JPH10325683A - ロータリーキルン - Google Patents
ロータリーキルンInfo
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- JPH10325683A JPH10325683A JP13408797A JP13408797A JPH10325683A JP H10325683 A JPH10325683 A JP H10325683A JP 13408797 A JP13408797 A JP 13408797A JP 13408797 A JP13408797 A JP 13408797A JP H10325683 A JPH10325683 A JP H10325683A
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Landscapes
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 細粒状の廃棄物から粗粒状の廃棄物までを効
率良く燃焼・溶融させることができるロータリーキルン
を提供すること。 【解決手段】 回転するキルン胴体(4) の中途部に空気
供給孔(17)を穿設し、キルン胴体(4) の内部に空気を供
給すべく構成してなるロータリーキルンにおいて、空気
供給孔(17)は、キルン胴体(4) の内周面からキルン胴体
(4) の反回転方向に向けて傾斜させて形成した。
率良く燃焼・溶融させることができるロータリーキルン
を提供すること。 【解決手段】 回転するキルン胴体(4) の中途部に空気
供給孔(17)を穿設し、キルン胴体(4) の内部に空気を供
給すべく構成してなるロータリーキルンにおいて、空気
供給孔(17)は、キルン胴体(4) の内周面からキルン胴体
(4) の反回転方向に向けて傾斜させて形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリーキルン
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キルン胴体の中途部から空気を供
給できるべく構成したロータリーキルンとしては、例え
ば、特開昭61-250415 号公報に開示されているように、
キルン胴体の中途部に複数の空気供給孔を穿設するとと
もに、同空気供給孔を穿設したキルン胴体の外周を囲繞
するフードを取付け、同フードに送風機を連通連結した
ものがある。
給できるべく構成したロータリーキルンとしては、例え
ば、特開昭61-250415 号公報に開示されているように、
キルン胴体の中途部に複数の空気供給孔を穿設するとと
もに、同空気供給孔を穿設したキルン胴体の外周を囲繞
するフードを取付け、同フードに送風機を連通連結した
ものがある。
【0003】かかるロータリーキルンにおいては、同公
報第2図に図示された廃棄物の傾きから明らかなように
(第2図において廃棄物が左側に偏って集積されている
ことからキルン胴体が同図中左回りに回転していること
が明らかである。)、空気供給孔を、キルン胴体の内周
面からキルン胴体の回転方向に向けて傾斜させて形成し
ていた。しかも、空気供給孔は、第4図に示すように、
キルン胴体の前後方向には傾斜させずに、キルン胴体の
回転中心に向けて形成していた。
報第2図に図示された廃棄物の傾きから明らかなように
(第2図において廃棄物が左側に偏って集積されている
ことからキルン胴体が同図中左回りに回転していること
が明らかである。)、空気供給孔を、キルン胴体の内周
面からキルン胴体の回転方向に向けて傾斜させて形成し
ていた。しかも、空気供給孔は、第4図に示すように、
キルン胴体の前後方向には傾斜させずに、キルン胴体の
回転中心に向けて形成していた。
【0004】また、キルン胴体とフードとの間隙をシー
ル部材で閉塞して、供給空気がフードから外部に漏れ出
すのを防止していた。
ル部材で閉塞して、供給空気がフードから外部に漏れ出
すのを防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】キルン胴体内部の廃棄
物は、キルン胴体の回転によってキルン胴体の回転中心
から半径方向に向かう遠心力の作用を受けるとともに、
キルン胴体の回転方向に向かう慣性力の作用を受けてい
る。従って、キルン胴体の内周面近傍の廃棄物には、遠
心力及び慣性力との合力である、キルン胴体の内周面か
らキルン胴体の回転方向に向けて傾斜した方向に向かう
力が作用する。
物は、キルン胴体の回転によってキルン胴体の回転中心
から半径方向に向かう遠心力の作用を受けるとともに、
キルン胴体の回転方向に向かう慣性力の作用を受けてい
る。従って、キルン胴体の内周面近傍の廃棄物には、遠
心力及び慣性力との合力である、キルン胴体の内周面か
らキルン胴体の回転方向に向けて傾斜した方向に向かう
力が作用する。
【0006】ところが、上記従来のロータリーキルンに
あっては、キルン胴体の内周面近傍の廃棄物に作用する
力の方向と同方向に向けて空気供給孔を形成していたた
め、キルン胴体内部の廃棄物が、空気供給孔内に容易に
流入してしまい、空気供給の妨げとなり、十分な空気供
給が行えないといった不具合があった。
あっては、キルン胴体の内周面近傍の廃棄物に作用する
力の方向と同方向に向けて空気供給孔を形成していたた
め、キルン胴体内部の廃棄物が、空気供給孔内に容易に
流入してしまい、空気供給の妨げとなり、十分な空気供
給が行えないといった不具合があった。
【0007】しかも、空気供給孔をキルン胴体の前後方
向には傾斜させずにキルン胴体の回転中心に向けて形成
していたため、キルン胴体内部において、廃棄物の移動
方向に対して略直交する方向に空気が流入し、廃棄物の
移動を妨げるといった不具合があった。
向には傾斜させずにキルン胴体の回転中心に向けて形成
していたため、キルン胴体内部において、廃棄物の移動
方向に対して略直交する方向に空気が流入し、廃棄物の
移動を妨げるといった不具合があった。
【0008】また、キルン胴体とフードとをシール部材
のみによってシールしていたため、シール部材の劣化等
により供給空気の一部が外部に漏れ出すおそれがあっ
た。
のみによってシールしていたため、シール部材の劣化等
により供給空気の一部が外部に漏れ出すおそれがあっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、回転
するキルン胴体の中途部に空気供給孔を穿設し、キルン
胴体の内部に空気を供給すべく構成してなるロータリー
キルンにおいて、空気供給孔を、キルン胴体の内周面か
らキルン胴体の反回転方向に向けて傾斜させて形成する
こととした。
するキルン胴体の中途部に空気供給孔を穿設し、キルン
胴体の内部に空気を供給すべく構成してなるロータリー
キルンにおいて、空気供給孔を、キルン胴体の内周面か
らキルン胴体の反回転方向に向けて傾斜させて形成する
こととした。
【0010】また、前記空気供給孔を、キルン胴体の内
周面の接線方向と略同一方向に向けて形成することとし
た。
周面の接線方向と略同一方向に向けて形成することとし
た。
【0011】また、前記空気供給孔を、キルン胴体の前
方に向けて傾斜させて形成することとした。
方に向けて傾斜させて形成することとした。
【0012】また、前記キルン胴体の外周側方に、空気
供給孔に連結する空気供給通路を保持してフードを囲繞
するとともに、同フードに送風機を連通連結することと
した。
供給孔に連結する空気供給通路を保持してフードを囲繞
するとともに、同フードに送風機を連通連結することと
した。
【0013】また、前記フードとキルン胴体との間隙を
シール部材で閉塞するとともに、同シール部材の外周側
方に漏れ空気保持空間を保持して外筒を囲繞し、しか
も、漏れ空気保持空間を前記送風機の入口側に連通連結
し、漏れ空気保持空間の内部の空気を吸引して、再び前
記フードの内部へ送風すべく構成することとした。
シール部材で閉塞するとともに、同シール部材の外周側
方に漏れ空気保持空間を保持して外筒を囲繞し、しか
も、漏れ空気保持空間を前記送風機の入口側に連通連結
し、漏れ空気保持空間の内部の空気を吸引して、再び前
記フードの内部へ送風すべく構成することとした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るロータリーキルン
は、廃棄物投入フードと溶融物排出フードとの間に円筒
状のキルン胴体を回動自在に架設して構成しており、廃
棄物投入フードから投入した廃棄物を、キルン胴体の内
部で乾燥させた後、燃焼させ、更には、溶融し、溶融物
を溶融物排出フードから外部に排出して、廃棄物の溶融
処理を行うものである。
は、廃棄物投入フードと溶融物排出フードとの間に円筒
状のキルン胴体を回動自在に架設して構成しており、廃
棄物投入フードから投入した廃棄物を、キルン胴体の内
部で乾燥させた後、燃焼させ、更には、溶融し、溶融物
を溶融物排出フードから外部に排出して、廃棄物の溶融
処理を行うものである。
【0015】キルン胴体の中途部には、キルン胴体の内
部に空気を供給するための空気供給装置を設けている。
部に空気を供給するための空気供給装置を設けている。
【0016】空気供給装置は、キルン胴体の周壁の外周
面にプレートを嵌着するとともに、周壁及びプレートに
複数の空気供給孔を所定間隔を開けて千鳥配列状に穿設
し、更には、キルン胴体の外周側方に、空気供給孔に連
通する空気供給通路を保持してフードを囲繞し、同フー
ドに送風機を連通連結している。
面にプレートを嵌着するとともに、周壁及びプレートに
複数の空気供給孔を所定間隔を開けて千鳥配列状に穿設
し、更には、キルン胴体の外周側方に、空気供給孔に連
通する空気供給通路を保持してフードを囲繞し、同フー
ドに送風機を連通連結している。
【0017】そして、送風機から送り出された空気を空
気供給通路に供給するとともに、空気供給孔からキルン
胴体の内部に供給するようにしている。
気供給通路に供給するとともに、空気供給孔からキルン
胴体の内部に供給するようにしている。
【0018】空気供給孔は、キルン胴体の外周面からキ
ルン胴体の回転方向に向けて傾斜させて形成しており、
キルン胴体の内周面の接線方向と略同一方向となるよう
にしている。そのため、空気供給孔からキルン胴体の内
部に供給された空気は、キルン胴体の周壁の内周面に沿
って旋回して流れる。しかも、空気供給孔をキルン胴体
の前方に向けて傾斜させて形成し、キルン胴体の内部に
前方へ向かう旋回流を引き起こすようにしている。
ルン胴体の回転方向に向けて傾斜させて形成しており、
キルン胴体の内周面の接線方向と略同一方向となるよう
にしている。そのため、空気供給孔からキルン胴体の内
部に供給された空気は、キルン胴体の周壁の内周面に沿
って旋回して流れる。しかも、空気供給孔をキルン胴体
の前方に向けて傾斜させて形成し、キルン胴体の内部に
前方へ向かう旋回流を引き起こすようにしている。
【0019】本発明に係るロータリーキルンは、かかる
旋回流によって、細粒状の廃棄物から粗粒状の廃棄物ま
でを効率良く燃焼・溶融させることができるものであ
る。
旋回流によって、細粒状の廃棄物から粗粒状の廃棄物ま
でを効率良く燃焼・溶融させることができるものであ
る。
【0020】すなわち、細粒状の廃棄物は、旋回流によ
ってキルン胴体の内部を浮遊しながら燃焼する。細粒状
の廃棄物は、浮遊によって空気と接触することとなり、
空気との接触面積が大きくなることに加え、熱輻射の影
響を強く受ける。そのため、細粒状の廃棄物は、浮遊燃
焼によって迅速に燃焼が完結する。そして、細粒状の廃
棄物の燃焼によりキルン胴体の内部の温度が上昇し、粗
粒状の廃棄物の燃焼が促進される。
ってキルン胴体の内部を浮遊しながら燃焼する。細粒状
の廃棄物は、浮遊によって空気と接触することとなり、
空気との接触面積が大きくなることに加え、熱輻射の影
響を強く受ける。そのため、細粒状の廃棄物は、浮遊燃
焼によって迅速に燃焼が完結する。そして、細粒状の廃
棄物の燃焼によりキルン胴体の内部の温度が上昇し、粗
粒状の廃棄物の燃焼が促進される。
【0021】また、供給された空気がキルン胴体の内部
を転動する粗粒状の廃棄物の内部にまで供給されるた
め、これによっても、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進され
る。
を転動する粗粒状の廃棄物の内部にまで供給されるた
め、これによっても、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進され
る。
【0022】しかも、キルン胴体の内部が灰の融点以上
の高温となっているために、燃焼により発生した灰は溶
融し、更には、旋回流によってキルン胴体の内周面にフ
ィルム状に付着する。かかる付着フィルムの熱がキルン
胴体の内部の廃棄物に伝達され、廃棄物の燃焼・溶融が
促進される。
の高温となっているために、燃焼により発生した灰は溶
融し、更には、旋回流によってキルン胴体の内周面にフ
ィルム状に付着する。かかる付着フィルムの熱がキルン
胴体の内部の廃棄物に伝達され、廃棄物の燃焼・溶融が
促進される。
【0023】また、空気供給装置は、空気供給孔からキ
ルン胴体の内部に供給する空気が外部に漏れ出さないよ
うにするためにシール機構を設けている。
ルン胴体の内部に供給する空気が外部に漏れ出さないよ
うにするためにシール機構を設けている。
【0024】シール機構は、フードとキルン胴体との間
隙をシール部材で閉塞するとともに、同シール部材の外
周側方に漏れ空気保持空間を保持して外筒を囲繞し、し
かも、漏れ空気保持空間に前記送風機を連通連結してい
る。
隙をシール部材で閉塞するとともに、同シール部材の外
周側方に漏れ空気保持空間を保持して外筒を囲繞し、し
かも、漏れ空気保持空間に前記送風機を連通連結してい
る。
【0025】そして、フードとキルン胴体との間隙から
漏れ出した空気を回収して、再びフードへと送り出すよ
うにしている。
漏れ出した空気を回収して、再びフードへと送り出すよ
うにしている。
【0026】そのため、シール部材の劣化等に起因して
フードから空気が漏れ出しても、再びフードへ戻すこと
ができ、ロータリーキルンの外部に空気が漏れ出すのを
防止することができる。
フードから空気が漏れ出しても、再びフードへ戻すこと
ができ、ロータリーキルンの外部に空気が漏れ出すのを
防止することができる。
【0027】
【実施例】本発明の実施例について、添付図面を参照し
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
【0028】図1及び図2は、本発明に係るロータリー
キルンを示した図であり、ロータリーキルン1は、廃棄
物投入フード2と溶融物排出フード3との間に円筒状の
キルン胴体4を回動自在に架設して構成している。
キルンを示した図であり、ロータリーキルン1は、廃棄
物投入フード2と溶融物排出フード3との間に円筒状の
キルン胴体4を回動自在に架設して構成している。
【0029】そして、ロータリーキルン1は、廃棄物投
入フード2から投入した廃棄物を、キルン胴体4の内部
で乾燥させた後、燃焼させ、更には、溶融し、溶融物を
溶融物排出フード3から外部に排出して、廃棄物の溶融
処理を行うことができる装置である。
入フード2から投入した廃棄物を、キルン胴体4の内部
で乾燥させた後、燃焼させ、更には、溶融し、溶融物を
溶融物排出フード3から外部に排出して、廃棄物の溶融
処理を行うことができる装置である。
【0030】以下、ロータリーキルン1の各部の構成に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0031】廃棄物投入フード2は、上部にキルン胴体
4に連通するホッパー5を取付けるとともに、同ホッパ
ー5の下側方に燃焼バーナー6をキルン胴体4の内部に
向けて取付けている。尚、ホッパー5には、二段シール
ゲート7が設けられており、同二段シールゲート7のリ
レー制御によって外気がキルン胴体4の内部に進入しな
いようにして、燃焼バーナー6による燃焼を安定させる
とともに、キルン胴体4の内部の温度を安定させるよう
にしている。
4に連通するホッパー5を取付けるとともに、同ホッパ
ー5の下側方に燃焼バーナー6をキルン胴体4の内部に
向けて取付けている。尚、ホッパー5には、二段シール
ゲート7が設けられており、同二段シールゲート7のリ
レー制御によって外気がキルン胴体4の内部に進入しな
いようにして、燃焼バーナー6による燃焼を安定させる
とともに、キルン胴体4の内部の温度を安定させるよう
にしている。
【0032】また、廃棄物投入フード2は、底部に転動
輪8を配設しており、キルン胴体4の膨張、収縮に応じ
て、進退移動できるように構成している。
輪8を配設しており、キルン胴体4の膨張、収縮に応じ
て、進退移動できるように構成している。
【0033】キルン胴体4は、図1に示すように、廃棄
物投入フード2から溶融物排出フード3に向けて下方に
傾斜させており、前後部において支持ローラ9,9 によっ
て支持しているとともに、前部において駆動モータ10に
より回転するように構成している。図中、11はキルン胴
体4の外周面に取付けたローラ、12は駆動モータ10に連
動連結した駆動平歯車、13はキルン胴体4の外周面に取
付け、かつ、駆動平歯車12と噛合する従動平歯車であ
る。
物投入フード2から溶融物排出フード3に向けて下方に
傾斜させており、前後部において支持ローラ9,9 によっ
て支持しているとともに、前部において駆動モータ10に
より回転するように構成している。図中、11はキルン胴
体4の外周面に取付けたローラ、12は駆動モータ10に連
動連結した駆動平歯車、13はキルン胴体4の外周面に取
付け、かつ、駆動平歯車12と噛合する従動平歯車であ
る。
【0034】また、キルン胴体4の中途部には、キルン
胴体4の内部に空気を供給するための空気供給装置14を
設けている。
胴体4の内部に空気を供給するための空気供給装置14を
設けている。
【0035】空気供給装置14は、図1〜図5に示すよう
に、耐火レンガで形成したキルン胴体4の周壁15の外周
面に金属製のプレート16を嵌着するとともに、周壁15及
びプレート16に複数の空気供給孔17を所定間隔を開けて
千鳥配列状に穿設し、更には、キルン胴体4の外周側方
に、空気供給孔17に連通する空気供給通路18を保持して
フード19を囲繞し、同フード19に送風機20を連通連結し
ている。図中、21は連通パイプである。
に、耐火レンガで形成したキルン胴体4の周壁15の外周
面に金属製のプレート16を嵌着するとともに、周壁15及
びプレート16に複数の空気供給孔17を所定間隔を開けて
千鳥配列状に穿設し、更には、キルン胴体4の外周側方
に、空気供給孔17に連通する空気供給通路18を保持して
フード19を囲繞し、同フード19に送風機20を連通連結し
ている。図中、21は連通パイプである。
【0036】フード19は、図4及び図5に示すように、
断面半円弧状の上下側フード体22,23 をキルン胴体4の
左右側方位置で連結するとともに、上下側フード体22,2
3 の前後端縁をキルン胴体4側に折曲して前後側壁24,2
5 を形成し、キルン胴体4の外周面と上下側フード体2
2,23 の内周面と前後側壁24,25 とによって空気供給通
路18を形成している。
断面半円弧状の上下側フード体22,23 をキルン胴体4の
左右側方位置で連結するとともに、上下側フード体22,2
3 の前後端縁をキルン胴体4側に折曲して前後側壁24,2
5 を形成し、キルン胴体4の外周面と上下側フード体2
2,23 の内周面と前後側壁24,25 とによって空気供給通
路18を形成している。
【0037】上側フード体22の上部には、空気供給通路
18に連通する空気供給管26を連設しており、同空気供給
管26には、送風機20を連通連結している。
18に連通する空気供給管26を連設しており、同空気供給
管26には、送風機20を連通連結している。
【0038】そして、空気供給管26により送風機20から
送り出された空気を空気供給通路18にキルン胴体4の回
転方向に向けて供給するようにしている。
送り出された空気を空気供給通路18にキルン胴体4の回
転方向に向けて供給するようにしている。
【0039】そのため、空気供給通路18の内部には、キ
ルン胴体4の回転方向に向かう空気の流れが生じている
こととなり、フード19の内部に供給された空気がキルン
胴体4の回転の妨げとなることはない。
ルン胴体4の回転方向に向かう空気の流れが生じている
こととなり、フード19の内部に供給された空気がキルン
胴体4の回転の妨げとなることはない。
【0040】下側フード体23の左右側部には、架台27が
取付けられており、同架台27によってフード19を支持し
ている。
取付けられており、同架台27によってフード19を支持し
ている。
【0041】上記構成により、空気供給装置14は、送風
機20から送り出された空気を連結パイプ21を介して空気
供給通路18に供給するとともに、空気供給孔17からキル
ン胴体4の内部に供給するようにしている。
機20から送り出された空気を連結パイプ21を介して空気
供給通路18に供給するとともに、空気供給孔17からキル
ン胴体4の内部に供給するようにしている。
【0042】空気供給孔17は、図5に示すように、キル
ン胴体4の内周面からキルン胴体4の反回転方向に向け
て角度αだけ傾斜させて形成しており、キルン胴体4の
内周面の接線方向と略同一方向となるようにしている。
ン胴体4の内周面からキルン胴体4の反回転方向に向け
て角度αだけ傾斜させて形成しており、キルン胴体4の
内周面の接線方向と略同一方向となるようにしている。
【0043】ここで、キルン胴体4の内部の廃棄物は、
キルン胴体4の回転によってキルン胴体4の回転中心か
ら半径方向に向かう遠心力の作用を受けるとともに、キ
ルン胴体4の回転方向に向かう慣性力の作用を受けてい
る。従って、キルン胴体4の内周面近傍の廃棄物には、
遠心力及び慣性力との合力である、キルン胴体4の内周
面からキルン胴体4の回転方向に向けて傾斜した方向に
向かう力が作用している。
キルン胴体4の回転によってキルン胴体4の回転中心か
ら半径方向に向かう遠心力の作用を受けるとともに、キ
ルン胴体4の回転方向に向かう慣性力の作用を受けてい
る。従って、キルン胴体4の内周面近傍の廃棄物には、
遠心力及び慣性力との合力である、キルン胴体4の内周
面からキルン胴体4の回転方向に向けて傾斜した方向に
向かう力が作用している。
【0044】ところが、上述したように、空気供給孔17
をキルン胴体4の内周面からキルン胴体4の回転方向と
は逆方向に向けて傾斜させて形成しているため、キルン
胴体4の内部の廃棄物が、空気供給孔17内に流入するこ
とはなく、空気供給を円滑に行うことができる。
をキルン胴体4の内周面からキルン胴体4の回転方向と
は逆方向に向けて傾斜させて形成しているため、キルン
胴体4の内部の廃棄物が、空気供給孔17内に流入するこ
とはなく、空気供給を円滑に行うことができる。
【0045】しかも、空気供給孔17をキルン胴体4の内
周面の接線方向と略同一方向に向けて形成しているた
め、空気供給孔17からキルン胴体4の内部に供給された
空気は、キルン胴体4の周壁15の内周面に沿って旋回し
て流れる。
周面の接線方向と略同一方向に向けて形成しているた
め、空気供給孔17からキルン胴体4の内部に供給された
空気は、キルン胴体4の周壁15の内周面に沿って旋回し
て流れる。
【0046】本実施例においては、キルン胴体4の内周
面の接線方向と空気供給孔17とのなす角度βを15度に設
定している。角度βは0度近傍とすることが望ましい
が、角度βが小さくなるにつれて空気供給孔17の孔長が
長くなり、空気抵抗を大きく受けることになり、一方、
角度βが大きくなると、キルン胴体4の内部に供給され
た空気がキルン胴体4の回転中心に向かって流れてしま
い、周壁15の内周面に沿った旋回流を引き起こすことが
できなくなる。従って、角度βは、0度〜20度程度が好
ましい。
面の接線方向と空気供給孔17とのなす角度βを15度に設
定している。角度βは0度近傍とすることが望ましい
が、角度βが小さくなるにつれて空気供給孔17の孔長が
長くなり、空気抵抗を大きく受けることになり、一方、
角度βが大きくなると、キルン胴体4の内部に供給され
た空気がキルン胴体4の回転中心に向かって流れてしま
い、周壁15の内周面に沿った旋回流を引き起こすことが
できなくなる。従って、角度βは、0度〜20度程度が好
ましい。
【0047】また、空気供給孔17は、図4に示すよう
に、キルン胴体4の前方に向けて傾斜させて形成し、キ
ルン胴体4の内部に前方へ向かう旋回流を引き起こすよ
うにしている。
に、キルン胴体4の前方に向けて傾斜させて形成し、キ
ルン胴体4の内部に前方へ向かう旋回流を引き起こすよ
うにしている。
【0048】空気供給装置14は、空気供給孔17からキル
ン胴体4の内部に供給する空気が外部に漏れ出さないよ
うにするためにシール機構28を設けている。
ン胴体4の内部に供給する空気が外部に漏れ出さないよ
うにするためにシール機構28を設けている。
【0049】シール機構28は、図6に示すように、フー
ド19の後側壁25とキルン胴体4の外周面を形成するプレ
ート16との間隙29をシール部材30で閉塞するとともに、
同シール部材30の外周側方に漏れ空気保持空間31を保持
して外筒32を囲繞し、しかも、漏れ空気保持空間31に前
記送風機20を連通連結している。尚、フード19の前側壁
24側にも同様の構成のシール機構28を形成している。
ド19の後側壁25とキルン胴体4の外周面を形成するプレ
ート16との間隙29をシール部材30で閉塞するとともに、
同シール部材30の外周側方に漏れ空気保持空間31を保持
して外筒32を囲繞し、しかも、漏れ空気保持空間31に前
記送風機20を連通連結している。尚、フード19の前側壁
24側にも同様の構成のシール機構28を形成している。
【0050】シール部材30は、図6及び図7に示すよう
に、ゴム等の弾性素材を帯状に形成するとともに、キル
ン胴体4の外周面に巻付け、さらに、環状に形成したス
プリング33によってキルン胴体4の外周面に密着させて
いる。しかも、シール部材30は、外周面略中央部に周溝
34を刻設して断面凹状に形成しており、同周溝34の内部
にスプリング33を配設して、スプリング33がシール部材
30から外れないようにしている。図中、35はスプリング
33の端部に取付けた連結プレート、36は連結ボルトであ
る。
に、ゴム等の弾性素材を帯状に形成するとともに、キル
ン胴体4の外周面に巻付け、さらに、環状に形成したス
プリング33によってキルン胴体4の外周面に密着させて
いる。しかも、シール部材30は、外周面略中央部に周溝
34を刻設して断面凹状に形成しており、同周溝34の内部
にスプリング33を配設して、スプリング33がシール部材
30から外れないようにしている。図中、35はスプリング
33の端部に取付けた連結プレート、36は連結ボルトであ
る。
【0051】また、シール部材30は、図8及び図9に示
すように、一端部に凹部37を形成するとともに、他端部
に凸部38を形成し、凹部37と凸部38とを嵌合させてい
る。
すように、一端部に凹部37を形成するとともに、他端部
に凸部38を形成し、凹部37と凸部38とを嵌合させてい
る。
【0052】そのため、熱膨張によりキルン胴体4が拡
径しても、シール部材30の端部において凹部37と凸部38
とが嵌合しており、シール部材30の端部に間隙が生ずる
ことがなく、フード19から空気が漏れ出すのを防止する
ことができる。
径しても、シール部材30の端部において凹部37と凸部38
とが嵌合しており、シール部材30の端部に間隙が生ずる
ことがなく、フード19から空気が漏れ出すのを防止する
ことができる。
【0053】外筒32は、図6に示すように、フード19の
前側壁25の中途に外周壁39を連設するとともに、同外周
壁39の前端縁に前側壁40をキルン胴体4側に向けて形成
しており、フード19の前側壁25と外筒32の外周壁39と前
側壁40とシール部材30とによって漏れ空気保持空間31を
形成している。図中、41はシール部材押えである。
前側壁25の中途に外周壁39を連設するとともに、同外周
壁39の前端縁に前側壁40をキルン胴体4側に向けて形成
しており、フード19の前側壁25と外筒32の外周壁39と前
側壁40とシール部材30とによって漏れ空気保持空間31を
形成している。図中、41はシール部材押えである。
【0054】また、外筒32には、漏れ空気保持空間31に
連通する連通パイプ42を外周壁39に取付けており、同連
通パイプ42は、送風機20の入口側に連通連結している。
連通する連通パイプ42を外周壁39に取付けており、同連
通パイプ42は、送風機20の入口側に連通連結している。
【0055】上記構成により、フード19とキルン胴体4
との間隙から漏れ出した空気を回収して、再びフード19
へと送り出すようにしている。
との間隙から漏れ出した空気を回収して、再びフード19
へと送り出すようにしている。
【0056】そのため、シール部材30の劣化等に起因し
てフード19から空気が漏れ出しても、再びフード19へ戻
すことができ、ロータリーキルン1の外部に空気が漏れ
出すのを防止することができる。
てフード19から空気が漏れ出しても、再びフード19へ戻
すことができ、ロータリーキルン1の外部に空気が漏れ
出すのを防止することができる。
【0057】溶融物排出フード3は、底部に溶融物貯留
室43を形成し、同溶融物貯留室43にキルン胴体4の内部
で溶融された溶融物を貯留し、更には、貯留した溶融物
を排出コンベア44によって外部に排出できるようにして
いる。図中、45は溶融物貯留室43の内部を高温に保持
し、溶融物の溶融状態を維持するための補助バーナー、
46は確認用窓である。尚、溶融物排出フード3は、図示
していない排気処理装置へと連通している。
室43を形成し、同溶融物貯留室43にキルン胴体4の内部
で溶融された溶融物を貯留し、更には、貯留した溶融物
を排出コンベア44によって外部に排出できるようにして
いる。図中、45は溶融物貯留室43の内部を高温に保持
し、溶融物の溶融状態を維持するための補助バーナー、
46は確認用窓である。尚、溶融物排出フード3は、図示
していない排気処理装置へと連通している。
【0058】ロータリーキルン1は、以上のように構成
しており、同ロータリーキルン1を用いて廃棄物を溶融
処理する方法について以下に説明する。
しており、同ロータリーキルン1を用いて廃棄物を溶融
処理する方法について以下に説明する。
【0059】(1) まず、産業廃棄物等の廃棄物から人選
又は磁選等によって溶融可能な廃棄物を選別し、さら
に、破砕機等によって所定サイズ以下に破砕する。かか
る破砕によって、ロータリーキルン1で処理される廃棄
物中には、細粒状の廃棄物と粗粒状の廃棄物とが混在す
ることとなる。
又は磁選等によって溶融可能な廃棄物を選別し、さら
に、破砕機等によって所定サイズ以下に破砕する。かか
る破砕によって、ロータリーキルン1で処理される廃棄
物中には、細粒状の廃棄物と粗粒状の廃棄物とが混在す
ることとなる。
【0060】(2) 次に、破砕した廃棄物をホッパー5か
らキルン胴体4の内部に投入する。投入された廃棄物
は、キルン胴体4の傾斜と回転とによってキルン胴体4
の内部を廃棄物投入フード2側から溶融物排出フード3
側へと移動する。その際に、廃棄物は、燃焼バーナー6
が発生する熱によって、乾燥された後、燃焼され、更に
は、溶融される。
らキルン胴体4の内部に投入する。投入された廃棄物
は、キルン胴体4の傾斜と回転とによってキルン胴体4
の内部を廃棄物投入フード2側から溶融物排出フード3
側へと移動する。その際に、廃棄物は、燃焼バーナー6
が発生する熱によって、乾燥された後、燃焼され、更に
は、溶融される。
【0061】(3) 廃棄物をキルン胴体4の内部で燃焼す
る際には、空気供給装置14によってキルン胴体4の内部
に空気を供給して廃棄物の燃焼を促進している。
る際には、空気供給装置14によってキルン胴体4の内部
に空気を供給して廃棄物の燃焼を促進している。
【0062】しかも、キルン胴体4の内部に空気を供給
するための空気供給孔17を、キルン胴体4の内周面の接
線方向と略同一方向に向けて傾斜させて形成しているた
め、キルン胴体4の内部に供給された空気は、キルン胴
体4の内周面に沿って旋回して流れることとなる。
するための空気供給孔17を、キルン胴体4の内周面の接
線方向と略同一方向に向けて傾斜させて形成しているた
め、キルン胴体4の内部に供給された空気は、キルン胴
体4の内周面に沿って旋回して流れることとなる。
【0063】かかる旋回流によって、細粒状の廃棄物
は、キルン胴体4の内部を浮遊しながら燃焼する。細粒
状の廃棄物は、浮遊によって空気と接触することとな
り、空気との接触面積が大きくなることに加え、熱輻射
の影響を強く受ける。そのため、細粒状の廃棄物は、浮
遊燃焼によって迅速に燃焼が完結する。そして、細粒状
の廃棄物の燃焼によりキルン胴体4の内部の温度が上昇
し、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進される。
は、キルン胴体4の内部を浮遊しながら燃焼する。細粒
状の廃棄物は、浮遊によって空気と接触することとな
り、空気との接触面積が大きくなることに加え、熱輻射
の影響を強く受ける。そのため、細粒状の廃棄物は、浮
遊燃焼によって迅速に燃焼が完結する。そして、細粒状
の廃棄物の燃焼によりキルン胴体4の内部の温度が上昇
し、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進される。
【0064】また、供給された空気がキルン胴体4の内
部を転動する粗粒状の廃棄物の内部にまで供給されるた
め、これによっても、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進され
る。
部を転動する粗粒状の廃棄物の内部にまで供給されるた
め、これによっても、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進され
る。
【0065】しかも、キルン胴体4の内部が灰の融点以
上の高温となっているために、燃焼により発生した灰は
溶融し、更には、旋回流によってキルン胴体4の内周面
にフィルム状に付着する。かかる付着フィルムの熱がキ
ルン胴体4の内部の廃棄物に伝達され、廃棄物の燃焼・
溶融が促進される。
上の高温となっているために、燃焼により発生した灰は
溶融し、更には、旋回流によってキルン胴体4の内周面
にフィルム状に付着する。かかる付着フィルムの熱がキ
ルン胴体4の内部の廃棄物に伝達され、廃棄物の燃焼・
溶融が促進される。
【0066】このように、キルン胴体4の内部に供給す
る空気により、キルン胴体4の内部に旋回流を発生させ
ることにより、細粒状の廃棄物から粗粒状の廃棄物まで
を効率良く燃焼・溶融させることができる。
る空気により、キルン胴体4の内部に旋回流を発生させ
ることにより、細粒状の廃棄物から粗粒状の廃棄物まで
を効率良く燃焼・溶融させることができる。
【0067】さらに、空気供給孔17をキルン胴体4の前
方に向けて傾斜させて形成しているため、キルン胴体4
の内部に前方へ向かう旋回流を発生させることができ、
前述した廃棄物の燃焼・溶融を一層効率良く行うことが
できる。
方に向けて傾斜させて形成しているため、キルン胴体4
の内部に前方へ向かう旋回流を発生させることができ、
前述した廃棄物の燃焼・溶融を一層効率良く行うことが
できる。
【0068】(4) 溶融した廃棄物は、キルン胴体4の傾
斜と回転、更には、旋回流によって、溶融物排出フード
3の溶融物貯留室43へと移動し、排出コンベア44によっ
て外部に排出される。かかる溶融物は、冷水等により急
激に冷却することにより、化学的に安定した砂状の物質
となり、コンクリート製品の骨材等として再利用するこ
とができる。
斜と回転、更には、旋回流によって、溶融物排出フード
3の溶融物貯留室43へと移動し、排出コンベア44によっ
て外部に排出される。かかる溶融物は、冷水等により急
激に冷却することにより、化学的に安定した砂状の物質
となり、コンクリート製品の骨材等として再利用するこ
とができる。
【0069】
【発明の効果】本発明は、以上説明してきたような形態
で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0070】すなわち、本発明では、空気供給孔を、キ
ルン胴体の内周面からキルン胴体の反回転方向に向けて
傾斜させて形成しているため、キルン胴体の内部の廃棄
物が、空気供給孔内に流入することはなく、空気供給を
円滑に行うことができる。
ルン胴体の内周面からキルン胴体の反回転方向に向けて
傾斜させて形成しているため、キルン胴体の内部の廃棄
物が、空気供給孔内に流入することはなく、空気供給を
円滑に行うことができる。
【0071】しかも、前記空気供給孔を、キルン胴体の
内周面の接線方向と略同一方向に向けて形成しているた
め、空気供給孔からキルン胴体の内部に供給された空気
は、キルン胴体の周壁の内周面に沿って旋回して流れ
る。かかる旋回流によって、細粒状の廃棄物から粗粒状
の廃棄物までを効率良く燃焼・溶融させることができ
る。
内周面の接線方向と略同一方向に向けて形成しているた
め、空気供給孔からキルン胴体の内部に供給された空気
は、キルン胴体の周壁の内周面に沿って旋回して流れ
る。かかる旋回流によって、細粒状の廃棄物から粗粒状
の廃棄物までを効率良く燃焼・溶融させることができ
る。
【0072】すなわち、細粒状の廃棄物は、旋回流によ
ってキルン胴体の内部を浮遊しながら燃焼する。細粒状
の廃棄物は、浮遊によって空気と接触することとなり、
空気との接触面積が大きくなることに加え、熱輻射の影
響を強く受ける。そのため、細粒状の廃棄物は、浮遊燃
焼によって迅速に燃焼が完結する。そして、細粒状の廃
棄物の燃焼によりキルン胴体の内部の温度が上昇し、粗
粒状の廃棄物の燃焼が促進される。
ってキルン胴体の内部を浮遊しながら燃焼する。細粒状
の廃棄物は、浮遊によって空気と接触することとなり、
空気との接触面積が大きくなることに加え、熱輻射の影
響を強く受ける。そのため、細粒状の廃棄物は、浮遊燃
焼によって迅速に燃焼が完結する。そして、細粒状の廃
棄物の燃焼によりキルン胴体の内部の温度が上昇し、粗
粒状の廃棄物の燃焼が促進される。
【0073】また、供給された空気がキルン胴体の内部
を転動する粗粒状の廃棄物の内部にまで供給されるた
め、これによっても、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進され
る。
を転動する粗粒状の廃棄物の内部にまで供給されるた
め、これによっても、粗粒状の廃棄物の燃焼が促進され
る。
【0074】しかも、キルン胴体の内部が灰の融点以上
の高温となっているために、燃焼により発生した灰は溶
融し、更には、旋回流によってキルン胴体の内周面にフ
ィルム状に付着する。かかる付着フィルムの熱がキルン
胴体の内部の廃棄物に伝達され、廃棄物の燃焼・溶融が
促進される。
の高温となっているために、燃焼により発生した灰は溶
融し、更には、旋回流によってキルン胴体の内周面にフ
ィルム状に付着する。かかる付着フィルムの熱がキルン
胴体の内部の廃棄物に伝達され、廃棄物の燃焼・溶融が
促進される。
【0075】さらに、本発明では、前記空気供給孔を、
キルン胴体の前方に向けて傾斜させて形成しているた
め、キルン胴体の内部に前方へ向かう旋回流を発生させ
ることができ、廃棄物の燃焼・溶融を一層効率良く行う
ことができる。
キルン胴体の前方に向けて傾斜させて形成しているた
め、キルン胴体の内部に前方へ向かう旋回流を発生させ
ることができ、廃棄物の燃焼・溶融を一層効率良く行う
ことができる。
【0076】また、本発明では、前記フードとキルン胴
体との間隙をシール部材で閉塞するとともに、同シール
部材の外周側方に漏れ空気保持空間を保持して外筒を囲
繞し、しかも、漏れ空気保持空間を前記送風機の入口側
に連通連結し、漏れ空気保持空間の内部の空気を吸引し
て、再び前記フードの内部へ送風すべく構成しているた
め、シール部材の劣化等に起因してフードから空気が漏
れ出しても、再びフードへ戻すことができ、ロータリー
キルンの外部に空気が漏れ出すのを防止することができ
る。
体との間隙をシール部材で閉塞するとともに、同シール
部材の外周側方に漏れ空気保持空間を保持して外筒を囲
繞し、しかも、漏れ空気保持空間を前記送風機の入口側
に連通連結し、漏れ空気保持空間の内部の空気を吸引し
て、再び前記フードの内部へ送風すべく構成しているた
め、シール部材の劣化等に起因してフードから空気が漏
れ出しても、再びフードへ戻すことができ、ロータリー
キルンの外部に空気が漏れ出すのを防止することができ
る。
【図1】本発明に係るロータリーキルンを示す右側面
図。
図。
【図2】同平面図。
【図3】空気供給装置を示す平面図。
【図4】同側面図。
【図5】同正面断面図。
【図6】シール機構を示す断面図。
【図7】シール部材の接続部を示す拡大図。
【図8】シール部材を示す側面拡大図。
【図9】同平面拡大図。
1 ロータリーキルン 2 廃棄物投入フード 3 溶融物排出フード 4 キルン胴体 5 ホッパー 6 燃焼バーナー 14 空気供給装置 17 空気供給孔 18 空気供給通路 19 フード 20 送風機 28 シール機構 29 間隙 30 シール部材 31 漏れ空気保持空間 32 外筒
Claims (5)
- 【請求項1】 回転するキルン胴体(4) の中途部に空気
供給孔(17)を穿設し、キルン胴体(4) の内部に空気を供
給すべく構成してなるロータリーキルンにおいて、 空気供給孔(17)は、キルン胴体(4) の内周面からキルン
胴体(4) の反回転方向に向けて傾斜させて形成したこと
を特徴とするロータリーキルン。 - 【請求項2】 前記空気供給孔(17)は、キルン胴体(4)
の内周面の接線方向と略同一方向に向けて形成したこと
を特徴とする請求項1記載のロータリーキルン。 - 【請求項3】 前記空気供給孔(17)は、キルン胴体(4)
の前方に向けて傾斜させて形成したことを特徴とする請
求項1又は請求項2記載のロータリーキルン。 - 【請求項4】 前記キルン胴体(4) の外周側方に、空気
供給孔(17)に連結する空気供給通路(18)を保持してフー
ド(19)を囲繞するとともに、同フード(19)に送風機(20)
を連通連結したことを特徴とする請求項1〜請求項3の
いずれかに記載のロータリーキルン。 - 【請求項5】 前記フード(19)とキルン胴体(4) との間
隙(29)をシール部材(30)で閉塞するとともに、同シール
部材(30)の外周側方に漏れ空気保持空間(31)を保持して
外筒(32)を囲繞し、しかも、漏れ空気保持空間(31)を前
記送風機(20)の入口側に連通連結し、漏れ空気保持空間
(31)の内部の空気を吸引して、再び前記フード(19)の内
部へ送風すべく構成したことを特徴とする請求項4記載
のロータリーキルン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13408797A JPH10325683A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ロータリーキルン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13408797A JPH10325683A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ロータリーキルン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10325683A true JPH10325683A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15120119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13408797A Pending JPH10325683A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ロータリーキルン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10325683A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324272A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Meidensha Corp | 回転加熱処理装置 |
| JP2012026004A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Jfe Steel Corp | 高炉送風機の漏風回収構造 |
| CN107036437A (zh) * | 2017-05-02 | 2017-08-11 | 乐国明 | 一种回转窑湍流燃烧方法、窑头罩及回转窑 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP13408797A patent/JPH10325683A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324272A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Meidensha Corp | 回転加熱処理装置 |
| JP2012026004A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Jfe Steel Corp | 高炉送風機の漏風回収構造 |
| CN107036437A (zh) * | 2017-05-02 | 2017-08-11 | 乐国明 | 一种回转窑湍流燃烧方法、窑头罩及回转窑 |
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