JPH10326566A - 陰極線管の露光方法および露光装置 - Google Patents
陰極線管の露光方法および露光装置Info
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- JPH10326566A JPH10326566A JP10081390A JP8139098A JPH10326566A JP H10326566 A JPH10326566 A JP H10326566A JP 10081390 A JP10081390 A JP 10081390A JP 8139098 A JP8139098 A JP 8139098A JP H10326566 A JPH10326566 A JP H10326566A
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Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 陰極線管の露光に際し、発光面の最外列付近
のフォトレジストストライプの光量を増加してフォトレ
ジストの固着状態を向上させる。 【解決手段】 露光光源6から出射し、シャドウマスク
2の最外列スロット2aを通過してパネル内面4aに直
接入射する光と、シャドウマスク2の最外列より内側の
スロット2bを通過してパネル4に入射し、さらにパネ
ル外面4bで反射して戻る反射光3cとを、最外列フォ
トレジストストライプ1aで重畳させ、最外列フォトレ
ジストストライプ1aでの光量を増加してその固着を向
上させる。
のフォトレジストストライプの光量を増加してフォトレ
ジストの固着状態を向上させる。 【解決手段】 露光光源6から出射し、シャドウマスク
2の最外列スロット2aを通過してパネル内面4aに直
接入射する光と、シャドウマスク2の最外列より内側の
スロット2bを通過してパネル4に入射し、さらにパネ
ル外面4bで反射して戻る反射光3cとを、最外列フォ
トレジストストライプ1aで重畳させ、最外列フォトレ
ジストストライプ1aでの光量を増加してその固着を向
上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラウン管の露光方
法および露光装置に関し、特に最外列蛍光体ストライプ
の付着強度を向上することを目的とした露光方法および
露光装置に関する。
法および露光装置に関し、特に最外列蛍光体ストライプ
の付着強度を向上することを目的とした露光方法および
露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はブラウン管の従来の露光方法を説
明するための装置の概略図である。図5に蛍光体マトリ
ックスが形成されたブラウン管面を示す。ブラウン管の
内面に蛍光体ストライプ1を形成するには、光源6から
シャドウマスク2を通してUV光3をブラウン管ガラス
パネル4の内面4aに塗布された感光材を含む蛍光体ス
ラリー層5に照射して固着し、これを現象と呼ばれる水
洗いの工程により非固着部分を洗い流して固着部分5a
により蛍光体ストライプ1が形成される。
明するための装置の概略図である。図5に蛍光体マトリ
ックスが形成されたブラウン管面を示す。ブラウン管の
内面に蛍光体ストライプ1を形成するには、光源6から
シャドウマスク2を通してUV光3をブラウン管ガラス
パネル4の内面4aに塗布された感光材を含む蛍光体ス
ラリー層5に照射して固着し、これを現象と呼ばれる水
洗いの工程により非固着部分を洗い流して固着部分5a
により蛍光体ストライプ1が形成される。
【0003】これにより図5に示したようにシャドウマ
スクのスロットに対応した蛍光体ストライプ1がパネル
内面に形成されるが、蛍光体の付着強度や蛍光体ストラ
イプの大きさは入射される光の強度に依存するため、パ
ネル全面に渡る光強度分布に配慮する必要があり、シャ
ドウマスクと露光光源の間に配置されたフィルター7に
よりその分布を調整するなど、もっぱら入射光の分布に
配慮するのが従来技術であった。
スクのスロットに対応した蛍光体ストライプ1がパネル
内面に形成されるが、蛍光体の付着強度や蛍光体ストラ
イプの大きさは入射される光の強度に依存するため、パ
ネル全面に渡る光強度分布に配慮する必要があり、シャ
ドウマスクと露光光源の間に配置されたフィルター7に
よりその分布を調整するなど、もっぱら入射光の分布に
配慮するのが従来技術であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラーブラウン
管では形成する蛍光体ストライプの大きさ、ピッチ共に
大きく、例えばテレビ用ブラウン管などにはピッチ0.
4mm以上が用いられている。しかるに最近のモニター
管などの高精細度のブラウン管に従来の技術を適用する
と、次のような不具合を生ずる。すなわち画面左右の最
外列付近の蛍光体ストライプ1aが脱落しやすくなり、
全面にわたった均一な蛍光面が形成できないという問題
を生ずる。これは高精細度化に対応して形成する蛍光体
マトリックスの大きさが小さいため、パネル内面4aへ
の付着強度が全体として低下することに加えて、最外列
付近にのみ特殊な状態が生じていることを示唆してい
る。従来のブラウン管においても生じていたものと推定
されるが、低精細度のブラウン管では問題にならなかっ
たものである。
管では形成する蛍光体ストライプの大きさ、ピッチ共に
大きく、例えばテレビ用ブラウン管などにはピッチ0.
4mm以上が用いられている。しかるに最近のモニター
管などの高精細度のブラウン管に従来の技術を適用する
と、次のような不具合を生ずる。すなわち画面左右の最
外列付近の蛍光体ストライプ1aが脱落しやすくなり、
全面にわたった均一な蛍光面が形成できないという問題
を生ずる。これは高精細度化に対応して形成する蛍光体
マトリックスの大きさが小さいため、パネル内面4aへ
の付着強度が全体として低下することに加えて、最外列
付近にのみ特殊な状態が生じていることを示唆してい
る。従来のブラウン管においても生じていたものと推定
されるが、低精細度のブラウン管では問題にならなかっ
たものである。
【0005】図6に露光時の光の経路についての詳細図
を示し、これにより課題を説明する。露光による感光性
蛍光体スラリーの硬化、およびパネル内面への固着は基
本的には従来技術で説明したように入射するUV光3の
量によって行われるが、さらに蛍光体スラリー層5を通
過した光がパネルの外面4bで内側に反射してパネルの
内面4aすなわちパネルと蛍光体の接着面に当たり、こ
の部分の効果を促進して付着効果を高めている。
を示し、これにより課題を説明する。露光による感光性
蛍光体スラリーの硬化、およびパネル内面への固着は基
本的には従来技術で説明したように入射するUV光3の
量によって行われるが、さらに蛍光体スラリー層5を通
過した光がパネルの外面4bで内側に反射してパネルの
内面4aすなわちパネルと蛍光体の接着面に当たり、こ
の部分の効果を促進して付着効果を高めている。
【0006】蛍光面に入射後の光は入射方向に指向性を
持った拡散光となるが、簡単のため通過する光を2つに
分けて考えることができる。すなわち蛍光体スラリー層
5に入射して拡散する光3bと拡散せず直進する3aで
ある。拡散光3bを考えると画面の周辺より内側の場所
では、その場所の周辺部から拡散してくる光が重なり、
ある一定の反射光が確保されている。しかし画面の最外
部分では外側から拡散してくる光がないため急激に反射
光量が減少する。
持った拡散光となるが、簡単のため通過する光を2つに
分けて考えることができる。すなわち蛍光体スラリー層
5に入射して拡散する光3bと拡散せず直進する3aで
ある。拡散光3bを考えると画面の周辺より内側の場所
では、その場所の周辺部から拡散してくる光が重なり、
ある一定の反射光が確保されている。しかし画面の最外
部分では外側から拡散してくる光がないため急激に反射
光量が減少する。
【0007】一方直進する光成分3aは蛍光体スラリー
層5を通過して減衰するものの、パネル内面4aで屈折
してパネル4に入射しパネル外面4bで反射して帰って
くる。帰ってくる光の経路は光源6の位置、シャドウマ
スク2,パネル4の形状、位置関係から必ずしも入射経
路と一致せず、最初の入射点5aより外側にずれた点5
bになる。特に最近の内面がフラットなパネルに対して
は最外列のスロットを通った光が同じ経路で帰ってくる
ことはなくなっている。
層5を通過して減衰するものの、パネル内面4aで屈折
してパネル4に入射しパネル外面4bで反射して帰って
くる。帰ってくる光の経路は光源6の位置、シャドウマ
スク2,パネル4の形状、位置関係から必ずしも入射経
路と一致せず、最初の入射点5aより外側にずれた点5
bになる。特に最近の内面がフラットなパネルに対して
は最外列のスロットを通った光が同じ経路で帰ってくる
ことはなくなっている。
【0008】シャドウマスクの最外列のスロットに対応
したパネルの最外列蛍光体ストライプ1aに帰ってくる
光は少なく、このため最外部分で急激な反射光量の減少
がおきる。このことが最外列付近の蛍光体付着強度を低
下させ、蛍光体の脱落を発生させる原因になっている。
したパネルの最外列蛍光体ストライプ1aに帰ってくる
光は少なく、このため最外部分で急激な反射光量の減少
がおきる。このことが最外列付近の蛍光体付着強度を低
下させ、蛍光体の脱落を発生させる原因になっている。
【0009】本発明は従来の入射光のみを考慮した露光
方法にたいして、反射光の経路を最適化させて最外列付
近の蛍光体ストライプの光量を増加して付着強度を向上
させ蛍光体の脱落を防止した露光方法および露光装置を
提供することを目的とする。
方法にたいして、反射光の経路を最適化させて最外列付
近の蛍光体ストライプの光量を増加して付着強度を向上
させ蛍光体の脱落を防止した露光方法および露光装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段として、本発明は、パネル内面に塗布され
た蛍光体をシャドウマスクを介して露光し、蛍光体をパ
ネル内面に固着するブラウン管の露光方法において、露
光光源から出射して最外列のシャドウマスクスロットを
通った光が直接入射するパネル内面位置と、前記露光光
源と同一位置または異なる位置の露光光源から出射して
最外列より内側のシャドウマスクスロットを通りパネル
外側で反射して戻る光が入射するパネル内面位置とを一
致させることを特徴とする。
の技術的手段として、本発明は、パネル内面に塗布され
た蛍光体をシャドウマスクを介して露光し、蛍光体をパ
ネル内面に固着するブラウン管の露光方法において、露
光光源から出射して最外列のシャドウマスクスロットを
通った光が直接入射するパネル内面位置と、前記露光光
源と同一位置または異なる位置の露光光源から出射して
最外列より内側のシャドウマスクスロットを通りパネル
外側で反射して戻る光が入射するパネル内面位置とを一
致させることを特徴とする。
【0011】また、直接光と反射光が入射するパネル内
面位置が最外列の蛍光体ストライプであることを特徴と
する。
面位置が最外列の蛍光体ストライプであることを特徴と
する。
【0012】また、蛍光体を内面に塗布したパネルと露
光光源との間にシャドウマスクを配設したブラウン管の
露光装置において、露光光源とパネル内面の距離、シャ
ドウマスクとパネル内面との間隔、パネルの厚み、パネ
ルの屈折率、シャドウマスクの水平ピッチ、露光光源と
パネルの中心を結ぶ中心軸に対するシャドウマスクの最
外列スロットの開き角度、内側スロットの最外列スロッ
トからの列数を一定の関係に設定することにより、シャ
ドウマスクの最外列スロットを通った光と、内側のスロ
ットを通りパネル外面で反射して戻る光とをパネル内面
位置で一致させたことを特徴とする。
光光源との間にシャドウマスクを配設したブラウン管の
露光装置において、露光光源とパネル内面の距離、シャ
ドウマスクとパネル内面との間隔、パネルの厚み、パネ
ルの屈折率、シャドウマスクの水平ピッチ、露光光源と
パネルの中心を結ぶ中心軸に対するシャドウマスクの最
外列スロットの開き角度、内側スロットの最外列スロッ
トからの列数を一定の関係に設定することにより、シャ
ドウマスクの最外列スロットを通った光と、内側のスロ
ットを通りパネル外面で反射して戻る光とをパネル内面
位置で一致させたことを特徴とする。
【0013】また、露光光源とパネル内面の距離をL、
シャドウマスクとパネル内面の間隔をg、パネルの厚み
をt、パネルの屈折率をn、シャドウマスクスロットの
水平ピッチをp、露光光源とパネルの中心を結ぶ中心軸
に対するシャドウマスクの最外列スロットの開き角度を
θ、最外列スロットから数えた内側スロットの列数をN
とした時、
シャドウマスクとパネル内面の間隔をg、パネルの厚み
をt、パネルの屈折率をn、シャドウマスクスロットの
水平ピッチをp、露光光源とパネルの中心を結ぶ中心軸
に対するシャドウマスクの最外列スロットの開き角度を
θ、最外列スロットから数えた内側スロットの列数をN
とした時、
【0014】
【数2】 θ0 =tan-1{{(L−g)tan θ−Np}/(L−
g)}、 の関係を満足するように、露光光源、シャドウマスク、
パネルが配設された露光装置であることを特徴とする。
g)}、 の関係を満足するように、露光光源、シャドウマスク、
パネルが配設された露光装置であることを特徴とする。
【0015】上記手段により、最外列の蛍光対ストライ
プに表裏から光が入射するので光量が増加し、ストライ
プの固着強度が増して蛍光体の脱落が防止されるので、
高精細かつ高品質のストライプ型ブラウン管を提供でき
る。
プに表裏から光が入射するので光量が増加し、ストライ
プの固着強度が増して蛍光体の脱落が防止されるので、
高精細かつ高品質のストライプ型ブラウン管を提供でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は最外列のスロットを通っ
て直進しパネル内面4aに入射する光と、最外列より内
側のスロットを通り、パネル外面4bで反射する光を最
外列の蛍光対ストライプ上で一致させることにより、最
外列の蛍光対ストライプ上での光量を増加し、接着力を
向上して蛍光体の脱落を防止するものであり、その原理
を以下に説明する。
て直進しパネル内面4aに入射する光と、最外列より内
側のスロットを通り、パネル外面4bで反射する光を最
外列の蛍光対ストライプ上で一致させることにより、最
外列の蛍光対ストライプ上での光量を増加し、接着力を
向上して蛍光体の脱落を防止するものであり、その原理
を以下に説明する。
【0017】簡単のためパネル、シャドウマスクの曲率
が無限大の場合について説明する。図1は露光時のブラ
ウン管の各部を符号で示したもので6は例えば緑の蛍光
体に対応する露光光源、2はシャドウマスク、4はガラ
スパネルであり、内面を4a、外面を4b、最外列のシ
ャドウマスクスロットを2a、それに対応する最外列蛍
光体ストライプを1aとすると寸法関係は次のようにな
る。
が無限大の場合について説明する。図1は露光時のブラ
ウン管の各部を符号で示したもので6は例えば緑の蛍光
体に対応する露光光源、2はシャドウマスク、4はガラ
スパネルであり、内面を4a、外面を4b、最外列のシ
ャドウマスクスロットを2a、それに対応する最外列蛍
光体ストライプを1aとすると寸法関係は次のようにな
る。
【0018】シャドウマスクの横ピッチをg、露光光源
とパネル内面の中心部との距離をL、シャドウマスクと
パネル内面の間隔をq、パネルの厚さをt、パネルの屈
折率をn、最外列のシャドウマスクスロット2aとの光
源を結ぶ線が光源をとおるパネルの中心線となす角度を
θとする。光源6から出た光が最外列スロット2aを通
ってパネル上に入射する位置を1aとすると、同一光源
6から出射して最外列から内側へN番目のスロットを通
った光がパネルの外面4bで反射されて最外列蛍光体ス
トライプ(例えば緑)1aに入射するとき1aでの光量
は入射する光と反射光とが重なって急激な減少を起こさ
ない。そのための条件を求めると次の通りとなる。
とパネル内面の中心部との距離をL、シャドウマスクと
パネル内面の間隔をq、パネルの厚さをt、パネルの屈
折率をn、最外列のシャドウマスクスロット2aとの光
源を結ぶ線が光源をとおるパネルの中心線となす角度を
θとする。光源6から出た光が最外列スロット2aを通
ってパネル上に入射する位置を1aとすると、同一光源
6から出射して最外列から内側へN番目のスロットを通
った光がパネルの外面4bで反射されて最外列蛍光体ス
トライプ(例えば緑)1aに入射するとき1aでの光量
は入射する光と反射光とが重なって急激な減少を起こさ
ない。そのための条件を求めると次の通りとなる。
【0019】シャドウマスクの最外列スロットの離芯距
離(中心線からの距離)L1 は図1から L1 =(L−g)tan θ (1) で表される。また、最外列スロットを通った光がパネル
内面への入射する位置の離芯距離L2 は、 L2 =Ltan θ (2) で表される。また、最外列スロットから内側へN番目の
スロットの中心軸からの位置L3 は、 L3 =(L−g)tan θ−Np (3) で表される。したがって、N番目のスロットを通った光
がパネル内面へ入射する位置の離芯距離L4 は、 L4 =L・L3 /(L−g) =L{(L−g)tan θ−Np}/(L−g) (4) で表される。また、N番目のスロットを通る光がパネル
内面へ入射する入射角度をθ 0とし、屈折角度をθ1 と
すると次式の関係がある。 sin θ0 =nsin θ1 (5) また、パネル外面4bでの反射位置L5 は、 L5 =L4 +t・tan θ1 (6) で表される。また、パネル外面4bで反射した光がパネ
ル内面4aに入射する位置L6 は、 L6 =L4 +2t・tan θ1 (7) で表される。ここで、最外列スロットを通りパネル内面
4aへ直接入射する光と、N番目のスロットを通りパネ
ル外面4bで反射してからパネル内面へ入射するそれぞ
れの入射位置が一致するための条件は、 L2 =L6 (8) である。したがって、(2)、(4)、(7)、(8)
式を用いてNpについて整理すると、 Np={2(L−g)t/L}tan θ1 (9) となる。一方、tan θ1 は(5)式を用いて次のように
変形される。
離(中心線からの距離)L1 は図1から L1 =(L−g)tan θ (1) で表される。また、最外列スロットを通った光がパネル
内面への入射する位置の離芯距離L2 は、 L2 =Ltan θ (2) で表される。また、最外列スロットから内側へN番目の
スロットの中心軸からの位置L3 は、 L3 =(L−g)tan θ−Np (3) で表される。したがって、N番目のスロットを通った光
がパネル内面へ入射する位置の離芯距離L4 は、 L4 =L・L3 /(L−g) =L{(L−g)tan θ−Np}/(L−g) (4) で表される。また、N番目のスロットを通る光がパネル
内面へ入射する入射角度をθ 0とし、屈折角度をθ1 と
すると次式の関係がある。 sin θ0 =nsin θ1 (5) また、パネル外面4bでの反射位置L5 は、 L5 =L4 +t・tan θ1 (6) で表される。また、パネル外面4bで反射した光がパネ
ル内面4aに入射する位置L6 は、 L6 =L4 +2t・tan θ1 (7) で表される。ここで、最外列スロットを通りパネル内面
4aへ直接入射する光と、N番目のスロットを通りパネ
ル外面4bで反射してからパネル内面へ入射するそれぞ
れの入射位置が一致するための条件は、 L2 =L6 (8) である。したがって、(2)、(4)、(7)、(8)
式を用いてNpについて整理すると、 Np={2(L−g)t/L}tan θ1 (9) となる。一方、tan θ1 は(5)式を用いて次のように
変形される。
【数3】 (10)式を(9)式に代入すると、
【数4】 となる。ただし、θ0 は次式で表される。 θ0 =tan-1{L3 /(L−g)} =tan-1{{(L−g)tan θ−Np}/(L−g)} (12) すなわち、(11)式と(12)式からNpはL,θ,n,g,
tの関数となる。
tの関数となる。
【0020】したがって、(11)式と(12)式を満足するよ
うに各因子を決定することにより、最外列スロットを通
った光と、最外列スロットより内側のスロットを通りパ
ネルの外面で反射して戻ってくる光とを最外列蛍光体ス
トライプ上で重畳させることができ、最外列蛍光体スト
ライプ上での光量を増加して蛍光体の付着強度を高め、
蛍光体の脱落を防止することができる。
うに各因子を決定することにより、最外列スロットを通
った光と、最外列スロットより内側のスロットを通りパ
ネルの外面で反射して戻ってくる光とを最外列蛍光体ス
トライプ上で重畳させることができ、最外列蛍光体スト
ライプ上での光量を増加して蛍光体の付着強度を高め、
蛍光体の脱落を防止することができる。
【0021】式(11),(12)は図1に示すように同一光源
6から出た2系統の光が一致するための条件であるが、
図2に示すように、ある発光色に対応した光源6から出
て直接パネル内面4aに入射する光と、別の発光色に対
応した異なる位置の光源6’(または光源6”)から出
射してパネル外面4bで反射しパネル内面4aへ戻って
くる光とを一致させることもできる。
6から出た2系統の光が一致するための条件であるが、
図2に示すように、ある発光色に対応した光源6から出
て直接パネル内面4aに入射する光と、別の発光色に対
応した異なる位置の光源6’(または光源6”)から出
射してパネル外面4bで反射しパネル内面4aへ戻って
くる光とを一致させることもできる。
【0022】以上はシャドウマスク、パネルの曲率が無
限大の場合を示したが、有限の曲率の場合でも求めるこ
とができるし、計算によらなくてもその関係を満足する
ように観察によって設定することもできる。
限大の場合を示したが、有限の曲率の場合でも求めるこ
とができるし、計算によらなくてもその関係を満足する
ように観察によって設定することもできる。
【0023】前記の原理の説明では例えば緑の蛍光体に
対応する位置の露光光源6から出た光のうち最外列側の
スロットを通った光と1ピッチの整数倍(N倍)の内側
のスロットを通った光が緑の蛍光体ストライプ上で重な
る場合について示したが、緑の位置の露光光源からでた
光が赤または青の蛍光体ストライプに重なっても良い
し、赤または青の位置の露光光源からでた光が赤、青、
緑の蛍光体位置に重なっても良いし、あらゆる組み合わ
せを含むことができる。このように異なるスロットを通
過した光を同じ経路を通ることなく同一場所に入射さ
せ、その場所の蛍光体の付着強度を高めるように設定し
たので、その部分の接着強度が低下することなく、所望
の蛍光体ストライプを脱落することなく付着させること
ができる。
対応する位置の露光光源6から出た光のうち最外列側の
スロットを通った光と1ピッチの整数倍(N倍)の内側
のスロットを通った光が緑の蛍光体ストライプ上で重な
る場合について示したが、緑の位置の露光光源からでた
光が赤または青の蛍光体ストライプに重なっても良い
し、赤または青の位置の露光光源からでた光が赤、青、
緑の蛍光体位置に重なっても良いし、あらゆる組み合わ
せを含むことができる。このように異なるスロットを通
過した光を同じ経路を通ることなく同一場所に入射さ
せ、その場所の蛍光体の付着強度を高めるように設定し
たので、その部分の接着強度が低下することなく、所望
の蛍光体ストライプを脱落することなく付着させること
ができる。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図3において、6は露光光源、7は光の強度分布を
調整するためのフィルター、2はシャドウマスク、4は
パネルである。本発明によれば、シャドウマスクとパネ
ルの間隔(g)、光源とパネルの距離(L)、パネルの
厚さ(t)、パネルの屈折率(n)、シャドウマスクス
ロットの水平ピッチ(p)、最外列スロットの中心線に
対する開き角度(θ)、光源とシャドウマスクの距離
(L−g)を選んだ場合に最外列の蛍光体ストライプの
位置に内側の列のシャドウマスクを通った光を重畳させ
ることができることは前述した通りであるが、この実施
例では簡単に為にグリーンの位置(中心線上)の露光光
源により露光した場合の例で、しかも最外列より1つ内
側の列のシャドウマスクスロット2bを通った光が最外
列のシャドウマスクスロット2aを通ってパネルの最外
列の蛍光体を固着させるべきところに一致させる実施例
について示す。
る。図3において、6は露光光源、7は光の強度分布を
調整するためのフィルター、2はシャドウマスク、4は
パネルである。本発明によれば、シャドウマスクとパネ
ルの間隔(g)、光源とパネルの距離(L)、パネルの
厚さ(t)、パネルの屈折率(n)、シャドウマスクス
ロットの水平ピッチ(p)、最外列スロットの中心線に
対する開き角度(θ)、光源とシャドウマスクの距離
(L−g)を選んだ場合に最外列の蛍光体ストライプの
位置に内側の列のシャドウマスクを通った光を重畳させ
ることができることは前述した通りであるが、この実施
例では簡単に為にグリーンの位置(中心線上)の露光光
源により露光した場合の例で、しかも最外列より1つ内
側の列のシャドウマスクスロット2bを通った光が最外
列のシャドウマスクスロット2aを通ってパネルの最外
列の蛍光体を固着させるべきところに一致させる実施例
について示す。
【0025】まず、露光光源6から出た光3は入射光の
均一性を確保するために中央部の透過率を下げたフィル
ター7を通過してシャドウマスク2に向かう。シャドウ
マスク2を通った光4はパネルの内面4aまで直進し、
パネル内面4aに塗布された感光性物質を含む蛍光体ス
ラリー層5に照射される。シャドウマスクは縦長のスロ
ット形状をしており、この形状の光が感光性蛍光体スラ
リーに照射されるので、シャドウマスクと同じ形状に感
光することになり、その部分が硬化し、パネルに固着し
てシャドウマスクのパターンと同じパターンの蛍光体パ
ターンが硬化部分5cとして形成される。実際には上下
方向のパターンは光源の縦方向の大きさにより重なり合
い、隔離されたシャドウマスクパターンに対して、パネ
ル内面の感光されるパターンは連続した縦縞のストライ
プとなる。露光後現象により未感光部分を洗い流せば所
望の蛍光体パターンを得ることができる。
均一性を確保するために中央部の透過率を下げたフィル
ター7を通過してシャドウマスク2に向かう。シャドウ
マスク2を通った光4はパネルの内面4aまで直進し、
パネル内面4aに塗布された感光性物質を含む蛍光体ス
ラリー層5に照射される。シャドウマスクは縦長のスロ
ット形状をしており、この形状の光が感光性蛍光体スラ
リーに照射されるので、シャドウマスクと同じ形状に感
光することになり、その部分が硬化し、パネルに固着し
てシャドウマスクのパターンと同じパターンの蛍光体パ
ターンが硬化部分5cとして形成される。実際には上下
方向のパターンは光源の縦方向の大きさにより重なり合
い、隔離されたシャドウマスクパターンに対して、パネ
ル内面の感光されるパターンは連続した縦縞のストライ
プとなる。露光後現象により未感光部分を洗い流せば所
望の蛍光体パターンを得ることができる。
【0026】ここで最外列のシャドウマスクスロット2
aを通った光はパネル内面4aに塗布された蛍光体スラ
リー層5の1aの部分を硬化させる。1つの内側のスロ
ット2bを通過した光も同じく蛍光体スラリー層5の1
bに当たり蛍光体スラリーを硬化させるが、この光は蛍
光体に当たった後拡散してパネルに入射または直接反射
する光3bと、直進してパネルに入射する光3aに分け
て考えることができる。拡散してパネルに入射する光3
bは最外列ストライプ1aに対してはその影響が拡散し
ているので少ないが、直進する光3aはパネル内面4a
で屈折し、パネル内面を直進した後、パネル外面4bに
達し、この部分で反射する光3cと、屈折してパネル外
部へ抜ける光3dとなる。外部へ抜ける光3dは対象外
である。反射してくる光3cは再び蛍光体塗布面に帰っ
てくるのでその硬化に寄与することができる。反射光3
cはパネルの内面の最外列ストライプ1aに近い側へ帰
ってくるが、従来はこの帰ってくる場所を規定していな
かった。本発明はこの帰ってくる光が確実に最外列スト
ライプに一致するように諸条件を規定するものであり、
例えば1つ内側の光が中途半端に重なり光量が不足して
しまうことはない。この経路は最初に述べた各諸元によ
り決定され、例えば光源の距離を近づけることにより反
射光の入射位置を更に外側に持ってくることができる
し、その逆も可能である。このように、2つの経路の光
が一致するように諸元を選んだので、最外列部分に塗布
された感光性蛍光体スラリーのパネル接着面に十分な光
量が直接当たり、この部分の硬化に寄与して接着強度を
向上させることになる。
aを通った光はパネル内面4aに塗布された蛍光体スラ
リー層5の1aの部分を硬化させる。1つの内側のスロ
ット2bを通過した光も同じく蛍光体スラリー層5の1
bに当たり蛍光体スラリーを硬化させるが、この光は蛍
光体に当たった後拡散してパネルに入射または直接反射
する光3bと、直進してパネルに入射する光3aに分け
て考えることができる。拡散してパネルに入射する光3
bは最外列ストライプ1aに対してはその影響が拡散し
ているので少ないが、直進する光3aはパネル内面4a
で屈折し、パネル内面を直進した後、パネル外面4bに
達し、この部分で反射する光3cと、屈折してパネル外
部へ抜ける光3dとなる。外部へ抜ける光3dは対象外
である。反射してくる光3cは再び蛍光体塗布面に帰っ
てくるのでその硬化に寄与することができる。反射光3
cはパネルの内面の最外列ストライプ1aに近い側へ帰
ってくるが、従来はこの帰ってくる場所を規定していな
かった。本発明はこの帰ってくる光が確実に最外列スト
ライプに一致するように諸条件を規定するものであり、
例えば1つ内側の光が中途半端に重なり光量が不足して
しまうことはない。この経路は最初に述べた各諸元によ
り決定され、例えば光源の距離を近づけることにより反
射光の入射位置を更に外側に持ってくることができる
し、その逆も可能である。このように、2つの経路の光
が一致するように諸元を選んだので、最外列部分に塗布
された感光性蛍光体スラリーのパネル接着面に十分な光
量が直接当たり、この部分の硬化に寄与して接着強度を
向上させることになる。
【0027】この実施例は一つのケースを示したに過ぎ
ず、赤、緑、青の蛍光体に対応する各露光位置からでた
光が同じ発光色の蛍光体ストライプに集中するようにし
てもよいし、異なる発光色の蛍光体に集中するようにし
ても同様の効果が得られることはいうまでもない。
ず、赤、緑、青の蛍光体に対応する各露光位置からでた
光が同じ発光色の蛍光体ストライプに集中するようにし
てもよいし、異なる発光色の蛍光体に集中するようにし
ても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
外列の蛍光体ストライプ部分に内側のスロットを通った
露光の光が確実に重なるようにしたので、最外列の蛍光
体ストライプが確実に固着され、最外列の蛍光体の脱落
がおきることがない。最外列に着目して光の重畳を行っ
たので、光の重なりの効果は近傍の内側のストライプま
で及び周辺全体の付着強度を高めることができ、画面全
体に渡って均一な蛍光体ストライプを形成できるため、
高精細なストライプ型ブラウン管を高品質で製造するこ
とができる。
外列の蛍光体ストライプ部分に内側のスロットを通った
露光の光が確実に重なるようにしたので、最外列の蛍光
体ストライプが確実に固着され、最外列の蛍光体の脱落
がおきることがない。最外列に着目して光の重畳を行っ
たので、光の重なりの効果は近傍の内側のストライプま
で及び周辺全体の付着強度を高めることができ、画面全
体に渡って均一な蛍光体ストライプを形成できるため、
高精細なストライプ型ブラウン管を高品質で製造するこ
とができる。
【図1】 本発明の露光方法の原理を説明するための図
【図2】 異なる位置の露光光源を用いた場合の露光方
法を説明するための図
法を説明するための図
【図3】 本発明の露光方法の一実施例を説明するため
の図
の図
【図4】 従来の露光方法を説明するための図
【図5】 従来の蛍光体ストライプが形成されたブラウ
ン管の発光面を示す図
ン管の発光面を示す図
【図6】 従来の露光方法における光の経路を説明する
ための図
ための図
1 蛍光体ストライプ 1a 最外列蛍光体ストライプ 1b 内側の蛍光体ストライプ 2 シャドウマスク 2a 最外列スロット 2b 内側のスロット 3 光源から出射する光 3c 反射光 4 パネル 4a パネル内面 4b パネル外面 6 露光光源
Claims (4)
- 【請求項1】パネル内面に塗布された蛍光体をシャドウ
マスクを介して露光し、蛍光体をパネル内面に固着する
ブラウン管の露光方法において、露光光源から出射して
最外列のシャドウマスクスロットを通った光が直接入射
するパネル内面位置と、前記露光光源と同一位置または
異なる位置の露光光源から出射して最外列より内側のシ
ャドウマスクスロットを通りパネル外面で反射して戻る
光が入射するパネル内面位置とを一致させることを特徴
とするブラウン管の露光方法。 - 【請求項2】直接光と反射光が入射するパネル内面位置
が最外列の蛍光体ストライプであることを特徴とする請
求項1に記載のブラウン管の露光方法。 - 【請求項3】蛍光体を内面に塗布したパネルと露光光源
との間にシャドウマスクを配設したブラウン管の露光装
置において、 露光光源とパネル内面の距離、シャドウマスクとパネル
内面との間隔、パネルの厚み、パネルの屈折率、シャド
ウマスクの水平ピッチ、露光光源とパネルの中心を結ぶ
中心軸に対するシャドウマスクの最外列スロットの開き
角度、内側スロットの最外列スロットからの列数を一定
の関係に設定することにより、シャドウマスクの最外列
スロットを通った光と、内側のスロットを通りパネル外
面で反射して戻る光とをパネル内面位置で一致させたこ
とを特徴とするブラウン管の露光装置。 - 【請求項4】露光光源とパネル内面の距離をL、シャド
ウマスクとパネル内面の間隔をg、パネルの厚みをt、
パネルの屈折率をn、シャドウマスクスロットの水平ピ
ッチをp、露光光源とパネルの中心を結ぶ中心軸に対す
るシャドウマスクの最外列スロットの開き角度をθ、最
外列スロットから数えた内側スロットの列数をNとした
時、 【数1】 但し、θ0 =tan-1{{(L−g)tan θ−Np}/
(L−g)}、の関係を満足するように露光光源、シャ
ドウマスク、パネルが配設されたことを特徴とする請求
項3に記載のブラウン管の露光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10081390A JPH10326566A (ja) | 1997-03-27 | 1998-03-27 | 陰極線管の露光方法および露光装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7538497 | 1997-03-27 | ||
| JP9-75384 | 1997-03-27 | ||
| JP10081390A JPH10326566A (ja) | 1997-03-27 | 1998-03-27 | 陰極線管の露光方法および露光装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10326566A true JPH10326566A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=26416532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10081390A Pending JPH10326566A (ja) | 1997-03-27 | 1998-03-27 | 陰極線管の露光方法および露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10326566A (ja) |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10081390A patent/JPH10326566A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |