JPH10314514A - 無端ベルト濾過装置 - Google Patents

無端ベルト濾過装置

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JPH10314514A
JPH10314514A JP10123093A JP12309398A JPH10314514A JP H10314514 A JPH10314514 A JP H10314514A JP 10123093 A JP10123093 A JP 10123093A JP 12309398 A JP12309398 A JP 12309398A JP H10314514 A JPH10314514 A JP H10314514A
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rail
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液透過性の駆動無端ベルトと該ベルトの上走
行部の下方で移動可能とした吸引トレイとを有し、混合
物から液体と固体とを分離する、無端ベルト濾過装置に
おいて、真空源と吸引トレイ間の接続を簡略化するとと
もに作動条件下で真空源と吸引トレイ間で有効にかつ連
続した封止を確保するようにする。 【解決手段】 上記各トレイの下面に長尺の真空レール
を設け、該真空レール上に各トレイをその長手方向に案
内し、該真空レールに真空源を接続するとともに各トレ
イ及びそれらトレイと組み合わされた摺動部材に設けた
貫通穴を上記真空レールと連絡し、上記各トレイに負圧
を印加することにより上記各トレイから上記真空レール
内に液を抜き取る一方、上記真空レールの側面部に、空
気クッションを介して各トレイの下面を支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端ベルト濾過装
置、特に、混合物から液体と固体とを分離するフィルタ
装置に関するものである。
【0002】
【技術背景】一般に、無端ベルト濾過装置は透過性材料
から成る無端ベルトを用いて構成され、該無端ベルトの
上走行路部分に分離しようとする混合物が供給される。
上記ベルトの上走行路部の下方に、該ベルトに沿って移
動するようにした、少なくとも1つの吸引トレイが設け
られるとともに該吸引トレイ内に上記ベルトを通過する
混合物からの液体を受け入れるようにされ、次ぎの廃棄
工程で上記吸引トレイに真空圧を加えてそこから液体を
抜き取るようになっている。
【0003】従来、真空源は可撓性ホースを介して吸引
トレイと連結して該真空源と吸引トレイ間で相対的運動
を行うようにされる。一方、そのような可撓性ホースの
使用は、いつも、例えば、産出物の温度とか、産出物の
容量とか、当該フィルタ装置により安全に操業し得る産
出物の範囲とかの好ましくない制限を課すとか、上記吸
引トレイ自体に好ましくない物理的力を課している。
【0004】上述した種々の不都合のいくつかを解消す
るために、例えば、ヨーロッパ特許第EP−A−051
1710号では、真空源と吸引トレイとを入れ子式で接
続したものが利用されている。しかしながら、そのよう
な装置では、真空状態の下で、入れ子式接続部によりそ
れ自体を閉鎖して吸引トレイに更に実質的に好ましくな
い横向きの力が加わる傾向があるという、更に別の問題
が生じる。
【0005】更に、そのような装置は、極めて高度の嵌
め合いシールを組み合わせて封止状態を維持しなければ
ならない。操作される混合物の粘着性とともに、当該装
置が操作可能な温度が可成り高温であるため、しばし
ば、結晶化が生じ、封止の劣化を必然的に招来すること
となる。
【0006】また、ヨーロッパ特許第EP−A−068
8592号には、無端ベルトの片側又は両側に沿って、
各吸引トレイが摺動可能とされたスロットを組み合わせ
た固定吸引箱が設けられている。そのような構成のもの
は、また、各固定吸引箱と可動吸引トレイ間の連続封止
を確保すべく非常に精密な技術が要求され、特に、固定
吸引箱が20メートル程に長いことに留意する必要があ
る。
【0007】望ましくは、上記型式の無端ベルト濾過装
置を提供できるようにすることであり、該装置は、上記
した従来型式のものにおける不都合を解消すべく、真空
源と吸引トレイ間の接続が可成り簡略化され、あらゆる
作動条件下で真空源と吸引トレイ間で有効にかつ連続し
た封止を確保するようにしたものである。
【0008】本発明は、混合物を液体と固体とに分離す
る無端ベルト濾過装置を提供するものであり、液透過性
の駆動無端ベルトと該ベルトの上走行部の下方に該ベル
トの長手方向に移動可能とした、少なくとも1つのトレ
イとを有する、混合物から液体と固体とに分離する、無
端ベルト濾過装置において、上記各トレイの下面に、該
トレイの全長にわたって延びる長尺の摺動部材を組み合
わせるとともに上記各トレイの下方で上記無端ベルトの
上走行部を実質的に全長にわたって延びる、長尺の真空
レールを設け、上記真空レール上に上記各トレイの摺動
部材を受け入れて該各トレイを座らせ、該真空レールを
介して各トレイをその長手方向に案内し、上記真空レー
ルに真空源を接続するとともに上記各トレイ及びそれら
トレイと組み合わされた摺動部材を貫通する、1つ又は
複数の貫通穴を設けてこれら貫通穴を上記真空レールと
連絡し、上記各トレイに負圧を印加することにより上記
各トレイから上記真空レール内に液を抜き取る一方、上
記真空レールの側面部に、空気クッションを介して各ト
レイの下面を支持するように構成したものである。
【0009】上記構成の装置によれば、真空レールが吸
引トレイ間の真空接続素子として作用するとともに各吸
引トレイの長手方向の移動案内レールとして作用し、真
空源に各吸引トレイを接続する簡単かつ信頼性の高い方
法とされる。
【0010】真空レールが各吸引トレイに対して対称的
に配置され、該レールと各吸引トレイ間の接触部が非常
に短いので、該両者間には、各吸引トレイに中心を外れ
た力が加えられることもなく、そのうような摩擦が最小
限のものとされる。
【0011】各吸引トレイを支持する空気クッションを
設けることにより、各吸引トレイが真空レールに沿って
有効に浮遊することとなり、これにより、更に摩擦を低
減させて各吸引トレイを長手方向に移動させるに必要な
力を可成り低減させることができる。
【0012】本発明の一実施例において、真空レールは
中空状のものとされ、水平基部を有する、横断面形状が
三角形とされ、各吸引トレイにおける摺動部材は逆V字
形凹部を有する摺動ブロックにより構成され、該摺動部
材の底面に座らせるとともに真空レールと協働するよう
に構成される。
【0013】各真空レールは、好ましくは、長手方向に
間隔をあけて複数の貫通穴を有し、各貫通穴は吸引トレ
イの基部を貫通するとともに摺動ブロックを貫通して延
び、該各摺動ブロックにおける凹部の頂部に長手方向に
延びるスロットが設けられ、該スロットは貫通穴を貫通
して接続され、真空レールは長手方向に間隔をあけて該
レールの内部と連絡する複数の貫通穴を有し、上記真空
源は各吸引トレイ内に上記真空レールの貫通穴、各摺動
ブロックのスロット及び各吸引トレイの貫通穴を介して
負圧を発生するようにされる。
【0014】本発明の他の実施例において、各吸引トレ
イにおける摺動部材は中空状とされるとともに断面形状
がV字形とされ、真空レールはその上面に長手方向に延
びるV字形凹部を有し、該V字形凹部に各吸引トレイの
摺動部材を受容するようにされる。
【0015】各吸引トレイは、好ましくは、長手方向に
間隔をあけて延びる複数の貫通穴を有し、各貫通穴は吸
引トレイの基部を貫通して中空状摺動部材と連絡し、該
摺動部材の基部は、更に、長手方向に間隔をあけて延び
る複数の貫通穴を有し、真空レールの凹部の基部は長手
方向に延びるスロットを有し、該スロットに真空源から
真空圧が印加され、この構成により上記真空源は各吸引
トレイに該吸引トレイのスロット、各摺動部材の貫通穴
及び各吸引トレイの貫通穴を介して負圧を生じさせる。
【0016】上記フィルタ装置は、各吸引トレイの下方
に長く延びる、複数の真空レールを用いて構成され、各
吸引トレイは、各真空レールに着座させるようにした、
複数の摺動部材を含む。
【0017】各吸引トレイは、例えば、ボルト止め又は
溶接により相互に接続されて単一体を構成し、該単一体
は上記無端ベルトの上走行部の前端部に到達すると該無
端ベルトの上走行部の後端部に隣接したスタート位置に
帰還する。
【0018】トレイ帰還機構部の変形例として、例え
ば、空気圧式又は水圧式のものとすることができ、又
は、プーリ式のものとすることができる。
【0019】真空源は、作動時、無端フィルタベルトが
各吸引トレイに吸引され、それにより各吸引トレイが上
記フィルタベルトにより該ベルトの上走行部の前端部に
搬送され、次いで、上記真空源の作動が停止されて各吸
引トレイをスタート位置に帰還するようにされる。
【0020】それとも、上記フィルタベルトにより各吸
引トレイを前方に移動させるのに個別の駆動手段を設け
てもよく、上記駆動手段は、例えば、プーリ装置であっ
てもよい。該プーリ装置は、各吸引トレイをスタート位
置に戻すのに使用することができる。
【0021】更には、独立した複数の吸引トレイとして
もよく、これら吸引トレイが上記フィルタベルトの上走
行部の前端部に到達したとき、搬送装置により上記フィ
ルタベルトの上走行部の後端部に隣接したスタート位置
に上記各吸引トレイを戻すようにしてもよい。
【0022】上記構成の装置では、可撓性搬送ベルトと
かいずれかの種類の支持ベルトを必要とすることなく、
無端フィルタベルトを連続的に移動させることができ、
各吸引トレイの断続的な運動を無くすことができる。各
吸引トレイを連続的に循環させるとともに該フィルタベ
ルトを連続的に循環させれば、従動する各吸引トレイが
フィルタベルトにより該フィルタベルトの前端部に向か
って移動するにつれて該フィルタベルトの後端部でそれ
ら吸引トレイのスタート位置に戻すことができる。
【0023】上記装置の搬送部は、フィルタベルトの上
走行部の下方で該ベルトの上走行部と反対方向に移動
し、各トレイが上記フィルタベルトの上走行部の前端部
に到達した際、該トレイが落ち込むようにした、戻し機
構部と、上記戻し機構部から上記各トレイを持ち上げて
上記フィルタベルトの上走行部の後端部に隣接した下部
のスタート位置に該トレイを搬入する、リフト機構部と
により構成される。
【0024】上記搬送部は、好ましくは、各トレイを重
力下で摺動させる、ピボット運動可能な移送機構部を含
み、上記各トレイがフィルタベルトの上走行部の前端部
に到達した際、上記移送機構部から該トレイを重力下で
戻し機構部に摺動させるように構成される。
【0025】戻し機構部は中空状の長尺のレール形態を
した空気スライドにより構成し、該空気スライドから加
圧空気により生成される、複数の傾斜ジェットを放出
し、該ジェットにより移送機構部からリフト機構部まで
各トレイを推進するようにしてもよい。
【0026】本発明の好ましい実施例において、各吸引
トレイを互いに接触させて連結し、真空源を介して上記
各トレイに負圧を印加することによりこれらトレイを無
端フィルタベルトに保持させるとともに隣接する吸引ト
レイの接触端部間でガスケットを作用させて上記各トレ
イを上記フィルタベルトと一緒に搬送される。
【0027】上記各トレイの一端の壁部に、少なくとも
1つの貫通穴を設ける一方、該各トレイの他端の壁部に
ガスケットを取り付け、上記各トレイ内の負圧により、
隣接する一方のトレイの他端の壁部に取り付けられたガ
スケットを、隣接する他方のトレイの一端の壁部に設け
た上記貫通穴を介して該トレイの一端の壁部に吸い付け
るようにしてもよい。
【0028】以下に、本発明を、実施例としてのみ示す
添付図面とともに説明する。
【0029】
【発明の実施の形態】図1〜図10において、ベルトフ
ィルタは透過性布材料により製作された無端ベルト2を
用いて構成され、該無端ベルト2は、ローラ16の下を
通り、テンションローラ10、12上を通過するととも
にガイドローラ4上を通過して布洗浄箱8を貫通し、ス
クレーパ6の下を通過する。濾布2の両側部は当該ベル
ト機構の両側部に支持箱18を対向するように横たわっ
ている。
【0030】上記ベルト2の上走行部の下には複数の接
続された吸引トレイ20が配置され、各吸引トレイ20
は、薄厚シート材料、代表的に、ポリプロピレンから成
る基部22を有する。
【0031】各吸引トレイ20の基部22の下面に、該
トレイ20の中心部に配置されるとともにその長手方向
に延びるように摺動ブロック24が溶接される。この摺
動ブロック24は、例えば、ポリプロピレン、高密度ポ
リプロピレン等から製作される。
【0032】各摺動ブロック24の中心部に、長手方向
に延びるように、逆V字形の溝26が設けられ、各吸引
トレイ20の基部22及び摺動ブロック24を貫通して
該溝26と連絡する、複数の貫通穴28が明けられる。
各貫通穴28は、代表的に、直径が10mm、ピッチが
40mmとされる。断面形状が矩形とされる溝29が溝
26の頂部に沿って形成され、これも後述する理由によ
り、ブロック24の全長にわたって延びるとともに各貫
通穴28と接続される。
【0033】後述する理由から、吸引トレイ20の対向
両側部に沿って延びる壁部30が該トレイ20の上方の
詳細に図示しない排液グリッド32の高さ迄延びるとと
もに該トレイ20の下方に約40mm延びている。
【0034】同様に、吸引トレイ20の対向両端部に沿
って壁部34が延びている。
【0035】各吸引トレイ20は、現場で互いにボルト
止めするか又は溶接により単一体とされ、このようなト
レイ機構部を構成することにより比較的軽量なものと
し、したがって操作性が容易化される。
【0036】上記フィルタ装置の枠体36に中空状の真
空レール38が装着され、該真空レール38は当該フィ
ルタ装置の中心部を長さ方向に沿って延びている。真空
レール38の断面形状は三角形とされ、代表的に、底板
に鉄アングル材を溶接して構成される。上記レール38
の頂部に複数の穴47がドリルで明けられ、これらの穴
47は、当該トレイ20においては、代表的に、直径が
10mm、ピッチが40mmとされる。
【0037】上記レール38の両端部は板42により閉
鎖される一方、該レール38の内部とパイプ44を介し
て真空源が接続される。
【0038】上記トレイ20の各摺動ブロック24が真
空レール38の座に実質的に気密状に固定され、これに
より各吸引トレイ20の中空状の内部とパイプ44、穴
40、溝29及び貫通穴28を介して連絡される。上記
トレイ機構部の前端部及び後端部で真空損を防止するた
めに、前及び後摺動ブロック24における矩形断面の溝
29の解放端部がそれぞれに図6〜図8に示す気密嵌め
合わせV字形溝付きプラグ4により閉鎖される。図8に
示すように、真空レール38の後端部には穴は設けられ
ず、単に、各吸引トレイ20の末端の500mm程の走
行部を支持するだけで、穴は設けられていない。真空レ
ール38の両側部に対する各吸引トレイ20の横の広が
り部は、調節ねじ48により枠体36に装着された空気
クッション箱46から放出される空気クッションにより
支持される。空気クッション箱46は穿孔表面50を有
し、代表的に、0.02バール(Bar)以下の低圧の
ため、種々の材料により製作することができる。そのよ
うな気圧で各吸引トレイ20を排液グリッド32及びフ
ィルタケーキと一緒に適当に支持することができ、よっ
て各吸引トレイ20を実質的に摩擦無しに移動させるこ
ととなる。
【0039】各吸引トレイ20が確実に当該装置の両側
部に接触しないようにするために、濾布支持箱18の両
側壁部が穿孔されるとともに各吸引トレイ20に対し空
気クッションとして作用するように該各トレイ20と中
心が合わされる。濾布、すなわち、フィルタベルト2は
各吸引トレイ20よりも幅広とされ、上述したように、
支持箱18の座に取り付けられる。
【0040】図2及び図3に示すように、上記ベルト濾
過装置は以下のように動作する。フィルタベルト、即
ち、濾布2は連続的に移動し、分離しようとする混合物
がM点位置で上記濾布2上に供給される。真空源を作動
して各吸引トレイ20の内部が負圧とされ、上記ベルト
2が各トレイ20に引き付けられる。このようにして、
上記各トレイ20はベルト2に沿って引き付けられる。
【0041】各トレイ20の前端部が駆動ローラ4に到
達すると、真空が3方向バルブ52により遮断され、各
トレイ20は、それぞれ、上記無端ベルト2の上走行部
の後端部の下方のスタート位置に戻される。
【0042】上記トレイ20の戻しは、種々の方法、例
えば、直結した空気圧シリンダもしくは水圧シリンダと
か、ラチェット機構とか、カム機構とか、又は、図1に
示すプーリ機構を介して行うことができる。
【0043】上記プーリ機構は数字符号54、56を付
して示され、上記トレイの動きを簡単に調整可能とさ
れ、1つ又は複数の歯車機構を噛み合わせてから、点5
6で僅かな角度を回転させることに行うことができる。
図示のものは、噛み合わせ率が50%とされる。フィル
タ全体を密閉する場合、シャフト56の出力部は単純シ
ールを通して当該ハウジングの外部に延ばすことができ
る。
【0044】上記の非常に軽量の濾布、すなわち、無端
フィルタベルト2を組み込んだベルト濾過装置におい
て、上記トレイは、詳細に上述した真空/濾布機構によ
るよりも機械的に前方に引っ張ることが有利であり及び
/又は必要である。
【0045】図10に好適な装置が示されるように、該
装置において、プーリF3及びF4は固定され、プーリ
F1はF2を中心とした円弧上を通過するか又は図中破
線で示される近くの位置を直線的に通過するように移動
される。
【0046】駆動ベルト58はX点及びY点に固定され
た2つの端部を有し、図示するように、プーリF1、F
2及びF3を周回してのびる。
【0047】図示するように、プーリF1が左手側に移
動されると、各トレイ20は右に前進し、それとは逆に
プーリF1が右手側に移動されると、各トレイ20は左
に前進する。
【0048】上記3つのプーリの三角点位置に応じた軌
道長さの差異を補償するために、駆動ベルト58にばね
59又はそれと同様の緊張具を組み込むことができる。
【0049】可動プーリF1の代替えとして、例えば、
上記各トレイ20を前方に移動させるように係合した空
気圧モータに従動プーリP1を取り付け、そのドラムに
連結ケーブルを巻回し、各トレイ20が引き戻されたと
き、上記係合が解除されて該ドラムから上記ケーブルを
繰り出すようにしてもよい。
【0050】明らかなように、他の適当な駆動機構を使
用することもできる。
【0051】上記装置は従来装置を超えた様々の顕著な
利点を有する。
【0052】真空レール38は、各トレイ20に対する
真空結合部及びそれらトレイ20の移動用案内レールと
して作用し、真空源と各トレイ20との結合部は簡単か
つ高信頼性のものとされる。
【0053】各トレイ20の摺動ブロック24と真空レ
ール38との接触は非常に僅かなものとされるから、そ
れら両部材間で摩擦は殆ど生ずることがない。そのよう
な摩擦があると、各トレイ20に偏心力が印加されるこ
とがなく、これらトレイ20は中心を合わせて配列され
る。幅広なフィルタ装置である場合、等間隔をもって平
行状の複数の真空レールが使用される。
【0054】摺動ブロック24に潤滑油溝60を設けて
真空レールを潤滑して作動させることができる。
【0055】各トレイ20は、走行することも車輪を備
えることもなく、摺動することもなく、空気クッション
を供給して浮遊させるものであるから、移動時に抵抗が
殆ど無い。したがって、従来形式のものよりも優れて、
低動力をもって各トレイ20をそれぞれスタート位置に
戻させることができるとともに高速作動させることがで
きる。
【0056】各トレイ20が浮遊すると、該トレイ機構
体自体は可成り簡単化することができ、当該機構に要求
される、特に、熱可塑性材料において重要とされる、所
要の形状寸法安定性及び剛性の問題が完全に回避され
る。
【0057】図11〜図16に、本発明のもう1つの実
施例が示される。この実施例では、実質的に、上述した
と同様に動作するものであるが、各トレイ20は、相対
的に独立的に移動するために、互いに分離される。図1
〜図10に示す実施例と等価の構成部分には、同一の数
字符号が付される。
【0058】各トレイ20は先頭から後尾まで内部結合
することなく配置され、このフィルタ装置の動作は、図
11及び図12を参照して以下に説明される。
【0059】上記ベルト2は、公知の方法でローラ4を
介して該ベルト2が連続的に駆動されることにより、一
連のローラの周囲を走行する。駆動ローラ4の位置で撓
みナイフ又はスクレーパ6によりケーキが放出され、濾
布、すなわち、フィルタベルト2が洗浄箱8内で洗浄さ
れる。
【0060】各トレイ20は真空レール38及び空気ク
ッション支持体に載置され、真空吸引力を介して該ベル
ト2と一緒に運ばれる。
【0061】各トレイ20が真空レール38の一端部に
到達すると、これらトレイ20は、最早、フィルタベル
ト2に吸引されず、符号62をもって概括的に示す、移
送機構部に到達し、該移送機構部において重力下で摺動
する。
【0062】更に詳細に、移送機構部62は点Pの回り
にピボット運動する支持部材64を含むとともにバラン
スウィト66が取り付けられ、該移送機構部62は、図
10に示すように、その場所でトレイ20を受け取り易
い静止姿勢をとる。
【0063】上記トレイ20が、一旦、支持部材64に
受け取られると、該トレイ20の重量により該支持部材
64は点Pの回りに、図11に示す位置まで、ピボット
運動する。次いで、上記トレイ20は、重力下で支持部
材64から一方向戻し空気スライド68へ摺動する。こ
の空気スライド68は、公知の形式のものであり、各ト
レイ20を支持するのみならず、該スライド68に沿っ
てそれらトレイ20を推進する。
【0064】他の移送手段、例えば、コンベヤベルトと
か、空気圧ラム等を、移送機構部62からトレイ20を
移動させるのに使用することができることは明らかなこ
とである。
【0065】空気スライド68上でのトレイ20の搬送
は上記ベルト2の移動速度の数倍速い速度とすることが
できるので、該戻し空気スライド68上には、ベルト2
の上走行部上の10個のトレイ当たり単に1個又は2個
のトレイがあればよい。
【0066】各トレイ20は、空気スライド68により
概括的に符号70を付して示すリフト機構部に向けて推
進され、該リフト機構部70はピボット運動可能な支持
部材72を含み、該支持部材72に空気スライド68を
介してトレイ20が供給される。
【0067】上記トレイ20が支持部材72に完全に掛
けられると、図示しないセンサが作動し、順次、図示し
ないロックピンを作動させて該トレイ20を支持部材7
2に固定する。これと同時に、図示しない捩り機構部
は、支持部材72をピボット運動させて、図11に示す
位置から図12に示す位置まで約60゜回転させる。次
いで、上記ロックピンが解錠され、重力下で上記トレイ
20は一連の従動ローラ74又はコンベヤベルトに摺動
させられて先行するトレイ20に向けて供給される。
【0068】上記ロックピンはばねを介して取り付けら
れるとともにケーブルによる緊張から解放される機構部
とするか、又は、空気圧もしくは電気操作機構部として
もよい。
【0069】上記トレイ20は、一旦、先行のトレイ2
0に当って接触するとともに、一旦、真空レール38上
を移動させられ、前述したように、該トレイ20は真空
吸引力により濾布、即ち、フィルタベルト2に吸い寄せ
られ保持される。
【0070】互いに打ち当たったトレイ20間で過度の
漏れを確実に防止するために、各トレイ20に、従動ロ
ーラ74又はコンベヤベルトの作用下で良好な接続を行
う、柔軟な圧縮ガスケットを取り付けるようにしてもよ
い。
【0071】それとも、各トレイ20の下流端部に壁部
34を設け、該壁部に穴76を設ける一方、各トレイ2
0の上流端部に柔軟な圧縮ガスケット78を取り付け、
該ガスケット78を先行するトレイ20の下流端部に上
記穴76を介して吸引させることにより適当なシールを
施すようにしてもよい。
【0072】更に別の実施例として、可撓性の搬送ベル
トとか、支持ベルト類とか、断続的に移動するトレイと
かを必要としない、連続ベルト濾過装置とすることによ
り、従来形式のものよりも簡単かつ安価な構成となる。
【0073】極めて軽量な濾布、即ち、フィルタベルト
であれば、上記トレイ20は該濾布により牽引されるの
ではなく機械的に駆動されるようにすることができる。
【0074】上記装置はチェーン駆動機構を介してトレ
イ20をスタート位置で積み込み、放出端部で解放する
ようにするようにしてもよい。
【0075】それとも、上記トレイ20は、図15及び
図16に示すように、摺動ブロック24に、対向する2
つの摩擦駆動輪80を係合させて該トレイ20を搬送す
るようにした、摩擦駆動機構により駆動するようにして
もよい。
【0076】図17に、本発明の更に他の実施例の一部
分が示され、該実施例の操作原理は上述したものと同様
であり、摺動ブロック及び真空レールの形態が実質的に
反転もしくは逆転されたものである。
【0077】更に詳細には、真空レール82は、当該フ
ィルタ装置の長手方向に沿った中心部に延びる長尺のブ
ロックから構成され、該真空レール82の上表面にV字
形溝84が形成されている。上記溝84の基部に沿って
断面形状が矩形の溝86が形成され、該溝86に、数字
符号88を付して図示するように、パイプを介して真空
源が接続される。
【0078】トレイ20の基部22の下面にV字形の摺
動部材90が取り付けられ、該摺動部材90の両端部の
横断面が板92により閉鎖されて該摺動部材90の内部
に空間部を形成している。
【0079】上記摺動部材90の基部に、該部材90の
内部と連絡する、複数の貫通穴94が設けられる。これ
ら貫通穴94は、代表的に、直径が10mm、トレイ2
0の基部22に、40mmのピッチをもって配列され
る。
【0080】使用時、摺動部材90は真空レール82の
溝84の内部に気密状に取り付けられて真空源と連絡さ
れ、該摺動部材90の内部に、パイプ88、溝86及び
貫通穴94を介して負圧を生じさせ、各貫通穴28を介
して吸引力により各トレイ20をフィルタベルト2に引
き付けるようになっている。
【0081】真空レール82における溝84及び溝86
の両端部を解放し、該溝86を当該フィルタ装置におけ
る滴下され液の排出チャネルとして作用するようにする
と好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無端ベルト濾過装置の一実施例の側
面図である。
【図2】 図1の濾過装置の動作を示す概略図である。
【図3】 図1の濾過装置における吸引トレイに対する
真空源の動作説明図である。
【図4】 本発明の濾過装置の部分断面図である。
【図5】 図4の濾過装置部分の拡大断面図である。
【図6】 図5のA−A線縦断面図である。
【図7】 図6の摺動ブロックのB−B線端面図であ
る。
【図8】 トレイ/真空レールの一部切欠部分断面図で
ある。
【図9】 本発明の濾過装置における吸引トレイの斜視
図である。
【図10】 本発明の濾過装置のトレイ搬送用のプーリ
機構部を説明する概略図である。
【図11】 本発明の濾過装置の変形例のフィルタ動作
を説明する概略図である。
【図12】 図11と同様の本発明の濾過装置の変形例
のフィルタ動作の概略説明図である。
【図13】 本発明の濾過装置における吸引トレイの更
に別の実施例の斜視図である。
【図14】 図13の互いに接触する2つのトレイの端
部における壁部の部分断面図である。
【図15】 本発明の濾過装置の部分端面図である。
【図16】 図15の濾過装置の部分平面図である。
【図17】 本発明の濾過装置のもう1つ別の実施例の
フィルタトレイ及び真空レールの部分等尺図である。
【符号の説明】
2 無端フィルタベルト又は濾布 4 駆動ローラ 6 スクライパ 14 案内ローラ 18 フィルタベルト(濾布)の支持箱 20 吸引トレイ 22 吸引トレイの基部 24 摺動ブロック(摺動部材) 26 溝 28 貫通穴 30 吸引トレイの一端の壁部 34 吸引トレイの他端の壁部 36 枠体 38 真空レール 46 空気クッション箱 62 移送機構部 64 支持部材 68 一方向戻し空気スライド 70 リフト機構部 74 従動ローラ 78 ガスケット 82 真空レール 84 溝 86 溝 90 摺動部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図3】
【図4】
【図6】
【図8】
【図10】
【図14】
【図9】
【図11】
【図12】
【図15】
【図16】
【図13】
【図17】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の駆動無端ベルト(2)と該ベ
    ルト(2)の上走行部の下方に該ベルト(2)の長手方
    向に移動可能とした、少なくとも1つのトレイ(20)
    とを有する、混合物から液体と固体とに分離する、無端
    ベルト濾過装置において、 上記各トレイ(20)の下面に、該トレイ(20)の全
    長にわたって延びる長尺の摺動部材(24)を組み合わ
    せるとともに上記各トレイ(20)の下方で上記無端ベ
    ルト(2)の上走行部を実質的に全長にわたって延び
    る、長尺の真空レール(38)を設け、 上記真空レール(38)上に上記各トレイ(20)の摺
    動部材(24)を受け入れて該各トレイ(20)を座ら
    せ、該真空レール(38)を介して各トレイ(20)を
    その長手方向に案内し、 上記真空レール(38)に真空源を接続するとともに上
    記各トレイ(20)及びそれらトレイ(20)と組み合
    わされた摺動部材(24)を貫通する、1つ又は複数の
    貫通穴(28)を設けてこれら貫通穴(28)を上記真
    空レール(38)と連絡し、 上記各トレイ(20)に負圧を印加することにより上記
    各トレイ(20)から上記真空レール(38)内に液を
    抜き取る一方、上記真空レール(38)の側面部に、空
    気クッションを介して各トレイ(20)の下面を支持す
    るように構成したことを特徴とする、無端ベルト濾過装
    置。
  2. 【請求項2】 横断面形状を三角形として水平基部を有
    する、中空状の真空レール(38)を設ける一方、各ト
    レイ(20)に、底面部に逆V字形の凹部(26)を形
    成するとともに該凹部(26)を上記真空レール(3
    8)に座らせて該真空レール(38)と協働する、摺動
    部材(24)を設けた、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 各トレイ(20)に、長手方向に間隔を
    あけて配列されるとともに該各トレイ(20)の基部
    (22)及び摺動ブロック(24)を貫通する、複数の
    貫通穴(28)を設け、 上記各摺動ブロック(24)の凹部(26)の頂部に、
    長手方向に延びるとともに上記複数の貫通穴(28)と
    連絡する、スロット(29)を設け、 長手方向に間隔をあけて複数の貫通穴(40)を配列す
    るとともに該各貫通穴(40)を内部と連絡した、真空
    レール(38)を設け、 上記各トレイ(20)の内部に、上記真空レール(3
    8)の各貫通穴(40)、上記各摺動ブロック(24)
    のスロット(29)及び該各トレイ(20)の貫通穴
    (28)を介して負圧を発生させる、真空源を設けて構
    成した、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 各トレイ(20)に、横断面形状をV字
    形とした中空状の摺動部材(90)を設けるとともに上
    記各トレイ(20)に、上表面部に長手方向に全長にわ
    たって延びるV字形の凹部(84)を形成するとともに
    該凹部(84)内に上記摺動部材(90)を受容する、
    真空レール(82)を設けて構成した、請求項1に記載
    の装置。
  5. 【請求項5】 各トレイ(20)に、基部(22)を貫
    通して延びるとともに中空状の摺動部材(90)と連絡
    する、長手方向に間隔をあけて複数の貫通穴(28)を
    設け、 上記摺動部材(90)の基部に、長手方向に間隔をあけ
    て複数の貫通穴(94)を設け、 基部に凹部(84)を形成するとともに長手方向に延び
    るスロット(86)を形成した、真空レール(82)を
    設け、 上記真空レール(82)のスロット(86)に真空圧を
    印加する、真空源を設け、 上記真空源により上記真空レール(82)のスロット
    (86)、上記各摺動部材(90)の各貫通穴(94)
    及び上記各トレイ(20)の各貫通穴(28)を介して
    該各トレイ(20)の内部に負圧を発生するように構成
    した、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 各トレイ(20)の下方に複数の長尺の
    真空レール(38;82)を設けるとともに該各トレイ
    (20)に複数の摺動部材(24;90)を設け、これ
    ら摺動部材(24;90)を、それぞれ、上記真空レー
    ル(38;82)に座るように構成した、請求項1〜請
    求項5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 各トレイ(20)を相互に接続して単一
    体とし、該単一体の各トレイ(20)が無端ベルト
    (2)の上走行部の前端部に到達したとき、上記ベルト
    (2)の上走行部の後端部に隣接したスタート位置に帰
    還するように構成した、請求項1〜請求項6のいずれか
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】 真空源を作動させて各トレイ(20)に
    無端ベルト(2)を吸引させることにより該ベルト
    (2)と一緒に上記各トレイ(20)を、上記ベルト
    (2)の上走行部の前端部に搬送し、上記真空源の作動
    を停止させることにより上記各トレイ(20)をスター
    ト位置に戻すように構成した、請求項1〜請求項7のい
    ずれかに記載の装置。
  9. 【請求項9】 各トレイ(20)を前進させる、別個の
    駆動手段(58)を設けた、請求項1〜請求項7のいず
    れかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 複数の個別の吸引トレイ(20)を設
    け、該各吸引トレイ(20)が無端ベルト(2)の上走
    行部の前端部に到達する毎に、それぞれ、搬送機構部
    (62;68)を介して、上記ベルト(2)の上走行部
    の後端部に隣接したスタート位置に帰還させるように構
    成した、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 フィルタベルト(2)の上走行部の下
    方で該ベルト(2)の上走行部と反対方向に移動し、各
    トレイ(20)が上記フィルタベルト(2)の上走行部
    の前端部に到達した際、該トレイ(20)が落ち込むよ
    うにした、戻し機構部(68)と、上記戻し機構部(6
    8)から上記各トレイ(20)を持ち上げて上記フィル
    タベルト(2)の上走行部の後端部に隣接した下部のス
    タート位置に該トレイ(20)を搬入する、リフト機構
    部(70)とにより搬送部を構成した、請求項10に記
    載の装置。
  12. 【請求項12】 搬送部が各トレイ(20)を重力下で
    摺動させる、ピボット運動可能な移送機構部(62)を
    含み、上記各トレイ(20)がフィルタベルト(2)の
    上走行部の前端部に到達した際、上記移送機構部(6
    2)から該トレイ(20)を重力下で戻し機構部(6
    8)に摺動させるように構成した、請求項11に記載の
    装置。
  13. 【請求項13】 戻し機構部が中空状の長尺のレール形
    態をした空気スライド(68)により構成され、該空気
    スライド(68)から加圧空気により生成される、複数
    の傾斜ジェットを放出し、該ジェットにより上記移送機
    構部(62)からリフト機構部(70)まで各トレイ
    (20)を推進するようにした、請求項11又は請求項
    12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 各吸引トレイ(20)を互いに接触さ
    せて連結し、真空源を介して上記各トレイ(20)に負
    圧を印加することによりこれらトレイ(20)を無端フ
    ィルタベルト(2)に保持させるとともに隣接する吸引
    トレイ(20)の接触端部間でガスケット(78)を作
    用させて上記各トレイ(20)を上記フィルタベルト
    (2)と一緒に搬送するように構成した、請求項10〜
    請求項13のいずれかに記載の装置。
  15. 【請求項15】 各トレイ(20)の一端の壁部(3
    4)に、少なくとも1つの貫通穴(76)を設ける一
    方、該各トレイ(20)の他端の壁部にガスケット(7
    8)を取り付け、上記各トレイ(20)内の負圧によ
    り、隣接する一方のトレイ(20)の他端の壁部に取り
    付けられたガスケット(78)を、隣接する他方のトレ
    イ(20)の一端の壁部(34)に設けた上記貫通穴
    (76)を介して該トレイ(20)の一端の壁部(3
    4)に吸い付けるように構成した、請求項14に記載の
    装置。
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