射装置がパルス光を目的の監
視領域に照射する照射ヘッドを有し、この照射ヘッドの
前部に所定間隔をおいて反射板を取り付けたので、この
反射板をプラントや建物の排水口底面部に配置して油の
蛍光を反射させることにより、観測装置において、油か
らの蛍光に加えて反射板で反射する蛍光も観測すること
ができ、検知感度を向上させることができる。
の油検知装置において、観測装置が二種以上の観測波長
で油を観測し、その蛍光強度の比から油種を判別する油
種判別装置を処理装置に設けたので、二種以上の観測波
長で油を観測し、それらの蛍光強度の比を求めると、こ
の蛍光強度の比が油種に固有の値となるため油種を判別
することができる。
構成図。
トル測定データを示す波形図。
ペクトル測定データを示す波形図。
の吸収スペクトル測定データを示す波形図。
の発光スペクトルの測定結果を示す波形図。
トルの測定結果を示す波形図。
ペクトルの測定結果を示す波形図。
間データを示す波形図。
データを示す波形図。
油の発光時間データを示す波形図。
す構成図。
す構成図。
す構成図。
す構成図。
す構成図。
Claims (14)
- 【請求項1】 検知対象とする油の吸収波長を含むパル
ス光を照射し、油を構成する分子を励起して蛍光させる
照射装置と、この照射装置により励起された油の蛍光波
長を選択する波長選択素子と、前記照射装置により油が
蛍光を発している時間を選択して観測する観測装置と、
この観測装置の出力を画像処理および信号処理のいずれ
かを行う処理装置とを備えたことを特徴とする油検知装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の油検知装置において、照
射装置は、パルス光源と、このパルス光源からのパルス
光の照射波長を選択する波長選択素子とを有し、この波
長選択素子を曲面形状に形成したことを特徴とする油検
知装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の油検知装置において、観
測装置は、ゲート機能を備え油の発光を観測する光検出
素子を有し、この光検出素子により観測した漏油の検知
信号を積算処理する信号積算処理装置を処理装置に設け
たことを特徴とする油検知装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の油検知装置において、観
測装置は、高速シャッタおよび映像増倍機能を有する映
像増倍管を有し、この映像増倍管にて油の蛍光を検知し
た検知画像を積算処理する画像積算処理装置を処理装置
に設けたことを特徴とする油検知装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の油検知装置において、処
理装置は、漏洩した油の膜厚を演算する膜厚演算装置を
備えたことを特徴とする油検知装置。 - 【請求項6】 請求項1または5記載の油検知装置にお
いて、照射装置は、パルス光の照射波長を選択し測定で
きる膜厚範囲を調節可能な照射波長選択装置を備えたこ
とを特徴とする油検知装置。 - 【請求項7】 請求項1または5記載の油検知装置にお
いて、照射装置は、パルス光の照射強度を測定して漏洩
した油の膜厚の測定精度を補正する光源劣化補正装置を
備えたことを特徴とする油検知装置。 - 【請求項8】 請求項5記載の油検知装置において、膜
厚演算装置は、観測装置で観測した油の蛍光強度に基づ
いて膜厚を演算することを特徴とする油検知装置。 - 【請求項9】 請求項5記載の油検知装置において、膜
厚演算装置は、観測装置で観測した漏油の検知信号が一
定値になるまで積算処理し、その積算回数から油の膜厚
を推定することを特徴とする油検知装置。 - 【請求項10】 請求項1記載の油検知装置において、
処理装置は、監視対象に対する距離情報から検知画像の
蛍光強度を補正して蛍光強度分布を求め、この蛍光強度
分布から油膜の厚さ分布を演算する膜厚分布演算装置を
備えたことを特徴とする油検知装置。 - 【請求項11】 請求項1または10記載の油検知装置
において、観測装置は、高速シャッタおよび映像増倍機
能を有する映像増倍管を有する一方、処理装置は、検知
画像から油の蛍光領域を抽出し、これと膜厚分布演算装
置による膜厚の演算結果から漏洩量を求める油量演算装
置を備えたことを特徴とする油検知装置。 - 【請求項12】 請求項1記載の油検知装置において、
観測装置は、高速シャッタおよび映像増倍機能を有する
映像増倍管を有する一方、処理装置は、霧状の微粒子に
なって飛散して漏洩した油の検知画像から漏洩部位を特
定する漏洩箇所特定装置を備えたことを特徴とする油検
知装置。 - 【請求項13】 請求項1記載の油検知装置において、
照射装置は、パルス光を目的の監視領域に照射する照射
ヘッドを有し、この照射ヘッドの前部に所定間隔をおい
て反射板を取り付けたことを特徴とする油検知装置。 - 【請求項14】 請求項1記載の油検知装置において、
観測装置が二種以上の観測波長で油を観測し、その蛍光
強度の比から油種を判別する油種判別装置を処理装置に
設けたことを特徴とする油検知装置。
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|---|---|---|---|
| JP12098897A JP3869070B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 油検知装置 |
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ID=14800009
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