JPH10317991A - ガスタービン - Google Patents
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- JPH10317991A JPH10317991A JP12525897A JP12525897A JPH10317991A JP H10317991 A JPH10317991 A JP H10317991A JP 12525897 A JP12525897 A JP 12525897A JP 12525897 A JP12525897 A JP 12525897A JP H10317991 A JPH10317991 A JP H10317991A
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- fuel
- gas turbine
- burner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】1つの燃焼器内筒内に複数の予混合バーナと燃
料系統を有する燃焼器において、各々のバーナの燃焼状
態に応じて燃空比を制御することにより、ガスタービン
の負荷上昇,降下時に燃焼安定化を行いながら、低NO
x化を実現させることを目的とする。 【解決手段】各予混合バーナの燃焼状態を保炎器メタル
温度,燃焼器ライナメタル温度,燃焼器ガス温度で検
出,判断し、検出位置に対応する予混合バーナの燃焼系
統を制御することにより、予混合バーナの一部失火,燃
料流量偏差に対応、燃焼安定化を行う。 【効果】ガスタービンの負荷上昇,降下時に燃焼雄定化
を行いながら、NOx上昇防止,安定燃焼裕度の確保が
でき、ガスタービンの保護も良好に行うことができる。
料系統を有する燃焼器において、各々のバーナの燃焼状
態に応じて燃空比を制御することにより、ガスタービン
の負荷上昇,降下時に燃焼安定化を行いながら、低NO
x化を実現させることを目的とする。 【解決手段】各予混合バーナの燃焼状態を保炎器メタル
温度,燃焼器ライナメタル温度,燃焼器ガス温度で検
出,判断し、検出位置に対応する予混合バーナの燃焼系
統を制御することにより、予混合バーナの一部失火,燃
料流量偏差に対応、燃焼安定化を行う。 【効果】ガスタービンの負荷上昇,降下時に燃焼雄定化
を行いながら、NOx上昇防止,安定燃焼裕度の確保が
でき、ガスタービンの保護も良好に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンに係
り、拡散燃焼と複数の燃料制御系統による予混合燃焼と
行うガスタービンに関する。
り、拡散燃焼と複数の燃料制御系統による予混合燃焼と
行うガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特願平6−70416号に記載の低NO
x燃焼器では燃焼室上流側中心部に1つの拡散燃焼バー
ナを持ち、その周囲に環状の予混合燃焼バーナを有して
おり、その予混合燃焼バーナを円周方向に分割して複数
の予混合燃焼バーナを形成すると共に、これら各バーナ
に燃料を供給するための複数の燃料供給系統を有し、ガ
スタービンの負荷に応じて作動させる予混合燃焼バーナ
の数を制御している。
x燃焼器では燃焼室上流側中心部に1つの拡散燃焼バー
ナを持ち、その周囲に環状の予混合燃焼バーナを有して
おり、その予混合燃焼バーナを円周方向に分割して複数
の予混合燃焼バーナを形成すると共に、これら各バーナ
に燃料を供給するための複数の燃料供給系統を有し、ガ
スタービンの負荷に応じて作動させる予混合燃焼バーナ
の数を制御している。
【0003】また、特開平5−195822 号公報には、負荷
に対応して燃料を供給する燃料ノズルの本数を制御する
ことが記載されている。
に対応して燃料を供給する燃料ノズルの本数を制御する
ことが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、予混合燃焼部
分が燃料供給量の制御手段を備えた予混合バーナを複数
備えたガスタービンの運転に際して、ガスタービン燃焼
器内の一の予混合バーナに燃焼異常が生じた場合の制御
について記載はない。係る場合の適切な運転制御はガス
タービンの運用性を高めるためには重要である。
分が燃料供給量の制御手段を備えた予混合バーナを複数
備えたガスタービンの運転に際して、ガスタービン燃焼
器内の一の予混合バーナに燃焼異常が生じた場合の制御
について記載はない。係る場合の適切な運転制御はガス
タービンの運用性を高めるためには重要である。
【0005】そこで、本発明の目的は、運用性の向上を
図ることができるガスタービンを提供することを目的と
する。
図ることができるガスタービンを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
拡散燃焼を行う拡散バーナ部と、該拡散バーナ部の外周
側に燃料と空気との予混合気を予混合燃焼させる予混合
バーナ部を備え、該予混合バーナ部は予混合気の燃料量
を制御する制御手段を有する予混合バーナが円周方向に
複数配置されてなり、前記拡散バーナ部及び予混合バー
ナ部から供給される燃料を燃焼させる燃焼ライナとを備
えるガスタービン燃焼器を複数備え、該複数のガスター
ビン燃焼器から供給される燃焼ガスにより駆動されるタ
ービンを備えるガスタービンにおいて、前記各予混合バ
ーナの燃焼状態の異常の検知手段を備え、前記検知手段
からの信号が連絡され、該信号を基に前記予混合バーナ
の失火状態を検出するとともに、該検出された失火状態
の前記予混合バーナに供給する燃料流量を増加させて燃
焼を確保して継続運転するよう制御する制御装置を備え
たものである。
拡散燃焼を行う拡散バーナ部と、該拡散バーナ部の外周
側に燃料と空気との予混合気を予混合燃焼させる予混合
バーナ部を備え、該予混合バーナ部は予混合気の燃料量
を制御する制御手段を有する予混合バーナが円周方向に
複数配置されてなり、前記拡散バーナ部及び予混合バー
ナ部から供給される燃料を燃焼させる燃焼ライナとを備
えるガスタービン燃焼器を複数備え、該複数のガスター
ビン燃焼器から供給される燃焼ガスにより駆動されるタ
ービンを備えるガスタービンにおいて、前記各予混合バ
ーナの燃焼状態の異常の検知手段を備え、前記検知手段
からの信号が連絡され、該信号を基に前記予混合バーナ
の失火状態を検出するとともに、該検出された失火状態
の前記予混合バーナに供給する燃料流量を増加させて燃
焼を確保して継続運転するよう制御する制御装置を備え
たものである。
【0007】これにより、ガスタービン燃焼器内の一の
予混合バーナに失火等の燃焼異常が生じた場合であって
も、該当予混合バーナをより燃焼し易い状態にすること
ができ、容易に再着火することができる。これにより、
ガスタービンの運用性を高めることができる。
予混合バーナに失火等の燃焼異常が生じた場合であって
も、該当予混合バーナをより燃焼し易い状態にすること
ができ、容易に再着火することができる。これにより、
ガスタービンの運用性を高めることができる。
【0008】本発明の第2の特徴は、拡散燃焼を行う拡
散バーナ部と、該拡散バーナ部の外周側に燃料と空気と
の予混合気を予混合燃焼させる予混合バーナ部が拡散バ
ーナの周囲に複数配置され、前記予混合バーナに燃料を
供給する燃料量を制御する制御手段を備えた複数の母燃
料供給系統と、該母燃料供給系統から分岐した各ガスタ
ービン燃焼器の一の前記予混合バーナに燃料を供給する
複数の燃料供給系統とを備えた燃料供給経路を、前記ガ
スタービン燃焼器に備えた予混合バーナに対応して複数
備え、前記拡散バーナ部及び予混合バーナ部から供給さ
れる燃料を燃焼させる燃焼ライナとを備えるガスタービ
ン燃焼器を複数配置し、該複数のガスタービン燃焼器か
ら供給される燃焼ガスにより駆動されるタービンを備え
るガスタービンにおいて、前記母燃料供給系統毎に予混
合バーナの燃焼温度の平均値を算出し、該平均値が最大
である系統の予混合バーナへの燃料供給量を減少させ、
前記平均値が最小である系統の予混合バーナへの燃料供
給量を増加させるよう制御する制御装置を備えることを
特徴とする。
散バーナ部と、該拡散バーナ部の外周側に燃料と空気と
の予混合気を予混合燃焼させる予混合バーナ部が拡散バ
ーナの周囲に複数配置され、前記予混合バーナに燃料を
供給する燃料量を制御する制御手段を備えた複数の母燃
料供給系統と、該母燃料供給系統から分岐した各ガスタ
ービン燃焼器の一の前記予混合バーナに燃料を供給する
複数の燃料供給系統とを備えた燃料供給経路を、前記ガ
スタービン燃焼器に備えた予混合バーナに対応して複数
備え、前記拡散バーナ部及び予混合バーナ部から供給さ
れる燃料を燃焼させる燃焼ライナとを備えるガスタービ
ン燃焼器を複数配置し、該複数のガスタービン燃焼器か
ら供給される燃焼ガスにより駆動されるタービンを備え
るガスタービンにおいて、前記母燃料供給系統毎に予混
合バーナの燃焼温度の平均値を算出し、該平均値が最大
である系統の予混合バーナへの燃料供給量を減少させ、
前記平均値が最小である系統の予混合バーナへの燃料供
給量を増加させるよう制御する制御装置を備えることを
特徴とする。
【0009】これにより複数の予混合燃焼バーナの燃焼
状態を検出し、燃焼状態に応じて各バーナの燃料流量を
調整することにより各バーナの燃空比を均一に制御でき
る。これによりNOx上昇防止、安定燃焼裕度の確保が
できる。またバーナの失火等の検出による負荷降下等ガ
スタービンの保護も良好に行うことができる。
状態を検出し、燃焼状態に応じて各バーナの燃料流量を
調整することにより各バーナの燃空比を均一に制御でき
る。これによりNOx上昇防止、安定燃焼裕度の確保が
できる。またバーナの失火等の検出による負荷降下等ガ
スタービンの保護も良好に行うことができる。
【0010】尚、各予混合バーナの保炎器のメタル温度
は、保炎器後流に形成される火炎の温度によって変化す
るため、保炎器のメタル温度を検出することにより各バ
ーナの燃焼状態すなわち各バーナの着火失火の判定およ
び各バーナの燃空比の推定が可能である。
は、保炎器後流に形成される火炎の温度によって変化す
るため、保炎器のメタル温度を検出することにより各バ
ーナの燃焼状態すなわち各バーナの着火失火の判定およ
び各バーナの燃空比の推定が可能である。
【0011】また、燃焼器ライナのメタル温度も、対応
するバーナの燃焼ガス温度によって変化することから各
バーナの燃焼状態の判定が可能である。
するバーナの燃焼ガス温度によって変化することから各
バーナの燃焼状態の判定が可能である。
【0012】また、燃焼器ライナ壁面近傍の燃焼ガス温
度は、各予混合燃焼バーナの燃焼ガス温度が非常に高温
となるため直接計測することが難しいことから、燃焼器
ライラの冷却空気等により冷却された燃焼器ライナ壁面
近傍のガス温度を計測することにより、各バーナの燃焼
状態の判定が可能となる。
度は、各予混合燃焼バーナの燃焼ガス温度が非常に高温
となるため直接計測することが難しいことから、燃焼器
ライラの冷却空気等により冷却された燃焼器ライナ壁面
近傍のガス温度を計測することにより、各バーナの燃焼
状態の判定が可能となる。
【0013】また、燃焼器ライナのメタル温度およびラ
イナ壁面近傍の燃焼ガス温度測定位置は各バーナの燃焼
ガスが軸方向に流れることから、各バーナの周方向位置
と一致させることにより対応するバーナを明確にするこ
とができる。
イナ壁面近傍の燃焼ガス温度測定位置は各バーナの燃焼
ガスが軸方向に流れることから、各バーナの周方向位置
と一致させることにより対応するバーナを明確にするこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1にガスタービン燃焼器の構造
図を示す。圧縮機1で圧縮された空気は燃焼器2に送り
込まれた後、燃焼器で生じた燃焼ガスによりタービン3
を駆動する。4にタービン3で駆動する発電機である。
圧縮機出口には圧縮機吐出空気温度センサ5が取り付け
てある。
図を示す。圧縮機1で圧縮された空気は燃焼器2に送り
込まれた後、燃焼器で生じた燃焼ガスによりタービン3
を駆動する。4にタービン3で駆動する発電機である。
圧縮機出口には圧縮機吐出空気温度センサ5が取り付け
てある。
【0015】ガスタービンには燃焼器が複数缶設置され
ており、図は主にその1つの缶について示したものであ
る。他の燃焼器も同様の経路を有している。燃焼器内筒
6上流側には燃焼バーナが複数個設置されており、軸中
心位置に拡散燃焼用バーナ7(F1バーナ)を1系統、
その周囲に予混合燃焼用バーナ8a〜d(F2−1〜4
バーナ)を配置する(本図では4系統とする)。それぞ
れのバーナに対して流量調整弁9a〜e(GCV)を備
える。
ており、図は主にその1つの缶について示したものであ
る。他の燃焼器も同様の経路を有している。燃焼器内筒
6上流側には燃焼バーナが複数個設置されており、軸中
心位置に拡散燃焼用バーナ7(F1バーナ)を1系統、
その周囲に予混合燃焼用バーナ8a〜d(F2−1〜4
バーナ)を配置する(本図では4系統とする)。それぞ
れのバーナに対して流量調整弁9a〜e(GCV)を備
える。
【0016】燃料供給経路は、基燃料供給系統と、基燃
料供給系統から分岐する複数の母燃料供給系統と、母燃
料供給系統から分岐する複数の燃料供給系統を備えてい
ることができる。
料供給系統から分岐する複数の母燃料供給系統と、母燃
料供給系統から分岐する複数の燃料供給系統を備えてい
ることができる。
【0017】例えば、基燃料供給系統FAから基燃料供
給系統が分岐し、その内の一の母燃料供給系統F2A
は、各燃焼器の前記F2バーナの一つずつ(8a,8
a′,8a″図示しない他の燃焼器の該当バーナ)に対
応する燃料供給系統(F2−1,F2−1′,F2−
1″及び図示していないバーナに対応する系統)に連絡
する。
給系統が分岐し、その内の一の母燃料供給系統F2A
は、各燃焼器の前記F2バーナの一つずつ(8a,8
a′,8a″図示しない他の燃焼器の該当バーナ)に対
応する燃料供給系統(F2−1,F2−1′,F2−
1″及び図示していないバーナに対応する系統)に連絡
する。
【0018】予混合燃焼用バーナ8bは他の燃焼器の8
b′や8b″その他の該当バーナに関しても、前記8a
の場合と同様な構成を有している。
b′や8b″その他の該当バーナに関しても、前記8a
の場合と同様な構成を有している。
【0019】前記分岐部はマニホールドによって各経路
に燃料を供給分配するようにすることができる。例え
ば、前記母燃料供給系統にSRV(圧力調整弁)10b
が備えられる。バーナへの燃料流量の増減は前記圧力調
整弁10a及び10b(10b−1,10b−2等)に
よって行うことができる。
に燃料を供給分配するようにすることができる。例え
ば、前記母燃料供給系統にSRV(圧力調整弁)10b
が備えられる。バーナへの燃料流量の増減は前記圧力調
整弁10a及び10b(10b−1,10b−2等)に
よって行うことができる。
【0020】特に9a〜cに相当する弁を備えない場合
に有効である。
に有効である。
【0021】また予混合燃焼用バーナ先端には、くさび
型断面を持つリング状の保炎器11が設置してある。こ
の保炎器下流では循環流領域が形成され、この循環流で
高温燃焼ガスと未燃ガスが混合されることにより安定し
た予混合燃焼が行われる。この保炎器のメタル温度を測
定するために温度センサ12a〜dが取り付けてあり、
検出された温度信号を燃料流量制御装置13へ入力され
ここから出力される燃料流量指令によってGCVを作動
させる。
型断面を持つリング状の保炎器11が設置してある。こ
の保炎器下流では循環流領域が形成され、この循環流で
高温燃焼ガスと未燃ガスが混合されることにより安定し
た予混合燃焼が行われる。この保炎器のメタル温度を測
定するために温度センサ12a〜dが取り付けてあり、
検出された温度信号を燃料流量制御装置13へ入力され
ここから出力される燃料流量指令によってGCVを作動
させる。
【0022】まず本実施例において用いるガスタービン
用燃焼器の運転方法について説明する。図2は、横軸に
ガスタービン負荷、縦軸に燃焼器より発生するNOx濃
度および各バーナに供給される燃料流量をとったグラフ
である。図2のように通常運転時はガスタービン負荷の
上昇に応じて各燃焼バーナに燃料が供給される負荷が定
められており、図は拡散バーナ用燃料1系統、予混合バ
ーナ用燃料4系統となっており、燃料切換点は予混合燃
料系統の数と同数つまり4段階となっている。低負荷時
には拡散燃焼用バーナ(F1バーナ)のみに燃料を供給
し、拡散燃焼単独運転を行う。1段目の予混合燃焼開始
負荷に到達するとまずF1燃料を減少させ、その減少分
をF2−1バーナに投入する。この動作によりNOxは
低下するが切換後は負荷上昇に伴う燃空比の上昇に従
い、NOxは再び上昇する。2段目の予混合燃焼開始負
荷ではF1およびF2−1燃料は減少させその減少分を
F2−2バーナに投入する。以下このようにしてF2−
3,F2−4バーナに着火していき、4段目切換以降の
高負荷では全燃料系統を作動させて定格負荷まで負荷上
昇する。前記各バーナへの燃料供給量は、前記9a−e
の弁又は10aや10bの弁の開度を調整することにより
行う。この切換方法によるガスタービン負荷に対する図
2のNOx特性曲線より、予混合燃焼を行う負荷範囲を
広くすることで、幅広い負荷範囲での低NOx化を可能
としている。
用燃焼器の運転方法について説明する。図2は、横軸に
ガスタービン負荷、縦軸に燃焼器より発生するNOx濃
度および各バーナに供給される燃料流量をとったグラフ
である。図2のように通常運転時はガスタービン負荷の
上昇に応じて各燃焼バーナに燃料が供給される負荷が定
められており、図は拡散バーナ用燃料1系統、予混合バ
ーナ用燃料4系統となっており、燃料切換点は予混合燃
料系統の数と同数つまり4段階となっている。低負荷時
には拡散燃焼用バーナ(F1バーナ)のみに燃料を供給
し、拡散燃焼単独運転を行う。1段目の予混合燃焼開始
負荷に到達するとまずF1燃料を減少させ、その減少分
をF2−1バーナに投入する。この動作によりNOxは
低下するが切換後は負荷上昇に伴う燃空比の上昇に従
い、NOxは再び上昇する。2段目の予混合燃焼開始負
荷ではF1およびF2−1燃料は減少させその減少分を
F2−2バーナに投入する。以下このようにしてF2−
3,F2−4バーナに着火していき、4段目切換以降の
高負荷では全燃料系統を作動させて定格負荷まで負荷上
昇する。前記各バーナへの燃料供給量は、前記9a−e
の弁又は10aや10bの弁の開度を調整することにより
行う。この切換方法によるガスタービン負荷に対する図
2のNOx特性曲線より、予混合燃焼を行う負荷範囲を
広くすることで、幅広い負荷範囲での低NOx化を可能
としている。
【0023】次に本実施例において用いるガスタービン
用燃焼器の制御について説明する。燃焼室内でのF2バ
ーナの燃焼状態を検出する方法の一例として、図1に示
すようにF2バーナ先端に設置された保炎器メタル温度
の測定を用いる。予混合火炎の燃焼ガス温度変化は保炎
器メタル温度変化として捉えることができ、そのため熱
電対を保炎器に取付けてF2バーナの燃焼状態監視を行
う。
用燃焼器の制御について説明する。燃焼室内でのF2バ
ーナの燃焼状態を検出する方法の一例として、図1に示
すようにF2バーナ先端に設置された保炎器メタル温度
の測定を用いる。予混合火炎の燃焼ガス温度変化は保炎
器メタル温度変化として捉えることができ、そのため熱
電対を保炎器に取付けてF2バーナの燃焼状態監視を行
う。
【0024】熱電対Ai〜Di(iは燃焼器員数)は、
図より予混合燃焼バーナF2−1i〜4iに対応する保
炎器に設置する。例えばガスタービン1台当たりの燃焼
器缶数は14缶となっている場合、検出された温度信号
は4点×14缶=56点となるが、負荷により作動する
F2バーナの数が変化するため、監視用として検出信号
の中より燃焼開始しているF2バーナからの検出値を選
択する。そのため監視用温度信号の数は負荷に応じて1
4(燃焼器員数)×1〜4(予混合バーナ切替数)の範
囲で変化する。また測定値は必ずしも全缶の値を用いる
必要はなく、数缶分の値を用いてもよい。
図より予混合燃焼バーナF2−1i〜4iに対応する保
炎器に設置する。例えばガスタービン1台当たりの燃焼
器缶数は14缶となっている場合、検出された温度信号
は4点×14缶=56点となるが、負荷により作動する
F2バーナの数が変化するため、監視用として検出信号
の中より燃焼開始しているF2バーナからの検出値を選
択する。そのため監視用温度信号の数は負荷に応じて1
4(燃焼器員数)×1〜4(予混合バーナ切替数)の範
囲で変化する。また測定値は必ずしも全缶の値を用いる
必要はなく、数缶分の値を用いてもよい。
【0025】失火等の燃焼状態の検出手段からの信号を
基に燃焼異常を検出し、供給燃料を制御する制御装置に
ついて以下述べる。
基に燃焼異常を検出し、供給燃料を制御する制御装置に
ついて以下述べる。
【0026】図3は一部のF2バーナ失火(部分失火)
を検知した場合の燃料流量制御フローである。まず上記
監視用温度信号の内、保炎器メタル温度最低値Tmin と
圧縮機吐出空気温度Tcdの差を、許容最低温度差ΔTal
と比較する。ここでΔTalは燃焼によるガス温度の理論
上昇分を輻射、周囲流体への熱伝達等によるメタル温度
検出時の温度降下分で補正したものである。温度差(T
min−Tcd)が許容最低温度差ΔTalより低い場合、部分
失火と判断しTmin に相当するF2バーナの燃料系統の
流量Fmin と、燃焼している全F2バーナの1つの燃料
系統あたりの平均流量FX の比率(Fmin/FX)を増加
させるようにF2燃料流量配分比率の偏差付けを行う。
ΔTal以上の場合は正常燃焼状態と判断しF2燃料流量
配分比率偏差の制御指令を解除する。偏差付けの方法
は、作動中のF2のバーナ全ての燃料系統の流量を制御
することで行う。作動中のF2バーナが4系統全ての場
合、Fmin を予め設定した割合で流量を増加させる一方
でこの増化分を他の3系統から均等に減少させる。前述
のように各燃料供給系統(F2−1,F2−1′,F2
−1″…)が一の母燃料供給系統F2Aから供給され他
も同様になっている構成の場合は、F2Aの流量調整弁
10b−1の位置にある弁の開度を大きくした場合、他
の母燃料供給系統(F2B.etc…)の調整弁(F2B.e
tc…)の位置にある弁の開度を小程度ずつ閉めて、基燃
料供給系統FAから流れる燃料流量をバランスさせるこ
とができる。この操作により平均流量FXは一定のまま
Fminを増加させ、流量偏差(Fmin−FX)が燃料流量
増加量の許容量ΔFa を超えるまで、または温度差(T
min−Tcd)が許容最低温度差ΔTal以上となるまでFm
in系統の燃料流量を増加方向、他の3系統が減少方向に
動作させる制御ループを形成させる。ここで燃料流量増
加量の許容値ΔFa は流量最大となるFmin 系統の燃空
比上限側から決定される値である。流量偏差(Fmin−
FX)が燃料流量増加量の許容値ΔFa を超えた場合
は、燃焼器保護のためFmin 系統の該当F2バーナ点火
負荷以下まで負荷降下させるランバック動作を行う。降
下の程度は、異常と判断したF2バーナの属する母燃料
供給系統の流量調整弁10bを閉じて、負荷降下させた
程度である。作動中のF2バーナが2または3系統の場
合も上記と同様であるが、1系統の場合Fmin=FXであ
るため、FX=初期設定値のFminと置換して制御を行
う。上記制御方法でFmin 系統の燃料流量増加は或る時
間変化率を持って行うため、平均流量FXに対する増加
量の許容値ΔFaを超えるまでの経過時間を、ランバッ
ク動作移行への敷居値とすることもできる。
を検知した場合の燃料流量制御フローである。まず上記
監視用温度信号の内、保炎器メタル温度最低値Tmin と
圧縮機吐出空気温度Tcdの差を、許容最低温度差ΔTal
と比較する。ここでΔTalは燃焼によるガス温度の理論
上昇分を輻射、周囲流体への熱伝達等によるメタル温度
検出時の温度降下分で補正したものである。温度差(T
min−Tcd)が許容最低温度差ΔTalより低い場合、部分
失火と判断しTmin に相当するF2バーナの燃料系統の
流量Fmin と、燃焼している全F2バーナの1つの燃料
系統あたりの平均流量FX の比率(Fmin/FX)を増加
させるようにF2燃料流量配分比率の偏差付けを行う。
ΔTal以上の場合は正常燃焼状態と判断しF2燃料流量
配分比率偏差の制御指令を解除する。偏差付けの方法
は、作動中のF2のバーナ全ての燃料系統の流量を制御
することで行う。作動中のF2バーナが4系統全ての場
合、Fmin を予め設定した割合で流量を増加させる一方
でこの増化分を他の3系統から均等に減少させる。前述
のように各燃料供給系統(F2−1,F2−1′,F2
−1″…)が一の母燃料供給系統F2Aから供給され他
も同様になっている構成の場合は、F2Aの流量調整弁
10b−1の位置にある弁の開度を大きくした場合、他
の母燃料供給系統(F2B.etc…)の調整弁(F2B.e
tc…)の位置にある弁の開度を小程度ずつ閉めて、基燃
料供給系統FAから流れる燃料流量をバランスさせるこ
とができる。この操作により平均流量FXは一定のまま
Fminを増加させ、流量偏差(Fmin−FX)が燃料流量
増加量の許容量ΔFa を超えるまで、または温度差(T
min−Tcd)が許容最低温度差ΔTal以上となるまでFm
in系統の燃料流量を増加方向、他の3系統が減少方向に
動作させる制御ループを形成させる。ここで燃料流量増
加量の許容値ΔFa は流量最大となるFmin 系統の燃空
比上限側から決定される値である。流量偏差(Fmin−
FX)が燃料流量増加量の許容値ΔFa を超えた場合
は、燃焼器保護のためFmin 系統の該当F2バーナ点火
負荷以下まで負荷降下させるランバック動作を行う。降
下の程度は、異常と判断したF2バーナの属する母燃料
供給系統の流量調整弁10bを閉じて、負荷降下させた
程度である。作動中のF2バーナが2または3系統の場
合も上記と同様であるが、1系統の場合Fmin=FXであ
るため、FX=初期設定値のFminと置換して制御を行
う。上記制御方法でFmin 系統の燃料流量増加は或る時
間変化率を持って行うため、平均流量FXに対する増加
量の許容値ΔFaを超えるまでの経過時間を、ランバッ
ク動作移行への敷居値とすることもできる。
【0027】これにより、一の予混合燃焼器に供給され
る予混合気の燃料空気比が薄くなった場合には、失火し
たバーナの燃空比を安定燃焼できる燃空比まで燃空比を
高めることができる。
る予混合気の燃料空気比が薄くなった場合には、失火し
たバーナの燃空比を安定燃焼できる燃空比まで燃空比を
高めることができる。
【0028】よって、点火し難い状態になり不安定な状
態になったバーナであっても、前記のように燃料状態を
変更することにより(一部のF2バーナから燃料流量を
増加し燃料の割合が高い予混合気を供給する)、燃焼条
件を改善して、再点火又は安定燃焼を確保できる。
態になったバーナであっても、前記のように燃料状態を
変更することにより(一部のF2バーナから燃料流量を
増加し燃料の割合が高い予混合気を供給する)、燃焼条
件を改善して、再点火又は安定燃焼を確保できる。
【0029】これにより、制御前の通常条件と同じ条件
では点火等し難くなった場合であっても、より点火し易
い燃焼条件にすることができ、再点火等ができるので、
運用性の高いガスタービンが提供できる。
では点火等し難くなった場合であっても、より点火し易
い燃焼条件にすることができ、再点火等ができるので、
運用性の高いガスタービンが提供できる。
【0030】前記のように母燃料供給系統FAが上流で
基燃料供給系統から分岐しており、前記主に10b等の
弁によってガスタービン燃焼器のF2バーナ8a等に供
給する燃料流量を調整する場合は、他の母燃料供給系統
に流す流量を減少させた分当該母燃料供給系統F2Aを
増加して、F2バーナ8a及び8a′や8a″に供給す
る燃料流量を増加するようにしてもよい。
基燃料供給系統から分岐しており、前記主に10b等の
弁によってガスタービン燃焼器のF2バーナ8a等に供
給する燃料流量を調整する場合は、他の母燃料供給系統
に流す流量を減少させた分当該母燃料供給系統F2Aを
増加して、F2バーナ8a及び8a′や8a″に供給す
る燃料流量を増加するようにしてもよい。
【0031】又、他の燃焼状態の検知手段からの信号を
基に燃焼異常を検出し供給燃料流量を制御する制御装置
について以下に示す。
基に燃焼異常を検出し供給燃料流量を制御する制御装置
について以下に示す。
【0032】図4は各F2バーナの燃焼状態に応じてF
2燃料流量配分比率を調整することにより各F2バーナ
の燃空比偏差を補正し、燃空比を均一化するための燃料
流量制御フローである。まず前記監視用温度信号の内、
熱電対Ai〜Di(iは燃焼器員数)で検出される温度
で各母燃料供給系毎の各々の全缶平均値TXA〜TXDから
保炎器メタル温度最大値Tmaxと最小値Tminとを選択
し、温度偏差Tmax −Tmin と温度偏差許容値ΔTa2を
比較する。ここでΔTa2は各F2バーナの燃空比を均一
とした状態でのメタル温度偏差の実績値である。保炎器
メタル温度偏差の検知は F2−2バーナ着火以降に行
い、作動中のF2バーナの内、2系統の流量を制御する
ことで行う。温度偏差が許容値を超えた場合、Tmax に
相当するF2バーナの燃料系統の流量FmaxとTminに相
当するF2バーナの燃料系統の流量Fmin を対象とし
て、Fmax を予め設定した割合で減少させ、Fmin をそ
の減少分増加させる。流量調整は例えば各流量調整弁1
0bで行う圧力調整弁(9a−9b)を備えている場合
は当該弁で行ってもよい。この操作により基燃料供給系
統FAの流量を一定としながら温度偏差Tmax−Tminを
減少させ、温度偏差が温度偏差許容値ΔTa2以内となる
まで上記動作を繰り返す制御ループを形成する。温度偏
差が許容値以内の場合は正常燃焼状態と判断し、計画上
の流量制御を行う。
2燃料流量配分比率を調整することにより各F2バーナ
の燃空比偏差を補正し、燃空比を均一化するための燃料
流量制御フローである。まず前記監視用温度信号の内、
熱電対Ai〜Di(iは燃焼器員数)で検出される温度
で各母燃料供給系毎の各々の全缶平均値TXA〜TXDから
保炎器メタル温度最大値Tmaxと最小値Tminとを選択
し、温度偏差Tmax −Tmin と温度偏差許容値ΔTa2を
比較する。ここでΔTa2は各F2バーナの燃空比を均一
とした状態でのメタル温度偏差の実績値である。保炎器
メタル温度偏差の検知は F2−2バーナ着火以降に行
い、作動中のF2バーナの内、2系統の流量を制御する
ことで行う。温度偏差が許容値を超えた場合、Tmax に
相当するF2バーナの燃料系統の流量FmaxとTminに相
当するF2バーナの燃料系統の流量Fmin を対象とし
て、Fmax を予め設定した割合で減少させ、Fmin をそ
の減少分増加させる。流量調整は例えば各流量調整弁1
0bで行う圧力調整弁(9a−9b)を備えている場合
は当該弁で行ってもよい。この操作により基燃料供給系
統FAの流量を一定としながら温度偏差Tmax−Tminを
減少させ、温度偏差が温度偏差許容値ΔTa2以内となる
まで上記動作を繰り返す制御ループを形成する。温度偏
差が許容値以内の場合は正常燃焼状態と判断し、計画上
の流量制御を行う。
【0033】上記方法によりガスタービン運用時のNO
x上昇防止、安定燃焼裕度の確保ができ、バーナ部分失
火等の検出による負荷降下等ガスタービンの保護も良好
に行うことができる。よって運用性の高いガスタービン
が提供できる。
x上昇防止、安定燃焼裕度の確保ができ、バーナ部分失
火等の検出による負荷降下等ガスタービンの保護も良好
に行うことができる。よって運用性の高いガスタービン
が提供できる。
【0034】また、上記方法では各F2バーナの燃焼状
態検出手段として保炎器メタル温度を用いたが、別の検
出手段として図5に示す燃焼器ライナのメタル温度、図
6に示す燃焼器ライナ近傍を流れる燃焼ガス温度があ
り、これらも上記保炎器メタル温度検出による燃焼安定
化制御方法の実施例と同様に用いることができる。
態検出手段として保炎器メタル温度を用いたが、別の検
出手段として図5に示す燃焼器ライナのメタル温度、図
6に示す燃焼器ライナ近傍を流れる燃焼ガス温度があ
り、これらも上記保炎器メタル温度検出による燃焼安定
化制御方法の実施例と同様に用いることができる。
【0035】燃焼器ライナのメタル温度または燃焼ガス
温度を検出手段として用いる場合、メタル温度または燃
焼ガス温度測定用熱電対は、4つのF2バーナ各々を特
定して測定できるように保炎器用と同様に周方向4ケ
所、かつ燃焼ガス温度変化を捉えることができる軸方向
位置に設置する。この場合許容最低温度差ΔTalと温度
偏差許容値ΔTa2は温度測定箇所の違いにより、保炎器
メタル温度使用時とは異なる値を使用する。
温度を検出手段として用いる場合、メタル温度または燃
焼ガス温度測定用熱電対は、4つのF2バーナ各々を特
定して測定できるように保炎器用と同様に周方向4ケ
所、かつ燃焼ガス温度変化を捉えることができる軸方向
位置に設置する。この場合許容最低温度差ΔTalと温度
偏差許容値ΔTa2は温度測定箇所の違いにより、保炎器
メタル温度使用時とは異なる値を使用する。
【0036】また図7は燃焼器ライナのメタル温度を非
接触方式で測定する手段であり、熱吸収率の高い物質を
温度媒介としてライナ側と温度測定用プローブ100の
先端に取付ける。ライナからの熱伝導によりライナ側の
温度媒介103は温度上昇し、空間を介してプローブ側
への輻射によりプローブ側温度媒介101を温度上昇さ
せる。このプローブ側温度媒介の温度を熱電対で測定す
ることにより、前記保炎器メタル温度,ライナメタル温
度およびガス温度を用いた制御方法と同様に制御用信号
とできる。
接触方式で測定する手段であり、熱吸収率の高い物質を
温度媒介としてライナ側と温度測定用プローブ100の
先端に取付ける。ライナからの熱伝導によりライナ側の
温度媒介103は温度上昇し、空間を介してプローブ側
への輻射によりプローブ側温度媒介101を温度上昇さ
せる。このプローブ側温度媒介の温度を熱電対で測定す
ることにより、前記保炎器メタル温度,ライナメタル温
度およびガス温度を用いた制御方法と同様に制御用信号
とできる。
【0037】一般にガスタービンには複数缶の燃焼器が
設置されており、ある特定の缶に失火等が生じた場合、
負荷が低下し発電効率が低下することになる。負荷一定
に制御した場合、負荷低下を補うため燃料流量を増加さ
せると、正常に燃焼している缶については過負荷運転状
態となり異常燃焼による振動の発生および燃焼器ライナ
等のメタル温度の過熱によるライナに熱応力等が加わる
原因となり、さらにタービン入口の周方向の燃焼ガス温
度差が大きくなり、動翼等の熱応力が増大するおそれが
あるが、本制御により、かかるおそれを抑制できる。
設置されており、ある特定の缶に失火等が生じた場合、
負荷が低下し発電効率が低下することになる。負荷一定
に制御した場合、負荷低下を補うため燃料流量を増加さ
せると、正常に燃焼している缶については過負荷運転状
態となり異常燃焼による振動の発生および燃焼器ライナ
等のメタル温度の過熱によるライナに熱応力等が加わる
原因となり、さらにタービン入口の周方向の燃焼ガス温
度差が大きくなり、動翼等の熱応力が増大するおそれが
あるが、本制御により、かかるおそれを抑制できる。
【0038】ガスタービン燃焼器の一の予混合燃焼用ノ
ズル8aは、他の燃焼器の予混合燃焼用ノズル8a′等
に燃料を供給する燃料供給系統F2−1等は一の母燃料
供給系統F2Aから燃料が分岐されて供給されており、
一の母燃料系統F2Aは、上流で基燃料供給系統FAに
連絡している構成。また、燃料供給系統FAから前記の
母燃料系統F2A及び他の母燃料供給系統等に燃料を供
給するよう連絡されている構成の場合でも有効に制御で
きる。
ズル8aは、他の燃焼器の予混合燃焼用ノズル8a′等
に燃料を供給する燃料供給系統F2−1等は一の母燃料
供給系統F2Aから燃料が分岐されて供給されており、
一の母燃料系統F2Aは、上流で基燃料供給系統FAに
連絡している構成。また、燃料供給系統FAから前記の
母燃料系統F2A及び他の母燃料供給系統等に燃料を供
給するよう連絡されている構成の場合でも有効に制御で
きる。
【0039】例えばガスタービン1台当りの燃焼器の缶
数を14缶とし、1缶当りのバーナ数を拡散燃焼用、予
混合燃焼用合わせて5個とすると、1台のガスタービン
当りりのバーナ数は70個となる。従って1つのバーナ
の持つ全体への寄与率は1/70≒1.4% と小さいた
め、1つのバーナが失火したことによるガスタービン出
口排気ガスの温度偏差は燃料ノズルの流量偏差から発生
する温度偏差と比べ有意な差とはならないからである。
数を14缶とし、1缶当りのバーナ数を拡散燃焼用、予
混合燃焼用合わせて5個とすると、1台のガスタービン
当りりのバーナ数は70個となる。従って1つのバーナ
の持つ全体への寄与率は1/70≒1.4% と小さいた
め、1つのバーナが失火したことによるガスタービン出
口排気ガスの温度偏差は燃料ノズルの流量偏差から発生
する温度偏差と比べ有意な差とはならないからである。
【0040】このように1缶当りのバーナ数が多い燃焼
器において、ある缶の中の1つの予混合バーナに失火が
生じた場合、1缶当りのバーナ数が少ない場合に比べ燃
焼器出口の燃焼ガス温度の低下が小さくなる。ガスター
ビン出口排気ガス温度の周方向偏差も小さくなる。
器において、ある缶の中の1つの予混合バーナに失火が
生じた場合、1缶当りのバーナ数が少ない場合に比べ燃
焼器出口の燃焼ガス温度の低下が小さくなる。ガスター
ビン出口排気ガス温度の周方向偏差も小さくなる。
【0041】またNOxを低減しながら安定燃焼させる
ためには各予混合燃焼バーナの燃焼状態を均一に制御す
ることができる。
ためには各予混合燃焼バーナの燃焼状態を均一に制御す
ることができる。
【0042】各予混合燃焼バーナの燃焼状態は燃料と空
気の質量流量比である燃空比の影響を大きく受け、NO
x濃度は燃空比の上昇に対して指数関数的に増大するた
め、各予混合燃焼バーナの燃空比に偏差が生じると、均
一な場合に比較してNOxが上昇することになる。一方
予混合燃焼バーナでは一般に、燃空比が大きくなると予
混合気の流れに逆らって火炎が戻る逆火現象がおこり易
くなり、逆に燃空比が小さくなると火炎が吹き消える失
火現象がおこり易くなることから、本実施例により各予
混合燃焼バーナの燃空比が不均一になり、裕度が狭くな
ることを抑制し、安定燃焼ができる。
気の質量流量比である燃空比の影響を大きく受け、NO
x濃度は燃空比の上昇に対して指数関数的に増大するた
め、各予混合燃焼バーナの燃空比に偏差が生じると、均
一な場合に比較してNOxが上昇することになる。一方
予混合燃焼バーナでは一般に、燃空比が大きくなると予
混合気の流れに逆らって火炎が戻る逆火現象がおこり易
くなり、逆に燃空比が小さくなると火炎が吹き消える失
火現象がおこり易くなることから、本実施例により各予
混合燃焼バーナの燃空比が不均一になり、裕度が狭くな
ることを抑制し、安定燃焼ができる。
【0043】
【発明の効果】本発明により1つの燃焼器内筒内に複数
の予混合バーナと、これらのバーナに燃料を供給するた
めの複数の燃料系統を有する燃焼器において、各々のバ
ーナの燃焼状態に応じて燃空比を制御することにより、
ガスタービン運用時のNOx上昇防止,安定燃焼裕度の
確保ができ、バーナ部分失火等の検出による負荷降下等
ガスタービンの保護も良好に行うことができる。
の予混合バーナと、これらのバーナに燃料を供給するた
めの複数の燃料系統を有する燃焼器において、各々のバ
ーナの燃焼状態に応じて燃空比を制御することにより、
ガスタービン運用時のNOx上昇防止,安定燃焼裕度の
確保ができ、バーナ部分失火等の検出による負荷降下等
ガスタービンの保護も良好に行うことができる。
【図1】本発明における制御装置および燃焼器断面図。
【図2】ガスタービン負荷に対するNOx特性例、燃料
流量線例および燃焼器断面図。
流量線例および燃焼器断面図。
【図3】予混合バーナの部分失火に対する燃料制御フロ
ー。
ー。
【図4】予混合バーナの燃料流量偏差に対する燃料制御
フロー。
フロー。
【図5】燃焼器ライナの温度偏差検出手段例。
【図6】燃焼器ライナ壁面近傍での燃焼ガス温度偏差検
出手段例。
出手段例。
【図7】非接触方法による燃焼器ライナの温度偏差検出
手段例。
手段例。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23R 3/34 F23R 3/34 (72)発明者 小林 成喜 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 伊藤 和行 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内
Claims (7)
- 【請求項1】拡散燃焼を行う拡散バーナ部と、該拡散バ
ーナ部の外周側に燃料と空気との予混合気を予混合燃焼
させて予混合バーナ部を備え、該予混合バーナ部は予混
合気の燃料量を制御する制御手段を有する予混合バーナ
が円周方向に複数配置されてなり、前記拡散バーナ部及
び予混合バーナ部から供給される燃料を燃焼させる燃焼
ライナとを備えるガスタービン燃焼器を複数備え、該複
数のガスタービン燃焼器から供給される燃焼ガスにより
駆動されるタービンを備えるガスタービンにおいて、 前記各予混合バーナの燃焼状態の異常の検知手段を備
え、 前記検知手段からの信号が連絡され、該信号を基に前記
予混合バーナの失火状態を検出するとともに、 該検出された失火状態の前記予混合バーナに供給する燃
料流量を増加させて燃焼を確保して継続運転するよう制
御する制御装置を備えたことを特徴とするガスタービ
ン。 - 【請求項2】請求項1において、 前記燃料の増加量が所定値になった場合或いは前記燃料
流量の増加を初めてから所定時間経過しても前記失火状
態が解消していない場合に、 前記予混合バーナへの燃料供給を停止し、ガスタービン
の負荷を前記予混合バーナ分相当だけ低下させて運転す
るよう制御する制御装置を備えたことを特徴とするガス
タービン。 - 【請求項3】請求項1において、 前記失火状態とは、前記圧縮機の吐出空気温度と予混合
燃焼温度との差が所定値より小さくなった状態であるこ
とを特徴とするガスタービン。 - 【請求項4】請求項1において、 前記失火状態とは、一の予混合ノズルによる予混合燃焼
温度が当該ガスタービン燃焼器の予混合ノズルによる予
混合燃焼温度の平均値より所定値以上低くなった状態で
あることを特徴とするガスタービン。 - 【請求項5】請求項3或いは4において、 前記燃焼器ライナには前記各予混合ノズルに対応する位
置に該ライナの温度検知手段を備え、前記予混合燃焼温
度は該ライナの温度検知手段により検知される温度を基
に算出される温度であることを特徴とするガスタービ
ン。 - 【請求項6】請求項3或いは4において、 前記燃焼器ライナには前記各予混合ノズルに対応する位
置に燃焼ガス温度の検出手段を各々備え、前記予混合燃
焼温度は、該燃焼ガス温度の検知手段により検知される
温度を基に算出される温度であることを特徴とするガス
タービン。 - 【請求項7】拡散燃焼を行う拡散バーナ部と、該拡散バ
ーナ部の外周側に燃料と空気との予混合気を予混合燃焼
させる予混合バーナ部が拡散バーナの周囲に複数配置さ
れ、 前記予混合バーナに燃料を供給する燃料量を制御する制
御手段を備えた複数の母燃料供給系統と、該母燃料供給
系統から分岐して各ガスタービン燃焼器の一の前記予混
合バーナに燃料を供給する複数の燃料供給系統とを備え
た燃料供給経路を、前記ガスタービン燃焼器に備えた予
混合バーナに対応して複数備え、 前記拡散バーナ部及び予混合バーナ部から供給される燃
料を燃焼させる燃焼ライナとを備えるガスタービン燃焼
器を複数配置し、該複数のガスタービン燃焼器から供給
される燃焼ガスにより駆動されるタービンを備えるガス
タービンにおいて、 前記母燃料供給系統毎に予混合バーナの燃焼温度の平均
値を算出し、該平均値が最大である系統の予混合バーナ
への燃料供給量を減少させ、前記平均値が最小である系
統の予混合バーナへの燃料供給量を増加させるよう制御
する制御装置を備えることを特徴とするガスタービン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12525897A JPH10317991A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ガスタービン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12525897A JPH10317991A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ガスタービン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10317991A true JPH10317991A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14905651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12525897A Pending JPH10317991A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ガスタービン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10317991A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000205563A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-07-25 | Hitachi Ltd | ガスタ―ビンの制御方法 |
| JP2001263095A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Hitachi Ltd | ガスタービンの制御方法 |
| EP1067338A3 (en) * | 1999-07-06 | 2002-12-11 | General Electric Company | Method and apparatus for optimizing nox emissions in a gas turbine |
| WO2005047670A3 (en) * | 2003-11-10 | 2005-09-01 | Gen Electric | Method and apparatus for actuating fuel trim valves in a gas turbine |
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| JP2010531969A (ja) * | 2007-07-02 | 2010-09-30 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | バーナおよびバーナの運転方法 |
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| US8516825B2 (en) | 2003-07-24 | 2013-08-27 | Alstom Technology Ltd | Method for reducing the NOx emissions from a burner arrangement comprising a plurality of burners, and burner arrangement for carrying out the method |
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| WO2024090092A1 (ja) * | 2022-10-28 | 2024-05-02 | 株式会社Ihi | 燃焼システム |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12525897A patent/JPH10317991A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2024090092A1 (ja) * | 2022-10-28 | 2024-05-02 | 株式会社Ihi | 燃焼システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |