JPH10318182A - ドライターボ真空ポンプ - Google Patents
ドライターボ真空ポンプInfo
- Publication number
- JPH10318182A JPH10318182A JP13069797A JP13069797A JPH10318182A JP H10318182 A JPH10318182 A JP H10318182A JP 13069797 A JP13069797 A JP 13069797A JP 13069797 A JP13069797 A JP 13069797A JP H10318182 A JPH10318182 A JP H10318182A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- centrifugal
- flow
- stage
- circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ドライターボ真空ポンプの起動時や流量を多量
に流している過度状態で、ポンプ性能を十分に発揮させ
る。 【解決手段】ドライターボ真空ポンプの遠心ポンプ段3
と円周流ポンプ段2の間に位置する、円周流ポンプ段2
の吸入口12Aの回転方向前方に、仕切り部13を形成
する。また、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2のつな
ぎ部にボリュート流路を形成する。
に流している過度状態で、ポンプ性能を十分に発揮させ
る。 【解決手段】ドライターボ真空ポンプの遠心ポンプ段3
と円周流ポンプ段2の間に位置する、円周流ポンプ段2
の吸入口12Aの回転方向前方に、仕切り部13を形成
する。また、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2のつな
ぎ部にボリュート流路を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気口を大気圧、
または大気圧近傍で運転されるドライターボ真空ポンプ
に係わり、特に半導体や食品,薬品などの製造装置に用
いられ、清浄な真空を作り出すのに好適なドライターボ
真空ポンプに関する。
または大気圧近傍で運転されるドライターボ真空ポンプ
に係わり、特に半導体や食品,薬品などの製造装置に用
いられ、清浄な真空を作り出すのに好適なドライターボ
真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】排気口の圧力を大気圧とするターボ形真
空ポンプとしては、例えば、特開平8−86298 号公報に
記載されているものが知られている。
空ポンプとしては、例えば、特開平8−86298 号公報に
記載されているものが知られている。
【0003】この従来のドライターボ真空ポンプは、吸
気口及び排気口を有するハウジング内に、軸受を介して
回転自在に支持された回転軸と、吸気口から排気口に至
る間のハウジング内に順次配設された遠心ポンプ段及び
円周流ポンプ段を備えている。回転軸は、軸に取り付け
られた高周波モータにより駆動されるようになってい
る。
気口及び排気口を有するハウジング内に、軸受を介して
回転自在に支持された回転軸と、吸気口から排気口に至
る間のハウジング内に順次配設された遠心ポンプ段及び
円周流ポンプ段を備えている。回転軸は、軸に取り付け
られた高周波モータにより駆動されるようになってい
る。
【0004】前記遠心ポンプ段は、表面に複数の後退羽
根を有し、かつ回転軸に取り付けられたオープン形羽根
車と、前記羽根車の裏面と対向する面に回転方向に対し
て内向きの羽根を複数個有する遠心ステータとを交互に
組合わせて構成されている。
根を有し、かつ回転軸に取り付けられたオープン形羽根
車と、前記羽根車の裏面と対向する面に回転方向に対し
て内向きの羽根を複数個有する遠心ステータとを交互に
組合わせて構成されている。
【0005】前記円周流ポンプ段は回転軸に取り付けら
れ、かつ外周に複数の羽根を放射状に設けた円周流羽根
車とハウジングの内壁に固定され、かつ前記円周流羽根
車と対向する面に通風路を有する円周流ステータとを交
互に組合わせて構成されている。
れ、かつ外周に複数の羽根を放射状に設けた円周流羽根
車とハウジングの内壁に固定され、かつ前記円周流羽根
車と対向する面に通風路を有する円周流ステータとを交
互に組合わせて構成されている。
【0006】円周流ステータは、円周流羽根車に細隙を
持って対向し、通風路の周方向1ヶ所に仕切部が設けら
れている。仕切部の円周流羽根車の回転方向の前方には
吸入口が回転方向の後方には排出口が設けられている。
各段の吸入口と排出口の位置は段毎にづれており、吸入
口は前段の排出口と直列に接続されている。
持って対向し、通風路の周方向1ヶ所に仕切部が設けら
れている。仕切部の円周流羽根車の回転方向の前方には
吸入口が回転方向の後方には排出口が設けられている。
各段の吸入口と排出口の位置は段毎にづれており、吸入
口は前段の排出口と直列に接続されている。
【0007】このように構成されたターボ真空ポンプ
は、高周波モータに特殊高周波入力によって高速回転
し、ドライターボ真空ポンプの吸気口から流入した気体
は、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段により圧縮され大気
圧下に排気される。
は、高周波モータに特殊高周波入力によって高速回転
し、ドライターボ真空ポンプの吸気口から流入した気体
は、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段により圧縮され大気
圧下に排気される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の特開
平8−86298号公報に記載のドライターボ真空ポンプにお
いては、真空ポンプの起動時の過度状態においては、ポ
ンプ内部は全体が大気圧に近い圧力下にあり、気体の流
れは粘性流となるので、遠心ポンプ段は遠心圧縮機とし
て作用する。すなわち、遠心羽根車は圧縮機羽根車とし
て働き、遠心羽根車と遠心ステータに設けられた羽根と
に挟まれて形成される流路は、流れを外径側から内径側
に案内するリターンチャンネルとして働く。真空ポンプ
が定常状態に達し、円周流ポンプ段の吸入口の圧力が低
くなり、数百Pa以下の中間流となると、遠心ポンプ段
はドラッグポンプとして作用するため、排気口の圧力を
大気圧に保ち、吸気口の圧力を十分に低い圧力にするこ
とができる。
平8−86298号公報に記載のドライターボ真空ポンプにお
いては、真空ポンプの起動時の過度状態においては、ポ
ンプ内部は全体が大気圧に近い圧力下にあり、気体の流
れは粘性流となるので、遠心ポンプ段は遠心圧縮機とし
て作用する。すなわち、遠心羽根車は圧縮機羽根車とし
て働き、遠心羽根車と遠心ステータに設けられた羽根と
に挟まれて形成される流路は、流れを外径側から内径側
に案内するリターンチャンネルとして働く。真空ポンプ
が定常状態に達し、円周流ポンプ段の吸入口の圧力が低
くなり、数百Pa以下の中間流となると、遠心ポンプ段
はドラッグポンプとして作用するため、排気口の圧力を
大気圧に保ち、吸気口の圧力を十分に低い圧力にするこ
とができる。
【0009】しかし、上記従来の技術は、遠心ポンプ段
と円周流ポンプ段のつなぎ部の気体の流れについて配慮
されておらず、ドライターボ真空ポンプの起動時や流量
を多量に流している過度状態では、遠心ステータから流
出した気体は、ある流出角をもって遠心ポンプ段と円周
流ポンプ段の間の空間に周方向ほぼ均一に流れる。しか
し、円周流ポンプ段の吸入口が1箇所のため、吸入口の
回転方向の前方では気体の流出角と異なる方向に気体の
流れが生じる。このため、円周流ポンプ最上段の吸入口
付近では、気体の流れが乱れ効率的に円周流ポンプ段に
流入することができなく、過度状態でポンプ性能を十分
に発揮できないという問題があった。
と円周流ポンプ段のつなぎ部の気体の流れについて配慮
されておらず、ドライターボ真空ポンプの起動時や流量
を多量に流している過度状態では、遠心ステータから流
出した気体は、ある流出角をもって遠心ポンプ段と円周
流ポンプ段の間の空間に周方向ほぼ均一に流れる。しか
し、円周流ポンプ段の吸入口が1箇所のため、吸入口の
回転方向の前方では気体の流出角と異なる方向に気体の
流れが生じる。このため、円周流ポンプ最上段の吸入口
付近では、気体の流れが乱れ効率的に円周流ポンプ段に
流入することができなく、過度状態でポンプ性能を十分
に発揮できないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、ドライターボ真空ポンプ
の起動時や流量を多量に流している過度状態で運転され
ているときでも、ポンプ内部の安定した気体の流れを形
成し、円周流ポンプ段に気体をスムースに流入させ、ポ
ンプの排気効率の向上を可能としたドライターボ真空ポ
ンプを提供することにある。
の起動時や流量を多量に流している過度状態で運転され
ているときでも、ポンプ内部の安定した気体の流れを形
成し、円周流ポンプ段に気体をスムースに流入させ、ポ
ンプの排気効率の向上を可能としたドライターボ真空ポ
ンプを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、吸気口と排気口を有するハウジング内に回転自在に
支持された回転軸と、回転軸に支持された多段の円周流
羽根車と、前記ハウジング内に円周流羽根車とともに多
段の円周流ポンプを形成するステータを有し、この円周
流ポンプ段の吸入口側に遠心ポンプ段が配置され、ポン
プ吸気口から吸入した気体を圧縮し排気口より大気圧ま
たは大気圧近傍に排気するドライターボ真空ポンプにお
いて、円周流ポンプ最上段の吸入口の回転方向前方に、
仕切り部を形成したものである。
に、吸気口と排気口を有するハウジング内に回転自在に
支持された回転軸と、回転軸に支持された多段の円周流
羽根車と、前記ハウジング内に円周流羽根車とともに多
段の円周流ポンプを形成するステータを有し、この円周
流ポンプ段の吸入口側に遠心ポンプ段が配置され、ポン
プ吸気口から吸入した気体を圧縮し排気口より大気圧ま
たは大気圧近傍に排気するドライターボ真空ポンプにお
いて、円周流ポンプ最上段の吸入口の回転方向前方に、
仕切り部を形成したものである。
【0012】上記のように構成されたドライターボ真空
ポンプにおいて、ポンプ定常状態では、ポンプ吸気口か
ら気体の流入がなく、円周流ポンプ最上段の吸入口の圧
力が数百Pa以下になると、遠心ポンプ段はドラッグポ
ンプとして作用する。すなわち、遠心羽根車はら旋溝を
有した回転円板として作用し、内径側から外径側に向け
て作用するドラッグポンプとして働く。また遠心ステー
タの複数個の羽根は、ら旋溝を有した固定円板として作
用し、外径側から内径側に向けて圧縮作用するドラッグ
ポンプとして働くため、排気口の圧力を大気圧に保ち、
吸気口の圧力を十分に低い圧力にすることができる。こ
のとき、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段の間のつなぎ部
においては、ポンプ吸気口からの気体の流入がないた
め、気体はほとんど流れていない。
ポンプにおいて、ポンプ定常状態では、ポンプ吸気口か
ら気体の流入がなく、円周流ポンプ最上段の吸入口の圧
力が数百Pa以下になると、遠心ポンプ段はドラッグポ
ンプとして作用する。すなわち、遠心羽根車はら旋溝を
有した回転円板として作用し、内径側から外径側に向け
て作用するドラッグポンプとして働く。また遠心ステー
タの複数個の羽根は、ら旋溝を有した固定円板として作
用し、外径側から内径側に向けて圧縮作用するドラッグ
ポンプとして働くため、排気口の圧力を大気圧に保ち、
吸気口の圧力を十分に低い圧力にすることができる。こ
のとき、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段の間のつなぎ部
においては、ポンプ吸気口からの気体の流入がないた
め、気体はほとんど流れていない。
【0013】また、ポンプ起動時やポンプ吸気口から流
量を多量に流している過度状態では、気体の流れは粘性
流となるので、遠心ポンプ段は遠心圧縮機として作用す
る。遠心羽根車は圧縮機羽根車として働き、遠心羽根車
と遠心ステータに設けられた羽根とに挟まれて形成され
る流路は、流れを外径側から内径側に案内するリターン
チャンネルとして働く。ポンプ吸気口から流入した気体
は、遠心ポンプ段で圧縮され、遠心ステータから遠心ポ
ンプ段と円周流ポンプ段の間の空間に周方向ほぼ均一
に、ある流出角をもって流出する。そして、円周流ポン
プ最上段の吸入口の回転方向前方に仕切り部が形成され
ているため、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段の間の空間
を回転方向に一様に流れ、スムースに円周流ポンプ段に
流入することができる。
量を多量に流している過度状態では、気体の流れは粘性
流となるので、遠心ポンプ段は遠心圧縮機として作用す
る。遠心羽根車は圧縮機羽根車として働き、遠心羽根車
と遠心ステータに設けられた羽根とに挟まれて形成され
る流路は、流れを外径側から内径側に案内するリターン
チャンネルとして働く。ポンプ吸気口から流入した気体
は、遠心ポンプ段で圧縮され、遠心ステータから遠心ポ
ンプ段と円周流ポンプ段の間の空間に周方向ほぼ均一
に、ある流出角をもって流出する。そして、円周流ポン
プ最上段の吸入口の回転方向前方に仕切り部が形成され
ているため、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段の間の空間
を回転方向に一様に流れ、スムースに円周流ポンプ段に
流入することができる。
【0014】従って、ドライターボ真空ポンプの起動時
や流量を多量に流している過度状態で運転されていると
きでも、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段の間の空間内で
安定した気体の流れを形成し、円周流ポンプ段に気体を
スムースに流入させることができるので、排気効率の向
上を可能とすることができる。
や流量を多量に流している過度状態で運転されていると
きでも、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段の間の空間内で
安定した気体の流れを形成し、円周流ポンプ段に気体を
スムースに流入させることができるので、排気効率の向
上を可能とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
より説明する。
より説明する。
【0016】図1は本発明を適用したドライターボ真空
ポンプの一実施例を示す全体構造を示す縦断面図であ
る。このドライターボ真空ポンプは、軸6の中間部およ
び下端部を軸受7A,7Bで支承し、その軸受7A,7
B間に高周波モータロータ8Aが圧入されている。この
軸6の上部側に多段の円周流羽根車2Aと遠心羽根車3
Aとで構成されるポンプロータ1が圧入焼結されてい
る。遠心羽根車3Aと遠心ステータ3Bにより遠心ポン
プ段3,円周流羽根車2Aと円周流ステータ2Bにより
円周流ポンプ段2を構成している。遠心羽根車3Aの上
部には、吸気口4Aが形成されたカバー5が機密性をも
って取り付けられている。
ポンプの一実施例を示す全体構造を示す縦断面図であ
る。このドライターボ真空ポンプは、軸6の中間部およ
び下端部を軸受7A,7Bで支承し、その軸受7A,7
B間に高周波モータロータ8Aが圧入されている。この
軸6の上部側に多段の円周流羽根車2Aと遠心羽根車3
Aとで構成されるポンプロータ1が圧入焼結されてい
る。遠心羽根車3Aと遠心ステータ3Bにより遠心ポン
プ段3,円周流羽根車2Aと円周流ステータ2Bにより
円周流ポンプ段2を構成している。遠心羽根車3Aの上
部には、吸気口4Aが形成されたカバー5が機密性をも
って取り付けられている。
【0017】図2,図3に示すように、円周流羽根車2
Aには、複数枚の羽根9が設置されている。円周流ステ
ータ2Bは、円周流羽根車2Aに細隙を持って対向し、
かつ円周流羽根車2Aの羽根9を囲むように通風路10
があり、その周方向1ヶ所にせき止め部11が設けられ
ている。せき止め部11の回転方向の前方には吸入口1
2Aが回転方向の後方には排出口12Bが設けられてい
る。各段の吸入口12Aと排出口12Bの位置は段毎にづ
れており、吸入口12Aは前段の排出口12Bと直列に
接続されている。最終段の排出口12Bは、ポンプ排気
口4Bとつながっている。
Aには、複数枚の羽根9が設置されている。円周流ステ
ータ2Bは、円周流羽根車2Aに細隙を持って対向し、
かつ円周流羽根車2Aの羽根9を囲むように通風路10
があり、その周方向1ヶ所にせき止め部11が設けられ
ている。せき止め部11の回転方向の前方には吸入口1
2Aが回転方向の後方には排出口12Bが設けられてい
る。各段の吸入口12Aと排出口12Bの位置は段毎にづ
れており、吸入口12Aは前段の排出口12Bと直列に
接続されている。最終段の排出口12Bは、ポンプ排気
口4Bとつながっている。
【0018】前記遠心ポンプ段3と前記円周流ポンプ段
2の間には、遠心ポンプ段3で圧縮された気体を円周流
ポンプ段2に流入させるための空間13が形成され、図
4に示すように、円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの
回転方向前方に仕切り部14が設けられている。
2の間には、遠心ポンプ段3で圧縮された気体を円周流
ポンプ段2に流入させるための空間13が形成され、図
4に示すように、円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの
回転方向前方に仕切り部14が設けられている。
【0019】次に上述した一実施例の作用について説明
する。
する。
【0020】ドライターボ真空ポンプがポンプ定常運転
のときは、ポンプロータ1が高周波モータ8により高速
回転することにより、吸気口4Aから流入した気体は、
遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2によって形成される
通風路内で順次圧縮され排気口4Bより大気に排出され
る。円周流ポンプ段2は、大気圧から数百Paの粘性流
域を受持ち、遠心ポンプ段3は、分子流,中間流域で作
用する。ドライターボ真空ポンプの吸気口4Aから流入
し、遠心ポンプ段3で圧縮された気体は、円周流ポンプ
段2の最上段の吸入口12Aから通風路10内に入り、
円周流羽根車2Aの羽根9に流入すると、高速で回転す
る羽根9により気体が周方向の速度を得て遠心力によっ
て羽根9間から半径方向に排出され、通風路10内で減
速して圧力回復をした後、渦を描いて再び羽根9間に入
る。吸入口12Aから流入した気体は、通風路10を吸
入口12Aから排出口12Bまで通り抜ける間に上記の
作用を数回繰返し、通風路10内をら旋ねじ状に流れて
円周流羽根車2Aから十分エネルギーを得ることがで
き、最終段の排出口12Bと直接接続されている排気口
4Bから大気に排気される。円周流ポンプ段2の内部圧
力は、最終段の排出口12Bが大気圧で最上段の吸入口
12Aが数百Paの圧力である。
のときは、ポンプロータ1が高周波モータ8により高速
回転することにより、吸気口4Aから流入した気体は、
遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2によって形成される
通風路内で順次圧縮され排気口4Bより大気に排出され
る。円周流ポンプ段2は、大気圧から数百Paの粘性流
域を受持ち、遠心ポンプ段3は、分子流,中間流域で作
用する。ドライターボ真空ポンプの吸気口4Aから流入
し、遠心ポンプ段3で圧縮された気体は、円周流ポンプ
段2の最上段の吸入口12Aから通風路10内に入り、
円周流羽根車2Aの羽根9に流入すると、高速で回転す
る羽根9により気体が周方向の速度を得て遠心力によっ
て羽根9間から半径方向に排出され、通風路10内で減
速して圧力回復をした後、渦を描いて再び羽根9間に入
る。吸入口12Aから流入した気体は、通風路10を吸
入口12Aから排出口12Bまで通り抜ける間に上記の
作用を数回繰返し、通風路10内をら旋ねじ状に流れて
円周流羽根車2Aから十分エネルギーを得ることがで
き、最終段の排出口12Bと直接接続されている排気口
4Bから大気に排気される。円周流ポンプ段2の内部圧
力は、最終段の排出口12Bが大気圧で最上段の吸入口
12Aが数百Paの圧力である。
【0021】ポンプ定常状態では、ポンプ吸気口4Aか
ら気体の流入がなく、円周流ポンプ段2で所望の圧力が
得られると、遠心羽根車3Aは、ら旋溝を有した回転円
板として作用し、内径側から外径側に向けて作用するド
ラッグポンプとして働く。また遠心ステータ3Bの複数
個の羽根15は、ら旋溝を有した固定円板として作用
し、外径側から内径側に向けて圧縮作用するドラッグポ
ンプとして働き気体を圧縮し、ドライターボ真空ポンプ
の到達圧力を十分低くすることができる。このとき、遠
心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間のつなぎ部の空間
13においては、ポンプ吸気口4Aからの気体の流入が
ないため、気体はほとんど流れていない。
ら気体の流入がなく、円周流ポンプ段2で所望の圧力が
得られると、遠心羽根車3Aは、ら旋溝を有した回転円
板として作用し、内径側から外径側に向けて作用するド
ラッグポンプとして働く。また遠心ステータ3Bの複数
個の羽根15は、ら旋溝を有した固定円板として作用
し、外径側から内径側に向けて圧縮作用するドラッグポ
ンプとして働き気体を圧縮し、ドライターボ真空ポンプ
の到達圧力を十分低くすることができる。このとき、遠
心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間のつなぎ部の空間
13においては、ポンプ吸気口4Aからの気体の流入が
ないため、気体はほとんど流れていない。
【0022】また、ポンプ起動時やポンプ吸気口4Aか
ら多量のガスを流している過度状態では、ポンプ吸気口
4Aの圧力が高くなるために、気体の流れは粘性流域と
なるので、遠心ポンプ段3は遠心圧縮機として作用す
る。遠心羽根車3Aは圧縮機羽根車として働き、遠心羽
根車3Aと遠心ステータ3Bに設けられた羽根とに挟ま
れて形成される流路は、流れを外径側から内径側に案内
するリターンチャンネルとして働く。ポンプ吸気口4A
から流入した気体は、遠心ポンプ段3で圧縮され、遠心
ステータ3Bから遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の
間の空間13に周方向ほぼ均一に、ある流出角をもって
流出する。
ら多量のガスを流している過度状態では、ポンプ吸気口
4Aの圧力が高くなるために、気体の流れは粘性流域と
なるので、遠心ポンプ段3は遠心圧縮機として作用す
る。遠心羽根車3Aは圧縮機羽根車として働き、遠心羽
根車3Aと遠心ステータ3Bに設けられた羽根とに挟ま
れて形成される流路は、流れを外径側から内径側に案内
するリターンチャンネルとして働く。ポンプ吸気口4A
から流入した気体は、遠心ポンプ段3で圧縮され、遠心
ステータ3Bから遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の
間の空間13に周方向ほぼ均一に、ある流出角をもって
流出する。
【0023】そして、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段
2の間の空間13には、図4に示すように円周流ポンプ
最上段の吸入口12Aの回転方向前方に仕切り部14が
形成されているため、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段
2の間の空間13をポンプロータ1の回転方向に一様に
流れ、遠心ポンプ段3で圧縮された気体はスムースに円
周流ポンプ段2に流入することができる。このため、ポ
ンプ過度状態でのポンプ排気効率の向上を図ることがで
きる。
2の間の空間13には、図4に示すように円周流ポンプ
最上段の吸入口12Aの回転方向前方に仕切り部14が
形成されているため、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段
2の間の空間13をポンプロータ1の回転方向に一様に
流れ、遠心ポンプ段3で圧縮された気体はスムースに円
周流ポンプ段2に流入することができる。このため、ポ
ンプ過度状態でのポンプ排気効率の向上を図ることがで
きる。
【0024】図5は本発明の他の一実施例を示す図で、
円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの回転方向前方が仕
切られ、さらに仕切り部の外半径が回転方向に向かって
小さくしたものである。このような形状にすることによ
って、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間の空間1
3の面積が、円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの回転
方向前方から回転方向に向かって大きくなり、ボリュー
ト流路が形成され流れを整流することができる。
円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの回転方向前方が仕
切られ、さらに仕切り部の外半径が回転方向に向かって
小さくしたものである。このような形状にすることによ
って、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間の空間1
3の面積が、円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの回転
方向前方から回転方向に向かって大きくなり、ボリュー
ト流路が形成され流れを整流することができる。
【0025】図5は遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2
の間の空間13の面積を、半径方向に拡大したものであ
るが、図6に示すように、仕切り部の外半径はそのまま
で、回転方向に向かって仕切り部の高さを小さくし、軸
方向の面積を拡大しても同じ効果が得られる。図では、
羽根15の先端から回転方向に仕切り部の高さを小さく
しているが、羽根15の根元より仕切り部の高さを小さ
くしてもよい。
の間の空間13の面積を、半径方向に拡大したものであ
るが、図6に示すように、仕切り部の外半径はそのまま
で、回転方向に向かって仕切り部の高さを小さくし、軸
方向の面積を拡大しても同じ効果が得られる。図では、
羽根15の先端から回転方向に仕切り部の高さを小さく
しているが、羽根15の根元より仕切り部の高さを小さ
くしてもよい。
【0026】図7は本発明の他の一実施例を示す図で、
円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの回転方向前方が仕
切られ、さらに遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間
の空間13の面積が、円周流ポンプ最上段の吸入口12
Aの回転方向後方から、吸入口12A側に広くなるよう
にしたものである。このような形状にすることによって
も、遠心ポンプ段3で圧縮された気体が、円周流ポンプ
段2にスムースに流入することができる。このため、ポ
ンプ過度状態でのポンプ排気効率の向上を図ることがで
きる。
円周流ポンプ最上段の吸入口12Aの回転方向前方が仕
切られ、さらに遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間
の空間13の面積が、円周流ポンプ最上段の吸入口12
Aの回転方向後方から、吸入口12A側に広くなるよう
にしたものである。このような形状にすることによって
も、遠心ポンプ段3で圧縮された気体が、円周流ポンプ
段2にスムースに流入することができる。このため、ポ
ンプ過度状態でのポンプ排気効率の向上を図ることがで
きる。
【0027】従って、ドライターボ真空ポンプの起動時
や流量を多量に流している過度状態で運転されていると
きでも、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間の空間
13内で安定した気体の流れを形成し、円周流ポンプ段
2に気体をスムースに流入させることができるので、排
気効率の向上を可能とすることができる。
や流量を多量に流している過度状態で運転されていると
きでも、遠心ポンプ段3と円周流ポンプ段2の間の空間
13内で安定した気体の流れを形成し、円周流ポンプ段
2に気体をスムースに流入させることができるので、排
気効率の向上を可能とすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明のドライターボ真
空ポンプによれば、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段のつ
なぎ部において、安定した気体の流れが形成されるの
で、遠心ポンプ段で圧縮した気体をスムースに渦流ポン
プ段に流入させ、ポンプの排気効率の向上を図ることが
できる。
空ポンプによれば、遠心ポンプ段と円周流ポンプ段のつ
なぎ部において、安定した気体の流れが形成されるの
で、遠心ポンプ段で圧縮した気体をスムースに渦流ポン
プ段に流入させ、ポンプの排気効率の向上を図ることが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示すドライターボ真空ポン
プの縦断面図である。
プの縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の遠心ポンプ段と円周流ポン
プ段の間にある仕切り部の縦断面図である。
プ段の間にある仕切り部の縦断面図である。
【図3】図2に示す円周流ポンプ段のA矢視平面図であ
る。
る。
【図4】図2に示す円周流ポンプ段のB矢視平面図であ
る。
る。
【図5】本発明の他の一実施例の遠心ポンプ段と円周流
ポンプ段の間にある仕切り部の平面図である。
ポンプ段の間にある仕切り部の平面図である。
【図6】本発明の他の一実施例の遠心ポンプ段と円周流
ポンプ段の間にある仕切り部の軸中心からの視図であ
る。
ポンプ段の間にある仕切り部の軸中心からの視図であ
る。
【図7】本発明の他の一実施例の遠心ポンプ段と円周流
ポンプ段の間にある仕切り部の軸中心からの視図であ
る。
ポンプ段の間にある仕切り部の軸中心からの視図であ
る。
1…ポンプロータ、2…円周流ポンプ段、2A…円周流
羽根車、2B…円周流ステータ、3…遠心ポンプ段、3
A…遠心羽根車、3B…遠心ステータ、4A…吸気口、
4B…排気口、5…カバー、6…軸、7A,7B…軸
受、8…高周波モータ、8A…高周波モータロータ、9
…羽根、10…通風路、11…せき止め部、12A…吸
入口、12B…排出口、13…遠心ポンプ段3と円周流
ポンプ段2の間の空間、14…仕切り部、15…遠心ス
テータの羽根。
羽根車、2B…円周流ステータ、3…遠心ポンプ段、3
A…遠心羽根車、3B…遠心ステータ、4A…吸気口、
4B…排気口、5…カバー、6…軸、7A,7B…軸
受、8…高周波モータ、8A…高周波モータロータ、9
…羽根、10…通風路、11…せき止め部、12A…吸
入口、12B…排出口、13…遠心ポンプ段3と円周流
ポンプ段2の間の空間、14…仕切り部、15…遠心ス
テータの羽根。
Claims (1)
- 【請求項1】吸気口と排気口を有するハウジング内に、
回転自在に支持された回転軸と、該回転軸に支持された
多段の円周流羽根車と、前記ハウジング内に該円周流羽
根車とともに多段の円周流ポンプ段を形成するステータ
を有し、この円周流ポンプ段の吸入口側に遠心ポンプ段
が配置され、前記吸気口から吸入した気体を圧縮し排気
口より大気圧または大気圧近傍に排気するドライターボ
真空ポンプにおいて、前記円周流ポンプ最上段の吸入口
の回転方向前方に、仕切り部を設置したことを特徴とす
るドライターボ真空ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13069797A JPH10318182A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | ドライターボ真空ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13069797A JPH10318182A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | ドライターボ真空ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10318182A true JPH10318182A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15040466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13069797A Pending JPH10318182A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | ドライターボ真空ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10318182A (ja) |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP13069797A patent/JPH10318182A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100363628C (zh) | 涡轮压缩机 | |
| CN100394038C (zh) | 压缩机 | |
| US5810557A (en) | Fan wheel for an inline centrifugal fan | |
| EP0775829A1 (en) | Turbomolecular vacuum pumps | |
| JPH04262093A (ja) | 回生遠心圧縮機 | |
| JPH0826877B2 (ja) | ターボ分子ポンプ | |
| JP3048583B2 (ja) | 高真空ポンプ用のポンプ段 | |
| EP2955387A1 (en) | Centrifugal compressor | |
| JP2018135836A (ja) | 遠心圧縮機 | |
| WO2025238941A1 (ja) | 遠心圧縮機 | |
| JPH10331794A (ja) | 遠心圧縮機 | |
| JP5182519B2 (ja) | 遠心圧縮機 | |
| JPH10318182A (ja) | ドライターボ真空ポンプ | |
| KR100339550B1 (ko) | 터보 압축기의 디퓨져 구조 | |
| KR100790305B1 (ko) | 원심형 터보 임펠라 구동방식의 축류형 송풍장치 | |
| JPH02264196A (ja) | ターボ真空ポンプ | |
| JPH0610477B2 (ja) | タ−ボ真空ポンプ | |
| JP2680156B2 (ja) | 真空ポンプ | |
| JP6768172B1 (ja) | 遠心圧縮機 | |
| JPH0311193A (ja) | 真空ポンプ | |
| JP3045418B2 (ja) | ターボ真空ポンプ | |
| JP6237077B2 (ja) | 遠心圧縮機 | |
| KR100405984B1 (ko) | 터보 압축기의 디퓨저 장착구조 | |
| JPH01170795A (ja) | 渦流形ターボ機械 | |
| CN100532860C (zh) | 具有防逆流结构的离心扇 |