JPH10315327A - 熱収縮性フィルムの熱処理方法 - Google Patents

熱収縮性フィルムの熱処理方法

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Publication number
JPH10315327A
JPH10315327A JP13122297A JP13122297A JPH10315327A JP H10315327 A JPH10315327 A JP H10315327A JP 13122297 A JP13122297 A JP 13122297A JP 13122297 A JP13122297 A JP 13122297A JP H10315327 A JPH10315327 A JP H10315327A
Authority
JP
Japan
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film
heat treatment
heat
hours
effect
Prior art date
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Pending
Application number
JP13122297A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Kobayashi
貴晃 小林
Kozaburo Toshima
耕三郎 戸島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時によるフィルムの端たるみを抑え、かつ
帯電防止剤及びスリップ剤などの各種添加剤の添加効果
の発現を促進させることができる熱処理方法を得る。 【解決手段】 結晶性熱可塑性樹脂フィルムを二軸延伸
して巻き取った後、ロール状態のままで35〜55℃、
18〜66時間の熱処理を施すことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶性熱可塑性樹
脂を二軸延伸して得られる熱収縮性フィルムの熱処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、二軸延伸して得られる熱収縮
フィルムにおいては、延伸による残留内部応力が延伸後
に徐々に開放されるため、時間と共にフィルムが流れ方
向(MD方向)及び幅方向(TD方向)に戻る力が働
き、幅方向の力によりフィルムの両端が極端にたるんだ
フィルムとなることが知られている。
【0003】特公昭55−11495号公報において
は、これらの問題を解消してフィルムの平滑性を改良す
るため、40〜80℃の温度範囲で、縦方向及び横方向
にそれぞれ5〜12%弛緩させて巻き取った後、室温で
12時間ロールのまま放置し、さらにもう一度40〜8
0℃に加熱する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、経時の寸法安定性には効果がある
が、帯電防止剤やスリップ剤等の各種添加剤の添加効果
が得られにくいという問題があった。
【0005】一般に熱収縮性フィルムにおいては、印刷
や自動包装のため、滑り性に優れることが望まれてい
る。また、収縮包装した後、商品として陳列された際、
ほこりなどの付着を避けるため、帯電防止剤を添加し帯
電防止効果を示すものが望まれている。上述の従来の方
法では、このようなスリップ剤や帯電防止剤の添加によ
る滑り性や帯電防止性を十分に発現させることができな
いという問題があった。
【0006】本発明の目的は、このような従来の問題を
解消し、経時によるフィルムの端だるみを抑え、かつ各
種添加剤の添加効果の発現を促進させることができる熱
収縮性フィルムの熱処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、結晶性熱可塑
性樹脂を二軸延伸して得られる熱収縮性フィルムの熱処
理方法であり、二軸延伸して巻き取った後、ロール状態
のままで35〜55℃、18〜66時間の熱処理を施す
ことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、二軸延伸して巻き取った
後、ロール状態のままで熱処理を施す。熱処理条件とし
ては、35〜55℃で18〜66時間であり、さらに好
ましくは、40〜50℃で24〜60時間、さらに好ま
しくは、40〜50℃で24〜48時間、さらに好まし
くは45±2℃で24〜48時間である。
【0009】本発明に従い熱処理を施すことにより、熱
処理後のフィルムの40℃における24時間での自由収
縮率をフィルムの幅方向において0〜−3%にすること
ができ、フィルムに添加した添加剤のブリードアウトを
促進させることができる。
【0010】熱処理温度が低すぎると、経時によるフィ
ルムのたるみ防止効果が不十分となり、また添加剤の添
加効果を十分に発現することができなくなる。また、熱
処理温度が高すぎると、添加剤のブリードアウトが進み
すぎて、その添加効果が却って消失してしまう恐れがあ
る。また、熱処理時間が短すぎると、たるみ防止の効果
及び添加剤の添加効果の発現が不十分となり、熱処理温
度が長すぎると、添加剤のブリードアウトが進みすぎ
て、その添加効果が消失してしまう恐れがある。熱処理
温度が40℃程度の場合は、24〜60時間が好まし
く、熱処理温度が50℃程度の場合は、18〜48時間
程度が好ましい。
【0011】本発明の熱収縮性フィルムに用いられる熱
可塑性樹脂は特に限定されるものではなく、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどを用いることができ
る。また、熱収縮性フィルムのフィルム構成は、特に限
定されるものではなく、例えば、熱可塑性樹脂の単層フ
ィルム及び多層フィルムを用いることができる。
【0012】本発明において行われる二軸延伸方法も特
に限定されるものではなく、従来の熱収縮性フィルムに
おいて行われている二軸延伸方法を適用することがで
き、例えば、テンター法やチューブラー二軸延伸法を用
いることができる。
【0013】作用 本発明の熱処理方法によれば、熱処理後のフィルムの4
0℃における24時間での自由収縮率をフィルムの幅方
向において0〜−3%にすることができる。このような
自由収縮率となるような熱処理を施すことにより、経時
によるフィルムの端たるみを抑えることができる。
【0014】また、本発明の熱処理方法によれば、スリ
ップ剤や帯電防止剤等の各種添加剤のブリードアウトを
促進させることができ、これらの添加剤の添加効果の発
現を促進させることができる。従って、例えば、必要と
される滑り性及び帯電防止性を熱収縮性フィルムに付与
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う具体的な実施
例を挙げて本発明を詳細に説明する。実施例1〜5 ポリプロピレン系樹脂からなる管状未延伸フィルムを溶
融押出した後、チューブラー法により縦横それぞれの方
向に5倍延伸し、得られた厚さ12μmの二軸延伸後の
フィルムを切り開き2枚のフィルムにし、それぞれを巻
き取った。巻き取ったロール状態のフィルムを表1に示
す加熱温度及び加熱時間で熱処理した。熱処理後のサン
プルは、500mmの幅にスリットし巻き取った。
【0016】なお、帯電防止剤及びスリップ剤は、それ
ぞれ、多価アルコールエステル4000ppm及びエル
カ酸アミド1000ppmを配合した。得られた熱収縮
性フィルムについて、自由収縮率、表面固有抵抗、滑り
性、及び40℃30日保管後のたるみを測定した。測定
方法は以下の通りである。
【0017】40℃24時間収縮率 熱処理後のフィルムを、縦方向(MD方向)及び横方向
(TD方向)のそれぞれにおいて、幅40mm長さ50
0mmに切り取った。得られた試験片の長さ方向に45
0mmの標線を描き、まず正確に標線間の長さを測定し
た後、試験片を40℃のオーブン中に24時間を静置さ
せた後、取り出し、標線間の長さを測定し、40℃24
時間静置の標線間の前後の長さから以下の式により収縮
率を計算した。
【0018】収縮率(%)=(始めの長さ−後の長さ)
/始めの長さ×100 上記式から明らかなように、40℃24時間後の長さが
前の長さに比べ同じ時には収縮率は0%になり、長くな
った時には収縮率はマイナスとなる。
【0019】表面固有抵抗 JIS K6911に準拠し、表面固有抵抗を測定し
た。1013Ω以下のものを帯電防止剤の添加効果ありと
して○印とした。1013Ωを超えるものについては、×
印として評価した。
【0020】滑り性 JIS K7125に準拠し、摩擦係数を測定し、0.
3以下を効果ありとして○印とし、0.3を超えるもの
を×印として評価した。
【0021】40℃30日保管後のたるみ 熱処理後のフィルムをスリッターで500mm幅にスリ
ットし巻き取ったものを試験フィルムとして用いた。図
1は、たるみ測定装置を示す斜視図である。図1に示す
ように、支柱1a及び1bの上に測定フィルム3を掛
け、測定フィルム3の両端には、重り2a及び2bを取
り付ける。支柱1a及び1bは、測定するフィルム部分
が2m間隔となるように配置されている。また重り2a
及び2bは、測定フィルム3の断面積あたり2kg/c
m2 となるように同じ重量の重りが用いられている。
【0022】たるみの測定は、測定フィルム3の中央部
において幅方向に50mm間隔で支柱1a,1bの高さ
からの差を測定して評価した。この測定によると、たる
みが大きい程支柱1a,1bからの高さの差が大きな値
となる。たるみの評価は、高さの差が20mm未満を○
印、20〜50mmを△印、50mm超を×印として評
価した。
【0023】比較例1〜5 比較例1においては、熱処理を行わずに上記実施例と同
様にして評価した。比較例2〜5においては、表1に示
す加熱温度及び加熱時間となるように熱処理を行い、そ
れ以外は上記実施例と同様にして評価した。評価結果を
表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、本発明に従う実
施例1〜5では、経時によるフィルムの端たるみが抑え
られ、帯電防止剤及びスリップ剤の添加効果が十分に発
揮されていることがわかる。これに比べ、比較例1、比
較例2及び比較例4では、経時によるフィルムの端たる
みの効果が殆どないか、または小さく、帯電防止剤及び
スリップ剤の添加効果が十分に発揮されていないことが
わかる。比較例3及び比較例5においては、経時により
フィルムの端たるみの効果は得られているが、帯電防止
剤及びスリップ剤のブリードアウトが進みすぎて、これ
らの効果が得られていないことがわかる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、経時での寸法安定性、
すなわちたるみを防止することができ、かつ帯電防止剤
などの添加剤の効果を十分に発現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において行った40℃30日保管後のた
るみを測定する装置を説明するための斜視図。
【符号の説明】
1a,1b…支柱 2a,2b…重り 3…測定フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性熱可塑性樹脂を二軸延伸して得ら
    れる熱収縮性フィルムの熱処理方法であって、 二軸延伸して巻き取った後、ロール状態のままで35〜
    55℃、18〜66時間の熱処理を施すことを特徴とす
    る熱収縮性フィルムの熱処理方法。
JP13122297A 1997-05-21 1997-05-21 熱収縮性フィルムの熱処理方法 Pending JPH10315327A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012105567A1 (ja) * 2011-02-01 2012-08-09 出光興産株式会社 スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012105567A1 (ja) * 2011-02-01 2012-08-09 出光興産株式会社 スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布
JP5973920B2 (ja) * 2011-02-01 2016-08-23 出光興産株式会社 スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布
US9689098B2 (en) 2011-02-01 2017-06-27 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Method for producing spun-bonded nonwoven fabric

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