JPH10326720A - 金属化フイルムコンデンサと金属化フイルムの製造方法 - Google Patents

金属化フイルムコンデンサと金属化フイルムの製造方法

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JPH10326720A
JPH10326720A JP9134624A JP13462497A JPH10326720A JP H10326720 A JPH10326720 A JP H10326720A JP 9134624 A JP9134624 A JP 9134624A JP 13462497 A JP13462497 A JP 13462497A JP H10326720 A JPH10326720 A JP H10326720A
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JP
Japan
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film
vapor
deposited
capacitor
metallized
Prior art date
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JP9134624A
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Inventor
Toshiyuki Nishimori
敏幸 西森
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサのtanδを低くし自己発熱を押
さえ安全性を向上させる金属化フィルムコンデンサと金
属化フィルムの製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 蒸着フィルム1aの主電極部8に蒸着膜
の厚みがフィルムの巻回または長手方向に周期的に厚み
が大きい波高部分を設けた蒸着フィルム1aを用い、こ
の蒸着フィルム1aを巻回または積層した金属化フィル
ムコンデンサ。また、主電極部に周期的に蒸着膜の厚み
が大きい波高部分9を形成するため、小孔17を周期的
に設けた透過ローラ16内に蒸着源の炉14を配置し、
蒸着時に透過ローラを回転することにより、蒸着膜の波
高部分を形成する金属化フィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属化フイルムを
用いたコンデンサの特性の中でも、耐熱性、高耐圧化、
軽量化に寄与する生産性の高い金属化フイルムコンデン
サと金属化フイルムの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のコンデンサは、そのコンデンサを
搭載する機器内の高密度化が進み、コンデンサの熱の影
響を多く受けるようになるために、自己発熱もできるだ
け少ないものが要求されている。一方金属化フイルムコ
ンデンサとしては、小形で機器の収納性の良いものが求
められているために、フイルムの薄いものを厚み当たり
の電圧を高くして使用する方法(電位傾度の向上)が種
々提案されている。例えば、電位傾度を向上するには、
金属化フイルムの耐電圧を高くすることが必要であり、
そのためには、対向する部分の金属化フイルムの蒸着部
の蒸着厚みを薄くすることにより、フイルムで絶縁破壊
したときのセルフヒーリング発生時のエネルギーを少な
くし、持続的な短絡故障に至らないようにして、耐電圧
を向上させていた(特許第1667382号参照)。
【0003】以下、図9にて従来の金属化フイルムコン
デンサの構成と効果について説明する。対向する蒸着フ
イルム1の蒸着膜は亜鉛または亜鉛アルミニュウムの合
金を蒸着し、その膜厚みは一般的に抵抗値で規定されて
おり、対向する主電極部8aは、7〜10Ω/□で、メ
タリコン2との結合部8bは、2〜6Ω/□にしてい
る。このため、金属化フイルム1の蒸着厚みが2〜6Ω
/□のフラット蒸着品に比較して、対向する主電極部1
aでの破壊時のエネルギーは、蒸着金属の溶解する量が
膜厚分だけ少なくなり、自己回復性が容易になり、継続
的な絶縁破壊に至らない。そのために蒸着フイルムの電
位傾度の向上が図れ、同じ電圧のコンデンサでも、薄い
フイルムの蒸着フイルムで特性が確保できる。また同様
に抵抗値を7〜20Ω/□にすると、メタリコン2と蒸
着フイルム1との接触部の抵抗が増し、その部分で発熱
し、大きな電流が流れ続けるとコンデンサの不具合が発
生する要因になる。そのために上記に示すような、蒸着
膜を段付形状に蒸着するものである。図10は従来の金
属化フイルムの製造方法を示す。フイルム12がクーリ
ングスキャン(冷却ローラ)13上にて蒸着源の炉14
からの金属蒸着により蒸着フイルム(金属化フイルム)
1ができあがる製造方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金属化フイルムコンデンサの構成では、対向する主電極
部8aの蒸着膜を薄くするために蒸着フイルムの蒸着金
属を流れる電流により発熱が大きくなり、コンデンサ自
体の発熱が大きくなった。このため、静電容量の大きな
ものは、使用機器の周囲温度の低いところでしか使用さ
れなかった。つまり、コンデンサに流れる電流が蒸着膜
を流れる時に、蒸着膜が薄いため抵抗値が高く、ジュー
ル熱が発生し、コンデンサ自体の自己発熱が大きくなっ
ていた。フイルムは温度が高くなると耐電圧特性が低下
するためにコンデンサ自体の耐電圧が低下し、破壊につ
ながるものもあった。また最近は、金属化フイルムにヒ
ューズを設けた自己保安機構付金属化フイルムコンデン
サもあり、ヒューズ部の発熱も加わり、増々、コンデン
サ内部の発熱が大きくなる傾向にあり、耐電圧や安全性
を高める方向と、発熱を押さえる方向が相反する傾向に
ある。
【0005】本発明は、上記課題を解決するもので、コ
ンデンサの自己発熱を押さえながら耐電圧特性と安全性
の高い金属化フイルムコンデンサを提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の金属化フイルムコンデンサは、蒸着フイル
ムが対向する主電極部の蒸着膜の厚みをフイルムの巻回
または長手方向に周期的に厚い波高部分を設けた蒸着フ
イルムを用いたものである。また、本発明の金属化フイ
ルムの製造方法は、蒸着膜に周期的な波高部分を形成す
るために、円周曲面に小孔を周期的に配設した円筒状の
透過ローラ内に蒸着源の炉を配設し、フイルムの金属蒸
着時に、透過ローラを回転させ、蒸着膜に波高部分を形
成することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の金属化フイルムコンデン
サは蒸着フイルムが対向する主電極部の蒸着膜の厚みが
厚い波高部分をフイルムの巻回または長手方向に周期的
に形成した蒸着フイルムを用いたもので、対向する主電
極部の蒸着膜の厚みが厚い波高部分により、電流の流れ
を良くして、コンデンサ内部の発熱を抑制する作用を有
する。
【0008】また、本発明の金属化フイルムの製造方法
は、主電極部の蒸着膜に波高部分を周期的に形成するた
め、周期的パターンの小孔を円周曲面に配設した円筒状
の透過ローラ内に蒸着源の炉を配置し、フイルムの蒸着
時に、前記透過ローラを回転をしながら、蒸着膜に波高
部分を周期的に蒸着することを特徴とするものであり、
フイルムの長手方向に蒸着膜の膜厚を周期的に変化させ
る作用を有するものである。
【0009】以下、本発明の実施の形態につき図1
(a)(b)ないし図8に沿って説明する。
【0010】(実施の形態1)図1(a)(b)に本発
明の実施の形態1を示す。6μmの厚みのポリプロピレ
ンフイルム6の片面に亜鉛を蒸着する。その蒸着金属の
厚みはメタリコンに接するメタリコン接触部7は、2〜
6Ω/□にし、各電極の対向する主電極部8は、7〜2
0Ω/□するが、フイルムの長手方向には、30mm間
隔に蒸着膜の厚い2〜6Ω/□の波高部分9を設けた蒸
着フイルム1aを巻回し60μF素子をつくる。その
後、図2のように電極引き出し用のメタリコン2を施
し、図3のように、熱処理したコンデンサ素子に端子3
を付けて、樹脂ケース4に収納した後、エポキシ樹脂5
を注型硬化し、金属化フイルムコンデンサを完成させ
る。
【0011】コンデンサの自己発熱は、損失特性のta
nδの値と比例するために、tanδ値で評価すれば発
熱の程度がわかる。つまり同じフイルム材料で図9に示
す従来の段付蒸着品と比較すると、従来品のtanδが
0.06%に対して、本発明品のtanδが0.03%
と低い値になる。さらにこのコンデンサのエレメント中
央部の自己発熱を比較すると、400v印加で、常温で
の発熱が従来品で15degに対して、本発明は、7d
eg低い値であった。このことは、周期的に膜厚を厚く
して、電流の流れを良くした効果が現れている。なお、
コンデンサの破壊電圧は図10に示すように、10va
c/secの昇圧破壊試験で比較しても、従来とほぼ同
等の平均で1400vacであり、耐電圧を落とさず
に、自己発熱を押さえることが本実施の形態1で可能に
なった。
【0012】(実施の形態2)次に、図4に示すよう
に、蒸着フイルム1bにおいて、対向する主電極部でフ
イルムの巻回または長手方向に周期的に蒸着厚みの厚い
波高部分9が重ならないように蒸着した蒸着フイルムを
用い、これを巻回または積層して実施の形態1と同じ仕
様のコンデンサを作り実施の形態1と同じ試験をして、
破壊電圧を求めると、破壊電圧のばらつきが図10に示
すように、ばらつきが更に少なくなり、かつ対向する主
電極部でより蒸着厚みの厚い波高部分が重なる蒸着フイ
ルムを用いた金属化フイルムコンデンサに対して、より
安定な破壊レベルを持つ金属化フイルムコンデンサにな
った。蒸着膜の厚みの厚い波高部分同士が電極として相
対すると、その部分で微少破壊すると自己回復時のエネ
ルギーが大きくその際フイルムにおおきなダメージを与
えるために、コンデンサ自体の耐電圧も低下するが、少
なくても、一方の蒸着膜の厚みが薄ければ、自己回復が
容易になり、耐電圧の低下も招くことない。
【0013】(実施の形態3)図5は、自己保安機構付
金属化フイルムコンデンサに本発明の蒸着フイルム1c
を用いたコンデンサを示す。実施の形態1の仕様と同じ
仕様のコンデンサを作り、従来の自己保安機能付フイル
ムを使用したコンデンサと比較すると、tanδの値が
従来品が0.07%に対して本発明品は0.04%にな
り、周期的に蒸着膜厚の厚い波高部分9の効果が現れて
いる。
【0014】(実施の形態4)次に、本発明の金属化フ
イルムの製造方法として、巻回または長手方向に周期的
に抵抗値の変化を付ける方法について図7に沿って説明
する。図7に示すように、本発明の方法は蒸着源の炉1
4からの蒸発金属は蒸着源の炉14の周りを回転する透
過ローラ16を蒸着金属が透過するようにしてフイルム
12に蒸着する。この透過ローラ16は、図8に示すよ
うに、さらに小孔17が周期的に円周曲面に配設されて
いる。そして、蒸着フイルム1aの膜厚を厚くする波高
部分9は、フイルム12の蒸着時に、透過ローラ16が
回転することにより周期的に蒸着されるものである。な
お、蒸着中に小孔17が目詰まりしないように、蒸着前
の工程部分で、透過ローラ16の内部をオイルの蒸気が
当たるようにするオイルタンク18を設置している。こ
れにより、透過ローラ16の内側にオイルが付着するの
を防止し、蒸着金属が透過ローラ16に付着せず、連続
的な蒸着が可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の金属化フイルムコ
ンデンサは、蒸着フイルムの主電極の蒸着膜厚が周期的
に厚い波高部分を形成した金属化フイルムを用いたもの
で、電流の流れを良くして、自己発熱を押さえコンデン
サ特性を向上させることができるものである。また、本
発明の金属化フイルムの製造方法は、周期的に蒸着膜の
厚みを厚くした波高部分を主電極部に連続蒸着すること
が可能になるため、耐電圧特性が良く、安全性が高く、
小形の金属化コンデンサの蒸着フイルムの提供ができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1に用いる片面蒸着
フイルムの略平面図 (b)同片面蒸着フイルムの略断面図
【図2】同実施の形態1に用いたコンデンサ素子の分解
斜視図
【図3】同実施の形態1の金属化フイルムコンデンサの
断面図
【図4】同実施の形態2に用いたコンデンサ素子の分解
斜視図
【図5】同実施の形態3に用いたコンデンサ素子の分解
斜視図
【図6】本発明の金属化フイルムの製造方法の実施の形
態を示す概略工程図
【図7】同実施の形態の透過ローラの拡大斜視図
【図8】破壊電圧を示す比較特性図
【図9】従来例で用いたコンデンサ素子の分解斜視図
【図10】従来の金属化フイルムの製造方法を示す概略
工程図
【符号の説明】
1a、1b、1c 蒸着フイルム 7 メタリコン接触部 8 主電極部 9 波高部分 14 蒸着源の炉 16 透過ローラ 17 小孔 18 オイルタンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着フイルムの主電極部の蒸着膜の厚み
    がフイルムの巻回または長手方向に周期的に厚い波高部
    分を設けた蒸着フイルムを用い、この蒸着フイルムを巻
    回または積層した金属化フイルムコンデンサ。
  2. 【請求項2】 蒸着フイルムの両面には、蒸着膜の厚い
    波高部分が互いに重ならないように配置した両面蒸着フ
    イルムを用いた請求項1記載の金属化フイルムコンデン
    サ。
  3. 【請求項3】 蒸着フイルムの蒸着金属として、亜鉛ま
    たは亜鉛アルミニウムの合金を用い、メタリコン接触部
    の蒸着膜抵抗値を低くしたヘビーエッチ部を有する蒸着
    フイルムを用いた請求項1記載の金属化フイルムコンデ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 蒸着フイルムの主電極部が非蒸着部によ
    り複数個のコンデンサに分割し、メタリコン部またはメ
    タリコン部近傍の蒸着膜で結合してなる自己保安機構を
    有する蒸着フイルムに、波高部分を蒸着膜に周期的に設
    けた請求項1記載の金属化フイルムコンデンサ。
  5. 【請求項5】 所望の蒸着厚みの波高部分を周期的に蒸
    着膜に形成するため、周期的パターンの小孔を円周曲面
    に有する円筒状の透過ローラ内に金属蒸着源の炉を配置
    し、フイルムの蒸着時に、前記円筒状の透過ローラを回
    転をしながら、蒸着膜の厚みを周期的に変えることによ
    り、波高部分を蒸着することを特徴とする金属化フイル
    ムの製造方法。
  6. 【請求項6】 円筒状の透過ローラ内に、オイルの蒸気
    を当てるオイルタンクを設けた請求項5記載の金属化フ
    イルムの製造方法。
JP9134624A 1997-05-26 1997-05-26 金属化フイルムコンデンサと金属化フイルムの製造方法 Pending JPH10326720A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8274778B2 (en) 2008-01-17 2012-09-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Capacitor
CN104916438A (zh) * 2015-05-10 2015-09-16 长兴华强电子有限公司 高温高压安规电容器

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