JPH10326645A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH10326645A
JPH10326645A JP9346910A JP34691097A JPH10326645A JP H10326645 A JPH10326645 A JP H10326645A JP 9346910 A JP9346910 A JP 9346910A JP 34691097 A JP34691097 A JP 34691097A JP H10326645 A JPH10326645 A JP H10326645A
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    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42—Securing in a demountable manner
    • H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄側コネクタにあっても、雌側コネクタと同
様、確実にリテーナの半嵌合を検知できるコネクタを提
供すること。 【解決手段】 雌側コネクタハウジング10の前端には
検知突部15が突設されている。一方、雄側のリテーナ
36がコネクタハウジング30に対して仮係止位置に組
付けられると、雌コネクタ当接突部55がフード部31
内に連通する嵌合検知溝50の中間に位置する。このた
め、リテーナ36がコネクタハウジング30に対して完
全に嵌合していない場合には、検知突部15と雌コネク
タ当接突部55とが当接するため、雌雄コネクタは正規
位置まで嵌合操作できない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リテーナを用い
て端子金具を二重に係止するタイプのコネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図30および図31には、従来の雌雄コ
ネクタ250,254が嵌合する前の様子を示した。図
示左側の雌コネクタ250は、雌端子金具253を収容
する雌ハウジング251と、上下一対のリテーナ252
とからなる。リテーナ252は雌端子金具253を二重
係止するためのものであり、雌端子金具253がランス
258によって一次係止した後に、リテーナ252が雌
ハウジング251に対して完全に組み付けられると、係
合突起252Aが雌端子金具253に組み付いてこれを
抜止状態に二次係止する。
【0003】一方、雄コネクタ254側にも、雄端子金
具255を二重係止するためのリテーナ257が設けら
れている。また、その前部側には後部側より一回り大き
く形成されて雄端子金具255を保護するためのフード
部259が設けられている。従って、仮にリテーナ25
7が正規深さまで挿入されていない場合には、リテーナ
257は雄ハウジング256の表面から浮き上がった状
態となる。この浮き上がり状態によって、一応はリテー
ナ257の半嵌合の状態を検知できるのであるが、目視
判断であることから見過ごされる可能性を否定できな
い。しかし、雌コネクタ250の場合であれば、両コネ
クタ250,254の嵌合時に、リテーナ252がフー
ド部259の開口縁と干渉するためそれ以上の嵌合がな
しえない。これによって、リテーナ252の半嵌合が確
実に検知される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、雄コネクタ
254の場合は、リテーナ257の半嵌合があっても、
目視以上の検知はなし得ない。このため、従来では、雄
コネクタ254側と雌コネクタ250側とではリテーナ
の半嵌合に対する検知についてバランスを失した状態に
あった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その課題は雌雄両コネクタの嵌合操作に伴い、雄コネク
タのリテーナの浮き上がりから端子金具の半挿入を検知
するコネクタを提供することであり、また他の目的は、
雌コネクタにより雄コネクタ側のリテーナの抜止めがで
きるものを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明に係るコネクタは、端子金具を収容可
能かつ相手側コネクタを収容するためのフード部とこの
フード部内のコネクタ収容室に連通するリテーナ装着孔
とを備えたコネクタハウジングと、前記リテーナ装着孔
に組付けられて前記端子金具に係止して抜け止めするた
めのリテーナとを備えたものであって、前記リテーナに
は、前記端子金具の抜き差しを許容する仮係止位置と、
この仮係止位置より深い差し込み位置であって前記端子
金具に係合して抜け防止をする本係止位置とが設定さ
れ、前記本係止位置において前記コネクタ収容室側から
接触可能な係止部が備えられ、前記相手側コネクタに
は、前記係止部に係止することで、前記リテーナを本係
止位置に保持する本係止保持部が設けられることを特徴
とする。
【0006】請求項2の発明に係るコネクタは、端子金
具を収容可能かつ相手側コネクタを収容するためのフー
ド部を備えたコネクタハウジングと、前記端子金具に係
止して抜け止めするためのリテーナとを備えたものであ
って、前記相手側コネクタと前記リテーナとの対向面の
うち少なくともいずれか一方には、前記相手側コネクタ
が前記フード部内に進入するに際して前記リテーナが半
嵌合状態にあるときには互いに干渉し合うことで、前記
相手側コネクタの正規位置への嵌合を規制する検知部が
形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項2に記載のもの
であって、前記リテーナには当該コネクタハウジング内
に収容される端子金具の抜き差しを許容する仮係止位置
と、この仮係止位置より深い差し込み位置であって端子
金具に係合して抜け防止をする本係止位置とが設定さ
れ、かつ前記リテーナは前記仮係止位置において前記相
手側コネクタと干渉可能であり、リテーナが仮係止位置
と本係止位置との間にあるときには、相手側コネクタの
嵌め込みに伴ってリテーナが本係止位置へ誘導されるよ
う、前記検知部にはリテーナ誘導部が形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3に記載の
ものであって、前記相手側コネクタには当該コネクタに
弾性的に係合して両コネクタを嵌合状態に保持するロッ
クアームが備えられる一方、当該コネクタには相手側コ
ネクタとの嵌合途上では前記ロックアームによって圧縮
され相手側コネクタを離間方向へ付勢する戻しばねが備
えられていることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項2〜4に記載の
ものであって、前記リテーナ誘導部は、前記リテーナを
本係止位置に保持する本係止保持部となることを特徴と
する。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、両コ
ネクタが嵌合すると、相手側コネクタの本係止保持部に
より、リテーナが本係止位置に保持される。このため、
当該コネクタ側には、リテーナを本係止位置に保持する
ための部材が不要となり、構成が簡単となる。
【0011】請求項2の発明によれば、フード部を備え
たコネクタに対し、リテーナを正規の位置まで装着する
とリテーナは内部に収容されている端子金具と係合して
抜け止め状態に保持できる。しかし、リテーナが位置ま
で挿入されていない半嵌合状態である場合には、相手側
コネクタがフード部内に嵌め込まれると、検知部が干渉
して相手側コネクタが正規位置への嵌合ができなくなっ
てしまう。これにより、作業者は確実にリテーナの半嵌
合を検知できる。
【0012】請求項3の発明によれば、当該コネクタは
リテーナが仮係止位置に保持された状態でコネクタ同士
の接続現場へ搬入される。したがって、リテーナが端子
金具の係合のための操作が全くされないままに、相手側
コネクタを嵌合しようとしても、検知部の干渉によって
相手側コネクタの嵌合が規制される。しかし、リテーナ
が正規位置にまでは至らないが、仮係止位置から操作さ
れた場合には、検知部の近くに形成された誘導部がリテ
ーナを正規位置へと誘導するため、リテーナが正規の装
着状態に矯正されて端子金具の抜け止めが確実になされ
る。
【0013】請求項4の発明によれば、前記したよう
に、リテーナの半嵌合等の原因によってコネクタの嵌合
が正規位置に至らないような場合には、ロックアームが
戻しばねを圧縮しているため、そのばね力によって相手
側コネクタは押し出されることとなり、これによって作
業者はより確実に半嵌合が検知できる。
【0014】請求項5の発明によれば、リテーナ誘導部
がリテーナを本係止位置に保持する本係止保持部として
も作用する。このため、コネクタ側にはリテーナを本係
止位置に保持する構成を別に設ける必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、本発明の第1実施形態につい
て、図1〜図15を参照しつつ説明する。図1に示すも
のは、雄コネクタM1であり、相手側の雌コネクタF1
と相互に嵌合可能とされている。以下には、説明の便宜
上、まず相手側の雌コネクタF1について説明し、その
後に雄コネクタM1について説明を加える。なお、本実
施形態の説明において、雌雄両コネクタM1,F1が嵌
合する面側を前側とする。
【0016】雌コネクタF1は、図7及び図8に示すよ
うに、合成樹脂材により略直方体形状のコネクタハウジ
ング(以下には、雌ハウジング10と記載する。)と、
その内部に雌端子金具20とを備えて構成される。雌ハ
ウジング10内には、横方向(図7において、上下方
向)に3個のキャビティ11が並設されており(図12
及び13を合わせて参照)、そこには後面に形成された
端子組付口11Aから雌端子金具20が組み付けられて
いる。各キャビティ11の前面には、端子挿入口11B
が形成されており、雌雄両コネクタF1,M1を嵌合さ
せると後述する雄端子金具40がその端子挿入口11B
に挿通されて雌端子金具20に接続される。また、各キ
ャビティ11内には抜止突部12が形成されており、雌
端子金具20に形成されたランス23と係合して雌端子
金具20を一次係止する。
【0017】雌ハウジング10の下面には、リテーナ装
着孔10Aが凹み形成されており、そこにリテーナ13
が装着可能となっている。リテーナ13は雌端子金具2
0を組み付ける前の状態では雌ハウジング10の下面よ
り僅かに突出する仮係止位置に保持されており、この仮
係止位置では雌端子金具20のキャビティ11への挿脱
を許容する。雌端子金具20をキャビティ11内に組み
付けた後、リテーナ13を雌ハウジング10側へ押し込
むとリテーナ13の上端部が雌端子金具20に係合して
これを二次係止する。リテーナ13が仮係止位置にある
状態で、雌コネクタF1を雄コネクタM1のフード部3
1内に嵌合しようとすると、リテーナ13とフード部3
1の下側の先端面とが当接する。このため、雌側の雌ハ
ウジング10とリテーナ13とが完全に嵌合していない
ことが分かるようになっている。また、雌ハウジング1
0の下面には前端部分から後方に向かって二条のスライ
ド突部14が突出して設けられている。さらに、雌ハウ
ジング10の前端面の下部には左右一対の検知突部15
が水平に突設されている。検知突部15の先端部分の上
側は、図8〜図11等に示すように、斜めに切り落とさ
れて押上面15Aが形成されている。
【0018】また、図8に示すように、雌ハウジング1
0の上面には、ロックアーム16が片持ち状にかつ撓み
変形可能に形成されており、そのロックアーム16の上
面にはばね押し部16Aが突設されている。また、この
ばね押し部16Aが突設された位置よりもやや前方位置
には両側へ一対の嵌合保持突部17が外側に向かって張
り出している。嵌合保持突部17の下面部分はゆるやか
な案内面17Aとされており、後端部分はほぼ垂直に切
り立てられている。
【0019】雌端子金具20は導電性金属板を折り曲げ
て形成されており、電線Cの端末が接続されるバレル部
21と、雄端子金具40嵌め込んで接触を図る接触部2
2とから構成される。バレル部21は、雌端子金具20
の後端部分に形成されており、電線Cの被覆端末をかし
める一対のインシュレーションバレル片と、その被覆端
末から剥き出された状態で突出する芯線部分をかしめる
一対のワイヤバレル片とからなる。接触部22は、対向
して配設された一対の弾性接触片と、その弾性接触片を
覆う保護筒とからなり、雄端子金具40のタブ42が弾
性接触片間に圧入されるようになっている。また、保護
筒には上記抜止突部12と係合して雌端子金具20を抜
け止めするランス23が切り起こし形成されている。
【0020】次に、雄コネクタM1は、図1に示すよう
に、合成樹脂材により略直方体形状に形成された雄ハウ
ジング30と、その内部に収容される雄端子金具40
と、雄端子金具40を二次係止するリテーナ36とを備
えている。雄ハウジング30の前部には、雌コネクタF
1を収容するフード部31が形成され、その内部は雌側
の雌ハウジング10を収容するコネクタ収容室31A
と、ロックアーム16を収容するアーム収容室31B
と、戻しばね37を収容するばね収容室31Cとに区画
されている。
【0021】このうち、コネクタ収容室31Aはフード
部31内における下部に形成されており、アーム収容室
31Bはそのコネクタ収容室31Aの上方に雌コネクタ
F1のロックアーム16の位置に対応して形成されてい
る。また、ばね収容室31Cはアーム収容室31Bの上
側に形成される。コネクタ収容室31Aの後方には3個
のキャビティ33が横方向(図4において紙面に直交す
る方向)に並設されており、そこには後面(図4におい
て右側)に形成された端子組付口33Aから雄端子金具
40がタブ42をコネクタ収容室31A内へ突出させた
状態で組み付けられる。各キャビティ33内の中央の下
側からは抜止突部34が突設されており、雄端子金具4
0に形成されたランス43と係合して雄端子金具40を
一次係止する。また、キャビティ33の前端にはコネク
タ収容室31Aに連通する端子突出孔33Bが形成され
ており、雄端子金具40のタブ42が突出可能とされ
る。なお、コネクタ収容室31Aの下壁面には、二条の
スライド溝56が設けられており、ここには雌側雌ハウ
ジング10のスライド突部14がスライド可能に組付け
られる。
【0022】また、アーム収容室31Bにおいて開口縁
付近には、左右両壁面から一対の嵌合片32が内部に向
かって突設されている。この嵌合片32の上面側は前方
から後方に向かって案内面32Aが形成されており、雌
雄コネクタF1,M1の嵌合時には雌側のロックアーム
16に設けられた嵌合保持突部17の案内面17Aに面
当たりしてロックアーム16を上方に撓み変形するよう
に案内する(図13を参照)。
【0023】ばね収容室31Cは雄ハウジング30の前
後に開口して形成されており、その内部には次述する戻
しばね37が雄ハウジング30の長さ方向に弾性変形可
能な状態で取付けられる。ばね収容室31Cの前端部分
は、両側からばね係合壁38が張り出し形成されてお
り、かつこの両係合壁38の間はロックアーム16のば
ね押し部16Aよりも大きく開口されている。また、ば
ね収容室31Cの下端面には、嵌合片32の後端位置か
ら所定の長さだけ隔てた位置から後方に向かってばね止
め片39が突設されている。このばね止め片39は下方
に弾性変形可能に形成されており、その先端部分には戻
しばね37を抜止しておく抜止爪39Aが突設されてい
る。ばね係合壁38から抜止爪39Aまでは、戻しばね
37の長さとほぼ同じかそれよりもやや短くされてい
る。
【0024】戻しばね37はばね収容室31Cよりもや
や狭い幅を持つ板状金属板を断面波形状に折り曲げて形
成されており、ばね収容室31Cの後側から室内に押し
込み装着される。戻しばね37がばね収容室31C内に
装着されると、その前端はばね係合壁38に、後端は抜
止爪39Aに係合され、ばね収容室31C内に抜止状態
かつ圧縮変形可能に保持される。雌雄コネクタF1,M
1が嵌合操作されるときには、嵌合保持突部17と嵌合
片32とにそれぞれ形成された案内面17A,32Aの
面当たり作用により、ロックアーム16は上方に撓み変
形する。このため、ばね押し部16Aがばね収容室31
Cの前側から進入して、戻しばね37の先端を押圧し、
これを縮める方向に変形させる。そして、雌雄コネクタ
F1,M1が正規の嵌合位置に至ると、嵌合保持突部1
7が嵌合片32を乗り越えるためロックアーム16は下
方に復帰変形してアーム収容室31Bに位置する。する
と、ばね押し部16Aと戻しばね37との当接もなくな
り、戻しばね37も元の長さまで復帰変形することとな
る。
【0025】また、アーム収容室31Bの奥部には、嵌
合検知用のショート端子60が組み付けられている。シ
ョート端子60は断面U字状に折り返して形成されてお
り、折り返し部分を奥側へ配した状態で組み付けられて
いる。このショート端子60の下端部は、左右両側方
(図4において紙面に直交する方向)へ二股に枝分かれ
しており、かつこの各枝片部60Aは山なり状に湾曲し
ている。そして、組み付け状態でこの両枝片部60Aは
コネクタ収容室31A内へ突出する雄端子金具40のう
ち、正面視右側に位置する2つの雄端子金具40の先端
部にそれぞれ接触するようになっている(詳細には図示
せず)。これにより、この2つの雄端子金具40は、雌
コネクタF1がフード部31内に嵌合する前には常に導
通状態にあり、フード部31内に雌コネクタF1が完全
に嵌り込むと、雌コネクタF1の雌ハウジング10によ
って各枝片部60Aが押し下げられ、2つの雄端子金具
40は非導通状態となる。
【0026】次に、雄ハウジング30の下面側には、キ
ャビティ33のほぼ中間位置にリテーナ装着孔35が形
成されており、そこにリテーナ36が装着可能となって
いる。リテーナ装着孔35は、雄ハウジング30の下面
左右間に渡って短冊状に切り欠かれ、かつ各キャビティ
33に連通している。リテーナ装着孔35の両側端部分
は、コネクタ収容室31Aに連通する嵌合検知溝50と
されている。また、中央のキャビティ33を挟む位置に
は一対のリテーナ係止溝51が設けられている。このリ
テーナ係止溝51を形成する前後の壁面は、雄ハウジン
グ30の上下位置に段違いにリテーナを係止するための
係止突部51A,51Bが突設されている。このうち、
後側に位置する仮係止突部51Bは、前側に形成される
本係止突部51Aよりも浅い位置に突設されている。
【0027】リテーナ36は合成樹脂材により成形され
ており、雄ハウジング30に対して浅く係合する仮係止
位置と、それよりも深く係止する本係止位置との二つの
位置で係合可能にされている。このうち、仮係止位置で
はリテーナ36はキャビティ33内部には進入していな
いため雄端子金具40は抜き差し可能とされ、本係止位
置ではリテーナ36の先端がキャビティ33内に進入し
て雄端子金具40を二次係止するため、雄端子金具40
は抜止状態とされる。リテーナ36は、図14及び図1
5に示すように、平板状の基台52とこの基台52から
上方に突設される三種類の突部53,54,55とを備
えている。
【0028】このうち、端子係合突部53は、雄ハウジ
ング30のキャビティ33に対応して突設されており、
雄端子金具40のリテーナ係合部44に係合可能とされ
ている。また、中央に位置する端子係合突部53を挟む
ようにして設けられる一対のリテーナ係止突部54は、
端子係合突部53よりも高く突設されており、リテーナ
36と雄ハウジング30とを前述した二つの係止位置に
保持する。リテーナ係止突部54の先端部分は、二股に
分かれて閉脚方向に弾性変形可能な係止脚54A,54
Bとされる。二つの係止脚のうち、後方側にある仮係止
脚54Bはリテーナ係止溝51の仮係止突部51Bに係
合してリテーナ36を仮係止位置に保持し、前方側にあ
る本係止脚54Aは本係止突部51Aに係合してリテー
ナ36を本係止位置にする(図5A,Bを参照)。
【0029】また、リテーナ36の両側端部分には、一
対の雌コネクタ当接突部55が突設されている。その先
端部分は前方に向けられており、下面部分は斜め状にさ
れて案内面55Aが形成されている。リテーナ36が雄
ハウジング30に組み付けられると、雌コネクタ当接突
部55はリテーナ係止溝51に位置する。
【0030】雄端子金具40は、電線Cの端末が接続さ
れるバレル部41と、雌端子金具20に接触するタブ4
2とから構成される。バレル部41は、雄端子金具40
の後端部に形成され、符号を付さないが電線Cの被覆端
末をかしめる一対のインシュレーションバレル片と、そ
の被覆端末から剥き出された状態で突出する芯線部分を
かしめる一対のワイヤバレル片とからなる。タブ42に
は、符号を付さないが保護筒が嵌め込まれており、その
保護筒には雄端子金具40を抜け止めするランス43が
切り起こし形成されている。また、ランス43の後方に
は、リテーナ36の端子係合突部53が係合するための
リテーナ係合部44が凹設されている。
【0031】次に、本実施形態の作用及び効果について
説明する。まず、雄ハウジング30とリテーナ36を仮
係止位置に組み付けておき、雄端子金具40を端子組付
口33Aからキャビティ33内に挿入する。ランス43
が抜止突部34を乗り越えて復帰変形すると、雄端子金
具40は一次係止される。このとき、タブ42はコネク
タ収容室31A内に進入しており、ショート端子60の
枝片部60Aと接触している。そして、リテーナ36を
雄ハウジング30側に押し込んで本係止位置にする。
【0032】次に、雌コネクタF1を雄コネクタM1の
フード部31内へ嵌め込むと、嵌合操作に伴ってロック
アーム16の嵌合保持突部17が、アーム収容室31B
内の嵌合片32に当接して両部材に形成された案内面1
7A,32Aが面当たりする。このため、ロックアーム
16を上方に弾性変形させる。このとき、ロックアーム
16の上方のばね押し部16Aは、ばね収容室31Cに
進入して戻しばね37を撓み変形させている。さらに雌
雄コネクタF1,M1の嵌合操作が進行して、嵌合保持
突部17が嵌合片32を乗り越えると、ロックアーム1
6が復帰変形するとともに、嵌合保持突部17と嵌合片
32との後端面同士が当接するため両コネクタは抜止状
態で保持され、かつ戻しばね37がばね押し部16Aの
上方を通過して原状態に復帰する。また、この間、雄ハ
ウジング30の下方部分では、雌側の雌ハウジング10
から突設される一対の検知突部15が嵌合検知溝50に
進入して、本係止位置にあるリテーナ36の雌コネクタ
当接突部55の下側に位置している(図9を参照)。し
かし、この嵌合操作のときに雌雄コネクタF1,M1が
十分に嵌合されないままにその操作が終了した場合に
は、戻しばね37がばね押し部16Aによって押された
状態にあるため、その付勢力によってロックアーム16
を介して雌コネクタF1がフード部31から外方に排出
される。このため、雌雄コネクタF1,M1同士が不完
全に嵌合された状態は回避される。
【0033】上記では、リテーナ36と雄ハウジング3
0とが正規の本係止位置に至っている場合について説明
した。ところが、実際のコネクタの組付け現場において
は、必ずしもリテーナ36と雄ハウジング30とが本係
止位置にまで組み付けられないままで、雌雄コネクタF
1,M1の嵌合操作が行われる場合がありうる。次に、
そのような場合について説明する。リテーナ36がリテ
ーナ装着孔35に対して仮係止位置にある状態では、雌
コネクタ当接突部55は嵌合検知溝50の中間部分に位
置している(図10を参照)。この状態で、雌雄コネク
タF1,M1の嵌合操作がなされると、検知突部15と
雌コネクタ当接突部55とが当接するため、両コネクタ
を正規位置まで嵌合することができない。このため、作
業者はリテーナ36と雄ハウジング30とが本係止位置
に至っていないことに気付くこととなる。
【0034】また、リテーナ36と雄ハウジング30と
が仮係止位置から本係止位置に押込み操作されたが、完
全に本係止位置にまで至っていない場合には雌コネクタ
当接突部55は、上記の仮係止位置よりもやや上方に位
置している。このような場合には、雌雄コネクタF1,
M1の嵌合操作に伴って、検知突部15が雌コネクタ当
接突部55の位置に至ると、両部材に形成された斜面同
士(押上面15Aと案内面55A)が面当たりとなる。
このため、雌コネクタF1がさらに雄コネクタM1側に
押し込まれると、押上面15Aが案内面55Aを介して
リテーナ36を本係止位置の方向に押し上げることとな
る。そして、雌雄コネクタF1,M1が正規の嵌合位置
に至るとリテーナ36は本係止位置に押上操作される
(図11を参照)。
【0035】上記のように本実施形態では、次のような
効果を奏する。リテーナ36と雄ハウジング30とが仮
係止位置にある場合には、雌コネクタF1がフード部3
1内に嵌め込まれると、検知突部15と雌コネクタ当接
突部55とが干渉するため雌コネクタF1が正規位置へ
嵌合できなくなってしまう。これにより、作業者は確実
にリテーナ36の半嵌合を検知できる。また、リテーナ
36が正規位置にまでは至らないが、仮係止位置から操
作された場合には、検知突部15の押上面15Aと雌コ
ネクタ当接突部55の案内面55Aとの押圧作用により
リテーナ36を正規位置へと誘導するため、リテーナ3
6が正規の装着状態に矯正されて雄端子金具40の抜け
止めが確実になされる。さらに、リテーナ36の半嵌合
等の原因によって雌コネクタF1の嵌合が正規位置に至
らないような場合には、ロックアーム16が戻しばね3
7を圧縮しているため、そのばね力によって雌コネクタ
F1は押し出されることとなり、これによって作業者は
より確実に半嵌合が検知できる。
【0036】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について、図16〜図28を参照しつつ説明する。
本実施形態には、互いに嵌合される雌コネクタF2と雄
コネクタM2とが備えられている。なお、本実施形態に
おける説明では、両コネクタF2,M2について互いに
嵌合される端面側を前側とする。
【0037】まず、雌コネクタF2について説明する
と、この雌コネクタF2は、図16及び図17に示すよ
うに、合成樹脂材によりブロック状に形成された雌ハウ
ジング101を備えている。雌ハウジング101内には
図示3個のキャビティ102が横一列に形成されてお
り、各キャビティ102内には電線103の端末に接続
された雌端子金具104が後方から挿入される。キャビ
ティ102内には係止段部106が形成されており、雌
端子金具104のランス105がこの係止段部106に
係止することで、雌端子金具104がキャビティ102
内に一次係止される。雌ハウジング101の下面にはリ
テーナ装着孔108が凹み形成されており、そこにはリ
テーナ110が装着可能となっている。リテーナ110
には、係合突部111が形成されており、ここが雌端子
金具104のアゴ部104Aに係合することにより、雌
端子金具104がキャビティ102内に二次係止され
る。また、リテーナ110は仮係止脚112と本係止脚
113とを備えている。リテーナ110を雌ハウジング
101に組付けると、まず仮係止脚112と雌ハウジン
グ101側の係合部(図示せず)との係合により仮係止
位置に保持される。このとき、係合突部111はキャビ
ティ102の下面側に退避しているため、上記のように
雌端子金具104の抜き差しが許容される。次に、雌端
子金具104を挿入したのち、リテーナ110を押し込
むと、本係止脚113が雌ハウジング101側の係合部
(図示せず)に係合して本係止位置に至る。このとき、
係合突部111はキャビティ102内に突入して雌端子
金具104のアゴ部104Aの後面に嵌まり込み、雌端
子金具104が二重係止される。
【0038】ここで、リテーナ110が仮係止位置に留
められている場合には、リテーナ110の一部が雌ハウ
ジング101の下面から突出している。このため、この
状態のままで、雌コネクタF2が後述する雄ハウジング
121のフード部123内に嵌合された場合には、リテ
ーナ110がフード部123の先端に突き当たるため、
それ以上の嵌合が規制され、リテーナ110が半挿入状
態にあることが容易に検知できる。また、雌ハウジング
101の上面には、前端側から後端側に向けて折り返さ
れるようにして、片持ち状の撓み変形可能なロックアー
ム115が形成されている。このロックアーム115の
上面には押圧部116が突設されているとともに、押圧
部116の少し前方における両側縁には、一対のロック
突部117が張り出し形成されている。
【0039】次に、雄コネクタM2について説明する。
この雄コネクタM2は、合成樹脂材により形成された雄
ハウジング121を備えている。雄ハウジング121の
うち、後部側には雄端子金具126を収容可能なキャビ
ティ124が形成されている(雄ハウジング121の後
部側を以下「本体部122」と言う。)。この本体部1
22の前側には、雌ハウジング101が嵌合可能とされ
るフード部123が設けられている。本体部122に
は、3個のキャビティ124が横一列に形成されてお
り、これら各キャビティ124内には電線125の端末
に接続された雄端子金具126が後方から挿入される。
雄端子金具126にはランス127が設けられており、
このランス127がキャビティ124に形成された係止
段部128に係止されることで、雄端子金具126が一
次係止される。また、このとき、雄端子金具126のタ
ブ129はフード部123内に突出した状態とされてい
る。この雄ハウジング121には、雄端子金具126を
二重係止するためのリテーナ141が装着されている。
このリテーナ141並びにその装着部分の構造等につい
ては後述する。
【0040】フード部123の内側、中央から下部にか
けてはコネクタ収容室130とされ、ここには雌コネク
タF2が収容される。また、フード部123内の上部に
は、前面に開口したばね収容室131が設けられてい
る。このばね収容室131内には前後方向に摺動自由に
被押圧部材132が備え付けられている。この被押圧部
材132は、両コネクタF2,M2の嵌合操作時に、ロ
ックアーム115の押圧部116により押し込み操作さ
れるものである。被押圧部材132の後面側には、圧縮
コイルばねからなる2本の戻しばね133が備えられて
いる。被押圧部材132は、常には、一対の戻しばね1
33によって前方へ付勢されており、ばね収容室131
の天井面から突設された抜止部134により係止されて
いる。ばね収容室131の底面の前端部分は開口されて
おり、その両側縁には壁135が垂下して形成されてい
る。この壁135の内面には、係止突起136が形成さ
れている。両コネクタF2,M2の嵌合操作中には、ロ
ック突部117がこの係止突起136の上側に乗り上が
りながら乗り越える。そして、両コネクタF2,M2の
嵌合が終了すると、ロック突部117は係止突起136
の後面に係止し、両コネクタF2,M2は抜止めされ
る。
【0041】本体部122内においてキャビティ124
上方の空間には、ショート端子138が組み付けられて
いる。ショート端子138は導電性の金属板を断面U字
状に折り返し形成されており、その上面部分が固定され
て折り返し部分を奥側に向けた姿勢で組み付けられてい
る。このショート端子138の下面側は、収容される雄
端子金具126の数に対応して3本に分岐しており、各
分岐片139の先端に下向きの山形に屈曲された接触部
140が形成されている。そしてこのショート端子13
8が組み付けられた状態では、各分岐片139の接触部
140が雄端子金具126のフード部123内に突出し
たタブ129とそれぞれ接触しており、各雄端子金具1
26間が導通状態とされる。これにより、各雄端子金具
126に電位差が生じることが防止されている。一方、
両コネクタF2,M2が嵌合されると、各分岐片139
は雌ハウジング101により弾性的に押し上げられてタ
ブ129から離間し、各雄端子金具126間が非導通状
態となる(図24参照)。
【0042】また、図19に示すように、本体部122
の下面側には、リテーナ装着孔142が形成されてお
り、ここにはリテーナ141が装着されるようになって
いる。リテーナ141には、図18に示すように、基板
143の上面に雄端子金具126のアゴ部126Aの後
面に係合可能な3個の係合突部144が設けられてい
る。各係合突部144の間の位置には、2組のリテーナ
係止突部147が形成されている。このリテーナ係止突
部147の先端部分は二股に分かれており、互いに閉脚
方向に弾性変形可能な仮係止脚148と本係止脚149
とが形成されている。
【0043】一方、雄ハウジング121には、中央のキ
ャビティ124を挟む両側に一対のリテーナ係止溝15
0が形成されており、このリテーナ係止溝150の前縁
には仮係止受け部151が設けられている。また、リテ
ーナ係止溝150の後縁には、仮係止受け部151より
も深い位置に本係止受け部152が突設されている(図
19及び図20を参照)。そして、図20(A)に示す
ように、仮係止脚148が仮係止受け部151に係止す
ることで、リテーナ141は仮係止位置に保持される。
この仮係止位置では、上記した係合突部144はキャビ
ティ124の下面側に退避しているため、雄端子金具1
26をキャビティ124内に抜き差しすることができ
る。次に、図20(B)に示すように、リテーナ141
がさらに押し込まれ、本係止脚149と本係止受け部1
52とが係止すると、リテーナ141は本係止位置に保
持される。この本係止位置では係合突部144がキャビ
ティ124内に突入するとともに、雄端子金具126の
アゴ部126Aに係合可能とされる。
【0044】また、リテーナ141の左右両端には、一
対の抜止片154が立てられている。抜止片154の前
側では、中央から下部側にかけて切り込みが入れられて
おり、その上端側が前方に突出したような形状とされて
おり、その突出部分が当接突部156となっている。一
方、雌ハウジング121側において、リテーナ装着孔1
42の左右両端には、図19に示すように、抜止片15
4の挿入を可能とする抜止片挿入溝158が形成されて
いる。抜止片挿入溝158の前側は、フード部123の
側壁の内側に沿うようにして設けられており、コネクタ
収容室130に連通している。
【0045】さて、相手の雌ハウジング101の前端部
の左右両側面には、雄側のリテーナ141の当接突部1
56に嵌合可能な係止溝161が形成されている。係止
溝161はリテーナ141が本係止位置にある場合にお
いて、当接突部156が嵌合しうる位置に設けられてい
る。また、係止溝161から雌ハウジング101の底面
までは、検知部109とされており、リテーナ141が
雄ハウジング121に対して半挿入状態である場合に
は、当接突部156と検知部109とが当接するように
なっている。
【0046】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用及び効果について説明する。まず、図21の矢線
に示すように、雄ハウジング121のリテーナ装着孔1
42にリテーナ141を差し込むと、図20(A)に示
すように、仮係止脚148が仮係止受け部151に係止
されることでリテーナ141が仮係止位置に保持され
る。また、このとき、抜止片154は抜止片挿入溝15
8に差し込まれる。この仮係止位置では、係合突部14
4はキャビティ124の下面側に退避している。この状
態で雄端子金具126をキャビティ124内に挿入する
と、雄端子金具126はランス127により一次係止さ
れる。このとき雄端子金具126のタブ129は、フー
ド部123内に突出するとともに、ショート端子138
の対応する分岐片139とそれぞれ接触する。続いて、
リテーナ141をさらに押し込むと、図20(B)に示
すように、本係止脚149が本係止受け部152に係止
して、リテーナ141は本係止位置に保持される。それ
に伴い、図17に示すように、係合突部144がキャビ
ティ124内に突入しており、雄端子金具126のアゴ
部126Aの後方に係止し、これにより雄端子金具12
6が二次係止される。
【0047】一方、雌コネクタF2側では、雌端子金具
104がキャビティ102内に挿入され、リテーナ11
0により抜止めされる。次に、雌コネクタF2を雄コネ
クタM2のフード部123内へ嵌め込む。この嵌合操作
の途中には、図24に示すように、ロックアーム115
のロック突部117が係止突起136に乗り上げ、ロッ
クアーム115が上方に弾性変形する。このとき、押圧
部116は戻しばね133の弾力に抗しながら、被押圧
部材132を押し込んでいる。この嵌合操作において、
雄コネクタM2のリテーナ141が本係止位置にある場
合には、図25に示すように、当接突部156と雌ハウ
ジング101の係止溝161との位置が対応し、当接突
部156が係止溝161内に入り込みながら嵌合が継続
される。
【0048】両コネクタF2,M2が正規に嵌合される
と、ロック突部117が係止突起136を乗り越えるた
め、図26に示すように、ロックアーム115が復帰変
形する。すると、ロックアーム115のロック突部11
7が係止突起136の後面に係止し、両コネクタF2,
M2は正規の嵌合状態にロックされる。また、被押圧部
材132は戻しばね133の復元弾力により前方位置に
戻される。このとき、抜止片154の当接突部156
は、図27に示すように雌ハウジング101の係止溝1
61内に深く嵌入しており、これによりリテーナ141
は相手側の雌コネクタF2により、本係止位置において
抜止めされている。
【0049】なお、上記した両コネクタF2,M2の嵌
合操作中において、正規に嵌合される前にその操作が中
断されると、図24に示すように、戻しばね133の復
元弾力でロックアーム115が戻し方向に力を受け、雌
コネクタF2が外方に弾き出され、両コネクタF2,M
2が半嵌合状態に留め置かれることが回避される。
【0050】さて、上記の嵌合操作中において、リテー
ナ141と雄ハウジング121とが正規の本係止位置に
ない場合(例えば、リテーナ141を本係止位置に押し
込むことを失念した場合や、雄端子金具126が半挿入
状態にあるため押し込み操作を行っても係合突部144
が雄端子金具126の本体に当たって押し込みができな
いことにより、リテーナ141が仮係止位置に留められ
てしまう場合等)に、両コネクタF2,M2を嵌合操作
したときの様子について説明する。
【0051】リテーナ141が仮係止位置にある場合に
は、図28に示すように、リテーナ141に設けられた
抜止片154が抜止片挿入溝158の奥まで挿入されて
いない。従って、当接突部156は相手の雌ハウジング
101の検知部109に位置している。このため、両コ
ネクタF2,M2の嵌合操作の終わりに近くなると、検
知部109と当接突部156とが当接してそれ以上の嵌
合操作を不可能とする。正規位置まで嵌合できないとき
には、嵌合操作を中断すれば、戻しばね133の弾力で
雌コネクタF2が弾き出されるため明確に認識できる。
そして、このように両コネクタF2,M2が正規に嵌合
できないことをもって、作業者はリテーナ141が本係
止位置に装着されていないことを検知し得るところとな
る。リテーナ141の半挿入が検知されたら、雄端子金
具126の挿入状態を確認しつつリテーナ141を本係
止位置に押し込んだのち、再度両コネクタF2,M2を
嵌合すればよい。
【0052】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態について、図29を参照しつつ説明する。なお、本
実施形態と第2実施形態との相違は、主として、雌コネ
クタF3に設けられる係止溝183の位置である。この
ため、該当部分のみを示し残りの構成についての説明
は、省略する。係止溝183は雌コネクタF3の前端面
において、左右両側部の下方位置に一対に設けられてい
る。この係止溝183は、雌コネクタF3の両側壁18
4からわずかに内側に入ったところに設けられている。
このため、第2実施形態の係止溝161に比べると、両
側縁の側壁面184Aが加わっていることになる。この
ように構成された雌コネクタF3と雄側コネクタ(図示
せず)とを嵌合させた場合にも、第2実施形態と同様の
作用及び効果を奏することができる。さらに、本実施形
態では、雄側コネクタに装着されるリテーナの当接突部
(いずれも図示せず)が係止溝183に挿入された場合
に、側壁面184Aがあるため、雌コネクタF3と雄側
のリテーナとの係合力が強化されている。このため、リ
テーナがさらに外れにくくされる。
【0053】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも技術的範囲内において、
種々変更して実施することができる。本実施形態では、
リテーナがハウジングの側面、つまり嵌合方向と直交す
る方向から装着されるものについて説明したが、リテー
ナがハウジングの前方あるいは後方から装着されるもの
についても適用可能である。本発明は、形状によって
は、雌側のコネクタにも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態において雄ハウジングにリテーナ
を装着する前の側断面図
【図2】雄ハウジングの正面図
【図3】雄ハウジングの背面図
【図4】雄ハウジングとリテーナとが仮係止位置にある
ときの側断面図
【図5】リテーナがハウジングと仮係止位置、または本
係止位置にあるときの係止部分を示す側断面図
【図6】雌側ハウジングの正面図
【図7】雌側ハウジングの下面図
【図8】雌側ハウジングの側断面図
【図9】雄ハウジングとリテーナとが本係止位置にある
ときに、雌雄コネクタが正規に嵌合されたときの嵌合検
知溝付近の様子を示す側断面図
【図10】雄ハウジングとリテーナとが仮係止位置にあ
るときに、雌雄コネクタが嵌合されたときの嵌合検知溝
付近の様子を示す側断面図
【図11】雄ハウジングとリテーナとが仮係止位置から
本係止位置の途中位置にあるときに、雌雄コネクタが嵌
合されたときの嵌合検知溝付近の様子を示す側断面図
【図12】雌雄コネクタが正規に嵌合されたときの側断
面図
【図13】雄ハウジングとリテーナとが正規位置に嵌合
されない状態で雌雄コネクタが嵌合操作されたときの様
子を示す側断面図
【図14】雄側リテーナの側面図
【図15】雄側リテーナの背面図
【図16】第2実施形態の分解斜視図
【図17】両コネクタの嵌合前の状態の縦断面図
【図18】リテーナの斜視図
【図19】裏面側から見た雄コネクタの分解斜視図
【図20】リテーナの係止動作を示す断面図
【図21】両コネクタの嵌合前の状態の一部切欠側面図
【図22】リテーナが仮係止位置にある状態の雄コネク
タの横断面図
【図23】その雄コネクタの正面図
【図24】両コネクタが嵌合途中にある状態の縦断面図
【図25】そのリテーナの検知片の部分を示す縦断面図
【図26】両コネクタが正規嵌合された状態の縦断面図
【図27】そのリテーナの検知片の部分を示す縦断面図
【図28】リテーナの半挿入を検知した状態の縦断面図
【図29】第3実施形態における雌コネクタの正面図
【図30】従来例の一部切欠分解斜視図
【図31】そのリテーナの係止動作を示す縦断面図
【符号の説明】
15…検知突部(本係止保持部、検知部) 15A…押上面(リテーナ誘導部) 16,115…ロックアーム 30,121…雄ハウジング(コネクタハウジング) 31,123…フード部 31A,130…コネクタ収容室 35,142…リテーナ装着孔 36,141…リテーナ 37,133…戻しばね 40,126…雄端子金具(端子金具) 50…嵌合検知溝(リテーナ装着孔) 55…雌コネクタ当接突部(係止部、検知部) 55A…案内面(リテーナ誘導部) 109…検知部 156…当接突部(係止部、検知部) 161…係止溝(本係止保持部) F1,F2,F3…雌コネクタ(相手側コネクタ) M1,M2…雄コネクタ(コネクタ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を収容可能かつ相手側コネクタ
    を収容するためのフード部とこのフード部内のコネクタ
    収容室に連通するリテーナ装着孔とを備えたコネクタハ
    ウジングと、前記リテーナ装着孔に組付けられて前記端
    子金具に係合して抜け止めするためのリテーナとを備え
    たコネクタであって、 前記リテーナには、前記端子金具の抜き差しを許容する
    仮係止位置と、この仮係止位置より深い差し込み位置で
    あって前記端子金具に係合して抜け防止をする本係止位
    置とが設定され、前記本係止位置において前記コネクタ
    収容室側から接触可能な係止部が備えられ、 前記相手側コネクタには、前記係止部に係止すること
    で、前記リテーナを本係止位置に保持する本係止保持部
    が設けられることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 端子金具を収容可能かつ相手側コネクタ
    を収容するためのフード部を備えたコネクタハウジング
    と、前記端子金具に係合して抜け止めするためのリテー
    ナとを備えたコネクタであって、 前記相手側コネクタと前記リテーナとの対向面のうち少
    なくともいずれか一方には、前記相手側コネクタが前記
    フード部内に進入するに際して前記リテーナが半嵌合状
    態にあるときには互いに干渉し合うことで、前記相手側
    コネクタの正規位置への嵌合を規制する検知部が形成さ
    れていることを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リテーナには当該コネクタハウジン
    グ内に収容される端子金具の抜き差しを許容する仮係止
    位置と、この仮係止位置より深い差し込み位置であって
    端子金具に係合して抜け防止をする本係止位置とが設定
    され、 かつ前記リテーナは前記仮係止位置において前記相手側
    コネクタと干渉可能であり、リテーナが仮係止位置と本
    係止位置との間にあるときには、相手側コネクタの嵌め
    込みに伴ってリテーナが本係止位置へ誘導されるよう、
    前記検知部にはリテーナ誘導部が形成されていることを
    特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記相手側コネクタには当該コネクタに
    弾性的に係合して両コネクタを嵌合状態に保持するロッ
    クアームが備えられる一方、当該コネクタには相手側コ
    ネクタとの嵌合途上では前記ロックアームによって圧縮
    され相手側コネクタを離間方向へ付勢する戻しばねが備
    えられていることを特徴とする請求項1〜3記載のコネ
    クタ。
  5. 【請求項5】 前記リテーナ誘導部は、前記リテーナを
    本係止位置に保持する本係止保持部となることを特徴と
    する請求項2〜4記載のコネクタ。
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