JPH10319962A - 磁力線減衰器を備えたギターおよびベース用弦振動持続装置 - Google Patents

磁力線減衰器を備えたギターおよびベース用弦振動持続装置

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JPH10319962A
JPH10319962A JP9163221A JP16322197A JPH10319962A JP H10319962 A JPH10319962 A JP H10319962A JP 9163221 A JP9163221 A JP 9163221A JP 16322197 A JP16322197 A JP 16322197A JP H10319962 A JPH10319962 A JP H10319962A
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magnetic
electromagnetic
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magnetic field
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JP9163221A
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Kenji Tsumura
謙二 津村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不均衡な磁気状態または、均衡な磁気状態で
磁気フィードバックを防止する弦振動持続装置におい
て、コイル巻き数の増減やシャント板を使用せず、電磁
ピックアップや電磁ドライバに柔軟に対応でき、確実に
磁力線ノイズを減少でき、簡単に不均衡や均衡のバラン
ス調整が出来る弦振動持続装置。 【解決手段】 電磁ピックアップ8で検出した弦振動の
電気信号を増幅器3で増幅し、増幅された電気信号に従
い、電磁ドライバ9から放射した磁力線10により弦7
を励振するように構成したギターおよびベース用弦振動
持続装置において、電磁ドライバより放射する磁束密度
の変動を伴う磁力線の強度を、アルミや銅等の反磁性作
用を強く有する弱磁性体部材で成す磁力線弦衰器6を磁
力線に直交あるいは、30度から150度までの傾斜角
度で電磁ドライバあるいは電磁ピックアップの近傍に設
けて減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弦を駆動する電磁ドラ
イバと弦の振動を検出する電磁ピックアップを備えたギ
ターおよびベース用弦振動持続装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のギターおよびベース用弦
振動持続装置(以下において弦振動持続装置と略して記
する)においては、弦の振動を検出する電磁ピックアッ
プと弦を駆動する電磁ドライバは、ともに磁力線の磁束
変動を介して機能するデバイスなので、電磁ピックアッ
プと電磁ドライバとの間で磁気結合が生じる。そのた
め、弦振動持続装置を作ると、増幅器が磁気結合で生じ
る不要な磁力線弦衰器の電気信号を増幅するので、磁気
フィードバックと呼ばれる発振現象が起こり、大きな問
題をもたらしていた。そこで、いかにして磁気フィード
バックを減少させ、安定した弦振動持続装置を作るかで
各種の試みが成されている。
【0003】各種の試みを分類すると、まず、第1の解
決法である先行技術として、磁気結合そのものが無い方
法として、弦を揺動させるデバイスが電磁ドライバでな
く、スピーカもしくは弦の終端に圧電素子のような圧電
アクチュエータを採用し、磁力線を放射しないで弦を駆
動する方式である。(公開昭53−136120号ロー
ランド株式会社)しかし、この方式では、ドライバとし
てスピーカ使用時では、弦とスピーカとに距離があり、
このため、時間的遅延が生じて、駆動力が同期せず、正
しくどのフレットのポジションでも、同じように弦振動
が持続できない。また、ドライバとして弦の終端に圧電
素子のような圧電アクチュエータを採用し、磁力線を放
射しないで弦を駆動する方式では、圧電素子では、大き
な振幅が得れないので、十分大きく弦を揺動できない。
さらに、ブリッジに弦を揺動する反力が反作用として加
わり、ブrッジより駆動信号の音が聞こえ、演奏時に耳
障りである。さらにブリッジに圧電素子を内蔵させる制
約もあり、高価であり、採用されない。
【0004】次に、第2の解決法である先行技術とし
て、電磁ピックアップの代わりに光ピックアップを採用
し、磁力線に反応しないピックアップで磁気フィードバ
ックを回避する方法である。(実開昭55−15259
7号 ヤマハ株式会社)しかし、この方法では、不都合
な点として光ピックアップの音色が従来の電磁ピックア
ップと大きく異なり、音色に問題があった。さらに、光
ピックアップは、外部の光線で、誤動作するため、この
部分にはカバーを設けねばならず、弦をはじくことが、
この部分ではできない問題もある。
【0005】第3の解決法である先行技術として、ハム
バッカーコイルタイプの電磁ピックアップまたは、ハム
バッカーコイルタイプの電磁ドライバを使用して磁気フ
ィードバックを減少させる方法である。ハムバッカーコ
イルタイプの電磁ピックアップまたは電磁ドライバは2
つのコイルを内蔵し、各コイルを逆転動作するように、
配線あるいは、コイルの巻き方向を反転させているの
で、外部より幅射されている不要な磁力線の電磁ノイズ
を相殺したりすることができる。また電磁ドライバで
は、電磁ピックアップと同様な構成であり、外部に出力
される磁力線が、電磁ドライバの近くの空間のみ、強く
放射されるので、遠く離れた位置にある電磁ピックアッ
プには、あまり磁力線が侵入しない特性がある。(u.
s.p.2.896.491 sethe love
r)しかし、この方式は、電磁ピックアップと電磁ドラ
イバが平面上に取り付けられていることから、電磁ピッ
クアップと電磁ドライバとは、内側と外側で距離に差が
あり、このことから、内側どうしが外側どうしより強く
磁気結合し、電磁ピックアップや電磁ドライバの2つの
コイルによる相殺効果が完全には行われず、一部不要な
磁力線ノイズによる電気信号が発生する。この少量の磁
力線ノイズでも、弦振動持続装置としては、磁気フィー
ドバックを起こしたり、また発振しないまでも、弦振動
のかかりが遅れたり、また、電磁ピックアップより得ら
れる音色が変化したりと、各種の問題が発生する。
【0006】第4の解決法である先行技術として、ハム
バッカーコイルタイプの電磁ピックアップまたはハムバ
ッカーコイルタイプの電磁ドライバを使用し、さらに、
ハムバッカーコイルタイプの2つあるコイルの一方を他
方より強く出力するようにし、不均衡な磁気状態を作り
出すことで磁気フィードバックを減少させる方法であ
る。具体的に、説明すると、前記の解決法3で説明した
ように、ハムバッカーコイルタイプの電磁ピックアップ
や電磁ドライバでは、内側のコイルが外側のコイルよ
り、磁気結合が強いので、磁気フィードバックを無くす
には、内側のコイルの磁気結合を外側と同じように、配
分するべく、内側のコイルの巻き数を少なくする、もし
くわ、内側のコイルに近接して、強磁性体である鉄片を
取り付けることで、内側コイルの出力を弱め、あるい
わ、感度を下げ、内側と外側のバランスを平衡させる。
言い換えると不均衡な磁気結合状態のハムバッカーコイ
ルタイプの電磁ピックアップまたはハムバッカーコイル
タイプの電磁ドライバにするのである。(u.s.p.
4.941.388 Hoover,et al.)
【0007】しかし、この方法では、2つのコイルの磁
気特性が巻き数や強磁性体をコイルに近接させたため異
なるので、周波数により不均衡な磁気状態が、どの周波
数でも同じ比率で変化しないため、磁気フィードバック
の発振周波数が変化し周波数が移動すると十分効果が得
られず磁気フィードバックが発生するのである。また、
発振しないまでも、弦振動のかかりが遅れたり、また、
電磁ピックアップより得られる音色が変化したりする。
【0008】この第4の解決法で磁気フィードバックが
かなり減少でき、弦振動持続装置付ギターとして製造さ
れたが、磁気フィードバックは少しではあるが残り、こ
れにより時として磁気フィードバックが起きたりと不安
定であり、このタイプのギター製造が停止している。
【0009】第5の解決法として先行技術に、電磁ドラ
イバが磁力線を放射する方向を電磁ピックアップに干渉
しない水平方向、言い換えると電磁ピックアップの側面
方向に磁力線を放射する特徴をもつ水平電磁ドライバと
呼ばれる電磁ドライバを使用する方法である。これは、
電磁ドライバより出力される磁力線磁力線弦衰器を電磁
ピックアップに上下均衡に侵入させることで、電磁ピッ
クアップ内で、1つのコイルの上下で相殺する起電圧を
発生させ、磁力線磁力線の影響をキャンセルする方式で
ある。これは均衡な磁気状態を作ることで磁気フィード
バックを防止する方法である。(公開平5−46175
およびu.s.p.5.585.588株式会社フェル
ナンデス)この方法により、1992年より弦振動持続
装置付ギターが製造されて、現在でも製造されている。
【0010】この方法は、磁気フィードバックが十分、
減少されており、製造時に必ずある各デバイスやパーツ
等のばらつきにおいてもて安定して製造できるまで磁気
フィードバックに十分余裕がある。しかし、これでも、
問題点として、電磁ピックアップと電磁ドライバとは、
必ず遠く離して取り付ける必要かあったり、電磁ピック
アップによっては使用できない品種があるなど、磁力線
により発生している磁気フィードバックや取り付け配置
の自由度が少ないなど問題点が残されている。
【0011】以上の解決法以外にも、その他多数の方法
が先行技術として提起されている。例えば、弦に電流を
流して弦を直接リニアモーターのように駆動する方式。
(特開昭52−151022号,実開昭53−1398
36号 ローランド株式会社)や、電磁ピックアップの
近傍に電磁ドライバの電流を流して、電磁ドライバより
放射された磁力線をこの電流でキャンセルする方法
(u.s.p.5.378.850 株式会社フェルナ
ンデス)や電磁ドライバを2つ使用して、電磁ピックア
ップで磁力線を相殺する方法(特開平6−259078
号 カシオ計算機株式会社)などあります。しかし、い
ずれも、磁気フィードバックを防止するためにコストが
高くなったり、実用的な製造価格を超えていたり、ま
た、フレットが接触不良を起こしたりし耐久性に問題が
有ったり、量産するには、調整箇所が多くあり、そのた
め、歩留まりが悪いとか、種々の問題があり、これらの
方式も十分な磁気フィードバックの防止方法として、な
り得ないものである。そこで、電磁ピックアップと電磁
ドライバとを近接して配置できる、かつ、色々な品種の
電磁ピックアップやと電磁ドライバに対しても柔軟に対
応できるコストも安価で量産で歩留まりの良い弦振動持
続装置が待ち望まれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の弦振動持続装置
にあっては、電磁ピックアップと電磁ドライバを使用
し、弦が十分振動し、かつ、どのフレットのポジション
でも同じように弦振動が確実に得れる弦振動持続装置を
製造すると、システムが高価となり製造価格が高くなる
問題点があった。さらに、ハムバッカーコイルタイプコ
イルを使用した電磁ピックアップや電磁ドライバによる
不均衡を利用した磁気フィードバックの防止による弦振
動持続装置では、ハムバッカーコイルタイプコイルのコ
イルの一方を磁気特性が変わるので磁気フィードバック
の発振周波数が移動すると、不均衡の比率が変化し、弦
振動持続装置が不安定になる問題があった。さらに、電
磁ピックアップや電磁ドライバの製造時、コイルの特性
を変えるため、製造工程が複雑となり、電磁ピックアッ
プや電磁ドライバが割高となる問題点があった。また、
コイルの巻き数が同じで良い強磁性体のシャント板使用
による不均衡な弦振動持続装置では、電磁ピックアップ
や電磁ドライバが板状のポールピースであるバーポール
ピースでは、鉄片がコイルの近くに近接して取り付けれ
るので、不均衡が十分生じて有効であるが、一般に広く
使用されているポールピースが円柱状のポールピースで
は、ポールピースが4mm径と大きく、コイルを巻くボ
ビンも大きくなります。そのため、シャント板の鉄片が
ポールピースより見て、バーポールピース時より2倍以
上も遠くに配置されるため、不均衡が十分作り出せず、
磁気フィードバックを起こしてしまう問題点があった。
また、シャント板は、強磁性体のため、磁力線を空間よ
り引き寄せる作用があるため、不要な磁力線ノイズと磁
気的結合をもたらし、その結果、取り付け位置が限られ
た箇所にしか設けられない問題点がある。さらに、シャ
ント板近傍にあるコイルの磁気特性が変化する問題点も
ある。
【0013】電磁ピックアップや電磁ドライバにハムバ
ッカーコイルタイプコイルを使用して不均衡を作り出す
場合、ポールピースタイプの電磁ピックアップや電磁ド
ライバでは、シャント板よりも、コイルの巻き数を変化
させる方が、有効に働くのである。
【0014】また、均衡な磁気状態で磁気フィードバッ
クを防止する方式として、水平方向に磁力線を放射する
水平電磁ドライバでは、電磁ピックアップコイルの上下
が必ず同一感度とは限らず、使用する電磁ピックアップ
によっては、上下均衡に磁力線を侵入させても、完全に
は相殺されず、僅かではあるが不要な磁力線による妨害
信号が発生する問題があった。これは、電磁ピックアッ
プの構造に起因する問題で、原因としてハムバッカーコ
イルタイプの電磁ピックアップでは、同一の巻き数とし
て制作されたコイルでも、ポールピースの形状が異な
り、例えば、調整のためにネジ部が設けてあったり、ポ
ールピース自体が上下非対称な形状であったりするため
である。また制作時、巻き数が増えるとコイルが歪に膨
らみ上下で同じ巻き数とならないことも原因である。さ
らに、ポールピースには、マグネットがポールピースの
下に偏在し、このため、磁界が上下で少し異なり、これ
による起電圧も影響を受け同じとはならないのも原因で
ある。こうした問題点が判明していても、製造工程で電
磁ピックアップのコイルの巻きを均一に調整使用として
も、コイルやポールピースやマグネットを含めて、ワッ
クスで含浸し固めているので調整することは不可能であ
る問題点があった。この問題点はハムバッカーコイルタ
イプの電磁ドライバについても、同じ問題点がある。
【0015】本発明は、不均衡な磁気状態によって磁気
フィードバックを防止する弦振動持続装置および均衡な
磁気状態によって磁気フィードバックを防止する弦振動
持続装置の両方式において、コイルの巻き数の増減やシ
ャント板を使用せず、また、各種電磁ピックアップや電
磁ドライバに柔軟に対応でき、かつ、取り扱いも簡単で
確実に磁力線ノイズを減少できること、簡単に不均衡や
均衡のバランス調整が出来ること、製造コストが安価な
こと、などを満たす弦振動持続装置が実現できることを
目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の弦振動持続装置の例として請求項1および
請求項2に係る弦振動持続装置では、図1に基本原理を
図式的に描いたものである。弦7に対向してシングルコ
イルタイプ電磁ピックアップ8があり、弦7が振動する
とシングルコイルタイプ電磁ピックアップ8内のコイル
1に電気信号が発生する。この電気信号が電磁ピックア
ップ8より増幅器3に入力され、増幅器3で大きく増幅
される。増幅器3の出力がシングルコイルタイプ電磁ド
ライバ9に入り、電磁ドライバ9のコイル4に電流が流
れる。この電流により電磁ドライバ9より磁力線10が
弦7に向けて放射される。弦7は、磁力線10の働きで
吸引され、揺動する。振動した弦7は再度電磁ピックア
ップ8に電気信号を発生させ、以下同様に繰り返され弦
7の振動が持続される。この際、磁力線10が弦7を通
過して、電磁ピックアップ8に到達し、さらに、電磁ピ
ックアップ8を貫いて磁力線弦衰器6を通過し電磁ドラ
イバ9に帰還する。磁力線弦衰器6はこの磁力線10の
ループを下記に述べる作用により弱める働きがある。磁
力線弦衰器で渦電流となって磁力線弦衰器内で発電さ
れ、電流が磁力線弦衰器に流れるので通過しようとする
磁力線と反対の磁力線が発生し、その結果、通過する磁
力線10は減衰される
【0017】磁力線弦衰器として、種々の実験の結果、
導電性のある弱磁性体の物質の中で、主としてアルミあ
るいは銅でできた材質だと、磁力線を減衰できるが、銅
と亜鉛の合金である真ちゅうやスズでは、磁力線を僅か
しか減衰できなかった。また、銅よりアルミの方が約2
倍磁力線を減衰させることが判明した。また、強磁性体
である鉄では、磁力線を引き寄せる効果が非常に高く、
そのため、鉄では磁力線ノイズと磁気的結合が促進さ
れ、磁力線弦衰器の材質としては、適さない。磁力線弦
衰器のバランサーとしては、少量なら鉄でも使用でき
た。但し、この場合、非常に少量でないと磁気フィード
バックをかえって引き起こす。そこで磁力線弦哀器6
は、アルミや純度の高い銅などの反磁性作用を強く有す
る弱磁性体よりできており、磁力線弦衰器6としては厚
さ0.5mm以上また磁力線弦衰器をバランサーとして
使用するのであれば0.03mm以上であれば磁力線弦
衰器やバランサーとして効果がある。形状は、略平面状
で磁力線弦衰器としては3*20mm以上、また磁力線
弦衰器をバランサーとして使用するのであれば、2*5
mm以上で有れば良い。磁力線弦衰器は磁力線に直交す
るときが最大効果を発揮するが、おおむね30度から1
50度の角度であれば効果がある。図1の場合、電磁ド
ライバ9のコイル4の下に配設されたマグネット5に磁
力線弦衰器6を取り付けている。請求項2の別の実施例
として図5に示されるように、図1の電磁ドライバ9が
シングルコイルタイプでなく、ハムバッカーコイルタイ
プとなった場合である。この場合は、電磁ドライバ9の
2つのコイル12、13ともに磁力線弦衰器6が磁力線
を減衰しているので、不均衡な磁気状態による磁気フィ
ードバックの防止とはならず、単に磁力線10そのもの
を弱めることで磁気フィードバックを防止している。弦
7を動かす磁力線10には、磁力線弦衰器6が取り付け
られても、駆動力は減少しない。
【0018】請求項1および請求項3に係る弦振動持続
装置では図2に示すように、図1と比べて磁力線弦衰器
6の位置が電磁ドライバ9の近傍でなく、電磁ピックア
ップ8の近傍に移動している。また、請求項3の別の実
施例としては、図7で有り、図2の電磁ピックアップが
シングルコイルタイプからハムバッカーコイルタイプと
なっている。
【0019】請求項1および請求項4に係る弦振動持続
装置で、図3に示すように、電磁ドライバに水平電磁ド
ライバ11と呼ばれるタイプで磁力線が水平方向に磁力
線し、均衡な磁気状態を用いて磁気フィードバックを防
止する弦振動持続装置である。また、別の実施例として
図9に示されるように、電磁ドライバ11がスタックタ
イプのハムバッカーコイルタイプの電磁ドライバを使用
している。この場合も磁力線10は図3、図4と同じく
水平に出力される。図3では、電磁ドライバ11の側面
に磁力線弦衰器6を配設している。磁力線弦衰器6とし
て材質をアルミとし厚さ0.8mm、サイズ15*40
mmの略平板を使用する。微調整としては、磁力線弦衰
器6をバランサーとしてしようするとき、テープ状アル
ミでよく、厚さ0.03mmサイズ5*20mmでよ
い。
【0020】請求項1および請求項5に係る弦振動持続
装置で、図3に示すように、図3と磁力線弦衰器6が電
磁ドライバ9でなく、電磁ピックアップ8の側面に配設
した。電磁ピックアップ8に磁力線弦衰器6を取り付け
る場合、電磁ピックアップ8のケース側面にアルミ板を
貼り付ける。磁力線弦衰器6としてはアルミで厚さ0.
8mm、サイズ15*40mmの略平板を使用する。ま
た、電磁ピックアップ8の上下を対称にすべく磁力線弦
衰器6をバランサーとして使用するのであれば、テープ
状のアルミあるいは銅箔を貼り付けても良い。微調整と
して磁力線弦衰器6をバランサーとしてしようするとき
は、テープ状アルミでよく、厚さ0.03mmサイズ5
*20mmでよい。
【0021】請求項1および請求項6に係る弦振動持続
装置では、図6に示されるように、図5より磁力線弦衰
器6の位置がコイル12の方にのみ偏在している。この
ことにより、コイル12の磁力線はコイル13より弱め
られ、不均衡な磁気状態になっている。発振6としては
はアルミで厚さ0.8mm、サイズ15*40mmを使
用する。微調整として磁力線弦衰器6をバランサーとし
てしようするときは、テープ状アルミでよく、厚さ0.
03mmサイズ10*20mmでよい。
【0022】請求項1および請求項7に係る弦振動持続
装置では、図8に示されるように電磁ピックアップ8の
ベースプレートの近傍に磁力線弦衰器6を配設してい
る。発振6はアルミで厚さ0.8mm、サイズ30*4
0mmを使用している。微調整として磁力線弦衰器6を
バランサーとしてしようするときは、テープ状アルミで
よく、厚さ0.03mmサイズ10*20mmでよい。
【0023】請求項1および請求項8に係る弦振動持続
装置では、図12に示されるように磁力線弦衰器6をベ
ースプレート14と一体化して兼用するとコストを削減
できて効果的である。また、磁力線弦衰器の取り付け工
程が削減できる。この場合、磁力線弦衰器として、ベー
スプレート14は、強度が必要なので、従来は固い真ち
ゅうで0.5mmぐらいを使用しているが、磁力線弦衰
器としてアルミで厚さ0.8mm以上を使用する。ま
た、調整目的として磁力線弦衰器をバランサーとして使
用するのであれば、強度が許すかぎり0.8mm以下と
してもよい。ベースプレート状磁力線弦衰器14では、
本図のように、一方のコイル30のポールピースを磁力
線弦衰器6に角穴32、35を必要に応じて開け、ポー
ルピースが露出するようにすると、この部分のコイル出
力が減衰せず、もう一方のコイルと比べて不均衡とな
り、不均衡な磁気状態による磁気フィードバックで防止
する弦振動持続装置が実現できる。角穴32、35を開
けなくても磁力線弦衰器として働くので、必ずしも開け
る必要はない。取り付けねじ穴33は、電磁ピックアッ
プあるいは電磁ドライバを楽器本体に取り付けるために
使用される。
【0024】請求項1および請求項9に係る弦振動持続
装置では、図1から10までに示されるように、磁力線
弦衰器6を均衡や不均衡な磁気状態の微調整として、ア
ルミ片やテープ状アルミを使用します。磁力線弦衰器6
の上にさらに調整目的で貼っても良い。微調整として磁
力線弦衰器6をバランサーとして使用するときは、テー
プ状アルミでよく、厚さ0.03mmサイズ5*10m
mでよい。
【0025】請求項1および請求項10に係る弦振動持
続装置では、図13に示されるように、アルミ片34に
取り付け穴を設け、裏面に糊または粘着層を設けてい
る。あるいは、テープ状アルミ34に裏面に糊または粘
着層を設けてもよい。これを使用して、図1から10ま
でに応用する。
【0026】図10は、電磁ピックアップ8と電磁ドラ
イバ9とがともにハムバッカーコイルタイプを使用した
場合に、電磁ドライバ9の近傍に磁力線弦衰器6を配設
している。電磁ドライバ9でなく電磁ピックアップ8に
磁力線弦衰器を設けても良く、さらに、電磁ピックアッ
プ8、と電磁ドライバ9の両方に磁力線弦衰器6を設け
てもよい。
【0027】図1から13までの磁力線弦衰器の形状
は、平面状に限らず、場合に応じてL字やコの字状でも
良い。この方が取り付け時に位置がずれることがなくて
よい場合がある。図11は、従来の基本原理を図式的に
描いたものである。
【0028】
【作用】上記のように構成された弦振動持続装置は、図
1および図11の基本原理をもとに説明すると、従来例
である図11において、磁性体の弦7が指でつまびかれ
ると振動し、周囲の磁界を変動させる。この磁界の変動
が電磁ピックアップ8に内蔵されたコイル1により発電
され、弦7の振動が電気信号に変換される。電磁ピック
アップ8より得た弦信号は増幅器3にて大きく増幅され
る。増幅された弦信号は電磁ドライバ9に入力される。
電磁ドライバ9では、内蔵されたコイル4に電流が流
れ、これにより電磁ドライバ9より磁力線10が弦7に
向けて放射される。弦7は放射された磁力線10により
吸引され揺動する。以上を繰り返すことで弦振動が持続
される。このとき、弦7を揺動する目的で電磁ドライバ
9より放射された磁力線10は目的外である電磁ピック
アップ8にも不要に侵入する。これにより電磁ピックア
ップ8の出力である電気信号には、本来の目的としての
弦振動の電気信号とともに、磁力線によるノイズ信号も
電気信号として起電圧される。この磁力線ノイズ信号も
増幅器3で増幅され、電磁ドライバ9より磁力線10と
して出力される。そこで、再度電磁ピックアップ8に磁
力線ノイズが再度発生し、弦7の振動とは関係無くが磁
気フィードバックによる発信現象が起きる。
【0030】しかし、磁力線弦衰器6を取り付けた弦振
動持続装置(図1)では、電磁ドライバ9の近傍に磁力
線弦衰器6があるので、電磁ドライバ9より出力される
磁力線10は磁力線弦衰器6で渦電流となって磁力線弦
衰器6内で発電され流れるので通過しようとする磁力線
10と反対の磁力線が発生し、その結果、通過する磁力
線10は滅衰されるので、電磁ピックアップ8には、僅
かしか磁力線10ノイズが電気信号として発生しない。
磁力線10は、弦にはコイル4とマグネット5が近傍に
あるので、磁力線弦衰器6にて磁力線10を減衰されて
も、弦7には影響は殆どない。しかし電磁ピックアップ
8はコイル1が電磁ドライバ9より遠く離れているの
で、磁力線弦衰器6を含めた全体で磁力線ノイズ10を
電気信号に変換しているので、磁力線10が減衰し分だ
け電気信号が減少する。
【0031】図8に示すハムバッカーコイルタイプの電
磁ピックアップ8に磁力線弦衰器6を取り付け場合、コ
イル16の近傍にのみ磁力線弦衰器6が偏在しているの
で、コイル16より出力される磁力線10は、磁力線弦
衰器6を通過するので減衰される。しかし、コイル15
には、磁力線弦衰器6が近傍にないので、磁力線10は
変化しない。これにより、コイル16の方が磁力線弦衰
器6が無いときは、電磁ドライバ9に近いため、コイル
15より大きく磁力線ノイズが発生する。そこで磁力線
弦衰器6を設けると磁力線10に対してコイル16の感
度が低下し、これにより、コイル15とコイル16とは
同じ振幅で逆位相の信号が発生し、相殺され、磁力線ノ
イズが消去される。これにより、2つのコイルが不均衡
な磁気状態となり、より磁気フィードバックの防止が行
われる。
【0032】図5と図6に示すハムバッカーコイルタイ
プの電磁ドライバ20に磁力線弦衰器6を取り付けた場
合、2つのコイルの磁気的特性は、大きく変化しないの
で、コイルの巻き数を変えると発生する周波数特性が異
なることもなく、磁力線ノイズのキャンセルが良好に行
われる。
【0033】図6と図8に示す弦振動持続装置では、不
均衡な磁気状態を利用して磁気フィードバックを防止す
る方式では、電磁ピックアップ8または電磁ドライバ
9、10で、2つのコイルの磁気特性の差を作る場合、
コイルの巻き数やシャント板を使用しなくても磁力線弦
衰器6で磁力線10を減衰できるので磁気フィードバッ
クを防止できる作用がある。さらに、磁力線弦衰器6は
取り付け、取り外しが簡単に行えるため、ギターやベー
ス製造工程の最終工程で完成した製品について、さら
に、磁力線弦衰器6または磁力線弦衰器によるバランサ
ーを取り付け、入念に調整が平易に行える。
【0034】図3、図4、図9に示す弦振動持続装置で
は、均衡な磁気状態により磁気フィードバックを防止す
る方式なので、2つのコイルに同じように磁力線弦衰器
6を取り付ける。また、もともと、2つのコイルが少し
磁気特性が崩れている場合等では、磁力線弦衰器6をバ
ランサーとして使用し、いずれか一方のコイルに均衡が
僅かにずれている差分だけ、磁力線弦衰器6で微調整
し、より高い均衡が得られる設定できる作用がある。こ
れにより、高性能な安定した弦振動持続装置が得られる
作用がある。
【0035】さらに、図12に示すように磁力線弦衰器
とベースプレートを一体化し兼用すると、部品点数の増
加がなく、磁力線弦衰器と取り付ける工程も不要とな
り、これを使用した弦振動持続装置は、コストダウンを
計れる作用もある。
【0036】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1から図10までに種々の実施例が示されている。ま
た、図11には、従来の弦振動持続装置が示されてい
る。図12には、磁力線弦衰器をベースプレートに一体
化した平面図が示されている。図13には、磁力線弦衰
器を取り付け易くするため粘着層をもつ磁力線弦衰器の
斜し図が示されている。
【0037】図1に示される実施例においては、弦7に
対向して電磁ピックアップ8が配置され電磁ピックアッ
プ8はケースの中にポールピース17にコイル1を巻い
てある。ポールピース17とコイル1はマグネット2に
より、一定した磁界が形成されており、弦7が振動する
と、形成されている磁界に変動が発生する。この変動が
電磁ピックアップ8のコイル1により電気信号に変換さ
れ、弦信号となる。弦信号は増幅器3に入力され、増幅
される。増幅された弦信号は電磁ドライバ9に入力さ
れ、電磁ドライバ9のケース内にあるコイル4に電流が
流れる。マグネット5は、予め弦7をある程度吸引する
ためのものである。コイル4に電流が流れることで磁力
線10がポールピース18を通じて、弦7に放射され
る。弦7は、これにより、弦信号に同期して揺動する。
以上を繰り返して弦振動は増加し、持続される。このと
き、弦7に向けて磁力線10を放射するが、磁力線10
の一部が電磁ピックアップ8に届き、磁力線ノイズが電
磁ピックアップ8に発生する。この不要な信号も増幅器
3で弦信号とともに増幅されるので、弦7より、弦振動
とは関係ない磁力線ノイズまで磁力線10として放射さ
れる。しかし、本図では、アルミでできた厚さ2mmサ
イズ10*60mmの磁力線弦衰器6があるため、磁力
線ノイズは減衰され、磁力線10は減衰して電磁ピック
アップ8に入るので、電磁ピックアップ8では、あまり
磁力線ノイズ信号が発生せず、十分弦振動の信号が大き
く、磁気フィードバックのような発振は起こらない。磁
力線弦衰器6の厚さおよびサイズは、弦振動持続装置に
合わせて、適宜変更して良く、本例に限ったものではな
い。また、材質もアルミ以外に銅が効果があり、アルミ
に限ったものではない。強く反磁性示す弱磁性体であれ
ば使用できる。磁気フィードバック防止のため、磁力線
弦衰器6は、マグネット5の真下に配設し固着してい
る。磁力線弦衰器6は磁力線10に対して、直交あるい
は、30度から150度までの傾斜角度範囲で配設され
ている。
【0038】図2に示される実施例においては、図1と
異なる点は、磁力線弦衰器6が電磁ドライバ9の底部で
なく、電磁ピックアップ8の底部に配設されているので
ある。それ以外は同じである。これ以外の各部の構成や
働きや作用や効果も図1と同じになる。また説明も図1
の説明と同じである。
【0039】図3に示される実施例においては、均衡な
磁気状態により磁気フィードバックを防止する方式であ
り、シングルコイルタイプの電磁ピックアップ8とシン
グルコイルタイプの電磁ドライバ9との組み合わせで弦
振動持続装置を構成している。基本構成は図1と同じで
あるが、電磁ドライバ9が水平電磁ドライバ11に変わ
っている。水平電磁ドライバ11より出力される磁力線
10は水平方向に放射され磁力線弦衰器6を通過し、減
衰された磁力線10が電磁ピックアップ8のコイル1に
上下半分の位置より、磁力線10が上下に分割して侵入
する。侵入した磁力線10は、コイル1により電気信号
に変換されるが、上下で等量に逆位相の起電圧がコイル
1の中で発生するため、相殺され、磁力線10による不
要な磁力線ノイズ信号の大半は消去される。これによ
り、安定して弦7の振動信号が取り出せる。これ以外の
働きは、図1と同じである。磁力線弦衰器6をバランサ
ーとして使用する場合、水平電磁ドライバ11の側面に
取り付けた磁力線弦衰器6を上下に移動させると、電磁
ドライバ9より放射されている磁力線10が水平方向で
上下で強さが変化する。磁力線弦衰器6を上に移動させ
ると上部の磁力線10が弱くなり、その分下の磁力線
(18)が強くなる。逆に磁力線弦衰器6を下に移動さ
せると、磁力線10は上が強くなり、下磁力線(18)
が弱くなる。これにより、電磁ピックアップ8で発生す
る不要な磁力線10を調整できる。磁力線10と18は
同じものであるが説明を分かり易くするため、便宜的に
区別した。これにより、電磁ピックアップ8で均衡な磁
気状態が作られ、磁気フィードバックが防止される。
【0040】図4に示される実施例においては、均衡な
磁気状態により磁気フィードバックを防止する方式であ
り、図3と同じである。シングルコイルタイプの電磁ピ
ックアップ8とシングルコイルタイプの電磁ドライバ9
との組み合わせで弦振動持続装置を構成している。基本
構成は図3と同じであるが、磁力線弦衰器6が電磁ドラ
イバ9でなく電磁ピックアップ8の近傍に配設されてい
る。磁力線弦衰器6を電磁ピックアップ8のコイル1に
テープ状アルミを巻き付けることでもよい。これ以外の
各部の構成や動作など図3と同じであるので説明を省略
する。
【0041】図5に示された実施例においては、電磁ピ
ックアップ8がシングルコイルタイプであり、電磁ドラ
イバ9がハムバッカーコイルタイプで構成されている。
この場合、コイル12とコイル13には磁力線弦衰器6
が等しく取り付けられているので不均衡な磁気状態はあ
たらない。ハムバッカーコイルタイプの電磁ドライバ9
は鉄でできたポールピース20、21にコイル12、1
3をそれぞれ巻き、各ポールピース12、13はマグネ
ット5に接合している。そしてポールピース20、21
とコイル12、13とマグネット5とを固定するため、
ベースプレート14に固着されている。磁力線弦衰器6
もベースプレート14に固着されている。ベースプレー
ト14は強度が必要なため真ちゅうでできており、その
ため、磁力線がベースプレート14を通過しても、損失
が僅かで殆ど損失無く通過する。磁力線弦衰器6では磁
力線が通過しようとするとアルミや銅でできているの
で、通過しようとする磁力線10によって、渦電流が発
生し、通過しようとする磁力線10とは反対の方向に磁
力線を発生させ、これにより磁力線10は減衰される。
磁力線弦衰器6はアルミで厚さ2mmサイズ30*55
mmである。アルミ以外にも銅が使用できるし、反磁性
を強く示す弱磁性体であれば、これに限ったものではな
い。種々の実験の結果、アルミが最も高く反磁性を示
し、磁力線を減衰させたが、銅でもアルミの約半分の減
衰を確認できた。しかし、ベースプレートに使用されて
いる真ちゅうやすずでは、減衰は確認できなかった。磁
力線を減衰するメカニズムは、渦電流によることで起き
ているのであるが、導体なら全て同じ渦電流が発生する
わけではないことが実験にて判明した。
【0042】本図では磁力線弦衰器6はコイル12とコ
イル13に等量だけ設けており、減衰量も同じになるの
で、不均衡な磁気状態を使用していないので、磁力線弦
衰器6は厚ければ厚いほど、比例して磁気フィードバッ
クが防止できる。
【0043】図6に示された実施例においでは、電磁ピ
ックアップ8がシングルコイルタイプである電磁ドライ
バ9がハムバッカーコイルタイプで構成されている。こ
の場合、コイル12にだけ磁力線弦衰器6が取り付けら
れているので不均衡な磁気状態となっている。この場
合、磁気フィードバックを防止する方式が電磁ドライバ
9を不均衡な磁気状態なので、電磁ピックアップ8に発
生する磁力線ノイズは電磁ドライバ9との距離が内側が
近く、外側が遠いことから、電磁ピックアップ8ではコ
イル12とコイル13の強さは、電磁ピックアップ8か
ら見ると同じとなる。コイル12の底部のみ磁力線弦衰
器6があるので、コイル12より出力される磁力線10
は減衰されている。コイル13は近傍に磁力線弦衰器6
がなく、そのままの出力でコイル13より磁力線10が
出力される。また、磁力線弦衰器6による磁力線の減衰
では、コイルそのものの磁気特性を変化させているわけ
ではないので、磁気フィードバックの発振周波数が変化
しても不均衡の比率は同じままであり、振動した弦振動
持続装置が実現できる。さらに、磁力線弦衰器6のアル
ミについて厚さやサイズ、形状を増減することにより磁
力線の減衰量が簡単に増減でき、楽器完成後にベストな
不均衡状態に調節できる。
【0044】図7に示された実施例においては、図5の
実施例の電磁ピックアップ8と電磁ドライバ20が逆の
配置になったものである。これ以外の各部の構成や働き
や働きなど図1および図5と同じであるので説明を省略
する。
【0045】図8に示された実施例においては、図6の
実施例の電磁ピックアップ8と電磁ドライバ20が逆の
配置になったものである。これ以外の各部の構成や動作
や働きなど図1および図6と同じであるので説明を省略
する。
【0046】図9に示された実施例においては、電磁ド
ライバ11が2つのコイル25、26を積み重ねた構造
を持つスタックタイプのハムバッカーコイルタイプコイ
ルである。これは、構造が異なるが、水平電磁ドライバ
の一種で、水平方向に磁力線10を放射するものであ
る。マグネット5はポールピース24、27の中央に配
置し、マグネット5の磁極の方向は電磁ピックアップ8
に側にN極でありポールピース24、27側がS極であ
る。コイル25とコイル26の巻き方向を逆転するとマ
グネット5の磁極を逆転することも可能である。この種
の電磁ドライバは、コイルを水平に巻いた水平電磁ドラ
イバと同じ磁力線の放射を行ういわば、類似の電磁ドラ
イバである。コイル25とコイル26とがポールピース
24、27に巻かれているので、外観上はシングルコイ
ルタイプに見えるのが長所であり、ハムバッカーコイル
タイプ電磁ドライバとして働く。図9では、電磁ピック
アップ8に水平方向より上下に均衡して磁力線ノイズが
侵入するので、不要な磁力線ノイズは電磁ピックアップ
8では、殆ど発生されない。これ以外の各部の構成や働
きや作用や効果も図1と同じになる。
【0047】図10に示された実施例では、電磁ピック
アップ8と電磁ドライバ9がともにハムバッカーコイル
タイプと使用したときの弦振動持続装置である。これ以
外の各部の構成や動作や働きなど図1および図5、6、
7、8と同じであるので説明を省略する。
【0048】図11は従来例である。磁力線弦衰器はな
い。
【0049】図12に示された実施例においては、磁力
線弦衰器とベースプレートを一体化兼用したものを、底
面より見た図である。ベースプレートは強度が必要で材
質として真ちゅうが使われている。厚さ0.5mmぐら
いが一般できである。本ベースプレート兼用磁力線弦衰
器14ではアルミをしようし厚さ1.0mmである。止
め穴19はコイルのボビン31をねじで止めれるよう
2.7mm径の穴が4箇所、開いている。ポールピース
17は、磁力線弦衰器のアルミに角穴35を3箇所あ
け、露出するようになっている。これは、2つのコイル
を不均衡な磁気状態にし、磁気フィードバックを防止す
る性能をより高く得るためである。角穴35のあるコイ
ル32が電磁ドライバでは図6のコイル13になる。電
磁ピックアップの場合は図8のコイル15になる。磁力
線弦衰器が無いほうである。これにより、安価に、少な
い部品点数で図6、図8などが作られる。
【0050】図13に示された実施例においては、磁力
線弦衰器をバランサーとして使用するときの斜視図であ
る。アルミ片34は、厚さ1mmサイズ5*10mm
で、裏面に接着層をもち、たとえば強力な両面テープや
糊が施されている。また、ねじ止めように止め穴36が
2.7mm径で2つ開いている。またアルミ片でなく、
厚さ0.03mmぐらいのテープ状アルミの裏面に接着
層を設けることでもよい。
【0051】
【発明の効果】上記のように構成されたギターおよびベ
ース用弦振動持続装置は、説明で明らかのように、以下
に記載されような効果を奏する。
【0052】弦振動持続装置に磁力線弦衰器が取り付け
られているので、磁気フィードバックの発生を防止で
き、振動した弦振動持続装置を得ることができる。
【0053】弦振動持続装置の調整が電磁ピックアップ
または電磁ドライバの磁力線弦衰器を製造最終工程で交
換することが簡単に行え、より振動した弦振動持続装置
に仕上げることができる。
【0054】不均衡な磁気状態を利用した弦振動持続装
置では、磁気フィードバック防止のため、磁力線弦衰器
を使用するとコイルの巻き数やシャント板を使用する必
要がなく弦振動持続装置を提供できる。さらに、磁力線
弦衰器を使用すると2つのコイルが同じでよいため、磁
気フィードバックの発振周波数が移動しても、2つのコ
イルの磁気不均衡には、影響がなく、安定した弦振動持
続装置が得られる。さらに、2つのコイルが同じなの
で、製造工程が複雑とならない。
【0055】均衡な磁気状態を利用した弦振動持続装置
では、磁気フィードバック防止のため、磁力線弦衰器を
使用すると、磁力線をより減少させることができるの
で、より安定した弦振動持続装置を提供できる。さら
に、磁力線弦衰器をバランサーとして使用することで、
より均衡した磁気状態に調整することができ、より安定
した弦振動持続装置が実現できる。
【0056】磁力線弦衰器を電磁ピックアップや電磁ド
ライバに貼り付けるだけで取り付けできるので、作業が
素早く確実に行える。また、交換も簡単に行えるので、
調整しやすい。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】弦振動持続装置の第1の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図2】弦振動持続装置の第2の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図3】弦振動持続装置の第3の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図4】弦振動持続装置の第4の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図5】弦振動持続装置の第5の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図6】弦振動持続装置の第6の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図7】弦振動持続装置の第7の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図8】弦振動持続装置の第8の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図9】弦振動持続装置の第9の実施例で基本原理構成
を図式的に示したものである。
【図10】弦振動持続装置の第10の実施例で基本原理
構成を図式的に示したものである。
【図11】従来の弦振動持続装置の基本原理構成を図式
的に示したものである。
【図12】弦振動持続装置の磁力線弦衰器をベースプレ
ートと一体化したものを底部より見た平面図である。
【図13】接着層と取り付け穴のある磁力線弦衰器をバ
ランサーの斜視図である。
【符号の説明】 1 コイル 2 マグネット 3 増幅器 4 コイル 5 マグネット 6 磁力線弦衰器 7 弦 8 電磁ピックアップ 9 電磁ドライバ 10 磁力線(フラックス) 11 水平電磁ドライバ 12 コイル 13 コイル 14 ベースプレート 15 コイル 16 コイル 17 ポールピース 18 磁力線(フラックス) 19 止め穴 20 電磁ドライバ 24 ポールピース 25 コイル 26 コイル 27 ポールピース 30 コイル 31 ボビン 32 コイル(ボビン) 33 取り付け用ねじ穴 34 アルミ 35 角穴 36 接着層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁ピックアップ(8)で検出された弦
    振動の電気信号を増幅器(3)で増幅し、前記増幅され
    た電気信号に従って、電磁ドライバ(9)から放射され
    る磁力線(10)によって弦(7)を励振するように構
    成されるギターおよびベース用弦振動持続装置におい
    て、前記電磁ドライバ(9)より放射される磁束密度の
    変動を伴う磁力線(10)の強度を、アルミや銅等の反
    磁性作用を強く有する弱磁性体部材で成す磁力線弦衰器
    (6)を前記磁力線(10)に直交あるいは、30度か
    ら150度までの傾斜角度で電磁ドライバ(9)あるい
    は電磁ピックアップ(8)の近傍に少なくとも1つ以上
    設けたことを特徴とするギターおよびベース用弦振動持
    続装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁ドライバ(9)が、シングルコ
    イルタイプまたはハムバッカーコイルタイプであり、前
    記電磁ドライバ(9)に磁力線弦衰器(6)を配設する
    位置が少なくとも電磁ドライバ(9)の弦(7)とは、
    対向しない底面部または近傍に、あるいは、電磁ピック
    アップ(8)に面する側面部または近傍であり磁力線弦
    衰器(6)を少なくとも1つ以上設けたことを特徴とす
    る請求項1のギターおよびベース用弦振動持続装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁ピックアップ(8)が、シング
    ルコイルタイプまたはハムバッカーコイルタイプであ
    り、前記電磁ピックアップ(8)に磁力線弦衰器(6)
    を配設する位置が少なくとも電磁ドライバ(9)の弦
    (7)とは、対向しない底面部または近傍にあるいは電
    磁ピックアップ(8)に面する側面部または近傍であり
    磁力線弦衰器(6)を少なくとも1つ以上設けたことを
    特徴とする請求項1記載のギターおよびベース用弦振動
    持続装置。
  4. 【請求項4】 前記電磁ドライバ(9)が水平方向に磁
    力線(10)を放射するシングルコイルタイプまたはハ
    ムバッカーコイルタイプの水平電磁ドライバ(11)で
    あり、前記水平電磁ドライバ(11)に磁力線弦衰器
    (6)を配設する位置が前記電磁ピックアップ(8)に
    面した前記水平電磁ドライバ(11)の側面および/ま
    たは近傍に磁力線弦衰器(6)を少なくとも1つ以上設
    けたことを特徴とする請求項1記載のギターおよびベー
    ス用弦振動持続装置。
  5. 【請求項5】 前記電磁ドライバ(11)が水平方向に
    磁力線を放射するシングルコイルタイプまたはハムバッ
    カーコイルタイプの水平電磁ドライバ(11)であり、
    前記電磁ピックアップ(8)に磁力線弦衰器(6)を配
    設する位置が前記電磁ドライバ(11)に面した前記電
    磁ピックアップ(8)またはコイル(1)の側面または
    近傍に磁力線弦衰器(6)を少なくとも1つ以上設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のギターおよびベース用
    弦振動持続装置。
  6. 【請求項6】 前記電磁ドライバ(20)がハムバッカ
    ーコイルタイプであり、前記電磁ドライバ(20)の一
    方のコイル(12)の近傍にのみ、磁力線弦衰器(6)
    を少なくとも1つ以上設けたことを特徴とする請求項1
    記載のギターおよびベース用弦振動持続装置。
  7. 【請求項7】 前記電磁ピックアップ(8)がハムバッ
    カーコイルタイプであり、前記電磁ピックアップ(8)
    の一方のコイル(16)の近傍に磁力線弦衰器(6)を
    少なくとも1つ以上設けたことを特徴とする請求項1記
    載のギターおよびベース用弦振動持続装置。
  8. 【請求項8】 磁力線弦衰器をベースプレート(14)
    と兼用させるため、アルミまたは銅など反磁性作用を強
    く有する弱磁性体部材でできており板厚0.5mm以上
    を有するベースプレート状の磁力線弦衰器を設けた請求
    項1から7および9から10まで記載のギターおよびベ
    ース用弦振動持続装置。。
  9. 【請求項9】 ハムバッカーコイルタイプの電磁ピック
    アップおよび/または電磁ドライバについて、2つのコ
    イルの特性を実質上、同じ磁力線放射特性になるよう少
    なくとも一方のコイルに調整用バランサとして磁力線弦
    衰器を設けたことを特徴とする請求項1から8まで記載
    のギターおよびベース用弦振動持続装置。
  10. 【請求項10】 バランサーとして、接着層または取り
    付け孔を有した磁力線弦衰器を設けたことを特徴とする
    請求項1から9まで記載のギターおよびベース用弦振動
    持続装置。
JP9163221A 1997-05-17 1997-05-17 磁力線減衰器を備えたギターおよびベース用弦振動持続装置 Withdrawn JPH10319962A (ja)

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