JPH10328224A - 多孔質包装材及びその収容袋 - Google Patents
多孔質包装材及びその収容袋Info
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- JPH10328224A JPH10328224A JP9163333A JP16333397A JPH10328224A JP H10328224 A JPH10328224 A JP H10328224A JP 9163333 A JP9163333 A JP 9163333A JP 16333397 A JP16333397 A JP 16333397A JP H10328224 A JPH10328224 A JP H10328224A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多孔質フィルムと通気性基材との接着力に優
れて剥がれにくく、通気性のバラツキが少なくて風合い
にも優れ、透湿度等が経日変化しにくくて保存安定性に
優れると共に、耐熱性にも優れて袋作製時の輻射熱やカ
イロ使用時の発熱等でシワが発生しにくい多孔質包装材
の開発。 【解決手段】 ホットメルト型のポリアミド系共重合体
を成分とする接着性物質を繊維化して形成した多孔性接
着層(2)を介してオレフィン系多孔質フィルム(1)
と通気性基材(3)とを接着してなる多孔質包装材、及
びかかる包装材を少なくともその一部に用いて袋体から
なる通気発熱性組成物の収容袋。 【効果】 素材が具備する通気性等の性能を高度に維持
し、使い捨てカイロ等の収容袋として実用しても剥離や
透湿度等の低下やシワを発生せず、多孔性粘着層のクッ
ション性で風合いに優れ、微臭性で不快な臭いを発しに
くい多孔質包装材が得られる。
れて剥がれにくく、通気性のバラツキが少なくて風合い
にも優れ、透湿度等が経日変化しにくくて保存安定性に
優れると共に、耐熱性にも優れて袋作製時の輻射熱やカ
イロ使用時の発熱等でシワが発生しにくい多孔質包装材
の開発。 【解決手段】 ホットメルト型のポリアミド系共重合体
を成分とする接着性物質を繊維化して形成した多孔性接
着層(2)を介してオレフィン系多孔質フィルム(1)
と通気性基材(3)とを接着してなる多孔質包装材、及
びかかる包装材を少なくともその一部に用いて袋体から
なる通気発熱性組成物の収容袋。 【効果】 素材が具備する通気性等の性能を高度に維持
し、使い捨てカイロ等の収容袋として実用しても剥離や
透湿度等の低下やシワを発生せず、多孔性粘着層のクッ
ション性で風合いに優れ、微臭性で不快な臭いを発しに
くい多孔質包装材が得られる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、通気の均等性、保存安定
性、耐熱性に優れる多孔質包装材、及びそれを用いた通
気発熱性組成物の収容袋に関する。
性、耐熱性に優れる多孔質包装材、及びそれを用いた通
気発熱性組成物の収容袋に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質フィルムと通気性基材を接着剤を
介し接着してなる多孔質包装材が提案されている。かか
る包装材は、それで袋を形成し、その袋に金属粉や水、
保水剤や酸化促進剤等からなる通気発熱性組成物を収容
して使い捨てカイロ等の製造に用いられる。前記のカイ
ロは、当該包装材からなる袋の通気性に基づいて空気を
取り込み、その発熱性組成物が酸素と接触することで発
熱するため点火が不要な利点などを有している。
介し接着してなる多孔質包装材が提案されている。かか
る包装材は、それで袋を形成し、その袋に金属粉や水、
保水剤や酸化促進剤等からなる通気発熱性組成物を収容
して使い捨てカイロ等の製造に用いられる。前記のカイ
ロは、当該包装材からなる袋の通気性に基づいて空気を
取り込み、その発熱性組成物が酸素と接触することで発
熱するため点火が不要な利点などを有している。
【0003】従来、前記の多孔質包装材としては、スチ
レン系エラストマやエチレン・酢酸ビニル系共重合体か
らなる粘着性物質を繊維化して形成した多孔性粘着層を
介してオレフィン系多孔質フィルムと通気性基材を接着
処理したものが知られていた(特開平8−131472
号公報)。
レン系エラストマやエチレン・酢酸ビニル系共重合体か
らなる粘着性物質を繊維化して形成した多孔性粘着層を
介してオレフィン系多孔質フィルムと通気性基材を接着
処理したものが知られていた(特開平8−131472
号公報)。
【0004】しかしながら、粘着性物質の経日変化、特
に低分子量成分の滲みだし等の経日変化により多孔質フ
ィルムの孔が閉塞されるなどして通気性ないし透湿度が
低下しやすく保存安定性に乏しいこと、また高温で軟化
しやすく凝集力の不足で袋作製時の輻射熱やカイロ使用
時の発熱等で多孔質フィルムと通気性基材の間にシワが
発生するなどの耐熱性に乏しいこと等の問題点があっ
た。
に低分子量成分の滲みだし等の経日変化により多孔質フ
ィルムの孔が閉塞されるなどして通気性ないし透湿度が
低下しやすく保存安定性に乏しいこと、また高温で軟化
しやすく凝集力の不足で袋作製時の輻射熱やカイロ使用
時の発熱等で多孔質フィルムと通気性基材の間にシワが
発生するなどの耐熱性に乏しいこと等の問題点があっ
た。
【0005】
【発明の技術的課題】本発明は、多孔質フィルムと通気
性基材との接着力に優れて剥がれにくく、通気性のバラ
ツキが少なくて風合いにも優れ、透湿度等が経日変化し
にくくて保存安定性に優れると共に、耐熱性にも優れて
袋作製時の輻射熱やカイロ使用時の発熱等で多孔質フィ
ルムと通気性基材の間にシワが発生しにくい多孔質包装
材の開発を課題とする。
性基材との接着力に優れて剥がれにくく、通気性のバラ
ツキが少なくて風合いにも優れ、透湿度等が経日変化し
にくくて保存安定性に優れると共に、耐熱性にも優れて
袋作製時の輻射熱やカイロ使用時の発熱等で多孔質フィ
ルムと通気性基材の間にシワが発生しにくい多孔質包装
材の開発を課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は、ホットメルト型のポリア
ミド系共重合体を成分とする接着性物質を繊維化して形
成した多孔性接着層を介してオレフィン系多孔質フィル
ムと通気性基材とを接着してなることを特徴とする多孔
質包装材、及びかかる包装材を少なくともその一部に用
いて袋体を形成したことを特徴とする通気発熱性組成物
の収容袋を提供するものである。
ミド系共重合体を成分とする接着性物質を繊維化して形
成した多孔性接着層を介してオレフィン系多孔質フィル
ムと通気性基材とを接着してなることを特徴とする多孔
質包装材、及びかかる包装材を少なくともその一部に用
いて袋体を形成したことを特徴とする通気発熱性組成物
の収容袋を提供するものである。
【0007】
【発明の効果】本発明の多孔質包装材によれば、多孔質
フィルムと通気性基材が具備する通気性等の素材性能を
高度に維持したラミネート体が得られ、しかもそのラミ
ネート体が接着力、保存安定性、耐熱性に優れて使い捨
てカイロ等の収容袋として実用しても剥離や透湿度等の
低下やシワを発生することがなく、多孔性接着層のクッ
ション性等に基づいて風合いにも優れている。さらに多
孔性接着層は加熱溶融による臭気揮散で微臭性にも優
れ、従ってその多孔質包装材は不快な臭いを発しにくい
利点なども有している。
フィルムと通気性基材が具備する通気性等の素材性能を
高度に維持したラミネート体が得られ、しかもそのラミ
ネート体が接着力、保存安定性、耐熱性に優れて使い捨
てカイロ等の収容袋として実用しても剥離や透湿度等の
低下やシワを発生することがなく、多孔性接着層のクッ
ション性等に基づいて風合いにも優れている。さらに多
孔性接着層は加熱溶融による臭気揮散で微臭性にも優
れ、従ってその多孔質包装材は不快な臭いを発しにくい
利点なども有している。
【0008】
【発明の実施形態】本発明の多孔質包装材は、ホットメ
ルト型のポリアミド系共重合体を成分とする接着性物質
を繊維化して形成した多孔性接着層を介してオレフィン
系多孔質フィルムと通気性基材とを接着したものからな
る。その例を図1に示した。1がオレフィン系多孔質フ
ィルム、2が多孔性接着層、3が通気性基材である。
ルト型のポリアミド系共重合体を成分とする接着性物質
を繊維化して形成した多孔性接着層を介してオレフィン
系多孔質フィルムと通気性基材とを接着したものからな
る。その例を図1に示した。1がオレフィン系多孔質フ
ィルム、2が多孔性接着層、3が通気性基材である。
【0009】前記多孔性接着層の形成は、例えば接着性
物質を加熱溶融下に熱風を介し吹付け展開する、図2に
例示したメルトブロー方式やカーテンスプレ方式などの
適宜な方式で接着性物質4を繊維化し、それをセパレー
タ6の上に展開堆積させて多孔状態の接着層2を形成す
る方法などの、接着性物質を適宜な方式で繊維化してそ
れを展開塗布する適宜な方法にて行うことができる。接
着性物質を加熱溶融下に繊維状に展開することで臭気が
揮散して微臭性に優れるものとなる。
物質を加熱溶融下に熱風を介し吹付け展開する、図2に
例示したメルトブロー方式やカーテンスプレ方式などの
適宜な方式で接着性物質4を繊維化し、それをセパレー
タ6の上に展開堆積させて多孔状態の接着層2を形成す
る方法などの、接着性物質を適宜な方式で繊維化してそ
れを展開塗布する適宜な方法にて行うことができる。接
着性物質を加熱溶融下に繊維状に展開することで臭気が
揮散して微臭性に優れるものとなる。
【0010】なお図例のメルトブロー方式による方法に
おいては、チップ状や顆粒状等の通気可能な状態で接着
性物質4をダイス5に収容し、その接着性物質をダイス
を介し加熱して部分的に溶融させると共に、ダイスの上
方より矢印の如く熱風を吹込むことにより接着性物質の
溶融分がダイス孔51より繊維状41で吹出され、それ
がコンベア7を介し順次移動するセパレータ6の上に展
開されて不織布状の多孔構造を有する接着層2が形成さ
れ、得られた粘着シート8が巻取ロール9に巻取られ
る。
おいては、チップ状や顆粒状等の通気可能な状態で接着
性物質4をダイス5に収容し、その接着性物質をダイス
を介し加熱して部分的に溶融させると共に、ダイスの上
方より矢印の如く熱風を吹込むことにより接着性物質の
溶融分がダイス孔51より繊維状41で吹出され、それ
がコンベア7を介し順次移動するセパレータ6の上に展
開されて不織布状の多孔構造を有する接着層2が形成さ
れ、得られた粘着シート8が巻取ロール9に巻取られ
る。
【0011】多孔性接着層を形成する接着性物質として
は、接着力や透湿度等の保存安定性や耐熱性などの本発
明の目的を達成する点より、ホットメルト型のポリアミ
ド系共重合体を成分として、加熱溶融でき、かつ常温又
は加熱状態で粘着性を示すものが用いられる。
は、接着力や透湿度等の保存安定性や耐熱性などの本発
明の目的を達成する点より、ホットメルト型のポリアミ
ド系共重合体を成分として、加熱溶融でき、かつ常温又
は加熱状態で粘着性を示すものが用いられる。
【0012】前記ホットメルト型のポリアミド系共重合
体の具体例としては、通例、二塩基酸からなるダイマー
酸と、エチレンジアミンやヘキサメチレンジアミン、キ
シリレンジアミンや4,4'−ジアミノジシクロヘキシ
ルアミン、p,p'−メチレンジアミンやアルカノール
アミンの如きアミン類と、必要に応じ軟化点や結晶性等
の制御を目的にアジピン酸やアゼライン酸やセバチン酸
の如き酸成分を重合処理したものなどがあげられる。
体の具体例としては、通例、二塩基酸からなるダイマー
酸と、エチレンジアミンやヘキサメチレンジアミン、キ
シリレンジアミンや4,4'−ジアミノジシクロヘキシ
ルアミン、p,p'−メチレンジアミンやアルカノール
アミンの如きアミン類と、必要に応じ軟化点や結晶性等
の制御を目的にアジピン酸やアゼライン酸やセバチン酸
の如き酸成分を重合処理したものなどがあげられる。
【0013】好ましく用いうるポリアミド系共重合体
は、低粘度のダイマー酸系ポリアミドであり、その具体
例としてはε−カプロラクタムやラウリルラクタム、
(1−,2−又は3−)メチルペンタメチレンジアミン
やドデカン二酸の重縮合物の1種又は2種以上を成分と
するものなどがあげられる。
は、低粘度のダイマー酸系ポリアミドであり、その具体
例としてはε−カプロラクタムやラウリルラクタム、
(1−,2−又は3−)メチルペンタメチレンジアミン
やドデカン二酸の重縮合物の1種又は2種以上を成分と
するものなどがあげられる。
【0014】またホットメルトアプリケータを用いた均
一繊維の形成性、溶融時の酸化による接着力の低下や黄
変による外観の不良化の防止などの点よりは、190℃
での溶融粘度が1500p以下、就中20〜1000
p、特に50〜500pのポリアミド系共重合体が好ま
しく用いうる。なお前記の酸化や黄変を防止する点より
繊維化処理は、220℃以下の可及的に低温とした溶融
温度にて行うことが好ましい。溶融時の酸化防止には、
窒素パージ下での繊維化処理なども有効である。
一繊維の形成性、溶融時の酸化による接着力の低下や黄
変による外観の不良化の防止などの点よりは、190℃
での溶融粘度が1500p以下、就中20〜1000
p、特に50〜500pのポリアミド系共重合体が好ま
しく用いうる。なお前記の酸化や黄変を防止する点より
繊維化処理は、220℃以下の可及的に低温とした溶融
温度にて行うことが好ましい。溶融時の酸化防止には、
窒素パージ下での繊維化処理なども有効である。
【0015】さらにポリアミド系共重合体は、接着力と
耐熱性の両立性などの点より、融点が70〜120℃、
就中75〜110℃、特に85〜105℃であるものが
好ましく用いうる。ちなみに融点が70℃未満のもので
は、接着力を満足しても耐熱性に乏しい場合があり、例
えば使い捨てカイロ用袋の如くその製造時や使用時に発
熱を伴う場合に、その発熱でシワが生じる場合がある。
一方、120℃を超えるものでは、接着処理に高温を要
して接着処理速度が低速化したり、多孔質フィルムの通
気性を低下させる場合などがある。
耐熱性の両立性などの点より、融点が70〜120℃、
就中75〜110℃、特に85〜105℃であるものが
好ましく用いうる。ちなみに融点が70℃未満のもので
は、接着力を満足しても耐熱性に乏しい場合があり、例
えば使い捨てカイロ用袋の如くその製造時や使用時に発
熱を伴う場合に、その発熱でシワが生じる場合がある。
一方、120℃を超えるものでは、接着処理に高温を要
して接着処理速度が低速化したり、多孔質フィルムの通
気性を低下させる場合などがある。
【0016】ポリアミド系共重合体は、単独で又は2種
以上をブレンドして用いうる。繊維化効率などの点より
は、80以上のメルトインデックス(g/10分、190
℃)を示すものが好ましい。接着性物質の調製に際して
は、必要に応じ軟化剤や老化防止剤などの適宜な添加剤
を配合することができる。
以上をブレンドして用いうる。繊維化効率などの点より
は、80以上のメルトインデックス(g/10分、190
℃)を示すものが好ましい。接着性物質の調製に際して
は、必要に応じ軟化剤や老化防止剤などの適宜な添加剤
を配合することができる。
【0017】孔の微細性や均等分布性などに基づく接着
力と通気性のバランス等の点より好ましい多孔性接着層
は、接着層を形成する繊維の平均繊維径が0.5〜10
0μm、就中1〜50μmであり、かかる平均繊維径の繊
維が50g/m2以下、就中1〜30g/m2、特に2〜
10g/m2の割合で不織布状ないし絡まり繊維状に堆
積したものである。通気性や接着力の偏りが少なくてそ
の平均性に優れ、クッション性や微臭性などにも優れる
多孔性接着層が特に好ましい。なお前記の平均繊維径
は、走査顕微鏡で多孔性接着層をランダムに写真を採
り、その任意な10点における繊維径の平均値に基づ
く。
力と通気性のバランス等の点より好ましい多孔性接着層
は、接着層を形成する繊維の平均繊維径が0.5〜10
0μm、就中1〜50μmであり、かかる平均繊維径の繊
維が50g/m2以下、就中1〜30g/m2、特に2〜
10g/m2の割合で不織布状ないし絡まり繊維状に堆
積したものである。通気性や接着力の偏りが少なくてそ
の平均性に優れ、クッション性や微臭性などにも優れる
多孔性接着層が特に好ましい。なお前記の平均繊維径
は、走査顕微鏡で多孔性接着層をランダムに写真を採
り、その任意な10点における繊維径の平均値に基づ
く。
【0018】多孔質包装材の形成は、セパレータ上の多
孔性接着層をオレフィン系多孔質フィルム又は/及び通
気性基材の接着面に移着し、その移着層を介してオレフ
ィン系多孔質フィルムと通気性基材をラミネートして接
着する方法などにより行うことができる。
孔性接着層をオレフィン系多孔質フィルム又は/及び通
気性基材の接着面に移着し、その移着層を介してオレフ
ィン系多孔質フィルムと通気性基材をラミネートして接
着する方法などにより行うことができる。
【0019】また上記図2の方法において、セパレータ
に代えてオレフィン系多孔質フィルム又は通気性基材を
用いて前記の移着処理を省略する方法、さらには同様に
多孔性接着層を形成後、その上にオレフィン系多孔質フ
ィルム又は通気性基材の残る一方をラミネートして前記
の移着処理を省略しつつ目的の多孔質包装材を多孔性接
着層の形成と一連に行う方法なども採ることができる。
に代えてオレフィン系多孔質フィルム又は通気性基材を
用いて前記の移着処理を省略する方法、さらには同様に
多孔性接着層を形成後、その上にオレフィン系多孔質フ
ィルム又は通気性基材の残る一方をラミネートして前記
の移着処理を省略しつつ目的の多孔質包装材を多孔性接
着層の形成と一連に行う方法なども採ることができる。
【0020】多孔質包装材の形成に用いるオレフィン系
多孔質フィルム、通気性基材については従来に準じるこ
とができ、特に限定はない。従ってポリエチレン、就
中、直鎖状低密度ポリエチレンやポリプロピレンなどか
らなるオレフィン系多孔質フィルム、及びポリアミド繊
維やポリエステル繊維等からなる不織布状ないしフェル
ト状の通気性基材などが一般に用いられる。なおオレフ
ィン系多孔質フィルムや通気性基材の接着面には、接着
力の向上等を目的にコロナ処理やプラズマ処理、スパッ
タエッチング処理や下塗剤等によるアンカー処理などの
適宜な処理を必要に応じて施すこともできる。
多孔質フィルム、通気性基材については従来に準じるこ
とができ、特に限定はない。従ってポリエチレン、就
中、直鎖状低密度ポリエチレンやポリプロピレンなどか
らなるオレフィン系多孔質フィルム、及びポリアミド繊
維やポリエステル繊維等からなる不織布状ないしフェル
ト状の通気性基材などが一般に用いられる。なおオレフ
ィン系多孔質フィルムや通気性基材の接着面には、接着
力の向上等を目的にコロナ処理やプラズマ処理、スパッ
タエッチング処理や下塗剤等によるアンカー処理などの
適宜な処理を必要に応じて施すこともできる。
【0021】本発明の収容袋は、前記の多孔質包装材を
少なくとも一部に用いて袋体を形成したものであり、通
気発熱性組成物を収容して使い捨てカイロ等を形成する
ためのものである。通気性に基づく発熱性組成物の適度
な発熱性などの点より好ましい収容袋は、0.1〜10
μmの平均孔径を有して透湿度が100〜7000g/
m2・dayのオレフィン系多孔質フィルムを用いたもので
ある。
少なくとも一部に用いて袋体を形成したものであり、通
気発熱性組成物を収容して使い捨てカイロ等を形成する
ためのものである。通気性に基づく発熱性組成物の適度
な発熱性などの点より好ましい収容袋は、0.1〜10
μmの平均孔径を有して透湿度が100〜7000g/
m2・dayのオレフィン系多孔質フィルムを用いたもので
ある。
【0022】収容袋の形成は、例えば接着剤や縫製加工
やヒートシール等により包装材の端部を結合して袋体を
形成する方法など、従来に準じることができる。本発明
においては、袋に通気性を持たせるために前記の多孔質
包装材を用いるが、その使用箇所は全面や片面、あるい
はそれらの一部など、適宜に決定することができる。
やヒートシール等により包装材の端部を結合して袋体を
形成する方法など、従来に準じることができる。本発明
においては、袋に通気性を持たせるために前記の多孔質
包装材を用いるが、その使用箇所は全面や片面、あるい
はそれらの一部など、適宜に決定することができる。
【0023】
実施例1 ダイマー酸系ポリアミドからなる融点90℃、190℃
での溶融粘度250pのホットメルト接着剤のペレット
をアプリケータタンクに入れ190℃で溶融してカーテ
ンスプレー方式でポリアミド系不織布(40g/m2、
目付)の上に坪量3g/m2の不織布状の多孔性接着層
を形成し、その上にポリエチレン系多孔質フィルムを同
じ製造ラインで形成しつつ、かつコロナ放電による表面
処理を施しつつ110℃、ライン速度35m/分でラミ
ネートして多孔質包装材を得た。
での溶融粘度250pのホットメルト接着剤のペレット
をアプリケータタンクに入れ190℃で溶融してカーテ
ンスプレー方式でポリアミド系不織布(40g/m2、
目付)の上に坪量3g/m2の不織布状の多孔性接着層
を形成し、その上にポリエチレン系多孔質フィルムを同
じ製造ラインで形成しつつ、かつコロナ放電による表面
処理を施しつつ110℃、ライン速度35m/分でラミ
ネートして多孔質包装材を得た。
【0024】なお前記においてカーテンスプレーは、ス
プレーエア圧力0.5〜2.0kgf/cm2、流量30〜1
50リットル/分の条件で行い、その多孔性接着層にお
ける平均繊維径は、約10μmであった。またポリエチ
レン系多孔質フィルムは、直鎖状低密度ポリエチレン1
00部に炭酸カルシウム120部を配合したものからな
るフィルムを一軸で4倍に延伸処理したものからなり、
平均孔径0.5μm、透湿度600g/m2・dayのもので
ある。
プレーエア圧力0.5〜2.0kgf/cm2、流量30〜1
50リットル/分の条件で行い、その多孔性接着層にお
ける平均繊維径は、約10μmであった。またポリエチ
レン系多孔質フィルムは、直鎖状低密度ポリエチレン1
00部に炭酸カルシウム120部を配合したものからな
るフィルムを一軸で4倍に延伸処理したものからなり、
平均孔径0.5μm、透湿度600g/m2・dayのもので
ある。
【0025】実施例2 坪量5g/m2の多孔性接着層としたほかは実施例1に
準じて多孔質包装材を得た。
準じて多孔質包装材を得た。
【0026】実施例3 坪量7g/m2の多孔性接着層としたほかは実施例1に
準じて多孔質包装材を得た。
準じて多孔質包装材を得た。
【0027】実施例4 坪量10g/m2の多孔性接着層としたほかは実施例1
に準じて多孔質包装材を得た。
に準じて多孔質包装材を得た。
【0028】比較例1 ポリアミド系ホットメルト接着剤に代えて、スチレン系
エラストマー(SIS)100重量部と石油系樹脂10
0重量部とテルペン系オイル50重量部の混練物からな
る粘着性物質を用いて坪量7g/m2の多孔性接着層と
し、80℃でラミネートしたほかは実施例1に準じて多
孔質包装材を得た。
エラストマー(SIS)100重量部と石油系樹脂10
0重量部とテルペン系オイル50重量部の混練物からな
る粘着性物質を用いて坪量7g/m2の多孔性接着層と
し、80℃でラミネートしたほかは実施例1に準じて多
孔質包装材を得た。
【0029】比較例2 ポリエチレン系多孔質フィルムにコロナ放電処理を施さ
ずにラミネートしたほかは実施例1に準じて多孔質包装
材を得た。
ずにラミネートしたほかは実施例1に準じて多孔質包装
材を得た。
【0030】評価試験 実施例、比較例で得た多孔質包装材について、接着力
(180度ピール、剥離速度300mm/分)、透湿度、
風合いを調べた。また多孔質包装材を60℃で一週間保
存してその透湿度を調べ、透湿度の低下率(保存安定
性)を求めた。さらに多孔質包装材を60℃又は70℃
の雰囲気に30分間放置したのち取り出してシワ発生の
有無を調べた(耐熱性)。
(180度ピール、剥離速度300mm/分)、透湿度、
風合いを調べた。また多孔質包装材を60℃で一週間保
存してその透湿度を調べ、透湿度の低下率(保存安定
性)を求めた。さらに多孔質包装材を60℃又は70℃
の雰囲気に30分間放置したのち取り出してシワ発生の
有無を調べた(耐熱性)。
【0031】前記の結果を次表に示した。 *1:若干のシワ発生 *2:著しいシワ発生 *3:剥離を伴うシワ発生
【図1】多孔質包装材例の断面図
【図2】多孔性接着層の製造工程説明図。
【符号の説明】 1:オレフィン系多孔質フィルム 2:多孔性接着層 3:通気性基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 啓仁 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 大根 達彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ホットメルト型のポリアミド系共重合体
を成分とする接着性物質を繊維化して形成した多孔性接
着層を介してオレフィン系多孔質フィルムと通気性基材
とを接着してなることを特徴とする多孔質包装材。 - 【請求項2】 請求項1において、ポリアミド系共重合
体が融点70〜120℃、190℃での溶融粘度150
0p以下のものである多孔質包装材。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、多孔性接着層
が1〜50μm径の繊維の1〜30g/m2の不織布状塗
布層からなり、オレフィン系多孔質フィルムが0.1〜
10μmの平均孔径を有して透湿度100〜7000g
/m2・dayのものである多孔質包装材。 - 【請求項4】 請求項1〜3に記載の多孔質包装材を少
なくともその一部に用いて袋体を形成したことを特徴と
する通気発熱性組成物の収容袋。
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|---|---|
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