JPH10326510A - 照明用多機能バトンシステム - Google Patents

照明用多機能バトンシステム

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JPH10326510A
JPH10326510A JP9135526A JP13552697A JPH10326510A JP H10326510 A JPH10326510 A JP H10326510A JP 9135526 A JP9135526 A JP 9135526A JP 13552697 A JP13552697 A JP 13552697A JP H10326510 A JPH10326510 A JP H10326510A
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baton
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器具の吊り下げ作業ミスをなくし、且つ
効率的に吊り込み作業或いはメンテナンス作業が行い得
る照明用多機能バトンシステムを提供すること。 【解決手段】 仕込み図読み取り装置3により取り込ま
れた、照明プランナーにより立案された照明プランの仕
込み図2は、情報処理装置4に供給され、どのバトンの
どの位置(コンセント)にどの吊り込み器具を吊り込む
のか、また、吊り込まれた器具の配置(照明の投射方位
や傾斜角等)等の解析が行われ、吊り込み指示のあった
多機能バトン51の内部に設けられたバトン内情報表示
装置42に供給する。バトン内情報表示装置42はこの
吊り込み指示情報に基づいて、吊り込み指示のあった多
機能バトン51上の所定の位置(コンセント)に対応し
て設けられた表示部53に、吊り込み指示情報(器具
名,位置,フィルター,方向)を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は舞台やスタジオ等の
演出用照明器具に係り、特に前記複数の照明器具を吊り
下げて構成される、照明用多機能バトンシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】舞台照明では、時間と共に変化する情景
や場面に応じて、照明も時間的に連続して変化させるこ
とが必要となる。また、テレビなどのスタジオ照明で
は、テレビカメラのような映像系を通して画像が再生さ
れるため、映像系を考慮に入れた明るさや演色性に配慮
する必要がある。さらに、テレビスタジオにあっては、
各放送番組ごとに照明灯(以下、ランプという)の配
置、姿勢の設定、各ランプの調光設定を行い、番組の進
行につれて各ランプの明るさを調光制御する必要があ
る。
【0003】テレビスタジオ,舞台等などでは、テレビ
カメラやマイクロフォンなどを床面上に移動させるた
め、このようなランプを内装した照明器具は、一般に天
井側から吊り下げる方法が採られている。
【0004】例えば、天井側にグリッド,すのこ等を配
設し、このグリッド,すのこ等に照明器具懸架装置とし
ての照明バトンをワイヤーで吊り下げ、該照明バトンに
複数の照明器具を吊り下げ、照明バトンを昇降させて使
用する。
【0005】或いは、前記グリッド,すのこ等に照明器
具懸架装置としての一点吊り装置を吊り下げ、該一点吊
り装置の下端に1つの照明器具を吊り下げ、一点吊り装
置を昇降させて使用するようになっている。
【0006】図7に、従来の照明設備におけるスタジ
オ,舞台等内で使用される照明用バトンの具体的構成例
を示す。
【0007】グリッド23上には、複数の調光器31が
設けられている。前記複数の調光器31の出力は、それ
ぞれボーダーケーブル17を通して、照明バトン1の分
岐器30に接続され、ボーダーケーブル17の各線につ
き分岐器30から複数の照明器具25にそれぞれ接続さ
れる構成となっている。即ち、照明バトン1には、ボー
ダーケーブル17の各線につき、複数のコネクタ18が
それぞれ配設されており、これら照明バトン1の側面に
配設したコネクタ18には、それぞれ照明器具25の電
源プラグ26が脱着可能(電気的に接続可能)に取り付
けられるようになっている。
【0008】また、照明バトン(以下サスペンションフ
ライダクトともいう)1の下には、照明器具吊下げパイ
プ16が、照明バトン1の上には、吊り下げパイプ15
が、それぞれ連接部材12により取り付けられていて、
照明器具25は、照明器具吊下げパイプ16に吊り下げ
られるようになっている。
【0009】さらに、照明バトン1は、複数本のワイヤ
ー13にて吊り下げられるており、これらのワイヤー1
3は、グリッド23上に設けられた滑車22を通して、
図示しない電動巻上機に巻き取られるようになってい
る。また、滑車22の近傍にはワイヤー13の揺れを検
知する図示しない手段が設けられていて、前記電動巻上
機には、巻き上げたときに照明バトン1が必要以上にグ
リッド23に接近することのないように(グリッド23
の下方向に所定の長さで停止するように)なっている。
尚、前記電動巻上機には、ワイヤー13に吊り下げられ
た照明バトン1の荷重とバランスする方向に、重り24
の吊り下げられたワイヤー32が巻かれている。これに
より、照明バトン1は、小さな力(ほぼ慣性力のみ)で
昇降可能となっている。
【0010】図8に、前記図7の照明バトンを、テレビ
スタジオ,舞台等内に配設した状態の斜視図を示す。
【0011】テレビスタジオ,舞台等にはテレビカメラ
33が床面上を移動可能に配置されており、天井側には
グリッド23が配設されている。グリッド23から複数
の照明バトン(サスペンションフライダクト)1が昇降
可能に吊り下げられている。グリッド23は、スタジ
オ,舞台等の天井側に一面に亘って配置されているが、
図では一部のみ示して省略してある。
【0012】ところで、上記従来品のバトン(サスペン
ションフライダクト)は、あくまでも電源を供給するこ
とだけ考えられており、付属しているのはブレーカー程
度である。このため、前記従来品のバトンを用いてテレ
ビスタジオ,舞台等の照明設備を構築した場合、特に、
前記図8で示した如くに、テレビスタジオ,舞台等内に
多数の照明バトンが用いられている場合や1つの照明バ
トンに異なった種類の照明器具が多数吊り下げられる場
合などに、例えば、照明バトンに、照明プランナーが立
案した仕込み図と異なった種類の照明器具を誤って吊り
込んでしまったり、1つの照明バトンの最大吊り下げ重
量を超えて照明器具を吊り下げてしまう等の問題があっ
た。
【0013】また、作業者が照明バトンに照明器具を吊
り下げる際、前記照明プランナーが立案した仕込み図を
参照しながら作業を行うため、照明器具の吊り込み作業
や、照明器具の吊り込み作業完了後のメンテナンス(微
調整)作業等において、非常に作業性(効率)が悪いと
いう問題(欠点)があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、照明バト
ンに照明器具を吊り下げる際、作業者は、照明プランナ
ーが立案した仕込み図を参照しながら、複数の照明バト
ンに複数の異なった種類の照明器具を吊り下げる必要が
ある。このため、仕込み図と異なった種類の照明器具を
誤って吊り込んでしまったり、1つの照明バトンの最大
吊り下げ重量を超えて照明器具を吊り下げてしまう等の
作業ミスが発生しやすく、吊り込み作業或いはメンテナ
ンス作業等において、非常に作業性(効率)が悪いとい
う問題(欠点)があった。
【0015】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
照明器具の吊り下げ作業ミスをなくし、且つ効率的に吊
り込み作業或いはメンテナンス作業が行い得る照明用多
機能バトンシステムを提供することを目的とするもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明による照明用多機能バトンシ
ステムは、各種の照明器具が吊り込まれる少なくとも1
台の昇降自在なバトンと;仕込み図情報を読み取る読み
取り手段と;前記読み取り手段により読み取られた仕込
み図情報から、前記照明器具の吊り込み指示情報を解析
する解析手段と;前記バトン上に設けられ、各種の情報
を表示する表示手段と;前記照明器具の吊り込み指示情
報を前記表示手段に供給する吊り込み指示情報供給手段
と;を具備して構成される。この構成により、照明プラ
ンナーが立案した仕込み図をシステム内に読み取り、読
み取った情報をバトンの電源コンセント部付近に設けら
れた情報表示部に表示される。これにより、作業者は、
吊り下げ作業ミスをなくし、且つ効率的に吊り込み作業
或いはメンテナンス作業を行うことができる。
【0017】請求項2に記載の発明による照明用多機能
バトンシステムは、各種の照明器具が吊り込まれる少な
くとも1台の昇降自在なバトンと;仕込み図情報を読み
取る読み取り手段と;前記読み取り手段により読み取ら
れた仕込み図情報から、前記照明器具の吊り込み指示情
報を解析する解析手段と;前記バトン上に設けられ、各
種の情報を表示する表示手段と;前記照明器具の吊り込
み指示情報を前記表示手段に供給する吊り込み指示情報
供給手段と;前記照明器具の吊り込み指示情報に基づい
て前記バトンに吊り込まれた照明器具の種類を識別す
る、前記バトン内に設けられた照明器具認識手段と;前
記照明器具認識手段により識別された照明器具の種類
と、前記照明器具の吊り込み指示情報により指定された
照明器具の種類とを比較する比較手段と;前記比較手段
により、不一致であると判定された場合、前記表示手段
にアラーム情報を供給するアラーム情報供給手段と;を
具備して構成される。これにより、前記請求項1の有す
る作用効果に加え、作業者が、照明器具の吊り込み時
に、前記吊り込み指示情報にしたがい、指示通りの照明
器具を、前記バトンに吊り下げなかった場合、前記表示
部に、NG等のマークを表示したり、表示部の点滅や表
示色を変化させるなどして警告が行われ、より正確且つ
効率的に吊り込み作業或いはメンテナンス作業を行うこ
とができる。
【0018】請求項3に記載の発明による照明用多機能
バトンシステムは、種の照明器具が吊り込まれる少なく
とも1台の昇降自在なバトンと;仕込み図情報を読み取
る読み取り手段と;前記読み取り手段により読み取られ
た仕込み図情報から、前記照明器具の吊り込み指示情報
を解析する解析手段と;前記バトン上に設けられ、各種
の情報を選択表示する表示手段と;前記照明器具の吊り
込み指示情報を前記表示手段に供給する吊り込み指示情
報供給手段と;前記バトン内に設けられ、前記照明器具
の吊り込み指示情報に基づいて前記バトンに吊り込まれ
た照明器具の個別情報を識別する照明器具認識手段と;
前記照明器具認識手段により識別された個別情報に含ま
れる照明器具の種別情報と、前記照明器具の吊り込み指
示情報により指定された照明器具の種別とを比較する比
較手段と;前記比較手段により、不一致であると判定さ
れた場合、前記表示手段にアラーム情報を供給するアラ
ーム情報供給手段と;前記照明器具認識手段により識別
された個別情報に含まれる照明器具の器具ID毎に管理
される、照明器具毎の管理情報を記憶する器具情報記憶
手段と;前記照明器具の使用状況やメンテナンス情報に
基づいて、前記器具情報記憶手段に記憶された照明器具
毎の管理情報を更新する更新手段と;前記表示手段に、
前記器具情報記憶手段に記憶された所定の照明器具の管
理情報を供給する管理情報供給手段と;を具備して構成
される。これにより、前記請求項1および2の有する作
用効果に加え、照明器具毎の管理情報を記憶する器具情
報記憶手段に記憶された、照明器具の使用状況やメンテ
ナンス情報に基づいて、例えばランプ等の使用時間が把
握でき、玉切れ等に迅速に対応することができる。
【0019】請求項4に記載の発明による照明用多機能
バトンシステムは、請求項1乃至3に記載の照明用多機
能バトンシステムにおいて、前記表示手段が、前記照明
器具の吊り込み可能なバトン上の位置に対応して設けら
れ、前記吊り込み指示情報供給手段は、前記吊り込み指
示情報により照明器具の吊り込み指定のあったバトン上
の吊り込み位置に対応した表示手段にのみ前記吊り込み
指示情報を供給することを特徴として構成される。
【0020】請求項5に記載の発明による照明用多機能
バトンシステムは、請求項1乃至4に記載の照明用多機
能バトンシステムにおいて、前記バトンへの吊り込みに
必要な照明器具を、選別し、舞台やスタジオに搬送する
照明器具自動搬送手段と;前記照明器具の吊り込み指示
情報を、前記照明器具自動搬送手段に通知する吊り込み
指示情報通知手段と;を具備して構成される。これによ
り、吊り込み照明器具の搬出搬入の手間を大幅に省くこ
とができると共に、吊り込み器具(照明器具設置)の吊
り込み(設置)作業の大幅な省力化が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の照明用多機
能バトンシステムの実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0022】図1における本発明の照明用多機能バトン
システムは、調光室9に設置されて照明プランナーによ
り立案された仕込み図(照明プラン)2を読み取る仕込
み図読み取り装置3,情報処理装置4,調光卓5,取り
込み指示情報記憶手段6,器具情報記憶装置7,吊り込
み情報記憶装置8と、舞台・スタジオ45に設置された
バトン内情報表示装置42,器具認識装置43,吊り込
み器具44aと、備品倉庫49に設置された管理符号読
み取り装置46,情報表示装置47,吊り込み器具44
aと、仕込み指示用携帯端末41により構成される。
尚、本発明の実施の形態における上記構成は、説明の簡
単のため、舞台・スタジオ45には1台のバトンに1台
の吊り込み器具(照明等)が設置されているものとして
いるが、これに限定されるものではなく、複数の吊り込
み器具の設置された複数のバトンであっても同様であ
る。
【0023】以上の構成において、スキャナーやFDド
ライブ等の入力手段を有する仕込み図読み取り装置3に
より取り込まれた、照明プランナーにより立案された照
明プランの仕込み図2は、情報処理装置4に供給され
る。情報処理装置4では、入力された仕込み図2に基づ
いて、どのバトンのどの位置(コンセント)にどの吊り
込み器具を吊り込むのか、また、吊り込まれた器具の配
置(照明の投射方位や傾斜角等)や各多機能バトンに吊
り込まれる器具の総重量等を解析し、吊り込み指示情報
および吊り込み情報として吊り込み指示情報記憶装置6
および吊り込み情報記憶装置8にそれぞれ記憶する。
【0024】図2は本発明の多機能バトンの一例を示し
た図である。図2において、多機能バトン51の各電源
コンセント58の上部には表示部53がそれぞれ設けら
れている。また、表示部53の脇(右側)にはモード切
替等を行うための選択ボタンが設けられている。
【0025】図3は前記表示部53に表示される各モー
ド毎の情報の表示例を示した図である。表示部58は前
記バトン内情報表示装置42により制御される。
【0026】さて、前記情報処理装置4は、吊り込み指
示情報記憶装置6,器具情報記憶装置7(後述),並び
に吊り込み情報記憶装置8に記憶された情報を読み出し
て、吊り込み指示のあった多機能バトン51の内部に設
けられたバトン内情報表示装置42に供給する。バトン
内情報表示装置42はこの吊り込み指示情報に基づい
て、吊り込み指示のあった多機能バトン51上の所定の
位置(コンセント)に対応して設けられた表示部53
に、前記図3(a)に示す如くの吊り込み指示情報(器
具名,位置,フィルター,方向)を表示する。
【0027】作業者は、この吊り込み指示情報(表示部
53)を参照し、図2に示す如くに所定の吊り込み器具
44aの吊り込みを行う。この際、作業者が吊り込み器
具44aの電源プラグ26をコネクタ18と接合する
と、例えば、図4に示す如くに電源プラグ26の凸部
(電極)59の間に張り付けられた、個別器具の個別情
報のプリントされたバーコードシールが、前記コネクタ
18に設けられた図示しない読み取り手段により読み取
られ、読み取られた個別器具の個別情報(器具名,器具
種,器具ID)が、前記器具認識装置43に供給され
る。図4は本発明の構成要素である電源プラグ26の構
造の一例を示した図である。
【0028】器具認識装置43は、入力された前記個別
器具の個別情報を情報処理装置4に通知する。この通知
を受けた情報処理装置4は、器具情報記憶装置7に予め
記憶された各器具毎の管理情報(器具ID,器具名,器
具種,ランプ履歴,メンテ履歴,器具重量等)から当該
器具を識別し、前記吊り込み指示情報にしたがって吊り
込み器具44aの吊り込みが行われたか否かを判断し、
間違った吊り込みが行われた場合には前記表示部53に
NG等のマークを表示したり、表示部の点滅や表示色を
変化させるなどして警告を行う。
【0029】また、情報処理装置4は、前記吊り込み指
示情報にしたがって、吊り込み器具が多機能バトン51
に順次に吊り込まれて行く際、吊り込み器具の管理情報
に含まれる器具重量情報から、当該多機能バトン51へ
の器具の吊り込み重量が、バトンの最大吊り下げ重量に
達する前に警告を行う。
【0030】当該多機能バトン51への器具の吊り込み
重量は、前記表示部53にて、確認することも可能であ
る。即ち、表示部53脇のモード切替選択ボタン52の
中の“MODE”ボタンを押下して、表示部53の表示
を前記図3(c)の表示(MODE3)とすることによ
り、現在の吊り込み情報(器具数,総重量)を確認する
ことができる。
【0031】さらに、“MODE”ボタンを押下して、
表示部53の表示を前記図3(b)の表示(MODE
2)とすることにより、当該表示部53に対応する電源
コンセント58に吊り込まれている吊り込み器具44a
の器具情報(器具ID,器具名,ランプ使用時間,器具
使用時間等)を確認することができ、ランプ使用時間等
から、メンテナンスの要否を判別することができる。
尚、この判別は前記情報処理装置4に行わせ、周知のメ
ンテ部品自動発注システム等と連係させることで、作業
者等の負担を軽減させることが可能である。
【0032】ところで、既述の説明において、前記器具
情報記憶装置7には、各器具毎の管理情報(器具ID,
器具名,器具種,ランプ履歴,メンテ履歴,器具重量
等)が予め記憶されているとしたが、これら記憶内容
(各器具毎の管理情報)は、各器具が各多機能バトン5
1に吊り込まれ、使用(通電)されることにより、その
内容(ランプ履歴,メンテ履歴等)が更新される。ま
た、多機能バトン51に吊り込まれた器具が新規(器具
情報記憶装置7に未登録)のものであった場合には、前
記情報処理装置4により器具情報記憶装置7に登録が行
われる。
【0033】一方、システムのメンテナンス時等に各器
具の管理情報が知りたい場合などには、例えば、前記倉
庫49に設置された管理符号読み取り装置46に当該吊
り込み器具48aの電源プラグ26を接続することによ
り、情報表示装置47の画面等から、器具情報記憶装置
7に記憶されている吊り込み器具48aの管理情報を得
ることができる。この制御は情報処理装置4によって行
われ、情報の表示は、例えば前記図3に示した如くに行
われる。また、これら吊り込み器具48aの管理情報や
各多機能バトン51に吊り込まれた吊り込み器具44a
の管理情報、或いは警告などの既述の各情報表示は、調
光卓5に設けられた図示しない情報表示装置によっても
実行可能である。
【0034】以上のように照明プランナーにより立案さ
れた照明プランの仕込み図2に基づいて、各多機能バト
ン51への器具44aの吊り込みが全て完了すると、全
体の照明テストが行われる。この際、照明プランナーの
意図した効果が得られなかったり、さらなる演出等のた
め、器具吊り込み条件の変更(仕込み図2の変更)が行
われる場合がある。
【0035】図5は本発明の構成要素である仕込み指示
用携帯端末41の構造の一例を示した図である。
【0036】図5の仕込み指示用携帯端末41には、各
多機能バトン51に設けられたものと同様(同機能)な
表示部53とモード切替選択ボタン52が設けられてい
て、さらに、仕込み指示(変更)を行うためのテンキー
55やコマンド送信スイッチ56などが設けられてい
る。
【0037】照明プランナーや演出家等は、この仕込み
指示用携帯端末41を持ってスタジオや客席を移動しな
がら演出照明の効果の確認を行う。そして、問題が発見
された場合等には仕込み指示用携帯端末41により仕込
み指示(変更)を行う。仕込み指示(変更)は、例え
ば、図3(a)に示す表示画面において、モード切替選
択ボタン52のSELECTスイッチにて変更したい項
目(器具名,位置,フィルター,方向)を選択し、テン
キー55,SETキーを用いて当該項目の内容を変更
し、最後にSENDキー56を押下して情報処理装置4
へ変更データを伝送する。
【0038】変更データを受けた情報処理装置4は、該
当する器具44aが吊り込まれた多機能バトン51の内
蔵するバトン内情報表示装置42に変更内容を通知し、
該当する器具44aが吊り込まれている電源コンセント
58に対応する表示部53に変更内容を表示する。この
際、表示部53を点滅するなどして作業者が気付きやす
い(判別しやすい)ようにすると良い。
【0039】図6は本発明の照明用多機能バトンシステ
ムの他の実施の形態を示すブロック図である。図6にお
ける本発明の照明用多機能バトンシステムは、図1に示
す照明用多機能バトンシステムの構成に、器具搬送シス
テム50を付加して構成される。
【0040】器具搬送システム50は、例えば無人工場
などで使用される周知の資材搬送システムや自動部品選
別システム等を組み合わせることにより構成される。
【0041】以上の構成において、前述と同様に、スキ
ャナーやFDドライブ等の入力手段を有する仕込み図読
み取り装置3により取り込まれた、照明プランナーによ
り立案された照明プランの仕込み図2は、情報処理装置
4に供給される。情報処理装置4では、入力された仕込
み図2に基づいて、どのバトンのどの位置(コンセン
ト)にどの吊り込み器具を吊り込むのか、また、吊り込
まれた器具の配置(照明の投射方位や傾斜角等)や各多
機能バトンに吊り込まれる器具の総重量等を解析する。
【0042】この際、情報処理装置4はどのバトンにど
の吊り込み器具を吊り込むかの情報を前記器具搬送シス
テム50に通知する。この通知を受けた器具搬送システ
ム50は、例えば前記自動部品選別システムにより、各
バトン毎に吊り込まれる吊り込み器具(照明)を選別
し、前記資材搬送システムにより、前記選別された吊り
込み器具を該当するバトンの下まで搬送する。
【0043】作業者は、搬送された吊り込み器具を、表
示部53の吊り込み指示情報を参照し、前記図2に示す
如くに所定の吊り込み位置(表示部53に対応する電源
コンセント位置)に、所定の吊り込み器具44aの吊り
込みを行う。これにより、吊り込み器具の搬出搬入の手
間を大幅に省くことができると共に、吊り込み器具(照
明器具設置)の吊り込み(設置)作業の大幅な省力化が
図れる。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、照明プ
ランナーが立案した仕込み図をシステム内に読み取り、
読み取った情報をバトンの電源コンセント部付近に設け
られた情報表示部に表示するようにしたので、作業者
は、吊り下げ作業ミスをなくし、且つ効率的に吊り込み
作業或いはメンテナンス作業を行うことができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、前記請求
項1の有する作用効果に加え、作業者が、照明器具の吊
り込み時に、前記吊り込み指示情報にしたがい、指示通
りの照明器具を、前記バトンに吊り下げなかった場合、
前記表示部に、NG等のマークを表示したり、表示部の
点滅や表示色を変化させるなどして警告を行うようにし
たので、より正確且つ効率的に吊り込み作業或いはメン
テナンス作業を行うことができる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、前記請求
項1および2の有する作用効果に加え、照明器具毎の管
理情報を記憶する器具情報記憶手段に記憶された照明器
具の使用状況やメンテナンス情報に基づいて、例えば、
ランプ等の使用時間が把握でき、玉切れ等に迅速に対応
することができる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、前記請求
項1乃至3の有する作用効果を有する。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、吊り込み
照明器具の搬出搬入の手間を大幅に省くことができると
共に、吊り込み器具(照明器具設置)の吊り込み(設
置)作業の大幅な省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明用多機能バトンシステムの実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の多機能バトンの一例を示した図であ
る。
【図3】表示部に表示される各モード毎の情報の表示例
を示した図である。
【図4】本発明の構成要素である電源プラグの構造の一
例を示した図である。
【図5】本発明の構成要素である仕込み指示用携帯端末
の構成例を示した図である。
【図6】本発明の照明用多機能バトンシステムの他の実
施の形態を示すブロック図である。
【図7】従来の照明設備におけるスタジオ,舞台等内で
使用される照明用バトンの具体的構成例を示す図であ
る。
【図8】図7の照明バトンを、テレビスタジオ,舞台等
内に配設した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 …仕込み図 3 …仕込み図読み取り装置 4 …情報処理装置 5 …調光卓 6 …吊り込み指示情報記憶装置 7 …器具情報記憶装置 8 …吊り込み情報記憶装置 9 …調光室 41 …仕込み指示用携帯端末 42 …バトン内情報表示装置 43 …器具認識装置 44a…吊り込み器具 45 …舞台・スタジオ 46 …管理符号読み取り装置 47 …情報表示装置 48a…吊り込み器具 49 …倉庫
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図4】
【図1】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種の照明器具が吊り込まれる少なくとも
    1台の昇降自在なバトンと;仕込み図情報を読み取る読
    み取り手段と;前記読み取り手段により読み取られた仕
    込み図情報から、前記照明器具の吊り込み指示情報を解
    析する解析手段と;前記バトン上に設けられ、各種の情
    報を表示する表示手段と;前記照明器具の吊り込み指示
    情報を前記表示手段に供給する吊り込み指示情報供給手
    段と;を具備したことを特徴とする照明用多機能バトン
    システム。
  2. 【請求項2】各種の照明器具が吊り込まれる少なくとも
    1台の昇降自在なバトンと;仕込み図情報を読み取る読
    み取り手段と;前記読み取り手段により読み取られた仕
    込み図情報から、前記照明器具の吊り込み指示情報を解
    析する解析手段と;前記バトン上に設けられ、各種の情
    報を表示する表示手段と;前記照明器具の吊り込み指示
    情報を前記表示手段に供給する吊り込み指示情報供給手
    段と;前記照明器具の吊り込み指示情報に基づいて前記
    バトンに吊り込まれた照明器具の種類を識別する、前記
    バトン内に設けられた照明器具認識手段と;前記照明器
    具認識手段により識別された照明器具の種類と、前記照
    明器具の吊り込み指示情報により指定された照明器具の
    種類とを比較する比較手段と;前記比較手段により、不
    一致であると判定された場合、前記表示手段にアラーム
    情報を供給するアラーム情報供給手段と;を具備したこ
    とを特徴とする照明用多機能バトンシステム。
  3. 【請求項3】各種の照明器具が吊り込まれる少なくとも
    1台の昇降自在なバトンと;仕込み図情報を読み取る読
    み取り手段と;前記読み取り手段により読み取られた仕
    込み図情報から、前記照明器具の吊り込み指示情報を解
    析する解析手段と;前記バトン上に設けられ、各種の情
    報を選択表示する表示手段と;前記照明器具の吊り込み
    指示情報を前記表示手段に供給する吊り込み指示情報供
    給手段と;前記バトン内に設けられ、前記照明器具の吊
    り込み指示情報に基づいて前記バトンに吊り込まれた照
    明器具の個別情報を識別する照明器具認識手段と;前記
    照明器具認識手段により識別された個別情報に含まれる
    照明器具の種別情報と、前記照明器具の吊り込み指示情
    報により指定された照明器具の種別とを比較する比較手
    段と;前記比較手段により、不一致であると判定された
    場合、前記表示手段にアラーム情報を供給するアラーム
    情報供給手段と;前記照明器具認識手段により識別され
    た個別情報に含まれる照明器具の器具ID毎に管理され
    る、照明器具毎の管理情報を記憶する器具情報記憶手段
    と;前記照明器具の使用状況やメンテナンス情報に基づ
    いて、前記器具情報記憶手段に記憶された照明器具毎の
    管理情報を更新する更新手段と;前記表示手段に、前記
    器具情報記憶手段に記憶された所定の照明器具の管理情
    報を供給する管理情報供給手段と;を具備したことを特
    徴とする照明用多機能バトンシステム。
  4. 【請求項4】前記表示手段は、前記照明器具の吊り込み
    可能なバトン上の位置に対応して設けられ、前記吊り込
    み指示情報供給手段は、前記吊り込み指示情報により照
    明器具の吊り込み指定のあったバトン上の吊り込み位置
    に対応した表示手段にのみ前記吊り込み指示情報を供給
    することを特徴とする請求項1乃至3に記載の照明用多
    機能バトンシステム。
  5. 【請求項5】前記バトンへの吊り込みに必要な照明器具
    を、選別し、舞台やスタジオに搬送する照明器具自動搬
    送手段と;前記照明器具の吊り込み指示情報を、前記照
    明器具自動搬送手段に通知する吊り込み指示情報通知手
    段と;を具備したことを特徴とする請求項1乃至4に記
    載の照明用多機能バトンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235067A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toshiba Lighting & Technology Corp バトン装置および照明装置
JP2015093026A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 東芝ライテック株式会社 バトン装置
JP2019149315A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 東芝ライテック株式会社 照明システム

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