JPH10317585A - ねじ鉄筋用連結装置 - Google Patents
ねじ鉄筋用連結装置Info
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- JPH10317585A JPH10317585A JP14476697A JP14476697A JPH10317585A JP H10317585 A JPH10317585 A JP H10317585A JP 14476697 A JP14476697 A JP 14476697A JP 14476697 A JP14476697 A JP 14476697A JP H10317585 A JPH10317585 A JP H10317585A
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- screw
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な作業で高い連結強度を確保できるねじ
鉄筋用連結装置を提供する。 【解決手段】 継手10は、ねじ穴11を有するととも
に、打込孔12を有している。一対のねじ鉄筋1が継手
10のねじ穴11に螺合された状態で、楔部材20を打
込孔12からねじ鉄筋1の先端間に打ち込む。これによ
り、ねじ鉄筋1が互いに離れる方向に押され、連結強度
が向上する。さらに、楔部材20に形成された注入口2
1からグラウト材が注入されることにより、連結強度が
一層高くなる。楔部材20にはフランジ21が形成され
ており、このフランジ21と継手10の平坦な外面との
間に弾性のシールリング30が介在されることにより、
グラウト材の漏れを防止できる。
鉄筋用連結装置を提供する。 【解決手段】 継手10は、ねじ穴11を有するととも
に、打込孔12を有している。一対のねじ鉄筋1が継手
10のねじ穴11に螺合された状態で、楔部材20を打
込孔12からねじ鉄筋1の先端間に打ち込む。これによ
り、ねじ鉄筋1が互いに離れる方向に押され、連結強度
が向上する。さらに、楔部材20に形成された注入口2
1からグラウト材が注入されることにより、連結強度が
一層高くなる。楔部材20にはフランジ21が形成され
ており、このフランジ21と継手10の平坦な外面との
間に弾性のシールリング30が介在されることにより、
グラウト材の漏れを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い連結強度を確
保できるねじ鉄筋用連結装置に関する。
保できるねじ鉄筋用連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】異形鉄筋としてねじ鉄筋を用い、このね
じ鉄筋の端部を、長ナット形状の継手に螺合させること
により、効率良くねじ鉄筋同士を連結する技術は公知で
ある。上記のようにねじ鉄筋を継手に螺合させただけで
は連結強度が低い。そのため、両ねじ鉄筋にロックナッ
トを螺合させ、これらロックナットを継手の両端に向か
って締め付けることにより、連結強度を高めている。し
かし、上記ロックナットを用いる方法では、ロックナッ
トを大きなトルクで締め付けるための治具を必要とし、
その締め付け作業も煩雑である。
じ鉄筋の端部を、長ナット形状の継手に螺合させること
により、効率良くねじ鉄筋同士を連結する技術は公知で
ある。上記のようにねじ鉄筋を継手に螺合させただけで
は連結強度が低い。そのため、両ねじ鉄筋にロックナッ
トを螺合させ、これらロックナットを継手の両端に向か
って締め付けることにより、連結強度を高めている。し
かし、上記ロックナットを用いる方法では、ロックナッ
トを大きなトルクで締め付けるための治具を必要とし、
その締め付け作業も煩雑である。
【0003】他方、実開昭62−61815号公報に開
示されているように、継手の周壁の軸方向中央部に打込
孔を形成し、この打込孔から螺合状態のねじ鉄筋の先端
間に楔部材を打ち込む方法も開発されている。この楔部
材による打ち込みだけでは、高い連結強度が得られない
ため、上述したと同様にロックナットを併用している。
示されているように、継手の周壁の軸方向中央部に打込
孔を形成し、この打込孔から螺合状態のねじ鉄筋の先端
間に楔部材を打ち込む方法も開発されている。この楔部
材による打ち込みだけでは、高い連結強度が得られない
ため、上述したと同様にロックナットを併用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
方法では、ロックナットが補助的に用いられており、ロ
ックナットだけで連結強度を高める場合に比べれば、締
め付けトルクは小さくて済むが、やはり大きな治具を用
いて締め付ける作業は煩雑である。
方法では、ロックナットが補助的に用いられており、ロ
ックナットだけで連結強度を高める場合に比べれば、締
め付けトルクは小さくて済むが、やはり大きな治具を用
いて締め付ける作業は煩雑である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ねじ
穴を有する継手に一対のねじ鉄筋の端部を螺合させるこ
とにより、ねじ鉄筋同士を連結する装置において、さら
に、楔部材を備えており、上記継手の周壁には、その軸
方向のほぼ中央において、打込孔が形成され、この打込
孔を介して螺合状態の両ねじ鉄筋の先端間に上記楔部材
が打ち込まれ、しかも、この楔部材には、グラウト材を
注入するための注入孔が形成されていることを特徴とす
る。
穴を有する継手に一対のねじ鉄筋の端部を螺合させるこ
とにより、ねじ鉄筋同士を連結する装置において、さら
に、楔部材を備えており、上記継手の周壁には、その軸
方向のほぼ中央において、打込孔が形成され、この打込
孔を介して螺合状態の両ねじ鉄筋の先端間に上記楔部材
が打ち込まれ、しかも、この楔部材には、グラウト材を
注入するための注入孔が形成されていることを特徴とす
る。
【0006】請求項2の発明は、ねじ穴を有する継手に
一対のねじ鉄筋の端部を螺合させることにより、ねじ鉄
筋同士を連結する装置において、さらに、楔部材を備え
ており、上記継手の周壁には、その軸方向のほぼ中央に
おいて、打込孔が形成され、この打込孔を介して螺合状
態の両ねじ鉄筋の先端間に上記楔部材が打ち込まれ、し
かも、上記継手の周壁には、その軸方向のほぼ中央であ
って上記打込孔に対して周方向に離れた位置に、グラウ
ト材を注入するための注入孔が形成されていることを特
徴とする。
一対のねじ鉄筋の端部を螺合させることにより、ねじ鉄
筋同士を連結する装置において、さらに、楔部材を備え
ており、上記継手の周壁には、その軸方向のほぼ中央に
おいて、打込孔が形成され、この打込孔を介して螺合状
態の両ねじ鉄筋の先端間に上記楔部材が打ち込まれ、し
かも、上記継手の周壁には、その軸方向のほぼ中央であ
って上記打込孔に対して周方向に離れた位置に、グラウ
ト材を注入するための注入孔が形成されていることを特
徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載のねじ鉄筋用連結装置において、上記楔部材の基端部
には、上記打込孔より大きいフランジが形成されている
ことを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3に記載
のねじ鉄筋用連結装置において、上記フランジと継手の
外面との間には、環状をなす弾性のシールリングが介在
されることを特徴とする。請求項5の発明は、請求項3
に記載のねじ鉄筋用連結装置において、上記継手の外面
には、上記打込孔を囲むようにして、この打込孔より大
きい凹部が形成され、この凹部に上記継手のフランジが
収容されることを特徴とする。請求項6の発明は、請求
項3〜5のいずれかに記載のねじ鉄筋用連結装置におい
て、上記継手の中央部の断面外郭が多角形状をなし、こ
の継手の外面の1つの平坦面に上記打込孔が形成されて
いることを特徴とする。
載のねじ鉄筋用連結装置において、上記楔部材の基端部
には、上記打込孔より大きいフランジが形成されている
ことを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3に記載
のねじ鉄筋用連結装置において、上記フランジと継手の
外面との間には、環状をなす弾性のシールリングが介在
されることを特徴とする。請求項5の発明は、請求項3
に記載のねじ鉄筋用連結装置において、上記継手の外面
には、上記打込孔を囲むようにして、この打込孔より大
きい凹部が形成され、この凹部に上記継手のフランジが
収容されることを特徴とする。請求項6の発明は、請求
項3〜5のいずれかに記載のねじ鉄筋用連結装置におい
て、上記継手の中央部の断面外郭が多角形状をなし、こ
の継手の外面の1つの平坦面に上記打込孔が形成されて
いることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
なすねじ鉄筋用連結装置を、図1を参照して説明する。
連結装置は継手10を備えている。この継手10は、外
形が断面六角形の長ナット形状(筒形状)をなし、内周
にねじ鉄筋1を螺合するためのねじ穴11を有してい
る。また、継手10の周壁には、その軸方向中央におい
て、この周壁を貫通する円形の打込孔12が形成されて
いる。この打込孔12は、継手10の外周面の6つの平
坦面10aのうちの1つに形成されており、その径は平
坦面10aの周方向の幅より小さい。上記打込孔12の
周縁から継手10の両端10bまでの距離Dは、ともに
等しい。この距離Dは、ねじ鉄筋1の最低限必要な螺合
深さに相当する。
なすねじ鉄筋用連結装置を、図1を参照して説明する。
連結装置は継手10を備えている。この継手10は、外
形が断面六角形の長ナット形状(筒形状)をなし、内周
にねじ鉄筋1を螺合するためのねじ穴11を有してい
る。また、継手10の周壁には、その軸方向中央におい
て、この周壁を貫通する円形の打込孔12が形成されて
いる。この打込孔12は、継手10の外周面の6つの平
坦面10aのうちの1つに形成されており、その径は平
坦面10aの周方向の幅より小さい。上記打込孔12の
周縁から継手10の両端10bまでの距離Dは、ともに
等しい。この距離Dは、ねじ鉄筋1の最低限必要な螺合
深さに相当する。
【0009】本実施形態の連結装置は、さらに、楔部材
20と、ゴム製のOリング30(弾性のシールリング)
とを装備している。楔部材20は、先細をなし、外周面
が円錐面をなしている。楔部材20には、その軸方向に
貫通する注入孔21が形成されている。楔部材20の基
端には円形のフランジ22が形成されている。このフラ
ンジ22の径は、上記打込孔12の径より大きい。
20と、ゴム製のOリング30(弾性のシールリング)
とを装備している。楔部材20は、先細をなし、外周面
が円錐面をなしている。楔部材20には、その軸方向に
貫通する注入孔21が形成されている。楔部材20の基
端には円形のフランジ22が形成されている。このフラ
ンジ22の径は、上記打込孔12の径より大きい。
【0010】上記構成において、一対のねじ鉄筋1を連
結する場合には、まず、一方のねじ鉄筋1に継手10を
全長にわたって螺合させた状態で他方のねじ鉄筋1を同
一直線上に配置するとともに、ねじ鉄筋1同士を近接さ
せる。この状態で、継手10を回して、その一部を上記
他方のねじ鉄筋1に螺合させる。なお、一方のねじ鉄筋
1に継手10を一部螺合させた状態で、他方のねじ鉄筋
1を回して継手10に螺合させてもよい。
結する場合には、まず、一方のねじ鉄筋1に継手10を
全長にわたって螺合させた状態で他方のねじ鉄筋1を同
一直線上に配置するとともに、ねじ鉄筋1同士を近接さ
せる。この状態で、継手10を回して、その一部を上記
他方のねじ鉄筋1に螺合させる。なお、一方のねじ鉄筋
1に継手10を一部螺合させた状態で、他方のねじ鉄筋
1を回して継手10に螺合させてもよい。
【0011】図1(A)に示すように、一対のねじ鉄筋
1を継手10に螺合した後、継手10の打込孔12から
覗いて、両方のねじ鉄筋1の先端が見えるかどうかを確
認する。見えれば、両方のねじ鉄筋1が必要な螺合深さ
Dを確保した状態で、継手10に螺合されていることに
なる。本実施形態では、後述する楔部材20の打ち込み
の効果を得るために、ねじ鉄筋1の先端は打込孔12の
周縁から突出している必要がある。両ねじ鉄筋1の先端
の突出量Lは、所定量または所定範囲とし、ほぼ等しく
するのが好ましい。所定の突出量Lを得るために、継手
10を回したりねじ鉄筋1を回して螺合深さを調節す
る。
1を継手10に螺合した後、継手10の打込孔12から
覗いて、両方のねじ鉄筋1の先端が見えるかどうかを確
認する。見えれば、両方のねじ鉄筋1が必要な螺合深さ
Dを確保した状態で、継手10に螺合されていることに
なる。本実施形態では、後述する楔部材20の打ち込み
の効果を得るために、ねじ鉄筋1の先端は打込孔12の
周縁から突出している必要がある。両ねじ鉄筋1の先端
の突出量Lは、所定量または所定範囲とし、ほぼ等しく
するのが好ましい。所定の突出量Lを得るために、継手
10を回したりねじ鉄筋1を回して螺合深さを調節す
る。
【0012】上記のようにねじ鉄筋1の突出量Lを確認
した後で、図1(B)に示すように、継手10の打込孔
12から、両ねじ鉄筋1の先端間に楔部材20をハンマ
ー等で叩いて打ち込む。すると、両ねじ鉄筋1は、互い
に離れる方向に押され、そのねじ山2の外側の面(右側
のねじ鉄筋1であれば右側の面であり、左側のねじ鉄筋
1であれば左側の面)が、継手20のねじ穴21の内周
面に強く当たる。これにより、継手20とねじ鉄筋1の
連結強度を高めることができる。
した後で、図1(B)に示すように、継手10の打込孔
12から、両ねじ鉄筋1の先端間に楔部材20をハンマ
ー等で叩いて打ち込む。すると、両ねじ鉄筋1は、互い
に離れる方向に押され、そのねじ山2の外側の面(右側
のねじ鉄筋1であれば右側の面であり、左側のねじ鉄筋
1であれば左側の面)が、継手20のねじ穴21の内周
面に強く当たる。これにより、継手20とねじ鉄筋1の
連結強度を高めることができる。
【0013】上記楔部材20の打ち込みに際して、その
フランジ21と、継手10の平坦面10aとの間には、
Oリング30が介在されており、このOリング30の弾
性変形により、両者の間がシールされる。
フランジ21と、継手10の平坦面10aとの間には、
Oリング30が介在されており、このOリング30の弾
性変形により、両者の間がシールされる。
【0014】次いで、楔部材20の注入孔22にグラウ
ト注入治具(図示しない)のノズル先端をあてがい、こ
の注入孔22を介して、例えばセメントミルクやフィラ
ー充填エポキシ樹脂等のグラウト材(図示しない)を注
入する。このグラウト材は、注入孔22の先端から吐出
された後、両ねじ鉄筋1の先端面間の空間を満たし、さ
らにねじ鉄筋1の外周面と継手10のねじ穴11の内周
面との間の隙間に行き渡る。このグラウト材の硬化によ
り、上記楔効果と相俟って、ねじ鉄筋1と継手10との
連結強度を非常に高いものとすることができる。なお、
楔部材20の基端部と打込孔12の周縁との間には、隙
間が形成されているが、楔部材20のフランジ21と継
手10の平坦面10aとの間がOリング30でシールさ
れているので、ここからグラウト材が漏れるのを防止で
きる。
ト注入治具(図示しない)のノズル先端をあてがい、こ
の注入孔22を介して、例えばセメントミルクやフィラ
ー充填エポキシ樹脂等のグラウト材(図示しない)を注
入する。このグラウト材は、注入孔22の先端から吐出
された後、両ねじ鉄筋1の先端面間の空間を満たし、さ
らにねじ鉄筋1の外周面と継手10のねじ穴11の内周
面との間の隙間に行き渡る。このグラウト材の硬化によ
り、上記楔効果と相俟って、ねじ鉄筋1と継手10との
連結強度を非常に高いものとすることができる。なお、
楔部材20の基端部と打込孔12の周縁との間には、隙
間が形成されているが、楔部材20のフランジ21と継
手10の平坦面10aとの間がOリング30でシールさ
れているので、ここからグラウト材が漏れるのを防止で
きる。
【0015】本実施形態では、楔部材20にグラウト注
入孔21を形成しているため、グラウト注入孔21が継
手10の断面積すなわち継手10の強度に影響を与える
ことはない。
入孔21を形成しているため、グラウト注入孔21が継
手10の断面積すなわち継手10の強度に影響を与える
ことはない。
【0016】次に、本発明の第2の実施形態について図
2を参照して説明する。なお、第2の実施形態におい
て、第1の実施形態に対応する構成部には、同番号を付
してその詳細な説明を省略する。本実施形態では、上記
打込孔12を囲むようにして、これより大径の円形の凹
部13が形成されている。この凹部13の径は、楔部材
20のフランジ22の径とほぼ一致する。
2を参照して説明する。なお、第2の実施形態におい
て、第1の実施形態に対応する構成部には、同番号を付
してその詳細な説明を省略する。本実施形態では、上記
打込孔12を囲むようにして、これより大径の円形の凹
部13が形成されている。この凹部13の径は、楔部材
20のフランジ22の径とほぼ一致する。
【0017】第2の実施形態では、最初に楔部材20を
継手10の打込孔12に挿入し、フランジ22を、継手
10の凹部13に浅く入り込ませておく。この状態で、
両ねじ鉄筋1を、その先端が楔部材20の外周面に当た
るように、継手10に螺合させる。これにより、両ねじ
鉄筋1は打込孔12の周縁から突出した状態となる。次
に、楔部材20を打ち込んで、そのフランジ22を凹部
13に深く収容させる。この後で、前述と同様にしてグ
ラウト材を充填する。この際、フランジ22の外周面と
凹部13の内周面との間、フランジ22と凹部13の平
坦な底面との間の少なくとも一方には、隙間がほとんど
形成されないので、グラウト材の漏れを防止できる。
継手10の打込孔12に挿入し、フランジ22を、継手
10の凹部13に浅く入り込ませておく。この状態で、
両ねじ鉄筋1を、その先端が楔部材20の外周面に当た
るように、継手10に螺合させる。これにより、両ねじ
鉄筋1は打込孔12の周縁から突出した状態となる。次
に、楔部材20を打ち込んで、そのフランジ22を凹部
13に深く収容させる。この後で、前述と同様にしてグ
ラウト材を充填する。この際、フランジ22の外周面と
凹部13の内周面との間、フランジ22と凹部13の平
坦な底面との間の少なくとも一方には、隙間がほとんど
形成されないので、グラウト材の漏れを防止できる。
【0018】次に、本発明の第3の実施形態について図
3を参照して説明する。なお、第3の実施形態におい
て、第1の実施形態に対応する構成部には、同番号を付
してその詳細な説明を省略する。この実施形態では、グ
ラウト注入孔15が、楔部材20ではなく、継手10に
形成されている。楔部材20が叩かれても、注入孔15
は変形せず、グラウト注入を円滑に行うことができる。
3を参照して説明する。なお、第3の実施形態におい
て、第1の実施形態に対応する構成部には、同番号を付
してその詳細な説明を省略する。この実施形態では、グ
ラウト注入孔15が、楔部材20ではなく、継手10に
形成されている。楔部材20が叩かれても、注入孔15
は変形せず、グラウト注入を円滑に行うことができる。
【0019】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の態様が可能である。例えば、第1の実施形態におい
て、Oリングを省いてもよい。この場合、ねじ鉄筋の先
端の打込孔周縁からの突出量を所定量にすれば、楔部材
の打ち込み終了時点で、楔部材のフランジが継手の平坦
面に接するため、グラウト材の漏れは殆ど無くすことが
できる。また、Oリングを用いる場合、継手の外面は円
筒面であってもよい。楔部材のフランジと継手の外面と
の間の隙間の相違は、Oリングの弾性変形量の相違によ
って吸収できるからである。第2の実施形態で、凹部底
面とフランジとの間にOリングを介在させてもよい。ま
た、第2の実施形態で、継手の外面を円筒面にしてもよ
い。楔部材のフランジと継手の外面との間には環状の隙
間が形成されていてもよい。この場合、グラウト注入の
際には、隙間を着脱可能な環状のシール部材で塞ぐよう
にすればよい。また、フランジは無くてもよい。この場
合には、グラウト注入の際に、楔部材と打込孔の周縁と
の間の隙間を環状のシール部材で塞ぐ。
の態様が可能である。例えば、第1の実施形態におい
て、Oリングを省いてもよい。この場合、ねじ鉄筋の先
端の打込孔周縁からの突出量を所定量にすれば、楔部材
の打ち込み終了時点で、楔部材のフランジが継手の平坦
面に接するため、グラウト材の漏れは殆ど無くすことが
できる。また、Oリングを用いる場合、継手の外面は円
筒面であってもよい。楔部材のフランジと継手の外面と
の間の隙間の相違は、Oリングの弾性変形量の相違によ
って吸収できるからである。第2の実施形態で、凹部底
面とフランジとの間にOリングを介在させてもよい。ま
た、第2の実施形態で、継手の外面を円筒面にしてもよ
い。楔部材のフランジと継手の外面との間には環状の隙
間が形成されていてもよい。この場合、グラウト注入の
際には、隙間を着脱可能な環状のシール部材で塞ぐよう
にすればよい。また、フランジは無くてもよい。この場
合には、グラウト注入の際に、楔部材と打込孔の周縁と
の間の隙間を環状のシール部材で塞ぐ。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、楔部材の打ち込みとグラウト注入により、大型
の治具を用いず簡単な作業で、ねじ鉄筋同士を継手を介
して強固に連結することができる。また、楔部材にグラ
ウト注入孔を形成したので、継手の断面積を減少させず
に済み、その強度を維持することができる。請求項2の
発明によれば、楔部材の打ち込みとグラウト注入によ
り、大型の治具を用いず簡単な作用で、ねじ鉄筋同士を
継手を介して強固に連結することができる。また、継手
にグラウト注入孔を形成したので、楔部材の打ち込みの
際に、この注入孔の断面の変形が生じるおそれはなく、
グラウト材の円滑な注入を確保することができる。請求
項3の発明によれば、楔部材に設けたフランジを利用し
て、楔部材と継手との間のシールを行うことができ、注
入されたグラウト材がこの間から漏れることはなく、ね
じ鉄筋の外周面と継手の内周面との間の隙間に確実に行
き渡らせることができる。請求項4の発明によれば、弾
性のシールリングを利用して楔部材のフランジと継手と
の間を簡単かつ確実にシールすることができる。請求項
5の発明によれば、フランジと凹部を利用して、楔部材
と継手との間のシールを行うことができ、注入されたグ
ラウト材がこの間から漏れることはなく、ねじ鉄筋の外
周面と継手の内周面との間の隙間に確実に行き渡らせる
ことができる。請求項6の発明によれば、継手の平坦な
外面に打込孔を形成したので、楔部材と継手のフランジ
との間のシールがし易い。
よれば、楔部材の打ち込みとグラウト注入により、大型
の治具を用いず簡単な作業で、ねじ鉄筋同士を継手を介
して強固に連結することができる。また、楔部材にグラ
ウト注入孔を形成したので、継手の断面積を減少させず
に済み、その強度を維持することができる。請求項2の
発明によれば、楔部材の打ち込みとグラウト注入によ
り、大型の治具を用いず簡単な作用で、ねじ鉄筋同士を
継手を介して強固に連結することができる。また、継手
にグラウト注入孔を形成したので、楔部材の打ち込みの
際に、この注入孔の断面の変形が生じるおそれはなく、
グラウト材の円滑な注入を確保することができる。請求
項3の発明によれば、楔部材に設けたフランジを利用し
て、楔部材と継手との間のシールを行うことができ、注
入されたグラウト材がこの間から漏れることはなく、ね
じ鉄筋の外周面と継手の内周面との間の隙間に確実に行
き渡らせることができる。請求項4の発明によれば、弾
性のシールリングを利用して楔部材のフランジと継手と
の間を簡単かつ確実にシールすることができる。請求項
5の発明によれば、フランジと凹部を利用して、楔部材
と継手との間のシールを行うことができ、注入されたグ
ラウト材がこの間から漏れることはなく、ねじ鉄筋の外
周面と継手の内周面との間の隙間に確実に行き渡らせる
ことができる。請求項6の発明によれば、継手の平坦な
外面に打込孔を形成したので、楔部材と継手のフランジ
との間のシールがし易い。
【図1】本発明の第1の実施形態をなすねじ鉄筋用連結
装置の縦断面図であり、(A)はねじ鉄筋の螺合作業終
了時点、(B)は楔部材打ち込み終了時点をそれぞれ示
す。
装置の縦断面図であり、(A)はねじ鉄筋の螺合作業終
了時点、(B)は楔部材打ち込み終了時点をそれぞれ示
す。
【図2】本発明の第2の実施形態をなすねじ鉄筋用連結
装置の縦断面図であり、(A)はねじ鉄筋の螺合作業終
了時点、(B)は楔部材打ち込み終了時点をそれぞれ示
す。
装置の縦断面図であり、(A)はねじ鉄筋の螺合作業終
了時点、(B)は楔部材打ち込み終了時点をそれぞれ示
す。
【図3】本発明の第3の実施形態をなすねじ鉄筋用連結
装置を示す図1(B)相当図である。
装置を示す図1(B)相当図である。
1 ねじ鉄筋 10 継手 10a 平坦面 11 ねじ穴 12 打込孔 13 凹部 15 注入孔 20 楔部材 21 注入孔 22 フランジ 30 Oリング(弾性のシールリング)
Claims (6)
- 【請求項1】ねじ穴を有する継手に一対のねじ鉄筋の端
部を螺合させることにより、ねじ鉄筋同士を連結する装
置において、 さらに、楔部材を備えており、上記継手の周壁には、そ
の軸方向のほぼ中央において、打込孔が形成され、この
打込孔を介して螺合状態の両ねじ鉄筋の先端間に上記楔
部材が打ち込まれ、しかも、この楔部材には、グラウト
材を注入するための注入孔が形成されていることを特徴
とするねじ鉄筋用連結装置。 - 【請求項2】ねじ穴を有する継手に一対のねじ鉄筋の端
部を螺合させることにより、ねじ鉄筋同士を連結する装
置において、 さらに、楔部材を備えており、上記継手の周壁には、そ
の軸方向のほぼ中央において、打込孔が形成され、この
打込孔を介して螺合状態の両ねじ鉄筋の先端間に上記楔
部材が打ち込まれ、しかも、上記継手の周壁には、その
軸方向のほぼ中央であって上記打込孔に対して周方向に
離れた位置に、グラウト材を注入するための注入孔が形
成されていることを特徴とするねじ鉄筋用連結装置。 - 【請求項3】上記楔部材の基端部には、上記打込孔より
大きいフランジが形成されていることを特徴とする請求
項1または2に記載のねじ鉄筋用連結装置。 - 【請求項4】上記フランジと継手の外面との間には、環
状をなす弾性のシールリングが介在されることを特徴と
する請求項3に記載のねじ鉄筋用連結装置。 - 【請求項5】上記継手の外面には、上記打込孔を囲むよ
うにして、この打込孔より大きい凹部が形成され、この
凹部に上記継手のフランジが収容されることを特徴とす
る請求項3に記載のねじ鉄筋用連結装置。 - 【請求項6】上記継手の中央部の断面外郭が多角形状を
なし、この継手の外面の1つの平坦面に上記打込孔が形
成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか
に記載のねじ鉄筋用連結装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14476697A JPH10317585A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | ねじ鉄筋用連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14476697A JPH10317585A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | ねじ鉄筋用連結装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10317585A true JPH10317585A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15369922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14476697A Pending JPH10317585A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | ねじ鉄筋用連結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10317585A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101147543B1 (ko) * | 2011-07-15 | 2012-05-17 | 김찬수 | 철근 커플러 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP14476697A patent/JPH10317585A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101147543B1 (ko) * | 2011-07-15 | 2012-05-17 | 김찬수 | 철근 커플러 |
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