JPH10311994A - ブレ補正装置及び位置検出装置 - Google Patents

ブレ補正装置及び位置検出装置

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JPH10311994A
JPH10311994A JP9122251A JP12225197A JPH10311994A JP H10311994 A JPH10311994 A JP H10311994A JP 9122251 A JP9122251 A JP 9122251A JP 12225197 A JP12225197 A JP 12225197A JP H10311994 A JPH10311994 A JP H10311994A
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light
unit
position detecting
light emitting
emitting unit
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JP9122251A
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Yoshiko Ono
佳子 小野
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の位置を検出するときに、位置検出の誤差
を小さくすることができる位置検出装置及びブレ補正装
置を提供する。 【解決手段】 x軸方向に移動するブレ補正レンズ10
を保持するブレ補正レンズ枠11には、ビーム状の光を
発生するレーザーダイオード61aが取り付けられてい
る。レーザーダイオード61aは、一定面積のシャープ
な光スポットをPSD54の受光面54aに形成してい
るために、スリット板52のような光束限定部材が不要
となる。その結果、PSD54に入射する光量が限定さ
れず、位置検出を精度良く行うことができる。また、レ
ーザーダイオード61aは、ブレ補正レンズ枠11に取
り付けられているために、PSD54は、ブレ補正レン
ズ10の移動位置をダイレクトに検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影光学系のブレ
を補正するブレ補正光学系の移動位置などを、光の位置
の変化によって検出する位置検出装置及びブレ補正装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の位置検出装置が搭載され
たブレ補正装置のブロック図である。図4は、従来の位
置検出装置を示す断面図である。なお、以下では、カメ
ラに搭載されたブレ補正装置に位置検出装置を適用した
例を説明する。ブレ補正装置1は、撮影レンズの一部又
は撮影レンズ全体を撮影光軸と直交する面内において移
動させることによって撮影光軸を変化させ、撮影時にお
けるカメラの手ブレなどにより生ずる像面のブレを補正
する装置である。このブレ補正装置1は、図3に示すよ
うに、ブレ検出回路30と、CPU3と、モータ駆動回
路13と、モータ14a,14bと、ブレ補正レンズ1
0と、位置検出装置20a,20bと、位置検出処理回
路15などからなる。
【0003】ブレ検出回路30は、カメラの手ブレなど
による振動を検出し、後述するCPU3にブレ情報を出
力する回路である。ブレ検出回路30は、例えば、2つ
の角速度センサなどを用いることによって、それぞれx
方向、y方向の手ブレなどにより生じた角速度を検出す
る。
【0004】CPU3は、ブレ検出回路30から出力さ
れたブレ情報及び後述する位置検出処理回路15から出
力された現在位置情報に基づいて、ブレ補正量を演算す
るワンチップマイクロコンピュータである。CPU3
は、後述するモータ14a,14bを駆動するために、
このブレ補正量に応じた駆動信号をモータ駆動回路13
に出力する。
【0005】モータ14a,14bは、後述するブレ補
正レンズ10を駆動するためのモータである。モータ1
4a,14bは、モータ駆動回路13からの出力信号に
基づいて、ブレ補正レンズ10を駆動する。
【0006】ブレ補正レンズ10は、図4に示すよう
に、撮影光軸Iと直交する面内(図中xy方向)に移動
することによってブレを補正し、撮影光学系の一部を構
成するレンズ又は撮影レンズ全体を構成するレンズであ
る。
【0007】ブレ補正レンズ枠11は、ブレ補正レンズ
10を保持するための枠である。ブレ補正レンズ枠11
は、その内周部において、ブレ補正レンズ10の外周部
を固定するとともに、スリット板52を一体的に取り付
けている。ブレ補正レンズ10は、発光ダイオード(以
下、LEDという)51からスリット板52に投光され
た光が、1次元のPSD54により受光されることによ
って、その移動位置が検出される。
【0008】位置検出処理回路15は、図3に示すよう
に、後述する位置検出装置20a,20bから出力され
た位置検出情報に基づいて、ブレ補正レンズ10の現在
の位置を現在位置情報としてCPU3に出力する回路で
ある。
【0009】位置検出装置20a,20bは、ブレ補正
レンズ10のx軸方向、y軸方向の位置を検出し、位置
検出処理回路15に位置検出情報を出力する装置であ
る。この位置検出装置20a,20bは、x軸方向とy
軸方向のそれぞれの軸について、1つづつ設置されてお
り、ブレ補正レンズ10のxy平面内における位置を検
出する。なお、位置検出装置20a,20bは、いずれ
も同一構造であり、位置検出装置20aを図4にしたが
って説明する。
【0010】位置検出装置20aは、天板21aに取り
付けられ、光を投光する発光ダイオード(以下、LED
という)51aと、固定部材21bに取り付けられ、ス
ポット状の光の位置を検出する一次元の位置検出素子
(Position Sensitive Devic
e:半導体位置検出素子)(以下、PSDという)54
と、ブレ補正レンズ枠11に取り付けられ、y軸方向に
長孔(スリット孔)52aが形成されたスリット板52
などからなる。
【0011】スリット板52は、シャープなスポット状
の光を作り出す光束限定部材としての役割と、ブレ補正
レンズ10のような移動する物体に追従して、PSD5
4への光の入射位置を変化させる役割とを担う部材であ
る。スリット板52は、LED51とPSD54との間
に配置されており、PSD54と平行な位置関係を維持
しつつ、ブレ補正レンズ10と一体となってx軸方向
(図中A方向)に所定の範囲内で移動する。
【0012】PSD54は、受光面上におけるスポット
状の光の位置を検出するものであり、その受光面54a
に投影される光の像は、なるべくシャープであることが
望ましい。
【0013】この位置検出装置は、x軸方向に移動する
スリット板52のスリット孔52aを介して、PSD5
4の受光面54aにLED51から光を投光している。
通常、1次元PSD54は、図4に示すように、2つの
信号I1,I2を出力する。位置検出装置は、この出力
値を演算することによって、PSD54に入射する光束
のx軸方向における重心位置を検出しており、この重心
位置に基づいて、ブレ補正レンズ10の位置を検出して
いる。CPU3は、位置検出装置が検出したブレ補正レ
ンズ10の位置に基づいて、ブレ補正レンズ10を駆動
制御する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以下に、従来の位置検
出装置の問題点について説明する。 (スリット孔の中心位置とPSDの検出位置との間に生
ずる誤差)図5は、従来の位置検出装置におけるスリッ
ト位置が変化したときの入射光の状態を示す断面図であ
り、図5(A)は、LEDの鉛直下にスリット孔が位置
づけられた状態を示す断面図であり、図5(B)は、L
EDの鉛直下にスリット孔が位置づけられていない状態
を示す断面図である。従来の位置検出装置では、スリッ
ト孔52aの中心位置xをLED51の鉛直下から求め
る場合において、LED51の鉛直下にその中心位置x
があるときには、図5(A)に示すように、PSD54
の検出位置Pxと中心位置xとは、一致する。一方、ス
リット孔52aの中心位置xがLED51の鉛直下にな
いときには、図5(B)に示すように、スリット孔52
aの中心位置xとPSD54の検出位置Pxとには、誤
差δxが生じてしまう。この誤差δxは、スリット板5
2の厚さを考えないときには、LED51とPSD54
との間の距離D1、スリット板52とPSD54との間
の距離D2、LED51の鉛直下におけるスリット孔5
2aの中心位置x=0とすると、以下の数1が成立す
る。
【0015】
【数1】
【0016】数1に示すように、誤差δxは、スリット
板52の移動量xに比例して大きくなり、距離D2が大
きいほど大きくなる。従来の位置検出装置では、誤差δ
xは、必ず生じ、実際のスリット孔52aの中心位置x
とPSD54の検出位置Pxとは、一致しない。
【0017】図6は、従来の位置検出装置におけるスリ
ット板の入射光の重心位置とスリット孔の位置との関係
を示すグラフである。図6において、横軸は、スリット
孔52aの位置(スリット板52の移動量)x〔mm〕
であり、縦軸は、PSD54の出力に基づいて、受光面
54aにおける入射光の重心位置を演算した結果であ
る。また、グラフの原点0は、PSD54の検出方向の
中心位置であり、破線は、スリット孔52aの中心位置
を表している。図6に示すように、PSD54の出力に
基づく入射光の重心位置は、スリット孔52aの中心位
置xと一致しておらず、実際のスリット孔52aの中心
位置xとPSD54による検出位置との間には、誤差が
生じている。この誤差は、数1に示す誤差δxであり、
PSD54の中心(原点0)に対してスリット板52の
移動量が大きくなるほど大きくなる。
【0018】また、従来の位置検出装置は、発光源とし
てほぼ点光源であるLED51を利用しており、このL
ED51から出射した光は、一点から広がるような形で
スリット52に入射する。その結果、スリット孔52a
の位置xが大きくなるにしたがって、スリット孔52a
に入射した光束の一部が、スリット板52の厚みにより
遮られ(けられ)てしまう。
【0019】さらに、誤差δxは、スリット板52の移
動量xに比例して大きくなるために、スリット板52の
移動量がある範囲よりも大きくなると、スリット孔52
aを通過した入射光は、PSD54の受光面54aから
外れてしまう。その結果、スリット板52の有効ストロ
ークが小さくなってしまう。このために、図6に示すよ
うに、スリット孔52aの位置xが大きくなる付近で
は、このスリット孔52aの動きに対して、PSD54
の出力による位置演算結果が比例せずに歪んでいた。つ
まり、スリット板52の動きに対して、PSD54によ
る検出位置が比例関係にある範囲は、狭くなり、位置検
出可能な範囲は、スリット孔52aの位置xが小さいと
きに限られていた。その結果、スリット板52を用いた
従来の位置検出装置では、位置検出を可能とするスリッ
ト板52の有効ストロークが小さくなってしまうという
問題があった。そして、スリット板25の有効ストロー
クが小さくなると、LED51とPSD54の位置関係
が厳しくなり、LED51とPSD54の位置調整が実
際の組立時において必要となり、コストが高くなるとい
う問題があった。
【0020】また、従来の位置検出装置は、PSD54
による入射光の重心位置とブレ補正レンズ10の実際の
位置との間に誤差δxを生じるために、ブレ補正レンズ
10の位置を正確に検出することができず、正確なブレ
補正ができないという問題があった。この問題は、スリ
ット板25に入射する光を平行光に近づけることにより
軽減できるが、この光を平行光に近づけるためには、L
ED51とスリット板25との間の距離を大きくする必
要があった。さらに、スリットの有効ストロークを長く
するためには、PSD54を大きくする必要があった。
その結果、位置検出装置が大型化するためにブレ補正ユ
ニットも大型化し、位置検出装置のカメラへの搭載が困
難になったり、カメラが大型化するという問題があっ
た。
【0021】(光量による問題)従来の位置検出装置
は、光束限定部材であるスリット52を用いているため
に、PSD54に入射する光量が限定される。PSD5
4の2つの信号I1,I2の総和I1+I2は、この光
量に大きく依存しており、この総和I1+I2が小さい
ときには、各信号I1,I2も小さくなる。PSD54
に入射する光量が小さいときには、PSD54の信号I
1,I2は、微少となる。このために、PSD54の信
号I1,I2を処理して位置演算を行うとS/Nが悪化
し、信号処理上誤差を生じてしまうという問題があっ
た。その結果、ブレ補正レンズ10の正確な位置を位置
検出装置が検出できず、ブレ補正を正確に行えないとい
う問題があった。
【0022】一方、PSD54に入射する光量は、LE
D51とPSD54との間の距離を小さくすることによ
り増加し、光量の限定による位置検出誤差をある程度緩
和することができる。しかし、LED51とPSD54
との間の距離が小さくなると、スリット板52の有効ス
トロークが減少したり、光束が遮られ(けられ)るなど
のデメリットを生じてしまう。また、光源の発光プロフ
ィールの影響を受けるなど、結果的に位置演算結果のリ
ニアリティー低下を招いてしまう。これに対して、LE
D51の駆動電流を増加することによって、PSD54
に入射する光量を増加することもできる。しかし、電池
などの限られた資源を電源として動作するカメラに、位
置検出装置を搭載する点を考慮すると、消費電流の点か
ら得策ではない。仮に、駆動電流を大きくすると、カメ
ラの電池の消耗が激しくなったり、電流を大きく消費す
るアクチュエータなどの駆動に影響があるという問題が
あった。
【0023】本発明の課題は、光の位置を検出するとき
に、位置検出の誤差を小さくすることができる位置検出
装置及びブレ補正装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレを補正するブレ補正光学
系(10)と、前記ブレ補正光学系の位置を検出する位
置検出部(21a,21b)とを含むブレ補正装置
(1)において、前記位置検出部は、光を投光する発光
部(61a)と、前記発光部からの光を受光し、この光
の位置を検出する光位置検出部(54)とを含み、前記
発光部は、ビーム状の光を発生し、一定面積又は略一定
面積の光スポットを前記光位置検出部に形成することを
特徴としているブレ補正装置である。
【0025】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記発光部は、レーザーダイオード
であることを特徴とするブレ補正装置である。
【0026】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記発光部は、固定部
材(21b)側又はこの固定部材に対して移動する前記
ブレ補正光学系(10)側に設けられており、前記位置
検出部は、前記ブレ補正光学系側又は前記固定部材側に
設けられていることを特徴としているブレ補正装置であ
る。
【0027】請求項4の発明は、ブレを補正するブレ補
正光学系(10)と、前記ブレ補正光学系の位置を検出
する位置検出部(20a,20b)とを含むブレ補正装
置(1)において、前記位置検出部は、光を投光する発
光部(62a)と、前記発光部からの光を受光し、この
光の位置を検出する光位置検出部(54)と、前記発光
部と前記光位置検出部との間に配置され、前記発光部か
らの光の少なくとも一部を集光する集光部(63a)と
を含み、前記集光部は、一定面積又は略一定面積の光ス
ポットを前記光位置検出部に形成することを特徴とする
ブレ補正装置である。
【0028】請求項5の発明は、請求項4に記載のブレ
補正装置において、前記集光部は、集光レンズであるこ
とを特徴とするブレ補正装置である。
【0029】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
に記載のブレ補正装置において、前記発光部は、固定部
材(21b,21c)側又はこの固定部材に対して移動
する前記ブレ補正光学系(10)側に設けられており、
前記位置検出部及び前記集光部は、前記ブレ補正レンズ
側又は前記固定部材側に設けられていることを特徴とす
るブレ補正装置である。
【0030】請求項7の発明は、光を投光する発光部
(61a)と、前記発光部からの光を受光し、この光の
位置を検出する光位置検出部(54)とを含む位置検出
装置において、前記発光部は、ビーム状の光を発生し、
一定面積又は略一定面積の光スポットを前記光位置検出
部に形成することを特徴とする位置検出装置である。
【0031】請求項8の発明は、請求項7に記載の位置
検出装置において、前記発光部は、レーザーダイオード
であることを特徴とする位置検出装置である。
【0032】請求項9の発明は、請求項7又は請求項8
に記載の位置検出装置において、前記発光部は、固定部
材(21b)又はこの固定部材に対して移動する移動部
材(10,11)に設けられており、前記位置検出部
は、前記移動部材又は前記固定部材に設けられているこ
とを特徴とする位置検出装置である。
【0033】請求項10の発明は、光を投光する発光部
(62a)と、前記発光部からの光を受光し、この光の
位置を検出する光位置検出部(54)と、前記発光部と
前記光位置検出部との間に配置され、前記発光部からの
光の少なくとも一部を集光する集光部(63a)とを含
む位置検出装置において、前記集光部は、一定面積又は
略一定面積の光スポットを前記光位置検出部に形成する
集光レンズであることを特徴とする位置検出装置であ
る。
【0034】請求項11の発明は、請求項10に記載の
位置検出装置において、前記発光部は、固定部材(21
b,21c)又はこの固定部材に対して移動する移動部
材(10,11)に設けられており、前記位置検出部及
び前記集光部は、前記移動部材又は前記固定部材に設け
られていることを特徴とする位置検出装置である。
【0035】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態について、さらに詳しく説明する。図1は、本
発明の第1実施形態に係る位置検出装置を示す断面図で
ある。なお、以下の説明において、図3から図7までに
示した部材と同一の部材は、同一の番号を付して説明
し、その部材の詳細な説明については省略する。本発明
の第1実施形態に係る位置検出装置は、発光部61a
と、図示しないレンズ鏡筒に固定された固定部材21b
に取り付けられた一次元のPSD54と、ブレ補正レン
ズ10と、このブレ補正レンズ10を保持するブレ補正
レンズ枠11などからなる。
【0036】発光部61aは、例えば、レーザーダイオ
ードのような、光線束に平行な鋭く直線的に進むビーム
状の光を発生するものである。発光部61aは、ブレ補
正レンズ枠11に取り付けられおり、このブレ補正レン
ズ枠11を介して、ブレ補正レンズ10とともに撮影光
軸Iに直交する平面内(xy平面内)のある範囲内を移
動する。発光部61aは、ブレ補正レンズ10がxy平
面内のいかなる位置に移動しても、PSD54の受光面
54aにビーム状の光束を鉛直に入射し、この受光面5
4aに一定面積の光スポットを形成する。位置検出装置
は、発光部61aが発するビーム状の光束の受光面54
a上における入射位置を、PSD54の信号I1,I2
に基づいて検出し、ブレ補正レンズ10の位置を求め
る。
【0037】本発明の第1実施形態に係る位置検出装置
は、例えば、レーザーダイオードを発光部61aに用い
ることによって、ビーム状の光を発光し、PSD54の
受光面54a上に一定面積の光スポットを形成する。こ
のために、従来の位置検出装置におけるスリット板52
のような、シャープなスポット状の光を形成する光束限
定部材が不要となる。その結果、PSD54に入射する
光量が限定されず、位置検出の演算誤差が大きくなると
いう問題を解決することができる。また、PSD54に
入射する光束が平行光であるために、従来の位置検出装
置のように点光源のLED51を用いることによって、
LED51とPSD54との間の距離を長くしなければ
ならないという問題を解決することができる。さらに、
LED51とPSD54との間の距離を近づけることが
できるために、PSD54への入射光量を増加させるこ
とができる。
【0038】本発明の第1実施形態に係る位置検出装置
は、位置検出の対象となる移動物体に発光部61aが追
従する構造である。発光部61aは、図1に示すよう
に、ブレ補正レンズ枠11に取り付けられているため
に、PSD54は、この発光部61aと一体化したブレ
補正レンズ10のxy平面内における移動をダイレクト
に検出することができる。その結果、従来の位置検出装
置における位置検出の誤差δxを取り除くことができ、
スリット板52により光束が遮られ(けられ)るのを防
止することができる。また、PSD54への入射光が受
光面54aから外れない領域を大きくすることができる
ために、ブレ補正レンズ10の有効ストロークを大きく
することができる。
【0039】本発明の第1実施形態に係る位置検出装置
は、発光部61aとPSD54の距離を短くしつつ、高
精度な位置検出を行えるとともに、有効ストロークを大
きくすることができるために、PSD54の受光面54
aを小さくすることができる。その結果、位置検出機構
が簡単になり、位置検出装置を小型でコンパクトなもの
にすることができる。また、発光部61aの消費電流を
抑えることができるために、カメラの電気システムを設
計上有利なものとすることができる。
【0040】(第2実施形態)図2は、本発明の第2実
施形態に係る位置検出装置を示す断面図である。本発明
の第2実施形態に係る位置検出装置は、ブレ補正レンズ
10と、このブレ補正レンズ10を保持するブレ補正レ
ンズ枠11と、このブレ補正レンズ枠11に取り付けら
れ、ブレ補正レンズ10の移動に追従するLED62a
と、図示しないレンズ鏡筒に固定された固定部材21b
に取り付けられた一次元のPSD54と、この固定部材
21bに取り付けられ、PSD54を覆う遮光部材21
cと、後述する集光レンズ63aなどからなる。
【0041】集光レンズ63aは、LED62aから投
光された光の少なくとも一部を集光することによって、
PSD54の受光面54a上に入射光を結像し、一定面
積の光スポットを形成するレンズである。集光レンズ6
3aは、LED62aとPSD54との間に配置されて
おり、遮光部材21cに取り付けられている。位置検出
装置は、ブレ補正レンズ10の移動をPSD54への入
射光の変化から検出する。
【0042】本発明の第2実施形態に係る位置検出装置
では、集光レンズ63aは、LED62aから発せられ
た光束をPSD54の受光面54a上に結像し、この受
光面54a上に一定面積の光スポットを形成する。この
ように、集光レンズ63aが光束を集光するために、従
来の位置検出装置のようにスリット板52に入射した光
束を限定することがない。また、光量を大きく取り出す
ことができために、高精度な位置検出が可能となる。そ
の結果、PSD54の信号I1,I2が微少であるため
に生ずる問題点も解決することができる。
【0043】また、図2において、例えば、LED62
aと集光レンズ63aとの間の距離L1が10mm、集
光レンズ63aとPSD54との間の距離L2が1m
m、LED62aの移動範囲d1が5mmであるとする
と、幾何光学上の簡単な計算から、光スポットの移動範
囲d2は、d2=d1×L2/L1=5mm×1mm/
10mm=0.5mmとなる。したがって、LED62
aの移動範囲d1に対して、検出する光スポットの移動
範囲d2を小さくすることができる。その結果、光スポ
ットの移動範囲が縮小するために、PSD54の小型化
が可能となり、PSD54周辺のスペース上の制限を緩
和し、カメラの小型化に貢献することができる。
【0044】(他の実施形態)以上説明した実施形態に
限定されることはなく、種々の変形や変更が可能であっ
て、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、本
発明の第1実施形態に係る位置検出装置は、発光部61
aとしてレーザーダイオードを用いているが、ビーム状
の光束をPSD54に入射することができるものであれ
ば、レーザーダイオードに限定されない。また、比較的
軽量で小型の発光部61aをブレ補正レンズ枠11に取
り付け、固定部材21bにPSD54を取り付けること
が好ましいが、ブレ補正レンズ枠11にPSD54を取
り付け、固定部材21bに発光部61aを取り付けるこ
ともできる。
【0045】本発明の第2実施形態に係る位置検出装置
では、図2に示すように、遮光部材21cは、PSD5
4を覆うように集光レンズ63aを支持しているが、こ
の遮光部材21c以外の部材により集光レンズ63aを
支持することもできる。この場合には、LED62aか
ら出射した光束の一部は、集光レンズ63aにより集光
されずに、PSD54に直接入射する可能性がある。し
かし、集光レンズ63aにより集光された光束は、PS
D54に直接入射する光束に比べて光量が低下するため
に、ある一定レベル以上の信号I1,I2のみを取り出
すことで位置検出を高精度に行うことができる。また、
PSD54に入射する光束を投光する発光源は、豆電球
などの点光源に近い発光源であってもよく、LED51
に限定されない。また、本発明の第2実施形態に係る位
置検出装置は、PSD54を小型化することができるた
めに、PSD54及び集光レンズ63aをブレ補正レン
ズ枠11に取り付け、固定部材21bにLED62aを
取り付けることもできる。さらに、ブレ補正レンズ枠1
1と固定部材21bとの間のz軸方向の距離が一定であ
るときには、ブレ補正レンズ枠11にPSD54を取り
付け、LED62a及び集光レンズ63aを固定部材2
1bに取り付けることもできる。
【0046】本発明の実施形態に係る位置検出装置は、
位置検出の誤差を許容できる範囲内であれば、PSD5
4の受光面54aに形成される光スポットの面積は、略
一定であってもよい。また、本発明の実施形態に係る位
置検出装置は、カメラに搭載されたブレ補正装置に適用
した例を挙げて説明したが、ビデオカメラ、望遠鏡、双
眼鏡などにも本発明を適用することもできる。
【0047】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、ブレ補正光学系の位置を検出する位
置検出部は、ビーム状の光を発生し、一定面積又は略一
定面積の光スポットを光位置検出部に形成する発光部を
含むので、位置検出の誤差を取り除くことができるとと
もに、光線が遮られ(けられ)ることによって光量が限
定されてしまうのを防止することができる。また、受光
した光が光位置検出部から外れないために、光位置検出
部を小型化することができるとともに、ブレ補正装置を
小型化することができる。
【0048】請求項2及び請求項8記載の発明によれ
ば、発光部は、レーザーダイオードであるので、スリッ
ト板のような光束限定部材を用いることなく、ビーム状
の光によってシャープな光スポットを光位置検出部に形
成することができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、発光部は、
固定部材側又はこの固定部材に対して移動するブレ補正
光学系側に設けられており、位置検出部は、ブレ補正光
学系側又は固定部材側に設けられているので、発光部又
は位置検出部は、ブレ補正光学系の移動に追従して移動
し、固定部材側に設けられた位置検出部又は発光部によ
り、このブレ補正光学系の移動位置をダイレクトに精度
良く検出することができる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、ブレ補正光
学系の位置を検出する位置検出部は、発光部と光位置検
出部との間に配置され、この発光部からの光の少なくと
も一部を集光する集光部を含み、この集光部は、一定面
積又は略一定面積の光スポットを光位置検出部に形成す
るので、発光部が投光する光量が僅かであっても、光位
置検出部は、集光された光スポットから光量を大きく取
り出すことができ、位置検出を高精度に行うことができ
る。
【0051】請求項5記載の発明によれば、集光部は、
集光レンズであるので、光スポットの移動範囲を小さく
することができ、光位置検出装置を小型化にすることが
できる。また、光位置検出部の小型化により、この光位
置検出部の周辺にスペースを確保することができ、ブレ
補正装置のコンパクト化を図ることができる。
【0052】請求項6記載の発明によれば、発光部は、
固定部材側又はこの固定部材に対して移動するブレ補正
光学系側に設けられており、位置検出部及び前記集光部
は、ブレ補正光学系側又は固定部材側に設けられている
ので、発光部又は位置検出部は、ブレ補正光学系の移動
に追従して移動し、固定部材側に設けられた位置検出部
又は発光部により、このブレ補正光学系の移動位置をダ
イレクトに精度良く検出することができる。
【0053】請求項7記載の発明によれば、ビーム状の
光を発生する発光部は、一定面積又は略一定面積の光ス
ポットを光位置検出部に形成するので、位置検出の誤差
を取り除くことができるとともに、光線が遮られ(けら
れ)ることによって光量が限定されてしまうのを防止す
ることができる。また、受光した光が光位置検出部から
外れないために、光位置検出部を小型化することができ
る。
【0054】請求項9記載の発明によれば、発光部は、
固定部材又はこの固定部材に対して移動する移動部材に
設けられており、位置検出部は、移動部材又は固定部材
に設けられているので、発光部又は位置検出部は、移動
部材の移動に追従して移動し、固定部材に設けられた位
置検出部又は発光部により、この移動部材の移動位置を
ダイレクトに精度良く検出することができる。
【0055】請求項10記載の発明によれば、発光部と
光位置検出部との間に配置され、この発光部からの光の
少なくとも一部を集光する集光部は、一定面積又は略一
定面積の光スポットを前記光位置検出部に形成する集光
レンズであるので、発光部が投光する光量が僅かであっ
ても、光位置検出部は、集光された光スポットから光量
を大きく取り出すことができ、位置検出を高精度に行う
ことができる。また、光スポットの移動範囲を小さくす
ることができ、光位置検出装置を小型化にすることがで
きる。
【0056】請求項11記載の発明によれば、発光部
は、固定部材又はこの固定部材に対して移動する移動部
材に設けられており、位置検出部及び前記集光部は、移
動部材又は固定部材に設けられているので、発光部又は
位置検出部は、移動部材の移動に追従して移動し、固定
部材に設けられた位置検出部又は発光部により、この移
動部材の移動位置をダイレクトに精度良く検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る位置検出装置を示
す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る位置検出装置を示
す断面図である。
【図3】従来の位置検出装置が搭載されたブレ補正装置
のブロック図である。
【図4】従来の位置検出装置を示す断面図である。
【図5】従来の位置検出装置におけるスリット位置が変
化したときの入射光の状態を示す断面図であり、(A)
は、LEDの鉛直下にスリット孔が位置づけられた状態
を示す断面図であり、(B)は、LEDの鉛直下にスリ
ット孔が位置づけられていない状態を示す断面図であ
る。
【図6】従来の位置検出装置におけるスリット板の入射
光の重心位置とスリット孔の位置との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】 1 ブレ補正装置 3 CPU 10 ブレ補正レンズ 11 ブレ補正レンズ枠 20a,20b 位置検出部 21b 固定部材 21c 遮光部材 22 移動部材 51,62a LED 54 PSD 54a 受光面 61a 発光部 63a 集光レンズ 52 スリット板 52a スリット孔 I 撮影光軸 t 厚さ δx 誤差

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部と、 を含むブレ補正装置において、 前記位置検出部は、 光を投光する発光部と、 前記発光部からの光を受光し、この光の位置を検出する
    光位置検出部とを含み、 前記発光部は、ビーム状の光を発生し、一定面積又は略
    一定面積の光スポットを前記光位置検出部に形成するこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記発光部は、レーザーダイオードであること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記発光部は、固定部材側又はこの固定部材に対して移
    動する前記ブレ補正光学系側に設けられており、 前記位置検出部は、前記ブレ補正光学系側又は前記固定
    部材側に設けられていること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部と、 を含むブレ補正装置において、 前記位置検出部は、 光を投光する発光部と、 前記発光部からの光を受光し、この光の位置を検出する
    光位置検出部と、 前記発光部と前記光位置検出部との間に配置され、前記
    発光部からの光の少なくとも一部を集光する集光部とを
    含み、 前記集光部は、一定面積又は略一定面積の光スポットを
    前記光位置検出部に形成すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記集光部は、集光レンズであること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載のブレ補正
    装置において、 前記発光部は、固定部材側又はこの固定部材に対して移
    動する前記ブレ補正光学系側に設けられており、 前記位置検出部及び前記集光部は、前記ブレ補正光学系
    側又は前記固定部材側に設けられていること、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 光を投光する発光部と、 前記発光部からの光を受光し、この光の位置を検出する
    光位置検出部と、 を含む位置検出装置において、 前記発光部は、ビーム状の光を発生し、一定面積又は略
    一定面積の光スポットを前記光位置検出部に形成するこ
    と、 を特徴とする位置検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の位置検出装置におい
    て、 前記発光部は、レーザーダイオードであること、 を特徴とする位置検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の位置検出
    装置において、 前記発光部は、固定部材又はこの固定部材に対して移動
    する移動部材に設けられており、 前記位置検出部は、前記移動部材又は前記固定部材に設
    けられていること、 を特徴とする位置検出装置。
  10. 【請求項10】 光を投光する発光部と、 前記発光部からの光を受光し、この光の位置を検出する
    光位置検出部と、 前記発光部と前記光位置検出部との間に配置され、前記
    発光部からの光の少なくとも一部を集光する集光部と、 を含む位置検出装置において、 前記集光部は、一定面積又は略一定面積の光スポットを
    前記光位置検出部に形成する集光レンズであること、 を特徴とする位置検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の位置検出装置にお
    いて、 前記発光部は、固定部材又はこの固定部材に対して移動
    する移動部材に設けられており、 前記位置検出部及び前記集光部は、前記移動部材又は前
    記固定部材に設けられていること、 を特徴とする位置検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021937A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Nikon Corp ブレ補正装置及びレンズ鏡筒
JP2006189701A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Pentax Corp 二次元位置検出装置
CN105608704A (zh) * 2015-12-31 2016-05-25 信利光电股份有限公司 一种摄像头模组的校正装置

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