JPH10317954A - 3気筒エンジンの排気マニホールド - Google Patents

3気筒エンジンの排気マニホールド

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JPH10317954A
JPH10317954A JP9123931A JP12393197A JPH10317954A JP H10317954 A JPH10317954 A JP H10317954A JP 9123931 A JP9123931 A JP 9123931A JP 12393197 A JP12393197 A JP 12393197A JP H10317954 A JPH10317954 A JP H10317954A
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JP
Japan
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exhaust
cylinder
cylinders
exhaust pipe
engine
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JP9123931A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Masuko
徹也 益子
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3気筒エンジンの各気筒の出力を均等に保つ
ことができる3気筒エンジンの排気マニホールドを提供
すること。 【構成】 両側気筒の排気管22,23を中央気筒の排
気管21に対してクランク軸方向中央部において集合一
体化して成る3気筒エンジンの排気マニホールド20に
おいて、クランク軸方向視で前記中央気筒の排気管21
を他の両側気筒の排気管22,23よりも幅方向外方に
eだけ突出せしめる。本発明によれば、中央気筒の排気
管21における排気ポートから集合ポイントまでの長さ
を他の両側気筒の排気管22,23におけるそれと等し
くすることができ、エンジンの各気筒の排気ポートから
排気マニホールド20へと排出されて各排気管21〜2
3内を流れる排気ガスの集合ポイントまでの排出ボリュ
ームが中央気筒と他の両側気筒とで略同一となり、エン
ジンにおける各気筒の出力が略同等となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3気筒エンジンの
排気マニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば水上滑走艇等に搭載される3気筒
エンジンの排気系に接続される排気マニホールドは両側
気筒の排気管を中央気筒の排気管に集合一体化して構成
され、エンジンの各気筒における混合気の燃焼によって
発生した排気ガスを中央で集合させて排出する機能を果
たす。
【0003】ところで、3気筒エンジンにおいて各気筒
の出力を均等にして出力バランスを良好に保ち、キャブ
レタのセッティングの容易化等を図るためには、各排気
ポートから排気マニホールドへと排出される排気ガスの
集合ポイントまでの排出ボリュームが各気筒について等
しくなるようにする必要がある。
【0004】従って、排気マニホールドの各排気管の内
径が同一である場合には、エンジンの各排気ポートから
排気マニホールドの集合ポイントまでの長さが略等しく
設定されている必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の3気
筒エンジンの排気マニホールドは前述のように両側気筒
の排気管を中央気筒の排気管に集合一体化して構成され
ていたため、幾何学的に両側気筒の排気管の長さが中央
気筒の排気管のそれよりも長くなり、エンジンの各排気
ポートから排気マニホールドの集合ポイントまでの長さ
を各排気管について略等しくすることは不可能であっ
た。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、3気筒
エンジンの各気筒の出力を均等に保つことができる3気
筒エンジンの排気マニホールドを提供することにある。
【0007】又、特に左右にフートステップを有する水
上滑走艇等においては、3気筒エンジンがそのクランク
軸が船体長手方向に延びるようにして搭載され、該3気
筒エンジンの排気系に接続される排気マニホールドは船
体の幅方向外方に延設されるが、この排気マニホールド
の各排気管の集合ポイントがエンジンの下方に位置する
場合には、その外側方に形成されるフートステップのレ
イアウトが困難となってしまう。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、左右に
フートステップを有する船体のフートステップ台のレイ
アウトに制約を加えることのない3気筒エンジンの排気
マニホールドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、両側気筒の排気管を中央気
筒の排気管に対してクランク軸方向中央部において集合
一体化して成る3気筒エンジンの排気マニホールドにお
いて、クランク軸方向視で前記中央気筒の排気管を他の
両側気筒の排気管よりも幅方向外方に突出せしめたこと
を特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記中央気筒の排気管の径を他の両側気筒
の排気管のそれよりも大きくしたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、デッキとハルとを
集合した船体に搭載したエンジンの排気ポートに接続さ
れる排気マニホールドであって、両側気筒の排気管を中
央気筒の排気管に対してクランク軸方向中央部において
集合一体化して成る3気筒エンジンの排気マニホールド
において、前記排気管を各気筒の排気管から上方に導い
て集合させ、中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポ
ートに挟まれた排気管に、排気ポートよりも上方に突出
して中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポートとを
仕切る突出部を形成したことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記船体は幅方向中央にシートを有すると
ともに、このシートの左右にフートステップを有し、ク
ランク軸方向視で前記排気管を排気ポートからエンジン
外側に向かって導いた後に上方且つエンジン内側に向か
って屈曲させ、各排気管の中心線の屈曲部よりも内側
に、各排気管の中心線の集合部を位置させたことを特徴
とする。
【0013】請求項5記載の発明は、両側気筒の排気管
を中央気筒の排気管に対してクランク軸方向中央部にお
いて集合一体化して成る3気筒エンジンの排気マニホー
ルドにおいて、前記中央気筒の排気管の径を他の両側気
筒の排気管のそれよりも大きくしたことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記中央気筒の排気管を他の両側気筒の排
気管よりも幅方向外側に突出せしめたことを特徴とす
る。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1〜5又は
6記載の発明において、エンジンに接続される側の端部
に共通の一体フランジを有するものとし、該一体フラン
ジに正面視で各排気管とオーバーラップしない部分を設
けたことを特徴とする。
【0016】従って、請求項1記載の発明によれば、ク
ランク軸方向視で中央気筒の排気管を他の両側気筒の排
気管よりも幅方向外側に突出せしめたため、中央気筒の
排気管における排気ポートから集合ポイントまでの長さ
を他の両側気筒の排気管におけるそれと等しくすること
ができ、エンジンの各気筒の排気ポートから排気マニホ
ールドへと排出されて各排気管内を流れる排気ガスの集
合ポイントまでの排出ボリュームが中央気筒と他の両側
気筒とで略同一となり、エンジンにおける各気筒の出力
が略均等となって各気筒のキャブレタのセッティングを
従来のように各気筒の出力に応じて行う必要がなってキ
ャブレタのセッティングが容易化する等の効果が得られ
る請求項2記載の発明によれば、中央気筒の排気管の内
径を他の両側気筒の排気管の内径よりも大きくしたた
め、クランク軸方向視で3つの排気管の中心線を一致さ
せた状態であっても、中央気筒の排気管を流れる排気ガ
スの集合ポイントまでの排出ボリュームが他の両側気筒
の排気管を流れる排気ガスのそれと略等しくなるように
することができ、クランク軸方向視での中央気筒の排気
管の幅方向外方への突出量を小さく抑えることができ
る。
【0017】請求項3記載の発明によれば、船体が転覆
した際には給気装置の空気取り入れ口から気筒内に水が
浸入し、この浸入した水が排気ポートから排出される可
能性があるが、中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気
ポートに挟まれた排気管に、排気ポートよりも上方に突
出して中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポートと
を仕切る突出部を形成したため、転覆状態において各気
筒の排気ポートから排出された水は、他の気筒の排気ポ
ートに向かって流れることが阻止されて排気管の集合部
に向かってスムーズに流れ、確実に外部に排出される。
【0018】請求項4記載の発明によれば、クランク軸
方向視で排気管を排気ポートからエンジン外側に向かっ
て導いた後に上方且つエンジン内側に向かって屈曲さ
せ、各排気管の中心線の屈曲部よりも内側に、各排気管
の中心線の集合部を位置させたため、クランク軸方向視
での排気管の幅方向外方への突出量を小さく抑えること
ができ、シート幅を狭くして操縦性を高めることができ
る。
【0019】請求項5記載の発明によれば、エンジンの
各気筒の排気ポートから排気マニホールドへと排出され
た各排気管内を流れる排気ガスの集合ポイントまでの排
出ボリュームが中央気筒と他の両側気筒とで略同一とな
り、エンジンにおける各気筒の出力が略均等となって各
気筒のキャブレタのセッティングを従来のように各気筒
の出力に応じて行う必要がなくなってキャブレタのセッ
ティングが容易化する。
【0020】請求項6記載の発明によれば、中央気筒の
排気管における排気ポートから集合ポイントまでの長さ
を他の両側気筒の排気管におけるそれと等しくすること
ができ、中央気筒の排気管の内径と両側気筒の排気管の
内径とを余り変えなくても、中央気筒の排気管を流れる
排気ガスの集合ポイントまでの排出ボリュームが他の両
側気筒の排気管を流れる排気ガスのそれと略等しくなる
ようにすることができ、中央気筒の排気管の内径を両側
気筒の排気管の内径に対して大きくする必要がなくな
り、排気ポート間のピッチを短縮することができる。
【0021】請求項7記載の発明によれば、排気マニホ
ールドのエンジンに接続される側の端部に形成された一
体フランジに正面視で各排気管とオーバーラップしない
部分(即ち、外部に露出する部分)を設けたため、該一
体フランジに高い放熱性が確保され、その熱変形が小さ
く抑えられる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は水上滑走艇の破断側面図、
図2は同水上滑走艇に搭載された3気筒エンジンの正面
図、図3は本発明に係る排気マニホールドの正面図、図
4は同排気マニホールドの平面図、図5は同排気マニホ
ールドの側面図である。
【0023】図1に示す水上滑走艇1の船体2の前後方
向(図1の左右方向)略中央部には駆動源である2サイ
クル3気筒エンジン3が搭載されており、該3気筒エン
ジン3の前方には燃料タンク4が配設されている。そし
て、船体2の燃料タンク4の上方はカウリング5によっ
て覆われており、燃料タンク4の上方のカウリング5外
には操舵ハンドル6が斜めに立設され、該操舵ハンドル
6の後方にはシート7が着脱自在に配設されている。
尚、船体2はFRP(繊維強化プラスチック)製のハル
2aとデッキ2bをガンネル2cで結合して構成されて
おり、これの内部は前後の吸気ダクト8,9を介して大
気に連通している。又、船体2の左右には、図1及び図
2に示すように、シート7に着座した乗員が足を載せる
ためのフートステップ2dが設けられている。
【0024】ところで、前記3気筒エンジン3には3つ
の気筒が前後方向に並設されており、該エンジン3は複
数のエンジンマウント10を介して船体2内の底部に弾
性支持され、そのクランク軸11は船体の前後方向に配
されている。そして、図2に示すように、3気筒エンジ
ン3の右側(進行方向に向かって右側であって、図2に
おいては左側)の吸気系には各気筒毎に吸気管12が接
続されており、3本の吸気管12には共通の吸気サイレ
ンサ13が接続されており、各吸気管12にはキャブレ
タ14がそれぞれ接続されている。尚、図2において、
13aは吸気サイレンサ13の空気取入れ口、15はス
ロットル弁軸、16はスロットル弁操作ワイヤーを巻き
掛けるプーリ、17はオイルポンプ、18はオイルポン
プ操作ワイヤー、19は不図示のフライホイールマグネ
トーのワイヤーハーネスの取出孔である。
【0025】又、3気筒エンジン3の左側の排気系には
各気筒の不図示の排気ポートが前後方向に等間隔で開口
しており、これらの排気ポートには本発明に係る排気マ
ニホールド20が接続されている。そして、この排気マ
ニホールド20は上方に立ち上がり、その端部には排気
管26が接続されている。
【0026】上記排気管26はエンジン3の上方を前方
に向かって略水平に延びた後、U字状に折り曲げられて
後方に向かって延設され、エンジン3の後方に配された
ウォータロック27に接続されている。そして、ウォー
タロック27の上部からは排気管28が上方に向かって
延び、この排気管28は船体2の後方に向かって延出さ
れている。尚、本実施の形態においては、排気管26の
最高位置の最大径部分には不図示の触媒が内蔵されてい
る。
【0027】他方、図1に示すように、船体2の後部に
はポンプ室29が形成されており、このポンプ室29の
内部には推進ユニット30が配設されている。この推進
ユニット30は、船底及び後方に開口するハウジング3
1を有しており、このハウジング31内には、前記クラ
ンク軸11と同軸に配されたインペラ軸32が臨んでお
り、該インペラ軸32はカップリング33によってクラ
ンク軸11に連結されている。そして、このインペラ軸
32の後端部には、ハウジング31内に収納されたイン
ペラ34が結着されている。
【0028】又、上記ハウジング31の後端部は後方に
向かって開口しており、その開口部にはデフレクタ35
が左右に揺動自在に取り付けられている。そして、この
デフレクタ35は不図示のケーブルを介して前記操舵ハ
ンドル6に連動連結されており、操舵ハンドル6による
ステアリング操作でデフレクタ35の方向を変えること
によって当該水上滑走艇1の操舵がなされる。
【0029】ここで、本発明に係る前記排気マニホール
ド20を図3乃至図5に基づいて説明する。
【0030】前記排気マニホールド20は3気筒エンジ
ン3の各気筒に対応する計3つの排気管21,22,2
3をクランク軸方向中央部において集合一体化して、正
面視(図3)において排気管21〜23の中心線m1
3 の集合ポイントPが中央気筒の排気ポート中心点Q
の真上に位置するように構成され、そのエンジン3に接
続される側の一端には3つの排気管21〜23に共通の
矩形プレート状の一体フランジ24が形成されており、
この一体フランジ24には不図示の締付ボルトを通すた
めの複数(図示例では12)のボルト挿通孔24aが穿
設されている。
【0031】又、図5に示すように、上記3つの排気管
21〜23は一体フランジ24から上方へ向かってU字
状に折り曲げられているが、図3に示すように、中央気
筒の排気管21は正面視で垂直に立ち上げられ、他の両
側気筒の排気管22,23は正面視でそれぞれ中央気筒
の排気管21に向かって斜めに立ち上げられ、これらは
中央気筒の排気管21に集合一体化されている。この結
果、図3に示すように、3つの排気管21〜23の中心
線m1 〜m3 の集合ポイントPはエンジン3の排気ポー
トの中心点Qよりもhだけ上方に位置することとなる。
【0032】そして、当該排気マニホールド20におい
て、3つの排気管21〜23が集合一体化された側の端
部には略矩形プレート状のフランジ25が一体に形成さ
れており、このフランジ25の四隅には不図示の締付ボ
ルトを通すための4つのボルト挿通孔25aが穿設され
ている。
【0033】以上のように構成される排気マニホールド
20は、図2に示すように、その一端が一体フランジ2
4のボルト挿通孔24a(図3参照)に挿通する不図示
の締付ボルトによって3気筒エンジン3の排気ポートが
開口する面に取り付けられ、他端のフランジ25には該
フランジ25のボルト挿通孔25a(図3及び図4参
照)に挿通する不図示の締付ボルトによって前記排気管
26の一端フランジ部26aが取り付けられている。
【0034】而して、本実施の形態に係る排気マニホー
ルド20においては、図4及び図5に示すように、クラ
ンク軸方向視で中央気筒の排気管21を他の両側気筒の
排気管22,23よりも幅方向外方にeだけ突出せしめ
ている。尚、図5において、R点は各排気管21〜23
の中心線m1 〜m3 の屈曲ポイントである。
【0035】ところで、クランク軸方向視で全ての排気
管21〜23が重なるようにこれらを同一の曲率で曲げ
た場合には、幾何学的関係から、中央気筒の排気管21
における排気ポート中心点Qから集合ポイントPまでの
長さが他の両側気筒の排気管22,23におけるそれよ
りも短くなり、中央気筒の排気管21の内径と両側気筒
の排気管22,23の内径とが等しい場合には、エンジ
ン3の各気筒の排気ポートから排気マニホールド20へ
と排出されて各排気管21〜23内を流れる排気ガスの
集合ポイントPまでの排出ボリュームが中央気筒と他の
両側気筒とで異なってしまう。具体的には、中央気筒の
排気管21内を流れる排気ガスの排出ボリュームが他の
両側気筒の各排気管22,23内を流れる排気ガスのそ
れよりも小さくなる。
【0036】上述のように、中央気筒の排気管21内を
流れる排気ガスと他の両側気筒の各排気管22,23内
を流れる排気ガスについて排出ボリュームに差が生じる
と、排気抵抗等の相違によってエンジン3における各気
筒の出力に差が生じてしまい、例えばキャブレタ14の
セッティングをそれぞれの気筒の出力に合わせて調整す
る必要があり、その調節作業が煩雑で面倒である。又、
エンジン3の性能を十分に発揮できなくなる。
【0037】然るに、本実施の形態では、クランク軸方
向視で中央気筒の排気管21を他の両側気筒の排気管2
2,23よりも幅方向外方にeだけ突出せしめたため、
中央気筒の排気管21における排気ポートの中心点Qか
ら集合ポイントPまでの長さを他の両側気筒の排気管2
2,23におけるそれとほぼ等しくすることができる。
この結果、エンジン3の各気筒の排気ポートから排気マ
ニホールド20へと排出されて各排気管21〜23内を
流れる排気ガスの集合ポイントPまでの排出ボリューム
が中央気筒と他の両側気筒とで略同一となり、エンジン
3における各気筒の出力が略均等となって各気筒のキャ
ブレタ14のセッティングを従来のように各気筒の出力
に応じて行う必要がなくなり、キャブレタ14のセッテ
ィングが容易化する等の効果が得られる。尚、この場
合、本実施の形態のように中央気筒の排気管21の中心
線m1 が両側気筒の排気管22,23の中心線m2 ,m
3 よりも幅方向外方に位置して必要はなく、中央気筒の
排気管21の一部が両側気筒の排気管22,23よりも
幅方向外方に突出していれば良い。
【0038】又、本実施の形態のように船体2の左右に
フートステップ2d(図1及び図2参照)を備える水上
滑走艇1において前述のように排気マニホールド20の
3つの排気管21〜23の集合ポイントPをエンジン3
の排気ポートの中心点Qよりもhだけ上方に位置せしめ
た結果、クランク軸方向視での中央気筒の排気管21の
幅方向外方への突出量eを小さく抑えることができ、フ
ートステップ台2dのレイアウトが排気マニホールド2
0によって制限を受けることがない。
【0039】更に、本実施の形態に係る排気マニホール
ド20においては、エンジン3に接続される側の端部に
形成された一体フランジ24に正面視で各排気管21〜
23とオーバーラップしない部分(即ち、外部に露出す
る部分)を設けたため、該一体フランジ24に高い放熱
性が確保され、その熱変形が小さく抑えられる。
【0040】ところで、本実施の形態に係る排気マニホ
ールド20においては3つの排気管21〜23の内径を
同一にしたため、各排気管21〜23内を流れる排気ガ
スの集合ポイントPまでの排出ボリュームが中央気筒と
他の両側気筒とで略等しくなるようにする手段としてク
ランク軸方向視で中央気筒の排気管21を他の両側気筒
の排気管22,23よりも幅方向外方にeだけ突出せし
める構成を採用したが、中央気筒の排気管21を流れる
排気ガスの集合ポイントPまでの排出ボリュームが他の
両側気筒の排気管22,23を流れる排気ガスのそれと
略等しくなるように、図6に示すように、中央気筒の排
気管21の内径d1 を他の両側気筒の排気管22,23
の内径d2 ,d3 よりも大きく(d1 >d2 =d3 )す
れば、クランク軸方向視で3つの排気管21〜23の中
心線を一致させることができる。但し、この場合であっ
ても、クランク軸方向視で中央気筒の排気管21はその
内径が大きい分だけ他の両側気筒の排気管22,23よ
りも幅方向外方に突出する。勿論、d1 >d2 =d3
した上で中央気筒の排気管21の中心線m1 を両側気筒
の排気管22,23の中心線m2 ,m3 に対して幅方向
外方に位置せしめても良い。尚、図6に示す各排気管2
1〜23において、各排気ポートから集合ポイントPま
での内径d1 〜d3 は同一に設定されている。又、図6
において、37はウォータジャケットである。
【0041】而して、上述のようにクランク軸方向視で
中央気筒の排気管21を他の両側気筒の排気管22,2
3よりも幅方向外方にeだけ突出せしめるよう構成すれ
ば、中央気筒の排気管21における排気ポートから集合
ポイントPまでの長さを他の両側気筒の排気管22,2
3におけるそれと等しくすることができ、中央気筒の排
気管21の内径d1 と両側気筒の排気管22,23の内
径d2 ,d3 とを余り変えなくても、中央気筒の排気管
21を流れる排気ガスの集合ポイントPまでの排出ボリ
ュームが他の両側気筒の排気管22,23を流れる排気
ガスのそれと略等しくなるようにすることができ、中央
気筒の排気管21の内径d1 を両側気筒の排気管22,
23の内径d2 ,d3 に対して大きくする必要がなくな
り、排気ポート間のピッチを短縮することができる。
【0042】又、船体2が転覆したときの排気マニホー
ルド20の状態を図6に示すが、該マニホールド20に
おいては、中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポー
トに挟まれた排気管21〜23に、排気ポートよりも上
方に突出して中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポ
ートとを仕切る突出部A,Bを形成したため、転覆状態
において各気筒の排気ポートから排出された水は、他の
気筒の排気ポートに向かって流れるのが突出部A,Bに
よって阻止されて排気管21〜23の集合ポイントPに
向かってスムーズに流れ、確実に外部に排出される。
【0043】更に、本実施の形態においては、図2及び
図5に示すように、クランク軸方向視で排気管21〜2
3を排気ポートからエンジン3の外側に向かって導いた
後に上方且つエンジン3の内側に向かって屈曲させ、各
排気管21〜23の中心線m1 〜m3 の屈曲点Rよりも
内側に各排気管21〜23の中心線m1 〜m3 の集合ポ
イントPを位置させたため、クランク軸方向視での排気
管21〜23の幅方向外方への突出量(特に、排気マニ
ホールド20の上部における幅方向外方への突出量)を
小さく抑えることができ、シート7の幅を狭くして操縦
性を高めることができる。
【0044】次に、本実施の形態に係る水上滑走艇1の
作用を概説する。
【0045】水上滑走艇1において3気筒エンジン3が
駆動されると、そのクランク軸11の回転はカップリン
グ33を介してインペラ軸32に伝達され、該インペラ
軸32とこれに結着されたインペラ34が所定の速度で
一体的に回転駆動される。
【0046】而して、上述のようにインペラ34が回転
駆動されると、該インペラ34はハウジング31内の船
底開口部から吸引した水を昇圧してこれをデフレクタ3
5から後方へ向かって噴射するため、この水の噴射によ
って所要の推進力が発生し、この推進力によって当該水
上滑走艇1が所定の速度で航走せしめられる。
【0047】尚、以上は特に水上滑走艇に搭載される3
気筒エンジンに取り付けられる排気マニホールドに本発
明を適用した形態について述べたが、本発明はその他任
意の3気筒エンジンに取り付けられる排気マニホールド
に対して同様に適用可能であることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、クランク軸方向視で中央気筒の排
気管を他の両側気筒の排気管よりも幅方向外側に突出せ
しめたため、中央気筒の排気管における排気ポートから
集合ポイントまでの長さを他の両側気筒の排気管におけ
るそれと等しくすることができ、エンジンの各気筒の排
気ポートから排気マニホールドへと排出されて各排気管
内を流れる排気ガスの集合ポイントまでの排出ボリュー
ムが中央気筒と他の両側気筒とで略同一となり、エンジ
ンにおける各気筒の出力が略均等となって各気筒のキャ
ブレタのセッティングを従来のように各気筒の出力に応
じて行う必要がなってキャブレタのセッティングが容易
化する等の効果が得られる請求項2記載の発明によれ
ば、中央気筒の排気管の内径を他の両側気筒の排気管の
内径よりも大きくしたため、クランク軸方向視で3つの
排気管の中心線を一致させた状態であっても、中央気筒
の排気管を流れる排気ガスの集合ポイントまでの排出ボ
リュームが他の両側気筒の排気管を流れる排気ガスのそ
れと略等しくなるようにすることができ、クランク軸方
向視での中央気筒の排気管の幅方向外方への突出量を小
さく抑えることができるという効果が得られる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、船体が転覆
した際には給気装置の空気取り入れ口から気筒内に水が
浸入し、この浸入した水が排気ポートから排出される可
能性があるが、中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気
ポートに挟まれた排気管に、排気ポートよりも上方に突
出して中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポートと
を仕切る突出部を形成したため、転覆状態において各気
筒の排気ポートから排出された水は、他の気筒の排気ポ
ートに向かって流れることが阻止されて排気管の集合部
に向かってスムーズに流れ、確実に外部に排出されると
いう効果が得られる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、クランク軸
方向視で排気管を排気ポートからエンジン外側に向かっ
て導いた後に上方且つエンジン内側に向かって屈曲さ
せ、各排気管の中心線の屈曲部よりも内側に、各排気管
の中心線の集合部を位置させたため、クランク軸方向視
での排気管の幅方向外方への突出量を小さく抑えること
ができ、シート幅を狭くして操縦性を高めることができ
るという効果が得られる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、エンジンの
各気筒の排気ポートから排気マニホールドへと排出され
た各排気管内を流れる排気ガスの集合ポイントまでの排
出ボリュームが中央気筒と他の両側気筒とで略同一とな
り、エンジンにおける各気筒の出力が略均等となって各
気筒のキャブレタのセッティングを従来のように各気筒
の出力に応じて行う必要がなくなってキャブレタのセッ
ティングが容易化するという効果が得られる。
【0052】請求項6記載の発明によれば、中央気筒の
排気管における排気ポートから集合ポイントまでの長さ
を他の両側気筒の排気管におけるそれと等しくすること
ができ、中央気筒の排気管の内径と両側気筒の排気管の
内径とを余り変えなくても、中央気筒の排気管を流れる
排気ガスの集合ポイントまでの排出ボリュームが他の両
側気筒の排気管を流れる排気ガスのそれと略等しくなる
ようにすることができ、中央気筒の排気管の内径を両側
気筒の排気管の内径に対して大きくする必要がなくな
り、排気ポート間のピッチを短縮することができるとい
う効果が得られる。
【0053】請求項7記載の発明によれば、排気マニホ
ールドのエンジンに接続される側の端部に形成された一
体フランジに正面視で各排気管とオーバーラップしない
部分(即ち、外部に露出する部分)を設けたため、該一
体フランジに高い放熱性が確保され、その熱変形が小さ
く抑えられるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水上滑走艇の破断側面図である。
【図2】水上滑走艇に搭載された3気筒エンジンの正面
図である。
【図3】本発明に係る排気マニホールドの正面図であ
る。
【図4】本発明に係る排気マニホールドの平面図であ
る。
【図5】本発明に係る排気マニホールドの側面図であ
る。
【図6】船体が転覆したときの排気マニホールドの状態
を示す破断正面図である。
【符号の説明】
1 水上滑走艇 2 船体 2a ハル 2b デッキ 2d フートステップ 3 3気筒エンジン 7 シート 11 クランク軸 20 排気マニホールド 21 中央気筒の排気管 22,23 両側気筒の排気管 24 一体フランジ A,B 突出部 e 中央気筒の排気管の突出量 m1 〜m3 排気管の中心線 P 排気管の集合ポイント R 排気管の中心線の屈曲ポイント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側気筒の排気管を中央気筒の排気管に
    対してクランク軸方向中央部において集合一体化して成
    る3気筒エンジンの排気マニホールドにおいて、 クランク軸方向視で前記中央気筒の排気管を他の両側気
    筒の排気管よりも幅方向外方に突出せしめたことを特徴
    とする3気筒エンジンの排気マニホールド。
  2. 【請求項2】 前記中央気筒の排気管の径を他の両側気
    筒の排気管のそれよりも大きくしたことを特徴とする請
    求項1記載の3気筒エンジンの排気マニホールド。
  3. 【請求項3】 デッキとハルとを集合した船体に搭載し
    たエンジンの排気ポートに接続される排気マニホールド
    であって、両側気筒の排気管を中央気筒の排気管に対し
    てクランク軸方向中央部において集合一体化して成る3
    気筒エンジンの排気マニホールドにおいて、 前記排気管を各気筒の排気管から上方に導いて集合さ
    せ、中央気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポートに挟
    まれた排気管に、排気ポートよりも上方に突出して中央
    気筒の排気ポートと両側気筒の排気ポートとを仕切る突
    出部を形成したことを特徴とする3気筒エンジンの排気
    マニホールド。
  4. 【請求項4】 前記船体は幅方向中央にシートを有する
    とともに、このシートの左右にフートステップを有し、
    クランク軸方向視で前記排気管を排気ポートからエンジ
    ン外側に向かって導いた後に上方且つエンジン内側に向
    かって屈曲させ、各排気管の中心線の屈曲部よりも内側
    に、各排気管の中心線の集合部を位置させたことを特徴
    とする請求項3記載の3気筒エンジンの排気マニホール
    ド。
  5. 【請求項5】 両側気筒の排気管を中央気筒の排気管に
    対してクランク軸方向中央部において集合一体化して成
    る3気筒エンジンの排気マニホールドにおいて、 前記中央気筒の排気管の径を他の両側気筒の排気管のそ
    れよりも大きくしたことを特徴とする3気筒エンジンの
    排気マニホールド。
  6. 【請求項6】 前記中央気筒の排気管を他の両側気筒の
    排気管よりも幅方向外側に突出せしめたことを特徴とす
    る請求項5記載の3気筒エンジンの排気マニホールド。
  7. 【請求項7】 エンジンに接続される側の端部に共通の
    一体フランジを有し、該一体フランジに正面視で各排気
    管とオーバーラップしない部分を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜5又は6記載の3気筒エンジンの排気マニ
    ホールド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299595A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Kunitekku:Kk 多気筒エンジンの分岐管継ぎ手
KR101454474B1 (ko) * 2012-12-27 2014-10-27 삼성중공업 주식회사 매니폴드
CN109591994A (zh) * 2018-12-03 2019-04-09 周雷 一种拖轮艉端排烟管防海水逆行装置

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JP2009299595A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Kunitekku:Kk 多気筒エンジンの分岐管継ぎ手
KR101454474B1 (ko) * 2012-12-27 2014-10-27 삼성중공업 주식회사 매니폴드
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