JPH10322946A - 電気回転機、及びその回転子 - Google Patents

電気回転機、及びその回転子

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JPH10322946A
JPH10322946A JP9122379A JP12237997A JPH10322946A JP H10322946 A JPH10322946 A JP H10322946A JP 9122379 A JP9122379 A JP 9122379A JP 12237997 A JP12237997 A JP 12237997A JP H10322946 A JPH10322946 A JP H10322946A
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Japan
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rotor
core
rotating machine
electric rotating
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JP9122379A
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English (en)
Inventor
Yuji Enomoto
裕治 榎本
Koki Taneda
幸記 種田
Toshihiko Sakai
俊彦 酒井
Hiromichi Hiramatsu
広道 平松
Noriaki Yamamoto
典明 山本
Takashi Ishigami
孝 石上
Motoya Ito
元哉 伊藤
Fumio Tajima
文男 田島
Heikichi Kuwabara
平吉 桑原
Yasuo Osone
靖夫 大曽根
Suetaro Shibukawa
末太郎 渋川
Masaharu Senoo
正治 妹尾
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機等において、起動時には容易に回転さ
せ、回転中には安定回転させる。 【解決手段】 回転子コア11aには、複数の空間1
9,19,…が形成されている。各空間19,19,…
の回転軸側には、永久磁石35,35,…が固定され、
各空間19には、鉄粉30が入れられている。電動機が
停止しているときには、鉄粉30が永久磁石35につく
ので、回転子10aの慣性モーメントが小さくなり、電
動機の回転中には、鉄粉30にかかる遠心力が永久磁石
35の磁力にまさって、鉄粉30が空間19の外周側に
位置するので、回転子10aの慣性モーメントが大きく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機や発電機等
の電気回転機、およびその回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機(インダクションモータ)の
回転子としては、例えば、図14に示すように、かご型
回転子10と呼ばれるものがある。このかご型回転子1
0は、回転軸と、図15に示すように、珪素鋼板など磁
気特性の良い円板状の多数の鋼板を積層した回転子コア
11と、図16に示すように、回転子コア11の一方の
端面から他方の端面は貫通する複数のバー24,24,
…と、各バー24,24,…の両端部にそれぞれ接続さ
れる一対のエンドリング23,23とを有している。バ
ー24及びエンドリング23は、いずれも、アルミニウ
ム又は銅等の導電材料で形成され、これらが一体となっ
て、導体かご型21を形成している。エンドリング23
には、冷却用フィン27や、回転時の回転子10の動バ
ランスをとるためにバランスピン26等が取り付けられ
る。なお、動バランスをとるに当たり、バランスピン2
6を設けず、エンドリング23の一部を切削する場合も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上で説明した誘導電
動機に限らず、あらゆる回転式電動機、さらには、回転
式発電機では、起動時には、容易に回転し始めるよう、
回転子の慣性モーメントは小さいことが好ましく、一
旦、回転し始めると、安定して回転するよう、回転子の
慣性モーメントは大きいことが好ましい。
【0004】すなわち、回転子には、従来から、起動時
には慣性モーメントが小さく、回転時には慣性モーメン
トが大きいという、相反する性質が求められている。こ
のため、従来において、回転子の重量をどの程度に設定
するかが、非常に難しい事項になっている。
【0005】本発明は、以上のような相反する要望に応
え、起動時には容易に回転させることができる一方で、
回転中には安定回転させることができる、回転子、及び
この回転子を備えている電気回転機を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の電気回転機の回転子は、回転子コアには、回転軸に近
い回転軸側から遠い外周側へ広がる空間が形成され、前
記空間内で、該空間の前記回転軸側と前記外周側との間
で移動可能な質量部材と、特定の回転数以上の回転時に
前記質量部材にかかる遠心力よりも弱い力で、前記質量
部材を外周側から回転軸側へ付勢する付勢手段と、を備
えていることを特徴とするものである。
【0007】ここで、以上の電気回転機の回転子におい
て、前記コアには、前記回転軸を中心として放射状に複
数の前記空間が形成され、複数の前記空間には、それぞ
れ、前記質量部材が配されていることが好ましい。この
場合、前記回転軸及び前記コアを該回転軸を中心として
回転させた際の動バランスが取れるよう、複数の前記空
間内にそれぞれ配される前記質量部材の質量が調節され
ていることが好ましい。
【0008】また、以上の各電気回転機の回転子におい
て、前記質量部材は、磁性体であり、前記付勢手段は、
永久磁石又は電磁石であってもよい。
【0009】また、前記付勢手段は、前記質量部材を前
記外周側から前記回転軸側へ付勢するバネであってもよ
い。この場合、前記質量部材と前記バネとは、一体であ
って、前記コアの一部を構成していてもよい。
【0010】また、前記目的を達成するための電気回転
機は、以上のいずれかの回転子と、前記回転子の前記コ
アの回りに配されているステータと、前記回転子が前記
回転軸を中心として回転可能に、前記回転子の前記コア
及び前記ステータを覆うケーシングと、を備えているこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各種実施形態
について、図面を用いて説明する。
【0012】まず、本発明に係る第1の実施形態として
の電動機(モータ)について説明する。この実施形態に
おける電動機は、図13に示すように、三相誘導電動機
で、回転子(ロータ)10aと、この回転子10aの回
りに配されている固定子(ステータ)40と、回転子1
0aの回転軸を回転可能に支持する軸受44,44と、
これらを覆うケーシング45とを備えている。固定子4
0は、固定子コア41と、この固定子コア41の回りに
施されている固定子コイル42とを有している。固定子
コア41は、ケーシング45の内壁面に固定されてい
る。回転子10aは、回転軸25と、珪素鋼板など磁気
特性の良い材料で形成された円板状のコア片を積層した
回転子コア11a(図5に示す)と、回転子コア11a
に組み込まれる導体かご型21(図16に示す)とを有
している。
【0013】回転子10aの導体かご型21は、図16
を用いて従来技術で述べたように、回転子コア11aの
一方の端面から他方の端面は貫通する複数のバー24,
24,…と、各バー24,24,…の両端部にそれぞれ
接続される一対のエンドリング23,23とを有してい
る。これらバー24及びエンドリング23は、導電材料
の銅またはアルミニウムで形成されている。
【0014】回転子コア11aを形成するコア片12,
16としては、図5に示すように、回転子コア11aの
両端部を形成する端部コア片12と、回転子コア11a
の中間部を形成する中間部コア片16とがある。円板状
の端部コア片12は、図4に示すように、その中心に回
転軸25が通る回転軸挿通孔15が形成され、その外周
側に導体かご型21のバー24,24,…が通る複数の
スロット14,14,…が形成されている。また、円板
状の中間部コア片16は、図3に示すように、端部コア
片12と同様に、回転軸挿通孔15及び複数のスロット
14,14,…が形成されていると共に、4つの扇型の
開口17,17,…が形成されている。4つの開口1
7,17,…は、回転軸挿通孔15とスロット14との
間であって、回転軸挿通孔15を中心とする隣合う開口
17,17相互の角度が同じになる位置に、形成されて
いる。多数の中間部コア片16,16,…は、図5に示
すように、相互の回転軸挿通孔15の位置、対応するス
ロット14の位置、及び対応する開口17の位置が一致
するよう積層される。2枚の端部コア片12,12は、
多数の中間部コア片16,16,…を積層して形成され
た円筒物の両端面に貼付られる。このとき、中間部コア
片16の回転軸挿通孔15の位置と端部コア片12の回
転軸挿通孔15の位置とが一致し、中間部コア片16の
スロット14の位置と端部コア片12のスロット14の
位置とが一致するようにする。以上のように、各コア片
12,16を積層して形成された回転子コア11aに
は、多数の中間部コア片16の開口17の縁と端部コア
片12とで囲まれた4つの空間19,19,…が形成さ
れることになる。
【0015】回転子コア11aの4つの空間19,1
9,…には、図1に示すように、その中に鉄粉30が入
れられ、その回転軸側に永久磁石35が固定されてい
る。この永久磁石35の磁力に関しては、後述する。な
お、空間19内に、鉄粉30及び永久磁石35を配する
行程は、多数の中間部コア片16,16,…を積層した
後であって、端部コア片12を貼付る前に行なう。
【0016】導体かご型21は、回転子コア11aの完
成後に、形成すると共に回転子コア11aに取り付け
る。導体かご型21の形成では、ダイキャスト法を採用
する。このダイキャスト法では、回転子10aが収まる
金型を用い、この金型内に完成した回転子コア11aを
セットした後、金型内に導体かご型21を形成する熔融
金属を射出し、導体かご型21のバー24及びエンドリ
ング23を一体成形する。なお、この過程で、冷却用フ
ィンもエンドリング23と一体成形してもよい。また、
導体かご型21の形成では、以上のダイキャスト法の他
に、導体かご型21のバー24とエンドリング23とを
それぞれ別体で準備しておき、回転子コア11aのスロ
ット14,14,…内にバー24,24,…を挿入した
後、各バー24,24,…の両端部にエンドリング2
3,23を溶着する方法もある。
【0017】次に、以上の電動機の作用について説明す
る。電動機の回転子10aには、「発明が解決しようと
する課題」で述べたように、起動時には慣性モーメント
が小さく、回転時には慣性モーメントが大きいという、
相反する性質が求められている。
【0018】ところで、問題となっている慣性モーメン
トJは、図2に示すように、長さがL、外径がD、内径
がd、密度がρの円筒物では、その中心軸を回転軸とし
た場合、以下の式で示される値になる。 J=πρL(D2−d2)/32 この式を考察すると、慣性モーメントJは、その外径が
小さい場合に小さくなり、その外径が大きい場合に大き
くなる、言い換えると、質量物の回転半径が小さい場合
に小さくなり、質量物の回転半径が大きい場合に大きく
なるということがわかる。
【0019】そこで、この実施形態では、起動時から回
転時に移行する過程で、回転子コア11a内の鉄粉30
を移動させる、つまり質量物の回転半径を変えること
で、回転子10aの慣性モーメントを変えて、以上で述
べた相反する性質の実現を図っている。
【0020】すなわち、起動時には、図1(a)に示す
ように、回転子コア11aの空間19内において、回転
軸側の永久磁石35に鉄粉30をつけて、鉄粉30の回
転半径を小さくすることで、回転子10aの慣性モーメ
ントを小さくし、定格回転数又はそれに近い回転数にな
ると、図1(b)に示すように、鉄粉30にかかる遠心
力が磁石の磁力(付勢力)にまさって、この遠心力で鉄
粉30を回転子コア11aの空間19内の外周縁につけ
て、鉄粉30の回転半径を大きくすることで、回転子1
0aの慣性モーメントを大きくしている。
【0021】この結果、起動時には、回転子10aの慣
性モーメントが小さくなっていることから、少ない電流
で回転子10aが回転し始め、一旦、回転子10aが回
転すると、回転子10aの慣性モーメントが大きくなる
ことから、回転子10aは安定回転する。また、起動時
のみならず、停止時おいても回転子10aの慣性モーメ
ントが小さくなることから、回転子10aを停止させる
ための停止トルクを小さくすることができる。
【0022】ところで、回転子10aが特定の回転数以
上になると、鉄粉30が回転子コア11aの空間19内
の外周縁につくには、どの程度の磁力の磁石を用いるか
が重要な要素になる。そこで、例えば、電動機の使用最
低回転時における回転子10aの角速度ωと、回転軸2
5から空間19内の外周縁までの距離、つまり鉄粉30
が空間19内の外周縁についたときの回転半径rとか
ら、電動機の使用最低回転時における鉄粉30にかかる
遠心力F(=mrω2 m:鉄粉30の質量)を求め、こ
の遠心力Fより僅かに弱い磁力を発する磁石を用いるよ
うにする。
【0023】また、この実施形態には、比較的容易に動
バランスをとることができるという効果もある。動バラ
ンスをとる場合、従来技術では、回転子10を製造した
後、この動バランスを測定し、この測定結果に基づい
て、エンドリング23の一部を削るか、又はエンドリン
グ23にバランスピン26を溶着するかしている。これ
に対して、この実施形態では、回転子10aを製造し
て、回転子10aの動バランスを測定した後、この結果
に基づいて、4つの空間19内にいれる鉄粉30の量を
調節することで、動バランスをとることができる。従っ
て、エンドリング23を削るために、わざわざ、回転子
10aを研削装置上にセットして、微妙な研削量の制御
等を行なう必要がなくなる。
【0024】ところで、以上のような方法で、動バラン
スをとるためには、先に述べた製造手順に変えて、回転
子を製造した後、回転子コア内に鉄粉30を入れる必要
がある。このため、回転子の製造過程において、図3及
び図5を用いて前述した中間部コア片16のみで、回転
子コアを形成し、この回転子コアに対して、ダイキャス
ト法等でかご型導体を成形する。そして、軸方向におけ
る空間19の両端部が開いている状態で、回転子を回転
させる等して、この回転子の動バランスを測定し、この
測定結果に基づいて、回転子コアの各空間19に適量の
鉄粉30を入れてから、空間19の開いている部分を塞
ぐ。
【0025】実際に、各空間19にいれる鉄粉30の量
を調整して、動バランスをとる場合には、以上の実施形
態のように、最低でも4つの空間19が必要で、可能で
あれば、図6に示すように、6つ以上の空間19b,1
9b,…があることが好ましい。例えば、図6に示す回
転子コア11b(第2の実施形態)において、導体かご
型21のバー24a回りに鋳巣が比較的少なく、バー2
4b回りに鋳巣が比較的多い場合、4つの空間では対応
できないが、このように、6つの空間19b,19b,
…があると、バー24a近傍の空間19b1には少なめ
に鉄粉30を入れ、バー24b近傍の空間19b2には
多めに鉄粉30を入れることで、動バランスをとること
ができる。
【0026】次に、本発明に係る第3の実施形態として
の電動機について、図7を用いて説明する。この実施形
態では、第1の実施形態における鉄粉30の付勢手段と
しての永久磁石35の換わりに電磁石を用いたものであ
る。すなわち、この実施形態では、回転子コア11c内
に空間が形成されているものの、その中に永久磁石は設
けられておらず、換わりに、磁性材料で形成されている
回転軸25の端部に、回転軸25を磁化するためのコイ
ル35cが巻き付けられている。このコイル35cに
は、スリップリング36を介して、電源38及び可変抵
抗器39を有する電源回路37が接続されている。
【0027】従って、可変抵抗器39を操作して、コイ
ル35cが発生する磁力を変えることにより、鉄粉30
が回転軸側から外周側へ移動する回転数を変えることが
できる、言い換えると、回転数に応じた最適な慣性モー
メントを得ることができる。このように、永久磁石の換
わりに電磁石を用いる本実施形態は、回転数に応じた最
適な慣性モーメントを容易に得ることができるので、正
逆回転を頻繁に行なう電動機や、加減速を頻繁に行なう
電動機に適用すると、その電動機の特性及び効率をより
高めることができる。
【0028】次に、本発明に係る第4の実施形態として
の電動機について、図8を用いて説明する。この実施形
態は、以上の実施形態における鉄粉30の換わりに、鉄
球30dを用いたものである。
【0029】回転子コア11aには、回転軸25を中心
として、放射方向に伸びた複数の空間19d,19d,
…が形成されている。各空間19d,19d,…には、
一つの鉄球30dが入れられている。空間19dは、鉄
球30dの直径とほぼ同じ幅で回転子コア11dの半径
方向に伸びている。つまり、空間19dは、鉄球30d
が半径方向にのみ移動でき、円周方向に移動できないよ
う形成されている。磁石35dは、各空間19の回転軸
25側縁と回転軸25との間に埋め込まれている。
【0030】起動時において、鉄球30dは、空間19
d内の回転軸側に位置している。回転子が回転し始め、
ある回転数以上になると、鉄球30dにかかる遠心力が
鉄球30dを保持していた磁石の磁力を上回って、空間
19d内の外周側に位置する。
【0031】従って、この実施形態のような構成でも、
基本的に、第1の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。なお、この実施形態では、鉄球30dを空間19
d内の回転軸側に付勢しておく付勢手段として永久磁石
35dを用いたが、この換わりに、第3の実施形態と同
様に、電磁石を用いてもよい。また、動バランスをとる
場合には、例えば、複数の空間19d,19d,…のう
ち、一つ又は二つの空間19dに鉄球30dを入れない
方法や、予め質量の異なる鉄球を準備しておき、これを
動バランスの測定結果に応じていずれかの空間19dに
入れるようにしてもよい。
【0032】次に、本発明に係る第5の実施形態として
の電動機について、図9を用いて説明する。この実施形
態は、第1の実施形態における質量部材としての鉄粉3
0、及び付勢手段としての磁石30の換わりに、質量部
材として鉄球30dを用い、付勢手段としてバネ35
e,35fを用いたものである。付勢手段としてのバネ
35e,35fとしては、コイルバネ35eでもよい
し、板バネ35fでもよい。なお、この実施形態では、
板バネ35fを回転子コア11eの一部で形成してい
る。この場合、回転子コア11dのコア片を形成する段
階で、板バネ35fになる部分を残して開口(空間19
dになる部分)が形成されるように、コア片を打ち抜い
て、開口と共に板バネ35fを形成する。
【0033】次に、本発明に係る第6の実施形態として
の電動機について、図10を用いて説明する。この実施
形態は、質量部材としての質量部30gと付勢手段とし
ての板バネ部35gを回転子コア11gの一部で形成し
たものである。すなわち、この実施形態では、第5の実
施形態と同様に、回転子コア11gのコア片を形成する
段階で、質量部30g及び板バネ部35gになる部分を
残して開口(空間19gになる部分)が形成されるよう
に、コア片を打ち抜いて、開口と共に質量部30g及び
板バネ部35gを形成する。
【0034】以上のように、この実施形態では、コア片
に開口を形成と同時に、質量部材としての質量部30g
と付勢手段としての板バネ部35gとが形成されるの
で、第1の実施形態のように、回転子コア11aを形成
した後に、質量部材としての鉄粉30や付勢手段として
の磁石35を配するよりも、製造時の手間を省くことが
できる。但し、この実施形態では、回転子コア11gの
形成段階で質量部材としての質量部30gを形成してし
まうので、回転子の製造後に、回転子の動バランス測定
を行ない、この結果に基づいて、質量部材の質量調整を
行なうことはできない。
【0035】次に、本発明に係る第7及び第8の実施形
態としての電動機について、図11及び図12を用いて
説明する。以上の実施形態は、いずれも誘導電動機に、
本発明を適用したものであるが、例えば、図11に示す
ように、回転子コア11hに永久磁石24hを取り付け
た同期電動機や、図12に示すように、回転子コア11
iにコイル24iを施した直流電動機等においても、本
発明を適用することができる。いずれの場合にも、回転
子コア11h,11i内に形成される磁気回路の邪魔に
ならぬよう、磁石24h又はコイル24iと回転軸25
との間に、空間19h,19iを設けることが好まし
い。
【0036】また、本発明は、電動機のみならず、発電
機の回転子にも適用することができる。電動機は、電気
エネルギーを機械エネルギーに変換するものであるが、
発電機は、この逆で、機械エネルギーを電気エネルギー
に変換するもので、その基本構造は、図11に示す同期
電動機と同じである。従って、電気エネルギーを機械エ
ネルギーに変換するものであろうが、機械エネルギーを
電気エネルギーに変換するものであろうが、電気回転機
であれば、本発明を適用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、電気回転機が止まって
いるときには、質量部材が回転子コアの空間内の回転軸
側に位置し、電気回転機が回転し始めると、質量部材が
回転子コアの空間内の外周側に位置するので、起動時に
は、回転子の慣性モーメントが小さく、回転中には、回
転子の慣性モーメントが大きくなる。従って、起動時に
は容易に回転させることができ、回転中には安定回転さ
せることができる。
【0038】また、回転子コアに複数の空間が形成さ
れ、各空間に質量部材が入れられているものでは、各質
量部材の質量を調節することで、簡単に、回転子の動バ
ランスをとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態としての電動機の
回転子の作用説明図である。
【図2】慣性モーメントを説明するための説明図であ
る。
【図3】本発明に係る第1の実施形態としての電動機の
中間部コア片の正面図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態としての電動機の
端部コア片の正面図である。
【図5】本発明に係る第1の実施形態としての電動機の
回転子コアの分解斜視図である。
【図6】本発明に係る第2の実施形態としての電動機の
回転子の断面図である。
【図7】本発明に係る第3の実施形態としての電動機の
回転子の構成を示す説明図である。
【図8】本発明に係る第4の実施形態としての電動機の
回転子の断面図である。
【図9】本発明に係る第5の実施形態としての電動機の
回転子の断面図である。
【図10】本発明に係る第6の実施形態としての電動機
の回転子の断面図である。
【図11】本発明に係る第7の実施形態としての電動機
の回転子の断面図である。
【図12】本発明に係る第8の実施形態としての電動機
の回転子の断面図である。
【図13】本発明に係る第1の実施形態としての電動機
の要部切欠き斜視図である。
【図14】従来のかご型回転子の斜視図である。
【図15】従来の回転子コアの斜視図である。
【図16】従来の導体かご型の斜視図である。
【符号の説明】
10,10a…回転子(ロータ)、11,11a,11
b,11c,11d,11e,11g,11h,11i
…回転子コア、12…端部コア片、14…スロット、1
5…回転軸挿通孔、16…中間部コア片、17…開口、
19,19b,19d,19e,19g,19h,19
i…空間、21…導体かご型、23…エンドリング、2
4…バー、25…回転軸、30…鉄粉、30d…鉄球、
30g…質量部、35,35d…永久磁石、35c…コ
イル、35e…板バネ、35f…コイルバネ、35g…
板バネ部、37…電源回路、40…固定子(ステー
タ)、45…ケーシング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 広道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 山本 典明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 石上 孝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 伊藤 元哉 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 田島 文男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 桑原 平吉 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大曽根 靖夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 渋川 末太郎 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 妹尾 正治 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の回りにコアが取り付けられている
    電気回転機の回転子において、 前記コアには、前記回転軸に近い回転軸側から遠い外周
    側へ広がる空間が形成され、 前記空間内で、該空間の前記回転軸側と前記外周側との
    間で移動可能な質量部材と、 特定の回転数以上の回転時に前記質量部材にかかる遠心
    力よりも弱い力で、前記質量部材を外周側から回転軸側
    へ付勢する付勢手段と、 を備えていることを特徴とする電気回転機の回転子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電気回転機の回転子におい
    て、 前記コアには、前記回転軸を中心として放射状に複数の
    前記空間が形成され、複数の前記空間には、それぞれ、
    前記質量部材が配されていることを特徴とする電気回転
    機の回転子。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電気回転機の回転子におい
    て、 前記回転軸及び前記コアを該回転軸を中心として回転さ
    せた際の動バランスが取れるよう、複数の前記空間内に
    それぞれ配される前記質量部材の質量が調節されている
    ことを特徴とする電気回転機の回転子。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の電気回転機の回
    転子において、 前記質量部材は、磁性体であり、 前記付勢手段は、永久磁石であることを特徴とする電気
    回転機の回転子。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3記載の電気回転機の回
    転子において、 前記質量部材は、磁性体であり、 前記付勢手段は、導電材で形成されたコイルと、該コイ
    ルに電流を供給して該コイル回りに磁界を発生させる電
    源回路とを有していることを特徴とする電気回転機の回
    転子。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3記載の電気回転機の回
    転子において、 前記付勢手段は、前記質量部材を前記外周側から前記回
    転軸側へ付勢するバネであることを特徴とする電気回転
    機の回転子。
  7. 【請求項7】請求項6記載の電気回転機の回転子におい
    て、 前記質量部材と前記バネとは、一体であって、前記コア
    の一部を構成していることを特徴とする電気回転機の回
    転子。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
    の電気回転機の回転子と、 前記回転子の前記コアの回りに配されているステータ
    と、 前記回転子が前記回転軸を中心として回転可能に、前記
    回転子の前記コア及び前記ステータを覆うケーシング
    と、 を備えていることを特徴とする電気回転機。
JP9122379A 1997-05-13 1997-05-13 電気回転機、及びその回転子 Pending JPH10322946A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102047531A (zh) * 2007-03-09 2011-05-04 Lg电子株式会社 电动机和包括电动机的压缩机
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CN119594067A (zh) * 2024-11-15 2025-03-11 广州冠协风机制造有限公司 一种自平衡风扇及平衡方法

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