JPH10321960A - 半導体発光素子 - Google Patents
半導体発光素子Info
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- JPH10321960A JPH10321960A JP13071497A JP13071497A JPH10321960A JP H10321960 A JPH10321960 A JP H10321960A JP 13071497 A JP13071497 A JP 13071497A JP 13071497 A JP13071497 A JP 13071497A JP H10321960 A JPH10321960 A JP H10321960A
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- light emitting
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 半導体発光素子の電流注入の非効率性及び量
子効率の低下を解消できる半導体発光素子を提供する。 【解決手段】 セパレートコンファインメントヘテロ構
造層(SCH層)11,12中に半導体薄層11a,1
2aを挿入し、半導体薄層12aは価電子帯不連続が正
孔に対し障壁とならない、伝導帯不連続が電子に対し障
壁となる正の値を有し、半導体薄層11aは伝導帯不連
続が電子に対し障壁とならない、価電子帯不連続が正孔
に対し障壁となる正の値を有するようなバンド構造が形
成され、また、p形クラッド層側のSCH層12とクラ
ッド層14間の価電子帯不連続も正孔に対し障壁となら
ない、クラッド層14で構成され、また、n形クラッド
層側のSCH層11とクラッド層13間の伝導帯不連続
も電子に対し障壁とならない、クラッド層13で構成さ
れる。
子効率の低下を解消できる半導体発光素子を提供する。 【解決手段】 セパレートコンファインメントヘテロ構
造層(SCH層)11,12中に半導体薄層11a,1
2aを挿入し、半導体薄層12aは価電子帯不連続が正
孔に対し障壁とならない、伝導帯不連続が電子に対し障
壁となる正の値を有し、半導体薄層11aは伝導帯不連
続が電子に対し障壁とならない、価電子帯不連続が正孔
に対し障壁となる正の値を有するようなバンド構造が形
成され、また、p形クラッド層側のSCH層12とクラ
ッド層14間の価電子帯不連続も正孔に対し障壁となら
ない、クラッド層14で構成され、また、n形クラッド
層側のSCH層11とクラッド層13間の伝導帯不連続
も電子に対し障壁とならない、クラッド層13で構成さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流注入効率及び
量子効率の高い半導体発光素子に関するものである。
量子効率の高い半導体発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体発光素子は、キャリアであ
る電子及び正孔を発光層に閉じ込めるために伝導帯不連
続及び価電子帯不連続が正となる、すなわち、発光層が
クラッド層に対し井戸となるようなバンド構造となるク
ラッド層を用いてきた。このため、素子に電圧を印加し
てバイアスして行った時、図2に示すような電子及び正
孔に対するバリア21,22が発生しキャリアの注入効
率が良くない。
る電子及び正孔を発光層に閉じ込めるために伝導帯不連
続及び価電子帯不連続が正となる、すなわち、発光層が
クラッド層に対し井戸となるようなバンド構造となるク
ラッド層を用いてきた。このため、素子に電圧を印加し
てバイアスして行った時、図2に示すような電子及び正
孔に対するバリア21,22が発生しキャリアの注入効
率が良くない。
【0003】そこで、一部の素子では、図3(a)に示
すような発光層とクラッド層の間にバンド構造をなめら
かにするような半導体傾斜組成層31又は図3(b)の
ような発光層とクラッド層の中間組成の半導体層32を
挿入し、注入効率を向上させ、また、同時に光の発光層
への閉じ込めを高めることが行われている。
すような発光層とクラッド層の間にバンド構造をなめら
かにするような半導体傾斜組成層31又は図3(b)の
ような発光層とクラッド層の中間組成の半導体層32を
挿入し、注入効率を向上させ、また、同時に光の発光層
への閉じ込めを高めることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような傾
斜組成層31や中間組成の半導体層32の挿入ではバン
ド構造的にはほぼなめらかになるが、キャリアはこの領
域まで発光層からあふれ出るため、これらの層でのキャ
リアの再結合が発生し、とくに電流注入の大きな状態や
高温の状態では量子効率が大きく低下すると言う問題が
あった。
斜組成層31や中間組成の半導体層32の挿入ではバン
ド構造的にはほぼなめらかになるが、キャリアはこの領
域まで発光層からあふれ出るため、これらの層でのキャ
リアの再結合が発生し、とくに電流注入の大きな状態や
高温の状態では量子効率が大きく低下すると言う問題が
あった。
【0005】また、図3(c)のように中間組成の半導
体層中にキャリアストッパー層を挿入し、発光層からの
キャリアのあふれを抑制する構造も提案されている(IE
EE J. Quantum Electron., vol.31,pp.423,1995 )が、
キャリアストッパー層が注入キャリアに対してもバリア
として作用するため注入効率の低下や高電流注入時の大
きな効率劣化等の問題がある。
体層中にキャリアストッパー層を挿入し、発光層からの
キャリアのあふれを抑制する構造も提案されている(IE
EE J. Quantum Electron., vol.31,pp.423,1995 )が、
キャリアストッパー層が注入キャリアに対してもバリア
として作用するため注入効率の低下や高電流注入時の大
きな効率劣化等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、半導体発光素子の電流注
入の非効率性及び量子効率の低下を解消できる半導体発
光素子を提供することにある。
入の非効率性及び量子効率の低下を解消できる半導体発
光素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示す様
に、セパレートコンファインメントヘテロ構造層(以
下、SCH層と略する)11,12に挟まれた単一又は
多重量子井戸構造を含む発光層10とその両側にクラッ
ド層13,14を有する半導体発光素子において、SC
H層11,12中に半導体薄層11a,12aを挿入す
る。
に、セパレートコンファインメントヘテロ構造層(以
下、SCH層と略する)11,12に挟まれた単一又は
多重量子井戸構造を含む発光層10とその両側にクラッ
ド層13,14を有する半導体発光素子において、SC
H層11,12中に半導体薄層11a,12aを挿入す
る。
【0008】ここで、p形層側のSCH層12中の半導
体薄層12aは価電子帯不連続ΔE Vが正孔に対し障壁
とならない、ほとんど零であり、伝導帯不連続ΔECが
電子に対し障壁となる正の値を有し、また、n形側のS
CH層11中の半導体薄層11aは伝導帯不連続ΔEC
が電子に対し障壁とならない、ほとんど零であり、価電
子帯不連続ΔEVは正孔に対し障壁となる正の値を有す
るようなバンド構造を形成する。
体薄層12aは価電子帯不連続ΔE Vが正孔に対し障壁
とならない、ほとんど零であり、伝導帯不連続ΔECが
電子に対し障壁となる正の値を有し、また、n形側のS
CH層11中の半導体薄層11aは伝導帯不連続ΔEC
が電子に対し障壁とならない、ほとんど零であり、価電
子帯不連続ΔEVは正孔に対し障壁となる正の値を有す
るようなバンド構造を形成する。
【0009】なお、このようなバンド構造を構成するた
めの結晶系の1例として、InGaAlAs/InGaAsP
系があげられる。InP基板に格子整合する場合のバン
ド図を図11に模式的に示す。図中(c)が最もバンド
ギャップが大きい時のもので、千鳥形のバンド構造とな
っている。これに対し、図11(a)はInAlAs側を
InGaAlAsとして行き、最小のバンドギャップのIn
GaAsとなった時を示している。図11(c)では伝導
帯はInPに対してInAlAsの方が障壁になっている
が、図11(a)では逆にInPの方がInGaAsに対し
て障壁になり、したがって、その中間のある組成のIn
GaAlAsでΔEc〜0の状態図11(b)がある。これ
は、InPを固定した場合の例であるが、InPをある組
成範囲のInGaAsPにしても、同様にΔEc〜0になる
InGaAlAaが存在する。一方、図11(e)はInP
側をInGaAsPとして行き、最小のバンドギャップの
InGaAsとなった時を示している。図11(c)では
価電子帯はInAlAsに対してInPの方が障壁になって
いるが、図11(e)では逆にInAlAsの方がInGa
Asに対して障壁になり、したがって、その中間のある
組成のInGaAsPでΔEv〜0の状態図11(d)があ
る。これは、InAlAsを固定した場合の例であるが,
InAlAsをある組成範囲のInGaAlAsにしても、同
様にΔEv〜0になるInGaAsPが存在する。このよう
な材料組成を組み合わせることで本願の発明の構成要件
が構成できる。
めの結晶系の1例として、InGaAlAs/InGaAsP
系があげられる。InP基板に格子整合する場合のバン
ド図を図11に模式的に示す。図中(c)が最もバンド
ギャップが大きい時のもので、千鳥形のバンド構造とな
っている。これに対し、図11(a)はInAlAs側を
InGaAlAsとして行き、最小のバンドギャップのIn
GaAsとなった時を示している。図11(c)では伝導
帯はInPに対してInAlAsの方が障壁になっている
が、図11(a)では逆にInPの方がInGaAsに対し
て障壁になり、したがって、その中間のある組成のIn
GaAlAsでΔEc〜0の状態図11(b)がある。これ
は、InPを固定した場合の例であるが、InPをある組
成範囲のInGaAsPにしても、同様にΔEc〜0になる
InGaAlAaが存在する。一方、図11(e)はInP
側をInGaAsPとして行き、最小のバンドギャップの
InGaAsとなった時を示している。図11(c)では
価電子帯はInAlAsに対してInPの方が障壁になって
いるが、図11(e)では逆にInAlAsの方がInGa
Asに対して障壁になり、したがって、その中間のある
組成のInGaAsPでΔEv〜0の状態図11(d)があ
る。これは、InAlAsを固定した場合の例であるが,
InAlAsをある組成範囲のInGaAlAsにしても、同
様にΔEv〜0になるInGaAsPが存在する。このよう
な材料組成を組み合わせることで本願の発明の構成要件
が構成できる。
【0010】更に、p形クラッド層側のSCH層12と
クラッド層14間の価電子帯不連続が正孔に対し障壁と
ならない、ほとんど零となるように、また、n形クラッ
ド層側のSCH層11とクラッド層13間の伝導帯不連
続が電子に対し障壁とならない、ほとんど零となるよう
な構成とする。従来の技術とは、キャリアの注入の妨げ
がほぼなく、高いキャリア注入効率が高電流状態まで得
られかつキャリアのみ発光層に閉じ込められ高い量子効
率が得られる点が異なる。
クラッド層14間の価電子帯不連続が正孔に対し障壁と
ならない、ほとんど零となるように、また、n形クラッ
ド層側のSCH層11とクラッド層13間の伝導帯不連
続が電子に対し障壁とならない、ほとんど零となるよう
な構成とする。従来の技術とは、キャリアの注入の妨げ
がほぼなく、高いキャリア注入効率が高電流状態まで得
られかつキャリアのみ発光層に閉じ込められ高い量子効
率が得られる点が異なる。
【0011】〔作用〕本発明では、SCH層11,12
中に半導体薄膜層11a,12aを挿入し、かつ、SC
H層11,12に伝導帯不連続ΔEC或いは価電子帯不
連続ΔEVが注入キャリアに対してほぼ零となる組成の
半導体薄膜層11a,12aを用い、また、SCH層1
1,12とクラッド層13,14間にも伝導帯不連続或
いは価電子帯不連続が注入キャリアに対してほぼ零とす
ることにより、キャリアの通過の妨げとなるポテンシャ
ルバリアが存在しなくなり、高電流領域までキャリアが
スムーズに効率よく発光層に注入されると同時にキャリ
アのみ発光層に閉じ込められ高い量子効率と高光出力が
得られることになる。
中に半導体薄膜層11a,12aを挿入し、かつ、SC
H層11,12に伝導帯不連続ΔEC或いは価電子帯不
連続ΔEVが注入キャリアに対してほぼ零となる組成の
半導体薄膜層11a,12aを用い、また、SCH層1
1,12とクラッド層13,14間にも伝導帯不連続或
いは価電子帯不連続が注入キャリアに対してほぼ零とす
ることにより、キャリアの通過の妨げとなるポテンシャ
ルバリアが存在しなくなり、高電流領域までキャリアが
スムーズに効率よく発光層に注入されると同時にキャリ
アのみ発光層に閉じ込められ高い量子効率と高光出力が
得られることになる。
【0012】
〔実施例1〕本発明の第1の実施例に係る半導体発光素
子を図4に、そのバイアス状態でのバンド図を模式的に
図5に示す。図中において、41はn−InPクラッド
層、42はInGaAlAs(Eg〜1.1eV組成)セパ
レートコンファインメントヘテロ構造(SCH)層、4
3はInGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層
(λPL〜1.55μm)、44はInAlAs電子ストッ
パー層、45はInGaAsP(Eg〜1.1eV組成)セ
パレートコンファインメントヘテロ構造(SCH)層、
46はp−InAlAsクラッド層、47はp高濃度ドー
プInGaAs/InGaAlAs傾斜組成コンタクト層、4
8,49はそれぞれn及びp電極である。
子を図4に、そのバイアス状態でのバンド図を模式的に
図5に示す。図中において、41はn−InPクラッド
層、42はInGaAlAs(Eg〜1.1eV組成)セパ
レートコンファインメントヘテロ構造(SCH)層、4
3はInGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層
(λPL〜1.55μm)、44はInAlAs電子ストッ
パー層、45はInGaAsP(Eg〜1.1eV組成)セ
パレートコンファインメントヘテロ構造(SCH)層、
46はp−InAlAsクラッド層、47はp高濃度ドー
プInGaAs/InGaAlAs傾斜組成コンタクト層、4
8,49はそれぞれn及びp電極である。
【0013】本実施例では、p側のクラッド層46寄り
のSCH層45としてInGaAsPを用い、SCH層4
5中のInAlAs電子ストッパー層44の価電子帯不連
続ΔEVが正孔に対し障壁とならない、ほとんど零とな
るよう、かつ、伝導帯不連続ΔECが電子に対し障壁と
なる正の値を有するようにInGaAsP組成を選んだ。
また、p形クラッド層46にもInAlAsを用い、SC
H層45とクラッド層46間の価電子帯不連続も正孔に
対し障壁とならないようにしている。
のSCH層45としてInGaAsPを用い、SCH層4
5中のInAlAs電子ストッパー層44の価電子帯不連
続ΔEVが正孔に対し障壁とならない、ほとんど零とな
るよう、かつ、伝導帯不連続ΔECが電子に対し障壁と
なる正の値を有するようにInGaAsP組成を選んだ。
また、p形クラッド層46にもInAlAsを用い、SC
H層45とクラッド層46間の価電子帯不連続も正孔に
対し障壁とならないようにしている。
【0014】これにより、本実施例では、注入正孔に対
するバリアがなくなり発光層43へ効率よく正孔が注入
されると同時に、伝導帯不連続ΔECが大きいため電子
のp側SCH層45中への漏れが極めて少なくなり効率
よく発光する。なお、電子ストッパー層44は電子のト
ンネル効果が起きない数十nm程度あればよく、本実施
例では、20nmとした。
するバリアがなくなり発光層43へ効率よく正孔が注入
されると同時に、伝導帯不連続ΔECが大きいため電子
のp側SCH層45中への漏れが極めて少なくなり効率
よく発光する。なお、電子ストッパー層44は電子のト
ンネル効果が起きない数十nm程度あればよく、本実施
例では、20nmとした。
【0015】従来の構造のバンド図を比較例として図6
に示す。図中において、63は、発光層、62,64は
SCH層、61,65はクラッド層である。従来のもの
では図6のように正孔の注入に対し、ΔEvに起因した
バリアが存在するため正孔の注入効率が良くない。ま
た、発光層63側に注入された電子もSCH層64に漏
れだしているためこの部分での発光及び非発光の再結合
が存在し、量子効率が減少している。
に示す。図中において、63は、発光層、62,64は
SCH層、61,65はクラッド層である。従来のもの
では図6のように正孔の注入に対し、ΔEvに起因した
バリアが存在するため正孔の注入効率が良くない。ま
た、発光層63側に注入された電子もSCH層64に漏
れだしているためこの部分での発光及び非発光の再結合
が存在し、量子効率が減少している。
【0016】この様に、本実施例では、図6に示す従来
技術に比較し、キャリアの注入効率が向上し、また、発
光層43へのキャリアの閉じ込めが向上するため量子効
率が増大し、リッジ幅3μmのレーザとした場合の発振
閾値も従来の層構造の素子の30mAに対し、20mA
以下の値が得られた。また、高電流領域においてもキャ
リアの注入効率が高く維持されるので、100mW以上
の光出力が得られ、また、閾値及び効率の温度特性の向
上もみられた。
技術に比較し、キャリアの注入効率が向上し、また、発
光層43へのキャリアの閉じ込めが向上するため量子効
率が増大し、リッジ幅3μmのレーザとした場合の発振
閾値も従来の層構造の素子の30mAに対し、20mA
以下の値が得られた。また、高電流領域においてもキャ
リアの注入効率が高く維持されるので、100mW以上
の光出力が得られ、また、閾値及び効率の温度特性の向
上もみられた。
【0017】本実施例は、リッジレーザの例であるが、
素子構造は埋め込み形など各種構造でも同様な効果が得
られる。この実施例は一例であり、発光層をInGaAs
P/InGaAsP多重量子井戸発光層やInGaAsP/I
nGaAlAs多重量子井戸発光層(井戸層はInGaAsP
でもInGaAlAsでも良い)等にしてもよく、また、単
一の量子井戸でもよいことは言うまでもない。
素子構造は埋め込み形など各種構造でも同様な効果が得
られる。この実施例は一例であり、発光層をInGaAs
P/InGaAsP多重量子井戸発光層やInGaAsP/I
nGaAlAs多重量子井戸発光層(井戸層はInGaAsP
でもInGaAlAsでも良い)等にしてもよく、また、単
一の量子井戸でもよいことは言うまでもない。
【0018】ただし、量子井戸障壁層をInGaAsPに
した場合は、n側SCH層もInGaAsPとし、SCH
層とクラッド層の間を傾斜組成層にてなめらかなバンド
構造を形成する必要がある。また、発光層の組成や構造
を変化させたりして、発光波長を変えてもよいことは言
うまでもない。また、p側InGaAsPSCH層組成を
変化させたりしてもそれに応じ電子ストッパー層をIn
GaAlAsとしてその組成を調整すればよい。
した場合は、n側SCH層もInGaAsPとし、SCH
層とクラッド層の間を傾斜組成層にてなめらかなバンド
構造を形成する必要がある。また、発光層の組成や構造
を変化させたりして、発光波長を変えてもよいことは言
うまでもない。また、p側InGaAsPSCH層組成を
変化させたりしてもそれに応じ電子ストッパー層をIn
GaAlAsとしてその組成を調整すればよい。
【0019】このとき、クラッド層もInGaAlAsとす
るか傾斜組成層でInAlAsまでなめらかに接続しても
よい。また、格子歪みを多重量子井戸層、SCH層やス
トッパー層にいれても、本発明の主旨に沿ったバンド構
造を構成すれば同様の効果が得られることは言うまでも
ない。また、価電子帯不連続は完全に零でなくてもよ
く、価電子帯不連続が熱エネルギーに相当する数十me
V程度でも同様の結果が得られる。また、SCH層とし
ては単一組成だけでなく、階段状組成、疑似傾斜組成或
いは傾斜組成としてもよい。
るか傾斜組成層でInAlAsまでなめらかに接続しても
よい。また、格子歪みを多重量子井戸層、SCH層やス
トッパー層にいれても、本発明の主旨に沿ったバンド構
造を構成すれば同様の効果が得られることは言うまでも
ない。また、価電子帯不連続は完全に零でなくてもよ
く、価電子帯不連続が熱エネルギーに相当する数十me
V程度でも同様の結果が得られる。また、SCH層とし
ては単一組成だけでなく、階段状組成、疑似傾斜組成或
いは傾斜組成としてもよい。
【0020】〔実施例2〕本発明の第2の実施例に係る
半導体発光素子を図7に、そのバイアス状態でのバンド
図を模式的に図8に示す。図中において、71はn−I
nPクラッド層、72はInGaAlAs(Eg〜1.1eV
組成)セパレートコンファインメントヘテロ構造(SC
H)層、73はInP正孔ストッパー層、74はInGa
AlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層(λPL〜1.
55μm)、75はInGaAlAs(Eg〜1.1eV組
成)セパレートコンファインメントヘテロ構造(SC
H)層、76はInGaAlAs(Eg〜1.1eV組成)
からInAlAsへの傾斜組成層、77はp−InAlAsク
ラッド層、78はp高濃度ドープInGaAs/InGaAl
As傾斜組成コンタクト層、79,710はそれぞれn
及びp電極である。
半導体発光素子を図7に、そのバイアス状態でのバンド
図を模式的に図8に示す。図中において、71はn−I
nPクラッド層、72はInGaAlAs(Eg〜1.1eV
組成)セパレートコンファインメントヘテロ構造(SC
H)層、73はInP正孔ストッパー層、74はInGa
AlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層(λPL〜1.
55μm)、75はInGaAlAs(Eg〜1.1eV組
成)セパレートコンファインメントヘテロ構造(SC
H)層、76はInGaAlAs(Eg〜1.1eV組成)
からInAlAsへの傾斜組成層、77はp−InAlAsク
ラッド層、78はp高濃度ドープInGaAs/InGaAl
As傾斜組成コンタクト層、79,710はそれぞれn
及びp電極である。
【0021】本実施例では、n側のクラッド層71寄り
のSCH層72としてInGaAlAsを用い、SCH層7
2中のInP正孔ストッパー層73の伝導帯不連続ΔEC
が電子に対し障壁とならない、ほとんど零となるよう、
かつ、価電子帯不連続ΔEVが正孔に対し障壁となる正
の値を有するようにInGaAlAsの組成を選んだ。ま
た、n形クラッド層71にもInPを用い、SCH層7
2とクラッド層71間の伝導帯不連続も電子に対し障壁
とならないようにしている。
のSCH層72としてInGaAlAsを用い、SCH層7
2中のInP正孔ストッパー層73の伝導帯不連続ΔEC
が電子に対し障壁とならない、ほとんど零となるよう、
かつ、価電子帯不連続ΔEVが正孔に対し障壁となる正
の値を有するようにInGaAlAsの組成を選んだ。ま
た、n形クラッド層71にもInPを用い、SCH層7
2とクラッド層71間の伝導帯不連続も電子に対し障壁
とならないようにしている。
【0022】これにより、本実施例では、注入電子に対
するバリアがなくなり発光層へ効率よく電子が注入され
ると同時に価電子帯不連続ΔEVが大きいため正孔のn
側SCH中への漏れが極めて少なくなり効率よく発光す
る。なお、正孔ストッパー層73は正孔のトンネル効果
が起きない数十nm程度あればよく、本実施例では、2
0nmとした。
するバリアがなくなり発光層へ効率よく電子が注入され
ると同時に価電子帯不連続ΔEVが大きいため正孔のn
側SCH中への漏れが極めて少なくなり効率よく発光す
る。なお、正孔ストッパー層73は正孔のトンネル効果
が起きない数十nm程度あればよく、本実施例では、2
0nmとした。
【0023】従来のものでは図6のように電子の注入に
対し、ΔECに起因したバリアが存在するため電子の注
入効率が良くない。また、正孔もSCH層62に漏れだ
しているためこの部分での発光及び非発光の再結合が存
在し、量子効率が減少している。この様に、本実施例で
は、図6に示す従来技術に比較し、キャリアの注入効率
が向上し、また、発光層74へのキャリアの閉じ込めが
向上するため量子効率が増大し、リッジ幅3μmのレー
ザとした場合の発振閾値も従来の層構造の素子の30m
Aに対し、24mA以下の値が得られた。
対し、ΔECに起因したバリアが存在するため電子の注
入効率が良くない。また、正孔もSCH層62に漏れだ
しているためこの部分での発光及び非発光の再結合が存
在し、量子効率が減少している。この様に、本実施例で
は、図6に示す従来技術に比較し、キャリアの注入効率
が向上し、また、発光層74へのキャリアの閉じ込めが
向上するため量子効率が増大し、リッジ幅3μmのレー
ザとした場合の発振閾値も従来の層構造の素子の30m
Aに対し、24mA以下の値が得られた。
【0024】また、高電流領域においてもキャリアの注
入効率が高く維持されるので、100mW以上の光出力
が得られ、また、閾値及び効率の温度特性の向上もみら
れた。本実施例は、リッジレーザの例であるが、素子構
造は埋め込み形など各種構造でも同様な効果が得られ
る。この実施例は一例であり、発光層をInGaAsP/
InGaAsP多重量子井戸発光層やInGaAsP/InGa
AlAs多重量子井戸発光層(井戸層はInGaAsPでも
InGaAlAsでも良い)等にしてもよく、また、単一の
量子井戸でもよいことは言うまでもない。
入効率が高く維持されるので、100mW以上の光出力
が得られ、また、閾値及び効率の温度特性の向上もみら
れた。本実施例は、リッジレーザの例であるが、素子構
造は埋め込み形など各種構造でも同様な効果が得られ
る。この実施例は一例であり、発光層をInGaAsP/
InGaAsP多重量子井戸発光層やInGaAsP/InGa
AlAs多重量子井戸発光層(井戸層はInGaAsPでも
InGaAlAsでも良い)等にしてもよく、また、単一の
量子井戸でもよいことは言うまでもない。
【0025】ただし、量子井戸障壁層をInGaAsPに
した場合は、p側SCH層をInGaAsPとしクラッド
層をInPとし、SCH層とクラッド層の間を傾斜組成
層にてなめらかなバンド構造を形成する必要がある。ま
た、発光層の組成や構造を変化させたりして、発光波長
を変えてもよいことは言うまでもない。また、n側In
GaAlAsSCH層組成を変化させたりしてもそれに応
じ正孔ストッパー層をInGaAsPとしてその組成を調
整すればよい。
した場合は、p側SCH層をInGaAsPとしクラッド
層をInPとし、SCH層とクラッド層の間を傾斜組成
層にてなめらかなバンド構造を形成する必要がある。ま
た、発光層の組成や構造を変化させたりして、発光波長
を変えてもよいことは言うまでもない。また、n側In
GaAlAsSCH層組成を変化させたりしてもそれに応
じ正孔ストッパー層をInGaAsPとしてその組成を調
整すればよい。
【0026】このとき、クラッド層もInGaAsPとす
るか傾斜組成層でInPまでなめらかに接続してもよ
い。また、格子歪みを多重量子井戸層、SCH層やスト
ッパー層にいれても、本発明の主旨に沿ったバンド構造
を構成すれば同様の効果が得られることは言うまでもな
い。また、伝導帯不連続は完全に零でなくてもよく、伝
導帯不連続が熱エネルギーに相当する数十meV程度で
も同様の結果が得られる。
るか傾斜組成層でInPまでなめらかに接続してもよ
い。また、格子歪みを多重量子井戸層、SCH層やスト
ッパー層にいれても、本発明の主旨に沿ったバンド構造
を構成すれば同様の効果が得られることは言うまでもな
い。また、伝導帯不連続は完全に零でなくてもよく、伝
導帯不連続が熱エネルギーに相当する数十meV程度で
も同様の結果が得られる。
【0027】また、SCH層としては単一組成だけでな
く、階段状組成、疑似傾斜組成或いは傾斜組成としても
よい。また、InGaAlAs発光層やSCH層のかわりに
同様のバンド構造が得られるInGaAsSbなどの材料や
ほかの材料系でも本発明の主旨に沿ったバンド構造を構
成すれば同様の効果が得られることは言うまでもない。
く、階段状組成、疑似傾斜組成或いは傾斜組成としても
よい。また、InGaAlAs発光層やSCH層のかわりに
同様のバンド構造が得られるInGaAsSbなどの材料や
ほかの材料系でも本発明の主旨に沿ったバンド構造を構
成すれば同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0028】〔実施例3〕本発明の第3の実施例に係る
半導体発光素子を図9に、そのバイアス状態でのバンド
図を模式的に図10に示す。図中において、91はn−
InPクラッド層、92はInGaAlAs(Eg〜1.1e
V組成)セパレートコンファインメントヘテロ構造(S
CH)層、93はInP正孔ストッパー層、94はInG
aAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層(λPL〜
1.55μm)、95はInAlAs電子ストッパー層、
96はInGaAsP(Eg〜1.1eV組成)セパレート
コンファインメントヘテロ構造(SCH)層、97はp
−InAlAsクラッド層、98はp高濃度ドープInGa
As/InGaAlAs傾斜組成コンタクト層、99,91
0はそれぞれn及びp電極である。
半導体発光素子を図9に、そのバイアス状態でのバンド
図を模式的に図10に示す。図中において、91はn−
InPクラッド層、92はInGaAlAs(Eg〜1.1e
V組成)セパレートコンファインメントヘテロ構造(S
CH)層、93はInP正孔ストッパー層、94はInG
aAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層(λPL〜
1.55μm)、95はInAlAs電子ストッパー層、
96はInGaAsP(Eg〜1.1eV組成)セパレート
コンファインメントヘテロ構造(SCH)層、97はp
−InAlAsクラッド層、98はp高濃度ドープInGa
As/InGaAlAs傾斜組成コンタクト層、99,91
0はそれぞれn及びp電極である。
【0029】本実施例では、p側のクラッド層97寄り
のSCH層96としてInGaAsPを用い、SCH層9
6中のInAlAs電子ストッパー層95の価電子帯不連
続ΔEVが正孔に対し障壁とならない、ほとんど零とな
るよう、かつ、伝導帯不連続ΔECが電子に対し障壁と
なる正の値を有するようにInGaAsP組成を選んだ。
また、p形クラッド層97にもInAlAsを用い、SC
H層96とクラッド層97間の価電子帯不連続も正孔に
対し障壁とならないようにしている。
のSCH層96としてInGaAsPを用い、SCH層9
6中のInAlAs電子ストッパー層95の価電子帯不連
続ΔEVが正孔に対し障壁とならない、ほとんど零とな
るよう、かつ、伝導帯不連続ΔECが電子に対し障壁と
なる正の値を有するようにInGaAsP組成を選んだ。
また、p形クラッド層97にもInAlAsを用い、SC
H層96とクラッド層97間の価電子帯不連続も正孔に
対し障壁とならないようにしている。
【0030】これにより、注入正孔に対するバリアがな
くなり発光層へ効率よく正孔が注入されると同時に伝導
帯不連続ΔECが大きいため電子のp側SCH中への漏
れが極めて少なくなる。更に、n側のクラッド層91寄
りのSCH層92としてInGaAlAsを用い、SCH層
92中のInP正孔ストッパー層93の伝導帯不連続Δ
ECが電子に対し障壁とならない、ほとんど零となるよ
う、かつ、価電子帯不連続ΔEVが正孔に対し障壁とな
る正の値を有するようにInGaAlAsの組成を選んだ。
くなり発光層へ効率よく正孔が注入されると同時に伝導
帯不連続ΔECが大きいため電子のp側SCH中への漏
れが極めて少なくなる。更に、n側のクラッド層91寄
りのSCH層92としてInGaAlAsを用い、SCH層
92中のInP正孔ストッパー層93の伝導帯不連続Δ
ECが電子に対し障壁とならない、ほとんど零となるよ
う、かつ、価電子帯不連続ΔEVが正孔に対し障壁とな
る正の値を有するようにInGaAlAsの組成を選んだ。
【0031】また、n形クラッド層91にもInPを用
い、SCH層92とクラッド層91間の伝導帯不連続も
電子に対し障壁とならないようにしている。これによ
り、注入電子に対するバリアがなくなり発光層へ効率よ
く電子が注入されると同時に価電子帯不連続ΔEVが大
きいため正孔のn側SCH中への漏れが極めて少なくな
り効率よく発光する。なお、電子及び正孔ストッパー層
95,93は電子及び正孔のトンネル効果が起きない数
十nm程度あればよく、本実施例では、20nmとし
た。
い、SCH層92とクラッド層91間の伝導帯不連続も
電子に対し障壁とならないようにしている。これによ
り、注入電子に対するバリアがなくなり発光層へ効率よ
く電子が注入されると同時に価電子帯不連続ΔEVが大
きいため正孔のn側SCH中への漏れが極めて少なくな
り効率よく発光する。なお、電子及び正孔ストッパー層
95,93は電子及び正孔のトンネル効果が起きない数
十nm程度あればよく、本実施例では、20nmとし
た。
【0032】従来のものでは図6のようにキャリアの注
入に対し、ΔEC及びΔEvに起因したバリアが存在する
ためキャリアの注入効率が良くない。また、発光層63
側に注入されたキャリアもSCH層62及び64に漏れ
だしているためこの部分での発光及び非発光の再結合が
存在し、量子効率が減少している。この様に、本実施例
では、図6に示す従来技術に比較し、キャリアの注入効
率が向上し、また、発光層へのキャリアの閉じ込めが向
上するため量子効率が増大し、リッジ幅3μmのレーザ
とした場合の発振閾値も従来の層構造の素子の30mA
に対し、17mA以下の値が得られた。
入に対し、ΔEC及びΔEvに起因したバリアが存在する
ためキャリアの注入効率が良くない。また、発光層63
側に注入されたキャリアもSCH層62及び64に漏れ
だしているためこの部分での発光及び非発光の再結合が
存在し、量子効率が減少している。この様に、本実施例
では、図6に示す従来技術に比較し、キャリアの注入効
率が向上し、また、発光層へのキャリアの閉じ込めが向
上するため量子効率が増大し、リッジ幅3μmのレーザ
とした場合の発振閾値も従来の層構造の素子の30mA
に対し、17mA以下の値が得られた。
【0033】また、高電流領域においてもキャリアの注
入効率が高く維持されるので、100mW以上の光出力
が得られ、また、閾値及び効率の温度特性の向上もみら
れた。本実施例は、リッジレーザの例であるが、素子構
造は埋め込み形など各種構造でも同様な効果が得られ
る。この実施例は一例であり、発光層をInGaAsP/
InGaAsP多重量子井戸発光層やInGaAsP/InGa
AlAs多重量子井戸発光層(井戸層はInGaAsPでも
InGaAlAsでも良い)等にしてもよく、また、単一の
量子井戸でもよいことは言うまでもない。
入効率が高く維持されるので、100mW以上の光出力
が得られ、また、閾値及び効率の温度特性の向上もみら
れた。本実施例は、リッジレーザの例であるが、素子構
造は埋め込み形など各種構造でも同様な効果が得られ
る。この実施例は一例であり、発光層をInGaAsP/
InGaAsP多重量子井戸発光層やInGaAsP/InGa
AlAs多重量子井戸発光層(井戸層はInGaAsPでも
InGaAlAsでも良い)等にしてもよく、また、単一の
量子井戸でもよいことは言うまでもない。
【0034】また、発光層の組成や構造を変化させたり
して、発光波長を変えてもよいことは言うまでもない。
また、p側InGaAsPSCH層組成やn側InGaAlA
sSCH層組成を変化させたりしてもそれに応じ電子ス
トッパー層をInGaAlAsとし正孔ストッパー層をIn
GaAsPとしてその組成を調整すればよい。このとき、
クラッド層もそれぞれInGaAlAsとInGaAsPとす
るか傾斜組成層でInAlAsとInPまでなめらかに接続
してもよい。
して、発光波長を変えてもよいことは言うまでもない。
また、p側InGaAsPSCH層組成やn側InGaAlA
sSCH層組成を変化させたりしてもそれに応じ電子ス
トッパー層をInGaAlAsとし正孔ストッパー層をIn
GaAsPとしてその組成を調整すればよい。このとき、
クラッド層もそれぞれInGaAlAsとInGaAsPとす
るか傾斜組成層でInAlAsとInPまでなめらかに接続
してもよい。
【0035】また、この時、格子歪みを多重量子井戸
層、SCH層やストッパー層にいれても、本発明の主旨
に沿ったバンド構造を構成すれば同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。また、注入キャリアに対する伝
導帯不連続や価電子帯不連続は完全に零でなくてもよ
く、それぞれが熱エネルギーに相当する数十meV程度
あっても同様の結果が得られる。
層、SCH層やストッパー層にいれても、本発明の主旨
に沿ったバンド構造を構成すれば同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。また、注入キャリアに対する伝
導帯不連続や価電子帯不連続は完全に零でなくてもよ
く、それぞれが熱エネルギーに相当する数十meV程度
あっても同様の結果が得られる。
【0036】また、SCH層としては単一組成だけでな
く、階段状組成、疑似傾斜組成或いは傾斜組成としても
よい。また、InGaAlAs発光層やInGaAlAsSCH
層のかわりに同様のバンド構造が得られるInGaAsSb
などの材料やほかの材料系でも本発明の主旨に沿ったバ
ンド構造を構成すれば同様の効果が得られることは言う
までもない。
く、階段状組成、疑似傾斜組成或いは傾斜組成としても
よい。また、InGaAlAs発光層やInGaAlAsSCH
層のかわりに同様のバンド構造が得られるInGaAsSb
などの材料やほかの材料系でも本発明の主旨に沿ったバ
ンド構造を構成すれば同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0037】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明では、発光層に隣接するSCH層中に
半導体薄膜を挿入し、この半導体薄膜とSCH層及びク
ラッド層の材料組成を適当に選び、注入キャリアに対し
ては障壁とならず対極のキャリアに対しては大きな障壁
となるようにバンド構造を形成することにより、キャリ
アの注入を高電流領域までスムーズにし、さらに発光層
以外での発光及び非発光再結合を抑制し、高効率で高光
出力の半導体発光素子が実現可能となる。
たように、本発明では、発光層に隣接するSCH層中に
半導体薄膜を挿入し、この半導体薄膜とSCH層及びク
ラッド層の材料組成を適当に選び、注入キャリアに対し
ては障壁とならず対極のキャリアに対しては大きな障壁
となるようにバンド構造を形成することにより、キャリ
アの注入を高電流領域までスムーズにし、さらに発光層
以外での発光及び非発光再結合を抑制し、高効率で高光
出力の半導体発光素子が実現可能となる。
【図1】本発明による半導体発光素子のバンド構造図で
ある。
ある。
【図2】従来の半導体発光素子に電圧を印加してバイア
スして行った時のバンド構造図である。
スして行った時のバンド構造図である。
【図3】図3(a)は、発光層とクラッド層の間にバン
ド構造をなめらかにするような半導体グレーディング層
を挿入した構造のフラットバンド状態のバンド図、図3
(b)は、発光層とクラッド層の間に発光層とクラッド
層の中間組成の半導体層を挿入した構造のフラットバン
ド状態のバンド図、図3(c)は、発光層とクラッド層
の間に発光層とクラッド層の中間組成の半導体層及びキ
ャリアストッパー層を挿入した構造のフラットバンド状
態のバンド図である。
ド構造をなめらかにするような半導体グレーディング層
を挿入した構造のフラットバンド状態のバンド図、図3
(b)は、発光層とクラッド層の間に発光層とクラッド
層の中間組成の半導体層を挿入した構造のフラットバン
ド状態のバンド図、図3(c)は、発光層とクラッド層
の間に発光層とクラッド層の中間組成の半導体層及びキ
ャリアストッパー層を挿入した構造のフラットバンド状
態のバンド図である。
【図4】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例の素子のバイアス状態で
の模式的なバンド図である。
の模式的なバンド図である。
【図6】従来の構造の素子のバイアス状態でのバンド図
である。
である。
【図7】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例の素子のバイアス状態で
の模式的なバンド図である。
の模式的なバンド図である。
【図9】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図10】本発明の第3の実施例の素子のバイアス状態
での模式的なバンド図である。
での模式的なバンド図である。
【図11】InP基板に格子整合する場合を模式的に示
すバンド図である。
すバンド図である。
41 n−InPクラッド層 42 InGaAlAsセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 43 InGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層 44 InAlAs電子ストッパー層 45 InGaAsPセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 46 p−InAlAsクラッド層 47 p高濃度ドープInGaAs/InGaAlAs傾斜組
成コンタクト層 48,49 n及びp電極 71 n−InPクラッド層 72 InGaAlAsセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 73 InP正孔ストッパー層 74 InGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層 75 InGaAlAsセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 76 InGaAlAs(Eg〜1.1eV組成)からInA
lAsへの傾斜組成層 77 p−InAlAsクラッド層 78 p高濃度ドープInGaAs/InGaAlAs傾斜組
成コンタクト層、 79,710 n及びp電極 91 n−InPクラッド層 92 InGaAlAsセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 93 InP正孔ストッパー層 94 InGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層 95 InAlAs電子ストッパー層 96 InGaAsPセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 97 p−InAlAsクラッド層 98 p高濃度ドープInGaAs/InGaAlAs傾斜組
成コンタクト層 99,910 n及びp電極
ロ構造(SCH)層 43 InGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層 44 InAlAs電子ストッパー層 45 InGaAsPセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 46 p−InAlAsクラッド層 47 p高濃度ドープInGaAs/InGaAlAs傾斜組
成コンタクト層 48,49 n及びp電極 71 n−InPクラッド層 72 InGaAlAsセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 73 InP正孔ストッパー層 74 InGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層 75 InGaAlAsセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 76 InGaAlAs(Eg〜1.1eV組成)からInA
lAsへの傾斜組成層 77 p−InAlAsクラッド層 78 p高濃度ドープInGaAs/InGaAlAs傾斜組
成コンタクト層、 79,710 n及びp電極 91 n−InPクラッド層 92 InGaAlAsセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 93 InP正孔ストッパー層 94 InGaAlAs/InGaAlAs多重量子井戸発光層 95 InAlAs電子ストッパー層 96 InGaAsPセパレートコンファインメントヘテ
ロ構造(SCH)層 97 p−InAlAsクラッド層 98 p高濃度ドープInGaAs/InGaAlAs傾斜組
成コンタクト層 99,910 n及びp電極
Claims (6)
- 【請求項1】 単一組成、階段状組成、疑似傾斜組成又
は傾斜組成のセパレートコンファインメントヘテロ構造
層に挟まれた単一又は多重量子井戸構造を含む発光層と
その両側にクラッド層を有する半導体発光素子におい
て、p形クラッド層側の上記構造層中に、当該構造層に
対する価電子帯不連続が正孔に対し障壁とならない、ほ
とんど零であり、伝導帯不連続が前記発光層からの電子
に対し障壁となる正の値を有する半導体薄膜を挿入し、
且つ、p形クラッド層側の上記構造層と上記クラッド層
間の価電子帯不連続が正孔に対し障壁とならない、ほと
んど零であることを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】 単一組成、階段状組成、疑似傾斜組成又
は傾斜組成のセパレートコンファインメントヘテロ構造
層に挟まれた単一又は多重量子井戸構造を含む発光層と
その両側にクラッド層を有する半導体発光素子におい
て、n形クラッド層側の上記構造層中に、当該構造層に
対する伝導帯不連続が電子に対し障壁とならない、ほと
んど零であり、価電子帯不連続が前記発光層からの正孔
に対し障壁となる正の値を有する半導体薄膜を挿入し、
且つ、n形クラッド層側の上記構造層と上記クラッド層
間の伝導帯不連続が電子に対し障壁とならない、ほとん
ど零であることを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項3】 単一組成、階段状組成、疑似傾斜組成又
は傾斜組成のセパレートコンファインメントヘテロ構造
層に挟まれた単一又は多重量子井戸構造を含む発光層と
その両側にクラッド層を有する半導体発光素子におい
て、p形クラッド層側の上記構造層中に、当該構造層に
対する価電子帯不連続が正孔に対し障壁とならない、ほ
とんど零であり、伝導帯不連続が前記発光層からの電子
に対し障壁となる正の値を有する半導体薄膜を挿入し、
更に、n形クラッド層側の上記構造層中に、伝導帯不連
続が電子に対し障壁とならない、ほとんど零であり、価
電子帯不連続が前記発光層からの正孔に対し障壁となる
正の値を有する半導体薄膜を挿入し、且つ、p形クラッ
ド層側の上記構造層と上記クラッド層間の価電子帯不連
続が正孔に対し障壁とならない、ほとんど零であり、更
に、n形クラッド層側の上記構造層と上記クラッド層間
の伝導帯不連続が電子に対し障壁とならない、ほとんど
零であることを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項4】 単一組成、階段状組成、疑似傾斜組成又
は傾斜組成のセパレートコンファインメントヘテロ構造
層に挟まれたInGaAsP或いはInGaAlAs発光層又
はInGaAlAs/InGaAlAs、InGaAsP/InGa
AsP或いはInGaAlAs/InGaAsPよりなる単一
又は多重量子井戸構造の発光層とその両側にクラッド層
を有する半導体発光素子において、p形クラッド層側の
上記構造層はInGaAsPよりなり、当該構造層中に当
該構造層に対する価電子帯不連続が正孔に対し障壁とな
らない、ほとんど零であり、伝導帯不連続が前記発光層
からの電子に対し障壁となる正の値を有する半導体薄膜
としてInGaAlAsを挿入し、且つ、p形クラッド層側
の上記構造層と上記クラッド層間の価電子帯不連続が正
孔に対し障壁とならない、ほとんど零であるように、当
該クラッド層がInGaAlAsで構成されることを特徴と
する半導体発光素子。 - 【請求項5】 単一組成、階段状組成、疑似傾斜組成又
は傾斜組成のセパレートコンファインメントヘテロ構造
層に挟まれたInGaAsP或いはInGaAlAs発光層又
はInGaAlAs/InGaAlAs、InGaAsP/InGa
AsP或いはInGaAlAs/InGaAsPよりなる単一又
は多重量子井戸構造の発光層とその両側にクラッド層を
有する半導体発光素子において、n形クラッド層側の上
記構造層はInGaAlAsよりなり、当該構造層中に当該
構造層に対する伝導帯不連続が電子に対し障壁とならな
い、ほとんど零であり、価電子帯不連続が前記発光層か
らの正孔に対し障壁となる正の値を有する半導体薄膜と
してInGaAsPを挿入し、且つ、n形クラッド層側の
上記構造層と上記クラッド層間の伝導帯不連続が電子に
対し障壁とならない、ほとんど零であるように、当該ク
ラッド層がInGaAsPで構成されることを特徴とする
半導体発光素子。 - 【請求項6】 単一組成、階段状組成、疑似傾斜組成又
は傾斜組成のセパレートコンファインメントヘテロ構造
層に挟まれたInGaAsP或いはInGaAlAs発光層又
はInGaAlAs/InGaAlAs、InGaAsP/InGa
AsP或いはInGaAlAs/InGaAsPよりなる単一又
は多重量子井戸構造の発光層とその両側にクラッド層を
有する半導体発光素子において、p形クラッド層側の上
記構造層はInGaAsPよりなり、当該構造層中に当該
構造層に対する価電子帯不連続が正孔に対し障壁となら
ない、ほとんど零であり、伝導帯不連続が前記発光層か
らの電子に対し障壁となる正の値を有する半導体薄膜と
してInGaAlAsを挿入し、且つ、n形クラッド層側の
上記構造層がInGaAlAsよりなり、当該構造層中に当
該構造層に対する伝導帯不連続が電子に対し障壁となら
ない、ほとんど零であり、価電子帯不連続が前記発光層
からの正孔に対し障壁となる正の値を有する半導体薄膜
としてInGaAsPを挿入し、更に、p形クラッド層側
の上記構造層と上記クラッド層間の価電子帯不連続が正
孔に対し障壁とならない、ほとんど零であるように、当
該クラッド層がInGaAsPで構成され、また、n形ク
ラッド層側の上記構造層と上記クラッド層間の伝導帯不
連続が電子に対し障壁とならない、ほとんど零であるよ
うに、当該クラッド層がInGaAlAsで構成されること
を特徴とする半導体発光素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13071497A JPH10321960A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 半導体発光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13071497A JPH10321960A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 半導体発光素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10321960A true JPH10321960A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15040877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13071497A Pending JPH10321960A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 半導体発光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10321960A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003086899A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子およびその製造方法 |
| JP2011511454A (ja) * | 2008-01-30 | 2011-04-07 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | プラズモン強化型発光ダイオード |
| KR101143275B1 (ko) | 2010-08-23 | 2012-05-08 | 한국산업기술대학교산학협력단 | 전자 소모층을 갖는 반도체 광소자 구조 및 그 제조 방법 |
| CN120109650A (zh) * | 2025-05-09 | 2025-06-06 | 度亘核芯光电技术(苏州)股份有限公司 | 半导体激光器的外延结构及其制备方法 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP13071497A patent/JPH10321960A/ja active Pending
Cited By (6)
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