JPH10325872A - 光レーダ装置 - Google Patents
光レーダ装置Info
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- JPH10325872A JPH10325872A JP13339197A JP13339197A JPH10325872A JP H10325872 A JPH10325872 A JP H10325872A JP 13339197 A JP13339197 A JP 13339197A JP 13339197 A JP13339197 A JP 13339197A JP H10325872 A JPH10325872 A JP H10325872A
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- optical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両等に用いる光レーダ装置において、全方
位にわたり均質なレーダ性能と安定した対象検出性能を
確保する。 【解決手段】 光源10から発光する光束を、その非点
隔差である大小の拡がり角の比率に対応した焦点距離を
持つ光学要素36、37に導入することにより、光束の
断面を円形に整形する。さらにこの光束を円筒面の光学
要素40により垂直方向のみに拡がり角をもったファン
ビームに生成し、同時にアクチュエータ50を回転させ
ることによりそのファンビームを全方位に走査する。
位にわたり均質なレーダ性能と安定した対象検出性能を
確保する。 【解決手段】 光源10から発光する光束を、その非点
隔差である大小の拡がり角の比率に対応した焦点距離を
持つ光学要素36、37に導入することにより、光束の
断面を円形に整形する。さらにこの光束を円筒面の光学
要素40により垂直方向のみに拡がり角をもったファン
ビームに生成し、同時にアクチュエータ50を回転させ
ることによりそのファンビームを全方位に走査する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光を水平方向に
走査しその光が物体に反射し戻ってくる反射光を受光し
て、送光から受光までの時間差により物体までの距離
を、またその時の走査角から方向を検出する光レーダ装
置に関するものである。
走査しその光が物体に反射し戻ってくる反射光を受光し
て、送光から受光までの時間差により物体までの距離
を、またその時の走査角から方向を検出する光レーダ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光レーダ装置は、車両に
搭載され車両周辺監視装置あるいは車間距離制御装置な
どに広く使用することが提案されている。車両に搭載さ
れる光レーダ装置として、例えば特開平6−13786
7号公報に開示されるように、死角を少なくするために
水平方向に光を走査し広範囲に対象を検出しようとして
いるものが多くみられるが、送光ビームの拡がり角は光
源の寸法とレンズの焦点距離により決定されていた。
搭載され車両周辺監視装置あるいは車間距離制御装置な
どに広く使用することが提案されている。車両に搭載さ
れる光レーダ装置として、例えば特開平6−13786
7号公報に開示されるように、死角を少なくするために
水平方向に光を走査し広範囲に対象を検出しようとして
いるものが多くみられるが、送光ビームの拡がり角は光
源の寸法とレンズの焦点距離により決定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の光レーダ装置に使用されている、光発生手段としての
赤外線の波長の光を放射するレーザダイオードにおい
て、その放射する光の拡がり角は非点隔差を必ず固有し
ている。ここで、非点隔差とは放射する光の光軸を含む
断面内における拡散角が、その断面の方向により異なる
現象である。つまり光源から比較的離れた位置において
光軸に直角の断面内でビームの断面を観察すれば楕円と
なっている。これは光を放射する光源が2μm及び30
0μm程度の細長い線状の形状となっていることが原因
である。
の光レーダ装置に使用されている、光発生手段としての
赤外線の波長の光を放射するレーザダイオードにおい
て、その放射する光の拡がり角は非点隔差を必ず固有し
ている。ここで、非点隔差とは放射する光の光軸を含む
断面内における拡散角が、その断面の方向により異なる
現象である。つまり光源から比較的離れた位置において
光軸に直角の断面内でビームの断面を観察すれば楕円と
なっている。これは光を放射する光源が2μm及び30
0μm程度の細長い線状の形状となっていることが原因
である。
【0004】この非点隔差を持ったビームを直接水平方
向に走査すると、前記楕円のビーム断面が垂直面内で回
転しながら移動することになる。このことは当然同一対
象であっても相対位置が変化すると、ビームが対象を照
射する状態が変化することになり、方位角の分解能を低
下させるなど走査範囲全域にわたる均質なレーダ性能を
発揮することができない問題が起こることになる。
向に走査すると、前記楕円のビーム断面が垂直面内で回
転しながら移動することになる。このことは当然同一対
象であっても相対位置が変化すると、ビームが対象を照
射する状態が変化することになり、方位角の分解能を低
下させるなど走査範囲全域にわたる均質なレーダ性能を
発揮することができない問題が起こることになる。
【0005】また、前記特開平6−137867号公報
に見られるように、光源に対してレンズを用いてコリメ
ートする場合はほぼ平行の光束を得ることができるが、
収差を除去した高性能なレンズを用いれば、そのレンズ
透過後のビームの断面を比較的レンズから離れた位置で
観察すれば光源の線状の形状と相似形の非常に細長いビ
ーム形状が確認できる。この状態で前記同様水平方向に
走査すると、細長いビーム断面はこれも前記同様垂直面
内で回転しながら移動することになり前記と同様の問題
が起こることになる。
に見られるように、光源に対してレンズを用いてコリメ
ートする場合はほぼ平行の光束を得ることができるが、
収差を除去した高性能なレンズを用いれば、そのレンズ
透過後のビームの断面を比較的レンズから離れた位置で
観察すれば光源の線状の形状と相似形の非常に細長いビ
ーム形状が確認できる。この状態で前記同様水平方向に
走査すると、細長いビーム断面はこれも前記同様垂直面
内で回転しながら移動することになり前記と同様の問題
が起こることになる。
【0006】一方、特開平5−113481号公報に見
られるように、扇型ビーム整形光学系を用いて一方向に
のみ広がるビームを得ている発案もあるが、この原理は
前記光源の直線状と相似形の非常に細長いビームをさら
に長手方向に凹レンズを用いて拡げるものである。
られるように、扇型ビーム整形光学系を用いて一方向に
のみ広がるビームを得ている発案もあるが、この原理は
前記光源の直線状と相似形の非常に細長いビームをさら
に長手方向に凹レンズを用いて拡げるものである。
【0007】したがって、この方法においても発生する
光源の非点隔差を除去しておらず、その結果、水平方向
の全方位に走査した場合には、前記同様の細長いビーム
断面が垂直断面内で回転しながら水平方向に走査される
問題が発生するのである。
光源の非点隔差を除去しておらず、その結果、水平方向
の全方位に走査した場合には、前記同様の細長いビーム
断面が垂直断面内で回転しながら水平方向に走査される
問題が発生するのである。
【0008】また、光レーダ装置を車両に搭載した場合
の水平方向の走査範囲において、自車両の進行方向付近
は比較的遠距離からの検出を要すると共にファンビーム
の垂直方向の拡がり角は比較的狭小であること、さらに
自車両の側方向付近は比較的近距離での検出となるが垂
直に広角の範囲を検出できることが必要であった。
の水平方向の走査範囲において、自車両の進行方向付近
は比較的遠距離からの検出を要すると共にファンビーム
の垂直方向の拡がり角は比較的狭小であること、さらに
自車両の側方向付近は比較的近距離での検出となるが垂
直に広角の範囲を検出できることが必要であった。
【0009】つまり、走査角度が90度ごとにビームの
垂直方向の拡がり角が広角から狭小へと繰り返す変化が
望まれ、とくに狭小時にはビームの光密度が高まること
による最大検出距離向上を、また、広角時には接近物の
レーザ光照射範囲を広げることによる再帰反射光の増加
による検出確率向上が必要であった。
垂直方向の拡がり角が広角から狭小へと繰り返す変化が
望まれ、とくに狭小時にはビームの光密度が高まること
による最大検出距離向上を、また、広角時には接近物の
レーザ光照射範囲を広げることによる再帰反射光の増加
による検出確率向上が必要であった。
【0010】この発明の光レーダ装置にも見られるよう
に、送光光学系と受光光学系を持つ場合、受光の視野の
範囲内に送光ビームの方向を、あるいは送光ビームの方
向に受光視野の中心を固定するように調整あるいは確認
する必要があった。
に、送光光学系と受光光学系を持つ場合、受光の視野の
範囲内に送光ビームの方向を、あるいは送光ビームの方
向に受光視野の中心を固定するように調整あるいは確認
する必要があった。
【0011】さらに、垂直方向に拡がり角を持つことに
より、前記装置自身を固定する部材であるたとえば車両
の屋根の上面にビームの一部が照射することによりこの
屋根を検出する。よってこの方向では屋根より遠距離に
ある対象の測定ができない問題がある。
より、前記装置自身を固定する部材であるたとえば車両
の屋根の上面にビームの一部が照射することによりこの
屋根を検出する。よってこの方向では屋根より遠距離に
ある対象の測定ができない問題がある。
【0012】また、前記受光手段において物体からの反
射光を集光する光学系においてレンズを用いた場合は前
記水平方向走査のための回転軸上に焦点を結ぶ必要があ
ることから、開口から入射した反射光がレンス゛により屈折
・収斂する光路の途中に鏡により垂直方向に反射させ前
記回転軸上の焦点に結像させなければならないため、回
転可能なレンズの支持体と同じく回転可能でかつ光路を
変更する鏡を必要とすることから、構造が複雑で慣性が
大きくなる問題点があった。
射光を集光する光学系においてレンズを用いた場合は前
記水平方向走査のための回転軸上に焦点を結ぶ必要があ
ることから、開口から入射した反射光がレンス゛により屈折
・収斂する光路の途中に鏡により垂直方向に反射させ前
記回転軸上の焦点に結像させなければならないため、回
転可能なレンズの支持体と同じく回転可能でかつ光路を
変更する鏡を必要とすることから、構造が複雑で慣性が
大きくなる問題点があった。
【0013】前記受光光学系において本件では前記樹脂
材を射出成型による前記回転放物面を有するが、最終的
には光学性能を優先し設計するため前記水平方向に走査
した時の動力学上の釣り合いが完全に合わせられず、と
くに垂直面内に回転モーメントが発生し振動が生じる問
題があった。
材を射出成型による前記回転放物面を有するが、最終的
には光学性能を優先し設計するため前記水平方向に走査
した時の動力学上の釣り合いが完全に合わせられず、と
くに垂直面内に回転モーメントが発生し振動が生じる問
題があった。
【0014】さらに、前記受光系において、光学系にレ
ンズを用いた場合はレンズの有効開口径と焦点距離の比
率をあらわすF数(焦点距離/有効開口径)が理論的に
0.5が限界となり(ガラス材などの光透過性物質の持
つ屈折率により制限されるため)、これ以上明るいレン
ズは存在せず、いいかえれば小型化が不利となるレンズ
の物理的な特性があった。
ンズを用いた場合はレンズの有効開口径と焦点距離の比
率をあらわすF数(焦点距離/有効開口径)が理論的に
0.5が限界となり(ガラス材などの光透過性物質の持
つ屈折率により制限されるため)、これ以上明るいレン
ズは存在せず、いいかえれば小型化が不利となるレンズ
の物理的な特性があった。
【0015】また、たとえば車両に搭載する場合すくな
くとも水平方向の走査範囲の受光の開口を確保するため
に前記装置を固定する構造物が光路を遮らないように、
たとえば前記装置を他の構造物に対して突出させる必要
があった。
くとも水平方向の走査範囲の受光の開口を確保するため
に前記装置を固定する構造物が光路を遮らないように、
たとえば前記装置を他の構造物に対して突出させる必要
があった。
【0016】この発明は上記のような問題を解消するた
めになされたもので、光源のレーザダイオードが持つ非
点隔差を解消し、水平方向の全方位にファンビームを生
成することを目的とした車両用光レーダ装置である。
めになされたもので、光源のレーザダイオードが持つ非
点隔差を解消し、水平方向の全方位にファンビームを生
成することを目的とした車両用光レーダ装置である。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1〜3
に係る光レーダ装置は、光発生手段として、光を発光す
る光源と、この光源から発光した光束の拡がり角が最大
となる断面のコリメートを行う第1の光学要素と、前記
光源から発光した光束の拡がり角が最小となる断面のコ
リメートを行う第2の光学要素との少なくとも2面の光
学要素を備え、光源からの光が固有する非点隔差を光学
要素により除去するものである。
に係る光レーダ装置は、光発生手段として、光を発光す
る光源と、この光源から発光した光束の拡がり角が最大
となる断面のコリメートを行う第1の光学要素と、前記
光源から発光した光束の拡がり角が最小となる断面のコ
リメートを行う第2の光学要素との少なくとも2面の光
学要素を備え、光源からの光が固有する非点隔差を光学
要素により除去するものである。
【0018】そして光学要素として、円筒面系レンズ、
円筒面系鏡、又は少なくとも光の透過面が2面からなる
プリズムのうち、少なくとも2個を配設した。
円筒面系鏡、又は少なくとも光の透過面が2面からなる
プリズムのうち、少なくとも2個を配設した。
【0019】その結果、第1の光学要素(円筒面系レン
ズ,円筒面系鏡,プリズム)により光源の持つ拡がりの
ある光束の一方向のみをほぼ平行光となるようコリメー
トすると共に、第2の光学要素(円筒面系レンズ,円筒
面系鏡,プリズム)により前記第1の光学要素がコリメ
ートする光束とほぼ直角方向の光束をほぼ平行光となる
ようコリメートすることができる。
ズ,円筒面系鏡,プリズム)により光源の持つ拡がりの
ある光束の一方向のみをほぼ平行光となるようコリメー
トすると共に、第2の光学要素(円筒面系レンズ,円筒
面系鏡,プリズム)により前記第1の光学要素がコリメ
ートする光束とほぼ直角方向の光束をほぼ平行光となる
ようコリメートすることができる。
【0020】この発明の請求項4にかかる光レーダ装置
は、光学要素から構成される光学系を通過した光の光束
において、第1及び第2の光学要素の位置を調整する手
段を設け、前記光束の光軸に直角方向の断面がほぼ円と
なるようにした。
は、光学要素から構成される光学系を通過した光の光束
において、第1及び第2の光学要素の位置を調整する手
段を設け、前記光束の光軸に直角方向の断面がほぼ円と
なるようにした。
【0021】すなわち、第1及び第2の光学要素の位置
を光軸方向に移動可能な調整機構を設けることにより、
各々の光学要素のベストフォーカスの位置が調整可能と
なり、極めて平行に近い光束を得ることができる。
を光軸方向に移動可能な調整機構を設けることにより、
各々の光学要素のベストフォーカスの位置が調整可能と
なり、極めて平行に近い光束を得ることができる。
【0022】この場合、非点隔差による最大と最小の拡
がり角の比の逆数が、第1及び第2の光学要素の焦点距
離の比となるよう光学要素の曲面を構成配設することに
より、光源のもつ非点隔差が除去され、さらに光束の断
面形状が円とすることが可能となる。
がり角の比の逆数が、第1及び第2の光学要素の焦点距
離の比となるよう光学要素の曲面を構成配設することに
より、光源のもつ非点隔差が除去され、さらに光束の断
面形状が円とすることが可能となる。
【0023】また、プリズムの場合も光源からの光束の
入射角を調整するための固定位置調整機構により同様の
平行光束を得ることができる。この場合は、プリズムへ
の入射角とプリズムの屈折率および非点隔差の最大と最
小の拡がり角の比から前記と同様光束の断面が円とする
ことができる。
入射角を調整するための固定位置調整機構により同様の
平行光束を得ることができる。この場合は、プリズムへ
の入射角とプリズムの屈折率および非点隔差の最大と最
小の拡がり角の比から前記と同様光束の断面が円とする
ことができる。
【0024】この発明の請求項5〜6に係る光レーダ装
置は、光学要素を通過した光束を反射あるいは屈折する
送光手段を備え、この送光手段として円筒面系の鏡又は
プリズムを用い、この鏡の反射面の垂直断面が曲線とな
るように、あるいはこのプリズムの2面以上の屈折面に
対し前記光束を通過させ水平方向に光を放射する配置す
ることにより、垂直方向のみ拡がりを持ったファンビー
ムを発生させるものである。
置は、光学要素を通過した光束を反射あるいは屈折する
送光手段を備え、この送光手段として円筒面系の鏡又は
プリズムを用い、この鏡の反射面の垂直断面が曲線とな
るように、あるいはこのプリズムの2面以上の屈折面に
対し前記光束を通過させ水平方向に光を放射する配置す
ることにより、垂直方向のみ拡がりを持ったファンビー
ムを発生させるものである。
【0025】請求項5〜6による光レーダ装置において
は、光学要素により非点隔差を除去した平行光束を垂直
方向に光路を構成し、この状態から水平方向に反射する
鏡あるいはプリズムに入射させる。この水平方向に反射
する鏡又は屈折するプリズムを垂直断面内にのみに曲面
を有する円筒面系の光学要素とすることにより、前記平
行光束を垂直方向にのみ拡がり角を持った送光ビームを
生成することができる。
は、光学要素により非点隔差を除去した平行光束を垂直
方向に光路を構成し、この状態から水平方向に反射する
鏡あるいはプリズムに入射させる。この水平方向に反射
する鏡又は屈折するプリズムを垂直断面内にのみに曲面
を有する円筒面系の光学要素とすることにより、前記平
行光束を垂直方向にのみ拡がり角を持った送光ビームを
生成することができる。
【0026】この発明の請求項7に係る光レーダ装置
は、ファンビームを発生させる送光手段を、垂直方向に
回転軸を有するアクチュエータにより回転あるいは回動
させ、全方位あるいは水平方向の一部の範囲にファンビ
ームを走査するものである。
は、ファンビームを発生させる送光手段を、垂直方向に
回転軸を有するアクチュエータにより回転あるいは回動
させ、全方位あるいは水平方向の一部の範囲にファンビ
ームを走査するものである。
【0027】請求項7による光レーダ装置においては、
垂直方向にのみ拡がり角を生成させる送光手段を、非点
隔差を除去された平行光束を垂直方向に光路を構成した
時の光軸と共通の回転軸を持つアクチュエータによっ
て、水平方向に回転あるいは回動させることにより、水
平方向の全方位あるいは一部に一様な垂直方向の拡がり
角を持つファンビームを走査することができる。この場
合、非点隔差が除去された平行光束の断面は円でなけれ
ばならない。
垂直方向にのみ拡がり角を生成させる送光手段を、非点
隔差を除去された平行光束を垂直方向に光路を構成した
時の光軸と共通の回転軸を持つアクチュエータによっ
て、水平方向に回転あるいは回動させることにより、水
平方向の全方位あるいは一部に一様な垂直方向の拡がり
角を持つファンビームを走査することができる。この場
合、非点隔差が除去された平行光束の断面は円でなけれ
ばならない。
【0028】この発明の請求項8に係る光レーダ装置
は、少なくとも2つの光学要素を光軸方向に移動可能な
調整機構により位置調整を可能としたものである。
は、少なくとも2つの光学要素を光軸方向に移動可能な
調整機構により位置調整を可能としたものである。
【0029】すなわち、請求項8による光レーダ装置に
おいては、円筒面系レンズ、円筒面系鏡等の光学要素を
光軸方向に微動可能な調整機構を設けることにより、光
源から発光した光の非点隔差を除去するために大小の拡
がり角に対応した光学要素をベストフォーカスの位置に
配設するようにしている。これにより水平方向全域ある
いは部分的に一様な垂直方向の拡がり角を持つファンビ
ームを生成に必要な光源から発光した光の非点隔差が除
去され且つ断面が円となる光束を得ることができる。
おいては、円筒面系レンズ、円筒面系鏡等の光学要素を
光軸方向に微動可能な調整機構を設けることにより、光
源から発光した光の非点隔差を除去するために大小の拡
がり角に対応した光学要素をベストフォーカスの位置に
配設するようにしている。これにより水平方向全域ある
いは部分的に一様な垂直方向の拡がり角を持つファンビ
ームを生成に必要な光源から発光した光の非点隔差が除
去され且つ断面が円となる光束を得ることができる。
【0030】また、同様に光学要素としてプリズムを用
いた場合も、光源からプリズムに対する入射角を調整可
能な調整機構を設けることにより非点隔差が除去するこ
とができる。
いた場合も、光源からプリズムに対する入射角を調整可
能な調整機構を設けることにより非点隔差が除去するこ
とができる。
【0031】さらに、この調整機構により光学要素の位
置をベストフォーカスから故意にずらし非点隔差を残存
させ、この光学系を透過後の光束に比較的平行光に近い
状態で大小の拡がり角を持たせることが可能となる。
置をベストフォーカスから故意にずらし非点隔差を残存
させ、この光学系を透過後の光束に比較的平行光に近い
状態で大小の拡がり角を持たせることが可能となる。
【0032】この非点隔差の微小残存の光束を、水平方
向に光路を変更させる送光手段に入射させること、及び
この送光手段を水平方向に回転あるいは回動させること
により、走査角90度毎に垂直方向のビームの拡がり角
が前記残存非点隔差に対応して広狭変化するようにした
ものである。
向に光路を変更させる送光手段に入射させること、及び
この送光手段を水平方向に回転あるいは回動させること
により、走査角90度毎に垂直方向のビームの拡がり角
が前記残存非点隔差に対応して広狭変化するようにした
ものである。
【0033】この発明の請求項9に係る光レーダ装置
は、前記光学要素を光軸と直角方向に移動可能な調整機
構により位置調整を可能としたものである。
は、前記光学要素を光軸と直角方向に移動可能な調整機
構により位置調整を可能としたものである。
【0034】すなわち、請求項9による光レーダ装置
は、光学要素を光軸に対して直角方向に微動可能な調整
機構を設けたもので、光学要素を光軸に対して直角方向
に微動させると光学要素が固有する主点(主点を通る光
線は直進するという光学要素設計の幾何学的近似法の原
則)の位置が移動することになり、よってこの光学要素
を透過する光束は光源とこの主点を結ぶ直線方向を光軸
として光路を形成するのである。
は、光学要素を光軸に対して直角方向に微動可能な調整
機構を設けたもので、光学要素を光軸に対して直角方向
に微動させると光学要素が固有する主点(主点を通る光
線は直進するという光学要素設計の幾何学的近似法の原
則)の位置が移動することになり、よってこの光学要素
を透過する光束は光源とこの主点を結ぶ直線方向を光軸
として光路を形成するのである。
【0035】したがって光路の方向を調整できることに
なるため、水平方向に光路を変更させる送光手段に入射
させる光束の位置の変化が調整可能となり、このことは
光学要素を反射・屈折し通過後の光束の方向の調整が可
能であることになる。
なるため、水平方向に光路を変更させる送光手段に入射
させる光束の位置の変化が調整可能となり、このことは
光学要素を反射・屈折し通過後の光束の方向の調整が可
能であることになる。
【0036】つまり、垂直方向に拡がり角を持つファン
ビームの中心の光軸の方向を水平に調整することができ
る。当然、非点隔差を除去するための各々の光学要素の
光軸に対して直角方向に主点を微動可能な調整機構を設
けているので、水平方向の走査の90度毎に前記ファン
ビームの光軸を水平に調整が可能で、90度間隔で2方
向の水平方向のファンビームの光軸の方向が調整できれ
ば結局全方位の光軸方向が水平となるのである。
ビームの中心の光軸の方向を水平に調整することができ
る。当然、非点隔差を除去するための各々の光学要素の
光軸に対して直角方向に主点を微動可能な調整機構を設
けているので、水平方向の走査の90度毎に前記ファン
ビームの光軸を水平に調整が可能で、90度間隔で2方
向の水平方向のファンビームの光軸の方向が調整できれ
ば結局全方位の光軸方向が水平となるのである。
【0037】この発明の請求項10に係る光レーダ装置
は、例えば光透過性の光レーダ装置の外殻の内部に、送
光手段から微弱な漏れ光や所望の方向以外に発光する迷
光に対して黒色の羅紗によりマスキングを行う。
は、例えば光透過性の光レーダ装置の外殻の内部に、送
光手段から微弱な漏れ光や所望の方向以外に発光する迷
光に対して黒色の羅紗によりマスキングを行う。
【0038】また、光学要素の相対位置を光軸の直角方
向に微動できる調整機構により送光手段のファンビーム
の光軸方向を調整する。
向に微動できる調整機構により送光手段のファンビーム
の光軸方向を調整する。
【0039】すなわち、請求項10の光レーダ装置にお
いては、例えば本発明の光レーダ装置を車両の屋根の上
面端部に配設した場合、送光手段から発するファンビー
ムの上下の拡がり角により比較的離間する屋根の対極部
分を検出するため、この方向においてファンビームが屋
根を照射しない位置に光を遮断する黒色の羅紗を装置の
外殻の内側に配設する。
いては、例えば本発明の光レーダ装置を車両の屋根の上
面端部に配設した場合、送光手段から発するファンビー
ムの上下の拡がり角により比較的離間する屋根の対極部
分を検出するため、この方向においてファンビームが屋
根を照射しない位置に光を遮断する黒色の羅紗を装置の
外殻の内側に配設する。
【0040】また、光学要素から送光手段に入射させる
光束の位置を、調整機構により変化させ、送光手段を反
射・屈折し通過後の光束の方向をたとえば前記対極部の
屋根を照射しないように上向きに位置調整をしたもので
ある。
光束の位置を、調整機構により変化させ、送光手段を反
射・屈折し通過後の光束の方向をたとえば前記対極部の
屋根を照射しないように上向きに位置調整をしたもので
ある。
【0041】この発明の請求項11に係る光レーダ装置
は、対象物体に反射した反射光を受光し反射する反射光
反射手段として回転放物面鏡を備え、前記送光手段を走
査する手段と一体で構成され、前記垂直方向に回転軸を
有するアクチェータにより回転あるいは回動させるとと
もに、前記回転軸上に焦点を持つものである。
は、対象物体に反射した反射光を受光し反射する反射光
反射手段として回転放物面鏡を備え、前記送光手段を走
査する手段と一体で構成され、前記垂直方向に回転軸を
有するアクチェータにより回転あるいは回動させるとと
もに、前記回転軸上に焦点を持つものである。
【0042】すなわち、請求項11の光レーダ装置は、
受光光学系に平行光束を一点に収斂できる回転放物面鏡
を有し、その焦点を通る垂直の軸をアクチュエータの回
転軸とすることで水平方向の全方位の受光が可能となる
ものである。
受光光学系に平行光束を一点に収斂できる回転放物面鏡
を有し、その焦点を通る垂直の軸をアクチュエータの回
転軸とすることで水平方向の全方位の受光が可能となる
ものである。
【0043】また、この回転軸はアクチュエータの回転
軸と共通で、アクチュエータの回転軸の一方に前記受光
光学系を、また他方に水平方向に光路を変更させる送光
手段を各々直結しており、これらの送光手段と受光手段
の光学系はアクチュエータの回転軸を介して剛体で構成
されたもので、当然送光と受光の光軸は同一方向となる
よう前記回転軸に直結されるのである。
軸と共通で、アクチュエータの回転軸の一方に前記受光
光学系を、また他方に水平方向に光路を変更させる送光
手段を各々直結しており、これらの送光手段と受光手段
の光学系はアクチュエータの回転軸を介して剛体で構成
されたもので、当然送光と受光の光軸は同一方向となる
よう前記回転軸に直結されるのである。
【0044】この発明の請求項12に係る車両用光レー
ダ装置は、前記受光光学系の放物面鏡を射出成型による
樹脂材で構成し、直接前記走査を行うアクチュエータの
回転軸に固定するものである。
ダ装置は、前記受光光学系の放物面鏡を射出成型による
樹脂材で構成し、直接前記走査を行うアクチュエータの
回転軸に固定するものである。
【0045】請求項12による光レーダ装置において
は、前記放物面鏡は樹脂の射出成型によりその放物面の
成型を行うもので、放物面形状の転写が容易に行え、個
々の放物面を研磨により加工することなく大量に且つ高
精度に生産を可能としたものである。また、樹脂を母材
とすることで軽量となり慣性低減による高速走査と高精
度化を実現できる。更にその反射面を真空蒸着加工成型
することができる。また、レンズが不要であるため構成
部材が削減でき、低コストで高精度な反射面の製造が実
現できる。
は、前記放物面鏡は樹脂の射出成型によりその放物面の
成型を行うもので、放物面形状の転写が容易に行え、個
々の放物面を研磨により加工することなく大量に且つ高
精度に生産を可能としたものである。また、樹脂を母材
とすることで軽量となり慣性低減による高速走査と高精
度化を実現できる。更にその反射面を真空蒸着加工成型
することができる。また、レンズが不要であるため構成
部材が削減でき、低コストで高精度な反射面の製造が実
現できる。
【0046】この発明の請求項13に係る光レーダ装置
は、反射光反射手段の放物面鏡の成形として、その反射
面を真空蒸着加工成型により金属反射面を形成した後、
この金属反射面が酸化することを防ぐために、前記光発
生手段により発生した波長の光を透過するが酸化作用を
起こさない酸化防止膜を多層状態に蒸着成型するもので
ある。
は、反射光反射手段の放物面鏡の成形として、その反射
面を真空蒸着加工成型により金属反射面を形成した後、
この金属反射面が酸化することを防ぐために、前記光発
生手段により発生した波長の光を透過するが酸化作用を
起こさない酸化防止膜を多層状態に蒸着成型するもので
ある。
【0047】すなわち、請求項10の光レーダ装置にお
いては、放物面鏡の反射膜の形成は金属および酸化防止
材を真空蒸着によるものであり、その反射率は90%以
上(試料数20)である。また、反射膜は誘電体の多層
膜の蒸着によっても前記同等の反射率を得られることが
わかっている。
いては、放物面鏡の反射膜の形成は金属および酸化防止
材を真空蒸着によるものであり、その反射率は90%以
上(試料数20)である。また、反射膜は誘電体の多層
膜の蒸着によっても前記同等の反射率を得られることが
わかっている。
【0048】この発明の請求項14に係る光レーダ装置
は、樹脂材で構成された前記放物面鏡の一部にカウンタ
ーウェイトを設けるようにしたものである。
は、樹脂材で構成された前記放物面鏡の一部にカウンタ
ーウェイトを設けるようにしたものである。
【0049】すなわち、放物面鏡を樹脂の射出成型によ
り加工製作すると軽量化が可能で、したがって高速化に
よる走査周期の短縮が可能となるが、回転時に振動が発
生することになるので、放物面鏡の樹脂材にカウンター
ウェイトを固定できる部位を設け、回転軸まわりのウェ
イトバランスをつり合わすようにしたものである。
り加工製作すると軽量化が可能で、したがって高速化に
よる走査周期の短縮が可能となるが、回転時に振動が発
生することになるので、放物面鏡の樹脂材にカウンター
ウェイトを固定できる部位を設け、回転軸まわりのウェ
イトバランスをつり合わすようにしたものである。
【0050】この発明の請求項15に係る光レーダ装置
は、請求項14のカウンターウェイトを射出成型時にイ
ンサート部品としたものである。
は、請求項14のカウンターウェイトを射出成型時にイ
ンサート部品としたものである。
【0051】すなわち、請求項15の光レーダ装置は、
回転放物面鏡の射出成型時にカウンターウェイトをイン
サート成型することにより、ウェイトバランスをつりあ
わすようにしたものである。その結果、回転軸周りのウ
ェイトをバランスさせることと、バランスの微調整を行
うこと、さらにバランスウェイトを樹脂の母材にインサ
ートし射出成型を行うことが可能となった。
回転放物面鏡の射出成型時にカウンターウェイトをイン
サート成型することにより、ウェイトバランスをつりあ
わすようにしたものである。その結果、回転軸周りのウ
ェイトをバランスさせることと、バランスの微調整を行
うこと、さらにバランスウェイトを樹脂の母材にインサ
ートし射出成型を行うことが可能となった。
【0052】この発明の請求項16に係る光レーダ装置
は、受光光学系にF数が0.44の放物面鏡を用いたも
のである。
は、受光光学系にF数が0.44の放物面鏡を用いたも
のである。
【0053】送光手段のファンビームの垂直方向の拡が
り角は比較的大きく設定が可能であることから、受光光
学系の視野も広角化が可能であり、レンズでは得られな
い口径比が容易に得られるため、小型化に有利である反
射鏡を採用した。
り角は比較的大きく設定が可能であることから、受光光
学系の視野も広角化が可能であり、レンズでは得られな
い口径比が容易に得られるため、小型化に有利である反
射鏡を採用した。
【0054】そして、ファンビームの垂直方向の拡がり
角が比較的広角となる10度程度の場合でも、回転放物
面鏡の口径比を0.44とした場合、光レーダ装置の小
型化を維持した状態でその視野の中にファンビームを収
めることができる。
角が比較的広角となる10度程度の場合でも、回転放物
面鏡の口径比を0.44とした場合、光レーダ装置の小
型化を維持した状態でその視野の中にファンビームを収
めることができる。
【0055】この発明の請求項17に係る光レーダ装置
は、その装着部分を車両のドアミラー内部とし、運転者
が黙視する反射面を可視光の波長の光を反射するが、本
レーダ装置の送光ビームの850nmの近赤外線は透過
する誘電体膜による反射面としたものである。
は、その装着部分を車両のドアミラー内部とし、運転者
が黙視する反射面を可視光の波長の光を反射するが、本
レーダ装置の送光ビームの850nmの近赤外線は透過
する誘電体膜による反射面としたものである。
【0056】この発明の請求項18に係る光レーダ装置
は、前記ドアミラーの外殻を所望の色彩となり同時に前
記送光ビームの850nmの光を透過する特性を持つ染
料を添加した樹脂材で加工したものである。
は、前記ドアミラーの外殻を所望の色彩となり同時に前
記送光ビームの850nmの光を透過する特性を持つ染
料を添加した樹脂材で加工したものである。
【0057】すなわち、ドアミラーの外殻部材を送光光
束の波長の光は透過するが所望の色彩となる染料を添加
された樹脂等を材料とすることにより、水平方向のほぼ
180度の範囲の物体の位置が検出できる。
束の波長の光は透過するが所望の色彩となる染料を添加
された樹脂等を材料とすることにより、水平方向のほぼ
180度の範囲の物体の位置が検出できる。
【0058】この発明の請求項19に係る光レーダ装置
は、自車両の側方のたとえばガードレールまでの距離等
を検出するために用いるものである。
は、自車両の側方のたとえばガードレールまでの距離等
を検出するために用いるものである。
【0059】この発明の請求項20に係る車両用光レー
ダ装置は、装着部位を車両のフロントエンドパネル内の
たとえばフロントグリル内の空間に搭載するものであ
る。
ダ装置は、装着部位を車両のフロントエンドパネル内の
たとえばフロントグリル内の空間に搭載するものであ
る。
【0060】
実施の形態1.まず最初に、この発明の実施の形態1に
係る光レーダ装置の全体構成を図1及び図2に基づいて
説明する。
係る光レーダ装置の全体構成を図1及び図2に基づいて
説明する。
【0061】図1は実施の形態1による光レーダ装置の
内部構造を示した図であり、図2はこの光レーダ装置の
回路構成を示すブロック図である。
内部構造を示した図であり、図2はこの光レーダ装置の
回路構成を示すブロック図である。
【0062】この実施の形態1の光レーダ装置は、レー
ザ光を発生する光源としてレーザダイオード10を備え
ており、このレーザダイオード10は、電源回路32,
LD駆動回路33を搭載した発光回路31により駆動さ
れる。レーザダイオード10から発光したレーザ光は、
発光手段30に導入されて透過あるいは反射される。こ
の発光手段30は、後に詳細に説明する光学要素により
構成され、光源10から発光されるレーザ光の有する非
点隔差を除去し、所望の光束特性を与える。
ザ光を発生する光源としてレーザダイオード10を備え
ており、このレーザダイオード10は、電源回路32,
LD駆動回路33を搭載した発光回路31により駆動さ
れる。レーザダイオード10から発光したレーザ光は、
発光手段30に導入されて透過あるいは反射される。こ
の発光手段30は、後に詳細に説明する光学要素により
構成され、光源10から発光されるレーザ光の有する非
点隔差を除去し、所望の光束特性を与える。
【0063】発光手段30により所望特性が付与された
レーザ光は、送光手段40に送られる。この送光手段4
0は、後で詳細に説明するが、図示の垂直方向にのみ光
束を拡げるために垂直断面内で曲面を持つ円筒面系の反
射鏡40aから構成される。今回製作した反射鏡40a
は、曲率が一定の円筒面を有するもので、それにより垂
直方向の全角で6度程度の拡がり角を持つファンビーム
が形成される。また、送光手段40はアクチュエータ5
0の回転軸に直結されており、水平面内で回転あるいは
回動することにより、前記ファンビームを全方位に走査
することができる。
レーザ光は、送光手段40に送られる。この送光手段4
0は、後で詳細に説明するが、図示の垂直方向にのみ光
束を拡げるために垂直断面内で曲面を持つ円筒面系の反
射鏡40aから構成される。今回製作した反射鏡40a
は、曲率が一定の円筒面を有するもので、それにより垂
直方向の全角で6度程度の拡がり角を持つファンビーム
が形成される。また、送光手段40はアクチュエータ5
0の回転軸に直結されており、水平面内で回転あるいは
回動することにより、前記ファンビームを全方位に走査
することができる。
【0064】前記全方位に走査されたファンビームは対
象物体に当たって反射され、この反射光は反射光反射手
段である回転放物面鏡90に導かれる。この回転放物面
鏡90は、ピンフォトダイオード100にその焦点90
aを持つと同時に、この焦点90aを回転軸52の延長
線上に配置することで、全方位の再帰反射光の受光と集
光が可能となる。受光回路110は、再帰反射光を焦点
90aに配置するピンフォトダイオード100により光
電変換した後、電気量を増幅するためのものである。殻
191は装置の外殻を形成するものであり、近赤外線の
波長を透過させるが可視光は吸収する特性を有する染料
を添加した樹脂を射出成型加工により形成しており、気
密・防水構造としている。
象物体に当たって反射され、この反射光は反射光反射手
段である回転放物面鏡90に導かれる。この回転放物面
鏡90は、ピンフォトダイオード100にその焦点90
aを持つと同時に、この焦点90aを回転軸52の延長
線上に配置することで、全方位の再帰反射光の受光と集
光が可能となる。受光回路110は、再帰反射光を焦点
90aに配置するピンフォトダイオード100により光
電変換した後、電気量を増幅するためのものである。殻
191は装置の外殻を形成するものであり、近赤外線の
波長を透過させるが可視光は吸収する特性を有する染料
を添加した樹脂を射出成型加工により形成しており、気
密・防水構造としている。
【0065】フォトダイオード120は位置原点検出用
のセンサであり、送光手段40を介してファンビームを
全方位に走査する際に、このフォトダイオード120に
よりファンビームを走査周期毎に受光して、位置原点検
出回路23により後述する位置原点検出信号24を生成
する。
のセンサであり、送光手段40を介してファンビームを
全方位に走査する際に、このフォトダイオード120に
よりファンビームを走査周期毎に受光して、位置原点検
出回路23により後述する位置原点検出信号24を生成
する。
【0066】この光レーダ装置のメイン基板20には、
レーザダイオード10がレーザ光を発光してから受光手
段であるピンフォトダイオード100が反射光を受光す
るまでの伝搬遅延時間に基づいて対象物体までの距離を
演算する距離演算部21,アクチュエータ50を回転駆
動させるアクチュエータ駆動回路22,前述した位置原
点検出回路23等の電子・電気部品を搭載しており、前
述の発光回路31のインターフェース回路34に接続さ
れている。
レーザダイオード10がレーザ光を発光してから受光手
段であるピンフォトダイオード100が反射光を受光す
るまでの伝搬遅延時間に基づいて対象物体までの距離を
演算する距離演算部21,アクチュエータ50を回転駆
動させるアクチュエータ駆動回路22,前述した位置原
点検出回路23等の電子・電気部品を搭載しており、前
述の発光回路31のインターフェース回路34に接続さ
れている。
【0067】次に、図3のタイムチャート図により、光
レーダ装置の距離検出の原理を説明する。位置原点検出
信号24は、レーザダイオード10が発光しフォトダイ
オード120が1走査毎に受光する光を位置原点検出回
路23により光電変換し増幅した信号であり、アクチュ
エータ駆動信号51とLD発光信号3gとの同期駆動を
行うための基準信号である。LD発光信号3gは位置原
点検出信号24より発光開始時間35だけ遅れて発信さ
れ、このLD発光信号3gによりレーザダイオード10
が発光しLD発光波形3hが発生する。この時、発光開
始時間35と、対象物体から反射してきた反射光の受光
波形111の時間の差である遅延時間25(ΔT1,Δ
T2,ΔT3,…)とにより、前述の距離演算部21に
て対象の距離RnをRn=0.5×C×ΔTn(C:光
速)と算出する。また、対象の方向はアクチュエータの
駆動信号51の駆動パルス数により検出している。
レーダ装置の距離検出の原理を説明する。位置原点検出
信号24は、レーザダイオード10が発光しフォトダイ
オード120が1走査毎に受光する光を位置原点検出回
路23により光電変換し増幅した信号であり、アクチュ
エータ駆動信号51とLD発光信号3gとの同期駆動を
行うための基準信号である。LD発光信号3gは位置原
点検出信号24より発光開始時間35だけ遅れて発信さ
れ、このLD発光信号3gによりレーザダイオード10
が発光しLD発光波形3hが発生する。この時、発光開
始時間35と、対象物体から反射してきた反射光の受光
波形111の時間の差である遅延時間25(ΔT1,Δ
T2,ΔT3,…)とにより、前述の距離演算部21に
て対象の距離RnをRn=0.5×C×ΔTn(C:光
速)と算出する。また、対象の方向はアクチュエータの
駆動信号51の駆動パルス数により検出している。
【0068】図4は発光手段30の詳細を説明する光学
系の構成図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は
側面図である。図において、発光回路31上に発光源の
レーザダイオード10が搭載されている。一般に、レー
ザダイオードから発光する光は、非点隔差(非点収差)
といわれる光束の拡がり角が観察する断面により異なる
現象が発生していることが知られている。図4(a)正
面図において、38は非点隔差による拡がり角が大とな
る光束の状態を示したもので、またこの時の図4(b)
側面図の断面内での非点隔差による拡がり角は小となり
39に示す光束の状態となる。
系の構成図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は
側面図である。図において、発光回路31上に発光源の
レーザダイオード10が搭載されている。一般に、レー
ザダイオードから発光する光は、非点隔差(非点収差)
といわれる光束の拡がり角が観察する断面により異なる
現象が発生していることが知られている。図4(a)正
面図において、38は非点隔差による拡がり角が大とな
る光束の状態を示したもので、またこの時の図4(b)
側面図の断面内での非点隔差による拡がり角は小となり
39に示す光束の状態となる。
【0069】このような2面の断面内で異なる拡がり角
を有する光源から発生する光束を平行光とするために、
まず、大なる拡がり角を有する光束38をコリメートす
る第1面の円筒面系レンズ36を使用する。
を有する光源から発生する光束を平行光とするために、
まず、大なる拡がり角を有する光束38をコリメートす
る第1面の円筒面系レンズ36を使用する。
【0070】第1面の円筒面系レンズ36は、材料が非
晶質ポリオレフィン、屈折率1.52(波長0.85μ
m時)の樹脂を射出成型により加工した後、レンズ両面
の表面に反射防止膜(ARコート)を施している。ま
た、そのレンズ形状は平凸レンズで、凸レンズ面は非円
筒面である。基本的なレンズ面データは曲率−0.42
79、非円係数−0.55である。
晶質ポリオレフィン、屈折率1.52(波長0.85μ
m時)の樹脂を射出成型により加工した後、レンズ両面
の表面に反射防止膜(ARコート)を施している。ま
た、そのレンズ形状は平凸レンズで、凸レンズ面は非円
筒面である。基本的なレンズ面データは曲率−0.42
79、非円係数−0.55である。
【0071】第1面の円筒面系レンズ36に入射する光
線が光軸と20度の拡がり角度を持っている場合、この
レンズ36によりコリメートされ、レンズ透過後は光軸
に対して0.067度の殆ど平行に近い光線となること
が計算により確認されている。実際の非点隔差によるレ
ンズに入射する角度は、中央の最大値の13.5%の強
度を持つ光線とした場合、光束38の大なる角度は半値
で15度から20度程度であるので、概ねレーザダイオ
ードから発光した光束は取り込むことができ、コリメー
トできる性能を持ったものであるといえる。
線が光軸と20度の拡がり角度を持っている場合、この
レンズ36によりコリメートされ、レンズ透過後は光軸
に対して0.067度の殆ど平行に近い光線となること
が計算により確認されている。実際の非点隔差によるレ
ンズに入射する角度は、中央の最大値の13.5%の強
度を持つ光線とした場合、光束38の大なる角度は半値
で15度から20度程度であるので、概ねレーザダイオ
ードから発光した光束は取り込むことができ、コリメー
トできる性能を持ったものであるといえる。
【0072】一方非点隔差が小なる拡がり角となる光束
39は、第2面の円筒面系レンズ37によりコリメート
を行う。第2面の円筒面系37は、材料がBK7、屈折
率1.51(波長0.85μm時)の一般市販品を用
い、レンズの両面に反射防止膜(ARコート)を施して
いる。また、レンズ形状は平凸レンズで、凸レンズ面は
円筒面である。基本的なレンズ面データは曲率−0.1
284である。
39は、第2面の円筒面系レンズ37によりコリメート
を行う。第2面の円筒面系37は、材料がBK7、屈折
率1.51(波長0.85μm時)の一般市販品を用
い、レンズの両面に反射防止膜(ARコート)を施して
いる。また、レンズ形状は平凸レンズで、凸レンズ面は
円筒面である。基本的なレンズ面データは曲率−0.1
284である。
【0073】第2面の円筒面系レンズ37に入射する光
線が光軸と10度の拡がり角度を持っている場合、当該
光線はこのレンズ37によりコリメートされ、レンズを
透過後は光軸に対して−0.499度の角度を持つ光線
となっていることが計算により確認されている。実際の
非点隔差によるレンズに入射する角度は中央の最大値の
13.5%の強度を持つ光線とした場合、光束39の小
なる角度は半値で5度から10度程度であるので、概ね
発光した光束は取り込め、拡がり角が0.5度(半値)
程度に抑える性能を持ったものであるといえる。なお、
この断面では光源の寸法が拡がり角に影響するためこの
ような結果となる。
線が光軸と10度の拡がり角度を持っている場合、当該
光線はこのレンズ37によりコリメートされ、レンズを
透過後は光軸に対して−0.499度の角度を持つ光線
となっていることが計算により確認されている。実際の
非点隔差によるレンズに入射する角度は中央の最大値の
13.5%の強度を持つ光線とした場合、光束39の小
なる角度は半値で5度から10度程度であるので、概ね
発光した光束は取り込め、拡がり角が0.5度(半値)
程度に抑える性能を持ったものであるといえる。なお、
この断面では光源の寸法が拡がり角に影響するためこの
ような結果となる。
【0074】以上の光学系により非点隔差が除去される
と、図4(c)に示すように光束の断面をほぼ円形に整
形することができ、その結果、後ほど説明するように、
これ以降の光路中に構成する光学要素の特性を全域で均
質に引き出せることになるのである。また、光束の断面
を円形断面とするためには、非点隔差の拡がり角の大小
の逆比となる焦点距離となる円筒面系レンズ36及び3
7により構成すればよい。ここで、第1面の円筒面系レ
ンズ36の焦点距離は4.5mmであり、第2面の円筒
面レンズ37の焦点距離は15mmである。つまり、非
点隔差の大小角度比は3.33である。
と、図4(c)に示すように光束の断面をほぼ円形に整
形することができ、その結果、後ほど説明するように、
これ以降の光路中に構成する光学要素の特性を全域で均
質に引き出せることになるのである。また、光束の断面
を円形断面とするためには、非点隔差の拡がり角の大小
の逆比となる焦点距離となる円筒面系レンズ36及び3
7により構成すればよい。ここで、第1面の円筒面系レ
ンズ36の焦点距離は4.5mmであり、第2面の円筒
面レンズ37の焦点距離は15mmである。つまり、非
点隔差の大小角度比は3.33である。
【0075】また、この2個のレンズ36,37で構成
される発光手段30の光学系の透過率は92.3%(波
長0.85μm)であった。
される発光手段30の光学系の透過率は92.3%(波
長0.85μm)であった。
【0076】図5は発光手段30の機械的構造を示す正
面断面図(a)と側面断面図(b)であり、光束の断面
を円形とするための調整機構の詳細を説明するものであ
る。発光手段30の光学系としては、前に説明したとお
り、LD駆動回路33、光源となるレーザダイオード1
0、第1面の円筒面系レンズ36、第2面の円筒面系レ
ンズ36が配設されている。レーザダイオード10は1
次ベースステージ300の略中央部にが配設され、この
1次ベースステージ300は1次スライドステージ30
1と互いに溝に入るように構成され、1次調整ネジ30
2により1方向(図示水平方向)にのみ往復スライド変
位が可能となっている。
面断面図(a)と側面断面図(b)であり、光束の断面
を円形とするための調整機構の詳細を説明するものであ
る。発光手段30の光学系としては、前に説明したとお
り、LD駆動回路33、光源となるレーザダイオード1
0、第1面の円筒面系レンズ36、第2面の円筒面系レ
ンズ36が配設されている。レーザダイオード10は1
次ベースステージ300の略中央部にが配設され、この
1次ベースステージ300は1次スライドステージ30
1と互いに溝に入るように構成され、1次調整ネジ30
2により1方向(図示水平方向)にのみ往復スライド変
位が可能となっている。
【0077】1次スライドステージ301の中央部に
は、第1面の円筒面系レンズ36が配置され、このレン
ズ36はレンズ鏡筒303と一体になっている。また、
このレンズ鏡筒303の水平断面内の形状は方形となっ
ており、水平面内での回転変位が防止され、同時に光軸
方向にはスライド変位が可能な構造となっている。すな
わち、レンズ鏡筒303の水平断面の形状と同等の方形
を有する1次スライドステージ301の中央部の空間
に、レンズ36を固定したレンズ鏡筒303を挿入した
状態で、下側からコイルバネ304で受けるようになっ
ており、また、レンズ鏡筒303の上側は、リングネジ
305を1次スライドステージ301に設けた雌ネジに
合わせてねじ込むことにより、レンズ鏡筒303を上下
方向つまり光軸方向の微動によりスライド変位が可能と
なっている。
は、第1面の円筒面系レンズ36が配置され、このレン
ズ36はレンズ鏡筒303と一体になっている。また、
このレンズ鏡筒303の水平断面内の形状は方形となっ
ており、水平面内での回転変位が防止され、同時に光軸
方向にはスライド変位が可能な構造となっている。すな
わち、レンズ鏡筒303の水平断面の形状と同等の方形
を有する1次スライドステージ301の中央部の空間
に、レンズ36を固定したレンズ鏡筒303を挿入した
状態で、下側からコイルバネ304で受けるようになっ
ており、また、レンズ鏡筒303の上側は、リングネジ
305を1次スライドステージ301に設けた雌ネジに
合わせてねじ込むことにより、レンズ鏡筒303を上下
方向つまり光軸方向の微動によりスライド変位が可能と
なっている。
【0078】上記の状態で、光源であるレーザダイオー
ド10を発光させて、比較的離れた位置にスクリーンを
置き、このスクリーン上に照射されるビームの断面像を
赤外線カメラで撮影しながら、もっともビームの幅が細
くなるように、あるいは所望のビームの断面寸法となる
ように、リングネジ305を回転させて調整するのであ
る。
ド10を発光させて、比較的離れた位置にスクリーンを
置き、このスクリーン上に照射されるビームの断面像を
赤外線カメラで撮影しながら、もっともビームの幅が細
くなるように、あるいは所望のビームの断面寸法となる
ように、リングネジ305を回転させて調整するのであ
る。
【0079】上記1次スライドステージ301は2次ベ
ースステージを兼ねた一体部品となっており、この2次
ベースステージ301と、第2の円筒面系レンズ37を
固定した状態の2次スライドステージ306とは、互い
の溝部に入り込むように構成されている。そして、2次
スライドステージ306は、2次調整ネジ307により
1方向(図示水平方向)にのみ往復スライド変位が可能
となっており、このときの変位の方向は上記1次調整ネ
ジ302による変位の方向と水平面内で90度の角度を
持つ。
ースステージを兼ねた一体部品となっており、この2次
ベースステージ301と、第2の円筒面系レンズ37を
固定した状態の2次スライドステージ306とは、互い
の溝部に入り込むように構成されている。そして、2次
スライドステージ306は、2次調整ネジ307により
1方向(図示水平方向)にのみ往復スライド変位が可能
となっており、このときの変位の方向は上記1次調整ネ
ジ302による変位の方向と水平面内で90度の角度を
持つ。
【0080】上述の1次ベースステージ300、1次ス
ライドステージ(2次ベースステージ)、2次スライド
ステージ306の各調整部材は、通しボルト308によ
り一体化され、波座金309を座金310で両側から重
ねた状態で雌ネジ付きブラケット311によりトモ締め
したもので、波座金309の発生する推力が上記各調整
部材間の摩擦力として働き固定させると共に、この摩擦
力に勝る推力を発生させる調整ネジ302及び307に
よりスライド変位の調整を可能としている。また、調整
後は硬化材により固定している。
ライドステージ(2次ベースステージ)、2次スライド
ステージ306の各調整部材は、通しボルト308によ
り一体化され、波座金309を座金310で両側から重
ねた状態で雌ネジ付きブラケット311によりトモ締め
したもので、波座金309の発生する推力が上記各調整
部材間の摩擦力として働き固定させると共に、この摩擦
力に勝る推力を発生させる調整ネジ302及び307に
よりスライド変位の調整を可能としている。また、調整
後は硬化材により固定している。
【0081】図6は前述した送光手段40を詳細に示す
光学系の構成図である。図において、発光回路31、発
光源としてのレーザダイオード10、非点隔差を除去す
るための光学要素であるレンズ36及び37は、上記に
より詳細に説明したものである。
光学系の構成図である。図において、発光回路31、発
光源としてのレーザダイオード10、非点隔差を除去す
るための光学要素であるレンズ36及び37は、上記に
より詳細に説明したものである。
【0082】本実施の形態の送光手段40は、垂直方向
にのみ光束を拡げるために垂直断面内で曲面を持つ円筒
面系の反射鏡40aにより構成される。今回製作した反
射鏡40aは、曲率が0.0133一定の円筒面を有す
るもので、入射する光線が光軸52から2mmの位置で
平行で入射した場合、この反射鏡40aで反射されると
水平に対して仰角と俯角の方向に、すなわち垂直方向に
3.06度ずつ、全角で6.12度の拡がり角を持つフ
ァンビーム41が形成される。
にのみ光束を拡げるために垂直断面内で曲面を持つ円筒
面系の反射鏡40aにより構成される。今回製作した反
射鏡40aは、曲率が0.0133一定の円筒面を有す
るもので、入射する光線が光軸52から2mmの位置で
平行で入射した場合、この反射鏡40aで反射されると
水平に対して仰角と俯角の方向に、すなわち垂直方向に
3.06度ずつ、全角で6.12度の拡がり角を持つフ
ァンビーム41が形成される。
【0083】この垂直方向に対して、図6(b)の側面
図に示した水平面内のビームの拡がり角は、ほぼ平行、
厳密にいえば前記発光手段30の光学系透過後の光線の
方向と光軸とのなす角度になるため、紙面に垂直の方向
に表され光線部分42で示すものとなる。
図に示した水平面内のビームの拡がり角は、ほぼ平行、
厳密にいえば前記発光手段30の光学系透過後の光線の
方向と光軸とのなす角度になるため、紙面に垂直の方向
に表され光線部分42で示すものとなる。
【0084】また、送光手段40である反射鏡40a
は、アクチュエータ50の回転軸52に直結されてお
り、水平面内で回転あるいは回動することにより、前記
ファンビームを全方位に走査することができる。したが
って、図6(c)に示すように水平走査角に対するファ
ンビームの断面形状43は全方位でほぼ同一の縦長の形
状を有することになるのである。
は、アクチュエータ50の回転軸52に直結されてお
り、水平面内で回転あるいは回動することにより、前記
ファンビームを全方位に走査することができる。したが
って、図6(c)に示すように水平走査角に対するファ
ンビームの断面形状43は全方位でほぼ同一の縦長の形
状を有することになるのである。
【0085】図7は光軸方向調整手段(焦点調整)60
による特異なファンビームの整形の一例を示したもので
ある。この光軸方向調整手段60は、非点隔差除去のた
めの光学系レンズ36及び37の光軸方向の相対位置を
変化させる手段であり、発光回路31及びレーザダイオ
ード10から発光されるレーザビームを、前記相対位置
を変化させた光学系レンズ36及び37を通して送光手
段40から送光する。なお、41は垂直方向のビームの
拡がり角、50はアクチュエータを示している。
による特異なファンビームの整形の一例を示したもので
ある。この光軸方向調整手段60は、非点隔差除去のた
めの光学系レンズ36及び37の光軸方向の相対位置を
変化させる手段であり、発光回路31及びレーザダイオ
ード10から発光されるレーザビームを、前記相対位置
を変化させた光学系レンズ36及び37を通して送光手
段40から送光する。なお、41は垂直方向のビームの
拡がり角、50はアクチュエータを示している。
【0086】ここで、例えば図5で説明したリングネジ
305をベストフォーカスの位置から緩めることによ
り、図7に示すように第1面の円筒面系レンズ36をフ
ォーカスから離した位置に固定した場合を説明する。
305をベストフォーカスの位置から緩めることによ
り、図7に示すように第1面の円筒面系レンズ36をフ
ォーカスから離した位置に固定した場合を説明する。
【0087】図7の正面図(a)において、光源10か
ら発光される非点隔差が大なる拡がり角を持つ光束は、
前述したように第1面の円筒面系レンズ36により平行
光に近い角度に集光されるが、図7に示すように焦点か
ら離れた位置にレンズ36が配置されていると、光線は
内側に大きく屈折した状態でレンズ36を透過すること
になる。この光線が送光手段40により反射されると、
当初のレンズ36を焦点の位置に配置した時の光線の方
向を示す破線に対して、垂直方向の拡がり角が前記内側
に大きく屈折した角度分だけ少ない拡がり角となって反
射される。
ら発光される非点隔差が大なる拡がり角を持つ光束は、
前述したように第1面の円筒面系レンズ36により平行
光に近い角度に集光されるが、図7に示すように焦点か
ら離れた位置にレンズ36が配置されていると、光線は
内側に大きく屈折した状態でレンズ36を透過すること
になる。この光線が送光手段40により反射されると、
当初のレンズ36を焦点の位置に配置した時の光線の方
向を示す破線に対して、垂直方向の拡がり角が前記内側
に大きく屈折した角度分だけ少ない拡がり角となって反
射される。
【0088】この時のファンビームの断面形状は、水平
方向の走査角度43を0度とすれば、図7(d)に示す
ように当初の所望した破線で示す形状より垂直方向に狭
くなるように形成されることがわかる。
方向の走査角度43を0度とすれば、図7(d)に示す
ように当初の所望した破線で示す形状より垂直方向に狭
くなるように形成されることがわかる。
【0089】この状態で図7(b)の側面図断面を観察
すると、この断面内では非点隔差が小なる拡がり角とな
る光束は、第2面の円筒面系レンズ37によりコリメー
トされる。このレンズ37は比較的長焦点距離を持つた
め焦点深度が大きく、よって焦点距離調整を行わなくて
も構造部材の加工精度で所望の光学性能が確保できるた
め、レンズ37の焦点距離調整はこの実施の形態では行
わない。したがって第2面の円筒面系レンズ37を透過
した光束はほぼ平行光にコリメートされる。
すると、この断面内では非点隔差が小なる拡がり角とな
る光束は、第2面の円筒面系レンズ37によりコリメー
トされる。このレンズ37は比較的長焦点距離を持つた
め焦点深度が大きく、よって焦点距離調整を行わなくて
も構造部材の加工精度で所望の光学性能が確保できるた
め、レンズ37の焦点距離調整はこの実施の形態では行
わない。したがって第2面の円筒面系レンズ37を透過
した光束はほぼ平行光にコリメートされる。
【0090】よって、走査角0度における水平方向の拡
がり角は当初の設定と同等となる。
がり角は当初の設定と同等となる。
【0091】図7(b)側面図において、送光手段40
が90度走査された状態を示した場合を図7(c)に記
す。光源からの非点隔差が小なる拡がり角の光束は、第
2面の円筒面系レンズ37により当初と同様ほぼ平行光
にコリメートされているので、当然送光手段40に反射
したあとの垂直方向の拡がり角も同等となる。
が90度走査された状態を示した場合を図7(c)に記
す。光源からの非点隔差が小なる拡がり角の光束は、第
2面の円筒面系レンズ37により当初と同様ほぼ平行光
にコリメートされているので、当然送光手段40に反射
したあとの垂直方向の拡がり角も同等となる。
【0092】この時のファンビームの断面形状は、水平
方向の走査角度43を90度とすれば図7(d)に示す
ように当初の所望した破線で示す形状と垂直方向が同等
となるが、今度は水平方向の拡がり角に第1面の円筒面
系レンズ36の位置の影響が出てくることになる。
方向の走査角度43を90度とすれば図7(d)に示す
ように当初の所望した破線で示す形状と垂直方向が同等
となるが、今度は水平方向の拡がり角に第1面の円筒面
系レンズ36の位置の影響が出てくることになる。
【0093】つまり走査角が0度時は、垂直方向の拡が
り角を狭くした角度が、走査角90度となると今度は水
平方向の拡がり角となって表れてくるのである。
り角を狭くした角度が、走査角90度となると今度は水
平方向の拡がり角となって表れてくるのである。
【0094】このように、送光手段40をアクチュエー
タ50により水平方向に走査することにより、90度毎
にファンビームの断面形状を繰り返し変化させることに
なる。
タ50により水平方向に走査することにより、90度毎
にファンビームの断面形状を繰り返し変化させることに
なる。
【0095】以上の現象は、第1面の円筒面系レンズ3
6の焦点距離調整により発生するものであるが、このレ
ンズ36を焦点の位置において第2面の円筒面系レンズ
37の焦点位置を変化させても走査角が90度の位相差
のみで同様の現象が発生する。
6の焦点距離調整により発生するものであるが、このレ
ンズ36を焦点の位置において第2面の円筒面系レンズ
37の焦点位置を変化させても走査角が90度の位相差
のみで同様の現象が発生する。
【0096】また、レンズの位置を焦点距離より近い位
置に配置しても同様の現象が観察できる。
置に配置しても同様の現象が観察できる。
【0097】図8は光軸直角方向調整手段(光軸の方向
調整)70による特異なファンビームの軌跡を発生させ
る一例を示したものである。この光軸直角方向調整手段
70は、非点隔差除去のための光学系レンズ36及び3
7の光軸方向に対して垂直方向の相対位置を変化させる
手段であり、発光回路31及びレーザダイオード10か
ら発光されるレーザビームを、前記相対位置を変化させ
た光学系レンズ36及び37を通して送光手段40から
送光する。なお、41は垂直方向のビームの拡がり角
を、45はファンビームの中心の光軸の方向を水平に対
する角度を、50はアクチュエータを示している。
調整)70による特異なファンビームの軌跡を発生させ
る一例を示したものである。この光軸直角方向調整手段
70は、非点隔差除去のための光学系レンズ36及び3
7の光軸方向に対して垂直方向の相対位置を変化させる
手段であり、発光回路31及びレーザダイオード10か
ら発光されるレーザビームを、前記相対位置を変化させ
た光学系レンズ36及び37を通して送光手段40から
送光する。なお、41は垂直方向のビームの拡がり角
を、45はファンビームの中心の光軸の方向を水平に対
する角度を、50はアクチュエータを示している。
【0098】ここで、例えば図5で説明した1次調整ネ
ジ302を回転させ、1次スライドステージ301を移
動させることにより、第1面の円筒面系レンズ36の主
点44の位置を光軸上から外れた位置に固定した場合を
説明する。
ジ302を回転させ、1次スライドステージ301を移
動させることにより、第1面の円筒面系レンズ36の主
点44の位置を光軸上から外れた位置に固定した場合を
説明する。
【0099】ベストフォーカスの位置に配置した第1面
の円筒面系レンズ36を、光軸直角方向調整手段(光軸
の方向調整)70により光軸と直角の方向に微動させる
と、当該レンズ36の主点44が光軸上から離れる。レ
ンズの主点を通る光線は直進するという前述した光学原
則により、光路は光源10と主点44を結ぶ直線上に形
成される。
の円筒面系レンズ36を、光軸直角方向調整手段(光軸
の方向調整)70により光軸と直角の方向に微動させる
と、当該レンズ36の主点44が光軸上から離れる。レ
ンズの主点を通る光線は直進するという前述した光学原
則により、光路は光源10と主点44を結ぶ直線上に形
成される。
【0100】この光路の光軸と従来の光軸、つまり回転
軸52とのなす角度が送光手段40への入射角を増加さ
せることとなる。入射角と反射角の光学原則により水平
方向に反射されたファンビームの中心の光軸の方向は、
前記入射角の増加分の角度が水平に対して発生すること
になり角度45により表される。この時の送光手段40
の走査角度を0度とする。
軸52とのなす角度が送光手段40への入射角を増加さ
せることとなる。入射角と反射角の光学原則により水平
方向に反射されたファンビームの中心の光軸の方向は、
前記入射角の増加分の角度が水平に対して発生すること
になり角度45により表される。この時の送光手段40
の走査角度を0度とする。
【0101】この状態を図8(c)で説明する。ここで
は水平方向の走査角度に対するファンビームの垂直面内
の位置を示したもので、走査角度43が0度の時は水平
から角度45だけ上側の方向にファンビームが放射され
ることを示している。
は水平方向の走査角度に対するファンビームの垂直面内
の位置を示したもので、走査角度43が0度の時は水平
から角度45だけ上側の方向にファンビームが放射され
ることを示している。
【0102】次に、送光手段40が180度の走査角度
を持った場合を表す側面図(図8(b))において、送
光手段40に入射する入射角は走査角度0度の時の入射
角と等しいが方向が逆となり、つまり水平に対して角度
45だけ下側の方向に放射される。
を持った場合を表す側面図(図8(b))において、送
光手段40に入射する入射角は走査角度0度の時の入射
角と等しいが方向が逆となり、つまり水平に対して角度
45だけ下側の方向に放射される。
【0103】この状態を図8(c)で説明すると、走査
角度43が180度の時のファンビームの位置は水平線
から角度45だけ下側の方向に放射される。
角度43が180度の時のファンビームの位置は水平線
から角度45だけ下側の方向に放射される。
【0104】以上のように、送光手段40の走査角度が
180度毎にファンビームが垂直方向に上下しながら全
方位に走査されるのである。
180度毎にファンビームが垂直方向に上下しながら全
方位に走査されるのである。
【0105】図9は車両に本発明の光レーダ装置を取り
付けた一例を示すもので、自車両230の屋根部分に光
レーダ装置190を設置し、光レーダ装置190からは
前方に向けて垂直方向の拡がり角を持つ光線41が発せ
られる。ここで、3eは光線41の自車両に照射される
照射部分である。
付けた一例を示すもので、自車両230の屋根部分に光
レーダ装置190を設置し、光レーダ装置190からは
前方に向けて垂直方向の拡がり角を持つ光線41が発せ
られる。ここで、3eは光線41の自車両に照射される
照射部分である。
【0106】図9のように車両に取り付けた光レーダ装
置190は、送光光線41のファンビームの垂直方向の
拡がり角により、比較的距離が離間する自車両230の
屋根の対極部を照射部分3eに示すように照射してしま
う。
置190は、送光光線41のファンビームの垂直方向の
拡がり角により、比較的距離が離間する自車両230の
屋根の対極部を照射部分3eに示すように照射してしま
う。
【0107】図10は自車両230の屋根の前記照射部
3eをなくすために、光レーダ装置190の外殻191
の内側に羅紗80を設け、羅紗80を送光ビームの走査
部3fを確保した位置に配置して、光レーダ装置内部で
ビームの一部を遮断するようにした。
3eをなくすために、光レーダ装置190の外殻191
の内側に羅紗80を設け、羅紗80を送光ビームの走査
部3fを確保した位置に配置して、光レーダ装置内部で
ビームの一部を遮断するようにした。
【0108】図11は反射光反射手段である回転放物面
鏡90の詳細を説明するための構成図である。図におい
て、回転放物面鏡90の焦点90aを回転軸52の延長
線上に配置することで、全方位の再帰反射光の受光と集
光が可能となる。回転放物面鏡90により集光された再
帰反射光は、放物面鏡90の焦点90aに配置したピン
フォトダイオード100により電気量に光電変換され、
この電気量は受光回路110により増幅される。
鏡90の詳細を説明するための構成図である。図におい
て、回転放物面鏡90の焦点90aを回転軸52の延長
線上に配置することで、全方位の再帰反射光の受光と集
光が可能となる。回転放物面鏡90により集光された再
帰反射光は、放物面鏡90の焦点90aに配置したピン
フォトダイオード100により電気量に光電変換され、
この電気量は受光回路110により増幅される。
【0109】カウンターウェイト94は、アクチュエー
タ50により回転あるいは回動動作時に発生する振動を
抑制するためのもので、今回の実施の形態においてはM
3ネジ(長さ5mm)とM3ナットを3組用いた。ま
た、カウンターウェイト94は、図11(b)に示すよ
うに、回転放物面鏡90の樹脂射出成型時にインサート
部品として一体成型することも可能である。
タ50により回転あるいは回動動作時に発生する振動を
抑制するためのもので、今回の実施の形態においてはM
3ネジ(長さ5mm)とM3ナットを3組用いた。ま
た、カウンターウェイト94は、図11(b)に示すよ
うに、回転放物面鏡90の樹脂射出成型時にインサート
部品として一体成型することも可能である。
【0110】回転放物面鏡90の反射面は、アルミの薄
膜91を蒸着した後、さらに酸化防止のために酸化珪素
(SiO2)を酸化防止膜92として重ねて蒸着してい
る。
膜91を蒸着した後、さらに酸化防止のために酸化珪素
(SiO2)を酸化防止膜92として重ねて蒸着してい
る。
【0111】回転放物面鏡90の光学特性は、開口面積
が1600mm2、等価有効開口径95はΦ45mm、
焦点距離20mmである。従って、F数は20mm/4
5mm=0.44<0.5となり、レンズなどの屈折系
では実現できない明るい光学系と小型化が可能となっ
た。
が1600mm2、等価有効開口径95はΦ45mm、
焦点距離20mmである。従って、F数は20mm/4
5mm=0.44<0.5となり、レンズなどの屈折系
では実現できない明るい光学系と小型化が可能となっ
た。
【0112】図12は本発明の光レーダ装置を車両のド
アミラー内部に搭載した場合の周辺対象の検出状況を示
す図であり、自車両230のドアミラー200の内部に
光レーダ装置190を搭載し、例えば、斜め後方の検出
車両240あるいは側部のガードレール250を検出し
ようとしている。
アミラー内部に搭載した場合の周辺対象の検出状況を示
す図であり、自車両230のドアミラー200の内部に
光レーダ装置190を搭載し、例えば、斜め後方の検出
車両240あるいは側部のガードレール250を検出し
ようとしている。
【0113】また、図13は図12のドアミラー200
のドアミラー断面位置201による断面図である。図に
おいて、ドアミラー200のドアミラー殻220内に光
レーダ装置190が設置され、ミラー210の外表面に
は誘電体多層膜211が配設されている。
のドアミラー断面位置201による断面図である。図に
おいて、ドアミラー200のドアミラー殻220内に光
レーダ装置190が設置され、ミラー210の外表面に
は誘電体多層膜211が配設されている。
【0114】図12及び図13において、光レーダ装置
190はドアミラーの殻220の内部に搭載され、この
殻220は近赤外線を透過すると同時に、所望の色彩と
なる染料が添加された樹脂材により成型される。また、
ミラー210も近赤外線は透過するが可視光線は反射す
る特性を持たせている。更に、ミラー210には誘電体
多層膜211を配設することができ、屈折率の異なる2
つの誘電体を交互に蒸着により重ねて形成し、このとき
膜厚と重ねる層数を制御することで、可視光線の帯域の
波長の光線のみの反射が可能となる。2種類の誘電体と
しては、たとえば酸化珪素(屈折率1.51)とフッ化
マグネシウム(屈折率1.38)などがあげられる。
190はドアミラーの殻220の内部に搭載され、この
殻220は近赤外線を透過すると同時に、所望の色彩と
なる染料が添加された樹脂材により成型される。また、
ミラー210も近赤外線は透過するが可視光線は反射す
る特性を持たせている。更に、ミラー210には誘電体
多層膜211を配設することができ、屈折率の異なる2
つの誘電体を交互に蒸着により重ねて形成し、このとき
膜厚と重ねる層数を制御することで、可視光線の帯域の
波長の光線のみの反射が可能となる。2種類の誘電体と
しては、たとえば酸化珪素(屈折率1.51)とフッ化
マグネシウム(屈折率1.38)などがあげられる。
【0115】図14は本発明の光レーダ装置を車両のフ
ロントエンドパネル内部のフロントグリルの空間に搭載
した場合の周辺対象の検出状況を示す図であり、自車両
230のフロントエンドパネル内部に光レーダ装置19
0を搭載し、前方の検出車両240あるいは側部のガー
ドレール250を検出しようとしている。
ロントエンドパネル内部のフロントグリルの空間に搭載
した場合の周辺対象の検出状況を示す図であり、自車両
230のフロントエンドパネル内部に光レーダ装置19
0を搭載し、前方の検出車両240あるいは側部のガー
ドレール250を検出しようとしている。
【0116】また、図15は図14のフロントグリルの
断面位置261での断面図である。図において、光レー
ダ装置190は、フロントエンドパネル内であってボン
ネット262とバンパ263の間のフロントグリル26
0の空間に配置されている。
断面位置261での断面図である。図において、光レー
ダ装置190は、フロントエンドパネル内であってボン
ネット262とバンパ263の間のフロントグリル26
0の空間に配置されている。
【0117】実施の形態2.図16(a),(b)はこ
の発明の実施の形態2の光レーダ装置の構成を示す平面
図及び正面図である。この実施の形態においては、非点
隔差を除去するための光学要素として円筒凹面鏡を使用
している。
の発明の実施の形態2の光レーダ装置の構成を示す平面
図及び正面図である。この実施の形態においては、非点
隔差を除去するための光学要素として円筒凹面鏡を使用
している。
【0118】図において、発光回路31により駆動され
レーザダイオード10から発光された光は、2面の円筒
凹面鏡3aに導入される。この円筒凹面鏡3aは非点隔
差による拡がり角の大小の比率の逆比に相当する2つの
焦点距離を有する鏡である。
レーザダイオード10から発光された光は、2面の円筒
凹面鏡3aに導入される。この円筒凹面鏡3aは非点隔
差による拡がり角の大小の比率の逆比に相当する2つの
焦点距離を有する鏡である。
【0119】これらの円筒凹面鏡3aを2面から構成さ
せることにより、非点隔差を除去でき3cに示すように
光束の断面が円形となるよう整形が可能となる。
せることにより、非点隔差を除去でき3cに示すように
光束の断面が円形となるよう整形が可能となる。
【0120】円形断面の光束3cを得た後の光路の構成
は、実施の形態1と同様であり説明は省略するが、光束
3cの断面の中心軸を回転軸52と同軸上に配置するこ
とは容易に理解できる。
は、実施の形態1と同様であり説明は省略するが、光束
3cの断面の中心軸を回転軸52と同軸上に配置するこ
とは容易に理解できる。
【0121】実施の形態3.図17(a),(b)はこ
の発明の実施の形態3の光レーダ装置の構成を示す正面
図及び側面図である。この実施の形態においては、非点
隔差を除去するための光学要素としてプリズムを用いて
いる。
の発明の実施の形態3の光レーダ装置の構成を示す正面
図及び側面図である。この実施の形態においては、非点
隔差を除去するための光学要素としてプリズムを用いて
いる。
【0122】図において、発光回路31により駆動され
レーザダイオード10から発光された光は、コリメート
レンズ3dとプリズム3bに導入される。
レーザダイオード10から発光された光は、コリメート
レンズ3dとプリズム3bに導入される。
【0123】図17(a)の正面図に示すように、レー
ザダイオード10から発光された光は、まずコリメート
レンズ3dにより平行光に整形される。しかしながら、
コリメートレンズ3dにより整形された光束の断面は非
点隔差が残存しているため、その大小の拡がり角の比率
に相当する断面寸法を有する光束となり、その断面寸法
はD1とD2で表される。
ザダイオード10から発光された光は、まずコリメート
レンズ3dにより平行光に整形される。しかしながら、
コリメートレンズ3dにより整形された光束の断面は非
点隔差が残存しているため、その大小の拡がり角の比率
に相当する断面寸法を有する光束となり、その断面寸法
はD1とD2で表される。
【0124】次に、プリズム3bにより非点隔差を除去
して直径D2の円形断面の光束にする場合を説明する。
して直径D2の円形断面の光束にする場合を説明する。
【0125】プリズム3bへの入射角をθ1、屈折角を
θ2とすると、 COSθ1={(n2−1)/(n2・m2−1)}0.5 ここでm=COSθ2/COSθ1,nは屈折率であ
る。
θ2とすると、 COSθ1={(n2−1)/(n2・m2−1)}0.5 ここでm=COSθ2/COSθ1,nは屈折率であ
る。
【0126】以上の光学系を構成することにより非点隔
差を除去でき、3cに示すように光束の断面が円形で直
径D2となるよう整形が可能となる。
差を除去でき、3cに示すように光束の断面が円形で直
径D2となるよう整形が可能となる。
【0127】円形断面の光束3cを得た後の光路の構成
は実施の形態1と同様であり説明は省略するが、光束3
cの断面の中心軸を回転軸52と同軸上に配置すること
は前記と同様である。
は実施の形態1と同様であり説明は省略するが、光束3
cの断面の中心軸を回転軸52と同軸上に配置すること
は前記と同様である。
【0128】実施の形態4.図18はこの発明の実施の
形態4ノ光レーダ装置の構成を示すものである。この実
施の形態において、ファンビームを生成させると同時に
この状態で全方位に走査を行う光学要素(送光手段)と
して、プリズムを用いている。
形態4ノ光レーダ装置の構成を示すものである。この実
施の形態において、ファンビームを生成させると同時に
この状態で全方位に走査を行う光学要素(送光手段)と
して、プリズムを用いている。
【0129】図において、発光回路31により駆動され
レーザダイオード10から発光された光は、第1面及び
第2面の円筒面系レンズ36,37に導入され、実施の
形態1で説明したように非点隔差が除去される。
レーザダイオード10から発光された光は、第1面及び
第2面の円筒面系レンズ36,37に導入され、実施の
形態1で説明したように非点隔差が除去される。
【0130】上記光学系36及び37により非点隔差が
除去され円形断面を有する光束は、その上に配置された
プリズム46に入射され、屈折し偏向される。ここでは
水平方向に光路を90度偏向させる必要があるため2つ
のプリズムを組み合わせている。さらに、垂直方向のみ
に拡がり角が比較的大きくなるファンビームを整形する
ためにプリズム46の最終屈折面を円筒面とし、41に
示す方向に光束を放射するようにした。
除去され円形断面を有する光束は、その上に配置された
プリズム46に入射され、屈折し偏向される。ここでは
水平方向に光路を90度偏向させる必要があるため2つ
のプリズムを組み合わせている。さらに、垂直方向のみ
に拡がり角が比較的大きくなるファンビームを整形する
ためにプリズム46の最終屈折面を円筒面とし、41に
示す方向に光束を放射するようにした。
【0131】また、2つのプリズム46はコネクトブラ
ケット47により一体化され、同時にアクチュエータ5
0の回転軸に固定される。したがって、アクチュエータ
50が回転することによりファンビームを全方位に走査
することができる。
ケット47により一体化され、同時にアクチュエータ5
0の回転軸に固定される。したがって、アクチュエータ
50が回転することによりファンビームを全方位に走査
することができる。
【0132】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1〜3
による光レーダ装置によれば、光源から発光される光の
有する非点隔差の大小の拡がり角の比率に対応した少な
くとも2面の光学要素を用いることにより、断面が円形
の光束を整形することが可能となり、光学・光路設計の
自由度を高めることができる。
による光レーダ装置によれば、光源から発光される光の
有する非点隔差の大小の拡がり角の比率に対応した少な
くとも2面の光学要素を用いることにより、断面が円形
の光束を整形することが可能となり、光学・光路設計の
自由度を高めることができる。
【0133】この発明の請求項4による光レーダ装置に
よれば、前記2面の光学要素の位置調整手段を設けるこ
とにより、焦点距離調整と同時に直交する2軸のスライ
ド変位機構により前記断面が円形あるいは最適形状とな
りかつ所望の位置に光路が配置できるように調整でき
る。
よれば、前記2面の光学要素の位置調整手段を設けるこ
とにより、焦点距離調整と同時に直交する2軸のスライ
ド変位機構により前記断面が円形あるいは最適形状とな
りかつ所望の位置に光路が配置できるように調整でき
る。
【0134】この発明の請求項5,6による光レーダ装
置によれば、垂直方向に比較的広角の拡がり角を持った
ファンビームを生成でき、対象からの再帰反射光の増加
が可能となる。
置によれば、垂直方向に比較的広角の拡がり角を持った
ファンビームを生成でき、対象からの再帰反射光の増加
が可能となる。
【0135】この発明の請求項7による光レーダ装置に
よれば、前記ファンビームを水平方向に走査することが
でき全方位の対象の検出が可能となる。
よれば、前記ファンビームを水平方向に走査することが
でき全方位の対象の検出が可能となる。
【0136】この発明の請求項8による光レーダ装置に
よれば、焦点距離調整時にベストフォーカスの位置から
外れた位置に光学要素を配置することにより、水平方向
に走査するファンビームの断面の形状を走査角度90度
ごとに変化させることができ、断面が狭小の時は比較的
遠距離まで対象が検出でき、また断面が拡大時には検出
距離は短縮するが対象の広い範囲にビームを照射するこ
とができ、検出確率が向上する。
よれば、焦点距離調整時にベストフォーカスの位置から
外れた位置に光学要素を配置することにより、水平方向
に走査するファンビームの断面の形状を走査角度90度
ごとに変化させることができ、断面が狭小の時は比較的
遠距離まで対象が検出でき、また断面が拡大時には検出
距離は短縮するが対象の広い範囲にビームを照射するこ
とができ、検出確率が向上する。
【0137】この発明の請求項9による光レーダ装置に
よれば、光学要素に設けられた例えば直交する2軸のス
ライド変位機構により、光学要素の主点や頂点を光軸上
から外れた位置に配置することができる。これにより、
送光手段から水平方向に走査するファンビームの断面の
位置を走査角度180度ごとに上下に変化させることが
できる。
よれば、光学要素に設けられた例えば直交する2軸のス
ライド変位機構により、光学要素の主点や頂点を光軸上
から外れた位置に配置することができる。これにより、
送光手段から水平方向に走査するファンビームの断面の
位置を走査角度180度ごとに上下に変化させることが
できる。
【0138】この発明の請求項10による光レーダ装置
によれば、検出をしてはならない方向に内部に光の遮断
手段を配置するとともに、前記直交する2軸のスライド
変位機構によりビームを照射しないように調整すること
ができる。
によれば、検出をしてはならない方向に内部に光の遮断
手段を配置するとともに、前記直交する2軸のスライド
変位機構によりビームを照射しないように調整すること
ができる。
【0139】この発明の請求項11による光レーダ装置
によれば、対象物体からの再帰反射光を回転放物面鏡で
集光し、同時に焦点を回転軸上に配置することで全方位
の対象検出が連続で行えることになる。
によれば、対象物体からの再帰反射光を回転放物面鏡で
集光し、同時に焦点を回転軸上に配置することで全方位
の対象検出が連続で行えることになる。
【0140】この発明の請求項12による光レーダ装置
によれば、回転放物面鏡を樹脂の母材を射出成型により
加工するため、軽量化が可能となり高速走査ができる。
また反射面の曲面の転写が高速高精度でおこなえるため
大量生産が可能である。
によれば、回転放物面鏡を樹脂の母材を射出成型により
加工するため、軽量化が可能となり高速走査ができる。
また反射面の曲面の転写が高速高精度でおこなえるため
大量生産が可能である。
【0141】この発明の請求項13による光レーダ装置
によれば、回転放物面の反射面に金属膜を蒸着した後、
この金属が酸化することを防ぐために酸化防止膜を蒸着
により積層し、反射率の経時劣化を抑制できる。
によれば、回転放物面の反射面に金属膜を蒸着した後、
この金属が酸化することを防ぐために酸化防止膜を蒸着
により積層し、反射率の経時劣化を抑制できる。
【0142】この発明の請求項14による光レーダ装置
によれば、前記回転放物面鏡を高速で回転させるため
に、回転軸まわりのウェイトバランスをとるカウンター
ウェイトを設けており、回転時の振動発生を抑制でき
る。
によれば、前記回転放物面鏡を高速で回転させるため
に、回転軸まわりのウェイトバランスをとるカウンター
ウェイトを設けており、回転時の振動発生を抑制でき
る。
【0143】この発明の請求項15による光レーダ装置
によれば、前記カウンターウェイトを前記回転放物面鏡
の射出成型時にインサート部品として一体成型すること
により、加工組立調整時間の短縮化ができる。
によれば、前記カウンターウェイトを前記回転放物面鏡
の射出成型時にインサート部品として一体成型すること
により、加工組立調整時間の短縮化ができる。
【0144】この発明の請求項16による光レーダ装置
によれば、前記回転放物面鏡のF数は0.44となりレ
ンズの限界値である0.5以下の値をしめす。このこと
は同一開口面積であれば短焦点距離の光学系となり小型
化に有利である。また、同一焦点距離であれば開口面積
を大きくとれ受光性能が優れることになる。
によれば、前記回転放物面鏡のF数は0.44となりレ
ンズの限界値である0.5以下の値をしめす。このこと
は同一開口面積であれば短焦点距離の光学系となり小型
化に有利である。また、同一焦点距離であれば開口面積
を大きくとれ受光性能が優れることになる。
【0145】この発明の請求項17による光レーダ装置
によれば、装着位置を車両のドアミラー内部とした場合
に、前記ドアミラーを構成する部材にミラー部には可視
光のみを反射し、近赤外線を透過する分光特性を持たせ
ることにより、光レーダ装置の放射するレーザ光は透過
することが可能である。
によれば、装着位置を車両のドアミラー内部とした場合
に、前記ドアミラーを構成する部材にミラー部には可視
光のみを反射し、近赤外線を透過する分光特性を持たせ
ることにより、光レーダ装置の放射するレーザ光は透過
することが可能である。
【0146】この発明の請求項18による光レーダ装置
によれば、装着位置を車両のドアミラー内部とした場合
に、前記ドアミラーを構成する殻部には所望の色彩を持
った素材を用いるが近赤外線を透過する分光特性を持た
せることにより、光レーダ装置の放射するレーザ光は透
過することが可能である。
によれば、装着位置を車両のドアミラー内部とした場合
に、前記ドアミラーを構成する殻部には所望の色彩を持
った素材を用いるが近赤外線を透過する分光特性を持た
せることにより、光レーダ装置の放射するレーザ光は透
過することが可能である。
【0147】この発明の請求項19による光レーダ装置
によれば、装着位置を車両のドアミラー内部とした場合
に、自車両の前方から側方を経て後方まで広範囲の対象
検出を可能とした。
によれば、装着位置を車両のドアミラー内部とした場合
に、自車両の前方から側方を経て後方まで広範囲の対象
検出を可能とした。
【0148】この発明の請求項20による光レーダ装置
によれば、装着位置を車両のフロントエンドパネルのフ
ロントグリルの空間とした場合に、自車両の前方を中心
に左右まで180度の広い範囲の対象検出を可能とし
た。
によれば、装着位置を車両のフロントエンドパネルのフ
ロントグリルの空間とした場合に、自車両の前方を中心
に左右まで180度の広い範囲の対象検出を可能とし
た。
【図1】 この発明の光レーダ装置の内部構造を示す図
である。
である。
【図2】 この発明の光レーダ装置の回路構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】 この発明の光レーダ装置の動作原理を表すチ
ャート図である。
ャート図である。
【図4】 この発明の一実施の形態の発光手段の詳細図
である。
である。
【図5】 この発明の一実施の形態の発光手段の調整機
構の詳細図である。
構の詳細図である。
【図6】 この発明の一実施の形態の送光手段を表す詳
細図である。
細図である。
【図7】 この発明の一実施の形態のファンビーム整形
を表す詳細図である。
を表す詳細図である。
【図8】 この発明の一実施の形態のファンビーム方向
調整を表す詳細図である。
調整を表す詳細図である。
【図9】 この発明の実施の形態のファンビームの照射
部を表す図である。
部を表す図である。
【図10】 この発明の実施の形態の照射制限手段の説
明図である。
明図である。
【図11】 この発明の実施の形態の回転放物面鏡の説
明図である。
明図である。
【図12】 この発明の光レーダ装置を車両のドアミラ
ー内部に搭載した場合の周辺対象の検出状況を示す図で
ある。
ー内部に搭載した場合の周辺対象の検出状況を示す図で
ある。
【図13】 図12の光レーダ装置のドアミラー内部装
着時の断面図である。
着時の断面図である。
【図14】 この発明の光レーダ装置を車両のフロント
エンドパネル内部のフロントグリルの空間に搭載した場
合の周辺対象の検出状況を示す図である。
エンドパネル内部のフロントグリルの空間に搭載した場
合の周辺対象の検出状況を示す図である。
【図15】 図14の光レーダ装置のフロントグリル内
装着時の断面図である。
装着時の断面図である。
【図16】 この発明の他の実施の形態の光学系をしめ
す図である。
す図である。
【図17】 さらに、この発明の他の実施の形態の光学
系をしめす図である。
系をしめす図である。
【図18】 この発明の他の実施の形態の送光手段をし
めす図である。
めす図である。
10 レーザダイオード(光源)、20 メイン基板、
21 距離演算部、22 アクチュエータ駆動回路、2
3 位置原点検出回路、30 発光手段、31発光回
路、32 電源回路、33 LD駆動回路、36 第1
の円筒面系レンズ、37 第2の円筒面系レンズ、3a
円筒面系鏡、3b プリズム、3dコリメートレン
ズ、40 送光手段、46 プリズム、50 アクチュ
エータ、52 回転軸、60 光軸方向調整手段(焦点
調整)、70 光軸直角方向調整手段(光軸方向調
整)、90 回転放物面鏡、91 金属膜、92 酸化
防止膜、93 誘電体膜、94 カウンターウエイト、
100 ピンフォトダイオード、110 受光回路、1
20 フォトダイオード、190 光レーダ装置、20
0 ドアミラー。
21 距離演算部、22 アクチュエータ駆動回路、2
3 位置原点検出回路、30 発光手段、31発光回
路、32 電源回路、33 LD駆動回路、36 第1
の円筒面系レンズ、37 第2の円筒面系レンズ、3a
円筒面系鏡、3b プリズム、3dコリメートレン
ズ、40 送光手段、46 プリズム、50 アクチュ
エータ、52 回転軸、60 光軸方向調整手段(焦点
調整)、70 光軸直角方向調整手段(光軸方向調
整)、90 回転放物面鏡、91 金属膜、92 酸化
防止膜、93 誘電体膜、94 カウンターウエイト、
100 ピンフォトダイオード、110 受光回路、1
20 フォトダイオード、190 光レーダ装置、20
0 ドアミラー。
Claims (20)
- 【請求項1】 光を発生する光発生手段と、 前記発生した光を反射し送光する送光手段と、 前記送光した光が物体に反射した反射光を受光し反射す
る反射光反射手段と、 前記発光手段と垂直方向に離間して配置され、前記反射
光反射手段に反射された反射光を受光する受光手段と、 前記送光手段と前記反射光反射手段とを所定の相対位置
に保持しかつ回転自在に配置した保持手段と、 前記保持手段を回転し前記送光する光を水平方向に走査
する水平走査手段と、 前記光発生手段が前記光を発生してから前記受光手段が
前記反射光を受光するまでの伝搬時間に基づき前記物体
までの距離を演算する距離演算手段と、 前記光の方向を検出する方向検出手段とを有する光レー
ダ装置であって、 前記光発生手段には、光を発光する光源と、この光源か
ら発光した光束の拡がり角が最大となる断面のコリメー
トを行う第1の光学要素と、前記光源から発光した光束
の拡がり角が最小となる断面のコリメートを行う第2の
光学要素との少なくとも2面の光学要素を備え、前記光
源からの光が固有する非点隔差を前記光学要素により除
去することを特徴とする光レーダ装置。 - 【請求項2】 光を発光する光源と、この光源から発光
した光束の拡がり角が最大となる断面のコリメートを行
う第1の光学要素と、前記光源から発光した光束の拡が
り角が最小となる断面のコリメートを行う第2の光学要
素との少なくとも2面の光学要素を備え、前記光源から
の光が固有する非点隔差を前記光学要素により除去する
ことを特徴とする光レーダ装置。 - 【請求項3】 前記光学要素として、円筒面系レンズ、
円筒面系鏡、又は少なくとも光の透過面が2面からなる
プリズムのうち、少なくとも2個を配設したことを特徴
とする請求項1又は請求項2記載の光レーダ装置。 - 【請求項4】 前記光学要素から構成される光学系を通
過した光の光束において、前記2つの光学要素の位置を
調整する手段を設け、前記光束の光軸に直角方向の断面
がほぼ円となるようにしたことを特徴とする請求項1か
ら請求項3のいずれか1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項5】前記光学要素を通過した光束を反射する送
光手段を備えたものであって、この送光手段として円筒
面系の鏡を用い、この鏡の反射面の垂直断面が曲線とな
るように配置することにより、垂直方向のみ拡がりを持
ったファンビームを発生することを特徴とする請求項1
から請求項4のいずれか1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項6】前記光学要素を通過した光束を屈折する送
光手段を備えたものであって、この送光手段としてプリ
ズムを用い、このプリズムの2面以上の屈折面に対し前
記光束を通過させ水平方向に光を放射する配置すること
により、垂直方向のみ拡がりを持ったファンビームを発
生することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
か1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項7】前記ファンビームを発生させる送光手段
を、垂直方向に回転軸を有するアクチュエータにより回
転あるいは回動させ、全方位あるいは水平方向の一部の
範囲に前記ファンビームを走査することを特徴とする請
求項5又は請求項6に記載の光レーダ装置。 - 【請求項8】前記少なくとも2つの光学要素の位置を調
整する手段を備え、前記光学要素の光軸方向の位置調整
を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれ
か1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項9】前記少なくとも2つの光学要素の位置を調
整する手段を備え、前記光学要素の相対位置を光軸に対
して直角方向に微動させることを特徴とする請求項1か
ら請求項7のいずれか1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項10】前記送光手段が垂直方向の拡がり角を持
つファンビームを送光する場合、対象物体以外を照射し
検出することが無いように、非対象物体の方向に光束を
遮断する手段を有し、又は前記光学要素の相対位置を光
軸の直角方向に微動できる調整機構により前記ファンビ
ームの光軸方向を調整することを特徴とする請求項1か
ら請求項9のいずれか1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項11】前記ファンビームが物体に反射した反射
光を受光し反射する反射光反射手段として放物面鏡を備
え、前記送光手段を走査する手段と一体で構成され、前
記垂直方向に回転軸を有するアクチェータにより回転あ
るいは回動させるとともに、前記回転軸上に焦点を持つ
ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1
項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項12】 前記反射光反射手段としての放物面鏡
を、射出成型による樹脂材で構成し、前記走査を行うア
クチュエータの回転軸に固定したことを特徴とする請求
項11記載の光レーダ装置。 - 【請求項13】 前記反射光反射手段としての放物面鏡
の反射膜と酸化防止膜を蒸着加工により施したことを特
徴とする請求項12記載の光レーダ装置。 - 【請求項14】反射光反射手段は、前記回転軸周りのウ
ェイトを釣り合わせるためのバランスウェイトを設けて
いることを特徴とする請求項11から請求項13のいず
れか1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項15】 請求項14のカウンターウェイトを射
出成型時にインサート部品としたことを特徴とする光レ
ーダ装置。 - 【請求項16】 反射光反射手段として、口径比が0.
44の放物面鏡を用いたことを特徴とする請求項1から
請求項15のいずれか1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項17】 光レーダ装置の設置を車両のドアミラ
ー内部とし、運転者が黙視する反射面は、可視光線帯域
を含む波長の光を反射すると共に、前記光レーダ装置の
発生する光である近赤外の波長の光は透過する誘電体多
層膜による反射面とすることを特徴とする請求項1から
請求項16のいずれか1項に記載の光レーダ装置。 - 【請求項18】前記車両のドアミラーにおいて、前記運
転者が黙視する反射面以外のドアミラーのハウジングは
樹脂により成型され、所望の色彩となる染料を添加され
た樹脂素材を用い、同時に前記発生する光である近赤外
の波長の光は透過することを特徴とする請求項17に記
載の光レーダ装置。 - 【請求項19】前記ドアミラー内部に設置された前記光
レーダ装置により設置された車両のとくに横方向の障害
物であるたとえば隣車線の車両やガードレールまでの距
離を計ることを特徴とする請求項17又は請求項18に
記載の光レーダ装置。 - 【請求項20】前記光レーダ装置の設置は車両のフロン
トエンドパネルのフロントグリルの空間とし、自車両の
前方の比較的広範囲の障害物である前方や隣車線の車両
を検出することを特徴とす請求項1から請求項16のい
ずれか1項に記載の光レーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13339197A JPH10325872A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 光レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13339197A JPH10325872A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 光レーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10325872A true JPH10325872A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15103657
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13339197A Pending JPH10325872A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 光レーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10325872A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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