JPH1031397A - 再生可能な画像記録用紙の再生方法およびその再生装置 - Google Patents

再生可能な画像記録用紙の再生方法およびその再生装置

Info

Publication number
JPH1031397A
JPH1031397A JP18721596A JP18721596A JPH1031397A JP H1031397 A JPH1031397 A JP H1031397A JP 18721596 A JP18721596 A JP 18721596A JP 18721596 A JP18721596 A JP 18721596A JP H1031397 A JPH1031397 A JP H1031397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image recording
image
recording paper
paper
recording sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18721596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3551632B2 (ja
Inventor
Tomoo Kobayashi
智雄 小林
Kaoru Torigoe
薫 鳥越
Hirakazu Ezure
平和 江連
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP18721596A priority Critical patent/JP3551632B2/ja
Publication of JPH1031397A publication Critical patent/JPH1031397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3551632B2 publication Critical patent/JP3551632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録用紙の表面を傷めることなく、簡単
に画像形成材料の除去が可能な画像記録用紙の再生方法
および再生装置を提供する。 【解決手段】 離型性が付与された画像記録用紙の表面
に熱溶融性成分を含む画像形成材料によって形成された
画像を有する画像記録用紙に、少なくとも水を含有する
剥離液を付与させ、画像形成材料を加熱させながら対向
する剥離部材と圧接し、画像形成材料を画像記録用紙か
ら剥離部材に移行させて画像記録用紙を再生する。この
場合、離型性が付与された画像記録用紙は、繊維と直接
反応する硬化性シリコン化合物を含む液状組成物を塗布
または含浸させ、乾燥することによって得られたものが
使用される。再生装置は、画像を有する画像記録用紙
に、少なくとも水を含有する剥離液を付与させる手段
と、画像形成材料を加熱させる手段と、画像記録用紙を
剥離部材に圧接する手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式また
は熱転写方式等に使用した画像記録用紙の再生方法およ
びその再生装置に関し、さらに詳しくは画像形成材料が
保持された画像記録用紙から画像形成材料を除去して、
画像形成材料による画像形成とその除去を繰り返すこと
ができる再生可能な画像記録用紙の再生方法および画像
記録用紙を再生するための再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題が表面化して森林資
源保護の重要性が認識され、紙原料としての木材資源の
利用削減が重要課題となっている。利用削減対策の一環
として、現在では一度使用された用紙等はゴミ等として
廃棄せず、古紙としての再利用が進められている。しか
し、古紙再生は重要な資源回収ではあるが、再生紙にす
るまでに多くの問題を抱えている。例えば、古紙回収に
関しては、特に企業においては機密文書やデータの漏洩
問題、紙の種類による分別回収等の作業や運搬の問題、
回収古紙の集積場所や管理の問題等、種々の問題があ
る。また、古紙再生は、古紙を再度パルプ化させるため
にパルプの繊維が短くなり、再生紙の品質低下を招いた
り、画像部分のインキ等を脱墨するための装置もさらに
必要になる。抄紙装置自体、巨大で複雑、高価であるこ
とから、古紙再生は個人では到底実施できず、ある特定
企業に頼らざるを得ないという問題もある。古紙再生
は、これら分別回収、運搬、集積、巨大装置の稼働等が
効率よく行われなければ、エネルギーを大量に消費する
(CO2 の排出量が多くなる)ことになり、結果的に地
球環境問題の一つでもあるCO2 量の増加に伴う地球温
暖化現象をさらに助長させることにもなりかねない。
【0003】このような問題を解決する方法として、一
度使用した用紙上の画像を消去して再生する方法が提案
されてきている。この方法としては、例えば以下の公報
に記載されている方法をあげることができる。特開平2
−55195号公報には、プラスチック、金属、液透過
性のない紙あるいはセラミックを画像支持体として使用
し、これら表面にシリコンシール剤といわれるシリコー
ンゴムよりなる離型剤を塗布した画像消去可能な印刷体
が開示されている。その画像消去方法は、画像支持体上
に熱溶融性インキで形成された画像を、熱溶融性剥離体
を介在させて加熱・加圧し、冷却後画像を剥離体側に付
着させ、支持体から剥ぎとるものである。これについて
は、離型剤の皮膜に移行性があり、画像形成装置内での
運搬の際、搬送ローラ等の接触部分に離型剤の一部が付
着し、滑りやすくなるために紙づまりが起きたり、それ
を繰り返すことにより、装置内で浮遊するトナーが画像
面に付着して汚れの原因になる等の問題を引き起こす。
【0004】一方、移行性を少なくするために離型剤を
薄い皮膜にすると、支持体から熱溶融性インキが剥離で
きなくなる。薄い皮膜でも熱溶融性インキが剥離される
ようにするためには、表面平滑性を上げればよいが、そ
の場合は画像定着性が悪くなる。上記公報に記載のもの
においては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルムやラミネートフィルム等の、普通であればベック
の平滑度計にて少なくとも300秒以上になる平滑度を
もった液浸透性のない基材を用いている。また上記の移
行性があることは、繰り返しの再生処理により皮膜の離
型剤としての効果が低下していくことでもある。つまり
画像支持体に付着しただけのような結び付きの弱さが移
行性の原因である。
【0005】一方、熱溶融性インキを剥離できる十分な
膜厚、例えば3μm以上の皮膜上に画像記録材料を定着
させると、結局定着性が悪く、画像部分は手等で擦るだ
けで容易に剥がれてしまい、記録保存性に欠けるという
問題がある。以上のように、上記の公報に開示の技術で
は、皮膜の移行防止性、画像の定着性、その剥離性が問
題となっている。
【0006】また、特開平5−216376号公報に
は、記録面に離型剤を塗布した記録紙を使用し、画像消
去時に記録紙をオフセットしやすい材料からなる媒体に
圧接して、画像を構成するトナーを転移・除去する技術
が開示されている。この技術では、離型剤として、シリ
コーンオイル、フッ化オイル、その他脂肪族系オイル等
が使用されている。これらオイルを用いた場合、トナー
の十分な離型効果を示すためには、記録紙が透明性を呈
するほどの濃度で塗布しなければならず、普通紙のイメ
ージを損ねた低品質な記録紙となってしまう。また、定
着性が悪く、手等で擦するだけで容易に画像部分が剥が
れてしまい、記録保存性に欠ける。更に、移行性もあ
り、特開平2−55195号公報に記載の場合と同様の
難点がある。
【0007】特開平6−219068号公報には、加熱
により画像形成材料と密着性が悪くなる熱変性材料、例
えば含フッ素アクリレート材料を記録紙に塗布、または
含浸させることにより再生が可能な記録紙が開示されて
いる。なお、画像の定着は、熱圧力では難点があること
が明記されており、ここでは圧力によっている。この場
合の記録紙は熱転写紙であり、普通紙に比べ平滑度が高
く光沢性や肌触り、書き込み性等の観点から特殊紙であ
るので、この技術は特殊紙に関するものである。
【0008】また含フッ素アクリレート材料は、基材で
ある熱転写記録紙との密着性もよくないため、移行性が
あり、複写機装置内への通紙では紙送りローラーと記録
紙が滑りやすくなり、記録紙づまりや位置ずれによる印
字不良が生じることがある。このような理由から熱転写
記録紙上の一部に熱変性材料を塗布または含浸させない
領域を作る手間を必要とし、記録紙の製造が容易ではな
く、製造コストがかかるという問題が生じる。また今日
一般に使用されている電子写真方式の複写機は、記録紙
に熱圧力をかけて画像形成材料を定着させているため、
圧力画像定着の場合のみにしか使用できないのでは、あ
まりにも汎用性が低すぎるという難点がある。
【0009】特開平6−208318号、特開平6−2
50569号、特開平6−250570号、特開平6−
266264号、特開平6−273966号、特開平6
−289643号、特開平7−13383号等には、脱
墨剤(界面活性剤等)溶液中に浸漬あるいはスプレー等
によって、画像記録された用紙等の記録媒体に含浸させ
たり、あるいは水溶性ポリマーを溶解した溶液に界面活
性剤を混在させたものを、記録媒体上に塗布、浸透ある
いは裏面から浸透させた後、記録媒体上の疎水性画像形
成材料と画像剥離体とを加熱接着して剥離させる方法が
開示されている。
【0010】しかしながら、これらの方法で、未処理の
普通の用紙から疎水性画像形成材料を除去するには、文
字像ならば可能であるが、記録媒体上全面にわたって画
像が形成されたベタ画像の場合には、界面活性剤が画像
形成材料中に浸透し難く、画像形成材料を通過して記録
媒体表面まで到達しないため、記録媒体である紙と画像
形成材料との離型性を高める効果が得られない。その結
果、ベタ画像を剥離する時においては、記録媒体表面が
紙繊維ごと剥離され、紙面を痛めることになる。また、
裏面側からの界面活性剤浸透では両面コピーされた用紙
等の画像剥離処理には適応し難い等の問題がある。さら
に、上記のいずれの技術も、画像の剥離性の悪さに起因
して、電子写真方式および熱転写方式等を用いた画像形
成装置によって、全面ベタ画像として印字されているカ
ラー画像を形成した場合、再生が容易ではなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上述のごとき実情に鑑み、上述のごとき問題点
を解決することを目的としてなされたものである。すな
わち、本発明の目的は、古紙再生を専門業者に頼らずに
個人が自らその場で実施できる普通紙のイメージを損な
わない再生可能な画像記録用紙の再生方法およびそのた
めの装置を提供することにある。本発明の他の目的は、
画像形成材料の画像記録用紙への良好な定着性を保持し
ながら、画像記録用紙の表面を傷めることなく、画像形
成材料の除去を可能にする再生可能な画像記録用紙の再
生方法およびそのための装置を提供することにある。さ
らに本発明の別の目的は、画像形成装置によって形成さ
れた全面ベタの単色の画像だけでなくカラー画像につい
ても、容易に再生を可能にする画像記録用紙の再生方法
およびそのための装置を提供することにある。さらに本
発明の別の目的は、画像形成装置と画像除去装置を兼用
させた装置に適用することが可能な、オフィスの空間を
有効利用できる再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために、再生可能な画像記録用紙の再生に
ついて鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の再生可能な画像記録用紙の再生
方法は、離型性が付与された画像記録用紙の表面に熱溶
融性成分を含む画像形成材料によって形成された画像を
有する画像記録用紙に、少なくとも水を含有する剥離液
を付与させ、画像形成材料を加熱させながら対向する剥
離部材と圧接し、画像形成材料を画像記録用紙から剥離
部材に移行させて画像記録用紙を再生することを特徴と
する。
【0013】本発明において、上記離型性が付与された
画像記録用紙は、繊維と直接反応する硬化性シリコン化
合物を含む液状組成物を塗布または含浸させ、乾燥する
ことによって得られたものである。そして、硬化性シリ
コン化合物を含む液状組成物は、さらに分子中に反応性
基を有する変性シリコーンオイルまたはメチルハイドロ
ジェンシリコーンオイルを含むものが使用される。前記
硬化性シリコン化合物は、フッ素含有シリコン化合物、
イソシアネートシラン化合物、アルコシキシラン化合
物、シランカップリング剤、およびSiH基を持つシラ
ン化合物からなる群から選ばれた少なくとも1種の化合
物を含基を有する変性シリコーンオイルが使用され、そ
して、前記分子中に反応基を有する変性シリコーンオイ
ルは、シラノール変性シリコーンオイル、カルボキシ変
性シリコーンオイルおよびアミノ変性シリコーンオイル
からなる群から選ばれた少なくとも1種のシリコーンオ
イルが使用される。
【0014】本発明において、前記水を含有する剥離液
は、界面活性剤および水に分散可能なオイル状離型剤か
らなる群から選ばれた少なくとも1種を含有するものが
使用される。上記構成を採ることにより、記録面へ画像
形成材料(インク等)が良好に定着するとともに、記録
面から画像形成材料がスムーズに剥離する。
【0015】本発明の画像形成材料を画像記録用紙から
剥離部材に移行させて、画像記録用紙を再生するための
再生装置は、離型性が付与された画像記録用紙の表面に
熱溶融性成分を含む画像形成材料によって形成された画
像を有する画像記録用紙に、少なくとも水を含有する剥
離液を付与させる手段と、画像形成材料を加熱させる手
段と、画像記録用紙を剥離部材に圧接する手段とを有す
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、画像形成とその除去とがで
きる再生可能な本発明の画像記録用紙の再生方法につい
てより詳しく説明する。本発明において使用する画像記
録用紙は、官能基、例えば、水酸基、カルボキシル基を
有しており、その官能基と直接反応するような硬化性シ
リコン化合物を含む組成物を施して、乾燥することによ
り、画像記録用紙の官能基と硬化性シリコン化合物とを
直接反応させて画像記録用紙に化学的に結合させ、離型
性を付与させたものである。この形態によれば、画像記
録用紙表面に薄い皮膜が形成され、画像形成材料に対し
て離型性を有しながら画像記録用紙から皮膜自体は離脱
することがない。すなわち、他への移行性がない。した
がって、薄い皮膜にも拘わらず、画像形成材料の十分な
剥離を容易にするだけでなく、半永久的にその効果が損
なわれることがない再生可能な画像記録用紙となる。
【0017】本発明の画像記録用紙に使用するパルプに
ついて、化学パルプとしては、例えば、広葉樹晒クラフ
トパルプ、広葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹晒亜硫酸
パルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹未晒クラフト
パルプ、針葉樹晒亜硫酸パルプ、ソーダパルプ等の木材
およびその他の繊維原料を化学的に処理し、晒し工程を
経て作られたバージンの晒ケミカルパルプが好ましく、
さらに白色度の高いものが好ましい。また古紙パルプと
しては、例えば製本、印刷工場、裁断所等において発生
する裁落、損紙、幅落しした古紙である上白、特白、中
白、白損等の未印刷古紙を解離した古紙パルプ、上質
紙、上質コート紙、中質紙、中質コート紙、更紙等に、
平版、凸版、凹版等の印刷版、電子写真方式、感熱方
式、熱転写方式、感圧記録紙、インクジェット記録方
式、カーボン紙等により印字した古紙、水性、油性イン
クや鉛筆等で筆記した古紙、および新聞古紙等の古紙を
解離した後、これら各古紙を最適な方法で脱墨して得た
古紙パルプ等があげられ、比較的脱墨が容易な平版印刷
された古紙パルプが好ましく、その中でもさらに白色度
が高く夾雑物の少ない古紙パルプが好ましい。
【0018】画像記録用紙の官能基と反応する皮膜材料
である硬化性シリコン化合物は、上記パルプで抄紙され
た画像記録用紙上に設けられ、パルプ繊維の主成分であ
るセルロース、特にその水酸基と直接化学反応する。そ
れにより、画像定着時に溶融した画像形成材料の必要以
上の染み込みが防止され、画像剥離時における画像形成
材料の残量を少なくする効果もある。その他、画像剥離
時における画像形成材料の残量を少なくする方法とし
て、用紙表面にある凹凸や穴に画像形成材料が入り込ま
ないように、その部分に微粒子を埋め込んでもよい。
【0019】離型性がよい材料としては、具体的にはフ
ッ素系材料、フッ素系オイル、シリコーン系材料、シリ
コーン系オイル等があるが、画像記録用紙の表面から他
への移行性、用紙の走行性等を考慮すると、パルプ繊維
と直接反応して結び付く硬化性シリコン化合物が好まし
い。
【0020】本発明において、硬化性シリコン化合物と
は、硬化性官能基を有するシラン化合物を意味する。代
表的な硬化性シリコン化合物として、フッ素含有シリコ
ン化合物、イソシアネートシラン化合物、アルコキシシ
ラン化合物、シランカップリング剤、およびSiH基を
持つシラン化合物、分子中に反応基を有する変性シリコ
ーンオイル等があげられる。ただし、これら化合物に
は、反応性の塩素原子が含まれると、画像記録用紙が塩
素原子に起因する塩酸によって侵され、保存等の取扱い
が困難になるので、塩素原子は含まないことが望まし
い。これら化合物は、画像記録用紙内に通常含まれる填
料であるタルクやクレー(カオリン)、炭酸カルシウム
等の無機微粒子との反応性も高く、パルプ繊維とともに
硬化し、用紙内に固定させる役目も果たす。
【0021】フッ素含有シリコン化合物としては、例え
ば、CF3 (CH2 2 Si(OCH3 3 、C6 13
2 4 Si(OCH3 3 、C7 15CONH(CH
2 3 Si(OC2 5 3 、C8 172 4 Si
(OCH3 3 、C8 1724 SiCH3 (OCH
3 2 、C8 172 4 Si〔ON=C(CH3
(C2 5 )〕3 、C9 192 4 Si(OCH3
3 、C9 192 4 Si(NCO)3 、(NCO)3
SiC2 4 6 122 4 Si(NCO)3 、C9
192 4 Si(C2 5 )(OCH3 2 、(CH
3 O)3 SiC2 4 8 162 4 Si(OC
3 3 、(CH3 O)2 (CH3 )SiC9 182
4 Si(CH3 )(CH3 O)2 等、およびこれら化
合物の加水分解物あるいは部分縮合物等が例示できる。
【0022】イソシアネートシラン化合物としては、
(CH3 3 SiNCO、(CH3 2 Si(NCO)
2 、CH3 Si(NCO)3 、ビニルシリルトリイソシ
アネート、C6 5 Si(NCO)3 、Si(NCO)
4 、C2 5 OSi(NCO)3 、C8 17Si(NC
O)3 、C1837Si(NCO)3 、(NCO)3 Si
2 4 Si(NCO)3 等のシラン化合物、およびこ
れらシラン化合物の加水分解物あるいは部分縮合物等が
例示できる。
【0023】アルコキシシラン化合物およびSiH基を
持つシラン化合物としては、Si(OCH3 4 、CH
3 Si(OCH3 3 、HSi(OCH3 3 、(CH
3 2 Si(OCH3 2 、CH3 SiH(OCH3
2 、C6 5 Si(OCH33 、Si(OC2 5
4 、CH3 Si(OC2 5 3 、(CH3 2 Si
(OC2 5 2 、H2 Si(OC2 5 2 、C6
5 Si(OC2 5 3、(CH3 2 CHCH2 Si
(OCH3 3 、CH3 (CH2 5 Si(OCH3
3 、CH3 (CH2 7 Si(OC2 5 3 、CH3
(CH2 11Si(OC2 5 3 、CH3 (CH2
15Si(OC2 5 3 、CH3 (CH217Si(O
2 5 3 等のシラン化合物、およびこれらシラン化
合物の加水分解物あるいは部分縮合物等が例示できる。
【0024】シランカップリング剤として、ビニルトリ
ス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン
類、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
のアクリルシラン類、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン等のエポキシシラン類、N−
β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン等のアミノシラン類等があげられる。
【0025】本発明において、上記硬化性シリコン化合
物は、一種の化合物の単独使用に限られず、複数の化合
物の混合物またはその部分加水分解物を使用することが
望ましい。
【0026】上記硬化性シリコン化合物と併用される分
子中に反応基を有する変性シリコーンオイルとしては、
シラノール変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリ
コーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ
変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオ
イル、メタクリル変性シリコーンオイル、メルカプト変
性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル
があげられる。これらの中でも、シラノール変性シリコ
ーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、アミノ
変性シリコーンオイルは、無色透明であるために、画像
形成用紙がパルプ(紙)であるために、変色させること
なく使用できるので好ましい。また、他の変性シリコー
ンオイルも、着色や変色の問題が無いものであれば、本
発明において好ましく使用することができる。
【0027】これら変性シリコーンオイルまたはメチル
ハイドロジェンシリコーンオイルと硬化性シリコン化合
物との添加比率は、目的に応じて任意にすることが可能
である。しかしながら、その添加比率は硬化性シリコン
化合物に対する変性シリコーンオイルまたはメチルハイ
ドロジェンシリコーンオイルの存在量が1〜40重量%
の範囲であるのが好ましい。変性シリコーンオイルが少
なすぎると、定着した画像形成材料の剥離が困難にな
り、また、多すぎると画像記録用紙が透明性を呈した
り、画像形成材料の定着性の悪化や、画像記録用紙表面
にベタ付き感が生じる。
【0028】上記変性シリコーンオイルまたはハイドロ
ジェンシリコーンオイルは、硬化性シリコン化合物との
相互作用により、皮膜の画像形成材料剥離性の向上およ
び皮膜の耐久性を向上するのに寄与する。この詳細な機
構は不明であるが、変性シリコーンオイル鎖またはハイ
ドロジェンシリコーンオイル鎖が硬化性シリコン化合物
と複雑に絡み合い、表面に存在する各種有機基、特に極
性基およびイオン結合性のミクロな分布を結果的に制御
し、画像形成材料の剥離に最適な表面構造が達成される
ためであると考えられる。また、この選ばれた各化合物
間での分子の絡み合いは耐久性をより一層高めるのに寄
与している。
【0029】また、カルボキシル基とイソシアネートシ
ラン化合物との組み合わせにおいては、カルボキシル基
が有する極性が、イソシアネートシラン化合物と電気的
な相互作用を形成するため、熱や光等の外部からのエネ
ルギー作用を受けても、容易に絡み合いを解除しない効
果をもたらしていると考えられ、したがって、長期にわ
たり、効果が持続するものと考えられる。
【0030】また、変性シリコーンオイルまたはハイド
ロジェンシリコーンオイルの粘度は、硬化性シリコン化
合物との組合わせを考慮して決定する必要があり、5〜
10000cSt(センチストークス)のものが好まし
い。以上の材料を用いることにより画像形成材料剥離性
の皮膜を形成することができる。また、上記硬化性シリ
コン化合物の他に、シリカゲル、SiO2 、シリコーン
樹脂粒子等を混合してもよい。
【0031】離型性を有する皮膜を形成するための液状
組成物には、上記以外に皮膜の機能を損なわない量の添
加物、例えば、アルミニウム化合物、チタニウム化合
物、ジルコニウム化合物、フッ素化合物等、画像形成材
料の定着制御や筆記性の制御、基材との反応性の制御等
の点を考慮して、含有させることができる。具体的な例
として、アルミニウムイソピレート、アルミニウムse
c−ブチレート、アルミニウムtert−ブチレート、
テトラ−iso−プロピルチタネート、テトラ−n−ブ
チルチタネート、テトラ−iso−ブチルチタネート、
テトラ−sec−ブチルチタネート、テトラ−tert
−ブチルチタネート、テトラ−n−ペンチルチタネー
ト、テトラ−iso−ペンチルチタネート、テトラ−n
−ヘキシルチタネート、テトラ−n−ヘプチルチタネー
ト、テトラ−n−オクチルチタネート、テトラ−iso
−オクチルチタネート、テトラ−n−ノニルチタネー
ト、テトラメチルジルコネート、テトラエチルジルコネ
ート、テトラ−iso−プロピルジルコネート、テトラ
−n−プロピルジルコネート、テトラ−n−ブチルジル
コネート、テトラ−iso−ブチルジルコネート、テト
ラ−tert−ブチルジルコネート、モノ−sec−ブ
トキシアルミニウムジイソプロピレート、エチルアセト
アセテートアルミニウムジイソプロピレート、ジ−n−
ブトキシアルミニウムモノエチルアセトアセテート、ア
ルミニウムジ−n−ブトキサイドメチルアセトアセテー
ト、アルミニウムジイソブトキサイドモノメチルアセト
アセテート、アルミニウムジ−sec−ブトキサイドモ
ノエチルアセトアセテート、アルミニウムジ−iso−
プロポキサイドモノエチルアセトアセテート、アルミニ
ウムトリスアセチルアセトネート、アルミニウムジ−i
so−プロポキサイドモノアセチルアセトネート、アル
ミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセト
アセテート)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセ
テート)、環状アルミニウムオキサイドアシレート化合
物、ジ−iso−プロポキシチタンビス(アセチルアセ
トネート)、ジ−n−ブトキシチタンビス(アセチルア
セトネート)、テトラオクチレングリコールチタネー
ト、テトラキスアセチルアセトンジルコネート等があげ
られる。また、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジ
ルコニウム、チタン酸バリウム等もあげられる。
【0032】前記フッ素化合物としては、例えば、フル
オロオレフィン系樹脂、具体的にはテトラフルオロエチ
レン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプ
ロピレン、パーフルオロプロピルビニルエーテル等の重
合体が例示でき、これらは2種以上混合して使用しても
よい。また、フッ素化合物として、X−CF2 (OC2
4 (OCH2 OCF2 −Xで示されるパーフ
ルオロポリエーテルがあげられ、具体的にはXがOCN
−C6 3 (CH3 )NHCO−で表されるイソシアネ
ート変性物、−COOHで表されるカルボキシル基変性
物、−CH2 OH、−CF2 −CH2 ((OCH2 CH
2 )OH等で表されるアルコール変性物、−COO
R(Rはアルキル基、アリール基等)で表されるエステ
ル変性物等もあげられる。
【0033】上記の液状組成物を用いて皮膜を形成する
際の塗布あるいは含浸させる方法としては、ブレードコ
ーティング法、マイヤーバーコーティング法、スプレー
コーティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティ
ング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーテ
ィング法、ロッドバーコーティング法、ロールコーティ
ング法等の通常使用される方法が採用される。これら皮
膜を形成する際の乾燥は、風乾でもよいが、加熱乾燥を
行えばさらに画像形成材料に対する剥離性が増加する。
その理由は、画像記録用紙のパルプ繊維と反応した成分
が配列あるいは配向すると考えられるが定かではない。
加熱乾燥は、オーブンに入れるか、オーブンに通すか、
或いは加熱ローラに接触させる等、通常使用される方法
が採用される。
【0034】以上のように画像形成材料に対して剥離性
が付与された画像記録用紙から、一旦画像として形成し
た画像形成材料を除去する方法は、画像形成材料が画像
記録用紙上に形成された方法と同様の操作であることが
原理的にも好ましい。それは例えば、熱転写方式や電子
写真方式では、画像形成材料を熱等を利用して画像記録
体用紙上に定着し、画像形成させているが、一度定着さ
せた画像を再度加熱することにより、画像記録体上の画
像形成材料が溶融し、画像記録体から除去されやすくな
るからである。したがって、画像形成装置内の定着装置
を剥離装置としても兼用することができれば、特殊な装
置を別途用意する必要もなく画像形成装置そのものが画
像除去装置にもなる利点がある。また別途剥離装置を用
意することに比べ、空いたスペースの有効利用がはかれ
る。
【0035】本発明においては、画像形成材料を除去す
る手段として、紙繊維と画像形成材料との結び付きを弱
めるため、および画像記録用紙中への浸透性をよくする
ために、少なくとも水を含有する剥離液(以下、「水性
剥離液」という)を画像記録用紙に付与させることが必
要である。ただし、画像形成材料を溶解あるいはその着
色成分を溶解させる成分は含まないことが望ましい。溶
解したものが用紙の中あるいは繊維中に染み込み、逆に
これらの材料の除去を困難にさせるからである。また水
性剥離液の揮発性を大きく低下させるものや、または揮
発性を低下させるような組成は、画像記録用紙を乾燥さ
せる手間や時間がかかるので、好ましくない。さらに、
毒性を有するもの、水性剥離液の中で、濃く着色するも
の、臭いがするもの等は使用に好ましくない。
【0036】本発明においては、画像記録用紙の表面が
離型性処理されているために、未処理のものと比べ、加
熱時に疎水性の画像形成材料が画像記録用紙の表面で剥
がれはじめた隙間に、上記水性剥離液が入りやすくなっ
ており、さらに画像形成材料を画像記録用紙から剥がす
際に、用紙繊維間に残りそうになった画像形成材料を、
上記水性剥離液が浮き出させてくれる役目を果たす。ま
たさらに必要があれば、水性剥離液の付与と共に、物理
的作用、例えば超音波振動等を利用して画像形成材料を
加速して浮き出させる除去方法を併用してもよい。
【0037】本発明において、水性剥離液には、界面活
性剤および水に分散可能なオイル状離型剤からなる群か
ら選ばれた少なくとも1種を含有させることが好まし
い。界面活性剤は、疎水性の画像形成材料間および画像
記録用紙の中を速やかに浸透させる作用を持つ。本発明
においては、離型性が付与された画像記録用紙を用いて
いるので、わずかに残りそうになった画像形成材料を浮
き出させるだけでよい。したがって、界面活性剤はわず
かな量で含ませるだけでその効果が十分発揮される。
【0038】界面活性剤は、非常に多くの種類が知られ
ており、陰イオン(アニオン)性界面活性剤、陽イオン
(カチオン)性界面活性剤、非イオン(ノニオン)性界
面活性剤、両性界面活性剤等が使用できるが、これら種
類を限定することなく、単独または2種以上混合して使
用することができる。
【0039】また、水に分散可能なオイル状離型剤は、
界面活性剤と同様な作用を示すものであり、ごく少量含
ませるだけでよい。通常、エマルジョン型として、水性
剥離液中に分散されているものが多く、シリコーン系、
フッ素系等のオイル状離型剤が種類を限定することなく
使用でき、より具体的には、ポリエーテル変性シリコー
ンオイル、パーフルオロポリエーテル等があげられる。
【0040】水性剥離液には、さらに高級脂肪酸エステ
ルまたはそのアルキルエーテルを含ませてもよい。高級
脂肪酸エステルとは、各種高級脂肪酸とOH基をもつ化
合物とを反応させてエステル化したものを意味する。脂
肪酸には、飽和、不飽和のものがあり、例えば、ラウリ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノール酸、リノ
ール酸、ミリスチン酸、アビエチン酸、エルカ酸、ロジ
ン酸、ヤシ油、アマニ油、ヒマシ油、大豆油、菜種油、
ヒマワリ油等が例示でき、さらにこれらは混合物として
用いてもよい。OH基をもつ化合物には、炭素数2〜2
4の不飽和、環状を含めたアルコール類、炭素数2〜3
2までの多価アルコール類、グリコール類およびセロソ
ルブ類等が例示でき、公知の方法によりエステル化させ
ることができる。さらにこれらはアルキルエーテル化す
ることができる。
【0041】上記した水性剥離液に含ませる成分は、脱
墨(脱インキ)剤の主成分として用いられており、通常
は、新聞、雑誌、コピー用紙等の古紙をフローテーショ
ン法等に使用されるものである。したがって、脱墨剤と
して開発販売されているものであれば、特に問題なく使
用することができる。
【0042】次に、本発明の画像記録用紙の再生方法お
よび再生装置を図面を参照して説明する。図1は、本発
明の画像記録用紙の再生方法を行うための記録体の再生
装置の一実施例を示す概略的構成図であり、図2はこの
装置の操作態様を示す概略的構成図である。図1におい
て、一対の搬送ローラ1および2が配設されており、搬
送ローラ2と圧力ローラ3との間には、搬送ベルト4が
張架されている。圧力ローラ3の上方には、圧力ローラ
3と対向するように、所定の間隔を置いてアルマイト処
理された剥離用ローラ5が配設されている。搬送ローラ
1と剥離用ローラ5との間であって、搬送ベルト4の上
方にはヒーター6が配置されており、さらにその上に、
断熱材7を介して剥離物回収ボックス8が配置されてい
る。剥離用ローラ5の下端部側に近接して一対の小径の
搬送ローラ9および10が配置され、搬送ローラ10と
剥離用ローラ5との間にはストリップフィンガー11が
その先端部を剥離用ローラ5の周面部に当接した状態で
配設されており、また、剥離用ローラ5の上端部側にク
リーニングブレード12が設けられている。また、搬送
ローラ1および2の上流側には、水性剥離液を付与する
手段として、剥離液塗布ユニットが設けられている。剥
離液塗布ユニットは一対の塗布ローラ16および17、
給液ローラ18および19、および液貯め槽20および
21より構成され、液貯め槽20および21に入れた少
なくとも水を含有する剥離液15が給液ローラ18およ
び19によって塗布ローラ16および17に供給される
ようになっている。
【0043】この装置においては、トナー14により画
像が形成されている剥離性が付与された画像記録用紙1
3に、液貯め槽から給液ローラを介して塗布ローラに供
給された剥離液15が塗布ローラによって塗布され、画
像記録用紙13に染み込む。その後、画像記録用紙13
は、一対の搬送ローラ1および2を介して搬送ベルト4
により搬送される。このとき、ヒーター6は予め(例え
ば、約105℃に)加熱されており、染み込んだ画像記
録用紙13は、その上部側から加熱され、画像記録用紙
13上のトナー14は溶融し、紙表面に浮き出す。この
状態で圧力ローラ3と剥離用ローラ5との間に達し、こ
れらのローラによって圧接される。この場合、剥離剤ロ
ーラ5も加熱されるようにしておけば、画像記録用紙1
3はさらに乾燥されやすくなるので好ましい。
【0044】上記のように加熱されて溶融状態のトナー
14は、剥離用ローラ5の表面に接着すると共にストリ
ップフィンガー11によって画像記録用紙13から引き
離される。剥離用ローラ5の回転に伴い、溶融状態のト
ナー14は、次第に冷却され、クリーニングブレード1
2によって剥離用ローラ5から剥離され、一方、画像記
録用紙13は、再生されて一対の搬送ローラ9および1
0を介して取り出される。剥離されたトナー14は、剥
離物回収ボックス8に回収される。この場合、剥離物回
収ボックス8とヒーター6との間には断熱材7が介在し
ているので、トナー14は剥離物回収ボックス8内で粘
着することなく、容易に取り出すことができ、必要に応
じて廃棄される。
【0045】図3は、再生装置を複写機に内蔵した例を
示す図であり、図4および図5は、それぞれ剥離液塗布
ユニット内における作動状態を示す説明図であり、図6
及び図7はそれぞれ定着ユニット30内における作動状
態を示す説明図である。図3の装置においては、通常の
複写機本体に設置されている定着ユニットの代わりに、
以下に記載の定着ユニットが装着されている。さらに複
写機本体には定着ユニットの前工程部分に、新たに剥離
液塗布ユニットが設けられている。
【0046】定着ユニット30は、ヒートローラ31と
加圧ローラ32とを有し、これらのローラはその周面間
の距離を可変自在に設けられており、また、これらのロ
ーラの他に、表面に陽極酸化処理が施されてアルミニウ
ム陽極酸化皮膜が形成された剥離材兼用ヒートローラ3
3の周面に当接する状態で加圧ローラ34が配設されて
おり、また、剥離材兼用ヒートローラ33上段部側に
は、金属ブレード35がその先端部を摺接する状態で配
設されている。特に図示していないが、モード切替え手
段によってヒートローラ31と加圧ローラ32の間、及
び剥離材兼用ヒートローラ33と加圧ローラ34の間
は、図6に示す状態または図7に示す状態のように、ロ
ーラ間の間隙が調節可能となっている。
【0047】剥離液塗布ユニット50は、液貯め槽5
1、52に剥離液53が入っており、ここから給液ロー
ラ54あるいは給液ベルト55を通して剥離液が1対の
塗布ローラ56、57に送られる。これら塗布ローラは
その周面間の距離を可変自在に設けられている。塗布ロ
ーラ間には、その可変に応じて可変(位置移動が)可能
な仕切り板58、59が配設されている。この図の場合
には画像記録用紙の両面に塗布できるようになっている
が、どちらか一方だけでもよく、また塗布液供給方法も
これに限られるものではない。また、特に図示していな
いが、モード切替え手段によって塗布ローラ間、及び仕
切り板の位置移動ができるようになっており、図4に示
す状態または図5に示す状態のように、ローラ間の間隙
および仕切り板の位置移動が調節可能になっている。そ
の他、給紙部38には、これからトナー除去再生を行う
記録用紙を収納する再生用トレイ39が付設されてい
る。
【0048】図3において、その他の主要な構成部分
は、実質的に従来の複写機と同様であり、41は感光
体、42は光学系制御部、43は帯電器、37は現像
器、40は転写器、44はクリーナ、45は搬送ベルト
である。
【0049】次にこの複写機における画像記録用紙への
複写操作と、画像が形成された画像記録用紙の再生操作
について説明する。まず、複写モードでは、感光体41
の表面に帯電器43により均一に静電荷を与えた後、光
学制御系42を介して画像情報が露光され、露光に対応
した静電潜像が形成される。次に感光体41の表面の静
電潜像に現像器37からトナーが供給され、静電潜像が
可視像化される。次に転写器40によって表面に離型性
が付与された画像記録用紙に転写され、搬送ベルト45
によって剥離液塗布ユニットを通過して定着ユニット3
0内に搬送される。この時、剥離液塗布ユニットは稼働
せず、図4に示したように、塗布ローラ56、57間に
仕切り板58、59がある状態になっており、画像記録
用紙はこの間を単に通過するのみである。定着ユニット
30では、図6に示すようにヒートローラ31と加圧ロ
ーラ32が圧接する状態に設定されており、ここでトナ
ー像が付着した画像記録用紙が、熱及び圧力によって定
着される。また、剥離材兼用ヒートローラ33と加圧ロ
ーラ34とは離間した状態に設定されており、定着され
た画像記録用紙は、定着ユニット30から外部に排出さ
れる。
【0050】次に上記のように画像が形成された画像記
録用紙の再生操作を説明する。画像が形成された画像記
録用紙は、再生用トレイ39に収納されており、切替え
モードの操作により剥離液塗布ユニット50と定着ユニ
ット30が作動する。剥離液塗布ユニット内では仕切板
および塗布ローラが図5に示す状態に設定され、また定
着ユニット30内の各ローラは図7に示す状態に設定さ
れて記録紙再生モードとなる。このモードでは、画像記
録用紙は、剥離液塗布ユニットまで、何等の処理も施さ
れずに搬送される。剥離液塗布ユニットでは、図5に示
すように1対の塗布ローラ56、57が接しており、こ
の間を画像記録用紙が通過して、剥離液が画像記録用紙
に塗布され、定着ユニットに搬送される。定着ユニット
30では、図7に示すようにヒートローラ31と加圧ロ
ーラ32が離間しており、画像記録紙は、これらのロー
ラ31、32の間隙を通って剥離材兼用ローラ33と加
圧ローラ34との間に至る。
【0051】剥離材兼用ローラ33は加熱されており、
画像記録用紙は剥離材兼用ローラ33と加圧ローラ34
との間で加熱加圧され、画像部分のトナーは溶融して剥
離材兼用ローラ33に付着し、ストリップフィンガー3
6によって画像記録用紙から離脱する。このようにして
画像記録用紙は再生される。以上のように、この再生装
置は、通常の複写機に剥離液塗布ユニットを付加し、定
着ユニット等を改造するのみで切替えモード手段により
通常の複写工程と再生工程を切り替えることができる。
【0052】上記した実施例では、単色カラー複写にお
ける再生装置の例を示したが、本発明の再生装置は、図
8に示すような多色カラー複写機においても上記と同様
にして、剥離液塗布ユニットの付加と改造定着装置とを
備えた構造のものとして採用することができる。なお、
図8において、46は現像ユニットであって、4色の現
像剤が収容されており、また47は転写ドラムである。
他の符号は、図3と同一のものを意味する。
【0053】
【実施例】以下に、実施例によって本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、実施例および比較例における「部」は重量
部を意味する。 実施例1 撹拌子をセットしたフラスコに、フッ素含有シリコン化
合物として、下記式(I)の化合物16.4部、下記式
(II)の化合物5部、およびテトラメトキシシラン5.
6部を入れ、溶剤としてイソプロピルアルコール600
部、2−メチル−2−プロパノール1400部を加え
た。次に有機アルミニウム化合物としてアルミニウムト
リスアセチルアセトネート2.2部を加えてよく撹拌
し、これに1%塩酸水溶液を6.7部を徐々に滴下し
た。滴下終了後、25℃に保温して7日間放置し、組成
物溶液を調製した。
【化1】 上記にようにして得られた組成物溶液に、さらに変性シ
リコーンオイルとして、分子片末端に水酸基を有するシ
ラノール変性ジメチルシロキサン(東芝シリコン社製:
XF3968)を2部混合し、塗布液を得た。これをゼ
ロックス用L紙A4判(富士ゼロックス社製)に含浸さ
せ、10分間風乾した後、115℃で60分間オーブン
で熱乾燥して表面に離型性を付与した再生可能な画像記
録用紙を作製した。この画像記録用紙上に電子写真装置
(A color635:富士ゼロックス社製)を用い
て文字やベタ画像を含むカラー画像を定着させた。
【0054】記録した画像を有する画像記録用紙の再生
するにあたり、図1に示すような装置に挿入した。剥離
液に蒸留水を用い、塗布ローラ間を通過させ、記録用紙
に剥離液を染み込ませた。ここでは1枚当たり約0.5
gの塗布量であった。その後、搬送ローラおよび搬送ベ
ルトによって内部に画像記録用紙が運ばれると、予め1
05℃に熱せられたヒーターにより画像上部から加熱さ
れ、トナーは軟化し、蒸留水は蒸気状(スチーム)とな
った。そのまま表面をアルマイト処理した剥離材ローラ
に圧接しながら、ストリップフィンガーにて画像記録用
紙とトナーとを引き離した(図2)。トナー剥離後の残
存トナーを剥離前の画像濃度に対する剥離後の画像濃度
の比(以下、「OD比」と略す)を、指標として評価し
た(OD比=剥離後の画像濃度/剥離前の画像濃度)。
残存トナーが気にならない画像濃度としてはOD比で
0.08以下が望ましいが、この再生された画像記録用
紙においては、平均して0.04であり十分な結果が得
られた。この画像記録用紙を10回繰り返して再生を行
ったが、画像剥離後の残存トナーのOD比は0.08で
十分繰り返し再生が行えた。
【0055】比較例1 実施例1における剥離液を使用しなかった以外は、同様
の評価を行ったが、トナー剥離後の残存トナーのOD比
は平均して0.08であり、すでにスペックを満たさな
い部分があった。この方法で繰り返し画像定着/剥離再
生を行ったが、画像剥離後の残存トナーのOD比は2回
目で平均0.10、10回目で平均0.32であった。
【0056】比較例2 実施例1において、表面に離型処理を施さなかった未処
理の用紙を使用した以外は、実施例1と同様に評価した
が、離型性がないので殆どトナーを剥離することができ
なかった。
【0057】実施例2 実施例1における剥離液を、非イオン性界面活性剤であ
るポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルとエタノ
ールを1:1で混合した1%の水溶液に変更した以外
は、実施例1と同様にして処理し、同様に評価を行っ
た。その結果、トナー剥離後の残存トナーのOD比は平
均して0.025であった。さらにこの方法で繰り返し
画像定着/剥離再生を行ったが、画像剥離後の残存トナ
ーのOD比は210回目で平均0.06であり、実施例
1よりさらに効果があがった。
【0058】実施例3 実施例1における剥離液を、非イオン性界面活性剤であ
るポリオキシエチレンジアルキルエーテルとポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステルとエタノ
ールとを、それぞれ1:1:1で混合した1.5%の水
溶液に変更した以外は、実施例1と同様に処理し、同様
に評価を行った。その結果、トナー剥離後の残存トナー
のOD比は平均して0.03であった。さらにこの方法
で繰り返し画像定着/剥離再生を行ったが、画像剥離後
の残存トナーのOD比は10回目で平均0.07であ
り、実施例1よりさらに効果があがった。
【0059】実施例4 実施例1における剥離液を、フッ素系オイルであるパー
フルオロポリエーテル(フォンプリンFE20:アウジ
モント社製)の1%水溶液に変更した以外は、実施例1
と同様に処理し、同様に評価を行った。その結果、トナ
ー剥離後の残存トナーのOD比は平均して0.02であ
った。さらにこの方法で繰り返し画像定着/剥離再生を
行ったが、画像剥離後の残存トナーのOD比は10回目
で平均0.05であり、実施例1よりさらに効果があが
った。
【0060】実施例5 実施例1における剥離液を、フッ素系オイルであるパー
フルオロポリエーテル(フォンプリンEM04:アウジ
モント社製)の1%水溶液に変更した以外は、実施例1
と同様に処理し、同様に評価を行った。その結果、トナ
ー剥離後の残存トナーのOD比は平均して0.02であ
った。さらにこの方法で繰り返し画像定着/剥離再生を
行ったが、画像剥離後の残存トナーのOD比は10回目
で平均0.05であり、実施例1よりさらに効果があが
った。
【0061】実施例6 実施例1における剥離液を、シリコン系オイル(KM7
3:信越化学社製)の1%水溶液に変更した以外は、実
施例1と同様に処理し、同様に評価を行った。その結
果、トナー剥離後の残存トナーのOD比は平均して0.
04であった。さらにこの方法で繰り返し画像定着/剥
離再生を行ったが、画像剥離後の残存トナーのOD比は
10回目で平均0.08であり、実施例1よりさらに効
果があがった。
【0062】実施例7 実施例1における剥離液を、フッ素シリコン界面活性剤
(X−70−092:信越化学社製)の0.5%水溶液
に変更した以外は、実施例1と同様に処理し、同様に評
価を行った。その結果、トナー剥離後の残存トナーのO
D比は平均して0.04であった。さらにこの方法で繰
り返し画像定着/剥離再生を行ったが、画像剥離後の残
存トナーのOD比は10回目で平均0.06であり、実
施例1よりさらに効果があがった。
【0063】実施例8 複写機Vivace500(富士ゼロックス社製)を以
下のように改造した。複写機本体に装着されている定着
ユニットを取り出し、通常は一対のヒートローラと圧力
ローラがあるだけのところを図4のように剥離材兼用ヒ
ートローラと圧力ローラの1対をさらに加えた。剥離材
兼用ヒートローラの表面はアルミニウムの陽極酸化皮膜
処理と、さらに表面に熱溶融性材料により処理が施され
ているものを用いた。これら2つのローラ対はそれぞれ
可変で双方が同時に稼働することはなく、定着時には通
常のローラ対が(図6)、剥離時には新たに付加したロ
ーラ対が稼働する(図7)ようになっていた。このよう
に改造した定着ユニットを複写機に装着した。また新た
に剥離液塗布ユニットを定着ユニットの前工程に当たる
部分に設置した。
【0064】この複写装置は、通常の複写モードにおい
ては剥離液塗布ユニットが稼働せず、図4のように一対
の塗布ロールは離れており、仕切板によって分けられ、
これら仕切板の間を用紙が通過し、定着ユニットへ搬送
されるものであった。また、剥離時には仕切板が移動
し、塗布ロールのそれぞれが接触するようになっていた
(図5)。また、再生モードにすると、剥離液塗布ユニ
ットは図4の状態から図5の状態へ、定着ユニットは図
6の状態から図7の状態へ変わり、さらに給紙装置部分
については、通常のコピーに使用するトレイ以外に、新
たに設置された用紙トレイから、白紙に再生するための
画像記録用紙が給紙されるようにした。
【0065】イソシアネートシラン化合物として、メチ
ルシリルトリイソシアネート60部、フェニルシリルト
リイソシアネート20部、その他硬化反応調整剤とし
て、モノオクチルアシッドフォスフェート8部、酢酸エ
チル2400部、ジグライム100部を撹拌混合し、塗
布液を得た。これを実施例1と同様にゼロックス用L紙
A4判(富士ゼロックス社製)に含浸させ、5分間風乾
した後、120℃で1分間オーブンで熱乾燥して表面に
離型性が付与された再生可能な画像記録用紙を作製し
た。
【0066】この画像記録用紙が、上記改造された複写
機の通常のトレイから排出されると、通常の複写機のプ
ロセスに従い、感光体上に画像領域に対する露光がなさ
れ静電潜像を形成し、潜像を黒色トナーで現像した。こ
の現像されたトナーを搬送されてきた画像記録用紙の上
に転写し、図6の状態になった定着ユニットへ搬送され
定着した。この改造複写機の全体のレイアウト構成は図
3に示している。次にこの改造複写機を用いて画像記録
用紙の再生評価を行った。剥離液として、実施例3で使
用したものを用い、剥離液塗布ユニット内の液貯め槽に
供給した。上記の画像が形成された画像記録用紙を、図
3に示したトナー除去再生用トレイにセットして、再生
モードにし、複写機をスタートさせた。その結果、画像
記録用紙はきれいに再生され、複写機から排出された。
実施例1と同様な方法で評価を行った結果、トナー剥離
後の残存トナーのOD比は平均して0.02であり、1
0回繰り返して再生を行ってもOD比は0.05で十分
繰り返し再生が行えた。
【0067】実施例9 アルコキシシラン化合物として、CH3 Si(OC
3 3 28.0部と、溶剤として酢酸エチル1870
部を撹拌混合し、さらにメチルハイドロジエンシリコー
ンオイル(信越化学社製:KF99)2.0部を添加
し、攪拌混合して塗布液を得た。これを実施例と同様ゼ
ロックス用L紙A4判(富士ゼロックス社製)に含浸さ
せ、5分風乾後、120℃で1分間オーブンで熱乾燥し
て、表面に離型性が付与された再生可能な画像記録用紙
を作製した。この画像記録用紙を実施例8と同様な方法
で処理し、評価を行った結果、トナー剥離後の残存トナ
ーのOD比は平均して0.03であり、10回繰り返し
て再生を行ってもOD比は0.07で十分繰り返し再生
が行えた。
【0068】実施例10 シランカップリング剤としてトリメトキシビニルシラン
25.0部と、イソシアネートシラン化合物としてテト
ライソシアネートシラン15.0部と、溶剤として酢酸
エチル1860部とを撹拌混合し、さらにアミノ変性シ
リコーンオイル(東芝シリコーン社製:TSF470
2)1.5部を添加し、攪拌混合して塗布液を得た。こ
れを用いて実施例8と同様に画像記録用紙を処理した。
また剥離液を実施例4で使用したものに代えた以外は、
実施例8と同様な方法で処理し、評価を行った。その結
果、トナー剥離後の残存トナーのOD比は平均して0.
04であり、10回繰り返して再生を行ってもOD比は
0.08で十分繰り返し再生が行えた。
【0069】実施例11 シランカップリング剤としてγ−(メタクリロキシプロ
ピル)トリメトキシシラン(信越化学社製:KBM50
3)30.0部と、シラノール変性シリコーンオイルと
してα,ω−ジハイドロキシポリジメチルシロキサンオ
イル(25℃で粘度が1000センチストークス)2.
0部とに、溶剤として酢酸エチル1860部とを添加
し、撹拌混合して塗布液を得た。これを用いて実施例8
と同様に画像記録用紙を処理した。この画像記録用紙を
実施例10と同様な方法で処理し、評価を行った。その
結果、トナー剥離後の残存トナーのOD比は平均して
0.04であり、10回繰り返して再生を行ってもOD
比は0.07で十分繰り返し再生が行えた。
【0070】実施例12 アルコキシシラン化合物としてCH3 Si(OCH3
3 28.0部と溶剤として酢酸エチル1870部を撹拌
混合し、さらにシラノール変性シリコーンオイルとして
ジメチルシロキサンオイル(東芝シリコーン社製:YF
3800)1.0部と、メチルハイドロジエンシリコー
ンオイル(信越化学社製:KF99)1.0部を添加
し、攪拌混合して塗布液を得た。これを用いて実施例8
と同様に画像記録用紙を処理した。この画像記録用紙を
用い、剥離液を実施例5で使用したものに代えた以外
は、実施例8同様な方法で処理し、評価を行った。その
結果、トナー剥離後の残存トナーのOD比は平均して
0.04であり、10回繰り返して再生を行ってもOD
比は0.04で十分繰り返し再生が行えた。
【0071】実施例13 アルコキシシラン化合物としてCH3 Si(OCH3
3 32.0部と溶剤として酢酸エチル1800部を撹拌
混合し、さらにシラノール変性シリコーンオイルとして
ジメチルシロキサンオイル(東芝シリコーン社製:YF
3800)1.0部と、アミノ変性シリコーンオイル
(東芝シリコーン社製:TSF4702)1.5部を添
加し、攪拌混合して塗布液を得た。これを用いて実施例
8と同様に画像記録用紙を処理した。この画像記録用紙
を実施例12と同様な方法で処理し、評価を行った。そ
の結果、トナー剥離後の残存トナーのOD比は平均して
0.03であり、10回繰り返して再生を行ってもOD
比は0.03で十分繰り返し再生が行えた。
【0072】実施例14 カラー複写機Acolor636(富士ゼロック社製)
に、実施例8と同様に定着ユニットと新たに剥離液塗布
ユニットを付け加えて改造し、稼働も実施例8と同様に
行った。イソシアネートシラン化合物としてメチルシリ
ルトリイソシアネート60部、フェニルシリルトリイソ
シアネート20部、その他硬化反応調整剤としてモノオ
クチルアシッドホスフェート8部、酢酸エチル2400
部、ジグライム100部を撹拌混合し、塗布液を得た。
これを実施例1と同様にゼロックス用L紙A4判(富士
ゼロックス社製)に含浸させ、5分間風乾した後、12
0℃で1分間オーブンで熱乾燥して、表面に離型性が付
与された再生可能な画像記録用紙を作製した。改造複写
機の全体のレイアウト構成は図8に示している。
【0073】この画像記録用紙が上記改造された複写機
の通常のトレイから排出されると、複写モードにおい
て、通常の複写機のプロセスに従い、感光体上に画像領
域に対する露光がなされて静電潜像が形成され、潜像が
トナーで現像された。この現像されたトナー像を、転写
ドラム上に吸着された上記画像記録用紙の上に転写し
た。4色分繰り返して転写した後、転写ドラムから剥離
され、図6の状態になった定着ユニットに搬送されて定
着した。次にこの改造複写機を用いて画像記録用紙の再
生評価を行った。剥離液としては実施例6で使用したも
のを用い、剥離液塗布ユニット内の液貯め槽に供給し
た。上記の画像が形成された画像記録用紙を、図8に示
したトナー除去再生トレイにセットして、再生モードに
し、複写機をスタートさせた。その結果、画像記録用紙
はきれいに再生され、複写機から排出された。この画像
記録用紙を実施例1と同様な方法で評価を行った結果、
トナー剥離後の残存トナーのOD比は平均して0.03
であり、10回繰り返して再生を行ってもOD比は0.
03で十分繰り返し再生が行えた。
【0074】実施例15 イソシアネートシラン化合物としてMeSi(NCO)
310.0部と溶剤として酢酸エチル970部とを攪拌
混合し、さらにSiH基を持つシラン化合物としてMe
HSi(OCH 3 25.0部、アルコキシシラン化合
物としてCH 3(CH 211Si(OC 2 5 35.
0部、シラノール変性メチルフェニルシリコーンオイル
(東芝シリコーン社製:TSF431)1.5部を添加
し、攪拌混合して塗布液を得た。これを用いて実施例1
4と同様に画像記録用紙を処理した。この画像記録用紙
を、実施例14と同様な方法で処理し、評価を行った。
その結果、トナー剥離後の残存トナーのOD比は平均し
て0.02であり、10回繰り返して再生を行ってもO
D比は0.04で十分繰り返し再生が行えた。
【0075】実施例16 イソシアネートシラン化合物としてメチルシリルトリイ
ソシアネート80部、シラノール変性シリコーンオイル
としてα,ω−ジハイドロキシポリジメチルシロキサン
オイル(25℃で粘度が2000センチストークス)8
部、硬化反応調整剤としてジブチルアシッドホスフェー
ト3部、溶剤として酢酸エチル2000部を撹拌混合
し、塗布液を得た。これを用いて実施例14と同様に画
像記録用紙を処理した。また、剥離液を実施例7で使用
したものに代えた以外は実施例14と同様な方法で処理
し、同様に評価を行った。その結果、トナー剥離後の残
存トナーのOD比は平均して0.04であり、10回繰
り返して再生を行ってもOD比は0.04で十分繰り返
し再生が行えた。
【0076】実施例17 イソシアネートシラン化合物としてC1837Si(NC
O) 326.0部と溶剤として酢酸エチル970部とを
撹拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合物として
919 2 4Si(NCO) 32.6部、カルボキ
シ変性シリコーンオイル(信越化学社製:X−22−3
710)1.6部を添加し、1昼夜25℃で撹拌混合し
て塗布液を得た。これをゼロックス用J紙A4判(富士
ゼロックス社製)に含浸させ、10分間風乾した後、1
15℃で2分間オーブンで加熱乾燥して、表面に離型性
が付与された再生可能な画像記録用紙を作製した。この
画像記録用紙を、実施例16と同様な方法で処理し、同
様に評価を行った。その結果、トナー剥離後の残存トナ
ーのOD比は平均して0.02であり、10回繰り返し
て再生を行ってもOD比は0.04で十分繰り返し再生
が行えた。
【0077】実施例18 イソシアネートシラン化合物としてC1837Si(NC
O) 310.0部と溶剤として酢酸エチル970部を撹
拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合物としてC
919 2 4Si(NCO) 36.0部、C 817
i(NCO) 310.0部、メチルシリルトリイソシア
ネート2.6部、上記カルボキシ変性シリコーンオイル
1.6部を添加し、1昼夜25℃で撹拌混合して塗布液
を得た。これを用いて実施例17と同様に処理すること
により、表面に離型性が付与された再生可能な画像記録
用紙を作製した。この画像記録用紙を実施例17と同様
な方法で処理し、同様に評価を行った。その結果、トナ
ー剥離後の残存トナーのOD比は平均して0.03であ
り、10回繰り返して再生を行ってもOD比は0.07
で十分繰り返し再生が行えた。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像記録用紙再
生方法とその再生装置は、上記の構成を有するから、実
施例からも明らかなように次のような優れた効果を奏す
る。すなわち、通常の複写機を少し改造するだけで複写
と画像記録用紙の再生を兼用して使用できる装置に適用
することが可能であるため、オフィスや家庭で個人自ら
その場で再生することができる。したがって、再生する
ために新たな装置を導入することもないため、コストも
かからずに省スペース化にも貢献できるものである。ま
た、黒コピーに限らず、カラーコピー、さらにはそれが
全面ベタ画像にも対応できる。また繰り返し安定性も十
分なものである。したがって、紙を繰り返し再生できる
ため、1枚コピー当たりの紙単価が減少し、経済的効果
が高くなるだけでなく、地球環境という観点からみて
も、資源の利用削減および大気中へのCO2 の排出量削
減(地球温暖化防止)という効果もさらに期待できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の再生方法に使用するための再生装置
の実施例の構成図である。
【図2】 図1の再生装置において画像記録用紙が再生
される状態を説明する説明図である。
【図3】 本発明の再生装置を組み込んだ複写装置の構
成図である。
【図4】 図3における剥離液塗布ユニットの複写モー
ドにおける状態を示す図である。
【図5】 図3における剥離液塗布ユニットの再生モー
ドにおける状態を示す図である。
【図6】 図3における定着ユニットの複写モードにお
ける状態を示す図である。
【図7】 図3における定着ユニットの再生モードにお
ける状態を示す図である。
【図8】 本発明の再生装置を組み込んだカラー複写装
置の構成図である。
【符号の説明】
1,2…搬送ローラ、3…圧力ローラ、4…搬送ベル
ト、5…剥離用ローラ、6…ヒーター、7…断熱材、8
…剥離物回収ボックス、9,10…搬送ローラ、11…
ストリップフィンガー、12…クリーニングブレード、
13…画像記録用紙、14…トナー、15…剥離液、1
6,17…塗布ローラ、18,19…給液ローラ、2
0,21…液貯め槽、30…定着ユニット、31…ヒー
トローラ、32…加圧ローラ、33…剥離材兼用ヒート
ローラ、34…加圧ローラ、37…現像器、39…トナ
ー除去再生用トレイ、40…転写器、41…感光体、5
0…剥離液塗布ユニット、56,57…塗布ローラ、5
8,59…仕切板。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型性が付与された画像記録用紙の表面
    に熱溶融性成分を含む画像形成材料によって形成された
    画像を有する画像記録用紙に、少なくとも水を含有する
    剥離液を付与させ、画像形成材料を加熱させながら対向
    する剥離部材と圧接し、画像形成材料を画像記録用紙か
    ら剥離部材に移行させて画像記録用紙を再生することを
    特徴とする再生可能な画像記録用紙の再生方法。
  2. 【請求項2】 前記離型性が付与された画像記録用紙
    が、繊維と直接反応する硬化性シリコン化合物を含む液
    状組成物を塗布または含浸させ、乾燥することによって
    得られたものであることを特徴とする請求項1に記載の
    再生可能な画像記録用紙の再生方法。
  3. 【請求項3】 前記硬化性シリコン化合物を含む液状組
    成物が、硬化性シリコン化合物と、分子中に反応性基を
    有する変性シリコーンオイルまたはメチルハイドロジェ
    ンシリコーンオイルとを含むことを特徴とする請求項2
    記載の再生可能な画像記録用紙の再生方法。
  4. 【請求項4】 前記分子中に反応基を有する変性シリコ
    ーンオイルが、シラノール変性シリコーンオイル、カル
    ボキシ変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオ
    イルからなる群から選ばれた少なくとも1種のシリコー
    ンオイルを含むことを特徴とする請求項3記載の画像記
    録用紙の再生方法。
  5. 【請求項5】 前記硬化性シリコン化合物が、フッ素含
    有シリコン化合物、イソシアネートシラン化合物、アル
    コキシシラン化合物、シランカップリング剤、およびS
    iH基を持つシラン化合物からなる群から選ばれた少な
    くとも1種の化合物を含基を有する変性シリコーンオイ
    ルを含むことを特徴とする請求項2または請求項3記載
    の再生可能な画像記録用紙の再生方法。
  6. 【請求項6】 前記水を含有する剥離液が、界面活性剤
    および水に分散可能なオイル状離型剤からなる群から選
    ばれた少なくとも1種を含有することを特徴とする請求
    項1記載の再生可能な画像記録用紙の再生方法。
  7. 【請求項7】 離型性が付与された画像記録用紙の表面
    に熱溶融性成分を含む画像形成材料によって形成された
    画像を有する画像記録用紙に、少なくとも水を含有する
    剥離液を付与させる手段と、画像形成材料を加熱させる
    手段と、画像記録用紙を剥離部材に圧接する手段とを有
    することを特徴とする、画像形成材料を画像記録用紙か
    ら剥離部材に移行させて画像記録用紙を再生するための
    再生装置。
JP18721596A 1996-07-17 1996-07-17 再生可能な画像記録用紙の再生方法 Expired - Fee Related JP3551632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18721596A JP3551632B2 (ja) 1996-07-17 1996-07-17 再生可能な画像記録用紙の再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18721596A JP3551632B2 (ja) 1996-07-17 1996-07-17 再生可能な画像記録用紙の再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1031397A true JPH1031397A (ja) 1998-02-03
JP3551632B2 JP3551632B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=16202095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18721596A Expired - Fee Related JP3551632B2 (ja) 1996-07-17 1996-07-17 再生可能な画像記録用紙の再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3551632B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521522A (ja) * 1998-07-24 2002-07-16 サン−ゴバン グラス フランス 疎水性処理組成物、この組成物からのコーティングの形成方法及びこのコーティングを付与した製品
JP2008120043A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Dainippon Printing Co Ltd 昇華転写受像シート
JP2010276995A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Ricoh Co Ltd 被記録材及びその使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521522A (ja) * 1998-07-24 2002-07-16 サン−ゴバン グラス フランス 疎水性処理組成物、この組成物からのコーティングの形成方法及びこのコーティングを付与した製品
JP2008120043A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Dainippon Printing Co Ltd 昇華転写受像シート
JP2010276995A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Ricoh Co Ltd 被記録材及びその使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3551632B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3716515B2 (ja) 画像記録用紙
US6850729B2 (en) Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member
US5993957A (en) Recording medium capable of reuse
JP3307205B2 (ja) 画像記録体の再生方法及びその装置
JP3551632B2 (ja) 再生可能な画像記録用紙の再生方法
JP3975571B2 (ja) 画像記録体及びそれを用いた画像記録体の再生方法
JP2003091090A (ja) 再生可能な画像記録体
JP3690063B2 (ja) 再生可能な画像記録用紙
JP3843503B2 (ja) 再生可能な画像記録体の再生方法および再生装置
JP3713824B2 (ja) 画像支持体
JP3945135B2 (ja) 画像支持体およびその再生方法
JP3684796B2 (ja) 再生可能な画像支持体およびその製造方法
JPH09160276A (ja) 再生可能な画像記録体、その画像形成装置及びその再生方法
JP3743175B2 (ja) 再生可能な画像記録体
JP3788059B2 (ja) 画像剥離部材
JP3800822B2 (ja) 画像剥離部材及び画像剥離装置
JP3941294B2 (ja) 再生可能な電子写真用画像記録体
JP3873526B2 (ja) 画像支持体
JPH1049011A (ja) 画像保持体の再生方法及びそのための装置
JP2002244331A (ja) 再生可能な電子写真用画像記録体及びその再生方法
JPH1039699A (ja) 画像保持体の再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20031218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040312

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040406

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040419

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees