JPH10328442A - 繊維成形中材 - Google Patents
繊維成形中材Info
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- JPH10328442A JPH10328442A JP14150397A JP14150397A JPH10328442A JP H10328442 A JPH10328442 A JP H10328442A JP 14150397 A JP14150397 A JP 14150397A JP 14150397 A JP14150397 A JP 14150397A JP H10328442 A JPH10328442 A JP H10328442A
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- Japan
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- fiber
- fibers
- forming material
- material according
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、繊維成形中材として充分な弾性、耐
へたり性と、外材との一体感を満足する上に、良好な加
工性を有する繊維成形中材を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明の繊維成形中材は、短繊維相互が部
分的に接合されてなる繊維集合体であって、その少なく
とも片面に該繊維集合体を構成する繊維で構成された立
毛層または毛羽立ち層を有することを特徴とするもので
ある。
へたり性と、外材との一体感を満足する上に、良好な加
工性を有する繊維成形中材を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明の繊維成形中材は、短繊維相互が部
分的に接合されてなる繊維集合体であって、その少なく
とも片面に該繊維集合体を構成する繊維で構成された立
毛層または毛羽立ち層を有することを特徴とするもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維で構成された
成形中材に関し、マットレス、敷きふとん、椅子シート
等の中材、または床、壁に使用する防音中材などに用い
られる繊維成形中材に関する。
成形中材に関し、マットレス、敷きふとん、椅子シート
等の中材、または床、壁に使用する防音中材などに用い
られる繊維成形中材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている繊維成形中材の
素材および形態は、発泡ウレタン、ポリエステル繊維集
合体、又はポリエステル繊維相部分接着成形体(以下
「ポリエステル成形体」と言う)、および及びこれらの
複合体が主流である。これらのうち硬さ、弾性、耐へた
り性を生じる発泡ウレタン、およびポリエステル成形体
は、単体で使用した場合、外材(布帛、皮革、木材な
ど)との密着性が悪く、一体感がないという問題があっ
た。
素材および形態は、発泡ウレタン、ポリエステル繊維集
合体、又はポリエステル繊維相部分接着成形体(以下
「ポリエステル成形体」と言う)、および及びこれらの
複合体が主流である。これらのうち硬さ、弾性、耐へた
り性を生じる発泡ウレタン、およびポリエステル成形体
は、単体で使用した場合、外材(布帛、皮革、木材な
ど)との密着性が悪く、一体感がないという問題があっ
た。
【0003】一方、ポリエステル繊維集合体は、外材と
の一体感はあるが、硬さ、弾性、耐へたり性が悪く、ま
たハンドリング性も不良のため、実用的には問題があっ
て、最近では複合体として使用されるケースが多くなっ
ている。しかし、この複合体を使用する際にも、加工の
煩雑さ、ハンドリング不良、一体感不良、ポリエステル
繊維集合体層の薄さの限界などの問題があった。
の一体感はあるが、硬さ、弾性、耐へたり性が悪く、ま
たハンドリング性も不良のため、実用的には問題があっ
て、最近では複合体として使用されるケースが多くなっ
ている。しかし、この複合体を使用する際にも、加工の
煩雑さ、ハンドリング不良、一体感不良、ポリエステル
繊維集合体層の薄さの限界などの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる技術
的背景に鑑み、繊維成形中材として充分な弾性、耐へた
り性と、外材との一体感を満足する上に、良好な加工性
を有する繊維成形中材を提供せんとするものである。
的背景に鑑み、繊維成形中材として充分な弾性、耐へた
り性と、外材との一体感を満足する上に、良好な加工性
を有する繊維成形中材を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の繊維成形中材は、短繊維相互が
部分的に接合されてなる繊維集合体であって、その少な
くとも片面に該繊維集合体を構成する繊維で構成された
立毛層または毛羽立ち層を有することを特徴とするもの
である。
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の繊維成形中材は、短繊維相互が
部分的に接合されてなる繊維集合体であって、その少な
くとも片面に該繊維集合体を構成する繊維で構成された
立毛層または毛羽立ち層を有することを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、上述課題、つまり繊維
成形中材として充分な弾性、耐へたり性とソフトクッシ
ョン性、外材との一体感を満足する上に、良好な加工性
を有するものについて、鋭意検討したところ、短繊維の
繊維集合体の部分接合品を用いれば、弾性と耐へたり性
は満足することを究明したが、ソフトクッション性と外
材との一体感が実現できなかった。そこで、さらに該繊
維集合体の片面の表面を毛羽立たせてみたところ、意外
にも上述課題を一挙に解決することを究明したものであ
る。
成形中材として充分な弾性、耐へたり性とソフトクッシ
ョン性、外材との一体感を満足する上に、良好な加工性
を有するものについて、鋭意検討したところ、短繊維の
繊維集合体の部分接合品を用いれば、弾性と耐へたり性
は満足することを究明したが、ソフトクッション性と外
材との一体感が実現できなかった。そこで、さらに該繊
維集合体の片面の表面を毛羽立たせてみたところ、意外
にも上述課題を一挙に解決することを究明したものであ
る。
【0007】本発明の繊維成形中材に使用する繊維は、
合成繊維、天然繊維など特に限定されずに用いることが
できるが、成形中材特性の上からポリエステル繊維がも
っとも好ましい。本発明の繊維成形中材を構成する繊維
集合体は、短繊維からなる集合体であって、該短繊維の
繊維の長さは立毛層または毛羽立ち層の厚さを左右する
ものであるが、長い繊維を使うことによって立毛層また
は毛羽立ち層の厚みは厚くなるが、繊維成形中材には使
いにくくて不都合が生じることがある。繊維成形中材と
しては、好ましくは繊維長10〜200mm、より好ま
しくは20〜100mmの短繊維が好都合に使用され
る。かかる短繊維としては、中空、異形、丸断面などの
断面形態を有する繊維を使用することができ、さらに好
ましくはケン縮を有する繊維を使用するのが、本発明の
繊維成形中材の特性の上からよい。かかるケン縮のケン
縮形態は波形、立体(スパイラル状)ケン縮のいずれも
使用することができる。なかでも弾力性と硬さに優れる
中空立体ケン縮繊維がもっとも好ましい。かかるケン縮
繊維のケン縮数は、弾性を生じさせるには多い方がよい
が、好ましくは5〜100山/25mm、さらに好まし
くは8〜70山/25mmが加工性に優れていてよい。
またかかるケン縮繊維のケン縮度では、好ましくは5〜
50%、さらに好ましくは8〜30%のものが使用され
る。
合成繊維、天然繊維など特に限定されずに用いることが
できるが、成形中材特性の上からポリエステル繊維がも
っとも好ましい。本発明の繊維成形中材を構成する繊維
集合体は、短繊維からなる集合体であって、該短繊維の
繊維の長さは立毛層または毛羽立ち層の厚さを左右する
ものであるが、長い繊維を使うことによって立毛層また
は毛羽立ち層の厚みは厚くなるが、繊維成形中材には使
いにくくて不都合が生じることがある。繊維成形中材と
しては、好ましくは繊維長10〜200mm、より好ま
しくは20〜100mmの短繊維が好都合に使用され
る。かかる短繊維としては、中空、異形、丸断面などの
断面形態を有する繊維を使用することができ、さらに好
ましくはケン縮を有する繊維を使用するのが、本発明の
繊維成形中材の特性の上からよい。かかるケン縮のケン
縮形態は波形、立体(スパイラル状)ケン縮のいずれも
使用することができる。なかでも弾力性と硬さに優れる
中空立体ケン縮繊維がもっとも好ましい。かかるケン縮
繊維のケン縮数は、弾性を生じさせるには多い方がよい
が、好ましくは5〜100山/25mm、さらに好まし
くは8〜70山/25mmが加工性に優れていてよい。
またかかるケン縮繊維のケン縮度では、好ましくは5〜
50%、さらに好ましくは8〜30%のものが使用され
る。
【0008】かかる短繊維の太さは、成形中材に弾性を
生じさせるため、主体として使用する繊維は、好ましく
は1〜50デニール、さらに好ましくは3〜20デニー
ルの繊度を有する繊維である。もちろん、ソフト感を付
与するために、かかる繊維にさらに極細繊維を併用する
こともできる。
生じさせるため、主体として使用する繊維は、好ましく
は1〜50デニール、さらに好ましくは3〜20デニー
ルの繊度を有する繊維である。もちろん、ソフト感を付
与するために、かかる繊維にさらに極細繊維を併用する
こともできる。
【0009】本発明の繊維成形中材は、短繊維相互が部
分的に接合されてなる繊維集合体であるが、この部分的
接合は、弾力性および通気性を重要視した構成である。
該接合には、接着剤および熱融着の少なくとも1種の方
法が採用される。かかる接着剤としては、ゴム系接着剤
や、合成樹脂系接着剤を使用することができ、また、熱
融着の場合には、低融点の合成樹脂を使用することがで
きる。かかる接合材の形状は、粒状でも繊維状でもよ
く、また、接合処理としては、熱、乾燥、圧力などのい
ずれを採用してもよい。もっとも好ましくは、通常のポ
リエステル繊維とポリエステル系熱接着繊維(特に芯鞘
型複合繊維が好ましい)を混合し、熱融着処理によって
成形中材を作る方法がもっとも好ましい。かかる接合材
の混合比率は、繊維集合体全量の好ましくは5〜60重
量%、さらに好ましくは20〜50重量%がよい。
分的に接合されてなる繊維集合体であるが、この部分的
接合は、弾力性および通気性を重要視した構成である。
該接合には、接着剤および熱融着の少なくとも1種の方
法が採用される。かかる接着剤としては、ゴム系接着剤
や、合成樹脂系接着剤を使用することができ、また、熱
融着の場合には、低融点の合成樹脂を使用することがで
きる。かかる接合材の形状は、粒状でも繊維状でもよ
く、また、接合処理としては、熱、乾燥、圧力などのい
ずれを採用してもよい。もっとも好ましくは、通常のポ
リエステル繊維とポリエステル系熱接着繊維(特に芯鞘
型複合繊維が好ましい)を混合し、熱融着処理によって
成形中材を作る方法がもっとも好ましい。かかる接合材
の混合比率は、繊維集合体全量の好ましくは5〜60重
量%、さらに好ましくは20〜50重量%がよい。
【0010】本発明の繊維成形中材の厚さは、最終製品
の用途によって左右されるもので,別に制約されるもの
ではないが、たとえば弾性に富む中材として用いるに
は、好ましくは5〜200mm、さらに好ましくは10
〜150mmの厚さのものがよい。
の用途によって左右されるもので,別に制約されるもの
ではないが、たとえば弾性に富む中材として用いるに
は、好ましくは5〜200mm、さらに好ましくは10
〜150mmの厚さのものがよい。
【0011】本発明の繊維成形中材は、少なくとも片面
に立毛層または毛羽立ち層を有するものであるが、この
層を構成する単繊維は、該繊維集合体から毛羽立たされ
て形成されたものであり、単繊維相互に接着されておら
ず、繊維方向が成形中材の厚さ方向に向いているので、
ソフトクッション性とフンワリとした風合いと、外材と
の一体感を惹起させるものである。この立毛層または毛
羽立ち層を構成する毛は、該短繊維の平均繊維長の半分
までの長さが該繊維集合体表面から突出しているもので
あればよく、具体的には、好ましくは0.5〜60m
m、さらに好ましくは1〜40mmの長さの立毛または
毛羽で構成されているのがよい。かかる立毛または毛羽
が長すぎると、立毛または毛羽の脱落が多くなる傾向が
でてくる。具体的に毛の長さをいえば、たとえば強い弾
性が要求される椅子中材は1mmと薄くして外材とのな
じみをよくし、また柔らかさと弾性が共に要求されるベ
ットなどでは30mmと長いものを使用するのがよい。
この立毛層または毛羽立ち層は、たとえば外材が片面が
布帛で他面が板状の場合は、布帛に接するように毛羽立
ち層を設け、板状に接する方を繊維集合体層とし、布帛
で繊維成形中材全体を包皮する場合は両面に立毛層また
は毛羽立ち層を設けたものを使用する。
に立毛層または毛羽立ち層を有するものであるが、この
層を構成する単繊維は、該繊維集合体から毛羽立たされ
て形成されたものであり、単繊維相互に接着されておら
ず、繊維方向が成形中材の厚さ方向に向いているので、
ソフトクッション性とフンワリとした風合いと、外材と
の一体感を惹起させるものである。この立毛層または毛
羽立ち層を構成する毛は、該短繊維の平均繊維長の半分
までの長さが該繊維集合体表面から突出しているもので
あればよく、具体的には、好ましくは0.5〜60m
m、さらに好ましくは1〜40mmの長さの立毛または
毛羽で構成されているのがよい。かかる立毛または毛羽
が長すぎると、立毛または毛羽の脱落が多くなる傾向が
でてくる。具体的に毛の長さをいえば、たとえば強い弾
性が要求される椅子中材は1mmと薄くして外材とのな
じみをよくし、また柔らかさと弾性が共に要求されるベ
ットなどでは30mmと長いものを使用するのがよい。
この立毛層または毛羽立ち層は、たとえば外材が片面が
布帛で他面が板状の場合は、布帛に接するように毛羽立
ち層を設け、板状に接する方を繊維集合体層とし、布帛
で繊維成形中材全体を包皮する場合は両面に立毛層また
は毛羽立ち層を設けたものを使用する。
【0012】本発明の繊維成形中材を構成する立毛層ま
たは毛羽立ち層の部分を除いた部分は、繊維相互が接合
された繊維集合体であるが、この部分の繊維密度は、弾
性や耐へたり性に影響するものであり、好ましくは0.
02〜0.09g/cc、さらに好ましくは0.03〜
0.07g/ccの範囲のものがよい。かかる繊維密度
が低すぎると柔らかく単なる単繊維集合体でしかなくな
り、逆に高すぎると、硬すぎて、弾性がなくなり板状と
なるので実用しにくくなる。立毛層または毛羽立ち層の
繊維密度は、空間を有するので0.005〜0.07g
/cc程度のものである。
たは毛羽立ち層の部分を除いた部分は、繊維相互が接合
された繊維集合体であるが、この部分の繊維密度は、弾
性や耐へたり性に影響するものであり、好ましくは0.
02〜0.09g/cc、さらに好ましくは0.03〜
0.07g/ccの範囲のものがよい。かかる繊維密度
が低すぎると柔らかく単なる単繊維集合体でしかなくな
り、逆に高すぎると、硬すぎて、弾性がなくなり板状と
なるので実用しにくくなる。立毛層または毛羽立ち層の
繊維密度は、空間を有するので0.005〜0.07g
/cc程度のものである。
【0013】本発明の繊維集合体層を構成する繊維は、
通常の平面に対して水平に配列された平面配列でも、ま
た、平面に対して略直角に配列された立体配列でも、い
ずれでもよいが、立体配列の繊維集合体では、さらに弾
性、耐へたり性が向上するので好ましい。すなわち圧縮
される方向に繊維軸を向け、繊維の挫屈、ねじり応力を
利用することができる利点があり、さらにアコーデオン
の様に抜群の曲がり性を有する繊維成形中材を提供する
ことができる上に、良好な通気性および水抜け性を付与
することができ、またさらに、立毛層または毛羽立ち層
の毛の長さの長いものを提供しやすいという利点もあ
る。
通常の平面に対して水平に配列された平面配列でも、ま
た、平面に対して略直角に配列された立体配列でも、い
ずれでもよいが、立体配列の繊維集合体では、さらに弾
性、耐へたり性が向上するので好ましい。すなわち圧縮
される方向に繊維軸を向け、繊維の挫屈、ねじり応力を
利用することができる利点があり、さらにアコーデオン
の様に抜群の曲がり性を有する繊維成形中材を提供する
ことができる上に、良好な通気性および水抜け性を付与
することができ、またさらに、立毛層または毛羽立ち層
の毛の長さの長いものを提供しやすいという利点もあ
る。
【0014】かかる立体配列の繊維集合体は、カードウ
エッブを波形に屈曲させる方法や、小さい繊維集合体を
エアーにより飛ばして堆積させる方法などにより形成す
ることができる。かかる立体配列では、繊維集合体の単
繊維の好ましくは約50%以上が立体配列していれば有
効である。
エッブを波形に屈曲させる方法や、小さい繊維集合体を
エアーにより飛ばして堆積させる方法などにより形成す
ることができる。かかる立体配列では、繊維集合体の単
繊維の好ましくは約50%以上が立体配列していれば有
効である。
【0015】本発明の繊維成形中材は、用途によっては
自在に曲がることが要求される場合がある。例えば、介
護用ベットに使うマットとか、リクライニング椅子など
であり、これらは特に表面の柔らかさと中心層の弾力
性、またさらに外材である布帛との一体感が強く要求さ
れる。本発明の繊維成形中材は、立毛層または毛羽立ち
層が、優れた曲がり性に対応して伸び縮みできるので、
外材との一体感に優れているという特徴を発揮する。
自在に曲がることが要求される場合がある。例えば、介
護用ベットに使うマットとか、リクライニング椅子など
であり、これらは特に表面の柔らかさと中心層の弾力
性、またさらに外材である布帛との一体感が強く要求さ
れる。本発明の繊維成形中材は、立毛層または毛羽立ち
層が、優れた曲がり性に対応して伸び縮みできるので、
外材との一体感に優れているという特徴を発揮する。
【0016】本発明の繊維成形中材は、厚さ5cm、幅
10cm、長さ50cmの繊維成形中材サンプルを試験
台の上から長さ方向に30cmせり出し、その時、先端
が垂れ下がった長さを測定して評価したとき、好ましく
は10cm以上、さらに好ましくは10〜30cmの曲
がり性を有する。この曲がり性が、10cm未満では曲
げたとき割れる危険性がある。
10cm、長さ50cmの繊維成形中材サンプルを試験
台の上から長さ方向に30cmせり出し、その時、先端
が垂れ下がった長さを測定して評価したとき、好ましく
は10cm以上、さらに好ましくは10〜30cmの曲
がり性を有する。この曲がり性が、10cm未満では曲
げたとき割れる危険性がある。
【0017】本発明の繊維成形中材を図面により説明す
る。図1は本発明の繊維成形中材の一例を示す斜視図
で、図2は、図1の部分拡大図である。本発明の繊維成
形中材は、繊維集合体1と、立毛層または毛羽立ち層2
によって構成されている。立毛層または毛羽立ち層2の
繊維4は、繊維集合体から引き出されて構成されてお
り、繊維相互が接着されておらず、毛羽立った状態で存
在し、端末は繊維集合体の繊維3に接合されて結束して
いる。この繊維3は相互が粒状または繊維状の接合材に
よって部分的に接合されていて、部分接合部5を形成し
ている。
る。図1は本発明の繊維成形中材の一例を示す斜視図
で、図2は、図1の部分拡大図である。本発明の繊維成
形中材は、繊維集合体1と、立毛層または毛羽立ち層2
によって構成されている。立毛層または毛羽立ち層2の
繊維4は、繊維集合体から引き出されて構成されてお
り、繊維相互が接着されておらず、毛羽立った状態で存
在し、端末は繊維集合体の繊維3に接合されて結束して
いる。この繊維3は相互が粒状または繊維状の接合材に
よって部分的に接合されていて、部分接合部5を形成し
ている。
【0018】次に、本発明の繊維成形中材を製造する方
法を、一例を挙げて説明する。はじめに、繊維相互を接
合して構成された繊維集合体を作り、これを加工して、
立毛層または毛羽立ち層を形成し、繊維成形中材を作
る。具体的には、繊維を一般的に使われる開綿混合機
で、低融点融着繊維と高融点の繊維とをミキシングした
後、カード機で開繊、ミキシング、ウエッブ化した後、
該ウエッブを重合・積層する。この積層体を、該低融点
融着繊維の融点以上の温風を貫通させて充分溶融させ、
次いで、冷却して溶融した繊維を固め、繊維相互を接合
する。
法を、一例を挙げて説明する。はじめに、繊維相互を接
合して構成された繊維集合体を作り、これを加工して、
立毛層または毛羽立ち層を形成し、繊維成形中材を作
る。具体的には、繊維を一般的に使われる開綿混合機
で、低融点融着繊維と高融点の繊維とをミキシングした
後、カード機で開繊、ミキシング、ウエッブ化した後、
該ウエッブを重合・積層する。この積層体を、該低融点
融着繊維の融点以上の温風を貫通させて充分溶融させ、
次いで、冷却して溶融した繊維を固め、繊維相互を接合
する。
【0019】次に、立毛層または毛羽立ち層は、弾性の
ある針、例えば針金などを無数に植えたローラーを高速
回転させる毛羽立て装置に、繊維集合体の表面が接触す
るようにかけて行う。この立毛層または毛羽立ち層の厚
さ、つまり毛の長さはローラーとの接触深さで調節する
ことができる。
ある針、例えば針金などを無数に植えたローラーを高速
回転させる毛羽立て装置に、繊維集合体の表面が接触す
るようにかけて行う。この立毛層または毛羽立ち層の厚
さ、つまり毛の長さはローラーとの接触深さで調節する
ことができる。
【0020】本発明の繊維成形中材は、さらに機能性薬
剤、すなわち、撥水剤や親水化剤などで処理して、所望
の性能を有する製品を提供することができる。
剤、すなわち、撥水剤や親水化剤などで処理して、所望
の性能を有する製品を提供することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によって
さらに詳しく説明する。
さらに詳しく説明する。
【0022】実施例1 繊維集合体を構成する高融点側の主体繊維として、ポリ
エステル中空立体ケン縮短繊維(13デニール、繊維長
64mm)を70重量%、接合繊維としてポリエステル
芯鞘型複合繊維(溶融温度110℃、4デニール、繊維
長51mm)30重量%の原綿を層状に重ねて開綿機2
台を通過させ、十分にミキシングした後、カード機にか
けてウエッブを作成した。このウエッブを積層する成型
装置にかけて連続した積層重合帯とした後、続いてエア
ースルー型ドライヤーで熱風170℃の熱風を貫通通過
させ、目付2kg/m2 の繊維相互が接着した繊維集合体
を作った。
エステル中空立体ケン縮短繊維(13デニール、繊維長
64mm)を70重量%、接合繊維としてポリエステル
芯鞘型複合繊維(溶融温度110℃、4デニール、繊維
長51mm)30重量%の原綿を層状に重ねて開綿機2
台を通過させ、十分にミキシングした後、カード機にか
けてウエッブを作成した。このウエッブを積層する成型
装置にかけて連続した積層重合帯とした後、続いてエア
ースルー型ドライヤーで熱風170℃の熱風を貫通通過
させ、目付2kg/m2 の繊維相互が接着した繊維集合体
を作った。
【0023】この繊維集合体は、さらに、ローラー径2
5cmで、表面に長さ3cm、直径約1mmの針金が無
数に植えてある毛羽立てローラーを通過させて、片面を
毛羽立たせ、毛羽長さ5mmの毛羽立ち層を有する繊維
成形中材を作成した。この繊維成形中材の厚さは52m
mで、全体の繊維密度は0.0385g/ccであっ
た。
5cmで、表面に長さ3cm、直径約1mmの針金が無
数に植えてある毛羽立てローラーを通過させて、片面を
毛羽立たせ、毛羽長さ5mmの毛羽立ち層を有する繊維
成形中材を作成した。この繊維成形中材の厚さは52m
mで、全体の繊維密度は0.0385g/ccであっ
た。
【0024】比較例1 実施例1と同様に、目付2kg/m2 、厚さ50mm、繊
維密度0.04g/ccである繊維相互が接着した従来
より使われているポリエステル繊維集合体を作成した。
維密度0.04g/ccである繊維相互が接着した従来
より使われているポリエステル繊維集合体を作成した。
【0025】実施例2 主体繊維としてポリエステル短繊維(機械ケン縮、18
デニール、繊維長64mm)を60重量%、接合繊維と
してポリエステル芯鞘型複合繊維(溶融温度110℃、
4デニール、繊維長51mm)40重量%を実施例1と
同様に開綿機とカード機を通過させ後、メタリックワイ
ヤーを巻いたシリンダーが高速で回転する開繊・分繊機
にかけてウエッブをバラバラにして繊維塊を作り、さら
に、高圧エアーで飛ばし、厚さが制御されている枠内に
詰め込んで圧縮した後、エアースルー型ドライヤーで1
70℃の温度をかけて、繊維相互を接着して繊維集合体
を作った。この繊維集合体の厚さは、80mm、目付
3.2kg/m2 、繊維密度0.04g/ccであった。
デニール、繊維長64mm)を60重量%、接合繊維と
してポリエステル芯鞘型複合繊維(溶融温度110℃、
4デニール、繊維長51mm)40重量%を実施例1と
同様に開綿機とカード機を通過させ後、メタリックワイ
ヤーを巻いたシリンダーが高速で回転する開繊・分繊機
にかけてウエッブをバラバラにして繊維塊を作り、さら
に、高圧エアーで飛ばし、厚さが制御されている枠内に
詰め込んで圧縮した後、エアースルー型ドライヤーで1
70℃の温度をかけて、繊維相互を接着して繊維集合体
を作った。この繊維集合体の厚さは、80mm、目付
3.2kg/m2 、繊維密度0.04g/ccであった。
【0026】さらに、この繊維集合体を、実施例1と同
様に毛羽立てローラーを通過させて両面毛羽立て層を形
成し、繊維成形中材を作った。この毛羽の長さは、各1
0mmであった。
様に毛羽立てローラーを通過させて両面毛羽立て層を形
成し、繊維成形中材を作った。この毛羽の長さは、各1
0mmであった。
【0027】比較例2 ポリエステル中空短繊維(スパイラル型立体ケン縮繊
維、10デニール、繊維長64mm)を100%で開綿
機・カード機・成型機にかけて、厚さ約25mm、目付
300kg/m2 のポリエステル短繊維集合体を作った。
これと比較例1で作ったポリエステル成形体を、短繊維
集合体/成形体/短繊維集合体の順に重合し、従来より
使われている3層積層複合体を作った。実施例2と比較
例2のサイズは、ヨコ100cm×タテ200cm×厚
さ8cmである。
維、10デニール、繊維長64mm)を100%で開綿
機・カード機・成型機にかけて、厚さ約25mm、目付
300kg/m2 のポリエステル短繊維集合体を作った。
これと比較例1で作ったポリエステル成形体を、短繊維
集合体/成形体/短繊維集合体の順に重合し、従来より
使われている3層積層複合体を作った。実施例2と比較
例2のサイズは、ヨコ100cm×タテ200cm×厚
さ8cmである。
【0028】実施例1と比較例1は、ポリエステル65
重量%、木綿35重量%の混紡平織布帛で包み、柔らか
さ、一体感の比較を行った。
重量%、木綿35重量%の混紡平織布帛で包み、柔らか
さ、一体感の比較を行った。
【0029】その結果、柔らかさは、JIS K−64
01に基づいて測定される圧縮−荷重曲線で表されるも
ので、図3に示されているとおり、実施例1のものは、
低荷重時の厚さ変形量が大きく、高荷重領域では比較例
1と同じ反発力を示し、手でさわったときに柔らかく感
じ、力を加えると弾力を感じる。比較例1のものは、さ
わったとき、中材と外材との一体感がなく、分離した感
じであった。これに対し、実施例1のものは、一体感が
あり、良好な感触と見栄えのするものが得られた。
01に基づいて測定される圧縮−荷重曲線で表されるも
ので、図3に示されているとおり、実施例1のものは、
低荷重時の厚さ変形量が大きく、高荷重領域では比較例
1と同じ反発力を示し、手でさわったときに柔らかく感
じ、力を加えると弾力を感じる。比較例1のものは、さ
わったとき、中材と外材との一体感がなく、分離した感
じであった。これに対し、実施例1のものは、一体感が
あり、良好な感触と見栄えのするものが得られた。
【0030】実施例2と比較例2のものは、ポリエステ
ル100%の丸編み生地の中に入れて、ベット用のマッ
トを作った。
ル100%の丸編み生地の中に入れて、ベット用のマッ
トを作った。
【0031】比較例2のものは、成形体と短繊維集合体
を重ねる手間がかかり、また、丸編み地に入れるとき
に、専用の機械が必要となるぐらい手間がかかった。し
かも、リクライニングシートのように曲げようとしても
曲がらず、介護に使うベット用マットには使うことがで
きないものであった。これに対し、実施例2のものは、
中材は一体となっているため取扱は良好で、丸編み地の
中にも簡単に入れることができ、また、曲がり性も20
cmと抜群に優れていた。また、耐へたり性を比較する
ため、両者の繰り返し圧縮残留ひずみを測定したとこ
ろ、実施例2のものは9.8%で、比較例2のものは1
8.2%で、実施例2のものは抜群の耐へたり性を示し
た。
を重ねる手間がかかり、また、丸編み地に入れるとき
に、専用の機械が必要となるぐらい手間がかかった。し
かも、リクライニングシートのように曲げようとしても
曲がらず、介護に使うベット用マットには使うことがで
きないものであった。これに対し、実施例2のものは、
中材は一体となっているため取扱は良好で、丸編み地の
中にも簡単に入れることができ、また、曲がり性も20
cmと抜群に優れていた。また、耐へたり性を比較する
ため、両者の繰り返し圧縮残留ひずみを測定したとこ
ろ、実施例2のものは9.8%で、比較例2のものは1
8.2%で、実施例2のものは抜群の耐へたり性を示し
た。
【0032】なお、繰り返し圧縮残留ひずみは、サンプ
ルの厚さを50%圧縮を瞬間的に繰り返す操作を8万回
繰り返した直後の厚さ減少率で示したものである。
ルの厚さを50%圧縮を瞬間的に繰り返す操作を8万回
繰り返した直後の厚さ減少率で示したものである。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、外材との一体感、触
感、弾力性、加工性および耐へたり性などの優れた特性
を同時に満足する製品を提供することができ、特にマッ
トレス、敷きふとんを初め、あらゆる分野で使用される
椅子シート等の中材や、さらに、床、壁に使用する防音
吸音用中材などに幅広く使用することができる。
感、弾力性、加工性および耐へたり性などの優れた特性
を同時に満足する製品を提供することができ、特にマッ
トレス、敷きふとんを初め、あらゆる分野で使用される
椅子シート等の中材や、さらに、床、壁に使用する防音
吸音用中材などに幅広く使用することができる。
【図1】本発明の繊維成形中材の一例を示す外観図であ
る。
る。
【図2】本発明の繊維成形中材の他の一例を示す部分模
式図である。
式図である。
【図3】実施例1と比較例2の圧縮ー荷重曲線である。
1 繊維相互接着層 2 毛羽立ち層 3 繊維相互接着層を構成する繊維 4 毛羽立ち層の繊維 5 接着部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上岡 征一 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 滋賀殖 産株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 短繊維相互が部分的に接合されてなる繊
維集合体であって、その少なくとも片面に該繊維集合体
を構成する繊維で構成された立毛層または毛羽立ち層を
有することを特徴とする繊維成形中材。 - 【請求項2】 該短繊維が、10〜200mmの繊維長を
有するものである請求項1記載の繊維成形中材。 - 【請求項3】 該短繊維が、1〜50デニールの繊度を
有するものである請求項1または2記載の繊維成形中
材。 - 【請求項4】 該短繊維が、5〜100山/25mmのケ
ン縮を有するものである請求項1〜3のいずれかに記載
の繊維成形中材。 - 【請求項5】 該短繊維が、異形断面繊維を含むもので
ある請求項1〜4のいずれかに記載の繊維成形中材。 - 【請求項6】 該短繊維が、中空繊維を含むものである
請求項1〜5のいずれかに記載の繊維成形中材。 - 【請求項7】 該短繊維が、極細繊維を含むものである
請求項1〜6のいずれかに記載の繊維成形中材。 - 【請求項8】 該繊維集合体が、平面に対して略直角方
向に配列された単繊維で構成されていることを特徴とす
る請求項1記載の繊維成形中材。 - 【請求項9】 該立毛層または毛羽立ち層が、0.5〜
50mmの該繊維集合体表面からの長さの立毛または毛
羽で構成されている請求項1記載の繊維成形中材。 - 【請求項10】 該部分的接合が、接着剤および熱融着
の少なくとも1種の方法によるものである請求項1記載
の繊維成形中材。 - 【請求項11】 該繊維成形中材が、厚さ5cm、幅1
0cm、長さ50cmの該繊維成形中材サンプルを試験
台の先端から長さ方向に30cmせり出させた時の該サ
ンプル先端が垂れ下がった長さを測定したとき、少なく
とも10cm垂れ下がるものである請求項1記載の繊維
成形中材。 - 【請求項12】 該繊維成形中材が、ベットマット、寝
具、車輌用椅子、船舶用椅子、事務用椅子、建築用防音
材および道路用防音材のいずれかに用いられるものであ
る請求項1〜10のいずれかに記載の繊維成形中材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14150397A JPH10328442A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 繊維成形中材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14150397A JPH10328442A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 繊維成形中材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10328442A true JPH10328442A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15293475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14150397A Pending JPH10328442A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 繊維成形中材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10328442A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005204739A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Kawashima Textile Manuf Ltd | 吸音布帛と吸音面材 |
| KR20200082848A (ko) * | 2018-12-31 | 2020-07-08 | 다이텍연구원 | 층간소음 저감 완충재 및 이의 제조방법 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14150397A patent/JPH10328442A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005204739A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Kawashima Textile Manuf Ltd | 吸音布帛と吸音面材 |
| KR20200082848A (ko) * | 2018-12-31 | 2020-07-08 | 다이텍연구원 | 층간소음 저감 완충재 및 이의 제조방법 |
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