JPH10315652A - 印刷用ブランケットの表面層 - Google Patents

印刷用ブランケットの表面層

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JPH10315652A
JPH10315652A JP14327197A JP14327197A JPH10315652A JP H10315652 A JPH10315652 A JP H10315652A JP 14327197 A JP14327197 A JP 14327197A JP 14327197 A JP14327197 A JP 14327197A JP H10315652 A JPH10315652 A JP H10315652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nbr
carboxyl group
surface layer
blended
printing blanket
Prior art date
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Pending
Application number
JP14327197A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Sakurai
亘 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬度を低く保ったまま、強度および耐磨耗性
を向上せしめ、耐久性に優れた印刷用ブランケットの表
面層を提供することを目的とする。 【解決手段】 カルボキシル基含有のNBR単独あるい
は前記NBRと通常のNBRおよび/または多硫化ゴム
とのブレンドよりなる印刷用ブランケットの表面層53
であることを特徴とする。 【効果】 強度および耐磨耗性の良好なカルボキシル基
含有のNBRを使用するか、このようなカルボキシル基
含有のNBRと加工性を向上させるためのNBRおよび
/または多硫化ゴムをブレンドしているため、硬度を上
昇せしめることなく、強度および耐磨耗性を向上させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は印刷用ブランケットの表面
層、さらに詳細には硬度を上昇せしめることなく強度お
よび耐磨耗性を向上させた表面層に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】オフセット印刷機は、原稿となる
版を捲回した版胴1とこの版胴1に連動して回転するブ
ランケット胴2及び前記ブランケット胴2と共に、印刷
用紙3を押圧下に挟持する圧胴4より基本的に構成され
るものである。そして前記ブランケット胴2にはブラン
ケット5が捲回されている。
【0003】前記版胴1に捲回された版にインキを付着
させ、前記インキによって構成された像を、一旦ブラン
ケット胴2のブランケット5に転写し、この転写像を当
接する印刷用紙3に印刷するものである。
【0004】このような印刷機に使用されるブランケッ
ト5は、図2に示すように、一般に基布51上に必要に
応じ弾性体の圧縮層52を形成すると共に、前記圧縮層
52にさらに表面層53を形成してなるものであり、印
刷用紙3は前記表面層53に当接するようになってい
る。
【0005】前述の印刷用ブランケット5の表面層53
としては、油性の印刷インキに侵されるのを防止するた
め、耐油性の良好なNBRを使用している。さらに、耐
油性の改善の見地より、上記NBRに多硫化ゴムをブレ
ンドしたものなども知られている。
【0006】しかしながら、これらの表面層は、耐磨耗
性および強度を改良して耐久性を向上せしめようとする
と、硬度が大きくなって網点再現性を損なうという欠点
を生じる。このため、硬度を低く押さえて、強度および
耐磨耗性の向上をあきらめざる得ないのが現状であっ
た。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもの
であり、硬度を低く保ったまま、強度および耐磨耗性を
向上せしめ、耐久性に優れた印刷用ブランケットの表面
層を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による印刷用ブランケットの表面層は、カル
ボキシル基含有のNBRからなることを特徴とするもの
である。
【0009】さらに、本発明による印刷用ブランケット
の表面層は、カルボキシル基含有のNBRとNBRより
なることを特徴とするものである。
【0010】本発明による印刷用ブランケットの表面層
は、カルボキシル基含有のNBRと多硫化ゴムよりなる
ことを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明による印刷用ブランケット
の表面層は、カルボキシル基含有のNBR、NBRおよ
び多硫化ゴムよりなることを特徴とする。
【0012】本発明による印刷用ブランケットの表面層
によれば、強度および耐磨耗性の良好なカルボキシル基
含有のNBRを使用するか、このようなカルボキシル基
含有のNBRと加工性を向上させるためのNBRおよび
/または多硫化ゴムをブレンドしているため、硬度を上
昇せしめることなく、強度および耐磨耗性を向上させる
ことができる。
【0013】
【発明の具体的説明】本発明による印刷用ブランケット
の表面層は、前述のようにカルボキシル基含有NBRを
主成分とするゴム層であるが、このようなカルボキシル
基含有NBRは、強度および耐磨耗性が優れており、硬
度を上昇せしめることなく、強度および耐磨耗性を向上
せしめることが可能である。
【0014】このようなカルボキシル基含有NBRのカ
ルボキシル基含有率は、好ましくは1〜7%であるのが
よい。1%未満であると、強度および耐磨耗性の改良が
十分でない恐れがあり、一方、7%を越えると、加工性
が悪化して、製造が困難になる。
【0015】またニトリル量は、好ましくは25〜35
%であるのがよい。25%未満であると、強度及び耐磨
耗性の改良が十分でない恐れがあり、一方35%を越え
ると、加工性が悪化して製造が困難である。
【0016】本発明によれば、上述のようなカルボキシ
ル基含有のNBRに対し、NBRをブレンドすることが
できる。このようなNBRは、上述のカルボキシル基含
有NBRの加工性を改良するためにブレンドされる。こ
のNBRのニトリル量は、好ましくは25〜35%であ
るのがよい。25%未満であると、強度及び耐磨耗性の
改良が十分でない恐れがあり、一方35%を越えると、
加工性が悪化して製造が困難である。
【0017】本発明によれば、上述のようなNBRは、
好ましくは10〜80重量%ブレンドされる。10重量
%未満であると、加工性の改良効果が小さく、一方、8
0重量%を越えると、耐磨耗性、強度の改良効果が小さ
くなる。
【0018】本発明によれば、また上述のようなカルボ
キシル基含有のNBRに対し、多硫化ゴムをブレンドす
ることができる。このような多硫化ゴムは、上述のカル
ボキシル基含有NBRの加工性を改良するためにブレン
ドされる。多硫化ゴムとしては、たとえば、−(RS
S)n−で示される多硫化ゴムを使用することができ
る。ただしRは炭素数1以上の分子鎖であり、たとえ
ば、
【0019】−CH2CH2− −CH2OCH2− −CH2CH2OCH2OCH2CH2− などであることができる。
【0020】このような多硫化ゴムは、好ましくは10
〜50重量%添加される。10重量%未満であると、加
工性の改良効果が小さく、一方、50重量%を越える
と、耐磨耗性、強度の改良効果が小さくなる。
【0021】本発明によれば、また上述のようなカルボ
キシル基含有のNBRに対し、NBRおよび多硫化ゴム
をブレンドすることができる。この場合、NBRは、好
ましくは10〜80重量%、一方多硫化ゴムは、10〜
50重量%ブレンドするのがよい。NBRが10重量%
未満、また多硫化ゴムが10重量%未満であると、加工
性の改良効果が小さく、また、NBRが80重量%を越
えるとあるいは多硫化ゴムが80重量%を越えると、強
度および耐磨耗性の向上効果が小さくなる恐れがある。
【0022】
【実施例】下記の表1に従い調整した配合ゴムを厚さ2
mmのシート状にし、150℃で15分、プレス圧10
0kgf/cm2で加硫を行なった。カルボキシル基含
有NBRはカルボキシル基含有量が2%、ニトリル量3
3%の物を使用した。
【0023】
【0024】そして、この5種類の加硫物の硬さをJI
SK6301加硫ゴム物理試験方法にしたがい測定し
た。またテーバー磨耗を試験した。結果は表2に示すと
おりであった。
【0025】なお、多硫化ゴムとしては、−(CH2
2SSCH2CH2OCH2OCH2CH2SS)n−を使
用した。
【0026】
【0027】上記の結果より明らかなように、本発明に
よる表面層は、硬度を上昇せしめることなく、強度およ
び耐磨耗性が改良されているという利点がある。
【0028】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
による印刷用ブランケットの表面層においては、強度お
よび耐磨耗性の良好なカルボキシル基含有のNBRを使
用するか、このようなカルボキシル基含有のNBRと加
工性を向上させるための中高ニトリルNBRおよび/ま
たは多硫化ゴムをブレンドしているため、硬度を上昇せ
しめることなく、強度および耐磨耗性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷機の概略図。
【図2】印刷用ブランケットの構造の一例を示す断面
図。
【符号の説明】
5 印刷用ブランケット 52 圧縮層 53 表面層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基含有のNBRからなるこ
    とを特徴とする印刷用ブランケットの表面層。
  2. 【請求項2】 前記NBRのカルボキシル基含有量は、
    1〜7%であり、ニトリル量は25〜35%であること
    を特徴とする請求項1記載の印刷用ブランケットの表面
    層。
  3. 【請求項3】 カルボキシル基含有のNBRとNBRよ
    りなることを特徴とする印刷用ブランケットの表面層。
  4. 【請求項4】 前記NBRのカルボキシル基含有量は1
    〜7%、ニトリル量は25〜35%であり、前記NBR
    のニトリル量は25〜35%であることを特徴とする請
    求項3記載の印刷用ブランケットの表面層。
  5. 【請求項5】 前記NBRは10〜80重量%ブレンド
    されていることを特徴とする請求項3または4記載の印
    刷用ブランケットの表面層。
  6. 【請求項6】 カルボキシル基含有のNBRと多硫化ゴ
    ムよりなることを特徴とする印刷用ブランケットの表面
    層。
  7. 【請求項7】 前記NBRのカルボキシル基含有量は1
    〜7%、ニトリル量は25〜35%であることを特徴と
    する請求項6記載の印刷用ブランケットの表面層。
  8. 【請求項8】 前記多硫化ゴムは10〜50重量%ブレ
    ンドされていることを特徴とする請求項6または7記載
    の印刷用ブランケットの表面層。
  9. 【請求項9】 カルボキシル基含有のNBR、NBRお
    よび多硫化ゴムよりなることを特徴とする印刷用ブラン
    ケットの表面層。
  10. 【請求項10】 前記NBRのカルボキシル基含有量は
    1〜7%、ニトリル量は25〜35%であり、前記NB
    Rのニトリル量は25〜35%であることを特徴とする
    請求項9記載の印刷用ブランケットの表面層。
  11. 【請求項11】 前記NBRは10〜80重量%、前記
    多硫化ゴムは10〜50重量%ブレンドされていること
    を特徴とする請求項9または10記載の印刷用ブランケ
    ットの表面層。
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