JPH10315359A - 多層ブロー容器 - Google Patents

多層ブロー容器

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JPH10315359A
JPH10315359A JP14870797A JP14870797A JPH10315359A JP H10315359 A JPH10315359 A JP H10315359A JP 14870797 A JP14870797 A JP 14870797A JP 14870797 A JP14870797 A JP 14870797A JP H10315359 A JPH10315359 A JP H10315359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス製容器と同様のフロスト感が付与さ
れ、かつ、耐衝撃強度、剛性などの一般物性や成形性に
優れたポリエチレン樹脂を主層とする多層プラスチック
製容器を提供することを課題とする。 【解決手段】 メルトフローレート(230℃、2.1
6kg荷重)が0.05〜10g/10分、常温キシレ
ン可溶分が5〜40wt%で、かつ前記常温キシレン可
溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる
重量平均分子量(Mw)が30万〜100万であるエチ
レン−プロピレンブロック共重合体が容器の表層を形成
し、主層がメルトフローレート(190℃、2.16k
g荷重)が0.05〜10g/10分のポリエチレン樹
脂からなる多層ブロー容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層ブロー容器に
関し、詳しくは、ガラス製化粧瓶等に見られるのと同様
のフロスト(艶消し)感を有するプラスチック製容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フロスト感を有するガラス製容器
は、化粧品等の容器(瓶など)として高級感、重厚感が
あるため広く使用されているが、ガラス製容器は重量が
あり、コストも高く、また落下時に割れやすく衝撃性に
劣るという難点があった。そこで近年、これらガラス製
容器の軽量化、耐衝撃性向上、低コスト化等を図る狙い
から、プラスチック容器化の検討が進められている。そ
の場合、ガラスのフロスト感をプラスチック製容器に付
与するための試みとして、一般に成形金型のキャビティ
ー面を粗面化させる加工処理が考えられるが、それらに
要する加工費用が必要となる上、さらに容器表面への転
写性が十分に得られないという問題がある。また、プラ
スチック製容器の樹脂原料としては、透明性、剛性と耐
衝撃性との強度バランス、耐薬品性等の特性に比較的優
れるポリプロピレンが主に検討されており、ポリプロピ
レンの表面フロスト感を向上させるべくさらにポリエチ
レンなどの他の熱可塑性樹脂を加えて改質する方法が行
われている。
【0003】しかしながら、これらの改質組成物で容器
の表面層を形成する方法では、フロスト感の改良効果は
認められるものの、ガラス製容器のフロスト感とは異な
り、高級感、重厚感に乏しく、またポリプロピレン樹脂
のブロー容器はポリエチレン樹脂、特に高密度ポリエチ
レンに比べ成形性(ドローダウン性、ピンチオフ強度
等)の低下、冷却時の結晶化のし難さによる生産サイク
ルの低下、落下衝撃強度の低下等や改質による製造コス
トの上昇を招くという問題があった。一方、ポリプロピ
レン樹脂容器の品質向上のためにポリエチレン系樹脂と
の積層体を用いることも考えられるが、通常のポリプロ
ピレンとは接着性が悪く、無水マレイン酸等のグラフト
変性系ポリオレフィン接着樹脂あるいはポリエチレン樹
脂とポリプロピレン樹脂を混合した樹脂を層間に介在さ
せる必要があった。このため成形装置が複雑(3層以上
が必要となる)になり、接着用樹脂の使用も必要なこと
から生産コストが大幅にアップする問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガラス製容
器と同様のフロスト感が付与され、かつ耐衝撃強度、剛
性などの一般物性や成形性に優れたポリエチレン樹脂を
主層とする多層プラスチック製容器を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、特定のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体にて表層を形成した多層容器をブロー
成形により成形することで、単なる低光沢だけではなく
良好なフロスト感を有し、かつ、ポリエチレン系樹脂と
も充分な接着強度を有するプラスチック製容器が得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、表層と主層とを含む積層体により形成さ
れる多層ブロー成形による容器であって、前記表層が、
メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が
0.05〜10g/10分、常温キシレン可溶分が5〜
40wt%で、かつ前記常温キシレン可溶分のゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーによる重量平均分子量
(Mw)が30万〜100万であるエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体からなり、前記主層がメルトフロー
レート(190℃、2.16kg荷重)0.05〜10
g/10分、のポリエチレン樹脂からなることを特徴と
する多層ブロー容器を提供するものである。
【0006】本発明によれば、高耐衝撃性、軽量性、低
コスト性等のプラスチック成形容器が有する基本的な性
能、特にブロー成形容器としての基本的な品質性能を損
なうことなく、ガラス製瓶と同様のフロスト感に優れた
プラスチック製容器を得ることができる。従来から例え
ば高級感、重厚感を有するフロスト容器はガラス製に限
られていたが、本発明によりブロー成形容器として優れ
た性能を有するポリエチレン樹脂を主層として利用出来
る上、耐衝撃性向上、軽量化、低コスト化が図れるた
め、産業上の有用性は非常に高いと言える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、詳細に説明する。本発明の多層ブロー容器は、容器
の表面(外側)を構成する表層と、該表層の内側にあっ
て容器を主として構成する層である主層とを含む積層体
で形成されている。
【0008】(1)表層 本発明の多層ブロー容器の表層は、結晶性ポリプロピレ
ン部分とエチレン−プロピレンランダム共重合部分とを
含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体であっ
て、ASTM−D−1238に準拠して測定されるメル
トフローレート(230℃、2.16kg荷重:以下、
「MFR−1」という。)が0.05〜10g/10
分、好ましくは0.3〜5g/10分のものからなる。
MFR−1が0.05g/10分未満では、一般に成形
性が低下する傾向にあり、特にブロー成形が難しくな
り、仮に成形できたとしてもメルトフラクチャー等が発
生しフロスト感以前に容器としての商品価値を損ねるこ
とがある。またMFR−1が10g/10分を超えると
光沢値が高くなり、目的とするフロスト感が出ないため
好ましくない。
【0009】さらに前記エチレン−プロピレンブロック
共重合体は、常温でのキシレン可溶分(以下、「CX
S」という。)、具体的には2gの試料を沸騰キシレン
300g中に20分間浸漬して溶解させた後、室温で冷
却し、それによって析出した固相をガラスフィルターで
濾過後、濾液を濃縮、乾燥して求めた固相成分の重量分
率が、該ブロック共重合体全体に対し5〜40wt%、
好ましくは10〜30wt%である。CXS成分は、前
記ブロック共重合体中のゴム成分に対応するものであ
り、このCXSが5wt%未満であると、目的とするフ
ロスト感が得られず、主層に用いるポリエチレン樹脂と
の層間強度が低く容易に剥離する。また容器としての衝
撃強度も十分なものが得られない。逆に40wt%を超
えると、フロスト感の向上効果が飽和し、かつ製造コス
ト的に不利となり、さらにゲル発生による外観悪化の問
題や剛性の低下等の弊害が生じるため好ましくない。
【0010】また、CXS成分の重量平均分子量(M
w)は、上記のガラスフィルターで濾過(通過)した溶
解物を別途濃縮乾燥し、ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(オルトジクロロベンゼン溶液中、140℃
にて測定。:以下、「GPC」という。)に供して測定
したもので、30万〜100万、好ましくは50万〜8
0万である。この重量平均分子量が30万未満である
と、目的とするフロスト感の効果的な発現が認められず
好ましくない。逆に100万以上では、ゲル発生による
外観悪化の問題を生じやすくなり好ましくない。
【0011】尚、赤外スペクトル分析法により測定され
るCXS中のエチレン含量はCXS全体に対し20〜8
0wt%の範囲にあることが、衝撃強度やゲル発生防止
の観点から望ましい。また、赤外スペクトル分析法によ
り測定されるエチレン−プロピレンブロック共重合体中
に占めるエチレン含量は3〜30wt%、より好ましく
は5〜30wt%であることが、主層に用いるポリエチ
レン樹脂との層間強度及び衝撃強度やゲル発生防止の観
点から望ましい。
【0012】このようなエチレン−プロピレンブロック
共重合体は、高立体規則性重合触媒を用いてスラリー重
合、気相重合、あるいは液相塊状重合により製造される
ものであり、重合方式としてはバッチ重合、連続重合の
どちらの方式も採用することができるが、CXSの重量
平均分子量が30万以上であるブロック共重合体をゲル
発生の問題なく効果的に製造するには、バッチ重合方式
がより好ましい。また、エチレン−プロピレンブロック
共重合体を製造するに際しては、結晶性ポリプロピレン
部分とエチレン−プロピレンランダム共重合部分のうち
どちらの部分を先に重合してもよいが、最初にプロピレ
ンの単独重合によって結晶性ポリプロピレン部分を形成
し、次にエチレン−プロピレンランダム共重合部分を形
成したものが本発明においては好ましい。
【0013】具体的な方法としては、塩化マグネシウム
に四塩化チタン、有機ハライド及び有機珪素化合物を接
触させて形成した固体成分に、有機アルミニウム化合物
成分を組み合わせた触媒を用いてプロピレンの単独重合
を行い、次いで、プロピレンとエチレンとのランダム共
重合を行うことによって製造できる。また、このエチレ
ン−プロピレンブロック共重合体は、本発明の効果を損
なわない範囲内で他の不飽和化合物、例えばブテン−1
等のα−オレフィンや、酢酸ビニルのようなビニルエス
テル等を含有する三元以上の共重合体であってもよく、
さらにこれらの共重合体の混合物であってもよい。
【0014】上記エチレン−プロピレンブロック共重合
体には、使用目的や用途に応じて、従来からこの分野で
慣用されている各種助剤成分、例えば酸化防止剤、熱安
定剤、紫外線吸収剤、滑剤、中和剤、帯電防止剤、流動
改良剤、核剤等の添加剤、あるいは他に有機系顔料、無
機系顔料等の着色剤を直接又は樹脂ベースのマスターバ
ッチの形で添加することができる。
【0015】(2)主層 本発明の多層ブロー容器の主層は、ポリエチレン樹脂か
らなる。ここで主層とは、容器を形成する主たる層をい
い、通常は全厚みの50%以上を占める内層とする。本
発明の容器において主層として用いられるポリエチレン
樹脂は、メルトフローレート(190℃、2.16kg
荷重:以下、「MFR−2」という。)が0.05〜1
0g/10分、好ましくは0.1〜3.0g/10分の
ものからなる。MFR−2が0.05g/10分未満で
は、一般に成形性が低下する。またMFR−2が10g
/10分を超えるとドローダウンが激しくなり、成形が
不安定となり好ましくない。
【0016】このようなポリエチレン樹脂としては、具
体的には、エチレン単独重合体、又はエチレンが50モ
ル%以上のエチレン−α−オレフィン共重合体が挙げら
れる。具体的なポリエチレン樹脂としてはチーグラー
型、フィリップス型触媒のようなマルチサイドタイプ及
びカミンスキー型(通称メタロセン)触媒のシングルサ
イトタイプを用いたイオン重合ポリエチレン、またラジ
カル重合によって得られるポリエチレン等が挙げられ
る。これらポリエチレン樹脂の中には比較的分子量分布
が狭くブロー成形性等に劣る樹脂も挙げられるが、この
ような場合には2種以上のポリエチレン樹脂をブレンド
して使用することも出来る。ポリエチレン樹脂の中では
ブロー成形性、剛性、耐衝撃強度等に優れる高密度ポリ
エチレンが好ましい。高密度ポリエチレンの密度は、
0.940g/cm3以上であることが好ましく、0.
940g/cm3〜0.970g/cm3であることが更
に好ましい。
【0017】上記ポリエチレン樹脂には、使用目的や用
途に応じて、従来からこの分野で慣用されている各種助
剤成分、例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、
滑剤、中和剤、帯電防止剤、流動改良剤、核剤等の添加
剤、あるいは他に有機系顔料、無機系顔料等の着色剤を
直接又は樹脂ベースのマスターバッチの形で添加するこ
とができる。
【0018】(3)積層体 本発明の多層ブロー容器を構成する積層体の厚みは特に
限定されないが、好ましくは100〜2500μm、よ
り好ましくは700〜1500μmである。層構成とし
ては、表層は積層体全体の厚みの1〜50%、好ましく
は1〜30%、特に好ましくは1〜20%を占める層厚
みを有するのが望ましい。また、主層は積層体全体の厚
みの50〜99%、好ましくは70〜99%、特に好ま
しくは80〜99%を占める層厚みを有するのが望まし
い。
【0019】また、前記積層体には、本発明の目的を逸
脱しない限り、前記表層と主層以外の層を含めることも
できる。例えば、主層と表層との間などに、EVOH
(エチレン−ビニルアルコール共重合体)等のガスバリ
ヤー樹脂や、バリヤー樹脂と表層もしくは主層との接着
を目的とする接着樹脂層(例えば無水マレイン酸等の不
飽和化合物でグラフト変性されたポリオレフィン等から
なる層)を設けることもできる。また、容器製造コスト
低減の観点から、再生樹脂材料を使用した再生層を設け
てもよい。
【0020】(4)容器の成形 本発明の容器は、多層ブロー成形により得られるもので
ある。すなわち、前述したエチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体からなる層とポリエチレン樹脂からなる層と
で構成される多層のパリソンを用い、公知の多層ブロー
成形法及び設備装置によって成形することにより得るこ
とができる。このように高分子量のCXS成分を有する
成形材料を用いて多層ブロー成形を行うと、ダイスから
押し出した際に表面に微少な凹凸が生じ、良好なフロス
ト感が得られる。ブロー成形は、通常、押出機タイプの
中空成形機にて樹脂材料を加熱溶融させ、ダイより多層
溶融パリソンを押し出し、次いで金型でパリソンをはさ
み、内部に空気等の流体を吹き込むことにより行われ
る。
【0021】(5)多層ブロー容器 本発明の多層ブロー容器の大きさは特に限定されない
が、50〜2000cc程度が好ましい。本発明の多層
ブロー容器はフロスト感に優れ、例えばJIS−Z87
41に準拠し入射角60°にて測定した光沢値が10%
以下とすることができる。また、容器の形状は特に限定
されず、例えば化粧品、食品、医薬品等を収容するもの
として用いることができる。又、内層に添加剤を混入さ
せないポリエチレン樹脂を用いる事ができる。これによ
り、内容液への添加剤の混入がさけられ、衛生性が向上
する。
【0022】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではない。 実施例1 多層容器の表層の材料として、MFR−1が1.2g/
10分、CXS成分が14.2wt%、該CXSのGP
CによるMwが49万のエチレン−プロピレンブロック
共重合体(エチレン含量:12wt%)を用い、主層の
材料として、MFR−2が0.35g/10分、密度
0.949g/cm3の高密度ポリエチレンを用いた。
表層用押出機にて前記エチレン−プロピレンブロック共
重合体を、主層用押出機にて前記高密度ポリエチレンを
それぞれ可塑化し、温度210℃で連続的に合流させて
二層溶融パリソンとし、続いて金型内でブロー成形する
ことにより楕円状の底面を有する偏平容器(長径7.5
cm×短径4.5cm×高さ22cm:容量500c
c)を得た。
【0023】この容器の平均肉厚(胴部)は約1100
μmで、表層約150μm、主層約950μmであっ
た。この容器の側面平面部からサイズ4cm×4cmの
試験片を切り取り、JIS−Z8741に準拠し日本電
色工業(株)製グロスメーターにて入射角60°にて測
定した光沢値は7%であった。また、容器の側面平面部
からサイズ1cm×15cmの試験片を切り出し、前記
エチレン−プロピレンブロック共重合体と、高密度ポリ
エチレンが積層されている界面に切込みを入れ、両層を
支持して引張試験機(引張速度は50mm/min)に
て剥離させ、その剥離強度を測定したところ、600g
であった。
【0024】実施例2 容器の表層の材料として、MFR−1が5.0g/10
分、CXS成分が8.3wt%、該CXSのGPCによ
るMwが55万のエチレン−プロピレンブロック共重合
体を用い、主層には実施例1と同じ高密度ポリエチレン
を用いて、実施例1と同様の方法で多層容器を得た。得
られた多層容器の平均肉厚(胴部)は約1100μm
で、表層約100μm、主層約1000μmであった。
同じく容器の側面平面部を切り取り測定した光沢値は6
%、また剥離強度は500gであった。
【0025】実施例3 容器の表層の材料として実施例1で用いたのと同じエチ
レン−プロピレンブロック共重合体を用い、主層を形成
するポリエチレン樹脂として、MFR−2が0.35g
/10分、密度が0.953g/cm3の高密度ポリエ
チレンである日本ポリケム(株)製、商品名ノバテック
HD「HB332E」(ノバテックは登録商標)を用い
た以外は、実施例1と同様の方法で多層容器を得た。得
られた多層容器について、実施例1と同様に容器の側面
平面部を切り取り測定した光沢値は8%、また剥離強度
は600gであった。これら実施例1〜3の容器につい
ては、明らかに樹脂製とわかる白っぽさもなく、通常1
0%以下の光沢値と400g以上の剥離強度を有し、目
的のガラス製容器のフロスト感をよく再現していること
が認められた。
【0026】比較例1 容器の表層の材料として、MFR−1が14g/10
分、CXS成分が7.2wt%、該CXSのGPCによ
るMwが21万のエチレン−プロピレンブロック共重合
体を用いた以外は、実施例1と同様の方法で多層容器を
得た。得られた多層容器について、実施例1と同様に容
器の側面平面部を切り取り測定した光沢値は85%、ま
た剥離強度は450gであり、目的とするフロスト感は
得られなかった。
【0027】比較例2 表層の材料として、MFR−1が2.5g/10分、C
XS成分が4.8wt%、該CXSのGPCによるMw
が55万のエチレン−プロピレンブロック共重合体を用
いた以外は、実施例1と同様の方法で多層容器を得た。
このものについて、実施例1と同様に容器の側面平面部
を切り取り測定した光沢値は60%、また剥離強度は1
50gであり、目的とするフロスト感、剥離強度は得ら
れなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、従来の成形加工技術及
び設備を用いて、ガラス製容器と同等のフロスト感を有
し且つ樹脂製とわかるような白っぽさがない、高級感、
重厚感を備え、かつ、耐衝撃強度、剛性などの一般物性
や成形性に優れたポリエチレン樹脂を主層とする多層プ
ラスチック製容器が得られる。これにより、化粧瓶等に
用いられる容器の耐衝撃性向上、軽量化、低コスト化を
図ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層と主層とを含む積層体により形成さ
    れる多層ブロー成形による容器であって、前記表層が、
    メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が
    0.05〜10g/10分、常温キシレン可溶分が5〜
    40wt%で、かつ前記常温キシレン可溶分のゲルパー
    ミエーションクロマトグラフィーによる重量平均分子量
    (Mw)が30万〜100万であるエチレン−プロピレ
    ンブロック共重合体からなり、前記主層がメルトフロー
    レート(190℃、2.16kg荷重)0.05〜10
    g/10分のポリエチレン樹脂からなることを特徴とす
    る多層ブロー容器。
  2. 【請求項2】 前記ポリエチレン樹脂が、密度0.94
    0g/cm3以上の高密度ポリエチレンである請求項1
    に記載の多層ブロー容器。
  3. 【請求項3】 JIS−Z8741に準拠し入射角60
    °にて測定した光沢値が10%以下である請求項1また
    は2に記載の多層ブロー容器。
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