JPH10317763A - 収納庫 - Google Patents

収納庫

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Publication number
JPH10317763A
JPH10317763A JP13199597A JP13199597A JPH10317763A JP H10317763 A JPH10317763 A JP H10317763A JP 13199597 A JP13199597 A JP 13199597A JP 13199597 A JP13199597 A JP 13199597A JP H10317763 A JPH10317763 A JP H10317763A
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JP
Japan
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door
opening
main body
lock
lock member
Prior art date
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Pending
Application number
JP13199597A
Other languages
English (en)
Inventor
Motosuke Taniwaki
源資 谷脇
Kunio Miyazaki
邦雄 宮崎
Mitsuo Komori
光雄 小森
Shinichiro Tsunematsu
信一郎 恒松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kongo Co Ltd
Original Assignee
Kongo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストや重量を増大させることなく、防盗
性を向上させることができる収納庫を提供する。 【解決手段】 開放部2Bを有する本体2と、開放部2
Bを開閉する開閉体3と、開放部2Bを閉じた状態で開
閉体3を本体2に対して固定する、開閉体3に設けられ
たロック部材5と、ロック部材5をロック位置と非ロッ
ク位置とに移動させる移動手段12とを有する収納庫1
において、ロック部材5を回動自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス用、倉庫
用、家庭用等の金庫、保管用書庫、書庫室、金庫室等の
収納庫の防盗構造に関する。
【0002】
【従来の技術】金庫や保管用書庫等の収納庫は、正面が
開放された箱型の本体内部に貴重品や書類等の収納物を
収納し、本体の開放部を開閉自在の扉や引き出し自在の
抽斗等の開閉体で覆うことにより、収納物を火災や盗難
より保護している。
【0003】通常の金庫では、本体開放部の囲壁の一側
に扉が開閉自在に支持されており、この扉には、囲壁と
係脱自在であってハンドル等の移動手段によって水平方
向あるいは垂直方向に移動されるロック部材としての
閂、並びに移動手段の操作を規制するシリンダー錠、ダ
イヤル錠等の施錠手段が設けられている。この構成よ
り、本体の開放部を扉で閉塞させて移動手段を操作し、
閂を囲壁に係合させることで扉を本体に対して固定した
後に施錠手段を作動させることにより、移動手段の操作
が規制されて扉が本体に対して完全にロックされる。こ
のとき、閂は囲壁に対して20mm程度挿入されてい
る。
【0004】また、通常の保管用書庫では、本体内部の
空間と略同容量の抽斗が本体の側壁に引き出し自在に支
持されており、この抽斗にも扉と同様の閂や施錠手段が
設けられている。抽斗は、その正面側の壁で本体の開放
部を閉塞させた状態で、移動手段の操作により閂を囲壁
に係合させ、さらに施錠手段を作動されることによって
本体に対して完全にロックされる。
【0005】このような収納庫としては、以下のような
ものがある。 耐火金庫 収納物を火災より保護する耐火金庫としては、本体や扉
の内部にセメントと水との混合物等の耐火材を封入して
本体内部への熱の伝達を防ぐものが一般的に知られてお
り、このセメントと水との混合物にパーライトを混合し
たり発泡剤を混合して気泡を発生させることで耐火性を
向上させる技術が知られている。この耐火金庫では、扉
の外枠並びにこの外枠が填る本体開放面の囲壁の縁端を
断面稲妻形状あるいは断面階段形状とし、扉の外枠と前
記縁端との対向部の延べ面積を大きくすることにより本
体外部から内部への火炎、熱、煙等の到達距離を長くす
ることで収納物を保護する煙曲げ(煙返し)構造が採用
されている。
【0006】防盗金庫 収納物を盗難より保護する防盗金庫としては、耐火材に
金網や鋼片、高硬度の防御板等を配したものや耐火材を
覆う鉄板として厚みの大きいものを用いてハンマーによ
る打撃、トーチによる溶断、カッターによる切断、バー
ルによるこじ開け等の破壊行為に対抗する構造となって
いる。また、施錠手段には、外力によって施錠機構が破
壊された際に閂を自動的に固定する第2の施錠機構を持
ったリ・ロッキング構造(例えば実開昭59−2616
4号公報参照)が採用されている。
【0007】強力金庫、超強力金庫、保管用書庫 耐火性能と防盗性能とを兼ね備えた強力金庫や超強力金
庫は、上述した煙曲げ構造を備えると共に耐火材を覆う
鉄板を厚くしたものや、耐火金庫の内部に防盗金庫を入
れた二次庫と呼ばれるもの等がある。保管用書庫として
は、耐火金庫と同様に耐火性能を有するものと耐火性能
を有していないものとがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の耐火金庫では、
防盗金庫と同様に耐火材に金網、鋼片、防御板等を埋設
したり、これらの材質あるいは数量を変化させることに
より、破壊、溶断、切断、こじ開けに対する抵抗力を変
化させることができる。このうち、最も対策の難しいこ
じ開けに対して抵抗力を上げる場合には、閂を複数設け
ることや変形しにくい高硬度の防御板を複数用いること
等が考えられる。
【0009】しかし、通常、オフィスや家庭等で用いら
れている金庫のほとんどが耐火金庫であり、複数の閂を
設ける対策を施しても閂が本体に対してせいぜい20m
m程度挿入されているに過ぎないため、長尺のバールを
用いて閂が嵌合している本体側壁を大幅に変形させるこ
とで本体と閂との係合を簡単に外すことができ、扉が短
時間で開放されてしまう。また、高硬度の防御板を複数
用いる対策では、コストアップしてしまうと共に重量が
大幅に増大してしまうという問題点がある。
【0010】強力金庫、超強力金庫では、鉄板の厚みが
十分に大きいためにこじ開けに対する抵抗力は十分であ
るが、鉄板の厚みが大きいために金庫の重量が増大して
しまうと共に、通常の耐火金庫に比較して価格が大幅に
増大してしまうという問題点がある。特に重量が増大し
てしまう(小型金庫では50kg以下程度、耐火金庫で
は200〜300kg程度であるのに対し強力金庫ある
いは超強力金庫では800〜1000kg程度)と、壁
際や梁の上などの強度の高い場所に金庫の設置場所が限
定されてしまうために(建築基準法による建物の床の強
度は、住宅、病室では180kg/m2 、教室では23
0kg/m2 、事務所、百貨店では300kg/m2
ある)レイアウト上の問題となると共に、他の場所に設
置する場合には補強材を設けなくてはならず、その分コ
ストアップしてしまう。
【0011】本発明は、上述の問題点を解決し、コスト
や重量を増大させることなく、防盗性を向上させること
ができる耐火金庫、保管用書庫等の収納庫の提供、並び
に防盗性能をさらに向上させることができる防盗金庫、
強力金庫、超強力金庫等の収納庫の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
正面が開放された本体と、前記本体の開放部を開閉する
開閉体と、前記開放部を閉じた状態で前記開閉体を固定
する前記開閉体に設けられたロック部材と、前記ロック
部材を前記開閉体が固定されるロック位置と前記開閉体
の固定が解除される非ロック位置とに移動させる移動手
段とを有する収納庫において、前記ロック部材が回動自
在に支持されていることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の収
納庫において、さらに、前記ロック部材が複数設けられ
ていることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の収
納庫において、さらに、前記ロック部材が前記開閉体の
縁端方向の略全域にわたって設けられていることを特徴
とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の収納庫において、さらに、前記
ロック部材の先端が鈎型に形成されており、前記ロック
部材と係合する側壁が前記先端と係合する鈎型に形成さ
れていることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のうちの何れか1つに記載の収納庫において、さ
らに、前記開閉体が、前記開放部とこれを形成する前記
側壁の前端面とを覆うように設けられていることを特徴
とする。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に用いられ
る、収納庫としての金庫1の斜視図を示している。金庫
1は、本体2と開閉体としての扉3とから主に構成され
ている。
【0018】直方体あるいは立方体形状の本体2は、図
2に示すように、各壁面の両面が鉄板2aで覆われてお
り、各鉄板2a間には耐火材としてのセメントと水との
混合物2bが充填されている。本体2の正面の壁面2A
の一部には開放部2Bが形成されており、この開放部2
Bは、壁面2Aに取り付けられた蝶番4,4で一側部を
回動自在に支持された扉3によって開閉される。本体2
の内部には図示しない棚板が、その配設高さを調整可能
に複数設けられている。耐火材としてはセメントと水と
の混合物の他、漆喰、石膏、乾式耐火材、セメントボー
ド、セラミック、セメントに水とシリカゲルやゼオライ
ト(含水させる)、パーライト(商品名)あるいはベロ
コーム(商品名)や他の発泡剤を混合したもの(2種以
上の組み合わせも可)、セラタイカ(商品名)、コンク
リート、珪藻土、珪酸カルシウム等が挙げられる。これ
らは単独で用いても併用してもよく、併用する場合に
は、例えばセメントの内部に鑞や紙、ウレタン樹脂等を
封入した構成、あるいは耐火材の内部に水を包んだビニ
ール等を封入した構成としてもよい。
【0019】本体2の底壁2Cには貫通穴が形成されて
おり、本体2は、図4に示すように、扉3を開放した状
態で、床10に埋設されたアンカーナット11aに六角
穴付きボルト11bによって締結されて固定される。底
壁2Cと床10との間には、ボルト11bを熱から守る
ためのリング状の耐火材11cが配設されている。な
お、本体2の側壁の厚みWは70〜130mm程度であ
り、強度や重量を勘案すると100mm程度が望まし
い。
【0020】扉3の両面も本体2と同様に鉄板3aで覆
われており、内部には本体2と同様に耐火材としてのセ
メントと水との混合物3bが充填されている。扉3は、
図2に示すように、その右側縁部を蝶番4,4によって
本体2に対して回動自在に支持されており、開放部2B
を開閉可能に構成されている。扉3には、図1、図2に
示すように、開放部2Bを閉じた状態で扉3を本体2に
対して固定するためのロック部材5,5、ロック部材
5,5を移動させるためのハンドル6、ハンドル6の作
動を固定する施錠手段としてのダイヤル錠7及びシリン
ダー錠8が設けられている。
【0021】本体2と扉3との嵌合部9a,9bは、そ
れぞれ断面稲妻形状を呈すべく折り返した形に構成され
ており、所謂、煙曲げ(煙返し)構造を呈している。煙
曲げ構造を呈した煙曲げ部としては図2に示すものの
他、図3に示すものをも含む。
【0022】扉3の外側にはハンドル6が回動自在に取
り付けられており、扉3の内側には、ハンドル6と接続
され、ロック部材5,5を図2に実線で示す非ロック位
置と二点鎖線で示すロック位置とに移動させるための移
動手段12が配設されている。
【0023】ロック部材5は、図2、図5に示すよう
に、係止片13、リンク14から主に構成されている。
略扇形状を呈したブロックであって、その紙面方向の厚
みが10〜20mm程度に形成された係止片13は、扉
3の内側に設けられたケース16に取り付けられた支軸
17にその頂部を揺動自在に支持されており、頂部と対
向した一方の角部にはリンク14の一端がピン18によ
って回動自在に取り付けられている。なお、係止片13
の厚みは、開放部2Bの高さの4分の1、3分の1、2
分の1程度であってもよい。
【0024】リンク14の他端及び他端よりやや中央部
寄りには、リンク14の長手方向と直交する方向の長穴
14a,14aが形成されており、各長穴14a、14
aには、ロック部材5と移動手段12とを連結する走り
板15に植設されたピン15a,15aが嵌合してい
る。
【0025】移動手段12は、図5、図6に示すよう
に、ハンドル6と、その中心にハンドル6の軸部6aを
取り付けられた円板19とから主に構成されており、円
板19の外周近傍には、その先端部においてロック部材
5を支持する走り板15の一端が移動可能に取り付けら
れている。走り板15は、ロック部材5の非ロック位置
における円板19に対する取り付け位置が、軸部6aの
軸心より鉛直上方に伸ばした垂線に対しての角度がθと
なる位置に取り付けられ、ハンドル6を図6の時計回り
に回動させてロック部材5をロック位置に位置決めした
ときに、軸部6aの軸心より鉛直上方に伸ばした垂線に
対しての角度がθとなるように構成されている。走り板
15は図示しないガイド部材によってガイドされ、ハン
ドル6の回動に伴って平行移動される。
【0026】本体2の、ロック部材5,5のロック位置
と対応する位置には、ケース16より突出した係止片1
3,13が係合する係合部2D,2Dが形成されてい
る。
【0027】上述の構成より、扉3によって開放部2B
を閉塞した状態でハンドル6を操作すると、ロック部材
5,5は図2に実線で示す状態から対応する各係合部2
D,2Dに向けて回動し、図2に二点鎖線で示すロック
位置に位置決めされる。ロック部材5,5をロック位置
に位置決めした後にダイヤル錠7及びシリンダー錠8を
施錠することにより、金庫1は完全にロックされた状態
となる。この状態より、金庫1の外側から嵌合部9aの
隙間にバールの先端を挿入して扉3をこじ開けようとし
ても、係止片13,13がこじ開け方向に対向するよう
に本体2に対して係合しているので、本体2と扉3との
係合が容易には外れず、防盗性を向上させることができ
る。
【0028】上記実施例の変形例として、図7に示すよ
うに、ロック部材5に代えて本体2の高さ方向である縁
端方向の略全域にわたる長さの係止片21を有するロッ
ク部材20を用い、この係止片21が係合する係合部2
Eを本体2に形成することにより、金庫1の高さ方向の
略全域にわたって本体2と扉3とが係合することによ
り、防盗性をさらに向上させることができる。
【0029】図8は、本発明の第2の実施例に用いられ
るロック部材22を示している。ロック部材22は、係
止片23、第1リンク24、第2リンク25から主に構
成されている。略扇形状を呈したブロックであって10
〜20mm程度の厚みを有する係止片23は、扉3の内
側に設けられたケース16に取り付けられた支軸26に
その頂部を揺動自在に支持されており、頂部と対向した
一方の角部近傍には第1リンク24の一端がピン27に
よって回動自在に取り付けられている。また、係止片2
3の、第1リンク24の一端が取り付けられた角部に
は、係止片23を本体2に係合させるための係合突起2
3aが形成されている。第1リンク24の他端には、第
2リンク25の一端がピン28によって回動自在に取り
付けられており、第2リンク25の他端は、第1の実施
例と同様に移動手段12に移動可能に取り付けられた図
示しない走り板に固着されている。この図示しない走り
板は図示しないガイド部材によってガイドされ、ハンド
ル6の回動に伴って平行移動される。
【0030】本体2の、ロック部材22,22のロック
位置と対応する位置には、ケース16より突出した係止
片23,23が係合可能な、凹部2Fa,2Faを有す
る係合部2F,2Fが形成されている。
【0031】上述の構成より、扉3によって開放部2B
を閉塞した状態でハンドル6を操作すると、ロック部材
22,22は図8に実線で示す非ロック位置から対応す
る各係合部2F,2Fに向けて回動し、図8に二点鎖線
で示すロック位置に位置決めされる。ロック部材22,
22をロック位置に位置決めした後にダイヤル錠7及び
シリンダー錠8を施錠することにより、金庫1は完全に
ロックされた状態となる。この状態より、金庫1の外側
から嵌合部9aの隙間にバールの先端を挿入して扉3を
こじ開けようとしても、係止片23,23がこじ開け方
向に対向するように本体2に対して係合し、かつ、係合
突起23a,23aが凹部2Fa,2Faに係合してい
るので、本体2と扉3との係合が容易には外れず、第1
の実施例よりもさらに防盗性を向上させることができ
る。
【0032】第2の実施例の変形例として、図9に示す
ように、ケース16内部の扉3の内壁側寄りに設けられ
た支軸30に回動自在に支持された係止片31を有する
ロック部材29,29を用い、本体2側に凹部2Ga,
2Gaを有する係合部2G,2Gを形成し、第2の実施
例と同様の図示しないリンク機構によって、ロック部材
29,29を図に実線で示す非ロック位置と二点鎖線で
示すロック位置とに選択的に位置決めする構成としても
よい。
【0033】上記各実施例及び変形例の他の変形例とし
て、図10に示すように、扉3に代えて、周囲を鉄板3
2aで覆われ、内部に耐火材としてセメントと水との混
合物32bを充填されて形成され、周壁前端面である嵌
合部9a側の本体2の前面部を覆うように構成された開
閉体としての扉32を用いてもよい。この扉32を用い
ることにより、本体2の側壁の前面部と扉32との対向
部である隙間33にバールの先端を挿入して扉32をこ
じ開けようとしても、こじ開ける方向に対してロック部
材が抵抗となり、各実施例に比較してこじ開けが困難と
なって防盗性が向上する。
【0034】上記各実施例及び各変形例では、各ロック
部材を移動手段12によってハンドル6の操作で回動さ
せる構成としたが、移動手段はこれに限られることな
く、いろいろなものが適用可能である。以下に移動手段
の変形例を説明する。
【0035】図11は、図示しない3個のロック部材を
回動させるリンク34,34,34を回動板35の外周
近傍に移動可能に取り付け、回動板35の中心にハンド
ル6の軸部6aを取り付けて、ハンドル6を図の時計方
向に回動させることで、それぞれ移動方向の異なるリン
ク34,34,34を二点鎖線で示す位置に移動させ、
これにより図示しないロック部材をロック位置に位置決
めさせるものである。これにより、3方向(4方向も可
能)において扉と本体とが係合するため、防盗性を向上
させることができる。
【0036】図12は、図示しないロック部材に連結さ
れた複数のリンク36,36,36を同方向に同時に移
動させる機構を示している。複数のリンク36,36,
36は、扉の内側に植設されたピン37,37及び図示
しないガイド部材によって左右方向に移動自在に支持さ
れた走り板38に固着されており、走り板38の近傍に
は、扉の内側に回転自在に支持された支軸39に固着さ
れた偏心カム40が配設されている。走り板38は、図
示しない付勢手段によって図の右方に向けて付勢されて
おり、偏心カム40の円周部と常時当接するように構成
されている。この構成より、各リンク36,36,36
が図に二点鎖線で示す、図示しないロック部材のロック
位置に相当する位置に移動される。これにより、1方向
の複数箇所において扉と本体とを係合させることができ
るため、防盗性を向上させることができる。この複数の
リンク36,36,36に連結されたロック部材として
は、その厚みが開放部2Bの高さの3分の1以下のもの
であればよい。
【0037】図13は、複数のリンク41,41,41
を同方向に同時に移動させる他の機構を示している。こ
の機構は、複数のガイド部材42によって支持された各
リンク41,41,41を連結板43で一体的に連結さ
せ、回動板44の中心にハンドル6の軸部6aを取り付
けて、一つのリンク41と回動板44とを接続板45に
よって接続させた構成であり、図12に示した機構と比
較すると、走り板38を用いていない点において相違し
ている。この構成を採用することにより、走り板38を
用いることなく複数のリンク41を同時に移動させるこ
とができるので、バールによって収納庫がこじ開けられ
るときに、走り板38が変形することによって引き起こ
されるロック部材と本体との係合の解除を防止すること
ができ、図12に示した構成よりも防盗性を向上させる
ことができる。
【0038】リンク41を移動させる方法としては、図
14に示すように支軸46に回転自在に支持された偏心
カム47に接続板45を当接させて偏心カム47をモー
ターによって回転させる方法、図15に示すようにソレ
ノイド48によってリンク41を移動させる方法、図1
6に示すように空圧あるいは油圧シリンダー49によっ
てリンク41を移動させる方法、図17に示すように支
軸50に回動自在に支持されたレバー51,52によっ
てリンク41を移動させる方法、図18に示すようにモ
ーター53によってワイヤー54を巻き取ってこれに連
結されたリンク41を移動させる方法、図19に示すよ
うにラック55とピニオン56とモーター57とからな
るラックアンドピニオン機構を用い、ラック55に連結
されたリンク41を移動させる方法、図20に示すよう
に送りネジ58とネジブッシュ59とからなる送りネジ
機構を用い、ネジブッシュ59に連結されたリンク41
を移動させる方法等が挙げられる。これらは単独で設け
てもよく、また、併設してもよい。
【0039】上記各実施例及び各変形例では、収納庫と
して片扉右開き金庫を例示したが、本発明が適用可能な
収納庫としてはこれに限られず、片扉左開き金庫、子扉
付き金庫、両扉金庫、上下あるいは左右に複数の扉を有
する金庫、引き戸及び引き違い戸式金庫、保管用書庫、
壁面収納庫、収納庫の内部にさらに収納庫を収納した二
次庫、金庫室や書庫室等の壁面に埋設された収納体、さ
らには組立式金庫室等が挙げられる。なお、本明細書に
おける、ロック部材と係合する側壁には、子扉付き金庫
や両扉金庫における、ロック部材が係合する側の子扉や
扉をも含む。
【0040】さらに、上記各実施例及び各変形例では、
収納庫として、本体と扉との嵌合部に耐火構造である煙
曲げ部を有するものを示したが、本発明が適用可能な収
納庫としては必ずしも耐火構造である必要はない。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ロック部
材がこじ開け方向と対向する向きに本体と係合するの
で、収納庫の外側から本体と開閉体との隙間にバールの
先端を挿入して開閉体をこじ開けようとしても、本体と
開閉体との係合が容易には外れず防盗性を向上させるこ
とができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、複数のロッ
ク部材がこじ開け方向と対向する向きに本体と係合する
ので、収納庫の外側から本体と開閉体との隙間にバール
の先端を挿入して開閉体をこじ開けようとしても、本体
と開閉体との係合が容易には外れず防盗性をさらに向上
させることができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、ロック部材
がこじ開け方向と対向する向きであって、かつ、開閉体
の縁端方向の略全域にわたって本体と係合するので、収
納庫の外側から本体と開閉体との隙間にバールの先端を
挿入して開閉体をこじ開けようとしても、本体と開閉体
との係合面積が十分に大きく、係合が容易には外れない
ため、防盗性をさらに向上させることができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、ロック部材
がこじ開け方向と対向する向きであって、かつ、その先
端がこじ開けに対して抵抗となるように本体と係合する
ので、本体と開閉体との係合が容易には外れず、防盗性
をより一層向上させることができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、周壁前端面
を覆うように構成された開閉体を用いることにより、周
壁前端面と開閉体との隙間にバールの先端を挿入して開
閉体をこじ開けようとしても、こじ開ける方向に対して
ロック部材が抵抗となり、さらに防盗性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を採用した金庫の斜視図
である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する金庫前端部の
部分断面図である。
【図3】他の煙曲げ部を示す部分断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例を説明する金庫底部の部
分断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に用いられる移動手段を
説明する金庫前端部の部分断面図である。
【図6】本発明の第1及び第2の実施例に用いられる移
動手段を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例の変形例に用いられるロ
ック部材を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例を説明する金庫前端部の
部分断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例の変形例を説明する金庫
前端部の部分断面図である。
【図10】本発明の第1及び第2の実施例の変形例に用
いられる扉を示す図である。
【図11】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図12】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図13】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図14】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図15】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図16】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図17】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図18】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図19】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【図20】本発明の各実施例に適用可能な移動手段を示
す図である。
【符号の説明】
1 収納庫(金庫) 2 本体 2B 開放部 3,32 開閉体(扉) 5,20,22,29 ロック部材 12 移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恒松 信一郎 熊本県熊本市上熊本3丁目8番1号・金剛 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面が開放された本体と、前記本体の開放
    部を開閉する開閉体と、前記開放部を閉じた状態で前記
    開閉体を固定する前記開閉体に設けられたロック部材
    と、前記ロック部材を前記開閉体が固定されるロック位
    置と前記開閉体の固定が解除される非ロック位置とに移
    動させる移動手段とを有する収納庫において、 前記ロック部材が回動自在に支持されていることを特徴
    とする収納庫。
  2. 【請求項2】前記ロック部材が複数設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の収納庫。
  3. 【請求項3】前記ロック部材が前記開閉体の縁端方向の
    略全域にわたって設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の収納庫。
  4. 【請求項4】前記ロック部材の先端が鈎型に形成されて
    おり、前記ロック部材と係合する側壁が、前記先端と係
    合する鈎型に形成されていることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3記載の収納庫。
  5. 【請求項5】前記開閉体が、前記開放部とこれを形成す
    る前記側壁の前端面とを覆うように設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のうちの何れか1
    つに記載の収納庫。
JP13199597A 1997-05-22 1997-05-22 収納庫 Pending JPH10317763A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529330A (ja) * 2007-06-01 2010-08-26 セダーデル リミテッド セキュリティ組立体およびセキュリティ組立体の制御方法
JP2018128205A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 タキゲン製造株式会社 扉用ロックハンドル装置

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JP2010529330A (ja) * 2007-06-01 2010-08-26 セダーデル リミテッド セキュリティ組立体およびセキュリティ組立体の制御方法
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