JPH10320766A - シート状基体走行搬送装置及びこのシート状基体走行搬送装置を備えたコーティングフィルム材製造装置 - Google Patents
シート状基体走行搬送装置及びこのシート状基体走行搬送装置を備えたコーティングフィルム材製造装置Info
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- JPH10320766A JPH10320766A JP12996297A JP12996297A JPH10320766A JP H10320766 A JPH10320766 A JP H10320766A JP 12996297 A JP12996297 A JP 12996297A JP 12996297 A JP12996297 A JP 12996297A JP H10320766 A JPH10320766 A JP H10320766A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可撓性を有するシート状基体をシワ等による
変形を生じさせずに安定した状態で走行搬送する。 【解決手段】 シート状基体2を所定の巻付角αで支持
して走行搬送させる搬送ロール10を備える。搬送ロー
ル10は、その外周部に幅方向の中央Oから両側領域1
6a,16bに、回転方向に対して傾斜角θを以って次
第に側端部14へと向かいかつ深さDが次第に大とされ
た左右対称の多数条の螺旋溝17a,17bが形成され
る。搬送ロール10は、中央部15に対して両側端部1
4の外径が大径に構成される。
変形を生じさせずに安定した状態で走行搬送する。 【解決手段】 シート状基体2を所定の巻付角αで支持
して走行搬送させる搬送ロール10を備える。搬送ロー
ル10は、その外周部に幅方向の中央Oから両側領域1
6a,16bに、回転方向に対して傾斜角θを以って次
第に側端部14へと向かいかつ深さDが次第に大とされ
た左右対称の多数条の螺旋溝17a,17bが形成され
る。搬送ロール10は、中央部15に対して両側端部1
4の外径が大径に構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状磁気記録
媒体のベースフィルムやコーティングシート等の可撓性
を有するシート状基体の走行搬送装置及びこのシート状
基体走行搬送装置を備えたコーティングフィルム材製造
装置に関する。
媒体のベースフィルムやコーティングシート等の可撓性
を有するシート状基体の走行搬送装置及びこのシート状
基体走行搬送装置を備えたコーティングフィルム材製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テープ状磁気記録媒体は、例えばポリエ
チレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂製のベー
スフィルムの表面に、バインダ中に強磁性粉末を均一に
混合した磁性塗料が塗布されてなる。すなわち、テープ
状磁気記録媒体は、長尺で幅広の可撓性を有するベース
フィルム原反が走行搬送装置によって走行搬送され、こ
のベースフィルム原反を走行搬送する過程でその表面に
コーティング装置により磁性塗料を均一な厚さに塗布し
た後、磁性塗料の乾燥工程、表面を平滑化する表面処理
工程及びベースフィルム原反を所定幅に裁断する裁断工
程等の工程を経て製造される。
チレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂製のベー
スフィルムの表面に、バインダ中に強磁性粉末を均一に
混合した磁性塗料が塗布されてなる。すなわち、テープ
状磁気記録媒体は、長尺で幅広の可撓性を有するベース
フィルム原反が走行搬送装置によって走行搬送され、こ
のベースフィルム原反を走行搬送する過程でその表面に
コーティング装置により磁性塗料を均一な厚さに塗布し
た後、磁性塗料の乾燥工程、表面を平滑化する表面処理
工程及びベースフィルム原反を所定幅に裁断する裁断工
程等の工程を経て製造される。
【0003】上述したテープ状磁気記録媒体の製造工程
においては、ベースフィルム原反をシワ等の変形が生じ
ないようにして走行搬送装置によって走行搬送しなけれ
ばならない。ベースフィルム原反は、シワ等の変形が生
じた状態でその表面に磁性塗料の塗布が行われた場合
に、張力のバラツキによってこの磁性塗料が均一に塗布
されずに塗布ムラが生じてしまう。
においては、ベースフィルム原反をシワ等の変形が生じ
ないようにして走行搬送装置によって走行搬送しなけれ
ばならない。ベースフィルム原反は、シワ等の変形が生
じた状態でその表面に磁性塗料の塗布が行われた場合
に、張力のバラツキによってこの磁性塗料が均一に塗布
されずに塗布ムラが生じてしまう。
【0004】このため、従来の走行搬送装置において
は、例えば表面の部材がゴム製であり中心軸が湾曲され
ることによって全体が円弧状に反った搬送用ロールが備
えられていた。搬送用ロールは、所定の傾斜角を付した
状態で配設され、その外周部に所定の巻付角を以ってベ
ースフィルム原反を支持して連続して走行搬送させる。
搬送用ロールは、その湾曲外周部によって走行するベー
スフィルム原反に対して幅方向に拡張する方向の作用力
を付与し、シワ等の変形の発生を抑制した状態で走行搬
送するようにする。
は、例えば表面の部材がゴム製であり中心軸が湾曲され
ることによって全体が円弧状に反った搬送用ロールが備
えられていた。搬送用ロールは、所定の傾斜角を付した
状態で配設され、その外周部に所定の巻付角を以ってベ
ースフィルム原反を支持して連続して走行搬送させる。
搬送用ロールは、その湾曲外周部によって走行するベー
スフィルム原反に対して幅方向に拡張する方向の作用力
を付与し、シワ等の変形の発生を抑制した状態で走行搬
送するようにする。
【0005】しかしながら、従来の走行搬送装置におい
ては、ベースフィルム原反が最適な状態で走行搬送され
るように、このベースフィルム原反の厚みや幅の仕様或
いは走行テンションに応じて搬送用ロールを支持する傾
斜角度を調整しなければならなかった。従来の走行搬送
装置は、搬送用ロールの傾斜角度の調整が不完全である
場合にベースフィルム原反の中央部や両端部の部位に過
大な圧力を生じさせ、これによってシワ等の変形を生じ
させてしまうことがあった。また、従来の走行搬送装置
は、全体が円弧状に反った搬送用ロールの構造上、この
搬送用ロールとベースフィルム原反との巻付角が小さい
範囲に制限されてベースフィルム原反を安定した状態で
走行搬送することができないといった問題があった。
ては、ベースフィルム原反が最適な状態で走行搬送され
るように、このベースフィルム原反の厚みや幅の仕様或
いは走行テンションに応じて搬送用ロールを支持する傾
斜角度を調整しなければならなかった。従来の走行搬送
装置は、搬送用ロールの傾斜角度の調整が不完全である
場合にベースフィルム原反の中央部や両端部の部位に過
大な圧力を生じさせ、これによってシワ等の変形を生じ
させてしまうことがあった。また、従来の走行搬送装置
は、全体が円弧状に反った搬送用ロールの構造上、この
搬送用ロールとベースフィルム原反との巻付角が小さい
範囲に制限されてベースフィルム原反を安定した状態で
走行搬送することができないといった問題があった。
【0006】かかる走行搬送装置の問題点を解決するた
めに種々の搬送用ロールが提案されている。例えば、搬
送用ロールには、外周部の表面に幅方向の中央から区分
された両側領域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端
部へと向かって傾斜する角度が付された多数状のリング
溝を形成してなる搬送用ロールも提案されている。この
搬送用ロールは、外周部に支持されて走行するベースフ
ィルム原反がリング溝の作用によって両側に引っ張られ
た状態を呈して走行することから、シワ等の変形が抑制
されるといった特徴を有している。また、搬送用ロール
は、ベースフィルム原反の厚みや幅の仕様或いは走行テ
ンションに応じての調整操作が不要である。
めに種々の搬送用ロールが提案されている。例えば、搬
送用ロールには、外周部の表面に幅方向の中央から区分
された両側領域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端
部へと向かって傾斜する角度が付された多数状のリング
溝を形成してなる搬送用ロールも提案されている。この
搬送用ロールは、外周部に支持されて走行するベースフ
ィルム原反がリング溝の作用によって両側に引っ張られ
た状態を呈して走行することから、シワ等の変形が抑制
されるといった特徴を有している。また、搬送用ロール
は、ベースフィルム原反の厚みや幅の仕様或いは走行テ
ンションに応じての調整操作が不要である。
【0007】しかしながら、かかる搬送用ロールにおい
ては、可撓性を有するベースフィルム原反の一部が撓ん
で各リング状溝内に落ち込んだ状態で走行されることか
ら、このベースフィルム原反に多数条の凹凸を転写形成
してしまう。ベースフィルム原反は、これら凹凸によっ
て磁性塗料が均一に塗布されないといった問題が生じて
しまう。
ては、可撓性を有するベースフィルム原反の一部が撓ん
で各リング状溝内に落ち込んだ状態で走行されることか
ら、このベースフィルム原反に多数条の凹凸を転写形成
してしまう。ベースフィルム原反は、これら凹凸によっ
て磁性塗料が均一に塗布されないといった問題が生じて
しまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した走行搬送装置
の問題点を解決するために、出願人は、先に上述したリ
ング状溝に代えて、これを多数条の螺旋溝によって構成
するとともに、これら螺旋溝の深さを両側に向かって次
第に大きくしてなる搬送用ロールを備えるベースフィル
ム原反の走行搬送装置を提案した。この走行搬送装置
は、搬送用ロールの螺旋溝によって構成される螺旋状の
ブレード(凸条)が、圧接するベースフィルム原反によ
り両側の部位ほど大きく倒れ込んでこのベースフィルム
原反を幅方向に拡げてシワ等の発生を効率的に抑制す
る。
の問題点を解決するために、出願人は、先に上述したリ
ング状溝に代えて、これを多数条の螺旋溝によって構成
するとともに、これら螺旋溝の深さを両側に向かって次
第に大きくしてなる搬送用ロールを備えるベースフィル
ム原反の走行搬送装置を提案した。この走行搬送装置
は、搬送用ロールの螺旋溝によって構成される螺旋状の
ブレード(凸条)が、圧接するベースフィルム原反によ
り両側の部位ほど大きく倒れ込んでこのベースフィルム
原反を幅方向に拡げてシワ等の発生を効率的に抑制す
る。
【0009】ところが、かかる搬送用ロールにおいて
は、ベースフィルム原反が圧接走行することによって両
側部分のブレードが中央部のプレードよりも大きく変形
する現象が生じる。搬送用ロールは、これによって両側
部分の回転半径が中央部の回転半径よりも小さくなる。
ベースフィルム原反は、搬送用ロールに対して充分な摩
擦抵抗を以ってその外周部を走行する場合に、回転半径
の大きな部位へと次第に撓ませられて走行する性質を有
する。
は、ベースフィルム原反が圧接走行することによって両
側部分のブレードが中央部のプレードよりも大きく変形
する現象が生じる。搬送用ロールは、これによって両側
部分の回転半径が中央部の回転半径よりも小さくなる。
ベースフィルム原反は、搬送用ロールに対して充分な摩
擦抵抗を以ってその外周部を走行する場合に、回転半径
の大きな部位へと次第に撓ませられて走行する性質を有
する。
【0010】したがって、走行搬送装置は、搬送用ロー
ルの外周部にベースフィルム原反を幅方向に拡げる作用
を有する多数条の螺旋溝を形成したにもかかわらず、両
側部位への引張り力が低減される状態が生じることが判
明した。走行搬送装置は、これによって搬送用ロールの
外周部を走行するベースフィルム原反に、その両端部が
次第に中央部側へ寄ることによりシワ等の変形を生じさ
せることがあった。また、この現象は、特に薄厚のベー
スフィルム原反においてより発生しやすいことも判明し
た。
ルの外周部にベースフィルム原反を幅方向に拡げる作用
を有する多数条の螺旋溝を形成したにもかかわらず、両
側部位への引張り力が低減される状態が生じることが判
明した。走行搬送装置は、これによって搬送用ロールの
外周部を走行するベースフィルム原反に、その両端部が
次第に中央部側へ寄ることによりシワ等の変形を生じさ
せることがあった。また、この現象は、特に薄厚のベー
スフィルム原反においてより発生しやすいことも判明し
た。
【0011】本発明は、上述した従来のシート状基体の
走行搬送装置の問題点を解決して、可撓性を有するシー
ト状基体を全幅に亘って均一に拡げて安定した状態で走
行搬送させることによりシワ等の変形の発生を確実に防
止するようにしたシート状基体走行搬送装置を提供する
ことを目的に提案されたものである。
走行搬送装置の問題点を解決して、可撓性を有するシー
ト状基体を全幅に亘って均一に拡げて安定した状態で走
行搬送させることによりシワ等の変形の発生を確実に防
止するようにしたシート状基体走行搬送装置を提供する
ことを目的に提案されたものである。
【0012】また、本発明は、ベースフィルムを全幅に
亘って均一に拡げてシワ等の変形の無い状態で走行搬送
させることにより、このベースフィルムの表面にコーテ
ィング材を安定して塗布し歩留り及び信頼性の向上を図
ったコーティングフィルム材製造装置を提供することを
目的に提案されたものである。
亘って均一に拡げてシワ等の変形の無い状態で走行搬送
させることにより、このベースフィルムの表面にコーテ
ィング材を安定して塗布し歩留り及び信頼性の向上を図
ったコーティングフィルム材製造装置を提供することを
目的に提案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明にかかるシート状基体走行搬送装置は、可撓性を有す
るシート状基体を外周部に所定の巻付角を以って支持し
て走行搬送させる搬送用ロールを備える。搬送用ロール
は、その外周部の表面に幅方向の中央から両側領域にそ
れぞれ回転方向に対して次第に側端部へと向かいかつ中
央から側端部に向かって次第に深さが大とされた互いに
左右対称の多数条の螺旋溝が形成されるとともに、その
外径が幅方向の中央部に対して両側部を大径とされる。
明にかかるシート状基体走行搬送装置は、可撓性を有す
るシート状基体を外周部に所定の巻付角を以って支持し
て走行搬送させる搬送用ロールを備える。搬送用ロール
は、その外周部の表面に幅方向の中央から両側領域にそ
れぞれ回転方向に対して次第に側端部へと向かいかつ中
央から側端部に向かって次第に深さが大とされた互いに
左右対称の多数条の螺旋溝が形成されるとともに、その
外径が幅方向の中央部に対して両側部を大径とされる。
【0014】以上のように構成された本発明に係るシー
ト状基体走行搬送装置によれば、外周部に螺旋溝が形成
されるとともにその外径が幅方向の中央部に対して両側
部が大径とされた搬送用ロールを備えることによって、
シート状基体との間の圧接力が、シート状基体に対して
一定の部位に作用されることなく幅方向の全域に亘って
均一に作用されかつ走行されるにしたがって常に幅方向
に拡張される方向に作用されるようにする。また、シー
ト状基体走行搬送装置は、シート状基体に対して螺旋溝
によって切り残し形成された螺旋状のプレードが中央部
に対して両側が大きく弾性変形することにより、回転半
径が軸方向の全域に亘ってほぼ同径に保持されて回転す
る。シート状基体走行搬送装置は、シート状基体をシワ
等の変形の発生を確実に抑制して安定した状態で走行さ
せる。
ト状基体走行搬送装置によれば、外周部に螺旋溝が形成
されるとともにその外径が幅方向の中央部に対して両側
部が大径とされた搬送用ロールを備えることによって、
シート状基体との間の圧接力が、シート状基体に対して
一定の部位に作用されることなく幅方向の全域に亘って
均一に作用されかつ走行されるにしたがって常に幅方向
に拡張される方向に作用されるようにする。また、シー
ト状基体走行搬送装置は、シート状基体に対して螺旋溝
によって切り残し形成された螺旋状のプレードが中央部
に対して両側が大きく弾性変形することにより、回転半
径が軸方向の全域に亘ってほぼ同径に保持されて回転す
る。シート状基体走行搬送装置は、シート状基体をシワ
等の変形の発生を確実に抑制して安定した状態で走行さ
せる。
【0015】また、上述した目的を達成する本発明に係
るコーティングフィルム材製造装置は、可撓性を有する
ベースフィルムを搬送用ロールの外周部に所定の巻付角
を以って支持して走行搬送させることによりベースフィ
ルム走行路を構成するとともに、このベースフィルム走
行路に沿って配設したコーティング装置によってベース
フィルムの表面にコーティング材を塗布する。コーティ
ングフィルム材製造装置は、ベースフィルム走行路を構
成する少なくともコーティング装置の前段に配設された
搬送用ロールが、その外周部の表面に幅方向の中央から
両側領域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端部へと
向かいかつかつ中央から側端部に向かって次第に深さが
大とされた互いに左右対称の多数条の螺旋溝が形成され
るとともに、その外径が幅方向の中央部に対して両側部
を大径とされてなる。
るコーティングフィルム材製造装置は、可撓性を有する
ベースフィルムを搬送用ロールの外周部に所定の巻付角
を以って支持して走行搬送させることによりベースフィ
ルム走行路を構成するとともに、このベースフィルム走
行路に沿って配設したコーティング装置によってベース
フィルムの表面にコーティング材を塗布する。コーティ
ングフィルム材製造装置は、ベースフィルム走行路を構
成する少なくともコーティング装置の前段に配設された
搬送用ロールが、その外周部の表面に幅方向の中央から
両側領域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端部へと
向かいかつかつ中央から側端部に向かって次第に深さが
大とされた互いに左右対称の多数条の螺旋溝が形成され
るとともに、その外径が幅方向の中央部に対して両側部
を大径とされてなる。
【0016】以上のように構成された本発明に係るコー
ティングフィルム材製造装置によれば、外周部に螺旋溝
が形成されるとともにその外径を幅方向の中央から両側
に向かって次第に大径とした搬送用ロールを介してベー
スフィルムをコーティング装置へと供給する。搬送用ロ
ールは、ベースフィルムとの間の圧接力が、このベース
フィルムに対して一定の部位に作用されることなく幅方
向の全域に亘って均一に作用されかつ走行されるにした
がって常に幅方向に拡張される方向に作用されるように
する。コーティングフィルム材製造装置は、ベースフィ
ルムにシワ等の変形を生じさせることなく安定した状態
でコーティング装置へと供給してその表面にコーティン
グ材を均一に塗布することから、歩留りの向上を図って
高精度のコーティングフィルム材の製造を行う。
ティングフィルム材製造装置によれば、外周部に螺旋溝
が形成されるとともにその外径を幅方向の中央から両側
に向かって次第に大径とした搬送用ロールを介してベー
スフィルムをコーティング装置へと供給する。搬送用ロ
ールは、ベースフィルムとの間の圧接力が、このベース
フィルムに対して一定の部位に作用されることなく幅方
向の全域に亘って均一に作用されかつ走行されるにした
がって常に幅方向に拡張される方向に作用されるように
する。コーティングフィルム材製造装置は、ベースフィ
ルムにシワ等の変形を生じさせることなく安定した状態
でコーティング装置へと供給してその表面にコーティン
グ材を均一に塗布することから、歩留りの向上を図って
高精度のコーティングフィルム材の製造を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。実施の形態は、テー
プレコーダやビデオテープレコーダ等に使用される磁気
テープの製造装置を示す。磁気テープ1は、例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂を材料
として長尺で幅広かつ可撓性を有して形成されたベース
フィルム原反2が図1に示した製造工程に供給され、こ
のベースフィルム原反2に所定の処理を施して製造され
る。すなわち、ベースフィルム原反2は、コーティング
装置に供給されてその表面に磁性塗料を塗布する磁性塗
料塗布工程S−1が施された後、塗布した磁性塗料を一
定の方向に配向する磁気配向工程S−2と、乾燥工程S
−3が施される。ベースフィルム原反2は、このコーテ
ィング装置3から表面処理装置へと供給されて磁性塗料
を塗布した表面を平滑化する表面処理工程S−4が施さ
れ、さらにスリッタに供給されて所定幅に裁断する裁断
工程S−5が施されて多数本の磁気テープ1を形成す
る。
て図面を参照して詳細に説明する。実施の形態は、テー
プレコーダやビデオテープレコーダ等に使用される磁気
テープの製造装置を示す。磁気テープ1は、例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂を材料
として長尺で幅広かつ可撓性を有して形成されたベース
フィルム原反2が図1に示した製造工程に供給され、こ
のベースフィルム原反2に所定の処理を施して製造され
る。すなわち、ベースフィルム原反2は、コーティング
装置に供給されてその表面に磁性塗料を塗布する磁性塗
料塗布工程S−1が施された後、塗布した磁性塗料を一
定の方向に配向する磁気配向工程S−2と、乾燥工程S
−3が施される。ベースフィルム原反2は、このコーテ
ィング装置3から表面処理装置へと供給されて磁性塗料
を塗布した表面を平滑化する表面処理工程S−4が施さ
れ、さらにスリッタに供給されて所定幅に裁断する裁断
工程S−5が施されて多数本の磁気テープ1を形成す
る。
【0018】コーティング装置には、図2に示すよう
に、前段に供給リールから供給されるベースフィルム原
反2を走行搬送させる詳細を後述する供給側の搬送ロー
ル10a及びガイドロール3aが備えられている。ま
た、コーティング装置には、後段に所定の処理を施され
たベースフィルム原反2を走行搬送して巻取リールに巻
き取らせる巻取側の搬送ロール10b及びガイドロール
3bを備えている。ベースフィルム原反2は、図2及び
図3に示すように、それぞれ搬送ロール10a,10b
(以下、搬送ロール10と称する。)の外周部に所定の
巻付角α1,α2を以って掛け合わされて走行搬送され
る。
に、前段に供給リールから供給されるベースフィルム原
反2を走行搬送させる詳細を後述する供給側の搬送ロー
ル10a及びガイドロール3aが備えられている。ま
た、コーティング装置には、後段に所定の処理を施され
たベースフィルム原反2を走行搬送して巻取リールに巻
き取らせる巻取側の搬送ロール10b及びガイドロール
3bを備えている。ベースフィルム原反2は、図2及び
図3に示すように、それぞれ搬送ロール10a,10b
(以下、搬送ロール10と称する。)の外周部に所定の
巻付角α1,α2を以って掛け合わされて走行搬送され
る。
【0019】コーティング装置には、図2に示すよう
に、ベースフィルム原反2の走行路に沿って配設されこ
のベースフィルム原反2の表面に磁性塗料を均一な厚さ
で塗布するコータヘッド4を備えている。磁性塗料は、
塩化ビニール等のバインダ中に強磁性粉末を均一に混合
するとともに分散剤、帯電防止剤、滑剤或いは研磨剤等
が適宜の割合で混合されている。コータヘッド4は、そ
の詳細を省略するが、リバースロール法或いはグラビア
塗布法等によって、磁気テープ1の仕様に応じて膜厚精
度、塗布速度等を制御して磁性塗料をベースフィルム原
反2の表面に均一に塗布する。
に、ベースフィルム原反2の走行路に沿って配設されこ
のベースフィルム原反2の表面に磁性塗料を均一な厚さ
で塗布するコータヘッド4を備えている。磁性塗料は、
塩化ビニール等のバインダ中に強磁性粉末を均一に混合
するとともに分散剤、帯電防止剤、滑剤或いは研磨剤等
が適宜の割合で混合されている。コータヘッド4は、そ
の詳細を省略するが、リバースロール法或いはグラビア
塗布法等によって、磁気テープ1の仕様に応じて膜厚精
度、塗布速度等を制御して磁性塗料をベースフィルム原
反2の表面に均一に塗布する。
【0020】なお、磁気配向工程S−2は、コータヘッ
ド4の後段に位置してベースフィルム原反2の走行路に
沿って配設された永久磁石(或いは電磁石)を備える磁
気配向装置によって、走行するベースフィルム原反2に
塗布された磁性塗料の磁性粉を一定方向、例えば長手方
向に配向する工程である。また、乾燥工程S−3は、磁
気配向装置の後段に位置して配設されたドライヤによっ
て、走行するベースフィルム原反2に熱風を吹き付け
て、このベースフィルム原反2に塗布された磁性塗料中
の有機溶剤を蒸発させて乾燥させる。表面処理工程S−
3は、磁性塗料の塗布面側に配設された高温の鏡面仕上
げローラと、この鏡面仕上げローラと対向して配設され
た弾性ローラとを備える表面処理装置によって、磁性塗
料が塗布されたベースフィルム原反2の表面処理を施す
工程である。裁断工程は、ローラ状の上下一対のカッタ
を有する裁断装置によって、ベースフィルム原反2を所
定の幅、長さを有する磁気テープ1に裁断する工程であ
る。
ド4の後段に位置してベースフィルム原反2の走行路に
沿って配設された永久磁石(或いは電磁石)を備える磁
気配向装置によって、走行するベースフィルム原反2に
塗布された磁性塗料の磁性粉を一定方向、例えば長手方
向に配向する工程である。また、乾燥工程S−3は、磁
気配向装置の後段に位置して配設されたドライヤによっ
て、走行するベースフィルム原反2に熱風を吹き付け
て、このベースフィルム原反2に塗布された磁性塗料中
の有機溶剤を蒸発させて乾燥させる。表面処理工程S−
3は、磁性塗料の塗布面側に配設された高温の鏡面仕上
げローラと、この鏡面仕上げローラと対向して配設され
た弾性ローラとを備える表面処理装置によって、磁性塗
料が塗布されたベースフィルム原反2の表面処理を施す
工程である。裁断工程は、ローラ状の上下一対のカッタ
を有する裁断装置によって、ベースフィルム原反2を所
定の幅、長さを有する磁気テープ1に裁断する工程であ
る。
【0021】上述した磁気テープ1の製造工程において
は、コーティング装置の前段と後段にそれぞれ配設され
た一対の搬送ロール10によって、ベースフィルム原反
2をシワ等による変形を生じること無く安定した状態で
走行搬送されるようにする。したがって、ベースフィル
ム原反2には、その表面に磁性塗料が高精度で均一に塗
布される。
は、コーティング装置の前段と後段にそれぞれ配設され
た一対の搬送ロール10によって、ベースフィルム原反
2をシワ等による変形を生じること無く安定した状態で
走行搬送されるようにする。したがって、ベースフィル
ム原反2には、その表面に磁性塗料が高精度で均一に塗
布される。
【0022】搬送ロール10は、図3乃至図5に示すよ
うに、芯部材11と、この芯部材11の外周部に装着さ
れたロール部材12とから構成される。芯部材11は、
金属材料によってベースフィルム原反2の幅よりもやや
長軸の全体筒状を呈して形成されている。この芯部材1
1には、その軸孔の両端部に軸受け部材13a,13b
がそれぞれ組み合わされる。したがって、搬送ロール1
0は、ベースフィルム原反2が走行することによって回
転する受動回転型ロール体として構成される。
うに、芯部材11と、この芯部材11の外周部に装着さ
れたロール部材12とから構成される。芯部材11は、
金属材料によってベースフィルム原反2の幅よりもやや
長軸の全体筒状を呈して形成されている。この芯部材1
1には、その軸孔の両端部に軸受け部材13a,13b
がそれぞれ組み合わされる。したがって、搬送ロール1
0は、ベースフィルム原反2が走行することによって回
転する受動回転型ロール体として構成される。
【0023】ロール部材12は、エチレンプルピレンタ
ーポリマーゴム(EPT)、アクリロニトリルーブタジ
エン共重合体(NBR)、イソブチレンーイソプレン共
重合体(IIR)、或いはシリコンゴム等のゴム材を素
材としてベースフィルム原反2の幅よりもやや長軸でか
つ芯部材11の外径とほぼ等しい内径を有する全体筒状
を呈して成形される。また、ロール部材12は、図3及
び図4に示すように、両端部の近傍部分14a,14b
が両側に向かって次第にその外径を大径とするテーパが
付されて構成されている。換言すれば、ロール部材12
は、その両端部14a,14bが、その外径d1を中央
部15の外径d2に対して大径とされた大径部として構
成されている。
ーポリマーゴム(EPT)、アクリロニトリルーブタジ
エン共重合体(NBR)、イソブチレンーイソプレン共
重合体(IIR)、或いはシリコンゴム等のゴム材を素
材としてベースフィルム原反2の幅よりもやや長軸でか
つ芯部材11の外径とほぼ等しい内径を有する全体筒状
を呈して成形される。また、ロール部材12は、図3及
び図4に示すように、両端部の近傍部分14a,14b
が両側に向かって次第にその外径を大径とするテーパが
付されて構成されている。換言すれば、ロール部材12
は、その両端部14a,14bが、その外径d1を中央
部15の外径d2に対して大径とされた大径部として構
成されている。
【0024】また、ロール部材12には、図3に示すよ
うに、軸方向の中心Oから左右に区割りされた外周部の
各領域16a,16bに溝幅をWとする多数条の螺旋溝
17a,17b(以下、代表して表現する場合には、螺
旋溝17と称する。)がそれぞれ形成されている。ロー
ル部材12には、外周部にこれら螺旋溝17によって切
り残された幅をTとする螺旋状のプレード18a,18
b(以下、代表して表現する場合には、プレード18と
称する。)が形成されている。
うに、軸方向の中心Oから左右に区割りされた外周部の
各領域16a,16bに溝幅をWとする多数条の螺旋溝
17a,17b(以下、代表して表現する場合には、螺
旋溝17と称する。)がそれぞれ形成されている。ロー
ル部材12には、外周部にこれら螺旋溝17によって切
り残された幅をTとする螺旋状のプレード18a,18
b(以下、代表して表現する場合には、プレード18と
称する。)が形成されている。
【0025】螺旋溝17a,17bは、互いに左右対称
とされるとともに、搬送ロール10の回転方向に対して
それぞれ中心Oから傾斜角θを以って次第に両側へと向
かう螺旋溝として構成されている。したがって、プレー
ド18も、搬送ロール10の回転方向に対してそれぞれ
中心Oから傾斜角θを以って次第に両側へと向かう螺旋
凸部として構成される。螺旋溝17は、図4に示すよう
に、中央部15から大径部14に向かって次第に溝の深
さDが大とされて構成されている。すなわち、螺旋溝1
7は、大径部14の溝の深さをD1とし、中央部15の
溝の深さをD2とすると、D1>D2によって構成され
ている。したがって、プレード18も、中央部15から
大径部14に向かって次第にその高さが大とされてい
る。
とされるとともに、搬送ロール10の回転方向に対して
それぞれ中心Oから傾斜角θを以って次第に両側へと向
かう螺旋溝として構成されている。したがって、プレー
ド18も、搬送ロール10の回転方向に対してそれぞれ
中心Oから傾斜角θを以って次第に両側へと向かう螺旋
凸部として構成される。螺旋溝17は、図4に示すよう
に、中央部15から大径部14に向かって次第に溝の深
さDが大とされて構成されている。すなわち、螺旋溝1
7は、大径部14の溝の深さをD1とし、中央部15の
溝の深さをD2とすると、D1>D2によって構成され
ている。したがって、プレード18も、中央部15から
大径部14に向かって次第にその高さが大とされてい
る。
【0026】ロール部材12は、具体的には、螺旋溝1
7の溝幅Wが0.5mm〜10mm、プレード18の幅
Tが1mm〜10mm、大径部14の溝の深さD1が1
mm〜10mm、中央部15の溝の深さD2がD1+
(1mm〜20mm)、傾斜角θが10°〜50°、条
数nが2条以上とされて構成される。また、ロール部材
12は、JIS−A型ゴム硬度計で硬度が20度〜50
度によって構成されている。ロール部材12は、好まし
くは、螺旋溝17の溝幅Wが1mm〜3mm、プレード
18の幅Tが2mm〜5mm、大径部14の溝の深さD
1が2mm〜5mm、中央部15の溝の深さD2がD1
+1mm〜10mm、傾斜角θが30°〜50°、条数
nが4条以上、硬度が30度〜40度とされて構成され
る。
7の溝幅Wが0.5mm〜10mm、プレード18の幅
Tが1mm〜10mm、大径部14の溝の深さD1が1
mm〜10mm、中央部15の溝の深さD2がD1+
(1mm〜20mm)、傾斜角θが10°〜50°、条
数nが2条以上とされて構成される。また、ロール部材
12は、JIS−A型ゴム硬度計で硬度が20度〜50
度によって構成されている。ロール部材12は、好まし
くは、螺旋溝17の溝幅Wが1mm〜3mm、プレード
18の幅Tが2mm〜5mm、大径部14の溝の深さD
1が2mm〜5mm、中央部15の溝の深さD2がD1
+1mm〜10mm、傾斜角θが30°〜50°、条数
nが4条以上、硬度が30度〜40度とされて構成され
る。
【0027】以上のように構成されたロール体12を備
える搬送ロール10は、大径部14の外径d1と中央部
15の外径d2との差(d1−d2)が0.2mm〜2
mm、好ましくは0.2mm〜0.7mmとされる。第
1の搬送ロール10aには、供給リールから供給された
ベースフィルム原反2が巻付角α1を以って掛け合わさ
れる。ベースフィルム原反2は、この第1の搬送ロール
10aから第1のガイドローラ3aを介してコーティン
グ装置へと導かれ、上述した処理を施された後に第2の
ガイドローラ3bを介して第2の搬送ロール10bに巻
付角α2を以って掛け合わされる。ベースフィルム原反
2は、この第2の搬送ロール10bから巻取リールに所
定のテンションを以って巻き取られる。
える搬送ロール10は、大径部14の外径d1と中央部
15の外径d2との差(d1−d2)が0.2mm〜2
mm、好ましくは0.2mm〜0.7mmとされる。第
1の搬送ロール10aには、供給リールから供給された
ベースフィルム原反2が巻付角α1を以って掛け合わさ
れる。ベースフィルム原反2は、この第1の搬送ロール
10aから第1のガイドローラ3aを介してコーティン
グ装置へと導かれ、上述した処理を施された後に第2の
ガイドローラ3bを介して第2の搬送ロール10bに巻
付角α2を以って掛け合わされる。ベースフィルム原反
2は、この第2の搬送ロール10bから巻取リールに所
定のテンションを以って巻き取られる。
【0028】搬送ロール10は、上述したようにロール
部材12の外周部に、回転方向に対してそれぞれ中心O
から傾斜角θを以って次第に両側へと向かう多数条の左
右対称の螺旋溝17a,17bが形成されている。搬送
ロール10には、ベースフィルム原反2が、その外周部
に所定の巻付角α及びテンションを負荷されて走行搬送
される。搬送ロール10は、その外周部の螺旋溝17に
よって構成される螺旋状のプレード18が、ベースフィ
ルム原反2に弾性変形しながら圧着する。
部材12の外周部に、回転方向に対してそれぞれ中心O
から傾斜角θを以って次第に両側へと向かう多数条の左
右対称の螺旋溝17a,17bが形成されている。搬送
ロール10には、ベースフィルム原反2が、その外周部
に所定の巻付角α及びテンションを負荷されて走行搬送
される。搬送ロール10は、その外周部の螺旋溝17に
よって構成される螺旋状のプレード18が、ベースフィ
ルム原反2に弾性変形しながら圧着する。
【0029】したがって、搬送ロール10は、図3矢印
Aで示す時計方向に回転することによってベースフィル
ム原反2を同図矢印Bで示す方向に走行搬送させるが、
この際に回転方向に対して次第に両側に進行するプレー
ド18によりベースフィルム原反2を同図矢印Cで示す
ように両側に拡げるようにする。また、搬送ロール10
は、ベースフィルム原反2の走行にしたがってプレード
18の圧着位置が変化する。さらに、搬送ロール10
は、プレード18が両側に向かって次第にその高さが大
とされることによって弾性変形量も大きくなり、大径部
14と中央部15との回転半径がほぼ同等に保持され
る。したがって、ベースフィルム原反2は、搬送ロール
10によりシワ等の変形の発生もなくかつ一定個所に凹
凸を生じること無く安定した状態で走行搬送される。ベ
ースフィルム原反2には、その表面に磁性塗料が均一に
塗布される。
Aで示す時計方向に回転することによってベースフィル
ム原反2を同図矢印Bで示す方向に走行搬送させるが、
この際に回転方向に対して次第に両側に進行するプレー
ド18によりベースフィルム原反2を同図矢印Cで示す
ように両側に拡げるようにする。また、搬送ロール10
は、ベースフィルム原反2の走行にしたがってプレード
18の圧着位置が変化する。さらに、搬送ロール10
は、プレード18が両側に向かって次第にその高さが大
とされることによって弾性変形量も大きくなり、大径部
14と中央部15との回転半径がほぼ同等に保持され
る。したがって、ベースフィルム原反2は、搬送ロール
10によりシワ等の変形の発生もなくかつ一定個所に凹
凸を生じること無く安定した状態で走行搬送される。ベ
ースフィルム原反2には、その表面に磁性塗料が均一に
塗布される。
【0030】上述した搬送ロール10の作用を実証する
ために、厚みを異にするフィルム体を用いて以下の実験
走行搬送装置によって搬送実験を行った。この実験走行
搬送装置に備えられる搬送ロール10は、螺旋溝17の
溝幅Wが2mm、プレード18の幅Tが3mm、大径部
14の溝の深さD1が3mm、中央部15の溝の深さD
2が5mm、傾斜角θが30°、螺旋溝17の条数nが
6条かつリード長が30mm、硬度が30度〜40度に
形成した。また、搬送ロール10は、全体の軸長が85
0mm、両側大径部14の軸長がそれぞれ125mm、
その外径d1が80.5mmかつ厚みが15mm〜1
5.5mm、中央部15の軸長が600mm、その外径
d2が80mmに形成した。
ために、厚みを異にするフィルム体を用いて以下の実験
走行搬送装置によって搬送実験を行った。この実験走行
搬送装置に備えられる搬送ロール10は、螺旋溝17の
溝幅Wが2mm、プレード18の幅Tが3mm、大径部
14の溝の深さD1が3mm、中央部15の溝の深さD
2が5mm、傾斜角θが30°、螺旋溝17の条数nが
6条かつリード長が30mm、硬度が30度〜40度に
形成した。また、搬送ロール10は、全体の軸長が85
0mm、両側大径部14の軸長がそれぞれ125mm、
その外径d1が80.5mmかつ厚みが15mm〜1
5.5mm、中央部15の軸長が600mm、その外径
d2が80mmに形成した。
【0031】試料フィルム体は、磁気テープ1と同様に
ポリエチレンテレフタレートを材質として、幅が800
mm、厚みがそれぞれ4.5μm,6μm,10μm,
14μmの試料を用いた。搬送ロール10に対するフィ
ルム体の走行条件は、テンションが12Kg/800m
m幅、巻付角θを5°〜108°とした。また、実験走
行搬送装置は、それぞれアルミパイプの表面にクロムメ
ッキを施した一対のガイドローラ5a,5bを500m
m離間して配置し、これらガイドローラ5a,5bの前
段及び後段に位置させて上述した仕様の搬送ローラ10
a,10bをそれぞれ配置して構成した。
ポリエチレンテレフタレートを材質として、幅が800
mm、厚みがそれぞれ4.5μm,6μm,10μm,
14μmの試料を用いた。搬送ロール10に対するフィ
ルム体の走行条件は、テンションが12Kg/800m
m幅、巻付角θを5°〜108°とした。また、実験走
行搬送装置は、それぞれアルミパイプの表面にクロムメ
ッキを施した一対のガイドローラ5a,5bを500m
m離間して配置し、これらガイドローラ5a,5bの前
段及び後段に位置させて上述した仕様の搬送ローラ10
a,10bをそれぞれ配置して構成した。
【0032】上述した実験走行搬送装置による実験例に
おいて、搬送ローラ10aからガイドローラ3aへと走
行搬送され或いはガイドローラ3bから搬送ローラ10
bへと走行搬送される各フィルム体について、各ガイド
ローラ3の外周部及びこれらガイドローラ3a,3b間
におけるシワ等の変形の発生状態を観察した。各フィル
ム体は、いずれもシワ等の変形或いは凹凸の発生もなく
極めて安定した状態で走行搬送され、上述した磁気テー
プ製造装置においてベースフィルム原反2が安定した状
態で走行搬送されることが確認された。また、一方の搬
送ローラ10bを取り外した実験走行搬送装置によって
同様の実験を行ったところ、ほぼ同等の実験結果が得ら
れた。
おいて、搬送ローラ10aからガイドローラ3aへと走
行搬送され或いはガイドローラ3bから搬送ローラ10
bへと走行搬送される各フィルム体について、各ガイド
ローラ3の外周部及びこれらガイドローラ3a,3b間
におけるシワ等の変形の発生状態を観察した。各フィル
ム体は、いずれもシワ等の変形或いは凹凸の発生もなく
極めて安定した状態で走行搬送され、上述した磁気テー
プ製造装置においてベースフィルム原反2が安定した状
態で走行搬送されることが確認された。また、一方の搬
送ローラ10bを取り外した実験走行搬送装置によって
同様の実験を行ったところ、ほぼ同等の実験結果が得ら
れた。
【0033】搬送ローラ10を備えた走行搬送装置は、
特に厚みが4.5μmと極めて薄いフィルム体に対して
も極めて有効な実験結果が得られた。磁気テープ1にお
いては、情報信号等の高密度化を図るために、4.5μ
m程度の極めて薄厚のベースフィムルが用いられるが、
このベースフィムルに対して磁性塗料を精密に塗布する
ことが可能となる。
特に厚みが4.5μmと極めて薄いフィルム体に対して
も極めて有効な実験結果が得られた。磁気テープ1にお
いては、情報信号等の高密度化を図るために、4.5μ
m程度の極めて薄厚のベースフィムルが用いられるが、
このベースフィムルに対して磁性塗料を精密に塗布する
ことが可能となる。
【0034】上述した実験例からも明らかなように、ベ
ースフィルム原反2は、搬送ローラ10によってコーテ
ィング装置の走行路を構成することによって極めて安定
した状態で走行搬送されることから、その表面に磁性塗
料が塗装ムラを生じること無く均一に塗布される。した
がって、磁気テープ製造装置は、かかる搬送ローラ10
を備えることによって高精度の磁気テープ1を歩留りよ
く製造する。
ースフィルム原反2は、搬送ローラ10によってコーテ
ィング装置の走行路を構成することによって極めて安定
した状態で走行搬送されることから、その表面に磁性塗
料が塗装ムラを生じること無く均一に塗布される。した
がって、磁気テープ製造装置は、かかる搬送ローラ10
を備えることによって高精度の磁気テープ1を歩留りよ
く製造する。
【0035】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、例えば図6に示した搬送ローラ20を
用いてもよい。この搬送ローラ20は、基本的な構成を
上述した搬送ローラ10とほぼ同様とするが、ロール部
材21の外周部の構成に特徴を有している。すなわち、
ロール部材21は、軸方向の中心Oから左右に区割りさ
れた外周部の各領域16a,16bが、中心Oに対応す
る部位が最小径部とされるとともに両側に向かってそれ
ぞれ次第に大径とするテーパが付されて構成されてい
る。ロール部材21は、大径部の外径d1に対して中心
部の外径d2が小径に構成されている。
るものではなく、例えば図6に示した搬送ローラ20を
用いてもよい。この搬送ローラ20は、基本的な構成を
上述した搬送ローラ10とほぼ同様とするが、ロール部
材21の外周部の構成に特徴を有している。すなわち、
ロール部材21は、軸方向の中心Oから左右に区割りさ
れた外周部の各領域16a,16bが、中心Oに対応す
る部位が最小径部とされるとともに両側に向かってそれ
ぞれ次第に大径とするテーパが付されて構成されてい
る。ロール部材21は、大径部の外径d1に対して中心
部の外径d2が小径に構成されている。
【0036】勿論、ロール部材21には、外周部に中心
Oから左右の領域16a,16bにそれぞれ対称の螺旋
溝17a,17bが形成され、これら螺旋溝17a,1
7bによって螺旋状のプレード18a,18bが構成さ
れている。螺旋溝17a,17bは、その深さが中心O
から両側に向かって次第に大とされている。
Oから左右の領域16a,16bにそれぞれ対称の螺旋
溝17a,17bが形成され、これら螺旋溝17a,1
7bによって螺旋状のプレード18a,18bが構成さ
れている。螺旋溝17a,17bは、その深さが中心O
から両側に向かって次第に大とされている。
【0037】以上のように構成されたロール部材21を
備える搬送ローラ20は、回転方向に対して次第に両側
に進行するプレード18によりベースフィルム原反2を
両側に拡げるようにして走行搬送させる。また、搬送ロ
ール20は、ベースフィルム原反2が走行するしたがっ
てプレード18の圧着位置が次第に変化するとともに両
側部分が大きく弾性変形して中央部との回転半径がほぼ
同等に保持されことから、ベースフィルム原反2にシワ
等の変形や一定個所に凹凸を生じさせること無く安定し
た状態で走行搬送させる。
備える搬送ローラ20は、回転方向に対して次第に両側
に進行するプレード18によりベースフィルム原反2を
両側に拡げるようにして走行搬送させる。また、搬送ロ
ール20は、ベースフィルム原反2が走行するしたがっ
てプレード18の圧着位置が次第に変化するとともに両
側部分が大きく弾性変形して中央部との回転半径がほぼ
同等に保持されことから、ベースフィルム原反2にシワ
等の変形や一定個所に凹凸を生じさせること無く安定し
た状態で走行搬送させる。
【0038】また、上述した実施の形態においては、コ
ーティング装置の前段と後段にそれぞれ搬送ローラ10
a,10bを配設したが、少なくともこのコーティング
装置に対してベースフィルム原反2を供給する側に配設
されればよい。さらに、実施の形態は、テープレコーダ
やビデオテープレコーダに使用される磁気テープ1の製
造装置について説明したが、例えばベースフィルム原反
2を後工程において所定の外径を有する円盤状に裁断す
るフロッピーディスクの製造装置やベースフィルムの表
面に塗料を成膜してなるインクリボンの製造装置にも適
用することができることは勿論である。
ーティング装置の前段と後段にそれぞれ搬送ローラ10
a,10bを配設したが、少なくともこのコーティング
装置に対してベースフィルム原反2を供給する側に配設
されればよい。さらに、実施の形態は、テープレコーダ
やビデオテープレコーダに使用される磁気テープ1の製
造装置について説明したが、例えばベースフィルム原反
2を後工程において所定の外径を有する円盤状に裁断す
るフロッピーディスクの製造装置やベースフィルムの表
面に塗料を成膜してなるインクリボンの製造装置にも適
用することができることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るシート状基体走行搬送装置によれば、外周部の表面に
幅方向の中央から両側領域にそれぞれ回転方向に対して
次第に側端部へと向かいかつ中央部に対して両側部分の
深さが次第に大とされた互いに左右対称の多数条の螺旋
溝が形成されるとともに外径が中央部に対して両側を大
径とした搬送ロールによってシート状基体を走行搬送す
るようにしたことによって、シート状基体が次第に両側
へと拡げられながら走行搬送されシワ等の変形を生じる
こと無く安定した状態となり、このシート状基体を用い
た製品を歩留りよくかつ高精度に製造することを可能と
する。
るシート状基体走行搬送装置によれば、外周部の表面に
幅方向の中央から両側領域にそれぞれ回転方向に対して
次第に側端部へと向かいかつ中央部に対して両側部分の
深さが次第に大とされた互いに左右対称の多数条の螺旋
溝が形成されるとともに外径が中央部に対して両側を大
径とした搬送ロールによってシート状基体を走行搬送す
るようにしたことによって、シート状基体が次第に両側
へと拡げられながら走行搬送されシワ等の変形を生じる
こと無く安定した状態となり、このシート状基体を用い
た製品を歩留りよくかつ高精度に製造することを可能と
する。
【0040】また、本発明に係るコーティングフィルム
材製造装置によれば、外周部の表面に幅方向の中央から
両側領域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端部へと
向かいかつ中央部に対して両側部分の深さが次第に大と
された互いに左右対称の多数条の螺旋溝が形成されると
ともに外径が中央部に対して両側を大径とした搬送ロー
ルによりベースフィルムをコーティング装置へと搬送供
給することから、このベースフィルムがシワ等の変形を
生じること無く安定した状態で供給されその表面に塗料
を均一に塗布することが可能となる。したがって、コー
ティングフィルム材製造装置は、高精度の磁気テープ等
を歩留りよく製造する。
材製造装置によれば、外周部の表面に幅方向の中央から
両側領域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端部へと
向かいかつ中央部に対して両側部分の深さが次第に大と
された互いに左右対称の多数条の螺旋溝が形成されると
ともに外径が中央部に対して両側を大径とした搬送ロー
ルによりベースフィルムをコーティング装置へと搬送供
給することから、このベースフィルムがシワ等の変形を
生じること無く安定した状態で供給されその表面に塗料
を均一に塗布することが可能となる。したがって、コー
ティングフィルム材製造装置は、高精度の磁気テープ等
を歩留りよく製造する。
【図1】本発明の実施の形態として示す磁気テープの製
造工程を説明するブロック図である。
造工程を説明するブロック図である。
【図2】同磁気テープの製造工程に備えられるコーティ
ング装置の構成図である。
ング装置の構成図である。
【図3】同コーティング装置のテープ走行路を構成する
搬送ロールの斜視図である。
搬送ロールの斜視図である。
【図4】同搬送ロールの要部縦断面図である。
【図5】同搬送ロールを構成するロール部材の要部縦断
面図である。
面図である。
【図6】他の搬送ロールを示す側面図である。
1 磁気テープ、2 ベースフィルム原反(シート状基
体)、3 ガイドローラ、10 搬送ローラ、11 芯
部材、12 ロール部材、14 大径部、15中央部、
16 左右の領域、17 螺旋溝、18 プレード、α
搬送ローラに対するベースフィルム原反の巻付角、O
搬送ローラの幅方向の中心、D 螺旋溝の深さ、T
プレードの幅、W 螺旋溝の幅、θ 螺旋溝の傾斜角、
d1大径部の外径、d2 中央部の外径
体)、3 ガイドローラ、10 搬送ローラ、11 芯
部材、12 ロール部材、14 大径部、15中央部、
16 左右の領域、17 螺旋溝、18 プレード、α
搬送ローラに対するベースフィルム原反の巻付角、O
搬送ローラの幅方向の中心、D 螺旋溝の深さ、T
プレードの幅、W 螺旋溝の幅、θ 螺旋溝の傾斜角、
d1大径部の外径、d2 中央部の外径
Claims (6)
- 【請求項1】 可撓性を有するシート状基体を外周部に
所定の巻付角を以って支持して走行搬送させる搬送用ロ
ールを備えるシート体走行搬送装置において、 上記搬送用ロールは、その外周部の表面に幅方向の中央
から両側領域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端部
へと向かいかつ中央から側端部に向かって次第に深さが
大とされた互いに左右対称の多数条の螺旋溝が形成され
るとともに、幅方向の中央部の外径に対して両側部の外
径が大径とされて形成されたことを特徴とするシート状
基体走行搬送装置。 - 【請求項2】 上記搬送用ロールは、支軸に軸装される
芯部材と、この芯部材の外周部に装着されたロール部材
とから構成され、 上記ロール部材は、ゴムによって全体筒状に成形される
とともに、その外周部の表面に幅方向の中央から両側領
域にそれぞれ回転方向に対して次第に側端部へと向かい
かつ中央から側端部に向かって次第に深さが大とされた
互いに左右対称の多数条の螺旋溝が形成されかつその外
径が幅方向の中央から両側に向かって次第に大径とされ
て形成されたことを特徴とする請求項1に記載のシート
状基体走行搬送装置。 - 【請求項3】 上記搬送用ロールは、少なくともシート
状基体の供給部側に配設されたことを特徴とする請求項
1に記載のシート状基体走行搬送装置。 - 【請求項4】 上記搬送用ロールは、幅方向の中央部が
細径とされるとともに両側端部に向かって次第に大径と
されて形成されたことを特徴とする請求項1に記載のシ
ート状基体走行搬送装置。 - 【請求項5】 可撓性を有するベースフィルムを搬送用
ロールの外周部に所定の巻付角を以って支持して走行搬
送させることによりベースフィルム走行路を構成すると
ともに、このベースフィルム走行路に沿って配設したコ
ーティング装置によって上記ベースフィルムの表面にコ
ーティング材を塗布するコーティングフィルム材製造装
置において、 上記ベースフィルム走行路を構成する少なくともコーテ
ィング装置の前段に配設された搬送用ロールは、その外
周部の表面に幅方向の中央から両側領域にそれぞれ回転
方向に対して次第に側端部へと向かいかつかつ中央から
側端部に向かって次第に深さが大とされた互いに左右対
称の多数条の螺旋溝が形成されるとともに、その外径が
幅方向の中央部に対して両側部が大径とされて形成され
てなり、 上記ベースフィルムを幅方向に引き伸ばした状態で上記
コーティング装置へと搬送供給することを特徴とするコ
ーティングフィルム材製造装置。 - 【請求項6】 上記コーティング装置は、上記ベースフ
ィルムの表面に磁性塗料を塗布してテープ状磁気記録媒
体を形成することを特徴とする請求項5に記載のコーテ
ィングフィルム材製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12996297A JPH10320766A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | シート状基体走行搬送装置及びこのシート状基体走行搬送装置を備えたコーティングフィルム材製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12996297A JPH10320766A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | シート状基体走行搬送装置及びこのシート状基体走行搬送装置を備えたコーティングフィルム材製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10320766A true JPH10320766A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15022743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12996297A Withdrawn JPH10320766A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | シート状基体走行搬送装置及びこのシート状基体走行搬送装置を備えたコーティングフィルム材製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10320766A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113246208A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-08-13 | 广东嘉元科技股份有限公司 | 一种宽幅铜箔防抽紧用导向辊、电解铜箔分切机 |
| JP2023108704A (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-07 | 若水技研株式会社 | 押圧ローラ |
-
1997
- 1997-05-20 JP JP12996297A patent/JPH10320766A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113246208A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-08-13 | 广东嘉元科技股份有限公司 | 一种宽幅铜箔防抽紧用导向辊、电解铜箔分切机 |
| CN113246208B (zh) * | 2021-06-30 | 2021-12-07 | 广东嘉元科技股份有限公司 | 一种宽幅铜箔防抽紧用导向辊、电解铜箔分切机 |
| JP2023108704A (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-07 | 若水技研株式会社 | 押圧ローラ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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