JPH1031398A - 像保持体の繰り返し使用方法、該方法に用いる像保持体、並びに像保持体の再生方法及び装置 - Google Patents
像保持体の繰り返し使用方法、該方法に用いる像保持体、並びに像保持体の再生方法及び装置Info
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- JPH1031398A JPH1031398A JP20539296A JP20539296A JPH1031398A JP H1031398 A JPH1031398 A JP H1031398A JP 20539296 A JP20539296 A JP 20539296A JP 20539296 A JP20539296 A JP 20539296A JP H1031398 A JPH1031398 A JP H1031398A
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Abstract
いずに、像保持体に損傷を与えることなく像形成物質を
良好に除去でき、且つ剥離部材上の像形成物質の像保持
体への逆転写による地汚れの発生及び像形成物質の除去
効率の低下を抑える。 【解決手段】 像保持体(用紙)1と剥離部材11a,
bとの圧接及び分離を複数回繰り返すときに剥離部材に
一旦剥離転写された像形成物質2が像保持体に逆転写す
るのを抑止する逆転写抑止剤を、画像形成前の像保持体
に予め付与し、該像保持体に画像を形成した後、像保持
体と剥離部材との圧接及び分離を複数回繰り返し、像保
持体上の像形成物質を剥離部材に段階的に剥離転写させ
て除去する。上記逆転写抑止剤を、画像が形成された像
保持体に付与し、該像保持体と剥離部材との圧接及び分
離を複数回繰り返し、像保持体上の像形成物質を剥離部
材に段階的に剥離転写させて除去しても良い。
Description
ミリ、プリンター、印刷機等の画像形成装置で像形成物
質からなる画像を像保持体に形成して、該像保持体を情
報保持媒体として利用した後、該像保持体から該像形成
物質を除去して、該像保持体を画像形成に再利用する像
保持体の繰り返し使用方法、該方法に用いる像保持体、
並びに、像形成物質からなる画像が形成された像保持体
から該像形成物質を除去する像保持体の再生方法及び装
置に関するものである。
ルト・インクを用いるインクジェット法や印刷法等のよ
うな画像形成方法を用いたプリンターや複写機、印刷機
が普及し、紙が大量に使用されている。ところが、画像
が形成される像保持体として一般に用いられる紙は木材
より得られるパルプを原料とするため、紙を大量に消費
することは、森林の伐採、地球環境の悪化につながるこ
とになり、近年、社会問題となってきつつある。更に、
これらの画像形成方法により画像が形成された像保持体
が大量に廃棄されて、ごみの処分が困難となるという問
題も生じている。
(OHP)用の像保持体である透明シートは、通常、ポ
リエステル・フィルム、アセテート・フィルム等のプラ
スチック・フィルムがべース材料として用いられる。フ
ィルムの原材料は石油等の化石材料から合成されたり、
紙と同様に木材から製造されるものであり、オーバーヘ
ッド・プロジェクター(OHP)用の像保持体である透
明シートを大量に使用することは、石油資源の保護、地
球環境の保全の観点から好ましくない。
た用紙やフィルムを回収し、一旦、パルプの状態まで離
解したり、再溶融したりして再利用する方法が従来より
行なわれている。しかしながら、この方法では、再生の
ためのエネルギー効率が悪く、再生された製品は、新し
い原料を用いるよりも割高になったり、質の悪いものに
なってしまうという欠点があった。
て、特開平4−300395号公報には、複写機で用い
られるトナーを溶解する溶剤を、コピー用紙に噴霧また
は塗布した後、クリーニング・プレードなどにより紙の
上のトナーを除去する方法が開示されている。このよう
な像形成物質を溶解又は膨潤させて像保持体から像形成
物質を除去する方法は、他にも多数の提案が既になされ
ているが、通常用いられている像形成物質を溶解または
膨潤させるには、トルエン、キシレン、テトラヒドロフ
ランなどの有機溶媒が必要である。これらの有機溶媒を
一般オフィスなど、特殊な換気装置溶剤回収装置を持た
ない作業場で使用することは好ましくない。
スチック、金属、液浸透性の悪い紙、あるいはセラミッ
クス等の非吸収性材料で形成された像保持体を使用し、
熱溶融性剥離体を加熱しながら像保持体上に重ね、画像
を像保持体から剥ぎ取る方法が開示されている。特開平
2−55195号公報には、表面シリコーンシール剤を
PETフィルムに張り付けて表面を離型処理した像保持
体が開示されている。また、特開平4−64472号公
報には、前記離型剤で処理された像保持体上の画像を剥
離する装置が開示されている。これらの従来例に示され
ている方法および装置は、像保持体上の像形成物質を除
去するのに画像を剥離するための液体を使用しない点で
好ましい。しかし、この方法に用いられる像保持体は、
一般に像保持体として用いられている紙と、光沢性、表
面性、厚みなどの点で大きな差があり一般の使用には違
和感がある。また、高価な離型フィルムをラミネートし
ているなど、コストも高くなるという欠点があった。更
に、離型性フィルムを表面に有しているために、画像の
定着性にも問題があり、衣服や手指の摩擦により画像が
脱落してしまったり、衣服や手指を汚してしまうという
問題があった。
持体表面のトナー像をガラス転移点以上に加熱し、剥離
部材上としてのオフセットローラに上記加熱されたトナ
ー像を転移させて剥離する場合に際し、像保持体の移動
速度に対して上記オフセットローラの移動速度に相当す
る線速を速くして、像保持体上のトナーを除去する方法
が提案されている。この方法によれば、オフセットロー
ラの移動速度(線速)を像保持体よりも速くすることに
より、トナーの溶融軟化時に凝集力が弱くてトナーの一
部が像保持体に残った場合においても、オフセットロー
ラの新しい面が連続して像保持体に対面するので、残っ
たトナーの一部をオフセットローラの新しい面に転移さ
せて剥離することができる。この方法は、画像を剥離す
るための液体を使用しない点で好ましい。しかしなが
ら、この方法では、像保持体上の画像をすべて除去する
ためには、オフセットローラと像保持体が接している間
に、像保持体に残ったトナーが全てオフセットローラ側
に転移するまでオフセットローラの新しい面が連続して
像保持体に対面するように、像保持体の移動速度とオフ
セットローラの移動速度(線速)とのずれ量を大きくし
なければならない。このように像保持体の移動速度とオ
フセットローラの線速とのずれ量を大きくするために
は、像保持体とオフセットローラとの間に加える圧力を
低めに抑える必要がある。この圧力が高すぎると、オフ
セットローラに像保持体が引きずられてしまい、ずれを
生じさせることが困難になるためである。ところが、上
記圧力を低めに抑えると、像保持体がフィルムなどのよ
うに平滑なものでないがぎり、剥離部材へのトナー接着
が不十分になり、像形成物質の剥離が困難となる。この
ように、上記方法では、像保持体上の画像を全て除去す
るための像保持体とオフセットローラとの間に加える圧
力の設定が難しいという不具合があった。
本出願人は特開平7−13383号公報で、少なくとも
一部がセルロース繊維を主成分とした紙質層で構成され
た像保持体を用い、この像保持体に水を含む液体を含浸
させ、紙質層と熱可撓性の像形成物質との接着力を弱め
た状態で、像保持体と剥離部材とを圧接せしめ紙質層か
ら像形成物質を剥離する方法を提案した。この方法は普
通に用いられている紙の上に形成された画像をも剥離で
き再生できる点、安全性に問題がないなどの点で優れた
方法である。
号、特開平7−36332号等において、上記特開平7
−13383号で提案した再生方法を具現化するための
装置構成を提案した。
13383号で提案した方法においても、像保持体の再
生のために水を含む液体(画像除去促進液)の付与が必
要であるため、種々の不具合が発生するおそれがあっ
た。具体的には、水に濡れた紙は、腰が弱くなるため、
再生装置の中でしわが発生したり、ジャムが発生したり
する確率が高い。また、水に濡れた紙の乾燥が必要であ
ったり、濡れた紙を自然乾燥するとシワや波打ちが生じ
るため平滑化するための処理も必要である。また、水に
濡れた紙はサイズが変化するため、再生紙を複写機やプ
リンターなどの画像形成装置で使用するとき、紙伸びの
ために用紙カセットに入れることができなかったり、縮
みのために多重送りを生じてしまったりするおそれがあ
った。また、再生された紙はカールが生じやすいという
不具合もあつた。更に、再生された紙を使用してコピー
をすると、コピー時に定着ローラなどでシワが生じてし
まうという欠点もあった。
法における不具合を解決するため、水を含む画像除去促
進液の使用量を低減できる再生方法及び装置として、
(1)画像除去促進液が付与された像保持体の少なくと
も膨潤層を水分を透過しないシール部材で覆うことによ
り、像保持体の膨潤層からの水分蒸発が実質的に生じな
い状態を保ちながら、少なくとも像保持体の膨潤層を加
熱処理して像保持体から像保持体を除去する再生方法及
び装置、(2)像保持体と剥離部材との加圧を、像保持
体の膨潤層からの水分蒸発が実質的に生じない状態で複
数回を行うことをことにより、像保持体上の像形成物質
を剥離部材へ転写する像保持体の再生方法および装置、
並びに(3)水分蒸発が実質的に生じない状態を保ちな
がら、像保持体と剥離部材との間にずれが生じるような
操作を行うことにより、像形成物質の剥離部材への転写
処理を行う再生方法および装置を提案した(特開平8−
44260号公報参照)。
8−44260号公報で提案されている像保持体の再生
方法及び装置では、上記水を含む液体を付与することに
よるシワ、波打ち、サイズ変化などの種々の不具合を改
善することができるが、それらの不具合を完全に解決で
きるまでには至っていない。
全に防止するために、水を含む液を像保持体に付与する
ことなく像保持体と剥離部材との間の圧接及び分離を複
数回に分けて行う構成が有効であることに着目した。こ
のような像保持体と剥離部材との間の圧接及び分離を複
数回行う構成について、本発明者らが鋭意研究を行った
ところ、上記複数回の圧接及び分離において剥離部材に
一旦転写された像形成物質が像保持体側に逆転写する場
合があることがわかった。かかる像形成物質の逆転写
は、剥離処理後の像保持体における地汚れとなり、像保
持体からの像形成物質の除去効率の低下をもたらす。
であり、その目的は、シワ、波打ち、サイズ変化などの
不具合をもたらす水を含む液体を用いずに、像保持体に
損傷を与えることなく像保持体から像形成物質を良好に
剥離して除去することができ、且つ剥離部材上の像形成
物質の像保持体への逆転写による地汚れの発生及び像形
成物質の除去効率の低下を抑えることができる像保持体
の繰り返し使用方法、該方法に用いる像保持体、並び
に、像保持体の再生方法及び装置を提供することであ
る。
に、請求項1の発明は、像形成物質からなる画像を像保
持体に形成して、該像保持体を情報保持媒体として利用
した後、該像保持体から該像形成物質を除去して、該像
保持体を画像形成に再利用する像保持体の繰り返し使用
方法において、像保持体と剥離部材との圧接及び分離を
複数回繰り返すときに剥離部材に一旦剥離転写された像
形成物質が該像保持体に逆転写するのを抑止する逆転写
抑止剤を、画像を形成する前の像保持体に予め付与し、
上記逆転転写抑止剤を予め付与した像保持体に画像を形
成した後、該像保持体と剥離部材との圧接及び分離を複
数回繰り返し、該像保持体上の像形成物質を該剥離部材
に段階的に剥離転写させて除去することを特徴とするも
のである。
繰り返し使用方法において、上記逆転写抑止剤として界
面活性剤を付与したことを特徴とするものである。
繰り返し使用方法において、上記界面活性剤の付与量
を、上記像保持体のA4サイズの片面当たり0.002
〜0.2gに設定したことを特徴とするものである。
繰り返し使用方法において、上記逆転写抑止剤として親
水性高分子化合物を付与したことを特徴とするものであ
る。
持体の繰り返し使用方法に用いる像保持体であって、上
記逆転写抑止剤を付与したことを特徴とするものであ
る。
像が形成された像保持体から該像形成物質を除去する像
保持体の再生方法において、像保持体と剥離部材との圧
接及び分離を複数回繰り返すときに剥離部材に一旦剥離
転写された像形成物質が像保持体に逆転写するのを抑止
する逆転写抑止剤を、画像が形成された像保持体に付与
し、上記逆転写抑止剤が付与された像保持体と上記剥離
部材との圧接及び分離を複数回繰り返し、該像保持体上
の像形成物質を該剥離部材に段階的に剥離転写させて除
去することを特徴とするものである。
再生方法において、上記逆転写抑止剤として界面活性剤
を付与したことを特徴とするものである。
再生方法において、上逆転写抑止剤として、界面活性剤
及び多価アルコール類を含むものを付与したことを特徴
とするものである。
像が形成された像保持体から該像形成物質を除去し、該
像保持体を画像形成可能な像保持体として再生する像保
持体の再生装置において、画像が形成された像保持体上
の像形成物質を剥離部材に段階的に剥離転写させて除去
するように、該像保持体と該剥離部材との圧接及び分離
を行う剥離部を複数有する剥離手段を設け、上記圧接に
より像形成物質を介して密着した像保持体と剥離部材と
の間に、その圧接面に平行な相対的なずれを発生させて
像保持体と剥離部材とを分離することを特徴とするもの
である。
画像が形成された像保持体から該像形成物質を除去する
像保持体の再生装置において、画像が形成された像保持
体上の像形成物質を剥離部材に段階的に剥離転写させて
除去するように、該像保持体と該剥離部材との圧接及び
分離を行う剥離部を複数有する剥離手段を設け、上記複
数の剥離部における剥離処理条件を、像保持体移動方向
下流側での上記剥離部材と像保持体との間の単位面積当
たりの接触圧が大きくなる条件、像保持体移動方向下流
側での像保持体上の像形成物質の加熱温度が高くなる条
件、及び像保持体移動方向下流側での上記剥離部材と像
保持体との接触面積が広くなる条件のうち少なくとも一
つを満足するように設定したことを特徴とするものであ
る。
像保持体の再生装置において、像保持体と剥離部材との
間の圧接及び分離を複数回繰り返すときに剥離部材に一
旦剥離転写された像形成物質が像保持体に逆転写するの
を抑止する逆転写抑止剤を、上記剥離手段で剥離処理す
る前の像保持体に付与する逆転写抑止剤付与手段を設け
たことを特徴とするものである。
体の再生装置において、上記逆転写抑止剤として、上記
像保持体のA4サイズの片面当たり0.01〜0.5g
の界面活性剤を付与したことを特徴とするものである。
像保持体の再生装置において、上記相対的なずれの大き
さを、上記像保持体の移動速度の0.02〜7%に設定
したことを特徴とするものである。
使用方法及び該方法で用いる請求項5の像保持体におい
ては、像保持体と剥離部材との圧接及び分離を複数回繰
り返すときに剥離部材に一旦剥離転写された像形成物質
が該像保持体に逆転写するのを抑止する逆転写抑止剤
を、画像を形成する前の像保持体に予め付与する。この
逆転写抑止剤の付与処理を行うことにより、その像保持
体に画像を形成した後の再生処理において、その像保持
体と剥離部材との圧接及び分離を複数回繰り返すときに
剥離部材に一旦剥離転写された像形成物質が像保持体側
に逆転写するのを抑止する。
繰り返し使用方法においては、上記逆転写抑止剤を付与
した像保持体に画像を形成した後、該像保持体と剥離部
材との圧接及び分離を複数回繰り返し、該像保持体上の
すべての像形成物質を1回で剥離部材に剥離転写するこ
となく、該像形成物質を該剥離部材に段階的に剥離転写
させて除去する。ここで、上記分離の方向は特定の方向
に限定されるものではなく、例えば像保持体と剥離部材
とが、両者の圧接面に平行な方向に両者が接したままの
状態で分離する場合や、該圧接面に垂直な方向に両者が
離間するように分離する場合を含むものである(以下、
請求項6乃至8の像保持体の再生方法においても同様で
ある)。
持体上の像形成物質の一部が剥離部材に密着するが、該
像保持体には上記逆転写抑止剤を予め付与しているた
め、上記圧接及び分離を複数回繰り返すときに剥離部材
に一旦剥離転写された像形成物質が像保持体側に逆転写
しない。
高エネルギー表面を有する親水性高分子化合物を像保持
体の表面に付与するのが好ましい。上記界面活性剤は、
製造の容易性、安全性に優れており、安価で入手しやす
く、付与処理の前後で像保持体の表面の見かけ上の変化
がないため違和感がない。また、上記親水性高分子化合
物は、像形成物質に通常含まれている染料に染まりにく
い。
の逆転写抑止効果が得られるとともに、像保持体に画像
を形成したときに画像を構成する像形成物質が所定の接
着力で接着できる範囲内が好ましい。上記界面活性剤を
付与する場合の付与量の好ましい範囲は、像保持体のA
4サイズの片面当たり0.002〜0.2gである。界
面活性剤の付与量を0.002g以上にすることによ
り、所望の逆転写抑止効果が得られる。また、界面活性
剤の付与量を0.2g以下にすることにより、像形成物
質が所定の接着力で接着して良好な定着性が得られる。
り返し使用方法に用いる像保持体としては、セルロース
繊維を主体とした紙が好ましい。このような紙は、像形
成物質の接着力が適当であるばかりでなく、使用済みの
紙は、通常の離解処理及び再抄紙処理を含む通常の再生
紙製造工程により、セルロース繊維を再利用することが
できる。更に、このような紙に上記界面活性剤及び親水
性高分子化合物を予め付与しても、通常の紙と性状がほ
とんど変わらないため使用に際して違和感がなく、また
表面の摩擦係数が通常の紙と大きな差異がないため、自
動給紙装置で用いて画像形成を行う場合にもスリップに
よるジャムの発生を防止できる。
においては、画像が形成された像保持体に逆転写抑止剤
を付与し、その逆転写抑止剤が付与された像保持体と剥
離部材との圧接及び分離を複数回繰り返し、該像保持体
上のすべての像形成物質を1回で剥離部材に剥離転写す
ることなく、該像保持体上の像形成物質を該剥離部材に
段階的に剥離転写させて除去する。この剥離処理におけ
る上記分離により像保持体上の像形成物質の一部は剥離
部材に付着するが、剥離処理の前に上記逆転写抑止剤を
像保持体に付与しているため、上記圧接及び分離を複数
回繰り返すときに剥離部材に一旦剥離転写された像形成
物質が像保持体側に逆転写しない。
る逆転写抑止剤についても、前述の理由により界面活性
剤が好ましい。
で用いる逆転写抑止剤としては、界面活性剤と多価アル
コール類とを含むものが好ましい。例えば界面活性剤を
多価アルコール類に溶解又は分散させた液体を像保持体
に付与した場合、紙などの像保持体に付与しても、水を
含む液体を付与した場合に比して像保持体に浸透して膨
潤させる作用が小さくため、像保持体の伸縮、シワ、波
打ち等が発生しにくい。また、上記多価アルコール類を
含む液体を付与した場合は、多価アルコール自体が上記
逆転写を抑止する作用を有するとともに、粉体状の界面
活性剤をそのまま付与する場合に比してより安価な付与
装置により像保持体に対してより均一に付与できる。更
に、界面活性剤を他の有機溶剤に溶解又は分散させたも
のに比して、液の安定性及び安全性がより優れ、また1
価アルコール類に溶解又は分散させたものに比して装置
内での液成分の蒸発が少なく液成分の装置への固着や液
成分の変化による種々の不具合を解消できる。
再生装置は、上記請求項1乃至4の像保持体の繰り返し
使用方法を実現するにあたって好適な装置であり、該方
法と同様な前述の作用が得られるものであり、また逆転
写抑止剤付与手段を備えた請求項11、12又は13の
像保持体の再生装置は、上記請求項6乃至8の像保持体
の再生方法を実現するにあたって好適な装置であり、該
方法と同様な前述の作用が得られるものである。
再生装置においては、画像が形成された像保持体と剥離
部材との圧接により像形成物質を介して像保持体及び剥
離部材が密着し、その密着した像保持体と剥離部材が分
離するときに、該像保持体と該剥離部材との間にせん断
力を発生させ、両者の接触面に平行な相対的なずれを発
生させている。この接触面に平行な相対的なずれによ
り、像保持体上の像形成物質が上記接触面に平行な方向
に剥離されて剥離部材に転写されながら、像保持体と剥
離部材が上記接触面に平行な方向に分離する。
の再生装置においては、剥離手段の圧接及び分離を行う
複数の剥離部における剥離処理条件を、像保持体移動方
向下流側が上流側よりも剥離作用が強くなるように設定
している。具体的には、各剥離部における剥離処理条件
を、像保持体移動方向下流側での上記剥離部材と像保持
体との間の単位面積当たりの接触圧が大きくなる条件、
像保持体移動方向下流側での像保持体上の像形成物質の
加熱温度が高くなる条件、及び像保持体移動方向下流側
での上記剥離部材と像保持体との接触面積が広くなる条
件のうち少なくとも一つを満足するように設定してい
る。このように像保持体移動方向下流側にいくほど剥離
部の剥離作用を強くすることにより、像保持体上のすべ
ての像形成物質を、剥離作用の強い1回の剥離処理で剥
離部材に剥離転写することなく、像保持体上の像形成物
質のうち付着力の弱い部分から徐々に剥離部材に剥離転
写し、最終的に剥離作用の強い処理で最後まで像保持体
上に残っていた像形成物質のすべてを剥離部材に剥離転
写する。
置においては、上記逆転写抑止剤として界面活性剤を、
像保持体A4サイズの片面当たり0.01〜0.5g付
与し、所望の逆転写抑止効果を得るとともに、像保持体
に画像を形成したときに画像を構成する像形成物質が所
定の接着力で接着できるようにしている。界面活性剤の
付与量を0.01g以上にすることにより、所望の逆転
写抑止効果が得られる。また、界面活性剤の付与量を
0.5g以下にすることにより、再生した像保持体を再
利用して画像を形成するときに、像形成物質が所定の接
着力で接着して良好な定着性が得られる。
置においては、上記像保持体と剥離部材が分離するとき
の両者の相対的なずれの量を、像保持体の移動速度の
0.02%に設定することにより、像保持体と剥離部材
とを確実に分離させるとともに、上記相対的なずれの量
を7%以下に設定することにより、像保持体が剥離部材
に強く引っ張られないようにし、像保持体のシワ及び破
れの発生を抑える。
り返し使用方法及び該方法に用いる像保持体並びに像保
持体の再生方法の実施形態について説明する。像保持体
上に画像を形成する方法としては、従来より多くの方法
が提案されている。例えば、乾式トナーや湿式トナーを
用いた電子写真法、熱溶融性インク・シートを用いた熱
転写法、熱拡散性染料を用いた熱拡散転写法、インクジ
ェット法、熱により発色する材料を用いた感熱記録方
法、銀塩写真法、オフセット版、凹版、凸版、孔版を用
いる印刷方法などがその例として挙げられる。本実施形
態に係る像保持体の繰り返し使用方法及び像保持体の再
生方法は、上記従来から用いられている画像形成方法の
中で、通常の電子写真法、熱転写方法、ホットメルト・
インクを用いるインクジエット法または印刷法などよう
に熱可塑性又は熱溶融性の像形成物質が用いられ、且
つ、像形成物質が像保持体の表面近傍に皮膜状に形成さ
れる画像記録方法で記録された像保持体から像形成物質
を除去する方法に関するものである。
体が一つの膜を形成している必要はなく、単に像形成物
質が像保持体の内部に深く浸透していないことや、染料
を含有する水性インクで印字した場合のように像形成物
質がほとんど分子レベルで像保持体に吸着されている状
態ではないことを意味する。従って、例えば乾式トナー
を用いる電子写真法により形成された画像であって、1
つの文字画像の中でその画像がとぎれているような場合
や一つのトナー粒子が独立して存在する状態でも、その
トナー粒子が像保持体の内部深くまで浸透していない場
合には、その除去原理から被膜状の画像とみなすことが
でき、本実施形態の方法で除去可能な画像の範疇に含ま
れる。
ロース繊維を主成分とする一般の記録用紙、プラスチッ
ク・フィルム、プラスチック・フィルムと紙とを積層し
たもの、発泡させた高分子材料フィルム、プラスチック
・フィルムの表面に顔料とバインダーとの混合物を塗布
したもの等の合成紙等である。
7−13383号公報において提案した方法で用いられ
ている水を含む画像除去促進液を使用していない。この
ように水を含む画像除去促進液を使用することなく、1
回の接触及び分離で像保持体上の全ての像形成物質を剥
離部材に転写することなく、複数回、像保持体と剥離部
材との圧接・分離を繰り返し、段階的に像保持体上の像
形成物質を剥離部材に剥離転写させて、像保持体の表面
に損傷を発生させることなく、像保持体上の像形成物質
を除去する。通常、像保持体として用いられる紙は、微
視的には表面が均一ではなく、像形成物質との接着性に
ついても、表面の部位により高いところと低いところが
ある。更に、一般的に、通常使用される像保持体では像
形成物質との接着力が大きい。このため、本実施形態の
方法のように、1枚の像保持体から像形成物質を除去す
るのに、その画像除去プロセスの途中で剥離部材上の像
形成物質を除去する工程なしに、複数回、像保持体と剥
離部材との間の圧接及び分離を繰り返し、段階的に像形
成物質を剥離部材に剥離転写して除去する方法において
は、画像除去プロセスの初期段階で像保持体から剥離部
材に転写した像形成物質が、該プロセスの後段階におけ
る像保持体と剥離部材との圧接において剥離部材から像
保持体へと逆転写してしまうおそれがある。特に像保持
体が紙の場合は、画像除去プロセスの初期段階では紙と
の接着力が弱い部分の像形成物質が剥離部材に転写され
るが、再度像保持体と剥離部材とを圧接する際に、紙の
上の接着性が強い部分に対して、剥離部材上に一旦密着
した像形成物質が逆転写されやすい。
に、本実施形態に係る像保持体の繰り返し使用方法で
は、画像を形成する前に予め逆転写抑止剤で処理された
像保持体が用いられる。この逆転写抑止剤の具体例とし
ては、界面活性剤、親水性高分子化合物、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂などの低エネルギー表面を形成する高分
子化合物、サイズ剤、力ルナバ・ワックス、密猟、パラ
フィン・ワックス等の合成ワックス等のワックス類、シ
リコーン・オイル、菜種油、コーン油等のオイル類、金
属石鹸、紙の製造工程で用いられるサイズ剤などが挙げ
られる。これらの逆転写抑止剤で処理された像保持体の
中でも、界面活性剤、親水性樹脂を塗布又は含浸させた
セルロース繊維を主体とする紙が最も好ましい像保持体
である。界面活性剤、親水性樹脂を塗布又は含浸させた
セルロース繊維を主体とする紙は、像保持体と像形成物
質との接着力が適当であるばかりでなく、使用済みの紙
は、通常の離解処理及び再抄紙処理を含む再生紙製造工
程により再生紙となり、紙を構成するセルロース繊維を
再利用することができる。更に、上記界面活性剤、親水
性樹脂を塗布又は含浸させた紙は、通常の紙と性状がほ
とんど変わらないため、使用に際して違和感がなく、そ
の摩擦係数も通常の紙と大きな差異がないため、自動給
紙装置で画像を形成する際に、ワックス、オイル、低エ
ネルギー表面を形成する高分子化合物を塗布した場合に
生じやすいスリップによる紙ジャムの発生が防止でき
る。
の好ましい例としては、高級脂肪酸塩、N−アシルアミ
ノ酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン
酸塩、アシル化ペプチド、アルキルスルホン酸塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホ
ン酸塩、モノあるいはジアルキルスルホ琥珀酸塩、α−
オレフィンスルホン酸塩、N−アシルスルホン酸塩、ア
ルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫
酸塩、アルキドアミド硫酸塩、モノアルキル燐酸塩、ジ
アルキル燐酸塩、トリアルキル燐酸塩、モノポリオキシ
エチレンアルキルエーテル燐酸塩、ビスポリオキシエチ
レンアルキルエーテル燐酸塩、トリスポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリールエーテル塩酸塩等の長鎖アルキル基を有する
アニオン型界面活性剤、カルボン酸変性ポリジメチルシ
ロキサン、スルホン酸変性ポリジメチルシロキサン等の
シリコーン系界面活性剤、パーフルオロアルキルカルボ
ン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフル
オロアルケニルアリールスルホン酸塩、N−パーフルオ
ロオクタンスルホニルグルタミン酸塩、パーフルオロア
ルキル−N−エチルスルホニルグリシン塩、3−(ω−
フルオロアルカノイル−N−エチルアミノ)−1−プロ
パンスルホン酸塩、パーフルオロアルキルエチル燐酸エ
ステル塩等のフッ素系界面活性剤が挙げられる。
造の容易性、安全性、普通紙に付与した場合その付与処
理の前後で見かけ上大きな変化がなく違和感がないなど
の点で好ましい。また、この界面活性剤の付与量は、A
4サイズ片面当たり0.002〜0.2gになるように
付与することが好ましい。界面活性剤の付与量が0.0
02gよりも少ないと、所望の逆転写防止の効果が得ら
れないために、良好な像形成物質の除去が不可能とな
る。一方、界面活性剤の量が0.2gよりも多いと、像
形成物質との接着力が低下して定着性、自動給紙装置で
の搬送性が悪くなり、実用に耐えなくなるばかりでな
く、像保持体全体としてのコストも高いものとなってし
まう。
ように親水性高分子化合物がある。この親水性高分子化
合物は一般に表面エネルギーが高く、通常40mN/m
よりも大きな表面張力を有する。一方、電子写真用トナ
ー、感熱転写用インク、ホットメルト・インクジェット
用インクなどの像形成物質として通常使用されるもの
は、表面張力がおよそ30〜40mN/mの範囲にあ
り、上記40mN/mよりも大きな表面張力を有する親
水性高分子化合物との差が大きい。従って、この親水性
高分子化合物で表面処理された像保持体は、像形成物質
で濡れにくく、逆転写が生じにくい。
子化合物の好ましい例としては、アルギン酸塩、ポリア
クリル酸塩、カルボキシ・メチルセルロース、ゼラチ
ン、スチレン−マレイン酸共重合物、ジェランガム、ヒ
アルロン酸塩、ポリエチレングリコール、ポリビニルア
ルコール、アクリルアミド、アラビアゴム、アルコール
溶解性ナイロンなどを挙げることができる。これらの親
水性高分子化合物の中でも、アルギン酸塩、ポリアクリ
ル酸塩、カルゴキシ・メチルセルロース、ヒアルロン酸
塩のようなベースポリマーとしてアニオン基を有する化
合物が、像形成物質から滲み出てくる染料に染まりにく
いため、画像の除去がしやすく特に好ましい。これは、
通常、像形成物質には、酸性染料、含金染料、直接染料
などのアニオン染料が色剤の主剤、補色剤、荷電制御剤
などの特別の機能の材料として添加されるが、これらの
染料は、前記のベースポリマーとしてアニオン基を有す
る化合物には、染着しにくいからである。
保持体と剥離部材との圧接で剥離部材から像保持体へ像
形成物質が逆転写しないように、像保持体の表面を予め
像形成物質との接着力が適当となるような加工がなされ
た像保持体を用いている。従って、この像保持体の繰り
返し使用方法は、画像を除去し像保持体を再生する際
に、新たに、逆転写を防止するための方法、手段を用い
ることが必要ないため、かかる方法を実現する再生装置
の簡素化、小型化、低コスト化が可能となる点で好まし
い。
転写抑止剤で処理した像保持体を用いているが、一方
で、既に画像が記録された一般の像保持体、特に紙から
像形成物質を除去し、再利用したいという要求もある。
このような場合には、像形成物質を剥離除去して再生す
る工程で、上記逆転写抑止剤を像保持体に付与すること
が有効である。本出願人が提案した特開平7−1338
3号に係る像保持体の再生方法及び特開平7−3633
1号に係る再生装置においては、像形成物質の除去をす
るために、像保持体と像形成物質との接着力を弱める作
用をする水を含有する画像除去促進液を像保持体に付与
していた。かかる再生方法及び装置について更に改良を
加えるべく鋭意実験研究を行ったところ、像保持体と剥
離部材との間の圧接・分離を複数回繰り返す方法では、
必ずしも水を含む画像除去促進液が必要ではないことが
判明した。しかも、上記像形成物質の逆転写を抑止する
逆転写抑止剤を、既に画像が形成された一般の像保持体
に付与することにより、前もって逆転写抑止剤で処理し
た特別の像保持体を用いなくとも、像形成物質の除去が
可能であることを確認できた。
転写抑止剤を付与して剥離処理を行う像保持体の再生方
法は、前述の長鎖アルキル基を有するアニオン型界面活
性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、
等の界面活性剤、ワックス類、オイル類、金属石鹸など
の逆転写を防止する効果を有する物質を像保持体に付与
した後、複数回の像保持体と剥離部材との圧接・分離を
繰り返し、像形成物質を段階的に除去するものである。
この再生方法により、一般に使用される像保持体の表面
を損傷することなく、該像保持体から像形成物質を除去
することが可能となる。従来法で用いていた水を含む画
像除去促進液を塗布して像形成物質と像保持体との接着
力を弱める工程がなくても像保持体から像形成物質を除
去できるのは、像保持体と剥離部材の1回の圧接及び分
離によって像形成物質を像保持体から剥離部材へと剥離
転写するのではなく、像形成物質を部分的に少しずつ剥
離部材に剥離転写するために、像保持体の損傷が少ない
からである。像保持体と像形成物質との接着力を低下さ
せることなく、1回の像保持体と剥離部材との圧接・分
離によって大半の像形成物質を像保持体から除去しよう
とすると、像形成物質とともに像保持体の表面が剥がれ
てしまいやすい。本再生方法のように像保持体と剥離部
材との圧接及び分離を複数回繰り返して、部分的に少し
ずつ像保持体上の像形成物質を剥離転写する方法では、
像保持体との接着力が弱い部分から除去が進行し、像形
成物質の大きな塊として一度に剥離しないために像保持
体の損傷が少ない。特に、像保持体と剥離部材との接触
面に発生するせん断力、すなわち該接触面に平行な相対
的なずれにより像保持体と剥離部材と分離させる場合に
は、像保持体と剥離部材とをそれらの接触面と垂直方向
に分離した場合に比較して、像保持体の損傷が生じる可
能性は著しく少なくなる。また、像保持体として紙を用
いる場合には、その紙の表面は特に損傷し易いが、上記
再生方法により、紙を構成するセルロース繊維の部分的
な剥離が生じにくくなる。
体に付与する方法としては、種々の方法を採用すること
ができる。例えば、界面活性剤やワックスの粉体を像保
持体に付与する方法や、逆転写抑止剤を溶媒に溶解した
り、分散媒に分散して液体の状態で付与する方法が考え
られる。
抑止剤としては、予め像保持体に付与しておく場合に好
ましい例として挙げた界面活性剤を像保持体に付与する
ことができるが、更に、これと同様な界面活性剤を多価
アルコール類に溶解または分散させた液体を像保持体に
付与してもよい。このように界面活性剤と多価アルコー
ル類とを含む液体を付与する方法は、多価アルコール自
体が上記逆転写を抑止する作用を有するとともに、粉体
状の界面活性剤をそのまま付与する場合に比してより安
価な付与装置により像保持体に対してより均一に付与で
きるというメリットがある。更に、界面活性剤を他の有
機溶剤に溶解又は分散させたものに比して、液の安定性
及び安全性がより優れ、また1価アルコール類に溶解又
は分散させたものに比して装置内での液成分の蒸発が少
なく液成分の装置への固着や液成分の変化による種々の
不具合を解消できるというメリットがある。
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、グリセリン、1,5−ペンタンジオール、1,
6−へキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタン
ジオール等が挙げられる。
面活性剤を付与する場合、その界面活性剤の量がA4サ
イズの片面当たり、0.01〜0.5gになるように付
与することが好ましい。界面活性剤の量が0.01gよ
りも少ないと、所望の逆転写防止の効果が得られない。
一方、界面活性剤の量が0.5gよりも多いと、像形成
物質が除去され再生された紙に再度画像を形成する場合
に、界面活性剤が像形成物質と像保持体との間の接着を
阻害するため、像形成物質との接着力が低下して定着性
が悪くなり、実用に耐えなくなる。
び再生方法において、像形成物質を像保持体から除去す
るために、像保持体上の像形成物質を剥離転写するため
の剥離部材が用いられる。この剥離部材を構成する材料
としては、像形成物質とある程度以上の接着性や耐熱性
を示すことが必要であるが、その材料例としては、イソ
プレンゴム、ネオプレンゴム、クロロプレンゴム、シリ
コーンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴムなどの合成ゴ
ム、天然のゴム、ビスフェノール・エヒクロルヒドリン
縮合物などのエポキシ樹脂、アルキド樹脂、尿素ホルム
アルデヒド樹脂、ブチル尿素ホルムアルデヒド樹脂、ブ
チル化メラミンホルムアルデヒド樹脂、ベンゾグアナミ
ンホルムアルデヒド樹脂などのアミノ樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、フェノールエーテル樹脂、フェノール樹
脂などのフェノール系熱硬化樹脂、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−アクリロニトリル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−テトラフルオロエチ
レン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ビニル共重合体
ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンなどのビニル系重合体、ポリブ
チルアクリレート、ポリメタクリル酸、ポリメチルメタ
クリレートなどのアクリル槽脂、ポリイミド、6,6‐
ナイロン、6−ナイロンなどのボリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、芳香族ポリエステルなどのポリエステル、
ポリフェニレンサルファイド、ポリパラバラン酸、ポリ
エーテルニトリル、アラミド、などの熱可塑性あるいは
熱硬化性の合成樹脂、ニッケル、ステンレススチール、
アルミニウムなどの金属及びその酸化物、セラミックス
材料等が挙げられる。
層したり、アロイ化したり、グラスファイバー、ウィス
カー、カーボン、シリカ、酸化チタンなどの他の添加剤
を加えるなどにより複合して用いることもできる。最適
な剥離部材の材料は、剥離しようとする像形成物質の種
類、像形成物質除去プロセスにより選定されるべきであ
るが、剥離部材を繰り返し使用することが再生コストを
下げるなど種々の点で有利であり、その場合には、比較
的高い耐熱性や表面の安定性が要求される。画像の除去
特性及び耐久性から好ましい剥離部材の材料例として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレン
サルファイド、ポリパラバラン酸、ポリエーテルニトリ
ル、アラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ステ
ンレススチール、ニッケル、アルマイトが挙げられる。
び再生方法において、像形成物質を加熱により軟化して
剥離部材に剥離転写させる他に、粘着性の表面を有する
剥離部材を使用してその粘着により像保持体上の像形成
物質を剥離部材に転写させるようにしても良い。また、
上記剥離部材は、シート状、ブロック状、ドラムあるい
はローラー状のいずれの形状に形成されたものを用いて
も良い。
実現する上で好適な像保持体の再生装置の実施形態につ
いて説明する。本実施形態の再生装置は、図1に示すよ
うに像保持体1から像形成物質2を剥離して除去する剥
離手段としての剥離ユニット10、剥離ユニット10に
像保持体1を供給する供給ユニット30、剥離ユニット
10から像保持体1を排出する排出ユニット40等を備
えている。電子写真方式などの画像形成装置により画像
が形成され且つ不要となった像保持体1は、供給ユニッ
ト30のトレー31上に収納され、該トレー31から給
紙コロ32により、給紙ガイド33a、33bを介して
剥離手段としての剥離ユニット10に向けて搬送され
る。剥離ユニット10での剥離処理が終了した像保持体
1は、排出ユニット40のトレー41に排出される。こ
のように剥離ユニット10とともに供給ユニット30及
び排出ユニット40を備えているので、無人の状態で
も、自動的に多数枚又は大量の像保持体の再生処理を行
なうことができる。
エンドレス・ベルト状に加工された剥離部材11a、1
1bが、内部に図示しないヒーターを有して加熱が可能
な加熱加圧ローラ12〜16、分離ローラ17a、17
b、入口ローラ18a、18b、支持ローラ19a、1
9b、20a、20b、21a、21bを介して張り巡
らされ、図示しない駆動手段により、矢印方向に回動さ
れる。駆動手段は、加熱加圧ローラ15〜16が、電動
機によりギアを介して駆動されるように配置されてい
る。加熱加圧ローラ12、13は、加熱加圧ローラ14
〜16が、剥離部材11a、11bを介して押しつけら
れることにより摩擦により回転する。加熱加圧ローラ1
2、13は、例えばアルミニウム、ステンレスなどの金
属よりなるローラであり、加熱加圧ローラ14〜16
は、表面にシリコーン・ゴム等の弾性部材の被覆を設け
たローラである。加熱加圧ローラ12とローラ14、1
5との間、加熱加圧ローラ13とローラ15、16との
間には、図示しないバネ、油圧などの付勢手段により、
圧力が加えられ、それぞれの加熱加圧ローラ間には、ニ
ップが形成される。
入口ローラ18a、18bの間から、上下の剥離部材1
1a、11bの間に挿入され、加熱加圧ローラ12〜1
6により、剥離部材11a、11bを介して加熱、加圧
される。
12〜16の片側を弾性体、片側を金属のような剛体と
した場合、剛体ローラが弾性体ローラに食い込むため、
上下の剥離部材11a、11bの間で、移動速度にずれ
が発生する。
る電子写真方式による画像を例として、像形成物質の除
去の過程を述べる。乾式の電子写真用トナーは一般に粘
弾性を有する熱可塑性樹脂を主成分としたものである。
図1の装置において、画像が形成された像保持体1は、
剥離部材11a、11bの間に挟持され複数の剥離部を
搬送されるが、像保持体1上の像形成物質は、加熱加圧
ローラ12〜26のニップ間を通過する間に、所定の温
度に達し、軟化する。軟化した像形成物質は、加熱加圧
ローラ12〜26が形成するニップ内で押圧され、像形
成物質は剥離部材11a、11bへ接着する。加熱する
温度は、使用する像形成物質の粘弾性の温度特性によ
り、適当なレベルが選択されるべきである。一般の乾式
の電子写真用トナーを用いる場合には、70〜190°
Cが好ましく、特に、90〜130°Cに像保持体1が
加熱されるように設定することが好ましい。この温度範
囲よりも低い温度では、像形成物質の流動性が不足する
ので、像形成物質が充分に剥離部材11a、11bに接
着せず、像形成物質の剥離転写が生じにくくなる。ま
た、上記温度範囲よりも高い温度では、像形成物質の流
動性が高くなり過ぎて、像形成物質が紙などの像保持体
の中まで浸透してしまうため、剥離転写が困難になった
り、像保持体1と剥離部材11a、11bとの分離が困
難になったりする。
ーラ12〜16間の一つのニップを通過した後の剥離部
材11a、11bは逆方向に曲げられるため、上下の剥
離部材11a、11bの間、像保持体と剥離部材11
a、11bとの間には速度差を生じる。すなわち、上下
の剥離部材間及び像保持体と剥離部材との間にせん断力
が作用し、それぞれの接触面に平行な相対的なずれが発
生する。このずれの発生により、像形成物質を介して接
着していた像保持体1と剥離部材11a、11bとは分
離し、像保持体1上の像形成物質は剥離部材11a、1
1b側に剥離転写する。
画像剥離部における像保持体1と剥離部材11a、11
bとのずれ量が、像保持体1の搬送速度(移動速度)に
対して、0.02〜7%の範囲となるように調整される
ことにより、良好な剥離転写が可能となる。上記ずれ量
が0.02%より小さいと、像保持体1と剥離部材11
a、11bとの分離が不十分になるため、複数回の像保
持体1と剥離部材11a、11bとの圧接・分離をする
効果がなくなり像形成物質の除去が良好に行われない。
一方、上記ずれ量が7%より大きいと、像保持体1と剥
離部材11a、11bが無理に分離がされるため、分離
時に像形成物質とともに像保持体1が剥離部材11a、
11b側に引っ張られるため、特に大きな画像部を有す
る原稿で像保持体1にシワが発生したり、像保持体1が
破れたりする不具合が生じる。これは、像保持体表面の
画像部が剥離部材に引っ張られるのに対して、非画像部
では剥離部材との間で滑りが生じるため、画像部と非画
像部とで像保持体の搬送速度が変わるためにである。ま
た、像保持体1と剥離部材11a、11bとの間の相対
的な速度差が周期的に変化(振動)しながら像保持体1
が搬送される場合、すなわち、剥離部材11a、11b
の移動速度に対して像保持体1の搬送速度が、剥離部に
おいて遅くなったし、速くなったりする場合は、両者の
速度差が十分ある場合にも、両者のずれ量はあまり大き
くならないため、前述のような画像部と非画像部との変
位量が小さくなり、像保持体1にシワが発生しにくい。
剥離プロセスを経て、像形成物質が像保持体1から剥離
部材11a、11bへと剥離転写するが、像保持体1上
の像形成物質の全部を、像保持体1と剥離部材11a、
11bとの間の1回の圧接及び分離で剥離部材に剥離転
写しようとすると、実用に耐える程度の定着性を有する
画像では像保持体1と像形成物質との接着力が大きいた
め、剥離転写が不十分となって像形成物質が像保持体1
の表面に残ってしまったり、像保持体の一部が破壊して
像形成物質と共に剥離部材11a、11bへ転写してし
まう現象が生じたりするという問題を生じる。更に像保
持体1と剥離部材11a、11bとの分離が不良とな
り、像保持体1が剥離部材11a、11bに巻き付いて
しまい、ジャムが発生したりするという問題を生じる。
持体と剥離部材との間の1回の圧接・分離で像保持体1
上のすべての像形成物質を剥離部材11a、11bに転
写することなく、上記圧接及び分離を複数回繰り返し、
段階的に像保持体1上の像形成物質を剥離部材11a、
11bに剥離転写させて、像保持体上の像形成物質を除
去することにより、前述の問題を解消している。すなわ
ち、像形成物質の除去を良好に行い、像保持体の損傷を
防止し、像保持体と剥離部材との分離不良によるジャム
の発生を防ぐことができる。
は、像保持体と剥離部材との接触・分離により、段階的
に像保持体上の像形成物質を剥離部材に転写せしめる剥
離手段の複数の剥離部を、次の、、のいずれか一
つまたは複数の組み合わせを含むように構成することが
好ましい。この構成の場合には、各剥離部において、像
保持体搬送(移動)方向上流側に比較して下流側の像保
持体に残留する像形成物質への接着力を強めることによ
りすなわち剥離作用を強めることにより、より良好な剥
離結果が得られる。画像除去プロセスにおいて、初期段
階に像形成物質と像保持体との接着力を大きくし過ぎる
と、1回の接触・分離で像保持体上のすべての像形成物
質を剥離部材に転写することと同様にな不具合を生じる
ことがある。 下流側の剥離部における剥離部材と像保持体との単位
面積当たりの接触圧を強くする。 下流側の剥離部における像形成物質の加熱温度を高く
する。 下流側の剥離部における剥離部材と像保持体との接触
面積を大きくする。
前述のように1回の圧接及び分離で像保持体上のすべて
の像形成物質を剥離部材に転写することなく、複数回、
像保持体と剥離部材との圧接及び分離を繰り返し、段階
的に像保持体上の像形成物質を剥離部材に剥離転写させ
て、像保持体上の像形成物質を除去しているので、画像
除去プロセスの初期段階で像保持体から剥離部材に転写
した像形成物質が、該プロセスの後段階における像保持
体と剥離部材との圧接で剥離部材から像保持体へと逆転
写しないように工夫をしなくてはならない。この逆転写
を防止する手段としては、前述の通り、像保持体の表面
に像形成物質が接着しにくくなるように、逆転写抑止剤
を用いて像保持体予め前処理しておく方法、再生装置内
で付与する方法がある。図1の再生装置の場合は、再生
装置内に逆転写抑止剤を付与する手段を備えていないの
で、逆転写抑止剤を用いて前処理した像保持体を用い
る。この像保持体としては、界面活性剤を塗布または含
浸させたセルロース繊維を主体とする紙がより好ましく
という点については、前述の再生方法の説明の中で既に
述べた。この界面活性剤の他に、力ルナバ・ワックス、
密猟、パラフィン・ワックス等の合成ワックス等のワッ
クス類、シリコーン・オイル、菜種油、コーン油等の等
のオイル類、金属石鹸、紙の製造工程で用いられるサイ
ズ剤などを予め像保持体の表面に設けておくこともでき
る。
11a、11bには、像保持体1の像形成物質が剥離転
写されるが、剥離部材11a、11b上の像形成物質は
クリーニング部材22a、22bにより除去され、剥離
部材11a、11bは繰り返し使用される。クリーニン
グ部材22a、22bで除去された像形成物質は容器2
3a、23b内に収容される。上記クリーニング部材2
2a、22bとしては、スパイラル状に刃を形成したロ
ーラ、ループ状に金属や有機ポリマーの細線を巻き付け
たたわし状の表面を有するローラ、金属や有機ポリマー
のワイアを植毛したローラが好ましく用いられるが、必
ずしも回動可能なローラを用いる必要は無く、金属やセ
ラミックス、有機ポリマーの固定のプレードにより剥離
部材をクリーニングすることも可能である。このように
剥離部材11a、11b上の像形成物質を除去して該剥
離部材を繰り返し使用することにより、再生処理の低コ
スト化を図ることができ、ゴミの排出の少ない環境保全
により適合した装置を提供できる。
ス・ベルト形状の剥離部材11a、11bを用いた構成
となっているが、このような構成では、像保持体1と剥
離部材11a、11bとの間にずれが生じ、像形成物質
の除去が良好になされる。また、この構成の再生装置で
は、両面コピーの画像を除去するにあたって片面ずつの
剥離処理を行う場合に比較して、像保持体1の加熱を1
回でだけ行えばよい点でエネルギー効率よく像形成物質
が除去される。また、両面同時に剥離するため、処理速
度も速くなり、機械構成も簡素なものにできる。
体の再生装置の他の実施形態について説明する。図2の
再生装置は前述の像保持体の再生方法を実現するのに好
適な装置であり、上記図1の装置に、剥離処理前の像保
持体の下面(画像形成面)に対して上記逆転写抑止剤と
しての液を付与する逆転写抑止剤付与手段としての液付
与ユニット50を付加し、像保持体の片面のみから画像
を除去するため、下側の剥離部材11b用のクリーニン
グ部材22bのみを取り付けたものである。液付与ユニ
ット50は、像保持体1の搬送のためのガイド板51
a、51b、52a、52b、53a、53b、上記逆
転写抑止剤を含む塗布液3が収容された液容器54、汲
み上げローラ55、塗布ローラ56、押さえローラ57
などにより構成されている。塗布液3の塗布量は、塗布
ローラ56の表面に設けたくぽみの大きさ及び深さによ
り調整される。
体の再生装置の更に他の実施形態について説明する。図
3の再生装置は、前述の像保持体の繰り返し使用方法の
実現するのに好適な装置であり、1つのエンドレスベル
ト形状の剥離部材11が、内部にヒーターを有して加熱
が可能なドラム24、入口ローラ18、ベルト形状の剥
離部材11の寄りを修正するために軸の位置が可動に設
定されているトラッキングローラ25、剥離部材11を
駆動するベルト駆動ローラ26a、クリーニング部のバ
ックアップローラ27、テンションローラ28、分離ロ
ーラ27を介して、回動可能に張り巡らされいる。エン
ドレスベルト形状の剥離部材11の内側には、内部にヒ
ーターを有して加熱が可能な加熱加圧ローラ29a〜2
9dが剥離部材11を介してドラム24に圧接するよう
に設けられ、各加熱加圧ローラ29a〜29dとドラム
24との間にはニップが形成されている。この加熱加圧
ローラ29a〜29dはそれぞれ、図示しないバネ、油
圧などの付勢手段によって、ドラム24に圧接するよう
に付勢されている。
を有し、搬送されてくる像保持体1の先端をクランプで
挟持し、搬送過程で像保持体1とドラム24表面とのず
れが極力生じないような構成になっている。ドラム24
と剥離部材11とは、図示しないパルスモーター等から
なる駆動手段により、各表面が独立した線速で移動する
ように駆動されている。すなわち、剥離部材11の移動
速度は、ベルト駆動ローラ26aの回転速度により決定
される。ベルト駆動ローラ26aとベルト駆動補助ロー
ラ26bとの間には、図示されていないバネ、油圧など
の付勢手段により圧力が加えられ、これにより、剥離部
材11が滑ることなく、ベルト駆動ローラ26aの回転
速度に従って移動するように摩擦力が与えられる。
離部材11との摩擦により回転する。加熱加圧ローラ2
9a〜29dは表面にシリコーン・ゴムの弾性体を有す
るアルミニウム製ローラである。図3の再生装置では、
シリコーン・ゴム及びアルミニウムを用いたが、ローラ
の材質としては、ステンレス、真鍮、フェノール樹脂、
エボキシ樹脂などの材料を用いることができ、弾性体と
してはフッ素ゴム、ニトリルゴムなども用いることがで
きる。また、上記ドラム24は、汚れが付着しにくいよ
うに表面がフッ素加工されたアルミニウムからなるドラ
ムである。
保持体1は、上記図1の再生装置と同様に、給紙ユニッ
ト30の給紙ローラ13により、ドラム24と入口ロー
ラ18との間に挿入される。挿入された像保持体1は、
ドラム24と剥離部材11との間に挾持されて搬送さ
れ、分離ローラ17とドラム24との間から排出ユニッ
ト40のトレー41に排出される。上記ドラム24と剥
離部材11との間に挾持されて搬送される間に、ドラム
24及び加熱加圧ローラ29a〜29dにより、像保持
体1上の像形成物質が加熱され、剥離部材11と像保持
体との間の圧接及び分離が複数回繰り返される。
していない像保持体を処理する場合にはその像保持体の
片面のみから像形成物質を除去するように装置の簡素化
が図られている。また、図3の再生装置によれば、像保
持体の片面から像形成物質を除去するにあたって、従来
のように該片面に水を含む液を付与する必要がないた
め、像保持体にカールが発生することもない。なお、図
3の再生装置においても、上記逆転写抑止剤を用いた前
処理を行っていない像保持体についても良好な画像除去
を行えるように、例えば図2の液付与ユニット50のよ
うな逆転写抑止剤付与手段を、供給ユニット30と剥離
ユニット10との間に設けてもよい。
比較例を交えながら説明する。 〔実施例1〕下記処方の混合液を調合した。 アルキルスルホ琥珀酸ソーダ 5wt% フッ素系界面活性剤 5wt% イオン交換水 残量
Type6200,リコー社製)の両面に、塗布量が片
面あたり約0.15g/A4(2.4g/m2、界面活
性剤量として0.015g/A4)となるように塗布
し、乾燥した。この界面活性剤を塗布した紙を用いて、
市販の複写機(商品名:M6500,リコー社製)で紙
の両面に複写した。連続して30枚の複写を行ったが、
得られた画像は上記界面活性剤を塗布していない紙の画
像と比較して明らかな差は観察されず、正常な画像であ
った。一般に、定着性の悪い紙に複写した場合には、複
写機の定着ローラにコピー用紙上のトナー像が転写す
る。そのために、画像濃度が低下したり、オフセットに
より、地肌汚れが発生したりする不具合が発生するが、
前記結果より、本実施例の紙を用いた場合に、定着ロー
ラへのトナーの転写は、微少であるか、または、生じて
いないものと推定された。また、この複写画像は指先で
擦っても脱落を生じることがなく、十分に実用に耐える
と判定された。
上記界面活性剤を塗布した紙に複写した画像を除去し、
紙を再生した。剥離部材11a、11bとしては、ポリ
エチレンナフタレート樹脂よりなるフィルムを超音波接
合によりエンドレス・ベルトにしたものを用いた。加熱
・加圧ローラ12〜16としては直径が30mmのロー
ラを用いた。加熱・加圧ローラ12、13は内部に熱源
(ヒータ)としてハロゲン・ランプを有するステンレス
製のローラを使用し、加熱・加圧ローラ14〜16は同
様にハロゲン・ランプを有する厚みが3mmのシリコー
ン・ゴム層を有するアルミニウム・ローラを用いた。加
熱・加圧ローラ12と加熱・加圧ローラ14、15との
間には、25Nの力を加え(ローラ有効長320m
m)、加熱・加圧ローラ13と加熱・加圧ローラ15、
16との間には、40Nの力を加えた。すなわち、転写
・剥離工程において、下流側の接触圧を高く設定した。
m/sec、ローラ温度105°Cで処理したところ、
コピー用紙上の画像は、両面とも除去された。このとき
のコピー用紙と剥離部材11a、11bとのずれ量は
0.6mm(線速比3%)であった。
で紙の両面に複写した。初回と同様に、連続して30枚
の複写を行ったが、画像は界面活性剤を塗布していない
紙の画像と比較して明らかな差は観察されず、正常な画
像が得られた。また、この複写画像は指先で擦っても脱
落を生じることがなく、十分に実用に耐えると判定され
た。また、30枚の連続複写中に、ジャムが発生した
り、紙に皺が発生するトラブルはなかった。再生した紙
に複写した画像を前記と同じ条件で、図1の再生装置を
用いて画像を除去し、紙を再生した。用紙上の画像は、
両面とも除去された。同様にして複写、画像除去を5回
目まで繰り返したが、複写画像に異常が生じたり、複写
除去にジャムや皺が発生したりすることはなかった。ま
た、画像の除去も良好に行われた。
となしにコピー用紙にコピーする以外は、上記実施例1
と同様にコピー及び用紙の再生処理をした。このとき再
生装置において、用紙上と剥離部材11a、11bとが
トナーを介して接着したままの状態になり、用紙が剥離
部材11a、11bとともにクリーニング部材22bの
部分まで巻き込まれてしまい、ジャムとなってしまっ
た。
む混合液を、塗布量がそれぞれ片面約0.010g/A
4、0.015g/A4、2.5g/A4(界面活性剤
量として、それぞれ0.001g/A4、0.0015
g/A4、0.25g/A4)となるように両面に塗布
する以外は、上記実施例1と同様に、コピー及び用紙の
再生処理をした。界面活性剤の量が0.010g/A
4、0.015g/A4である紙においては、上記実施
例1と同様に、連続して30枚の複写を行ったが、得ら
れた画像は界面活性剤を塗布していない紙の画像と比較
して明らかな差は観察されず、正常なものであった。し
かしながら、コピーされた用紙を再生装置で再生しよう
とすると、比較例1と同様に、用紙上と剥離部材11
a、11bとがトナーを介して接着したままの状態な
り、用紙が剥離部材11a、11bとともにクリーニン
グ部材40bの部分まで巻き込まれてしまい、ジャムと
なってしまった。ジャムとなった紙を剥離部材より引き
はがしたところ、画像がある部分の紙の表面がトナーと
ともに剥がれてしまった。
である紙においては、連続して30枚の複写を行ったと
きに、得られたコピーには地汚れが発生していた。これ
は、定着ローラーでのオフセットによる地汚れと推定さ
れた。また、得られたコピーの画像は、指先で擦るとポ
ロポロと画像が剥がれてしまった。
熱加圧ローラ13と加熱加圧ローラ16との間にのみ圧
力がかかるように、他の加熱加圧ローラ間のバネを解除
した以外は、上記実施例1と同様にコピー及び用紙の再
生処理を行った。この条件では、用紙上の画像の除去率
は約70%であり、画像が残っていて処理された用紙の
再利用が不可能なばかりでなく、画像が剥離された後の
部分の紙の繊維がなくなっており、透かしを有する紙と
なってしまった。
Type6200,リコー社製)に、市販の複写機(商
品名:FT6500,リコー社製)で紙の片面に複写し
た。像形成物質が剥離部材からコピー用紙へ逆転写する
ことを防止するために、下記処方の液を準備した。 アルキルスルホ琥珀酸ナトリウム塩 30wt% 1,6−ペンタンジオール 20wt% 2−メチル−2,4−ペンタンジオール 40wt% グリセリン 10wt%
上記処方の液を、塗布量が0.2g/A4(界面活性剤
量として0.6g/A4)となるように塗布した以外
は、上記実施例1と同様な条件で画像の除去を行ったと
ころ、コピー用紙上の画像は除去された。再生されたコ
ピー用紙は液が片面しか塗られなったにもかかわらず、
この液が水を含んでいないため、カールは生じていなか
った。また、紙の寸法も未処理の紙と差がなかった。
機で紙の両面に複写した。初回と同様に、連続して30
枚の複写を行ったが、画像は上記界面活性剤を含む液を
付与していない紙の画像と比較して明らかな差は観察さ
れず、正常な画像が得られた。また、この複写画像は指
先で擦っても脱落を生じることがなく、十分に実用に耐
えると判定された。また、30枚の連続複写中に、ジャ
ムが発生したり、紙にシワが発生するトラブルはなかっ
た。
同じ条件で、図2の再生装置を用い、画像を除去し、紙
を再生したところ、用紙上の画像は、除去された。同様
にして複写、画像除去を3回目まで繰り返したが、複写
画像に異常が生じたり、複写除去にジャムやシワが発生
したりすることはなかった。また、画像の除去も良好に
行われた。
む液を、塗布量がそれぞれ片面約0.010g/A4、
0.020g/A4、1.8g/A4(界面活性剤量と
して、それぞれ0.003g/A4、0.006g/A
4、0.6g/A4)となるように両面に塗布する以外
は、上記実施例2と同様に、コピー及び用紙の再生処理
を行った。界面活性剤の量が0.003g/A4、0.
006g/A4である紙においては、コピーされた用紙
を再生装置で再生しようとすると、用紙上と剥離部材と
がトナーを介して接着したままの状態なり、用紙が剥離
部材とともにクリーニング部材40bの部分まで巻き込
まれてしまい、ジャムとなってしまった。ジャムとなっ
た紙を剥離部材より引きはがしたところ、画像がある部
分の紙の表面がトナーとともに剥がれてしまった。
ある紙においては、連続して30枚の複写を行ったとき
に、得られたコピーには地汚れが発生していた。これ
は、定着ローラーでのオフセットによる地汚れと推定さ
れた。また、得られたコピーの画像は、指先で擦るとポ
ロポロと画像が剥がれてしまった。
た。 アルキルスルホ琥珀酸ソーダ 10wt% インプロピルアルコール 20 wt% イオン交換水 残量
イペーパー,NBSリコー社製)に、塗布量が片面約
0.25g/A4(4.0g/m2、界面活性剤量とし
て0.025g/A4)となるように両面に塗布し、1
10°Cにて乾燥した。この界面活性剤を塗布した紙を
用いて、市販の複写機(商品名:FT2200,リコー
社製)で紙の両面に複写した。連続して30枚の複写を
行ったが画像は上記界面活性剤を塗布していない紙の画
像と比較して明らかな差は観察されず、正常な画像が得
られた。用紙の再生装置としては上記実施形態の図3の
装置を用い、上記界面活性剤を塗布した紙に複写した画
像を除去し、紙を再生した。
ラ29a〜29dの表面温度を105°Cとし、各加熱
加圧ローラとドラム24との加圧力が10N〜30Nで
あり、ローラ29aからローラ29dの下流側に向かう
に従って加圧力が大きくなるように設定した(ローラ有
効長320mm)。ドラム24としては、直径が100
mmのものを使用し、剥離部材11として、ポリエーテ
ルサルホン樹脂よりなるフイルムを超音波接合によりエ
ンドレス・ベルトにしたものを用いた。ドラム24の表
面の線速を10mm/secに設定し、剥離部材11の
移動速度をドラム24より1%遅くなるように設定し
て、前記界面活性剤を含む液で処理された用紙上に画像
を形成したものを処理したところ、トナーは100%除
去された。
で紙に複写した。初回と同様に、連続して30枚の複写
を行ったが、画像は界面活性剤を含む液を塗布していな
い紙の画像と比較して明らかな差は観察されず、正常な
画像が得られた。また、この複写画像は指先で擦っても
脱落を生じることがなく、十分に実用に耐えると判定さ
れた。また、30枚の連続複写中に、ジャムが発生した
り、紙にシワが発生するトラブルはなかった。
り返したが、複写画像に異常が生じたり、複写除去にジ
ャムや穀が発生したりすることはなかった。また、画像
の除去も良好に行われた。
1の移動速度をドラム24の表面の線速すなわち像保持
体の搬送速度より0.3%、0.7%、2%、4%遅く
した以外は、すべて実施例3と同様にして処理したとこ
ろ、いずれの場合にもトナー100%は除去された。
ラム24の線速とが、3Hzの周期で最大7%の速度差
が発生するように振動させながら、剥離部材11とドラ
ム24とを駆動する以外は、すべて実施例3と同様にし
て処理したところ、いずれの場合にもトナーは100%
除去された。
4とを独立に駆動させず、剥離部材11の駆動はドラム
45との摩擦力による連れ回りとし、剥離部材11と用
紙との移動速度の差がほとんどない状態でトナーを剥離
部材11に剥離転写した以外は、すべて実施例3と同様
にして処理したところ、トナー除去率は約65%であっ
た。
速度をドラム24より9%、15%遅くした以外は、す
べて実施例3と同様にして処理したところ、いずれの場
合にもコピー用紙にシワが発生してしまった。
水性高分子化合物であるポリアクリル酸ソーダを溶解
し、溶液にクレーを分散させた。この分散液を市販のコ
ピー用上質紙(商品名:マイペーパー,NBSリコー社
製)に、塗布量が固形分で片面当たり、2g/A4とな
るように塗布し、乾燥した。 ポリアクリル酸ソーダ 3wt% クレー 3wt% 水 残量
いて、市販の複写機(商品名:FT2200,リコー社
製)で紙の両面に複写した。連続して30枚の複写を行
ったが、得られた画像は親水性高分子化合物を塗布して
いない紙の画像と比較して明らかな差は観察されず、正
常な画像であった。
化合物を塗布した紙に複写したものの再生操作を実施例
1と同条件で行ったところ、画像は除去された。再生さ
れた紙を用いて、再び、上記複写機で紙の両面に複写し
た。初回と同様に、連続して30枚の複写を行ったが、
画像は親水性高分子化合物を塗布していない紙の画像と
比較して明らかな差は観察されず、正常な画像が得られ
た。また、この複写画像は指先で擦っても脱落を生じる
ことがなく、十分に実用に耐えると判定された。また、
30枚の連続複写中に、ジャムが発生したり、紙に皺が
発生するトラブルはなかった。
発明によれば、像保持体と剥離部材との圧接及び分離を
複数回繰り返し、該像保持体上の像形成物質を該剥離部
材に段階的に剥離転写させて除去しているので、該像保
持体上のすべての像形成物質を1回で剥離部材に剥離転
写する場合と異なり、像保持体に損傷を与えることな
く、像保持体からすべての画像を除去できるという効果
がある。
去促進液を付与せずに上記圧接及び分離を複数回繰り返
すと、剥離部材に一旦剥離転写された像形成物質が像保
持体に逆転写するおそれがあるが、画像を形成する前の
像保持体に逆転写抑止剤を付与することにより、上記圧
接及び分離を複数回繰り返す剥離処理を行っても剥離部
材に一旦剥離転写された像形成物質が像保持体に逆転写
しなくなるので、上記逆転写による地汚れの発生及び像
形成物質の除去効率の低下を抑えることができるという
効果がある。
去促進液を付与する必要がないため、上記画像除去促進
液の付与によるシワ、波打ち、サイズ変化などの不具合
を防止できるという効果がある。
抑止剤として製造の容易性、安全性に優れ、安価で入手
しやすい界面活性剤を像保持体に予め付与しているの
で、逆転写抑止剤を予め付与した像保持体の製造が簡単
になり、安全性に優れた像保持体を低コストで製造でき
るという効果がある。また、上記界面活性剤は、付与処
理の前後で像保持体の表面の見かけ上の変化がないた
め、像保持体の取り扱いに関して違和感がないという効
果もある。
写抑止剤として像形成物質に通常含まれている染料に染
まりにくい親水性高分子化合物を用いているので、剥離
処理後の染料の残留による見かけ上の画像除去効率の低
下を防止できるという効果がある。
持体のA4サイズの片面当たり0.002〜0.2gの
界面活性剤を予め像保持体に付与しているので、所望の
逆転写抑止効果が得られるとともに、像形成物質が所定
の接着力で接着して良好な定着性が得られ、更に像保持
体全体のコストを抑えることができるという効果があ
る。
によれば、画像が形成された像保持体に逆転写抑止剤を
付与し、その逆転写抑止剤が付与された像保持体と剥離
部材との圧接及び分離を複数回繰り返し、該像保持体の
像形成物質を該剥離部材に段階的に剥離転写させて除去
しているので、像保持体上のすべての像形成物質を1回
で剥離部材に剥離転写する場合と異なり、像保持体に損
傷を与えることなく、像保持体からすべての画像を除去
できるという効果がある。
去促進液を付与せずに上記圧接及び分離を複数回繰り返
すと剥離部材に一旦剥離転写された像形成物質が像保持
体側に逆転写するおそれがあるが、剥離処理に先立っ
て、上記画像促進液に変えて水を含まない逆転写抑止剤
を像保持体に付与することにより、上記圧接及び分離を
複数回繰り返す剥離処理を行っても剥離部材に一旦剥離
転写された像形成物質が像保持体に逆転写しなくなるの
で、上記逆転写による地汚れの発生及び像形成物質の除
去効率の低下を抑えることができるという効果がある。
を含む画像除去促進液を付与する必要がないため、上記
画像除去促進液の付与による像保持体のシワ、波打ち、
サイズ変化などの不具合を防止できるという効果があ
る。
抑止剤として製造の容易性、安全性に優れ、安価で入手
しやすい界面活性剤を像保持体に付与しているので、安
全性等に優れた再生装置を低コストで製造できるという
効果がある。また、上記界面活性剤は、付与処理の前後
で像保持体の表面の見かけ上の変化がないため、像保持
体の取り扱いに関して違和感がないという効果もある。
逆転写抑止剤として界面活性剤と多価アルコール類とを
含む液体を像保持体に付与することにより、水を含む液
体を付与した場合に比して像保持体に浸透して膨潤させ
る作用が小さくため、像保持体の伸縮、シワ、波打ち等
が発生しにくいという効果がある。また、上記逆転写抑
止剤が逆転写を抑止する作用を有する多価アルコール類
を含んでいるので、更に良好な逆転写抑止効果が得られ
るとともに、粉体状の界面活性剤をそのまま付与する場
合に比してより安価な付与装置により像保持体に対して
より均一に付与できるという効果もある。更に、界面活
性剤を他の有機溶剤に溶解又は分散させたものに比し
て、液の安定性及び安全性がより優れ、また1価アルコ
ール類に溶解又は分散させたものに比して装置内での液
成分の蒸発が少なく液成分の装置への固着や液成分の変
化による種々の不具合を解消できるという効果もある。
によれば、像形成物質を介して密着した像保持体と剥離
部材との間にせん断力及び両者の圧接面に平行な相対的
なずれを発生させることにより、像保持体上の像形成物
質を上記圧接面に平行な方向に剥がして剥離部材に剥離
転写しているので、上記圧接面に垂直な方向に像保持体
と剥離部材とを分離する場合に比較して、該像保持体の
表面を構成する材料が剥がれにくく、像保持体の表面の
損傷を低減することができるという効果がある。
れば、剥離手段における複数の剥離部における剥離処理
条件を、像保持体移動方向下流側が上流側よりも剥離作
用が強くなるように設定することにより、像保持体上の
像形成物質のうち付着力の弱い部分から徐々に剥離部材
に剥離転写し、最終的に剥離作用の強い処理ですべての
像形成物質を剥離部材に剥離転写するので、像形成物質
の除去をより完全に行うことができるという効果があ
る。また、像保持体上のすべての像形成物質を剥離作用
の強い1回の剥離処理で剥離部材に剥離転写する場合と
異なり、像保持体と剥離部材との間の過剰な圧接及び分
離が生じることがないので、像保持体の表面の損傷を低
減することができるという効果がある。
記逆転写抑止剤付与手段において像保持体A4サイズの
片面当たり0.01〜0.5gの界面活性剤を付与する
ことにより、所望の逆転写抑止効果が得られるととも
に、再生した像保持体を再利用して画像を形成するとき
に、像形成物質が所定の接着力で接着して良好な定着性
が得られるという効果がある。
記像保持体と剥離部材が分離するときの両者の相対的な
ずれの量を、上記像保持体の移動速度の0.02〜7%
にすることにより、像保持体と剥離部材とを確実に分離
させることができるとともに、像保持体が剥離部材に強
く引っ張られないようになり、像保持体のシワ及び破れ
の発生を抑えることができるという効果がある。
概略構成図。
構成図。
概略構成図。
Claims (13)
- 【請求項1】像形成物質からなる画像を像保持体に形成
して、該像保持体を情報保持媒体として利用した後、該
像保持体から該像形成物質を除去して、該像保持体を画
像形成に再利用する像保持体の繰り返し使用方法におい
て、像保持体と剥離部材との圧接及び分離を複数回繰り
返すときに剥離部材に一旦剥離転写された像形成物質が
該像保持体に逆転写するのを抑止する逆転写抑止剤を、
画像を形成する前の像保持体に予め付与し、上記逆転転
写抑止剤を予め付与した像保持体に画像を形成した後、
該像保持体と剥離部材との圧接及び分離を複数回繰り返
し、該像保持体上の像形成物質を該剥離部材に段階的に
剥離転写させて除去することを特徴とする像保持体の繰
り返し使用方法。 - 【請求項2】上記逆転写抑止剤として界面活性剤を付与
したことを特徴とする請求項1の像保持体の繰り返し使
用方法。 - 【請求項3】上記界面活性剤の付与量を、上記像保持体
のA4サイズの片面当たり0.002〜0.2gに設定
したことを特徴とする請求項2の像保持体の繰り返し使
用方法。 - 【請求項4】上記逆転写抑止剤として親水性高分子化合
物を付与したことを特徴とする請求項1の像保持体の繰
り返し使用方法。 - 【請求項5】請求項1乃至4の像保持体の繰り返し使用
方法に用いる像保持体であって、上記逆転写抑止剤を付
与したことを特徴とする像保持体。 - 【請求項6】像形成物質からなる画像が形成された像保
持体から該像形成物質を除去する像保持体の再生方法に
おいて、像保持体と剥離部材との圧接及び分離を複数回
繰り返すときに剥離部材に一旦剥離転写された像形成物
質が像保持体に逆転写するのを抑止する逆転写抑止剤
を、画像が形成された像保持体に付与し、上記逆転写抑
止剤が付与された像保持体と上記剥離部材との圧接及び
分離を複数回繰り返し、該像保持体上の像形成物質を該
剥離部材に段階的に剥離転写させて除去することを特徴
とする像保持体の再生方法。 - 【請求項7】上記逆転写抑止剤として界面活性剤を付与
したことを特徴とする請求項6の像保持体の再生方法。 - 【請求項8】上逆転写抑止剤として、界面活性剤及び多
価アルコール類を含むものを付与したことを特徴とする
請求項6の像保持体の再生方法。 - 【請求項9】像形成物質からなる画像が形成された像保
持体から該像形成物質を除去し、該像保持体を画像形成
可能な像保持体として再生する像保持体の再生装置にお
いて、画像が形成された像保持体上の像形成物質を剥離
部材に段階的に剥離転写させて除去するように、該像保
持体と該剥離部材との圧接及び分離を行う剥離部を複数
有する剥離手段を設け、上記圧接により像形成物質を介
して密着した像保持体と剥離部材との間に、その圧接面
に平行な相対的なずれを発生させて像保持体と剥離部材
とを分離することを特徴とする像保持体の再生装置。 - 【請求項10】像形成物質からなる画像が形成された像
保持体から該像形成物質を除去する像保持体の再生装置
において、画像が形成された像保持体上の像形成物質を
剥離部材に段階的に剥離転写させて除去するように、該
像保持体と該剥離部材との圧接及び分離を行う剥離部を
複数有する剥離手段を設け、上記複数の剥離部における
剥離処理条件を、像保持体移動方向下流側での上記剥離
部材と像保持体との間の単位面積当たりの接触圧が大き
くなる条件、像保持体移動方向下流側での像保持体上の
像形成物質の加熱温度が高くなる条件、及び像保持体移
動方向下流側での上記剥離部材と像保持体との接触面積
が広くなる条件のうち少なくとも一つを満足するように
設定したことを特徴とする像保持体の再生装置。 - 【請求項11】像保持体と剥離部材との圧接及び分離を
複数回繰り返すときに剥離部材に一旦剥離転写された像
形成物質が像保持体に逆転写するのを抑止する逆転写抑
止剤を、上記剥離手段で剥離処理する前の像保持体に付
与する逆転写抑止剤付与手段を設けたことを特徴とする
請求項9又は10の像保持体の再生装置。 - 【請求項12】上記逆転写抑止剤として、上記像保持体
のA4サイズの片面当たり0.01〜0.5gの界面活
性剤を付与したことを特徴とする請求項11の像保持体
の再生装置。 - 【請求項13】上記相対的なずれの大きさを、上記像保
持体の移動速度の0.02〜7%に設定したことを特徴
とする請求項9又は11の像保持体の再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20539296A JP3506351B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 像保持体の繰り返し使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20539296A JP3506351B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 像保持体の繰り返し使用方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH1031398A true JPH1031398A (ja) | 1998-02-03 |
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