JPH10312990A - 化学反応方法および化学反応装置 - Google Patents

化学反応方法および化学反応装置

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JPH10312990A
JPH10312990A JP9123783A JP12378397A JPH10312990A JP H10312990 A JPH10312990 A JP H10312990A JP 9123783 A JP9123783 A JP 9123783A JP 12378397 A JP12378397 A JP 12378397A JP H10312990 A JPH10312990 A JP H10312990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、溶液中の化学反応における反応副
生成物である気体分子を効率的に除去し、該溶液中の化
学反応の高効率化・高速化・均一化するを目的とする。
また、SOI構造を作成するのに応用可能な半導体基板
を作成することができ、安価なシリコン基板を元にし
て、発光素子やガスセンサーを作り込むことが可能な半
導体基板を作成することを目的とする。 【解決手段】 本発明の化学反応方法は、反応槽中にお
ける反応液中に溶解している気体の濃度を反応中常に飽
和溶解度以下に制御しながら化学反応を行うことを特徴
とする。また、本発明の化学反応装置は、基体を保持す
るための保持手段を有し、反応液を収納し、基体との化
学反応を行うための反応槽と、反応液を反応槽外で循環
させるための循環ラインと、該循環ライン上に設けら
れ、反応液から気体の脱気を行うための脱気装置と、反
応液を循環ラインを移送させるための移送手段とを有す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学反応方法および装
置に係り、より詳しくは、化学工業製品及び集積回路あ
るいは電子デバイスといった半導体製品の製造をも行う
ことが可能な化学反応方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】人類は有史以来、天然に存在する多くの
物質の恩恵を享受してきたが、文明の進展と科学技術の
進歩に伴って、今日ではそれをはるかに上回る数の人工
物質を生み出している。
【0003】これらの利用なくして人間生活を語ること
はできない。特に、分子に基盤を置く物質の科学である
「化学」は、“ものづくり”に深くかかわっており、多
くの工業化学製品を始め、近年は半導体集積回路にも応
用され、人間生活に豊かさを与え続けている。
【0004】化学反応の中でも、溶液中での化学反応
は、気相化学反応と異なったその特異な性質から数多く
の工業製品製造に利用されている。特にその中でも、電
気分解反応は電界槽に電気的エネルギーを供給し、電極
と電解液との界面において物質変化を生じさせ目的とす
る化学物質を製造する技術であり、アルミニウム・銅・
亜鉛の精錬を始め、金属メッキ、水素・酸素・カセイソ
ーダ・塩素の製造といった数多くの工業製品製造に利用
されている。
【0005】最近、半導体プロセスにおける溶液中の化
学反応を利用した半導体基板製作方法として、ELTRAN(E
pitaxial Layer TRANsfer by bond & etch back porous
Si)SOI基体が提案されている(特願平3−2922
58号:「半導体基材の作成方法」、特願平4−165
11号:「半導体基板及びその作成方法」、特願平4−
16523号:「半導体基板の作成方法」、特願平4−
38464号:「半導体基板及びその作成方法」、特願
平4−46306号:「半導体素子基体及びその作成方
法」、特願平4−46307号:「半導体素子基体とそ
の作成方法」、特願平4−59118号:「多結晶シリ
コンをエッチングするためのエッチング液、該エッチン
グ液を用いたエッチング方法及び該エッチング液を用い
た半導体基材の作成方法」、特願平6−40964号:
「SOI基板の作成方法」、特願平6−327503
号:「半導体基板及びその作成方法」)。
【0006】これらは、陽極化成と呼ばれる溶液中の化
学反応を利用したもので、陽極化成法により一部もしく
は全部が多孔質されたシリコン単結晶基体の一多孔質表
面に単結晶シリコンをエピタキシャル成長し、このエピ
タキシャル層の表面を一旦任意の支持基体と接着剤で接
着し、シリコン単結晶基体の多孔質部分を選択的にエッ
チング(または非孔質部分を研磨によって除去してから
多孔質部分を選択的にエッチング)することを特徴とす
る半導体基板の作成方法である。
【0007】また、陽極化成反応によって形成される多
孔質シリコンに関して、それが膨大な表面積を有すると
ともに、その表面が有機ガスの吸着に対して活性である
ことから、その性質を利用したガスセンサが種々検討さ
れている(M. B-Chohrin andA. Kurex, "Absorbate effe
cts on photoluminescence and electrical conductivi
ty of porous silicon," Appl. Phys. Lett., vol. 64,
pp. 481 - 483, 1994.、 A. Richter, "Design consi
derations and performance of adsorptive humidity s
ensor with capacitive readout," The 7th Int. Conf.
Solid-StateSensors and Actuators, pp. 310 - 313,
1993.、 R. C. Anderson , R. S. Muller, and C. W.
Tobias, "Inverstigations of porous silicon for vap
or sensing," Sensors and Actuators, A21 - A23 pp.
835 - 839, 1990.、 本橋章、“陽極化成シリコン/単
結晶シリコン試料の水蒸気に対する電気特性変化、”信
学論(C−II), vol. J77-C-II, pp. 213 - 220, 199
5.)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、溶
液中の化学反応は、工業化学産業や半導体産業を始め工
業製品の製造に幅広く利用されている。ところで、工業
製品生産の観点から、化学反応の効率を高めることは、
物質生産の経済効率化、あるいは省資源化を高めるため
に非常に重要である。特に半導体産業においては、経済
性の追求の観点から、成膜・エッチングといった化学の
反応の高速化と、大口径シリコンウェハ上での化学反応
の面内均一性の二点が更に要求される。
【0009】しかし、溶液中の化学反応において、化学
反応の高効率化・高速化・均一化を阻害する現象とし
て、反応副生成物の発生がある。すなわち、化学反応に
よって目的とする化学物質以外に、生成される反応生成
物が溶液中に溶存していると、化学反応の進行を阻害す
るのである。水溶液中の電気分解において、一般に負極
において水素、正極において酸素が発生する現象がその
代表例である。
【0010】これらの反応は、目的とする金属の析出や
無機及び有機の化学種の放電反応と競合するので電流効
率からも重要であるが、反応生成物の種類をも変えるこ
とがあるので極めて重要な影響を与える。例えば、陽極
化成を利用した半導体基板製作においては、反応副生成
物である気体分子が多孔質シリコン形成反応の高速化、
均一化を阻害している。
【0011】従来の技術においては、特願平5−102
445号:「半導体基材の製作方法」の実施例に記載され
ているように、発生する気体分子に対しては、溶液中の
飽和溶解度以上の気体分子は気泡となってシリコンウェ
ハなどに付着し反応を阻害するため、界面活性剤として
アルコールを加えたり、撹拌器を用いて溶液を撹拌する
という処理を行っている。
【0012】しかし、この処理方法は一時的な解決方法
ではあるが、しかし本質的ではない。通常、半導体基板
製作における多孔質シリコン形成においては、穴径が約
10nm、深さ約20μmの穴を、シリコンウェハ面内
で孔径に関しては±5%以内に、孔の深さに関しては±
10%以内に揺らぎを抑える必要がある。しかも、この
多孔質シリコン層形成プロセスは、現行の半導体ボリュ
ーム・プロダクションの標準的な処理時間である1分間
で行わなければならない。ウェハサイズを6インチ、孔
径を10nm、開口率(孔面積/ウェハ面積)を0.
3、エッチングレートを20μm/minと仮定した場
合、発生する水素量は788cc/minである。この
大量の水素は、孔径10nm、孔の深さ20μm、すな
わち孔のアスペクト比2000の細長い孔の底で発生す
る。多孔質シリコン層形成のためには、反応副生成物で
あるこの大量の水素を完全に除去しつつ、孔のアスペク
ト比2000の細長い孔の底に反応液を常に供給し続け
なければならない。しかし、界面活性剤の添加や撹拌器
を用いる方法では、上記の問題点を解決することは不可
能である。すなわち、半導体基板を始め、溶液中の化学
反応を利用した工業製品を生産性よく提供できる技術
は、未だ達成するに至っていない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の化学反応方法
は、反応槽中における反応液中に溶解している気体の濃
度を反応中常に飽和溶解度以下に制御しながら化学反応
を行うことを特徴とする。
【0014】本発明においては、溶液中の化学反応を外
部から電気エネルギーを供給する電気化学反応であって
も構わないし、もちろん、電気化学反応の一種である陽
極化成反応であっても構わない。すなわち、該溶液は電
解液であっても構わない。
【0015】本発明において反応槽中における反応液中
に溶解している気体の濃度を反応中常に飽和溶解度以下
に制御するためには、例えば、反応液を反応槽外で循環
させ、循環途中において脱気を行うことが好ましい。
【0016】また、脱気に際しては、気体の濃度を、飽
和溶解度の1/10以下に制御することが好ましい。1
/10以下の場合は、例えば、基体を反応槽内において
保持し、気体の片面を反応液と接触させ、気体の他の面
を導電性溶液に接触させ、反応液に負の電圧を与え、導
電性溶液に正の電圧を与える陽極化成反応で、基体表面
に多孔質層を形成する反応において、反応液の溶存水素
量を飽和溶解度の1/10にすることで、孔径10n
m、孔の深さ20μm、孔のアスペクト比が2000と
いった深い孔を持つ多孔質層を処理時間1分間で6イン
チウェハ面内で孔の深さのばらつきを±3%以内で形成
可能である。
【0017】さらに、絶対値としては、気体の濃度を1
00ppb以下に制御することがあ特に好ましい。10
0ppb以下とすると、例えば、基体を反応槽内におい
て保持し、気体の片面を反応液と接触させ、気体の他の
面を導電性溶液に接触させ、反応液に負の電圧を与え、
導電性溶液に正の電圧を与える陽極化成反応で、基体表
面に多孔質層を形成する反応において、孔径10nm、
孔の深さ20μm、孔のアスペクト比が2000といっ
た深い孔を持つ多孔質層を処理時間1分間で6インチウ
ェハ面内で孔の深さのばらつきが±3%以内で形成可能
である。
【0018】気体は最初から反応液に在中する場合もあ
る。かかる気体は反応前に除去しておけばよい。特に影
響の大きい気体は、化学反応において発生する反応副生
物である。かかる化学反応において発生する反応副成物
は、発生すると同時に除去する必要がある。そのために
は、反応液を反応系外へ導き系外で脱気を行うことが特
に有効である。そのために循環系において脱気すること
が好ましい。
【0019】反応副生物が発生する化学反応としては、
例えば電気化学反応、陽極化成反応などがあげられ、こ
れらの化学反応において、本発明は特に有効である。
【0020】特に、基体を反応槽内において保持し、基
体の片面を反応液と接触させ、基体の他の面を導電性溶
液に接触させ、反応液に負の電圧を与え、導電性溶液に
正の電圧を与える陽極化成反応で基体表面に多孔質層を
形成する反応の場合には、孔内に反応副生物(気体)が
残留してしまう。特に、孔の径が20nm以下の場合、
孔の深さが20μm以上の場合、孔のアスペクト比が1
000以上の場合に特にその傾向が顕著であり、その結
果、孔形成に際して不均一をもたらす。短時間処理の場
合にはその傾向がさらに増大する。
【0021】しかるに本発明においては、孔の径が10
nmの場合、孔の深さが20μmの場合、孔のアスペク
ト比が2000の場合であっても均一な孔の形成が処理
時間1分間の場合であっても可能となる。
【0022】また、本発明においては、反応液を大気か
ら隔離しておくことが好ましい。大気から反応液に気体
が混入することを防止するためである。
【0023】本発明においては、該溶液中の化学反応の
脱気方法に関して、中空糸状ガス透過膜によって構成さ
れる脱気モジュールにおいて、該中空糸内を真空ポンプ
により減圧状態にすることにより脱気しても構わない
し、該中空糸内を気体分子が全く存在しない超純水で満
たすことにより脱気しても構わない。
【0024】本発明において、該溶液の温度に関し、±
0.5℃以内に抑えることは化学反応の制御性を高める
意味でなお望ましい。
【0025】本発明の化学反応装置は、基体を保持する
ための保持手段を有し、反応液を収納し、基体との化学
反応を行うための反応槽と、反応液を反応槽外で循環さ
せるための循環ラインと、該循環ライン上に設けられ、
反応液から気体の脱気を行うための脱気装置と、反応液
を循環ラインを移送させるための移送手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0026】かかる化学反応装置としては、例えば陽極
化成処理を行うための装置があげられる。その構成例は
あ、基体の片面を反応液と接触させ、基体の他の面を導
電性溶液に接触させ、反応液に負の電圧を与えるための
電極と、導電性溶液に正の電圧を与えるための電極とを
有する。
【0027】本発明によれば、溶液中の化学反応におい
て、該溶液中の溶存している気体分子濃度を常に飽和溶
解度以下に抑制しているため、例えば陽極化成法による
シリコンウェハの多孔質化反応において、反応副生成物
の気体分子が気泡となってシリコンウェハ上、もっと詳
しく言うとシリコンウェハの孔の底に付着しないため、
化学反応速度の劣化と化学反応不均一化を抑制すること
が可能となる。
【0028】本発明によれば、通常の半導体集積回路の
分野で使用されるシリコンウェハを面内均一で、しかも
高速に多孔質化することができる。本発明によれば、S
OI構造を作成するのに応用可能な半導体基板を作成す
ることができる。更に、本発明によれば、安価なシリコ
ン基板を元にして、発光素子やガスセンサーを作り込む
ことが可能な半導体基板を作成することができる。
【0029】以下、本発明の半導体基板の作成方法の実
施例を図面を参照しながら詳述する。
【0030】
【発明の実施の態様】
(実施の態様例1)図1および図2に本発明の実施の態
様例に係る化学反応装置を示す。
【0031】基体(例えばシリコンウエハ)200を保
持するための保持手段206a,206bを有し、反応
液(例えばフッ酸)201を収納し、基体200との化
学反応を行うための反応槽300と、反応液201を反
応槽300外で循環させるための循環ライン210a
(往路)、210b(復路)と、循環ライン210a上
に設けられ、反応液201から気体の脱気を行うための
脱気装置301と、反応液201を循環ライン210a
上を移送させるための移送手段である移送ポンプ303
とを有している。
【0032】この装置をさらに詳細に説明する。
【0033】本例は、陽極化成処理用の化学反応装置で
あり、シリコンウエハ200の片面を反応液(例えば、
フッ酸系反応液)201と接触させ、シリコンウエハ2
00の他の面を導電性溶液である電解液202に接触さ
せ、反応液201に負の電圧を与えるための負電極20
3と、導電性溶液202に正の電圧を与えるための正電
極204とを有している。
【0034】シリコンウエハ200は、保持手段206
a,206bによって垂直に保持されているが、このシ
リコンウエハ200自体により反応液201と電解液2
02とは分離されているが、分離を完全にするために保
持手段とシリコンウエハ200との間には例えばゴアテ
ックスによるシール205によるシールが行われてい
る。
【0035】また、本例では、循環ライン210b上に
PID冷却・加熱器あるいは熱交換器302が設けられ
ており、循環中の反応液の加熱・冷却を行う。この加熱
・冷却は、反応槽300中の反応液201の温度が±
0.5℃以内に保持されるように行うことが好ましい。
そのためには、反応槽300内の反応液201の温度を
探知するセンサー(図示せず)を設け、そこからの信号
に基づきPID冷却・加熱器あるいは熱交換器302に
おける加熱・冷却量を加減できるようにしておけばよ
い。
【0036】なお、304はフィルタであり、0.1μ
m以上のパーティクルの除去を行う。
【0037】次に脱気装置301について説明する。脱
気装置の例を図3および図4に示す。
【0038】図3に示す例では、脱気装置301は脱気
モジュール401と真空ポンプ400とから構成されて
おり、図4に示す例では、脱気モジュール401と水分
発生器500とから構成されている。
【0039】脱気モジュールの構造例を図8に示す。
【0040】脱気モジュール401は、例えば図8に示
すように中央の多孔給水パイプ803周囲に簾上に編ん
だ中空糸分離膜シート804を螺旋に巻き付けた構造を
している。反応液201を処理水入口800から圧送す
ることによって、反応液200は中空糸簾の積層部を通
り外周へ放射状に流れ、処理水出口801から排出する
ためである。中空糸分離膜シート804は、例えばPF
A等のフッ素系樹脂でできているため、反応液200が
フッ酸系の反応液であっても全く劣化しない。
【0041】脱器装置301が図3の構成の場合、中空
糸口802に真空ポンプ400により、中空糸内を減圧
状態に保持する。この時、反応液200の中の溶存する
気体は、反応液200が中空糸簾積層部を通過する間
に、効率的に中空糸の外から内へ移動し、真空ポンプ4
00を経て系外へ排出される。
【0042】また、脱器装置301が図4の構成の場
合、中空糸口802に水分発生器500で生成した気体
分子が全く存在しない超純水を圧送し、別の中空糸口か
ら排出し、中空糸内を気体分子が全く存在しない超純水
で満たした状態を保持する。この時、ガス透過膜で構成
された中空糸の気体成分に関する内外の分圧差により、
溶液中の気体分子を中空糸簾積層部を通過する間に効率
的に中空糸の外から内へ移動、そして系外に排出する。
【0043】(実施の態様例2)単結晶シリコン基体を
陽極化成して多孔質シリコンまたは多孔質シリコン基体
を形成する方法について説明する。基体としてP型の単
結晶シリコン基体200を用意する。n型でも不可能で
はないが、その場合は低抵抗の基体に限定される。基体
200を図1に示すような反応槽300にセットする。
反応槽300は、反応液201あるいは電解液202と
外気との接触を避けるために、完全密閉型になってい
る。すなわち、基体200の片側がフッ酸系の反応液2
01に接していて、反応液201に負の電極203がと
られている。一方、基体200の逆側は電解液202に
接していて、電解液202に正の電極204がとられて
いる。電解液202は、導電性溶液であればなんでも構
わないため、フッ酸系の反応液であっても構わない。い
ずれにせよフッ酸系溶液に接している基体200の負の
電極側から多孔質化が起こる。フッ酸系反応液201と
しては、一般的には濃フッ酸(49%HF)を用いる。
【0044】また、陽極化成反応による多孔質シリコン
形成時、フッ酸系反応液201が直径10nm程度の基
体200の溶液の中に侵入しやすくする目的から、界面
活性剤を加える必要がある。界面活性剤としては、反応
液201の表面張力を低下させる作用を有し、かつ陽極
化成後の洗浄工程で界面活性剤の基体200への付着が
問題にならないアルコールが望ましい。かかるアルコー
ルとしては、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、IPA(イソプロピルアルコール)等が用いいら
れる。
【0045】負電極203あるいは正電極204に関し
ては、フッ酸溶液に対して侵食されないような材料、例
えば金(Au)、白金(Pt)等が用いられる。
【0046】また、反応槽300内の反応液201は図
2に示すように、脱気装置301及び冷却・加熱器30
2を通して循環させている。脱気装置301は、ガス透
過膜を用いた脱気モジュール401を並列接続した構成
になっている。
【0047】ガス透過膜は孔質もしくは非孔質のものが
あるが、循環させる容液が界面活性剤といての役割を果
たすアルコールを含んだ反応液であるため、ガス透過膜
からの反応液染み出しを考慮して非孔質のものが望まし
い。脱気モジュール401は、中央の多孔給水パイプ周
囲に簾上に編んだ中空糸分離膜シートを螺旋に巻き付け
た構造をしており、図3に示すように中空糸内を真空ポ
ンプ400により減圧状態に保持する。すなわち、中空
糸内を真空ポンプ400により減圧状態保持し、ガス透
過膜で構成された中空糸の内外の圧力差により、溶液中
の気体分子を中空糸簾積層部を通過する間に効率的に中
空糸の外から内へ移動、そして真空ポンプ400を経て
系外に排出する。
【0048】冷却・加熱器302は、反応槽300内の
反応液201の温度の揺らぎを±0.5℃以内に抑制す
る。
【0049】以上により、溶液中の化学反応において、
該溶液中の溶存している気体分子濃度を常に飽和溶解度
以下に抑制することが可能となるため、シリコンウェハ
の多孔質化反応において、反応副生成物の気体分子が気
泡となってシリコンウェハ上、もっと詳しく言うとシリ
コンウェハの孔の底に付着しないため、化学反応速度の
劣化と化学反応不均一化を抑制することが可能となる。
【0050】(実施の態様例3)単結晶シリコン基体を
陽極化成して多孔質シリコンまたは多孔質シリコン基体
を形成する方法について説明する。基体としてP型の単
結晶シリコン基体200を用意する。n型でも不可能で
はないが、その場合は低抵抗の基体が好ましい。
【0051】基体200を図1に示すような反応槽30
0にセットする。反応槽300は、反応液201あるい
は電解液202と外気との接触を避けるために、完全密
閉型になっている。すなわち、基体200の片側がフッ
酸系の反応液201に接していて、反応液201に負の
電極203がとられている。一方、基体200の逆側は
電解液202に接していて、電解液202に正の電極2
04がとられている。電解液202は、導電性溶液であ
ればなんでも構わないため、フッ酸系の反応液であって
も構わない。いずれにせよフッ酸系溶液に接している基
体200の負の電極側から多孔質化が起こる。フッ酸系
反応液201としては、一般的には濃フッ酸(49%H
F)を用いる。
【0052】また、陽極化成反応による多孔質シリコン
形成時、フッ酸系反応液201が直径10nm程度の基
体200の溶液の中に侵入しやすくする目的から、界面
活性剤を加える必要がある。界面活性剤としては、反応
液201の表面張力を低下させ、かつ陽極化成後の洗浄
工程で界面活性剤の基体200への付着が問題にならな
いアルコールが望ましい。アルコールとしては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、IPA等が用いいら
れる。
【0053】負電極203あるいは正電極204に関し
ては、フッ酸溶液に対して侵食されないような材料、例
えば金(Au)、白金(Pt)等が用いられる。
【0054】また、反応槽300内の反応液201は図
2に示すように、脱気装置301及び冷却・加熱器30
2を通して循環させている。脱気装置301は、ガス透
過膜を用いた脱気モジュール401を並列接続した構成
になっている。ガス透過膜は孔質もしくは非孔質のもの
があるが、循環させる容液が界面活性剤といての役割を
果たすアルコールを含んだ反応液であるため、ガス透過
膜からの反応液染み出しを考慮して非孔質のものが望ま
しい。
【0055】脱気モジュール401は、中央の多孔給水
パイプ周囲に簾上に編んだ中空糸分離膜シートを螺旋に
巻き付けた構造をしており、図4に示すように水分発生
器500からの気体分子が全く存在しない超純水で満た
した状態を保持する。すなわち、中空糸内を気体分子が
全く存在しない超純水で満たした状態を保持し、ガス透
過膜で構成された中空糸の気体成分に関する内外の分圧
差により、溶液中の気体分子を中空糸簾積層部を通過す
る間に効率的に中空糸の外から内へ移動、そして系外に
排出する。
【0056】冷却・加熱器302は、反応槽300内の
反応液201の温度の揺らぎを±0.5℃以内に抑制す
る。
【0057】以上により、溶液中の化学反応において、
該溶液中の溶存している気体分子濃度を常に飽和溶解度
以下に抑制することが可能となるため、シリコンウェハ
の多孔質化反応において、反応副生成物の気体分子が気
泡となってシリコンウェハ上、もっと詳しく言うとシリ
コンウェハの孔の底に付着しないため、化学反応速度の
劣化と化学反応不均一化を抑制することが可能となる。
【0058】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて手本発明を詳
しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0059】(実施例1)まず、625μmの厚みを持
ち、1〜10×1018cm-3ボロンが添加された6イン
チp+基板(100)単結晶シリコン基体200を用意
し、これを表面をHF/H2O/IPA(20〜30%
HF,10〜30%IPA)溶液中で対向電極にp+
を用いて陽極化成処理を行った。この時の電流密度は5
mA/cm2であった。図2に示すように、反応槽内300
の反応液201は、脱気装置301及び冷却・加熱器3
02を通して循環させた。
【0060】脱気装置301は、非孔質のガス透過膜を
用いて作成された脱気モジュール401を7台並列接続
した構成になっている。脱気装置301は真空ポンプ4
00を用いて約10Torrの減圧状態を保持した。移
送ポンプ303に関しては、薬液循環ラインを反応液が
流量70l/minで循環できること、すなわち脱気モジュ
ール1台当たり流量10l/minの反応液が循環可能なも
のとした。このとき反応槽300内の反応液201の溶
存水素量を観察した結果、陽極化成処理中の間は、常に
飽和溶解度である1ppmをはるかに下回るの約100
ppb以下であった。また、陽極化成処理中、冷却・加
熱器302を作動させることで、反応槽300内の反応
液201の温度変動を常に±0.5℃以内に抑えた。
【0061】以上の条件の下で、陽極化成処理を1分間
行い、フィールドエミッション型走査電子顕微鏡で6イ
ンチウェハ全面を観察したところ、孔径10nm、開口
率30%、膜厚20μmが、面内均一性±3%以内で形
成されていることがわかった。また、透過型電子顕微鏡
による多孔質層の断面観察の結果、多孔質シリコン層に
は新たな結晶欠陥が導入されておらず、良好な単結晶性
が維持されていることが確認された。
【0062】(実施例2)まず、625μmの厚みを持
ち、1〜10×1018cm-3ボロンが添加された6イン
チp+基板(100)単結晶シリコン基体200を用意
し、これを表面をHF/H2O/IPA(20〜30%
HF,10〜30%IPA)溶液中で対向電極にp+
を用いて陽極化成処理を行った。この時の電流密度は5
mA/cm2であった。図2に示すように、反応槽内3
00の反応液201は、脱気装置301及び冷却・加熱
器302を通して循環させた。脱気装置301は、非孔
質のガス透過膜を用いて作成された脱気モジュール40
1を7台並列接続した構成になっている。脱気装置30
1は水分発生器500からの気体分子が全く存在しない
超純水で満たした状態を保持した。
【0063】移送ポンプ303に関しては、薬液循環ラ
インを反応液が流量70l/minで循環できること、すな
わち脱気モジュール1台当たり流量10l/minの反応液
が循環可能なものとした。このとき反応槽300内の反
応液201の溶存水素量を観察した結果、陽極化成処理
中の間は、常に飽和溶解度である1ppmをはるかに下
回るの約100ppb以下であった。また、陽極化成処
理中、冷却・加熱器302を作動させることで、反応槽
300内の反応液201の温度変動を常に±0.5℃以
内に抑えた。
【0064】以上の条件の下で、陽極化成処理を1分間
行い、フィールドエミッション型走査電子顕微鏡で6イ
ンチウェハ全面を観察したところ、孔径約10nm、開
口率30%、膜厚20μmが、面内均一性±3%以内で
形成されていることがわかった。
【0065】また、透過型電子顕微鏡による多孔質層の
断面観察の結果、多孔質シリコン層には新たな結晶欠陥
が導入されておらず、良好な単結晶性が維持されている
ことが確認された。
【0066】(実施例3)本例では、気体の脱気量の影
響を調べた。
【0067】まず、625μmの厚みを持ち、1〜10
×1018cm-3ボロンが添加された6インチp+基板
(100)単結晶シリコン基体200を用意し、これを
表面をHF/H2O/IPA(20〜30%HF,10
〜30%IPA)溶液中で対向電極にp+層を用いて陽
極化成処理を行った。この時の電流密度は5mA/cm
2であった。図2に示すように、反応槽内300の反応
液201は、脱気装置301及び冷却・加熱器302を
通して循環させた。脱気装置301は、非孔質のガス透
過膜を用いて作成された脱気モジュール401を7台並
列接続した構成になっている。脱気装置301は水分発
生器500からの気体分子が全く存在しない超純水で満
たした状態を保持した。また、陽極化成処理中、冷却・
加熱器302を作動させることで、反応槽300内の反
応液201の温度変動を常に±0.5℃以内に抑えた。
【0068】以上の条件の下で、移送ポンプ301の流
量に関しては、0〜70l/minとそれぞれ条件を変え
て、陽極化成処理を1分間行った。それぞれの流量の条
件の下で陽極化成処理を行ったとき、化成槽300内の
反応液201の溶存水素量を観察し、処理後、6インチ
ウェハ全面をフィールドエミッション型走査電子顕微鏡
で観察した。図5は、それぞれの溶存水素量における孔
の深さのばらつきを示している。溶存水素量が多ければ
多いほど、孔の深さが浅くなるばかりか、孔の深さのば
らつきも大きくなる。反応槽300内の反応液201の
溶存水素量が100ppb以下であれば、孔の径10n
m、開口率30%の多孔質層が処理時間1分間で、膜厚
に関して20μm、膜厚の面内均一性±3%以内で形成
されることが分かった。
【0069】(実施例4)本例では、孔の径による影響
を調べた。
【0070】まず、625μmの厚みを持ち、1〜10
×1018cm-3ボロンが添加された6インチp+基板
(100)単結晶シリコン基体200を用意し、これを
表面をHF/H2O/IPA(20〜30%HF,10
〜30%IPA)溶液中で対向電極にp+層を用いて陽
極化成処理を行った。図2に示すように、反応槽内30
0の反応液201は、脱気装置301及び冷却・加熱器
302を通して循環させた。脱気装置301は、非孔質
のガス透過膜を用いて作成された脱気モジュール401
を7台並列接続した構成になっている。脱気装置301
は水分発生器500からの気体分子が全く存在しない超
純水で満たした状態を保持した。
【0071】移送ポンプ303に関しては、薬液循環ラ
インを反応液が流量35l/minで循環できること、すな
わち脱気モジュール1台当たり流量5l/minの反応液が
循環可能なものとした。このとき反応槽300内の反応
液201の溶存水素量を観察した結果、陽極化成処理中
の間は、約600ppbであった。また、陽極化成処理
中、冷却・加熱器302を作動させることで、反応槽3
00内の反応液201の温度変動を常に±0.5℃以内
に抑えた。
【0072】以上の条件の下で、電流密度に関しては、
5〜30mA/cm2とそれぞれ条件を変えて陽極化成
処理を行い、フィールドエミッション型走査電子顕微鏡
で6インチウェハ全面を観察した。
【0073】図6は、各電流密度における孔の深さのば
らつきを示している。陽極化成反応においてその孔の径
は、その電流密度の増加とともに大きくなる。反応槽3
00内の反応液201の溶存水素量が600ppbの
時、孔の径20nm、孔の深さ20μm、すわわち孔の
アスペクト比が1000の多孔質層形成に関して、膜厚
の面内均一性は±3%以内に抑えられることが分かっ
た。しかし、孔の径10nm、孔の深さ20μm、すな
わち孔のアスペクト比2000といった、より深い孔の
場合、膜厚の面内均一性は±10%まで劣化することが
分かった。
【0074】(実施例5)本例では、孔の深さによる影
響を調べた。
【0075】まず、625μmの厚みを持ち、1〜10
×1018cm-3ボロンが添加された6インチp+基板
(100)単結晶シリコン基体200を用意し、これを
表面をHF/H2O/IPA(20〜30%HF,10
〜30%IPA)溶液中で対向電極にp+層を用いて陽
極化成処理を行った。この時の電流密度は5mA/cm
2であった。図2に示すように、反応槽内300の反応
液201は、脱気装置301及び冷却・加熱器302を
通して循環させた。脱気装置301は、非孔質のガス透
過膜を用いて作成された脱気モジュール401を7台並
列接続した構成になっている。脱気装置301は水分発
生器500からの気体分子が全く存在しない超純水で満
たした状態を保持した。移送ポンプ303に関しては、
薬液循環ラインを反応液が流量70l/minで循環できる
こと、すなわち脱気モジュール1台当たり流量10l/mi
nの反応液が循環可能なものとした。このとき反応槽3
00内の反応液201の溶存水素量を観察した結果、陽
極化成処理中の間は、常に飽和溶解度以下である1pp
mをはるかに下回る約100ppb以下であった。ま
た、陽極化成処理中、冷却・加熱器302を作動させる
ことで、反応槽300内の反応液201の温度変動を常
に±0.5℃以内に抑えた。
【0076】以上の条件の下で、陽極化成処理時間に関
しては、1〜20分とそれぞれ条件を変えて陽極化成処
理を行い、フィールドエミッション型走査電子顕微鏡で
6インチウェハ全面を観察した。
【0077】図7は、各処理時間における孔の深さのば
らつきを示している。陽極化成反応においてその孔の深
さは、その処理時間が長くなるとともに深くなる。反応
槽300内の反応液201の溶存水素量が100ppb
以下であれば、孔の径10nm、開口率30%の多孔質
層が処理時間1分間で、膜厚に関して20μm、膜厚の
面内均一性±3%以内で形成されることが分かった。し
かし、孔の径10nm、孔の深さ40μm、すなわち孔
のアスペクト比4000といった、より深い孔の場合、
膜厚の面内均一性は±10%まで劣化することが分かっ
た。
【0078】
【発明の効果】本発明により、従来技術では実現し得な
かった溶液中の化学反応における反応副生成物である気
体分子の効率的な除去が可能となり、その結果、該溶液
中の化学反応の高効率化・高速化・均一化を実現可能と
することができる。さらに、SOI構造を作成するのに
応用可能な半導体基板を作成することができ、安価なシ
リコン基板を元にして、発光素子やガスセンサーを作り
込むことが可能な半導体基板を作成することを可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化学反応制御方法の実施様態例
1、及び実施様態例2を示す反応槽の模式的断面図であ
る。
【図2】本発明による化学反応制御方法の実施様態例
1、及び実施様態例2を示す模式的装置構成図である。
【図3】本発明による化学反応制御方法の実施様態例1
を示す脱気モジュールの模式的断面図である。
【図4】本発明による化学反応制御方法の実施様態例2
を示す脱気モジュールの模式的断面図である。
【図5】実施例3のそれぞれの溶存水素量における孔の
深さのばらつきを示すグラフである。
【図6】実施例4の各電流密度における孔の深さのばら
つきを示すグラフである。
【図7】実施例5の各処理時間における孔の深さのばら
つきを示すグラフである。
【図8】脱気モジュールの構造例を示す図である。
【符号の説明】
200 基体(シリコンウエハ)、 201 反応液、 202 電解液、 203 負電極、 204 正電極、 205 シール、 206a,206b 保持手段、 207a,207b シール、 208 密閉蓋、 209 電源、 210a 循環ライン(往路)、 210b 循環ライン(復路)、 300 反応槽、 301 脱気装置、 302 冷却・加熱器、 303 移送ポンプ、 304 フィルター、 400 真空ポンプ、 401 脱気モジュール、 500 水分発生器、 800 処理水入口、 801 処理水出口、 802 中空糸口、 803 多孔給水パイプ、 804 中空糸分離膜シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 信義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 牛木 健雄 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉(無番地) 東北大学工学部電子工学科内 (72)発明者 篠原 壽邦 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉(無番地) 東北大学工学部電子工学科内 (72)発明者 新田 雄久 東京都文京区本郷4丁目1番4号株式会社 ウルトラクリーンテクノロジー開発研究所 内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応槽中における反応液中に溶解してい
    る気体の濃度を反応中常に飽和溶解度以下に制御しなが
    ら化学反応を行うことを特徴とする化学反応方法。
  2. 【請求項2】 反応液を反応槽外で循環させ、循環途中
    において脱気を行うことを特徴とする請求項1記載の化
    学反応方法。
  3. 【請求項3】 気体の濃度を、飽和溶解度の1/10以
    下に制御することを特徴とする請求項1または2記載の
    化学反応方法。
  4. 【請求項4】 気体の濃度を100ppb以下に制御す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記
    載の化学反応方法。
  5. 【請求項5】 気体は化学反応において発生する反応副
    生物であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項記載の化学反応方法。
  6. 【請求項6】 化学反応は電気化学反応であることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の化学反
    応方法。
  7. 【請求項7】 化学反応は陽極化成反応であることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の化学反
    応方法。
  8. 【請求項8】 陽極化成反応は、基体表面に多孔質層を
    形成する反応であることを特徴とする請求項7記載の化
    学反応方法。
  9. 【請求項9】 基体を反応槽内において保持し、基体の
    片面を反応液と接触させ、基体の他の面を導電性溶液に
    接触させ、反応液に負の電圧を与え、導電性溶液に正の
    電圧を与えることを特徴とする請求項8記載の化学反応
    方法。
  10. 【請求項10】 反応槽内の反応液を大気から隔離する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載
    の化学反応方法。
  11. 【請求項11】 反応液はフッ酸系反応液であることを
    特徴とする請求項10記載の化学反応方法。
  12. 【請求項12】 反応液中に界面活性剤を加えることを
    特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項記載の化
    学反応方法。
  13. 【請求項13】 界面活性剤は、メタノール、エタノー
    ル、イソプロピルアルコールであることを特徴とする請
    求項12記載の化学反応方法。
  14. 【請求項14】 孔の径は、20nm以下であることを
    特徴とする請求項8ないし13のいずれか1項記載の化
    学反応方法。
  15. 【請求項15】 孔の深さは、20μm以上であること
    を特徴とする請求項8ないし14のいずれか1項記載の
    化学反応方法。
  16. 【請求項16】 孔のアスペクト比は、1000以上で
    あることを特徴とする請求項8ないし15のいずれか1
    項記載の化学反応方法。
  17. 【請求項17】 基体はシリコンウエハであることを特
    徴とする請求項8ないし16のいずれか1項記載の化学
    反応方法。
  18. 【請求項18】 脱気は、中空糸ガス透過膜によって構
    成される脱気モジュールにおいて、該中空糸内をポンプ
    により減圧状態にすることにより行うことを特徴とする
    請求項1ないし17のいずれか1項記載の化学反応方
    法。
  19. 【請求項19】 脱気は、中空糸ガス透過膜によって構
    成される脱気モジュールにおいて、該中空糸内を気体が
    全く存在しない超純水で満たすことにより行うことを特
    徴とする化学反応方法。
  20. 【請求項20】 反応液の温度の揺らぎを±0.5℃以
    内に制御することを特徴とする請求項1ないし19のい
    ずれか1項記載の化学反応方法。
  21. 【請求項21】 基体を保持するための保持手段を有
    し、反応液を収納し、基体との化学反応を行うための反
    応槽と、 反応液を反応槽外で循環させるための循環ラインと、 該循環ライン上に設けられ、反応液から気体の脱気を行
    うための脱気装置と、反応液を循環ラインを移送させる
    ための移送手段とを有することを特徴とする化学反応装
    置。
  22. 【請求項22】 基体の片面を反応液と接触させ、基体
    の他の面を導電性溶液に接触させ、反応液に負の電圧を
    与えるための電極と、導電性溶液に正の電圧を与えるた
    めの電極とを有することを特徴とする請求項21記載の
    化学反応装置。
  23. 【請求項23】 反応槽は、密閉式であることを特徴と
    する請求項21または22記載の化学反応装置。
  24. 【請求項24】 反応液はフッ酸系反応液であることを
    特徴とする請求項21ないし24のいずれか1項記載の
    化学反応装置。
  25. 【請求項25】 脱気装置は、中空糸ガス透過膜によっ
    て構成される脱気モジュールにおいて、該中空糸内をポ
    ンプにより減圧状態にすることにより行うように構成さ
    れていることを特徴とする請求項21ないし24のいず
    れか1項記載の化学反応装置。
  26. 【請求項26】 脱気装置は、中空糸ガス透過膜によっ
    て構成される脱気モジュールにおいて、該中空糸内を気
    体が全く存在しない超純水で満たすことにより行うよう
    に構成されていることを特徴とする請求項21ないし2
    5のいずれか1項記載の化学反応装置。
  27. 【請求項27】 循環ライン上に反応液の温度の揺らぎ
    を±0.5℃以内に制御するための手段を設けたことを
    特徴とする請求項21ないし26のいずれか1項記載の
    化学反応装置。
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