JPH10317255A - パイル織機におけるパイル形成方法及び装置 - Google Patents

パイル織機におけるパイル形成方法及び装置

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JPH10317255A
JPH10317255A JP12223997A JP12223997A JPH10317255A JP H10317255 A JPH10317255 A JP H10317255A JP 12223997 A JP12223997 A JP 12223997A JP 12223997 A JP12223997 A JP 12223997A JP H10317255 A JPH10317255 A JP H10317255A
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pile
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loom
weaving
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Yukihiro Tsuji
幸広 辻
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D39/00Pile-fabric looms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイル引け防止のための張力緩和を適正に行な
う。 【解決手段】パイル織り柄の製織の時に製織が停止した
場合、織機制御コンピュータCoは張力緩和信号を送り
出し制御装置C2に出力する。送り出し制御装置C2は
張力緩和信号及び張力検出器221から得られる張力検
出情報に基づいて正転量を算出すると共に、送り出しモ
ータMpに対して前記正転量の正転を行わせる。この正
転によりパイル用経糸Tpが送り出され、パイル用経糸
Tpの張力緩和が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筬の筬打ち位置と
織布の織前との相対位置を変更してパイルを形成するパ
イル織機におけるパイル形成方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】特開平7−90754号公報では、パイ
ル織り柄の製織中に織機が停止した場合のパイル引けを
防止するためにパイル用経糸の張力を緩和する対策が開
示されている。特開平6−299437号公報では、パ
イル織機の逆転中のパイル引けを防止するためにパイル
用経糸の張力を緩和する対策が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−90754
号公報の従来装置では、パイル織り柄の製織中に製織が
停止した場合にはその度に所定量のパイル用経糸を送り
出してパイル用経糸の張力を緩和している。緯入れミス
がパイル織り柄の製織中に発生すれば、織機を停止して
パイル用経糸の張力を緩和するが、緯入れミスした緯糸
を織布の織前から除去処理した後に製織再開したときに
再び緯入れミスが発生するという連続緯入れミスが起き
ることもある。このような連続緯入れミスの発生の場合
にはパイル用経糸の張力緩和が連続して行われることに
なり、パイル用経糸の張力がさらに弛んでしまう。この
ような過度の弛緩状態は製織再開時のパイル形成を不良
にする。
【0004】本発明は、パイル引け防止のための張力緩
和を適正に行なうことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、製織停止の際にパイル用経糸の張力を検出し、
この検出張力が製織時のパイル用経糸の設定張力に対し
て所定割合の大きさを越えた場合にのみパイル用経糸の
張力を低減するようにした。
【0006】パイル用経糸の張力が所定割合の大きさ以
下ではパイル引けが生じないように前記所定割合を設定
すれば、検出張力が前記所定割合の大きさ以下の場合に
はパイル用経糸の張力を低減することがなくなる。
【0007】請求項2の発明では、前記検出張力と前記
設定張力に対する前記所定割合の張力との差に応じてパ
イル用経糸の張力の低減割合を決定し、この低減割合で
パイル用経糸の張力を低減するようにした。
【0008】検出張力と設定張力に対する前記所定割合
の張力との差は、パイル引けの起こり易さを反映する。
請求項3の発明では、パイル用経糸の張力を検出する張
力検出手段と、パイル用経糸の張力を変更する張力変更
手段と、予め設定されたパイル用経糸の設定張力と前記
張力検出手段によって検出された張力とを比較すると共
に、検出張力が前記設定張力に対して所定割合の大きさ
を越えたときにパイル用経糸の張力を低減するように前
記張力変更手段を作動する張力制御手段とを備えたパイ
ル形成装置を構成した。
【0009】製織停止の際に張力検出手段によって検出
された張力が設定張力に対して所定割合の大きさを越え
たときには、張力制御手段はパイル用経糸の張力を低減
するように張力変更手段を作動する。
【0010】請求項4の発明では、製織停止の際に前記
張力検出手段によって検出された張力と前記設定張力に
対する前記所定割合の張力との差を求めると共に、この
差に応じてパイル用経糸の張力の低減割合の大きさを決
定し、この決定された低減割合の大きさまでパイル用経
糸の張力を低減するように前記張力変更手段を作動する
ように前記張力制御手段を構成した。
【0011】張力制御手段は、製織停止の際に張力検出
手段によって検出された張力と設定張力に対する前記所
定割合の張力との差を求める。そして、張力制御手段
は、この差に応じたパイル用経糸の張力の低減割合の大
きさを決定すると共に、パイル用経糸の張力を前記低減
割合の大きさまで低減するように張力変更手段を作動す
る。
【0012】請求項5の発明では、パイル用経糸を巻い
たパイル用ワープビームを正逆回転するパイル用送り出
しモータを前記張力変更手段とした。パイル用送り出し
モータは前記張力変更手段として好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0014】図1はパイル織機全体の側面を示し、11
は地織り用ワープビームである。地織り用ワープビーム
11は送り出しモータMgにより回転駆動される。送り
出しモータMgの作動により地織り用ワープビーム11
から送り出される地経糸Tgはバックローラ12及び張
力検出ローラ13を経由して綜絖14及び筬15を通さ
れる。織布Wはエキスパンションバー16、サーフェス
ローラ17及びガイドローラ18,19を経由してクロ
スローラ20に巻き取られる。
【0015】地経糸Tgの張力は張力検出ローラ13を
介して張力検出器131により検出される。送り出しモ
ータMgは送り出し制御装置C1の制御を受ける。送り
出し制御装置C1は、予め設定された設定張力、織機回
転角度検出用のロータリエンコーダ39から緯入れ1回
毎に出力される原点信号の出力回数、即ち緯入れ回数か
ら把握される地織り用ワープビーム11の巻き径及び張
力検出器131から得られる張力検出情報に基づいて送
り出しモータMgの送り出し速度を制御する。緯入れ回
数情報は織機制御コンピュータCoから得られる。
【0016】地織り用ワープビーム11の上方にはパイ
ル用ワープビーム21が支持されている。パイル用ワー
プビーム21は送り出しモータMpにより回転駆動され
る。送り出しモータMpの作動によりパイル用ワープビ
ーム21から送り出されるパイル用経糸Tpは張力検出
ローラ22、張力変動吸収バー23及びテリーモーショ
ンローラ24に沿った経路を経由して綜絖14及び筬1
5に通される。張力変動吸収バー23は基端を固定支持
された板ばね231の先端に支持されている。板ばね2
31はパイル用経糸Tpの開閉口、筬打ち等による張力
変動を吸収する。パイル用経糸Tpの張力は張力検出ロ
ーラ22を介して張力検出器221により検出される。
【0017】送り出しモータMpは送り出し制御装置C
2の制御を受ける。送り出し制御装置C2は、予め設定
された設定張力、緯入れ回数から把握されるパイル用ワ
ープビーム21の巻き径及び張力検出器221から得ら
れる張力検出情報に基づいて送り出しモータMpの送り
出し速度を制御する。緯入れ回数情報は織機制御コンピ
ュータCoから得られる。
【0018】織機の前後中央部には中間レバー25が支
軸251を中心に回動可能に配設されている。織機の後
部には支持レバー26が支軸261を中心に回動可能に
配設されており、支持レバー26にはテリーモーション
ローラ24が支持されている。中間レバー25と支持レ
バー26とはロッド27によって連結されている。織機
の前部には支持レバー28が支軸281を中心に回動可
能に配設されており、支持レバー28にはエキスパンシ
ョンバー16が支持されている。支持レバー28と中間
レバー25とはロッド29により連結されている。中間
レバー25が回動すると支持レバー28,26が同一方
向へ回動し、エキスパンションバー16及びテリーモー
ションローラ24が同一方向へ変位する。エキスパンシ
ョンバー16の変位により織布Wの経路が変位し、織布
Wの織前W1が変位する。テリーモーションローラ24
の変位によりパイル用経糸Tpの経路が変位する。
【0019】中間レバー25の上方にはテリーモーショ
ンモータ30が配設されている。方向転換レバー31は
テリーモーションモータ30の往復回転によって支軸3
11を中心に往復揺動する。方向転換レバー31と中間
レバー25とはロッド32により連結されている。方向
転換レバー31の往復揺動変位は、ロッド32、中間レ
バー25及び支持レバー28を介してエキスパンション
バー16に伝達される。この変位伝達によりエキスパン
ションバー16が支軸281を中心にして揺動変位す
る。方向転換レバー31が図1に実線で示す位置にある
ときには、エキスパンションバー16は図1に実線で示
すテリー量零位置に配置される。方向転換レバー31が
図1に鎖線で示す位置にあるときには、エキスパンショ
ンバー16は図1に鎖線で示すテリー量有り位置に配置
される。テリーモーションモータ30はテリーモーショ
ン制御装置C3の制御を受ける。
【0020】筬15、サーフェスローラ17は織機駆動
モータMoから駆動力を得ており、織機駆動モータMo
は織機制御コンピュータCoの制御を受ける。織機制御
コンピュータCoには織り柄設定装置33が信号接続さ
れている。織り柄設定装置33には織り柄情報が入力装
置34によって入力されている。織り柄設定装置33は
織り柄情報を織機制御コンピュータCoに送る。織機制
御コンピュータCoは織り柄情報をテリーモーション制
御装置C3及び送り出し制御装置C2に送る。テリーモ
ーション制御装置C3は、ロータリエンコーダ39から
得られる回転角度情報、織機制御コンピュータCoから
得た織り柄情報及びテリーモーションモータ30に組み
込まれたロータリエンコーダ301から得られる回転角
度情報に基づいてテリーモーションモータ30の作動を
フィードバック制御する。
【0021】図2に示すように、送り出し制御装置C2
は、判別制御部35と制御回路36と駆動回路37とか
らなる。制御回路36は制御指令を駆動回路37に出力
する。駆動回路37は、制御回路36から得られる制御
指令に基づいて送り出しモータMpの作動を制御する。
送り出し制御装置C2は図4にフローチャートで示す張
力緩和制御プログラムを遂行し、織機制御コンピュータ
Coは図3にフローチャートで示す張力緩和制御プログ
ラムを遂行する。
【0022】次に、図3及び図4に示すフローチャート
に従って張力緩和制御を説明する。織機制御コンピュー
タCoは、緯入れ末端側に設置された緯入れミス検出器
38からの緯入れミス検出情報に基づいて製織停止信号
を送り出し制御装置C1,C2及びテリーモーション制
御装置C3に出力する。送り出し制御装置C1,C2及
びテリーモーション制御装置C3は製織停止信号の入力
に応答して送り出しモータMg,Mp及びテリーモーシ
ョンモータ30の作動を停止する。
【0023】製織停止信号の出力後、織機制御コンピュ
ータCoは織り柄設定装置33から得られる織り柄情報
に基づいて現在の織り柄がパイル織り柄か否かを判断す
る。現在の織り柄が地織り柄あるいはボーダー織り柄で
ある場合、織機制御コンピュータCoは織機駆動モータ
Moの作動を停止して製織を停止する。現在の織り柄が
パイル織り柄である場合、織機制御コンピュータCoは
張力緩和信号を制御回路36に出力すると共に、織機駆
動モータMoの作動を停止する。
【0024】制御回路36が張力緩和信号を受信する
と、判別制御部35は張力検出器221から得られる検
出張力Fxとα・Poとの大小比較を行なう。αは1よ
りも小さい定数、Fxはパイル用経糸Tpの検出張力、
Poはパイル織り時のパイル用経糸Tpの設定張力であ
る。α・Poは設定張力Poに対する所定割合αの張力
となる。検出張力Fxが所定割合の張力α・Poを越え
る場合には、判別制御部35は正転量θxを算出する。
正転量θxは、緯入れ回数から把握されるパイル用ワー
プビーム21の巻き径、検出張力Fxの大きさから算出
される。制御回路36は判別制御部35で算出された正
転量θxだけ送り出しモータMpを正転させる。この正
転によりパイル用経糸Tpが送り出され、パイル用経糸
Tpの張力が低減する。検出張力Fxが所定割合の張力
α・Po以下の場合にはパイル用経糸Tpの張力を緩和
するための送り出しモータMpの正転は行われない。
【0025】製織停止後、織機制御コンピュータCoは
織機駆動モータMoを所定量スロー逆転し、織機が所定
量逆転する。この逆転により経糸が最大開口を形成し、
緯入れミスした緯糸が織前W1から除去可能となる。緯
入れミスした緯糸を織前W1から除去した後、起動スイ
ッチ40をONすると織機制御コンピュータCoは、起
動スイッチ40のONに応答して製織開始信号を送り出
し制御装置C1,C2及びテリーモーション制御装置C
3に出力すると共に、製織を開始する。送り出し制御装
置C1,C2及びテリーモーション制御装置C3は製織
開始信号の入力に応答して送り出しモータMg,Mp及
びテリーモーションモータ30の作動制御を開始する。
【0026】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)製織停止の際に張力検出手段である張力検出器
221によって検出された張力Fxが設定張力Poに対
して所定割合の大きさα・Poを越えたときには、織機
制御コンピュータCoと共に張力制御手段を構成する送
り出し制御装置C2はパイル用経糸Tpの張力を低減す
るように張力変更手段である送り出しモータMpを作動
する。パイル用経糸Tpの張力が所定割合の大きさα・
Po以下ではパイル引けが生じないように所定割合αを
設定すれば、検出張力Fxが所定割合の大きさα・Po
以下の場合にはパイル用経糸Tpの張力を低減すること
はない。従って、連続緯入れミスが発生した場合にもパ
イル用経糸Tpの張力が過度に弛緩してしまうことはな
い。 (1-2)過度に弛緩した状態から設定張力Poへ復帰さ
せようとすると時間がかかる。特に、本実施の形態では
パイル用ワープビーム21と経糸開口部との間の経糸経
路上に板ばね231のばね力が作用しているため、経糸
開口部のパイル用経糸Tpの張力復帰には時間がかか
る。短時間に強制的に張力復帰を行おうとすればパイル
引けが起きてしまう。前記所定割合αを適正設定するこ
とによってパイル引けをもたらすことなく張力復帰に必
要な時間の短縮化を図ることができる。 (1-3)製織時のパイル用経糸Tpの張力制御を行なう
送り出しモータMpは、張力変更手段として好適であ
る。
【0027】次に、図5及び図6の第2の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態の送り出し制御装置C4
は図6のフローチャートで示す張力緩和制御プログラム
を遂行する。織機制御コンピュータCoは図3のフロー
チャートと同じ張力緩和制御プログラムを遂行する。送
り出し制御装置C4の制御回路36が張力緩和信号を受
信すると、比例演算制御部41は正転量θx=β(Fx
−α・Po)を算出する。βは緯入れ回数から把握され
るパイル用ワープビーム21の巻き径によって変化する
変数である。制御回路36は、比例演算制御部41で算
出された正転量θxが正のときにのみ正転量θxだけ送
り出しモータMpを正転させる。即ち、検出張力Fxと
α・Poとの大小比較が実質的に行われており、Fx>
α・Poのときにのみ張力緩和が行われる。この正転に
よりパイル用経糸Tpが送り出され、パイル用経糸Tp
の張力が低減する。製織開始信号の入力後の制御は第1
の実施の形態の場合と同じである。
【0028】第2の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (2-1)張力制御手段である送り出し制御装置C4の比
例演算制御部41は、製織停止の際に張力検出手段であ
る張力検出器221によって検出された張力Fxと設定
張力Poに対する所定割合αの張力α・Poとの差(F
x−α・Po)を求める。そして、比例演算制御部41
はこの差(Fx−α・Po)に応じてパイル用経糸Tp
の張力の低減割合の大きさβ(Fx−α・Po)を決定
し、この決定された低減割合の大きさβ(Fx−α・P
o)までパイル用経糸Tpの張力を低減するように張力
変更手段である送り出しモータMpを作動する。検出張
力Fxと設定張力Poに対する所定割合αの張力α・P
oとの差が大きいほどパイル引けは起こりやすい。即
ち、差(Fx−α・Po)はパイル引けの起こり易さを
反映する。従って、パイル引けが起こり易いほど張力緩
和のためのパイル用経糸Tpの張力低減が大きくなり、
適正な張力緩和が行われる。
【0029】次に、図7及び図8の第3の実施の形態を
説明する。第2の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態の送り出し制御装置C5
は図8のフローチャートで示す張力緩和制御プログラム
を遂行する。織機制御コンピュータCoは図3のフロー
チャートと同じ張力緩和制御プログラムを遂行する。送
り出し制御装置C5の制御回路36が張力緩和信号を受
信すると、判別制御部35は張力検出器221から得ら
れる検出張力Fxとα・Poとの大小比較を行なう。検
出張力Fxが所定割合の張力α・Poを越える場合に
は、比例演算制御部41は正転量θx=β(Fx−α・
Po)を算出する。制御回路36は比例演算制御部41
で算出された正転量θxだけ送り出しモータMpを正転
させる。この正転によりパイル用経糸Tpが送り出さ
れ、パイル用経糸Tpの張力が低減する。検出張力Fx
が所定割合の張力α・Po以下の場合にはパイル用経糸
Tpの張力を緩和するための送り出しモータMpの正転
は行われない。製織開始信号の入力後の制御は第1の実
施の形態の場合と同じである。
【0030】この実施の形態では、検出張力Fxが所定
割合の大きさα・Po以下の場合にはパイル用経糸Tp
の張力を緩和せず、検出張力Fxがα・Poを越える場
合にはパイル引けの起こり易さに応じてパイル用経糸T
pの張力緩和が行われる。従って、第3の実施の形態で
は第1及び第2の実施の形態における効果が合わせて得
られる。
【0031】次に、図9の第4の実施の形態を説明す
る。装置構成は第1〜第3の実施の形態のいずれかと同
じである。この実施の形態の織機制御コンピュータCo
は図9のフローチャートで示す張力緩和制御プログラム
を遂行する。図9の張力緩和制御プログラムではパイル
織り柄の製織時に緯入れミスが連続して発生した場合に
は張力緩和信号を出力しない点のみが第1〜第3の実施
の形態の場合と異なる。この実施の形態では緯入れミス
が連続した場合の張力緩和の是非の判断を行わないた
め、制御が簡単になる。
【0032】本発明では、経糸切断による製織停止、停
止スイッチのON操作による製織停止等の製織停止がパ
イル織り柄製織時に起きた場合、あるいは製織停止がパ
イル織りから地織り柄、ボーダー織り柄への切換後の数
ピックの間に起きた場合にも本発明を適用することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、製織停
止の際にパイル用経糸の張力を検出し、この検出張力が
製織時のパイル用経糸の設定張力に対して所定割合の大
きさを越えた場合にのみパイル用経糸の張力を低減する
ようにしたので、パイル引け防止のための張力緩和を適
正に行ない得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す織機全体の側面図。
【図2】制御ブロック図。
【図3】張力緩和制御プログラムを示すフローチャー
ト。
【図4】張力緩和制御プログラムを示すフローチャー
ト。
【図5】第2の実施の形態を示す制御ブロック図。
【図6】張力緩和制御プログラムを示すフローチャー
ト。
【図7】第3の実施の形態を示す制御ブロック図。
【図8】張力緩和制御プログラムを示すフローチャー
ト。
【図9】第4の実施の形態を示す張力緩和制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【符号の説明】
221…張力検出手段となる張力検出器、C2,C4,
C5…張力制御手段を構成する送り出し制御装置、Co
…張力制御手段を構成する織機制御コンピュータ、Mp
…張力変更手段となる送り出しモータ、Tp…パイル用
経糸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筬の筬打ち位置と織布の織前との相対位置
    を変更してパイルを形成するパイル織機において、 製織停止の際にパイル用経糸の張力を検出し、この検出
    張力が製織時のパイル用経糸の設定張力に対して所定割
    合の大きさを越えた場合にのみパイル用経糸の張力を低
    減するパイル織機におけるパイル形成方法。
  2. 【請求項2】前記検出張力と前記設定張力に対する前記
    所定割合の張力との差に応じてパイル用経糸の張力の低
    減割合を決定し、この低減割合でパイル用経糸の張力を
    低減する請求項1に記載のパイル織機におけるパイル形
    成方法。
  3. 【請求項3】筬の筬打ち位置と織布の織前との相対位置
    を変更してパイルを形成するパイル織機において、 パイル用経糸の張力を検出する張力検出手段と、 パイル用経糸の張力を変更する張力変更手段と、 予め設定されたパイル用経糸の設定張力と前記張力検出
    手段によって検出された張力とを比較すると共に、検出
    張力が前記設定張力に対して所定割合の大きさを越えた
    ときにパイル用経糸の張力を低減するように前記張力変
    更手段を作動する張力制御手段とを備えたパイル織機に
    おけるパイル形成装置。
  4. 【請求項4】前記張力制御手段は、製織停止の際に前記
    張力検出手段によって検出された張力と前記設定張力に
    対する前記所定割合の張力との差を求めると共に、この
    差に応じてパイル用経糸の張力の低減割合の大きさを決
    定し、この決定された低減割合の大きさまでパイル用経
    糸の張力を低減するように前記張力変更手段を作動する
    ようにした請求項3に記載のパイル織機におけるパイル
    形成装置。
  5. 【請求項5】前記張力変更手段は、パイル用経糸を巻い
    たパイル用ワープビームを正逆回転するパイル用送り出
    しモータである請求項3及び請求項4のいずれか1項に
    記載のパイル織機におけるパイル形成装置。
JP12223997A 1997-05-13 1997-05-13 パイル織機におけるパイル形成方法及び装置 Expired - Lifetime JP3713890B2 (ja)

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