JPH10316307A - 線条体整列巻取り制御装置 - Google Patents

線条体整列巻取り制御装置

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JPH10316307A
JPH10316307A JP14604897A JP14604897A JPH10316307A JP H10316307 A JPH10316307 A JP H10316307A JP 14604897 A JP14604897 A JP 14604897A JP 14604897 A JP14604897 A JP 14604897A JP H10316307 A JPH10316307 A JP H10316307A
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winding
misalignment
winding drum
filament
striatum
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Application number
JP14604897A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Hama
龍一 浜
Takeshi Motosaka
猛 本阪
Keiji Nakayama
圭司 中山
Toshihiro Yoshida
年寛 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線条体の列飛びや乗り上げ等の整列不良の有
無を少なくとも各巻取り層毎に検出し、従って整列不良
を残したまま巻取り層を層上げして巻取りを継続し整列
不良による巻取り誤差を累積することがないようにす
る。 【解決手段】 線条体供給器18と巻取りドラム14と
の間で線条体1の横送り方向の位置を検出するレーザ式
線条体位置検出器60からの位置信号Spの急激な変化
の回数を各巻き層毎に計数器48で計数し、この計数値
Tp2を前の巻き層の横送り方向の位置信号Spの急激
な変化の回数の計数値(基準計数値)Tp1とを判定回
路50で比較しこれらの計数値が異なるとき整列不良が
発生したことを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電線、光
ファイバ、金属又はプラスチックの管材、平角金属線の
如き線条体を整列巻きするのに用いられる線条体整列巻
取り制御装置に関し、特に線条体が各巻取り層内で列飛
び(隙間巻き)されたり重ね巻き(乗り上げ巻き)され
たりして整列不良が生じたことを判断して線条体の巻取
りを修正したり、巻取りを中止したりすることができる
ようにした線条体整列巻取り制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】線条体を巻取りドラムに整列巻取るする
ために、通常、線条体を巻取りドラムに供給する線条体
供給器を巻取りドラムの回転軸線に相対的に平行移動し
て線条体をその直径(線状体)又は幅分(条体)に相応
するピッチで横送りするすることが行われているが、こ
の場合、線条体が巻取りドラム上に巻付けられたターン
部分の側面に押し付けられて整列巻きされるように所定
の遅れ角度で供給されている。
【0003】線条体供給器が巻取りドラムの回転軸線に
平行に相対的に移動する場合、この線条体供給器を含む
トラバーサは、巻取りドラムの1回転毎に線条体の横送
り方向に相対的に移動するが、線条体の横送りのピッチ
が何らかの理由でずれて1つの巻き層の列が飛んでター
ン間に隙間をあけたり、逆に1つの巻き層の1つの列の
上に線条体が乗り上げたりする整列不良を起こすことが
あるが、これを看過してそのまま巻取り続けると、整列
不良が累積されて遂には線条体の巻き姿が崩れるので、
線条体の整列不良が発生したら、これを修正したり、巻
取りを中止したりしなければならない。線条体のこの横
送りのずれは、線条体のねじれ、巻き癖、変形等のよう
に線条体自体が有する性質の外に、線条体横送り手段の
送りの速度の変動等のように機械的な原因で生ずること
がある。
【0004】一般に、線条体を巻取りドラムに所定のピ
ッチで横送りしつつ整列して巻取るために、線条体供給
器と巻取りドラムの巻付け点との間の線条体の供給角度
を検出してこの線条体の供給角度が正常な範囲を越えて
変化した場合に、この変化を修正するように線条体供給
器の横送り速度(トラバース速度)を制御している(例
えば、特開昭51−92078号公報、実開昭61−2
06561号公報、特開昭62−240265号公報及
び特開平1−203174号公報参照)。
【0005】これらの従来技術のうち、特開昭51−9
2078号及び実開昭61−206562号に開示され
た線条体整列巻取り制御装置は、巻取りドラムに対する
線条体の供給角度の変化量が所定の許容範囲を越えた場
合に、線条体の供給角度を所定の範囲内に戻すように線
条体供給器を巻取りドラムに対して所定の位置に追従移
動するが、この線条体供給器を追従移動する動作は、巻
取りドラムの回転には関係なく、巻取りドラムに対する
線条体の供給角度の変化の累積値に応じて行われている
ため、線条体の列飛び又は乗り上げ等が発生してもこれ
を直ちに検出することなく巻取りが継続される。従っ
て、例えば線条体が隙間をあけて巻取られていてもそれ
が小さければ、整列不良と判断されることがなく、線条
体の巻取りが継続され、この隙間の累積値が大きくなっ
て供給角度が当初の値よりも大きくなったとき始めて整
列不良と判断されるので、整列不良を修正することがで
きない程度に累積される虞があり、また線条体の供給角
度が所定の許容範囲を逸脱する程度に大きく変化したと
き、この大きな変化を吸収するように線条体供給器を早
送りするだけであるので、列飛びの整列不良を修正する
ことなく、線条体の巻取りを継続して行うため、特にこ
の整列不良を有する巻き層の上に線条体が巻き上げら
れ、整列不良を助長する虞があった。この現象は、線条
体が乗り上げによって整列不良を起こす場合も同様に発
生する。
【0006】また、実開昭61−206561号公報に
記載の角度検出器は、トラバース台の角度変位をトラバ
ース台の両側に間隔をあけて配置された1対の検出スイ
ッチから成っているので、小さな角度変位を検出するこ
とができないため、線条体の乗り上げによる整列不良を
検出するができない。このため、線条体が所定の整列巻
取りを行っているものと判断して巻取りを継続し、整列
不良を助長する虞がある。
【0007】更に、特開昭62−240265号公報及
び特開平1−203174号公報に記載の角度検出器
は、TVカメラ等の視覚センサから成っているが、この
ような視覚センサは、線条体の供給状態を画像情報とし
て読み取るので、この画像情報を処理してこの画像情報
の内容から線条体の供給角度を検出しなければならない
ため、面倒な画像処理が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、線条体の列飛びや重ね巻き等の整列
不良の有無を少なくとも各巻取り層毎に検出し、従って
整列不良を残したまま巻取り層を層上げして巻取りを継
続し整列不良による巻取り誤差を累積することがないよ
うにした線条体の整列巻取り制御装置を提供することに
ある。
【0009】本発明が解決しようとする他の課題は、線
条体の列飛びや重ね巻き等の整列不良の有無を各ターン
毎に検出し、従って整列不良を残したまま巻取りを継続
して整列不良による巻取り誤差を累積することがないよ
うにした線条体の整列巻取り制御装置を提供することに
ある。
【0010】本発明が解決しようとする更に他の課題
は、線条体の位置の急激な変化をパルス信号化してその
後の処理を容易とした線条体の整列巻取り制御装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
る課題解決手段は、線条体を巻取るべき巻取りドラムと
この巻取りドラムに線条体を供給する線条体供給器とを
巻取りドラムの回転軸線に平行に相対的に移動して巻取
りドラムに線条体を整列巻きする線条体横送り手段を備
えた線条体整列巻取り制御装置において、線条体供給器
と巻取りドラムとの間で線条体の横送り方向の位置を検
出する線条体位置検出手段と、この線条体位置検出手段
からの位置信号の急激な変化の回数を1つの巻き層毎に
計数する計数器と巻取りドラム上の線条体の各巻き層毎
の横送り方向の位置信号の急激な変化の回数の計数値と
この各巻き層よりも前の巻き層の横送り方向の位置信号
の急激な変化の回数の計数値又は巻取りドラムの寸法と
線条体のピッチとから予め求められた各巻き層毎の位置
変化の回数(基準計数値)とを比較する比較器とを含
み、これらの比較された計数値が異なるとき整列不良が
発生したことを判定する整列不良判定手段とを備えたこ
とを特徴とする線条体整列巻取り制御装置を提供するこ
とにある。
【0012】この第1の特徴において、線条体位置検出
手段は、線条体の横移動につれて変化する位置信号を発
生する光学式位置検出器とすることができ、この場合、
整列不良判定手段の計数器は、光学式位置検出器の位置
信号の急激な変化をパスル信号に変換する信号変換回路
から成る線条体位置変化検出手段に接続される。
【0013】また、この第1の特徴において、整列不良
判定手段は、各巻き層の急激な位置信号の変化の回数の
計数値を順次記憶する記憶回路を含んでいるのが好まし
い。この記憶回路は、各巻き層の急激な位置信号の変化
の回数の計数値が記憶されると、前の計数値を比較器に
出力すると共にこの前の計数値をクリアする。
【0014】本発明の第2の特徴による課題解決手段
は、線条体を巻取るべき巻取りドラムとこの巻取りドラ
ムに線条体を供給する線条体供給器とを巻取りドラムの
回転軸線に平行に相対的に移動して巻取りドラムに線条
体を整列巻きする線条体横送り手段を備えた線条体整列
巻取り制御装置において、線条体供給器と巻取りドラム
との間で線条体の横送り方向の位置を検出する線条体位
置検出手段と、この線条体位置検出手段によって検出さ
れた位置信号の急激な変化が巻取りドラムの回転数に応
じて定まる正常な範囲にあるか否かを判断し、正常な範
囲にある位置信号の急激な変化が巻取りドラムの1回転
中に発生しなかったとき整列不良が発生したと判定する
整列不良判定手段を備えていることを特徴とする線条体
整列巻取り制御装置を提供することにある。
【0015】本発明の第2の特徴において、整列不良判
定手段は、巻取りドラムの回転速度に応じて線条体の位
置信号の急激な変化の正常な範囲を演算して求める演算
部を含んでいる。
【0016】本発明の第3の特徴による課題解決手段
は、線条体を巻取るべき巻取りドラムとこの巻取りドラ
ムに線条体を供給する線条体供給器とを巻取りドラムの
回転軸線に平行に相対的に移動して巻取りドラムに線条
体を整列巻きする線条体横送り手段を備えた線条体整列
巻取り制御装置において、線条体供給器と巻取りドラム
との間で線条体の横送り方向の位置を検出する線条体位
置検出手段と、この線条体位置検出手段からの位置信号
の急激な変化の回数を1つの巻き層毎に計数する計数器
と巻取りドラム上の線条体の各巻き層毎の前記横送り方
向の位置信号の急激な変化の回数の計数値と各巻き層よ
りも前の巻き層の横送り方向の位置信号の急激な変化の
回数の計数値又は巻取りドラムの寸法と線条体のピッチ
とから予め求められた各巻き層毎の位置変化の回数(基
準計数値)とを比較する比較器とを含み、このように比
較された計数値が異なるとき整列不良が発生したことを
判定する第1の整列不良判定手段と、線条体位置検出手
段によって検出された位置信号の急激な変化が巻取りド
ラムの回転数に応じて定まる正常な範囲であるか否かを
判断し、正常な範囲にある位置の急激な変化が前記巻取
りドラムの1回転中に発生しなかったとき整列不良が発
生したと判定する第2の整列不良判定手段と、これらの
第1と第2の整列不良判定手段の両方から整列不良判定
信号を受けたとき整列不良信号を発生する整列不良信号
発生回路とを備えていることを特徴とする線条体整列巻
取り制御装置を提供することにある。
【0017】このように、巻取りドラム上の線条体の各
巻き層毎の線条体の横送り方向の位置信号の急激な変化
の回数の計数値とそれよりも前の巻き層の線条体の横送
り方向の位置信号の急激な変化の回数の計数値(巻取り
ドラムの寸法と線条体のピッチとから計算によって求め
られた位置変化の回数を含む)とを比較し、これらの計
数値が異なるとき整列不良が発生したことを判定した
り、巻取りドラムの1回転毎に線条体の横送り方向の位
置信号の急激な変化が巻取りドラムの回転数に応じて定
まる正常な範囲にあるか否かを判断し、正常な範囲にあ
る位置信号の急激な変化が発生しなかったとき整列不良
が発生したと判定したりするので、各巻取り層毎又は各
ターン毎に整列不良を検出することができる。
【0018】従って、巻取りドラムの回転とは無関係
に、線条体の供給角度の累積変化量が所定の範囲を逸脱
したときに、この供給角度が所定の範囲に戻るように線
条体の横送り速度を制御する場合のように、整列不良を
看過したまま、線条体の巻取りを継続することがなく、
従って整列不良による巻取り誤差を累積したまま巻取り
が行われることがなく、巻き姿の不良を未然に防止する
ことができる。
【0019】また、線条体の位置信号の急激な変化の正
常な範囲は、巻取りドラムの回転速度に応じて演算して
求められるので、巻取りドラムの回転速度に拘らず、線
条体の整列巻きの良不良を確実に判定することができ
る。
【0020】特に、巻取りドラム上の線条体の各巻き層
毎の線条体の横送り方向の位置信号の急激な変化の回数
の計数値とそれよりも前の巻き層の線条体の横送り方向
の位置信号の急激な変化の回数の計数値(巻取りドラム
の寸法と線条体のピッチとから計算によって求められた
位置変化の回数を含む)とを比較し、これらの計数値が
異なるとき整列不良が発生したことを判定し、また巻取
りドラムの1回転毎に線条体の横送り方向の位置信号の
急激な変化が巻取りドラムの回転数に応じて定まる正常
な範囲にあるか否かを判断し、正常な範囲にある位置信
号の急激な変化が発生しなかったとき整列不良が発生し
たと判定し、これらの両方の判定信号を受けたときにの
み整列不良信号を発生すると、線条体の巻取り状態を二
重チェックすることができるので、一方の判定のみから
判断する場合に比べて、線条体の整列不良を一層確実に
検出することができる。尚、この場合、第1の整列不良
の判定は、線条体の各巻き層毎に、また第2の整列不良
の判定は、線条体の1ターン毎に行われるので、後者の
判定結果は、前者の判定結果が出る1つの巻き層が終了
するまで、保持される必要がある。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1及び図2は本発明の1つの実
施の形態による線条体整列巻取り制御装置10を備えた
線条体巻取り機12を示し、この線条体巻取り機12
は、線条体1を巻付ける巻取りドラム14を回転自在に
支持し駆動する巻取り機本体16(図1参照)と、線条
体1を巻取りドラム14に向けて供給する線条体供給器
18とを備えている。図示の態様では、線条体1は、例
えば、銅管等の金属パイプであるのが示されているが、
電線、ケーブル、光ファイバ、断面矩形状のストリップ
等の他の線条体であっても同様に本発明を適用すること
ができる。
【0022】巻取り機本体16は、図1に示すように、
支持枠20に回転自在に支持された巻取り軸22とこの
巻取り軸22を回転駆動する巻取りモータ24とから成
り、巻取りモータ24は、図示しないブラケットを介し
て支持枠20に搭載されている。巻取り機本体16は、
巻取りドラム14を巻取り軸22に着脱自在に支持する
ドラム支持手段を有するが、その詳細は図面では省略さ
れている。
【0023】線条体供給器18は、図1及び図2に示す
ように、複数の供給ロール26、26’、26”から成
り、これらの供給ロール26、26’、26”は、後に
述べる線条体横送り手段を介して保持された器枠28に
取付けられている。線条体1は、供給ロール26と2
6’及び26’と26”との間に挟まれながら供給され
る。
【0024】線条体巻取り機12は、線条体1を巻取り
ドラム14に整列巻きするために、巻取りドラム14と
線条体供給器18とを巻取りドラム14の回転軸線に平
行な方向に相対的に横送りする線条体横送り手段30を
更に備えている。図示の形態では、線条体横送り手段3
0は、図1及び図2に示すように、1対の軸受け32、
32’に回転自在に支持されて線条体供給器18を横移
動するトラバース送りねじ34と、このトラバース送り
ねじ34を駆動するトラバース駆動モータ36(図1参
照)とから成るトラバーサの形態であるのが示されてい
る。線条体供給器18は、1対のレール38、38’に
摺動自在に係合するスライダ40、40’(図2参照)
を有し、従って線条体供給器18は、これらのレール3
8、38’とスライダ40、40’とによって巻取りド
ラム14の回転軸線に平行に安定して案内される。
【0025】図1に示すように、線条体巻取り機12
は、巻取りドラム14の巻付け位置Pwよりもトラバー
ス方向(巻取りドラム14に対する線条体供給器18の
相対的移動の方向)に対して遅れる方向に線条体1をず
らせつつ線条体1を巻取りドラム14に供給しつつ整列
巻きするようになっており、これは、線条体供給器18
が巻取りドラム14の線条体1の巻付け位置Pwよりも
トラバース方向に対して遅れて位置することによって達
成される。線条体1のこの『ずれ』は、線条体1が直前
のターン部分に密接して巻付けられるようにするのに必
要である。
【0026】図1に示すように、線条体供給器18は、
線条体1の1ターン毎に、即ち巻取りドラム14の一回
転毎に、線条体横送り手段30によって図1の左側から
右側に線条体1の線径(条の場合には幅寸法)に相応す
る所定のトラバースピッチ(横送りピッチ)Pt(図示
せず)で横移動し、従って、線条体1は、この巻取りド
ラム14の横移動によって所定の遅れ方向のずれを維持
しつつ図1の左側から右側に移動しながら巻取りドラム
14上に一方の鍔15Aから他方の鍔15Bに向けて巻
取られているのが示されているが、線条体1が他方の鍔
15Bに達すると、今度はトラバース駆動モータ36が
逆転し、従って線条体供給器18は、線条体1の1ター
ン毎に、即ち巻取りドラム14の一回転毎に、線条体横
送り手段30によって図1の右側から左側に線条体1の
線径に相応する所定のトラバースピッチPtで横移動
し、線条体1は、この線条体供給器18の横移動によっ
て所定の遅れ方向のずれを維持しつつ図1の右側から左
側に移動しながら巻取りドラム14上に他方の鍔15B
から一方の鍔15Aに向けて巻取られる。従って、線条
体1は、鍔15A、15Bでトラバースが反転する際
に、遅れ方向のずれを維持するために、早送りされなけ
ればならないが、この早送りの手順の説明は省略する。
【0027】本発明の線条体整列巻取り制御装置10
は、特に図3に示すように、線条体横送り手段30のト
ラバース駆動モータ36の駆動を制御するトラバース駆
動制御回路42と、線条体1の巻付け位置Pwと線条体
供給器18との間に配置されて線条体1の相対的横送り
方向の位置を検出する線条体位置検出手段44(図1及
び図2参照)と、この線条体位置検出手段44からの位
置信号の急激な変化を検出する位置変化検出器46とこ
の位置変化検出器46からの位置信号の急激な変化の回
数を各巻き層毎に計数する計数器(カウンタ)48とこ
の計数器48によって計数された巻取りドラム14上の
線条体1の位置信号の急激な変化の回数の計数値(現計
数値)Tp2と各巻き層よりも前の巻き層の線条体1の
位置信号の急激な変化の回数の計数値(基準計数値)T
p1とを比較して現計数値Tp2が基準計数値Tp1と
異なるとき整列不良が発生したことを判定する判定回路
50とを含む整列不良判定手段52とを備えている。
【0028】図3に示すように、トラバース駆動制御回
路42は、巻取りドラム24の回転数を検出するパルス
発生器54とトラバース駆動モータ36の回転数を検出
するパルス発生器56とからパルス信号P24、P36をそ
れぞれ受けてトラバース駆動モータ36を駆動する駆動
信号Soを発生する。
【0029】また、トラバース駆動制御回路42は、図
1及び図3に示すように、線条体横送り手段30及び線
条体供給器18が反転位置に達した時、反転位置検出手
段58から反転指令Sl又はSrを受ける。この反転位
置検出手段58は、図1に示すように、後に述べるレー
ザ式位置検出器60を支持するブラケット62に取付け
られた反射体64と、線条体供給器18が反転すべき位
置で反射体64に対向するように配置された反転位置検
出用光電式投受光器66、66’とから成っている。線
条体供給器18が右側又は左側の反転位置に達すると、
反射体64が投受光器66又は66’に対向して反転指
令Sl又はSrを発生する。尚、トラバース駆動モータ
回転検出用のパルス発生器56からのパスル信号P
36は、線条体横送り手段30の反転の1ターン手前を検
出して線条体横送り手段30を逆方向に早送りするよう
に指令するのに用いられるが、その詳細な説明は省略す
る。
【0030】図示の形態では、線条体位置検出手段44
は、図1及び図2に示すように、線条体供給器18の器
枠28から延びるブラケット62に支持され線条体1に
レーザ光線を照射して線条体1の線径又は幅を検出する
レーザ式位置検出器60から成っている。
【0031】レーザ式位置検出器60は、図1及び図2
に示すように、線条体1の走行通路を挟んで配置され平
行なレーザ光線が線条体1を走査するように照射する投
光器68とこの投光器68から光の変化(明暗)を受け
てこの光の変化に相応する信号を発生する受光器68’
とを含んでいる。受光器68’は、投光器68からの光
の変化に基づいて変化する電気信号を発生する光電式受
光素子から成っている。
【0032】上記のように、線条体横送り手段30及び
線条体供給器18は、巻取りドラム14の1回転毎にト
ラバースピッチPtに従って横移動し、一方線条体1の
巻付け位置Pwは巻取りドラム14の1回転の間に1つ
のターンから隣のターンに移る前までは横方向には変化
しない。従って、線条体1が巻取りドラム14上を1タ
ーン巻付けられている際、図4に示すように、線条体1
は、1ターンの始まりから大部分の間(1ターンの通常
の巻取り部分の間)は、レーザ式位置検出器60内では
巻取りドラム14の軸線方向に平行な方向に徐々に位置
変化するが、1ターンの終了間近になって次のターンの
始め部分に向けて移行する巻取りドラム14のわずかの
回転角度の間は、線条体1の巻付け位置Pwが巻取りド
ラム14の軸線方向に急激に変化するので、線条体1
も、レーザ位置検出器60内で巻取りドラム14の軸線
方向に平行な方向に急激に位置変化する。
【0033】従って、線条体1の巻付け位置Pwと線条
体供給器18との間にあるレーザ式位置検出器60の出
力は、線条体1が正常に巻取られている間は、図5
(A)に示すように、鋸歯状に変化する。図5(A)の
波形において、横軸の長さ部分αは、線条体1が1ター
ンの終了近くになって隣のターンの始め部分に向けてト
ラバースピッチPtだけ急激に位置変化する巻取りドラ
ム14の回転角度部分を示し、この角度部分αの横軸の
長さは、線条体1がレーザ式位置検出器60内でこのレ
ーザ式位置検出器60の横移動によって横方向に急激に
位置変化している図4のドラム角度Aαに相応する。ま
た、図5(A)の波形において、横軸の長さ部分βは、
巻取りドラム14の1回転中の残りの回転角度部分を示
し、この角度βの横軸長さは、線条体1がレーザ式位置
検出器60内でこのレーザ式位置検出器60内でこのレ
ーザ式位置検出器60の横移動によって横方向に徐々に
位置変化している図4のドラム角度Aβに相応する。
【0034】線条体1が巻取りドラム14上に列飛びし
て巻取られたり、重ね巻きして巻取られたりすると、レ
ーザ式位置検出器60の出力Spは、図5(B)及び図
5(C)に示す波形で現れる。図5(B)の波形で、記
号Wgで示される波形部分は、線条体1が1つのターン
の終了部分で次のターンの始め部分に向けて横方向に移
行する際(巻取りドラムの角度部分αに相応する移行)
に、線条体の線径又は幅に相応するトラバースピッチP
tを越えて線条体1の位置が急激に変化した場合(列飛
び)を示す。また、図5(C)の波形で、記号Woで示
される波形部分は、線条体1が1つのターンの終了部分
で次のターンの始め部分に向けて横方向に移行する際
に、線条体1の線径又は幅に相応するトラバースピッチ
Ptに至らないピッチで線条体1の位置がほとんど変化
しない場合(重ね巻き)を示す。
【0035】位置変化検出器46は、図3に示すよう
に、線条体位置検出手段44のレーザ式位置検出器60
の出力(位置信号)Spの急激な変化(図5の波形中角
度αの変化部分)をパルス信号Ppに変換する信号変換
回路70から成っている。正常な巻取り中において、1
つの巻き層が5ターンである場合、例えば、図5(B)
に示すように、トラバースピッチを越えた列飛びがある
と、1つの巻き層のターン数(トラバース回数)は4タ
ーンとなってトラバース回数を指示する4つのパルス信
号Ppが発生するだけであり、また例えば図5(C)に
示すように、1つの重ね巻きがあった場合には、1つの
巻き層のターン数(トラバース数)は6ターンとなって
トラバース回数を指示する6つのパルス信号Spを発生
する。これらのパルス信号Ppは、整列不良判定手段5
2の計数器48に入力される。
【0036】図3に示すように、整列不良判定手段52
は、各巻き層毎に計数器48からのパルス信号Ppの計
数値を記憶する記憶回路72を更に含み、この記憶回路
72は、各巻き層毎に前に記憶されている計数値(基準
計数値Tp1)を判定回路50に送り込むと共に次の計
数値(現計数値Tp2)を計数器48から受けてパルス
信号Ppの計数値を書き換える。
【0037】図3に示すように、整列不良判定手段52
は、線条体1の1つの巻き層毎に線条体1の位置信号の
急激な変化を計数するように計数器48を動作し、記憶
回路72を書き換え、また判定回路50で1つの巻き層
と前の巻き層との計数値を比較するため、反転検出手段
58からの反転信号Sl、Srを受け入れる。即ち、こ
れらの反転信号Sl、Srは、計数器48、記憶回路7
2及び判定回路50を1つの巻き層毎にクリアするのに
用いられる。
【0038】図3に示すように、本発明の線条体整列巻
取り制御装置10は、線条体巻取り機12の巻取りドラ
ム駆動モータ24と線条体横送り手段30のトラバーサ
駆動モータ36との駆動を停止する駆動停止回路74を
含み、この駆動停止回路74は、整列不良判定手段52
の判定回路50から整列不良判定信号Sbを受けた時
に、駆動停止指令Ssを発生し、巻取りドラム駆動モー
タ24のモータ駆動制御回路76と線条体横送り手段3
0のトラバーサ駆動モータ36のモータ駆動制御回路4
2とにこの駆動停止指令Ssを供給する。後に動作説明
に関連して述べるように、整列不良は、線条体1が1タ
ーン隙間をあけて巻付けられてターン飛び(列飛び)が
生ずるか、線条体1が前のターンの上に乗り上げられて
重ね巻きが生じた場合に発生し、これを看過して巻取り
を継続すると、線条体の巻き姿が異常となるため、整列
不良判定信号Sbが発生した場合には、線条体巻取り機
12を停止し、整列不良は早めに矯正することが要求さ
れる。
【0039】次に、図1乃至図3の実施の形態に基づい
て、本発明の線条体整列巻取り制御装置10の動作を図
6のフローチャートを参照しながら述べる。図1及び図
2に示すように、線条体1は、線条体供給器18を経て
線条体巻取り機12上の巻取りドラム14上に巻取られ
るが、線条体横送り手段30は、線条体供給器18を巻
取りドラム14の一回転毎に所定のトラバースピッチP
tで横移動して線条体1を巻取りドラム14上にターン
が増す毎に右又は左に相対的にトラバースしている。図
1及び図4では線条体1が巻取りドラム14の右側の鍔
15Aから左側の鍔15Bに向けて右向きにトラバース
されているのが示されている。
【0040】また、線条体1は、図1及び図4に示すよ
うに、巻取りドラム14上に前のターン(線条体の1巻
き部分)のすぐ横に密接して巻付けられるように、線条
体1がトラバースする方向に対して遅れ方向にずれるよ
うに巻付けられている。
【0041】トラバース駆動制御回路42は、予め入力
されているトラバースピッチPt(図3参照)に基づい
て巻取りモータ24の回転検出用のパルス発生器54か
ら巻取りドラム14の1回転に相応するパルスを受ける
毎に、線条体横送り手段30がトラバースピッチPtで
右に移動するようにトラバース駆動モータ36を駆動す
る。従って、線条体供給器18は、線条体1が巻付け位
置Pwに対して遅れ方向の適正なずれを維持されるよう
にこの線条体1を巻付け位置Pwに供給し、このように
して、線条体1は、通常では良好な整列状態で巻取りド
ラム14に巻付けられる。尚、トラバース駆動モータ3
6の回転数を検出するパルス発生器56は、トラバース
駆動モータ36の回転角度をトラバース駆動制御回路4
2にフィードバックしてトラバース駆動モータ36が適
正に回転したか否かを判定するのに用いられる。
【0042】線条体供給18が図1の位置から右方向に
移動し反転位置検出手段58の反射体64が反転位置検
出用投受光器66に対向して左方向に反転すべき位置に
達すると、この投受光器66は、トラバース駆動制御回
路42に反転指令Slを供給するので、このトラバース
駆動制御回路42は、トラバース駆動モータ36を逆転
駆動して線条体供給器18と共に線条体横送り手段30
を前とは逆の左方向に移動する。
【0043】既に述べたように、この反転に際して、線
条体1の巻付け位置に対する遅れ方向のずれは逆となる
ため、反転時に、一度に、このずれが維持されるように
するためには、反転時のトラバーサ量が通常時の倍とな
るが、これは、トラバース駆動制御回路42がトラバー
ス駆動モータ36を早送りするように制御する。
【0044】線条体1が巻取りドラム14上に巻取られ
ている間、既に述べたように、線条体1は、巻取りドラ
ム14と線条体供給器18との間の線条体位置検出手段
44内で線条体1の横送り方向とは逆方向に変位し、線
条体位置検出手段44のレーザ式位置検出器60は、図
5(A)乃至(C)に示すように、巻取りドラム14の
回転角度に応じて変化する線条体1の位置信号Spを検
出する(図6のブロック1参照)。
【0045】この位置信号Spは、整列不良判定手段5
2の位置変化検出器46によって位置信号Spの急激な
変化のみを検出するパルス信号Ppに変換される(図6
のブロック2及び図7の波形(a)(b)参照)。この
パルス信号Ppは、線条体1の位置の急激な変化があっ
たことを示し、これは線条体1が正常に巻取られている
か否かに拘らず、線条体1が1ターンの終了間近に巻取
りドラム14の軸線方向に横送りされたことを示す横送
り信号である。
【0046】このパルス信号Ppは、整列不良判定手段
52の計数器48に入力されて反転位置検出手段58か
ら反転信号Sl又はSrが入力されるまで計数される
(図6のブロック3及び図7の波形(c)参照)。計数
器48は、線条体1が反転して巻取りを開始してから次
の反転信号が出るまでに、パルス信号Ppを計数するの
で、その計数値Tp1、Tp2−−−−−は、線条体1
の1つの巻き層の線条体1の急激な位置の変化の回数
(1つの巻き層のトラバース回数又はターン数)を示す
ことになる。尚、Tp1、Tp2−−−−は、各巻き層
のパルス信号の計数値を順次示す。
【0047】整列不良判定手段52に反転信号Sl又は
Srが入力されると(図7の波形(c)、計数器48は
リセットされ、また判定回路50は、最後に計数された
計数値(現計数値)Tp2とその前に計数された基準計
数値Tp1とを比較する(図6のブロック4参照)。若
し、基準計数値Tp1と現計数値Tp2とが一致してい
れば、トラバース回数又はターン数に変化がないので整
列良好と判定し(図6のブロック4のY参照)、そのま
ま次の巻き層への巻取りを継続して行い、またフローチ
ャートは最初の段階(図6のブロック1)に戻って上記
と同様の動作を繰り返す。
【0048】また、若し計数値Tp1とTp2とが一致
しなければ(図6のブロック4のN)、上下の巻き層で
トラバース回数又はターン数が変化しているので整列不
良と判定し、整列不良判定信号Sbを発生する(図6の
ブロック6及び図7の(d)参照)。
【0049】駆動停止回路74がこの整列不良判定信号
Sbを受けると、図3に示すように、駆動停止回路74
は、駆動停止指令Ssをトラバース駆動制御回路42と
巻取り駆動制御回路76とに供給し、線条体巻取り機1
2及び線条体横送り手段30を直ちに停止する。
【0050】線条体1の巻取り動作が停止した後、作業
者は、整列不良が発生した巻き層の線条体1を巻きほぐ
して整列不良を矯正することができ、あるいは線条体1
の巻きほぐし量が長くて整列不良を矯正することが困難
な場合には、巻取り動作を中止し、巻取りドラム14を
交換して新しい巻取りドラム14上に線条体1を巻取る
次の巻取り作業を行う。いずれの場合も、線条体1の整
列不良が発生した後、巻取り動作が継続して整列不良が
累積して矯正が困難となったり、整列不良後の無駄な巻
取り動作を継続することがなくなる。
【0051】線条体1に列飛びがあると、線条体1の位
置の急激な変化は、1ターンの終了間近の通常の大きな
位置変化より一層大きくパルス信号Ppも大きいが、線
条体1に重ね巻きがあると、線条体1の位置の急激な変
化は、1ターンの終了間近の通常の大きな位置変化より
も小さいが、この小さな変化は、1ターンの終了間近前
の緩慢な位置変化に比べて大きく(図5(C)の波形W
o参照)、他の通常の位置変化とは確実に識別すること
ができる。
【0052】本発明の具体的な実施例を述べると、線条
体1の外径が10mmであるとすると、巻取りドラム1
4の1回転当たりのトラバースピッチも10mmであ
り、線条体供給器18がこのトラバースピッチ10mm
で横送りされると、レーザ式線条体位置検出器60内
で、線条体1は、このトラバースピッチPt=10mm
に応じて横送り方向(トラバース方向)とは逆方向に徐
々に変化し、1ターンの終了間近で今度はトラバース方
向にトラバースピッチPt=10mmに相応して急激に
変化する。例えば、線条体供給器18から巻付け位置P
wまでの距離を1000mmとし、線材供給器18から
線条体位置検出器60までの距離を200mmとする
と、線条体1が巻付け位置Pwで10mm位置変化する
と、線条体1は線条体位置検出器60では2mm位置変
化する。従って、線条体位置検出器60の位置信号Sp
は、正常なトラバース動作が行われている場合には、2
mmの急激な位置変化に相応して変化し、列飛びがある
と、2mmよりも相当大きな位置変化、例えば1ターン
分の列飛びがあったとすると、4mmの位置変化に相応
して急激に変化し、また重ね巻きがあると、2mmより
も相当に小さな位置変化、例えば横送り方向にそれて前
のターンの斜め上に重ね巻きがあったとすると、1mm
よりも小さく急激に変化する。
【0053】また、1つの巻き層が正常に巻取られてい
る場合のターン数が40であるとすると、例えば、図5
(B)の波形Wgに示すように、ターンの途中にトラバ
ースピッチPtを越えた列飛び(隙間あけ)があると、
1つの巻き層のターン数(トラバース回数)は39ター
ンとなってトラバース回数を指示する39のパルス信号
Ppが発生するだけであり、また例えば図5(C)に示
すように1つの重ね巻きがあった場合には、1つの巻き
層のターン数(トラバース数)は41ターンとなってト
ラバース回数を指示する41のパルス信号Spを発生す
る。従って、Tp1=40となり、Tp2=39又は4
1となると、列飛び又は重ね巻きが判定される。
【0054】上記の実施の形態では、整列不良判定手段
52は、各巻き層の線条体1の急激な位置変化の回数
(現計数値Tp2)をその前の巻き層の線条体1の急激
な位置変化の回数(基準計数値Tp1)とを比較して整
列不良の有無を判断しているが、整列不良が発生しない
限り、各巻き層の線条体1の急激な位置変化の回数は同
じであるので、直前の巻き層の線条体1の急激な位置変
化の回数に限らず、それより更に前のいずれかの巻き層
の線条体1の急激な位置変化と比較してもよい。但し、
この巻き層の線条体1の急激な位置変化の回数は、巻取
りドラム14の胴部に最初に巻付けられる第1の巻き層
に整列不良があると、その上の巻き層の線条体1の急激
な位置変化の回数は、第1の巻き層の線条体1の急激な
位置変化の回数と一致し、整列不良であるにも拘らず、
整列不良がないものとして判断されるので、第1の巻き
層の整列不良のみは作業者が黙視で判断したり、第1の
巻き層が巻付けられるべき巻取りドラム14の胴部に第
1の巻き層の各ターン部分が落ち込むような巻付け溝を
設けたりして、第1の巻き層は常に整列不良を起こすこ
となく、巻付けられるようにすることが要求される。更
に、基準計数値である巻き層の位置変化の回数(ターン
数)は、巻取りドラム14の胴の幅寸法(軸線方向の長
さ寸法)と線条体1のピッチ(密巻きの場合には線条体
1の外径又は幅寸法に相応)とから計算によって予め求
めることができ、このターン数を位置変化の回数の基準
計数値Tp1として判定回路50に入力してもよい。
【0055】また、上記実施の形態では、記憶回路74
に記憶すべき基準計数値Tp1を常に書き換えていた
が、各巻き層の線条体1の急激な位置変化の回数の計数
値Tp2に変動がない限り、巻き層は整列巻きされてい
るので、整列巻きされていることが確実な1つの巻き層
の基準計数値Tp1を記憶したままとし、この基準計数
値Tp1を各巻き層で順次計数される線条体1の急激な
位置変化の回数の計数値Tp2と比較してもよい。
【0056】本発明の線条体整列巻取り制御装置10の
他の実施の形態が図8に示されており、この実施の形態
でも、線条体巻取り機12は、図1及び図2に示される
形態のものが用いられる。この実施の形態の線条体整列
巻取り制御装置10は、図1乃至図3の実施の形態と同
様に、線条体横送り手段30(図1及び図2参照)のト
ラバース駆動モータ36の駆動を制御するトラバース駆
動制御回路42と、線条体1の線条体1の巻付け位置P
wと線条体供給器18との間に配置されて線条体1の相
対的横送り方向の位置を検出する線条体位置検出手段4
4と、この線条体位置検出手段44からの位置信号Sp
に基づいて線条体1の整列不良を判定する整列不良判定
手段152と、この整列不良判定手段152からの整列
不良判定信号Sbによって装置の駆動を停止する駆動停
止回路74を備えている。
【0057】トラバース駆動制御回路42、線条体位置
検出手段44及び駆動停止回路74は、図1乃至図3の
実施の形態と全く同じであるので、その詳細な説明を省
略する。図1乃至図3の実施の形態と同様に、駆動停止
回路74は、整列不良信号Sbを受けると、トラバーサ
駆動制御回路42及び巻取り駆動制御回路76を介して
トラバーサ駆動モータ36及び巻取りモータ24の駆動
を停止する。
【0058】整列不良判定手段152は、図8に示すよ
うに、線条体位置検出手段44からの線条体1の位置信
号Spの急激な変化を検出する位置変化検出器146
と、この位置変化検出器146からの位置信号の急激な
変化が巻取りドラム14の回転数に応じて定まる正常な
範囲(XとX’との間)にあるか否かを判断し正常な範
囲にある位置信号の急激な変化が巻取りドラム14の1
回転中に発生しなかったとき整列不良が発生したと判定
する判定回路150から成っている。
【0059】また、図1乃至図3の実施の形態と同様
に、線条体1が巻取りドラム14上を1ターン巻付けら
れている際、図4に示すように、線条体1は、1ターン
の始まりから大部分の間(1ターンの通常の巻取り部分
の間)は、レーザ式位置検出器60内では巻取りドラム
14の軸線方向に平行な方向に徐々に変化するが、1タ
ーンの終了間近になって次のターンの始め部分に向けて
移行する巻取りドラム14のわずかの回転角度の間は、
線条体1の巻付け位置Pwが巻取りドラム14の軸線方
向に急激に変化するので、線条体1も、レーザ位置検出
器60内で巻取りドラム14の軸線方向に平行な方向に
急激に変化する。
【0060】従って、線条体1の巻付け位置Pwと線条
体供給器18との間にあるレーザ式位置検出器60の出
力(位置信号)Spは、線条体1が正常に巻取られてい
る間は、図5(A)に示す鋸歯状の波形で現れ、また線
条体1が巻取りドラム14上に列飛びして巻取られた
り、重ね巻きして巻取られたりすると、レーザ式位置検
出器60の出力(位置信号)Spは、図5(B)及び図
5(C)に示す波形で現れることも図1乃至図3の実施
の形態と同じである。
【0061】位置変化検出器146は、図3の実施の形
態と同様に、線条体位置検出手段44のレーザ式位置検
出器60の出力(位置信号)Spの急激な変化(図5の
波形中角度αの変化部分)をパルス信号Ppに変換する
信号変換回路170から成っている。正常な巻取り中に
おいて、1つの巻取り層が5ターンである場合、図5
(A)に示すように、正常な巻取りが行われている間、
線条体1が各ターンの終了間近に次のターンに向けて横
方向に急激に移動する度に所定レベル(XとX’の間)
を有するパルス信号Ppnが発生する(図10(A)参
照)。また、図5(B)の波形Wgで示すように、第2
番目のターンにトラバースピッチPtを越えた列飛びが
あると、この列飛びによる位置信号Spの急激な変化は
通常の横移動に比べて大きく、従って所定レベルを越え
たレベルR>Xのパルス信号Ppnaが発生し(図10
(B)参照)、更に、図5(C)の波形Woで示すよう
に第2番目のターンに重ね巻きがあると、この重ね巻き
による位置信号Spの急激な変化は通常の横移動に比べ
て小さく、従って所定レベルより低いレベルR<X’の
パルス信号Ppnbを発生する(図10(C)参照)。
【0062】判定回路150は、図8に示すように、位
置変化検出器146の信号変換回路170からのパルス
信号Pp(Ppn、Ppna、Ppnb等)が所定のレ
ベルXとX’との間(正常な範囲)にあるか否かを判断
し、この所定のレベルから外れていたら整列不良と判定
して整列不良判定信号Sbを発生する。
【0063】図8に示すように、整列不良判定手段15
2は、巻取りドラム14の1回転毎に判定回路150を
動作するように、巻取りドラム14の巻取りモータ24
の回転数を検出するパルス発生器54から巻取りモータ
24の1回転を指示するパルス信号P24を受け入れる。
【0064】次に、図8の実施の形態に基づいて、本発
明の線条体整列巻取り制御装置10の動作を図9のフロ
ーチャートを参照しながら述べる。線条体1の巻取り状
態、横送りの動作、その反転動作は、図1乃至図3の実
施の形態と同じであるのでその説明を省略する。
【0065】線条体1が巻取りドラム14上に巻取られ
ている間、既に述べたように、線条体1は、巻取りドラ
ム14と線条体供給器18との間の線条体位置検出手段
44内で線条体1の横送り方向とは逆方向に変位し、線
条体位置検出手段44のレーザ式位置検出器60は、図
5(A)乃至(C)に示すように、巻取りドラム14の
回転角度に応じて変化する線条体1の位置信号Spを検
出する(図9のブロック1参照)。
【0066】この位置信号Spは、整列不良判定手段1
52の位置変化検出器146によって位置信号Spの急
激な変化のみを検出するパルス信号Ppに変換される
(図9のブロック2及び図10の波形(A)(B)
(C)参照)。このパルス信号Ppは、線条体1の位置
の急激な変化があったことを示し、これは線条体1が正
常に巻取られているか否かに拘らず、線条体1が1ター
ンの終了間近に巻取りドラム14の軸線方向に横送りさ
れたことを示す横送り信号である。
【0067】このパルス信号Ppは、整列不良判定手段
152の判定回路150に入力される(図9のブロック
4参照)。判定回路150は、巻取りモータ24の1回
転毎に供給されるパルス信号(1回転を指示するパルス
信号)P24毎にパルス信号Ppが予め入力されている正
常な範囲(XとX’との間)(図9のブロック3参照)
にあるか否かを判断する(図9のブロック4参照)。
【0068】若し、パルス信号Ppのレベルが図10
(A)のPpnで示すように正常な範囲XとX’との間
にあれば、整列良好と判定し(図9のブロック4のY参
照)、そのまま巻取りを継続して行い、またフローチャ
ートは最初の段階(図9のブロック1)に戻って上記と
同様の動作を繰り返す。
【0069】また、若しパルス信号Ppのレベルが図1
0(B)(C)のPpna又はPpnbで示すように、
正常な範囲XとX’との間になければ(図9のブロック
4のN)、列飛び又は重ね巻きがあったと判断されて整
列不良と判定し、整列不良判定信号Sbを発生する(図
9のブロック5参照)。図12を参照すると、1つの巻
き層の第4ターンに列飛びがあった例が示されている。
【0070】駆動停止回路74がこの整列不良判定信号
Sbを受けると、駆動停止回路74は、駆動停止指令S
sをトラバース駆動制御回路42と巻取り駆動制御回路
76とに供給し、巻取り動作を停止する(図8参照)。
従って、線条体巻取り機12及び線条体横送り手段30
を直ちに停止して整列不良による巻き姿の崩れを防止す
ることができる。
【0071】パルス信号Ppのレベルの正常な範囲(正
常に巻取られている際の線条体1の位置の急激な変化の
正常な範囲)は、図11(A)(B)に示すように、巻
取りドラム14の回転速度に応じて変化する。この正常
な範囲(XとX’の間)は、図8に示すように、巻取り
ドラム14の回転速度に応じてこの正常な範囲を演算す
る演算部154から判定回路150に入力される。
【0072】本発明の第2の実施の形態を適用した具体
的な実施例について述べると、この第2の実施の形態に
相応する実施例も第1の実施の形態に相応する具体的な
実施例と同じように、線条体1の外径及びトラバースピ
ッチPtを10mmとすると、レーザ式線条体位置検出
器60内で線条体1は、このトラバースピッチPt=1
0mmに応じて横送り方向(トラバース方向)とは逆方
向に徐々に変化し、1ターンの終了間近で今度はトラバ
ース方向にトラバースピッチPt=10mmに相応して
変化する。また、同様にして、例えば、線条体供給器1
8から巻付け位置Pwまでの距離を1000mmとし、
線材供給器18から線条体位置検出器60までの距離を
200mmとすると、線条体1が巻付け位置Pwで10
mm位置変化すると、線条体位置検出器60では2mm
変化する。従って、線条体位置検出器60の位置信号
は、正常なトラバース動作が行われている場合には、2
mmの急激な位置変化に相応して変化し、列飛びがある
と、2mmよりも相当大きな位置変化、例えば1ターン
分の列飛びがあったとすると、4mmの位置変化に相応
して急激に変化し、また重ね巻きがあると、2mmより
も相当に小さな位置変化、例えば横送り方向にそれて前
のターンの斜め上に重ね巻きがあったとすると、1mm
よりも小さく急激に変化する。
【0073】従って、例えば、図5(B)の波形Wgに
示すように、ある巻き層で第2のターンの途中にトラバ
ースピッチPtを越えた列飛び(隙間あけ)があると、
これは位置信号Spに波形Wgで示すように大きなレベ
ルで変化し、パルス信号Ppは、図10(B)のPpn
aで示すように、正常な範囲XとX’との間の上限Xを
越えたレベルを有する。また、例えば、図5(C)に示
すように1つの重ね巻きがあった場合には、ある巻き層
で同じく第2のターンでトラバースピッチPtに至らな
い重ね巻きがあると、これは位置信号Spに波形Woで
示すように小さなレベルで変化し、パルス信号Ppは、
図10(C)のPpnbで示すように、正常な範囲Xと
X’との間の下限X’を越えたレベルを有する。従っ
て、あるターンで整列不良が起きると、そのターンで直
ちにこの整列不良を判定して整列不良判定信号Sbを発
生することができる。
【0074】尚、上記の2つの実施の形態では、巻取り
ドラム14を静止し、線条体供給器18を巻取りドラム
14に対して巻取りドラム14の回転軸線に沿って移動
して、線条体1を相対的に巻取りドラム14の巻付け位
置に対してトラバースしているが、線条体供給器18を
巻取りドラム14の回転軸線に沿って移動することがな
いように静止し、巻取りドラム14をその回転軸線に平
行に横移動して線条体1を巻取りドラム14の巻付け位
置に対してトラバースしてもよい。この形態では、線条
体横送り手段30は、線条体巻取り機12の巻取りドラ
ム14をその支持手段と共に横移動するように作用す
る。
【0075】本発明の更に他の実施の形態が図13に示
されており、この実施の形態による線条体整列巻取り制
御装置10は、図3に示す第1の実施の形態で用いられ
る第1の整列不良判定手段52と、図8に示す第2の実
施の形態で用いられる第2の整列不良判定手段152
と、これらの第1と第2の整列不良判定手段52、15
2の両方から整列不良判定信号Sb1 、Sb2 を受けた
とき整列不良信号Sb12を発生する整列不良信号発生回
路172とを備えている。
【0076】図面には詳細に示されていないが、第1の
整列不良判定手段52と第2の整列不良判定手段152
とは、図3の符号46又は図8の符号146で示される
位置変化検出器を共用することができ、またこの位置検
出器には共通の位置変化検出手段44から位置信号Sp
が供給される。
【0077】整列不良信号発生回路172は、線条体1
の各巻き層毎に、第1と第2の整列不良判定手段52、
152のいずれかからのみ整列不良判定信号Sb1 又は
Sb2 を受けたとき又は第1と第2の整列不良判定手段
52、152のいずれからも整列不良判定信号Sb1
Sb2 を受けなかったときには整列不良信号Sb12を発
生することがなく、第1と第2の両方の整列不良判定手
段52、152から整列不良判定信号Sb1 、Sb2
受けたときに整列不良信号Sb12を発生するAND回路
から成っている。
【0078】この整列不良信号Sb12は、図13に示す
ように、駆動停止回路74に供給され、駆動停止回路7
4は、この整列不良判定信号Sb12を受けると、駆動停
止指令Ssをトラバース駆動制御回路42と巻取り駆動
制御回路76とに供給し、巻取り動作を停止する。従っ
て、線条体巻取り機12及び線条体横送り手段30を直
ちに停止して整列不良による巻き姿の崩れを防止するこ
とができる。
【0079】整列不良信号発生回路172が線条体1の
各巻き層毎に整列不良判定信号Sb1 、Sb2 の有無を
判断するのは、整列不良があると、整列不良判定信号S
bが線条体1の各巻き層毎の判定結果に基づいて発生す
るのに対して整列不良判定信号Sb2 が線条体1の1タ
ーン毎の判定結果に基いて発生し、判定に時間的なずれ
があるためである。従って、第2の整列不良判定手段1
52から整列不良判定信号Sb1 が発生して整列不良信
号発生回路172に入力されると、この整列不良信号発
生回路172は、第1の整列不良判定手段152の判定
結果が出る1つの巻き層が終了するまで整列不良判定信
号Sb1 を保持する。若し、第2の整列不良判定手段1
52から整列不良判定信号Sb2 を受けてもその後その
巻き層が終了しても第1の整列不良判定手段52から整
列不良判定信号Sb1 を受けなければ、整列不良信号発
生回路172は、反転信号Sl又はSrによって整列不
良判定信号Sb2 をクリアする。
【0080】尚、この実施の形態でも、第1の整列不良
判定手段52で用いられる1つの巻き層の急激な位置変
化の回数は、巻取りドラム14の胴の幅寸法(軸線方向
の長さ寸法)と線条体1のピッチとから計算によって求
めてもよいことはもちろんである。
【0081】この実施の形態では、巻取りドラム14上
の線条体1の各巻き層毎の線条体1の横送り方向の位置
信号Spの急激な変化の回数の計数値Tp2 とそれより
も前の巻き層の線条体の横送り方向の位置信号の急激な
変化の回数の計数値Tp1 とを比較し、これらの計数値
が異なるとき整列不良が発生したことを判定して第1の
整列不良判定信号Sb1 を発生し、また巻取りドラム1
4の1回転毎に線条体1の横送り方向の位置信号Spの
急激な変化が巻取りドラム14の回転数に応じて定まる
正常な範囲(XとX’との間)にあるか否かを判断し、
正常な範囲にある位置信号Spの急激な変化が発生しな
かったとき整列不良が発生したと判定して第2の整列不
良判定信号Sb2 を発生し、これらの両方の判定信号S
1 、Sb2 を受けたときにのみ整列不良信号Sb12
発生する。従って、この実施の形態によれば、線条体1
の巻取り状態を二重チェックすることができる。これ
は、一方の判定のみから判断する場合に比べて、線条体
1の整列不良を一層確実に検出することができるので有
利である。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、巻取り
ドラム上の線条体の各巻き層毎の線条体の横送り方向の
位置信号の急激な変化の回数の計数値(現計数値)とそ
れよりも前の巻き層の線条体の横送り方向の位置信号の
急激な変化の回数の計数値(巻取りドラムの寸法と線条
体のピッチとから求められる位置変化の回数を含む)
(基準計数値)とを比較し、現計数値が基準計数値と異
なるとき整列不良が発生したことを判定したり、巻取り
ドラムの1回転毎に線条体の横送り方向の位置信号の急
激な変化が巻取りドラムの回転数に応じて定まる正常な
範囲にあるか否かを判断し、正常な範囲にある位置信号
の急激な変化が発生しなかったとき整列不良が発生した
と判定したりするので、各巻取り層毎又は各ターン毎に
整列不良を検出することができる。
【0083】従って、巻取りドラムの回転とは無関係
に、線条体の供給角度の累積変化量が所定の範囲を逸脱
した時に、この供給角度が所定の範囲に戻るように線条
体の横送り速度を制御する従来技術の場合のように、整
列不良を看過したまま、線条体の巻取りを継続すること
がなく、整列不良による巻取り誤差を累積したまま巻取
りが行われることがなく、巻き姿の不良を未然に防止す
ることができる。
【0084】また、巻取りドラムの1回転毎に線条体の
横送り方向の位置信号の急激な変化の正常な範囲は、巻
取りドラムの回転数に応じて演算して求められて判定回
路に入力されるので、巻取りドラムの回転速度に拘ら
ず、整列不良を精度よく検出することができる。
【0085】特に、巻取りドラム上の線条体の各巻き層
毎の線条体の横送り方向の位置信号の急激な変化の回数
の計数値とそれよりも前の巻き層の線条体の横送り方向
の位置信号の急激な変化の回数の計数値(計算によって
求められた値を含む)とを比較し、これらの計数値が異
なるとき整列不良が発生したことを判定し、また巻取り
ドラムの1回転毎に線条体の横送り方向の位置信号の急
激な変化が巻取りドラムの回転数に応じて定まる正常な
範囲にあるか否かを判断し、正常な範囲にある位置信号
の急激な変化が発生しなかったとき整列不良が発生した
と判定し、これらの両方の判定信号を受けたときに整列
不良信号を発生すると、線条体の巻取り状態を二重チェ
ックすることができるので、一方の判定のみから判断す
る場合に比べて、線条体の整列不良を一層確実に検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態による線条体整列巻
取り制御装置を備えた線条体巻取り機の上面図である。
【図2】図1の線条体巻取り機の側面図である。
【図3】図1の実施の形態の線条体整列巻取り制御装置
の電気系統図である。
【図4】図1の実施の形態の線条体整列巻取り制御装置
の巻取りドラムでの線条体の巻付け位置と線条体供給器
と線条体位置検出手段との位置関係を示す説明図であ
る。
【図5】図1乃至図3の実施の形態に用いられる線条体
位置検出手段であるレーザ式位置検出器の位置信号の波
形を示し、同図(A)は線条体が正常に巻取られている
時の1つの巻き層の線条体の位置信号の変化の波形図、
同図(B)は線条体がターン飛びしている時の1つの巻
き層の線条体の位置信号の変化の波形図、図5(C)は
線条体が重ね巻きされている時1つの巻き層の線条体の
位置信号の変化の波形図である。
【図6】図1乃至図3の実施の形態によって線条体の整
列不良を判定する動作のフローチャートを示す図であ
る。
【図7】図1乃至図3の実施の形態によって線条体の整
列不良を判定する際の電気系統の各部の電気出力の波形
図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の線条体整列巻取り制
御装置の電気系統図である。
【図9】図8の実施の形態によって線条体の整列不良を
判定する動作のフローチャートを示す図である。
【図10】図8の実施の形態によって線条体の整列不良
を判定する際の電気系統の各部の電気出力の波形図であ
る。
【図11】図8の実施の形態で巻取りドラムの回転速度
に応じて位置変化の角度範囲が変化するのを説明する説
明図である。
【図12】図8の実施の形態で巻取りドラムの回転速度
に応じて線条体の急激な位置変化の正常な範囲が変化す
るのを説明する説明図である。
【図13】本発明の更に他の実施の形態の線条体整列巻
取り制御装置の電気系統図である。
【符号の説明】
1 線条体 10 線条体整列巻取り制御装置 12 線条体巻取り機 14 巻取りドラム 15A 巻取りドラム14の一方の鍔 15B 巻取りドラム14の他方の鍔 16 巻取り機本体 18 線条体供給器 20 支持枠 22 巻取り軸 24 巻取りモータ 26 供給ロール 26’ 供給ロール 26” 供給ロール 28 器枠 30 線条体横送り手段 32 軸受け 32’ 軸受け 34 トラバース送りねじ 36 トラバース駆動モータ 38 レール 38’ レール 40 スライダ 40’ スライダ 42 トラバース駆動制御回路 44 線条体位置検出手段 46 位置変化検出器 48 計数器 50 判定回路 52 整列不良判定手段 54 パルス発生器 56 パルス発生器 58 反転位置検出手段 60 レーザ式位置検出器 62 ブラケット 64 位置反転検出手段58の反射体 66 反転位置検出手段58の投受光器 66’ 反転位置検出手段58の投受光器 68 投光器 68’ 受光器 70 信号変換回路 72 記憶回路 74 駆動停止回路 76 巻取り駆動制御回路 146 位置変化検出器 150 判定回路 152 整列不良判定手段 154 演算部 170 信号変換回路 172 整列不良信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 年寛 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体を巻取るべき巻取りドラムと前記
    巻取りドラムに線条体を供給する線条体供給器とを前記
    巻取りドラムの回転軸線に平行に相対的に移動して前記
    巻取りドラムに前記線条体を整列巻きする線条体横送り
    手段を備えた線条体整列巻取り制御装置において、前記
    線条体供給器と前記巻取りドラムとの間で前記線条体の
    横送り方向の位置を検出する線条体位置検出手段と、前
    記線条体位置検出手段からの位置信号の急激な変化の回
    数を1つの巻き層毎に計数する計数器と前記巻取りドラ
    ム上の前記線条体の各巻き層毎の前記横送り方向の位置
    信号の急激な変化の回数の計数値と前記各巻き層よりも
    前の巻き層の横送り方向の位置信号の急激な変化の回数
    の計数値又は巻取りドラムの寸法と線条体のピッチとか
    ら予め求められた各巻き層毎の位置変化の回数(基準計
    数値)とを比較する比較器とを含み、前記比較された計
    数値が異なるとき整列不良が発生したことを判定する整
    列不良判定手段とを備えたことを特徴とする線条体整列
    巻取り制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の線条体整列巻取り制御
    装置であって、前記線条体位置検出手段は、線条体の横
    移動につれて変化する位置信号を発生する光学式位置検
    出器から成り、前記整列不良判定手段の計数器は、前記
    光学式位置検出器の位置信号の急激な変化をパスル信号
    に変換する信号変換回路から成る線条体位置変化検出手
    段に接続されていることを特徴とする線条体整列巻取り
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の線条体整列巻取
    り制御装置であって、前記整列不良判定手段は、前記各
    巻き層の急激な位置信号の変化の回数の計数値を順次記
    憶する記憶回路を含むことを特徴とする線条体整列巻取
    り制御装置。
  4. 【請求項4】 線条体を巻取るべき巻取りドラムと前記
    巻取りドラムに線条体を供給する線条体供給器とを前記
    巻取りドラムの回転軸線に平行に相対的に移動して前記
    巻取りドラムに前記線条体を整列巻きする線条体横送り
    手段を備えた線条体整列巻取り制御装置において、前記
    線条体供給器と前記巻取りドラムとの間で前記線条体の
    横送り方向の位置を検出する線条体位置検出手段と、前
    記線条体位置検出手段によって検出された位置信号の急
    激な変化が前記巻取りドラムの回転数に応じて定まる正
    常な範囲であるか否かを判断し、前記正常な範囲にある
    位置の急激な変化が前記巻取りドラムの1回転中に発生
    しなかったとき整列不良が発生したと判定する整列不良
    判定手段を備えていることを特徴とする線条体整列巻取
    り制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の線条体整列巻取り制御
    装置であって、前記整列不良判定手段は、前記巻取りド
    ラムの回転速度に応じて前記位置信号の急激な変化の正
    常な範囲を演算して求める演算部を含んでいることを特
    徴とする線条体整列巻取り制御装置。
  6. 【請求項6】 線条体を巻取るべき巻取りドラムと前記
    巻取りドラムに線条体を供給する線条体供給器とを前記
    巻取りドラムの回転軸線に平行に相対的に移動して前記
    巻取りドラムに前記線条体を整列巻きする線条体横送り
    手段を備えた線条体整列巻取り制御装置において、前記
    線条体供給器と前記巻取りドラムとの間で前記線条体の
    横送り方向の位置を検出する線条体位置検出手段と、前
    記線条体位置検出手段からの位置信号の急激な変化の回
    数を1つの巻き層毎に計数する計数器と前記巻取りドラ
    ム上の前記線条体の各巻き層毎の前記横送り方向の位置
    信号の急激な変化の回数の計数値と前記各巻き層よりも
    前の巻き層の横送り方向の位置信号の急激な変化の回数
    の計数値又は巻取りドラムの寸法と線条体のピッチとか
    ら予め求められた各巻き層毎の位置変化の回数(基準計
    数値)とを比較する比較器とを含み、前記比較された計
    数値が異なるとき整列不良が発生したことを判定する第
    1の整列不良判定手段と、前記線条体位置検出手段によ
    って検出された位置信号の急激な変化が前記巻取りドラ
    ムの回転数に応じて定まる正常な範囲であるか否かを判
    断し、前記正常な範囲にある位置の急激な変化が前記巻
    取りドラムの1回転中に発生しなかったとき整列不良が
    発生したと判定する第2の整列不良判定手段と、前記第
    1と第2の整列不良判定手段の両方から整列不良判定信
    号を受けたとき整列不良信号を発生する整列不良信号発
    生回路とを備えていることを特徴とする線条体整列巻取
    り制御装置。
JP14604897A 1997-05-21 1997-05-21 線条体整列巻取り制御装置 Pending JPH10316307A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058597A1 (ja) 2008-11-21 2010-05-27 古河電気工業株式会社 線条体巻取り装置および線条体巻取り方法
CN117163768A (zh) * 2023-09-14 2023-12-05 张家口原轼新型材料股份有限公司 一种金刚石线锯绕线机及排线检测方法

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