JPH10323969A - 巻成心棒の支持表面に連続材料を巻成する方法及び該方法を実施する装置 - Google Patents

巻成心棒の支持表面に連続材料を巻成する方法及び該方法を実施する装置

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JPH10323969A
JPH10323969A JP10130108A JP13010898A JPH10323969A JP H10323969 A JPH10323969 A JP H10323969A JP 10130108 A JP10130108 A JP 10130108A JP 13010898 A JP13010898 A JP 13010898A JP H10323969 A JPH10323969 A JP H10323969A
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winding
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JP10130108A
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Udo Tittgemeyer
ティットゲマイアー ウード
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES, PROFILES OR LIKE SEMI-MANUFACTURED PRODUCTS OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公知の解決手段の欠点を回避して、円筒形の
被覆層支持体としてのスリーブのための製造法を提供す
る。 【解決手段】 材料供給部7から材料6を繰出し、かつ
支持表面5に該材料を巻成し、送りのあいだ材料6,7
を、その巻成角度αの自動調整を可能にするように振子
運動可能に支承し、材料6の巻成中、引張り張力を維持
し、材料繰出し部と材料巻成部との間で、材料6にクリ
ーニング処理及びコンディショニング前処理を施し、か
つ前記の材料繰出し部と材料巻成部との間で材料に接着
剤を塗被する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機能特有の被覆層
又は多重被覆層、例えばオフセット印刷用の可縮層を追
って被着する被覆層支持体としての円筒形の金属製スリ
ーブの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第4140768
号明細書には、印刷機の版胴用の金属素材から成るオフ
セット印刷版の製造法が開示されている。先ずプレート
が、版胴の円周及び幅に相当する寸法に断裁され、かつ
少なくとも一方の端面側にレジスター装置が設けられ
る。次いでプレート状の断裁片に、印刷版製造のために
慣用されている方式で成層処理及び露光処理を施した上
で、長方形のプレートは溶接装置において丸め成形によ
って中空円筒形にされて見当正しく緊締される。互いに
対面し合ったプレートエッジが互いに縦方向シーム溶接
されるが、その場合溶接プロセスは、上面と下面に凹面
形状を有する溶接継手が生じるように管制される。プレ
ート状断裁片に成層処理及び露光処理を施す以外に、該
プレート状断裁片から生じる版板に版胴上で成層処理及
び露光処理を施すことも可能である。
【0003】この公知の製造法における欠点は、後に直
径を生じることになるプレート状断裁片の伸直した長さ
部分を平行にかつ1/10mmよりも遥かに高い精度で
断裁せねばならないという事実である。更に溶接時の熱
導入に起因して、溶接継手領域には素材の縦方向歪みが
惹起される。この歪み、つまり伸びによって、溶接継手
に沿って両側に波打ちが生じることになる。このように
して製造されたスリーブを使用する場合、溶接継手領域
において避けることのできない前記波打ちによって、ス
リーブに外圧がかかった場合、該スリーブの下を移動す
る巻込み空気が生じ、ひいては版胴上でスリーブの回動
が惹起される。その結果、この公知の方法で製造された
ようなスリーブの口径の後調整のために付加的な作業工
程が必要になる。
【0004】ドイツ連邦共和国特許第3908999号
明細書には、円筒体並びに該円筒体にコーティング処理
を施す方法が開示されている。膨張剤と抑制剤の混加さ
れた流動フォームの形のチキソトロピー性の多成分材料
をコーテイング材料として、回転・送りの下で円筒体に
ほぼスパイラル状に被着するようにして、円筒体にシー
ムレスのコーティングを施すことがここでは提案されて
いる。スリーブ材料としては、金属、例えばアルミニウ
ム又はカーボンファイバ強化プラスチックが使用され
る。勿論プラスチックスリーブの使用は諸欠点を伴う。
例えばプラスチックスリーブは、弾性係数が著しく低い
ことを勘案すれば、金属製スリーブに比肩できる耐用強
度を得るためには比較的厚い肉厚で製作されねばならな
い。例えば熱処理を施すべき機能層を被着する場合に比
較的高い温度に曝される厚い肉厚はそれ自体、温度影響
を敏感に受け易く、それによって寸法精度損失及び高い
内部応力の形成が惹起されることになる。
【0005】欧州特許出願公開第0421145号明細
書並びに欧州特許出願公開第0715966号明細書に
基づいて、輪転印刷機のゴムブランケット胴に側方から
装着されるスリーブ状のゴムブランケットが公知になっ
ている。ゴム被覆層はニッケルスリーブに被着される。
ニッケルスリーブは電気メッキ方式で製造される。ニッ
ケル浴内に浸漬された母型円筒体に薄いニッケル薄膜が
析出され、該ニッケル薄膜は、所要の肉厚に達した後に
母型円筒体から剥離される。この方式によるニッケルス
リーブの製造は、高い需用電流を必要とすることにな
り、しかも極度に時間がかかる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、概要
を述べた従来技術を出発点として、公知の解決手段の欠
点を回避して、円筒形の被覆層支持体としてのスリーブ
のための製造法を提供することである。
【0007】例えば本発明の基礎となる開発目的は、例
えば紙層を巻成して成る厚紙スリーブ又は、帯材をやは
り巻成して成るプラスチックスリーブのような種々の形
式のスリーブがすでに以前から大量生産されているよう
に、被覆層支持体としてのスリーブを経済的に製造する
ことであった。
【0008】しかしながら印刷業界でこれを適用する場
合、極度に高い精度、高い剛性及び高い強度がこの種の
スリーブにとっての使用条件である以上、前述のことか
ら判るように、帯材として先ず第1に考えられる素材は
金属帯材しかない。
【0009】しかしながら、公知のスリーブ巻成方式は
印刷業界には転用不可能である。それ故に、このような
公知形式のスリーブは、期待すべき利点があるにも拘わ
らず、今日に至るもなお存在していない。金属帯材を巻
成してスリーブを形成することの方法上の技術問題は極
めて多面的にわたっている。
【0010】金属を確実に接着するためには、周知のよ
うに金属−接着剤の接合を改善するために金属表面の徹
底的なクリーニング処理と表面積を拡大するためのブラ
スト加工が必要である。しかしながら前記の両処理方式
は当該適用例では充分であるとは云えない。金属帯材面
には、いわゆる圧延表皮(ローリング・スキン)が存在
し、これは主として、高い加圧作用によって圧入された
油脂である。この油脂−金属の接合は、いずれにしても
確実な接着を阻害する。これに対して、サンドブラスト
のようなブラスト加工法による処理は薄肉の帯材を必要
以上に変形することになる。
【0011】要求される精度と剛性を得るためには、帯
材を互いに正確に突合せることが必要である。これを達
成するためには、高精度の巻成角、極めて正確な均等な
帯張力及び、巻成表面に関して正確な面平行な帯層が必
要である。
【0012】更なる不利な問題として、巻成済みスリー
ブの長さをトリミングする場合、その都度下位の帯層の
帯端部が先細になっていることが挙げられる。先端が先
細の結果、巻成胴に対して軸方向に屈曲された帯材層に
よってスパイラル形状が生じる。理論的に無限に先細に
なる帯端部の接着継手は、通常の切断圧には耐えられな
い。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の構成手段は、請求項1の特徴部に記載した通り、材
料供給部から材料を繰出し、かつ支持表面に該材料を巻
成し、送りのあいだ材料を、その巻成角度の自動調整を
可能にするように振子運動可能に支承し、材料の巻成
中、引張り張力を維持し、材料繰出し部と材料巻成部と
の間で、材料にクリーニング処理及びコンディショニン
グ前処理を施し、かつ前記の材料繰出し部と材料巻成部
との間で材料に接着剤を塗被する点にある。
【0014】本発明の方法によって得られる利点は多種
多様である。
【0015】本発明の解決手段は、先行作業工程(実際
には帯材の繰出し工程)も含めて、コイル状に準備され
た帯材の前処理工程を一体化することを可能にする。帯
材は、振子運動可能な支承体内に懸け込まれ、かつ帯材
に必要とされる帯材のクリーニング処理及びコンディシ
ョニング処理は帯材の繰出し中に行われる。帯材内に予
張力を発生させることによって、高精度の巻成動作と共
に、極めて正確な突合せ部位の形成が可能になる。帯材
支承体の振子運動によって、巻成角度の設定を行う必要
がなくなり、むしろこの巻成角度は自動的に生じる。
【0016】本発明の思想に基づく更なる構成手段は、
材料の繰出し中に該材料にクリーニングを連続的に施す
点にある。脱脂及び除塵は例えば電解方式で行うことが
できる。適正に構成されたクリーニングステーションに
おいて転極下で帯材にエッチング加工を施すことも可能
である。このエッチング加工によって帯材表面のミクロ
粗面化が生じるので、本発明の方法の後続処理段階にお
いて格別顕著な接着結果が得られる。
【0017】帯材にクリーニング処理を施した後、該帯
材は乾燥ステーションにおいて乾燥される。その後、帯
材にはコンディショニング処理を施すことが可能であ
る。当面の関連で考えられるコンディショニング処理
は、帯材の表面処理、例えばプライマーによる表面処理
である。プライマーの面状塗被によって、例えば帯材に
対する接着剤の表面粘着作用並びに帯材クリーニング効
果が同時に改善される。また前記プライマーに代えて、
帯材表面を例えば銅イオンのような非鉄イオンで富化す
ることによって接着結合作用を更に改善することも可能
である。この富化は高合金鋼及び特殊鋼では欠如してい
るが、嫌気性の接着剤系の硬化を著しく改善するのみな
らず、殊に金属−接着剤接合作用を改善する。帯材のイ
オン富化は、銅製又は真鍮製ブラシによる帯材のブラシ
掛けによって行うこともできる。またプライマー塗被と
銅イオン富化とのコンビネーションも考えられる。
【0018】本発明の方法では、帯材の一方の面側を処
理した後に帯材が変向ガイドされるので、処理残し面側
にもクリーニング及び前処理を施すことが可能である。
それ故に、処理残し面側のためにも、クリーニングステ
ーション、乾燥ステーション及び前処理ステーションが
それ相応に設けられている。
【0019】巻成済みスリーブの端縁部をトリミングす
るために、巻成胴の支持表面の両端面にトリミング装置
が配設されている。該トリミング装置は例えばフライス
のような切削工具であってもよく、或いは例えばレーザ
ーのような光学機器として構成されていてもよい。レー
ザーをトリミング装置として設けた場合には、複数の帯
層の端縁部を同時にトリミングしかつ円形に溶接するこ
とが可能である。
【0020】帯材の予張力の維持は、該帯材の搬送系路
内に配置された引張り兼制動ローラに比較的大きな円周
範囲にわたって帯材を巻掛けることによって行われる。
このように予張力のかけられた帯材の一方の面側に、次
いで例えば嫌気性接着剤系のような接着剤が塗被され
る。
【0021】本発明の方法を実施する装置では、前処理
ステーション、材料供給スプールの支承部、引張り兼制
動ローラ並びに接着剤塗被ステーションのためのケーシ
ング壁又はサポート壁が、巻成胴に対して相対的に振子
運動可能に構成されているので、前記サポート壁の送り
と巻成速度とによって、巻成角度の自動調整が得られ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施
例を詳説する。
【0023】図1に概略的に図示したにすぎない巻成ス
テーション1は巻成胴5を有し、該巻成胴は両端を2つ
の心押し台3,4に回転可能に支承されている。図1の
平面図では巻成胴5の下側に示されている機械架台2上
には、細幅の帯材6を供給する材料供給スプール7が走
行可能に配置されている。図面から判るように振子運動
可能に支承された材料供給スプール7は、巻成胴5に対
して巻成角度をとって方位づけられている。この方位づ
けは、材料供給スプール7の矢印方向送り中に、巻成角
度の設定によって自動的に行われる。巻成動作中に巻成
胴5の周面には、帯材6から成る第1帯層29が形成さ
れ、該第1帯層は突合せ部位30に沿って継目溝なくか
つオーバーラップなしに互いに突合わさっている。巻成
胴5の両端面側には、巻成層の端縁部トリミング装置
9,10が配設されている。
【0024】該端縁部トリミング装置はフライス装置、
或いは例えばレーザーのような光学機器であってもよ
く、これによって、巻成すべきスリーブ層の端面側の端
部域を仕上げトリミングすることが可能である。端面側
でレーザーを使用する場合には、例えば結果的に生じる
帯材先細先端を固着することも可能である。この帯材先
細先端の固着以外に、該レーザーによって全縁部の同時
トリミング並びに前記全縁部に沿っての円環溶接を達成
することも可能である。従って帯材から成る単層又は多
層スリーブの両端面が一緒に補強され、かつ不慮の損傷
に対して一層良く防護される。
【0025】帯材6のコンスタントな予張力を維持する
ために材料供給スプール7には、ステップモータ36を
装備しておくことが可能であり、該ステップモータによ
って帯材6は予張力下に保持される。巻成胴5は巻成方
向11に回転し、かつ材料供給スプール7に貯えられた
細い帯材6を、該材料供給スプールからコンスタントに
繰り出す。なお念のために付記しておくが、機械架台2
には複数のガイド15が設けられており、かつ、巻成す
べき帯材6を貯えている材料供給スプール7は、巻成時
の送り中に巻成胴5の軸線に対して平行に前記ガイド1
5に沿って連行される。
【0026】図2には本発明の製造法を実施するための
巻成ステーションが図示されており、該巻成ステーショ
ンにおいて、巻成すべき帯材に前処理をすでに施すこと
も可能である。
【0027】巻成ステーション1はサポート壁16を有
し、該サポート壁には、殊に細幅の帯材6を貯えている
材料供給スプール7が回転可能に支承されている。該材
料供給スプール7から細幅の帯材6がコンスタントに繰
り出され、かつ第1の変向ガイド部を経た後に材料クリ
ーニングステーション18に沿って走行する。該材料ク
リーニングステーションで帯材6はクリーニングされ
る。帯材6のクリーニングは、ゆっくり繰り出される帯
材6の表面から、ダスト、油脂又はその他の付着物を走
間中に除去するために必要である。この材料クリーニン
グステーション18は差し当って帯材6の片面だけに作
用し、該帯材6は次いで第1乾燥ステーション19を通
走し、そこからプライマーステーション又は前処理ステ
ーション20へ達する。
【0028】該プライマーステーションにおいて、後に
申し分の無い接合を保証するために、処理すべき帯材6
に応じた接着助成剤を塗被することが可能である。その
理由は、接着剤として嫌気系を設けることができるから
である。空気遮断下で硬化するこの嫌気系は非鉄(N
e)イオンの存在を前提としている。しかしながら該非
鉄イオンは高合金鋼(高級鋼)では欠如しているので、
この高級鋼を使用する場合には該高級鋼に前処理が施さ
れねばならない。このような前処理は例えばプライマー
を用いて行われ、或いは、繰り出された高級鋼帯材に、
接着前に銅ブラシ又は真鍮ブラシによってブラシ掛けを
施すことによって行われる。この前処理は、適当な変化
形態のプライマーステーション20において行うことが
でき、しかも該プライマーステーションには、ローラ又
はブラシによる材料塗被に代えて、帯材6に充分豊富な
量の非鉄イオンを存在させるべく、銅製剛毛又は真鍮製
剛毛を備えたブラシを配置することも可能である。
【0029】図2から更に看取できるように、帯材6の
表面及び裏面のためのクリーニングステーション、乾燥
ステーション及びコンディショニングステーションのよ
うな全ての前処理ステーションはサポート壁16によっ
て収容されており、該サポート壁は、巻成胴5の支持表
面に対して相対的に振子運動可能に支承されている。設
定された巻成速度とサポート壁の送りとから巻成角度α
は自動的に生じ、この巻成角度のために前調整の必要は
ない。より正確に云えば、引張り兼制動ローラ24によ
って生じる帯張力及び送り並びに回転数に基づいて巻成
角αは生じる。このためには回転数と送りとの正確な同
調が必要であるが、該同調は高い精度で算定することが
できる。エンコーダを備えた高分解能のステップモータ
を使用すれば、この正確な同調は何の困難もなく得られ
る。サポート壁16の振子運動は、旋回可能な懸架部1
7によって与えられる。
【0030】下面にクリーニング処理及びコンディショ
ニング処理の施された帯材6は、変向部37で約180
゜変向ガイドされるので、帯材の処理残し面にもクリー
ニング及び前処理を施すことが可能になる。クリーニン
グステーション18は、後に接着剤ステーション22に
おいて嫌気性接着剤の塗被によって接着作用の改善を得
るために、帯材6の表面の転極とエッチングとによって
帯材表面にミクロ粗面を惹起させるように構成すること
もできる。クリーニングステーション18を経た後に帯
材6は、帯材6の両面に作用する第2乾燥ステーション
21を通走し、該第2乾燥ステーションには別の前処理
ステーション20が後続し、該前処理ステーションの機
能はすでに前述した通りである。
【0031】次いで帯材6は、別の乾燥ステーション1
9を通走し、今や帯材の両面には、巻成加工のためのコ
ンディショニングが施されている。帯材6の走行経路内
に後置された引張り兼制動ローラ24の周面に帯材6は
約270゜にわたって巻掛けられ、これによって接着剤
ステーション22における接着剤の塗被直前に帯材6
は、予張力下に保たれる。接着剤ステーション22で
は、帯材6の巻成加工に先立って、予張力のかけられた
帯材6に接着剤が塗被される。なお帯材6の予張力を維
持するために、帯材断裁兼クランプステーション23が
設けられている。支持する巻成胴5の周面において単層
又は多層のスリーブの巻成作業を終了した後、或いは端
縁部トリミング装置9,10によって当該スリーブに仕
上げ加工を施した後、帯材6は一時的に緊締することが
できる。
【0032】図3には材料コイルが図示されている。極
度に薄く圧延された鋼又は高級鋼薄板から成る細幅の帯
材6が材料供給スプール7に巻上げられて貯えられてい
る。該帯材6の材料幅8は10〜100mmであり、ま
た該帯材6の材料肉厚25は約0.05mmである。材
料供給スプール7はその繰出し軸線26を中心として回
転可能であるが、ここでは略示したにすぎない。
【0033】図4には、第1巻成層から成るベースワイ
ンディングが図示されている。細幅の帯材6は、巻成胴
5の周面に沿って第1巻成層29が生じるように巻成胴
5の周りに巻成される。細幅の帯材6は、巻成角度αだ
け斜向されており、従って第1巻成層29の個々のワイ
ンディングは、継目溝を形成することなく、かつオーバ
ーラップなしに互いに接し合っている。細幅の帯材6の
両側縁27,28は第1兼成層29の突合せ部位30を
形成し、該突合せ部位に沿って側縁27と28は互いに
突合わさる。従って本発明の方法によって制作された第
1巻成層29は、巻成胴5の周面でやや斜めに方位づけ
られて巻成胴5の全幅にわたって延びている。各巻成回
転毎に生じるスリーブストラップ(スリーブ帯金)は、
すでに巻成済みのその都度先行するスリーブストラップ
と相俟って突合せ部位30を形成する。継目溝を形成せ
ずかつ材料のオーバーラップなしに突合せ部位を正確に
形成することは、巻成スリーブの使用可能性にとって決
定的な意味を持つ。突合せ部位30に沿って継目溝が形
成された場合、巻成済みベーススリーブに座屈剛さは与
えられなくなる。スリーブの周方向拡張のための空気ク
ッションの形成は、継目溝において発生する漏れのため
に、極めて実現しにくく、或いは全く実現不可能であ
る。また突合せ部位30における細幅の帯材のオーバー
ラップは、製作すべきスリーブに要求される精度に決定
的なダメージを与えることになる。
【0034】図5には、多層巻きにおける巻成プロセス
が図示されている。ベース支持体スリーブの基本層を形
成する細幅帯材6の第1帯層29は、巻成胴軸線26に
下ろした法線31に対して垂直に第1の巻成角度αをと
って巻成方向11に(図1参照)巻成される。側縁2
7,28はそれぞれ前記の突合せ部位30を形成する。
【0035】本発明の方法によって細幅の帯材6が、接
着剤の塗被を行う接着剤ステーションを予め通走した場
合、細幅の帯材6の、片面に接着剤を有する別の層が、
第1帯層29に被着され、かつ第1帯層29の上に別の
帯層32を形成する。図5から判るように、この別の帯
層32のワインディングは、第1帯層29のワインディ
ングとは逆向きのリード35で巻成される。前記の別の
帯層32では、やはり継目溝もオーバーラップもない突
合せ部位33が形成されている。該突合せ部位33は、
先に被着された第1帯層29の突合せ部位30に交差し
ており、こうして多層のスリーブ複合体の剛性強化に寄
与する。
【0036】図5に示した2方向ワインディングに代え
て、図6に示した巻成法を使用することも可能である。
【0037】図6では、最も単純な例を示すために、等
幅の帯材6が、すでに巻成済みの下位に位置する第1帯
層29に対して、帯材6の半分幅だけずらして巻成され
る。先ず第1帯層29が突合せ部位30を形成しつつリ
ード角つまり巻成角度αで巻成胴5の周面に巻成され、
次いで別の帯層32が、帯材6の半分幅だけ前記第1帯
層29上に乗り上げるように巻成される。従ってこのよ
うに巻成した場合に生じる突合せ部位33は、第1帯層
29の突合せ部位30に重なっては位置せず、第1帯層
29の突合せ部位30に対して帯材幅の半分だけずれて
いる。これによって多層スリーブの著しく高い座屈剛さ
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略的に示した巻成ステーションの平面図であ
る。
【図2】巻成材料前処理部を一体に組込んだ巻成ステー
ションの概略側面図である。
【図3】材料コイルの斜視図である。
【図4】第1巻成層から成るベースワインディングの斜
視図である。
【図5】2層巻きにおける巻成プロセスの斜視図であ
る。
【図6】2層の巻成層のずらし巻きの斜視図である。
【符号の説明】
1 巻成ステーション、 2 機械架台、 3,4
心押し台、 5巻成胴、 6 帯材、 7 材
料供給スプール、 8 材料幅、 9,10 端縁
部トリミング装置、 11 巻成方向、 12 帯
材始端部、13 突合せ部位、 14 送り方向、
15 ガイド、 16 サポート壁、 17
旋回可能な懸架部、 18 材料クリーニングステー
ション、 19 第1乾燥ステーション、 20
プライマーステーション又は前処理ステーション、 2
1 第2乾燥ステーション、 22 接着剤ステー
ション、 23 帯材断裁兼クランプステーション、
24 引張り兼制動ローラ、 25 材料肉厚、
26 繰出し軸線、 27,28 側縁、 29
第1帯層、 30 突合せ部位、 31 巻成
胴軸線に対する法線、 32 別の帯層、 33
突合せ部位、 34 第1リード、35 逆向きの
リード、 36 エンコーダを備えたステップモー
タ、37 変向部、 α 巻成角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料供給部(7)から材料(6)を繰出
    し、かつ支持表面(5)に該材料を巻成し、送りのあい
    だ材料(6,7)を、その巻成角度(α)の自動調整を
    可能にするように振子運動可能に支承(17)し、材料
    (6)の巻成中、引張り張力を維持し、材料繰出し部と
    材料巻成部との間で、材料(6)にクリーニング前処理
    及びコンディショニング前処理を施し、かつ前記の材料
    繰出し部と材料巻成部との間で材料に接着剤を塗被する
    ことを特徴とする、巻成心棒の支持表面に連続材料を巻
    成する方法。
  2. 【請求項2】 材料(6)の繰出し中に該材料にクリー
    ニングを連続的に施す、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 帯材(6)のクリーニングを電解法で行
    う、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 クリーニングステーション(18)で帯
    材(6)に粗面化エッチング加工を施す、請求項2記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 クリーニングステーション(18)を通
    過した後に第1乾燥ステーション(19)を通走させて
    帯材(6)に乾燥処理を施す、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 第1乾燥ステーション(19)を通走し
    た後に帯材(6)にコンディショニング処理を施す、請
    求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 コンディショニングステーション(2
    0)を通走させて帯材(6)に表面処理を施す、請求項
    6記載の方法。
  8. 【請求項8】 接着作用を改善させるプライマーを帯材
    (6)の表面に塗被する、請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 帯材(6)の表面を非鉄イオンで富化す
    る、請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】 コンディショニングステーション(2
    0)においてブラシによって非鉄イオンを発生させる、
    請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ブラシが銅から成る、請求項10記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 ブラシが真鍮から成る、請求項10記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 コンディショニングステーション(2
    0)において非鉄イオンを液状プライマーによって発生
    させる、請求項6記載の方法。
  14. 【請求項14】 帯材(6)の別の面側にもクリーニン
    グ及び前処理を施し得るように変向部(37)を介して
    帯材(6)を変向ガイドする、請求項6記載の方法。
  15. 【請求項15】 帯材(6)から製作された帯層(2
    9,32)の両端面にトリミング装置(9,10)を配
    設する、請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 トリミング装置として切削工具を使用
    する、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 トリミング装置としてレーザーを使用
    する、請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】 トリミング装置(9,10)によって
    複数の帯層(29,30)の端縁部を同時にトリミング
    しかつ円形に溶接する、請求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】 支持表面(5)への巻上げ中に、帯材
    (6)を、引張り兼制動ローラ(24)に巻掛けること
    によって予張力下に保つ、請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 前処理ステーション(18,19,2
    0,21)においてコンディショニングの施された帯材
    (6)を支持表面(5)へ巻上げる前に、該帯材に接着
    剤を塗被する、請求項1記載の方法。
  21. 【請求項21】 接着剤として嫌気性の接着剤系を帯材
    (6)に塗被する、請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 帯材(6)の搬送経路を前処理ステー
    ション(18,19,20,21,22,23)と共に
    収容するサポート壁(16)が、巻成銅(5)に対して
    相対的に振子運動可能に支承されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の巻成心棒の支持表面に連続材料を巻
    成する方法を実施する装置。
  23. 【請求項23】 サポート壁(16)が旋回可能に支承
    されている、請求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 閉じたプラスチック製外周被覆層を有
    する輪転印刷機用の円筒形支持体スリーブとして使用さ
    れる、請求項1から21までのいずれか1項記載の方法
    によって巻成されたスリーブ。
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