JPH10317964A - 建設機械のエンジン冷却装置 - Google Patents
建設機械のエンジン冷却装置Info
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- JPH10317964A JPH10317964A JP13913297A JP13913297A JPH10317964A JP H10317964 A JPH10317964 A JP H10317964A JP 13913297 A JP13913297 A JP 13913297A JP 13913297 A JP13913297 A JP 13913297A JP H10317964 A JPH10317964 A JP H10317964A
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- engine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通気部に開口面積の可変機構を持たせること
なくても、通気用の開口面積を可変にできるようにす
る。 【構成】 エンジンルーム10の壁11に流入側通気部
20と排気側通気部21とを形成して、冷却ファン14
によるラジエータ12への冷却風を流通させるが、エン
ジン冷却水が設定温度を越すおそれがある場合に、バッ
テリ33を電源とする正逆回転可能な電動モータ30と
ラック−ピニオン機構とで上部開閉カバー11bを開
く。冷却水温センサ36からの検出信号を制御手段35
に取り込んで、上部開閉カバー11bを開くか否かを判
定して、外気温センサ37の検出信号に基づいて、必要
な開度で上部開閉カバー11bを開く。電動モータ30
で上部開閉カバー11bを全開状態にすればエンジンル
ーム10内のメンテナンスが可能になる。
なくても、通気用の開口面積を可変にできるようにす
る。 【構成】 エンジンルーム10の壁11に流入側通気部
20と排気側通気部21とを形成して、冷却ファン14
によるラジエータ12への冷却風を流通させるが、エン
ジン冷却水が設定温度を越すおそれがある場合に、バッ
テリ33を電源とする正逆回転可能な電動モータ30と
ラック−ピニオン機構とで上部開閉カバー11bを開
く。冷却水温センサ36からの検出信号を制御手段35
に取り込んで、上部開閉カバー11bを開くか否かを判
定して、外気温センサ37の検出信号に基づいて、必要
な開度で上部開閉カバー11bを開く。電動モータ30
で上部開閉カバー11bを全開状態にすればエンジンル
ーム10内のメンテナンスが可能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルその
他の建設機械におけるエンジン冷却装置に関するもので
あり、特にラジエータのエンジン冷却水の温度状態に応
じて冷却効率を変化させるようにしたエンジン冷却装置
に関するものである。
他の建設機械におけるエンジン冷却装置に関するもので
あり、特にラジエータのエンジン冷却水の温度状態に応
じて冷却効率を変化させるようにしたエンジン冷却装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルその他の建設機械において
は、油圧シリンダや油圧モータからなる油圧アクチュエ
ータが設けられ、油圧ポンプから方向切換弁を介して各
油圧アクチュエータに圧油を供給することによって、機
械を構成する各部、例えば油圧ショベルにあっては、車
両の走行及び上部旋回体の旋回や、ブーム,アーム,フ
ロントアタッチメントからなるフロント作業機構の駆動
が行われる。油圧ポンプを駆動するためにエンジンを備
えており、このエンジンは油圧ポンプやその他の機器と
共に機械室に配置されている。エンジンからは高い熱が
発生するので、他の機器とはカバーや仕切り壁等からな
るエンジンカバーで隔離したエンジンルーム内に設置さ
れる。また、エンジンに冷却水を供給するラジエータも
エンジンルーム内に設けられる。
は、油圧シリンダや油圧モータからなる油圧アクチュエ
ータが設けられ、油圧ポンプから方向切換弁を介して各
油圧アクチュエータに圧油を供給することによって、機
械を構成する各部、例えば油圧ショベルにあっては、車
両の走行及び上部旋回体の旋回や、ブーム,アーム,フ
ロントアタッチメントからなるフロント作業機構の駆動
が行われる。油圧ポンプを駆動するためにエンジンを備
えており、このエンジンは油圧ポンプやその他の機器と
共に機械室に配置されている。エンジンからは高い熱が
発生するので、他の機器とはカバーや仕切り壁等からな
るエンジンカバーで隔離したエンジンルーム内に設置さ
れる。また、エンジンに冷却水を供給するラジエータも
エンジンルーム内に設けられる。
【0003】ここで、油圧ショベル等の建設機械にあっ
ては、車両を停止した状態で作業が行われることが多
く、この作業時にエンジンを冷却する必要があるから、
エンジンにより駆動される冷却ファンで冷却風をラジエ
ータに強制的に送るように構成される。このために、エ
ンジンカバーを構成する所定の壁面には冷却風を流通さ
せる通気部を設けるようにしている。即ち、このエンジ
ンカバーを構成する壁面において、ラジエータの前方位
置には流入側の通気部が、またエンジンの後部側の位置
には排出側の通気部がそれぞれ設けられており、冷却フ
ァンの作動により流入側の通気部から取り込まれた外気
がラジエータを通過する際に、このラジエータ内のエン
ジン冷却水と熱交換して冷却される。そして、この熱交
換により加熱された空気は排出側の通気部から排出され
ることになる。
ては、車両を停止した状態で作業が行われることが多
く、この作業時にエンジンを冷却する必要があるから、
エンジンにより駆動される冷却ファンで冷却風をラジエ
ータに強制的に送るように構成される。このために、エ
ンジンカバーを構成する所定の壁面には冷却風を流通さ
せる通気部を設けるようにしている。即ち、このエンジ
ンカバーを構成する壁面において、ラジエータの前方位
置には流入側の通気部が、またエンジンの後部側の位置
には排出側の通気部がそれぞれ設けられており、冷却フ
ァンの作動により流入側の通気部から取り込まれた外気
がラジエータを通過する際に、このラジエータ内のエン
ジン冷却水と熱交換して冷却される。そして、この熱交
換により加熱された空気は排出側の通気部から排出され
ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エンジンルーム内には
エンジン,冷却ファン等が設けられているから大きな騒
音が発生する。この騒音はできるだけ外部に漏れないよ
うに防音措置を施さなければならない。このために、エ
ンジンカバー内にそれらの機器を配置し、またエンジン
カバーの内面に防音材を貼り付ける等により防音措置を
図っているが、壁面には通気部を設けなければならない
ことから、この通気部から騒音が外部に漏れ出すのを防
止できない。通気部はラジエータに冷却風を流すための
ものであるから、ラジエータの冷却効率からはその開口
面積をできるだけ大きくする必要があり、そうすれば騒
音漏れが大きくなるという結果になる。以上のことか
ら、通気部の形状及び開口面積は、ラジエータの冷却効
率と騒音低減との2つの要件を満たすように設定され、
無闇に開口面積を大きくすることはできない。
エンジン,冷却ファン等が設けられているから大きな騒
音が発生する。この騒音はできるだけ外部に漏れないよ
うに防音措置を施さなければならない。このために、エ
ンジンカバー内にそれらの機器を配置し、またエンジン
カバーの内面に防音材を貼り付ける等により防音措置を
図っているが、壁面には通気部を設けなければならない
ことから、この通気部から騒音が外部に漏れ出すのを防
止できない。通気部はラジエータに冷却風を流すための
ものであるから、ラジエータの冷却効率からはその開口
面積をできるだけ大きくする必要があり、そうすれば騒
音漏れが大きくなるという結果になる。以上のことか
ら、通気部の形状及び開口面積は、ラジエータの冷却効
率と騒音低減との2つの要件を満たすように設定され、
無闇に開口面積を大きくすることはできない。
【0005】そこで、通気部の開口面積を可変にして、
常時においては、この通気部の開口面積を最小として騒
音の低減を図るようになし、ラジエータ内のエンジン冷
却水がエンジンの作動に悪影響を与え、エンジンがオー
バーヒートを起こすおそれがある程度にまで温度上昇す
ると、通気部の開口面積を増大させて、冷却効率を向上
させるように構成したものは、従来から知られている。
このように、通気部の開口面積を状況に応じて制御すれ
ば、騒音低減を図り、かつエンジンのヒートバランスを
良好に保つことができるという利点があるものの、通気
部に開口面積を可変にする機構を持たせると、その分だ
け構成が複雑になると共にエンジンルームが大型化する
等といった問題点がある。
常時においては、この通気部の開口面積を最小として騒
音の低減を図るようになし、ラジエータ内のエンジン冷
却水がエンジンの作動に悪影響を与え、エンジンがオー
バーヒートを起こすおそれがある程度にまで温度上昇す
ると、通気部の開口面積を増大させて、冷却効率を向上
させるように構成したものは、従来から知られている。
このように、通気部の開口面積を状況に応じて制御すれ
ば、騒音低減を図り、かつエンジンのヒートバランスを
良好に保つことができるという利点があるものの、通気
部に開口面積を可変にする機構を持たせると、その分だ
け構成が複雑になると共にエンジンルームが大型化する
等といった問題点がある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、通気部に開口面積の
可変機構を持たせることなくても、通気用の開口面積を
可変にできるようにすることにある。
あって、その目的とするところは、通気部に開口面積の
可変機構を持たせることなくても、通気用の開口面積を
可変にできるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、建設機械のエンジンルーム内にエン
ジン及びラジエータと、このラジエータに冷却風を供給
する冷却ファンとを設置し、このエンジンルームを構成
する開閉カバーを備えたエンジンカバーに通気部を設け
て、冷却ファンの回転時に、ラジエータの前方側から外
気を取り込み、ラジエータの後方側から排出するように
したものであって、前記開閉カバーを開閉駆動するカバ
ー開閉手段と、エンジン冷却水の温度を検出する冷却水
温検出手段と、この冷却水温検出手段でエンジン冷却水
が所定の設定温度を越したか、または越すおそれがある
ことを検出した時に、前記カバー開閉手段を作動させ
て、開閉カバーを開くように制御する制御手段とを備え
る構成としたことをその特徴とするものである。
ために、本発明は、建設機械のエンジンルーム内にエン
ジン及びラジエータと、このラジエータに冷却風を供給
する冷却ファンとを設置し、このエンジンルームを構成
する開閉カバーを備えたエンジンカバーに通気部を設け
て、冷却ファンの回転時に、ラジエータの前方側から外
気を取り込み、ラジエータの後方側から排出するように
したものであって、前記開閉カバーを開閉駆動するカバ
ー開閉手段と、エンジン冷却水の温度を検出する冷却水
温検出手段と、この冷却水温検出手段でエンジン冷却水
が所定の設定温度を越したか、または越すおそれがある
ことを検出した時に、前記カバー開閉手段を作動させ
て、開閉カバーを開くように制御する制御手段とを備え
る構成としたことをその特徴とするものである。
【0008】ここで、開閉されるカバーとしては、側部
のカバーであっても良いが、旋回可能な機械の場合に
は、上方に開く上部開閉カバーの方が有利である。ま
た、カバー開閉手段の開閉駆動は、例えば油圧シリンダ
等により行うこともできるが、建設機械には、通常バッ
テリが搭載されることから、このバッテリを電源とする
電動モータで駆動されるようになし、またこの電動モー
タでピニオンを回転駆動するようになし、開閉カバーに
ラックを設けて、このラックとピニオンとを噛合させる
ように構成するのが好ましい。そして、開閉カバーの開
閉ストロークは、全閉状態から作業者が通過可能な角度
にまで開いた全開状態までとすると、メンテナンス等の
ために開閉カバーを開閉する操作を自動的に行えること
になる。また、外気温検出手段を設けて、エンジン冷却
水の温度が設定温度を越したか、または越すおそれがあ
ることを検出した時に、開閉カバーをどの程度開けば良
いかを、この外気温検出手段からの検出信号に基づいて
演算することにより、開閉カバーの開度を変化させる構
成とすれば、迅速かつ確実でエンジン冷却水の温度を所
定値まで低下させると共に、急激な温度低下を招くよう
なことはない。
のカバーであっても良いが、旋回可能な機械の場合に
は、上方に開く上部開閉カバーの方が有利である。ま
た、カバー開閉手段の開閉駆動は、例えば油圧シリンダ
等により行うこともできるが、建設機械には、通常バッ
テリが搭載されることから、このバッテリを電源とする
電動モータで駆動されるようになし、またこの電動モー
タでピニオンを回転駆動するようになし、開閉カバーに
ラックを設けて、このラックとピニオンとを噛合させる
ように構成するのが好ましい。そして、開閉カバーの開
閉ストロークは、全閉状態から作業者が通過可能な角度
にまで開いた全開状態までとすると、メンテナンス等の
ために開閉カバーを開閉する操作を自動的に行えること
になる。また、外気温検出手段を設けて、エンジン冷却
水の温度が設定温度を越したか、または越すおそれがあ
ることを検出した時に、開閉カバーをどの程度開けば良
いかを、この外気温検出手段からの検出信号に基づいて
演算することにより、開閉カバーの開度を変化させる構
成とすれば、迅速かつ確実でエンジン冷却水の温度を所
定値まで低下させると共に、急激な温度低下を招くよう
なことはない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の一形態について説明する。まず、図1に建設機械の
一例としての油圧ショベルを示す。図中において、1は
下部走行体、2は上部旋回体である。下部走行体1は左
右一対からなる履帯を備えたものであり、上部旋回体2
はこの下部走行体1上に旋回可能に設置されている。上
部旋回体2には、運転室3とフロント作業機構4とが設
置され、オペレータは運転室3内で下部走行体1による
走行、上部旋回体2の旋回及びフロント作業機構4の作
動を行うことができる。なお、図1においては、フロン
ト作業機構4としては、ブームの一部のみを示したが、
このブームの先端にはアームが、またアームの先端には
バケット等のフロントアタッチメントが装着される。
施の一形態について説明する。まず、図1に建設機械の
一例としての油圧ショベルを示す。図中において、1は
下部走行体、2は上部旋回体である。下部走行体1は左
右一対からなる履帯を備えたものであり、上部旋回体2
はこの下部走行体1上に旋回可能に設置されている。上
部旋回体2には、運転室3とフロント作業機構4とが設
置され、オペレータは運転室3内で下部走行体1による
走行、上部旋回体2の旋回及びフロント作業機構4の作
動を行うことができる。なお、図1においては、フロン
ト作業機構4としては、ブームの一部のみを示したが、
このブームの先端にはアームが、またアームの先端には
バケット等のフロントアタッチメントが装着される。
【0010】走行,旋回及びフロント作業機構の作動等
は油圧モータや油圧シリンダといった油圧アクチュエー
タにより行われる。従って、これら各油圧アクチュエー
タに圧油を供給するために油圧ポンプを備えており、ま
たこの油圧ポンプを駆動するためのエンジンも搭載され
ている。これら油圧ポンプやエンジン、さらには方向切
換弁や燃料タンク,作動油タンク等の機器は上部旋回体
2に設置されるが、これらの機器を設置するために、運
転室3の背後にこれらの機器を配置するスペースが形成
されている。前述した各機器のうち、タンク類は外部に
露出した状態に設置されるが、タンク類以外の機器は周
囲を壁面で覆った建屋内に配置されており、この建屋に
より機械室5が構成される。
は油圧モータや油圧シリンダといった油圧アクチュエー
タにより行われる。従って、これら各油圧アクチュエー
タに圧油を供給するために油圧ポンプを備えており、ま
たこの油圧ポンプを駆動するためのエンジンも搭載され
ている。これら油圧ポンプやエンジン、さらには方向切
換弁や燃料タンク,作動油タンク等の機器は上部旋回体
2に設置されるが、これらの機器を設置するために、運
転室3の背後にこれらの機器を配置するスペースが形成
されている。前述した各機器のうち、タンク類は外部に
露出した状態に設置されるが、タンク類以外の機器は周
囲を壁面で覆った建屋内に配置されており、この建屋に
より機械室5が構成される。
【0011】機械室5内に設けられる各種の機器のう
ち、エンジンは大型であり、かつ発熱量も大きいため
に、独立したエンジンルーム内に設置されている。そこ
で、図2にエンジンルームの概略構成を示す。図中にお
いて、10はエンジンルームであり、このエンジンルー
ム10は周囲が壁面11で囲まれて、略閉鎖状態となっ
ている。このエンジンルーム10の内部には、エンジン
12及びラジエータ13が配置されており、ラジエータ
13に冷却風を流通するために、冷却ファン14が設け
られて、この冷却ファン14はエンジン12により駆動
される。なお、このラジエータ13と共にオイルクーラ
が設置される場合もある。エンジン12は油圧ポンプ1
5を駆動するためのものであるから、この油圧ポンプ1
5はエンジン12に連結されている。
ち、エンジンは大型であり、かつ発熱量も大きいため
に、独立したエンジンルーム内に設置されている。そこ
で、図2にエンジンルームの概略構成を示す。図中にお
いて、10はエンジンルームであり、このエンジンルー
ム10は周囲が壁面11で囲まれて、略閉鎖状態となっ
ている。このエンジンルーム10の内部には、エンジン
12及びラジエータ13が配置されており、ラジエータ
13に冷却風を流通するために、冷却ファン14が設け
られて、この冷却ファン14はエンジン12により駆動
される。なお、このラジエータ13と共にオイルクーラ
が設置される場合もある。エンジン12は油圧ポンプ1
5を駆動するためのものであるから、この油圧ポンプ1
5はエンジン12に連結されている。
【0012】ラジエータ13とエンジン12との間でエ
ンジン冷却水を循環させるが、このエンジン冷却水はエ
ンジン12に供給されて、エンジン12を冷却した後
に、温度が上昇したエンジン冷却水がラジエータ13に
還流して、このラジエータ13により所定の温度状態に
まで冷却されて、エンジン12がオーバーヒートしない
ようになっている。冷却ファン14はこのラジエータ1
3に対向配設されて、このラジエータ13に冷却風を供
給するためのものであり、このためにエンジンルーム1
0の壁11を構成する側壁11a及び上部固定壁11b
と、上部開閉カバー11c及び下部カバー11dとにそ
れぞれ通気部20,21が形成されている。通気部20
はエンジンルーム10におけるラジエータ13の前面側
における側壁11aと上部固定壁11bとに形成され
て、外気を取り込む流入側通気部であり、また通気部2
1はエンジン12の後部側における上部開閉カバー11
c及び下部カバー11dに形成した排気側通気部であ
る。従って、冷却ファン14を作動させると、流入側通
気部20から外気が取り込まれて、ラジエータ13に向
かう流れが形成された後に、排気側通気部21から排出
するという空気流がエンジンルーム10内に形成され
る。
ンジン冷却水を循環させるが、このエンジン冷却水はエ
ンジン12に供給されて、エンジン12を冷却した後
に、温度が上昇したエンジン冷却水がラジエータ13に
還流して、このラジエータ13により所定の温度状態に
まで冷却されて、エンジン12がオーバーヒートしない
ようになっている。冷却ファン14はこのラジエータ1
3に対向配設されて、このラジエータ13に冷却風を供
給するためのものであり、このためにエンジンルーム1
0の壁11を構成する側壁11a及び上部固定壁11b
と、上部開閉カバー11c及び下部カバー11dとにそ
れぞれ通気部20,21が形成されている。通気部20
はエンジンルーム10におけるラジエータ13の前面側
における側壁11aと上部固定壁11bとに形成され
て、外気を取り込む流入側通気部であり、また通気部2
1はエンジン12の後部側における上部開閉カバー11
c及び下部カバー11dに形成した排気側通気部であ
る。従って、冷却ファン14を作動させると、流入側通
気部20から外気が取り込まれて、ラジエータ13に向
かう流れが形成された後に、排気側通気部21から排出
するという空気流がエンジンルーム10内に形成され
る。
【0013】ここで、ラジエータ13の冷却効率から
は、通気部20,21の開口面積を大きくする方が有利
であるが、無闇に開口面積を大きくすると、大きな騒音
が発生するから、騒音低減の観点から、これらの通気部
20,21の開口面積はあまり大きくはできないから、
エンジン12のヒートバランスを保ちつつ騒音低減が図
られるように通気部20,21の開口面積が設定され
る。しかしながら、例えばエンジン12に大きな負荷が
作用している状態で長い時間作動している場合等には、
エンジンルーム10内の温度が上昇して冷却効率が低下
し、エンジン12がオーバーヒート状態になることがあ
る。このような場合には、騒音の問題はある程度犠牲に
しても、エンジンルーム10の通気用の開口面積を増大
させて、冷却効率を上げる必要がある。
は、通気部20,21の開口面積を大きくする方が有利
であるが、無闇に開口面積を大きくすると、大きな騒音
が発生するから、騒音低減の観点から、これらの通気部
20,21の開口面積はあまり大きくはできないから、
エンジン12のヒートバランスを保ちつつ騒音低減が図
られるように通気部20,21の開口面積が設定され
る。しかしながら、例えばエンジン12に大きな負荷が
作用している状態で長い時間作動している場合等には、
エンジンルーム10内の温度が上昇して冷却効率が低下
し、エンジン12がオーバーヒート状態になることがあ
る。このような場合には、騒音の問題はある程度犠牲に
しても、エンジンルーム10の通気用の開口面積を増大
させて、冷却効率を上げる必要がある。
【0014】ところで、エンジンルーム10は壁面で囲
まれたエンジンカバーから構成されるが、エンジン12
やラジエータ13等の保守・点検や修理等を行えるよう
にするために、側壁11a及び上部開閉カバー11cは
開閉可能に構成されている。上部開閉カバー11cは蝶
番22により上部固定壁11bに連結されており、従っ
てこの蝶番22を中心として、上部開閉カバー11cを
上方に回動させることによりエンジンルーム10の上部
を開放して、所要のメンテナンス作業が行える構成とな
っている。そこで、本発明においては、エンジンルーム
10の通気用の開口面積を増大させるために、開閉可能
な上部開閉カバー11cを利用する構成とした。このた
めに、上部開閉カバー11cを自動的に開閉できる機構
を備えている。しかも、この上部開閉カバー11cの開
閉ストロークは、全閉状態から、エンジンルーム10内
のメンテナンスを円滑に行えるようにするために、作業
者がエンジンルーム10内に入り込める角度である全開
状態に及んでいる。
まれたエンジンカバーから構成されるが、エンジン12
やラジエータ13等の保守・点検や修理等を行えるよう
にするために、側壁11a及び上部開閉カバー11cは
開閉可能に構成されている。上部開閉カバー11cは蝶
番22により上部固定壁11bに連結されており、従っ
てこの蝶番22を中心として、上部開閉カバー11cを
上方に回動させることによりエンジンルーム10の上部
を開放して、所要のメンテナンス作業が行える構成とな
っている。そこで、本発明においては、エンジンルーム
10の通気用の開口面積を増大させるために、開閉可能
な上部開閉カバー11cを利用する構成とした。このた
めに、上部開閉カバー11cを自動的に開閉できる機構
を備えている。しかも、この上部開閉カバー11cの開
閉ストロークは、全閉状態から、エンジンルーム10内
のメンテナンスを円滑に行えるようにするために、作業
者がエンジンルーム10内に入り込める角度である全開
状態に及んでいる。
【0015】上部開閉カバー11cの開閉機構として
は、正逆回転可能な電動モータ30を有し、この電動モ
ータ30はエンジンルーム10を区画形成する仕切り壁
等に固定的に保持されている。電動モータ30の出力軸
にはピニオン31が連結されており、このピニオン31
はラック32に噛合しており、このラック32の上端部
は上部開閉カバー11cの内面に溶接等の手段で固着さ
れている。ラック32は円弧状に形成されており、この
円弧の中心は上部開閉カバー11cの開閉中心位置であ
る蝶番22の位置となっている。これによって、ピニオ
ン31を回転させれば、ラック32が上下方向に回動す
ることになり、このラック32が連結されている上部開
閉カバー11cが開閉することになる。ここで、ラック
−ピニオン機構による上部開閉カバー11cの開閉スト
ロークとしては、図2に実線で示したように、エンジン
ルーム10の上部を覆う全閉位置から仮想線で示した全
開状態までとなっている。そして、上部開閉カバー11
cの全開状態においては、エンジンルーム10の内部を
作業者が点検したり、またエンジンルーム10の内部に
入り込んだりできる状態になる。
は、正逆回転可能な電動モータ30を有し、この電動モ
ータ30はエンジンルーム10を区画形成する仕切り壁
等に固定的に保持されている。電動モータ30の出力軸
にはピニオン31が連結されており、このピニオン31
はラック32に噛合しており、このラック32の上端部
は上部開閉カバー11cの内面に溶接等の手段で固着さ
れている。ラック32は円弧状に形成されており、この
円弧の中心は上部開閉カバー11cの開閉中心位置であ
る蝶番22の位置となっている。これによって、ピニオ
ン31を回転させれば、ラック32が上下方向に回動す
ることになり、このラック32が連結されている上部開
閉カバー11cが開閉することになる。ここで、ラック
−ピニオン機構による上部開閉カバー11cの開閉スト
ロークとしては、図2に実線で示したように、エンジン
ルーム10の上部を覆う全閉位置から仮想線で示した全
開状態までとなっている。そして、上部開閉カバー11
cの全開状態においては、エンジンルーム10の内部を
作業者が点検したり、またエンジンルーム10の内部に
入り込んだりできる状態になる。
【0016】図3に示したように、電動モータ30への
電源は、油圧ショベルに設置されているバッテリ33か
ら供給される。この電動モータ30にはサーボ回路34
が接続されるが、このサーボ回路34に制御信号を入力
するために、制御手段35を備えている。制御手段35
は、エンジン冷却水の温度に基づいて、上部開閉カバー
11cを開くか否かを判定して、開く場合にはどの程度
の開度とするかについては、外気の温度に基づいて演算
して、それに応じた信号が電動モータ30のサーボ回路
34に入力されることになる。これによって、電動モー
タ30の作動制御が行われて、上部開閉カバー11cの
開度が調整される。このために、エンジン12またはラ
ジエータ13内のエンジン冷却水の温度を検出する冷却
水温センサ36と、外気温を検出するための外気温セン
サ37とが設けられ、これら冷却水温センサ37及び外
気温センサ38からの検出信号が制御手段35に取り込
まれる。
電源は、油圧ショベルに設置されているバッテリ33か
ら供給される。この電動モータ30にはサーボ回路34
が接続されるが、このサーボ回路34に制御信号を入力
するために、制御手段35を備えている。制御手段35
は、エンジン冷却水の温度に基づいて、上部開閉カバー
11cを開くか否かを判定して、開く場合にはどの程度
の開度とするかについては、外気の温度に基づいて演算
して、それに応じた信号が電動モータ30のサーボ回路
34に入力されることになる。これによって、電動モー
タ30の作動制御が行われて、上部開閉カバー11cの
開度が調整される。このために、エンジン12またはラ
ジエータ13内のエンジン冷却水の温度を検出する冷却
水温センサ36と、外気温を検出するための外気温セン
サ37とが設けられ、これら冷却水温センサ37及び外
気温センサ38からの検出信号が制御手段35に取り込
まれる。
【0017】電動モータ30はまた手動操作により作動
させることができる。このために、運転室3内にはダイ
アル38aを備えた手動操作手段38が設けられると共
に、自動開閉モードと手動開閉モードとに切り換えるモ
ード切換スイッチ39が設けられている。この手動制御
手段38のダイアル38aを回動操作すると、モード切
換スイッチ39が自動開閉モードから手動開閉モードに
切り換わり、また回動方向に基づいて、電動モータ30
が上部開閉カバー11cを開く方向に動作させたり、閉
じる方向に動作させたりできるようになっている。
させることができる。このために、運転室3内にはダイ
アル38aを備えた手動操作手段38が設けられると共
に、自動開閉モードと手動開閉モードとに切り換えるモ
ード切換スイッチ39が設けられている。この手動制御
手段38のダイアル38aを回動操作すると、モード切
換スイッチ39が自動開閉モードから手動開閉モードに
切り換わり、また回動方向に基づいて、電動モータ30
が上部開閉カバー11cを開く方向に動作させたり、閉
じる方向に動作させたりできるようになっている。
【0018】以上のように構成することによって、エン
ジン冷却水の温度が所定の設定値以上に上昇したときに
は、図4に示したように、上部開閉カバー11cが自動
的に開かれて、通気量を増量させて、エンジン冷却水の
冷却効率を向上させるようにする。これによって、エン
ジン12のヒートバランスを良好にして、このエンジン
12が損傷したり、故障したりするのを防止できる。
ジン冷却水の温度が所定の設定値以上に上昇したときに
は、図4に示したように、上部開閉カバー11cが自動
的に開かれて、通気量を増量させて、エンジン冷却水の
冷却効率を向上させるようにする。これによって、エン
ジン12のヒートバランスを良好にして、このエンジン
12が損傷したり、故障したりするのを防止できる。
【0019】そこで、制御手段35には、図5に示した
ように、エンジン冷却水の上限温度Tmax 、好ましくは
上限温度Tmax 及び下限温度Tmin と、標準温度Treg
とを予め設定しておく。ここで、上限温度Tmax ,下限
温度Tmin ,標準温度Tregはエンジン12が適正に作
動する温度を基準として設定する。例えば、エンジン1
2が最も適正な作動状態になる温度が105℃である場
合には、この温度に対して±5℃が適正な温度範囲であ
るとすると、標準温度Treg を105℃とし、上限温度
Tmax を110℃,下限温度Tmin を100℃となる。
ように、エンジン冷却水の上限温度Tmax 、好ましくは
上限温度Tmax 及び下限温度Tmin と、標準温度Treg
とを予め設定しておく。ここで、上限温度Tmax ,下限
温度Tmin ,標準温度Tregはエンジン12が適正に作
動する温度を基準として設定する。例えば、エンジン1
2が最も適正な作動状態になる温度が105℃である場
合には、この温度に対して±5℃が適正な温度範囲であ
るとすると、標準温度Treg を105℃とし、上限温度
Tmax を110℃,下限温度Tmin を100℃となる。
【0020】制御手段35においては、時間間隔t毎に
冷却水温センサ37からのエンジン冷却水温を取り込む
ようになし、測定時点tn においては、エンジン冷却水
の温度をΔTであり、その前の測定時点tn-1 ではエン
ジン冷却水の温度をT0 とした時に、ΔT+(ΔT−T
0 )=Ts >Tmax になると、そのままエンジン冷却水
の温度が上昇し続けたとすれば、次の測定時点tn+1 で
は、エンジン冷却水の温度がTmax を越してしまうこと
になる。そこで、測定時点tn でTs >Tmaxとなった
場合には、電動モータ30を作動させて、上部開閉カバ
ー11cを開くことによって、通気用の開口面積を増大
させる。これによって、エンジン冷却水の冷却効率が向
上することになるから、少なくともエンジン冷却水の温
度ΔTはTmax を越えることはなく、実際にはエンジン
冷却水の温度は低下することになる。そこで、エンジン
冷却水の温度が標準温度Treg にまで低下すると、電動
モータ30を逆転させて、上部開閉カバー11cを閉じ
るようにする。これによって、エンジン冷却水の温度が
設定範囲を越えて上昇するおそれのある時には、必要最
小限の時間だけエンジンルーム10の上部開閉カバー1
1cを開くことにより冷却効率を向上させると共に騒音
漏れを最小限に抑制できる。
冷却水温センサ37からのエンジン冷却水温を取り込む
ようになし、測定時点tn においては、エンジン冷却水
の温度をΔTであり、その前の測定時点tn-1 ではエン
ジン冷却水の温度をT0 とした時に、ΔT+(ΔT−T
0 )=Ts >Tmax になると、そのままエンジン冷却水
の温度が上昇し続けたとすれば、次の測定時点tn+1 で
は、エンジン冷却水の温度がTmax を越してしまうこと
になる。そこで、測定時点tn でTs >Tmaxとなった
場合には、電動モータ30を作動させて、上部開閉カバ
ー11cを開くことによって、通気用の開口面積を増大
させる。これによって、エンジン冷却水の冷却効率が向
上することになるから、少なくともエンジン冷却水の温
度ΔTはTmax を越えることはなく、実際にはエンジン
冷却水の温度は低下することになる。そこで、エンジン
冷却水の温度が標準温度Treg にまで低下すると、電動
モータ30を逆転させて、上部開閉カバー11cを閉じ
るようにする。これによって、エンジン冷却水の温度が
設定範囲を越えて上昇するおそれのある時には、必要最
小限の時間だけエンジンルーム10の上部開閉カバー1
1cを開くことにより冷却効率を向上させると共に騒音
漏れを最小限に抑制できる。
【0021】ところで、上部開閉カバー11cを開いた
時のエンジン冷却水の温度低下の度合いは外気温度に依
存するものであり、外気温度が低温である場合に上部開
閉カバー11cを大きく開くと、エンジン冷却水の温度
が急激に低下する。この結果、エンジン12の熱変動に
よる負担が著しく大きくなり、甚だしい場合にはエンジ
ンシリンダの破損を招くおそれがある。これに対して、
外気温度が高い場合には、上部開閉カバー11cの開度
が小さいと、実質的な温度低下が望めない。そこで、上
部開閉カバー11cを開く時に、その開度を外気温度に
応じて変化させるようにする。制御手段35に外気温セ
ンサ37からの外気温度に関する情報を取り込むのはこ
のためであり、上部開閉カバー11cの開度は、この外
気温センサ37からの信号に基づいて決定される。従っ
て、外気温度と上部開閉カバー11cの開度との関係を
予め設定して、制御手段35に記憶させておく。
時のエンジン冷却水の温度低下の度合いは外気温度に依
存するものであり、外気温度が低温である場合に上部開
閉カバー11cを大きく開くと、エンジン冷却水の温度
が急激に低下する。この結果、エンジン12の熱変動に
よる負担が著しく大きくなり、甚だしい場合にはエンジ
ンシリンダの破損を招くおそれがある。これに対して、
外気温度が高い場合には、上部開閉カバー11cの開度
が小さいと、実質的な温度低下が望めない。そこで、上
部開閉カバー11cを開く時に、その開度を外気温度に
応じて変化させるようにする。制御手段35に外気温セ
ンサ37からの外気温度に関する情報を取り込むのはこ
のためであり、上部開閉カバー11cの開度は、この外
気温センサ37からの信号に基づいて決定される。従っ
て、外気温度と上部開閉カバー11cの開度との関係を
予め設定して、制御手段35に記憶させておく。
【0022】そこで、以下に、図6に示すフローチャー
トに基づいてエンジン冷却水の温度制御を行う手順につ
いて説明する。ここで、既に説明したように、エンジン
冷却水の下限温度Tmin が設定されているから、この下
限温度Tmin を上回るまでは制御手段35による制御を
行う必要はない。ただし、エンジン冷却水の温度は冷却
水温センサ37により常時検出しているから、必ずしも
下限温度Tmin を設定しなくとも良い。
トに基づいてエンジン冷却水の温度制御を行う手順につ
いて説明する。ここで、既に説明したように、エンジン
冷却水の下限温度Tmin が設定されているから、この下
限温度Tmin を上回るまでは制御手段35による制御を
行う必要はない。ただし、エンジン冷却水の温度は冷却
水温センサ37により常時検出しているから、必ずしも
下限温度Tmin を設定しなくとも良い。
【0023】而して、ステップ1において、エンジン冷
却水の実際の温度ΔTが下限温度Tmin を越えたか否か
の判定が行われる。エンジン冷却水の温度が下限温度T
minを越えると、制御手段35によるエンジン冷却水の
温度制御が開始する。即ち、時間t毎に冷却水温センサ
36からエンジン冷却水の温度ΔTに関する情報を取り
込み、この温度ΔTと前回測定した温度T0 とからΔT
+(ΔT−T0 )=Ts の演算を行う(ステップ2)。
そして、ステップ3において、Ts とTmax とを比較し
て、Ts >Tmax であるか否かの判定を行う。Ts <T
max であれば、所定時間t毎にこの演算及び比較を繰り
返すが、測定時点tn にTs >Tmax になると、次回の
測定時tn+1 ではΔT>Tmax となるおそれがあるため
に、電動モータ30を作動させて、上部開閉カバー11
cが開くことになる。
却水の実際の温度ΔTが下限温度Tmin を越えたか否か
の判定が行われる。エンジン冷却水の温度が下限温度T
minを越えると、制御手段35によるエンジン冷却水の
温度制御が開始する。即ち、時間t毎に冷却水温センサ
36からエンジン冷却水の温度ΔTに関する情報を取り
込み、この温度ΔTと前回測定した温度T0 とからΔT
+(ΔT−T0 )=Ts の演算を行う(ステップ2)。
そして、ステップ3において、Ts とTmax とを比較し
て、Ts >Tmax であるか否かの判定を行う。Ts <T
max であれば、所定時間t毎にこの演算及び比較を繰り
返すが、測定時点tn にTs >Tmax になると、次回の
測定時tn+1 ではΔT>Tmax となるおそれがあるため
に、電動モータ30を作動させて、上部開閉カバー11
cが開くことになる。
【0024】ここで、まず外気温センサ37からの外気
温度の情報を取り込んで、制御手段35に予め設定され
ている外気温度と上部開閉カバー11cの開度との関係
についてのデータから上部開閉カバー11cの開度を割
り出す(ステップ4)。そして、上部開閉カバー11c
の開度が決定すると、その段階で電動モータ35を作動
させて、上部開閉カバー11cが設定された角度だけ開
くようにする(ステップ5)。上部開閉カバー11cが
適切な開度で開き、通気用の開口面積が増大すると、ラ
ジエータ13に対する冷却風の流量が増大するから、冷
却水温センサ36で検出されるエンジン冷却水の温度が
低下することになる。
温度の情報を取り込んで、制御手段35に予め設定され
ている外気温度と上部開閉カバー11cの開度との関係
についてのデータから上部開閉カバー11cの開度を割
り出す(ステップ4)。そして、上部開閉カバー11c
の開度が決定すると、その段階で電動モータ35を作動
させて、上部開閉カバー11cが設定された角度だけ開
くようにする(ステップ5)。上部開閉カバー11cが
適切な開度で開き、通気用の開口面積が増大すると、ラ
ジエータ13に対する冷却風の流量が増大するから、冷
却水温センサ36で検出されるエンジン冷却水の温度が
低下することになる。
【0025】そこで、時間間隔t毎に冷却水温センサ3
6からエンジン冷却水の温度ΔTが最適温度であるT
reg にまで低下したことが検出されると(ステップ
6)、電動モータ35を作動させて、上部開閉カバー1
1cを閉じる(ステップ7)。これによって、エンジン
冷却水が上限温度Tmax より上回るおそれが生じた時
に、上部開閉カバー11cが必要な時間だけ必要な開度
で開き、通気用の開口面積を増大させる。そして、最適
温度Treg に復帰すると、直ちに上部開閉カバー11c
が閉じることになる。従って、エンジン12のヒートバ
ランスは極めて良好になり、しかも温度を低下させるた
めに上部開閉カバー11cの開放時間を最小限に抑制で
きて、騒音の発生を最小限に抑制できる。また、エンジ
ン冷却水の温度Treg は下限温度Tmin より高い温度で
あるから、ステップ1に戻って、エンジン冷却水の温度
監視及び制御の操作が繰り返される。
6からエンジン冷却水の温度ΔTが最適温度であるT
reg にまで低下したことが検出されると(ステップ
6)、電動モータ35を作動させて、上部開閉カバー1
1cを閉じる(ステップ7)。これによって、エンジン
冷却水が上限温度Tmax より上回るおそれが生じた時
に、上部開閉カバー11cが必要な時間だけ必要な開度
で開き、通気用の開口面積を増大させる。そして、最適
温度Treg に復帰すると、直ちに上部開閉カバー11c
が閉じることになる。従って、エンジン12のヒートバ
ランスは極めて良好になり、しかも温度を低下させるた
めに上部開閉カバー11cの開放時間を最小限に抑制で
きて、騒音の発生を最小限に抑制できる。また、エンジ
ン冷却水の温度Treg は下限温度Tmin より高い温度で
あるから、ステップ1に戻って、エンジン冷却水の温度
監視及び制御の操作が繰り返される。
【0026】ここで、上部開閉カバー11cはエンジン
ルーム10内に塵埃等が入り込まないように保護する機
能も果たすものである。前述したように、油圧ショベル
の作動中に上部開閉カバー11cを開くと、そこから塵
埃が侵入するおそれがある。しかしながら、前述したよ
うに、上部開閉カバー11cはエンジン冷却水の温度低
下を図るために必要な時間だけ、しかも必要な開度で開
くようにしているから、塵埃が侵入する可能性は最小限
に抑制される。しかも、上部開閉カバー11cが開く部
位はエンジン12の後方側であり、この部位はエンジン
ルーム10内のうち最も高温となっているから、内部の
圧力が高く、従って上部開閉カバー11cを開くと、エ
ンジンルーム10側から外気に向けての排気が促進され
ことから、実質的に塵埃が入り込むおそれはない。
ルーム10内に塵埃等が入り込まないように保護する機
能も果たすものである。前述したように、油圧ショベル
の作動中に上部開閉カバー11cを開くと、そこから塵
埃が侵入するおそれがある。しかしながら、前述したよ
うに、上部開閉カバー11cはエンジン冷却水の温度低
下を図るために必要な時間だけ、しかも必要な開度で開
くようにしているから、塵埃が侵入する可能性は最小限
に抑制される。しかも、上部開閉カバー11cが開く部
位はエンジン12の後方側であり、この部位はエンジン
ルーム10内のうち最も高温となっているから、内部の
圧力が高く、従って上部開閉カバー11cを開くと、エ
ンジンルーム10側から外気に向けての排気が促進され
ことから、実質的に塵埃が入り込むおそれはない。
【0027】ここで、エンジンルーム10を構成する壁
面において、上部に開閉カバーを設けているのは、エン
ジンルーム10内のメンテナンスのためである。即ち、
エンジンルーム10内に設けたエンジン12やラジエー
タ13等の機器の保守・点検や必要な修理を行ったり、
清掃を行ったりできるようにするために、上部開閉カバ
ー11cが設けられている。メンテナンスをできるだけ
容易なものとするためには、エンジンルーム10の上部
側の壁面の大部分を上部開閉カバー11cとしている。
従って、上部開閉カバー11cは重量物となっており、
メンテナンス時における上部開閉カバー11cの開閉は
困難になる。
面において、上部に開閉カバーを設けているのは、エン
ジンルーム10内のメンテナンスのためである。即ち、
エンジンルーム10内に設けたエンジン12やラジエー
タ13等の機器の保守・点検や必要な修理を行ったり、
清掃を行ったりできるようにするために、上部開閉カバ
ー11cが設けられている。メンテナンスをできるだけ
容易なものとするためには、エンジンルーム10の上部
側の壁面の大部分を上部開閉カバー11cとしている。
従って、上部開閉カバー11cは重量物となっており、
メンテナンス時における上部開閉カバー11cの開閉は
困難になる。
【0028】上部開閉カバー11cは電動モータ30に
より開閉駆動できるようになっているから、手動操作手
段38を操作すれば、上部開閉カバー11cは電動モー
タ30の駆動により開閉できる。メンテナンスはエンジ
ン12は停止状態にして行うが、上部開閉カバー11c
はバッテリ33を電源とするものである。従って、エン
ジン12の停止中でも、バッテリ33に蓄電されている
限りは電動モータ30を作動させることができる。しか
も、上部開閉カバー11cは、通気用の開口面積の増大
にとって必要なストロークを越えて全開状態にまで開く
ようになっているから、例えばメンテナンスを行う作業
者が上部開閉カバー11c側からエンジンルーム10内
に入り込むことができる。なお、上部開閉カバー11c
を全開状態とした時には、この上部開閉カバー11cを
この位置に保持するためのストッパを設けるのが好まし
い。
より開閉駆動できるようになっているから、手動操作手
段38を操作すれば、上部開閉カバー11cは電動モー
タ30の駆動により開閉できる。メンテナンスはエンジ
ン12は停止状態にして行うが、上部開閉カバー11c
はバッテリ33を電源とするものである。従って、エン
ジン12の停止中でも、バッテリ33に蓄電されている
限りは電動モータ30を作動させることができる。しか
も、上部開閉カバー11cは、通気用の開口面積の増大
にとって必要なストロークを越えて全開状態にまで開く
ようになっているから、例えばメンテナンスを行う作業
者が上部開閉カバー11c側からエンジンルーム10内
に入り込むことができる。なお、上部開閉カバー11c
を全開状態とした時には、この上部開閉カバー11cを
この位置に保持するためのストッパを設けるのが好まし
い。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、メ
ンテナンス等のために開閉可能となっているカバーを開
くことによって、通気用の開口面積を増大させることが
でき、この通気用の開口面積を変化させるためにエンジ
ンルームの壁面に設けられている通気部の開口面積を可
変にする必要がないことから、構成が著しく簡略化,小
型化することができる等の効果を奏する。
ンテナンス等のために開閉可能となっているカバーを開
くことによって、通気用の開口面積を増大させることが
でき、この通気用の開口面積を変化させるためにエンジ
ンルームの壁面に設けられている通気部の開口面積を可
変にする必要がないことから、構成が著しく簡略化,小
型化することができる等の効果を奏する。
【図1】本発明のエンジン冷却装置が設けられる建設機
械の一例としての油圧ショベルの外観図である。
械の一例としての油圧ショベルの外観図である。
【図2】エンジンルームの断面図である。
【図3】上部開閉カバーの開閉機構の構成説明図であ
る。
る。
【図4】通気用の開口面積を増大させた状態を示す図2
と同様の断面図である。
と同様の断面図である。
【図5】エンジン冷却水の温度管理を行う際の原理説明
図である。
図である。
【図6】エンジン冷却水の温度管理を実行するための手
順を示すフローチャート図である。
順を示すフローチャート図である。
1 下部走行体 2 上
部旋回体 5 機械室 10
エンジンルーム 11 壁面 11c
上部開閉カバー 12 エンジン 13
ラジエータ 14 冷却ファン 20,
21 通気部 30 電動モータ 31
ピニオン 32 ラック 33
バッテリ 35 制御手段 36
冷却水温センサ 37 外気温センサ 38
手動操作手段
部旋回体 5 機械室 10
エンジンルーム 11 壁面 11c
上部開閉カバー 12 エンジン 13
ラジエータ 14 冷却ファン 20,
21 通気部 30 電動モータ 31
ピニオン 32 ラック 33
バッテリ 35 制御手段 36
冷却水温センサ 37 外気温センサ 38
手動操作手段
Claims (7)
- 【請求項1】 建設機械のエンジンルーム内にエンジン
及びラジエータと、このラジエータに冷却風を供給する
冷却ファンとを設置し、このエンジンルームを構成する
開閉カバーを備えたエンジンカバーに通気部を設けて、
冷却ファンの回転時に、ラジエータの前方側から外気を
取り込み、ラジエータの後方側から排出するようにした
ものにおいて、前記開閉カバーを開閉駆動するカバー開
閉手段と、エンジン冷却水の温度を検出する冷却水温検
出手段と、この冷却水温検出手段でエンジン冷却水が所
定の設定温度を越したか、または越すおそれがあること
を検出した時に、前記カバー開閉手段を作動させて、開
閉カバーを開くように制御する制御手段とを備える構成
としたことを特徴とする建設機械のエンジン冷却装置。 - 【請求項2】 前記開閉カバーは、エンジンルームの上
部開閉カバーであることを特徴とする請求項1記載の建
設機械のエンジン冷却装置。 - 【請求項3】 前記カバー開閉手段は前記建設機械に設
置したバッテリを電源とする電動モータを駆動手段とし
て備える構成としたことを特徴とする請求項1記載の建
設機械のエンジン冷却装置。 - 【請求項4】 前記カバー開閉手段は、前記電動モータ
により駆動されるピニオンと、前記開閉カバーに連結さ
れ、このピニオンと噛合するラックとから構成したこと
を特徴とする請求項3記載の建設機械のエンジン冷却装
置。 - 【請求項5】 前記開閉カバーの開閉ストロークは、全
閉状態から作業者が通過可能な角度にまで開いた全開状
態までであることを特徴とする請求項1記載の建設機械
のエンジン冷却装置。 - 【請求項6】 前記カバー開閉手段は、エンジン冷却水
の温度に応じて開閉する自動操作モードと、手動操作に
応じてこのカバー開閉手段を作動させる手動操作モード
とに切り換え可能な構成としたことを特徴とする請求項
5記載の建設機械のエンジン冷却装置。 - 【請求項7】 外気温度を検出する外気温検出手段を設
けて、この外気温検出手段からの検出信号は前記制御手
段に取り込まれて、この外気温検出手段の検出信号に基
づいて、前記開閉カバーの開度を調整する構成としたこ
とを特徴とする請求項1記載の建設機械のエンジン冷却
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13913297A JPH10317964A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 建設機械のエンジン冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13913297A JPH10317964A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 建設機械のエンジン冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10317964A true JPH10317964A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15238283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13913297A Pending JPH10317964A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 建設機械のエンジン冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10317964A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007278627A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Nippon Steel Corp | 高温炉内観察装置 |
| JP2013018600A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Tadano Ltd | 作業車のブーム駆動制御装置 |
| US8727748B2 (en) | 2008-11-14 | 2014-05-20 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | High-pressure cleaning device |
| US8734129B2 (en) | 2009-02-13 | 2014-05-27 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | Motor pump unit |
| US8920138B2 (en) | 2009-02-13 | 2014-12-30 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | Motor pump unit |
| US9046087B2 (en) | 2009-02-13 | 2015-06-02 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | Motor pump unit |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP13913297A patent/JPH10317964A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007278627A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Nippon Steel Corp | 高温炉内観察装置 |
| US8727748B2 (en) | 2008-11-14 | 2014-05-20 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | High-pressure cleaning device |
| US8734129B2 (en) | 2009-02-13 | 2014-05-27 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | Motor pump unit |
| US8920138B2 (en) | 2009-02-13 | 2014-12-30 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | Motor pump unit |
| US9046087B2 (en) | 2009-02-13 | 2015-06-02 | Alfred Kaercher Gmbh & Co. Kg | Motor pump unit |
| JP2013018600A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Tadano Ltd | 作業車のブーム駆動制御装置 |
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