JPH10328566A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
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- JPH10328566A JPH10328566A JP10085865A JP8586598A JPH10328566A JP H10328566 A JPH10328566 A JP H10328566A JP 10085865 A JP10085865 A JP 10085865A JP 8586598 A JP8586598 A JP 8586598A JP H10328566 A JPH10328566 A JP H10328566A
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Abstract
ルミナとの反応による触媒浄化性能の劣化を抑制でき、
耐熱性の向上した排ガス浄化用触媒とする。 【解決手段】Pd20を担持した第1コート層2と、第
1コート層2表面に形成されRh30を担持した第2コ
ート層3とを有し、第2コート層3は比表面積が50〜
100m2 /gのθ−アルミナを主成分とする。θ−ア
ルミナは900〜1000℃の温度に対して安定であ
り、アルミナ結晶中にRhが固溶しにくく、アルミナの
相変化や粒成長に伴うRhのシンタリングが抑制され
る。
Description
機関から排出される排ガスを浄化する排ガス浄化用触媒
に関し、さらに詳しくは耐久性の向上した排ガス浄化用
触媒に関する。
て、理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO及
びHCの酸化とNOx の還元とを同時に行って浄化する
三元触媒が用いられている。このような三元触媒として
は、例えばコーディエライトなどからなる耐熱性基材に
γ−アルミナからなるコート層を形成し、そのコート層
に白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(P
d)などの触媒貴金属を担持させたものが広く知られて
いる。また、酸素吸蔵能をもつセリア(セリウム酸化
物)を併用し、排ガスの空燃比変動に対するウィンドウ
幅を広くした三元触媒も知られている。
CO及びHCの酸化浄化に寄与し、Rhは主としてNO
x の還元浄化に寄与するとともに、RhにはPtのシン
タリングを防止する作用がある。したがってPtとRh
とを併用することにより、シンタリングによる活性点の
減少により活性が低下するという不具合が抑制され、耐
熱性が向上することがわかっている。したがって三元触
媒では、PtとRhとを併用することが望ましいことが
知られている。
速走行の増加に伴い、排ガス温度が著しく上昇してい
る。そのため、使用時の排ガス浄化用触媒の温度も従来
に比べてかなり上昇し、Rhを共存させてもPtのシン
タリングを抑制することが困難となっている。このよう
になる原因は、高温時のリーン雰囲気においてRhがコ
ート層のγ−アルミナ中に固溶し、これにより活性が低
下するとともにPtのシンタリングを抑制する作用も低
下するためであることが明らかとなった。
の高温耐久性が強く要請されており、そのためには触媒
貴金属のシンタリングによる触媒の劣化を抑制すること
が重要な課題である。またRhは資源的にきわめて希少
であり、Rhを効率よく活用するとともに、その劣化を
抑制して耐熱性を高めることが望まれている。そこでコ
ート層を二層構造とし、触媒貴金属を分離担持した排ガ
ス浄化用触媒が提案されている。例えば特開昭63−1
97546号公報には、下層にRh以外の貴金属を担持
した第1アルミナコート層を形成し、その上層にRhを
担持しかつ粒径5000Å以下のジルコニア超微粉を1
0〜50重量%含有する第2アルミナコート層を形成し
た排ガス浄化用触媒が提案されている。
がジルコニアに予め担持されているため、高温雰囲気で
Rhがアルミナと反応してアルミナ結晶中にRhが拡散
して失活するのが抑制され、耐久性に優れている。
が900℃以上の高温下においては、ジルコニア自体が
耐熱性に不足するためにジルコニアがシンタリングし、
それに伴いRhもシンタリングする。またRhの一部は
γ−アルミナと反応してアルミナ結晶中にRhが固溶
し、性能低下が著しいという問題があった。
ものであり、コート層を二層構造として触媒貴金属を分
離担持した排ガス浄化用触媒において、900℃以上の
高温雰囲気においてもRhとアルミナとの反応による触
媒浄化性能の低下を抑制でき、耐熱性の向上した排ガス
浄化用触媒とすることを目的とする。
項1に記載の排ガス浄化用触媒の特徴は、担体基材と、
担体基材表面に形成されPt及びPdの少なくとも1種
を担持した第1コート層と、第1コート層表面に形成さ
れRhを担持した第2コート層と、を有する排ガス浄化
用触媒であって、第2コート層は比表面積が50〜10
0m2 /gのθ−アルミナを主成分とすることにある。
記載の排ガス浄化用触媒の特徴は、請求項1に記載の排
ガス浄化用触媒において、少なくとも第2コート層に
は、担体基材の排ガス入口側端面から排ガス出口側に向
かう担体基材全長の1/6〜1/3の部分にPt及びP
dの少なくとも1種が高濃度に担持されていることにあ
る。
記載の排ガス浄化用触媒の特徴は、請求項1に記載の排
ガス浄化用触媒において、第2コート層には担体基材の
容積1リットル当たり0.3〜1.5gのRhが担持さ
れていることにある。
Pt及びPdの少なくとも1種が内層の第1コート層に
担持され、Rhが外層の第2コート層に担持されている
ことを主たる特徴としている。Rhは比表面積が50〜
100m2 /gのθ−アルミナを主成分とする第2コー
ト層に担持されている。このθ−アルミナはγ−アルミ
ナに比べて900〜1000℃の温度に対しても安定で
あるため、アルミナ結晶中にRhが固溶しにくくなり、
さらにはアルミナの相変化や粒成長に伴うRhのシンタ
リングが抑制される。これにより高温時にもRhの活性
が充分に維持されると考えられ、本発明の排ガス浄化用
触媒は浄化性能の耐久性に優れている。
レット形状のものを用いることができ、その材質として
は、コーディエライトなどの耐熱性無機酸化物、金属箔
の平板と波板を重ねて巻回したメタル担体などを用いる
ことができる。担体基材表面にコートされた第1コート
層は、γ−アルミナなどの高比表面積担体を主体とする
ことができる。これにより第1コート層に担持するP
t、Pdの分散性を高くすることができる。他にシリ
カ、チタニア、ジルコニア、シリカ−アルミナなどを含
有してもよい。
ことが好ましい。セリアの酸素ストアレージ能により、
排ガスのリッチ・リーンの雰囲気変動が緩和されるた
め、浄化性能が一層向上する。また第1コート層にセリ
アを含む場合、セリアとジルコニアとの複合酸化物(固
溶体)として含むことが好ましい。これによりセリアの
酸素ストアレージ能が一層向上するとともに、酸素スト
アレージ能の安定性が一層高まる。
とも1種が担持されている。Ptの場合には、その担持
量は担体基材容積1リットル当たり1.0g/L以上と
することが好ましい。またPdの場合には、担体基材容
積1リットル当たり3.0g/L以上とすることが好ま
しい。担持量がこの範囲より少ないと、HC及びCOの
浄化性能が低下する。上限は特に制限されないが、多く
なるにつれて効果が飽和しコストが上昇する。
1種の触媒貴金属を担持するには、例えばアルミナ粉末
に含浸・乾固法で触媒貴金属を担持し、それを担体基材
にコートしてもよいし、アルミナ粉末などから担体基材
表面に第1コート層を形成し、それを触媒貴金属溶液中
に浸漬して担持することもできる。なお、第1コート層
にPdを含む場合、第1コート層にはさらにBaを含む
ことが望ましい。これによりPdのシンタリングが抑制
され耐熱性が向上する。
層は、主として比表面積が50〜100m2 /gのθ−
アルミナを含む担体とRhから形成されている。θ−ア
ルミナの比表面積が50m2 /gより小さいとRhの分
散性(活性点)が低下し、100m2 /gより大きくな
るとアルミナの粒成長(シンタリング)が促進される。
このθ−アルミナは、γ−アルミナ(La、Baなどの
添加物を含む)を1050〜1200℃で熱処理するこ
とにより調製することができる。
には担体基材の容積1リットル当たり0.3〜1.5g
のRhが担持されていることが望ましい。これにより浄
化性能が飛躍的に向上する。Rhの担持量が0.3g/
Lより少ないと耐久性が低くなる。第2コート層に担持
されたRhの担持量が多くなるにつれて浄化性能の向上
の度合いが大きくなるが、担持量が1.5g/Lを超え
るとその効果が飽和しコストが増大してしまう。0.6
〜1.0g/Lの範囲が特に望ましい。
は、θ−アルミナ粉末に含浸・乾固法などでRhを担持
し、それをスラリー化して第1コート層表面にコートす
る方法がある。また貴金属を担持しない第2コート層を
形成し、それを貴金属化合物水溶液に浸漬して焼成する
ことで貴金属を担持することもできる。なお、後者の場
合には、その貴金属は第1コート層にも担持される。
は、担体基材の容積1リットル当たり第コート層が10
0〜180g/L、第2コート層が50〜70g/Lの
範囲とするのが望ましい。合計のコート量が250g/
Lを超えると、ハニカム担体のセルがアルミナコートに
より目詰まりしたり、排ガスの通気抵抗が増大するため
好ましくない。またそれぞれのコート量が上記範囲より
少ないと、二層構造が形成されなかったり、触媒貴金属
の担持密度が高くなり過ぎて粒成長し易くなり浄化性能
が低下してしまう。
度が低い場合には、特開平6−205983号公報に記
載されているように、触媒入口側に貴金属を高濃度で担
持することが有効である。この技術は本願発明にも適用
でき、触媒入口側にPt及びPdの少なくとも1種を高
濃度で担持することにより、排ガス温度が低い場合の浄
化性能が格段に向上する。
濃度で担持すると、高温下で使用された場合に一層シン
タリングし易くなるという不具合がある。そこで請求項
2に記載したように、少なくとも第2コート層には、担
体基材の排ガス入口側から排ガス出口側に向かう担体基
材全長の1/6〜1/3の部分にPt及びPdの少なく
とも1種が高濃度に担持されている構成とすることが望
ましい。
は、HC及びCOの酸化活性に優れるPt及びPdの少
なくとも1種が、触媒入口側に高濃度で担持されている
ため、エンジンの始動時など排ガス温度の低い場合にも
高い浄化性能を示す。そして、この時の反応熱により排
ガス及び触媒が加熱されるため、触媒の下流側も早期に
温度が上昇し浄化反応に加わるので、加速度的にHC,
CO及びNOx の浄化反応が進行し高い浄化性能が得ら
れる。
媒入口側に高濃度で担持されていると、高温下で使用さ
れた場合にPt及びPdの少なくとも1種にシンタリン
グが生じるおそれがある。しかし第2コート層はθ−ア
ルミナを主成分としているため、γ−アルミナに比べて
Pt及びPdが担持されにくい。そのためPt及びPd
を担持する際に、Pt及びPdの少なくとも1種は第2
コート層だけでなく徐々に第1コート層へも担持され
る。これによりPt及びPdのコート層厚さ方向の担持
分布が均一となるためシンタリングが生じにくい。これ
により低温活性が長期間に渡って維持される。
度に担持される部分が、担体基材全長の1/6より少な
いと高濃度担持した効果が小さく、1/3を超えても効
果が飽和するとともにコストが高騰する。
に具体的に説明する。 (実施例1)図1及び図2に本実施例の排ガス浄化用触
媒の構成を示す。この排ガス浄化用触媒は、ハニカム形
状の担体基材1と、担体基材1表面にコートされた第1
アルミナコート層2と、第1アルミナコート層2表面に
コートされた第2アルミナコート層3とから構成されて
いる。
と、セリア−ジルコニア複合酸化物とからなる担体と、
この担体に担持されたPd20とから構成されている。
また第2アルミナコート層3は、θ−アルミナからなる
担体と、この担体に担持されたRh30とから構成され
ている。以下、この排ガス浄化用触媒の製造方法を説明
し、構成の詳細な説明に代える。なお以下の「部」は重
量部を意味する。
量%のLaを含むγ−アルミナ粉末(比表面積200m
2 /g)を100部と、セリアとジルコニアの複合酸化
物粉末(モル比Ce/Zr=1/1)を60部と、濃度
40重量%の硝酸アルミニウム水溶液を60部と、無定
形アルミナ水和物を3部と、純水100部とを混合・攪
拌してスラリーを調製した。
ク製ハニカム担体基材1を浸漬し、引き上げた後余分な
スラリーを吹き飛ばし、250℃で1時間乾燥しさらに
600℃で1時間焼成して、ハニカム担体基材1表面に
コート層を形成した。コート層は、ハニカム担体基材1
リットル当たり140g形成された。その後、所定濃度
の硝酸パラジウム水溶液に1時間浸漬し、引き上げた後
250℃で1時間乾燥し、ハニカム担体基材1の1リッ
トル当たり5gのPd20を担持した第1アルミナコー
ト層2を形成した。
量%のLaを含むγ−アルミナ粉末(比表面積200m
2 /g)に対して、電気炉にて1100℃で5時間加熱
する熱処理を行い、θ−アルミナを主成分とし一部γ−
アルミナを含むθ−アルミナ粉末(比表面積100m2
/g)を調製した。
ジウム水溶液に1時間浸漬し、250℃で1時間乾燥し
てRhを担持して、Rh担持θ−アルミナ粉末を調製し
た。Rhの担持量は0.5重量%である。次に、このR
h担持θ−アルミナ粉末を40部と、濃度40重量%の
硝酸アルミニウム水溶液を30部と、無定形アルミナ水
和物を2部と、純水20部とを混合・攪拌してスラリー
を調製した。
形成されたハニカム担体基材1を浸漬し、引き上げた後
余分なスラリーを吹き飛ばし、250℃で1時間乾燥し
さらに600℃で1時間焼成して、第1アルミナコート
層2表面に第2アルミナコート層3を形成した。第2ア
ルミナコート層3はハニカム担体基材1の1リットル当
たり60g形成され、Rhの担持量はハニカム担体基材
1の1リットル当たり0.3gである。
度を1200℃としたこと以外は実施例1と同様にし
て、θ−アルミナを主成分とし一部α−アルミナを含む
θ−アルミナ粉末(比表面積50m2 /g)を調製し
た。そして実施例1と同様のPdを担持する第1アルミ
ナコート層が形成されたハニカム担体基材を用い、上記
θ−アルミナ粉末を用いたこと以外は実施例1と同様に
してRhを担持した第2アルミナコート層を形成した。
りにジニトロジアンミン白金硝酸水溶液を用いたこと以
外は実施例1と同様にして、ハニカム担体基材の1リッ
トル当たり1.5gのPtを担持した第1アルミナコー
ト層を形成し、さらに実施例1と同様にしてRhを担持
した第2アルミナコート層を形成した。
用触媒の構成を示す。この排ガス浄化用触媒では、第1
アルミナコート層2にはPd20が担持され、第2アル
ミナコート層3にはRh30とPd31とが担持されて
いる。3.5重量%のLaを含むγ−アルミナ粉末(比
表面積200m2 /g)を100部と、セリアとジルコ
ニアの複合酸化物粉末(モル比Ce/Zr=1/1)を
60部と、濃度40重量%の硝酸アルミニウム水溶液を
60部と、無定形アルミナ水和物を3部と、純水100
部とを混合・攪拌してスラリーを調製した。
クス製ハニカム担体基材を浸漬し、引き上げた後余分な
スラリーを吹き飛ばし、250℃で1時間乾燥しさらに
600℃で1時間焼成して、ハニカム担体基材1表面に
コート層を形成した。コート層は、ハニカム担体基材1
の1リットル当たり140g形成された。次に、このコ
ート層をもつハニカム担体基材1表面に、実施例1と同
様にしてRh30を担持した第2アルミナコート層3を
形成した。その後所定濃度の硝酸パラジウム水溶液に1
時間浸漬し、250℃で1時間乾燥して、第2アルミナ
コート層3にさらにPd31を担持するとともに、その
下層のコート層にもPd20を担持して第1アルミナコ
ート層2を形成した。Pdの担持量は、第1アルミナコ
ート層2及び第2アルミナコート層3の合計で、ハニカ
ム担体基材1の1リットル当たり5gである。
−アルミナ粉末(比表面積200m2 /g)を100部
と、セリアとジルコニアの複合酸化物粉末(モル比Ce
/Zr=1/1)を60部と、濃度40重量%の硝酸ア
ルミニウム水溶液を60部と、無定形アルミナ水和物を
3部と、純水100部とを混合・攪拌してスラリーを調
製した。
クス製ハニカム担体基材を浸漬し、引き上げた後余分な
スラリーを吹き飛ばし、250℃で1時間乾燥しさらに
600℃で1時間焼成して、ハニカム担体基材表面にコ
ート層を形成した。コート層は、ハニカム担体基材1リ
ットル当たり140g形成された。次に、このコート層
をもつハニカム担体基材表面に、実施例1と同様にして
Rhを担持した第2アルミナコート層を形成した。その
後所定濃度のジニトロジアンミン白金硝酸水溶液に1時
間浸漬し、250℃で1時間乾燥して、第2アルミナコ
ート層にさらにPtを担持するとともに、その下層のコ
ート層にもPtを担持して第1アルミナコート層を形成
した。Ptの担持量は、第1アルミナコート層及び第2
アルミナコート層の合計で、ハニカム担体基材1リット
ル当たり1.5gである。
りにジニトロジアンミン白金硝酸水溶液を用いたこと以
外は実施例1と同様にして、ハニカム担体基材の1リッ
トル当たり1.5gのPtを担持した。さらにθ−アル
ミナ粉末へのRh担持量を1.0重量%としたこと以外
は実施例1と同様にして、Rhを担持した第2アルミナ
コート層を形成した。Rh担持量はハニカム担体基材1
の1リットル当たり0.6gである。
りにジニトロジアンミン白金硝酸水溶液を用いたこと以
外は実施例1と同様にして、ハニカム担体基材の1リッ
トル当たり1.5gのPtを担持した。さらにθ−アル
ミナ粉末へのRh担持量を1.7重量%としたこと以外
は実施例1と同様にして、Rhを担持した第2アルミナ
コート層を形成した。Rh担持量はハニカム担体基材1
の1リットル当たり1.0gである。
度を1000℃としたこと以外は実施例1と同様にし
て、γ−アルミナを主成分とし一部θ−アルミナを含む
γ−アルミナ粉末(比表面積150m2 /g)を調製し
た。そして実施例1と同様のPdを担持する第1アルミ
ナコート層が形成されたハニカム担体基材を用い、θ−
アルミナ粉末の代わりに上記γ−アルミナ粉末を用いた
こと以外は実施例1と同様にしてRhを担持した第2ア
ルミナコート層を形成した。
度を1300℃としたこと以外は実施例1と同様にし
て、α−アルミナ粉末(比表面積5m2 /g)を調製し
た。そして実施例1と同様のPdを担持する第1アルミ
ナコート層が形成されたハニカム担体基材を用い、θ−
アルミナ粉末の代わりに上記α−アルミナ粉末を用いた
こと以外は実施例1と同様にしてRhを担持した第2ア
ルミナコート層を形成した。
硝酸ロジウム水溶液に1時間浸漬し、250℃で1時間
乾燥してRhを担持して、Rh担持ジルコニア粉末を調
製した。Rhの担持量は2重量%である。次に、このR
h担持ジルコニア粉末を15部と、γ−アルミナ粉末を
40部と、濃度40重量%の硝酸アルミニウム水溶液を
30部と、無定形アルミナ水和物を2部と、純水20部
とを混合・攪拌してスラリーを調製した。
持する第1アルミナコート層が形成されたハニカム担体
基材を浸漬し、引き上げた後余分なスラリーを吹き飛ば
し、250℃で1時間乾燥しさらに600℃で1時間焼
成して、第1アルミナコート層表面に第2アルミナコー
ト層を形成した。第2アルミナコート層はハニカム担体
基材1リットル当たり60g形成され、Rhの担持量は
ハニカム担体基材1の1リットル当たり0.3gであ
る。
りにジニトロジアンミン白金硝酸水溶液を用い、ハニカ
ム担体基材の1リットル当たり1.5gのPtを担持し
たこと以外は実施例1と同様にしてPtを担持する第1
アルミナコート層を形成した。電気炉における熱処理時
の温度を1000℃としたこと以外は実施例1と同様に
して、γ−アルミナを主成分とし一部θ−アルミナを含
むγ−アルミナ粉末(比表面積150m2 /g)を調製
した。
れたハニカム担体基材を用い、θ−アルミナ粉末の代わ
りに上記γ−アルミナ粉末を用いたこと以外は実施例1
と同様にしてRhを担持した第2アルミナコート層を形
成した。 (比較例5)硝酸パラジウム水溶液の代わりにジニトロ
ジアンミン白金硝酸水溶液を用い、ハニカム担体基材の
1リットル当たり1.5gのPtを担持したこと以外は
実施例1と同様にしてPtを担持する第1アルミナコー
ト層を形成した。
℃としたこと以外は実施例1と同様にして、α−アルミ
ナ粉末(比表面積5m2 /g)を調製した。そして上記
第1アルミナコート層が形成されたハニカム担体基材を
用い、θ−アルミナ粉末の代わりに上記α−アルミナ粉
末を用いたこと以外は実施例1と同様にしてRhを担持
した第2アルミナコート層を形成した。
りにジニトロジアンミン白金硝酸水溶液を用い、ハニカ
ム担体基材の1リットル当たり1.5gのPtを担持し
たこと以外は実施例1と同様にしてPtを担持する第1
アルミナコート層を形成した。ジルコニア粉末を所定濃
度の硝酸ロジウム水溶液に1時間浸漬し、250℃で1
時間乾燥してRhを担持して、Rh担持ジルコニア粉末
を調製した。Rhの担持量は2重量%である。
部と、γ−アルミナ粉末を40部と、濃度40重量%の
硝酸アルミニウム水溶液を30部と、無定形アルミナ水
和物を2部と、純水20部とを混合・攪拌してスラリー
を調製した。このスラリーに上記第1アルミナコート層
が形成されたハニカム担体基材を浸漬し、引き上げた後
余分なスラリーを吹き飛ばし、250℃で1時間乾燥し
さらに600℃で1時間焼成して、第1アルミナコート
層表面に第2アルミナコート層を形成した。第2アルミ
ナコート層はハニカム担体基材1リットル当たり60g
形成され、Rhの担持量はハニカム担体基材1リットル
当たり0.3gである。
媒を触媒コンバータに収納して排気量2Lのガソリンエ
ンジンの排気系に装着し、入りガス温度900℃、空燃
比(A/F)を14.6±1で大きく変動させた条件に
て、100時間の実ガス耐久試験を行った。その後、入
りガス温度400℃、空燃比14.6±0.5の条件に
て、HC、CO及びNOx の浄化率を測定した。結果を
表1に示す。
と、各実施例の排ガス浄化用触媒の場合には、Pd/R
h系、Pt/Rh系ともに浄化性能が大幅に向上し、排
ガス温度が900℃のような高温雰囲気下における耐熱
性が格段に向上している。そしてこの効果は、上層の第
2コート層をθ−アルミナから構成したことによるもの
であることが明らかである。
2,4と比較例1〜3を比較すると、実施例1〜2,4
の方が高い浄化率を示している。またPt/Rh系の実
施例3,5と比較例4〜6とを比較しても、実施例3,
5の方が高い浄化率を示している。このように比較例1
〜6が浄化性能に劣る理由としては、比較例1,4では
高温雰囲気においてγ−アルミナとRhとが反応してア
ルミナ結晶中にRhが固溶し、さらにRhのシンタリン
グが促進されたものと考えられる。またα−アルミナを
用いた比較例2,5の場合には、比表面積が5m2 /g
ときわめて小さいためにRhの分散性が低く、耐久前の
初期から浄化性能が低かった。
ると耐久後の浄化性能が高いものの、実施例に比べると
十分ではない。この理由としては、ジルコニアの耐熱性
が低いために、第2アルミナコート層においてRhのシ
ンタリングが促進されたものと考えられる。一方、各実
施例の排ガス浄化用触媒においては、第2アルミナコー
ト層の担体に熱的に安定であるθ−アルミナを用いてい
るため、Rhとアルミナとの反応が進行せず、アルミナ
結晶中にRhが固溶しにくく、さらにはアルミナの相変
化、粒成長に伴うRhのシンタリングも抑制されている
ため、Rhの活性が十分に維持されたものと考えられ
る。
アルミナコート層にさらにRhを担持することで浄化性
能が向上し、Rhの担持量が多くなるほど浄化性能が向
上していることがわかる。これは、第2アルミナコート
層の担体にθ−アルミナを用いているため、Rhがアル
ミナ結晶中に固溶しにくく、さらにRhのシンタリング
抑制効果が効果的に発現されたためと考えられる。
用触媒の構成を示す。この排ガス浄化用触媒は、ハニカ
ム形状の担体基材1’と、担体基材1’表面にコートさ
れた第1アルミナコート層2’と、第1アルミナコート
層2’表面にコートされた第2アルミナコート層3’と
から構成されている。
ナとセリア−ジルコニア複合酸化物とからなる担体と、
この担体に担持されたPt21とから構成されている。
また第2アルミナコート層3’は、全体がθ−アルミナ
からなる担体とこの担体に担持されたRh30とから構
成され、排ガス入口側端面から担体基材全長の1/6の
部分に、Pd31が高濃度に担持されたPd高担持部1
0が形成されている。
説明し、構成の詳細な説明に代える。なお以下の「部」
は重量部を意味する。 <第1アルミナコート層の形成>実施例1に用いたと同
様のγ−アルミナ粉末100部と、セリアとジルコニア
の複合酸化物粉末(モル比Ce/Zr=1/1)60部
と、無定形アルミナ水和物3部と、純水100部とを混
合・攪拌してスラリーを調製した。
部:直径103mm×長さ120mm)のセラミックス
製ハニカム担体基材1’を浸漬し、引き上げた後余分な
スラリーを吹き飛ばし、250℃で1時間乾燥しさらに
600℃で1時間焼成して、ハニカム担体基材1’表面
にコート層を形成した。コート層は、ハニカム担体基材
1リットル当たり140g形成された。
ン白金水溶液に1時間浸漬し、引き上げた後250℃で
1時間乾燥し、ハニカム担体基材1’の1L当たり1.
5gのPt21を担持した第1アルミナコート層2’を
形成した。 <第2アルミナコート層の形成>実施例1と同様に調製
されたθ−アルミナ粉末を所定濃度の硝酸ロジウム水溶
液に1時間浸漬し、250℃で1時間乾燥してRhを担
持して、Rh担持θ−アルミナ粉末を調製した。Rhの
担持量は0.5重量%である。
0部と、濃度40重量%の硝酸アルミニウム水溶液を3
0部と、無定形アルミナ水和物を2部と、純水20部と
を混合・攪拌してスラリーを調製した。このスラリーに
第1アルミナコート層2’が形成されたハニカム担体基
材1’を浸漬し、引き上げた後余分なスラリーを吹き飛
ばし、250℃で1時間乾燥しさらに600℃で1時間
焼成して、第1アルミナコート層2’表面に第2アルミ
ナコート層3’を形成した。第2アルミナコート層3’
はハニカム担体基材1’の1リットル当たり60g形成
され、Rhは全体に均一に0.3g/Lの担持量で担持
されている。
り20mmの部分(ハニカム担体基材1’全長の1/
6)を所定濃度の硝酸パラジウム水溶液に1時間浸漬
し、引き上げた後250℃で1時間乾燥し、その部分に
ハニカム担体基材1’の1L当たり10gの濃度でPd
31を追加担持して、Pd高担持部10を形成した。 (実施例9)ハニカム担体基材1’の上流側端面より2
0mmの部分(ハニカム担体基材1’全長の1/6)に
Pdに代えてPtをさらに10g/Lの濃度で追加担持
したこと以外は実施例8と同様にして、本実施例の触媒
を調製した。
流側端面より20mmの部分(ハニカム担体基材1’全
長の1/6)にPdに代えてPtをさらに4g/Lの濃
度で追加担持したこと以外は実施例8と同様にして、本
実施例の触媒を調製した。 (実施例11)ハニカム担体基材1’の上流側端面より
40mmの部分(ハニカム担体基材1’全長の1/3)
にPdをさらに10g/Lの濃度で追加担持したこと以
外は実施例8と同様にして、本実施例の触媒を調製し
た。
流側端面より40mmの部分(メタル担体基材1’全長
の1/3)にPdに代えPtをさらに4g/Lの濃度で
追加担持したこと以外は実施例8と同様にして、本実施
例の触媒を調製した。 (実施例13)Pdの追加担持を行わなかったこと以外
は実施例8と同様にして、本実施例の触媒を調製した。
この触媒は実施例3の触媒と類似の構成である。
−アルミナ粉末(比表面積200m2 /g)を100部
と、セリアとジルコニアの複合酸化物粉末(モル比Ce
/Zr=1/1)を60部と、濃度40重量%の硝酸ア
ルミニウム水溶液を60部と、無定形アルミナ水和物を
3部と、純水100部とを混合・攪拌してスラリーを調
製した。
ク製ハニカム担体基材1’を浸漬し、引き上げた後余分
なスラリーを吹き飛ばし、250℃で1時間乾燥しさら
に600℃で1時間焼成して、ハニカム担体基材1表面
に一層のコート層を形成した。コート層は、ハニカム担
体基材1’の1リットル当たり200g形成された。そ
の後、所定濃度のジニトロジアンミン白金水溶液に1時
間浸漬し、引き上げた後250℃で1時間乾燥し、さら
に所定濃度の硝酸ロジウム水溶液に1時間浸漬し、引き
上げた後250℃で1時間乾燥し、ハニカム担体基材
1’の1リットル当たり1.5gのPtと0.3gのR
hを担持した 次に、前記ハニカム担体基材1’の上流側端面より20
mmの部分を所定濃度の硝酸パラジウム水溶液に1時間
浸漬し、引き上げた後250℃で1時間乾燥し、その部
分にハニカム担体基材1’の1リットル当たり10gの
Pdを追加担持して、Pd高担持部を形成した。
りにジニトロジアンミン白金水溶液を用いて、ハニカム
担体基材1’の上流側端面より20mmの部分にハニカ
ム担体基材1’の1リットル当たり10gのPtを追加
担持したPt高担持部を形成したこと以外は比較例7と
同様にして、本比較例の触媒を調製した。
媒を触媒コンバータに収納して排気量2Lのガソリンエ
ンジンの排気系に装着し、入りガス温度900℃、空燃
比(A/F)を14.6±1と大きく変動させた条件に
て、100時間の実ガス耐久試験を行った。その後、入
りガス温度400℃、空燃比14.6±0.5の条件に
て、HC、CO及びNOx の平均浄化率を測定した。ま
た、入りガス温度を250℃から400℃まで昇温さ
せ、その時のHC浄化率が50%に到達する温度も測定
した。結果を表2に示す。
13の触媒に比べて耐久試験後においても低温域でのH
Cの浄化活性に優れ、Pd高担持部10あるいはPt高
担持部を形成することで浄化性能が向上していることが
明らかである。また比較例7,8との比較より、低温域
での浄化活性及びCO,NOx 浄化率が優れていること
がわかる。このことより、上層のRhがアルミナへの固
溶を抑制し、さらには上流側端面に高濃度で均一に担持
されたPd及びPtのシンタリングも抑制されて性能が
向上していることがわかる。
触媒によれば、900℃以上の高温雰囲気においてもR
hとアルミナとの反応を抑制でき、耐熱性が格段に向上
する。また請求項2に記載の排ガス浄化用触媒によれ
ば、エンジンの始動時など低温時の浄化性能が向上し、
その耐久性にも優れている。
によれば、Rhのシンタリング抑制効果が一層効果的に
発現され、浄化性能がさらに向上する。
面図である。
の排ガス浄化用触媒の構成説明図である。
成説明図である。
成説明図である。
ート層 3:第2アルミナコート層 20:Pd 3
0:Rh
ジウム水溶液に1時間浸漬し、250℃で1時間乾燥し
てRhを担持して、Rh担持θ−アルミナ粉末を調製し
た。Rhの担持量は0.54重量%である。次に、この
Rh担持θ−アルミナ粉末を40部と、濃度40重量%
の硝酸アルミニウム水溶液を30部と、無定形アルミナ
水和物を2部と、純水20部とを混合・攪拌してスラリ
ーを調製した。
ン白金水溶液に1時間浸漬し、引き上げた後250℃で
1時間乾燥し、ハニカム担体基材1’の1L当たり1.
5gのPt21を担持した第1アルミナコート層2’を
形成した。 <第2アルミナコート層の形成>実施例1と同様に調製
されたθ−アルミナ粉末を所定濃度の硝酸ロジウム水溶
液に1時間浸漬し、250℃で1時間乾燥してRhを担
持して、Rh担持θ−アルミナ粉末を調製した。Rhの
担持量は0.54重量%である。
Claims (3)
- 【請求項1】 担体基材と、該担体基材表面に形成され
Pt及びPdの少なくとも1種を担持した第1コート層
と、該第1コート層表面に形成されRhを担持した第2
コート層と、を有する排ガス浄化用触媒であって、 前記第2コート層は比表面積が50〜100m2 /gの
θ−アルミナを主成分とすることを特徴とする排ガス浄
化用触媒。 - 【請求項2】 前記排ガス浄化用触媒において、少なく
とも前記第2コート層には、前記担体基材の排ガス入口
側端面から排ガス出口側に向かう該担体基材全長の1/
6〜1/3の部分にPt及びPdの少なくとも1種が高
濃度に担持されていることを特徴とする請求項1に記載
の排ガス浄化用触媒。 - 【請求項3】 前記第2コート層には前記担体基材の容
積1リットル当たり0.3〜1.5gのRhが担持され
ていることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化用
触媒。
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- 1998-03-31 JP JP08586598A patent/JP3548683B2/ja not_active Expired - Fee Related
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