JPH10328471A - 繊維製品の洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

繊維製品の洗浄装置および洗浄方法

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JPH10328471A
JPH10328471A JP9142823A JP14282397A JPH10328471A JP H10328471 A JPH10328471 A JP H10328471A JP 9142823 A JP9142823 A JP 9142823A JP 14282397 A JP14282397 A JP 14282397A JP H10328471 A JPH10328471 A JP H10328471A
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JP
Japan
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cleaning
cleaned
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khz
ultrasonic
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JP9142823A
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Shuji Iwao
修司 岩尾
Norihiro Tsujii
宣博 辻井
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Lion Corp
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維を傷めずに洗浄効率を向上する。 【解決手段】 洗浄液および被洗浄物に少なくとも2つ
の加振手段により振動を加えて被洗浄物を洗浄する際
に、少なくとも2つの加振手段の照射面を、その間に洗
浄液および被洗浄物が位置するように、互いに対向位置
に設定し、その際加える振動の周波数を、0.1kHz
〜100kHzの範囲に設定し、洗浄液が、5重量%〜
60重量%の範囲の界面活性剤、または、0.01重量
%〜10重量%の範囲の酵素を少なくとも含むものを用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維製品の洗浄装
置および洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣類等の繊維製品における汚れ、
特に、頑固な泥汚れ、シミまたは襟・袖等の油汚れに対
しては、液体または粉末の洗剤(超コン/漂白タイプを
含む)による洗浄液を被洗浄物の汚れ部分に直接塗布し
て該汚れ部分をブラシ等で刷掃(ブラッシング)する洗
浄方法、被洗浄物を洗浄液中において揉み込む手洗い洗
浄方法、または、被洗浄物を洗浄液に浸け置きした後洗
濯機を使用する洗浄方法等が行われていたが、面倒であ
る、手が荒れる、繊維が傷む、あるいは、充分な洗浄効
果が得られない等の不満があった。
【0003】また、近年、超音波を利用した超音波洗浄
機として、 特開昭61−249500号公報記載の「超音波染み
抜き方法および装置」 特開昭57−55194号公報記載の「超音波洗濯
機」 実開昭61−184586号公報記載の「超音波洗濯
機」 実開平6−52786号公報記載の「超音波洗濯機」 等が利用されている。
【0004】の公報に記載された技術では、被洗浄物
に水または洗剤等を滲み込ませた布または紙をシミ部分
に当てて、該シミ部分に超音波染み抜き装置の超音波発
生ヘッドを当接し、被洗浄物の汚れを布または紙に移行
することで洗浄を行っている。また、の公報に記載さ
れた技術では、超音波洗濯機の洗濯槽の底面に、振動子
を取り付け、高周波加振機により生ずるキャビテーショ
ンを利用して洗濯機中に気泡を発生および消滅させるこ
とにより洗浄を行っている。の公報に記載された技術
では、金属製の洗濯槽内に超音波発生装置を配設し、該
洗濯槽の底部に気泡発生装置を設け、該気泡発生装置に
より空気を洗濯槽内に供給し、衣類に用いられている布
地の材料および織りかた、すなわち材料の種類によって
超音波の周波数を切り替えて洗浄を行っている。また、
の公報に記載された技術では、洗濯槽の底部に超音波
振動子を配設し、洗濯槽の上部に殺菌性の電磁波を発生
する電磁波発生手段を配設し、洗濯槽の周囲を覆う電磁
波を遮断する電磁波遮断手段とを有し、被洗浄物の汚れ
の除去と滅菌消毒とを同時に行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、の公報に記
載された技術は、被洗浄物の局部的な汚れ(シミ)を布
または紙に移行することが不十分になる可能性があり、
また、〜の公報に記載された技術では、洗濯槽の内
部に被洗浄物を収納した際、被洗浄物が超音波発生装置
等から離れている部分では、洗浄効率が著しく悪く、全
体的に充分な洗浄効果を得ることができなかった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 (a)洗浄効果の向上を図ること。 (b)繊維に対する影響を低減し、ネクタイ等の高級繊
維に対応した洗浄装置および洗浄方法を提供すること。 (c)洗浄時における繊維への影響を低減すること。 (d)部分洗いにも適用可能な洗浄装置および洗浄方法
を提供すること。 (e)界面活性剤および酵素を含む洗浄液の洗浄力を向
上すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】洗浄液および被洗浄物を
収容する洗浄容器と、該洗浄液および被洗浄物に振動を
加える少なくとも2つの加振手段とを具備し、該加振手
段が、その照射面を対向状態として配され、該対向する
照射面の間に被洗浄物を位置した状態で被洗浄物の洗浄
が行われる。被洗浄物に加える振動が超音波とされ、加
振手段が超音波照射手段とされる。洗浄時における、加
振手段(超音波照射手段)の照射面と被洗浄物との間隔
が1cm以下、好ましくは0.5cm以下に設定され
る。加振手段(超音波照射手段)が、振動を加える、も
しくは振動により超音波を発生する単数または複数の振
動子と、該振動子を振動させるための発振回路と増幅器
と電力計とを具備するものとされて電源に接続される。
振動子としては、圧電セラミック、フェライト等の磁歪
素子、粉末冶金等の超磁歪素子などのうちから同一種
類、または異なる種類のものが組み合わせて選択され
る。加振手段から照射される振動は、その周期が同一、
または異なるものが組み合わせて選択され、かつ、0.
1kHz〜10kHzに、好ましくは0.5kHz〜1
kHzの範囲に設定される。超音波照射手段から照射さ
れる超音波は、その周期が同一、または異なるものが組
み合わせて選択され、かつ、10kHz〜100kHz
に、好ましくは20kHz〜60kHzの範囲に設定さ
れる。加振手段(超音波照射手段)から加える振動また
は照射される超音波は、その出力が同一、または異なる
ものが組み合わせて選択され、かつ、その出力が20W
〜60W、好ましくは30W〜50Wに設定される。振
動子が、洗浄容器に対して一体に配されるか、または洗
浄容器に対して取り外しおよび移動が可能に配されるも
のが同一種類または組み合わせて選択される。被洗浄物
が繊維製等の靴とされ、前記対向する照射面が靴を内外
から挟む状態に洗浄が行われ、ここで、第1の振動子が
靴の内部に挿入される形状とされ、第2の振動子が靴を
外側から包み込む形状とされかつ内部に洗浄液を溜める
洗浄容器と一体とされる技術が選択される。洗浄容器の
内部に少なくとも2本のローラが間隔をあけて対向位置
に配され、該2本のローラの間に少なくとも2つの振動
子が照射面を対向状態として配され、該対向する照射面
の間に2本のローラにより被洗浄物が送通されて洗浄が
行われ、被洗浄物が絨毯、カーテン等の長尺物とされ
て、前記2本のローラの少なくとも1本には駆動手段が
接続される技術が選択される。洗浄液が、5重量%〜6
0重量%の範囲の界面活性剤、または、0.01重量%
〜10重量%の範囲の酵素を少なくとも含むものとさ
れ、界面活性剤が、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−
オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン(PO
E)アルキルエーテルスルホン酸塩、飽和または不飽和
のC12〜C18脂肪酸石鹸等からなるアニオン界面活性
剤、ポリオキシエチレン(C3 〜C70)アルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等から
なるノニオン界面活性剤から選択された少なくとも1種
で5重量%〜60重量%、好ましくは10重量%〜40
重量%とされ、酵素が、セルラーゼ、ナビナーゼ、リポ
ラーゼ、プロテアーゼ等から選ばれた群の少なくとも1
種で0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.5重
量%〜7重量%とされる。さらに、洗浄液には、リン酸
誘導体等のキレート剤、水酸化ナトリウム等のアルカリ
剤、ゼオライト等のビルダー、殺菌・抗菌剤、蛍光剤、
着色剤および香料等を配合することも可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る繊維製品の洗
浄装置および洗浄方法の第1実施形態を、図面に基づい
て説明する。図1において、符号Wは洗浄液、Sは被洗
浄物、1は洗浄装置、2は洗浄容器、3A,3Bは加振
手段(超音波照射手段)である。
【0009】洗浄装置1は、洗浄液Wおよび被洗浄物S
を収容する洗浄容器2と、該洗浄液Wおよび被洗浄物S
に振動を加えるかまたは超音波を照射する少なくとも2
つの加振手段(超音波照射手段)3A,3Bとを具備
し、該加振手段(超音波照射手段)3A,3Bの照射面
31a,31bが対向状態として配され、該照射面31
a,31bの間に洗浄液Wおよび被洗浄物Sを位置した
状態で被洗浄物Sの洗浄が行われるものとされる。洗浄
容器2は、ポリプロピレン、ABS(アクリロニトリル
・ブタジエン・スチレン)樹脂等のプラスチック製や、
鋼鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等、金属製のものと
され、例えばフッ素樹脂等のコーティングが施されるス
テンレス鋼からなるものとされて、該洗浄容器2の底部
21には、図1に示すように、超音波照射手段3Aが一
体として配される。
【0010】加振手段(超音波照射手段)3A,31B
は、図1に示すように、振動を加えるか、または振動に
より超音波を発生する振動子31A,31Bと、該振動
子31A,31Bを振動させるための発振回路32と増
幅器33と電力計34とを具備するものとされて、図示
しない電源に接続される。振動子31A,31Bは、例
えばフェライト等の磁歪素子とされ、図1に示すよう
に、それぞれ平面形状の照射面31a,31bとコイル
35とを有するものとされる。振動子31Aは、振動面
31aを上向きとして洗浄容器2の底部21に一体に配
され、振動子31Bは、洗浄容器2から取り外し及び移
動可能とされ、照射面31bの面積が洗浄容器2の底部
21の面積より小さく設定される。発振回路32は、図
示しない制御部により、加振手段(超音波照射手段)3
A,3Bから加える振動または照射する超音波の周期
を、0.1kHz〜100kHzの範囲に、好ましくは
0.5kHz〜60kHzの範囲に設定可能とされる。
増幅器33は、図示しない制御部により、加振手段(超
音波照射手段)3A,3Bから加える振動または照射す
る超音波の出力を、20W〜60Wの範囲に、好ましく
は30W〜50Wの範囲に設定可能とされる。
【0011】次に、洗浄容器1において使用される洗浄
液Wについて説明する。洗浄液Wは、5重量%〜60重
量%の範囲内、好ましくは10重量%〜40重量%の範
囲の界面活性剤、およびまたは、0.01重量%〜10
重量%の範囲内、好ましくは0.5重量%〜7重量%の
範囲の酵素を含み、残余が精製水とされる。
【0012】洗浄液W中の界面活性剤の濃度は、5重量
%〜60重量%の範囲内とされる。5重量%未満では、
特に油汚れなどに対する洗浄効果が不足し、60重量%
を越えると、洗浄液が粘稠となって、汚染物質を膨潤さ
せる効果が減退し、ドロ汚れなどに対する洗浄効果が低
下する。この観点から、界面活性剤がアニオン界面活性
剤とノニオン界面活性剤とからなり、この界面活性剤
が、洗浄液W中に10重量%〜40重量%の範囲内で含
まれていることが更に好ましい。
【0013】アニオン界面活性剤としては、α−スルホ
脂肪酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸塩、飽和ま
たは不飽和のC12〜C18脂肪酸石鹸、などが好適に使用
できる。これらは特に水性汚れやドロ汚れに対する洗浄
効果が高い。特にオレイン酸石鹸は、洗浄力が高く、粘
度調整効果があり、環境にも優しいので、アニオン界面
活性剤の少なくとも一部として好適に使用できる。ノニ
オン界面活性剤としては、POE(C3 〜C70)アルキ
ルエーテル、POEノニルフェニルエーテルなどが好適
に使用できる。ノニオン界面活性剤は、一般に油汚れな
どに対する洗浄効果が非常に高い。
【0014】前記の界面活性剤としては、アニオン界面
活性剤およびノニオン界面活性剤などから選択された少
なくとも1種とされ、例えば、アニオン界面活性剤とし
ては、α−オレフィンスルホン酸カリウム5重量%、オ
レイン酸カリウム10重量%、ノニオン界面活性剤とし
ては、POE(10)アルキル(C12)エーテル10重
量%が含まれている。酵素は、セルラーゼ、ナビナー
ゼ、リポラーゼ、プロテアーゼ等から選ばれた群の少な
くとも1種とされ、例えば、プロテアーゼ0.5重量%
が含まれている。
【0015】さらに、洗浄液Wには、リン酸誘導体等の
キレート剤、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤、ゼオラ
イト等のビルダー、殺菌・抗菌剤、蛍光剤、着色剤およ
び香料等を配合することも可能である。リン酸誘導体の
例としては、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジスルホ
ン酸、アミノトリ(メチレンスルホン酸)、エチレンジ
アミンテトラ(メチレンホスホン酸)、オルトリン酸、
メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸などを挙げること
ができる。
【0016】被洗浄物Sは、例えば綿製品とされ、それ
以外にも、正絹ネクタイ等の高級繊維製品に適用するこ
とができる。
【0017】以下、このような構成の洗浄装置1におけ
る被洗浄物Sの洗浄方法について説明する。洗浄装置1
においては、洗浄時に、洗浄容器2の底部21に配され
た振動子31Aの振動面31a付近に、被洗浄物Sが洗
浄液Wの中に没水状態に収容され、その上側に振動子3
1Bの照射面31bが、照射面31aに対向状態として
洗浄液Wに没水状態とされる。このとき、振動子31A
の照射面31aと振動子31Bの照射面31bとの間隔
が例えば2cm以下とされるとともに、照射面31a,
31bと被洗浄物Sとの間隔がそれぞれ1cm以下、好
ましくは0.5cm以下、例えば0cmに設定される。
【0018】次いで、加振手段(超音波照射手段)3
A,3Bの発振回路32により発振された高周波電流を
増幅器33を介して振動子31A,31Bに供給するこ
とにより、振動子31A,31Bを振動させて、被洗浄
物Sに振動または超音波を例えば1分程度の照射時間お
よび出力40W程度で照射する。このとき、加えられる
振動、または照射される超音波の周期が、発振回路32
により0.1kHz〜100kHzの範囲に、好ましく
は0.5kHz〜60kHzの範囲に設定され、例え
ば、振動子31Aにおいては28kHz、振動子31B
においては20kHzに設定される。
【0019】振動子31Aから加えられた振動、または
照射された超音波は被洗浄物S付近に到達し、キャビテ
ーション効果により、洗浄液W中において真空空洞が発
生,消滅する現象が繰り返される。この際の機械的な力
により汚れに衝撃を与えて剥離させるとともに、振動ま
たは超音波の伝達によって、洗浄液Wの微少振動が起こ
り、被洗浄物Sが振動し付着した汚れを振り切る。同様
にして、振動子31Bから加えられた振動または照射さ
れた超音波により汚れの分離除去が行われるとともに、
対向位置にある照射面31a,31bから加えられた振
動または照射された超音波は、被洗浄物S付近に被洗浄
物Sに集中し、あたかも増幅されるごとく被洗浄物Sの
汚れを分離除去する。
【0020】被洗浄物Sの水没状態とされた洗浄液W
は、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とをそれ
ぞそれ好適な濃度で含み、かつ酵素を含んでいるので、
界面活性剤の物理化学的な洗浄効果と、振動または超音
波によるキャビテーション効果および洗浄液Wの振動・
直進流作用による洗浄効果とが相乗効果を示し、被洗浄
物Sの汚れを洗浄することができる。振動または超音波
による洗浄が終了した後に、温水などで濯ぎ洗いすれ
ば、被洗浄物Sは清浄化される。また、振動子31Bが
洗浄容器2から取り外し及び移動可能とされているの
で、部分洗い等に適用することが可能である。
【0021】以下、本発明に係る繊維製品の洗浄装置お
よび洗浄方法の第2実施形態を、図面に基づいて説明す
る。図2において、第1実施形態と異なる箇所は以下の
点である。加振手段(超音波照射手段)3Cは、振動子
31Cが圧電セラミックとされて洗浄容器2の底部21
と一体に配される。
【0022】また、洗浄液Wは、界面活性剤のうち、例
えば、アニオン界面活性剤として、α−オレフィンスル
ホン酸カリウム2重量%、オレイン酸カリウム15重量
%、ノニオン界面活性剤として、POE(10)アルキ
ル(C12)エーテル30重量%が含まれ、酵素として、
例えば、プロテアーゼ0.1重量%が含まれている。
【0023】このような構成においては、洗浄時におい
て、洗浄容器2の底部21付近に被洗浄物Sが洗浄液W
の中に没水状態に収容され、その上側に加振手段(超音
波照射手段)3Bの照射面31bが同じく洗浄液Wに没
水状態とされる。このとき、振動子31Bの照射面31
bと振動子31Cの照射面31cとの間隔が略2cm以
下とされるとともに、振動子31B,31Cの照射面3
1b,31cと被洗浄物Sの間隔が1cm以下、好まし
くは0.5cm以下、例えば0.5cmに設定される。
このとき、加えられる振動または照射される超音波の周
期が、発振回路32により0.1kHz〜100kHz
の範囲に、好ましくは0.5kHz〜60kHzの範囲
のうち超音波照射手段3B,3Cとも410kHzに設
定される。
【0024】この実施形態においても、第1実施形態と
同様にして被洗浄物Sの洗浄が行われる。
【0025】以下、本発明に係る繊維製品の洗浄装置お
よび洗浄方法の第3実施形態を、図面に基づいて説明す
る。図3において、第2実施形態と異なる箇所は以下の
点である。内部容器4が、洗浄容器2の内側に取り外し
および移動可能に配され、該内部容器4の外側寸法が、
洗浄容器2の内側寸法に対して収容可能に設定される。
加振手段(超音波照射手段)3Dは、振動子31Dが圧
電セラミックとされて内部容器4の底部41と一体に配
される。
【0026】このような構成においては、洗浄時におい
て、洗浄容器2の底部21付近に被洗浄物Sが洗浄液W
の中に没水状態に収容され、その上側に内部容器4が、
その底部41を洗浄液Wに没水状態とされる。このと
き、振動子31C照射面31cと振動子31Dの照射面
31dとの間隔が略2cm以下とされるとともに、超音
波照射手段3C,3Dの照射面31c,31dと被洗浄
物Sの間隔が1cm以下、好ましくは0.5cm以下、
例えば0.5cmに設定される。このとき、加えられる
振動または照射される超音波の周期が、発振回路32に
より0.1kHz〜100kHzの範囲に、好ましくは
0.5kHz〜60kHzの範囲のうち超音波照射手段
3Cにおいては28kHz、超音波照射手段3Dにおい
ては20kHzに設定される。
【0027】この実施形態においても、第2実施形態と
同様にして被洗浄物Sの洗浄が行われる。
【0028】以下、本発明に係る繊維製品の洗浄装置お
よび洗浄方法の第4実施形態を、図面に基づいて説明す
る。図4において、第3実施形態と異なる箇所は以下の
点である。加振手段(超音波照射手段)3Dは、振動子
31Dが粉末冶金等の超磁歪素子とされて内部容器4の
底部41と一体に配される。加振手段(超音波照射手
段)3Aの振動子31Aが、例えばフェライト等の磁歪
素子とされ、平面形状の照射面31aを上向きとして洗
浄容器2の底部21に一体に配され、振動子31Dは、
内部容器4とともに洗浄容器2から取り外し及び移動可
能とされ、内部容器4の底部41の面積が洗浄容器2の
底部21の面積より小さく設定される。
【0029】このような構成においては、洗浄時におい
て、洗浄容器2の底部21付近に被洗浄物Sが洗浄液W
の中に没水状態に収容され、その上側に内部容器4が、
その底部41を洗浄液Wに没水状態とされる。このと
き、振動子31A照射面31aと振動子31Dの照射面
31dとの間隔が略2cm以下とされるとともに、加振
手段(超音波照射手段)3A,3Dの照射面31a,3
1dと被洗浄物Sの間隔が1cm以下、好ましくは0.
5cm以下、例えば0.5cmに設定される。このと
き、加えられる振動または照射される超音波の周期が、
発振回路32により0.1kHz〜100kHzの範囲
に、好ましくは0.5kHz〜60kHzの範囲のうち
加振手段(超音波照射手段)3Aにおいては50kH
z、加振手段(超音波照射手段)3Dにおいては1kH
zに設定される。
【0030】この実施形態においても、第3実施形態と
同様にして被洗浄物Sの洗浄が行われる。
【0031】以下、本発明に係る繊維製品の洗浄装置お
よび洗浄方法の第5実施形態を、図面に基づいて説明す
る。図5において、第1実施形態と異なる箇所は、被洗
浄物Sが例えば繊維製等の靴とされ、加振手段(超音波
照射手段)3Bの振動子31Bが、フェライト等の磁歪
素子、または、粉末冶金等の超磁歪素子とされ、かつ、
前記靴Sの内部に挿入可能な形状とされ、加振手段(超
音波照射手段)3Eの振動子31Eが、圧電セラミック
とされて複数配され、かつ靴Sを外側から包み込むよう
な位置に洗浄容器2の側部22および上部23と一体と
され、洗浄容器2が、前記靴Sを内部に挿入可能な形状
とされた点である。
【0032】このような構成においては、洗浄時におい
て、洗浄容器2の内部に被洗浄物(靴)Sを洗浄液Wの
中に没水状態に収容して、靴Sの内部に振動子31Bを
同じく洗浄液Wに没水状態とする。このとき、振動子3
1Bの照射面31aと振動子31Eの照射面31eとの
間隔が略2cm以下とされるとともに、照射面31a,
31eと被洗浄物Sの間隔が1cm以下、好ましくは
0.5cm以下に設定される。
【0033】この実施形態においては、振動子31Bと
振動子31Eとが靴Sを内外から挟む状態として、第1
ないし第2実施形態と同様に、被洗浄物(靴)Sの洗浄
が行われる。
【0034】以下、本発明に係る繊維製品の洗浄装置お
よび洗浄方法の第6実施形態を、図面に基づいて説明す
る。図6において、第2実施形態と異なる箇所は、洗浄
容器2の内部に少なくとも2本のローラ5,5が間隔を
あけて対向位置に配され、該2本のローラ5,5の間に
加振手段(超音波照射手段)3B,3Cの振動子31
B,31Cが対向位置に配され、前記2本のローラ5,
5にはローラ6,6がそれぞれ接触状態に配されるとと
もに、該2本のローラ5の少なくとも1本には図示しな
い駆動手段が接続されて、被洗浄物Sが、例えば絨毯、
カーテン等の長尺物とされた点である。
【0035】このような構成においては、洗浄時におい
て、洗浄容器2の内部において、ローラ5,5と被洗浄
物(絨毯)Sとを洗浄液Wの中に没水状態として、同じ
く洗浄液Wに没水状態とした振動子31Bと振動子31
Cとの間にローラ5,6により被洗浄物Sが送通され
る。このとき、振動子31B,31Cの照射面31b,
31cと被洗浄物Sの間隔が1cm以下、好ましくは
0.5cm以下に設定される。
【0036】この実施形態においては、ローラ5,6は
図示しない駆動手段により回転駆動され、被洗浄物(絨
毯)Sが、振動子31B,31Cの間を所定の速度によ
り移動しつつ、第2実施形態と同様に、洗浄が行われ
る。このため、被洗浄物(絨毯)Sをローラ5,6にセ
ットするだけで洗浄を行うことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により、
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。 (試験例)図1ないし図4に示したように、洗浄液の組
成と加振手段(超音波照射手段)の条件とを本発明の範
囲内で変化させて設定し、被洗浄物(泥汚れの汚垢布)
に振動を加えるかまたは超音波を照射し、洗浄力および
繊維の傷みについて評価試験を行った。また、実施例4
ないし実施例6においては、少なくとも一方の振動子に
超磁歪素子を選択し、かつ、少なくとも一方の振動子の
発する振動の周期を10kHz以下とし、特に、実施例
5については、2つの振動子に超磁歪素子を選択し、実
施例6については上側の振動子として超磁歪素子を、ま
た下側の振動子として磁歪素子を採用し、実施例5、実
施例6ともに洗浄液の組成は実施例4と同等のものを使
用した。
【0038】(比較例)前記実施例と同様であるが、洗
浄液が界面活性剤および酵素を含まない比較例 1、被洗浄物の下側からのみ周波数を41kHzとして
超音波を照射した比較例 2、被洗浄物の上側からのみ周波数を41kHzとして
超音波を照射した比較例 3、および洗濯機で10分間洗浄した比較例4について
実施例と同様な評価試験 を行った。
【0039】評価試験は以下のように行った。15gの
赤土と水500mlとを均一に撹拌して、10cm×1
0cmの白色の綿繊維を含浸させた後、乾燥させて表面
の余分な土を払い、泥汚れの汚垢布を調整し被洗浄物と
した。含浸させる前の白色の綿繊維、含浸後の汚垢布、
および洗浄後の汚垢布の白度を色差計(SZ−Σ80,
日本電子工業製)で測定し、次の(式1)により洗浄力
を算出した。 洗浄力(%)=(Y1−Y0)/(X0−Y0)×100 (式1) ただし、 X0 :含浸させる前の白色の綿繊維の白度 Y0 :含浸後の汚垢布の白度 Y1 :洗浄後の汚垢布の白度 である。
【0040】また、繊維の傷みは、洗浄後において目視
により毛羽立ちを確認し、以下のように評価したもので
ある。 ◎:殆どない ○:ない △:ややある ×:かなりある 洗浄液,加振手段(超音波照射手段)の条件と評価結果
とを表1ないし表3に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】表1ないし表3の評価結果から、洗浄液が
界面活性剤を5重量%〜60重量%、酵素を0.01
重量%〜10重量%の範囲内で含み、洗浄時における、
振動子の照射面と被洗浄物の間隔が1cm以下、好まし
くは0.5cm以下に設定され、振動子が被洗浄物を間
に位置して対向状態に配されて、かつ圧電セラミック、
フェライト等の磁歪素子、粉末冶金等の超磁歪素子とさ
れ、加振手段(超音波照射手段)から加えられる振動ま
たは照射される超音波は、その周期が、0.1kHz〜
100kHzに、好ましくは0.5kHz〜60kHz
の範囲に設定され、その出力が20W〜60W、好まし
くは30W〜50Wの範囲に設定される実施例1ないし
実施例6の洗浄装置および洗浄方法は、洗浄力、繊維の
傷み度合いの低さのいずれにも優れており、実用性が高
いと判断された。
【0045】表1ないし表3の評価結果から、比較例1
は、洗浄液が界面活性剤および酵素を含まないために洗
浄効果が劣り、比較例2,比較例3のいずれも加振手段
(超音波照射手段)が被洗浄物の一方からのみ振動を加
えたため、または超音波を照射したため洗浄効果が低下
しており実用性に乏しく、比較例4は洗濯機で10分間
洗浄しても、汚れが充分落ちない上、繊維の傷みが生じ
ていると判断された。
【0046】また、以上の実施例は、必ずしも洗浄容器
を必要とするものではなく、被洗浄物に洗浄液を含浸
し、振動子を直接被洗浄物に当接することで効率よく洗
浄することができる。この際、洗浄装置は、例えば、振
動子が、一箇所で回動可能に接続された2本の棒状部材
の各先端部に、照射面を対向状態として配された構造と
することもできる。本発明の繊維製品の洗浄装置および
洗浄方法によれば、従来の洗濯機による洗浄等とは格段
に優れた洗浄力ならびに繊維の傷みの低さにより、ネク
タイ等の高級繊維製品や、絨毯等に対しても適用するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の繊維製品の洗浄装置および洗浄
方法によれば、以下の効果を奏する。 (1)5重量%〜60重量%の範囲の界面活性剤、また
は、0.01重量%〜10重量%の範囲の酵素を少なく
とも含むものとされた洗浄液による洗浄と、対向状態に
配される加振手段(超音波照射手段)の照射面の間に被
洗浄物が位置されて周波数0.1kHz〜100kHz
の範囲の振動または超音波による洗浄との相乗効果によ
り、洗浄効果の向上を図ることができる。 (2)加振手段(超音波照射手段)の照射面から、洗浄
液および被洗浄物に1cm以下の至近距離から振動を加
えるかまたは超音波を照射し、かつ、被洗浄物に両側か
ら振動または超音波を照射することにより集中している
ため、界面活性剤および酵素を含む洗浄液の洗浄力を向
上することができる。 (3)振動を加えるかまたは超音波を照射して撹拌する
ことなしに洗浄を行うため、洗浄時における繊維への影
響を低減することができる。 (4)繊維を傷めずに洗浄を行うことができるので、ネ
クタイ等の高級繊維に対応して洗浄を行うことができ
る。 (5)加振手段(超音波照射手段)を洗浄容器から取り
外し可能としたか、もしくは洗浄容器の内部に取り外し
および移動可能な内部容器を配し、該内部容器に加振手
段(超音波照射手段)を配したので、部分洗いにも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る繊維製品の洗浄装置および洗浄
方法の第1実施形態を示す正断面図である。
【図2】 本発明に係る繊維製品の洗浄装置および洗浄
方法の第2実施形態を示す正断面図である。
【図3】 本発明に係る繊維製品の洗浄装置および洗浄
方法の第3実施形態を示す正断面図である。
【図4】 本発明に係る繊維製品の洗浄装置および洗浄
方法の第4実施形態を示す正断面図である。
【図5】 本発明に係る繊維製品の洗浄装置および洗浄
方法の第5実施形態を示す正断面図である。
【図6】 本発明に係る繊維製品の洗浄装置および洗浄
方法の第6実施形態を示す正断面図である。
【符号の説明】
W…洗浄液 S…被洗浄物 1…洗浄装置 2…洗浄容器 3A,3B,3C,3D,3E…加振手段(超音波照射
手段) 4…内部容器 41…底部 5…ローラ 6…ローラ 21…底部 22…側部 23…上部 31A,31B,31C,31D,31E…振動子 31a,31b,31c,31d,31e…照射面 32…発振回路 33…増幅器 34…電力計 35…コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液および被洗浄物に振動を加える少
    なくとも2つの加振手段とを具備し、該加振手段が、そ
    の照射面を対向状態として配され、洗浄時に対向する照
    射面の間に被洗浄物が位置される洗浄装置であって、加
    振手段から照射される振動の周波数が0.1kHz〜1
    0kHzの範囲に設定され、洗浄液が、5重量%〜60
    重量%の範囲の界面活性剤、または、0.01重量%〜
    10重量%の範囲の酵素を少なくとも含むものとされた
    ことを特徴とする繊維製品の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄液および被洗浄物に超音波を照射す
    る少なくとも2つの超音波照射手段とを具備し、該超音
    波照射手段が、その照射面を対向状態として配され、洗
    浄時に対向する照射面の間に被洗浄物が位置される洗浄
    装置であって、超音波照射手段から照射される超音波の
    周波数が10kHz〜100kHzの範囲に設定され、
    洗浄液が、5重量%〜60重量%の範囲の界面活性剤、
    または、0.01重量%〜10重量%の範囲の酵素を少
    なくとも含むものとされたことを特徴とする繊維製品の
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 洗浄液および被洗浄物に、少なくとも2
    つの加振手段により振動を加えて被洗浄物を洗浄する際
    に、少なくとも2つの加振手段の照射面を、その間に洗
    浄液および被洗浄物が位置するように、互いに対向状態
    に設定し、その際加える振動の周波数を、0.1kHz
    〜10kHzの範囲に設定し、洗浄液が、5重量%〜6
    0重量%の範囲の界面活性剤、または、0.01重量%
    〜10重量%の範囲の酵素を少なくとも含むものを用い
    ることを特徴とする繊維製品の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 洗浄液および被洗浄物に、少なくとも2
    つの超音波照射手段により超音波を照射して被洗浄物を
    洗浄する際に、少なくとも2つの超音波照射手段の照射
    面を、その間に洗浄液および被洗浄物が位置するよう
    に、互いに対向状態に設定し、その際照射する超音波の
    周波数を、10kHz〜100kHzの範囲に設定し、
    洗浄液が、5重量%〜60重量%の範囲の界面活性剤、
    または、0.01重量%〜10重量%の範囲の酵素を少
    なくとも含むものを用いることを特徴とする繊維製品の
    洗浄方法。
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