JPH10317842A - 遮音構造 - Google Patents

遮音構造

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JPH10317842A
JPH10317842A JP9150503A JP15050397A JPH10317842A JP H10317842 A JPH10317842 A JP H10317842A JP 9150503 A JP9150503 A JP 9150503A JP 15050397 A JP15050397 A JP 15050397A JP H10317842 A JPH10317842 A JP H10317842A
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JP
Japan
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packing
panel
sound insulation
contact member
skeleton
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JP9150503A
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Yoshihisa Yamada
芳久 山田
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐候性に優れ、相互間に位置ずれが生じるよ
うな事態になっても著しく遮音効果を低減させず、所望
の遮音効果の発揮を可能にする。 【解決手段】 躯体側あるいはパネル2に配在され弾性
に富む中実体からなるパッキン3および適宜の硬度を有
しながら躯体1側あるいはパネル2に配在されパッキン
3に対向する当接部材4がそれぞれ複数条に設定される
と共に、この複数条に設定のパッキン3および当接部材
4のそれぞれの突出長さが異なるように設定され、か
つ、突出傾向にあるパッキン31が後退傾向にある当接
部材42におよび後退傾向にあるパッキン32が突出傾
向にある当接部材41にそれぞれ対向するように設定さ
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、躯体側とこの躯
体側に形成の開口を閉塞する扉体などとの間に具現化さ
れる遮音構造の改良に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、およそ建築物に
おける出入り口などの開口は、多くの場合に扉体で閉塞
されるが、その際に、建築物、すなわち、躯体側と扉体
をそれぞれ遮音構造に形成して遮音を図るまでしないに
しろ、開口と扉体との間に遮音構造を採用することで屋
内外間での遮音を図ることがある。
【0003】そして、そのための遮音構造としては、た
とえば、図6に示すものがあり、この遮音構造は、固定
側とされて開口1aを形成する躯体1側と、この躯体1
側に対する可動側部材とされて扉体とされるパネル2
と、このパネル2に配在されて躯体1側に対向するパッ
キン3とを有してなり、このパッキン3が高い弾性に富
むゴムチューブ体からなるとしている。
【0004】したがって、この遮音構造にあっては、パ
ッキン3が高い弾性に富むゴムチューブ体で形成されて
なるから、躯体1側とパネル2との間に少々の寸法差が
あってもこれに対処し得て、音漏れに通じる隙間を出現
させない上で有利となる。
【0005】しかしながら、躯体1側に形成の開口1a
が屋外に面する壁体に形成されて屋内を屋外に開放する
ものである場合には、パッキン3たるゴムチューブ体が
風雨や日照に晒されて劣化し易くなり、したがって、こ
の遮音構造が耐候性で劣ることになる不利がある。
【0006】そこで、耐候性に優れる遮音構造として、
たとえば、図7に示すものがあり、この遮音構造では、
パッキン3がチューブ体程ではないにしろ合成ゴムなど
の弾性に富む中実体からなる一方で、適宜の硬度を有し
ながら躯体1側に配在されて先端がパッキン3に対向し
当接される当接部材4とを有してなるとしている。
【0007】なお、上記のパッキン3および当接部材4
は、これが互いにいわゆる反対側に配設されていても、
後述する遮音効果に大差がないことはもちろんである。
【0008】この遮音構造による場合には、パッキン3
が弾性に富む合成ゴムなどの中実体で形成されるから、
耐候性で有利となる上に、図示するように、パネル2を
躯体1側に押し付けるようにするときに、当接部材4の
先端がパッキン3の正面に食い込むような傾向になり、
音漏れを招来する隙間の発生が阻止されて所望の遮音効
果が得られる。
【0009】しかしながら、パネル2を躯体1側に押し
付けるようにしたときに、当接部材4の先端がパッキン
3の正面から離れていたり、あるいは、接触しているの
みで十分に食い込むような状況にならなかったりする場
合には、音漏れを完全には阻止できず所望の遮音効果を
得られないことになる。
【0010】そこで、図示しないが、パッキン3および
当接部材4をそれぞれ複数条に設定して音漏れに対する
いわゆる安全性を見込む提案をなし得るが、この場合に
は、パッキン3および当接部材4がそれぞれ単数に設定
されている場合に比較して、より優れた遮音効果を期待
できると言い得る。
【0011】ところで、一般に、コンクリート造の建築
物において、いわゆるブラケットを所定位置に定着する
については、ブラケットを連設させるためのアンカー部
材をあらかじめ所定位置に埋設しておくとする。
【0012】すなわち、たとえば、図7を参考にする
と、当接部材4を保持するブラケット5は、コンクリー
ト造の躯体1中にあらかじめ埋設されたアンカー部材6
に連設されるとするもので、このアンカー部材6は、躯
体1を形成するためのコンクリートの打設の際にあらか
じめ所定位置に位置決められる、すなわち、仮止めされ
るとしている。
【0013】したがって、コンクリートを打設する際
に、仮止めされたアンカー部材6が所定位置に終始位置
決められていれば問題はないが、コンクリート打設の実
際を看ると、アンカー部材6が所定位置からずれてしま
い、しかも、そのまま固定されることが多くある。
【0014】その結果、パッキン3および当接部材4を
複数条に設定して遮音効果に対する安全性を見込むとし
ても、パッキン3および当接部材4の相間距離や位置の
精度が不十分になり、結果として、より優れた遮音効果
だけでなく、所望の遮音効果さえも期待できなくなる危
惧がある。
【0015】この発明は、上記した事情を鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、耐候性に
優れるのはもちろんのこと、相互間にいわゆる位置ずれ
が生じるような事態になっても著しい遮音効果の低減を
招来させずして所望の遮音効果が得られるようにし、そ
の汎用性の向上を期待するのに最適となる遮音構造を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明の構成を、基本的には、固定側とされ
て開口などを形成する躯体側と、この躯体側に対する可
動側部材とされて扉体などとされるパネルと、弾性に富
む中実体からなり躯体側あるいはパネルのいずれか一方
に配在されるパッキンと、適宜の硬度を有しながら躯体
側あるいはパネルのいずれか他方に配在されてパッキン
に対向する当接部材とを有してなる遮音構造において、
パッキンおよび当接部材がそれぞれ複数条に設定されて
なると共に、この複数条に設定されたパッキンおよび当
接部材のそれぞれの突出長さが異なるように設定されて
なり、かつ、突出傾向にあるパッキンが後退傾向にある
当接部材におよび後退傾向にあるパッキンが突出傾向に
ある当接部材にそれぞれ対向するように設定されてなる
とする。
【0017】そして、より具体的には、パッキンあるい
は当接部材が開口などを形成する躯体側の立面に開口を
囲むように配在され、かつ、開口などを形成する躯体側
の立面への対向面となるパネルの前面の周辺部で周回す
るように配在されてなるとする。
【0018】また、好ましくは、複数条に設定される当
接部材が間に適宜の吸音体を有してなるとする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図示したところに基い
て、この発明を詳細に説明するが、図1に示すように、
この発明の一実施の形態による遮音構造は、固定側とさ
れて開口1aを形成する躯体1側と、この躯体1側に対
する可動側部材とされて扉体とされるパネル2と、弾性
に富む中実体からなりパネル2に配在されるパッキン3
と、適宜の硬度を有しながら躯体1側に配在されてパッ
キン3に対向する当接部材4とを有してなる。
【0020】また、この遮音構造は、パッキン3および
当接部材4がそれぞれ複数条に設定されてなると共に、
この複数条に設定されたパッキン3および当接部材4の
それぞれ突出長さが異なるように設定されてなり、か
つ、突出傾向にあるパッキン31が後退傾向にある当接
部材42におよび後退傾向にあるパッキン32が突出傾
向にある当接部材41にそれぞれ対向するように設定さ
れてなるとしている。
【0021】なお、図示する実施の形態では、図2にも
示すように、パネル2が躯体1側に形成の開口1aを閉
塞する扉体とされているが、これに代えて、図示しない
が、躯体1側に形成の屋内空間を区切る可動間仕切壁、
すなわち、可動壁体とされても良い。
【0022】また、パネル2が扉体とされる場合に、開
口1aは、図示する実施の形態にあって、屋外に面する
壁体に形成されていて屋内を屋外に開放するとしている
が、これに代えて、屋内の壁体に形成されているとして
も良い。
【0023】そして、図示する実施の形態では、パッキ
ン3がパネル2に配在され、当接部材4が躯体1側に配
在されるとしているが、これに代えて、それぞれが反対
側に配在されるとしても良い。
【0024】ところで、パネル2は、たとえば、重量を
大きくすることで遮音性を向上させることが可能になる
が、重量を大きくすることは、このパネル2の移動に大
きいエネルギーを要することになり、余り好ましいこと
とは言えない。
【0025】そこで、図示する実施の形態では、吸音性
に優れるグラスウールからなる充填材21を分離された
前板22および後板23で挟むようにして形成されてな
るとして、所定の遮音性を有しながら、重量的にも有利
になる構成としている。
【0026】ちなみに、前板22および後板23は、い
わゆる化粧材を兼ねるように設定されるが、特に、パネ
ル2の前面2a(図2参照)を形成する前板22は、耐
候性にも優れるように設定されるのが好ましい。
【0027】なお、このパネル2は、図3に示すよう
に、昇降手段7で昇降され、また、押し付け手段8で所
定の立設状態に維持されるように設定されているが、こ
の昇降手段7および押し付け手段8については後述す
る。
【0028】つぎに、パッキン3は、この実施の形態に
あって、弾性に富む合成ゴムなど中実体からなるとし
て、耐候性に優れるように配慮される一方で、ブラケッ
ト9に保持されてパネル2の前面2aの周辺部に無限帯
状に、すなわち、パネル2の前面2aの周辺部で周回す
る態様に配在されている(図2参照)。
【0029】ちなみに、パッキン3を保持するブラケッ
ト9もパネル2の前面2aの周辺部に無限帯状に、すな
わち、パネル2の前面2aの周辺部で周回する態様に配
在されていることもちろんで、たとえば、溶接によるな
どしてパネル2に連設されている。
【0030】それゆえ、このパッキン3は、パネル2が
開口1aを閉塞する状態になるときに、後述する当接部
材4と協働してこの開口1aを囲むようになり、いわゆ
る音漏れや空気漏れを未然に阻止し得ることになる。
【0031】また、当接部材4は、この実施の形態にあ
って、軽量でありながら適宜の硬度を有する、たとえ
ば、アルミ材からなる適宜の肉厚の帯状に形成されてい
て、躯体1側に固設されたブラケット5に保持されてお
り、躯体1側に形成の開口1aを囲むように配在されて
いる、ちなみに、当接部材4を保持するブラケット5も
躯体1に埋設のアンカー部材6に連設されて躯体1側に
形成の開口1aを囲む無限帯状に配在されている。
【0032】それゆえ、この当接部材4は、上記のパッ
キン3と同様に、協働して躯体1側に形成の開口1aを
囲み、このとき、いわゆる音漏れや空気漏れを未然に阻
止することになる。
【0033】一方、上記のように形成されているパッキ
ン3および当接部材4は、それぞれが複数条、すなわ
ち、図示する実施の形態では、二条に設定されてなると
共に、図4にも示すように、この二条に設定されたパッ
キン31,32および当接部材41,42のそれぞれの
突出長さが異なるように設定されてなるとしている。
【0034】そして、この二条に設定されたパッキン3
および当接部材4にあっては、突出傾向にあるパッキン
31が後退傾向にある当接部材42に対向し、後退傾向
にあるパッキン32が突出傾向にある当接部材41に対
向するように設定されてなるとしている。
【0035】なお、図示する実施の形態にあって、当接
部材4は、ボルト51の締め付けでブラケット5に保持
されているが、このボルト51の締め付けに際してその
突出長さを大小調整できるように設定されている。
【0036】以上のように、パッキン3および当接部材
4がそれぞれ突出する長さを異にする二条に設定される
ことで、仮に、パッキン3と当接部材4との間に隙間が
生じることになっても、所望の遮音効果の発揮を期待で
きることになる。
【0037】すなわち、たとえば、図4中に仮想線図お
よび仮想線矢印で示すように、図4中で上方となる突出
傾向にあるパッキン31の正面と後退傾向にある当接部
材42の先端との間に隙間が生じ、この隙間を音が通過
するようになるとき、この音は、図4中で下方にある突
出傾向の当接部材41側に衝突することになって、言わ
ば進路が塞れて通過し得なくなり、したがって、このと
きに、遮音されることになる。
【0038】そして、このことは、図示しないが、上記
したところと逆に図4中で下方となる後退傾向にあるパ
ッキン32の正面と突出傾向にある当接部材41の先端
との間に隙間が生じ、この隙間を図4中の下方からの音
が通過するようになるときにも同様となり、所望の遮音
が実現されることになる。
【0039】上記したように、隙間を通過した音が当接
部材41などに衝突することで遮音が実現されるとする
のであれば、図5に示すように、二条に設定される当接
部材41,42が間に適宜の吸音体10を有してなると
するのが好ましく、この場合には、上記の隙間を通過す
る音が吸音体10に吸収されて反響が阻止されることに
なり、一層の遮音効果を期待できることになる。
【0040】そして、この吸音体10としては、たとえ
ば、気泡に富み充填作業を容易するスポンジ体あるいは
グラスウールなどのウール体でも良く、さらには、注入
後に固化するタイプの発砲樹脂体とされても良い。
【0041】また、この吸音体10を配在するについ
て、たとえば、図5中に仮想線図で示すように、ブラケ
ット5の背後となる部位の躯体1に穴1cを形成し、こ
の穴1c内に適宜の吸音体10を充填するようにしても
良い。
【0042】ところで、図示する実施の形態にあって、
パネル2は、昇降手段7で昇降されると共に、押し付け
手段8で所定の立設状態に維持されるように設定されて
いるが、以下には、図3に基づいてこの昇降手段7およ
び押し付け手段8について少し説明する。
【0043】まず、昇降手段7は、躯体1側に配在され
た駆動源たるウインチ71を有してなり、このウインチ
71から引き出される吊りワイヤ72の一端がパネル2
の下端部に連結されている。
【0044】一方、パネル2は、背面2bの上端部に連
設のブラケット73に保持されたローラ74を有してな
り、片や、躯体1が形成する屋内の天井側には、このロ
ーラ74を転動させるガイドレール75がいわゆる横置
き状態に配在されている。
【0045】そして、このガイドレール75およびロー
ラ74が上記のウインチ71と共にこの昇降手段7を構
成するとしている。
【0046】それゆえ、この昇降手段7によれば、ウイ
ンチ71の駆動でパネル2の下端を引き上げることで、
ローラ74がガイドレール75を転動することになり、
したがって、図3中に仮想線図で示すように、パネル2
が横置き状態に天井側に格納されると共に、ウインチ7
1から吊りワイヤ72が引き出されることで、パネル2
が自身の重量でガイドレール75に副って降下すること
になる。
【0047】つぎに、押し付け手段8は、パネル2の背
後側となる屋内側に横置き状態に配在された油圧シリン
ダ81を有してなり、この電動シリンダ81の図中で左
端となる基端が固定端側に設定されると共に、図中で右
端となる先端に保持されたホルダ82がパネル2の背面
2bに保持されているローラ74に分離可能に連繋され
るとしている。
【0048】そして、ホルダ82は、ローラ74をいわ
ゆる前後側から挟持する状態に臨在させると共に、ロー
ラ74のガイドレール75への連繋を許容するように設
定されている。
【0049】その結果、この押し付け手段8によれば、
まず、電動シリンダ81の伸長でローラ74を介してパ
ネル2を起立させる、すなわち、躯体1側の立面1bに
パネル2の前面2aを押し付けるようにすることが可能
になり、また、電動シリンダ81の圧縮でローラ74を
介してパネル2を傾倒させる、すなわち、躯体1側の立
面1bからパネル2を引き剥すようにすることが可能に
なり、パネル2による開口1aの開閉が可能になる。
【0050】そして、この押し付け手段8によれば、電
動シリンダ81のさらなる圧縮でホルダ82が保持して
いるローラ74をガイドレール75の端部に照準させる
ことが可能になり、この状態のときの昇降手段7の駆動
でパネル2が引き上げられることでローラ74がガイド
レール75に連繋されることになる。
【0051】なお、ローラ74がガイドレール75に連
繋された状態のときに、パネル2が昇降手段7の駆動に
よってガイドレール75に副って移動する、すなわち、
昇降するのは前述した通りである。
【0052】それゆえ、この実施の形態による場合に
は、パネル2をガイドレール75に副って下降させるこ
とで、躯体1側に形成の開口1aを閉塞することが可能
になるのはもちろんのこと、このときに、パネル2が押
し付け手段8からの外力作用で躯体1側に押し付けられ
るようになるから、所望の遮音機能の確実な発揮可能に
することになる。
【0053】また、この実施の形態による場合には、押
し付け手段8でパネル2を躯体1側に押し付けるように
するから、パッキン3をゴムチューブで形成する場合に
比較して言わば剛性が高くなる中実体で形成するとして
も、確実な遮断状態を実現できることになり、特に、屋
外からの雨水や風の浸入を防ぐ上から、また、耐久性を
期待する上からは、極めて好ましいと言い得る。
【0054】前記したところは、パネル2がコンクリー
ト造の躯体1側との間でこの遮音構造を具現化する場合
を例にして説明したが、この発明の意図するところから
すれば、この遮音構造が木造の建築物において具現化さ
れても良いこともちろんで、特に、躯体1側が木造とさ
れる場合には、パッキン3あるいは当接部材4を躯体1
側の所定位置に正確に配在できることになる点で有利と
なる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、開
口などを形成する躯体側とこの躯体側に対するパネルと
の間に配在されるパッキンとこれに当接されて遮音効果
を発揮する当接部材がそれぞれ複数条に設定されると共
に、この複数条に設定のパッキンおよび当接部材のそれ
ぞれの突出長さが異なるように設定され、かつ、突出傾
向にあるパッキンが後退傾向にある当接部材におよび後
退傾向にあるパッキンが突出傾向にある当接部材にそれ
ぞれ対向するように設定されてなるとするから、パネル
が開口を閉塞するように躯体側の立面に押し付けられる
ことでパッキンに当接部材が押し付けられるときに、所
望の遮音効果を発揮するのはもちろんのこと、パッキン
および当接部材がそれぞれの突出長さを異にするいわゆ
るイモの配列状態になることから、仮に複数条の内のい
ずれか一方のパッキンと当接部材との間に隙間が生じる
ような事態になっても他方のパッキンと当接部材による
所定の遮音効果の発揮を期待できることになる。
【0056】そして、パッキンおよび当接部材が躯体側
に形成の開口を囲むように配在されることで、上記の遮
音効果の発揮を確実に期待でき、また、パッキンがゴム
チューブ体に比較すれば耐候性に優れる中実体で形成さ
れることで、特に、パネルが屋外に面する外壁に形成の
開口を閉塞するように設定される場合にも、遮音はもち
ろんのこと、屋外からの雨水や風の屋内への浸入を効果
的に防ぐことが可能になる。
【0057】また、複数条に設定される当接部材が間に
適宜の吸音体を有する場合には、仮に複数条の内のいず
れか一方のパッキンと当接部材との間に隙間が生じるよ
うな事態になっても、吸音が実現され、より一層確実な
遮音効果の発揮を期待できることになる。
【0058】さらに、パネルが開口を閉塞する際に外力
作用によって躯体側の立面に押し付けられる場合には、
パッキンがゴムチューブ体に比較すれば剛性の高い中実
体で形成されるとしても、パネルの開口を閉塞する状態
たる立設状態が確実に実現されることになる。
【0059】その結果、この発明によれば、耐候性に優
れるのはもちろんのこと、相互間にいわゆる位置ずれが
生じるような事態になっても著しい遮音効果の低減を招
来させずして所望の遮音効果が得られ、その汎用性の向
上を期待するのに最適となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による遮音構造の一実施の形態を部分
的に示す縦断面図である。
【図2】パネルを前面から示す正面図である。
【図3】パネルの立設状態をパネルの傾倒状態および格
納状態と共に示す全体縦断面図である。
【図4】遮音構造における要部を拡大して縦断面図であ
る。
【図5】他の実施の形態による遮音構造を図4と同様に
示す図である。
【図6】従来例としての遮音構造を図1と同様に示す図
である。
【図7】さらなる従来例としての遮音構造を図1と同様
に示す図である。
【符号の説明】
1 躯体 1a 開口 1b 立面 2 パネル 2a 前面 2b 背面 3 パッキン 4 当接部材 5,9,73 ブラケット 6 アンカー部材 7 昇降手段 8 押し付け手段 10 吸音体 21 芯材 22 前板 23 後板 31 突出傾向にあるパッキン 32 後退傾向にあるパッキン 41 突出傾向にある当接部材 42 後退傾向にある当接部材 51 ボルト 71 ウインチ 72 吊りワイヤ 74 ローラ 75 ガイドレール 81 電動シリンダ 82 ホルダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側とされて開口などを形成する躯体
    側と、この躯体側に対する可動側部材とされて扉体など
    とされるパネルと、弾性に富む中実体からなり躯体側あ
    るいはパネルのいずれか一方に配在されるパッキンと、
    適宜の硬度を有しながら躯体側あるいはパネルのいずれ
    か他方に配在されてパッキンに対向する当接部材とを有
    してなる遮音構造において、パッキンおよび当接部材が
    それぞれ複数条に設定されてなると共に、この複数条に
    設定されたパッキンおよび当接部材のそれぞれの突出長
    さが異なるように設定されてなり、かつ、突出傾向にあ
    るパッキンが後退傾向にある当接部材におよび後退傾向
    にあるパッキンが突出傾向にある当接部材にそれぞれ対
    向するように設定されてなる遮音構造
JP9150503A 1997-05-23 1997-05-23 遮音構造 Pending JPH10317842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054363A (ja) * 2000-08-10 2002-02-20 Sasakura Engineering Co Ltd 防音構造
JP2003106066A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Js Corp ドアの遮音構造とそれに使用するドア用遮音部材

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