JPH10326918A - 磁気インピーダンス効果素子 - Google Patents

磁気インピーダンス効果素子

Info

Publication number
JPH10326918A
JPH10326918A JP9135597A JP13559797A JPH10326918A JP H10326918 A JPH10326918 A JP H10326918A JP 9135597 A JP9135597 A JP 9135597A JP 13559797 A JP13559797 A JP 13559797A JP H10326918 A JPH10326918 A JP H10326918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
magneto
range
impedance effect
metallic glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9135597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Mizushima
隆夫 水嶋
Teruhiro Makino
彰宏 牧野
Akihisa Inoue
明久 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP9135597A priority Critical patent/JPH10326918A/ja
Priority to EP98303656A priority patent/EP0881503A3/en
Priority to KR1019980018895A priority patent/KR100265984B1/ko
Priority to TW087108091A priority patent/TW415968B/zh
Publication of JPH10326918A publication Critical patent/JPH10326918A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/12Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
    • H01F1/14Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys
    • H01F1/147Alloys characterised by their composition
    • H01F1/153Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals
    • H01F1/15341Preparation processes therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁界検知素子として優れた特性を有する磁気
インピーダンス効果素子を得る。 【解決手段】 Feを主成分とし、ΔTx=Tx−Tg
(式中、Txは結晶化開始温度、Tgはガラス転移温度
を示す)の式で表される過冷却液体領域の温度幅ΔTx
が35K以上であるFe基金属ガラス合金からなり、交
流電流を印加するとき、インピーダンスが外部磁界に依
存して変化する素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Fe基金属ガラス
合金を用いた磁気インピーダンス効果素子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近の情報機器、計測機器、制御機器な
どの急速な発展に伴って、従来の磁束検出型のものより
更に小型、高感度かつ高速応答性の磁界検知素子が求め
られ、磁気インピーダンス効果(Magneto-Impedance Ef
fect)を有する素子(磁気インピーダンス効果素子、以
下「MI素子」と記す)が注目されるようになってきて
いる。
【0003】磁気インピーダンス効果とは、例えば図1
5に示す閉回路において、ワイヤ状またはリボン状の磁
性体Miに電源EacからMHz帯域の交流電流Iacを印
加し、この状態で磁性体Miの長さ方向に外部磁界Hex
を印加すると、外部磁界Hexが数ガウス程度の微弱磁界
であっても、磁性体Miの両端に素材固有のインピーダ
ンスによる電圧Emiが発生し、その振幅が外部磁界Hex
の強度に対応して数十%の範囲で変化する、すなわちイ
ンピーダンス変化を起こす現象をいう。この磁気インピ
ーダンス効果を有する素子(MI素子)は、素子の長さ
方向の外部磁界に感応するので、例えば磁界センサとし
て用いる場合などにおいて、従来のコイル巻き磁心を用
いた磁束検出型の磁界検知素子などと異なり、センサヘ
ッドの長さを1mm程度以下としても磁界検出感度が劣
化せず、10-5Oe程度の高分解能を有する微弱磁界セン
サが得られるばかりでなく、数MHz以上の励磁が可能
であるため、200MHz〜300MHzの高周波磁界
が振幅変調のキャリアとして使用でき、従って磁界セン
サの遮断周波数を10MHz以上に設定することが容易
であることなどから、新しい超小型磁気ヘッドや微弱磁
界検出器としての応用が期待されている。この磁気イン
ピーダンス効果を有する素材としては、従来からFe
−Si−B系、例えばFe78Si913の非晶質リボン
や、Fe−Co−Si−B系、例えば(Fe6
9472.5Si12.515の非晶質ワイヤ(毛利佳年雄ほ
か、「磁気−インピーダンス(MI)素子」、電気学会
マグネティックス研究会資料vol.1,MAG-94,No.75-84,P2
7-36,1994年発行)が報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のFe
−Si−B系やFe−Co−Si−B系の素材をMI
素子として使用するに際してはそれぞれ問題があった。
すなわち、図16に示すように、正負の印加磁界(Oe)
に対する出力電圧Emi(mV)を測定するとき、のF
e−Si−B系は磁界検出感度が低く、増幅倍率を10
0倍程度と高くする必要があり、ノイズの混入などのた
め高感度の磁界検知素子を得ることが困難である。また
のFe−Co−Si−B系は、 図16に示すように
感度は十分に高いが、印加磁界が例えば−2Oe〜+2Oe
程度の微弱磁界の範囲内では、感度がきわめて急峻に立
ち上がるため、この間での定量性が得られず微弱磁界検
知素子としては使用困難であった。また絶対値で2Oeを
越える磁界帯域においては使用可能ではあるが、約2Oe
程度のバイアス磁界を印加する必要があり、バイアス磁
界を印加するためにコイルを設置しある程度電流を流す
必要があった。本発明者らは、実用的特性の優れた磁界
検知素子を探索中に、ある種のFe基金属ガラス合金が
軟磁性であってしかも磁界検知素子として好適な磁気イ
ンピーダンス効果を有することを見いだし本発明に到達
した。従って本発明の課題は、磁界検知素子として優れ
た特性を有するMI素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、Feを主成分とし、ΔTx=Tx−Tg
(式中、Txは結晶化開始温度、Tgはガラス転移温度
を示す)の式で表される過冷却液体領域の温度幅ΔTx
が35K以上であるFe基金属ガラス合金からなり、交
流電流を印加するとき、インピーダンスが外部磁界に依
存して変化するMI素子を提供する。前記のFe基金属
ガラス合金は、Fe以外の他の金属元素と半金属元素と
を含有することが好ましい。このFe以外の他の金属元
素は、周期律表3B族および4B族の群から選ばれた1
種以上であることが好ましい。特にFe以外の他の金属
元素は、Al、Ga、InおよびSnの群から選ばれた
1種以上であることが好ましい。一方、前記の半金属元
素は、P、C、B、GeおよびSiの群から選ばれた1
種以上であることが好ましい。特に、この半金属元素
は、少なくともP、CおよびBの3種を含む群からなる
ことが好ましい。前記のFe基金属ガラス合金の組成
は、Alが1原子%〜10原子%の範囲内、Gaが0.
5原子%〜4原子%の範囲内、Pが9原子%〜15原子
%の範囲内、Cが5原子%〜7原子%の範囲内、Bが2
原子%〜10原子%の範囲内、かつSiが0原子%〜1
5原子%の範囲内であり、残部がFeであることが好ま
しい。前記の何れかのFe基金属ガラス合金は、Geを
4原子%以下の範囲内で含有することが好ましい。ま
た、Nb、Mo、Hf、Ta、W、ZrおよびCrの群
から選ばれた1種以上を7原子%以下の範囲内で含有す
ることが好ましい。更に前記の何れかのFe基金属ガラ
ス合金は、NiおよびCoの群から選ばれた1種以上を
10原子%以下の範囲内で含有するものであってもよ
い。前記の何れかのFe基金属ガラス合金は、300℃
〜500℃の範囲内の熱処理を施されたものであっても
よい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のMI素子を構成するFe
基金属ガラス合金は、Feを主成分とする非晶質体であ
って、例えば Fe72Al5Ga21164 …実施例1 の組成を有している。このFe基金属ガラス合金におい
て、結晶化開始温度(Tx)およびガラス転移温度(T
g)は、108μm厚の試料についてDSC(示差走査
熱量測定法)により測定するとき、それぞれ 結晶化開始温度Tx=506℃ ガラス転移温度Tg=458℃ であり、従ってΔTx=Tx−Tgの式で示される過冷
却液体領域の温度幅ΔTxは 過冷却液体領域の温度幅ΔTx=48K であって、35K以上である。
【0007】前記のFe基金属ガラス合金を用いて作成
したリボン形試料は、概略を図15に示す測定回路に磁
性体Miとして挿入し、3MHzの交流電流Iacを印加
した状態で試料Miの長さ方向に外部磁界Hexを印加す
ると、図1の実施例1として示すように、磁界ゼロを中
心に正負磁界の絶対値に依存して正負方向にほぼ対称的
に出力電圧(Eme)、すなわちインピーダンスが変化
(上昇)し、磁気インピーダンス効果を有していること
がわかる。
【0008】この実施例1のMI素子は、図1に同時に
示した従来から磁気インピーダンス効果を有することが
知られている金属ガラス合金の従来例、すなわち前記の
Fe78Si1913、および(Fe6Co9472.5
12.515 と比べると、より感度が高く、これを用
いた磁界検知回路の増幅率を低減することができるので
ノイズを抑制することができ、一方、微弱磁界の範囲内
(−2Oe〜+2Oe)でより立ち上がりが緩やかである
ので定量性が良好となり、また正負磁界に関して感度の
対称性がよいので、これを用いた磁界検知回路のイコラ
イザーを含めた回路構成が容易となる。このため実施例
1のMI素子は、磁界検知素子として好適に使用できる
ものであることがわかる。
【0009】本発明のMI素子となるFe基軟磁性金属
ガラス合金は、室温において軟磁気特性(Soft magneti
sm)を有している。このため、磁気ヘッドなど各種の応
用に有用なものとなる。この軟磁気特性は300℃〜5
00℃の範囲内の熱処理を施すことによって更に改善さ
れることがわかった。従って、ある種の用途には前記の
熱処理を施したMI素子を用いることが好ましい。
【0010】次に、本発明のMI素子に用いることがで
きるFe基金属ガラス合金について詳しく説明する。本
発明に用いるFe基金属ガラス合金は、基本的にはFe
を主成分とし、ΔTxが35K以上であるものである。
従来から、Fe基の合金組成物でFe-P-C系、Fe-
P-B系、Fe-Ni-Si-B系などの組成のもはガラス
転移を起こすことが知られている。しかしこれらの合金
組成物の過冷却液体領域の温度幅ΔTxはいずれも25
K以下と小さく、急冷しないと非晶質とならないので薄
膜状の固体しか得られず、実用的な厚みを持つ成形物を
得ることが困難であった。これに対して、本発明に係る
Fe基金属ガラス合金は、ΔTxが35K以上とされて
いるので徐冷による成形が可能となり、比較的肉厚のリ
ボン形や線条形の成形物を作成することが可能となり、
実用的なMI素子を構成することができるようになっ
た。
【0011】高い磁気インピーダンス効果を有しながら
しかも35K以上のΔTxを有するFe基金属ガラス合
金を得るために、本発明は請求項2において、Fe以外
の他の金属元素と半金属元素とを含有させる。このうち
Fe以外の他の金属とは、周期律表の3B族および4B
族のうちか選択できるものであり、具体的にはAl、G
a、In、Tl、Sn、およびPbの群から選ばれた1
種以上であるが、中でもAl、Ga、InまたはSnが
好適である。前記の半金属元素は、P、C、B、Geお
よびSiの群から選ばれた1種以上であることが好まし
い。特に、P、C、およびBの3種を併せて含有させる
ことが好ましい。またこの金属ガラス合金は、Nb、M
o、Hf、Ta、W、ZrおよびCrの群から選ばれた
1種以上を含有していてもよい。更に、NiおよびCo
の群から選ばれた1種以上を含有していてもよい。
【0012】MI素子として特に良好な特性を有する金
属ガラス合金は、下記の組成物Aから得ることができ
る。 (組成物A)元素 原子% Al 1 〜10 Ga 0.5〜 4 P 9 〜15 C 5 〜 7 B 2 〜10 Si 0 〜15 Fe 残部
【0013】本発明に用いるFe基金属ガラス合金にお
いて、Geは4原子%以下の範囲内で含まれていてもよ
い。また、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、および
/またはCrは7原子%以下の範囲内で含まれていても
よい。更にNiおよび/またはCoは10原子%以下の
範囲内で含まれていてもよい。
【0014】本発明のMI素子として特に優れた特性を
有する金属ガラス合金の具体例としては、例えば Fe72Al5Ga21164 …実施例1、 Fe72Al5Ga21064Si …実施例2、 Fe73Al5Ga21154 …実施例3、 Fe70+XAl5Ga2(P55252023-X (x=1〜5) …実施例4、 (ただし上式中の括弧内数値は、P+C+Bを100と
したときの原子%)などの組成を有するものを挙げるこ
とができる。
【0015】前記の組成物は何れも、それぞれの元素の
溶融混合物を調節された冷却条件に従って冷却すること
によって金属ガラス合金の成形物を得ることができる。
一般に、金属ガラス合金に共通した特性として、結晶化
開始温度Txとガラス転移温度Tgとの間に過冷却液体
領域の温度幅ΔTxを有することが挙げられる。この帯
域においては金属ガラス合金の過去の熱履歴は完全に消
失し、組成物中の原子は大きな拡散性をもって内部平衡
状態にある。従ってこの状態から急冷すると組成物は結
晶化せず、非晶質体すなわち金属ガラス合金が得られ
る。
【0016】しかし、従来知られているFe-P-C系、
(Fe,Co,Ni)-P-B系、(Fe,Co,Ni)
-Si-B系、(Fe,Co,Ni)-M(Zr,Hf,
Nb)系、(Fe,Co,Ni)-M(Zr,Hf,N
b)-B系などの非晶質合金は、いずれも過冷却液体状
態の温度幅ΔTxが狭いために、単ロール法と呼ばれる
方法などにより105 K/sレベルの冷却速度で急冷し
なければ非晶質とならず、前記の単ロール法などで急冷
して製造されたものは厚さが50μm以下程度の薄膜状
となり、磁界検知素子などとして使用できるようなリボ
ンまたは線条の成形物を得ることは困難であった。
【0017】本発明に用いるFe基金属ガラス合金は、
過冷却液体状態の温度幅ΔTxが35K以上と十分に広
いので、従来知られている金属ガラス合金のように急冷
しなくても非晶質の固体が得られる。従って、もちろん
単ロール法などの急冷により薄膜を形成することもでき
るが、鋳造法や流体冷却法などにより、リボンや線条な
ど厚みのある自立性の成形物を製造することができるよ
うになる。
【0018】前記の単ロール法とは、先ず前記組成物の
元素単体粉末を所定割合に混合し、次いでこの混合粉末
をArガス等の不活性ガス雰囲気中において、ルツボ等
の溶融装置で溶融して合金の溶湯とする。次にこの溶湯
を、回転している冷却用金属ロールに吹き付けて急冷す
ることにより、薄帯状の金属ガラス合金固体を得る方法
である。この際にも、本発明に用いる金属ガラス合金組
成物の場合は、過冷却液体領域の温度幅ΔTxが十分に
大きいので冷却速度を従来より緩和することができ、比
較的厚みの厚いリボン状の非晶質固体を得ることができ
るようになる。
【0019】また、本発明の金属ガラス合金組成物は、
過冷却液体領域の温度幅ΔTxが十分に大きいことを利
用して、銅鋳型などに鋳込む射出鋳造法など、徐冷によ
る成形法も可能になる。鋳造装置としては、広く一般に
用いられている種々の構成のものが適用し得ることはも
ちろんであり、連続鋳造装置なども用いることができ
る。
【0020】本発明の金属ガラス合金組成物を用いてM
I素子線条を製造するには、例えば特開平4−3233
51号公報に記載されているような流体冷却法を適用す
ることもできる。この方法は基本的には、前記の合金組
成物を溶融し、冷却液層中にその溶融物を連続的に噴出
して線状に冷却固化させる方法である。更に具体的に
は、冷却液層を噴流とする方法(噴流法)と遠心力で保
持する方法(遠心法)とがある。
【0021】このうち噴流法は、概略を図2に示すよう
に、先ず冷却液受槽5中の冷却液Lを冷却液加圧ポンプ
に6より加圧し、冷却器7により所定の温度に冷却した
後、液体加圧タンク10により所定の圧力に加圧する。
次に、加圧された冷却液Lを、冷却液体噴出ノズル1に
より所定の速度で噴出させて噴流8を形成し、この噴流
8は冷却液受槽5に循環させる。一方、前述した合金組
成物12は、加熱炉11で溶融し、溶融合金噴出装置2
に送り、アルゴンガス圧によりこの溶融合金噴出装置2
から噴出させる。噴出した溶融合金流9は、前述の冷却
液体噴出ノズル1から噴出された冷却液の噴流8によっ
て急速に冷却固化され、MI素子線条3となる。得られ
たMI素子線条3は、巻き取り機4によって巻き取られ
る。
【0022】遠心法は、図3に示すように、原料の合金
組成物をルツボ21の送入口31からアルゴンガスによ
り送入し、これを加熱炉25で加熱溶融する。この間、
図示しない駆動モーターにより回転ドラム26を所定の
回転速度に回転しておく。次いで冷却液Lを冷却液供給
管30から回転ドラム26の内側に供給し、遠心力によ
り冷却液層28を形成する。次にルツボ21の先端ノズ
ル22を下降して冷却液層28の液面に接近させると共
にルツボ21内を加圧し、溶融組成物24を冷却液層2
8の液面に向かって噴出させる。ルツボ21の内部に
は、原料の酸化を防ぐため、絶えず不活性ガスを送入
し、不活性雰囲気に保つ。冷却液層28の液面に向かっ
て噴出された合金は冷却固化されMI素子線条33とな
り、噴出方向と回転ドラム26の回転方向および遠心力
の合力により冷却液層28の中を進み、回転ドラム26
の内壁に沿って順次巻き重ねられる。紡糸終了後に管3
0の先端を冷却液層28中に挿入し、冷却液を吸引排出
する。その後、回転ドラム26を停止し、回転ドラム2
6の内壁に集積したMI素子線条33を取りだす。
【0023】本発明のMI素子を形成するFe基金属ガ
ラス合金が高い非晶質形成能を有する理由については、
この理論によって本発明が限定されるものではないが次
のように考えられる。すなわち、この組成物は大きな原
子直径差と負の混合熱を有する元素群で構成されている
ので、液態において高い無秩序充填構造を有しており、
この結果、固/液界面エネルギーが高くなり、液相から
の結晶核の生成が抑制されると共に、結晶相の生成に必
要な原子の長距離拡散移行が、前記の無秩序充填構造の
形成に伴い困難になることの相乗効果によると考えられ
る。
【0024】本発明のMI素子は軟磁性であって、一般
のMI素子と同様に金属ガラス合金成形物の長さ方向の
磁界変化に感応する。従ってこの金属ガラス合金を用い
て磁気センサヘッドのコイルを作成すると、このコイル
は通電電流で円周方向に励磁され、ヘッドの長さ方向の
磁界による反磁界は非常に小さい。このため、従来のフ
ラックスゲートセンサなど高感度磁束検出型の磁気セン
サに比べ、ヘッド長を大幅に短縮することができ、しか
も数十〜100%/Oeのインピーダンス変化率と、10
-6Oeの高い分解能と、数MHzの遮断周波数とを持つ、
高感度でかつ極小寸法の磁気センサヘッドを構成するこ
とができる。例えばヘッド長が1mm以下の極小寸法で
あっても磁界検出感度は劣化せず、1Hz以上の交流磁
界に対する最小検出磁界は10-6に達する。従って、例
えば直径19mm、1000極(着磁間隔約60μm)
のロータリーエンコーダ用リング磁石の表面磁界(表面
から約2mmの位置で約0.1Oeとなる)を1mm以上
離れた位置で明確に検出できるようになる。また地磁気
(約0.3Oe)の検出も容易である。
【0025】本発明のMI素子を用いた磁気センサヘッ
ドは、応答の速い磁化の回転による磁束変化を利用する
ことになるので高速応答性である。すなわち、コイルの
通過電流を高周波にすると、表皮効果によってインピー
ダンスが外部磁界に依存して鋭敏に変化し高感度化する
と共に、磁壁の移動が強い過電流制動により抑制され、
磁化ベクトルの回転のみによって円周磁束が発生するの
で高速応答性となる。本発明のMI素子を用いてコルピ
ッツ発振回路などの自己発振回路を構成し、振幅変調方
式のセンサを形成すると、その遮断周波数は発振周波数
の1/10程度であり、数十MHzの発振周波数では直
流磁界から数MHzの高周波磁界まで、分解能が約10
-6Oeの高感度で安定に検出できるようになる。これは、
従来の高感度センサであるフラックスゲートセンサなど
と比較しても応答速度が1000倍に達する高速応答で
ある。磁気ヘッドの高速応答性は、磁気記録媒体などの
磁気情報の検出に際しては必須の要件であり、例えば直
径19mmの2000極着磁のリング磁石を3600r
pmで回転させるとき、120kHzの基本波を検出し
その数倍の高調波を検出するためにはMHzレベルの遮
断周波数が必要となる。また、VTRの遮断周波数は現
在は4.75MHzであるが、将来は50MHzが想定
されている。これらの要求に対しても本発明のMI素子
は通電電流を500MHz以上に設定することにより対
応できるようになる。
【0026】本発明のMI素子を用いて微弱磁気センサ
を構成する際には、高周波電流を使用するので回路の浮
遊インピーダンスなどで感度が不安定にならないように
配慮する必要がある。この問題の一つの解決策として、
本発明のMI素子を用いたヘッド(以下「MIヘッド」
と記す)と高周波電源とを一体化した自己発振方式の磁
界検知回路を採用することが好ましい。この自己発振回
路を有する磁界検知回路の一例を図4に示す。
【0027】図4の回路図において、ブロックA,Bお
よびCはそれぞれ、高周波電源部、外部磁界(Hex)
検知部および増幅出力部である。MIヘッド(Mi)は
外部磁界検知部(B)に挿入されている。高周波電源部
(A)は、高周波交流電流を発生し外部磁界検知部
(B)に供給するための回路であってその方式は特に限
定されない。ここでは一例として、安定化コルビッツ発
振回路を採用したものを掲げる。自己発振方式ではこの
他に磁気変調を利用した振幅変調(AM)、周波数変調
(FM)、または位相変調(PM)をかけて磁界感知作
動をさせることもできる。外部磁界検知部(B)はMI
素子(Mi)と復調回路とからなり、高周波電源部
(A)から供給された高周波交流電流により待機状態と
されたMI素子が外部磁界(Hex)に感応して発生し
たインピーダンス変化を、復調回路により復調し、増幅
出力部(C)に伝送する。増幅出力部(C)は差動増幅
回路と出力端子とを有する。この磁気センサ回路は、図
示しないが負帰還ループ回路が設けてあり、強い負帰還
をかけることによって高精度・高感度・高速応答・高安
定の微弱磁気センサ回路が形成される。
【0028】本発明のMI素子は、図1に示したよう
に、外部磁界の極性に係わらず同様のパラメータ変化を
示す。従って、リニア磁界センサを構成する場合には直
流磁界バイアスを印加する必要がある。本発明のMI素
子は微弱磁界における直線性が高いため、バイアス磁界
も軽微でよく、実際的には、MIヘッドにコイルを10
〜20回巻いて数mAの直流を印加する方法が適当であ
る。
【0029】また、前記のMIヘッドにおいては、MI
素子線条にひねり応力を与えることによりヘリカル磁気
異方性を持たせ、直流バイアスを持つ交流電流で励磁す
ると、外部磁界(Hex)に対して非対称の磁気インピ
ーダンス効果が得られ、2本のMI素子線条の差電圧で
リニア磁界センサを構成することもできる。この方法
は、電流センサのように長いヘッドを使用する際には有
利な方法となる。
【0030】以上説明した本発明のMI素子は、上記の
特性を有することにより、微弱磁界センサ、高速応答電
流センサ、微弱磁気方位センサ、フラックスゲートセン
サ、電磁波検出器、ポテンシオメータ、ロータリーエン
コーダヘッド、電子コンパス、磁気ヘッド、タブレッ
ト、磁気探傷ヘッド、磁気カード・磁気切符ヘッド、磁
気近接スイッチ、磁気フラッシュメモリ、磁気ニューロ
ン、アンテナコア、医療用磁性流体モニターなどに適用
することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。 (実施例1)MI素子の製造 :Fe、Al、Ga、Fe-C合金、F
e-P合金およびBのそれぞれ所定量を秤量混合し、減
圧Ar雰囲気下においてこれらの原料を高周波誘導加熱
炉で溶融し、原子組成比がFe72Al5Ga21164
となる組成物のインゴットを製造した。このインゴット
をルツボ内に入れて溶融し、ルツボのノズルから回転し
ているロールに溶湯を吹き出して急冷する単ロール法に
よって、減圧Ar雰囲気下で厚さ20μmの急冷リボン
を得た。このリボンから、長さ31mm、幅0.1mm
〜0.2mmの試料を切り出し、実施例1のMI素子と
した。
【0032】MI素子の測定:実施例1のMI素子を図
4に示す磁界検知回路に挿入し、3MHzの交流電流を
印加した状態で、試料の長さ方向に外部磁界Hexを印加
し、外部磁界Hex(Oe)と発生した出力電圧(mV)と
の関係をプロットした。外部磁界Hexは、0Oeからスタ
ートし、5Oe、0Oe、−5Oe、0Oeと連続的に往復変化
させた。増幅倍率は10倍に設定した。測定結果を図5
に示す。この結果から実施例1のMI素子は、−2Oe〜
+2Oe程度の微弱磁界帯域においても高感度でかつ良好
な定量性を示すことがわかる。
【0033】(実施例2)MI素子の製造 :Fe、Al、Ga、Fe-C合金、F
e-P合金、BおよびSiのそれぞれ所定量を秤量混合
し、減圧Ar雰囲気下においてこれらの原料を高周波誘
導加熱炉で溶融し、原子組成比がFe72Al5Ga210
64Si1となる組成物のインゴットを製造した。こ
のインゴットから実施例1と同様に処理して、長さ31
mm、幅0.1mm〜0.2mm、厚さ20μmの実施
例2のMI素子を得た。
【0034】MI素子の測定:実施例1の場合と同様に
実施例2のMI素子を図4に示す磁界検知回路に挿入
し、3MHzの交流電流を印加した状態で、試料の長さ
方向に外部磁界Hexを印加し、外部磁界Hex(Oe)と発
生した出力電圧(mV)との関係をプロットした。外部
磁界Hexは、0Oeからスタートし、5Oe、0Oe、−5O
e、0Oeと連続的に往復変化させた。増幅倍率は10倍
に設定した。測定結果を図6に示す。この結果から実施
例2のMI素子は、−2Oe〜+2Oe程度の微弱磁界帯域
においても高感度でかつ良好な定量性を示すことがわか
る。
【0035】(実施例3)Fe-Al-Ga-P-C-B系金属ガラス合金 :Fe、A
l、Ga、Fe-C合金、Fe-P合金およびBのそれぞ
れ所定量を秤量混合し、減圧Ar雰囲気下においてこれ
らの原料を高周波誘導加熱炉で溶融し、原子組成比がF
73Al5Ga21154となる組成物のインゴットを
製造した。このインゴットをルツボ内に入れて溶融し、
単ロール法によって、減圧Ar雰囲気下で急冷リボンを
得た。製造時のノズル径と、ノズル先端とロール表面と
の距離(ギャップ)と、ロールの回転数と、射出圧力
と、雰囲気圧力とを以下の表1のように設定し、厚さ3
5μm〜229μmのリボン状Fe基金属ガラス合金試
料を得た。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示した各金属ガラス合金試料のX線
回折パターンを図7に示す。図7に示すX線回折パター
ンは、板厚35μm〜135μmの試料でいずれもハロ
ーなパターンとなっており、非晶質単相組織となってい
ることがわかる。これに対し、板厚151μmと180
μmの試料では、2θ=50゜付近にのみピークが観察
される。このピークは、Fe2Bに帰属するピークであ
ると考えられる。更に、229μmの板厚の試料では先
のピーク以外にもFe3Bに帰属するピークが観察され
るようになり、更に別の化合物が生成しているものと思
われる。以上の結果から、Fe73Al5Ga21154
の組成物から単ロール法によって、35〜135μmま
での範囲の板厚の金属ガラス合金リボンを製造し得るこ
とがわかる。
【0038】図8と図9は、表1に示す各金属ガラス合
金試料のDSC(示差走査熱量測定)曲線を示す。これ
らの図から、結晶化温度Tx以下にΔTx=Tx−Tg
で示される過冷却液体域が広い温度幅で存在し、この系
の組成物が高い非晶質形成能を有していることがわか
る。また、これらの図から、229μmの板厚の試料で
あっても非晶質相を有していることが明らかになった。
図10は、図8と図9に示す各金属ガラス合金試料のD
SC曲線から求めたTx、Tg、ΔTxの板厚依存性に
ついて示したものである。図10に示す結果から、Tx
の値は板厚に依存して変化する傾向は見られず、約50
6℃で一定であった。Tgについては、 229μm厚
の試料において若干上昇している以外はほぼ一定値(T
g=458 ℃)を示している。Tx、Tgから求めた
ΔTxについては、Tgが上昇した229μm厚の試料
以外は、ほぼ一定値(ΔTx=47K)を示した。何れ
の試料も、ΔTxが35K以上という本発明の限定条件
を充たしている。
【0039】(実施例4)Fe-Al-Ga-P-C-B系金属ガラス合金 :次に、F
70+XAl5Ga2(P55252023-X(ただし括弧内
数値はP+C+Bを100としたときの原子%)の組成
範囲でFe濃度を種々に変化させ、実施例1と同様にし
てリボン状金属ガラス合金試料を製造し、これらのFe
-Al-Ga-P-C-B系金属ガラス合金試料についてそ
の構造および特性を調べた。試料の板厚は30μm一定
とした。各金属ガラス合金試料のX線回折パターンを図
11に示す。この図に示されるように、Fe濃度が71
〜75原子%(X=1〜5)の試料にあってはいずれも
ハローなパターンとなっており、非晶質単相組織が得ら
れていることがわかる。これに対し、Fe濃度が76原
子%(X=6)の試料では、bcc−Feと思われるピ
ークが観察され(図中○で示す)、一部に結晶が生成し
ていることが認められる。
【0040】各金属ガラス合金試料のDSC曲線(図示
略)から求めたTx、TgのFe濃度依存性を図12に
示す。図12において、Fe濃度が70原子%〜75原
子%(X=0〜5)の範囲では、Txの値がFe濃度の
増加に伴って減少している。また、Tgの値は、Fe濃
度が70原子%〜73原子%の範囲でFe濃度の増加に
伴って減少し、これよりもFe濃度が増加すると増加す
る傾向が見られる。しかしこれらのTx、Tgから求め
られるΔTxはいずれも35K〜70Kとなっているの
で、この組成範囲の金属ガラス合金はいずれも本発明の
限定条件を充たしているといえる。
【0041】(実施例5)Fe-Al-Ga-P-C-B-Si系金属ガラス合金 :前記
のFe-Al-Ga-P-C-B系の組成物にSiを添加し
てなるFe-Al-Ga-P-C-B-Si系のFe基金属ガ
ラス合金のリボン状試料を製造した。原子組成比がFe
72Al5Ga21064Si1 となる組成物のインゴッ
トを製造し、これをルツボに入れて溶融し、単ロール法
によって減圧Ar雰囲気下で急冷し、リボン状の金属ガ
ラス合金試料を得た。製造時の条件は、ノズル径を0.
4〜0.5mm、ノズル先端とロール表面との距離(ギ
ャップ)を0.3mm、ロールの回転数を200〜25
00rpm、射出圧力を0.35〜0.40kgf/c
2 、雰囲気圧力を−10cmHg、ロール表面状態を
#1000に設定した。これにより、厚さ20〜250
μmのリボン状成形物が得られた。以下、得られた試料
の両表面のうち、製造時にロール表面に接した側をロー
ル面側、その反対側を自由面側という。
【0042】図13は、上記で得られた各金属ガラス合
金試料のX線回折パターンを示すものである。測定はリ
ボン試料の自由面側で行った。この図に示すX線回折パ
ターンにより、板厚20〜160μmの試料にあっては
いずれも、2θ=40〜60゜にハローなパターンを有
しており、非晶質単相組織をなしていることがわかる。
これに対し、板厚170μm以上の試料では、2θ=5
0゜付近にのみピークが観察された。このピークは、F
3C、Fe3Bのものに帰属するピークであると考えら
れる。以上の結果から、本実施例によれば、単ロール法
により、20〜160μmまでの範囲の板厚の非晶質単
相組織のリボン状成形物が得られることがわかる。この
実施例の組成では、板厚135μm程度までは非晶質単
相組織が得られ、板厚151μmになると結晶析出によ
るピークが見られたことから、Siを添加することによ
って非晶質単相組織が得られる板厚、すなわち臨界板厚
が向上していることがわかる。
【0043】図14は、上記で得られた板厚22〜22
0μmの各リボン状成形物試料のDSC(示差走査熱量
測定)曲線を示すものである。昇温速度は0.67K/
秒とした。この図から、試料は結晶化温度以下の広い温
度幅で過冷却液体域が存在し、この系の組成物が高い非
晶質形成能を有していることがわかる。
【0044】図15は、実施例5の試料、およびSiを
添加しない以外は実施例5と同様の金属ガラス合金試料
について、DSC曲線から求められるTx、Tg、およ
びΔTxの板厚依存性を調べた結果を示す。図15にお
いて、△、●、▽はそれぞれ、Tx、Tg、ΔTxを示
している。この図から、いずれの試料においても、T
x、Tg、およびΔTxが板厚に依存して変化する傾向
は見られなかった。また、Siを含有する試料の△Tx
は約51Kであり、Siを含有しない試料の△Tx(約
47K)と比べて、4K程度向上していることが認めら
れる。本実施例におけるSiを含む試料も、Siを含ま
ない試料も、共に本発明に含まれるものであることはい
うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明のMI素子は、ΔTxが35K以
上であるFe基金属ガラス合金からなり、交流電流を印
加するとき、インピーダンスが外部磁界に依存して変化
するものであるので、製造に際しては、徐冷による成形
が可能で比較的肉厚のリボンまたは線条のMI素子を容
易に得ることができ、しかも得られたMI素子は、微弱
な外部磁界に感応して高感度で応答性のよいインピーダ
ンス変化を示し、また正負磁界に対するインピーダンス
変化の対称性が良好でありかつ微弱磁界域での定量性が
良好である。従って本発明のMI素子は、磁界検知素子
として微弱磁界センサ、高速応答電流センサ、微弱磁気
方位センサ、フラックスゲートセンサ、電磁波検出器、
ポテンシオメータ、ロータリーエンコーダヘッド、電子
コンパス、磁気ヘッド、タブレット、磁気探傷ヘッド、
磁気カード・磁気切符ヘッド、磁気近接スイッチ、磁気
フラッシュメモリ、磁気ニューロン、アンテナコア、医
療用磁性流体モニターなどに有利に適用することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のMI素子の一例における磁界感応性
を示すグラフ。
【図2】 本発明のMI素子の一製造法を示す工程図。
【図3】 本発明のMI素子の他の一製造法を示す工程
図。
【図4】 本発明のMI素子を用いた一検知装置を示す
回路図。
【図5】 本発明のMI素子の一例における磁界感応性
を示すグラフ。
【図6】 本発明のMI素子の他の一例における磁界感
応性を示すグラフ。
【図7】 本発明のMI素子の一例におけるX線回折チ
ャート。
【図8】 本発明のMI素子の一例におけるDSCチャ
ート。
【図9】 本発明のMI素子の一例におけるDSCチャ
ート。
【図10】 本発明のMI素子の一例におけるTx、T
g、ΔTxの板厚依存性を示すグラフ。
【図11】 本発明のMI素子の他の一例におけるX線
回折チャート。
【図12】 本発明のMI素子の一例におけるTx、T
gのFe濃度依存性を示すグラフ。
【図13】 本発明のMI素子の更に他の一例における
X線回折チャート。
【図14】 本発明のMI素子の一例におけるDSCチ
ャート。
【図15】 本発明のMI素子の一例におけるTx、T
g、ΔTxの板厚依存性を示すグラフ。
【図16】 一般的な磁気インピーダンス特性の測定回
路図。
【図17】 従来のMI素子の一例における磁界感応性
を示すグラフ。
【符号の説明】
1…冷却液体噴出ノズル、 2…溶融合金噴出装置、 3…MI素子線条、 8…冷却液の噴流、 9…溶融合金流、 10…液体加圧タンク、 12…合金組成物、 21…ルツボ、 25…加熱炉、 26…回転ドラム、 28…冷却液層、 24…溶融組成物、 33…MI素子線条。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 彰宏 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 井上 明久 宮城県仙台市青葉区川内元支倉35番地 川 内住宅11−806

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Feを主成分とし、ΔTx=Tx−Tg
    (式中、Txは結晶化開始温度、Tgはガラス転移温度
    を示す)の式で表される過冷却液体領域の温度幅ΔTx
    が35K以上であるFe基金属ガラス合金からなり、交
    流電流を印加するとき、インピーダンスが外部磁界に依
    存して変化するものであることを特徴とする磁気インピ
    ーダンス効果素子。
  2. 【請求項2】 前記のFe基金属ガラス合金が、Fe以
    外の他の金属元素と半金属元素とを含有することを特徴
    とする請求項1に記載の磁気インピーダンス効果素子。
  3. 【請求項3】 Fe以外の他の金属元素が、周期律表3
    B族および4B族の群から選ばれた1種以上であること
    を特徴とする請求項2に記載の磁気インピーダンス効果
    素子。
  4. 【請求項4】 Fe以外の他の金属元素が、Al、G
    a、InおよびSnの群から選ばれた1種以上であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の磁気インピーダンス効
    果素子。
  5. 【請求項5】 半金属元素が、P、C、B、Geおよび
    Siの群から選ばれた1種以上であることを特徴とする
    請求項2に記載の磁気インピーダンス効果素子。
  6. 【請求項6】 半金属元素が、少なくともP、Cおよび
    Bの3種を含む群からなることを特徴とする請求項2に
    記載の磁気インピーダンス効果素子。
  7. 【請求項7】 前記のFe基金属ガラス合金の組成が、
    それぞれ原子%で Al; 1 〜10の範囲内 Ga; 0.5〜 4の範囲内 P; 9 〜15の範囲内 C; 5 〜 7の範囲内 B; 2 〜10の範囲内 Si; 0 〜15の範囲内 Fe; 残部 であることを特徴とする請求項1に記載の磁気インピー
    ダンス効果素子。
  8. 【請求項8】 Geを4原子%以下の範囲内で含有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の
    磁気インピーダンス効果素子。
  9. 【請求項9】 Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zrおよ
    びCrの群から選ばれた1種以上を7原子%以下の範囲
    内で含有することを特徴とする請求項1〜請求項8の何
    れかに記載の磁気インピーダンス効果素子。
  10. 【請求項10】 NiおよびCoの群から選ばれた1種
    以上を10原子%以下の範囲内で含有することを特徴と
    する請求項1〜請求項9の何れかに記載の磁気インピー
    ダンス効果素子。
  11. 【請求項11】 前記Fe基金属ガラス合金が、300
    ℃〜500℃の範囲内の熱処理を施されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項10の何れかに記載の
    磁気インピーダンス効果素子。
JP9135597A 1997-05-26 1997-05-26 磁気インピーダンス効果素子 Withdrawn JPH10326918A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135597A JPH10326918A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 磁気インピーダンス効果素子
EP98303656A EP0881503A3 (en) 1997-05-26 1998-05-11 Magneto-impedance effect element and magnetic head, electronic compass and autocanceller using the element
KR1019980018895A KR100265984B1 (ko) 1997-05-26 1998-05-25 자기 임피던스효과 소자 및 그것을 이용한 자기헤드,전자 컴파스 및 오토 캔슬러
TW087108091A TW415968B (en) 1997-05-26 1998-05-25 Magneto-impedance effect element and magnetic head, electronic compass and autocanceller using the element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135597A JPH10326918A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 磁気インピーダンス効果素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10326918A true JPH10326918A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15155549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9135597A Withdrawn JPH10326918A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 磁気インピーダンス効果素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10326918A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284123A (ja) * 2000-01-24 2001-10-12 Fuji Electric Co Ltd 磁性薄膜、それを用いた磁気部品およびそれらの製造方法、および電力変換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284123A (ja) * 2000-01-24 2001-10-12 Fuji Electric Co Ltd 磁性薄膜、それを用いた磁気部品およびそれらの製造方法、および電力変換装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6232775B1 (en) Magneto-impedance element, and azimuth sensor, autocanceler and magnetic head using the same
US6183889B1 (en) Magneto-impedance element, and magnetic head, thin film magnetic head, azimuth sensor and autocanceler using the same
Ogasawara et al. Preparation and properties of amorphous wires
KR20120026136A (ko) 자왜막, 자왜소자, 토크센서, 힘 센서, 압력 센서 및 그 제조방법
US20090107590A1 (en) Soft magnetic alloy for microwire casting
KR100227923B1 (ko) 향상된 AC 자성 및 취급성을 나타내는 Fe-B-Si합금
Shen et al. Bulk glassy Fe-Ga-PCB alloys with high saturation magnetization and good soft magnetic properties synthesized by fluxing treatment and copper mold casting
JP2001295005A (ja) ナノ結晶軟磁性合金用Fe基アモルファス合金薄帯及び磁性部品
JPH11135315A (ja) 磁気インピーダンス効果素子
JP2534166B2 (ja) 高周波磁気特性に優れた非晶質合金薄帯の製造方法
JPH0545662B2 (ja)
CA1281560C (en) Fine amorphous metallic wires
US5135585A (en) Fibrous anisotropic permanent magnet and production process thereof
JPS6052557A (ja) 低損失非晶質磁性合金
JPH11195519A (ja) 磁気インピーダンス効果素子
KR100265984B1 (ko) 자기 임피던스효과 소자 및 그것을 이용한 자기헤드,전자 컴파스 및 오토 캔슬러
JPS5942069B2 (ja) 実効透磁率の大きい非晶質合金の製造方法
JP2001201405A (ja) 温度センサとサーマルリードスイッチ
JPH11194158A (ja) 方位センサ
JPH0941104A (ja) Fe族基非晶質金属薄帯
JPH03107210A (ja) パルス発生素子
JP2000256812A (ja) 軟磁性金属ガラス合金
Shen et al. Thermal stability and soft magnetic properties of Fe-Co-Ga-PCB alloys with high glass-forming ability
JPH1175208A (ja) オートキャンセラ
JPH0739025B2 (ja) 急冷合金薄帯のオンライン検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803