JPH10322206A - 歪み低減装置及び歪み低減方法 - Google Patents
歪み低減装置及び歪み低減方法Info
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- JPH10322206A JPH10322206A JP13927097A JP13927097A JPH10322206A JP H10322206 A JPH10322206 A JP H10322206A JP 13927097 A JP13927097 A JP 13927097A JP 13927097 A JP13927097 A JP 13927097A JP H10322206 A JPH10322206 A JP H10322206A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】デジタルオーディオ信号の非線形誤差歪みを低
減することが困難であった。 【解決手段】入力したデジタルオーディオ信号から第1
のレベル分布として検出し、第1のレベル分布に対して
フィルタリング処理を施して第2のレベル分布を算出
し、第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算したも
のを誤差分布として算出し、誤差分布から予め定めた閾
値以上の誤差度数を有するコードに対応するデータを誤
差データとして検出し、誤差データが同じ値で複数サン
プル連続する部分を補間対象範囲として検出し、補間対
象範囲の1サンプル前のデータと1サンプル後のデータ
とを用いて補間対象範囲の補間データを算出してデジタ
ルオーディオ信号に合成し、補間対象範囲の全ての補間
データが、誤差データに対して判定値以内の場合、補間
データが合成されたデジタルオーディオ信号を出力し、
誤差データに対して判定値以内でない場合、入力された
デジタルオーディオ信号をそのまま出力する。
減することが困難であった。 【解決手段】入力したデジタルオーディオ信号から第1
のレベル分布として検出し、第1のレベル分布に対して
フィルタリング処理を施して第2のレベル分布を算出
し、第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算したも
のを誤差分布として算出し、誤差分布から予め定めた閾
値以上の誤差度数を有するコードに対応するデータを誤
差データとして検出し、誤差データが同じ値で複数サン
プル連続する部分を補間対象範囲として検出し、補間対
象範囲の1サンプル前のデータと1サンプル後のデータ
とを用いて補間対象範囲の補間データを算出してデジタ
ルオーディオ信号に合成し、補間対象範囲の全ての補間
データが、誤差データに対して判定値以内の場合、補間
データが合成されたデジタルオーディオ信号を出力し、
誤差データに対して判定値以内でない場合、入力された
デジタルオーディオ信号をそのまま出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルオーディ
オ信号における非線形誤差に基づく歪みの低減に関す
る。
オ信号における非線形誤差に基づく歪みの低減に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号のデジタル録音を行う場
合、アナログ/デジタル(A/D:Analog/Digital)
変換器を用いてアナログオーディオ信号をデジタルオー
ディオ信号に変換する。そして、デジタルオーディオ信
号の再生を行う場合、デジタル/アナログ(D/A:Di
gital/Analog)変換器を用いてデジタルオーディオ信
号をアナログオーディオ信号に変換する。デジタル録音
のなかで、現在、主として用いられているPCM(Puls
e Code Modulation)録音では、アナログオーディオ信
号の時間軸方向を一定の周波数で細分化(標本化:サン
プリング)し、細分化されたそれぞれのサンプルの信号
レベルを一定のビット長で表現(量子化:クオンタイゼ
イション)している。
合、アナログ/デジタル(A/D:Analog/Digital)
変換器を用いてアナログオーディオ信号をデジタルオー
ディオ信号に変換する。そして、デジタルオーディオ信
号の再生を行う場合、デジタル/アナログ(D/A:Di
gital/Analog)変換器を用いてデジタルオーディオ信
号をアナログオーディオ信号に変換する。デジタル録音
のなかで、現在、主として用いられているPCM(Puls
e Code Modulation)録音では、アナログオーディオ信
号の時間軸方向を一定の周波数で細分化(標本化:サン
プリング)し、細分化されたそれぞれのサンプルの信号
レベルを一定のビット長で表現(量子化:クオンタイゼ
イション)している。
【0003】このようなPCM録音を開始した初期にお
いては、現在と比較して低ビットの13ビット或いは1
4ビットの逐次比較型A/D変換器が主に用いられてい
た。また、PCM録音初期の頃のA/D変換器は、現在
多く使用されている16ビットのA/D変換器に比べ
て、A/D変換特性における直線性が悪く、非線形誤差
を多く含んだものであり、録音されたデジタルオーディ
オ信号も多くの歪みを有していた。
いては、現在と比較して低ビットの13ビット或いは1
4ビットの逐次比較型A/D変換器が主に用いられてい
た。また、PCM録音初期の頃のA/D変換器は、現在
多く使用されている16ビットのA/D変換器に比べ
て、A/D変換特性における直線性が悪く、非線形誤差
を多く含んだものであり、録音されたデジタルオーディ
オ信号も多くの歪みを有していた。
【0004】このような歪みを有した過去のデジタルオ
ーディオ信号であるが、それらの録音ソースの中には演
奏として優れたものがあり、音楽史的に価値が有るもの
もあるため、録音時のさまざまな歪みを補正して、PC
M録音当時のA/D変換器に比べてビット数の高い16
ビット等のデジタルオーディオ信号として復刻させたい
という要求がある。
ーディオ信号であるが、それらの録音ソースの中には演
奏として優れたものがあり、音楽史的に価値が有るもの
もあるため、録音時のさまざまな歪みを補正して、PC
M録音当時のA/D変換器に比べてビット数の高い16
ビット等のデジタルオーディオ信号として復刻させたい
という要求がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような過去の
デジタルオーディオ信号に於ける歪みのうち、非線形誤
差歪みを補正する方法の1つとして、録音時に用いたA
/D変換器の変換特性を測定して逆補正する方法が考え
られるが、現在では、録音時に用いたA/D変換器が存
在しないことが多く、現存していたとしてもA/D変換
器の特性が経時変化しており、現在のA/D変換特性に
基づいて、録音時の非線形誤差歪みを補正することは不
可能であり、録音時に用いられたA/D変換器が現存す
るか否かにかかわらず、過去のPCM録音ソース(デジ
タルオーディオ信号)の非線形誤差歪みを低減すること
は困難である。
デジタルオーディオ信号に於ける歪みのうち、非線形誤
差歪みを補正する方法の1つとして、録音時に用いたA
/D変換器の変換特性を測定して逆補正する方法が考え
られるが、現在では、録音時に用いたA/D変換器が存
在しないことが多く、現存していたとしてもA/D変換
器の特性が経時変化しており、現在のA/D変換特性に
基づいて、録音時の非線形誤差歪みを補正することは不
可能であり、録音時に用いられたA/D変換器が現存す
るか否かにかかわらず、過去のPCM録音ソース(デジ
タルオーディオ信号)の非線形誤差歪みを低減すること
は困難である。
【0006】したがって本発明は、デジタルオーディオ
信号の非線形誤差に基づく歪みを低減することを目的と
している。
信号の非線形誤差に基づく歪みを低減することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
本発明は、デジタルオーディオ信号の非線形誤差に基づ
く歪みを低減する歪み低減装置において、入力したデジ
タルオーディオ信号の複数サンプルについてそれぞれ量
子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレベル分
布として検出するレベル分布検出手段と、レベル分布検
出手段で検出された第1のレベル分布に対してフィルタ
リング処理を施してアナログ/デジタル変換器に非線形
誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2の
レベル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル
分布で除算した誤差分布を算出する誤差分布算出手段
と、誤差分布算出手段で算出された誤差分布から予め定
めた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデー
タを誤差データとして検出する誤差データ検出手段と、
誤差データ検出手段で検出された誤差データが同じ値で
複数サンプル連続する部分を補間対象範囲として検出す
るパターン検出手段と、パターン検出手段で検出された
補間対象範囲の1サンプル前のデータと1サンプル後の
データとを用いて、補間対象範囲の補間データを算出し
てデジタルオーディオ信号に合成するデータ補間手段と
を具備することを特徴としている。
本発明は、デジタルオーディオ信号の非線形誤差に基づ
く歪みを低減する歪み低減装置において、入力したデジ
タルオーディオ信号の複数サンプルについてそれぞれ量
子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレベル分
布として検出するレベル分布検出手段と、レベル分布検
出手段で検出された第1のレベル分布に対してフィルタ
リング処理を施してアナログ/デジタル変換器に非線形
誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2の
レベル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル
分布で除算した誤差分布を算出する誤差分布算出手段
と、誤差分布算出手段で算出された誤差分布から予め定
めた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデー
タを誤差データとして検出する誤差データ検出手段と、
誤差データ検出手段で検出された誤差データが同じ値で
複数サンプル連続する部分を補間対象範囲として検出す
るパターン検出手段と、パターン検出手段で検出された
補間対象範囲の1サンプル前のデータと1サンプル後の
データとを用いて、補間対象範囲の補間データを算出し
てデジタルオーディオ信号に合成するデータ補間手段と
を具備することを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、デジタル
オーディオ信号の非線形誤差に基づく歪みを低減する歪
み低減装置において、入力したデジタルオーディオ信号
の複数サンプルについて、それぞれ量子化レベルを表す
コード毎の出現度数を第1のレベル分布として検出する
レベル分布検出手段と、レベル分布検出手段で検出され
た第1のレベル分布に対してフィルタリング処理を施し
て、アナログ/デジタル変換器に非線形誤差のない場合
の理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を算
出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算した
誤差分布を算出する誤差分布算出手段と、誤差分布算出
手段で算出された誤差分布から、予め定めた閾値以上の
誤差度数を有するコードに対応するデータを誤差データ
として検出する誤差データ検出手段と、誤差データ検出
手段で検出された誤差データが同じ値で複数サンプル連
続する部分を補間対象範囲として検出するパターン検出
手段と、パターン検出手段で検出された補間対象範囲の
1サンプル前のデータと1サンプル後のデータとを用い
て、補間対象範囲の補間データを算出してデジタルオー
ディオ信号に合成するデータ補間手段と、データ補間手
段からの補間対象範囲の全ての補間データが、前記誤差
データに対して予め定めた判定値以内の場合に補間デー
タが合成されたデジタルオーディオ信号を出力し、前記
誤差データに対して予め定めた判定値以内でない場合に
入力されたデジタルオーディオ信号をそのまま出力する
補間判定手段とを具備することを特徴としている。
オーディオ信号の非線形誤差に基づく歪みを低減する歪
み低減装置において、入力したデジタルオーディオ信号
の複数サンプルについて、それぞれ量子化レベルを表す
コード毎の出現度数を第1のレベル分布として検出する
レベル分布検出手段と、レベル分布検出手段で検出され
た第1のレベル分布に対してフィルタリング処理を施し
て、アナログ/デジタル変換器に非線形誤差のない場合
の理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を算
出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算した
誤差分布を算出する誤差分布算出手段と、誤差分布算出
手段で算出された誤差分布から、予め定めた閾値以上の
誤差度数を有するコードに対応するデータを誤差データ
として検出する誤差データ検出手段と、誤差データ検出
手段で検出された誤差データが同じ値で複数サンプル連
続する部分を補間対象範囲として検出するパターン検出
手段と、パターン検出手段で検出された補間対象範囲の
1サンプル前のデータと1サンプル後のデータとを用い
て、補間対象範囲の補間データを算出してデジタルオー
ディオ信号に合成するデータ補間手段と、データ補間手
段からの補間対象範囲の全ての補間データが、前記誤差
データに対して予め定めた判定値以内の場合に補間デー
タが合成されたデジタルオーディオ信号を出力し、前記
誤差データに対して予め定めた判定値以内でない場合に
入力されたデジタルオーディオ信号をそのまま出力する
補間判定手段とを具備することを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の本発明は、請求項2
記載の歪み低減装置において、予め定めた判定値は、誤
差データに対して±0.5LSBであることを特徴とし
ている。
記載の歪み低減装置において、予め定めた判定値は、誤
差データに対して±0.5LSBであることを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項4記載の本発明は、請求項1
及び請求項2記載の歪み低減装置において、データ補間
手段は、補間対象範囲の1サンプル前のデータと1サン
プル後のデータとを用いて、直線補間により補間データ
を算出することを特徴としている。
及び請求項2記載の歪み低減装置において、データ補間
手段は、補間対象範囲の1サンプル前のデータと1サン
プル後のデータとを用いて、直線補間により補間データ
を算出することを特徴としている。
【0011】また、請求項5記載の本発明は、デジタル
オーディオ信号の非線形誤差に基づく歪みを低減する歪
み低減方法において、入力したデジタルオーディオ信号
の複数サンプルについてそれぞれ量子化レベルを表すコ
ード毎の出現度数を第1のレベル分布として検出し、第
1のレベル分布に対してフィルタリング処理を施してア
ナログ/デジタル変換器に非線形誤差のない場合の理想
的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を算出し、
第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算した誤差分
布を算出し、誤差分布から予め定めた閾値以上の誤差度
数を有するコードに対応するデータを誤差データとして
検出し、誤差データが同じ値で複数サンプル連続する部
分を補間対象範囲として検出し、補間対象範囲の1サン
プル前のデータと1サンプル後のデータとを用いて補間
対象範囲の補間データを算出してデジタルオーディオ信
号に合成して出力することを特徴としている。
オーディオ信号の非線形誤差に基づく歪みを低減する歪
み低減方法において、入力したデジタルオーディオ信号
の複数サンプルについてそれぞれ量子化レベルを表すコ
ード毎の出現度数を第1のレベル分布として検出し、第
1のレベル分布に対してフィルタリング処理を施してア
ナログ/デジタル変換器に非線形誤差のない場合の理想
的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を算出し、
第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算した誤差分
布を算出し、誤差分布から予め定めた閾値以上の誤差度
数を有するコードに対応するデータを誤差データとして
検出し、誤差データが同じ値で複数サンプル連続する部
分を補間対象範囲として検出し、補間対象範囲の1サン
プル前のデータと1サンプル後のデータとを用いて補間
対象範囲の補間データを算出してデジタルオーディオ信
号に合成して出力することを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の本発明は、デジタル
オーディオ信号の非線形誤差に基づく歪みを低減する歪
み低減方法において、入力したデジタルオーディオ信号
の複数サンプルについて、それぞれ量子化レベルを表す
コード毎の出現度数を第1のレベル分布として検出し、
第1のレベル分布に対してフィルタリング処理を施し
て、アナログ/デジタル変換器に非線形誤差のない場合
の理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を算
出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算した
誤差分布を算出し、誤差分布から予め定めた閾値以上の
誤差度数を有するコードに対応するデータを誤差データ
として検出し、誤差データが同じ値で複数サンプル連続
する部分を補間対象範囲として検出し、補間対象範囲の
1サンプル前のデータと1サンプル後のデータとを用い
て、補間対象範囲の補間データを算出してデジタルオー
ディオ信号に合成し、補間対象範囲の全ての補間データ
が前記誤差データに対して予め定めた判定値以内の場合
に補間データが合成されたデジタルオーディオ信号を出
力し、前記誤差データに対して予め定めた判定値以内で
ない場合に入力されたデジタルオーディオ信号をそのま
ま出力することを特徴としている。
オーディオ信号の非線形誤差に基づく歪みを低減する歪
み低減方法において、入力したデジタルオーディオ信号
の複数サンプルについて、それぞれ量子化レベルを表す
コード毎の出現度数を第1のレベル分布として検出し、
第1のレベル分布に対してフィルタリング処理を施し
て、アナログ/デジタル変換器に非線形誤差のない場合
の理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を算
出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布で除算した
誤差分布を算出し、誤差分布から予め定めた閾値以上の
誤差度数を有するコードに対応するデータを誤差データ
として検出し、誤差データが同じ値で複数サンプル連続
する部分を補間対象範囲として検出し、補間対象範囲の
1サンプル前のデータと1サンプル後のデータとを用い
て、補間対象範囲の補間データを算出してデジタルオー
ディオ信号に合成し、補間対象範囲の全ての補間データ
が前記誤差データに対して予め定めた判定値以内の場合
に補間データが合成されたデジタルオーディオ信号を出
力し、前記誤差データに対して予め定めた判定値以内で
ない場合に入力されたデジタルオーディオ信号をそのま
ま出力することを特徴としている。
【0013】また、請求項7記載の本発明は、請求項5
記載の歪み低減方法において、予め定めた判定値は、誤
差データに対して±0.5LSBであることを特徴とし
ている。
記載の歪み低減方法において、予め定めた判定値は、誤
差データに対して±0.5LSBであることを特徴とし
ている。
【0014】本発明によれば、非線形誤差に基づく歪み
を有したデジタルオーディオ信号の複数サンプルについ
て、それぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を
第1のレベル分布として検出し、その第1のレベル分布
に対してフィルタリング処理(ローパスフィルタリング
処理)を施してアナログ/デジタル変換器に非線形誤差
のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレベ
ル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布
で除算した誤差分布を算出する。誤差分布から予め定め
られた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応したデ
ータを誤差データとして検出し、誤差データが同じ値で
何サンプル連続するかを検出する。誤差データが複数サ
ンプル連続した部分を補間対象範囲として直線補間等に
より補間データを算出し、デジタルオーディオ信号と合
成して出力する。このことにより、A/D変換器が現存
するか否かにかかわらず、デジタルオーディオ信号から
非線形誤差を検出して、その非線形誤差に基づく歪みを
低減することができる。
を有したデジタルオーディオ信号の複数サンプルについ
て、それぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を
第1のレベル分布として検出し、その第1のレベル分布
に対してフィルタリング処理(ローパスフィルタリング
処理)を施してアナログ/デジタル変換器に非線形誤差
のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレベ
ル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布
で除算した誤差分布を算出する。誤差分布から予め定め
られた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応したデ
ータを誤差データとして検出し、誤差データが同じ値で
何サンプル連続するかを検出する。誤差データが複数サ
ンプル連続した部分を補間対象範囲として直線補間等に
より補間データを算出し、デジタルオーディオ信号と合
成して出力する。このことにより、A/D変換器が現存
するか否かにかかわらず、デジタルオーディオ信号から
非線形誤差を検出して、その非線形誤差に基づく歪みを
低減することができる。
【0015】本発明によれば、非線形誤差に基づく歪み
を有したデジタルオーディオ信号の複数サンプルについ
て、それぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を
第1のレベル分布として検出し、その第1のレベル分布
に対してフィルタリング処理(ローパスフィルタリング
処理)を施してアナログ/デジタル変換器に非線形誤差
のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレベ
ル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布
で除算した誤差分布を算出する。誤差分布から予め定め
られた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応したデ
ータを誤差データとして検出し、誤差データが同じ値で
何サンプル連続するかを検出する。誤差データが複数サ
ンプル連続した部分を補間対象範囲として直線補間等に
より補間データを算出し、デジタルオーディオ信号と合
成して出力する。そして、補間対象範囲の全ての補間デ
ータが、誤差データに対して予め定めた判定値以内の場
合、補間データが合成されたデジタルオーディオ信号を
出力し、また、誤差データに対して予め定めた判定値以
内でない場合、元のデジタルオーディオ信号をそのまま
出力する。このことにより、A/D変換器が現存するか
否かにかかわらず、デジタルオーディオ信号から非線形
誤差を検出して、その非線形誤差に基づく歪みを低減す
ることができる。
を有したデジタルオーディオ信号の複数サンプルについ
て、それぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を
第1のレベル分布として検出し、その第1のレベル分布
に対してフィルタリング処理(ローパスフィルタリング
処理)を施してアナログ/デジタル変換器に非線形誤差
のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレベ
ル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル分布
で除算した誤差分布を算出する。誤差分布から予め定め
られた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応したデ
ータを誤差データとして検出し、誤差データが同じ値で
何サンプル連続するかを検出する。誤差データが複数サ
ンプル連続した部分を補間対象範囲として直線補間等に
より補間データを算出し、デジタルオーディオ信号と合
成して出力する。そして、補間対象範囲の全ての補間デ
ータが、誤差データに対して予め定めた判定値以内の場
合、補間データが合成されたデジタルオーディオ信号を
出力し、また、誤差データに対して予め定めた判定値以
内でない場合、元のデジタルオーディオ信号をそのまま
出力する。このことにより、A/D変換器が現存するか
否かにかかわらず、デジタルオーディオ信号から非線形
誤差を検出して、その非線形誤差に基づく歪みを低減す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の歪み低減装置に
おける一実施例の概略構成を示す模式図である。ここ
で、過去にA/D変換され記録媒体に録音されたデジタ
ルオーディオ信号、すなわち、非線形誤差を有した低ビ
ットのA/D変換器により録音されたデジタルオーディ
オ信号は、ビット長13ビットのデジタルオーディオ信
号(13ビットデジタルオーディオ信号)であり、歪み
低減装置により非線形誤差歪みを低減すると共にビット
長16ビットのデジタルオーディオ信号に変換されるも
のとする。
おける一実施例の概略構成を示す模式図である。ここ
で、過去にA/D変換され記録媒体に録音されたデジタ
ルオーディオ信号、すなわち、非線形誤差を有した低ビ
ットのA/D変換器により録音されたデジタルオーディ
オ信号は、ビット長13ビットのデジタルオーディオ信
号(13ビットデジタルオーディオ信号)であり、歪み
低減装置により非線形誤差歪みを低減すると共にビット
長16ビットのデジタルオーディオ信号に変換されるも
のとする。
【0017】図1において、歪み低減装置101は、入
力するデジタルオーディオ信号の出力を切り替える切替
手段102と、入力されたデジタルオーディオ信号を、
複数サンプルについて各々の量子化レベルを表わすコー
ド毎の出現度数をヒストグラム、すなわち、レベル分布
(第1のレベル分布)として検出するレベル分布検出手
段103と、レベル分布検出手段103で検出された第
1のレベル分布に対しローパスフィルタリング処理を施
して、A/D変換器に誤差がない場合の理想的なレベル
分布に近似した第2のレベル分布を算出し、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前の第1のレベル分布を第
2のレベル分布で除算することにより、非線形誤差の分
布を示す誤差分布を算出する誤差分布算出手段104
と、誤差分布算出手段104で算出した誤差分布におけ
る各コードの誤差度数を予め定められた閾値と比較し、
閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデータを
誤差データとして検出する誤差データ検出手段105
と、誤差データが同じ値で複数サンプル連続している部
分を補間対象範囲として検出するパターン検出手段10
6と、入力したデジタルオーディオ信号を遅延させる遅
延手段107と、補間対象範囲の前後のサンプルのデー
タを用いて、遅延手段107からのデジタルオーディオ
信号における補間対象範囲の補間データを算出し、デジ
タルオーディオ信号と合成するデータ補間手段108と
を備えている。
力するデジタルオーディオ信号の出力を切り替える切替
手段102と、入力されたデジタルオーディオ信号を、
複数サンプルについて各々の量子化レベルを表わすコー
ド毎の出現度数をヒストグラム、すなわち、レベル分布
(第1のレベル分布)として検出するレベル分布検出手
段103と、レベル分布検出手段103で検出された第
1のレベル分布に対しローパスフィルタリング処理を施
して、A/D変換器に誤差がない場合の理想的なレベル
分布に近似した第2のレベル分布を算出し、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前の第1のレベル分布を第
2のレベル分布で除算することにより、非線形誤差の分
布を示す誤差分布を算出する誤差分布算出手段104
と、誤差分布算出手段104で算出した誤差分布におけ
る各コードの誤差度数を予め定められた閾値と比較し、
閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデータを
誤差データとして検出する誤差データ検出手段105
と、誤差データが同じ値で複数サンプル連続している部
分を補間対象範囲として検出するパターン検出手段10
6と、入力したデジタルオーディオ信号を遅延させる遅
延手段107と、補間対象範囲の前後のサンプルのデー
タを用いて、遅延手段107からのデジタルオーディオ
信号における補間対象範囲の補間データを算出し、デジ
タルオーディオ信号と合成するデータ補間手段108と
を備えている。
【0018】それぞれの各手段について説明する。切替
手段102は、歪み低減装置101に入力したデジタル
オーディオ信号の出力先を切り替えるものである。すな
わち、後述するレベル分布検出手段103、誤差分布算
出手段104により、入力したデジタルオーディオ信号
の誤差分布を算出した後、切替手段102によりデジタ
ルオーディオ信号の出力先が切り替えられ、後述する誤
差データ検出手段105、パターン検出手段106、遅
延手段107、データ補間手段108、補間判定手段1
09による非線形誤差歪みを低減するための補間処理が
行われる。
手段102は、歪み低減装置101に入力したデジタル
オーディオ信号の出力先を切り替えるものである。すな
わち、後述するレベル分布検出手段103、誤差分布算
出手段104により、入力したデジタルオーディオ信号
の誤差分布を算出した後、切替手段102によりデジタ
ルオーディオ信号の出力先が切り替えられ、後述する誤
差データ検出手段105、パターン検出手段106、遅
延手段107、データ補間手段108、補間判定手段1
09による非線形誤差歪みを低減するための補間処理が
行われる。
【0019】レベル分布検出手段103は、入力するデ
ジタルオーディオ信号の複数サンプルについて、それぞ
れの量子化レベルを表すコード毎に、コードの出現度数
を検出するものである。すなわち、複数サンプル分のテ
ジタルオーディオ信号について、コード毎の出現度数を
表す第1のレベル分布(ヒストグラム)を検出するもの
である。レベル分布検出手段103は、デジタルオーデ
ィオ信号を記憶するハードディスク等の記憶部を備えて
いてもよい。
ジタルオーディオ信号の複数サンプルについて、それぞ
れの量子化レベルを表すコード毎に、コードの出現度数
を検出するものである。すなわち、複数サンプル分のテ
ジタルオーディオ信号について、コード毎の出現度数を
表す第1のレベル分布(ヒストグラム)を検出するもの
である。レベル分布検出手段103は、デジタルオーデ
ィオ信号を記憶するハードディスク等の記憶部を備えて
いてもよい。
【0020】ここで、デジタルオーディオ信号の量子化
レベルを表すコードについて説明する。デジタルオーデ
ィオ信号の量子化レベルは、1と0の2進法を用い、複
数のビットで表現している。ビット数を多くすることに
より、より細かな振幅レベルを表現することができる。
例えば、2進法の13ビットで表現された振幅レベル
を、10進法に変換すると、−4096〜4095の範
囲で表すことができ、この−4096〜4095をコー
ドとして表している。0のコードとは、アナログ信号に
おける振幅レベが0であることを表し、コードの絶対値
が大きいほど、アナログ信号における振幅レベルが大き
いことを表している。
レベルを表すコードについて説明する。デジタルオーデ
ィオ信号の量子化レベルは、1と0の2進法を用い、複
数のビットで表現している。ビット数を多くすることに
より、より細かな振幅レベルを表現することができる。
例えば、2進法の13ビットで表現された振幅レベル
を、10進法に変換すると、−4096〜4095の範
囲で表すことができ、この−4096〜4095をコー
ドとして表している。0のコードとは、アナログ信号に
おける振幅レベが0であることを表し、コードの絶対値
が大きいほど、アナログ信号における振幅レベルが大き
いことを表している。
【0021】また、デジタルオーディオ信号のレベル分
布(ヒストグラム)について説明する。図2は、デジタ
ルオーディオ信号のレベル分布を示す模式図である。
(a)は変換精度の良いA/D変換器を用いてA/D変
換されたデジタルオーディオ信号のレベル分布を示し、
(b)は非線形誤差を有するA/D変換器を用いてA/
D変換されたデジタルオーディオ信号のレベル分布を示
す。図2(a)に示すように、変換精度の良いA/D変
換器を用いてA/D変換されたデジタルオーディ信号の
レベル分布は、出現度数がコード0の場合を中心とし
て、正方向、負方向にほぼ対称になっており、コードが
0のとき出現度数が高く、コードが正方向に大きくなる
にしたがって、又は、コードが負方向に小さくなるにし
たがって、出現度数が除々に低くなる。このようなレベ
ル分布の特徴は、入力されたデジタルオーディオ信号そ
れぞれに固有のものである。
布(ヒストグラム)について説明する。図2は、デジタ
ルオーディオ信号のレベル分布を示す模式図である。
(a)は変換精度の良いA/D変換器を用いてA/D変
換されたデジタルオーディオ信号のレベル分布を示し、
(b)は非線形誤差を有するA/D変換器を用いてA/
D変換されたデジタルオーディオ信号のレベル分布を示
す。図2(a)に示すように、変換精度の良いA/D変
換器を用いてA/D変換されたデジタルオーディ信号の
レベル分布は、出現度数がコード0の場合を中心とし
て、正方向、負方向にほぼ対称になっており、コードが
0のとき出現度数が高く、コードが正方向に大きくなる
にしたがって、又は、コードが負方向に小さくなるにし
たがって、出現度数が除々に低くなる。このようなレベ
ル分布の特徴は、入力されたデジタルオーディオ信号そ
れぞれに固有のものである。
【0022】しかし、13ビット或いは14ビットの非
線形誤差を有するA/D変換器によりA/D変換された
デジタルオーディオ信号のレベル分布は、図2(b)に
示すように、隣接するコードに対して、急激に出現度数
が高くなるコード、又は、急激に出現度数が低くなるコ
ードが存在する。それらのコードは、非線形誤差に基づ
く歪みが生じたコードである。
線形誤差を有するA/D変換器によりA/D変換された
デジタルオーディオ信号のレベル分布は、図2(b)に
示すように、隣接するコードに対して、急激に出現度数
が高くなるコード、又は、急激に出現度数が低くなるコ
ードが存在する。それらのコードは、非線形誤差に基づ
く歪みが生じたコードである。
【0023】レベル分布検出手段103におけるレベル
分布の検出方法について説明する。レベル分布検出手段
103は、量子化レベルを表すコード自体をアドレスと
して、そのアドレスに対応した値を記憶しているヒスト
グラムメモリを備えている。出現度数に基づいてヒスト
グラムメモリにアクセスし、前記ヒストグラムメモリに
記憶してあるアドレスに対応する値を読み出す。この値
に1を加算し、1を加算した値を同じアドレスの部分に
書き込む。この処理を複数サンプル分について繰り返し
行うことにより、コード毎の累積回数、すなわち、出現
度数がもとめられ、ヒストグラムメモリに記憶される。
分布の検出方法について説明する。レベル分布検出手段
103は、量子化レベルを表すコード自体をアドレスと
して、そのアドレスに対応した値を記憶しているヒスト
グラムメモリを備えている。出現度数に基づいてヒスト
グラムメモリにアクセスし、前記ヒストグラムメモリに
記憶してあるアドレスに対応する値を読み出す。この値
に1を加算し、1を加算した値を同じアドレスの部分に
書き込む。この処理を複数サンプル分について繰り返し
行うことにより、コード毎の累積回数、すなわち、出現
度数がもとめられ、ヒストグラムメモリに記憶される。
【0024】前述した処理を行うサンプルの数は、非線
形誤差歪みを低減するデジタルオーディオ信号の全てで
はなく、同じA/D変換器によりデジタルオーディオ信
号に変換されたものであるならば、そのデジタルオーデ
ィオ信号の一部、例えば、最初の数秒間のサンプルでよ
い。しかし、サンプル数が多いほどレベル分布の精度が
向上する。例えば、比較的レベルの高い部分が連続した
2,500,000サンプルを用いると、良好なレベル
分布を得ることができる。このレベル分布の検出は、デ
ジタルカウンタ回路、又は、ソフトウェアで実現するこ
とが可能である。
形誤差歪みを低減するデジタルオーディオ信号の全てで
はなく、同じA/D変換器によりデジタルオーディオ信
号に変換されたものであるならば、そのデジタルオーデ
ィオ信号の一部、例えば、最初の数秒間のサンプルでよ
い。しかし、サンプル数が多いほどレベル分布の精度が
向上する。例えば、比較的レベルの高い部分が連続した
2,500,000サンプルを用いると、良好なレベル
分布を得ることができる。このレベル分布の検出は、デ
ジタルカウンタ回路、又は、ソフトウェアで実現するこ
とが可能である。
【0025】次に、誤差分布算出手段104について説
明する。図3は、本実施例の歪み低減装置における誤差
分布算出手段の処理を説明するための模式図である。
(a)は非線形誤差歪みを有するデジタルオーディオ信
号のレベル分布を示し、(b)はフィルタリング処理が
施されたデジタルオーディオ信号のレベル分布を示し、
(c)は誤差分布を示す。誤差分布算出手段104は、
ローパスフィルタリング処理機能を有し、図3(a)に
示すようなレベル分布検出手段103で検出された第1
のレベル分布に対してローパスフィルタリング処理を施
して、図3(b)に示すようなA/D変換器に非線形誤
差がない場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレ
ベル分布を算出する。そして、ローパスフィルタリング
処理がなされる前の第1のレベル分布を、ローパスフィ
ルタリング処理がなされた後の第2のレベル分布で除算
することにより、図3(c)に示すような13ビットの
A/D変換器による非線形誤差を、誤差がない場合の出
現頻度を1.0に正規化した誤差分布として算出する。
明する。図3は、本実施例の歪み低減装置における誤差
分布算出手段の処理を説明するための模式図である。
(a)は非線形誤差歪みを有するデジタルオーディオ信
号のレベル分布を示し、(b)はフィルタリング処理が
施されたデジタルオーディオ信号のレベル分布を示し、
(c)は誤差分布を示す。誤差分布算出手段104は、
ローパスフィルタリング処理機能を有し、図3(a)に
示すようなレベル分布検出手段103で検出された第1
のレベル分布に対してローパスフィルタリング処理を施
して、図3(b)に示すようなA/D変換器に非線形誤
差がない場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレ
ベル分布を算出する。そして、ローパスフィルタリング
処理がなされる前の第1のレベル分布を、ローパスフィ
ルタリング処理がなされた後の第2のレベル分布で除算
することにより、図3(c)に示すような13ビットの
A/D変換器による非線形誤差を、誤差がない場合の出
現頻度を1.0に正規化した誤差分布として算出する。
【0026】より具体的に、デジタルオーディオ信号
(音楽信号)のレベルiの出現頻度をg(i)、量子化ビ
ット数をn、ローパスフィルタ(移動平均フィルタ)の平
均をとるサンプル数をm(m:奇数)とし、平滑化した
レベル分布h(i)は、次式の数1とする。
(音楽信号)のレベルiの出現頻度をg(i)、量子化ビ
ット数をn、ローパスフィルタ(移動平均フィルタ)の平
均をとるサンプル数をm(m:奇数)とし、平滑化した
レベル分布h(i)は、次式の数1とする。
【0027】
【数1】
【0028】誤差分布算出手段104は、正規化した値
N(i)を次式の数2から求める。
N(i)を次式の数2から求める。
【0029】
【数2】
【0030】ここで、c(j)は、次式の数3を満たす
窓関数である。
窓関数である。
【0031】
【数3】
【0032】換言すれば、上記g(i)は、窓関数c
(j)の移動平均フィルタを示している。移動平均法で
は、平滑化波形の両端部分の計算が不可能である。ま
た、平滑化波形の両端部分は、音楽レベルが大きい部分
であり、実際には、そのような大きなレベルは存在しな
いため、無視できるものであることから、前記の数2に
おいて、平滑化波形の両端部分のサンプルに相当する
(m−1)/2を、コードiの範囲から除外している。
(j)の移動平均フィルタを示している。移動平均法で
は、平滑化波形の両端部分の計算が不可能である。ま
た、平滑化波形の両端部分は、音楽レベルが大きい部分
であり、実際には、そのような大きなレベルは存在しな
いため、無視できるものであることから、前記の数2に
おいて、平滑化波形の両端部分のサンプルに相当する
(m−1)/2を、コードiの範囲から除外している。
【0033】このように誤差分布算出手段104は、デ
ジタルオーディオ信号のデジタルコードiの出現頻度g
(i)に対して、移動平均フィルタを用い、近傍の値と
の平均値を計算することにより、デジタルオーディオ信
号のデジタルコードiの出現頻度g(i)を理想的な出
現頻度に近似した第2のレベル分布を算出している。こ
れにより、A/D変換後のデジタルオーディオ信号のレ
ベル分布に楽音の種類による固有の偏りがある場合に
も、理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を
算出することができる。
ジタルオーディオ信号のデジタルコードiの出現頻度g
(i)に対して、移動平均フィルタを用い、近傍の値と
の平均値を計算することにより、デジタルオーディオ信
号のデジタルコードiの出現頻度g(i)を理想的な出
現頻度に近似した第2のレベル分布を算出している。こ
れにより、A/D変換後のデジタルオーディオ信号のレ
ベル分布に楽音の種類による固有の偏りがある場合に
も、理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布を
算出することができる。
【0034】次に、誤差データ検出手段105は、誤差
分布算出手段104で算出された図3(c)に示す誤差
分布から、誤差度数が予め定めた閾値以上のコードに対
応するデータを誤差データ(歪み低減の対象となるコー
ド)として検出するものである。つまり、図3(c)に
示す誤差分布は、コード毎の誤差分布を、誤差がない場
合の誤差度数を1.0として表している。この誤差分布
において、例えば、誤差度数1.2を閾値として設定
し、誤差度数1.2以上の誤差度数を有するコードに対
応するデータを、歪み低減の対象となる誤差データとし
て検出するものである。
分布算出手段104で算出された図3(c)に示す誤差
分布から、誤差度数が予め定めた閾値以上のコードに対
応するデータを誤差データ(歪み低減の対象となるコー
ド)として検出するものである。つまり、図3(c)に
示す誤差分布は、コード毎の誤差分布を、誤差がない場
合の誤差度数を1.0として表している。この誤差分布
において、例えば、誤差度数1.2を閾値として設定
し、誤差度数1.2以上の誤差度数を有するコードに対
応するデータを、歪み低減の対象となる誤差データとし
て検出するものである。
【0035】ここで、誤差データ検出手段105の誤差
データの検出方法について説明する。前述したレベル分
布検出手段103及び誤差分布算出手段104は、デジ
タルオーディオ信号のコード毎の出現度数から非線形誤
差が生じているコードを算出している。誤差データ検出
手段105は、先ず、誤差分布算出手段104で算出さ
れた誤差分布から閾値以上の誤差度数を有するコードを
検出し、そのコードを備えられているメモリに記憶す
る。そして、切替手段102により切り替えられて入力
したデジタルオーディオ信号に対して、メモリに記憶さ
れた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデー
タを誤差データとして検出する。
データの検出方法について説明する。前述したレベル分
布検出手段103及び誤差分布算出手段104は、デジ
タルオーディオ信号のコード毎の出現度数から非線形誤
差が生じているコードを算出している。誤差データ検出
手段105は、先ず、誤差分布算出手段104で算出さ
れた誤差分布から閾値以上の誤差度数を有するコードを
検出し、そのコードを備えられているメモリに記憶す
る。そして、切替手段102により切り替えられて入力
したデジタルオーディオ信号に対して、メモリに記憶さ
れた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデー
タを誤差データとして検出する。
【0036】次に、パターン検出手段106は、誤差デ
ータ検出手段105で検出した誤差データが同じ値で何
サンプル連続しているかを検出するものである。誤差デ
ータが同じ値で複数サンプル(2サンプル以上)連続し
ている部分を、補間データを算出する対象の範囲(補間
対象範囲)として検出する。
ータ検出手段105で検出した誤差データが同じ値で何
サンプル連続しているかを検出するものである。誤差デ
ータが同じ値で複数サンプル(2サンプル以上)連続し
ている部分を、補間データを算出する対象の範囲(補間
対象範囲)として検出する。
【0037】次に、遅延手段107は、切替手段102
からのデジタルオーディオ信号に対して、誤差データ検
出手段105、パターン検出手段106におけるそれぞ
れの処理が行われる処理時間に相当する時間、後述する
データ補間手段108へ入力するデジタルオーディオ信
号を遅延させるためのものである。すなわち、デジタル
オーディオ信号から誤差データを検出して、その誤差デ
ータが補間対象範囲に対応するか否かを検出する処理に
相当する時間、データ補間手段108へ入力するデジタ
ルオーディオ信号を遅延させる。
からのデジタルオーディオ信号に対して、誤差データ検
出手段105、パターン検出手段106におけるそれぞ
れの処理が行われる処理時間に相当する時間、後述する
データ補間手段108へ入力するデジタルオーディオ信
号を遅延させるためのものである。すなわち、デジタル
オーディオ信号から誤差データを検出して、その誤差デ
ータが補間対象範囲に対応するか否かを検出する処理に
相当する時間、データ補間手段108へ入力するデジタ
ルオーディオ信号を遅延させる。
【0038】次に、データ補間手段108について説明
する。データ補間手段108は、パターン検出手段10
6で検出した補間対象範囲の前後のサンプルのデータ、
すなわち、検出された誤差データの値と異なる値で誤差
データに連続した前後のデータを用いて補間データを算
出し、補間データと遅延手段107を介して入力したデ
ジタルオーディオ信号とを合成して出力するものであ
る。
する。データ補間手段108は、パターン検出手段10
6で検出した補間対象範囲の前後のサンプルのデータ、
すなわち、検出された誤差データの値と異なる値で誤差
データに連続した前後のデータを用いて補間データを算
出し、補間データと遅延手段107を介して入力したデ
ジタルオーディオ信号とを合成して出力するものであ
る。
【0039】データの補間処理について具体的に説明す
る。本実施例におけるデータの補間処理は、演算処理の
高速化等を考慮し、直線補間によるデータ補間を行うも
のとするが、スプライン補間等でもよい。図4は、本実
施例の歪み低減装置における直線補間を説明するための
模式図である。図4に示すように、誤差データ検出手段
105で検出された誤差データが同じ値で5サンプル連
続している場合、誤差データと連続する前後の2サンプ
ルのデータを直線で結び、その直線上の値をそれぞれの
補間データとして、入力したデジタルオーディオ信号に
合成して出力するものである。
る。本実施例におけるデータの補間処理は、演算処理の
高速化等を考慮し、直線補間によるデータ補間を行うも
のとするが、スプライン補間等でもよい。図4は、本実
施例の歪み低減装置における直線補間を説明するための
模式図である。図4に示すように、誤差データ検出手段
105で検出された誤差データが同じ値で5サンプル連
続している場合、誤差データと連続する前後の2サンプ
ルのデータを直線で結び、その直線上の値をそれぞれの
補間データとして、入力したデジタルオーディオ信号に
合成して出力するものである。
【0040】また、算出された補間データは、入力した
デジタルオーディオ信号のビット数における1LSBよ
り小さい値のデータとなるため、歪み低減装置101か
ら出力されるデジタルオーディオ信号は、ビット長が拡
張されたものとなる。すなわち、図4において、時刻t
xの時のレベル(LSB)をy(tx)とし、直線補間
後の各レベルをz(tx)とすると、直線補間は、次式
の数4に示すように傾きdの一時関数となる。
デジタルオーディオ信号のビット数における1LSBよ
り小さい値のデータとなるため、歪み低減装置101か
ら出力されるデジタルオーディオ信号は、ビット長が拡
張されたものとなる。すなわち、図4において、時刻t
xの時のレベル(LSB)をy(tx)とし、直線補間
後の各レベルをz(tx)とすると、直線補間は、次式
の数4に示すように傾きdの一時関数となる。
【0041】
【数4】
【0042】そして、複数サンプルの補間データのうち
(時刻t1から時刻t5までの間のデータ)、mサンプ
ル目の補間データの値K(n)は、補間データの始点
(時刻t0)をaとし、終点(時刻t5)をbとする
と、次式の数5となる。
(時刻t1から時刻t5までの間のデータ)、mサンプ
ル目の補間データの値K(n)は、補間データの始点
(時刻t0)をaとし、終点(時刻t5)をbとする
と、次式の数5となる。
【0043】
【数5】
【0044】例えば、図4に示すような場合、補間デー
タのそれぞれのレベルは、次式の数6となる。
タのそれぞれのレベルは、次式の数6となる。
【0045】
【数6】
【0046】このように、複数サンプルの補間データ
は、入力したデジタルオーディオ信号における1LSB
より小さい値をとることになり、デジタルオーディオ信
号のビット長が拡張されたことになる。
は、入力したデジタルオーディオ信号における1LSB
より小さい値をとることになり、デジタルオーディオ信
号のビット長が拡張されたことになる。
【0047】以上の構成により、先ず、入力したデジタ
ルオーディオ信号の複数サンプルについて、それぞれ量
子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレベル分
布として検出する。第1のレベル分布に対してフィルタ
リング処理を施してアナログ/デジタル変換器に非線形
誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2の
レベル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル
分布で除算した誤差分布を算出する。誤差分布から予め
定めた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデ
ータを誤差データとして検出し、誤差データが同じ値で
複数サンプル連続する補間対象範囲として検出する。そ
して、補間対象範囲の1サンプル前のデータと1サンプ
ル後のデータとを用いて補間対象範囲の補間データを算
出してデジタルオーディオ信号に合成して出力すること
により、過去の録音時に用いられたA/D変換器が現存
するか否かにかかわらず、デジタルオーディオ信号から
非線形誤差を検出して、その非線形誤差に基づく歪みを
低減することができる。
ルオーディオ信号の複数サンプルについて、それぞれ量
子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレベル分
布として検出する。第1のレベル分布に対してフィルタ
リング処理を施してアナログ/デジタル変換器に非線形
誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似した第2の
レベル分布を算出し、第1のレベル分布を第2のレベル
分布で除算した誤差分布を算出する。誤差分布から予め
定めた閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデ
ータを誤差データとして検出し、誤差データが同じ値で
複数サンプル連続する補間対象範囲として検出する。そ
して、補間対象範囲の1サンプル前のデータと1サンプ
ル後のデータとを用いて補間対象範囲の補間データを算
出してデジタルオーディオ信号に合成して出力すること
により、過去の録音時に用いられたA/D変換器が現存
するか否かにかかわらず、デジタルオーディオ信号から
非線形誤差を検出して、その非線形誤差に基づく歪みを
低減することができる。
【0048】次に、本発明の歪み低減装置の他の実施例
について説明する。図5は、本発明の歪み低減装置にお
ける他の実施例の概略構成を示す模式図である。図5に
おいて、図1と同様の構成には同符号を付し、各構成の
詳細な説明は省略する。また、歪み低減装置101に
は、非線形誤差を有した低ビットのA/D変換器により
録音されたビット長13ビットのデジタルオーディオ信
号(13ビットデジタルオーディオ信号)が入力し、非
線形誤差歪みを低減すると共にビット長16ビットのデ
ジタルオーディオ信号に変換されるものとする。
について説明する。図5は、本発明の歪み低減装置にお
ける他の実施例の概略構成を示す模式図である。図5に
おいて、図1と同様の構成には同符号を付し、各構成の
詳細な説明は省略する。また、歪み低減装置101に
は、非線形誤差を有した低ビットのA/D変換器により
録音されたビット長13ビットのデジタルオーディオ信
号(13ビットデジタルオーディオ信号)が入力し、非
線形誤差歪みを低減すると共にビット長16ビットのデ
ジタルオーディオ信号に変換されるものとする。
【0049】図5において、歪み低減装置101は、入
力するデジタルオーディオ信号の出力を切り替える切替
手段102と、入力されたデジタルオーディオ信号を、
複数サンプルについて各々の量子化レベルを表わすコー
ド毎の出現度数をヒストグラム、すなわち、レベル分布
(第1のレベル分布)として検出するレベル分布検出手
段103と、レベル分布検出手段103で検出された第
1のレベル分布に対しローパスフィルタリング処理を施
して、A/D変換器に誤差がない場合の理想的なレベル
分布に近似した第2のレベル分布を算出し、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前の第1のレベル分布を第
2のレベル分布で除算することにより、非線形誤差の分
布を示す誤差分布を算出する誤差分布算出手段104
と、誤差分布算出手段104で算出した誤差分布におけ
る各コードの誤差度数を予め定められた閾値と比較し、
閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデータを
誤差データとして検出する誤差データ検出手段105
と、誤差データが同じ値で複数サンプル連続している部
分を補間対象範囲として検出するパターン検出手段10
6と、入力したデジタルオーディオ信号を遅延させる遅
延手段107と、補間対象範囲の前後のサンプルのデー
タを用いて、遅延手段107からのデジタルオーディオ
信号における補間対象範囲の補間データを算出し、デジ
タルオーディオ信号と合成するデータ補間手段108
と、データ補間手段108で算出された補間対象範囲の
全ての補間データが、予め定めた範囲内に存在する場合
に、補間データを合成したデジタルオーディオ信号を出
力し、予め定めた範囲内に存在しない場合に、入力した
元のデジタルオーディオ信号をそのまま出力する補間判
定手段109を備えている。
力するデジタルオーディオ信号の出力を切り替える切替
手段102と、入力されたデジタルオーディオ信号を、
複数サンプルについて各々の量子化レベルを表わすコー
ド毎の出現度数をヒストグラム、すなわち、レベル分布
(第1のレベル分布)として検出するレベル分布検出手
段103と、レベル分布検出手段103で検出された第
1のレベル分布に対しローパスフィルタリング処理を施
して、A/D変換器に誤差がない場合の理想的なレベル
分布に近似した第2のレベル分布を算出し、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前の第1のレベル分布を第
2のレベル分布で除算することにより、非線形誤差の分
布を示す誤差分布を算出する誤差分布算出手段104
と、誤差分布算出手段104で算出した誤差分布におけ
る各コードの誤差度数を予め定められた閾値と比較し、
閾値以上の誤差度数を有するコードに対応するデータを
誤差データとして検出する誤差データ検出手段105
と、誤差データが同じ値で複数サンプル連続している部
分を補間対象範囲として検出するパターン検出手段10
6と、入力したデジタルオーディオ信号を遅延させる遅
延手段107と、補間対象範囲の前後のサンプルのデー
タを用いて、遅延手段107からのデジタルオーディオ
信号における補間対象範囲の補間データを算出し、デジ
タルオーディオ信号と合成するデータ補間手段108
と、データ補間手段108で算出された補間対象範囲の
全ての補間データが、予め定めた範囲内に存在する場合
に、補間データを合成したデジタルオーディオ信号を出
力し、予め定めた範囲内に存在しない場合に、入力した
元のデジタルオーディオ信号をそのまま出力する補間判
定手段109を備えている。
【0050】切替手段102は、レベル分布検出手段1
03、誤差分布算出手段104により、入力したデジタ
ルオーディオ信号の誤差分布を算出した後、デジタルオ
ーディオ信号の出力先を切り替え、誤差データ検出手段
105、パターン検出手段106、遅延手段107、デ
ータ補間手段108、補間判定手段109にデジタルオ
ーディオ信号を出力する。
03、誤差分布算出手段104により、入力したデジタ
ルオーディオ信号の誤差分布を算出した後、デジタルオ
ーディオ信号の出力先を切り替え、誤差データ検出手段
105、パターン検出手段106、遅延手段107、デ
ータ補間手段108、補間判定手段109にデジタルオ
ーディオ信号を出力する。
【0051】レベル分布検出手段103は、入力するデ
ジタルオーディオ信号の複数サンプルについて、それぞ
れの量子化レベルを表すコード毎に、コードの出現度数
を検出し、第1のレベル分布(ヒストグラム)を検出す
る。
ジタルオーディオ信号の複数サンプルについて、それぞ
れの量子化レベルを表すコード毎に、コードの出現度数
を検出し、第1のレベル分布(ヒストグラム)を検出す
る。
【0052】誤差分布算出手段104は、ローパスフィ
ルタリング処理機能を有し、レベル分布検出手段103
で検出された第1のレベル分布に対してローパスフィル
タリング処理を施し、A/D変換器に非線形誤差がない
場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布
を算出する。そして、第1のレベル分布を第2のレベル
分布で除算して13ビットのA/D変換器による非線形
誤差を、誤差がない場合の出現頻度を1.0に正規化し
た誤差分布として算出する。
ルタリング処理機能を有し、レベル分布検出手段103
で検出された第1のレベル分布に対してローパスフィル
タリング処理を施し、A/D変換器に非線形誤差がない
場合の理想的なレベル分布に近似した第2のレベル分布
を算出する。そして、第1のレベル分布を第2のレベル
分布で除算して13ビットのA/D変換器による非線形
誤差を、誤差がない場合の出現頻度を1.0に正規化し
た誤差分布として算出する。
【0053】誤差データ検出手段105は、誤差分布算
出手段104で算出された誤差分布から、誤差度数が予
め定めた閾値以上のコードに対応するデータを誤差デー
タとして検出する。予め定めた閾値は、例えば、誤差度
数1.2を閾値として設定し、誤差度数1.2以上の誤
差度数を有するコードに対応するデータを、歪み低減の
対象となる誤差データとして検出する。
出手段104で算出された誤差分布から、誤差度数が予
め定めた閾値以上のコードに対応するデータを誤差デー
タとして検出する。予め定めた閾値は、例えば、誤差度
数1.2を閾値として設定し、誤差度数1.2以上の誤
差度数を有するコードに対応するデータを、歪み低減の
対象となる誤差データとして検出する。
【0054】パターン検出手段106は、誤差データ検
出手段105で検出した誤差データが同じ値で何サンプ
ル連続しているかを検出する。誤差データが同じ値で複
数サンプル(2サンプル以上)連続している部分を、補
間データを算出する対象の範囲(補間対象範囲)として
検出する。
出手段105で検出した誤差データが同じ値で何サンプ
ル連続しているかを検出する。誤差データが同じ値で複
数サンプル(2サンプル以上)連続している部分を、補
間データを算出する対象の範囲(補間対象範囲)として
検出する。
【0055】遅延手段107は、切替手段102からの
デジタルオーディオ信号に対して、誤差データ検出手段
105、パターン検出手段106におけるそれぞれの処
理が行われる処理時間に相当する時間、後述するデータ
補間手段108へ入力するデジタルオーディオ信号を遅
延させる。
デジタルオーディオ信号に対して、誤差データ検出手段
105、パターン検出手段106におけるそれぞれの処
理が行われる処理時間に相当する時間、後述するデータ
補間手段108へ入力するデジタルオーディオ信号を遅
延させる。
【0056】データ補間手段108は、パターン検出手
段106で検出した補間対象範囲の前後のサンプルのデ
ータ、すなわち、検出された誤差データの値と異なる値
で誤差データに連続した前後のデータを用いて補間デー
タを算出し、補間データと遅延手段107を介して入力
したデジタルオーディオ信号とを合成して出力する。デ
ータの補間処理は、演算処理の高速化等を考慮し、直線
補間によるデータ補間を行うものとするが、スプライン
補間等でもよい。
段106で検出した補間対象範囲の前後のサンプルのデ
ータ、すなわち、検出された誤差データの値と異なる値
で誤差データに連続した前後のデータを用いて補間デー
タを算出し、補間データと遅延手段107を介して入力
したデジタルオーディオ信号とを合成して出力する。デ
ータの補間処理は、演算処理の高速化等を考慮し、直線
補間によるデータ補間を行うものとするが、スプライン
補間等でもよい。
【0057】次に、補間判定手段109について説明す
る。本実施例の歪み低減装置と前述した実施例の歪み低
減装置とは、データ補間手段108の後段に補間判定手
段109を備えた点で構成が異なる。補間判定手段10
9は、前述したデータ補間手段108で算出した補間対
象範囲の全ての補間データが、補間前のデータ(誤差デ
ータ検出手段105で検出された誤差データ)に対して
予め定めた判定値以内であるかを判定し、その判定結果
により、補間データを合成したデジタルオーディオ信号
を出力するか、元のデジタルオーディオ信号を出力する
かを判定するものである。このデータ補間を行うか否か
の判定を行うことにより、より正確にデジタルオーディ
オ信号の非線形誤差を低減できる。
る。本実施例の歪み低減装置と前述した実施例の歪み低
減装置とは、データ補間手段108の後段に補間判定手
段109を備えた点で構成が異なる。補間判定手段10
9は、前述したデータ補間手段108で算出した補間対
象範囲の全ての補間データが、補間前のデータ(誤差デ
ータ検出手段105で検出された誤差データ)に対して
予め定めた判定値以内であるかを判定し、その判定結果
により、補間データを合成したデジタルオーディオ信号
を出力するか、元のデジタルオーディオ信号を出力する
かを判定するものである。このデータ補間を行うか否か
の判定を行うことにより、より正確にデジタルオーディ
オ信号の非線形誤差を低減できる。
【0058】すなわち、誤差データに対して補間対象範
囲の全ての補間データが、予め定めた判定値以内の場
合、全ての補間データは、誤差データの本来の値の誤差
範囲として誤差データのデータ補間を行い、すなわち補
間データと入力したデジタルオーディオ信号とを合成し
て出力する。しかし、誤差データに対して補間対象範囲
の全て補間データが予め定めた判定値以内でない場合、
判定値以外の補間データが正しい値でないとして誤差デ
ータのデータ補間を行わない。判定値は、例えば、理想
のA/D変換器においても持つ±0.5LSBの誤差範
囲とし、判定値を±0.5LSBとすることにより、よ
り正確なデータ補間処理を行うことができる。
囲の全ての補間データが、予め定めた判定値以内の場
合、全ての補間データは、誤差データの本来の値の誤差
範囲として誤差データのデータ補間を行い、すなわち補
間データと入力したデジタルオーディオ信号とを合成し
て出力する。しかし、誤差データに対して補間対象範囲
の全て補間データが予め定めた判定値以内でない場合、
判定値以外の補間データが正しい値でないとして誤差デ
ータのデータ補間を行わない。判定値は、例えば、理想
のA/D変換器においても持つ±0.5LSBの誤差範
囲とし、判定値を±0.5LSBとすることにより、よ
り正確なデータ補間処理を行うことができる。
【0059】図6は、本実施例の歪み低減装置における
補間判定を説明するための模式図である。(a)は全て
の補間データが誤差データに対して±0.5LSB以内
の場合を示し、(b)は全ての補間データが誤差データ
に対して±0.5LSB以内でない場合を示す。例え
ば、図6(a)に示すように、補間対象範囲の全ての補
間データが誤差データの±0.5LSB以内である場
合、補間データを合成したデジタルオーディオ信号を出
力し、図6(b)に示すように、補間対象範囲の補間デ
ータのうち、1つの補間データでも誤差データに対して
±0.5LSB以内でない場合、元のデジタルオーディ
オ信号をそのまま出力するものである。
補間判定を説明するための模式図である。(a)は全て
の補間データが誤差データに対して±0.5LSB以内
の場合を示し、(b)は全ての補間データが誤差データ
に対して±0.5LSB以内でない場合を示す。例え
ば、図6(a)に示すように、補間対象範囲の全ての補
間データが誤差データの±0.5LSB以内である場
合、補間データを合成したデジタルオーディオ信号を出
力し、図6(b)に示すように、補間対象範囲の補間デ
ータのうち、1つの補間データでも誤差データに対して
±0.5LSB以内でない場合、元のデジタルオーディ
オ信号をそのまま出力するものである。
【0060】すなわち、レベルaのデータに対して直線
補間を行った結果、誤差度数をN(a)、0.5LSB
(1/2LSB)を4とすると、全ての補間データが、
次式の数7に示す範囲内に存在しているかを検出し、存
在している場合に補間データを合成したデジタルオーデ
ィオ信号を出力し、1つでも範囲外の補間データが存在
する場合にデータ補間しない元のデジタルオーディオ信
号をそのまま出力する。
補間を行った結果、誤差度数をN(a)、0.5LSB
(1/2LSB)を4とすると、全ての補間データが、
次式の数7に示す範囲内に存在しているかを検出し、存
在している場合に補間データを合成したデジタルオーデ
ィオ信号を出力し、1つでも範囲外の補間データが存在
する場合にデータ補間しない元のデジタルオーディオ信
号をそのまま出力する。
【0061】
【数7】
【0062】数7において、入力するデジタルオーディ
オ信号のビット長をNi、出力されるデジタルオーディ
オ信号のビット長をNoとすると、次式の数8から求め
てもよい。
オ信号のビット長をNi、出力されるデジタルオーディ
オ信号のビット長をNoとすると、次式の数8から求め
てもよい。
【0063】
【数8】
【0064】以上に説明した歪み低減装置の処理動作に
ついて説明する。図7は、本実施例における歪み低減装
置の処理動作を示すフローチャートである。先ず、レベ
ル分布検出手段103、誤差分布算出手段104により
デジタルオーディオ信号の誤差分布を算出する。第1の
レベル分布を作成するためのデジタルオーディオ信号の
サンプル数(測定サンプル数)aを所定数に設定する
(S11)。
ついて説明する。図7は、本実施例における歪み低減装
置の処理動作を示すフローチャートである。先ず、レベ
ル分布検出手段103、誤差分布算出手段104により
デジタルオーディオ信号の誤差分布を算出する。第1の
レベル分布を作成するためのデジタルオーディオ信号の
サンプル数(測定サンプル数)aを所定数に設定する
(S11)。
【0065】次に、記録媒体からデジタルオーディオ信
号(13ビット)をサンプル数aでサンプリングして読
み出し、記憶部に記憶する(S12)。記憶部に記憶さ
れたビット長13ビットのデジタルオーディオ信号は、
レベル分布検出手段103で、レベル分布の検出が行な
われる。この場合、レベル分布検出手段103は、前述
したようにヒストグラムメモリを有し、入力されたデー
タに該当するアドレス(番地)のヒストグラムメモリの
値を+1(S13)し、これを所定回数(サンプル数
a)繰り返して、ヒストグラム(第1のレベル分布)を
作成する(S14、S15)。
号(13ビット)をサンプル数aでサンプリングして読
み出し、記憶部に記憶する(S12)。記憶部に記憶さ
れたビット長13ビットのデジタルオーディオ信号は、
レベル分布検出手段103で、レベル分布の検出が行な
われる。この場合、レベル分布検出手段103は、前述
したようにヒストグラムメモリを有し、入力されたデー
タに該当するアドレス(番地)のヒストグラムメモリの
値を+1(S13)し、これを所定回数(サンプル数
a)繰り返して、ヒストグラム(第1のレベル分布)を
作成する(S14、S15)。
【0066】次に、誤差分布算出手段104は、レベル
分布検出手段103で検出された第1のレベル分布に対
してローパスフィルタリング処理を施して、A/D変換
器に非線形誤差がない場合の理想的なレベル分布に近似
した第2のレベル分布を算出する。そして、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前の第1のレベル分布を、
ローパスフィルタリング処理がなされた後の第2のレベ
ル分布で除算して、13ビットのA/D変換器による非
線形誤差を、誤差がない場合の誤差度数を1.0とした
誤差分布を算出する(S16)。
分布検出手段103で検出された第1のレベル分布に対
してローパスフィルタリング処理を施して、A/D変換
器に非線形誤差がない場合の理想的なレベル分布に近似
した第2のレベル分布を算出する。そして、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前の第1のレベル分布を、
ローパスフィルタリング処理がなされた後の第2のレベ
ル分布で除算して、13ビットのA/D変換器による非
線形誤差を、誤差がない場合の誤差度数を1.0とした
誤差分布を算出する(S16)。
【0067】次に、誤差データ検出手段104は、予め
定めた閾値と誤差分布算出手段104で算出した誤差分
布から、誤差度数が閾値以上のコードを検出してメモリ
に記憶する(S17)。そして、切替手段102により
デジタルオーディオ信号が誤差データ検出手段104に
入力すると、誤差データ検出手段104は、メモリの記
憶されたコードに対応するデータを誤差データ(歪み低
減の対象となるコード)として検出する(S18)。
定めた閾値と誤差分布算出手段104で算出した誤差分
布から、誤差度数が閾値以上のコードを検出してメモリ
に記憶する(S17)。そして、切替手段102により
デジタルオーディオ信号が誤差データ検出手段104に
入力すると、誤差データ検出手段104は、メモリの記
憶されたコードに対応するデータを誤差データ(歪み低
減の対象となるコード)として検出する(S18)。
【0068】次に、パターン検出手段106は、誤差デ
ータ検出手段105で検出した誤差データが同じ値で何
サンプル連続しているかを検出し、誤差データが同じ値
で複数サンプル連続している場合、補間データを算出す
る補間対象範囲として検出する(S19)。
ータ検出手段105で検出した誤差データが同じ値で何
サンプル連続しているかを検出し、誤差データが同じ値
で複数サンプル連続している場合、補間データを算出す
る補間対象範囲として検出する(S19)。
【0069】次に、データ補間手段108は、パターン
検出手段106で検出した補間対象範囲の前後のデータ
を用いて補間データを算出し、遅延手段107を介して
入力したデジタルオーディオ信号と前記補間データとを
合成して出力する(S20)。
検出手段106で検出した補間対象範囲の前後のデータ
を用いて補間データを算出し、遅延手段107を介して
入力したデジタルオーディオ信号と前記補間データとを
合成して出力する(S20)。
【0070】そして、補間判定手段109は、データ補
間手段108で算出した補間対象範囲の全ての補間デー
タが、補間前のデータ(誤差データ)に対して±0.5
LSB以内であるかを判定する(S21)。
間手段108で算出した補間対象範囲の全ての補間デー
タが、補間前のデータ(誤差データ)に対して±0.5
LSB以内であるかを判定する(S21)。
【0071】補間対象範囲の全ての補間データが、誤差
データに対して±0.5LSB以内である場合、補間デ
ータを合成したデジタルオーディオ信号を出力し(S2
2)、補間対象範囲の補間データのうち、いずれか1つ
でも誤差データに対して±0.5LSB以内でない場
合、元のデジタルオーディオ信号をそのまま出力する
(S23)。
データに対して±0.5LSB以内である場合、補間デ
ータを合成したデジタルオーディオ信号を出力し(S2
2)、補間対象範囲の補間データのうち、いずれか1つ
でも誤差データに対して±0.5LSB以内でない場
合、元のデジタルオーディオ信号をそのまま出力する
(S23)。
【0072】以上のように、デジタルオーディオ信号か
ら複数サンプルにおけるレベル分布を検出し、そのレベ
ル分布から非線形誤差の生じた誤差分布を算出する。誤
差分布から予め定められた閾値以上の誤差度数を有する
コードに対応する誤差データを検出し、その誤差データ
が同じ値で何サンプル連続するかを検出する。誤差デー
タが同じ値で複数サンプル連続している部分を補間対象
範囲とし、直線補間等により補間データを算出してデジ
タルオーディオ信号と合成する。そして、補間対象範囲
の全ての補間データが、誤差データに対して±0.5L
SBの範囲内の場合、補間データが合成されたデジタル
オーディオ信号を出力し、誤差データに対して±0.5
LSBの範囲内でない場合、元のデジタルオーディオ信
号をそのまま出力する。
ら複数サンプルにおけるレベル分布を検出し、そのレベ
ル分布から非線形誤差の生じた誤差分布を算出する。誤
差分布から予め定められた閾値以上の誤差度数を有する
コードに対応する誤差データを検出し、その誤差データ
が同じ値で何サンプル連続するかを検出する。誤差デー
タが同じ値で複数サンプル連続している部分を補間対象
範囲とし、直線補間等により補間データを算出してデジ
タルオーディオ信号と合成する。そして、補間対象範囲
の全ての補間データが、誤差データに対して±0.5L
SBの範囲内の場合、補間データが合成されたデジタル
オーディオ信号を出力し、誤差データに対して±0.5
LSBの範囲内でない場合、元のデジタルオーディオ信
号をそのまま出力する。
【0073】このことにより、過去の録音時に用いられ
たA/D変換器が現存するか否かにかかわらず、デジタ
ルオーディオ信号から非線形誤差を検出して、その非線
形誤差に基づく歪みを低減することができる。
たA/D変換器が現存するか否かにかかわらず、デジタ
ルオーディオ信号から非線形誤差を検出して、その非線
形誤差に基づく歪みを低減することができる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、デジタルオーディオ信
号の非線形誤差に基づく歪みを低減することができる。
号の非線形誤差に基づく歪みを低減することができる。
【図1】本発明の歪み低減装置における一実施例の概略
構成を示す模式図である。
構成を示す模式図である。
【図2】デジタルオーディオ信号のレベル分布を示す模
式図である。(a)は変換精度の良いA/D変換器を用
いてA/D変換されたデジタルオーディオ信号のレベル
分布を示し、(b)は非線形誤差を有するA/D変換器
を用いてA/D変換されたデジタルオーディオ信号のレ
ベル分布を示す。
式図である。(a)は変換精度の良いA/D変換器を用
いてA/D変換されたデジタルオーディオ信号のレベル
分布を示し、(b)は非線形誤差を有するA/D変換器
を用いてA/D変換されたデジタルオーディオ信号のレ
ベル分布を示す。
【図3】本実施例の歪み低減装置における誤差分布算出
手段の処理を説明するための模式図である。(a)は非
線形誤差歪みを有するデジタルオーディオ信号のレベル
分布を示し、(b)はフィルタリング処理が施されたデ
ジタルオーディオ信号のレベル分布を示し、(c)は誤
差分布を示す。
手段の処理を説明するための模式図である。(a)は非
線形誤差歪みを有するデジタルオーディオ信号のレベル
分布を示し、(b)はフィルタリング処理が施されたデ
ジタルオーディオ信号のレベル分布を示し、(c)は誤
差分布を示す。
【図4】本実施例の歪み低減装置における直線補間を説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
【図5】本発明の歪み低減装置における他の実施例の概
略構成を示す模式図である。
略構成を示す模式図である。
【図6】本実施例の歪み低減装置における補間判定を説
明するための模式図である。(a)は全ての補間データ
が誤差データに対して±0.5LSB以内の場合を示
し、(b)は全ての補間データが誤差データに対して±
0.5LSB以内でない場合を示す。
明するための模式図である。(a)は全ての補間データ
が誤差データに対して±0.5LSB以内の場合を示
し、(b)は全ての補間データが誤差データに対して±
0.5LSB以内でない場合を示す。
【図7】本実施例における歪み低減装置の処理動作を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
101・・歪み低減装置、102・・切替手段、103
・・レベル分布検出手段、104・・誤差分布算出手
段、105・・誤差データ検出手段、106・・パター
ン検出手段、107・・遅延手段、108・・データ補
間手段、109・・補間判定手段
・・レベル分布検出手段、104・・誤差分布算出手
段、105・・誤差データ検出手段、106・・パター
ン検出手段、107・・遅延手段、108・・データ補
間手段、109・・補間判定手段
Claims (7)
- 【請求項1】デジタルオーディオ信号の非線形誤差に基
づく歪みを低減する歪み低減装置において、入力した前
記デジタルオーディオ信号の複数サンプルについてそれ
ぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレ
ベル分布として検出するレベル分布検出手段と、該レベ
ル分布検出手段で検出された第1のレベル分布に対して
フィルタリング処理を施してアナログ/デジタル変換器
に非線形誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似し
た第2のレベル分布を算出し前記第1のレベル分布を前
記第2のレベル分布で除算した誤差分布を算出する誤差
分布算出手段と、該誤差分布算出手段で算出された前記
誤差分布から予め定めた閾値以上の誤差度数を有するコ
ードに対応するデータを誤差データとして検出する誤差
データ検出手段と、該誤差データ検出手段で検出された
前記誤差データが同じ値で複数サンプル連続する部分を
補間対象範囲として検出するパターン検出手段と、該パ
ターン検出手段で検出された前記補間対象範囲の1サン
プル前のデータと1サンプル後のデータとを用いて前記
補間対象範囲の補間データを算出してデジタルオーディ
オ信号に合成するデータ補間手段とを具備することを特
徴とする歪み低減装置。 - 【請求項2】デジタルオーディオ信号の非線形誤差に基
づく歪みを低減する歪み低減装置において、入力した前
記デジタルオーディオ信号の複数サンプルについてそれ
ぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレ
ベル分布として検出するレベル分布検出手段と、該レベ
ル分布検出手段で検出された第1のレベル分布に対して
フィルタリング処理を施してアナログ/デジタル変換器
に非線形誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似し
た第2のレベル分布を算出し前記第1のレベル分布を前
記第2のレベル分布で除算した誤差分布を算出する誤差
分布算出手段と、該誤差分布算出手段で算出された前記
誤差分布から予め定めた閾値以上の誤差度数を有するコ
ードに対応するデータを誤差データとして検出する誤差
データ検出手段と、該誤差データ検出手段で検出された
前記誤差データが同じ値で複数サンプル連続する部分を
補間対象範囲として検出するパターン検出手段と、該パ
ターン検出手段で検出された前記補間対象範囲の1サン
プル前のデータと1サンプル後のデータとを用いて前記
補間対象範囲の補間データを算出してデジタルオーディ
オ信号に合成するデータ補間手段と、該データ補間手段
の前記補間対象範囲の全ての前記補間データが前記誤差
データに対して予め定めた判定値以内の場合に前記補間
データが合成されたデジタルオーディオ信号を出力し、
前記誤差データに対して前記予め定めた判定値以内でな
い場合に入力されたデジタルオーディオ信号をそのまま
出力する補間判定手段とを具備することを特徴とする歪
み低減装置。 - 【請求項3】請求項2記載の歪み低減装置において、前
記予め定めた判定値は、前記誤差データに対して±0.
5LSBであることを特徴とする歪み低減装置。 - 【請求項4】請求項1及び請求項2記載の歪み低減装置
において、前記データ補間手段は、前記補間対象範囲の
1サンプル前のデータと1サンプル後のデータとを用い
て直線補間により補間データを算出することを特徴とす
る歪み低減装置。 - 【請求項5】デジタルオーディオ信号の非線形誤差に基
づく歪みを低減する歪み低減方法において、入力した前
記デジタルオーディオ信号の複数サンプルについてそれ
ぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレ
ベル分布として検出し、前記第1のレベル分布に対して
フィルタリング処理を施してアナログ/デジタル変換器
に非線形誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似し
た第2のレベル分布を算出し、前記第1のレベル分布を
前記第2のレベル分布で除算した誤差分布を算出し、前
記誤差分布から予め定めた閾値以上の誤差度数を有する
コードに対応するデータを誤差データとして検出し、前
記誤差データが同じ値で複数サンプル連続する部分を補
間対象範囲として検出し、前記補間対象範囲の1サンプ
ル前のデータと1サンプル後のデータとを用いて前記補
間対象範囲の補間データを算出してデジタルオーディオ
信号に合成して出力することを特徴とする歪み低減方
法。 - 【請求項6】デジタルオーディオ信号の非線形誤差に基
づく歪みを低減する歪み低減方法において、入力した前
記デジタルオーディオ信号の複数サンプルについてそれ
ぞれ量子化レベルを表すコード毎の出現度数を第1のレ
ベル分布として検出し、前記第1のレベル分布に対して
フィルタリング処理を施してアナログ/デジタル変換器
に非線形誤差のない場合の理想的なレベル分布に近似し
た第2のレベル分布を算出し、前記第1のレベル分布を
前記第2のレベル分布で除算した誤差分布を算出し、前
記誤差分布から予め定めた閾値以上の誤差度数を有する
コードに対応するデータを誤差データとして検出し、前
記誤差データが同じ値で複数サンプル連続する部分を補
間対象範囲として検出し、前記補間対象範囲の1サンプ
ル前のデータと1サンプル後のデータとを用いて前記補
間対象範囲の補間データを算出してデジタルオーディオ
信号に合成し、前記補間対象範囲の全ての前記補間デー
タが前記誤差データに対して予め定めた判定値以内の場
合に前記補間データが合成されたデジタルオーディオ信
号を出力し、前記誤差データに対して前記予め定めた判
定値以内でない場合に入力されたデジタルオーディオ信
号をそのまま出力することを特徴とする歪み低減方法。 - 【請求項7】請求項6記載の歪み低減方法において、前
記予め定めた判定値は、前記誤差データに対して±0.
5LSBであることを特徴とする歪み低減方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13927097A JPH10322206A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 歪み低減装置及び歪み低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13927097A JPH10322206A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 歪み低減装置及び歪み低減方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10322206A true JPH10322206A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15241380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13927097A Pending JPH10322206A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 歪み低減装置及び歪み低減方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10322206A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011146952A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Nec Corp | Ad変換器 |
| CN106877994A (zh) * | 2015-12-11 | 2017-06-20 | 深圳兆日科技股份有限公司 | 音频数据发送和接收方法 |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP13927097A patent/JPH10322206A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011146952A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Nec Corp | Ad変換器 |
| CN106877994A (zh) * | 2015-12-11 | 2017-06-20 | 深圳兆日科技股份有限公司 | 音频数据发送和接收方法 |
| CN106877994B (zh) * | 2015-12-11 | 2020-12-15 | 深圳兆日科技股份有限公司 | 音频数据发送和接收方法 |
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