JPH10319963A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH10319963A
JPH10319963A JP9145873A JP14587397A JPH10319963A JP H10319963 A JPH10319963 A JP H10319963A JP 9145873 A JP9145873 A JP 9145873A JP 14587397 A JP14587397 A JP 14587397A JP H10319963 A JPH10319963 A JP H10319963A
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JP
Japan
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pedal
sound
switch
data
musical instrument
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JP9145873A
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English (en)
Inventor
Shu Nagataki
周 永瀧
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Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペダル操作に応じた音を忠実に模擬することに
より自然楽器に近い雰囲気を出すことのできる電子楽器
を提供する。 【解決手段】ペダル16と、該ペダルの踏み込みの有無
を検出する検出手段10及び15と、該検出手段で該ペ
ダルが踏み込まれたことが検出された場合にペダル音を
発生するペダル音発生手段10、19、192〜19
4、とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はペダルを有する電子
楽器に関し、特に自然楽器におけるペダル操作と同様の
音楽効果を発生させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器の1つとして電子ピアノ
が知られている。この電子ピアノは、第1義的には、自
然楽器であるアコースティックピアノを忠実に模擬する
ことを目的として作製されている。従って、打鍵により
発生される音色は勿論のこと、近年は、打鍵時に鍵が棚
板に衝突する音(コツ音)をも模擬し、アコースティッ
クピアノの音色に近づける努力がなされている。
【0003】また、アコースティックピアノは、例えば
ダンパペダルやソフトペダル等といったペダルを有して
おり、これらのペダルが踏まれた時に所定の音楽効果を
発生する。例えばダンパペダルが踏まれると音が引き伸
ばされると共に豊かな残響音が発生する。また、ソフト
ペダルが踏まれると音量が小さくなると共に音が柔らか
くなる。そこで、従来の電子ピアノでは、このようなア
コースティックピアノのペダルの機能をも模擬し、アコ
ースティックピアノと同様の音楽効果が得られるように
構成されている。
【0004】なお、ペダルを有する電子楽器としては、
電子ピアノの限らず、電子キーボードやシンセサイザ等
も開発されている。これらの電子楽器は多数の音色で音
を発生する機能を備えており、アコースティックピアノ
の音色で音を発生させることができる。加えて、アコー
スティックピアノのペダルの機能をも模擬できるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のペダ
ルを有する例えば電子ピアノにおいては、例えば、ダン
パペダルが踏まれた場合は、打鍵によって生じる音のリ
リース時間が長くなり、且つ残響音が多くなるように制
御される。また、ソフトペダルが踏まれると、打鍵によ
って生じる音の音量が小さくなり、且つ残響音が少なく
なるように制御される。このように、従来の電子ピアノ
でペダルを踏むと、そのペダル本来の機能に対応する音
が発生する。
【0006】しかしながら、アコースティックピアノの
ペダルを踏んだ場合は、該ペダル本来の機能に対応する
音だけでなく、ペダルを踏んだことに伴って発生する特
有の音が発生する。例えば、鍵盤を弾かずにダンパペダ
ルを踏めば、弦とダンパの擦れる音や、ペダルの機構部
が動作することにより発生される機械的音が発生する。
従来の電子ピアノでは、このようなペダルを踏んだこと
に伴って発生する特有の音は、音楽的な音ではないとい
う理由で無視されている。
【0007】ところが、このペダル特有の音は、電子ピ
アノでアコースティックピアノの音を忠実に模擬しよう
とする場合は無視できない。換言すれは、このペダル特
有の音を電子ピアノでも発生するように構成すれば、よ
りアコースティックピアノに近い音が得られることが期
待される。
【0008】従って、本発明の目的は、ペダル操作に応
じた音を忠実に模擬することにより自然楽器に近い雰囲
気を出すことのできる電子楽器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様に係る電子楽器は、ペダルと、
該ペダルの踏み込みの有無を検出する検出手段と、該検
出手段で該ペダルが踏み込まれたことが検出された場合
にペダル音を発生するペダル音発生手段、とを備えて構
成されている。
【0010】この電子楽器では、上記ペダルとして、例
えばダンパペダル、ソフトペダル、ソステヌートペダル
等を用いることができる。このペダルとしては、所定の
踏み込み量があった場合にオンになり、そうでない場合
はオフになるスイッチを備えて構成できる。
【0011】上記検出手段は、このペダルの踏み込み量
の有無を、上記スイッチのオン又はオフを調べることに
よって検出する。また、ペダル音発生手段は、この検出
手段でペダルが踏み込まれたことが検出された場合、つ
まり上記スイッチがオンにされたことが検出された場合
にペダル音を発生する。ここで、ペダル音とは、鍵盤を
弾かない状態でペダルを踏み込んだ時に発生する機械的
な音をいう。ダンパペダルを例にとれば、ダンパペダル
が踏み込まれた時に、弦とダンパが擦れることにより発
生される音やダンパペダルの機構部が動作することによ
り発生される機械的な音等をいう。
【0012】前記ペダル音発生手段は、ペダル音の波形
データを記憶する波形メモリを含み、前記検出手段でペ
ダルが踏み込まれたことが検出された場合に該波形メモ
リからペダル音の波形データを読み出し、該読み出され
た波形データに基づいてペダル音を発生するように構成
できる。
【0013】上記波形メモリに記憶するペダル音の波形
データは、例えばアコースティックピアノにおいて鍵盤
を弾かない状態でペダルを踏み込んだ場合の音を収音
し、これをパルスコード変調(PCM)することにより
作成できる。なお、波形データはPCMに限らず、例え
ばDPCM、ADPCM、その他種々の符号化技術を用
いて作成できる。
【0014】上記ペダル音発生手段は、波形メモリにダ
ンパペダル、ソフトペダル、ソステヌートペダル等とい
ったペダルの種類別にペダル音の波形データを記憶して
おき、ペダルが踏み込まれた場合に、踏み込まれたペダ
ルに対応する波形データを読み出してペダル音を発生す
るように構成できる。この構成によれば、よりリアルな
ペダル音を発生できる。
【0015】この電子楽器によれば、ペダルが踏み込ま
れると、その踏み込み操作に伴う機械的なペダル音が発
生される。このペダル音は、鍵盤の押下の有無に関係に
発生される。従って、例えばアコースティックピアノと
いった自然楽器の音がより厳密に模擬されるので、自然
楽器に近い雰囲気をだすことができる。
【0016】また、上記目的を達成するために、本発明
の第2の態様に係る電子楽器は、ペダルと、該ペダルの
踏み込み状態を検出する検出手段と、該検出手段で検出
された踏み込み状態に応じて異なるペダル音を発生する
ペダル音発生手段、とを備えている。
【0017】この電子楽器では、上記ペダルとして、例
えばダンパペダル、ソフトペダル、ソステヌートペダル
等を用いることができる。このペダルは、踏み込み状態
の検出に供するための機構を備えて構成できる。ここ
で、踏み込み状態としては、踏み込み速度又は踏み込み
量を用いることができる。
【0018】踏み込み状態として踏み込み速度が用いら
れる場合は、上記検出手段は、速度検出機構で構成でき
る。この速度検出機構は、より具体的には、ペダルの踏
み込みに連動して開閉し、且つ異なる踏み込み量で開閉
する2個のスイッチを備え、各スイッチのオン/オフの
時間差に基づき踏み込み速度を検出するように構成でき
る。
【0019】また、踏み込み状態として踏み込み量が用
いられる場合は、上記検出手段は、ボリューム機構で構
成できる。ボリューム機構は、より具体的には、ペダル
の踏み込み量に応じて回転することにより異なる抵抗値
を示すボリュームを用い、このボリュームからの信号に
より踏み込み量を検出するように構成できる。
【0020】上記ペダル音発生手段は、この検出手段で
ペダルの踏み込み速度又は踏み込み量が検出された場合
に、これら踏み込み速度又は踏み込み量に応じて異なる
ペダル音を発生する。この構成により、ペダルの踏み込
み速度又は踏み込み量によって異なるペダル音の微妙な
差をも模擬できるので、より自然楽器に近い雰囲気をだ
すことができる。
【0021】前記ペダル音発生手段は、ペダルの踏み込
み状態に応じた複数のペダル音の波形データを記憶する
波形メモリを含み、前記検出手段で検出された踏み込み
状態に応じたペダル音の波形データを該波形メモリから
読み出し、該読み出された波形データに基づいてペダル
音を発生するように構成できる。
【0022】この場合も、上述した本発明の第1の態様
に係る電子楽器と同様に、波形メモリには種々の形式の
波形データを記憶させることができ、また、ペダルの種
類別に波形データを用意することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子楽器の実施の
形態につき図面を参照しながら詳細に説明する。なお、
以下においては、検出手段として速度検出機構が用いら
れる場合について説明する。
【0024】図1は、本発明の電子楽器の構成を示すブ
ロック図である。この電子楽器においては、中央処理装
置(以下、「CPU」という)10、プログラムメモリ
11、ワークメモリ12、パネルインタフェース回路1
3、鍵盤インタフェース回路17及び音源回路19がバ
ス30によって相互に接続されている。バス30は、例
えばアドレス信号、データ信号、制御信号等を伝送する
信号線で構成されており、上記各要素間でデータを送受
するために使用される。
【0025】CPU10は、プログラムメモリ11に記
憶されている制御プログラムに従って、電子楽器が備え
るべき各種機能を実現するための処理を行う。例えば、
CPU10は、鍵盤操作に応じた鍵盤処理、パネル操作
に応じたパネル処理、ペダル操作に応じたペダル処理、
その他の処理を行う。
【0026】プログラムメモリ11は、例えばリードオ
ンリメモリ(以下、「ROM」という)で構成すること
ができる。このプログラムメモリ11には、上述した制
御プログラムの他に、CPU10が使用する種々の固定
データ、音色を指定するための音色パラメータ等が記憶
されている。
【0027】音色パラメータは、例えば複数の楽器音の
それぞれについて複数の音域毎に設けられている。ま
た、本発明に特に関係する音色パラメータとして、ダン
パペダル、ソフトペダル及びソステヌートペダルの各ペ
ダル音に対応する音色パラメータが、各ペダルの複数の
踏み込み速度に対応して用意されている。各音色パラメ
ータは、例えば波形アドレス、周波数データ、エンベロ
ープデータ、フィルタ係数等で構成されている。
【0028】ワークメモリ12は、例えばランダムアク
セスメモリ(以下、「RAM」という)で構成すること
ができる。このワークメモリ12は、CPU10が処理
する種々のデータを一時的に記憶する。このワークメモ
リ12には、例えば各種テーブル、バッファ、レジス
タ、カウンタ、フラグ等が設けられている。これらの詳
細については、以下において必要の都度説明する。
【0029】パネルインタフェース回路13には操作パ
ネル14及び速度検出機構が接続されている。この速度
検出機構15には更にペダル16が取り付けられてい
る。
【0030】操作パネル14には、例えば図示しない各
種スイッチ、数値入力装置、インジケータ、ディスプレ
イ装置等が設けられている。各種スイッチには、例えば
モード設定スイッチ、音色選択スイッチ、エフェクト選
択スイッチ等が含まれる。また、数値入力装置は各種数
値を入力するために使用され、例えばアップダウンスイ
ッチ、ジョグダイヤル、テンキー等で構成することがで
きる。また、ディスプレイ装置は、各種メッセージを表
示するために使用される。このディスプレイ装置として
は、例えばLCDディスプレイ装置、LEDディスプレ
イ装置、CRTディスプレイ装置、その他のキャラクタ
が表示可能な各種ディスプレイ装置を用いることができ
る。
【0031】ペダル16には、ダンパペダル、ソフトペ
ダル及びソステヌートペダルが含まれる。各ペダルには
速度検出機構15が設けられている。この速度検出機構
15は、各ペダル毎に、ペダルの踏み込みに連動して開
閉し、且つ異なる踏み込み量で開閉する2個のスイッ
チ、即ち第1スイッチと第2スイッチとで構成されてい
る。ペダルが踏み込まれた場合は第1スイッチが先にオ
ンになり、その後第2スイッチがオンになるものとす
る。各スイッチのオン/オフを示す信号は、ペダルデー
タとしてパネルインタフェース回路13を介してCPU
10に送られる。CPU10は、第1スイッチがオンに
なってから第2スイッチがオンになるまでの時間を測定
し、この測定結果に基づいてペダルの踏み込み速度を算
出する。上記第1スイッチ及び第2スイッチは、機械的
なスイッチであってもよいし、光学的なスイッチであっ
てもよい。
【0032】パネルインタフェース回路13は、操作パ
ネル14及び速度検出機構15とCPU10との間のデ
ータの送受を制御する。即ち、パネルインタフェース回
路13は、操作パネル14から受け取った信号に基づき
パネルデータを生成し、これをCPU10に送る。この
パネルデータは、スイッチデータとダイヤルデータとで
構成されている。スイッチデータは、各スイッチを1ビ
ットに対応させたビット列で構成されている。ダイヤル
データは数値入力装置で入力された数値データで構成さ
れている。CPU10は、このパネルデータに基づいて
パネル操作に応じた各種処理を行う。また、パネルイン
タフェース回路13は、CPU10から受け取った表示
データを操作パネル14に送り出す。これにより、操作
パネル14のディスプレイ装置へのデータの表示、各種
インジケータの点灯/消灯の制御等が行われる。
【0033】また、パネルインタフェース回路13は、
速度検出機構15からのスイッチ信号を受け取り、これ
に基づいてペダルデータを生成し、これをCPU10に
送る。ペダルデータは、各ペダルを1ビットに対応させ
たビット列で構成されている。
【0034】鍵盤インタフェース回路17には鍵盤装置
18が接続されている。鍵盤装置18は、発音/消音を
指示するための複数の鍵を有している。この鍵盤装置1
8には、例えば2接点方式の鍵が用いられている。即
ち、鍵盤装置18の各鍵は、押鍵又は離鍵に連動して開
閉する2個のキースイッチを有し、各キースイッチのオ
ン/オフの時間差に基づき鍵タッチを検出できるように
なっている。
【0035】鍵盤インタフェース回路17は、押鍵又は
離鍵に伴う各鍵のオン/オフ状態及び鍵タッチの強さを
検出する。即ち、鍵盤インタフェース回路17は、鍵盤
装置18から受け取った信号に基づき各鍵のオン/オフ
状態を示すキーデータ及び鍵タッチの強さを示すタッチ
データを生成し、CPU10に送る。CPU10は、キ
ーデータ及びタッチデータに基づいて、押鍵又は離鍵に
対応した発音又は消音処理を行う。
【0036】音源回路19には、波形メモリ191及び
D/A変換器192が接続されている。波形メモリ19
1は、波形データを記憶するものであり、例えばROM
で構成される。この波形メモリ191には、複数の音色
パラメータのそれぞれに対応した複数の波形データが記
憶されている。波形データは、例えば放音された楽音を
電気信号に変換し、これをパルスコード変調(PCM)
して作成することができる。ペダル音の波形データは、
鍵盤を弾かない状態でペダル16を踏み込み、この時発
生される音に基づいて作成される。この場合、各ペダル
は異なる速度で複数回踏み込まれ、踏み込み速度毎に波
形データが作成される。この波形メモリ191は、音源
回路19によりアクセスされる。
【0037】音源回路19は、例えばデジタルシグナル
プロセッサ(DSP)で構成することができる。この音
源回路19は、複数の発音チャンネルを有しており、C
PU10からの指示に応じて楽音信号を発生する。即
ち、音源回路19は、CPU10から発音チャンネルを
指定するデータと音色パラメータを受け取ると、指定さ
れた発音チャンネルをアクティブにする。アクティブに
された発音チャンネルは、波形メモリ191から音色パ
ラメータに対応する波形データを読み出し、これにエン
ベロープを付加してデジタル楽音信号を生成し、D/A
変換器192に送出する。
【0038】D/A変換器192は、入力されたデジタ
ル楽音信号をアナログ楽音信号に変換する。このD/A
変換器192からの出力は、増幅器193に供給され
る。増幅器193は、入力された楽音信号を増幅してス
ピーカ194に送る。スピーカ194は、増幅器193
からの楽音信号を音響信号に変換して出力する。これに
より、スピーカ194から楽音が発生される。
【0039】次に、上記の構成において、本発明の実施
の形態に係る電子楽器の動作について、図2〜図4のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0040】図2は、本電子楽器のメイン処理を示すフ
ローチャートである。このメイン処理ルーチンは、電源
の投入により起動される。即ち、電源が投入されると、
先ず、初期化処理が行われる(ステップS10)。この
初期化処理では、CPU10の内部がリセットされると
共に、ワークメモリ12に定義されているバッファ、レ
ジスタ、カウンタ、フラグ等が初期状態に設定される。
【0041】この初期化処理が終了すると、次いで、パ
ネル処理が行われる(ステップS11)。パネル処理で
は、先ず、操作パネル14がスキャンされる。これによ
り、操作パネル14からパネルインタフェース回路13
を介してパネルデータが読み込まれる。そして、このパ
ネルデータの中のスイッチデータ(以下、これを「新ス
イッチデータ」という)と、前回のパネル処理で操作パ
ネル14から読み込まれ、既にワークメモリ12の所定
領域に記憶されているスイッチデータ(以下、「旧スイ
ッチデータ」という)との排他的論理和演算が行われ
る。この演算結果は、パネルイベントマップとして、ワ
ークメモリ12の所定領域に格納される。その後、新ス
イッチデータは旧スイッチデータとしてワークメモリ1
2の所定領域に格納される。
【0042】次いで、各スイッチのオンイベントがある
かどうかが調べられる。これは、上記パネルイベントマ
ップ中の当該スイッチに対応するビット及び新スイッチ
データ中の当該スイッチに対応するビットの双方がオン
になっているかどうかを調べることにより行われる。
【0043】ここで、スイッチのオンイベントがあるこ
とが判断されると、当該スイッチに応じた処理が行われ
る。例えば、モード設定スイッチのオンイベントであれ
ばモードを変更する処理が、音色選択スイッチのオンイ
ベントであれば音色を選択する処理が、それぞれ行われ
る。また、これらの処理においては、必要に応じてディ
スプレイ装置に文字等を表示する処理、図示しないイン
ジケータの点灯/消灯処理等が行われる。
【0044】また、数値入力装置のイベントがあること
が判断されると、その時点で設定されているモードに応
じて所定の数値が入力される。例えば電子楽器が音色選
択モードに設定されている場合は、数値入力装置で入力
された数値が音色番号として記憶される。これにより新
しい音色が決定されることになる。この場合、ディスプ
レイ装置には、入力された音色番号が表示される。
【0045】以上のパネル処理が終了すると、次いで、
鍵盤処理が行われる(ステップS12)。この鍵盤処理
では、発音処理、消音処理等が行われる。これによっ
て、鍵盤装置18の操作に応じた楽音が発生される。
【0046】次いで、ペダル処理が行われる(ステップ
S13)。このペダル処理では、ペダル16が踏み込ま
れた場合にペダル音を発生させるための処理が行われ
る。このペダル処理の詳細については、後述する。
【0047】次いで、「その他の処理」が行われる(ス
テップS14)。この「その他の処理」では、例えば図
示しないMIDIインタフェース回路を介して外部のM
IDI機器との間でMIDIデータを送受信する処理等
が行われる。その後、ステップS11に戻り、以下、同
様の処理が繰り返される。
【0048】このように、メイン処理ルーチンの上記ス
テップS11〜S14の繰り返し実行の過程でパネル操
作又は鍵盤操作が行われると、その操作に対応する処理
が行われる。これにより、電子楽器としての各種機能が
実現されている。
【0049】次に、ペダル処理の詳細について、図3の
フローチャートを参照しながら説明する。このペダル処
理ルーチンは、メイン処理ルーチンから一定周期でコー
ルされる。
【0050】ペダル処理では、先ず、ペダルスキャン処
理が行われる(ステップS20)。このペダルスキャン
処理では、速度検出機構15からパネルインタフェース
回路13を介してペダルデータが読み込まれる。そし
て、このペダルデータ(以下、これを「新ペダルデー
タ」という)と、前回のペダル処理で速度検出機構15
から読み込まれ、既にワークメモリ12の所定領域に記
憶されているペダルデータ(以下、「旧ペダルデータ」
という)との排他的論理和演算が行われる。この演算結
果は、ペダルイベントマップとして、ワークメモリ12
の所定領域に格納される。その後、新ペダルデータが旧
ペダルデータとしてワークメモリ12の所定領域に格納
される。
【0051】次いで、ペダルイベントがあるかどうかが
調べられる(ステップS21)。これは、ペダルイベン
トマップがゼロであるかどうかを調べることにより行わ
れる。ちなみに、ペダルイベントマップがゼロであると
いうことは、前回のペダルスキャン時からペダル16の
状態が変化していないことを表す。このステップS21
でペダルイベントがないことが判断されると、シーケン
スはこのペダル処理ルーチンからメイン処理ルーチンに
リターンする。
【0052】一方、上記ステップS21でペダルイベン
トがあることが判断されると、次いで、該イベントはダ
ンパペダルの第1スイッチのオンイベントであるかどう
かが調べられる(ステップS22)。これは、ペダルイ
ベントマップ及び新ペダルデータ中のダンパペダルの第
1スイッチに対応するビットが双方とも「1」であるか
どうかを調べることにより行われる。
【0053】上記ステップS22でダンパペダルの第1
スイッチのオンイベントであることが判断されると、ダ
ンパペダルタイマがクリアされる(ステップS23)。
ダンパペダルタイマは、ワークメモリ12に設けられる
タイマであり、図示しないタイマ割込信号に応じて一定
時間毎にカウントアップされる。その後、シーケンスは
このペダル処理ルーチンからメイン処理ルーチンにリタ
ーンする。これにより、ダンパペダルの踏み込み速度の
計測が開始される。
【0054】上記ステップS22でダンパペダルの第1
スイッチのオンイベントでないことが判断されると、次
いで、ダンパペダルの第2スイッチのオンイベントがあ
るかどうかが調べられる(ステップS24)。これは、
ペダルイベントマップ及び新ペダルデータ中のダンパペ
ダルの第2スイッチに対応するビットが双方とも「1」
であるかどうかを調べることにより行われる。
【0055】上記ステップS24でダンパペダルの第2
スイッチのオンイベントであることが判断されると、速
度算出処理が行われる(ステップS25)。即ち、その
時点でダンパペダルタイマにセットされている値が速度
値に換算される。次いで、発音処理が行われる(ステッ
プS26)。この発音処理では、先ず、音源回路19の
所定の発音チャンネルが発音用に割り当てられる。そし
て、上記速度算出処理によって得られた速度値に応じた
音色パラメータがプログラムメモリ11から読み出さ
れ、上記割り当てられた発音チャンネルに送られる。こ
れにより、割り当てられた発音チャンネルにおいて、上
記音色パラメータに基づいたデジタル楽音信号が生成さ
れ、これがD/A変換器192、増幅器193及びスピ
ーカ194に順次送られる。これにより、ダンパペダル
の踏み込み速度に応じたダンパペダルのペダル音が発生
される。
【0056】次いで、ダンパ処理が行われる(ステップ
S27)。この処理は、これから発音される音及び既に
発音中音のリリース時間を長くする処理である。具体的
には、CPU10から音源回路19に送られてくる音色
パラメータに含まれるエンベロープデータのリリースフ
ェーズの目標到達時間が長くなるように変更すると共
に、既に発音に使用されているエンベロープデータのリ
リースフェーズの目標到達時間が長くなるように変更す
る処理が行われる。その後、シーケンスはこのペダル処
理ルーチンからメインルーチンにリターンする。
【0057】上記ステップS24でダンパペダルの第2
スイッチのオンイベントでないことが判断されると、次
いで、ソフトペダルの第1スイッチのオンイベントであ
るかどうかが調べられる(ステップS28)。これは、
ペダルイベントマップ及び新ペダルデータ中のソフトペ
ダルの第1スイッチに対応するビットが双方とも「1」
であるかどうかを調べることにより行われる。
【0058】ここでソフトペダルの第1スイッチのオン
イベントであることが判断されると、ソフトペダルタイ
マがクリアされる(ステップS29)。ソフトペダルタ
イマは、ワークメモリ12に設けられるタイマであり、
図示しないタイマ割込信号に応じて一定時間毎にカウン
トアップされる。その後、シーケンスはこのペダル処理
ルーチンからメイン処理ルーチンにリターンする。これ
により、ソフトペダルの踏み込み速度の計測が開始され
る。
【0059】上記ステップS28でソフトペダルの第1
スイッチのオンイベントでないことが判断されると、次
いで、ソフトペダルの第2スイッチのオンイベントがあ
るかどうかが調べられる(ステップS30)。これは、
ペダルイベントマップ及び新ペダルデータ中のソフトペ
ダルの第2スイッチに対応するビットが双方とも「1」
であるかどうかを調べることにより行われる。
【0060】上記ステップS30でソフトペダルの第2
スイッチのオンイベントであることが判断されると、速
度算出処理が行われる(ステップS31)。即ち、その
時点でソフトペダルタイマにセットされている値が速度
値に換算される。次いで、発音処理が行われる(ステッ
プS32)。この発音処理では、上述したステップS2
6の処理と同様の手順で行われる。これにより、ソフト
ペダルの踏み込み速度に応じたソフトペダルのペダル音
が発生される。
【0061】次いで、ソフト処理が行われる(ステップ
S33)。この処理は、発音される音の音量を小さくす
る処理である。具体的には、CPU10から音源回路1
9に音色パラメータが送られてきた場合に、その音色パ
ラメータに含まれるエンベロープデータの全フェーズの
目標レベルを低くする処理が行われる。その後、シーケ
ンスはこのペダル処理ルーチンからメインルーチンにリ
ターンする。
【0062】上記ステップS30でソフトペダルの第2
スイッチのオンイベントでないことが判断されると、次
いで、ソステヌートペダルの第1スイッチのオンイベン
トがあるかどうかが調べられる(ステップS34)。こ
れは、ペダルイベントマップ及び新ペダルデータ中のソ
ステヌートペダルの第1スイッチに対応するビットが双
方とも「1」であるかどうかを調べることにより行われ
る。
【0063】ここでソステヌートペダルの第1スイッチ
のオンイベントであることが判断されると、ソステヌー
トペダルタイマがクリアされる(ステップS35)。ソ
ステヌートペダルタイマは、ワークメモリ12に設けら
れるタイマであり、図示しないタイマ割込信号に応じて
一定時間毎にカウントアップされる。その後、シーケン
スはこのペダル処理ルーチンからメイン処理ルーチンに
リターンする。これにより、ソステヌートペダルの踏み
込み速度の計測が開始される。
【0064】上記ステップS34でソステヌートペダル
の第1スイッチのオンイベントでないことが判断される
と、次いで、ソステヌートペダルの第2スイッチのオン
イベントがあるかどうかが調べられる(ステップS3
6)。これは、ペダルイベントマップ及び新ペダルデー
タ中のソステヌートペダルの第2スイッチに対応するビ
ットが双方とも「1」であるかどうかを調べることによ
り行われる。
【0065】上記ステップS36でソステヌートペダル
の第2スイッチのオンイベントであることが判断される
と、速度算出処理が行われる(ステップS37)。即
ち、その時点でソステヌートペダルタイマにセットされ
ている値が速度値に換算される。次いで、発音処理が行
われる(ステップS38)。この発音処理では、上述し
たステップS26の処理と同様の手順で行われる。これ
により、ソステヌートペダルの踏み込み速度に応じたソ
ステヌートペダルのペダル音が発生される。
【0066】次いで、ソステヌート処理が行われる(ス
テップS39)。この処理は、ソステヌートペダルが踏
まれた時に発音中の音のリリース時間を長くする処理で
ある。具体的には、CPU10から音源回路19に送ら
れてきて既に発音に使用されている音色パラメータに含
まれるエンベロープデータのリリースフェーズの目標到
達時間が長くなるように変更する処理が行われる。その
後、シーケンスはこのペダル処理ルーチンからメインル
ーチンにリターンする。
【0067】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係る電子楽器によれば、ペダルが踏まれた時に、その
踏まれた速度に応じてペダル音を発生するようにしたの
で、例えばアコースティックピアノといった自然楽器の
音がより厳密に模擬されることになり、より自然楽器に
近い雰囲気をだすことができる。
【0068】なお、本発明の第2の態様の電子楽器にお
ける「踏み込み状態」が踏み込み毒度である場合につい
て説明したが、「踏み込み状態」として踏み込み量が使
用される場合は、速度検出機構15の代わりにボリュー
ム機構が用いられる。このボリューム機構は、例えばエ
クスプレッションペダルのように、ペダルの踏み込み量
に応じて回転することにより異なる抵抗値を示すボリュ
ームを用ることができる。CPU10は、このボリュー
ムからの信号により踏み込み量を検出する。
【0069】この構成によれば、例えばペダルを最大量
踏み込んだ時に該ペダルがストッパに衝突する音をも模
擬できるので、自然楽器に近い雰囲気を出すことができ
る。なお、踏み込み速度と踏み込み量の両方を検出し、
これらの組み合わせに応じてペダル音を発生するように
構成することもできる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ペダル操作に応じた音を忠実に模擬することにより自然
楽器に近い雰囲気を出すことのできる電子楽器を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子楽器の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態で使用されるメイン処理を
示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態で使用されるペダル処理を
示すフローチャート(その1)である。
【図4】本発明の実施の形態で使用されるペダル処理を
示すフローチャート(その1)である。
【符号の説明】
10 CPU 11 プログラムメモリ 12 ワークメモリ 13 パネルインタフェース回路 14 操作パネル 15 速度検出機構 16 ペダル 17 鍵盤インタフェース回路 18 鍵盤装置 19 音源回路 191 波形メモリ 192 D/A変換器 193 増幅器 194 スピーカ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペダルと、 該ペダルの踏み込みの有無を検出する検出手段と、 該検出手段で該ペダルが踏み込まれたことが検出された
    場合にペダル音を発生するペダル音発生手段、とを備え
    た電子楽器。
  2. 【請求項2】前記ペダル音発生手段は、ペダル音の波形
    データを記憶する波形メモリを含み、前記検出手段でペ
    ダルが踏み込まれたことが検出された場合に該波形メモ
    リからペダル音の波形データを読み出し、該読み出され
    た波形データに基づいてペダル音を発生する請求項1に
    記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】ペダルと、 該ペダルの踏み込み状態を検出する検出手段と、 該検出手段で検出された踏み込み状態に応じて異なるペ
    ダル音を発生するペダル音発生手段、とを備えた電子楽
    器。
  4. 【請求項4】前記ペダル音発生手段は、ペダルの踏み込
    み状態に応じた複数のペダル音の波形データを記憶する
    波形メモリを含み、前記検出手段で検出された踏み込み
    状態に応じたペダル音の波形データを該波形メモリから
    読み出し、該読み出された波形データに基づいてペダル
    音を発生する請求項3に記載の電子楽器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059534A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Casio Comput Co Ltd 楽音発生装置、楽音発生方法及びプログラム
WO2025009359A1 (ja) * 2023-07-06 2025-01-09 ヤマハ株式会社 電子楽器

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