JPH10323831A - ポリエステル組成物の製造方法 - Google Patents

ポリエステル組成物の製造方法

Info

Publication number
JPH10323831A
JPH10323831A JP15161697A JP15161697A JPH10323831A JP H10323831 A JPH10323831 A JP H10323831A JP 15161697 A JP15161697 A JP 15161697A JP 15161697 A JP15161697 A JP 15161697A JP H10323831 A JPH10323831 A JP H10323831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
metal salt
polyester composition
screw extruder
aliphatic carboxylic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15161697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Miki
崇利 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diafoil Co Ltd filed Critical Diafoil Co Ltd
Priority to JP15161697A priority Critical patent/JPH10323831A/ja
Priority to US08/990,523 priority patent/US5958659A/en
Priority to DE1998617063 priority patent/DE69817063T2/de
Priority to EP98107167A priority patent/EP0873844B1/en
Priority to US09/063,355 priority patent/US6361734B1/en
Priority to KR10-1998-0014301A priority patent/KR100450143B1/ko
Publication of JPH10323831A publication Critical patent/JPH10323831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回収ポリエステルを原料とし、非晶質シートの
成形時に採用される静電密着法を効果的に適用し得るポ
リエステル組成物の工業的に有利な製造方法を提供す
る。 【解決手段】ポリエステルと脂肪族カルボン酸の金属塩
から成るポリエステル組成物の製造方法であって、粉砕
機と単軸押出機が連結されて成る再生装置を使用し、上
記の粉砕機に溶融時の比抵抗が1×107Ωcm以上の
回収ポリエステルを投入して粉砕した後、単軸押出機に
到達する以前の段階の上記ポリエステルに当該ポリエス
テル組成物中の金属原子の濃度が0.5〜1,000p
pmの範囲になる量の脂肪族カルボン酸の金属塩を添加
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル組成
物の製造方法に関し、詳しくは、回収ポリエステルを原
料とし、非晶質シートの成形時に採用される静電密着法
を効果的に適用し得る工業的に有利なポリエステル組成
物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステルフイルムは、その優れた機械的特性、電
気的特性、耐薬品性、寸法安定性などの点から、情報記
録材料、コンデンサー用、包装用、製版用、電絶用、写
真フイルム等の多くの分野で基材として使用されてい
る。
【0003】通常、ポリエステルは、溶融押出し後、急
冷固化して非晶質シート、または、当該非晶質シートを
延伸して得られるフイルムとして使用される。そして、
ポリエステルフイルムの製造方法において、ポリエステ
ルシートの端部は、押出しの際、ネックイン現象により
厚くなり、クリップの噛み代として使用される。従っ
て、ポリエステルフイルムの端部は、耳部フイルムとし
て切断分離される。切断分離された耳部フイルムは、粉
砕後、溶融押出しされてペレット状に加工されて再使用
される。
【0004】上記の非晶質シートの成形においては、一
般に静電密着法が採用されている。ここで、静電密着法
とは、通常、回転冷却ドラム上に押し出された溶融シー
トの上面側に当該溶融シートの流れと直交する方向に電
極を張架し、当該電極に約5〜10kvの直流電圧を印
加することにより溶融シートに静電荷を与え、回転冷却
ドラムと溶融シートとの密着性を向上させる方法を言う
(特公昭37−6124号公報)。
【0005】静電密着法において、生産性を高めるため
に回転冷却ドラムの回転速度を高めた場合、回転冷却ド
ラムに対する溶融シートとの密着力が低下する。その結
果、得られるシート表面にクレーター状のいわゆる束縛
気泡が形成される。束縛気泡は、原料ポリエステルの溶
融時の比抵抗が高いほど発生し易くなる。そこで、比抵
抗を低下させるため、原料ポリエステルに金属化合物を
含有させる方法が種々提案されている。
【0006】上記の方法の中で、重合終了後のポリエス
テルに金属化合物を添加する方法は、例えば、特開昭5
7−18534号公報に提案されている。斯かる方法に
おいては、ポリエステルに対し、0.01〜1重量%の
脂肪族モノカルボン酸またはジカルボン酸の金属塩を添
加している。そして、金属塩の配合の均一性および操作
性の観点から、高濃度に金属塩を含有するマスターバッ
チを製造し、ポリエステルにブレンドして使用してい
る。ところが、マスターバッチ法の場合は、チップの製
造における溶融押出しの際に高濃度の金属塩によるポリ
エステルの分子量低下が不可避的に生じる。
【0007】上記の問題を解決するため、特公平4−6
4328号公報には、金属塩が添加されたポリエステル
の溶融温度を制限した方法が提案されている。しかしな
がら、この方法は、イソフタル酸共重合ポリエステルや
ポリブチレンテレフタレート等の融点の低いポリエステ
ルに対してのみ適用され、他のポリエステルには適用出
来ない欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、回収ポリエステ
ルを原料とし、非晶質シートの成形時に採用される静電
密着法を効果的に適用し得るポリエステル組成物の工業
的に有利な製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成すべく種々検討を重ねた結果、粉砕機と押出機が
連結されて成る再生装置を使用し、回収ポリエステルに
対する金属塩の添加量を特定範囲に制限するならば、金
属塩によるポリエステル組成物の分子量低下などの問題
を解決して上記の目的を達成し得るとの知見を得た。
【0010】本発明は上記の知見に基づき達成されたも
のであり、その要旨は、ポリエステルと脂肪族カルボン
酸の金属塩から成るポリエステル組成物の製造方法であ
って、粉砕機と単軸押出機が連結されて成る再生装置を
使用し、上記の粉砕機に溶融時の比抵抗が1×107Ω
cm以上の回収ポリエステルを投入して粉砕した後、単
軸押出機に到達する以前の段階の上記ポリエステルに当
該ポリエステル組成物中の金属原子の濃度が0.5〜
1,000ppmの範囲になる量の脂肪族カルボン酸の
金属塩を添加することを特徴とするポリエステル組成物
の製造方法に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は、本発明の製造方法で使用され
る粉砕機と単軸押出機が連結されて成る再生装置の一例
の側面説明図であり、図2は、図1に示す粉砕機の断面
説明図である。図中、(1)は粉砕機、(2)は原料投
入口、(3)は加熱シリンダー、(4)はスクリュー、
(5)はストランドダイ、(6)はストランド、(7)
はストランドバス、(8)はペレタイザー、(9)はベ
ント孔、(D)は切削刃付き円盤、(M)は駆動装置を
表す。
【0012】本発明において使用する回収ポリエステル
とは、芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分とから
成るポリエステルを指し、特に、繰り返し単位の80%
以上がエチレンテレフタレート単位、エチレン−2,6
−ナフタレート単位または1,4−シクロヘキシレンジ
メチレンテレフタレート単位を有するポリエステルが好
適である。なお、ポリエステルは他の第三成分が共重合
されていてもよい。
【0013】上記の芳香族ジカルボン酸成分としては、
テレフタル酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸以
外に、例えば、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、
セバシン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、オキ
シカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ安息香酸)
などが挙げられる。一方、上記のグリコール成分として
は、エチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール以外に、例えば、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール等が挙げられる。本発
明においては、繰り返し単位の80%以上がエチレンテ
レフタレート単位またはエチレン−2,6−ナフタレー
ト単位を有するポリエステルが好適に使用される。
【0014】本発明で使用する回収ポリエステルは、フ
イルム及び/又は無定形のぺレット(以下、ポリエステ
ルと略記)であってもよく、溶融時の比抵抗は、1×1
7Ωcm以上、好ましくは3×107Ωcm以上、より
好ましくは5×107Ωcm以上である。ところで、非
晶質シートの成形時における静電密着性は、ポリエステ
ルの比抵抗が高いほど悪化する。しかしながら、本発明
によれば、分子量の低下を抑制しつつ比抵抗を低下させ
ることが可能であるから、本発明の効果は、ポリエステ
ルの溶融時の比抵抗は高い場合に顕著である。
【0015】本発明で使用する脂肪族カルボン酸の金属
塩としては、例えば、炭素数4〜30程度の脂肪族モノ
カルボン酸またはジカルボン酸のマグネシウム塩、リチ
ウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マンガン塩、亜鉛
塩、カルシウム塩、アルミニウム塩などが挙げられる。
これらの中では、マグネシウム塩、マンガン塩、亜鉛
塩、カルシウム塩などが好ましい。特に、マグネシウム
塩はポリエステルの溶融時の熱安定性に優れ、フィッシ
ュアイの生成も少ないので好ましい。
【0016】上記の脂肪族カルボン酸の金属塩の具体例
としては、デカンジカルボン酸マグネシウム、バルミチ
ン酸マグネシウム、バルミチン酸マンガン、バルミチン
酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜
鉛、オレイン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、オレ
イン酸マグネシウム、オレイン酸亜鉛、セバシン酸マグ
ネシウム、セバシン酸マンガン等が挙げられる。
【0017】上記の脂肪族カルボン酸の金属塩の中にお
いて、デカンジカルボン酸マグネシウムは、融点が27
5℃と高く、耐熱性が良好であり、ポリエステルの重合
度を維持することが可能であるため、好ましく使用され
る。また、ステアリン酸マグネシウムは、その安定性と
安全性に優れているため、食品包装用フイルム、医薬品
包装用フイルム等に好ましく使用される。
【0018】本発明で使用する粉砕機(1)は、図2に
示す様に円筒状粉砕機の底面に配置された切削刃付き円
盤(D)によりポリエステルを粉砕する。前記円盤
(D)の回転速度は、円筒状粉砕機の大きさにもよる
が、通常2,000rpm以下、好ましくは1,800
rpm以下とされる。粉砕の際、ポリエステルと切削刃
および粉砕機側面の摩擦熱により、粉砕機中のポリエス
テルの温度は上昇する。ポリエステルの水分を出来る限
り除去するため、粉砕機内のポリエステルの温度は、通
常90℃以上、好ましくは100℃以上、より好ましく
は105℃以上とされる。なお、粉砕機(1)の型式
は、何れの型式であってもよい。
【0019】上記の金属塩は、重量式または容積式原料
供給装置(図示せず)を使用して、単軸押出機に到達す
る以前の段階の前記ポリエステルに添加される。具体的
には、例えば、図2に示す粉砕機(1)の原料投入口
(2)から供給される。その結果、上記の摩擦熱によ
り、金属塩の添加に同伴される水分を効果的に除去する
ことが出来る。
【0020】同様に、上記のポリエステルも、粉砕機
(1)の原料投入口(2)から供給され、粉砕機(1)
の底面に配置された切削刃付き円盤(D)により粉砕さ
れつつ金属塩と混合される。得られた混合物は、連結さ
れた押出機に供給される。なお、上記のポリエステル
は、予め所定量の金属塩を配合した混合物として供給し
てもよい。図2に示す原料投入口(2)から供給される
ポリエステルの量は、円筒状粉砕機の底面に配置された
切削刃付き円盤(D)の回転動力を一定に保つ様に調節
するのが好ましい。図2に示す原料投入口(2)から供
給されるポリエステルは、実質的に未乾燥のものであっ
てもよく、乾燥したものであってもよいが、結晶化およ
び乾燥工程を省略出来ることから未乾燥のものが好まし
い。
【0021】上記の金属塩の添加割合は、ポリエステル
と金属塩とから成るポリエステル組成物中の金属原子濃
度として、0.5〜1,000ppm、好ましくは10
〜800ppm、より好ましくは15〜500ppmの
範囲であることが重要である。金属原子濃度が0.5p
pm未満の場合は、溶融時の比抵抗を減少させる効果が
少なく、本発明のポリエステル組成物から得られるシー
トには多量の束縛気泡が発生し、金属原子濃度が1,0
00ppmを超える場合は、固有粘度(以下、IVと略
記)が低下するため、好ましくない。
【0022】本発明で使用する押出機は、単軸押出機、
好ましくはベント式単軸押出機が使用される。押出機の
シリンダー内径(D、直径)とシリンダー長(L)との
比であるL/Dは、通常18〜60、好ましくは20〜
50の範囲とされる。L/Dが18未満の場合は、溶融
が不十分となり、ベントによる脱気が不十分となる傾向
にある。L/Dが60を超える場合は、ポリエステルの
滞留時間が増大し、温度上昇が避けられず、重合度低下
が増大する傾向にある。
【0023】押出機に添加されたポリエステル及び金属
塩の混合物は、図1に示す加熱シリンダー(3)中にお
いてスクリュー(4)によりベント孔(9)部を通過し
てストランドダイ(5)に向かって移送される。そし
て、ベント孔(9)部に移送されたポリエステル表面か
ら水分の拡散脱気(以下、単に脱気と略記)が起こり残
留水分が除去される。斯かる脱気を効率的に行なうた
め、ベント孔(9)部における減圧度は、通常40ヘク
トパスカル以下、好ましくは30ヘクトパスカル以下、
より好ましくは20ヘクトパスカル以下とされる。
【0024】ポリエステルが溶融する場合、残存水分に
より直ちに加水分解が始まりIVの低下が問題となるた
め、ポリエステルの溶融開始直後に減圧下で脱気するの
が好ましい。従って、ベント孔(9)の位置は、押出機
の入り口部から、通常20D以内、好ましくは17D以
内、より好ましくは15D以内に設けられる。
【0025】図1に示すベント孔(9)の開口面積は、
溶融ポリエステルが加熱シリンダー(3)から溢流しな
い限り特に限定されないが、溶融ポリエステル表面から
の脱気を促進するため、開口面積は大きい方が好まし
い。開口方向は、上向きでも横向きでもよく、特に限定
されない。
【0026】そして、ポリエステル中の異物を除去する
ため、単軸押出機とストランドダイ(5)の間にメッシ
ュフィルター、焼結金属フィルター等を組み込んでもよ
い。フィルター濾過の際の圧力損失が大きく押出量が低
下する場合は、単軸押出機とフィルターの間にギアポン
プ等の昇圧用ポンプを設置してもよい。
【0027】図1に示すストランドダイ(5)から溶融
押出しされたストランド(6)は、ストランドバス
(7)で冷却固化された後、ペレタイザー(8)にてペ
レット化される。
【0028】本発明においては、粉砕機(1)内におけ
る特定温度による水分除去、好ましくはベント孔(9)
部における脱気を組み合わせることによりポリエステル
組成物の加水分解によるIV低下を効率よく抑えること
が出来る。従って、本発明における溶融押出し後のポリ
エステル組成物の固有粘度の低下率は、通常10%以
下、好ましくは8%以下、より好ましくは6%以下とさ
れる。IVの低下率が大きい場合は、得られた再生ペレ
ットを配合したポリエステルフイルムの強度が低下し、
フイルム加工の際にフイルム破断などのトラブルが発生
する傾向にある。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されない。なお、実施例および比較例中、単
に「%」とあるのは「重量%」を意味する。
【0030】(1)溶融比抵抗:ポリエステル12gを
枝付き試験管に入れ、285℃のオイルバスに浸漬し、
完全に溶融後、減圧および窒素ガス置換の処理を繰り返
して完全に気泡を抜き出す。次いで、溶融ポリエステル
中にステンレス製の電極を挿入して10分間保持した
後、3kVの直流電圧を印加し、印加直後の電流値を読
み取り、次式に従って比抵抗を計算する。式中、ρvは
比抵抗(Ωcm)、Iは電流値(A)、Sは電極の断面
積(cm2)及びLは電極間の距離(cm)を表す。
【0031】
【数1】 ρv=(3,000/I)×(S/L)(Ωcm)
【0032】(2)ポリエステルのIV(dl/g):
ポリエステルのIVは、他のポリマー成分および粒子を
除去したポリエステル1gに対し、フェノール/テトラ
クロロエタン:50/50(重量比)の混合溶媒100
mlを加えて溶解させ、30℃で測定した。
【0033】(3)総合評価:溶融押出し後のポリエス
テル組成物のIV低下率が10%未満と良好でポリエス
テル組成物の溶融比抵抗が溶融押出し以前の溶融比抵抗
の50%以下へ低減することが出来た場合を○、IV低
下率が10%以上、または、溶融比抵抗の低下率が50
%より小さい場合を×とした。
【0034】実施例1 比抵抗が105×107Ωcm、IVが0.610のポ
リエステルとポリエステル組成物中のマグネシウム原子
濃度が40ppmとなる様にステアリン酸マグネシウム
を図2に示す粉砕機(1)中に添加した。円筒状粉砕機
の内径は800mm、粉砕機(1)内のポリエステルの
温度は130℃、切削刃付き円盤(D)の回転数は1,
100rpmとした。粉砕機(1)から粉砕機に連結し
た単軸押出機に移送されたポリエステルは、前記の単軸
押出機中で溶融され、引き続き、ギアポンプを介してス
トランドダイ(5)から押し出した。得られたストラン
ド(6)は、40℃のストランドバス(7)で冷却固化
し、ペレタイザー(8)にてペレット化された。粉砕機
(1)に連結した単軸押出機のシリンダー直径(D)は
80mm、L/Dは36、スクリュー(4)の回転数は
167rpmとした。得られたポリエステル組成物の固
有粘度と比抵抗を表1に示す。固有粘度の低下率は3%
と小さく、また、比抵抗は5×107Ωcmで良好な結
果を得た。
【0035】実施例2 実施例1において、マグネシウム原子濃度が20ppm
となる様にステアリン酸マグネシウムを添加した以外
は、実施例1と同様にしてポリエステル組成物を得た。
評価結果を表1に示す。
【0036】実施例3 実施例1において、マグネシウム原子濃度が40ppm
となる様にデカンジカルボン酸マグネシウムを添加した
以外は、実施例1と同様にしてポリエステル組成物を得
た。評価結果を表1に示す。
【0037】実施例4 実施例1において、ベント式単軸押出機を使用してベン
ト孔(9)部の減圧度を5ヘクトパスカルとした以外
は、実施例1と同様にしてポリエステル組成物を得た。
評価結果を表1に示す。
【0038】比較例1 実施例1において、ステアリン酸マグネシウムを添加し
ない以外は、実施例1と同様にしてポリエステル組成物
を得た。溶融時の比抵抗はわずかに低下しただけであ
り、再利用することが出来なかった。評価結果を表1に
示す。
【0039】比較例2 実施例1において、マグネシウム原子濃度が1,100
ppmとなる様にステアリン酸マグネシウムを添加した
以外は、実施例1と同様にしてポリエステル組成物を得
た。得られたポリエステル組成物のIV値は0.450
と低く、再利用することが出来なかった。評価結果を表
1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、ポリエ
ステルの固有粘度の低下を抑制し、比抵抗を軽減して静
電密着性の良好なポリエステルフイルムの製造に好適な
ポリエステル組成物の製造方法が提供され、本発明の工
業的価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法で使用される粉砕機と単軸押
出機が連結されて成る再生装置の一例の側面説明図
【図2】図1に示す粉砕機の断面説明図
【符号の説明】
1:粉砕機 2:原料投入口 3:加熱シリンダー 4:スクリュー 5:ストランドダイ 6:ストランド 7:ストランドバス 8:ペレタイザー 9:ベント孔 D:切削刃付き円盤 M:駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 67:00 B29L 7:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルと脂肪族カルボン酸の金属
    塩から成るポリエステル組成物の製造方法であって、粉
    砕機と単軸押出機が連結されて成る再生装置を使用し、
    上記の粉砕機に溶融時の比抵抗が1×107Ωcm以上
    の回収ポリエステルを投入して粉砕した後、単軸押出機
    に到達する以前の段階の上記ポリエステルに当該ポリエ
    ステル組成物中の金属原子の濃度が0.5〜1,000
    ppmの範囲になる量の脂肪族カルボン酸の金属塩を添
    加することを特徴とするポリエステル組成物の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 金属塩がマグネシウム塩である請求項1
    に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 脂肪族カルボン酸の金属塩がデカンジカ
    ルボン酸マグネシウム又はステアリン酸マグネシウムで
    ある請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 粉砕機内のポリエステルの温度を90℃
    以上に高める請求項1〜3の何れかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 単軸押出機がベント式単軸押出機である
    請求項1〜4の何れかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 固有粘度の低下率が10%以下である請
    求項1〜5の何れかに記載の製造方法。
JP15161697A 1996-12-17 1997-05-26 ポリエステル組成物の製造方法 Pending JPH10323831A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15161697A JPH10323831A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 ポリエステル組成物の製造方法
US08/990,523 US5958659A (en) 1996-12-17 1997-12-15 Polyester-based photographic support and process for producing the same
DE1998617063 DE69817063T2 (de) 1997-04-23 1998-04-20 Verfahren zur Herstellung einer Polyesterzusammensetzung
EP98107167A EP0873844B1 (en) 1997-04-23 1998-04-20 Process for producing polyester composition
US09/063,355 US6361734B1 (en) 1997-04-23 1998-04-21 Process for producing polyester composition
KR10-1998-0014301A KR100450143B1 (ko) 1997-04-23 1998-04-22 폴리에스테르조성물의제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15161697A JPH10323831A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 ポリエステル組成物の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10323831A true JPH10323831A (ja) 1998-12-08

Family

ID=26480811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15161697A Pending JPH10323831A (ja) 1996-12-17 1997-05-26 ポリエステル組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10323831A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5715945A (en) * 1980-05-21 1982-01-27 Midland Ross Corp Extruding device for regenerating scrap plastic material and its method
JPS57185345A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Diafoil Co Ltd Production of polyester film
JPS62236722A (ja) * 1986-04-08 1987-10-16 Diafoil Co Ltd ポリエステルフイルムの製造法
JPH0464328B2 (ja) * 1984-05-23 1992-10-14 Daiafoil
JPH0691635A (ja) * 1992-09-09 1994-04-05 Toray Ind Inc ポリエステル組成物の製造方法
JPH08174638A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Diafoil Co Ltd 熱可塑性樹脂の押出成形方法
JPH09123169A (ja) * 1995-11-07 1997-05-13 Ain Eng Kk ペットボトルを原料とする熱可塑性樹脂合成体及びその製造方法、並びに前記熱可塑性樹脂合成体を用いた熱可塑性樹脂成形品及びその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5715945A (en) * 1980-05-21 1982-01-27 Midland Ross Corp Extruding device for regenerating scrap plastic material and its method
JPS57185345A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Diafoil Co Ltd Production of polyester film
JPH0464328B2 (ja) * 1984-05-23 1992-10-14 Daiafoil
JPS62236722A (ja) * 1986-04-08 1987-10-16 Diafoil Co Ltd ポリエステルフイルムの製造法
JPH0691635A (ja) * 1992-09-09 1994-04-05 Toray Ind Inc ポリエステル組成物の製造方法
JPH08174638A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Diafoil Co Ltd 熱可塑性樹脂の押出成形方法
JPH09123169A (ja) * 1995-11-07 1997-05-13 Ain Eng Kk ペットボトルを原料とする熱可塑性樹脂合成体及びその製造方法、並びに前記熱可塑性樹脂合成体を用いた熱可塑性樹脂成形品及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5833905A (en) Process for producing polyester composition
JP7466616B2 (ja) 二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法
JP5671990B2 (ja) ポリエステル樹脂の製造方法
US11613622B2 (en) Method for forming polyester material from recycled film
JP6822397B2 (ja) ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなるフィルム
KR100450143B1 (ko) 폴리에스테르조성물의제조방법
JP3911069B2 (ja) ポリエステル組成物の製造方法
JPH10323831A (ja) ポリエステル組成物の製造方法
JP2004027229A (ja) ポリエステルフィルム及びその製造方法ならびにポリエステル
JPH10323832A (ja) ポリエステル組成物の製造方法
JPH10329188A (ja) ポリエステル組成物およびシート、フイルムの製造方法
JPH1148312A (ja) 非相溶性重合体含有ポリエステルフィルムの製造方法
JP3577184B2 (ja) ポリエステルシートの製造方法
JP2008169328A (ja) ポリエステル組成物の製造方法
JPH07329141A (ja) 積層フィルムの製造方法
JPH1095042A (ja) ポリエステルシートの製造方法
JP5045078B2 (ja) ポリエステル樹脂の製造方法
JP2006265275A (ja) ポリエステル組成物の製造方法
JPH1176716A (ja) ポリエステルの濾過方法、ポリエステルフィルムの製造方法およびポリエステルフィルム
JPH07196782A (ja) 高重合度ポリエステルの製造方法および高重合度ポリエステル成形品の製造方法
JP3617735B2 (ja) 金属板貼合せ加工用ポリエステルフィルム
JP7398042B2 (ja) ポリエステルフィルム、およびその製造方法
JP3370195B2 (ja) ポリエステルフィルムの製造方法
JP2003096280A (ja) ポリエステル組成物およびフィルム
CN120153007A (zh) 聚酯树脂的制造方法及聚酯树脂

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070516