JPH10314660A - 連続走行ウェブ用塗布方法およびその装置 - Google Patents
連続走行ウェブ用塗布方法およびその装置Info
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- JPH10314660A JPH10314660A JP12707397A JP12707397A JPH10314660A JP H10314660 A JPH10314660 A JP H10314660A JP 12707397 A JP12707397 A JP 12707397A JP 12707397 A JP12707397 A JP 12707397A JP H10314660 A JPH10314660 A JP H10314660A
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- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【課題】塗布手段によって連続走行するウェブの両面に
塗布を行い、その後に乾燥手段によってウェブ両面の乾
燥を行う際の、塗膜の厚薄変動を防止することを目的と
する。 【解決手段】空気振動放射手段6および7は、塗布手段
2および3と乾燥手段4との間でウェブ1に空気振動を
放射する。基準信号計測手段11は、空気振動がウェブ
1に放射される位置と乾燥手段4との間でのウェブ面に
垂直方向のウェブ振動を計測する。信号演算手段10
は、基準信号計測手段11で計測したウェブ振動の信号
をもとにウェブの振動を吸収する振幅と位相を有する信
号を演算して、ウェブの振動を打ち消す空気振動をウェ
ブに放射するように空気振動放射手段6と7を制御す
る。
塗布を行い、その後に乾燥手段によってウェブ両面の乾
燥を行う際の、塗膜の厚薄変動を防止することを目的と
する。 【解決手段】空気振動放射手段6および7は、塗布手段
2および3と乾燥手段4との間でウェブ1に空気振動を
放射する。基準信号計測手段11は、空気振動がウェブ
1に放射される位置と乾燥手段4との間でのウェブ面に
垂直方向のウェブ振動を計測する。信号演算手段10
は、基準信号計測手段11で計測したウェブ振動の信号
をもとにウェブの振動を吸収する振幅と位相を有する信
号を演算して、ウェブの振動を打ち消す空気振動をウェ
ブに放射するように空気振動放射手段6と7を制御す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続走行するウェ
ブの塗布方法およびその装置に関する。さらに詳しく
は、走行ウェブへのオフラインコートまたはフィルム製
造工程でのインラインコートに適用でき、均一かつ良好
な外観を有する塗液膜(コート層)を形成する塗布方法
およびその装置に関する。さらにはウェブの振動に起因
するウェブ進行方向に対し直角方向に入る横段斑と呼ば
れる斑を解消するための技術に関する。
ブの塗布方法およびその装置に関する。さらに詳しく
は、走行ウェブへのオフラインコートまたはフィルム製
造工程でのインラインコートに適用でき、均一かつ良好
な外観を有する塗液膜(コート層)を形成する塗布方法
およびその装置に関する。さらにはウェブの振動に起因
するウェブ進行方向に対し直角方向に入る横段斑と呼ば
れる斑を解消するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】連続走行しているプラスティックフィル
ム、紙などのウェブの両面に塗剤を塗布するに際し、塗
布面に斑なく塗布するにはウェブに振動やしわ等がなく
平面がでていることが第一条件である。通常よく使われ
る熱風非接触ドライヤーにより乾燥を行うと、熱風であ
おられウェブは必ず振動するし、フィルムエッジを把持
するテンターにおいてはクリップでフィルムエッジを把
持する時に振動を発生する。これらのウェブの振動や平
面に保持するために、塗布手段前後のガイドロールや、
クロスガイダーと呼ばれるウェブエッジを把持して横方
向にテンションを与えしわをのばす方式が使われてき
た。
ム、紙などのウェブの両面に塗剤を塗布するに際し、塗
布面に斑なく塗布するにはウェブに振動やしわ等がなく
平面がでていることが第一条件である。通常よく使われ
る熱風非接触ドライヤーにより乾燥を行うと、熱風であ
おられウェブは必ず振動するし、フィルムエッジを把持
するテンターにおいてはクリップでフィルムエッジを把
持する時に振動を発生する。これらのウェブの振動や平
面に保持するために、塗布手段前後のガイドロールや、
クロスガイダーと呼ばれるウェブエッジを把持して横方
向にテンションを与えしわをのばす方式が使われてき
た。
【0003】しかしながら両面に塗布した場合は塗布手
段後にはガイドロールを設置することはできず、クロス
ガイダーのみではウェブ中央の振動までは防止すること
ができないため、この振動によって横段斑が発生し、製
品の品質を大幅に低下させる原因となっていた。
段後にはガイドロールを設置することはできず、クロス
ガイダーのみではウェブ中央の振動までは防止すること
ができないため、この振動によって横段斑が発生し、製
品の品質を大幅に低下させる原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この課題に対して特開
昭62−247861号公報において、ウェブを挟んで
対向させた気体吹出筒と固体ブレードをウェブに接触さ
せる方法でウェブの振動を吸収し、平坦性を確保するこ
とが提案されている。しかしながら振動を吸収するとい
っても、気体を吹き出すだけではウェブの振動を完全に
吸収することはできず、またブレードを塗布面に当てる
ことで塗布量が変化してしまう。このために従来技術に
おいては、両面塗布における横段斑と呼ばれる塗膜の厚
薄変動を防止できない課題が残っていた。
昭62−247861号公報において、ウェブを挟んで
対向させた気体吹出筒と固体ブレードをウェブに接触さ
せる方法でウェブの振動を吸収し、平坦性を確保するこ
とが提案されている。しかしながら振動を吸収するとい
っても、気体を吹き出すだけではウェブの振動を完全に
吸収することはできず、またブレードを塗布面に当てる
ことで塗布量が変化してしまう。このために従来技術に
おいては、両面塗布における横段斑と呼ばれる塗膜の厚
薄変動を防止できない課題が残っていた。
【0005】本発明はかかる課題を解決して、連続走行
するウェブの両面塗布を行なう際の塗膜の厚薄変動を防
止することを目的とする。
するウェブの両面塗布を行なう際の塗膜の厚薄変動を防
止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の連続走行ウェブ
用塗布方法は、連続走行するウェブの両面に塗布を行う
塗布工程と、塗布工程の後にウェブ両面の乾燥を行う乾
燥工程とを備えた連続走行ウェブ用塗布方法において、
塗布工程と乾燥工程との間で、ウェブの振動を打ち消す
ようにウェブに空気振動を放射することを特徴としてい
る。
用塗布方法は、連続走行するウェブの両面に塗布を行う
塗布工程と、塗布工程の後にウェブ両面の乾燥を行う乾
燥工程とを備えた連続走行ウェブ用塗布方法において、
塗布工程と乾燥工程との間で、ウェブの振動を打ち消す
ようにウェブに空気振動を放射することを特徴としてい
る。
【0007】ここで塗膜の厚薄変動を防止の効果をより
高めるためには、塗布工程と乾燥工程の間におけるウェ
ブ面に垂直な方向のウェブの振動を、ウェブに空気振動
を放射する位置と乾燥工程との間で測定し、ウェブの振
動を吸収する振幅と位相を持たせた空気振動をウェブに
放射することがより好ましい。さらには、ウェブに放射
する空気振動の位相と振幅は、塗布工程と空気振動をウ
ェブに放射する位置の間におけるウェブ振動が最小にな
るように制御することがより好ましい。
高めるためには、塗布工程と乾燥工程の間におけるウェ
ブ面に垂直な方向のウェブの振動を、ウェブに空気振動
を放射する位置と乾燥工程との間で測定し、ウェブの振
動を吸収する振幅と位相を持たせた空気振動をウェブに
放射することがより好ましい。さらには、ウェブに放射
する空気振動の位相と振幅は、塗布工程と空気振動をウ
ェブに放射する位置の間におけるウェブ振動が最小にな
るように制御することがより好ましい。
【0008】また本発明の連続走行ウェブ用塗布装置
は、塗布手段によって連続走行するウェブの両面に塗布
を行い、その後に乾燥手段によってウェブ両面の乾燥を
行う連続走行ウェブ用塗布装置において、塗布手段と乾
燥手段との間にはウェブに空気振動を放射する空気振動
放射手段を備え、さらに空気振動がウェブに放射される
位置と乾燥手段との間でのウェブ面に垂直方向のウェブ
振動を計測する基準信号計測手段と、基準信号計測手段
で計測したウェブ振動の信号をもとにウェブの振動を吸
収する振幅と位相を有する信号を演算して、ウェブの振
動を打ち消す空気振動をウェブに放射するように空気振
動放射手段を制御する信号演算手段とを備えることを特
徴としている。
は、塗布手段によって連続走行するウェブの両面に塗布
を行い、その後に乾燥手段によってウェブ両面の乾燥を
行う連続走行ウェブ用塗布装置において、塗布手段と乾
燥手段との間にはウェブに空気振動を放射する空気振動
放射手段を備え、さらに空気振動がウェブに放射される
位置と乾燥手段との間でのウェブ面に垂直方向のウェブ
振動を計測する基準信号計測手段と、基準信号計測手段
で計測したウェブ振動の信号をもとにウェブの振動を吸
収する振幅と位相を有する信号を演算して、ウェブの振
動を打ち消す空気振動をウェブに放射するように空気振
動放射手段を制御する信号演算手段とを備えることを特
徴としている。
【0009】ここで塗膜の厚薄変動を防止の効果をより
高めるためには、塗布手段と空気振動がウェブに放射さ
れる位置との間でのウェブ面に垂直方向のウェブ振動を
計測する制御信号計測手段を備え、信号演算手段は制御
信号計測手段で計測した信号をも取り込んで、ウェブの
振動を打ち消す空気振動をウェブに放射するように空気
振動放射手段を制御することがより好ましい。
高めるためには、塗布手段と空気振動がウェブに放射さ
れる位置との間でのウェブ面に垂直方向のウェブ振動を
計測する制御信号計測手段を備え、信号演算手段は制御
信号計測手段で計測した信号をも取り込んで、ウェブの
振動を打ち消す空気振動をウェブに放射するように空気
振動放射手段を制御することがより好ましい。
【0010】本発明において対象となる連続走行するウ
ェブとしては、プラスティックフィルムが好ましい。こ
のプラスティックフィルムとしては、ポリオレフィンフ
ィルム(たとえばポリエチレン(PE)フィルム、ポリ
プロピレン(PP)フィルム等)、ポリエステルフィル
ム(たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム、ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム
等)、ポリアミドフィルム(たとえばナイロン6フィル
ム、ナイロン66フィルム等)、ポリエーテルエーテル
ケトンフィルム、ポリカーボネートフィルム等が例示で
きる。この中でもポリエステルフィルム、特にポリエチ
レンテレフタレートフィルム、ポリエチレン−2,6−
ナフタレートフィルムが好ましい。こうしたウェブの厚
みは、通常5〜800μm、好ましくは10〜200μ
mである。またウェブの走行速度は5〜1000m/m
inが好ましく、10〜350m/minが最適であ
る。
ェブとしては、プラスティックフィルムが好ましい。こ
のプラスティックフィルムとしては、ポリオレフィンフ
ィルム(たとえばポリエチレン(PE)フィルム、ポリ
プロピレン(PP)フィルム等)、ポリエステルフィル
ム(たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム、ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム
等)、ポリアミドフィルム(たとえばナイロン6フィル
ム、ナイロン66フィルム等)、ポリエーテルエーテル
ケトンフィルム、ポリカーボネートフィルム等が例示で
きる。この中でもポリエステルフィルム、特にポリエチ
レンテレフタレートフィルム、ポリエチレン−2,6−
ナフタレートフィルムが好ましい。こうしたウェブの厚
みは、通常5〜800μm、好ましくは10〜200μ
mである。またウェブの走行速度は5〜1000m/m
inが好ましく、10〜350m/minが最適であ
る。
【0011】本発明において塗液は、ウェブ表面に機能
特性例えば、接着性(含、易接着性、ヒートシール
性)、易滑性(走行性)、帯電防止性、導電性、耐摩耗
性、耐削れ性、耐候性、離型性、耐薬品性(含、耐水
性、耐溶剤性)、易印刷性、流滴性、防汚性、筆記性、
遮光性、防水性、ガスバリアー性等を付与する表面加工
用の塗液であれば如何なるものであっても良い。これら
の塗液は従来から知られ、あるいは用いられているもの
を用いることができる。塗液の粘度としては1〜200
センチポイズ(cP)、さらに1.1〜20cPが好ま
しい。
特性例えば、接着性(含、易接着性、ヒートシール
性)、易滑性(走行性)、帯電防止性、導電性、耐摩耗
性、耐削れ性、耐候性、離型性、耐薬品性(含、耐水
性、耐溶剤性)、易印刷性、流滴性、防汚性、筆記性、
遮光性、防水性、ガスバリアー性等を付与する表面加工
用の塗液であれば如何なるものであっても良い。これら
の塗液は従来から知られ、あるいは用いられているもの
を用いることができる。塗液の粘度としては1〜200
センチポイズ(cP)、さらに1.1〜20cPが好ま
しい。
【0012】本発明における両面塗布は片面を塗布し乾
燥させることなく反対面の塗布を行い、その後両面の乾
燥を行う方法を対象としている。しかし片面塗布あるい
は片面に塗布し乾燥した後、反対面の塗布を行う場合で
も適用可能であり、ウェブ面に擦り傷等が入るのを防止
するためにウェブ面にガイドロール等を当てたくないよ
うな場合では有用である。また本発明における塗布手段
としては、特にダイコーターやロールコーター等のウェ
ブ振動の影響を受けやすい方式でメリットが大きい。
燥させることなく反対面の塗布を行い、その後両面の乾
燥を行う方法を対象としている。しかし片面塗布あるい
は片面に塗布し乾燥した後、反対面の塗布を行う場合で
も適用可能であり、ウェブ面に擦り傷等が入るのを防止
するためにウェブ面にガイドロール等を当てたくないよ
うな場合では有用である。また本発明における塗布手段
としては、特にダイコーターやロールコーター等のウェ
ブ振動の影響を受けやすい方式でメリットが大きい。
【0013】本発明における乾燥手段としては、例えば
熱風を用いたフローティングドライヤーであってもよい
し、IRヒーターと熱風を併用している物であっても良
い。またフィルムの製膜ライン中におけるクリップテン
ター等の横延伸装置であってもよい。
熱風を用いたフローティングドライヤーであってもよい
し、IRヒーターと熱風を併用している物であっても良
い。またフィルムの製膜ライン中におけるクリップテン
ター等の横延伸装置であってもよい。
【0014】本発明においてウェブに空気振動発生手段
としては、20〜200Hzの周波数で空気を振動させ
ることができ、ウェブの振動を抑え得るだけの容量を備
えた装置であればよい。必要な容量はウェブの厚み、
幅、乾燥機の風量、風速、等によって引き起こされるウ
ェブ振動の大きさによって変化する。
としては、20〜200Hzの周波数で空気を振動させ
ることができ、ウェブの振動を抑え得るだけの容量を備
えた装置であればよい。必要な容量はウェブの厚み、
幅、乾燥機の風量、風速、等によって引き起こされるウ
ェブ振動の大きさによって変化する。
【0015】本発明におけるウェブの面に垂直方向のウ
ェブ振動を計測する基準信号計測手段あるいは制御信号
計測手段は、塗布面への影響から非接触方式が好まし
く、応答周波数はウェブ振動周波数以上の物である必要
がある。市販されている計測器が適用可能であり、一例
としてレーザー光の反射を用いた変位計が計測可能であ
る。
ェブ振動を計測する基準信号計測手段あるいは制御信号
計測手段は、塗布面への影響から非接触方式が好まし
く、応答周波数はウェブ振動周波数以上の物である必要
がある。市販されている計測器が適用可能であり、一例
としてレーザー光の反射を用いた変位計が計測可能であ
る。
【0016】信号演算手段は、基準信号計測手段や制御
信号計測手段で計測されたウェブの位置、変位速度、あ
るいは変位加速度信号を取り込み周波数解析を行い、ウ
ェブの振動を消すための信号を作り出すものであり、一
般のパーソナルコンピュータに入出力拡張ボードを組み
込んだものが使用可能である。
信号計測手段で計測されたウェブの位置、変位速度、あ
るいは変位加速度信号を取り込み周波数解析を行い、ウ
ェブの振動を消すための信号を作り出すものであり、一
般のパーソナルコンピュータに入出力拡張ボードを組み
込んだものが使用可能である。
【0017】信号演算手段は、基準信号計測手段からの
ウェブ振動の振幅、周期の基準となる信号をうけ、シス
テム起動前のウェブ振動を打ち消すための信号をつく
り、それを出力する。塗布の状態(ウェブ張力、ウェブ
温度等)は時々刻々と変化し、ウェブの振動状態も変化
する。そこでそれに追従するため、間欠的に基準信号計
測手段の信号を取り入れ出力に変化を加えていくことも
可能である。
ウェブ振動の振幅、周期の基準となる信号をうけ、シス
テム起動前のウェブ振動を打ち消すための信号をつく
り、それを出力する。塗布の状態(ウェブ張力、ウェブ
温度等)は時々刻々と変化し、ウェブの振動状態も変化
する。そこでそれに追従するため、間欠的に基準信号計
測手段の信号を取り入れ出力に変化を加えていくことも
可能である。
【0018】また本システムには、周囲のスピーカーか
ら空気への振動伝達、空気からウェブへの力の伝達等、
複雑な伝達関数が内在される。こうしたことから基準信
号計測手段からの信号をもとにして求めただけの信号で
は、ウェブ振動を効果的に吸収できない場合がある。こ
のため、塗布手段と空気振動がウェブに放射される位置
との間でのウェブ面に垂直方向のウェブ振動を計測する
制御信号計測手段の信号を、空気振動放射手段を制御す
る信号演算手段に取り込み、空気振動放射手段に対する
出力信号の振幅、位相を適宜調整するフィードバックを
かけることが好ましい。すなわち、出力信号を少し変え
て、結果が良ければさらにその方向へ、悪ければ逆の方
向へ出力信号の振幅、位相をを変化させていくのであ
る。ウェブの振動状態が変化し振動周期まで変化した場
合には、制御信号計測手段の信号だけでは追従しきれな
い場合があり、基準信号計測手段からの信号をも信号演
算手段にフィードバックさせることが好ましい。
ら空気への振動伝達、空気からウェブへの力の伝達等、
複雑な伝達関数が内在される。こうしたことから基準信
号計測手段からの信号をもとにして求めただけの信号で
は、ウェブ振動を効果的に吸収できない場合がある。こ
のため、塗布手段と空気振動がウェブに放射される位置
との間でのウェブ面に垂直方向のウェブ振動を計測する
制御信号計測手段の信号を、空気振動放射手段を制御す
る信号演算手段に取り込み、空気振動放射手段に対する
出力信号の振幅、位相を適宜調整するフィードバックを
かけることが好ましい。すなわち、出力信号を少し変え
て、結果が良ければさらにその方向へ、悪ければ逆の方
向へ出力信号の振幅、位相をを変化させていくのであ
る。ウェブの振動状態が変化し振動周期まで変化した場
合には、制御信号計測手段の信号だけでは追従しきれな
い場合があり、基準信号計測手段からの信号をも信号演
算手段にフィードバックさせることが好ましい。
【0019】
【実施例】図1は本発明による塗布装置の一例を示す。
図中で1はウェブ、2は上面塗布手段、3は下面塗布手
段、4は乾燥手段、5は熱風ノズル、6、7は空気振動
発生手段、8、9は信号増幅手段、10は信号演算手
段、11は基準信号計測手段、12は制御信号計測手段
である。
図中で1はウェブ、2は上面塗布手段、3は下面塗布手
段、4は乾燥手段、5は熱風ノズル、6、7は空気振動
発生手段、8、9は信号増幅手段、10は信号演算手
段、11は基準信号計測手段、12は制御信号計測手段
である。
【0020】図1に示す設備を用いて走行ウェブ1への
塗液の連続塗布を行った。塗液は粘度10cP、表面張
力40dyne/cmの水系エマルジョン塗液を使用
し、ウェブは厚み50μm、幅500mmPETフィル
ムを使用した。塗布速度は80m/min、張力はウェ
ブ全幅で10kgに調整した。塗布量は両面ともそれぞ
れウェット状態で5g/m2とした。空気振動発生器
6、7には直径40cmの入力容量200Wのオーディ
オ用コーン型スピーカーを使用した。ウェブとの間隔は
上下ともそれぞれ10mmになるよう設置した。
塗液の連続塗布を行った。塗液は粘度10cP、表面張
力40dyne/cmの水系エマルジョン塗液を使用
し、ウェブは厚み50μm、幅500mmPETフィル
ムを使用した。塗布速度は80m/min、張力はウェ
ブ全幅で10kgに調整した。塗布量は両面ともそれぞ
れウェット状態で5g/m2とした。空気振動発生器
6、7には直径40cmの入力容量200Wのオーディ
オ用コーン型スピーカーを使用した。ウェブとの間隔は
上下ともそれぞれ10mmになるよう設置した。
【0021】なお信号増幅手段8、9は信号演算手段1
0からの微弱な電気信号を増幅し、空気振動発生手段
6、7を駆動するのに充分な電力にする装置であり、ウ
ェブの振動を抑え得るだけの容量を備えた装置であれば
よく、一般の音声用アンプが使用可能である。ここで信
号増幅手段8、9としては、音楽再生用の出力100W
のアンプをそれぞれ用いた。基準信号計測手段11、制
御信号計測手段12にはキーエンス社のレーザーフォー
カス変位計を使用した。
0からの微弱な電気信号を増幅し、空気振動発生手段
6、7を駆動するのに充分な電力にする装置であり、ウ
ェブの振動を抑え得るだけの容量を備えた装置であれば
よく、一般の音声用アンプが使用可能である。ここで信
号増幅手段8、9としては、音楽再生用の出力100W
のアンプをそれぞれ用いた。基準信号計測手段11、制
御信号計測手段12にはキーエンス社のレーザーフォー
カス変位計を使用した。
【0022】[比較例1]まず信号演算手段10を働か
せない状態でウェブの振動を測定すると、周波数解析の
結果30〜100Hzの周波数にわたって振動が見られ
た。特に40〜50Hzの振動の振幅が大きく、最大振
幅が2mmであった。塗液乾燥後の塗布面を透過光によ
って観察すると、周波数で40〜50Hzの横段斑が見
られた。これは製品としての許容限度を超えており出荷
できないレベルの斑であった。
せない状態でウェブの振動を測定すると、周波数解析の
結果30〜100Hzの周波数にわたって振動が見られ
た。特に40〜50Hzの振動の振幅が大きく、最大振
幅が2mmであった。塗液乾燥後の塗布面を透過光によ
って観察すると、周波数で40〜50Hzの横段斑が見
られた。これは製品としての許容限度を超えており出荷
できないレベルの斑であった。
【0023】[実施例1]この状態で、基準信号計測手
段11からの信号を基準にウェブ振動を打ち消す逆位相
の信号を作り、空気信号発生器6、7から出力した。な
お上下の空気振動発生器からは互いに完全に逆位相の空
気振動を出力した。この結果、塗布手段3から空気振動
発生器の間のウェブ振動の最大振幅が1.2mmに減少
し、塗液乾燥後の横段斑も弱まり、出荷可能なレベルに
なった。
段11からの信号を基準にウェブ振動を打ち消す逆位相
の信号を作り、空気信号発生器6、7から出力した。な
お上下の空気振動発生器からは互いに完全に逆位相の空
気振動を出力した。この結果、塗布手段3から空気振動
発生器の間のウェブ振動の最大振幅が1.2mmに減少
し、塗液乾燥後の横段斑も弱まり、出荷可能なレベルに
なった。
【0024】[実施例2]ここで制御信号計測手段12
からの信号が最小になるようにウェブに放射する空気振
動の振幅と位相を自動的に調整させたところ、30秒後
にはウェブ振動の最大振幅が0.5mmまで小さくな
り、塗液乾燥後の横段斑は目視では認められないほどに
なった。
からの信号が最小になるようにウェブに放射する空気振
動の振幅と位相を自動的に調整させたところ、30秒後
にはウェブ振動の最大振幅が0.5mmまで小さくな
り、塗液乾燥後の横段斑は目視では認められないほどに
なった。
【0025】
【発明の効果】本発明による振動しているウェブに積極
的に空気圧変動を付与することでウェブ振動を吸収する
ことにより、両面塗布における横段斑と呼ばれる塗膜の
厚薄変動を防止し、両面塗布時の品質を大幅に向上させ
ることができる。
的に空気圧変動を付与することでウェブ振動を吸収する
ことにより、両面塗布における横段斑と呼ばれる塗膜の
厚薄変動を防止し、両面塗布時の品質を大幅に向上させ
ることができる。
【図1】連続走行ウェブ用塗布装置
1 ウェブ 2 上面塗布手段 3 下面塗布手段 4 乾燥手段 5 熱風ノズル 6、7 空気振動発生器 8、9 信号増幅器 10 信号演算手段 11 基準信号計測手段 12 制御信号計測手段
Claims (5)
- 【請求項1】 連続走行するウェブの両面に塗布を行う
塗布工程と、塗布工程の後にウェブ両面の乾燥を行う乾
燥工程とを備えた連続走行ウェブ用塗布方法において、
塗布工程と乾燥工程との間で、ウェブの振動を打ち消す
ようにウェブに空気振動を放射することを特徴とする連
続走行ウェブ用塗布方法。 - 【請求項2】 塗布工程と乾燥工程の間におけるウェブ
面に垂直な方向のウェブの振動を、ウェブに空気振動を
放射する位置と乾燥工程との間で測定し、ウェブの振動
を吸収する振幅と位相を持たせた空気振動をウェブに放
射することを特徴とする請求項1記載の連続走行ウェブ
用塗布方法。 - 【請求項3】 ウェブに放射する空気振動の位相と振幅
は、塗布工程と空気振動をウェブに放射する位置の間に
おけるウェブ振動が最小になるように制御することを特
徴とする、請求項2記載の連続走行ウェブ用塗布方法。 - 【請求項4】 塗布手段によって連続走行するウェブの
両面に塗布を行い、その後に乾燥手段によってウェブ両
面の乾燥を行う連続走行ウェブ用塗布装置において、塗
布手段と乾燥手段との間にはウェブに空気振動を放射す
る空気振動放射手段を備え、さらに空気振動がウェブに
放射される位置と乾燥手段との間でのウェブ面に垂直方
向のウェブ振動を計測する基準信号計測手段と、基準信
号計測手段で計測したウェブ振動の信号をもとにウェブ
の振動を吸収する振幅と位相を有する信号を演算して、
ウェブの振動を打ち消す空気振動をウェブに放射するよ
うに空気振動放射手段を制御する信号演算手段とを備え
ることを特徴とする連続走行ウェブ用塗布装置。 - 【請求項5】 塗布手段と空気振動がウェブに放射され
る位置との間でのウェブ面に垂直方向のウェブ振動を計
測する制御信号計測手段を備え、信号演算手段は制御信
号計測手段で計測した信号をも取り込んで、ウェブの振
動を打ち消す空気振動をウェブに放射するように空気振
動放射手段を制御することを特徴とする請求項4記載の
連続走行ウェブ用塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12707397A JPH10314660A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 連続走行ウェブ用塗布方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12707397A JPH10314660A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 連続走行ウェブ用塗布方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10314660A true JPH10314660A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14950914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12707397A Pending JPH10314660A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 連続走行ウェブ用塗布方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10314660A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002361152A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-17 | Tdk Corp | 両面塗布装置及び電池用電極の製造方法 |
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| JP2006314990A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-11-24 | Toray Ind Inc | 電気絶縁性シートの塗布装置および塗膜付電気絶縁性シートの製造方法 |
| JP2010017711A (ja) * | 2002-06-24 | 2010-01-28 | Voith Paper Patent Gmbh | ウェブ、特に紙または厚紙からなるウェブの表および裏をコーティングおよび乾燥する装置 |
| JP2014012260A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Fujifilm Corp | 塗布装置及び塗布方法 |
| WO2025004887A1 (ja) * | 2023-06-26 | 2025-01-02 | 株式会社 東芝 | 両面処理装置、両面処理方法、および焼結体の製造方法 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12707397A patent/JPH10314660A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101270503B1 (ko) * | 2005-04-12 | 2013-06-03 | 도레이 카부시키가이샤 | 전기 절연성 시트의 코팅 장치 및 코팅막을 가진 전기절연성 시트의 제조 방법 |
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