JPH10313208A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH10313208A
JPH10313208A JP9122102A JP12210297A JPH10313208A JP H10313208 A JPH10313208 A JP H10313208A JP 9122102 A JP9122102 A JP 9122102A JP 12210297 A JP12210297 A JP 12210297A JP H10313208 A JPH10313208 A JP H10313208A
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antenna
chip
antenna device
land
conductor
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Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
Harufumi Bandai
治文 萬代
Toshifumi Oida
敏文 笈田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 受信時にも、携帯用映像装置に収まる小形の
アンテナ装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ装置10は、給電用端子1と自
由端子2とを備えたチップアンテナ111、112と、
チップコイル12と、ランド131〜133が表面に形
成された実装基板14とからなる。そして、ランド13
1の一端にチップアンテナ111の給電用端子1が、ラ
ンド132の一端にチップアンテナ111の自由端子2
が接続される。また、ランド132の他端にチップコイ
ル12の一端が、ランド133の一端にチップコイル1
2の他端が接続される。さらに、ランド133の他端に
チップアンテナ112の給電用端子1が接続される。ま
た、ランド131の他端は、高周波回路部RFに接続さ
れる。すなわち、高周波回路部RFとグランドであるケ
ース本体の間に、チップアンテナ、チップコイル及びチ
ップアンテナが直列接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置に関
し、特に、液晶テレビなどの携帯用映像装置に内蔵する
アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図16に、従来の液晶テレビに代表され
る携帯用映像装置に用いられる伸縮自在のモノポールア
ンテナを示す。モノポールアンテナ80は、グランドを
構成する携帯用映像装置のケース本体81上にλ/4
(λ:共振周波数における波長)の長さの放射素子82
を設けたものである。そして、放射素子82の一端は、
携帯用映像装置の高周波回路部RFに接続される給電部
83となり、他端は開放端84となる。なお、モノポー
ルアンテナ80の場合には、放射素子52を伸ばしたと
きに、その長さが約λ/4になるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のモノポールアンテナを液晶テレビに用い、例えばVH
F帯、UHF帯の両方を受信する場合には、その放射素
子の長さ(λ/4)は、60cm〜80cmにもなる。
そのため、液晶テレビが不安定で、少しの衝撃で倒れた
り、放射素子が折れたりするため危険で使いにくいとい
う問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、受信時にも、携帯用映像装置
のケース本体から飛び出さない小形のアンテナ装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、共振周波数の異なる複数のチップアン
テナからなり、該チップアンテナが、誘電材料及び磁性
材料の少なくとも一方からなる基体と、該基体の表面及
び内部の少なくとも一方に形成された少なくとも2つの
導体と、前記基体の表面に形成され、前記導体に電圧を
印加するために、前記導体の一端が接続された少なくと
も1つの給電用端子と、前記基体の表面に形成され、前
記導体の他端が接続された少なくとも1つの自由端子と
を備えることを特徴とする。
【0006】また、前記複数のチップアンテナを、それ
ぞれの自由端子と給電用端子とを接続して直列接続する
とともに、最終段のチップアンテナの自由端子に容量可
変素子を接続することを特徴とする。
【0007】また、前記複数のチップアンテナを、それ
ぞれの自由端子と給電用端子とを接続して直列接続する
とともに、最終段のチップアンテナの自由端子に放射導
体を接続することを特徴とする。
【0008】また、前記自由端子と給電用端子との接続
点の少なくとも1つと、グランドとの間にキャパシタン
ス素子を接続することを特徴とする。
【0009】また、前記キャパシタンス素子に、スイッ
チング素子を直列接続することを特徴とする。
【0010】また、前記直列接続された複数のチップア
ンテナの第1段のチップアンテナの給電用端子に同軸ケ
ーブルを接続することを特徴とする。
【0011】本発明のアンテナ装置によれば、誘電材料
及び磁性材料のいずれか一方からなる基体の表面及び内
部の少なくとも一方に導体を形成した複数のチップアン
テナを用いるため、伝搬速度が遅くなり、波長短縮が生
じる。したがって、基体の比誘電率をεとすると、実効
線路長はε1/2倍になり、従来のモノポールアンテナの
実効線路長と比較して長くなる。その結果、同じ実効線
路長にすると、従来のモノポールアンテナよりもはるか
に小形になり、チップアンテナを携帯用映像装置のケー
ス本体へ容易に内蔵することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のアンテナ装置の
第1の実施例の一部上面図を示す。アンテナ装置10
は、給電用端子1と自由端子2とを備えたチップアンテ
ナ111、112と、インダクタンス素子であるチップ
コイル12と、ランド131〜133が表面に形成され
た実装基板14とからなる。
【0013】そして、ランド131の一端にチップアン
テナ111の給電用端子1が、ランド132の一端にチ
ップアンテナ111の自由端子2が接続される。また、
ランド132の他端にチップコイル12の一端が、ラン
ド133の一端にチップコイル12の他端が接続され
る。
【0014】さらに、ランド133の他端にチップアン
テナ112の給電用端子1が接続される。また、ランド
131の他端は、アンテナ装置10が搭載される携帯用
映像装置(図示せず)の高周波回路部RFに接続され
る。
【0015】すなわち、高周波回路部RFと、グラン
ド、例えばアンテナ装置10が搭載される携帯用映像装
置(図示せず)のケース本体、との間に、チップアンテ
ナ111、チップコイル12及びチップアンテナ112
が直列接続される構造となる。
【0016】図2及び図3に、図1のチップアンテナの
透視斜視図及び分解斜視図を示す。チップアンテナ11
1(112)は、直方体状の基体3の内部に、基体3の
長手方向に螺旋状に巻回される導体4と、導体4に電圧
を印加するために基体3の表面に形成され、導体4の一
端が接続される給電用端子1と、導体4の他端が接続さ
れる自由端子2とを備えてなる。
【0017】基体3は、酸化バリウム、酸化アルミニウ
ム、シリカを主成分とする誘電材料(比誘電率:約6.
1)からなる矩形状のシート層5a〜5cを積層してな
る。このうち、シート層5a、5bの表面には、印刷、
蒸着、貼り合わせ、あるいはメッキによって、銅あるい
は銅合金よりなり、略L字状あるいは直線状をなす導電
パターン6a〜6gが設けられる。また、シート層5b
の所定の位置(導電パターン6e〜6gの両端)には、
厚み方向にビアホール7が設けられる。
【0018】そして、シート層5a〜5cを積層焼結
し、導電パターン6a〜6hをビアホール7で接続する
ことにより、基体3の内部に、巻回断面が矩形状をな
し、基体3の長手方向に、螺旋状に巻回される導体4が
形成される。
【0019】なお、導体4の一端(導電パターン6dの
一端)は、基体3の表面に引き出され、導体4に電圧を
印加するために基体3の表面に設けられた給電用端子1
に接続される。一方、導体4の他端(導電パターン6a
の一端)もまた、基体3の表面に引き出され、自由端子
2に接続される。
【0020】図4及び図5に、図2のチップアンテナの
変形例の透視斜視図を示す。図4のチップアンテナ11
1aは、直方体状の基体3aと、基体3aの表面に沿っ
て、基体3aの長手方向に、螺旋状に巻回される導体4
aと、導体4aに電圧を印加するために基体3aの表面
に形成され、導体4aの一端が接続される給電用端子1
aと、基体3aの表面に形成され、導体4aの他端が接
続される自由端子2aとを備えてなる。この場合には、
導体4aを基体3aの表面に螺旋状にスクリーン印刷等
で簡単に形成できるため、チップアンテナ111aの製
造工程が簡略化できる。
【0021】図5のチップアンテナ111bは、直方体
状の基体3bと、基体3bの表面(一方主面)に、ミア
ンダ状に形成される導体4bと、導体4bに電圧を印加
するために基体3bの表面に形成され、導体4bの一端
が接続される給電用端子1bと、基体3bの表面に形成
され、導体4bの他端が接続される自由端子2bとを備
えてなる。この場合には、ミアンダ状の導体4bを基体
3bの一方主面のみに形成するため、基体3bの低背化
が可能となり、それにともないチップアンテナ111b
の低背化も可能となる。なお、ミアンダ状の導体4bは
基体3bの内部に設けられてもよい。
【0022】図6に、図1のアンテナ装置10の周波数
特性を示す。この際、チップアンテナ111の共振周波
数は387.2MHz、チップアンテナ112の共振周
波数は814.5MHz、チップコイル12のインダク
タンス値は220nHである。
【0023】この図から、アンテナ装置10は、23
3.1MHz(図6中1a)、463.8MHz(図6
中1b)、722.9MHz(図6中1c)の3つの共
振周波数を有し、アンテナ装置10の広帯域化が実現し
ていることがわかる。すなわち、アンテナ装置10の帯
域が233.1MHzから722.9MHzの範囲とな
り、 VHF帯及びUHF帯の受信が可能となる。
【0024】図6の周波数特性が得られるアンテナ装置
10を構成するチップアンテナ111の形状は10×
6.3×3.4mm、チップアンテナ112の形状は、
8×5×2.5mmであるため、アンテナ装置10の全
体の長さは20mm〜30mm程度となる。したがっ
て、VHF帯及びUHF帯の範囲で、従来のモノポール
アンテナと比較して1/30〜1/40の大きさにな
る。
【0025】上述した第1の実施例のアンテナ装置によ
れば、誘電材料及び磁性材料のいずれか一方からなる基
体の表面及び内部の少なくとも一方に導体を形成した共
振周波数の異なる2つのチップアンテナを用いるため、
伝搬速度が遅くなり、波長短縮が生じる。したがって、
基体の比誘電率をεとすると、実効線路長はε1/2倍に
なり、従来のモノポールアンテナの実効線路長と比較し
て長くなる。その結果、同じ実効線路長にすると、従来
のモノポールアンテナよりもはるかに小形になり、ケー
ス本体へ容易に内蔵することが可能となる。したがっ
て、受信時にもアンテナ装置がケース本体から飛び出す
ことがない。
【0026】また、共振周波数の異なる2つのチップア
ンテナをチップコイルを介して直列接続しているため、
アンテナ装置が異なる3つの共振周波数を有するように
なり、アンテナ装置の広帯域化が実現できる。したがっ
て、従来のモノポールアンテナと比較して1/30〜1
/40の大きさの小形のアンテナ装置で、VHF帯及び
UHF帯を受信することができる。この結果、受信時に
も、アンテナ装置を携帯用映像装置に内蔵することがで
き、安定感のある携帯用映像装置を得ることができる。
【0027】図7に、本発明のアンテナ装置の第2の実
施例の一部上面図を示す。アンテナ装置20は、給電用
端子1と自由端子2とを備えたチップアンテナ211〜
213と、可変容量素子であるトリマコンデンサ22
と、ランド231〜235が表面に形成された実装基板
24とからなる。
【0028】そして、ランド231の一端にチップアン
テナ211の給電用端子1が、ランド232の一端にチ
ップアンテナ211の自由端子2が接続される。また、
ランド232の他端にチップアンテナ212の給電用端
子1が、ランド233の一端にチップアンテナ212の
自由端子2が接続される。
【0029】さらに、ランド233の他端にチップアン
テナ213の給電用端子1が、ランド234の一端にチ
ップアンテナ213の自由端子2が接続される。また、
ランド234の他端にトリマコンデンサ22の一端が、
ランド235の一端にトリマコンデンサ22の他端が接
続される。
【0030】さらに、ランド231の他端は、アンテナ
装置20が搭載される携帯用映像装置(図示せず)の高
周波回路部RFに接続され、ランド235の他端は、グ
ランド、例えばアンテナ装置20が搭載される携帯用映
像装置(図示せず)のケース本体、に接続される。
【0031】すなわち、高周波回路部RFとグランド、
例えばアンテナ装置20が搭載される携帯用映像装置
(図示せず)のケース本体、との間に、チップアンテナ
211、チップアンテナ212、チップアンテナ213
及びトリマコンデンサ22が直列接続される構造とな
る。
【0032】図8に、図7のアンテナ装置20の周波数
特性を示す。この際、チップアンテナ211の共振周波
数は875.0MHz、チップアンテナ212の共振周
波数は540.0MHz、チップアンテナ213の共振
周波数は231.1MHz、トリマコンデンサ22の容
量値は0.5pFである。
【0033】この図から、アンテナ装置20は、12
0.3MHz(図8中2a)、360.9MHz(図8
中2b)、688.4MHz(図8中2c)の3つの共
振周波数を有し、アンテナ装置20の広帯域化が実現し
ていることがわかる。すなわち、アンテナ装置20の帯
域が120.3MHzから688.4MHzの範囲とな
っている。
【0034】図9に、図7のアンテナ装置20におい
て、トリマコンデンサ22の容量値を1.5pFとした
場合の周波数特性を示す。この図から、アンテナ装置2
0は91.0MHz(図9中3a)、360.9MHz
(図9中3b)、688.4MHz(図9中3c)の3
つの共振周波数を有することがわかる。すなわち、帯域
が91.0MHzから688.4MHzの範囲となり、
トリマコンデンサ22の容量値を大きくすることによ
り、他の共振周波数を移動させずに、最も低い共振周波
数のみ91.0MHzに移動することができ、その結
果、アンテナ装置10がより低い周波数領域を受信でき
ることとなる。
【0035】上述した第2の実施例のアンテナ装置によ
れば、3つのチップアンテナを直列接続し、第3のチッ
プアンテナの自由端子にトリマコンデンサを直列に接続
するため、トリマコンデンサの容量値を変えることによ
り、他の共振周波数を移動させずに、最も低い共振周波
数のみを移動させることができる。その結果、アンテナ
装置がより低い周波数領域を受信できるため、そのアン
テナ措置が搭載される携帯用映像装置がより低い周波数
領域を受信できることとなる。
【0036】図10に、本発明のアンテナ装置の第3の
実施例の一部上面図を示す。アンテナ装置30は、給電
用端子1と自由端子2とを備えたチップアンテナ311
〜314と、放射導体であるメッキ線32と、ランド3
31〜335が表面に形成された実装基板34とからな
る。
【0037】そして、ランド331の一端にチップアン
テナ311の給電用端子1が、ランド332の一端にチ
ップアンテナ311の自由端子2が接続される。また、
ランド332の他端にチップアンテナ312の給電用端
子1が、ランド333の一端にチップアンテナ312の
自由端子2が接続される。
【0038】さらに、ランド333の他端にチップアン
テナ313の給電用端子1が、ランド334の一端にチ
ップアンテナ314の自由端子2が接続される。また、
ランド334の他端にチップアンテナ314の給電用端
子1が、ランド335の一端にチップアンテナ314の
自由端子2が接続される。
【0039】さらに、ランド331の他端は、アンテナ
装置30が搭載される携帯用映像装置(図示せず)の高
周波回路部RFに接続され、ランド335の他端には、
メッキ線32が接続される。
【0040】すなわち、高周波回路部RFとグランド、
例えばアンテナ装置30が搭載される携帯用映像装置
(図示せず)のケース本体、との間に、チップアンテナ
311、チップアンテナ312、チップアンテナ31
3、チップアンテナ314及びメッキ線32が直列接続
される構造となる。
【0041】図11に、図10のアンテナ装置30の周
波数特性を示す。この際、チップアンテナ311〜31
3の共振周波数は875.0MHz、チップアンテナ3
14の共振周波数は1.240GHz、メッキ線32の
長さは20cmである。
【0042】この図から、アンテナ装置30は、18
7.6MHz(図11中4a)、481.6MHz(図
11中4b)、648.2MHz(図11中4c)、7
48.8MHz(図11中4d)の4つの共振周波数を
有し、アンテナ装置30の広帯域化が実現していること
がわかる。すなわち、アンテナ装置30の帯域が18
7.6MHzから748.8MHzの範囲となってい
る。
【0043】上述した第3の実施例のアンテナ装置によ
れば、放射導体であるメッキ線が、第4のチップアンテ
ナの自由端子に接続され、そのメッキ線がアンテナ装置
の一部として働くため、アンテナ装置の放射面積が減少
しない。したがって、チップアンテナを小型化しても、
アンテナ装置の利得を低下させずに維持することが可能
となる。
【0044】図12に、本発明のアンテナ装置の第4の
実施例の一部上面図を示す。アンテナ装置40は、第3
の実施例のアンテナ装置30と比べ、第3のチップアン
テナ313の自由端子2と第4のチップアンテナ314
の給電用端子1との間のランド334とグランドとの間
に、キャパシタンス素子であるコンデンサ41とスイッ
チング素子であるダイオード42の直列回路を接続し、
コンデンサ41とダイオード42との接続点に抵抗43
を介してダイオード42の制御電圧Vcを接続した点で
異なる。
【0045】図13に、図12のアンテナ装置40にお
いて、ダイオード42がオフ、すなわちダイオード42
が短絡された場合の周波数特性を示す。この図から、ア
ンテナ装置40は、169.1MHz(図13中5
a)、471.4MHz(図13中5b)、615.1
MHz(図13中5c)、748.1MHz(図13中
5d)の4つの共振周波数を有し、それぞれの共振周波
数が低周波側に移動していることがわかる。すなわち、
アンテナ装置40の帯域が169.1MHzから74
8.1MHzの範囲となっている。これは、コンデンサ
41の容量値により、アンテナ装置40全体の容量成分
が増えたために、帯域が低周波側に移動したものであ
る。
【0046】図14に、図12のアンテナ装置40にお
いて、ダイオード42がオンされた場合の周波数特性を
示す。この図から、アンテナ装置40は、108.3M
Hz(図14中6a)、572.1MHz(図14中6
b)、744.6MHz(図14中6c)の3つの共振
周波数を有し、それぞれの共振周波数が低周波側に移動
していることがわかる。すなわち、アンテナ装置40の
帯域が108.3MHzから744.6MHzの範囲と
なっている。これは、コンデンサ41とダイオード42
の容量値により、アンテナ装置40全体の容量成分がよ
り増えたために、帯域がより低周波側に移動したもので
ある。
【0047】ここで、表1に、一般的なテレビのチャン
ネルである1ch〜12ch(VHF帯)及び13ch
〜62ch(UHF帯)における図12のアンテナ装置
40と従来のモノポールアンテナ80(図16)との感
度差を示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1から、ダイオード42がオフのとき
に、VHF帯の高周波側とUHF帯を受信し、ダイオー
ド42がオンのときに、VHF帯の低周波側を受信する
ことにより、アンテナ装置40と従来のモノポールアン
テナ80の感度差は、0[dB]〜2[dB]の範囲と
なり、VHF帯及びUHF帯において、アンテナ装置4
0と従来のモノポールアンテナ80の感度は、ほぼ同等
であることがわかる。
【0050】上述した第4の実施例のアンテナ装置によ
れば、第3のチップアンテナの自由端子と第4のチップ
アンテナの給電用端子との間に、コンデンサとダイオー
ドの直列回路を接続するため、アンテナ装置の帯域を低
周波側に移動させることができる。
【0051】また、コンデンサの容量値を所望の値にす
ることにより、アンテナ装置の帯域を所望の値にするこ
とができる。
【0052】さらに、ダイオードをオン・オフすること
により、アンテナ装置の帯域を移動させることができ
る。したがって、1つのアンテナ装置で複数の帯域を備
えることが可能となり、その結果、この1つの小形のア
ンテナ装置を搭載した携帯用映像装置が、広範囲の周波
数の信号、例えば、VHF帯及びUHF帯を従来のモノ
ポールアンテナと同等の感度で受信できるようになる。
【0053】図15に、本発明のアンテナ装置の第5の
実施例の一部上面図を示す。アンテナ装置50は、第3
の実施例のアンテナ装置30と比べ、一端が、第1のチ
ップアンテナ311の給電用端子1と接続されるランド
331の他端が、同軸ケーブル51を介して、アンテナ
装置50が搭載される携帯用映像装置(図示せず)の高
周波回路部RFに接続される点で異なる。
【0054】上述した第5の実施例のアンテナ装置によ
れば、第1のチップアンテナの給電用端子に同軸ケーブ
ルが接続されるため、アンテナ装置を搭載した携帯用映
像装置からデジタルノイズを発生した場合には、シール
ドされた同軸ケーブルが、そのデジタルノイズを遮断す
る。したがって、アンテナ装置を搭載した携帯用映像装
置からデジタルノイズをアンテナ装置が受信するのを抑
えることができる。
【0055】なお、上述の実施例においては、チップア
ンテナの基体が酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリ
カを主成分とする誘電材料により構成される場合につい
て説明したが、基体としてはこの誘電材料に限定される
ものではなく、酸化チタン、酸化ネオジウムを主成分と
する誘電材料、ニッケル、コバルト、鉄を主成分とする
磁性材料、あるいは誘電材料と磁性材料の組み合わせで
もよい。
【0056】また、チップアンテナの導体が1本の場合
について説明したが、それぞれが平行に配置された複数
本の導体を有していてもよい。この場合には、導体の本
数に応じて複数の共振周波数を有することが可能とな
り、より広帯域のアンテナ装置を実現することができ
る。
【0057】さらに、チップアンテナの導体が基体の内
部、あるいは表面に形成される場合について説明した
が、基体の内部及び表面の両方に形成されていても同様
の効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】請求項1のアンテナ装置によれば、誘電
材料及び磁性材料のいずれか一方からなる基体の表面及
び内部の少なくとも一方に導体を形成した共振周波数の
異なる複数のチップアンテナを用いるため、伝搬速度が
遅くなり、波長短縮が生じる。したがって、基体の比誘
電率をεとすると、実効線路長はε1/2倍になり、従来
のモノポールアンテナの実効線路長と比較して長くな
る。その結果、同じ実効線路長にすると、従来のモノポ
ールアンテナよりもはるかに小形になり、ケース本体へ
容易に内蔵することが可能となる。したがって、受信時
にもアンテナ装置がケース本体から飛び出すことがな
い。
【0059】また、アンテナ装置が異なる複数の共振周
波数を有するようになり、アンテナ装置の広帯域化が実
現できる。したがって、従来のモノポールアンテナと比
較して小形のアンテナ装置で、VHF帯及びUHF帯を
受信することができる。この結果、受信時にも、アンテ
ナ装置を携帯用映像装置に内蔵することができ、安定感
のある携帯用映像装置を得ることができる。
【0060】請求項2のアンテナ装置によれば、直列接
続した複数のチップアンテナの最終段のチップアンテナ
の自由端子に容量可変素子を接続するため、可変容量素
子の容量値を変えることにより、アンテナ素子の容量成
分を変えることができる。したがって、他の共振周波数
を移動させずに、最も低い共振周波数のみを移動させる
ことができる。
【0061】その結果、アンテナ装置がより低い周波数
領域を受信できるため、そのアンテナ措置が搭載される
携帯用映像装置がより低い周波数領域を受信できること
となる。
【0062】請求項3のアンテナ装置によれば、直列接
続した複数のチップアンテナの最終段のチップアンテナ
の自由端子に放射導体が接続され、その放射導体がアン
テナ装置の一部として働くため、アンテナ装置の放射面
積が減少しない。したがって、チップアンテナを小型化
しても、アンテナ装置の利得を低下させずに維持するこ
とが可能となる。
【0063】請求項4のアンテナ装置によれば、自由端
子と給電用端子との接続点と、グランドとの間に、キャ
パシタンス素子を接続するため、アンテナ装置の共振周
波数を低周波側に移動させ、その結果、アンテナ装置の
帯域を低周波側に移動させることができる。
【0064】したがって、キャパシタンス素子の容量値
を制御することにより、アンテナ装置の受信帯域を所望
の帯域にすることができる。
【0065】請求項5のアンテナ装置によれば、キャパ
シタンス素子とグランドとの間に、スイッチング素子を
接続するため、スイッチング素子をオン・オフすること
により、アンテナ装置の帯域を移動させることができ
る。したがって、1つのアンテナ装置で複数の帯域を備
えることが可能となり、その結果、この1つの小形のア
ンテナ装置を搭載した携帯用映像装置が、広範囲の周波
数の信号を従来のモノポールアンテナと同等の感度で受
信できるようになる。
【0066】請求項6のアンテナ装置によれば、直列接
続した複数のチップアンテナの第1段のチップアンテナ
の給電用端子に同軸ケーブルが接続されるため、アンテ
ナ装置を搭載した携帯用映像装置からデジタルノイズを
発生した場合には、シールドされた同軸ケーブルが、そ
のデジタルノイズを遮断する。したがって、アンテナ装
置を搭載した携帯用映像装置からデジタルノイズをアン
テナ装置が受信するのを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置に係る第1の実施例の一
部上面図である。
【図2】図1のアンテナ装置を構成するチップアンテナ
の透視斜視図である。
【図3】図2のチップアンテナの分解斜視図である。
【図4】図2のチップアンテナの変形例の透視斜視図で
ある。
【図5】図2のチップアンテナの別の変形例の透視斜視
図である。
【図6】図1のアンテナ装置の周波数特性を示す図であ
る。
【図7】本発明のアンテナ装置に係る第2の実施例の一
部上面図である。
【図8】図7のアンテナ装置において容量可変素子の容
量値を0.5pFにした場合の周波数特性を示す図であ
る。
【図9】図7のアンテナ装置において容量可変素子の容
量値を1.5pFにした場合の周波数特性を示す図であ
る。
【図10】本発明のアンテナ装置に係る第3の実施例の
一部上面図である。
【図11】図11のアンテナ装置の周波数特性を示す図
である。
【図12】本発明のアンテナ装置に係る第4の実施例の
一部上面図である。
【図13】図12のアンテナ装置においてスイッチング
素子をオフにした場合の周波数特性を示す図である。
【図14】図12のアンテナ装置においてスイッチング
素子をオンにした場合の周波数特性を示す図である。
【図15】本発明のアンテナ装置に係る第5の実施例の
一部上面図である。
【図16】従来のモノポールアンテナを示す図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50 アンテナ装置 111、112、211〜213、311〜314、
チップアンテナ 22 可変容量素子 32 放射導体 41 キャパシタンス素子 42 スイッチング素子 51 同軸ケーブル 1 給電用端子 2 自由端子 3 基体 4 導体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振周波数の異なる複数のチップアンテ
    ナからなり、該チップアンテナが、誘電材料及び磁性材
    料の少なくとも一方からなる基体と、該基体の表面及び
    内部の少なくとも一方に形成された少なくとも2つの導
    体と、前記基体の表面に形成され、前記導体に電圧を印
    加するために、前記導体の一端が接続された少なくとも
    1つの給電用端子と、前記基体の表面に形成され、前記
    導体の他端が接続された少なくとも1つの自由端子とを
    備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のチップアンテナを、それぞれ
    の自由端子と給電用端子とを接続して直列接続するとと
    もに、最終段のチップアンテナの自由端子に容量可変素
    子を接続することを特徴とする請求項1に記載のアンテ
    ナ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のチップアンテナを、それぞれ
    の自由端子と給電用端子とを接続して直列接続するとと
    もに、最終段のチップアンテナの自由端子に放射導体を
    接続することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記自由端子と給電用端子との接続点の
    少なくとも1つと、グランドとの間にキャパシタンス素
    子を接続することを特徴とする請求項1乃至請求項3に
    記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記キャパシタンス素子に、スイッチン
    グ素子を直列接続することを特徴とする請求項4に記載
    のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記直列接続された複数のチップアンテ
    ナの第1段のチップアンテナの給電用端子に同軸ケーブ
    ルを接続することを特徴とする請求項1乃至請求項5に
    記載のアンテナ装置。
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